JP2020168598A - 気泡含有液体製造装置及び気泡含有液体製造システム - Google Patents

気泡含有液体製造装置及び気泡含有液体製造システム Download PDF

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晶久 太田
輝海 森
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Futoshi Yoshida
太志 吉田
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Abstract

【課題】多量の気泡を含有する気泡含有液体を生成することができる気泡含有液体製造装置及び気泡含有液体製造システムを提供する。【解決手段】本発明の一形態に係る気泡含有液体製造装置は、ケーシングと、剪断機構部とを具備する。ケーシングは、気体が送入された液体が流入する入口と、出口とを有する。剪断機構部は、入口と出口との間に設けられ、入口から出口へ向かう液体に剪断力を付与する。剪断機構部は、回転体と、回転付与部と、対向部材とを有する。回転体は、回転軸と、複数の凹部が面内に形成された第1構造面を外周部に有する筒部とを有し、ケーシングの内部に回転可能に配置される。回転付与部は、回転軸に設けられ、回転体に回転軸まわりの回転力を付与する。対向部材は、第1構造面と所定のクリアランスを介して対向する内周部を有し、ケーシングの内壁部に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、液体中にウルトラファインバブル等の気泡を発生させる気泡含有液体製造装置及び気泡含有液体製造システムに関する。
近年、水等の液体に微小な気泡を含有させた気泡含有液体の普及が進んでいる。微小な気泡には、直径1μm以下のウルトラファインバブル(UFB:ultra fine bubble)や直径10μm以下のマイクロバブル、直径1mm以下のミリバブル等がある。特にUFBを含有するUFB水は、魚介類の鮮度維持や微生物培養、滅菌医療、各種洗浄等の分野での利用が検討されている。
現在利用されているUFB製造装置では、液体に気体を送入した後、送液ポンプによって高圧化して気体を過剰溶解させ、圧力開放することで多量の気泡を発生させる。さらに、気液混相流体が剪断ミキサーを通過することにより気泡を微細化する。例えば、特許文献1には、処理対象の流体を空気と水とが混合された状態の気液混合流体にして流体混合器へ供給する静止型流体混合装置が開示されている。
特開2010−149120号公報
しかしながら、上述のようなUFB製造装置では、高圧化した液体に気体を送入する必要があり、特に多量の気体を送入して多量の気泡を含有する気泡含有液体を生成することは容易ではなかった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、多量の気泡を含有する気泡含有液体を生成することができる気泡含有液体製造装置及び気泡含有液体製造システムを提供することにある。
本発明の一形態に係る気泡含有液体製造装置は、ケーシングと、剪断機構部とを具備する。
前記ケーシングは、気体が送入された液体が流入する入口と、出口とを有する。
前記剪断機構部は、前記入口と前記出口との間に設けられ、前記入口から前記出口へ向かう液体に剪断力を付与する。
前記剪断機構部は、回転体と、回転付与部と、対向部材とを有する。
前記回転体は、回転軸と、複数の凹部が面内に形成された第1構造面を外周部に有する筒部とを有し、前記ケーシングの内部に回転可能に配置される。
前記回転付与部は、前記回転軸に設けられ、前記回転体に前記回転軸まわりの回転力を付与する。
前記対向部材は、前記第1構造面と所定のクリアランスを介して対向する内周部を有し、前記ケーシングの内壁部に設けられる。
上記気泡含有液体製造装置においては、回転体を回転させて第1構造面と対向部材との間の液体に剪断力を付与するように構成される。これにより、液体に含まれる気体の泡は微細化され、微細化された気泡を含有する気泡含有液体を生成することができる。
前記対向部材の内周部は、前記第1構造面と対向し複数の凹部が面内に形成された第2構造面を有してもよい。
これにより、液体に大きな剪断仕事を付与して強い旋回流を生じさせることができる。これにより気泡の微細化が促進され、多量の気泡を含有する気泡含有液体を効率よく生成することができる。
前記第1構造面及び前記第2構造面の少なくとも1つは、前記複数の凹部として、円形または多角形の複数の凹部を含んでもよい。
前記所定のクリアランスは、1.0mm以上3.0mm以下であってもよい。
本発明の一形態に係る気泡含有液体製造システムは、液体を貯留するタンクと、気泡含有液体製造装置とを具備する。
前記気泡含有液体製造装置は、入口と出口とを有するケーシングと、前記入口と前記出口との間に設けられ、前記入口から前記出口へ向かう液体に剪断力を付与する剪断機構部と、前記入口に接続され、前記入口に導入される液体に気体を送入する気体送入部と、前記剪断機構部に取り付けられ、前記モータの駆動により前記入口から前記出口へ向けて液体を移送するポンプ部と、を有する。前記気泡含有液体製造装置は、前記タンクの内部に設置される。
前記剪断機構部は、回転体と、モータと、筒状の対向部材とを有する。
前記回転体は、回転軸と、複数の凹部が面内に形成された第1構造面を外周部に有する筒部とを有し、前記ケーシングの内部に回転可能に配置される。
前記モータは、前記回転軸に設けられ、前記回転体及び前記ポンプ部に前記回転軸まわりの回転力を付与する。
前記対向部材は、前記第1構造面と所定のクリアランスを介して対向する内周部を有し、前記ケーシングの内壁部に設けられる。
本発明によれば、多量の気泡を含有する気泡含有液体を生成することができる。
本実施形態に係る気泡含有液体製造装置の構成を示す模式的な縦断面図である。 図1における[A]−[A]線方向断面図である。 上記気泡含有液体製造装置における回転体と対向部材とを示す斜視図である。 上記気泡含有液体製造装置における第1構造面と第2構造面との間を流れる気泡含有液体の状態を示す模式図である。 上記第1構造面と第2構造面との間のクリアランスの大きさと、乱流エネルギ(κ)及び乱流散逸率(ε)との関係を示すシミュレーション結果である。 比較例1に係る製造装置の構成を示す縦断面図である。 比較例1に係る製造装置における回転板の概略斜視図である。 比較例1に係る製造装置の作用を説明する模式図である。 気泡含有製造装置の他の構成例における特性値を評価したシミュレーション結果である。 上記気泡含有液体製造装置におけるポンプ部の構成の変形例を示す図であって、Aは斜視図、Bは正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る気泡含有液体製造装置の模式的断面図である。 図11における[B]−[B]線方向断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る気泡含有液体製造システムの構成を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る気泡含有液体製造装置の模式的断面図である。 第1の実施形態に係る気泡含有液体製造装置を備えた気泡含有液体製造システムとしてのタンクユニットの構成を示す模式図である。 上記タンクユニットを備えたシステムの概略構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る気泡含有液体製造装置における羽根車の構成の変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
[気泡含有液体製造装置の構成]
図1は、本実施形態に係る気泡含有液体製造装置100の構成を示す模式的な縦断面図、図2は、図1における[A]−[A]線方向断面図である。
本実施形態の気泡含有液体製造装置100は、微小な気泡を含有する液体(以下、気泡含有液体)を製造する装置である。気泡には、大きさによって直径1μm以下のウルトラファインバブル(UFB:ultra fine bubble)、直径10μm以下のマイクロバブル、直径1mm以下のミリバブル等の種類がある。気泡含有液体が含有する気泡はいずれの大きさのものであってもよいが、典型的にはUFBである。
気泡を形成する気体は特に限定されず、例えば、空気、窒素、酸素又はオゾン等とすることができる。気泡含有液体を構成する液体は特に限定されず、用途に応じて適宜選択可能である。用途例については後述する。
図1に示すように、本実施形態の気泡含有液体製造装置100は、ケーシング10と、剪断機構部20と、ポンプ部30とを備える。
(ケーシング)
ケーシング10は、金属材料あるいは合成樹脂材料で構成され、入口11aと出口11bとを有する。入口11aと出口11bは、ケーシング10の内部を介して相互に連通しており、入口11aには気泡を含有した液体が送入され、出口11bからは剪断機構部20において上記気泡が微細化された液体が送出される。入口11aには送入管13の継手部131が接続され、出口11bには送出管の継手部(図示略)が接続される。出口11bは、水平方向に延びる吐出管に接続されることが好ましく、これにより出口11b近傍での空気溜まりの発生を防ぐことができる。
入口11aに接続される送入管13は、図示しないタンクに接続される。タンク内には気泡含有液体を構成する液体が貯留される。送入管13には、タンクから吸入した液体へ気体を送入する気体送入管が接続され、当該気体送入管を介して気泡を含有した液体が入口11aに送入される。一方、出口11bに接続される送出管も上記タンクに接続されており、気泡含有液体製造装置100によって製造された気泡含有液体が上記タンクへ還流される。
なお、継手部131は、ベンチュリ管などの気体送入管で構成されてもよい。この場合、送入管13に別途の気体送入管を設ける必要がなくなるので、気泡含有液体製造システムの構成の簡素化を図ることができる。
ケーシング10は、一端が開口する有底の円筒形状からなるケース本体11と、ケース本体11の開口部を液密に閉塞する蓋部12とを有する。入口11aはケース本体11の底部110の中心に設けられ、出口11bはケース本体11の側周部に設けられる。蓋部12は円板形状を有し、ケース本体11の開口端部に設けられたフランジ部11cにシールリングS1を介して複数の締結具(図示略)により固定される。ケース本体11の側周部の適宜の位置には、水抜き用のドレン孔14及びそれを閉塞する栓(図示略)がそれぞれ設けられている。
(剪断機構部)
剪断機構部20は、回転体21と、回転付与部としてのモータ22と、対向部材23とを有する。図3は、回転体21と対向部材23とを示す斜視図である。
剪断機構部20は、後述するように、回転体21の第1構造面S1と対向部材23の第2構造面S2との間に形成された円環状の剪断室20sにおいて、入口11aから出口11bへ向かう液体に剪断力を付与することで、液体中の気泡を微細化するように構成される。
回転体21は、回転軸211と、筒部としての円筒部212とを有する。回転軸211は、ケース本体11の軸心に沿って延び、蓋部12の中心孔12hに固定された軸受部材Bによって回転可能に支持される。蓋部12の中心孔12hは、蓋部12の外面に設置されたカバー15により液密に閉塞される。
円筒部212は、回転軸211の一端側に取り付けられ、典型的には金属材料で構成される。本実施形態において、円筒部212は、アルミニウムやチタン等の軽量の金属材料で構成されるとともに、入口11a側が開口する有底の円筒形状に形成される。これにより円筒部212の軽量化を図れるため、モータ22の負荷を軽減することができる。なお、円筒部212は、中空構造に限られず、中実構造であってもよい。
円筒部212は、周壁212aと、底部212bとを有する。周壁212aの外周部には、複数の凹部S10(図3参照)が面内に形成された第1構造面S1を外周部に有する円筒状の筒部材210が一体的に取り付けられている。筒部材210は、典型的には、アルミニウム等の金属材料で構成される。底部212bの中心部には回転軸211が貫通するとともに、回転軸211と一体的に固定されるボス部212cが設けられる。
第1構造面S1は、回転軸211を軸心とする円筒状の曲面であって、対向部材23に対向する筒部材210の外周部に形成された凹凸面である。筒部材210の直径は特に限定されず、例えば、150mm以上200mm以下である。筒部材210の軸方向長さも特に限定されず、本実施形態では約80mmである。
モータ22は、回転軸211の他端側に取り付けられ、回転体21に回転軸211まわりの回転力を付与する。モータ22は、ケーシング10の外部に配置され、本実施形態ではカバー15の外面に設置される。モータ22の駆動軸は、回転体21の回転軸211に連結され、あるいは、回転体21の回転軸211と一体的に構成される。
モータ22は、典型的には、回転数が可変の電動モータで構成される。回転数は特に限定されず、微細化すべき気泡の大きさ、液体の流量などに応じて任意に設定可能であり、例えば、1000rpm以上8000rpm以下、本実施形態では、3000rpmである。
対向部材23は、ケーシング10の内壁部に設けられた円筒状の部材であって、回転体21の外周部(筒部材210の外周部)に形成された第1構造面S1と所定のクリアランスCを介して対向する内周部を有する。
対向部材23の内周部は、面内に複数の凹部S20(図3参照)が形成された第2構造面S2を構成する。第2構造面S2は、筒部材210と同心的な円筒状の曲面であって、第1構造面S1と対向する対向部材23の内周部に形成された凹凸面である。第1構造面S1と第2構造面S2との間のクリアランスCは、第1構造面S1及び第2構造面S2の全周にわたって一定であり、これら第1構造面S1及び第2構造面S2の間に形成された環状の空間部が剪断室20sとして形成される。
剪断室20sは、入口11aに接続される送入管13の流路断面積(送入管13の軸方向に垂直な断面積)よりも大きな断面積で形成される。これにより、剪断室20sを通過する液体の圧損を低減して所望とする流量を確保することができる。剪断室20sの断面積は、クリアランスCの大きさで調整可能である。
図3に示すように、第1構造面S1の凹部S10及び第2構造面S2の凹部S20はそれぞれ、円筒状の曲面に形成された複数の円形のディンプルで構成される。本実施形態において凹部S10,S20はそれぞれ同一の大きさ、深さで形成されるが、勿論これに限られず、相互に異なる大きさ、深さで形成されてもよい。凹部S10,S20の大きさ、深さは特に限定されず、本実施形態では、直径が約3mm、深さが約1.7mmである。
凹部S10は、円筒部212の軸方向及び周方向にそれぞれ所定のピッチ(配列間隔)で形成される。同様に、凹部S20は、対向部材23の軸方向及び周方向にそれぞれ所定のピッチ(配列間隔)で形成される。凹部S10,S20の配列間隔は特に限定されず、例えば、1mmである。
凹部S10,S20の形成方法は特に限定されず、例えば、機械加工、転写、レーザ加工、エッチング加工などが挙げられる。凹部S10,S20の開口部のエッジは直角に近いほど好ましく、これにより、第1構造面S1及び第2構造面S2間の相対回転による液体へ剪断負荷をより効率よく付与することができる。
凹部S10,S20は、円形のディンプル形状に限られず、三角形、四角形などの多角形状であってもよい。特に、六角形状のハニカム構造の場合、複数の凹部を高密度で形成することができる。また、凹部S10,S20は独立した形状のものに限られず、格子状や放射状等のような凹凸面を形成できる各種形状のものが採用可能である。
第1構造面S1を有する筒部材210の固定方法は特に限定されず、例えば、円筒部212への圧入や接合材による接着などであってもよい。あるいは、円筒部212の外周部及び筒部材210の内周部に相互に螺合するネジ溝が形成されてもよい。第1構造面S1は、円筒部212の外周部に直接設けられてもよい。この場合、筒部材210が不要となり、回転体21を構成する部品点数の削減を図ることができる。
一方、対向部材23は、ケース本体11の内周部に固定される。固定方法は特に限定されず、例えば、圧入、接合材による接着などであってもよい。あるいは、ケース本体11の内周部及び対向部材23の外周部に相互に螺合するネジ溝が形成されてもよい。さらに対向部材23は、ケース本体11の一部として設けられてもよく、この場合、第2構造面S2は、ケース本体11の内周部に直接形成されてもよい。
第1構造面S1と第2構造面S2との間のクリアランスCは特に限定されず、液体の種類や流量、回転体21の回転数あるいは回転速度等に応じて適宜設定される。例えば、液体が水の場合には、クリアランスCの大きさは、1.0mm以上3.0mm以下、より好ましくは、1.5mm以上2.5mm以下である。クリアランスCが1.0mm未満の場合、液体の圧力損失が大きくなり、出口11bから吐出される液体の流量が低下する傾向にある。一方、クリアランスCが3.0mmを超える場合、第1構造面S1と第2構造面S2との間で液体に作用する剪断応力が低下し、例えば1μm以下のサイズに気泡を微細化することが困難になる傾向にある。クリアランスCは、典型的には、筒部材210及び対向部材23の厚みで調整される。
(ポンプ部)
ポンプ部30は、モータ22の駆動により入口11aから出口11bへ向けて液体を移送することが可能に構成される。
ポンプ部30は、ベース部31と、複数の翼部32とを有する。ベース部31は、円筒部212の開口部側の端部(入口11a側の端部)に固定されることで、回転体21と一体的に回転する。ベース部31は、第1構造面S1を有する筒部材210と同一の外径を有する円板形状を有し、典型的には、回転体21と同様に金属材料で構成される。複数の翼部32は、入口11aに向かって突出するようにベース部31と一体的に設けられる。複数の翼部32は、図3に示すようにベース部31の中心部から周縁部に向かって旋回しながら放射状に延びるように形成される。
ポンプ部30は、遠心ポンプ(渦巻きポンプ)を構成し、複数の翼部32は、遠心羽根車に対応する。つまり、ポンプ部30は、ベース部31の中心(回転軸心)からその径方向に向かう液体の流れを形成する。複数の翼部32は、液体に旋回を与えてエネルギを増加させ、入口11aから剪断室20s、そして出口11bへ向けて液体を移送する吐出圧力を形成する。
本実施形態では、翼部32がその内周側から外周側に向かって幅が大きくなるような流線形状に形成される。これにより、翼部32間に形成される液体の流路33(図3参照)の十分な幅を確保できるとともに、流路33の幅を一様化できるため、流路33を流れる液体の低抵抗化を実現することができる。
翼部32の外径及び高さ(ベース部31からの突出高さ)も特に限定されないが、翼部32の外径及び高さが大きいほど高い吐出圧力を得ることができる。翼部32の外径は、典型的には、ベース部31の外径と同一の大きさ(例えば、150mm〜200mm)に設定される。この場合、翼部32の高さは20mm以上40mm以下とすることができる。これにより、例えば、流量40L/min、回転数3000rpmの条件下で、0.18MPa〜0.43MPaの吐出圧を得ることができる。
本実施形態の気泡含有液体製造装置100は、ポンプ部30を備えているため、入口11aへ液体を送入する配管系に液圧ポンプを設置する必要がなくなり、システムの簡素化を図ることができる。
[気泡含有液体製造装置の動作]
続いて、以上のように構成される本実施形態の気泡含有液体製造装置100の動作について説明する。
モータ22が起動し、回転体21が所定回転数(例えば、3000rpm)で回転する。これにより、ポンプ部30が回転体21とともに回転し、図示しないタンクから液体が吸入される。タンクから吸入された液体は、送入管13に接続された気体送入管を介して気体が送入された後、入口11aに導入される。
入口11aに導入された液体は、ポンプ部30による旋回作用を受けて所定の吐出圧で剪断室20sへ供給される。剪断室20sにおいて、回転体21の第1構造面S1は、対向部材23の第2構造面S2に対して相対回転する。剪断室20sに供給された液体は、ポンプ30による旋回作用に伴う遠心力と、互いに相対回転する第1構造面S1及び第2構造面S2の間で剪断応力を受けることで、液体中の気泡が微細化される。生成された気泡含有液体は、出口11bから送出される。
図4は、剪断室20sにおける第1構造面S1と第2構造面S2との間を流れる気泡含有液体の状態を示す模式図である。図4に示すように気泡B1を含む液体が矢印方向に流れると、相互に相対回転する第1構造面S1と第2構造面S2とによって剪断応力が印加され、凹部S10,S20内に気泡含有液体の噴流が発生する。図4において噴流が生じる領域を線Sで示す。各凹部S10,S20内においてはこの噴流によって比較的小さな渦Mが発生し、気泡B1に作用する。これにより気泡B1が気泡B2に微細化される。
特に本実施形態では、第1構造面S1及び第2構造面S2の2つの凹凸面の間で液体に剪断力を付与するように構成されているため、これら構造面S1,S2によって液体をしっかりとニップした状態で剪断することができる。したがって、凹凸面が1つの場合と比較して非常に高い剪断エネルギを液体に付与することができ、これにより効率よく気泡の微細化を促進することが可能である。
なお、回転体21における筒部材210の軸方向長さをより大きくすることで、第1構造面S1(及び第2構造面S2)の面積を拡張してもよい。これにより、液体が入口11aから出口11bにまで至る過程で剪断力が付与される時間あるいは距離が増大するため、微細気泡の生成効率がより向上し、UFBの生成量を大幅に増加させることができる。
図5は、流体解析ソフトを用いて行ったシミュレーション結果であり、第1構造面S1と第2構造面S2との間のクリアランスCの大きさと、乱流エネルギ(κ)及び乱流散逸率(ε)との関係を示している。ここでは、図6及び図7に示した構造の製造装置105と比較して、本実施形態の気泡含有液体製造装置100の特性を評価した。
図6は比較例1に係る製造装置105の構成を示す縦断面図、図7は製造装置105における回転板123の概略斜視図である。以下、比較例1に係る製造装置105について説明する。
図6に示すように、比較例1に係る製造装置105は、ケーシング121の内部に配置された直径150mmの回転板123をモータ124で回転させ、回転板123の表面に形成された凹凸面126と、この凹凸面126に所定のクリアランスC'を介して対向する対向部材122との間で液体に剪断力を付与することで、気泡含有液体を製造する。回転板123の凹凸面126は、図7に示すように六角形状の複数の凹部が形成されたハニカム構造面であり、その凹凸面126に対向する対向部材122の表面122aは平面である。凹凸面126と対向部材122との間には、対向部材122の中心部に形成された入口122cから導入される液体に剪断力を付与して気泡含有液体を生成する剪断室Fが形成され、生成した気泡含有液体をケーシング121の側周部に形成された出口121dから送出するように構成される。
上記構成の比較例1に係る製造装置105において、回転板123の回転数を3000rpm、入口122cから送入される液体の流量を40L/min、クリアランスC'の大きさを1mmとして、剪断室Fにおける乱流エネルギ(κ)及び乱流散逸率(ε)を測定した。一方、図1に示した本実施形態の気泡含有液体製造装置100において、回転体21の回転数を3000rpm、入口11aから送入される液体の流量を40L/min、クリアランスCの大きさを1mm(解析例1)、2mm(解析例2)及び3mm(解析例3)として、剪断室20sにおける乱流エネルギ(κ)及び乱流散逸率(ε)を測定した。なお、解析例1〜3においては、回転体21の直径を150mm、回転体21における筒部材210の軸方向長さを80mmとした。
ここで、乱流エネルギ(κ)は、流れの乱れの強さを表し、乱流散逸率(ε)は、当該乱れが消えていく速さを表し、乱流散逸率の値が大きいほど、発生する渦が小さいことを意味する。これらの特性値は、気泡含有液体の生成能力に与える影響が強いと考えられており、乱流エネルギ(κ)は気泡微細化の全体的な強さに、乱流散逸率(ε)は渦サイズ、つまり気泡の微細化レベルにそれぞれ関係する。
図5は、比較例1での測定値を1としたときの解析例1〜3での測定値を示している。図5に示すように、解析例1〜3によれば、比較例1よりも高い乱流エネルギ(κ)及び乱流散逸率(ε)が得られる。このことから、本実施形態の気泡含有液体製造装置100によれば、比較例1に係る製造装置105よりも気泡含有液体の生成能力が極めて高いことが確認される。
比較例1に係る製造装置の特性値が解析例1〜3よりも低い理由としては、剪断室Fにおける液体の旋回流のエネルギを十分に回収できないことが考えられる。例えば、図8Aに模式的に示すように、固定面である対向部材122からの視点にて、回転板123の非回転時においては放射状であった液体の流線が、回転板123の回転に伴い、図8Bに示すように強い旋回流に変化する。しかし、回転板123からの視点では、図8Cに示すように、液体の流線は多少の旋回軌道を描くものの、回転板123の流れの供回りにより、凹凸面126の凹部を通過する流線は限定的である。これは、凹凸面126が液体に対して大きな抵抗となって強い旋回流を生じさせるが、凹凸面126の全域にわたって旋回流が行き渡らないためと考えられる。
これに対して本実施形態の気泡含有液体製造装置100によれば、回転体21の軸心(回転軸211)と同心的な筒状の空間が剪断室20sとして形成されているため、入口11aから出口11bへ向かう液体の螺旋状の旋回流を形成することができる。これにより、第1構造面S1及び第2構造面S2の凹部S10,S20を通過する流線の数を飛躍的に増加させることができるため、比較例1よりも強い剪断力を液体に付与してより大きな特性値(乱流エネルギ(κ)及び乱流散逸率(ε))が得られるものと推察される。
さらに本実施形態では、剪断室20sが第1構造面S1及び第2構造面S2の2つの凹凸面で挟まれた空間で構成されるため、剪断室20sにおいて液体に強い剪断力を効果的に付与することができる。このため、比較例1よりもUFBの含有密度が高い気泡含有液体を効率良く生成することができる。
なお、解析例1〜3を比較すると、クリアランスCが大きくなるに従い、乱流エネルギ(κ)は増大する傾向にあるのに対して、乱流散逸率(ε)は減少する傾向にある。このことから、これらの解析例の中では、乱流エネルギ(κ)と乱流散逸率(ε)がいずれも比較的高い値である解析例2(クリアランスC=2mm)が最適値であると判断される。
なお、本実施形態の気泡含有液体製造装置100は、対向部材23に第2構造面S2を設けたが、これを省略することも可能である。つまり、第1構造面S1に対向する対向部材23の表面は滑らかな円筒面であってもよい。
図9は、第2構造面S2を有しない製造装置(解析例4)と、図6及び図7を参照して説明した比較例1に係る製造装置105との特性を比較して示すシミュレーション結果である。併せて、上述した解析例2に係る製造装置と、比較例1において対向部材122の表面122aを凹凸面126と同様な凹凸面で構成した製造装置(比較例2)の特性をそれぞれ示す。ここでも、比較例1での測定値を1としたときの相対値として比較例2、解析例2,4の特性値を示す。なお、比較例2では回転部材126と対向部材122との間のクリアランスを比較例1と同様に1mmとし、解析例4では第1構造面S1と対向部材23とのクリアランスを1mmとした。また、回転数及び流量は、それぞれ3000rpm及び40L/minとした。
図9に示すように、解析例4においても比較例1,2よりも高い乱流エネルギ(κ)及び乱流散逸率(ε)が得られることが確認された。また、解析例2,4を比較して明らかなように、第2構造面S2を有する解析例2の方が第2構造面S2を有しない解析例4よりも高い乱流エネルギ(κ)及び乱流散逸率(ε)が得られることが確認された。
(ポンプ部の変形例)
ポンプ部30は、図3に示した構成に限られず、図10A,Bに示すような構成が採用されてもよい。図10Aは、ポンプ部30'の斜視図、図10Bはその正面図である。
図10A,Bに示すポンプ部30'は、複数の翼部32の間に形成された複数の突起部34を有する。複数の突起部34は、複数の翼部32の間に形成された流路33に設けられ、ベース部31の表面から所定の高さで突出する。各流路33に複数の突起部34が配置されることで、流路33を流れる液体中の気泡を分散させて、剪断室20sにおける気泡の微細化を効率よく行うことが可能となる。
各突起部34の形状は特に限定されない。突起部34は、例えば、直径3mm〜4mm、高さ10mm程度である。突起部34の数や間隔も特に限定されず、任意に設定可能である。
突起部34は、流路33に設けられる例に限られず、例えば、翼部32の側面に設けられてもよい。また、突起部34に代えて、凹部が設けられてもよい。これらのような構成でも上述と同様な作用効果を得ることができる。
<第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。図11は、本発明の第2の実施形態に係る気泡含有液体製造装置200の模式的断面図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
本実施形態の気泡含有液体製造装置200は、ケーシング10と、剪断機構部220とを備え、剪断機構部220の回転付与部が羽根車24で構成されている点で、第1の実施形態と異なる。
羽根車24は、回転軸211に設けられ、回転体21に回転軸211まわりの回転力を付与する。羽根車24は、ケーシング10の内部に配置され、入口11aに導入される液体の圧力を受けて回転するように構成される。これにより、モータなどの駆動源を必要とすることなく回転体21を回転させることができる。
本実施形態において回転軸211の一端は、ケース本体11の底部110の中心孔に固定された軸受部材B1により回転可能に支持され、回転軸211の他端は、蓋部12の中心孔に固定された軸受部材B2により回転可能に支持される。ケース本体11の底部110の中心孔及び蓋部12の中心孔はそれぞれ、カバー161,162により液密に閉塞される。入口11a及び出口11bはそれぞれケース本体11の側周部に設けられ、入口11aには、入口11aに導入される液体に気体を送入するベンチュリ管などの気体送入部40を介して送入管13に接続される。
図12は、図11における[B]−[B]線方向断面図である。羽根車24は、回転軸211に一体的に取り付けられたハブ部241と、ハブ部241の周面から放射状に延びる複数の羽根部242と、ハブ部241の軸方向に複数の羽根部242を支持する一対の円形の支持板243とを有する。ハブ部241、羽根部242及び支持板243は、典型的には金属材料で構成されるが、合成樹脂材料で構成されてもよい。金属材料としては、アルミニウムやチタンなどの比較的軽量の材料が好ましい。
羽根部242の枚数やスキュー角は特に限定されず、入口11aに導入される液体の流量などに応じて適宜設定可能である。本実施形態では羽根部242の数は8、スキュー角θは0°〜45°の範囲で設定される。
羽根車24は、上述のように入口11aに導入される液体の圧力を受けて回転し、その回転駆動力が回転軸211を介して円筒部212へ伝達される。これにより第1構造面S1が第2構造面S2に対して相対的に回転する。第1構造面S1と第2構造面S2との間のクリアランスは、第1の実施形態と同様に、1.5mm以上2.5mm以下であることが好ましい。羽根車24の回転方向は特に限定されず、本実施形態では、図12において反時計方向に回転するように構成される。回転体21の回転数(回転速度)は、羽根車24の直径や、羽根部242の数や幅の大きさ、スキュー角θ、入口11aに導入される液体の流量などによって任意に調整可能である。
例えば、羽根車24の直径を150mm〜200mm、羽根部242の数を8枚、羽根部242の幅を10mm、羽根部242のスキュー角θを10°、回転効率を0.7として試算すると、流量が20L/minのときは200rpm、流量が40L/minのときは400rpm、そして、流量が60L/minのときは600rpmの回転数が得られる。羽根車24としては、上述した水車のような構造以外にも、例えば、プロペラの羽根状のものも採用可能である。
本実施形態においても上述の第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。本実施形態によれば、入口11aに気体送入部40が接続されているため、送入管13が液圧ポンプの吐出口や水道の蛇口などに取り付けられてもよい。この場合、液圧ポンプの吐出圧あるいは水道圧によって羽根車24が回転し、第1構造面S1及び第2構造面S2によって気泡含有液体に所定の剪断力が付与される。したがって、このような構成によっても微細な気泡を多量に含有する気泡含有液体を製造することができる。
<第3の実施形態>
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。図13は、本実施形態に係る気泡含有液体製造システム1の構成を示す模式図である。同図に示すように、気泡含有液体製造システム1は、循環タンク101、液圧ポンプ102、気体送入部103、気体送入ライン104、気泡含有液体製造装置300、熱交換器106及び完成タンク107を備える。
気泡を形成する気体は特に限定されず、例えば、空気、N、O又はO等とすることができる。また、気泡含有液体は異種の気体によって形成された気泡を含有してもよい。気泡含有液体を構成する液体は特に限定されないが、典型的には水である。
[気泡含有液体製造システムの構成]
循環タンク101は、原液又は未完成の気泡含有液体を貯留する。循環タンク101には循環タンク101内の液体量を計測する液面計FS1が設けられている。循環タンク101は、配管L1によって液圧ポンプ102と接続されている。配管L1には給液弁V1及び排液弁V2が接続されている。
液圧ポンプ102は、配管L2によって気体送入部103と接続されている。液圧ポンプ102は、循環タンク101から配管L1を介して供給される液体を配管L2を介して気体送入部103に圧送する。配管L2には圧力・流量調整弁V3、流量計FL1、圧力計FP1、フィルタFF1、及び圧力計FP2が接続されている。フィルタFF1は、配管L2を流れる液体から不純物を除去するためのフィルタである。
気体送入部103は、細径部を有する管である。配管L2から供給された液体は、細径部において流速が上昇し、その圧力が一時的に低下する。気体送入部103はベンチュリ管であってもよい。
気体送入ライン104は、気体送入部103の細径部とガスボンベ等のガス源とを接続し、細径部を流れる液体に気体を送入する。気体送入ライン104が気体送入部103に接続されていることにより、ガスの送入圧を低減させることができる。
気体送入部103は配管L3を介して気泡含有液体製造装置300に接続されており、気体が送入された液体を気泡含有液体製造装置300に供給する。配管L3には圧力・流量調整弁V4が接続されている。
気泡含有液体製造装置300は、配管L3から供給された液体に含まれる気体の気泡を微細化し、微細な気泡を含有する気泡含有液体を生成する。気泡含有液体製造装置300の構成については後述する。気泡含有液体製造装置300は配管L4によって熱交換器106に接続されている。配管L4には圧力・流量調整弁V5、圧力計FP3及び温度計FT1が接続されている。
熱交換器106は、配管L4から供給された気泡含有液体を冷却する。気泡含有液体は主に気泡含有液体製造装置300の通過によって高温となっているためである。熱交換器106の構造は特に限定されない。熱交換器106は配管L5によって三方弁V6に接続されている。配管L5には温度計FT2が接続されている。
三方弁V6は、配管L5と循環ライン165又は完成ライン166を接続する。循環ライン165は三方弁V6と循環タンク101とを接続し、完成ライン166は三方弁V6と完成タンク107とを接続する。
完成タンク107は、完成した気泡含有液体を貯留する。完成タンク107には配管L6が接続され、配管L6には排液弁V7が接続されている。
[気泡含有液体製造装置の構成]
続いて、本実施形態の気泡含有液体製造装置300の構成について説明する。図14は気泡含有液体製造装置300の模式的断面図である。なお、図14において上述の第1の実施形態と共通する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明については省略する。
本実施形態の気泡含有液体製造装置300は、ケーシング10と、剪断機構部320とを備え、ポンプ部30の代わりに、第3構造面S3を有する円板部材213を有する点で、第1の実施形態と異なる。
本実施形態において剪断機構部320は、回転体321と、モータ22と、対向部材23とを有する。回転体321は、回転軸211と、円筒部212と、円板部材213とを有する。
円板部材213は、円筒部212の開口部に固定される。円板部材213は、円筒部212の外径と同一の外径を有し、円筒部212の開口部を閉塞する。円板部材213は、ケース本体11の底部110の内面と所定のクリアランスC1を介して対向している。円板部材213は、回転軸211の先端に固定されており、モータ22の駆動により、円筒部212と一体的に回転可能に構成される。
第3構造面S3は、回転軸211と直交する円形の平面であって、ケース本体11の底部110と対向する円板部材213の表面に形成された凹凸面である。第3構造面S3は、例えば、図7を参照して説明した凹凸面126と同様に、六角形状の複数の凹部が形成されたハニカム構造面で構成される。第3構造面S3と対向するケース本体11の底部110内面は、典型的には平坦面あるが、これに限られず、第3構造面S3と同様な凹凸面であってもよい。
第3構造面S3とケース本体11の底部110内面との間のクリアランスC1は、例えば、0.5mm以上1.5mm以下が好適である。モータ22の回転数は、第1の実施形態と同様に、例えば、1000rpm以上8000rpm以下である。
[気泡含有液体製造システムの動作]
続いて、気泡含有液体製造システム1の動作について説明する。
図13を参照して、液圧ポンプ102によって液体が循環タンク101から気体送入部103に圧送され、気体送入ライン104から気体が液体に送入される。気体が送入された液体はさらに気泡含有液体製造装置300に圧送され、送入管12a及び入口11aを介してケーシング10の入口11aに導入される(図14参照)。
気泡含有液体製造装置300においては、モータ22の駆動により、回転体321が回転軸211のまわりに所定の回転数で回転する。これにより、円筒部212の第1構造面S1は、対向部材23の第2構造面S2に対して所定のクリアランスCを介して対向した状態で相対回転する。一方、円板部材213の第3構造面S3は、ケース本体11の底部110の内面に対して所定のクリアランスC1を介して対向した状態で相対回転する。
ケーシング10の入口11aに導入された液体は、第3構造面S3とケース本体11の底部110との隙間、及び、第1構造面S1と第2構造面との間の隙間を通って、出口11bから送出される。この際、入口11aに導入された液体は、第3構造面S3とケース本体11の底部110との間で剪断力を付与され、更に、第1構造面S1と第2構造面S2との間でも剪断力を付与されるため、液体に含有された気泡が効率よく微細化される。これにより、UFBの生成効率および生成量をより一層高めることができる。
気泡含有液体製造装置300から送出された気泡含有液体は、配管L4を介して熱交換器106へ供給されて冷却される。熱交換器106によって冷却された液体は、三方弁V6を介して循環タンク101又は完成タンク107に供給される。循環タンク101に供給された気泡含有液体は、再度液圧ポンプ102によって再び気泡含有液体製造装置300に向けて圧送されることで、気泡の高密度化がなされる。
気泡含有液体製造システム1では例えば一定時間、循環タンク101を介して液体を循環させ、気泡を高密度化させた後、三方弁V6を操作して生成した気泡含有液体を完成タンク107に貯留させることができる。また、循環タンク101を利用せず、一度のサイクルのみで気泡含有液体を完成タンク107に貯留させてもよい。完成タンク107に貯留された気泡含有液体は、配管L6から排液され、利用される。
<第4の実施形態>
[気泡含有液体製造システム]
上述の第1の実施形態に係る気泡含有液体製造装置100は、モータ22により駆動されるポンプ部30を備えているため、例えば、液体を貯留したタンクの中に設置するなど、循環ラインを構成することなくタンク内で気泡含有液体を製造することができる。
図15は、第1の実施形態に係る気泡含有液体製造装置100を備えた気泡含有液体製造システムとしてのタンクユニット500の構成を示す模式図である。図15に示すように、タンクユニット500は、液体Lを貯留可能なタンク550と、タンク550に配置された気泡含有液体製造装置100と、を備える。
タンクユニット500は、例えば、ケーシング10をタンク550に取り付けるための取付部(図示せず)を有しており、タンク550の壁部の内面に取り付けられる。気泡含有液体製造装置100は、本実施形態において、ケーシング10の入口11a及び出口11bを含む全体がタンク550の液体Lに浸漬されることが可能に構成される。この場合、気体送入部40を有する送入管13は、ケーシング10からタンク550の外部まで延び、図示しない気体源と接続される。また、モータ22は、典型的にはタンク550の外部に配置される。これに限られず、モータ22は、ケーシング10とともに液体Lに浸漬可能に構成されてもよい。
タンク550の壁部の外面には、気泡含有液体製造装置100の図示しない入力操作部が設けられていてもよい。これにより、ユーザによる気泡含有液体製造装置100の起動及び停止等の入力操作が可能となる。
本実施形態のタンクユニット500においては、気泡含有液体製造装置100がタンク550の液体Lを吸入して高密度の微細気泡含有液体を生成し、タンク550の液体L中に吐出する。さらに液体Lが気泡含有液体製造装置100を複数回通過することで、タンク550における液体の微細気泡の密度を高める。
以上のように、本実施形態のタンクユニット500によれば、タンク550内において気泡含有液体の製造及び貯留が可能であるため、気泡含有液体を循環する配管ラインが不要となる。これにより、システムをコンパクトに構築することができるため、気泡含有液体を処理液として使用する設備の構成の簡素化を図ることができる。
図16は、上述のタンクユニット500を備えたシステム600の概略構成図である。
図16に示すシステム600は、研削装置に用いられる研削液(クーラント液)を供給する研削液供給システムとして構成される。本実施形態の気泡含有液体は、UFB等の微細気泡を含有した研削液であり、以下、気泡含有研削液とも称する。
UFB等の微細気泡は、研削液の汚染の原因物質に対する界面活性作用や静菌作用、研削液の臭気の抑制作用等を有する。また、気泡含有研削液により、研削加工時の研削粉の目詰まりが防止でき、砥石等の工具の交換頻度の低減や被加工品の品位向上等が可能となる。
システム600は、上述した構成のタンクユニット500と、液体供給ライン610と、液体供給部620と、廃液回収部630と、廃液回収ライン640と、を備える。
タンクユニット500は、液体(気泡含有研削液)Lを収容可能なタンク550と、タンク550に配置された気泡含有液体製造装置100と、を備える。タンク550は、気泡含有研削液Lを貯留可能なリザーバタンクとして構成される。上述のように、気泡含有液体製造装置100のケーシング10は、タンク550の壁部の内面に取り付けられる。
液体供給ライン610は、例えば、第1の配管611と、送液ポンプ612と、第2の配管613と、を有する。
第1の配管611は、タンクユニット500と送液ポンプ612とを接続する。図16の例では、第1の配管611は、タンク550の底部に接続されている。第1の配管611には、給液弁614及び排液弁615と、フィルタ616とが接続されている。フィルタ616は、第1の配管611を流れる気泡含有研削液Lから不純物を除去するために用いられる。
送液ポンプ612は、第1の配管611と第2の配管613とに接続される。送液ポンプ612は、タンクユニット500から第1の配管611を介して供給される気泡含有研削液Lを第2の配管613へ送液する。
第2の配管613には、例えば、圧力計617a及び流量計617bと、圧力・流量調整弁618と、液体供給弁619と、が接続されている。圧力・流量調整弁618は、圧力計617a及び流量計617bの測定結果に基づいて、第2の配管613における気体含有研削液Lの圧力及び流量を調整する。第2の配管613は、液体供給弁619を介して液体供給部620に接続されている。
液体供給部620は、研削装置700に気泡含有研削液を供給する。研削装置700は、例えばワークWを研削加工する砥石等の工具710と、ワークWを保持する保持テーブル720と、を備える。液体供給部620は、例えば、工具710とワークWとの間に気泡含有液体Lを供給する。
廃液回収部630は、研削装置700に供給した気泡含有研削液Lを廃液として回収するための構成である。廃液回収部630は、例えば保持テーブル720の下部に配置された図示しない容器及び排水口等を含む。
廃液回収ライン640は、廃液回収部630に接続され、回収された気泡含有研削液Lをタンク550に供給する。廃液回収ライン640は、第3の配管641と、第3の配管641に接続された圧力・流量調整弁642及びフィルタ643とを有する。フィルタ643は、廃液回収ライン640の第3の配管641を流れる研削液から不純物を除去するために用いられる。
以上の構成の気泡含有液体供給システム600では、まず、研削液の原液がタンク550に充填される。そして、気泡含有液体製造装置100が起動される。これにより、タンク550内の研削液原液が気泡含有研削液Lに置換される。
タンク550内で生成された気泡含有研削液Lは、液体供給ライン610を通って液体供給部620から研削装置700に供給される。これにより、ワークWが気泡含有研削液Lを用いて研削加工される。
保持テーブル720から流出した使用後の気泡含有研削液Lは、廃液回収部630を介して廃液回収ライン640に供給される。そして、廃液回収ライン640のフィルタ643において研削屑等の不純物が除去され、再びタンク550に供給される。
気泡含有液体製造装置100は、UFB等の微細気泡を高密度に生成することができる。これにより、タンク550内に充填された研削液を短時間で気泡含有研削液Lに置換することができる。したがって、気泡含有研削液Lを準備するための時間を短縮し、研削加工の生産性を高めることができる。
また、高密度の微細気泡により、上記洗浄作用や目詰まり防止作用等を十分に発揮することができる。したがって、研削液や工具、配管等の交換頻度を低減させ、研削加工に係るコストを抑制することができる。
さらに、気泡含有液体製造装置100がタンク550内に配置されていることにより、システム全体の小型化を実現することができる。また、気泡含有液体製造装置100及びタンクユニット500を既存の研削液供給システムへ容易に導入することができ、導入コストを抑制することができる。
また、気泡含有液体製造装置100は小型かつ低コストであるため、求める微細気泡の密度等に応じて、気泡含有液体供給システム600をフレキシブルに構成することができる。例えば、タンクユニット500は、タンク550に対し、複数の気泡含有液体製造装置100を備えた構成としてもよい。これにより、例えばタンク550が大きい場合でも、高密度の気泡含有液体を短時間で大量に製造することができる。
<その他の実施形態>
例えば、UFBは、上述の洗浄作用の他、酸化抑制作用、気体供給作用等、多様な作用を有する。そこで、本発明に係る気泡含有液体製造装置と、収容部(タンク)と、液体供給部と、を備えた気泡含有液体供給システムは、以下のような用途にも用いることができる。
例えば、本発明に係る気泡含有液体供給システムは、液体として例えば精製水、気体として例えば空気やオゾンを用いて、食品や精密機器等を洗浄する洗浄水供給システムとして構成することもできる。
また、本発明に係る気泡含有液体供給システムは、液体として例えば精製水、気体として例えば窒素を用いて、魚肉等の酸化を防止する酸化防止水供給システムとして構成することもできる。
あるいは、本発明に係る気泡含有液体供給システムは、液体として例えば水、気体として例えば二酸化酸素や空気を用いて、浴槽用の気泡含有液体供給システムとして構成することもできる。この気泡含有液体供給システムは、給湯システム内に組み込まれていてもよいし、給湯システムに接続されていてもよい。あるいは、浴槽本体を「収容部」とし、浴槽の一部に気泡含有液体製造装置を取り付けて、浴槽を、気泡含有液体製造装置を備えた気泡含有液体貯留容器として構成してもよい。
また、本発明に係る気泡含有液体供給システムは、液体として例えば水又は海水、気体として例えば酸素を用いて、魚等の水生動物の養殖用水供給システムとして構成することができる。これにより、養殖に用いる水に酸素を十分に混合することができ、水性動物の成長を促進させることができる。
また、本発明に係る気泡含有液体供給システムは、液体として例えば水又は液体肥料、気体として例えば二酸化炭素又は窒素を用いて、植物の潅水システムとして構成することができる。これにより、所望の気体を混合させた気泡含有液体を植物に供給することができ、植物の生長等を促すことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば以上の第1の実施形態では、ポンプ部30を備えた気泡含有液体製造装置100を例に挙げて説明したが、ポンプ部30は省略されてもよい。この場合、入口11aに液体を送入する配管ラインに液圧ポンプが別途配置されればよい。
また以上の第1の実施形態では、ポンプ部30が遠心ポンプとして構成されたが、これに限られず、ベーンポンプやカスケードポンプ(渦流ポンプ)などの他のポンプ構造が採用されてもよい。
また、以上の第2の実施形態では、回転付与部としての羽根車24が回転体21と同一の外径で形成されたが、これに限られない。例えば、図17に示すように羽根車240の外径は、回転体21の外径よりも小さくてもよい。この場合、羽根車240の容積が小さくなる結果、羽根車240の回転数が増大し、回転体21による液体への剪断力も高めることができる。
なお、羽根部242の形状は、上述した流線形状に限られず、図17に示したように放射状に直線的に延びるように形成されてもよい。
さらに以上の各実施形態では、回転体21を構成する円筒部212が円筒形状に形成されたが、これに限られず、回転体の筒部は円錐台形状であってもよい。この場合、当該筒部に所定のクリアランスを介して対向する対向部材もまた、上記円錐台形状に形成される。円錐台形状の筒部及び対向部材は、例えば、ケーシングの入口側から出口側に向かって直径が大きくなる姿勢で設置される。
10…ケーシング
11a…入口
11b…出口
20,220…剪断機構部
20s…剪断室
21…回転体
22…モータ
23…対向部材
24,240…羽根車
30…ポンプ部
31…ベース部
32…翼部
34…突起部
40…気体送入部
100,200…気泡含有液体製造装置
211…回転軸
212…円筒部
500…タンクユニット
600…気泡含有液体製造システム
S1…第1構造面
S2…第2構造面
S3…第3構造面
S10,S20…凹部

Claims (6)

  1. 気体が送入された液体が流入する入口と、出口とを有するケーシングと、
    前記入口と前記出口との間に設けられ、前記入口から前記出口へ向かう液体に剪断力を付与する剪断機構部と
    を具備し、
    前記剪断機構部は、
    回転軸と、複数の凹部が面内に形成された第1構造面を外周部に有する筒部とを有し、前記ケーシングの内部に回転可能に配置された回転体と、
    前記回転軸に設けられ、前記回転体に前記回転軸まわりの回転力を付与する回転付与部と、
    前記第1構造面と所定のクリアランスを介して対向する内周部を有し、前記ケーシングの内壁部に設けられた筒状の対向部材と
    を有する
    気泡含有液体製造装置。
  2. 請求項1に記載の気泡含有液体製造装置であって、
    前記対向部材の内周部は、前記第1構造面と対向し複数の凹部が面内に形成された第2構造面を有する
    気泡含有液体製造装置。
  3. 請求項2に記載の気泡含有液体製造装置であって、
    前記第1構造面及び前記第2構造面の少なくとも1つは、前記複数の凹部として、円形または多角形の複数の凹部を含む
    気泡含有液体製造装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の気泡含有液体製造装置であって、
    前記所定のクリアランスは、1.0mm以上3.0mm以下である
    気泡含有液体製造装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の気泡含有液体製造装置であって、
    前記出口は、水平方向に延びる送出管に接続される
    気泡含有液体製造装置。
  6. 液体を貯留するタンクと、
    入口と出口とを有するケーシングと、前記入口と前記出口との間に設けられ、前記入口から前記出口へ向かう液体に剪断力を付与する剪断機構部と、前記入口に接続され、前記入口に導入される液体に気体を送入する気体送入部と、前記剪断機構部に取り付けられ、前記モータの駆動により前記入口から前記出口へ向けて液体を移送するポンプ部と、を有し、前記タンクの内部に設置された気泡含有液体製造装置と
    を具備し、
    前記剪断機構部は、
    回転軸と、複数の凹部が面内に形成された第1構造面を外周部に有する筒部とを有し、前記ケーシングの内部に回転可能に配置された回転体と、
    前記回転軸に設けられ、前記回転体及び前記ポンプ部に前記回転軸まわりの回転力を付与するモータと、
    前記第1構造面と所定のクリアランスを介して対向する内周部を有し、前記ケーシングの内壁部に設けられた筒状の対向部材と
    を有する
    気泡含有液体製造システム。
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