JP6352099B2 - 微小気泡混合流体生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、気体が混合された水等の流体を攪拌し、混合されている気体を微小気泡化する微小気泡混合流体生成装置に関するものである。
ウルトラファインバブル、ナノバブル等と呼称される微小気泡は、直径が1ミクロン以下の、肉眼では視認できない極小の泡であり、例えばこのような微小気泡が混合された水は、通常の水に比べて洗浄力が高いこと、酸素含有量が多いこと、化学物質を含有せず後処理が容易なこと等から、工業製品や食品等の洗浄分野、排水処理分野、美容分野、養殖分野、水耕栽培分野等において幅広く利用されている。
微小気泡は、予め気体を混合させた流体を物理的に攪拌および剪断することにより生成可能であり、その従来技術として、例えば特許文献1に記載されている微小気泡生成装置が挙げられる。
特許文献1の微小気泡生成装置は、同文献の図2、図3に示されるように、縦置きに設置された筒体41の内部に、シャフト44aによってローター42が軸支され、ローター42の外周面42aと、筒体41の内側に固定されたステータ43の面43aとに、それぞれ軸方向に延びるリブ状の凹凸形状が設けられている。また、筒体41の上端部付近に流体が流入する流入口41aが設けられ、筒体41の上端部付近に流体が流出する流出口41bが設けられている。そして、筒体41の上部に設置されたモータ44によってローター42が回転駆動されるようになっている。
この微小気泡生成装置において、水素や空気等の気体を比較的大きな気泡状で予め混合した水等の流体を流入口41aから流入させながら、モータ44によりローター42を回転駆動すると、ローター42の外周面42aとステータ43の面43aとに形成された凹凸形状がすれ違うことによって流体が攪拌・剪断され、流体中に混合されていた気体が目視できない位の微小気泡となって微小気泡混合流体が生成される。なお、ローター42の下部には、筒体41内における流体の流通を促進するファン47が、ローター42と一体に回転するように設けられている。
特許第5475273号公報
特許文献1の微小気泡生成装置において、微小気泡を生成する能力(効率)は、ローター42とステータ43との間に形成された凹凸状の流体剪断形状の面積を大きくする程高くできる。しかしながら、そのためには、ローター42およびステータ43の軸方向の長さと径を大きくしなければならず、これによって装置の大型化を余儀無くされてしまう。また、ローター42の重量が増大し、その回転慣性モーメントが大きくなるため、ローター42を回転駆動するモータ44を大出力なものにする必要があり、消費電力および製造コストの増大に繋がっていた。
さらに、特許文献1の微小気泡生成装置は、中実状で重量の大きなローター42を両端で支持する必要があるため、ローター42を軸支しているシャフト44aが、その上端をモータ44の支持台に軸支され、下端を床部材46に軸支された構造である。このため、装置のメンテナンスや調整等のためにローター42およびステータ43を着脱する場合には、装置全体の分解を必要とし、保守性が極めて悪かった。
また、筒体41内における流体の流通を促進させるためにファン47等の付加物を設けなければならず、構造が複雑化していた。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、簡素で小型、且つ保守性の良い構造により、微小気泡混合流体を効率良く生成することのできる微小気泡混合流体生成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係る微小気泡混合流体生成装置は、共通の中心軸線回りに形成されて異なる径を持ち、且つ径方向に重複する複数の固定側流体剪断面を形成する固定側流体剪断部材と、前記中心軸線回りに回転可能に軸支され、前記複数の固定側流体剪断面の各々に対向する複数の可動側流体剪断面を形成する回転側流体剪断部材と、前記複数の固定側流体剪断面と前記複数の可動側流体剪断面との間に形成されて径が異なり、径方向に重複するとともに順次連通している複数の流体剪断空間と、前記複数の流体剪断空間の各々において、前記固定側流体剪断面および前記可動側流体剪断面の少なくとも一方に形成された凹凸状の流体剪断形状と、前記回転側流体剪断部材を回転駆動する回転駆動部材と、前記流体剪断空間に流体を供給する流体供給部と、前記流体に気体を混合する気体混合部と、前記気体混合部によって気体が混合された前記流体を上流側の前記流体剪断空間に流入させる流体入口部と、下流側の前記流体剪断空間から前記流体を流出させる流体出口部と、前記流体入口部と連通し、前記回転駆動部材の内部に前記回転駆動部材の軸心に沿って形成される第1通路と、前記第1通路と連通し、前記回転駆動部材の内部に前記第1通路と交差する方向に延びるように形成される第2通路と、を備え、前記第1通路及び前記第2通路は、前記流体の流れにおける前記流体入口部と前記流体剪断空間との間に設けられることを特徴とする。
上記構成の微小気泡混合流体生成装置によれば、固定側流体剪断部材が有する複数の固定側流体剪断面と、回転側流体剪断部材が有する複数の可動側流体剪断面との間に複数の流体剪断空間が径方向および軸方向に重複して形成される。
そして、流体供給部から供給される流体に、気体混合部において気体が混合されることによって気液混合流体が生成され、この気液混合流体が、流体入口部から上流側の流体剪断空間に流入し、下流側の流体剪断空間に設けられた流体出口部から流出する。
この間に、回転駆動部材によって回転側流体剪断部材が回転駆動されることにより、各流体剪断空間の内部において流体が流体剪断形状により剪断され、流体に混合されている気体が細かい微小気泡となって微小気泡混合流体が生成される。
この微小気泡混合流体生成装置では、上記の通り、複数の流体剪断空間が径方向および軸方向に重複して形成されているため、固定側流体剪断部材および回転側流体剪断部材の軸方向の長さおよび径を大きくすることなく、流体剪断空間が有する流体剪断形状の面積を大きくし、微小気泡混合流体を効率良く生成することができる。
しかも、回転側流体剪断部材の内部にも可動側流体剪断面が形成されているため、回転側流体剪断部材が中空状となる。このため、可動側流体剪断面の合計面積を増大させながら回転側流体剪断部材の重量を軽減させることができる。
これにより、回転側流体剪断部材の回転慣性モーメントを大幅に軽減させ、これを回転駆動するモータ等の回転駆動部材を小型化することができ、製造コストおよび消費電力を低減させることができる。
上記構成の微小気泡混合流体生成装置において、前記流体入口部は前記回転側流体剪断部材の回転中心部から前記複数の流体剪断空間のうちの径方向内側にある前記流体剪断空間に前記流体を供給するように設けられ、前記流体出口部は径方向外側にある前記流体剪断空間から前記流体を流出させるように設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、径方向内側にある流体剪断空間が上流側となり、径方向外側にある流体剪断空間が下流側となり、回転側流体剪断部材の回転中心部に設けられた流体入口部から流入した流体が径方向内側(上流側)の流体剪断空間から流入して径方向外側(下流側)の流体剪断空間から流出する。
回転側流体剪断部材の回転時には、径方向内側(上流側)の流体剪断空間よりも径方向外側(下流側)の流体剪断空間に大きな遠心力が加わる。このため、回転側流体剪断部材の回転中心部に設けられた流体入口部から径方向内側の流体剪断空間に流入した流体は、遠心ポンプの作用と同様に、遠心力によって流体出口部から排出される径方向外側の流体剪断空間の流体を補うべく、径方向内側から外側の流体剪断空間に向かって流れる。このため、常に流体が流体入口部から流入して流体出口部から排出されるようになり、流体の流通を促進させるためのファン等の付加物が不要になる。したがって、微小気泡混合流体生成装置の構成を簡素にすることができる。
上記構成の微小気泡混合流体生成装置において、前記回転側流体剪断部材は片持ち状に軸支され、その軸方向自由端側に向かって着脱可能であることが好ましい。
上記構成によれば、回転側流体断部材を容易に着脱させることができるため、微小気泡混合流体生成装置の保守性を良くすることができる。
上記構成の微小気泡混合流体生成装置において、前記固定側流体剪断部材と、前記回転側流体剪断部材と、前記回転駆動部材は、前記中心軸線が縦向きになるように設置され、前記回転駆動部材の上に前記固定側流体剪断部材と前記回転側流体剪断部材とが着脱可能に設置されていることが好ましい。
上記構成によれば、縦向きに起立した円筒状の回転側流体断部材を上方に向かって取り外すようになるため、回転側流体断部材をさらに容易に着脱させることができる。
上記のように前記回転側流体剪断部材が片持ち状に軸支されている場合には、該回転側流体剪断部材を軸支する軸受の少なくとも1つが、該回転側流体剪断部材の軸方向中間部に配置されていることが好ましい。
上記構成によれば、片持ち状に軸支された回転側流体剪断部材の駆動軸の、軸受からのオーバーハング量を短くすることができ、これによって回転側流体剪断部材の径方向への振れに対する剛性を高めて精度良く回転させ、微小気泡混合流体を効率良く生成することができる。
以上のように、本発明に係る微小気泡混合流体生成装置によれば、簡素で小型、且つ保守性の良い構造により、微小気泡混合流体を効率良く生成することができる。
本発明に係る微小気泡混合流体生成装置の機器構成図である。 本発明の第1実施形態を示す流体剪断部の縦断面図である。 図2のIII−III線に沿う横断面図である。 本発明の第2実施形態を示す流体剪断部の縦断面図である。 本発明の第3実施形態を示す流体剪断部の縦断面図である。 本発明の第4実施形態を示す流体剪断部の縦断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る微小気泡混合流体生成装置の機器構成図である。この微小気泡混合流体生成装置1は、流体(本実施形態では水を例示する)に、空気、酸素、二酸化炭素、窒素等の気体(本実施形態では空気を例示する)の微小気泡を混合させて微小気泡混合流体を生成するものである。流体が水である場合はスーパーファインバブル水(ナノバブル水)が生成される。
微小気泡混合流体生成装置1は箱状のユニットケース2を備えており、このユニットケース2の内部は、隔壁3を境にモータ室4とポンプ室5とに区画されている。モータ室4には、インバータモータ6(回転駆動部材)が、その主軸7を鉛直上方に向けて縦置きに設置され、ポンプ室5には後述するポンプ45およびエジェクタ49等の機器類が収容されている。また、モータ室4の上部には円柱状の流体剪断部8が設置されている。流体剪断部8は下記のように構成されている。
まず、図2に示すように、モータ室4の天板をなす厚手の鋼鈑等から形成された仕切り板11が複数のボルト12でユニットケース2の上面に締結され、この仕切り板11を貫通する形で鉛直方向に沿う円筒状のベアリングホルダ13が固定されている。また、仕切り板11の上面に、ベアリングホルダ13よりも径の大きな円筒容器状で上部が閉塞されたアウターケーシング15(固定側流体剪断部材)が複数のボルト16で着脱可能に固定されている(図1も参照)。仕切り板11とアウターケーシング15との間はO−リング17で液密的にシールされている。
さらに、図3にも示すように、ベアリングホルダ13の外周面に円筒状のインナーケーシング19(固定側流体剪断部材)が着脱可能に固定されている。インバータモータ6の主軸7とベアリングホルダ13とアウターケーシング15とインナーケーシング19と後述するインナーロータ27は、共通の鉛直な中心軸線Cに沿って一直線上に配列されている。図2、図3に示すように、アウターケーシング15の内周面は固定側流体剪断面15aとなっており、インナーケーシング19の外周面は固定側流体剪断面19aとなっている。これらの固定側流体剪断面15a,19aは共通の中心軸線C回りに形成されて異なる径を持ち、且つ径方向および軸方向に重複している。固定側流体剪断面15a,19aは後述するように凹凸状である。
図2に示すように、ベアリングホルダ13の上下両端に圧入された上下一対のベアリング21,22(軸受)によって鉛直な駆動軸23が中心軸線C回りに回転自在に軸支され、この駆動軸23の下端部が継手24を介してインバータモータ6の主軸7に連結されている。駆動軸23の上部には、インナーケーシング19に被さる円柱形状のインナーロータ27(回転側流体剪断部材)が、例えば複数のボルト28によって回転一体に、且つ駆動軸23に対して着脱可能に固定されている。つまり、インナーロータ27は、ベアリング21,22および駆動軸23によって下方から片持ち状に軸支されており、アウターケーシング15が取り外されていれば、ボルト28を抜くことによって軸方向自由端側(ここでは上側)に向かって取り外すことができる。
インナーロータ27は、インバータモータ6により回転駆動されてアウターケーシング15の内部で回転する。ここで、このインナーロータ27を軸支しているベアリング21,22のうち、上側のベアリング22は、インナーロータ27の軸方向中間部に配置されている。即ち、インナーロータ27の下端部27cと上端部27dとの間の高さにベアリング22が配置されている。なお、ベアリングホルダ13の上部には駆動軸23の抜け止めおよび防水を行うメカニカルシール30が設けられている。
図2、図3に示すように、インナーロータ27の外周面は、アウターケーシング15の固定側流体剪断面15aに対して例えば2〜3ミリの間隔を空けて対向する可動側流体剪断面27aとなっている。また、インナーロータ27の内周面は、インナーケーシング19の固定側流体剪断面19aに対して例えば2〜3ミリの間隔を空けて対向する可動側流体剪断面27bとなっている。そして、アウターケーシング15およびインナーケーシング19の固定側流体剪断面15a,19aと、これらに対向しているインナーロータ27の可動側流体剪断面27a,27bとの間に、それぞれ流体剪断空間31,32が形成されている。これらの流体剪断空間31,32は径が異なり、径方向および軸方向に重複するとともに、相互に連通している。即ち、流体剪断空間32は流体剪断空間31よりも径が小さくて流体剪断空間31の内周側に重複しており、インナーロータ27と仕切り板11との間に形成された連通路33を介して連通している。
これらの流体剪断空間31,32の各々において、固定側流体剪断面15a,19aおよび可動側流体剪断面27a,27bの少なくとも一方には、凹凸状の流体剪断形状が形成されている。例えば、流体剪断空間31においては、固定側流体剪断面15aと可動側流体剪断面27aの両方に、中心軸線Cに直交する断面が歯車状となるように凹凸状の流体剪断形状が付与されている(図3中には簡略化して記載してある)。
また、流体剪断空間32においては、固定側流体剪断面19aと可動側流体剪断面27bの両方に、同様な凹凸状(歯車状)の流体剪断形状が付与されている。(図3中には簡略化して記載してある)
なお、固定側流体剪断面19aは、円筒状のインナーケーシング19の全周に亘って軸方向に延びるスリット穴を多数穿設し、このインナーケーシング19をベアリングホルダ13とメカニカルシール30の外周面に密に嵌合させることによって、上記スリット穴の位置における横断面形状を凹凸形状に形成したものである。
図1、図2に示すように、アウターケーシング15の上面中央部に流体入口部36が設けられ、アウターケーシング15の上部外周面に流体出口部37が設けられている。流体入口部36は、インナーロータ27の回転中心部から、後述のポンプ45およびエジェクタ49によって空気や酸素等の気体が混合された水を、径方向内側にある上流側の流体剪断空間32に流入させるように設けられている。また、流体出口部37は、径方向外側にある下流側の流体剪断空間31から水を流出させるように設けられている。
具体的には、流体入口部36は、例えば中心軸線Cに沿うようにアウターケーシング15の上面中央部に固定された管状であり、駆動軸23の上端部から軸心に沿って形成された軸心流入通路40に連通している。この流体入口部36に対して駆動軸23(軸心流入通路40)は相対回転するため、流体入口部36と軸心流入通路40との間には両部材36,40間の相対回転を可能にしつつ、水が流体入口部36から下流側の流体剪断空間31に流入することを阻止する図示しないシール部材が介装されている。
図2に示すように、駆動軸23には、軸心流入通路40の下端部から水平に伸びる複数の水平通路41が形成され、これらの水平通路41が、それぞれインナーロータ27の内部に形成された複数の鉛直通路42に連通し、各鉛直通路42は流体剪断空間32に連通している。このため、流体入口部36から流入した水が軸心流入通路40と水平通路41と鉛直通路42とを経て流体剪断空間32に供給されるようになっている。
一方、流体出口部37は、平面視でアウターケーシング15の外周輪郭に対して接線方向に水平に延出するパイプ状であり、図2に示すように、流体剪断空間31の最上部に連通している。そして、インナーロータ27の回転とともに、下流側の流体剪断空間31内の水が流体出口部37から流出するようになっている。
流体剪断部8は以上のように構成されている。
図1に示すように、ユニットケース2のポンプ室5にはポンプ45(流体供給部)が設置されており、このポンプ45の吸入口45aには外部から水を供給する水供給管46が接続されている。水供給管46には逆止弁47が設けられている。
一方、ポンプ45の吐出口45bには気体混合管48が接続され、この気体混合管48の中間部にエジェクタ49(気体混合部)が接続されている。なお、吐出口45bにおける水の吐出圧力を計測する圧力計50が設けられている。
さらに、エジェクタ49の下流側に、逆止弁51を介して気液混合管52が接続され、エジェクタ49と吐出口45bとの間から分岐するリリーフ管53が流量調整式(手動)のリリーフバルブ54を介して水供給管46に合流している。
また、エジェクタ49には耐圧チューブを用いた気体供給管55aが逆止弁(非図示)を介して接続されている。この気体供給管55aの他端は、ユニットケース2の外面に設けられた気体流量計56の一端に接続され、気体流量計56の他端に接続された気体供給管55bが、同じくユニットケース2の外面に設けられた気体供給口57に接続されている。気体流量計56には流量調整ツマミ56aが設けられている。気体供給口57には、空気を供給する図示しないコンプレッサやエアタンクが接続される。なお、空気以外の気体を用いる場合は、その気体が圧縮充填されたボンベや気体発生装置等が接続される。
気液混合管52はポンプ45からユニットケース2から突出し、その先端が流体剪断部8(アウターケーシング15)の流体入口部36に接続されている。
また、流体剪断部8の流体出口部37には排出管58が接続されている。この排出管58の中間部には、エア抜きバルブ59と、目視で流量を確認できる流量計60とが接続されている。エア抜きバルブ59は流体出口部37と同等以上の高さに設置されている。
以上のように構成された微小気泡混合流体生成装置1は次のように作動する。
即ち、図1に示す水供給管46からポンプ45の吸入口45aに水を供給しながら、ポンプ45を作動させる。これにより、ポンプ45の吐出口45bから吐出された水が気体混合管48を流れる。この時には、圧力計50を見ながら、所定のポンプ圧になるようにリリーフバルブ54の開度を調整する。
また、気体流量計56を見ながら、所定の空気流量となるように流量調整ツマミ56aの開度を調整する。これにより、気体供給口57から供給された空気が、気体供給管55bと気体流量計56と気体供給管55aと逆止弁(非図示)とを経てエジェクタ49に供給され、エジェクタ49から気体混合管48を流れる水に混合されて気液混合水が生成される。この気液混合水は、逆止弁51を経て気液混合管52に送給され、流体剪断部8の流体入口部36に供給される。
流体剪断部8の流体入口部36に供給された気液混合水は、図2中に矢印で示すように、駆動軸23の軸心流入通路40および水平通路41と、インナーロータ27の鉛直通路42とを経て流体剪断空間32に流入する。流体剪断空間32では、気液混合水が上方から下方に流れながら、固定されているインナーケーシング19の凹凸状の固定側流体剪断面19aと、回転しているインナーロータ27の凹凸状の可動側流体剪断面27bとの間で撹拌・剪断され、気液混合水に含まれている気体が細かい気泡に細分化される。
次に、この細かい気泡を含む気液混合水は、流体剪断空間32から連通路33を経て流体剪断空間31に流れ、流体剪断空間31の内部を下方から上方に流れながら、固定されているアウターケーシング15の凹凸状の固定側流体剪断面15aと、回転しているインナーロータ27の凹凸状の可動側流体剪断面27aとの間で、より激しく撹拌・剪断され、気液混合水に含まれている気体がさらに細かい気泡に細分化される。こうして、気液混合水は微小気泡混合水(微小気泡混合流体)となり、流体出口部37と排出管58とを経て排出され、需要部に供給される。なお、排出管58に接続された流量計60によって微小気泡混合水の排出量を確認することができる。
このように構成された微小気泡混合流体生成装置1は、その流体剪断部8において、アウターケーシング15およびインナーケーシング19が有する2つの凹凸状の固定側流体剪断面15a,19aと、インナーロータ27が有する2つの凹凸状の可動側流体剪断面27a,27bとの間に、2つの流体剪断空間31,32が径方向および軸方向に重複して形成されている。このため、アウターケーシング15やインナーロータ27の軸方向の長さおよび径を大きくすることなく、流体剪断空間31,32が有する流体剪断形状(固定側流体剪断面15a,19a、及び可動側流体剪断面27a,27b)の面積を大きく確保し、この広い流体剪断形状によって微小気泡混合水を効率良く生成することができる。
しかも、インナーロータ27の内部にも可動側流体剪断面27bが形成されているため、インナーロータ27が中空状となっている。このため、可動側流体剪断面27a,27bの合計面積を増大させながらインナーロータ27の重量を軽減させることができる。
これにより、インナーロータ27の回転慣性モーメントを大幅に軽減させ、これを回転駆動するインバータモータ6を小型化することができ、製造コストおよび消費電力を低減させることができる。
また、流体剪断部8に気液混合水を供給する流体入口部36がインナーロータ27の回転中心部から径方向内側にある流体剪断空間32に気液混合水を供給するように設けられている。一方、流体出口部37が径方向外側にある流体剪断空間31から気液混合水(微小気泡混合水)を流出させるように設けられている。このために、流体入口部36から流体剪断部8に流入した気液混合水が、流体剪断空間32から流体剪断空間31に流れやすくなる。
即ち、径方向内側にある流体剪断空間32が上流側となり、径方向外側にある流体剪断空間31が下流側となるため、インナーロータ27の回転時には、径方向内側(上流側)の流体剪断空間32よりも径方向外側(下流側)の流体剪断空間31に大きな遠心力が加わる。
このため、インナーロータ27の回転中心部に設けられた流体入口部36から径方向内側の流体剪断空間32に流入した流体は、遠心ポンプの作用と同様に、遠心力によって流体出口部37から排出される径方向外側の流体剪断空間31の流体を補うべく、径方向内側の流体剪断空間32から径方向外側の流体剪断空間31に向かって流れる。
これにより、常に流体が流体入口部36から流入して流体出口部37から排出されるようになる。したがって、流体剪断部8の内部に、気液混合水の流通を促進させるためのファン等の付加物を設ける必要がなく、微小気泡混合流体生成装置1の構成を簡素にすることができる。
また、この微小気泡混合流体生成装置1は、インナーロータ27が片持ち状に軸支されており、このインナーロータ27は、その軸方向自由端側に向かって着脱可能となっている。このため、インナーロータ27を容易に着脱させることができ、これによって微小気泡混合流体生成装置1の保守性を良くすることができる。
さらに、この微小気泡混合流体生成装置1は、固定側流体剪断部材であるアウターケーシング15およびインナーケーシング19と、回転側流体剪断部材であるインナーロータ27と、インバータモータ6とが、その中心軸線Cが縦向きになるように設置され、インバータモータ6の上にアウターケーシング15とインナーケーシング19とインナーロータ27とが着脱可能に設置されている。
このように、流体剪断部8(アウターケーシング15、インナーロータ27等)が縦向きに起立した姿勢で微小気泡混合流体生成装置1に配置されていることと、インナーロータ27の駆動軸23が下方から片持ち支持されていることとにより、アウターケーシング15およびインナーロータ27を上方に向かって取り外すようになり、その着脱が非常に容易である。したがって、微小気泡混合流体生成装置1の保守性をさらに良くすることができる。
また、この微小気泡混合流体生成装置1は、図2に示すように、インナーロータ27を軸支する2つのベアリング21,22のうちの1つ(例えば上側のベアリング22)が、インナーロータ27の軸方向中間部に配置されている。このため、片持ち状に軸支されたインナーロータ27の駆動軸23の、ベアリング22からのオーバーハング量を短くすることができ、これによってインナーロータ27の径方向への振れに対する剛性を高めて精度良く回転させ、微小気泡混合水を効率良く生成することに貢献することができる。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態を示す流体剪断部の縦断面図である。
この流体剪断部61は、第1実施形態の流体剪断部8と同じく、固定されたアウターケーシング62(固定側流体剪断部材)と、駆動軸63に回転駆動されるインナーロータ64(回転側流体剪断部材)とが組み合わされている。
アウターケーシング62とインナーロータ64は、互いに近接して噛み合う多重の固定側流体剪断部材62aと可動側流体剪断面64aとを備えており、これらの剪断部材62a,64aの内面には、第1実施形態を同様な、平面視で歯車状の流体剪断形状(非図示)が設けられている。また、流体剪断部61の中央部に流体入口部65が設けられ、外周部に流体出口部66が設けられている。
流体入口部65から気液混合水を供給しながらインナーロータ64を回転させると、固定されている固定側流体剪断部材62aと、回転している可動側流体剪断面64aとの間で気液混合流体が撹拌・剪断され、気液混合水に含まれている気体が細かい気泡に細分化されて、気液混合水が微小気泡混合水(微小気泡混合流体)となり、流体出口部66から排出される。
この流体剪断部61によれば、多重に設けられた固定側流体剪断部材62aと可動側流体剪断面64aの表面積を大きくすることができるため、第1実施形態の流体剪断部8よりも効率良く微小気泡混合水を生成することができる。
[第3実施形態]
図5は、本発明の第3実施形態を示す流体剪断部の縦断面図である。
この流体剪断部71は、上述の第2実施形態(図4参照)における流体剪断部61を上下に2基重ね、各々のインナーロータ64を共通の駆動軸72で回転駆動させている。気液混合水は、上側の流体剪断部61の中央部に設けられた流体入口部73から流入し、下側の流体剪断部61の外周部に設けられた流体出口部74から排出される。この流体剪断部71によれば、第2実施形態の構成よりもさらに効率良く微小気泡混合水を生成することができる。特に、上側の流体剪断部61にて生成された微小気泡混合水を下側の流体剪断部61に通水して再度撹拌・剪断しているため、微小気泡混合水の気泡濃度を高濃度化することができる。
[第4実施形態]
図6は、本発明の第4実施形態を示す流体剪断部の縦断面図である。
この流体剪断部81は、上述の第3実施形態(図5参照)における流体剪断部71とほぼ同様な構成である。しかし、第3実施形態では上下の流体剪断部61が連通していたのに対し、この第4実施形態では上下の流体剪断部61が独立しており、それぞれの流体剪断部61に流体入口部73から気液混合水が個別に供給され、各流体剪断部61にて生成された微小気泡混合水が、各々の流体剪断部61に設けられた流体出口部74から個別に排出されるようになっている。
本構成によれば、第3実施形態における流体剪断部71に比べて、生成される微小気泡混合水の気泡濃度は低くなるものの、微小気泡混合水の生成量を多くすることができる。
以上のように、本実施形態に係る微小気泡混合流体生成装置によれば、簡素で小型、且つ保守性の良い構造により、微小気泡混合水を効率良く生成することができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更や改良を加えることができ、このように変更や改良を加えた実施形態も本発明の権利範囲に含まれるものとする。
例えば、上記各実施形態では、流体として水を用い、気体として空気を用いた例について説明したが、他の種類の流体及び気体を用いても良い。
1 微小気泡混合流体生成装置
6 インバータモータ(回転駆動部材)
7 インバータモータの主軸
8 流体剪断部
15 アウターケーシング(固定側流体剪断部材)
15a 固定側流体剪断面
19 インナーケーシング(固定側流体剪断部材)
19a 固定側流体剪断面
21,22 ベアリング(軸受)
23 駆動軸
27 インナーロータ(回転側流体剪断部材)
27a,27b 可動側流体剪断面
31,32 流体剪断空間
36 流体入口部
37 流体出口部
45 ポンプ(流体供給部)
49 エジェクタ(気体供給部)
C 中心軸線

Claims (5)

  1. 共通の中心軸線回りに形成されて異なる径を持ち、且つ径方向に重複する複数の固定側流体剪断面を形成する固定側流体剪断部材と、
    前記中心軸線回りに回転可能に軸支され、前記複数の固定側流体剪断面の各々に対向する複数の可動側流体剪断面を形成する回転側流体剪断部材と、
    前記複数の固定側流体剪断面と前記複数の可動側流体剪断面との間に形成されて径が異なり、径方向に重複するとともに順次連通している複数の流体剪断空間と、
    前記複数の流体剪断空間の各々において、前記固定側流体剪断面および前記可動側流体剪断面の少なくとも一方に形成された凹凸状の流体剪断形状と、
    前記回転側流体剪断部材を回転駆動する回転駆動部材と、
    前記流体剪断空間に流体を供給する流体供給部と、
    前記流体に気体を混合する気体混合部と、
    前記気体混合部によって気体が混合された前記流体を上流側の前記流体剪断空間に流入させる流体入口部と、
    下流側の前記流体剪断空間から前記流体を流出させる流体出口部と、
    前記流体入口部と連通し、前記回転駆動部材の内部に前記回転駆動部材の軸心に沿って形成される第1通路と、
    前記第1通路と連通し、前記回転駆動部材の内部に前記第1通路と交差する方向に延びるように形成される第2通路と、を備え、
    前記第1通路及び前記第2通路は、前記流体の流れにおける前記流体入口部と前記流体剪断空間との間に設けられることを特徴とする微小気泡混合流体生成装置。
  2. 前記流体入口部は前記回転側流体剪断部材の回転中心部から前記複数の流体剪断空間のうちの径方向内側にある前記流体剪断空間に前記流体を供給するように設けられ、前記流体出口部は径方向外側にある前記流体剪断空間から前記流体を流出させるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の微小気泡混合流体生成装置。
  3. 前記回転側流体剪断部材は片持ち状に軸支され、その軸方向自由端側に向かって着脱可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の微小気泡混合流体生成装置。
  4. 前記固定側流体剪断部材と、前記回転側流体剪断部材と、前記回転駆動部材は、前記中心軸線が縦向きになるように設置され、前記回転駆動部材の上に前記固定側流体剪断部材と前記回転側流体剪断部材とが着脱可能に設置されていることを特徴とする請求項3に記載の微小気泡混合流体生成装置。
  5. 前記回転側流体剪断部材を軸支する軸受の少なくとも1つが、該回転側流体剪断部材の軸方向中間部に配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載の微小気泡混合流体生成装置。
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