JP2020171614A - 両方向スライド型引き出し構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡単で製造工程が少なく、製造コストが低く抑えられる両方向スライド型引き出し構造体の提供。【解決手段】引き出し3は、いずれかの方向に引き出されたときに脱落を防止するための第1のストッパー11と、逆方向に引き出されたときに脱落を防止するための第2のストッパー12とを備え、第1のストッパー11と第2のストッパー12の設置高さが異なり、本体2は、第1のストッパー11を係止する第1の係止部と第2のストッパー12を係止する第2の係止部32とを有するスライドレール30a,b,cを備える。引き出し3は、本体2に脱着するための第1のストッパー11の下部に第1の切り欠き部21と、第2のストッパー12の下部に第2の切り欠き部22を有するつば部20を備える。スライドレール30a,b,cは、引き出し3を中央位置に留めるための第1のストッパー11と第2のストッパー12を係止する第3の係止部33を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、両方向にスライドすることができる引き出し構造体に関するものである。
両方向にスライドすることができる引き出し構造体については、いくつかの構造が提案されている。例えば、特許文献1に示された従来の両方向スライド型引き出し構造体では、引出し収容空間を形成する側板の内面に、互いに前後に対向する前部ストッパーと後部ストッパーとを、左右方向の内方に向けて突出しうるように設けるとともに、引出し本体の下面に突設した当接部材を、前部ストッパーと後部ストッパーとの間に配置して、引出し本体の引出し時に、当接部材の前面を、前部ストッパーに当接させることにより、引出し本体の前方への引出し量を規制し、かつ当接部材の後面を、後部ストッパーに当接させることにより、引出し本体の後方への引出し量を規制する。
しかしながら、従来の両方向スライド型引き出し構造体では、引き出しの本体からの脱落を防止したり、引き出しを本体から脱着し易くしたり、引き出しを中央の位置などの特定の位置に留めて静止させる等の機能を実現するための構造が複雑なため構成部品や製造工程が多く、そのため、製造コストが高い、等の問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑み、構造が簡単で、製造工程が少なく、製造コストが低く抑えられる両方向スライド型引き出し構造体を提供することを目的としている。
本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体は、本体と引き出しとを備え、前記引き出しは、いずれかの方向に引き出されたときに脱落を防止するための第1のストッパーと、逆方向に引き出されたときに脱落を防止するための第2のストッパーとを備え、前記第1のストッパーと前記第2のストッパーの設置高さが異なり、前記本体は、前記第1のストッパーを係止する第1の係止部と前記第2のストッパーを係止する第2の係止部とを有するスライドレールを備える。
このように構成することで、引き出しがいずれの方向に引き出されたときにも、ストッパーと係止部が当接するので、本体からの脱落を防止できる。
このように構成することで、引き出しがいずれの方向に引き出されたときにも、ストッパーと係止部が当接するので、本体からの脱落を防止できる。
好ましくは、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体は、前記引き出しは、前記第1のストッパーの下部に第1の切り欠き部と、前記第2のストッパーの下部に第2の切り欠き部とのいずれか又は両方を有するつば部を備える。
このように構成することで、引き出した状態において引き出しを少し上に傾けることで、ストッパーが係止部を乗り越え、かつ、切り欠き部があるためにつば部がスライドレールに当接しないので、引き出しを本体から脱着し易くなる。
このように構成することで、引き出した状態において引き出しを少し上に傾けることで、ストッパーが係止部を乗り越え、かつ、切り欠き部があるためにつば部がスライドレールに当接しないので、引き出しを本体から脱着し易くなる。
さらに好ましくは、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体は、前記スライドレールは、前記第1のストッパーと前記第2のストッパーのいずれか又は両方を係止する第3の係止部を備える。
このように構成することで、引き出しを特定の位置(例えば、中央の位置や、所定の長さだけいずれかの方向に引き出した位置)に留めて静止させることができる。
このように構成することで、引き出しを特定の位置(例えば、中央の位置や、所定の長さだけいずれかの方向に引き出した位置)に留めて静止させることができる。
本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体によれば、構造が簡単で、製造コストが低く抑えられる両方向スライド型引き出し構造体を提供することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明を行う。
図1は、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体1の1つの引き出し3の外観図である。 図1(a)は平面図、図1(b)は右側面図、図1(c)は正面図である。なお、背面図と正面図は同一、左側面図と右側面図は対称である。図2は、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体1のスライドレール30の部分外観図である。実際には、上下方向に同構造のものが多数配置されているが、一部分のみを表している。 図2(a)は、正面図、図2(b)は右側面図である。
図1は、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体1の1つの引き出し3の外観図である。 図1(a)は平面図、図1(b)は右側面図、図1(c)は正面図である。なお、背面図と正面図は同一、左側面図と右側面図は対称である。図2は、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体1のスライドレール30の部分外観図である。実際には、上下方向に同構造のものが多数配置されているが、一部分のみを表している。 図2(a)は、正面図、図2(b)は右側面図である。
図3は、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体1の1つの引き出し3を片側に引き出した状態を示す側面図である。図4は、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体1の1つの引き出し3を反対側に引き出した状態を示す側面図である。図5は、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体1の1つの引き出し3を片側に引き出した状態を示す斜視図である。ただし、引き出し3を出し入れするための正面及び背面に設置されている取っ手等は図示を省略しているなど、概念的な図である。
本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体1は、本体2と複数の引き出し3を備える。本体2は、縦方向に複数の引き出し3を取り付けることができるように、両側面の内面に水平にスライドレール30a、30b及び30cを複数備える。スライドレール30全体を本体2に取り付けるための引っ掛け部を本体2側に複数備えており、ねじ等を使用せずに本体2に固定できる。
引き出し3は、その両側面の外側に、円柱型の突起部である第1のストッパー11と第2のストッパー12を備える。第1のストッパー11は引き出し3の片側(図3では左側)の下部に、また、第2のストッパー12は反対側(図3では右側)の上部にそれぞれ設置され、設置高さが異なっている。
引き出し3は、その両側面の外側の下部全体に、つば部20を備える。ただし、つば部20は、第1のストッパー11の下方に第1の切り欠き部21と、第2のストッパーの下方に第2の切り欠き部22を有する。
引き出し3は、その両側面の外側の下部全体に、つば部20を備える。ただし、つば部20は、第1のストッパー11の下方に第1の切り欠き部21と、第2のストッパーの下方に第2の切り欠き部22を有する。
スライドレール30は、3本が1セットとなり上下方向に等間隔で水平に配置されている。1セットの一番上がスライドレール30a、2番目がスライドレール30b、3番目がスライドレール30cである。
スライドレール30aの本体最端部(図2で左側)の上部には第2の係止部32が設置され、引き出し3が最も左側に引き出された状態で第2のストッパー12が第2の係止部32と当接することで、引き出し3の左側への本体2からの脱落を防止する。
スライドレール30aの反対側(図2で右側)では、本体右側最端部まで続かずに、少し手前で間隔を保って終わっている。
スライドレール30aの本体最端部(図2で左側)の上部には第2の係止部32が設置され、引き出し3が最も左側に引き出された状態で第2のストッパー12が第2の係止部32と当接することで、引き出し3の左側への本体2からの脱落を防止する。
スライドレール30aの反対側(図2で右側)では、本体右側最端部まで続かずに、少し手前で間隔を保って終わっている。
スライドレール30bの本体最端部(図2で右側)の上部には第1の係止部31が設置され、引き出し3が最も右側に引き出された状態で第1のストッパー11が第1の係止部31と当接することで、引き出し3の右側への本体2からの脱落を防止する。
スライドレール30cは、端部に係止部はない。また、本体左側最端部まで続かずに、本体最端部(図2で左側)の少し手前で間隔を保って終わっている。
スライドレール30cは、端部に係止部はない。また、本体左側最端部まで続かずに、本体最端部(図2で左側)の少し手前で間隔を保って終わっている。
スライドレール30aとスライドレール30b上に凹状の第3の係止部33a及び33bを設けている。これにより、引き出し3の全体が本体2の中央に完全に収納されている状態の時に、第1のストッパー11と第2のストッパー12の両方がそれぞれ第3の係止部33a及び33bに収まる位置関係になっており、引き出し3が本体2の中央に静止するようになっている。
図6は、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体1の1つの引き出し3を片側に引き出しを脱着するときの状態を示す側面図である。
引き出し3を第2のストッパー12と第2の係止部32が当接する位置まで引き出した状態で、少し上側に持ち上げて傾けると、第2のストッパー12が第2の係止部32の位置より上に上がるので、係止が解ける。そのとき、第2の切り欠き部22があるため、引き出し3のつば部20がスライドレール30に引っかかることがない。従って、引き出し3を本体2から斜め上方向に脱着することができる。
また、この実施形態においては、引き出し3の側面の上部の両側には切り欠き部40があり、脱着しようとしている引き出し3の右側の下部が、下の引き出し3の引き出し側面上部の切り欠き部40に入ることで、下の引き出し3に当たることがないので、上下の引き出し間の間隔がほとんどない設計条件の場合でも、引き出し3を本体2から斜め上方向に脱着することができる。
引き出し3を第2のストッパー12と第2の係止部32が当接する位置まで引き出した状態で、少し上側に持ち上げて傾けると、第2のストッパー12が第2の係止部32の位置より上に上がるので、係止が解ける。そのとき、第2の切り欠き部22があるため、引き出し3のつば部20がスライドレール30に引っかかることがない。従って、引き出し3を本体2から斜め上方向に脱着することができる。
また、この実施形態においては、引き出し3の側面の上部の両側には切り欠き部40があり、脱着しようとしている引き出し3の右側の下部が、下の引き出し3の引き出し側面上部の切り欠き部40に入ることで、下の引き出し3に当たることがないので、上下の引き出し間の間隔がほとんどない設計条件の場合でも、引き出し3を本体2から斜め上方向に脱着することができる。
図7は、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体1を含むカートの写真である。図8は、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体1を含むカートの外観図である。本カートは、多目的用途に使用でき、例えば病院等で使用する救急用具類を各引き出しに収納したり、上部のスペースで作業するための救急カートとして適している。
図8(a)は、両方向スライド型引き出し構造体1をカートから出した状態での正面図、図8(b)は左側面図、図8(c)は右側面図、図8(d)は平面図である。なお、背面図は正面図と対称である(ただし、正面図における上部の水平に設置された取っ手はないところが相違する)。
カートの内部に両方向スライド型引き出し構造体1が完全に収納される構造となっており、下部には5個のキャスター、上部には4つの転落防止用のバーが設置されている。側面上部には取っ手が設置されている。上面は作業台として活用できる。
カートの内部に両方向スライド型引き出し構造体1が完全に収納される構造となっており、下部には5個のキャスター、上部には4つの転落防止用のバーが設置されている。側面上部には取っ手が設置されている。上面は作業台として活用できる。
ここでは、最上部と上から2段目にそれぞれスライドレール33a、30b及び33cが1セット分の高さの引き出しが、3段目には1.5セット分の高さの引き出しが、4段目と5段目には2セット分の高さの引き出しが、6段目(最下段)には2.5セット分の高さの引き出しがそれぞれ挿入されている。どの順番に各引き出しを本体の上から設置するかは自由にユーザーが選択できる。
もちろん、各引き出しは手前方向と後ろ方向のどちらにもスライドできる。最上段の引き出しにだけ、本体に設置された鍵機構を使用して鍵をかけることができる。各引き出しは、鍵機構に対応する穴部を取っ手の近傍の上部に有している。
もちろん、各引き出しは手前方向と後ろ方向のどちらにもスライドできる。最上段の引き出しにだけ、本体に設置された鍵機構を使用して鍵をかけることができる。各引き出しは、鍵機構に対応する穴部を取っ手の近傍の上部に有している。
以上説明した通り、本発明に係る両方向スライド型引き出し構造体によれば、構造が簡単で、製造工程が少なく、製造コストが低く抑えられる両方向スライド型引き出し構造体を提供することができる。
本発明は、以上述べた実施形態に限定されることはなく、他にも種々の実施形態を採用することができる。スライドレール30は合成樹脂などで製作できる。
本発明は、両方向スライド型引き出し構造体及びそれを含む各種用途の引き出し構造体応用製品に利用可能である。
1 両方向スライド型引き出し構造体
2 本体
3 引き出し
11 第1のストッパー
12 第2のストッパー
20 つば部
21 第1の切り欠き部
22 第2の切り欠き部
30 スライドレール
31 第1の係止部
32 第2の係止部
33 第3の係止部
40 引き出し側面上部切り欠き部
2 本体
3 引き出し
11 第1のストッパー
12 第2のストッパー
20 つば部
21 第1の切り欠き部
22 第2の切り欠き部
30 スライドレール
31 第1の係止部
32 第2の係止部
33 第3の係止部
40 引き出し側面上部切り欠き部
Claims (3)
- 本体と引き出しとを備える両方向スライド型引き出し構造体であって、
前記引き出しは、いずれかの方向に引き出されたときに脱落を防止するための第1のストッパーと、逆方向に引き出されたときに脱落を防止するための第2のストッパーとを備え、
前記第1のストッパーと前記第2のストッパーの設置高さが異なり、
前記本体は、前記第1のストッパーを係止する第1の係止部と前記第2のストッパーを係止する第2の係止部とを有するスライドレールを備える
ことを特徴とする両方向スライド型引き出し構造体。 - 前記引き出しは、前記本体に脱着するための、前記第1のストッパーの下部に第1の切り欠き部と、前記第2のストッパーの下部に第2の切り欠き部とのいずれか又は両方を有するつば部を備える
ことを特徴とする請求項1記載の両方向スライド型引き出し構造体。 - 前記スライドレールは、前記引き出しを特定の位置に留めるための、前記第1のストッパーと前記第2のストッパーのいずれか又は両方を係止する第3の係止部を備える
ことを特徴とする請求項1又は2記載の両方向スライド型引き出し構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019076713A JP2020171614A (ja) | 2019-04-13 | 2019-04-13 | 両方向スライド型引き出し構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019076713A JP2020171614A (ja) | 2019-04-13 | 2019-04-13 | 両方向スライド型引き出し構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=72830613
Family Applications (1)
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2019
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Legal Events
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---|---|---|---|
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|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190620 |