JP2020167261A - 回路部品 - Google Patents

回路部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2020167261A
JP2020167261A JP2019065874A JP2019065874A JP2020167261A JP 2020167261 A JP2020167261 A JP 2020167261A JP 2019065874 A JP2019065874 A JP 2019065874A JP 2019065874 A JP2019065874 A JP 2019065874A JP 2020167261 A JP2020167261 A JP 2020167261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit pattern
film
anodized film
circuit
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019065874A
Other languages
English (en)
Inventor
智史 山本
Tomohito Yamamoto
智史 山本
遊佐 敦
Atsushi Yusa
敦 遊佐
朗子 鬼頭
Akiko Kito
朗子 鬼頭
公彦 金野
Kimihiko Konno
公彦 金野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Maxell Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maxell Holdings Ltd filed Critical Maxell Holdings Ltd
Priority to JP2019065874A priority Critical patent/JP2020167261A/ja
Publication of JP2020167261A publication Critical patent/JP2020167261A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】高い放熱性を有すると共に、十分な熱衝撃耐性を有する信頼性の高い回路部品を提供する。【解決手段】 回路部品100であって、金属部50と、前記金属部50上に形成されている陽極酸化皮膜60と、前記陽極酸化皮膜60上に形成されている樹脂部10と、前記樹脂部10上に形成されている、メッキ膜21を含む回路パターン20と、前記樹脂部10上に実装され、前記回路パターン20と電気的に接続する実装部品30と、を含み、前記陽極酸化皮膜60の前記回路パターン20の外側の領域に、前記陽極酸化皮膜60の分断部61が設けられている。【選択図】 図1B

Description

本発明は、回路部品に関する。
近年、三次元成形回路部品(MID:Molded Interconnected Device)が、スマートフォン等で実用化されており、今後、自動車分野での応用拡大が期待されている。MIDは、樹脂成形体の表面に金属膜で回路を形成したデバイスであり、製品の軽量化、薄肉化及び部品点数削減に貢献できる。
発光ダイオード(LED)が実装されたMIDも提案されている。LEDは、通電により発熱するため背面からの排熱が必要であり、MIDの放熱性を高めることが重要となる。特許文献1では、MIDと金属製の放熱部材とを一体化した複合部品が提案されている。また、特許文献1のMIDでは、メッキ膜により回路パターンを形成している。
また、MIDではなく平面上に回路パターンが形成された回路部品であるが、特許文献2及び3には、金属製の放熱部材をベース基材として用いた回路部品が開示されている。金属製のベース基材と、回路パターンを形成する配線とを絶縁するために、特許文献2では、これらの間にアルマイト層を設けることが提案され、特許文献3でも、アルマイト層を含む種々のセラミック層を設けることが提案されている。
特許第3443872号公報 特開2017‐27993号公報 特許第4880358号公報
しかし、陽極酸化皮膜であるアルマイト層は、ポーラスな構造を有し、封孔処理を施しても、硬くて脆く、衝撃強度が低い。このため、回路部品の製造工程において、振動等の衝撃が与えられると、アルマイト層にクラック(割れ)が生じる虞がある。回路パターンを形成する配線と、金属製ベース基材との間のアルマイト層にクラックが発生すると、配線と、金属製ベース基材とを十分に絶縁できず、これらが短絡する虞があり、回路部品の信頼性が低下する。
本発明は、これらの課題を解決するものであり、高い放熱性を有すると共に、信頼性の高い回路部品を提供する。
本発明に従えば、回路部品であって、金属部と、前記金属部上に形成されている陽極酸化皮膜と、前記陽極酸化皮膜上に形成されている樹脂部と、前記樹脂部上に形成されている、メッキ膜を含む回路パターンと、前記樹脂部上に実装され、前記回路パターンと電気的に接続する実装部品と、を含み、前記陽極酸化皮膜の前記回路パターンの外側の領域に前記陽極酸化皮膜の分断部が設けられている、回路部品を提供する。
前記分断部が、前記陽極酸化皮膜の前記回路パターンの外側の領域において、線状に延びていてもよい。前記分断部が前記回路パターンの周囲を囲んでいてもよい。前記樹脂部が、前記分断部によって囲まれる包囲領域を覆っていてもよい。
前記金属部がアルミニウム又はアルミニウム合金であってもよい。前記陽極酸化皮膜がアルマイトであってもよい。前記陽極酸化皮膜の膜厚が10μm〜60μmであってもよい。前記メッキ膜が、前記樹脂部上に形成された溝に形成されていてもよい。
本発明の回路部品は、高い放熱性及び信頼性を有する。
図1Aは、実施形態の回路部品の上面模式図である。 図1Bは、図1AのIB‐IB線断面模式図である。 図2は、実施形態の回路部品の製造方法を説明するフローチャートである。 図3Aは、実施形態の回路部品の製造方法を説明する断面模式図である。 図3Bは、実施形態の回路部品の製造方法を説明する断面模式図である。 図3Cは、実施形態の回路部品の製造方法を説明する上面模式図である。 図3Dは、実施形態の回路部品の製造方法を説明する断面模式図である。 図3Eは、実施形態の回路部品の製造方法を説明する断面模式図である。 図3Fは、実施形態の回路部品の製造方法を説明する断面模式図である。 図3Gは、実施形態の回路部品の製造方法を説明する断面模式図である。
[回路部品]
図1A及び図1Bに示す、本実施形態の回路部品100について説明する。回路部品100は、金属部50と、金属部50上に形成されている陽極酸化皮膜60と、陽極酸化皮膜60上に形成されている樹脂部10と、樹脂部10上に形成されるメッキ膜21を含む回路パターン20と、樹脂部10上に実装され、回路パターン20(メッキ膜21)と電気的に接続する実装部品30とを含む。陽極酸化皮膜60の回路パターン20の外側の領域には、陽極酸化皮膜60の分断部61が設けられている。
金属部50に用いる金属は、陽極酸化が可能な金属であれば、特に限定されない。陽極酸化とは、金属を陽極として電解質溶液中で通電し、金属の表面に酸化皮膜を形成する方法である。陽極酸化が可能な金属としては、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、マグネシウム等が挙げられる。中でも、放熱性が高く、絶縁性や耐食性の高い陽極酸化皮膜を形成できるアルミニウム及びアルミニウム合金が好ましい。
金属部50の形状は特に限定されず、回路部品100の用途に合わせて、適宜選択できる。本実施形態では、金属部50として板状体を用いる。
陽極酸化皮膜60は、金属部50と回路パターン20のメッキ膜21とを絶縁する観点から、少なくとも、金属部50と回路パターン20との間に形成される。金属部50と回路パターン20との間に形成されていれば、陽極酸化皮膜60は、金属部50表面の一部のみに形成されていてもよいし、全面に形成されていてもよい。製造工程(金属部50の陽極酸化)の簡素化の観点からは、陽極酸化皮膜60は、金属部50の全面に形成されていることが好ましい。本実施形態では、図1A及び図1Bに示すように、陽極酸化皮膜60は、分断部61を除く、金属部50の全面に形成されている。
陽極酸化皮膜60は、金属部50を陽極酸化することで形成される。したがって、陽極酸化皮膜60の材料は、金属部50の材料(金属)に依存する。例えば、金属50が、アルミニウム又はアルミニウム合金の場合、陽極酸化皮膜60は、アルマイトである。
陽極酸化皮膜60の膜厚は、例えば、10μm〜100μmであり、好ましくは、10μm〜60μmである。陽極酸化皮膜60の膜厚が大き過ぎるとクラックが発生し易くなり、膜厚が小さ過ぎると、金属部50とメッキ膜21との絶縁を確保し難くなる。陽極酸化皮膜60の膜厚が上記範囲内であれば、クラックの発生を抑制しつつ、十分な絶縁性を担保できる。
図1A及び図1Bに、陽極酸化皮膜60において、その上に回路パターン20が形成されている領域を回路パターン領域60Aとして示す。陽極酸化皮膜60の回路パターン20の外側の領域、即ち、回路パターン領域60Aの外側の領域には、陽極酸化皮膜60の分断部61が設けられている。分断部60の周囲は、陽極酸化皮膜60であり、陽極酸化皮膜60は、分断部61により分断されている。陽極酸化皮膜60の一箇所にクラック(割れ)が発生すると、クラックは陽極酸化皮膜60を伝搬して大きく広がる虞がある。本実施形態では、回路パターン領域60Aの外側の領域で、陽極酸化皮膜60を分断部61により分断することで、クラックが回路パターン領域60Aまで伝搬することを抑制できる。
分断部61は、陽極酸化皮膜60とは異なる他の物質を含んでも良いし、分断部61では陽極酸化皮膜60が存在しなくても良い。分断部61は、陽極酸化皮膜60とは異なる他の物質を含む場合、例えば、陽極酸化皮膜とは異なる金属酸化物を含むことが好ましい。分断部61が含む金属酸化物は、陽極酸化皮膜ではないが、金属部50に含まれる金属の酸化物である。分断部61に存在する金属酸化物は、例えば、多孔質ではない等、陽極酸化皮膜とは異なる物理的構造を有する。
分断部61の形状は、クラックの伝搬を効率的に抑制する観点から、線状が好ましい。分断部61は、直線でもよいし、曲線でもよいし、これらを組み合わせた形状のパターンを形成していてもよい。分断部61が配置される場所は、回路パターン領域60Aの外側であれば、特に限定されないが、回路パターン領域60Aと、陽極酸化皮膜60にクラックが発生し易い場所との間に配置することが好ましい。陽極酸化皮膜60にクラックが発生し易い場所とは、外因の応力や振動が加わる起点となる場所である。例えば、金属部50の表面50aに金型を突き当てて樹脂部10を成形する場合、金型を突き当てる場所にクラックが発生し易い。分断部61は、表面50aにおいて、金型を突き当てる場所と、回路パターン領域60Aとの間に配置することが好ましい。また、回路部品100を他の部材にネジ止めする場合、ネジ止め箇所にクラックが発生し易い。分断部61は、表面50aにおいて、ネジ止め箇所と回路パターン領域60Aとの間に配置することが好ましい。また、全方向からのクラックの伝搬を抑制できることから、回路パターン領域60Aの周囲を囲むように分断部61を配置することが好ましい。本実施形態では、図1A及び図3Cに示すように、分断部61は、直線であり、4本の直線を組み合わせて矩形のパターンを形成し、回路パターン領域60Aの周囲を囲んでいる。即ち、分断部61によって囲まれている包囲領域60Bの中に、回路パターン領域60Aが配置されている。尚、包囲領域60Bとは、図1A、図1B及び図3Cに示すように、分断部61も含む領域を意味する
分断部61の幅(線幅)は、小さ過ぎるとクラックの伝搬を十分に抑制できない虞があり、大き過ぎると、加工時間が長くなり、製造効率が低下する。分断部61の幅は、例えば、0.1mm〜10mmであり、好ましくは、0.5mm〜5mmである。分断部61の幅がこの範囲であれば、製造効率を低下させることなく、クラックの伝搬を十分に抑制できる。
樹脂部10は、陽極酸化皮膜60上に形成されている。金属部50とメッキ膜21とを絶縁する観点から、樹脂部10は、少なくとも、回路パターン領域60Aに形成されていれば、金属部50の一部上にのみに形成されてもよいし、金属部50の全面上に形成されてもよい。本実施形態では、樹脂部10は、分断部61によって囲まれる包囲領域60Bを覆っている。
本実施形態では、実装部品30がハンダ付けにより樹脂部10に実装される。このため、樹脂部10が含む樹脂は、ハンダリフロー耐性を有する耐熱性のある高融点の樹脂が好ましい。樹脂部10に用いる樹脂の融点は、260℃以上であることが好ましく、290℃以上であることがより好ましい。尚、実装部品30の実装に、低温ハンダを用いる場合はこの限りではない。
樹脂部10が含む樹脂は、例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、紫外線硬化性樹脂である。中でも、薄く成形することが容易であり、成形精度が高く、更に硬化後は高耐熱性及び高密度を有する熱硬化樹脂が好ましい。熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂等の耐熱樹脂を用いることができ、中でもエポキシ樹脂が好ましい。光硬化性樹脂としては、例えば、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等を用いることができる。熱可塑性樹脂としては、例えば、6Tナイロン(6TPA)、9Tナイロン(9TPA)、10Tナイロン(10TPA)、12Tナイロン(12TPA)、MXD6ナイロン(MXDPA)等の芳香族ポリアミド及びこれらのアロイ材料、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリフェニルスルホン(PPSU)等を用いることができ、中でも、薄肉成形が容易であるLCPが好ましい。これらの熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。
本実施形態の樹脂部10は、絶縁性熱伝導フィラーを含んでもよい。絶縁性熱伝導フィラーとは、ここでは、熱伝導率1W/m・K以上のフィラーであり、カーボン等の導電性の放熱材料は除外される。絶縁性熱伝導フィラーとしては、例えば、高熱伝導率の無機粉末である、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム等のセラミックス粉が挙げられる。フィラー同士の接触率を高めて熱伝達性を高めるために、ワラストナイト等の棒状のフィラー、タルクや窒化ホウ素等の板状のフィラーを混合してもよい。これらの絶縁性熱伝導フィラーは、それぞれ単独で用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。
絶縁性熱伝導フィラーの粒径(粒子サイズ)は、例えば、5μm〜100μmが好ましい。絶縁性熱伝導フィラーは、樹脂部10中に例えば、10重量%〜90重量%含まれ、30重量%〜80重量%含まれることが好ましい。
樹脂部10は、更に、その強度を制御するために、ガラス繊維、チタン酸カルシウム等の棒状又は針状のフィラーを含んでもよい。また、樹脂部10は、必要に応じて、樹脂成形体に添加される汎用の各種添加剤を含んでもよい。
樹脂部10の厚さは、成形性の観点からは厚い方が好ましく、放熱性及びコストの観点からは薄い方が好ましい。樹脂部10の厚さは、例えば、20μm〜200μmであり、好ましくは、50μm〜100μmである。樹脂部10の厚さは、回路パターン領域60Aが平面を含む場合は、例えば、その平面に垂直な方向の厚さである。また、回路パターン領域60Aが曲面を含む場合は、例えば、樹脂部10に実装される実装部品30の底面(実装したとき、樹脂部10の表面10aに対向する面)に垂直な方向の厚さである。また、樹脂部10の厚さが一定でなく、変動している場合は、樹脂部10の厚さは、上記範囲内で変動していることが好ましい。
回路パターン20は、メッキ膜21を含み、樹脂部10上に形成されている。樹脂部10の表面10aには、溝(凹部)10bが形成されており、回路パターン20は溝10bに形成されている。溝10bは、例えば、レーザー光を樹脂部10の表面10aに照射して形成でき、溝10b内は粗化されている。これにより、回路パターン20を構成するメッキ膜21と樹脂部10との密着強度が向上する。
回路パターン20は、絶縁体である樹脂部10上に形成されるため、無電解メッキにより形成されることが好ましい。したがって、回路パターン20は、例えば、無電解ニッケルリンメッキ膜、無電解銅メッキ膜、無電解ニッケルメッキ膜等の無電解メッキ膜を含んでもよく、中でも、無電解ニッケルリンメッキ膜を含むことが好ましい。無電解メッキ膜の上に、更に、他の種類の無電解メッキ膜や電解メッキ膜を積層して、回路パターン20を形成してもよい。メッキ膜21の総厚さを厚くすることで回路パターン20の電気抵抗を小さくできる。電気抵抗を下げる観点から、回路パターン20は、無電解銅メッキ膜、電解銅メッキ膜、電解ニッケルメッキ膜等を含むことが好ましい。また、メッキ膜のハンダの濡れ性を向上させるために、金、銀、錫等のメッキ膜を回路パターン20の最表面に形成してもよい。
実装部品30は、樹脂部10上に実装され、回路パターン20と電気的に接続されている。実装部品30としては、例えば、LED(発光ダイオード)、パワーモジュール、IC(集積回路)、熱抵抗等が挙げられる。本実施形態では、実装部品30としてLEDを用いる。実装部品30の実装方法は特に限定されず、例えば、汎用のハンダにより実装されている。
尚、以上説明した回路部品100では、回路パターン20は平面(樹脂部10の表面10a)上に形成されているが、本実施形態はこれに限定されない。回路部品100は、回路パターン20が、樹脂部10の複数の面に亘って、又は球面等を含む立体形状の面に沿って立体的に形成されている三次元成形回路部品(MID)であってもよい。
[回路部品の製造方法]
図2に示すフローチャートに従って、図3A〜図3Gに示す、本実施形態の回路部品100の製造方法について説明する。
まず、金属部50の表面50aにおいて、その上に回路パターン20が形成される領域50Aの外側にレーザー光Lを照射する(図2のステップS1、図3A)。レーザー光の照射によって、金属部50の表面は酸化され、レーザー光照射領域50bには、金属酸化物が生成する。レーザー光照射領域50bには、後工程の金属部50の陽極酸化において、陽極酸化皮膜が成長せず分断部61が形成される。したがって、レーザー光は、分断部61を形成する予定の領域(パターン)に照射する。本実施形態では、矩形のパターンにレーザー光を照射する。
照射するレーザー光の種類、波長、照射条件は特に限定されず、金属部50の材料等に基づき、適宜選択できる。レーザー光の照射が不十分であると、後工程の金属部50の陽極酸化において、レーザー光照射領域50bに陽極酸化皮膜が析出して、分断部61が形成できない虞がある。一方、レーザー光の過剰な照射は、加工時間が長くなり、製造効率が低下する。これらの観点から、分断部61を形成する予定の領域(パターン)にレーザー光を照射する回数(描画回数)は、例えば、1回〜10回であり、好ましくは、3回〜5回である。描画回数がこの範囲であれば、製造効率を低下させることなく、クラックの伝搬を十分に抑制できる分断部61を形成できる。
次に、金属部50を陽極酸化する。(図2のステップS2、図3B及び図3C)。陽極酸化の方法は特に限定されず、汎用の方法を用いることができる。陽極酸化により、レーザー光照射領域50bを除く金属部50上に、陽極酸化皮膜60が形成される。一方、レーザー光照射領域50bは、酸化により非導通となっているため、陽極酸化皮膜が生成しない。これにより、レーザー光照射領域50bには、陽極酸化皮膜60内を線状に延びる分断部61が形成される。
次に、陽極酸化皮膜60上に樹脂部10を形成する(図2のステップS3)。例えば、樹脂部10はインサート成形(一体成形)によって形成してもよい。具体的には、陽極酸化皮膜60が形成された金属部50を先に金型内に配置し、その金型の空き部分に樹脂材料を充填する。これにより、陽極酸化皮膜60が形成された金属部50と、樹脂部10とが一体に成形される。インサート成形としては、射出成形、トランスファー成形等を用いることができる。このように、樹脂部10と、その表面に陽極酸化皮膜60が形成された金属部50とは、一体成形した一体成形体であってもよい。ここで、一体成形体とは、別個に作成された金属部50と樹脂部10とを接着や接合(二次接着や機械的接合)するのではなく、樹脂部10の成形時に金属部50と接合する方法(典型的にはインサート成形)により製造したものを意味する。
本実施形態では、図3Dに示すように、インサート成形により、陽極酸化皮膜60を介して、金属部50の表面50a上に樹脂部10を成形する。まず、金属部50の表面50aに金型70を突き当て、金型70と金属部50との間に樹脂部10に対応する空き領域(キャビティ)を形成し、そこに樹脂を充填して樹脂部10を成形する。このとき、金型70は、金属部50の表面50aにおいて、分断部61によって囲まれる包囲領域60Bの外側に突き当てられる。このため、成形される樹脂部10は、包囲領域60Bを覆っている。
次に、樹脂部10の表面10aに、メッキ膜21を含む回路パターン20を形成する(図2のステップS4、図3F及び図3G)。回路パターン20を形成する方法は、特に限定されず、汎用の方法を用いることができる。例えば、樹脂部10の表面10aの全体にメッキ膜を形成し、メッキ膜にフォトレジストでパターニングし、エッチングにより回路パターン以外の部分のメッキ膜を除去する方法、回路パターンを形成したい部分にレーザー光を照射して樹脂部10を粗化し、レーザー光照射部分のみにメッキ膜を形成する方法等が挙げられる。
本実施形態では、国際公開第2016/013464号、国際公開第2017/154470号又は国際公開第2018/131492号に開示されている以下に説明する方法により回路パターン20を形成する。まず、樹脂部10の表面10aの表面に、触媒活性妨害層(不図示)を形成する。次に、触媒活性妨害層が形成された樹脂部10の表面10aの無電解メッキ膜を形成する部分、即ち、回路パターン20を形成する部分をレーザー描画する。これにより、表面10aが切削されるため、表面10a上に溝(レーザー描画部分)10bが形成される(図3F)。次に、レーザー描画した表面10aに無電解メッキ触媒を付与し、そして、無電解メッキ液を接触させる。触媒活性妨害層は、その上に付与される無電解メッキ触媒の触媒活性を妨げる(妨害する)。このため、触媒活性妨害層上では、無電解メッキ膜の生成が抑制される。一方、レーザー描画部分(溝)10bは、触媒活性妨害層が除去されるため、無電解メッキ膜が生成する。これにより、レーザー描画部分(溝)10bに無電解メッキ膜21による回路パターン20が形成される(図3G)。
触媒活性妨害層は、無電解メッキ触媒の触媒活性を妨げる(妨害する)触媒活性妨害剤(触媒失活剤)を含む。触媒活性妨害剤(触媒失活剤)は、特に限定されないが、デンドリマー、ハイパーブランチポリマー等のデンドリティックポリマーが好ましい。これらは、触媒失活能力に優れ、また、ポリマーであるので、バインダ樹脂を用いずに、触媒活性妨害層を形成できる。無電解メッキ触媒は、特に限定されず、汎用のものを適宜選択して用いることができ、例えば、塩化パラジウム等の金属塩を含むメッキ触媒液を用いてもよい。無電解メッキ触媒として金属塩を含むメッキ触媒液を用いる場合、樹脂部10にメッキ触媒液を付与する前に、無電解メッキ触媒の吸着を促進する前処理液を樹脂部10に付与してもよい。前処理液としては、例えば、ポリエチレンイミン等の窒素含有ポリマーを含む水溶液を用いることができる。
次に、樹脂部10の表面10aに実装部品30を実装する(図2のステップS5)。これにより、本実施形態の回路部品100が得られる。実装部品30の実装方法は特に限定されず、汎用の方法を用いることができる。例えば、メッキ膜21上に常温のハンダと実装部品30とを配置して高温のリフロー炉に通過させるハンダリフロー法、又はレーザー光を樹脂部10と実装部品30の界面に照射してハンダ付けを行うレーザーハンダ付け法(スポット実装)により、実装部品30を樹脂部10にハンダ付けしてもよい。
尚、以上説明した回路部品100の製造方法では、金属部50にレーザー光を照射した後(図2のステップS1)、金属部50を陽極酸化して(図2のステップS2)、レーザー光照射領域50bに分断部61を形成する。しかし、本実施形態において、分断部61の形成方法は、これに限定されない。例えば、工程順序を逆にして、金属部50を陽極酸化した後(図2のステップS2)、金属部50にレーザー光を照射してもよい(図2のステップS1)。この場合、先に形成された陽極酸化皮膜60の一部が、レーザー光照射により除去されて、分断部61が形成される。分断部61には、金属部50が露出する。但し、陽極酸化皮膜60にレーザー光を照射すると、レーザー光の熱等により陽極酸化皮膜60にクラックが発生する虞がある。したがって、レーザー光照射(図2のステップS1)、陽極酸化(図2のステップS2)の工程順により、分断部61を形成する方が好ましい。尚、工程順にかかわらず、レーザー光を用いる分断部61の形成方法は、凹凸形状等を有する立体的な面上に容易に分断部61を形成できる利点を有する。また、分断部61は、レーザー光を用いずに形成してもよい。たとえば、マスクを用いて陽極酸化皮膜が形成されることを防いて、分断部61を形成してもよい。
以上説明した本実施形態の回路部品100は、例えば、以下の作用効果を示す。回路部品100では、回路パターン20及び実装部品30が、陽極酸化皮膜60及び樹脂部10を介して、金属部50上に配置されている。この構造により、回路パターン20と金属部50とを陽極酸化皮膜60及び樹脂部10によって絶縁させつつ、実装部品30の発する熱を伝熱性の高い金属部50へ逃がすことができる。即ち、回路部品100は高い放熱性を有する。また、LEDは発光面とは反対側の背面から発熱する。実装部品30がLEDである場合、本実施形態の回路部品100は、LEDの背面側に放熱部材となる金属部50が配置されるため、LEDの発する熱を効率的に放熱できる。また、陽極酸化皮膜60は、樹脂部10よりもレーザー光により切削され難い。このため、レーザー光により溝10bを形成する場合、溝10bが陽極酸化皮膜60を貫通して金属部50に達することを防止でき、回路パターン20(メッキ膜21)と金属部50との絶縁を保持できる。したがって、陽極酸化皮膜60を設けることで、樹脂部10の厚さを薄くでき、回路部品100の放熱性を更に向上させることができる。
また、本実施形態の回路部品100の陽極酸化皮膜60は、回路パターン領域60Aの外側において、分断部61により分断されている。このため、回路パターン領域60Aの外側に形成されている陽極酸化皮膜60にクラックが発生しても、そのクラックは、分断部61を越えて、回路パターン領域60Aに伝搬し難い。クラックが、回路パターン領域60Aに発生すると(伝搬すると)、レーザー光により形成された溝10b部の露出した陽極酸化皮膜60のクラックに、回路パターン20を形成するメッキ膜21が浸透し、金属部50と接触して短絡する虞がある。本実施形態では、分断部61により、クラックが回路パターン領域60Aに伝搬することを防ぎ、これにより、回路パターン20(メッキ膜21)と、金属部50との短絡が防止され、回路部品100の信頼性が確保できる。
また、本実施形態の回路部品100では、樹脂部10が分断部61によって囲まれる包囲領域60Bを覆っている。このため、図3Dに示すように、樹脂部10を成形するとき、金型70は、金属部50の表面50aにおいて、包囲領域60Bの外側に突き当てられる。金型70を突き当てる部分は、陽極酸化皮膜60にクラックが発生し易い。本実施形態では、金型70を突き当てる部分(包囲領域60Bの外側)と、回路パターン20が形成される回路パターン領域60Aとの間に分断部61が配置される。このため、金型70を突き当てる部分の陽極酸化皮膜60にクラックが発生しても、そのクラックは、分断部61を越えて、回路パターン領域60Aに伝搬し難い。これにより、回路パターン20(メッキ膜21)と、金属部50との短絡が防止され、回路部品100の信頼性が確保できる。
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例及び比較例により制限されない。
[実施例]
本実施例では、実施形態で説明した図1A及び図1Bに示す回路部品100を製造した。
(1)レーザー光照射
図3Aに示す金属部50として、アルミニウム板(A1050、アルミニウム成分:99%以上、4cm×6cm×0.2cm)を用意した。金属部50の領域50Aの外側に、3Dレーザー加工機(キーエンス製、MD−V9920)を用いて、レーザー光を照射(レーザー描画)した。レーザー光照射条件は、パワー80%、描画速度200mm/s、周波数50kHzとし、描画回数は5回とした。描画パターンは、0.1mmピッチの格子状のパターンとし、描画後の線幅が0.5mmとなるようにレーザー光を照射した。
(2)金属部の陽極酸化
レーザー光を照射した金属部50(アルミニウム板)に、脱脂及び化学エッチングを施した後、硬質アルマイト処理を行った(東亜電化、TAF−TR)。これにより、金属部50の表面50aに陽極酸化皮膜60が形成された。陽極酸化皮膜60の膜厚は、50μmであった。また、レーザー光照射部50bには、陽極酸化皮膜が成長せず、陽極酸化皮膜60を分断する分断部61が形成された。
(3)樹脂部の形成
次に、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂(熱伝導率:1W/m・K)を用い、汎用の成形機により、樹脂部10をインサート成形(トランスファー成形)した。このとき、図3Dに示すように、金属部50の表面50aにおいて、分断部61によって囲まれる包囲領域60Bの外側に金型70を突き当てて、金型70と金属部50との間に、樹脂部10に対応する空き領域(キャビティ)を形成した。樹脂部10の厚さは、50μmであった。本実施例において、これ以降、金属部50上に、陽極酸化皮膜60及び樹脂部10を形成したものを回路部品100の「基材」と記載する。
(4)回路パターンの形成
本実施例では、以下に説明する方法により、樹脂部10上にメッキ膜21により形成される回路パターン20を形成した。
(a)触媒活性妨害層の形成
樹脂部10の表面に、触媒失活剤である下記式(1)で表されるハイパーブランチポリマーを含む触媒活性妨害層を形成した。式(1)で表されるハイパーブランチポリマーは、国際公開第2018/131492号に開示される方法により合成した。式(1)において、Rはビニル基又はエチル基である。
Figure 2020167261
合成したハイパーブランチポリマーの分子量をGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)で測定した。分子量は、数平均分子量(Mn)=9,946、重量平均分子量(Mw)=24,792であり、ハイパーブランチ構造独特の数平均分子量(Mn)と重量平均分子量(Mw)とが大きく異なった値であった。
合成した式(1)で表されるポリマーをメチルエチルケトンに溶解して、ポリマー濃度0.5重量%のポリマー溶液を調製した。室温のポリマー溶液に、基材を5秒間浸漬し、その後、100℃乾燥機中で10分間乾燥した。これにより、基材の表面に触媒活性妨害層を形成した。触媒活性妨害層の厚さは、100nmであった。
(b)レーザー描画
図3Fに示すように、触媒活性妨害層(不図示)を形成した後、樹脂部10の表面10aに、3Dレーザー加工機(キーエンス製、MD−V9920)を用いて、回路パターン20に対応する部分をレーザー光照射(レーザー描画、レーザー切削)した。これにより、表面10a上に、深さ20μm〜40μmの溝10bが形成された。
(c)無電解メッキ触媒の付与
30℃に調整した市販の塩化パラジウム(PdCl)水溶液(奥野製薬工業製、アクチベータ)に基材を5分間浸漬した。その後、基材を塩化パラジウム水溶液から取り出し、水洗した。
(d)無電解メッキ
60℃に調整した無電解ニッケルリンメッキ液(奥野製薬工業製、トップニコロンLPH−L、pH6.5)に、基材を10分間浸漬した。樹脂部10上のレーザー描画部分(溝10b)にニッケルリン膜(無電解ニッケルリンメッキ膜)が約1μm成長した。
ニッケルリン膜上に、更に、汎用の方法により、電解銅メッキ膜20μm、電解金メッキ膜0.1μmを、この順に積層し、回路パターン20を形成した。
(5)実装部品の実装
実装部品30として、面実装タイプの高輝度LED(日亜化学製、NS2W123BT、3.0mm×2.0mm×高さ0.7mm)を用いた。まず、実装部品30を回路パターン20と電気的に接続可能な位置に、常温のハンダを介して配置した。次に、LEDを配置した基材をリフロー炉に通した(ハンダリフロー)。リフロー炉内で基材は加熱され、基材の最高到達温度は240℃〜260℃となり、基材が最高到達温度で加熱された時間は約1分であった。ハンダにより、実装部品30は樹脂部10に実装され、図1A及び図1Bに示す本実施例の回路部品100を得た。
[実施例の回路部品の評価]
実施例で製造した回路部品100について、以下の評価を行った。
(1)放熱性
製造した回路部品100に一定電流(800mA)を流し、3個のLED30を点灯させた。点灯してから1時間後のLED30の端部に熱電対を接着させ、LEDの温度を測定した。3個のLED30の平均温度は80℃であり、目標値の100℃以下であった。これにより、回路部品100が、高い放熱性を有することが確認できた。
(2)絶縁性
<評価1>
回路部品100の金属部50の断面を観察した。観察の結果、金型70を突き当てた、包囲領域60Bの外側の陽極酸化皮膜60に、クラック(割れ)が確認された。しかし、包囲領域60Bの外側で発生したクラックは、分断部61を越えて、回路パターン領域60Aへ伝搬していなかった。次に、包囲領域60Bの外側において、樹脂部10及び陽極酸化皮膜60をドリルで切削して、金属部50のアルミニウムを露出させた。500Vの電圧をメッキパターン20のメッキ膜21と、露出させたアルミニウムとの間に印加し、金属部50とメッキ膜21との間の絶縁性を評価した。金属部50とメッキ膜21との間の抵抗値は、10000MΩと目標の5000MΩよりも高かった。これから、回路部品100において、金属部50とメッキ膜21とは、十分に絶縁されていることが確認できた。
<評価2>
包囲領域60Bの外側において、表面50aから、表面50aと対向する面(反対の面)に向ってドリルで貫通孔を開け、回路部品100を他の部材にネジ止めした。この結果、包囲領域60Bの外側において、貫通孔の周囲にクラックが発生した。しかし、包囲領域60Bの外側で発生したクラックは、分断部61を越えて、回路パターン領域60Aへ伝搬しなかった。次に、他部材にネジ止めした回路部品100において、評価1と同様の方法により、金属部50とメッキ膜21との間の絶縁性を評価した。金属部50とメッキ膜21との間の抵抗値は、評価1の結果と同様であった。即ち、金属部50とメッキ膜21との間の抵抗値は、貫通孔を開ける前の10000MΩから低下していなかった。これから、物理的衝撃を加えた場合でも、回路パターン20のメッキ膜21と、金属部50との短絡が防止され、回路部品100の信頼性が確保できることが確認できた。
[比較例]
金属50を陽極酸化する前にレーザー光を照射しなかった以外は、上述の実施例と同様の方法により、回路部品を製造した。製造した回路部品には、陽極酸化皮膜60を分断する分断部61が形成されなかった。即ち、陽極酸化皮膜60は、分断されることなく、金属部50の全面を覆っていた。
[比較例の回路部品の評価]
(1)放熱性
製造した回路部品について、上述の実施例と同様の方法により放熱性を評価した。点灯してから1時間後の3個のLED30の平均温度は80℃であり、目標値の100℃以下であった。
(2)絶縁性
<評価1>
回路部品の金属部50の断面を観察した。観察の結果、金型70を突き当てた部分の陽極酸化皮膜60に、クラック(割れ)が確認された。本比較例では、陽極酸化皮膜60の分断部61が存在しないため、クラックは、回路パターン20が形成されている回路パターン領域60Aへ伝搬していた。次に、上述の実施例と同様の方法により、金属部50とメッキ膜21との間の絶縁性を評価した。金属部50とメッキ膜21との間の抵抗値は、50MΩと目標の5000MΩよりも低かった。
本発明の回路部品は、放熱性及び信頼性が高い。このため、本発明の回路部品は、LED等の実装部品を実装した部品に適しており、スマートフォンや自動車の部品に応用可能である。
10 樹脂部
20 回路パターン
21 メッキ膜
30 実装部品
50 金属部
60 陽極酸化皮膜
61 分断部
100 回路部品

Claims (8)

  1. 回路部品であって、
    金属部と、
    前記金属部上に形成されている陽極酸化皮膜と、
    前記陽極酸化皮膜上に形成されている樹脂部と、
    前記樹脂部上に形成されている、メッキ膜を含む回路パターンと、
    前記樹脂部上に実装され、前記回路パターンと電気的に接続する実装部品と、を含み、
    前記陽極酸化皮膜の前記回路パターンの外側の領域に、前記陽極酸化皮膜の分断部が設けられている、回路部品。
  2. 前記分断部が、前記陽極酸化皮膜の前記回路パターンの外側の領域において、線状に延びている、請求項1に記載の回路部品。
  3. 前記分断部が前記回路パターンの周囲を囲んでいる、請求項1又は2に記載の回路部品。
  4. 前記樹脂部が、前記分断部によって囲まれる包囲領域を覆っている、請求項3に記載の回路部品。
  5. 前記金属部がアルミニウム又はアルミニウム合金である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回路部品。
  6. 前記陽極酸化皮膜がアルマイトである、請求項5に記載の回路部品。
  7. 前記陽極酸化皮膜の膜厚が10μm〜60μmである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の回路部品。
  8. 前記メッキ膜が、前記樹脂部上に形成された溝に形成されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の回路部品。
JP2019065874A 2019-03-29 2019-03-29 回路部品 Pending JP2020167261A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019065874A JP2020167261A (ja) 2019-03-29 2019-03-29 回路部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019065874A JP2020167261A (ja) 2019-03-29 2019-03-29 回路部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020167261A true JP2020167261A (ja) 2020-10-08

Family

ID=72716376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019065874A Pending JP2020167261A (ja) 2019-03-29 2019-03-29 回路部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020167261A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4281363B2 (ja) 配線板及び発光装置
KR102461819B1 (ko) 삼차원 성형 회로 부품
TW200915629A (en) Light emitting module and method of manufacture thereof
WO2012061184A1 (en) Flexible led device and method of making
KR101400271B1 (ko) 광디바이스 제조 방법 및 이에 의해 제조된 광디바이스
JP2009071013A (ja) 発光素子実装用基板
TW201205905A (en) Structure of LED assembly and manufacturing method thereof
KR20170054842A (ko) 방열부재 및 이를 구비한 인쇄회로기판
CN103165803B (zh) 发光元件安装用封装体、发光元件封装体及它们的制造方法
TW201705825A (zh) 用於發光半導體裝置封裝之多層基材
JP2020167261A (ja) 回路部品
JP2012004524A (ja) 放熱基板及びその製造方法
JP7290442B2 (ja) 回路部品
TW200840099A (en) Thermally-conductive and electrically-conductive paste, substrate for light-emitting diode using the same, and method of manufacturing substrate
CN104113978B (zh) 铝基线路板及其制备方法、电子元件全封装
JP2012084786A (ja) Ledパッケージ
JP2020102587A (ja) 回路部品
TWI270187B (en) Thermal conductive apparatus and manufacturing method thereof
JP2019160907A (ja) 回路部品
JP7067967B2 (ja) 回路部品
KR101163893B1 (ko) 방열회로기판 및 그의 제조 방법
KR101125752B1 (ko) 인쇄 회로 기판 및 그 제조 방법
US10797214B2 (en) Method of manufacturing wiring board, method of manufacturing light emitting device using the wiring board, wiring board, and light emitting device using the wiring board
JP2006080003A (ja) 照明装置用反射板とその製造方法、及びこれを用いた照明装置とその製造方法
JP2010010558A (ja) 発光装置及び発光装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20211013

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20211019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20211019