JP2020171698A5 - - Google Patents

Description

従来、パチンコ機等の遊技機では、始動口に遊技球が入賞したことに基づいて抽選を行うと共に表示装置に図柄を変動表示するようにし、抽選結果が大当りとなった場合に、表示装置に大当り図柄を停止表示して大入賞口を開閉させている。このような遊技機では、始動口や大入賞口等に入球したときに、所定数の賞球が払い出されている（例えば、特許文献１参照）。

特開２０１６−２２１１１３号公報

しかしながら、ホールの閉店時において、賞球の払い出し中にもかかわらず電源を遮断すると、その後に賞球が払い出されることがないため、得られるはずであった賞球が得られなくなり、遊技者が不利益を与える虞がある。このため、賞球の払い出し中には電源を遮断しないことが望ましいが、電源を遮断することなく賞球の払い出しを継続していると、遊技の進行が可能であるため、遊技者が遊技球を延々と打ち続けることによって、賞球の払い出しも継続してしまい、ホールの閉店時に遊技を終わらせることができないという弊害があった。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは利便性が向上した遊技機を提供することにある。

上記した目的を達成するために、請求項１に係る発明においては、
遊技球が流下可能な遊技領域が形成された遊技盤を備え、前記遊技領域を流下した遊技球が所定の始動口に入球することに基づいて抽選を行い、該抽選の結果に基づいて図柄の変動表示を行い、該図柄の変動表示の結果として当り結果が導出された場合に所定の当り遊技を実行する遊技機において、
前記図柄の変動表示を行う変動表示手段と、
前記始動口を含む複数の入球口のいずれかに遊技球が入球することに基づいて、所定数の賞球を払い出す払出手段と、
前記当り結果が導出される確率に関する設定情報を所定の表示部に表示可能な設定情報表示手段と、
当該遊技機の電源が投入されるときに所定の設定確認操作が行われると、前記設定情報を前記表示部に表示するものの前記設定情報を変更することができない設定確認状態に制御する設定確認状態制御手段と、
を備え、
前記図柄の変動表示中に当該遊技機の電源が遮断され、その後の電源投入の際に前記設定確認操作が行われて前記設定確認状態が発生した場合には、該電源が遮断される前に行っていた前記図柄の変動表示を前記設定確認状態中に再開させず、前記設定確認状態の終了後に再開させるようにし、
前記払出手段による賞球の払い出し中に当該遊技機の電源が遮断され、その後の電源投入の際に前記設定確認操作が行われて前記設定確認状態が発生した場合には、該電源が遮断される前に行っていた賞球の払い出しのうち未だ払い出されていない分の賞球の払い出しを前記設定確認状態中に再開させる
ことを特徴とする。

本発明の遊技機においては、従来に比べて利便性が向上した遊技機を提供することができる。

Claims (1)

1. 遊技球が流下可能な遊技領域が形成された遊技盤を備え、前記遊技領域を流下した遊技球が所定の始動口に入球することに基づいて抽選を行い、該抽選の結果に基づいて図柄の変動表示を行い、該図柄の変動表示の結果として当り結果が導出された場合に所定の当り遊技を実行する遊技機において、
   前記図柄の変動表示を行う変動表示手段と、
   前記始動口を含む複数の入球口のいずれかに遊技球が入球することに基づいて、所定数の賞球を払い出す払出手段と、
   前記当り結果が導出される確率に関する設定情報を所定の表示部に表示可能な設定情報表示手段と、
   当該遊技機の電源が投入されるときに所定の設定確認操作が行われると、前記設定情報を前記表示部に表示するものの前記設定情報を変更することができない設定確認状態に制御する設定確認状態制御手段と、
   を備え、
   前記図柄の変動表示中に当該遊技機の電源が遮断され、その後の電源投入の際に前記設定確認操作が行われて前記設定確認状態が発生した場合には、該電源が遮断される前に行っていた前記図柄の変動表示を前記設定確認状態中に再開させず、前記設定確認状態の終了後に再開させるようにし、
   前記払出手段による賞球の払い出し中に当該遊技機の電源が遮断され、その後の電源投入の際に前記設定確認操作が行われて前記設定確認状態が発生した場合には、該電源が遮断される前に行っていた賞球の払い出しのうち未だ払い出されていない分の賞球の払い出しを前記設定確認状態中に再開させる
   ことを特徴とする遊技機。