JP2020170613A - 炭素循環システム - Google Patents

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政則 田林
Masanori Tabayashi
政則 田林
信也 坂口
Shinya Sakaguchi
信也 坂口
哲治 永田
Tetsuji Nagata
永田  哲治
祐次郎 三輪
Yujiro Miwa
祐次郎 三輪
直樹 馬場
Naoki Baba
直樹 馬場
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Abstract

【課題】一部の燃料消費設備が故障した場合であっても、システム全体を停止させる必要のない炭素循環システムを提供する。【解決手段】炭素循環システム1は、二酸化炭素貯蔵設備29と、水素貯蔵設備39と、炭化水素系燃料を合成する燃料合成設備45と、燃料合成設備に二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給設備20と、燃料合成設備に水素を供給する水素供給設備30とを備えている。炭素循環システムは、燃料を消費する第1燃料消費設備55aと、燃料を第1燃料消費設備に供給する第1燃料供給設備50aと、第1燃料消費設備から排出された二酸化炭素を回収する二酸化炭素回収設備60とを備えている。炭素循環システムは、第1燃料消費設備とは独立して設けられ、燃料を消費する第2燃料消費設備55bと、第1燃料供給設備とは独立して設けられ、燃料を第2燃料消費設備に供給する第2燃料供給設備50bとを備えている。【選択図】図1

Description

この明細書における開示は、炭素循環システムに関する。
特許文献1は、二酸化炭素を環境に排出することなく消費することができるトータルチェーンシステムを開示している。また、トータルチェーンシステムにおいては、燃料消費施設として機能するガスタービンを用いて燃料を消費して発電を行っている。従来技術として挙げられた先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
特開2004−84489号公報
従来技術の構成では、燃料消費設備が故障すると、合成された燃料を適切に消費することができない。このため、燃料の合成を停止する必要があり、燃料合成設備や燃料輸送設備などの故障している燃料消費設備以外の設備を含むシステム全体を停止する必要があった。したがって、炭素循環システムの稼働時間を長く確保することが困難であった。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、炭素循環システムにはさらなる改良が求められている。
開示される1つの目的は、一部の燃料消費設備が故障した場合であっても、システム全体を停止させる必要のない炭素循環システムを提供することにある。
ここに開示された炭素循環システムは、二酸化炭素を蓄える二酸化炭素貯蔵設備(29)と、水素を蓄える水素貯蔵設備(39)と、二酸化炭素と水素とを用いて炭化水素系燃料を合成する燃料合成設備(45)と、燃料合成設備に二酸化炭素貯蔵設備に蓄えられている二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給設備(20)と、燃料合成設備に水素貯蔵設備に蓄えられている水素を供給する水素供給設備(30)と、炭化水素系燃料を消費する第1燃料消費設備(55a)と、炭化水素系燃料を第1燃料消費設備に供給する第1燃料供給設備(50a)と、第1燃料消費設備から排出された二酸化炭素を二酸化炭素貯蔵設備に回収する二酸化炭素回収設備(60、360)と、第1燃料消費設備とは独立して設けられ、炭化水素系燃料を消費する第2燃料消費設備(55b)と、第1燃料供給設備とは独立して設けられ、炭化水素系燃料を第2燃料消費設備に供給する第2燃料供給設備(50b)とを備えている。
開示された炭素循環システムによると、第1燃料消費設備とは独立して設けられ、炭化水素系燃料を消費する第2燃料消費設備と、第1燃料供給設備とは独立して設けられ、炭化水素系燃料を第2燃料消費設備に供給する第2燃料供給設備とを備えている。このため、第1燃料消費設備が故障した場合であっても、第2燃料消費設備に燃料を供給して燃料を消費することができる。したがって、システム内部で燃料を継続して消費でき、合成された燃料を貯蔵できなくなるといった事態を抑制しやすい。よって、一部の燃料消費設備が故障した場合であっても、システム全体を停止させる必要のない炭素循環システムを提供できる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
炭素循環システムの構成を示す構成図である。 第2実施形態における炭素循環システムの構成を示す構成図である。 第3実施形態における炭素循環システムの構成を示す構成図である。 第4実施形態における炭素循環システムの構成を示す構成図である。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的におよび/または構造的に対応する部分および/または関連付けられる部分には同一の参照符号、または百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分および/または関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。
第1実施形態
炭素循環システム1は、炭素を含む燃料である炭化水素系燃料の合成と消費と回収とを順番に行うことで炭素を循環させて活用するシステムである。炭素循環システム1において、炭化水素系燃料を消費することによって、発電や発熱を行うことができる。炭素循環システム1で合成する燃料としては、メタン、エタン、プロパン、ブタンなどを用いることができる。既存のインフラを活用する場合には、天然ガスの主成分であるメタンを燃料として用いることが特に好ましい。以下では、メタンを燃料として用いる場合を例に炭素循環システム1の構成および動作について説明を行う。
図1において、炭素循環システム1は、二酸化炭素タンク29と水素タンク39とメタン化反応器45とメタンタンク49と燃料電池55aと燃焼器55bとを備えている。
二酸化炭素タンク29は、二酸化炭素を貯蔵するための設備である。二酸化炭素タンク29には、炭素循環システム1で消費された二酸化炭素の少なくとも一部が回収されて貯蔵されることとなる。二酸化炭素の回収については、後に詳述する。二酸化炭素タンク29は、二酸化炭素貯蔵設備の一例を提供する。水素タンク39は、水素を貯蔵するための設備である。水素タンク39は、水素貯蔵設備の一例を提供する。
炭素循環システム1は、ソーラーパネル33と蓄電池34と水電解装置35とを備えている。ソーラーパネル33は、太陽光エネルギーを電力に変換する装置である。ソーラーパネル33に代えて、風力発電機などの発電機を備えてもよい。蓄電池34は、ソーラーパネル33で発電した電力や発電所で発電された電力である系統電力を受け取り、電力を蓄える装置である。水電解装置35は、水を電気分解して水素と酸素を生成する装置である。水電解装置35は、ソーラーパネル33や蓄電池34から電力供給を受けて水を電気分解する。水電解装置35で生成された水素は、水素タンク39に貯蔵される。
メタン化反応器45は、水素と二酸化炭素とを反応させてメタンを合成する装置である。メタン化反応器45において合成されたメタンは、気体の状態である。メタン化反応器45は、燃料合成設備の一例を提供している。
炭素循環システム1は、凝縮器46を備えている。凝縮器46は、メタン化反応器45で合成したメタンに含まれる水分を取り除くための設備である。
燃料電池55aと燃焼器55bとは、メタンを燃料として消費することで、電力や熱を取り出す装置である。燃焼器55bは、メタンを燃焼させて熱を得るための設備である。燃焼器55bは、例えば金属材料を溶かすための溶解炉や水を加熱するための給湯器として用いることができる。燃焼器55bは、メタンを燃焼させることで二酸化炭素と水を排出する。燃焼器55bは、第2燃料消費設備の一例を提供する。
燃料電池55aは、メタンから水素を取り出す水素生成機能と、水素と酸素を反応させて電力を取り出す発電機能とを備えている。燃料電池55aにおける水素生成は、メタンと水蒸気とを反応させて水素と一酸化炭素を得る水蒸気改質法と呼ばれる方法などにより実施可能である。燃料電池55aは、水蒸気改質法を用いてメタンを分解して水素を取り出すための改質器を備えている。改質器を備えている燃料電池55aは、炭化水素系燃料を分解する設備として機能する。水蒸気改質法により得られた一酸化炭素は、酸素と反応させて二酸化炭素とする。以上により、メタンから水素と二酸化炭素が得られることとなる。
燃料電池55aにおいて、水素と酸素とを反応させることで水と電気を得る。以上により、燃料電池55aでは、メタンと水と酸素を用いて、電気と水と二酸化炭素が得られることとなる。燃料電池55aは、第1燃料消費設備の一例を提供する。燃料電池55aは、発電設備の一例を提供する。ただし、発電設備は燃料電池55aに限られない。例えば、メタンを燃焼させて発電を行う火力発電所を発電設備としてもよい。
燃料電池55aと燃焼器55bとは互いに独立している。すなわち、燃料電池55aの駆動に燃焼器55bは寄与しておらず、燃焼器55bの駆動に燃料電池55aは寄与していない。言い換えると、燃焼器55bは、燃料電池55aから電力供給を受けてメタンを燃焼させる装置ではない。このため、燃料電池55aが故障した場合であっても、燃焼器55bを駆動することができる。また、燃焼器55bが故障した場合であっても、燃料電池55aを駆動することができる。
炭素循環システム1は、建屋照明155を備えている。建屋照明155は、燃料電池55aで得られた電力を用いて、建物の照明を行う装置である。建屋照明155に代えて、空調装置を備えてもよい。これによると、燃料電池55aで得られた電力を用いて、建物の空調を行うことができる。言い換えると、建屋照明155は、燃料電池55aで得られた電力を用いる様々な設備に置き換え可能である。また、建屋照明155に加えて空調装置を備えるなど、電力を必要とする複数の設備に対して燃料電池55aで得られた電力を供給するようにしてもよい。
炭素循環システム1は、脱水器56aと二酸化炭素分離器57aとを備えている。脱水器56aは、燃料電池55aから排出された水と二酸化炭素を含んだ排出ガスから水を取り除くための装置である。脱水器56aによって水分が除去されることで、排出ガスが除湿されて乾いた排出ガスとなる。
二酸化炭素分離器57aは、二酸化炭素を含んだ排出ガスから二酸化炭素を分離するための装置である。二酸化炭素分離器57aは、物理吸着法を用いて二酸化炭素を分離する装置である。物理吸着法は、ゼオライトやシリカゲルなどの吸着剤を用いて二酸化炭素を吸着する方法である。二酸化炭素を吸着した状態の吸着剤を加熱あるいは除圧することで、吸着剤から二酸化炭素を脱離させて二酸化炭素を分離して回収することができる。ゼオライトなどを用いた物理吸着を行う際に、二酸化炭素を含んだ排出ガスに水が含まれていると二酸化炭素だけでなく水も吸着されてしまう。このため、ゼオライトなどを用いた物理吸着を行う前に二酸化炭素を含んだ排出ガスを除湿しておくことは、非常に重要である。
二酸化炭素を含んだ排出ガスから二酸化炭素を分離して回収する方法には、物理吸着法以外にも複数の種類が存在する。例えば、化学吸着法や膜分離法も採用可能である。化学吸着法は、二酸化炭素と化学反応を起こして結合するアミンなどの媒体を用いて二酸化炭素を吸着する方法である。二酸化炭素を吸着した状態の媒体を加熱することで、媒体から二酸化炭素を脱離させて二酸化炭素を分離して回収することができる。ただし、アミンを媒体として用いる化学吸着法は、ゼオライトを吸着剤として用いる物理吸着法に比べて、二酸化炭素を強く吸着している。このため、二酸化炭素とアミンとの吸着状態を解除する脱離を行う際に、より高温に加熱する必要があり、二酸化炭素の脱離のために消費するエネルギーが大きくなりやすい。
膜分離法は、二酸化炭素が透過可能で二酸化炭素以外は透過できない性質を有する分離膜を用いて、二酸化炭素を含んだ排出ガスから二酸化炭素を分離する方法である。ここで、分離膜は、二酸化炭素の分子サイズの大きさから二酸化炭素のみの透過を許容する膜や、分離膜をなす膜材料への親和性の違いから二酸化炭素のみの透過を許容する膜などを用いることができる。ただし、二酸化炭素以外の気体を透過させることで二酸化炭素とその他の気体とを分離するような分離膜を用いてもよい。膜分離法は、物理吸着法や化学吸着法などの二酸化炭素を吸着する方法とは異なり、二酸化炭素を脱離させる必要がないため、二酸化炭素の分離において消費するエネルギーを少なくしやすい。ただし、二酸化炭素のみを分離膜に透過させるために高精度な圧力管理が必要となる。
炭素循環システム1は、工場55cと二酸化炭素分離器57cとを備えている。工場55cは、二酸化炭素を含む排気を出す設備である。工場55cは、メタンタンク49に貯蔵されているメタンをエネルギー源として用いることなく稼働する設備である。二酸化炭素分離器57cは、二酸化炭素分離器57aと同様に、吸着剤を用いて二酸化炭素の物理吸着を行う装置である。
炭素循環システム1における炭素の循環について以下に説明する。二酸化炭素タンク29とメタン化反応器45とは、二酸化炭素供給設備20で接続されている。二酸化炭素供給設備20は、二酸化炭素の流路を提供する配管部材である。ただし、二酸化炭素供給設備20を配管部材ではなく、二酸化炭素を内部に充填したボンベを用いて二酸化炭素を供給するように構成してもよい。水素タンク39とメタン化反応器45とは、水素供給設備30で接続されている。水素供給設備30は、水素の流路を提供する配管部材である。ただし、水素供給設備30を配管部材ではなく、水素を内部に充填したボンベを用いて水素を供給するように構成してもよい。
メタン化反応器45において、二酸化炭素供給設備20から供給された二酸化炭素と水素供給設備30から供給された水素とを用いてメタンを合成する。メタンの合成反応においては、気体のメタンの他に水も合成される。水は、炭素循環システム1の外部へと排出する。
メタン化反応器45で合成したメタンは、メタンタンク49で貯蔵される。メタンタンク49と燃料電池55aとは、第1燃料供給設備50aで接続されている。第1燃料供給設備50aは、メタンの流路を提供する配管部材である。ただし、第1燃料供給設備50aを配管部材ではなく、メタン化反応器45で合成したメタンを内部に充填したボンベを用いてメタンを供給するように構成してもよい。メタンタンク49と燃焼器55bとは、第2燃料供給設備50bで接続されている。第2燃料供給設備50bは、メタンの流路を提供する配管部材である。ただし、第2燃料供給設備50bを配管部材ではなく、メタン化反応器45で合成したメタンを内部に充填したボンベを用いてメタンを供給するように構成してもよい。メタンタンク49に貯蔵されているメタンは、必要に応じて燃料電池55aや燃焼器55bに供給されることとなる。
燃料電池55aと二酸化炭素タンク29とは、第1二酸化炭素回収設備60で接続されている。第1二酸化炭素回収設備60を通過して二酸化炭素タンク29に流れ込むこととなる。第1二酸化炭素回収設備60は、上述した脱水器56aと二酸化炭素分離器57aとを備えている。第1二酸化炭素回収設備60は、複数の二酸化炭素の流路を合流させる三方弁58を備えている。三方弁58は、二酸化炭素分離器57aよりも下流に設けられている。燃料電池55aから排出された二酸化炭素と水を含む排出ガスは、脱水器56aによって水が除去される。その後、二酸化炭素分離器57aで二酸化炭素が分離され、二酸化炭素のみが二酸化炭素タンク29に流入することとなる。窒素や酸素などの二酸化炭素以外の気体は、空気中に排出される。
第1二酸化炭素回収設備60は、燃料電池出口流路61と、脱水器出口流路62と、二酸化炭素分離器出口流路63と、三方弁出口流路64とを備えている。燃料電池出口流路61は、燃料電池55aと脱水器56aとを接続している。燃料電池出口流路61は、水と二酸化炭素を含んだ排出ガスが流れる流路である。脱水器出口流路62は、脱水器56aと二酸化炭素分離器57aとを接続している。脱水器出口流路62は、二酸化炭素を含んだ排出ガスが流れる流路である。二酸化炭素分離器出口流路63は、二酸化炭素分離器57aと三方弁58とを接続している。二酸化炭素分離器出口流路63は、二酸化炭素のみが流れる流路である。三方弁出口流路64は、三方弁58と二酸化炭素タンク29とを接続している。三方弁出口流路64は、二酸化炭素のみが流れる流路である。第1二酸化炭素回収設備60は、二酸化炭素回収設備の一例を提供する。
工場55cから出た二酸化炭素を含む排気は、二酸化炭素分離器57cで二酸化炭素が分離される。二酸化炭素分離器57cで分離された二酸化炭素は、三方弁58に流入して、三方弁出口流路64を流れて二酸化炭素タンク29に貯蔵される。すなわち、燃料電池55aから排出された二酸化炭素と工場55cから排出された二酸化炭素が合流した状態で二酸化炭素タンク29に貯蔵されることとなる。
二酸化炭素タンク29は、燃料電池55aで排出された二酸化炭素や工場55cで排出された二酸化炭素を貯蔵している。この二酸化炭素が、メタン化反応器45に供給されて再びメタンとなる。すなわち、炭素が二酸化炭素の状態とメタンの状態とに変化しながら一連のサイクルを循環することとなる。ただし、燃焼器55bから排出される二酸化炭素は、回収の対象としていない。したがって、炭素循環システム1は、排出される全ての炭素を循環して外部に炭素を一切排出しないシステムではなく、少なくとも一部の炭素を循環して活用するシステムである。また、燃料電池55aで排出される二酸化炭素だけでなく、工場55cから排出される二酸化炭素を用いてメタンを合成している。したがって、炭素循環システム1は、メタンの合成に用いる全ての炭素を炭素循環システム1で循環してまかなうシステムではなく、少なくとも一部の炭素を循環して活用するシステムである。
二酸化炭素の回収が行われる燃料電池55aは、二酸化炭素の回収が行われない燃焼器55bよりも多くの二酸化炭素を排出する。ここで、二酸化炭素の排出量とは、燃料電池55aなどの燃料消費設備において、燃料消費設備が稼働していない時間も含めた1日あたりに排出した二酸化炭素の量である。これによると、炭素循環システム1において、多くの二酸化炭素を回収して、メタンの合成に再利用できる。したがって、炭素循環システム1の外部に排出される炭素の量を少なくできる。
燃料消費設備における二酸化炭素の排出量の大小関係は、上述の関係に限られない。燃料電池55aでの二酸化炭素の排出量を燃焼器55bでの二酸化炭素の排出量よりも少なくしてもよい。あるいは、燃料電池55aでの二酸化炭素の排出量と燃焼器55bでの二酸化炭素の排出量とを略等しい量としてもよい。
上述した実施形態によると、炭素循環システム1は、燃料電池55aと、第1燃料供給設備50aと、燃料電池55aから排出された二酸化炭素を回収する第1二酸化炭素回収設備60とを備えている。さらに、燃料電池55aとは独立した燃焼器55bと、第1燃料供給設備50aとは独立した第2燃料供給設備50bとを備えている。このため、燃料電池55aを用いてメタンを消費して炭素が循環する炭素循環システム1において、燃料電池55a以外に燃料電池55aとは独立した燃焼器55bでも燃料であるメタンを消費可能である。したがって、燃料電池55aが故障するなどして停止した場合であっても、燃焼器55bでメタンを消費することができる。よって、故障していない燃焼器55bを含む炭素循環システム1全体を停止させるのではなく、炭素循環システム1の一部の運転を継続することができる。以上により、一部の燃料消費設備が故障した場合であっても、システム全体を停止させる必要のない炭素循環システム1を提供できる。
炭素循環システム1は、発電設備である燃料電池55aと発熱設備である燃焼器55bとを備えている。このため、炭素循環システム1で合成したメタンを消費して、様々な用途に燃料を活用することができる。
炭素循環システム1は、燃料電池55aでメタンを消費し、燃料電池55aから排出される炭素を回収して炭素を循環している。このため、炭素循環システム1を用いて発電を行うことができる。
炭素循環システム1は、燃料であるメタンを燃焼させて熱エネルギーを取り出す燃焼器55bを備えている。このため、炭素循環システム1を用いて発熱を行うことができる。特に、水素ではなく炭化水素系燃料であるメタンを燃焼させているため、天然ガスを燃焼させるような一般的な燃焼器55bを利用して熱を得ることができる。
二酸化炭素分離器57aは、物理吸着法を用いて二酸化炭素を分離して回収している。このため、化学吸着法に比べて、二酸化炭素の脱離に必要なエネルギーを少なくしやすい。また、膜分離法とは異なり、高精度な圧力管理が不要であるため、二酸化炭素を分離して回収しやすい。
第2実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、燃焼器55bから排出された二酸化炭素を回収するための第2二酸化炭素回収設備260を備えている。
図2において、燃焼器55bと二酸化炭素タンク29とは、第2二酸化炭素回収設備260で接続されている。第2二酸化炭素回収設備260は、燃焼器出口流路261と、二酸化炭素分離器出口流路263と、三方弁出口流路64とを備えている。燃焼器出口流路261は、燃焼器55bと二酸化炭素分離器57cとを接続している。燃焼器出口流路261は、二酸化炭素を多く含む排気が流れる流路である。二酸化炭素分離器出口流路263は、二酸化炭素分離器57cと三方弁58とを接続している。二酸化炭素分離器出口流路263は、二酸化炭素のみが流れる流路である。三方弁58と三方弁出口流路64とは、第1二酸化炭素回収設備60と共用の部品である。
燃焼器55bから排出された二酸化炭素は、第2二酸化炭素回収設備260を通過して二酸化炭素タンク29に流れ込むこととなる。第2二酸化炭素回収設備260は、二酸化炭素分離器57cと三方弁58とを備えている。燃焼器55bから排出された二酸化炭素を含む排気は、工場55cから排出された排気とともに二酸化炭素分離器57cで二酸化炭素が分離される。その後、分離された二酸化炭素のみが三方弁58に流れ込む。三方弁58では、燃料電池55aから排出された二酸化炭素と、燃焼器55bおよび工場55cから排出された二酸化炭素とが合流する。三方弁58で合流した二酸化炭素は、二酸化炭素タンク29に流入して貯蔵される。
上述した実施形態によると、燃焼器55bから排出された二酸化炭素を分離して回収できる。このため、燃料電池55aと燃焼器55bとの燃料消費設備でメタンを消費したことによって排出される二酸化炭素を、全て回収してメタンの合成に再利用することができる。したがって、二酸化炭素を炭素循環システム1の外部に排出することがない。よって、発熱や発電などの目的で燃料を消費した場合であっても、環境負荷を低減しやすい。
第3実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、燃料電池55aから排出された二酸化炭素を含む排出ガスと、工場55cから排出された二酸化炭素を含む排気とを三方弁358で合流させた後に、二酸化炭素分離器357で二酸化炭素を分離して回収する。
図3において、第1二酸化炭素回収設備360は、脱水器56aから排出された二酸化炭素を含む排出ガスと、工場55cから排出された二酸化炭素を含む排気とを合流させる三方弁358を備えている。第1二酸化炭素回収設備360は、三方弁358で合流された二酸化炭素を含む排出ガスと排気から二酸化炭素を分離して回収する二酸化炭素分離器357を備えている。
第1二酸化炭素回収設備360は、燃料電池出口流路61と脱水器出口流路362と三方弁出口流路364と二酸化炭素分離器出口流路363とを備えている。脱水器出口流路362は、脱水器56aと三方弁358とを接続している。脱水器出口流路362は、二酸化炭素を含む排出ガスが流れる流路である。三方弁出口流路364は、三方弁358と二酸化炭素分離器357とを接続している。三方弁出口流路364は、二酸化炭素を含む排出ガスと排気とが流れる流路である。二酸化炭素分離器出口流路363は、二酸化炭素分離器357と二酸化炭素タンク29とを接続している。二酸化炭素分離器出口流路363は、二酸化炭素のみが流れる流路である。第1二酸化炭素回収設備360は、二酸化炭素回収設備の一例を提供する。
燃料電池55aから排出された水と二酸化炭素を含む排出ガスは、脱水器56aで水が除去された後、三方弁358に流入する。三方弁358においては、燃料電池55aから排出された二酸化炭素を含む排出ガスと、工場55cから排出された二酸化炭素を含む排気とが合流する。三方弁358を流出した二酸化炭素を含む排出ガスと排気は、二酸化炭素分離器357において二酸化炭素が分離される。二酸化炭素分離器357で分離された二酸化炭素は、二酸化炭素タンク29に流入して貯蔵される。
上述した実施形態によると、炭素循環システム1は、燃料電池55aから排出された二酸化炭素と工場55cから排出された二酸化炭素とを三方弁358で合流させてから二酸化炭素分離器357で二酸化炭素を分離している。このため、二酸化炭素を排出する設備ごとに二酸化炭素を分離する装置を設ける必要がない。したがって、炭素循環システム1において、燃料電池55aなどの燃料消費設備よりも少ない数の二酸化炭素分離器357で二酸化炭素の分離を行うことができる。
第4実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、燃焼器55bで排出した排気を工場55cを経由して三方弁358に流入させている。
図4において、第2二酸化炭素回収設備460は、燃焼器出口流路461aと工場出口流路461bと三方弁358と三方弁出口流路364と二酸化炭素分離器357と二酸化炭素分離器出口流路363とを備えている。燃焼器出口流路461aは、燃焼器55bと工場55cとを接続している。燃焼器出口流路461aは、二酸化炭素を多く含む排気が流れる流路である。工場出口流路461bは、工場55cと三方弁358とを接続している。工場出口流路461bは、燃焼器55bから排出された二酸化炭素を含む排気と、工場55cから排出された二酸化炭素を含む排気とが流れる流路である。
第2二酸化炭素回収設備460では、燃料電池55aから排出された二酸化炭素を含む排出ガスと燃焼器55bの排気と工場55cの排気とを三方弁358で合流させている。その後、二酸化炭素分離器357で二酸化炭素を分離して、分離された二酸化炭素を二酸化炭素タンク29で貯蔵している。
上述した実施形態によると、炭素循環システム1は、燃焼器55bで排出した排気を工場55cを経由して三方弁358に流入させている。このため、燃焼器55bから排出される二酸化炭素を回収するための第2二酸化炭素回収設備460を用いて、工場55cから排出される二酸化炭素を回収することができる。したがって、第2二酸化炭素回収設備460とは別に、工場55cから排出される二酸化炭素を二酸化炭素タンク29に導くための流路を設ける場合に比べて、設備を簡素化しやすい。
他の実施形態
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、1つの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
1 炭素循環システム、 20 二酸化炭素供給設備、 29 二酸化炭素タンク(二酸化炭素貯蔵設備)、 30 水素供給設備、 39 水素タンク(水素貯蔵設備)、 45 メタン化反応器(燃料合成設備)、 49 メタンタンク、 50a 第1燃料供給設備、 50b 第2燃料供給設備、 55a 燃料電池(第1燃料消費設備) 55b 燃焼器(第2燃料消費設備)、 56a 脱水器、 57a 二酸化炭素分離器、 58 三方弁、 60 第1二酸化炭素回収設備(二酸化炭素回収設備)、 260 第2二酸化炭素回収設備、 360 第1二酸化炭素回収設備(二酸化炭素回収設備)、 357 二酸化炭素分離器、 358 三方弁、 460 第2二酸化炭素回収設備

Claims (6)

  1. 二酸化炭素を蓄える二酸化炭素貯蔵設備(29)と、
    水素を蓄える水素貯蔵設備(39)と、
    二酸化炭素と水素とを用いて炭化水素系燃料を合成する燃料合成設備(45)と、
    前記燃料合成設備に前記二酸化炭素貯蔵設備に蓄えられている二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給設備(20)と、
    前記燃料合成設備に前記水素貯蔵設備に蓄えられている水素を供給する水素供給設備(30)と、
    前記炭化水素系燃料を消費する第1燃料消費設備(55a)と、
    前記炭化水素系燃料を前記第1燃料消費設備に供給する第1燃料供給設備(50a)と、
    前記第1燃料消費設備から排出された二酸化炭素を前記二酸化炭素貯蔵設備に回収する二酸化炭素回収設備(60、360)と、
    前記第1燃料消費設備とは独立して設けられ、前記炭化水素系燃料を消費する第2燃料消費設備(55b)と、
    前記第1燃料供給設備とは独立して設けられ、前記炭化水素系燃料を前記第2燃料消費設備に供給する第2燃料供給設備(50b)とを備えている炭素循環システム。
  2. 前記二酸化炭素回収設備を第1二酸化炭素回収設備(60、360)とし、
    前記第1二酸化炭素回収設備とは別に、前記第2燃料消費設備から排出された二酸化炭素を前記二酸化炭素貯蔵設備に回収する第2二酸化炭素回収設備(260、460)を備えている請求項1に記載の炭素循環システム。
  3. 前記第1燃料消費設備は、電力を取り出す発電設備であり、
    前記第2燃料消費設備は、熱エネルギーを取り出す発熱設備である請求項1または請求項2に記載の炭素循環システム。
  4. 前記発電設備は、燃料電池(55a)である請求項3に記載の炭素循環システム。
  5. 前記発熱設備は、前記炭化水素系燃料を燃焼させて熱エネルギーを取り出す燃焼器(55b)である請求項3または請求項4に記載の炭素循環システム。
  6. 前記二酸化炭素回収設備は、物理吸着法を用いて二酸化炭素を回収する請求項1から請求項5のいずれかに記載の炭素循環システム。
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