JP2020167918A - 回路基板、及び電動オイルポンプ - Google Patents

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雄策 関
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Chisato Sekiguchi
知里 関口
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Junichi Takao
潤一 高尾
康明 小長谷
Yasuaki Konagaya
康明 小長谷
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Abstract

【課題】高耐電圧のMOSFETを用いる場合に比べて低コストで、過電圧によるMOSFET123の破壊を防止することができる制御基板を備える電動オイルポンプを提供する。【解決手段】基板内の回路を保護する逆接続保護回路103を有する制御基板を備える電動オイルポンプであって、逆接続保護回路103のMOSFET123のソース端子123bに接続する第1基板配線127と、GND端子120dに接続する第2基板配線124と、外部電源の出力電圧が定格よりも大きい所定値以上になった場合に、第1基板配線127から第2基板配線124に向けて電流を流すバイパス回路115とを備え、前記所定値が、MOSFET123のゲート・ソース間の耐電圧よりも小さい値である、電動オイルポンプ。【選択図】図9

Description

本発明は、回路基板、及び電動オイルポンプに関する。
従来、基板と、直流の外部電源を入力するための正極端子、及びGND端子と、前記正極端子、及び前記GND端子に対する前記外部電源の正負の接続が逆になった場合に、基板内の回路を保護する逆接続保護回路とを備える回路基板が知られている。
例えば、特許文献1に記載の回路基板は、正極端子たる正極電源端子と、GND端子たる負極電源端子と、逆接続保護回路とを備える。逆接続保護回路は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor FET)を備える。
特開2019−17128号公報
特許文献1に記載の回路基板においては、過渡的な過電圧(過渡サージ)、例えば定格電圧の2倍以上の瞬間パルス、を発生させる可能性のある外部電源を接続する場合、対策として高耐電圧のMOSFETを用いることが考えられる。しかしながら、高耐電圧のMOSFETを用いると、コスト高を引き起こすという課題がある。
そこで、本発明の目的は、高耐電圧のMOSFETを用いる場合に比べて低コストで、過電圧によるMOSFETの破壊を防止することができる回路基板、及び電動オイルポンプを提供することである。
本願の例示的な第1発明は、基板と、直流の外部電源を入力するための正極端子、GND端子と、前記外部電源の正負が逆接続された場合に、前記基板内の回路を保護する逆接続保護回路とを備え、前記逆接続保護回路が、MOSFETを備える回路基板であって、前記MOSFETのソース端子に接続する第1基板配線と、前記GND端子に接続する第2基板配線と、前記外部電源の出力電圧が定格よりも大きい所定値以上になった場合に、前記第1基板配線から前記第2基板配線に向けて電流を流すバイパス回路とを備え、前記所定値が、前記MOSFETのゲート・ソース間の耐電圧よりも小さい値である、回路基板である。
本願の例示的な第2発明は、ポンプ部と、前記ポンプ部を駆動するモータ部と、回路基板とを備え、前記回路基板が、前記モータ部のモータを駆動するモータ駆動回路を備える電動オイルポンプであって、前記回路基板が、第1発明の回路基板である、電動オイルポンプである。
本願の例示的な第1発明によれば、高耐電圧のMOSFETを用いる場合に比べて低コストで、過電圧によるMOSFETの破壊を防止することができるという優れた効果を奏する。
本願の例示的な第2発明によれば、第1発明の効果に加えて、逆接続保護回路に高耐電圧のMOSFETを用いない低コストの回路基板により、モータ部のモータを駆動することができるという優れた効果を奏する。
実施形態に係る電動オイルポンプを+Z側から示す斜視図である。 同電動オイルポンプを−Z側から示す斜視図である。 中心軸Jの位置における同電動オイルポンプのX−Z破断面を示す断面図である。 同電動オイルポンプにおけるハウジング、モータカバー、ポンプカバー、及びインバータカバーを除く部分を軸方向のリア側から示す分解斜視図である。 同モータと、インバータのハウジング内の部分と、回転角センサとを軸方向のフロント側から示す斜視図である。 同電動オイルポンプのインバータにおける制御基板の回路のブロック図である。 同制御基板の第1面を示す平面図である。 同制御基板の第2面を示す平面図である。 同制御基板における一部の回路を示す回路図である。 変形例に係る電動オイルポンプの制御基板における一部の回路を示す回路図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電動オイルポンプについて説明する。本実施形態では、自動車などの車両に搭載されるトランスミッションにオイルを供給する電動オイルポンプについて説明する。また、以下の図面においては、各構成をわかり易くするために、実際の構造と各構造における縮尺及び数などを異ならせる場合がある。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、X軸方向は、図1に示される中心軸Jの軸方向と平行な方向とする。中心軸Jは、後述するモータ部10のシャフト(モータ軸)13の中心軸線である。Y軸方向は、図1に示される電動オイルポンプの短手方向と平行な方向とする。Z軸方向は、X軸方向とY軸方向との両方と直交する方向とする。X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の何れにおいても、図中に示される矢印の向く側を+側、反対側を−側とする。
また、以下の説明においては、X軸方向の正の側(+X側)を「リア側」と記し、X軸方向の負の側(−X側)を「フロント側」と記す。なお、リア側及びフロント側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係及び方向を限定しない。フロント側(−X側)は、本発明における一方側に相当し、リア側(+X側)は、本発明における他方側に相当する。特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(X軸方向)を単に「軸方向」と記し、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と記し、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周り(θ方向)を単に「周方向」と記す。
なお、本明細書において、軸方向に延びる、とは、厳密に軸方向(X軸方向)に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。また、本明細書において、径方向に延びる、とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(X軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
[実施形態]
<全体構成>
図1は、実施形態に係る電動オイルポンプ1を+Z側から示す斜視図である。図2は、電動オイルポンプ1を−Z側から示す斜視図である。電動オイルポンプ1は、図2に示されるように、ハウジング2、モータ部10、ポンプ部40、及びインバータ100を備える。
(ハウジング2)
ハウジング2は、金属(例えばアルミ)製の鋳造品からなる。ハウジング2は、モータ部10のモータハウジングと、ポンプ部40のポンプハウジングと、インバータ100のインバータハウジングとを兼ねる。モータ部10のモータハウジングと、ポンプ部40のポンプハウジングと、インバータ100のインバータハウジングとは、単一の部材の部分である。
ポンプ部40のポンプロータ(図3の47)を収容するロータ収容部と、モータ部10のモータハウジングとは、単一の部材の部分であってもよいし、別体であってもよい。また、モータ部10のモータハウジングと、ポンプ部40のポンプハウジングとは、別体であってもよい。
実施形態に係る電動オイルポンプ1のように、モータハウジングと、ポンプハウジングとが単一の部材の部分である場合、モータハウジングと、ポンプハウジングとの軸方向における境界は次のように定義される。即ち、シャフト(図3の13)をモータハウジング内からポンプハウジングのロータ収容部に向けて貫通させる貫通穴が設けられる壁の軸方向の中心が両ハウジングの軸方向の境界である。
図3は、中心軸Jの位置における電動オイルポンプ1のX−Z破断面を示す断面図である。図4は、電動オイルポンプ1におけるハウジング(図1の2)、モータカバー(図1の16)、ポンプカバー(図1の52)、及びインバータカバー(図1の198)を除く部分を軸方向のリア側から示す分解斜視図である。
<モータ部10>
モータ部10は、モータハウジングの中にモータ11を備える。
(モータ11)
モータ11は、軸方向に延びる中心軸Jに沿って配置されるシャフト13と、センサ用マグネット14と、回転角センサ15と、モータカバー16と、ロータ20と、ステータ22とを備える。センサ用マグネット14、モータカバー16、及びロータ20は、図3及び図4のうち、図3だけに示される。
モータ11は、例えば、インナーロータ型のモータであり、ロータ20がシャフト13の外周面に固定され、ステータ22がロータ20の径方向外側に配置される。モータ11におけるシャフト13を除く部分は、モータ11の本体部である。即ち、モータ11の本体部は、ロータ20、ステータ22、センサ用マグネット14、回転角センサ15、モータカバー16などによって構成される。
ロータ20は、シャフト13の軸方向の中心よりもリア側(他方側)の領域であって、且つリア側の端よりもフロント側(一方側)の領域に固定される。ステータ22は、内周面をロータ20の外周面に対向させる態様で配置される。
モータ軸としてのシャフト13は、軸方向のフロント側が、ステータ22のフロント側の端から突出してポンプ部40(より詳しくは、後述のポンプロータ47)に接続される。
ステータ22は、コイル22bを備える。コイル22bへの通電がなされると、ロータ20がシャフト13とともに回転する。
センサ用マグネット14は、図3に示されるように、シャフト13の軸方向リア側の端部に固定され、シャフト13とともに回転する。円盤状のセンサ用マグネット14を直径の位置で二分した一方の領域の磁極がS極であり、他方の領域の磁極がN極である。
回転角センサ15は、モータ11のリア側端部に固定される。また、回転角センサ15は、センサ基板15aと、センサ基板15aに実装されるホールIC15bとを備える。センサ基板15aは、センサ基板15aの基板面を径方向に沿わせる姿勢で配置される。ホールIC15bは、周方向に並ぶ不図示の3つのホール素子を備え、軸方向においてセンサ用マグネット14に対向する。センサ用マグネット14がシャフト13とともに回転すると、ホールIC15bの3つのホール素子のそれぞれによって検出されるS極、N極の磁力のそれぞれが個別に変化する。3つのホール素子のそれぞれは、検出した磁力に応じたホール信号を出力する。インバータ100のマイクロコンピュータは、ホールIC15bから送られてくる第1ホール信号H1、第2ホール信号H2、及び第3ホール信号H3に基づいて、シャフト13の回転角を特定する。
ハウジング2は、軸方向リア側を向く開口を軸方向のリア側の端に備える。モータカバー16は、ハウジング2に固定されて前述の開口を塞ぐ。作業者は、ハウジング2からモータカバー16を取り外すことで、モータ11の回転角センサ15にアクセスすることができる。
<ポンプ部40>
ポンプ部40は、図4に示されるように、モータ部10の軸方向フロント側に位置し、モータ部10によってシャフト13を介して駆動されてオイルを吐出する。ポンプ部40は、ポンプロータ47とポンプカバー52とを備える。
(ポンプロータ47)
ポンプロータ47は、シャフト13のフロント側に取り付けられる。ポンプロータ47は、インナーロータ47aと、アウターロータ47bと、を備える。インナーロータ47aは、シャフト13に固定される。アウターロータ47bは、インナーロータ47aの径方向外側を囲む。
インナーロータ47aは、円環状である。インナーロータ47aは、径方向外側面に歯を有する歯車である。インナーロータ47aは、シャフト13と共に軸周り(θ方向)に回転する。アウターロータ47bは、インナーロータ47aの径方向外側を囲む円環状である。アウターロータ47bは、径方向内側面に歯を有する歯車である。アウターロータ47bの径方向外側面は円形である。
インナーロータ47aの径方向外側面の歯車とアウターロータ47bの径方向内側面の歯車とは互いに噛み合い、シャフト13の回転に伴ってインナーロータ47aが回転することでアウターロータ47bが回転する。すなわち、シャフト13の回転によりポンプロータ47は回転する。モータ部10とポンプ部40とは同一の部材からなる回転軸としてのシャフト13を備える。これにより、電動オイルポンプ1が軸方向に大型化することを抑制できる。
また、インナーロータ47a及びアウターロータ47bが回転することで、インナーロータ47aとアウターロータ47bとの噛み合わせ部分の間の容積が変化する。容積が減少する領域が加圧領域となり、容積が増加する領域が負圧領域となる。
(ポンプカバー52)
ハウジング2は、軸方向フロント側の端に、軸方向フロント側を向く開口を備える。この開口は、ポンプカバー52によって閉じられる。ポンプカバー52は、ボルト53によってハウジング2に固定される。
<インバータ100>
インバータ100は、モータ部10及びポンプ部40よりもZ軸方向の+Z側に配置される。図5は、モータ11と、インバータ100のハウジング(図2の2)内の部分と、回転角センサ15とを軸方向フロント側から示す斜視図である。同図では、便宜上、モータ11におけるステータ22の円筒形状のコアバック(図6の22a)の図示を省略している。モータ部10の駆動を制御するインバータ100は、制御基板101と、第1配線ユニット130と、第2配線ユニット160と、コネクタ199とを備える。
(制御基板101)
制御基板101は、基板102と、基板102に実装される複数の電子部品とを備える。複数の電子部品の一部は、インバータ―機能を備えるモータ駆動回路を構成する。基板102は、回転角センサ15から延びる各配線と電気接続されるセンサ接続部122と、電源入力部120と、モータ電源出力部121とを備える。
制御基板101は、制御基板101の両面のうち、何れか一方の面を軸方向に沿わせる姿勢で、モータ部10よりも径方向外側に配置される。制御基板101の第1面と第2面とは平行であるので、図示の制御基板101は、両面を軸方向に沿わせる姿勢で配置される。回転角センサ15は、制御基板101よりも軸方向リア側(+X側)に配置される。
(第1配線ユニット130)
第1配線ユニット130は、モータ11の各バスバー(U相バスバー,V相バスバー,W相バスバー)と、基板102のモータ電源出力部121とを電気的に繋ぐ役割を担う。第2配線ユニット160は、コネクタ199の各端子と基板102の電源入力部120とを電気的に繋ぐ役割、及びモータ11の回転角センサ15と基板102のセンサ接続部122とを電気的に繋ぐ役割を担う。第1配線ユニット130は、図4に示されるように、基板102の第1面とポンプ部40との間に配置される。
(コネクタ199)
コネクタ199は、外部のイグニション電源コネクタと接続される。イグニション電源コネクタは、常時電源用、GND用、CAN−Lo信号用、及びCAN−Hi信号用の4つのポートを備え、作業者によってZ軸方向の+Z側から−Z側に向けて移動されてコネクタ199に装着される。コネクタ199は、イグニション電源の4つのポートに個別に電気接続される4つのコネクタ端子を備える。
(第2配線ユニット160)
第2配線ユニット160は、4本の電源入力配線(図4の162)と、5本のセンサ配線(図5の163)とを配線保持体によって保持する。コネクタ199の常時電源用のコネクタ端子、GND用のコネクタ端子、CAN−Lo信号用のコネクタ端子は、CAN−Hi信号用のコネクタ端子のそれぞれは、4本の電源入力配線の何れかに半田付け又は溶接される。
4本の電源入力配線のそれぞれにおける軸方向フロント側の端部は、Z軸方向の+Z側に向かって折れ曲がって、基板102の電源入力部120のスルーホールに挿入されて半田付けされる。前述の半田付けにより、4本の電源入力配線は、コネクタ199のコネクタ端子と制御基板101の電源入力部とを電気的に繋ぐ。
図4において、回転角センサ15のセンサ基板15aは、5つのセンサ端子を備える。具体的には、センサ基板15aは、第1ホール信号H1を出力するセンサ端子、GNDに接続されるセンサ端子、及び第2ホール信号H2を出力するセンサ端子、第3ホール信号H3を出力するセンサ端子、及び5V電源に接続されるセンサ端子を備える。
5つのセンサ端子のそれぞれは、溶接、又は半田付けにより、第2配線ユニット160の5本のセンサ配線の何れかに接続される。5本のセンサ配線は、回転角センサ15と制御基板101の基板102のセンサ接続部122とを電気的に繋ぐ。
図6は、インバータ100の制御基板101の回路のブロック図である。制御基板101は、逆接続保護回路103、第1コンデンサ104、モータ駆動回路105、電流検出遮断回路106、U,V,W電圧検出回路107、チョークコイル108、及び電圧監視回路109を備える。また、制御基板101は、5V電源回路110、通信インターフェース111、マイコン監視回路112、電源電圧監視回路113、マイクロコンピュータ114、及びバイパス回路115を備える。
制御基板101の基板102の電源入力部(図10の120)には、車両のリレー901を介してイグニション(IGN)電源が接続される。イグニション電源の常時電源、及びGNDは、逆接続保護回路103と、第1コンデンサ104とを介して、モータ駆動回路105に接続される。
逆接続保護回路103は、イグニション電源の常時電源とGNDとが逆に接続された場合に、逆接続保護回路103よりも下流側への負電圧の出力を遮断する回路である。
第1コンデンサ104は、イグニション電源の常時電源(正極電源)のリップル電流を吸収して、常時電源の電圧を安定化させる電解コンデンサである。
第1コンデンサ104とモータ駆動回路105とを電気的に繋ぐ基板配線には、電源電圧監視回路113が接続される。電源電圧監視回路113は、モータ駆動回路105に出力される直流の電圧を検出し、検出値をマイクロコンピュータ114のA/D変換回路114aに出力する。
マイクロコンピュータ114は、A/D変換回路114a、PWM出力回路114b、温度検出回路114c、A/D変換回路114d、I/O回路114e、及び通信回路114fを備える。マイクロコンピュータ114は、車両のECU900から制御基板101の通信インターフェース111を介して送られる制御信号を通信回路114fで受信し、制御信号に基づいた周波数でモータ11を回転駆動させるPWM信号を生成する。生成されたPWM信号は、マイクロコンピュータ114のPWM出力回路114bから出力されてモータ駆動回路105に入力される。
モータ駆動回路105は、第1コンデンサ104から送られてくるDC電源を、マイクロコンピュータ114のPWM出力回路114bから送られてくるPWM信号に従った周波数の三相交流電源に変換してモータ11に出力する。モータ駆動回路105は、スイッチング用の複数のバイポーラトランジスタ(MOSFET)と、温度検出回路105aを備える。モータ駆動回路105の温度検出回路105aは、温度の検出値を電流検出遮断回路106に出力する。
電流検出遮断回路106は、モータ駆動回路105からモータ11に流れる電流を検出する。電流検出遮断回路106は、検出した電流値が所定の上限を超えたり、モータ駆動回路105の温度検出回路105aから送られてくる温度の検出値が所定の上限を超えたりすると、遮断信号をマイクロコンピュータ114に出力する。
マイクロコンピュータ114は、電流検出遮断回路106から遮断信号が送られてきたり、マイクロコンピュータ114の温度検出回路114cによる温度の検出値が所定の上限を超えたりすると、PWM信号の生成を中止してモータ11の駆動を停止させる。
U,V,W電圧検出回路107は、モータ駆動回路105からモータ11に出力される三相交流電源の電圧を検出し、検出値をマイクロコンピュータ114のA/D変換回路114dに出力する。
逆接続保護回路103と第1コンデンサ104とを電気的に繋ぐ基板配線には、チョークコイル108を介して5V電源回路110が接続される。チョークコイル108は、5V電源回路110に流れる電流について過電流になることを防止する回路を構成する。5V電源回路110は、回転角センサ15に5V電源を出力する。
マイコン監視回路112は、マイクロコンピュータ114に接続され、マイクロコンピュータ114との通信により、マイクロコンピュータ114における異常の有無を監視する。
電圧監視回路109は、チョークコイル108から5V電源回路110に送られる直流電源の電圧を検出し、検出値をマイクロコンピュータ114のA/D変換回路114aに出力する。
回転角センサ15から出力される第1ホール信号H1、第2ホール信号H2、及び第3ホール信号は、マイクロコンピュータ114のI/O回路114eに入力される。マイクロコンピュータ114は、第1ホール信号H1、第2ホール信号H2、及び第3ホール信号H3に基づいて、モータ11のロータ(図3の20)の回転角度を特定し、特定結果に基づいてロータの回転周波数を算出する。
なお、バイパス回路115の役割については、後述する。
図7は、制御基板101の第1面を示す平面図である。図8は、制御基板101の第2面を示す平面図である。制御基板101の基板102の軸方向リア側(+X側)の端部に配置された電源入力部120は、スルーホール及びランドからなる4つの端子を4つ備える。1つ目の端子は、常時電源用のスルーホール120a1及びランド120a2からなる正極端子120aである。2つ目の端子は、CAN−Lo信号用のスルーホール120b1及びランド120b2からなるLo端子である。3つ目の端子は、CAN−Hi信号用のスルーホール120c1及びランド120c2からなるHi端子である。4つ目の端子は、GND用のスルーホール120d1及びランド120d2からなるGND端子である。前述した4つの端子は、何れもコネクタ(図10の199)の4つのコネクタ端子のそれぞれに個別に電気接続される。
軸方向において、基板102における電源入力部120よりもリア側(−X側)であって、且つ第1コンデンサ104よりもフロント側(+X側)の領域には、チョークコイル108が実装される。また、前述の領域には、逆接続保護回路(図12の103)を構成するMOSFET123も実装される。
第1コンデンサ104、及びMOSFET123のY軸方向における−Y側には、第2コンデンサ126が実装される。第2コンデンサ126は、電源の瞬断時に電源電圧を維持するための電解コンデンサである。
軸方向において、基板102における第2コンデンサ126及び第1コンデンサ104よりもリア側の領域には、センサ接続部122が設けられ、且つマイクロコンピュータ114が実装される。センサ接続部122は、スルーホール及びランドの組を5つ備える。1つ目は、第1ホール信号H1用のスルーホール122a1及びランド122a2の組である。2つ目は、第2ホール信号H2用のスルーホール122c1及びランド122c2の組である。3つ目は、第3ホール信号H3用のスルーホール122d1及びランド122d2の組である。4つ目は、GND用のスルーホール122b1及びランド122b2の組である。5つ目は、5V電源用のスルーホール122e1及びランド122e2の組である。前述の5つの組は、基板102のY軸方向の端部において、互いに軸方向に沿って並ぶ。
軸方向において、基板102におけるマイクロコンピュータ114及びセンサ接続部122よりもリア側の領域には、6つのバイポーラトランジスタ125が実装される。前述の6つのバイポーラトランジスタ125は、モータ駆動回路105の一部を構成する。
基板102において、6つのバイポーラトランジスタ125よりも軸方向リア側の領域は、基板102のリア側の端部である。かかるリア側の端部には、モータ電源出力部121が配置される。モータ電源出力部121は、スルーホール及びランドの組を3つ備える。1つ目は、三相交流電源におけるU相用のスルーホール121Ua及びランド121Ubの組である。2つ目は、V相用のスルーホール121Va及びランド121Vbの組である。3つ目は、W相用のスルーホール121Wa及びランド121Wbの組である。前述の3つの組のそれぞれは、互いに異なる相の電源を出力する。
図9は、回路基板たる制御基板101における一部の回路を示す回路図である。同図に示されるように、逆接続保護回路103は、MOSFET123を備える。イグニション電源の正極端子とGND端子との間に電圧が印加されると、MOSFET123のソース端子123bとゲート端子123cとの間に電圧が印加される。図示のように、MOSFET123内には、図中左側から右側に向けての電流の流れを許容する寄生ダイオードが存在する。イグニション電源の正負が逆接続されると、MOSFET123は、ONせず、逆接続保護回路103よりも下流側への負電圧の出力を遮断する。これにより、基板102内の各回路が保護される。
基板102は、MOSFET123のソース端子123bに接続する第1基板配線127と、GND端子120dに接続する第2基板配線124と、バイパス回路115とを備える。バイパス回路115は、外部電源たるイグニション電源の出力電圧が定格(例えば12V)よりも大きい所定値以上になった場合に、第1基板配線127から記第2基板配線124に向けて電流を流す回路である。前述の所定値(以下、バイパス開通値とも言う)は、MOSFET123のゲート・ソース間の耐電圧よりも小さい値である。一例として、イグニション電源の定格電圧は12〔V〕であり、MOSFET123のゲート・ソース間の耐電圧は20〔V〕であり、MOSFET123のドレイン(123a)・ソース間の耐電圧は、40〔V〕であり、バイパス開通値は16〔V〕である。以下、前述の一例を用いて、制御基板101の構成を説明するが、イグニション電源の定格電圧、MOSFET123のゲート・ソース間の耐電圧、MOSFET123のドレイン・ソース間の耐電圧、及びバイパス開通値の組み合わせは、前述の一例に限られない。但し、ドレイン・ソース間の耐電圧は、ゲート・ソース間の耐電圧よりも高い値になるようにMOSFET123の設計がなされることが一般的である。よって、過電圧によるMOSFET123の破壊という観点においては、イグニション電源からの出力電圧がドレイン・ソース間の耐電圧を超えることによって破壊を引き起こすケースは、稀である。イグニション電源からの出力電圧がゲート・ソース間の耐電圧を超えることによってMOSFET123の破壊を引き起こすケースが殆どである。
<電動オイルポンプ1の作用効果>
(1)電動オイルポンプ1の制御基板101は、基板102と、直流のイグニション電源を入力するための正極端子120a、GND端子120dと、逆接続保護回路103とを備える。逆接続保護回路103は、MOSFET123を備え、イグニション電源の正負が逆接続された場合に、基板102内の回路を保護する。制御基板101は、MOSFET123のソース123bに接続する第1基板配線127と、GND端子120dに接続する第2基板配線124と、バイパス回路115とを備える。バイパス回路115は、外部電源の出力電圧がバイパス開通値以上になった場合に、第1基板配線127から第2基板配線124に向けて電流を流す。バイパス開通値(=16〔V〕)は、MOSFET123のゲート・ソース間の耐電圧(20〔V〕)よりも小さい値である。

かかる構成において、イグニション電源の正負が適切に接続された状態で、イグニション電源からの出力電圧が定格の12〔V〕よりも高くなり始めたとする。すると、イグニション電源からの出力電圧は、MOSFET123のゲート・ソース間の耐電圧である20〔V〕に達する前に、バイパス開通値である16〔V〕に達する。そして、バイパス回路115が、MOSFET123のソース端子123b側から基板102のGND端子120d側に向けて電流を流すことで、MOSFET123のゲート・ソース間の電圧を20〔V〕未満(耐電圧未満)に維持する。バイパス回路115については、ツェナーダイオード115aなどの安価な電子素子で構成することが可能である。よって、電動オイルポンプ1によれば、高耐電圧(例えば外部電源の定格電圧の2倍以上)のMOSFET123を用いる場合に比べて低コストで、過電圧によるMOSFET123の破壊を防止することができる。
(2)基板102は、ゲート端子123cに接続する第3基板配線118を備える。バイパス回路115は、第1基板配線127と第2基板配線124との間に電気的に介在する、互いに直列接続されたツェナーダイオード115a、及び抵抗素子115bを備える。ツェナーダイオード115aは、第1基板配線127と第3基板配線118との間に電気的に介在する。抵抗素子115bは、第3基板配線118と第2基板配線124との間に電気的に介在する。ツェナーダイオード115aのツェナー電圧は、MOSFET123のゲート・ソース間の耐電圧(20〔V〕)よりも低い。
かかる構成においては、ツェナーダイオード115aのツェナー電圧が、バイパス開通値となる。即ち、前述の一例では、ツェナー電圧が16〔V〕であることで、バイパス開通値が16〔V〕になる。イグニション電源からの出力電圧は、定格の12〔V〕よりも高くなり始めた後、ゲート・ソース間の耐電圧(20〔V〕)に達することなく、ツェナーダイオード115aのツェナー電圧に達する。すると、ツェナーダイオード115aにアバランシェ降伏現象が生じ、第1基板配線127からバイパス回路115を経由してGNDに流れる電流が発生する。そして、MOSFET123におけるゲート・ソース間の電圧が、ゲート・ソース間の耐電圧(20〔V〕)未満に維持される。よって、電動オイルポンプ1によれば、ツェナーダイオード115a、及び抵抗素子115bを備えるバイパス回路115を用いることで、高耐電圧のMOSFETを用いる場合に比べて低コストで、MOSFET123の破壊を防止することができる。
また、電動オイルポンプ1においては、イグニション電源からの出力電圧がバイパス開通値(16〔V〕)以上になると、バイパス回路115のツェナーダイオード115aにツェナー電圧(16〔V〕)以上の電圧が印加されて、バイパス回路115に電流が流れる。前述の電流がバイパス回路115の抵抗素子115bによってある程度の小さな値に抑えられることで、ツェナーダイオード115aに印加される電圧がツェナー電圧(16〔V〕)以上に安定して維持される。よって、電動オイルポンプ1によれば、イグニション電源からの出力電圧がバイパス開通値(16〔V〕)以上になるという条件下において、次の効果を奏することができる。即ち、電動オイルポンプ1によれば、ツェナー電圧(16〔V〕)以上の電圧をツェナーダイオード115aに安定的に印加して、バイパス回路115に電流を安定して流すことができる。
また、電動オイルポンプ1において、ツェナーダイオード115a、及び抵抗素子115bを備えるバイパス回路115は、バリスタ、及び抵抗素子を備えるバイパス回路に比べて、基板102上におけるバイパス回路115の設置スペースを小さくする。よって、電動オイルポンプ1によれば、バリスタ、及び抵抗素子を備えるバイパス回路を用いる場合に比べて、制御基板101の小型化を図ることができる。特に、モータ駆動回路105を備える制御基板101においては、次に説明する理由により、制御基板101の小型化を有効に図ることができる。即ち、モータを駆動する制御基板101では、図7に示されるように、リップル電流を吸収する大型の第1コンデンサ104と、電源入力部120との間に、過電流を防止するチョークコイル108と、MOSFET123とが実装されるのが一般的である。かかる構成では、チョークコイル108よりも平面サイズの小さなMOSFET123の周囲に、僅かな空きスペースが生じる。ツェナーダイオード115a、及び抵抗素子115bを備えるバイパス回路115は、前述の空きスペースに配置することが可能であるので、制御基板101の小型化を有効に図ることができる。
(3)制御基板101は、第1基板配線127に導通する第1テストポイント116と、第3基板配線118に導通する第2テストポイント117とを備える。
かかる構成の電動オイルポンプ1によれば、第1テストポイント116と第2テストポイント117とに検査機器のプローブを当てることで、次のことが可能になる。即ち、ツェナーダイオード115aと基板配線との電気接続不良の有無を検査したり、バイパス回路115内におけるツェナーダイオード115aの電気特性を検査したりすることができる。あるいは、後述する変形例におけるバリスタ115cと基板配線との電気接続不良の有無を検査したり、バイパス回路115内におけるバリスタ115cの電気特性を検査したりすることができる。
また、電動オイルポンプ1によれば、第2テストポイント117とGND端子120dとに検査機器のプローブを当てることで、次のことが可能になる。即ち、抵抗素子115bと基板配線との電気接続不良の有無を検査したり、バイパス回路115内における抵抗素子115bの電気特性を検査したりすることができる。
また、電動オイルポンプ1によれば、第1テストポイント116とGND端子120dとに検査機器のプローブを当てることで、バイパス回路115の電気特性を検査することができる。
なお、第1テストポイント116、第2テストポイント117は、図7に示されるように、基板102の第1面上に配置される円形状の電極からなる。テストポイントの電極の形状は、円形に限られず、例えば、リング状、長円形状、正方形、長方形などでもよい。
(4)制御基板101は、電解コンデンサからなる第1コンデンサ104と、モータ駆動回路105とを備える。第1コンデンサ104は、第1基板配線127と、第1基板配線127よりも下流側で電子素子(例えばチョークコイル108)を介して第1基板配線127に接続する第4基板配線129とのうち、何れか一方と、第2基板配線124との間に電気的に介在する。モータ駆動回路105は、第1コンデンサ104よりも下流側に配置される。
かかる構成の電動オイルポンプ1によれば、第1コンデンサ104が充電機能によってイグニション電源からのリップル電流を吸収することで、モータ駆動回路105がモータ11を安定した回転速度で駆動することができる。
(5)電動オイルポンプ1は、ポンプ部40と、ポンプ部40を駆動するモータ部10と、制御基板101とを備える。制御基板101は、モータ部10のモータ11を駆動するモータ駆動回路105を備える。
かかる構成の電動オイルポンプ1によれば、バイパス回路115に高耐電圧のMOSFETを用いない低コストの制御基板101により、モータ部10のモータ11を駆動することができる。
〔変形例〕
次に、実施形態に係る電動オイルポンプ1の一部の構成を他の構成に変形した変形例について説明する。なお、以下に特筆しない限り、変形例に係る電動オイルポンプ1の構成は、実施形態と同様である。
図10は、変形例に係る電動オイルポンプ1の制御基板101における一部の回路を示す回路図である。同図に示される制御基板101のバイパス回路115は、実施形態におけるツェナーダイオードの代わりに、バリスタ115cを備える。バリスタ115cは、第1基板配線127と第3基板配線118との間に介在する。
バリスタ115cの2つのリード線の間に印加される電圧がバリスタ115cに特有のバリスタ電圧未満である場合、バリスタ115cは電流を流さない。一方、2つのリード線の間に印加される電圧がバリスタ電圧以上である場合、バリスタ115cは、電流を流す。変形例に係る電動オイルポンプ1において、バリスタ電圧は、例えば16〔V〕である。
<変形例に係る電動オイルポンプ1の作用効果>
(6)基板102は、ゲート端子123cに接続する第3基板配線118を備える。バイパス回路115は、第1基板配線127と第2基板配線124との間に電気的に介在する、互いに直列接続されたバリスタ115c、及び抵抗素子115bを備える。バリスタ115cは、第1基板配線127と第3基板配線118との間に電気的に介在する。抵抗素子115bは、第3基板配線118と第2基板配線124との間に電気的に介在する。バリスタ115cのバリスタ電圧は、MOSFET123のゲート・ソース間の耐電圧(20〔V〕)よりも低い。
かかる構成においては、バリスタ115cのバリスタ電圧が、バイパス開通値となる。即ち、前述の一例では、バリスタ電圧が16〔V〕であることで、バイパス開通値が16〔V〕になる。イグニション電源からの出力電圧は、定格の12〔V〕よりも高くなり始めた後、ゲート・ソース間の耐電圧(20〔V〕)に達することなく、バリスタ115cのバリスタ電圧に達する。すると、第1基板配線127からバイパス回路115を経由してGNDに流れる電流が発生する。そして、MOSFET123におけるゲート・ソース間の電圧が、ゲート・ソース間の耐電圧(20〔V〕)未満に維持される。よって、電動オイルポンプ1によれば、バリスタ115c、及び抵抗素子115bを備えるバイパス回路115を用いることで、高耐電圧のMOSFETを用いる場合に比べて低コストで、MOSFET123の破壊を防止することができる。
また、電動オイルポンプ1においては、イグニション電源からの出力電圧がバイパス開通値(16〔V〕)以上になると、バイパス回路115のバリスタ115cにバリスタ電圧(16〔V〕)以上の電圧が印加されて、バイパス回路115に電流が流れる。前述の電流がバイパス回路115の抵抗素子115bによってある程度の小さな値に抑えられることで、バリスタ115cに印加される電圧がバリスタ電圧(16〔V〕)以上に安定して維持される。よって、電動オイルポンプ1によれば、イグニション電源からの出力電圧がバイパス開通値(16〔V〕)以上になるという条件下において、次の効果を奏することができる。即ち、電動オイルポンプ1によれば、バリスタ電圧(16〔V〕)以上の電圧をバリスタ115cに安定的に印加して、バイパス回路115に電流を安定して流すことができる。
また、電動オイルポンプ1においては、バリスタ115c、及び抵抗素子を備えるバイパス回路が、ツェナーダイオード、及び抵抗素子を備えるバイパス回路に比べて、次のことを可能にする。即ち、電動オイルポンプ1は、インダクタンスによるイグニション電源の出力電圧のサージとして、より振幅の高いサージを吸収することを可能にする。よって、電動オイルポンプ1によれば、ツェナーダイオード、及び抵抗素子を備えるバイパス回路を用いる構成に比べて、サージによるMOSFET123の破壊を抑えることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態、及び変形例について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発名とその均等の範囲に含まれる。
1:電動オイルポンプ
10:モータ部
11:モータ
13:シャフト(モータ軸)
14:センサ用マグネット
15:回転角センサ
22:ステータ
22a:コアバック
22b:コイル
40:ポンプ部
100:インバータ
101:制御基板(回路基板)
102:基板
103:逆接続保護回路
104:第1コンデンサ(電解コンデンサ)
105:モータ駆動回路
108:チョークコイル(電子素子)
115:バイパス回路
115a:ツェナーダイオード
115b:抵抗素子
115c:バリスタ
116:第1テストポイント
117:第2テストポイント
118:第3基板配線
120:電源入力部
120a:正極端子
120d:GND端子
121:モータ電源出力部
122:センサ接続部
123:MOSFET
123a:ドレイン端子
123b:ソース端子
123c:ゲート端子
123d:ゲート保護ダイオード
124:第2基板配線
127:第1基板配線
129:第4基板配線
J:中心軸

Claims (6)

  1. 基板と、
    直流の外部電源を入力するための正極端子、GND端子と、
    前記正極端子、及び前記GND端子に対する前記外部電源の正負の接続が逆になった場合に、前記基板内の回路を保護する逆接続保護回路とを備え、
    前記逆接続保護回路が、MOSFETを備える回路基板であって、
    前記MOSFETのソース端子に接続する第1基板配線と、
    前記GND端子に接続する第2基板配線と、
    前記外部電源の出力電圧が所定値以上になった場合に、前記第1基板配線から前記第2基板配線に向けて電流を流すバイパス回路とを備え、
    前記所定値が、前記MOSFETのゲート・ソース間の耐電圧よりも小さい値である、
    回路基板。
  2. 前記MOSFETのゲート端子に接続する第3基板配線を備え、
    前記バイパス回路が、前記第1基板配線と前記第2基板配線との間に電気的に介在する、互いに直列接続されたツェナーダイオード、及び抵抗素子を備え、
    前記ツェナーダイオードが、前記第1基板配線と前記第3基板配線との間に電気的に介在し、
    前記抵抗素子が、前記第3基板配線と前記第2基板配線との間に電気的に介在し、
    前記ツェナーダイオードのツェナー電圧が、前記MOSFETのゲート・ソース間の耐電圧よりも低い、
    請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記MOSFETのゲート端子に接続する第3基板配線を備え、
    前記バイパス回路が、前記第1基板配線と前記第2基板配線との間に電気的に介在する、互いに直列接続されたバリスタ、及び抵抗素子を備え、
    前記バリスタが、前記第1基板配線と前記第3基板配線との間に電気的に介在し、
    前記抵抗素子が、前記第3基板配線と前記第2基板配線との間に電気的に介在し、
    前記バリスタのバリスタ電圧が、前記MOSFETのゲート・ソース間の耐電圧よりも低い、
    請求項1に記載の回路基板。
  4. 前記第1基板配線に導通する第1テストポイントと、
    前記第3基板配線に導通する第2テストポイントとを備える、
    請求項2又は3に記載の回路基板。
  5. 電解コンデンサと、
    モータ駆動回路とを備え、
    前記電解コンデンサが、前記第1基板配線と、前記第1基板配線よりも下流側で電子素子を介して前記第1基板配線に接続する第4基板配線とのうち、何れか一方と、前記第2基板配線との間に電気的に介在し、
    前記モータ駆動回路が、前記電解コンデンサよりも下流側に配置される、
    請求項3乃至4の何れか1項に記載の回路基板。
  6. ポンプ部と、前記ポンプ部を駆動するモータ部と、回路基板とを備え、
    前記回路基板が、前記モータ部のモータを駆動するモータ駆動回路を備える電動オイルポンプであって、
    前記回路基板が、請求項5に記載の回路基板である、
    電動オイルポンプ。

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