JPH06276634A - 架線のメッセンジャワイヤ延線方法及びその装置 - Google Patents

架線のメッセンジャワイヤ延線方法及びその装置

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JPH06276634A
JPH06276634A JP8020093A JP8020093A JPH06276634A JP H06276634 A JPH06276634 A JP H06276634A JP 8020093 A JP8020093 A JP 8020093A JP 8020093 A JP8020093 A JP 8020093A JP H06276634 A JPH06276634 A JP H06276634A
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tow
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JP8020093A
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Mamoru Niida
守 二井田
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NIIDA DENSETSU KK
Original Assignee
NIIDA DENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 架空電線を架設すべき鉄塔間に渓谷,森林,
河川その他の障害物がある場合でも、リール装置のつい
たラジコンヘリコプタを牽引紐を放出させながら飛行
し、両鉄塔間にこの牽引紐と連結した牽引ロープを介し
てメッセンジャワイヤを安全かつ作業能率良く架け渡
す。 【構成】 架線のメッセンジャワイヤ延線装置は、無線
操縦されるラジコンヘリコプタ6と、巻回した牽引紐3
aを飛行中放出しながら曳航できるように設けたリール
装置15と、一方の鉄塔から他方の鉄塔に届いたときリ
ール装置15を落下させるリール着脱具17より成る。
そして、予め牽引紐3aの端部に電線牽引用のメッセン
ジャワイヤを牽引する牽引ロープを結び付けておき、ラ
ジコンヘリコプタ6で牽引紐3aを鉄塔間に架け渡した
後、順次手繰り寄せて、メッセンジャワイヤを鉄塔間に
架設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方の鉄塔から他方の
鉄塔へ架空電線を架設するのに先立って、該電線を牽引
するためのメッセンジャワイヤを両鉄塔間に延線する方
法と、その方法を実施する際に使用する装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】鉄塔間に電線を牽引するためのメッセン
ジャワイヤ(鋼製のもの)を架設する場合、従来は、図
6及び図7に示すような方法が一般的であった。即ち、
両鉄塔1,1の各頂上に設けた金車2,2にロープ3,
3を掛けて地上にまで下ろし、両ロープ3,3間に地上
に延ばしておいた中間ロープ4を連結し、エンジン場E
側(即ち線牽引側)のロープ3を牽引するとともに、ド
ラム場D側(即ち線供給側)のロープ3にメッセンジャ
ワイヤ5を結び付けておくことによって、両鉄塔1,1
間にメッセンジャワイヤ5を架設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法である
と、鉄塔1,1の間に、渓谷,森林,河川その他の障害
物があると、地上に中間ロープ4を延ばしておくことが
できないため、近年、有人ヘリコプタ,模型飛行機ある
いは気球等を使用して軽いナイロンロープ等を鉄塔間に
延線してメッセンジャワイヤに引き替える方法も試みら
れている。
【0004】しかしながら、有人ヘリコプタを使用して
延線作業をすると、有人ヘリコプタのロータブレード
(羽根)等が鉄塔や架設電線等に干渉して人身事故を引
き起こす危険があり、安全上問題があるとともに、経費
の負担も非常に大きくなる。また、模型飛行機の場合に
は、空中停止や垂直上昇等ができず、鉄塔上の作業員と
の微妙な調整ができないとともに、滑走路を必要とす
る。さらに、気球の場合は、風の方向や強さに影響され
易く、操縦性に問題がある。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑み創案された
もので、人身事故等が回避でき、しかもヘリコプタの空
中停止、垂直上昇及び水平移動の特性を持ち、作業性が
よいとともに、経費が安価である架線のメッセンジャワ
イヤ延線方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の架線のメッセンジャワイヤ延線方法におい
ては、牽引紐を巻回したリール装置をラジコンヘリコプ
タに着脱自在に取り付け、該牽引紐の一端をメッセンジ
ャワイヤを牽引する牽引ロープの一端に結び付けた後、
あるいは地上部近傍に仮固定した後、ラジコンヘリコプ
タを他方の鉄塔へ向けて飛行させ、該飛行に伴ってリー
ル装置に巻回した牽引紐を放出しながら曳航し、他方の
鉄塔近傍でリール装置を落下させ、しかる後、この落下
したリール装置に巻回していた牽引紐を手繰り寄せて、
その一端に結び付けておいた牽引ロープを介して、ある
いは仮固定を解いて新たに結び付けた牽引ロープを介し
てメッセンジャワイヤを引っ張り、両鉄塔間にこのメッ
センジャワイヤを架け渡すことを特徴とするものである
(請求項1、請求項2)。
【0007】また、本発明の架線のメッセンジャワイヤ
延線方法は、牽引紐を巻回したリール装置をラジコンヘ
リコプタに着脱自在に取り付け、該牽引紐の一端をメッ
センジャワイヤの一端に結び付けた後、あるいは地上部
近傍に仮固定した後、ラジコンヘリコプタを他方の鉄塔
へ向けて飛行させ、該飛行に伴ってリール装置に巻回し
た牽引紐を放出しながら曳航し、他方の鉄塔近傍でリー
ル装置を落下させ、しかる後、この落下したリール装置
に巻回していた牽引紐を手繰り寄せて、その一端に結び
付けておいた、あるいは仮固定を解いて新たに結び付け
たメッセンジャワイヤを引っ張り、両鉄塔間にこのメッ
センジャワイヤを架け渡すことを特徴とするものである
(請求項3、請求項4)。
【0008】また、本発明の架線のメッセンジャワイヤ
延線装置は、少なくともモータ等の回転機器,バッテリ
ー等の駆動源及び無線受信機を備え、空中停止,垂直上
昇,水平移動の特性を持ち、無線操縦機で遠隔操作され
るラジコンヘリコプタと、該ヘリコプタの本体下部の脚
体に取り付けられ、牽引紐を巻回したリールを回転自在
に装着してなるリール装置と、該リール装置を着脱自在
とするリール着脱具とからなることを特徴とし(請求項
5)、また前記リール着脱具は、サーボモータと、該サ
ーボモータの回転力をリール着脱バーの横方向の往復運
動に変えるアームと、リール装置をリモコンヘリコプタ
本体下部の脚体にその貫通によって保持するリール着脱
バーとを備えてなることを特徴としている(請求項
6)。
【0009】
【作 用】上記方法と装置を採用することにより、渓
谷、森林、河川、その他障害物のある鉄塔間にメッセン
ジャワイヤを、人身事故等を起こすおそれもなく安全
に、しかもヘリコプタの空中停止、垂直上昇及び水平移
動の特性を生かして作業性よく、簡単に安価に架け渡す
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係るメッセンジャワイヤ延線装
置の一実施例で、6はラジコンヘリコプタを示し、本体
6aの内部には、公知の如く、ロータブレード(羽根)
7を回転させるモータ等の回転機器と、駆動源であるエ
ンジン及び/又はバッテリーと、無線受信器及びアンプ
等と、機体を安定させるフリージャイロ及びレートジャ
イロ等を備えており、無線操縦機で遠隔操作され、空中
停止、垂直上昇及び水平移動が可能な特性を有してい
る。
【0011】ラジコンヘリコプタ本体6aの下部には別
体に形成した脚体8が取り付けられ、この脚体8は、左
右一対のクッション性のある脚9,10と、該両脚9,
10を結ぶとともに、本体6aを取り付ける前後2本の
枠体11,12と、該枠体11,12の中央を前後方向
につなぐ基台13とから構成されている。
【0012】前記脚体8の基台13の先端は、前側の枠
体11の前面より前方に突出しており、この部分に牽引
紐3aを巻回したリール14を回転自在に装着してなる
リール装置15が取り付けられている。即ち、図2に詳
細を示すように、リール装置15の略U字状の支持部材
16と基台13には、リール着脱具17の棒状のリール
着脱バー18が貫通する孔16a,13aがそれぞれ穿
設されており、この孔16a,13aにリール着脱バー
18が挿通されて、リール装置15が基台13に保持さ
れている。図2はこのリール装置15をリール着脱バー
18で保持した状態を示している。そして、この状態か
ら、リール着脱バー18を横方向に引き抜くと、支持部
材16が基台13から離れてリール装置15が落下す
る。なお、この例では、リール装置15を基台13の先
端突出部にリール着脱バー18で挿通保持しているが、
基台13の他の部分に保持するようにしてもよい。ま
た、このリール装置15は、前側の枠体11や後側の枠
体12などに保持することも可能で、保持の仕方は適宜
設計変更できる。
【0013】前記リール着脱具17は、このリール着脱
バー18を横方向に進退させる構成として、枠体11に
取着されたサーボモータ19と、該サーボモータ19の
回転運動をリール着脱バー18の横方向の往復運動に変
えるアーム20と、該アーム20とサーボモータ19を
つなぐバー21とを具備している。前記アーム20の回
動支点Cにはベアリング(図示せず)が組込まれ、回動
支点Cからリール着脱バー18の枢支点までの距離と、
回動支点Cからサーボモータ19につながるバー21の
枢支点までの距離との比は、略3:1となっていて、リ
ール着脱バー18の進退する往復運動のストロークを大
きく取っている。この為、リール着脱バー18の引抜き
力よりも3倍以上大きなモータトルクを有するサーボモ
ータ19が用いられる。なお、ラジコンヘリコプタ6に
かかる荷重を軽減するため、枠体11,12、基台13
及びリール装置15等は比較的軽量なアルミニウム製と
することが好ましい。
【0014】次に、本発明に係るメッセンジャワイヤの
延線方法をその装置の作用も含めて説明する。まず、鉄
塔1,1の径間よりも長めのナイロン糸等からなる牽引
紐3aをリール14に巻回する。また、ラジコンヘリコ
プタ本体6aに、別体に形成した脚体8を取り付け、こ
の脚体8にリール14を回転自在に装着したリール装置
15を取り付ける。即ち、リール着脱具17のサーボモ
ータ19を図2において時計方向に回転させて、リール
着脱バー18をリール支持部材16及び基台13から離
した状態から、サーボモータ19を図2において反時計
方向に回転させて、リール着脱バー18をリール支持部
材16の貫通孔16a及び基台13の貫通孔13aに挿
通して、基台13にリール装置15を取り付ける。次い
で、牽引紐13aの端部をメッセンジャワイヤ牽引用の
牽引ロープ4aの一端に結び付ける。
【0015】次に、図3に示すように、ドラム場D側の
鉄塔1より、金車2又はその近傍の鉄塔部分に引っ掛け
た状態で、ラジコンヘリコプタ6をエンジン場E側の鉄
塔1へ向けて飛行させる。この飛行中、ラジコンヘリコ
プタ6はリール装置15に巻回した牽引紐3aを放出し
ながら曳航する。このとき、ラジコンヘリコプタ6は例
えば350m程の鉄塔1,1間を例えば50〜80m程
の高度で飛行するが、牽引紐3aは軽量なために自重で
地上まで垂れ下がることはほとんどなく、また仮に垂れ
下がっても、軽量なるが故に木々の上に具合良く載っ
て、枝に引っ掛かるようなおそれはほとんどない。
【0016】そして、図4に示すように、エンジン場E
側の鉄塔1の近傍で、金車2又はその近傍の鉄塔部分に
引っ掛ける状態でリール装置15を取り外し落下させ
る。このとき、ラジコンヘリコプタ6の空中停止の状態
を保って、鉄塔1上の作業員に牽引紐3aを引き渡し
て、金車2に引っ掛けるようにしてもよい。リール装置
15を取り外すには、前述したように、リール着脱具1
7のサーボモータ19を図2において時計方向に回転さ
せ、リール着脱バー18をリール支持部材16及び基台
13の貫通孔16a,13aから抜き取ればよい。な
お、ラジコンヘリコプタ6の飛行状態の制御、リール着
脱具17によるリール装置15の取り外し操作は、すべ
て無線操縦機(図示せず)からの遠隔操作により行われ
る。
【0017】次いで、図5に示すように、落下されたリ
ール装置15に巻回していた牽引紐3aをエンジン場E
側から手繰り寄せ、牽引紐3aの端部に結び付けた牽引
ロープ4aを引っ張り、さらにそれに結び付けたメッセ
ンジャワイヤ5を引っ張って両鉄塔1,1間にこのメッ
センジャワイヤ5を架け渡す。
【0018】そして、メッセンジャワイヤ5を架け渡し
た後は、公知の通常の方法でドラム場Dの延線車と、エ
ンジン場Eのエンジン車及びリールワインダの間で送電
線等の架線が行なわれる。
【0019】ところで、上記実施例においては、牽引ロ
ープ4aを介してメッセンジャワイヤ5を引っ張るよう
にしたが、牽引紐3aのライン引張り強度が、メッセン
ジャワイヤ5の自重に耐えられるような丈夫なものを用
いれば、牽引紐3aを直接メッセンジャワイヤ5に結び
付けて引っ張ることもできる。
【0020】また、上記実施例においては、この牽引紐
3aを牽引ロープ4aにジョイントしてから曳航するよ
うにしたが、まず牽引紐3aの端部をドラム場D側の鉄
塔1の地上部近傍に仮固定しておいて、ラインの曳航完
了後に牽引ロープ4aやメッセンジャワイヤ5にジョイ
ントするようにしてもよい。
【0021】さらに、ラジコンヘリコプタ6による牽引
紐3aの曳航に際しては、牽引紐3aを、上記実施例の
ようにドラム場D側の鉄塔に掛けてからエンジン場E側
の鉄塔にも掛けるようにするのが好ましいが、当日の気
象条件や地理的条件あるいは人的条件等に応じて、とり
あえず両鉄塔間に牽引紐3aを曳航して配置し、あとか
ら牽引紐3aを双方の鉄塔に引っ掛けるようにしてもよ
い。
【0022】ラジコンヘリコプタ本体6の仕様は限定さ
れるものではないが、実際に試験飛行されたものは次に
示すような特徴をもっている。火災害を防止するための
アルコール燃料使用の10ccエンジンを採用し、コン
ピュータ制御による精密なメカニズムを有し、信頼性を
高めるとともに、全長1.2m、高さ0.43m、幅
0.18m、メインロータ径1.5m、重量4.4kg
で小型軽量で現場搬入が容易であり、現場の作業体系に
適応しやすい。また、負荷は2kgまで可能であり、航
続時間は15min、最高速度は80km/h、作業距
離は1km、作業高度100mで、1日当り4〜8径間
の鉄塔間の架け渡しができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る架線
のメッセンジャワイヤ延線方法(請求項1乃至4)によ
れば、メッセンジャワイヤを引っ張るための牽引紐を、
無線操縦されるラジコンヘリコプタ本体下部の脚体に備
えたリール装置に巻回し、ドラム場側の鉄塔からエンジ
ン場側の鉄塔に向けてラジコンヘリコプタを飛行させて
この牽引紐を放出しながら曳航し、かつエンジン場側の
鉄塔近傍でリール装置を落下させて、両鉄塔間にまず牽
引紐を掛け渡し、しかる後に牽引ロープを介してあるい
は直接にメッセンジャワイヤを引っ張ってこれを延線す
るようにしたので、渓谷、森林、河川、その他の障害物
のある鉄塔間にメッセンジャワイヤを、人身事故等を起
こすおそれもなく安全に、しかも、ヘリコプタの空中停
止、垂直上昇及び水平移動の特性を生かして、作業性よ
く、能率的に、簡単、安価に架け渡すことができる。そ
の結果、山間地等の送電線等の架線の布設工事の作業能
率を大幅に向上させることができる。
【0024】また、本発明に係る架線のメッセンジャワ
イヤ延線装置は、少なくとも回転機器,駆動源,無線受
信機を備え、空中停止,垂直上昇,水平移動の特性を持
ち、無線操縦機で遠隔操作されるラジコンヘリコプタ
と、該ヘリコプタの本体下部の脚体に取り付けられ、牽
引紐を巻回したリールを回転自在に装着してなるリール
装置と、該リール装置を着脱自在とするリール着脱具と
を備えてなるので(請求項5)、これを用いれば、上述
した延線作業が能率的に行えるとともに、有人ヘリコプ
タのように人身事故の危険もなく、また経費の負担も小
さくて済む。しかも訓練した専門の操縦者を必要とする
事もない。また空中停止や垂直上昇等ができるため、模
型飛行機のような滑走路を必要とすることもないし、鉄
塔上の作業員との微妙な作業調整も可能であって、確実
かつ能率的な作業が行える。さらに気球のように風の影
響をまともに受けることもないので、操縦性に優れ、し
かも両鉄塔間に渓谷、森林、河川、その他の障害物があ
る場合でも、送電線等の架線工事を能率良く行える。
【0025】そして、前記リール装置をリモコンヘリコ
プタ本体下部の脚体に保持し又は切り放すリール着脱具
として、サーボモータと、該サーボモータの回転力をリ
ール着脱バーの横方向の往復運動に変えるアームと、リ
ール装置をリモコンヘリコプタ本体下部の脚体にその貫
通によって保持するリール着脱バーとを用いたので(請
求項6)、リール装置を本体下部の脚体に保持している
間は、リール着脱バーによる貫通保持で確実にリール装
置を保持でき、例え曳航している牽引紐にやや大きな負
荷がかかったとしても途中でリール装置が落下するよう
なことはなく、しかも、リール装置の切り放しに際して
は、サーボモータの駆動でリール着脱バーを完全に引き
抜くため、所望箇所で確実にリール装置を落下させるこ
とができ、確実な作業が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメッセンジャワイヤの延線装置を示す
斜視図である。
【図2】本発明のメッセンジャワイヤの延線装置のリー
ル着脱具の説明図である。
【図3】本発明のメッセンジャワイヤ延線装置を用いて
牽引紐を曳航している状態を示す正面図である。
【図4】本発明のメッセンジャワイヤ延線装置を用いて
曳航した牽引紐を手繰り寄せて牽引ロープを鉄塔間に架
け渡す状態を示す正面図である。
【図5】本発明のメッセンジャワイヤ延線装置を用いて
曳航した牽引紐を手繰り寄せて牽引ロープを鉄塔間に架
け渡し、さらにメッセンジャワイヤを引いている状態を
示す正面図である。
【図6】従来のメッセンジャワイヤの延線方法を示す正
面図である。
【図7】従来のメッセンジャワイヤの延線方法を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 鉄塔 2 金車 3a 牽引紐 4a 牽引ロープ 5 メッセンジャワイヤ 6 ラジコンヘリコプタ 6a ラジコンヘリコプタ本体 8 脚体 11,12 枠体 13 基台 14 リール 15 リール装置 16 リール支持部材 17 リール着脱具 18 リール着脱バー 19 サーボモータ 20 アーム D ドラム場 E エンジン場 C 回動支点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の鉄塔から他方の鉄塔へ電線を架設
    するに際し、該電線を牽引するためのメッセンジャワイ
    ヤを両鉄塔間に延線する方法において、牽引紐を巻回し
    たリール装置をラジコンヘリコプタに着脱自在に取り付
    け、該牽引紐の一端をメッセンジャワイヤを牽引する牽
    引ロープの一端に結び付けた後、ラジコンヘリコプタを
    他方の鉄塔へ向けて飛行させ、該飛行に伴ってリール装
    置に巻回した牽引紐を放出しながら曳航し、他方の鉄塔
    近傍でリール装置を落下させ、しかる後にこの落下した
    リール装置に巻回していた牽引紐を手繰り寄せてその一
    端に結び付けた牽引ロープを介してメッセンジャワイヤ
    を引っ張り、両鉄塔間にこのメッセンジャワイヤを架け
    渡すことを特徴とした架線のメッセンジャワイヤ延線方
    法。
  2. 【請求項2】 一方の鉄塔から他方の鉄塔へ電線を架設
    するに際し、該電線を牽引するためのメッセンジャワイ
    ヤを両鉄塔間に延線する方法において、牽引紐を巻回し
    たリール装置をラジコンヘリコプタに着脱自在に取り付
    け、該牽引紐の一端を一方の鉄塔の地上部近傍に仮固定
    した後、ラジコンヘリコプタを他方の鉄塔へ向けて飛行
    させ、該飛行に伴ってリール装置に巻回した牽引紐を放
    出しながら曳航し、他方の鉄塔近傍でリール装置を落下
    させ、しかる後、前記牽引紐の仮固定を解いてその一端
    を牽引ロープに連結するとともに、この落下したリール
    装置に巻回していた牽引紐を手繰り寄せて前記連結した
    牽引ロープを引っ張り、かつそれに連結したメッセンジ
    ャワイヤを引っ張って、両鉄塔間にこのメッセンジャワ
    イヤを架け渡すことを特徴とした架線のメッセンジャワ
    イヤ延線方法。
  3. 【請求項3】 一方の鉄塔から他方の鉄塔へ電線を架設
    するに際し、該電線を牽引するためのメッセンジャワイ
    ヤを両鉄塔間に延線する方法において、牽引紐を巻回し
    たリール装置をラジコンヘリコプタに着脱自在に取り付
    け、該牽引紐の一端をメッセンジャワイヤの一端に結び
    付けた後、ラジコンヘリコプタを他方の鉄塔へ向けて飛
    行させ、該飛行に伴ってリール装置に巻回した牽引紐を
    放出しながら曳航し、他方の鉄塔近傍でリール装置を落
    下させ、しかる後にこの落下したリール装置に巻回して
    いた牽引紐を手繰り寄せてその一端に結び付けたメッセ
    ンジャワイヤを引っ張り、両鉄塔間にこのメッセンジャ
    ワイヤを架け渡すことを特徴とした架線のメッセンジャ
    ワイヤ延線方法。
  4. 【請求項4】 一方の鉄塔から他方の鉄塔へ電線を架設
    するに際し、該電線を牽引するためのメッセンジャワイ
    ヤを両鉄塔間に延線する方法において、牽引紐を巻回し
    たリール装置をラジコンヘリコプタに着脱自在に取り付
    け、該牽引紐の一端を一方の鉄塔の地上部近傍に仮固定
    した後、ラジコンヘリコプタを他方の鉄塔へ向けて飛行
    させ、該飛行に伴ってリール装置に巻回した牽引紐を放
    出しながら曳航し、他方の鉄塔近傍でリール装置を落下
    させ、しかる後、前記牽引紐の仮固定を解いてその一端
    をメッセンジャワイヤの一端に連結するとともに、この
    落下したリール装置に巻回していた牽引紐を手繰り寄せ
    て前記連結したメッセンジャワイヤを引っ張り、両鉄塔
    間にこのメッセンジャワイヤを架け渡すことを特徴とし
    た架線のメッセンジャワイヤ延線方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも回転機器,駆動源,無線受信
    機を備え、空中停止,垂直上昇,水平移動の特性を持
    ち、無線操縦機で遠隔操作されるラジコンヘリコプタ
    と、該ヘリコプタの本体下部の脚体に取り付けられ、牽
    引紐を巻回したリールを回転自在に装着してなるリール
    装置と、該リール装置を着脱自在とするリール着脱具と
    からなることを特徴とする架線のメッセンジャワイヤ延
    線装置。
  6. 【請求項6】 前記リール着脱具は、サーボモータと、
    該サーボモータの回転力をリール着脱バーの横方向の往
    復運動に変えるアームと、リール装置をリモコンヘリコ
    プタ本体下部の脚体にその貫通によって保持するリール
    着脱バーとを備えてなることを特徴とする請求項5記載
    の架線のメッセンジャワイヤ延線装置。
JP8020093A 1993-03-15 1993-03-15 架線のメッセンジャワイヤ延線方法及びその装置 Pending JPH06276634A (ja)

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