JP2020171408A - パン切りナイフ - Google Patents

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Abstract

【課題】シュトーレン、フランスパンなどの硬いパンを切っても小刃が刃こぼれしない強靭性と耐摩耗性と切れ味を長期に渡って保持し、パン切れ片を切り離し易く、引き切りする際にパン屑の発生を著しく抑制するパン切りナイフを提供する。【解決手段】芯材用鋼板の表裏両面に母材用金属板をそれぞれ積層して鍛造したナイフ基板の表面側のみに、このナイフ基板の表面を刃先101に向けて砥ぎおろした表側傾斜角をナイフ基板の裏面を刃先101に向けて砥ぎおろした裏側傾斜角より大きく形成してなる切刃120と、この切刃120の刃先101を表側傾斜角より大きな小刃角で刃先101まで砥ぎおろしてなる小刃130とを設け、芯材用鋼板が母材用金属板と芯材用鋼板との刃境104から刃先101で露出し、小刃130が切っ先105から刃元106に向かって小刃130の刃先位置を連続して上下に繰り返し変化させた波形に形成されているパン切りナイフ100。【選択図】図1

Description

本発明は、ナイフ基板を刃先側に向けて砥ぎおろしてなる切刃と、この切刃の刃先側を刃先まで砥ぎおろしてなる小刃とを設けたパン切りナイフであって、特に、シュトーレン、フランスパンなどの硬いパンに用いられるパン切りナイフに関するものである。
従来、パン切りナイフとして、単一のステンレス鋼板に鋸歯状刃部または波型形状の刃を形成することにより、パンを潰さずに引き切りするパン切りナイフが知られている。
これらのパン切りナイフは、単一のステンレス鋼板から形成されていることにより、刃が分厚く、シュトーレン、フランスパンなどの硬いパンに対して切れ味が悪く、パン屑が発生し易いという問題があった。
そこで、この問題を改善するためにステンレス鋼板を薄くしたパン切りナイフが開発されているが、ステンレス鋼板を薄くすると刃欠けが生じ易くなるため、ステンレス鋼板の表裏にそれぞれ表刃と裏刃とを備えるか、あるいは、ステンレス鋼板の表面に波形状の刃と裏面に小刃をそれぞれ備えた、所謂、押し切りタイプの両刃または諸刃に形成している。(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)
登録実用新案3191820号公報(特に、請求項1、図2を参照。) 登録実用新案3186310号公報(特に、請求項1、図3を参照。)
しかしながら、これらのパン切りナイフは、刃部が押し切りタイプの両刃または諸刃を形成しているため、特にシュトーレンやフランスパンのような硬いパンを薄く切る場合、パンが押し潰れ易くなり、引き切り動作が充分に発揮できず、その結果、切れ味が悪く、しかも、パン屑が発生し易く、パンの美しい切り口が得られないという問題があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、シュトーレン、フランスパンなどの硬いパンを切っても小刃が刃こぼれしない強靭性と耐摩耗性と切れ味を長期にわたって保持し、切り分けるパン切れ片が切り離し易く、しかも、引き切りする際に硬いパンに生じがちなパン屑の発生を著しく抑制するパン切りナイフを提供することである。
本請求項1に係る発明は、芯材用鋼板の表裏両面に母材用金属板をそれぞれ積層して鍛造したナイフ基板の表面側のみに、該ナイフ基板の表面を刃先に向けて砥ぎおろした表側傾斜角を前記ナイフ基板の裏面を刃先に向けて砥ぎおろした裏側傾斜角より大きく形成してなる切刃と、該切刃の刃先側を表側傾斜角より大きな小刃角で刃先まで砥ぎおろしてなる小刃とを設けたパン切りナイフであって、前記芯材用鋼板が前記母材用金属板と芯材用鋼板との刃境から刃先側で露出し、前記小刃が切っ先から刃元に向かって前記小刃の刃先位置を連続して上下に繰り返し変化させた波形に形成されていることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたパン切りナイフの構成に加えて、前記小刃が、前記切っ先から刃元に向かって一直線状に設けられていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載されたパン切りナイフの構成に加えて、前記小刃の波形が、正弦波状であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載されたパン切りナイフの構成に加えて、前記小刃の波形を形成する刃底側小刃面が、前記小刃の波形を形成する刃先側小刃面より幅広になっていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載されたパン切りナイフの構成に加えて、前記小刃の刃先が、表裏両面に跨って延びる微小な砥ぎ溝跡を有していることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載されたパン切りナイフの構成に加えて、前記母材用金属板が、複数種の金属層を積層接合した積層鋼板であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項7に係る発明は、請求項6に記載されたパン切りナイフの構成に加えて、前記母材用金属板が、棟と鎬筋との間の領域でダマスカス模様を呈し、鎬筋から刃境との間の領域で墨流し模様を呈していることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本発明によれば、芯材用鋼板の表裏両面に母材用金属板をそれぞれ積層して鍛造したナイフ基板の表面側のみに、該ナイフ基板の表面を刃先に向けて砥ぎおろした表側傾斜角を前記ナイフ基板の裏面を刃先に向けて砥ぎおろした裏側傾斜角より大きく形成してなる切刃と、該切刃の刃先側を表側傾斜角より大きな小刃角で刃先まで砥ぎおろしてなる小刃とを設けたパン切りナイフであって、前記芯材用鋼板が前記母材用金属板と芯材用鋼板との刃境から刃先側で露出し、前記小刃が切っ先から刃元に向かって前記小刃の刃先位置を連続して上下に繰り返し変化させた波形に形成されていることにより、以下のような本発明に特有の効果を奏することができる。
すなわち、本請求項1に係る発明のパン切りナイフによれば、芯材用鋼板の表裏両面に母材用金属板をそれぞれ積層したナイフ基板を用いたことにより、従来のような単一かつ肉厚のステンレス鋼板からなるパン切りナイフと比較すると、肉薄の芯材用鋼板を硬いパンに切り込む際に、硬くて脆い芯材用鋼板の表裏両面が粘り強い母材用金属板で補強されるため、硬いパンを切っても刃こぼれしない強靭性を発揮することができる。
そして、ナイフ基板の表面を刃先に向けて砥ぎおろした表側傾斜角をナイフ基板の裏面を刃先に向けて砥ぎおろした裏側傾斜角より大きく形成したことにより、芯材用鋼板の表裏両面に母材用金属板をそれぞれ積層したナイフ基板であっても、従来のような芯材用鋼板の表裏面に切刃と小刃とをそれぞれ配置した両刃形態ではなく、実質的に芯材用鋼板の表面側のみに切刃と小刃とを配置した片刃形態を呈するため、パンを引き切りしながら切り下す際に刃先が僅かに裏面側に切れ込み、切り分けるパン切れ片を切り離し易くすることができる。
さらに、切刃の刃先側を表側傾斜角より大きな小刃角で刃先まで砥ぎおろしてなる小刃を設けたことにより、小刃がパンに切り込むクサビ作用を発揮するとともにこの小刃に連続する切刃が切り離されるパンを切り離す側へ押し広げる分離作用を発揮するため、硬いパンであっても切込みから切り離しまで一連の引き切り動作を円滑に発揮することができる。
また、芯材用鋼板からなる薄い切刃の刃こぼれし易い刃先であっても小刃を設けたことにより、刃先の厚みが増して接触時の面圧を低減させるため、まな板などに接触した際に生じがちな刃先の刃こぼれを抑制することができる。
また、芯材用鋼板が母材用金属板と芯材用鋼板との刃境から刃先側で露出していることにより、母材用金属板が芯材用鋼板の表裏両面の大半を被覆することになるため、パン引き切り時にまな板などから芯材用鋼板の小刃が受ける衝撃力を母材用金属板が直ちに吸収緩和し、小刃の耐摩耗性と切れ味を長期にわたって発揮することができる。
加えて、小刃が、切っ先側から刃元側に向かって小刃の刃先位置を連続して上下に繰り返し変化させた波形に形成されていることにより、パンに対する小刃の切り込み位置が波形の小刃を形成する刃先と刃底との間で上下に繰り返し変化しながら、波形の小刃が波形に沿って何度もパンに対して切り込まれるため、パンを刃元側から切っ先側に向かって引き切りする際に波形の小刃がパンに対して繰り返し切り込まれ、シュトーレン、フランスパンなどの硬いパンに生じがちな切れ残り屑、所謂、引き切りする際にパン屑の発生を抑制するばかりでなく、引き切り直後のまな板などに対する接触面積と接触抵抗が刃底の分だけ軽減されるため、小刃の耐摩耗性を長期に亘って確保することができる。
本請求項2に係る発明のパン切りナイフによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、小刃が、切っ先から刃元に向かって一直線状に設けられていることにより、刃渡りのほぼ全長に渡ってパンに対する一定の引き切り方向と均等な引き切り力が確保されるため、パンの切断面を全体的に均一に形成することができる。
本請求項3に係る発明のパン切りナイフによれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、小刃の波形が、正弦波状であることにより、パンに対する小刃の切り込み位置が波形の軌跡に沿って上下に連続して繰り返し変化しながら波形の小刃がパンに対して抵抗なく緩やかに切り込まれるため、シュトーレン、フランスパンなどの硬いパンを引き切りする際に発生しがちなパン屑をさらに抑制し、硬いパンであってもパン切断面の全体が均一となり、所謂、美しい切り口を得ることができる。
しかも、小刃の波形が引き切り方向で対称な正弦波状を呈しているため、パンに対して小刃の刃元側から切っ先側へ移動させる引き切り動作だけでなく、パンを小刃の切っ先側から刃元側へ移動させる押し切り動作も可能となり、シュトーレン、フランスパンなどの硬いパンであっても押し引きしながら分断することもできる。
本請求項4に係る発明のパン切りナイフによれば、請求項1から請求項3のいずれか1項に係る発明が奏する効果に加えて、小刃の波形を形成する刃底側小刃面が小刃の波形を形成する刃先側小刃面より幅広になっていることにより、パンに対する刃底側小刃面での面圧が刃先側小刃面よりも低くなり、パン引き切り方向へ生じがちなパン切片の引き連れが抑制されるため、パン屑の発生やシュトーレンなどの硬いパンの中に含まれるドライフルーツやナッツの飛び出しを抑制することができる。
本請求項5に係る発明のパン切りナイフによれば、請求項1から請求項4のいずれか1項に係る発明が奏する効果に加えて、小刃の刃先が表裏両面に跨って延びる微小な砥ぎ溝跡を有していることにより、微小な砥ぎ溝跡が砥石の粒子径に起因する微小な鋸目を構成するため、パンを引き切る際に小刃の切れ味をさらに向上させることができる。
本請求項6に係る発明のパン切りナイフによれば、請求項1から請求項5のいずれか1項に係る発明が奏する効果に加えて、前記母材用金属板が複数種の金属層を積層接合した積層鋼板であることにより、母材用金属板がこの母材用金属板の相互間に挟み込んで接合された芯材用鋼板を補強するため、優れた耐久性を発揮することができるばかりでなく、母材用金属板が刃先側に向けて砥ぎおろされると墨流し模様を生じるため、美的なナイフ外観を呈することができる。
本請求項7に係る発明のパン切りナイフによれば、請求項6に係る発明が奏する効果に加えて、母材用金属板が、棟と鎬筋との間の領域でダマスカス模様を呈し、鎬筋から刃境との間の領域で墨流し模様を呈していることにより、刃境から刃先に至る領域と異なった多様な外観を呈するため、高級感溢れる美しいナイフ外観を呈することができる。
本発明の一実施例であるパン切りナイフを示す全体図。 図1に示すパン切りナイフのIIで示す領域の拡大図。 図2に示すパン切りナイフのIIIで示す領域の表面側拡大図。 図2に示すパン切りナイフのIIIで示す領域の裏面側拡大図。 図3に示すパン切りナイフのV−V線の断面図および刃先側の一部拡大断面図。 図3に示すパン切りナイフのVI−VI線の断面図および刃先側の一部拡大断面図。
本発明は、芯材用鋼板の表裏両面に母材用金属板をそれぞれ積層して鍛造したナイフ基板の表面側のみに、このナイフ基板の表面を刃先に向けて砥ぎおろした表側傾斜角をナイフ基板の裏面を刃先に向けて砥ぎおろした裏側傾斜角より大きく形成してなる切刃と、この切刃の刃先側を表側傾斜角より大きな小刃角で刃先まで砥ぎおろしてなる小刃とを設けたパン切りナイフであって、芯材用鋼板が母材用金属板と芯材用鋼板との刃境から刃先側で露出し、小刃が切っ先から刃元に向かって小刃の刃先位置を連続して上下に繰り返し変化させた波形に形成され、シュトーレン、フランスパンなどの硬いパンを切っても小刃が刃こぼれしない強靭性と耐摩耗性と切れ味を長期にわたって保持するとともに切り分けるパン切れ片を切り離し易く、しかも、引き切りする際に硬いパンに生じがちなパン屑の発生を抑制するものであれば、その具体的な実施態様は、いかなるものであっても何ら構わない。
すなわち、本発明のパン切りナイフに用いるナイフ基板については、炭素鋼またはステンレス刃物鋼からなる1枚の芯材用鋼板の表裏両面に母材用金属板を1枚づつそれぞれ積層して鍛造した三層の断面構造を有する刃物用鋼板であれば、如何なるものであっても良いが、例えば、柔らかいステンレス鋼と硬いステンレス鋼を交互に33層重ねて鍛造してなる母材用金属板を芯材用鋼板の表裏両面にそれぞれ積層接合してなる、所謂、67層ダマスカス鋼(モリブデン、バナジウム鋼に希少金属コバルトを加えたVG10鋼)を用いた場合には、折れ曲がりが無く、切れ味が良く、しかも、錆にも強い優れた耐食性を発揮することができるので、より好ましい。
また、本発明のパン切りナイフにおける基本的な刃物断面形態については、前述したナイフ基板の表裏両面を刃先に向けてそれぞれ砥ぎおろしたものであって、一見、押し切りする両刃タイプの刃物断面形態を有していると言えるが、このナイフ基板の表面に設けた鎬筋から刃先に向けて砥ぎおろす表側傾斜角を平砥ぎする裏側傾斜角より大きく形成してなる切刃とこの表面側に形成された切刃の刃先側を前記表側傾斜角よりもさらに大きな小刃角で刃先まで砥ぎおろしてなる表面側の小刃とを設けたものであり、実質的には、引き切りする片刃タイプの刃物断面形態を有しているものであって、従来のような単一かつ肉厚のステンレス鋼板の表面側のみに切刃を設けた片刃タイプのパン切りナイフとは、別異の片刃タイプの刃物断面形態を構成するものである。
そして、本発明のパン切りナイフは、従来のパン切りナイフでパン屑が生じがちな、ドライフルーツやナッツが練り込まれたシュトーレン、焼き上げ直後のフランスパンなどの硬いパンに好適に用いられるが、柔らかいパンに用いた場合には、薄く引き切っても引き連れることなく、上述した硬いパンよりもさらに良く引き切りすることができることは言うまでもない。
なお、本発明のパン切りナイフを表現するために用いた用語については、以下のとおりの技術的意味を有している。
すなわち、本発明のパン切りナイフにおける「表側傾斜角」とは、ナイフ基板の刃物断面における上下方向の中心線に対してナイフ基板の表面に設けた鎬筋から刃先に向けて砥ぎおろす刃角であり、本発明のパン切りナイフにおける「裏側傾斜角」とは、ナイフ基板の刃物断面における上下方向の中心線に対してナイフ基板の裏面を刃先に向けて平らに砥ぎおろす刃角であり、本発明のパン切りナイフにおける「切刃」とは、ナイフ基板の表面に設けた鎬筋から刃先側に向けて砥ぎおろした刃面であり、本発明のパン切りナイフにおける「小刃(こば)」とは、切刃から刃先までの間にもう一段角度を付けて砥いだ刃面であり、本発明のパン切りナイフにおける「小刃角」とは、前述した小刃における刃先を中心とした裏面側から表面側に至る角度を意味する。
以下、本発明の一実施例であるパン切りナイフ100について、図面に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の一実施例であるパン切りナイフ100の使用態様を示す斜視図であり、図2は、図1に示すパン切りナイフ100のIIで示す領域の拡大図であり、図3は、図2に示すパン切りナイフ100のIIIで示す領域の表面側拡大図であり、図4は、図2に示すパン切りナイフ100のIIIで示す領域の裏面側拡大図であり、図5は、図3に示すパン切りナイフ100のV−V線の断面図および刃先側の一部拡大断面図であり、図6は、図3に示すパン切りナイフ100のVI−VI線の断面図および刃先側の一部拡大断面図である。
なお、図5および図6は、本発明のパン切りナイフ100における刃物断面形態の技術的特徴をより理解し易くするために、刃厚を誇大に図示しているが、実際には、刃厚は極めて薄い。
まず、図1乃至図4に示す本実施例のパン切りナイフ100は、図5乃至図6に示すように、芯材用鋼板111の表裏両面に母材用金属板112をそれぞれ積層して鍛造したナイフ基板110の表面側のみに、このナイフ基板110の表面を刃先101に向けて砥ぎおろした表側傾斜角θ3をナイフ基板110の裏面を刃先101に向けて砥ぎおろした裏側傾斜角θ2より大きく形成してなる切刃120と、この切刃120の刃先101を表側傾斜角θ3より大きな小刃角θ4で刃先101まで砥ぎおろしてなる小刃130とを設け、ナイフ基板110の裏面側に置かれたパン塊本体からナイフ基板110の表面側へ薄く切り分けられるパン切片を順次切り離すように使用するものである。
ここで、上記の「表側傾斜角θ3」とは、ナイフ基板110の刃物断面における上下方向の中心線Lに対してナイフ基板110の表面に設けた鎬筋103から刃先101に向けて砥ぎおろす刃角であり、「裏側傾斜角θ2」とは、ナイフ基板110の刃物断面における上下方向の中心線Lに対してナイフ基板110の裏面を刃先101に向けて平らに砥ぎおろす刃角であり、「切刃120」とは、ナイフ基板110の表面に設けた鎬筋103から刃先101に向けて砥ぎおろした刃面であり、「小刃(こば)130」とは、切刃120から刃先101までの間にもう一段角度を付けて砥いだ刃面であり、「小刃角θ4」とは、小刃130における刃先101を中心とした裏面側から表面側に至る角度を意味する。
また、図5乃至図6に示すθ1は、表側傾斜角θ3を形成する前に、ナイフ基板110の表面を刃先101に向けて事前に砥ぎおろした表側仮刃角である。
したがって、上述した表側仮刃角θ1と裏側傾斜角θ2と表側傾斜角θ3と小刃角θ4との大小関係は、θ1<θ2<θ3<θ4となっている。
すなわち、本実施例のパン切りナイフ100は、芯材用鋼板111の表裏両面に対して柔質ステンレス鋼と硬質ステンレス鋼を交互に重ねて鍛造してなる母材用金属板112をそれぞれ積層接合してなるダマスカス鋼をナイフ基板110として用いている。
これにより、従来のような単一かつ肉厚のステンレス鋼板からなるパン切りナイフと比較すると、肉薄の芯材用鋼板111をシュトーレンのような硬いパンに切り込む際に、硬くて脆い芯材用鋼板111の表裏両面を粘り強い母材用金属板112が補強し、しかも、この母材用金属板112が、棟102と鎬筋103との間でダマスカス模様Dの領域を生じ、鎬筋103から刃境104との間で刃先101に向けて砥ぎおろされて墨流し模様Cの領域を生じ、刃境104から刃先101に至る鏡面風の領域とは異なった高級感溢れる美的なナイフ外観を発揮している。
また、上述した芯材用鋼板111は、母材用金属板112と芯材用鋼板111との刃境104から刃先101で露出し、その結果、母材用金属板112が芯材用鋼板111の表裏両面の大半を被覆し、パン切りナイフ100として、折れ曲がりが無く、切れ味が良く、しかも、錆にも強い優れた耐食性を発揮している。
そして、本実施例のパン切りナイフ100は、ナイフ基板110の表面を刃先101に向けて砥ぎおろした表側傾斜角θ3がナイフ基板110の裏面を刃先101に向けて砥ぎおろした裏側傾斜角θ2より大きくなるように形成されている。
これにより、芯材用鋼板111の表裏両面に母材用金属板112をそれぞれ積層したナイフ基板110であっても、従来のような芯材用鋼板111の表裏面に切刃120と小刃130とをそれぞれ配置した両刃タイプの刃物断面形態から派生した、実質的に芯材用鋼板111の表面側のみに切刃120と小刃130とを配置した片刃タイプの刃物断面形態を有している。
さらに、本実施例のパン切りナイフ100は、図5乃至図6に示すように、切刃120の刃先101を表側傾斜角θ3より大きな小刃角θ4で刃先101まで砥ぎおろしてなる小刃130が設けられていることにより、肉薄の芯材用鋼板111をシュトーレンのような硬いパンに切り込む際に、小刃130がパン塊本体とその中に練り込まれたドライフルーツやナッツに対して鋭く切り込むクサビ作用を発揮するとともに小刃130に連続する切刃120が切り離されるパン切片を切り離す側へ押し広げる分離作用を発揮し、芯材用鋼板111からなる薄い切刃120であっても刃先101の厚みが増してパン接触時の面圧を低減させている。
これにより、本実施例のパン切りナイフ100は、鋼に特有の高硬度かつ鋭利に刃付けしているため、シュトーレンのような硬いパンの中に練り込まれたドライフルーツやナッツであっても確実に分断可能となり、ドライフルーツやナッツが切れ残って零れ落ちることがない。
ここで、この小刃130は、従来のようなパン切りナイフと同様に、切っ先105から刃元106に向かって一直線状に設けられ、シュトーレンのような硬いパンに対する一定の引き切り方向と均等な引き切り力とが刃渡りのほぼ全長に渡って確保するように構成されていることは言うまでもない。
加えて、本実施例のパン切りナイフ100は、小刃130が、切っ先105から刃元106に向かって小刃130の刃先位置を連続して上下に繰り返し変化させた正弦波状の波形に形成されている。
これにより、小刃130の切り込み位置が波形の軌跡に沿って上下に連続して繰り返し変化しながら、波形の小刃130がこのような波形の軌跡に沿って何度もシュトーレンのような硬いパンに対して抵抗なく緩やかに切り込まれるため、シュトーレンのような硬いパンを引き切りする際に生じがちなパン屑をさらに抑制し、パン切断面の全体が均一となり、所謂、美しい切り口を得られるばかりでなく、小刃130の波形が引き切り方向で対称な正弦波状を呈しているため、シュトーレンに対して小刃130の刃元106から切っ先105へ移動させる引き切り動作だけでなく、シュトーレンに対して小刃130を切っ先105から刃元106へ移動させる押し切り動作も可能となり、その結果、シュトーレンであっても押し引きしながら分断可能となり、しかも、パン引き切り直後のまな板などに対する接触面積と接触抵抗を正弦波状の波形を有する小刃130の刃底を接触させない分だけ軽減している。
また、本実施例のパン切りナイフ100は、図3に示すように、小刃130の波形を形成する刃底側小刃面131が小刃130の波形を形成する刃先側小刃面132より幅広になっている。
これにより、図6で一部拡大して破線で示す刃先側小刃面132から図6で一部拡大して実線で示す刃底側小刃面131にパン切断点が移動していくとき、パンに対する刃底側小刃面131の接触面圧が刃先側小刃面132の接触面圧よりも低くなり、パン引き切り方向へパン切片の引き連れが抑制され、シュトーレンのような硬いパンの外皮に生じがちなパン屑の発生やその中に含まれるドライフルーツやナッツの飛び出しを抑制する。
ここで、小刃130の波形を形成する刃底側小刃面131の小刃角θ4と刃先側小刃面132の小刃角θ4とは、同一角度となるように砥ぎおろされ、パン引き切り時に切れ味が変化しないように構成している。
したがって、本実施例のパン切りナイフ100は、ナイフ基板110の裏面を刃先101に向けて砥ぎおろした裏側傾斜角θ2に起因して、パン引き切り時に小刃130の波形を形成する刃底側小刃面131の刃先101が、小刃130の波形を形成する刃先側小刃面132の刃先101よりも、ナイフ基板110の刃物断面における上下方向の中心線Lを超えて刃物裏面側、すなわち、パン塊本体側にシフトしている分だけ、刃底側小刃面131の刃先101が、パン塊本体側に切り込まれるため、薄く切り分けられるパン切片との切り離しを簡便になる。すなわち、パン引き切り時に、パンを切り込むための刃先側小刃面132の刃先101とパンを切り離すための刃底側小刃面131の刃先101とが、波形の軌跡に沿って交互に連続して繰り返しながらパン塊本体側を切り欠いていくため、薄く切り分けられるパン切片側の切り口を切り斑なく整えることができる。
さらに、本実施例のパン切りナイフ100は、小刃130の刃先101が表裏両面に跨って延びる微小な砥ぎ溝跡133を有している。
これにより、この微小な砥ぎ溝跡133が砥石の粒子径に起因する微小な鋸目を構成するため、シュトーレンのような硬いパンを引き切る際に小刃130の切れ味をさらに向上させることができる。
上述したように、本実施例のパン切りナイフ100は、芯材用鋼板111の表裏両面に母材用金属板112をそれぞれ積層して鍛造したナイフ基板110の表面側のみに、このナイフ基板110の表面を刃先101に向けて砥ぎおろした表側傾斜角θ2をナイフ基板110の裏面を刃先101に向けて砥ぎおろした裏側傾斜角θ3より大きく形成してなる切刃120と、この切刃120の刃先101を表側傾斜角θ2より大きな小刃角θ4で刃先101まで砥ぎおろしてなる小刃130とを設け、芯材用鋼板111が母材用金属板112と芯材用鋼板111との刃境104から刃先101で露出し、小刃130が切っ先105から刃元106に向かって小刃130の刃先位置を連続して上下に繰り返し変化させた波形に形成されているため、以下のような効果を奏することができる。
すなわち、本発明のパン切りナイフ100によれば、芯材用鋼板111の表裏両面に母材用金属板112をそれぞれ積層したナイフ基板110を用い、芯材用鋼板111が母材用金属板112と芯材用鋼板111との刃境104から刃先101で露出している。
これにより、従来のような単一かつ肉厚のステンレス鋼板からなるパン切りナイフと比較すると、肉薄の芯材用鋼板111を硬いパンに切り込む際にシュトーレンのような硬いパンを切っても刃こぼれしない強靭性を発揮し、パン切り時にまな板などから芯材用鋼板111の小刃130が受ける衝撃力を母材用金属板112が直ちに吸収緩和し、小刃130の耐摩耗性と切れ味を長期にわたって保持することができる。
そして、ナイフ基板110の表面を刃先101に向けて砥ぎおろした表側傾斜角θ2は、ナイフ基板110の裏面を刃先101に向けて砥ぎおろした裏側傾斜角θ3より大きい。
これにより、シュトーレンのような硬いパンを引き切りしながら切り下す際に刃先101が僅かに裏面側に切れ込み、切り分けるパン切れ片を切り離し易くすることができる。
さらに、切刃120の刃先101を表側傾斜角θ2より大きな小刃角θ4で刃先101まで砥ぎおろしてなる小刃130が設けられていることにより、硬いパンであっても切込みから切り離しまで一連の引き切り動作を円滑に発揮し、芯材用鋼板111からなる薄い切刃120の刃こぼれし易い刃先101であってもまな板などに接触した際に生じがちな刃先101の刃こぼれを抑制することができる。
加えて、小刃130が、切っ先105から刃元106に向かって小刃130の刃先位置を連続して上下に繰り返し変化させた波形に形成されている。
これにより、パンを刃元106から切っ先105に向かって引き切りする際に波形の小刃130がシュトーレンのような硬いパンに対して繰り返し切り込まれ、パンの外皮に生じがちな切れ残り屑、所謂、引き切りする際にパン屑の発生を抑制するばかりでなく、小刃130の耐摩耗性を長期に亘って確保することができるなど、その効果は甚大である。
なお、本実施例のパン切りナイフ100では、従来のパン切りナイフではパン屑が生じがちな、ドライフルーツやナッツが練り込まれたシュトーレンのような硬いパンに好適に用いられることを開示したが、柔らかいパンに用いた場合には、薄く引き切っても引き連れることなく、上述した硬いパンよりもさらに良く引き切りすることができることは言うまでもない。
以上で、本発明の実施例の説明を終えるが、本発明の実施態様は、上述した実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で変形が可能である。
100 ・・・パン切りナイフ
101 ・・・刃先
102 ・・・棟
103 ・・・鎬筋
104 ・・・刃境
105 ・・・切っ先
106 ・・・刃元
110 ・・・ナイフ基板
111 ・・・芯材用鋼板
112 ・・・母材用金属板
120 ・・・切刃
130 ・・・小刃
131 ・・・刃底側小刃面
132 ・・・刃先側小刃面
133 ・・・砥ぎ溝跡
θ1 ・・・表側仮刃角
θ2 ・・・表側傾斜角
θ3 ・・・裏側傾斜角
θ4 ・・・小刃角
C ・・・墨流し模様
D ・・・ダマスカス模様
L ・・・上下方向の中心線

Claims (7)

  1. 芯材用鋼板の表裏両面に母材用金属板をそれぞれ積層して鍛造したナイフ基板の表面側のみに、該ナイフ基板の表面を刃先に向けて砥ぎおろした表側傾斜角を前記ナイフ基板の裏面を刃先に向けて砥ぎおろした裏側傾斜角より大きく形成してなる切刃と、該切刃の刃先側を表側傾斜角より大きな小刃角で刃先まで砥ぎおろしてなる小刃とを設けたパン切りナイフであって、
    前記芯材用鋼板が、前記母材用金属板と芯材用鋼板との刃境から刃先側で露出し、
    前記小刃が、切っ先から刃元に向かって前記小刃の刃先位置を連続して上下に繰り返し変化させた波形に形成されていることを特徴とするパン切りナイフ。
  2. 前記小刃が、前記切っ先から刃元に向かって一直線状に設けられていることを特徴とする請求項1記載のパン切りナイフ。
  3. 前記小刃の波形が、正弦波状であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のパン切りナイフ。
  4. 前記小刃の波形を形成する刃底側小刃面が、前記小刃の波形を形成する刃先側小刃面より幅広になっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のパン切りナイフ。
  5. 前記小刃の刃先が、表裏両面に跨って延びる微小な砥ぎ溝跡を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のパン切りナイフ。
  6. 前記母材用金属板が、複数種の金属層を積層接合した積層鋼板であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のパン切りナイフ。
  7. 前記母材用金属板が、棟と鎬筋との間の領域でダマスカス模様を呈し、鎬筋から刃境との間の領域で墨流し模様を呈していることを特徴とする請求項6に記載のパン切りナイフ。


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