JP2020167913A - 無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法、最終ロープの撤去方法及び着脱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 作業時間を短縮することができると共に、作業者の安全を確保することができ、突風によりバランスを崩す場合等の非常事態時に無人飛行体を保護することができる無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係るパイロットロープの延線方法は、無人飛行体1を使用して、ドラム4に巻き取られているパイロットロープ5を鉄塔A、B間に延線する方法であり、作業者が、あらかじめ第1の鉄塔Aの上部に取り付けられている滑車7aにパイロットロープ5を掛けた後、このパイロットロープ5の先端を地上に下ろす第1の工程を有している。また、地上に着陸している無人飛行体1に、一方の端部に着脱装置本体2aが取り付けられたジョイント補助ロープ3の他方の端部を取り付ける第2の工程を有している。【選択図】図2
Description
本発明は、無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法と、最終ロープの撤去方法と、これに使用する着脱装置に関するものである。
従来から、高圧送電線鉄塔間の架設工事において、無線操縦されるラジコンヘリコプタに牽引紐を放出させながら飛行させ、両鉄塔間に牽引紐と連結した牽引ロープを介してメッセンジャワイヤを架け渡す発明が知られている(特許文献1)。
この特許文献1に記載の発明は具体的には、牽引紐を巻回したリール装置をラジコンヘリコプタに着脱自在に取り付け、該牽引紐の一端をメッセンジャワイヤを牽引する牽引ロープの一端に結び付けた後、ラジコンヘリコプタを他方の鉄塔へ向けて飛行させ、該飛行に伴ってリール装置に巻回した牽引紐を放出しながら曳航し、他方の鉄塔近傍でリール装置を落下させ、しかる後にこの落下したリール装置に巻回していた牽引紐を手繰り寄せてその一端に結び付けた牽引ロープを介してメッセンジャワイヤを引っ張り、両鉄塔間にこのメッセンジャワイヤを架け渡す構成としている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明は、他方の鉄塔近傍でリール装置を落下させるものであることから、リール装置を回収する作業に多くの時間を要するものであった。また、作業者にラジコンヘリコプタからリール装置を分離する作業を行わせる場合には、ラジコンヘリコプタのロータブレードで作業者が怪我をするおそれがあることから採用されていなかった。さらに、ラジコンヘリコプタが飛行中に突風によりバランスを崩す場合等の緊急事態が発生した場合には、速やかにリール装置を分離させる必要があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、作業時間を短縮することができると共に、作業者の安全を確保することができ、突風によりバランスを崩す場合等の非常事態時に無人飛行体を保護することができる無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法、最終ロープの撤去方法及び着脱装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、操縦装置からの無線信号に従って動作する無人飛行体を使用して、ドラムに巻き取られているパイロットロープを鉄塔間に延線するパイロットロープの延線方法であって、作業者が、あらかじめ第1の鉄塔の上部に取り付けられている滑車にパイロットロープを掛けた後、該パイロットロープの先端を地上に下ろす工程と、地上に着陸している無人飛行体に、一方の端部に着脱装置本体が取り付けられたジョイント補助ロープの他方の端部を取り付ける工程と、前記パイロットロープの先端を前記着脱装置本体に取り付けた後、前記無人飛行体が第2の鉄塔に向けて離陸する工程と、作業者が、前記第2の鉄塔の上部で前記着脱装置本体から前記パイロットロープを分離した後、前記パイロットロープの先端を前記第2の鉄塔の上部に固定する工程を有し、前記着脱装置本体は、前記無人飛行体が前記第2の鉄塔の上部へ向けての飛行中に、突風によりバランスを崩す場合等の非常事態が発生した場合に、無線信号による遠隔操作によって、前記着脱装置本体から前記パイロットロープを分離することができることを特徴としている。
本発明に係るパイロットロープの延線方法は、無人飛行体に直接着脱装置本体を取り付けるものではなく、無人飛行体と着脱装置本体の間にジョイント補助ロープを介在させていることから、第2の鉄塔の上部で作業者が行うパイロットロープの分離作業を安全に行うことができると共に、従来と比較して作業時間を短縮することができる。さらに、突風により無人飛行体がバランスを崩す場合等の非常事態が発生した場合に、遠隔操作で着脱装置本体からパイロットロープを速やかに分離して無人飛行体を保護すると共に、無人飛行体が地上に落下して被害が拡大するのを防ぐことができる。
請求項2の発明は、請求項1のパイロットロープの延線方法の発明において、着脱装置本体は、無線信号発信機の送信機からの信号を受け取る受信機と、ロック状態とロック解除状態とを備えたロック装置と、回動可能なフックとを備えており、遠隔操作により、前記ロック装置をロック解除状態にすることによって、前記フックが回動可能になることを特徴としている。したがって、速やかにロック解除状態とすることができ、パイロットロープを速やかに分離して無人飛行体を保護すると共に、無人飛行体が地上に落下して被害が拡大するのを防ぐことができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2のパイロットロープの延線方法の発明において、ジョイント補助ロープは10m以上の長さであることを特徴としている。したがって、作業者が無人飛行体に接触する事故を防ぐことができ、安全に作業を行うことができる。
請求項4の発明は、操縦装置からの無線信号に従って動作する無人飛行体を使用して、第1の鉄塔と第2の鉄塔の間に張られた最終ロープを撤去する最終ロープの撤去方法であって、作業者が、あらかじめ第1の鉄塔の上部及び第2の鉄塔の上部に取り付けられている滑車に最終ロープを掛けた後、該最終ロープの先端と後端の各々を地上に下ろす工程と、前記第2の鉄塔側の地上に着陸している無人飛行体に、一方の端部に着脱装置本体が取り付けられたジョイント補助ロープの他方の端部を取り付ける工程と、前記第1の鉄塔側の地上に載置された回収用ドラムに前記最終ロープの後端を取り付ける工程と、前記最終ロープの先端を前記着脱装置本体に取り付けた後、前記無人飛行体が前記第1の鉄塔に向けて離陸する工程と、前記無人飛行体が離陸した後に、最終ロープの垂れこみを調整しつつ、該最終ロープを前記回収用ドラムに巻き取る工程と、作業者が、前記第1の鉄塔側で前記着脱装置本体から前記最終ロープを分離する工程を有し、前記着脱装置本体は、前記無人飛行体が前記第1の鉄塔へ向けての飛行中に、突風によりバランスを崩す場合等の非常事態が発生した場合に、無線信号による遠隔操作によって、前記着脱装置本体から前記最終ロープを分離することができることを特徴としている。
本発明に係る最終ロープの撤去方法は、無人飛行体に直接着脱装置本体を取り付けるものではなく、無人飛行体と着脱装置本体の間にジョイント補助ロープを介在させていることから、第1の鉄塔の付近で作業者が行うパイロットロープの分離作業を安全に行うことができると共に、従来と比較して作業時間を短縮することができる。さらに、突風により無人飛行体がバランスを崩す場合等の非常事態が発生した場合に、遠隔操作で着脱装置本体から最終ロープを速やかに分離して無人飛行体を保護すると共に、無人飛行体が地上に落下して被害が拡大するのを防ぐことができる。
請求項5の発明は、請求項4の最終ロープの撤去方法の発明において、着脱装置本体は、無線信号発信機の送信機からの信号を受け取る受信機と、ロック状態とロック解除状態とを備えたロック装置と、回動可能なフックとを備えており、遠隔操作により、前記ロック装置をロック解除状態にすることによって、前記フックが回動可能になることを特徴としている。したがって、速やかにロック解除状態とすることができ、最終ロープを速やかに分離して無人飛行体を保護すると共に、無人飛行体が地上に落下して被害が拡大するのを防ぐことができる。
請求項6の発明は、請求項4又は5の最終ロープの撤去方法の発明において、ジョイント補助ロープは10m以上の長さであることを特徴としている。したがって、作業者が無人飛行体に接触する事故を防ぐことができ、安全に作業を行うことができる。
請求項7の発明は、無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法及び最終ロープの撤去方法に使用される着脱装置であって、着脱装置本体と、無線信号発信機とを有し、前記無線信号発信機は、送信機と、該送信機から信号を送信するためのレバーとを備え、前記着脱装置本体は、前記無線信号発信機の前記送信機からの信号を受け取る受信機と、ロック状態とロック解除状態とを備えたロック装置と、回動可能なフックとを備えており、前記無線信号発信機の前記レバーを引くと、前記着脱装置本体の前記受信機からの信号により前記ロック装置はロック解除状態となり、前記フックが回動可能になることを特徴としている。したがって、突風により無人飛行体がバランスを崩す場合等の非常事態が発生した場合に、遠隔操作で着脱装置からパイロットロープ又は最終ロープを速やかに分離して無人飛行体を保護すると共に、無人飛行体が地上に落下して被害が拡大するのを防ぐことができる。
請求項1又は4の発明では、作業者が行うパイロットロープ又は最終ロープの分離作業を安全に行うことができると共に、従来と比較して作業時間を短縮することができる。さらに、突風により無人飛行体がバランスを崩す場合等の非常事態が発生した場合に、遠隔操作で着脱装置本体からパイロットロープ又は最終ロープを速やかに分離して無人飛行体を保護すると共に、無人飛行体が地上に落下して被害が拡大するのを防ぐことができる。
請求項2又は5の発明では、速やかにロック解除状態とすることができ、パイロットロープ又は最終ロープを速やかに分離して無人飛行体を保護すると共に、無人飛行体が地上に落下して被害が拡大するのを防ぐことができる。
請求項3又は6の発明では、作業者が無人飛行体に接触する事故を防ぐことができ、安全に作業を行うことができる。
請求項7の発明では、突風により無人飛行体がバランスを崩す場合等の非常事態が発生した場合に、遠隔操作で着脱装置本体からパイロットロープ又は最終ロープを速やかに分離して無人飛行体を保護すると共に、無人飛行体が地上に落下して被害が拡大するのを防ぐことができる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に使用する無人飛行体に着脱装置本体を取り付けた状態を示す模式図であり、図2及び図3は、本発明に係るパイロットロープの延線方法の一例を示す模式図である。これらの図を用いて本発明に係るパイロットロープの延線方法について以下に説明する。
本発明に係るパイロットロープの延線方法は、操縦装置からの無線信号に従って動作する無人飛行体1を使用して、ドラム4に巻き取られているパイロットロープ5を鉄塔A、B間に延線する方法であり、作業者が、あらかじめ第1の鉄塔Aの上部に取り付けられている滑車7aにパイロットロープ5を掛けた後、このパイロットロープ5の先端を地上に下ろす第1の工程を有している。
また、地上に着陸している無人飛行体1に、一方の端部3aに着脱装置本体2aが取り付けられたジョイント補助ロープ3の他方の端部3bを取り付ける第2の工程を有している(図1参照)。ここで、ジョイント補助ロープ3は、10m以上の長さであることが好ましい。これにより、作業者が無人飛行体1に接触する事故を防ぐことができ、安全に作業を行うことができる。尚、具体的には、ジョイント補助ロープ3の他方の端部3bは、無人飛行体1のジンバル1bに取り付けられる。
また、上記第2の工程の後、パイロットロープ5の先端を着脱装置本体2aに取り付けた後、無人飛行体1が第2の鉄塔Bに向けて離陸する第3の工程を有している(図2参照)。
また、上記第3の工程の後、作業者が、第2の鉄塔Bの上部で着脱装置本体2aからパイロットロープ5を分離した後、このパイロットロープ5の先端を第2の鉄塔Bの上部に固定する第4の工程を有している。
そして、本発明に係るパイロットロープの延線方法において、着脱装置本体2aは、無人飛行体1が第2の鉄塔Bの上部へ向けての飛行中に、突風によりバランスを崩す場合等の非常事態が発生した場合に、無線信号による遠隔操作によって、着脱装置本体2aからパイロットロープ5を分離することができるようにしている。これにより、無人飛行体1を保護すると共に、無人飛行体1が地上に落下して被害が拡大するのを防ぐことができる。
図4〜図8は、本発明に係る最終ロープの撤去方法の一例を示す模式図であり、図9は、本発明に係る最終ロープの撤去方法の他例を示す模式図である。これらの図を用いて本発明に係る最終ロープの撤去方法について以下に説明する。
本発明に係る最終ロープの撤去方法は、操縦装置からの無線信号に従って動作する無人飛行体1を使用して、第1の鉄塔Aと第2の鉄塔Bの間に張られた最終ロープ6を撤去する方法であり、作業者が、あらかじめ第1の鉄塔Aの上部及び第2の鉄塔Bの上部に取り付けられている滑車7a、7bに最終ロープ6を掛けた後、この最終ロープ6の先端と後端の各々を地上に下ろす第1の工程を有している(図4参照)。
また、地上に着陸している無人飛行体1に、一方の端部3aに着脱装置本体2aが取り付けられたジョイント補助ロープ3の他方の端部3bを取り付ける第2の工程を有している。この第2の工程は、前述のパイロットロープの延線方法において図1で示したものと同様であり、ジョイント補助ロープ3は、10m以上の長さであることが好ましい。これにより、作業者が無人飛行体1に接触する事故を防ぐことができ、安全に作業を行うことができる。
また、第1の鉄塔A側の地上に載置された回収用ドラム8に最終ロープ6の後端を取り付ける第3の工程を有している(図4参照)。尚、第2の工程と第3の工程の順番はどちらが先であってもよいものである。
また、第2の工程及び第3の工程の後、最終ロープ6の先端を着脱装置本体2aに取り付けた後、無人飛行体1が第1の鉄塔Aに向けて離陸する第4の工程を有している(図5参照)。
また、第4の工程の後、最終ロープ6の垂れこみを調整しつつ、この最終ロープ6を回収用ドラム8に巻き取る第5の工程を有している(図6、図7参照)。
また、第5の工程の後、作業者が、第1の鉄塔A側で着脱装置本体2aから最終ロープ6を分離する第6の工程を有している(図8、図9参照)。尚、第6の工程は、図8に示すように、最終ロープ6を第1の鉄塔Aの上部に取り付けられている滑車7aから取り外した後に着脱装置本体2aから最終ロープを分離する方法と、図9に示すように、最終ロープ6を第1の鉄塔Aの上部に取り付けられている滑車7aに取り付けたままの状態で着脱装置本体2aから最終ロープを分離する方法のどちらかを選択することができる。
そして、本発明に係る最終ロープの撤去方法において、着脱装置本体2aは、無人飛行体1が第1の鉄塔Aへ向けての飛行中に、突風によりバランスを崩す場合等の非常事態が発生した場合に、無線信号による遠隔操作によって、着脱装置本体2aから最終ロープ6を分離することができるようにしている。これにより、無人飛行体1を保護すると共に、無人飛行体1が地上に落下して被害が拡大するのを防ぐことができる。
図10(a)は、着脱装置本体の一例を示す正面図であり、図10(b)は、無線信号発信機の一例を示す正面図である。また、図11(a)は、着脱装置本体のフックが開いた状態を示す正面図であり、図11(b)は、着脱装置本体のフックが閉じた状態を示す正面図である。これらの図を用いて本発明に係る着脱装置について以下に説明する。
着脱装置は、着脱装置本体2aと、無線信号発信機2bとから構成されており、無線信号発信機2bは、送信機と、この送信機から信号を送信するためのレバー11とを備えている。また、着脱装置本体2aは、無線信号発信機2bの送信機からの信号を受け取る受信機と、ロック状態とロック解除状態とを備えたロック装置(図示せず)と、回動可能なフック10とを備えている。ここで、ロック装置がロック状態の時は、フック10は固定された状態となり、フック10に外力を加えても回動することはできない。一方、ロック装置がロック解除状態の時は、フック10は回動可能な状態となり、外力が加わると回動する。
そして、無人飛行体がパイロットロープ又は最終ロープを着脱装置本体2aに取り付けてフック10がロック状態で飛行している時に無線信号発信機2bのレバー11を引くと、ロック装置がロック解除状態となり、フック10が回動可能となるので、フック10に吊り下げられているパイロットロープ又は最終ロープの自重によってフック10が回動し、図11(a)に示す状態となり、着脱装置本体2aからパイロットロープ又は最終ロープが分離されることとなる。したがって、突風により無人飛行体がバランスを崩す場合等の非常事態が発生した場合に、遠隔操作で着脱装置本体2aからパイロットロープ又は最終ロープを速やかに分離して無人飛行体を保護することができると共に、無人飛行体が地上に落下して被害が拡大するのを防ぐことができる。
図12は、本発明に使用する無人飛行体の一例を示す斜視図である。本発明に係るパイロットロープの延線方法及び最終ロープの撤去方法には、操縦装置からの無線信号に従って動作する様々な無人飛行体1を使用することができるが、産業用ドローンを使用するのが好ましい。図12に示すドローン1は、本体に6枚のプロペラ1a、1a・・を備えていると共に、本体下部にカメラ9を取り付けることができるジンバル1bを備えている。本発明では、ジンバル1bにジョイント補助ロープ3の端部3bを取り付けている(図1参照)。
本発明の無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法、最終ロープの撤去方法及び着脱装置は、高圧送電線鉄塔間の架設工事等に利用される。
1 無人飛行体(ドローン)
1a プロペラ
1b ジンバル
2a 着脱装置本体
2b 無線信号発信機
3 ジョイント補助ロープ
3a、3b 端部
4 ドラム
5 パイロットロープ
6 最終ロープ
7a、7b 滑車
8 回収用ドラム
9 カメラ
10 フック
11 レバー
A、B 鉄塔
1a プロペラ
1b ジンバル
2a 着脱装置本体
2b 無線信号発信機
3 ジョイント補助ロープ
3a、3b 端部
4 ドラム
5 パイロットロープ
6 最終ロープ
7a、7b 滑車
8 回収用ドラム
9 カメラ
10 フック
11 レバー
A、B 鉄塔
Claims (7)
- 操縦装置からの無線信号に従って動作する無人飛行体を使用して、ドラムに巻き取られているパイロットロープを鉄塔間に延線するパイロットロープの延線方法であって、
作業者が、あらかじめ第1の鉄塔の上部に取り付けられている滑車にパイロットロープを掛けた後、該パイロットロープの先端を地上に下ろす工程と、
地上に着陸している無人飛行体に、一方の端部に着脱装置本体が取り付けられたジョイント補助ロープの他方の端部を取り付ける工程と、
前記パイロットロープの先端を前記着脱装置本体に取り付けた後、前記無人飛行体が第2の鉄塔に向けて離陸する工程と、
作業者が、前記第2の鉄塔の上部で前記着脱装置本体から前記パイロットロープを分離した後、前記パイロットロープの先端を前記第2の鉄塔の上部に固定する工程を有し、
前記着脱装置本体は、前記無人飛行体が前記第2の鉄塔の上部へ向けての飛行中に、突風によりバランスを崩す場合等の非常事態が発生した場合に、無線信号による遠隔操作によって、前記着脱装置本体から前記パイロットロープを分離することができることを特徴とする無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法。 - 着脱装置本体は、無線信号発信機の送信機からの信号を受け取る受信機と、ロック状態とロック解除状態とを備えたロック装置と、回動可能なフックとを備えており、遠隔操作により、前記ロック装置をロック解除状態にすることによって、前記フックが回動可能になることを特徴とする請求項1に記載の無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法。
- ジョイント補助ロープは10m以上の長さであることを特徴とする請求項1又は2に記載の無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法。
- 操縦装置からの無線信号に従って動作する無人飛行体を使用して、第1の鉄塔と第2の鉄塔の間に張られた最終ロープを撤去する最終ロープの撤去方法であって、
作業者が、あらかじめ第1の鉄塔の上部及び第2の鉄塔の上部に取り付けられている滑車に最終ロープを掛けた後、該最終ロープの先端と後端の各々を地上に下ろす工程と、
前記第2の鉄塔側の地上に着陸している無人飛行体に、一方の端部に着脱装置本体が取り付けられたジョイント補助ロープの他方の端部を取り付ける工程と、
前記第1の鉄塔側の地上に載置された回収用ドラムに前記最終ロープの後端を取り付ける工程と、
前記最終ロープの先端を前記着脱装置に取り付けた後、前記無人飛行体が前記第1の鉄塔に向けて離陸する工程と、
前記無人飛行体が離陸した後に、最終ロープの垂れこみを調整しつつ、該最終ロープを前記回収用ドラムに巻き取る工程と、
作業者が、前記第1の鉄塔側で前記着脱装置本体から前記最終ロープを分離する工程を有し、
前記着脱装置本体は、前記無人飛行体が前記第1の鉄塔へ向けての飛行中に、突風によりバランスを崩す場合等の非常事態が発生した場合に、無線信号による遠隔操作によって、前記着脱装置本体から前記最終ロープを分離することができることを特徴とする無人飛行体を使用した最終ロープの撤去方法。 - 着脱装置本体は、無線信号発信機の送信機からの信号を受け取る受信機と、ロック状態とロック解除状態とを備えたロック装置と、回動可能なフックとを備えており、遠隔操作により、前記ロック装置をロック解除状態にすることによって、前記フックが回動可能になることを特徴とする請求項4に記載の無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法。
- ジョイント補助ロープは10m以上の長さであることを特徴とする請求項4又は5に記載の無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法。
- 無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法及び最終ロープの撤去方法に使用される着脱装置であって、
着脱装置本体と、無線信号発信機とを有し、
前記無線信号発信機は、送信機と、該送信機から信号を送信するためのレバーとを備え、
前記着脱装置本体は、前記無線信号発信機の前記送信機からの信号を受け取る受信機と、ロック状態とロック解除状態とを備えたロック装置と、回動可能なフックとを備えており、
前記無線信号発信機の前記レバーを引くと、前記着脱装置本体の前記受信機からの信号により前記ロック装置はロック解除状態となり、前記フックが回動可能になることを特徴とする着脱装置。
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JP2019069455A JP2020167913A (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 無人飛行体を使用したパイロットロープの延線方法、最終ロープの撤去方法及び着脱装置 |
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Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
CN113650778A (zh) * | 2021-09-02 | 2021-11-16 | 浙江图盛输变电工程有限公司温州科技分公司 | 一种适应复杂环境的电网巡检无人机 |
CN114226358A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-25 | 西南交通大学 | 一种用于铁塔除锈和喷漆的方法 |
CN114569911A (zh) * | 2022-03-22 | 2022-06-03 | 云南电网有限责任公司红河供电局 | 一种新型输电线路检修作业上下杆塔防坠装置及防坠方法 |
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2019
- 2019-03-29 JP JP2019069455A patent/JP2020167913A/ja active Pending
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