JP2020166632A - 駐車管理装置、駐車管理装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

駐車管理装置、駐車管理装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】駐車予約の利便性を高めることができる駐車管理装置、駐車管理装置の制御方法、およびプログラムを提供すること。【解決手段】駐車場の利用者により入力される前記駐車場からの車両の出庫の予約情報と、移動手段の運行情報とを取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を記憶部に記憶させて管理する出庫管理部と、出庫が要求された車両が前記駐車場における駐車位置から乗車エリアまで自律走行するための情報を前記車両に送信する駐車管理部と、を備え、前記出庫管理部は、前記利用者が前記駐車場に到着する前に、前記取得部により取得される前記移動手段の運行情報のうち、前記利用者により利用される前記移動手段の運行情報に基づき、前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を変更する、駐車管理装置。【選択図】図4

Description

本発明は、駐車管理装置、駐車管理装置の制御方法、およびプログラムに関する。
従来、駐車場の利用者から予約の要求があった場合、予約受付の可否を判定し、受付可能であると判定した場合にその予約を実行する駐車場の予約管理に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−16898号公報
しかしながら、従来の技術では、利用者が、駐車場に駐車された車両を出庫する前に飛行機や電車などの他の移動手段を利用することについては考慮されていない。そのため、移動手段の運行状況が変更されると、変更後の運行状況に合わせて駐車予約も変更する必要があり、駐車予約の利便性の向上が望まれていた。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、駐車予約の利便性を高めることができる駐車管理装置、駐車管理装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る駐車管理装置、駐車管理装置の制御方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る駐車管理装置は、駐車場の利用者により入力される前記駐車場からの車両の出庫の予約情報と、前記車両とは異なる移動手段であって利用終了地点が前記駐車場に付随する移動手段の運行情報とを取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を記憶部に記憶させて管理する出庫管理部と、出庫が要求された車両が前記駐車場から乗車エリアまで自律走行するための情報を前記車両に送信する駐車管理部と、を備え、前記出庫管理部は、前記利用者が前記駐車場に到着する前に、前記取得部により取得される前記移動手段の運行情報のうち、前記利用者により利用される前記移動手段の運行情報に基づき、前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を変更するものである。
(2):上記(1)の態様において、前記出庫管理部は、前記利用者の利用する前記移動手段は前記利用終了地点に到着する到着時刻に基づき、前記駐車場からの車両の出庫を実行するものである。
(3):上記(2)の態様において、前記出庫管理部は、前記到着時刻に基づき、前記駐車場から車両を出庫するか否かについての問い合わせを前記利用者が所持する端末装置に通知するものである。
(4):上記(1)〜(3)の態様において、前記出庫管理部は、前記移動手段の運行の遅延状況に基づき、前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を変更するものである。
(5):上記(4)の態様において、前記出庫管理部は、前記移動手段の運行が遅延した場合、出庫時刻を繰り下げるか否かについての問い合わせを前記利用者が所持する端末装置に通知し、前記問い合わせに対する前記利用者からの回答に基づき、前記車両の出庫時刻を繰り下げるものである。
(6):上記(4)または(5)の態様において、前記出庫管理部は、前記移動手段の運行の遅延状況についての問い合わせを前記利用者が所持する端末装置に通知し、前記問い合わせに対する前記利用者からの回答に基づき、前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を変更するものである。
(7):上記(1)〜(6)の態様において、前記車両の駐車料金を管理する料金管理部をさらに備え、前記料金管理部は、前記移動手段の運行の遅延状況に応じて前記車両の出庫の予約情報が変更された場合、前記車両の駐車料金の算出基準を長期駐車向けの基準に変更するものである。
(8):上記(1)〜(7)の態様において、前記駐車場は、短期駐車向けの第1駐車エリアと、長期駐車向けの第2駐車エリアとを含み、前記駐車管理部は、前記第1駐車エリアに駐車されている前記車両の駐車時間が所定の閾値を上回った場合に、前記車両の駐車位置を前記第2駐車エリアに変更し、変更後の駐車位置まで前記車両が自律走行するための情報を前記車両に送信するものである。
(9):本発明の他の態様に係る駐車管理装置の制御方法は、コンピュータが、駐車場の利用者により入力される前記駐車場からの車両の出庫の予約情報と、前記車両とは異なる移動手段であって利用終了地点が前記駐車場に付随する移動手段の運行情報とを取得し、前記取得された前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を記憶部に記憶させて管理し、出庫が要求された車両が前記駐車場から乗車エリアまで自律走行するための情報を前記車両に送信し、前記利用者が前記駐車場に到着する前に、前記取得される前記移動手段の運行情報のうち、前記利用者により利用される前記移動手段の運行情報に基づき、前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を変更するものである。
(10):本発明の他の態様に係るプログラムは、コンピュータに、駐車場の利用者により入力される前記駐車場からの車両の出庫の予約情報と、前記車両とは異なる移動手段であって利用終了地点が前記駐車場に付随する移動手段の運行情報とを取得する処理と、前記取得された前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を記憶部に記憶させて管理する処理と、出庫が要求された車両が前記駐車場から乗車エリアまで自律走行するための情報を前記車両に送信する処理と、前記利用者が前記駐車場に到着する前に、前記取得される前記移動手段の運行情報のうち、前記利用者により利用される前記移動手段の運行情報に基づき、前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を変更する処理と、を実行させるものである。
(1)〜(10)によれば、駐車予約の利便性を高めることができる。
車両システム1の構成図である。 第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。 自走駐車イベントが実行される場面を模式的に示す図である。 駐車管理装置400の構成の一例を示す図である。 駐車スペース状態テーブル434の一例を示す図である。 駐車予約テーブル436の一例を示す図である。 駐車料金テーブル438の一例を示す図である。 利用者に通知される画像IM1の一例を示す図である。 利用者に通知される画像IM2の一例を示す図である。 利用者に通知される画像IM3の一例を示す図である。 駐車料金の算出方法を説明するための図である。 実施形態に係る駐車管理装置400の一連の処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る駐車管理装置400の一連の処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る駐車管理装置400の一連の処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る駐車管理装置400の一連の処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る自動運転制御装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の駐車管理装置、駐車管理装置の制御方法、およびプログラムの実施形態について説明する。以下では、一例として、駐車管理装置による駐車管理の対象が自動運転車両である実施形態について説明する。自動運転とは、例えば、自動的に車両の操舵または加減速のうち一方または双方を制御して運転制御を実行することである。また、自動運転車両は、利用者の手動操作により運転制御が実行されてもよい。
[全体構成]
図1は、車両システム1の構成図である。車両システム1が搭載される車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン、水素エンジン等の内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池等のバッテリ(蓄電池)の放電電力を使用して動作する。
車両システム1は、例えば、カメラ10と、レーダ装置12と、ファインダ14と、物体認識装置16と、通信装置20と、HMI(Human Machine Interface)30と、車両センサ40と、ナビゲーション装置50と、MPU(Map Positioning Unit)60と、運転操作子80と、自動運転制御装置100と、走行駆動力出力装置200と、ブレーキ装置210と、ステアリング装置220とを備える。これらの装置や機器は、CAN(Controller Area Network)通信線等の多重通信線やシリアル通信線、無線通信網等によって互いに接続される。なお、図1に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、更に別の構成が追加されてもよい。
カメラ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラ10は、車両システム1が搭載される車両(以下、車両M)の任意の箇所に取り付けられる。前方を撮像する場合、カメラ10は、フロントウインドシールド上部やルームミラー裏面等に取り付けられる。カメラ10は、例えば、周期的に繰り返し車両Mの周辺を撮像する。カメラ10は、ステレオカメラであってもよい。
レーダ装置12は、車両Mの周辺にミリ波等の電波を放射すると共に、物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。レーダ装置12は、車両Mの任意の箇所に取り付けられる。レーダ装置12は、FM−CW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式によって物体の位置および速度を検出してもよい。
ファインダ14は、LIDAR(Light Detection and Ranging)である。ファインダ14は、車両Mの周辺に光を照射し、散乱光を測定する。ファインダ14は、発光から受光までの時間に基づいて、対象までの距離を検出する。照射される光は、例えば、パルス状のレーザー光である。ファインダ14は、車両Mの任意の箇所に取り付けられる。
物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14のうち一部または全部による検出結果に対してセンサフュージョン処理を行って、物体の位置、種類、速度等を認識する。物体認識装置16は、認識結果を自動運転制御装置100に出力する。物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14の検出結果をそのまま自動運転制御装置100に出力してよい。車両システム1から物体認識装置16が省略されてもよい。
通信装置20は、例えば、セルラー網やWi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)等を利用して、例えば、車両Mの利用者Uが利用する端末装置300、車両Mの周辺に存在する他車両、駐車管理装置400、或いは各種サーバ装置と通信する。端末装置300は、例えば、利用者Uが所持するスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末であるが、これに限定されるものではなく、予め設定された管理者等が使用する管理端末やサーバ装置等でもよい。以下では、端末装置300は、利用者が所持する端末であるものとして説明する。
HMI30は、車両Mの利用者に対して各種情報を提示すると共に、利用者による入力操作を受け付ける。HMI30は、表示装置、スピーカ、ブザー、タッチパネル、スイッチ、キー等を含む。表示装置には、例えば、インストルメントパネルのうち運転者に対面する部分に設けられるメーターディスプレイや、インストルメントパネルの中央に設けられるセンターディスプレイ、HUD(Head Up Display)等が含まれる。HUDは、例えば、風景に重畳させて画像を視認させる装置であり、一例として、車両Mのフロントウインドシールドやコンバイナーに画像を含む光を投光することで、利用者に虚像を視認させる。
車両センサ40は、車両Mの速度を検出する車速センサ、加速度を検出する加速度センサ、鉛直軸回りの角速度を検出するヨーレートセンサ、車両Mの向きを検出する方位センサ等を含む。また、車両センサ40は、車室内の各シートにかかる荷重を検知する荷重センサを含んでもよい。車両センサ40により検出された結果は、自動運転制御装置100に出力される。
ナビゲーション装置50は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機51と、ナビHMI52と、経路決定部53とを備える。ナビゲーション装置50は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置に第1地図情報54を保持している。GNSS受信機51は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、車両Mの位置を特定する。車両Mの位置は、車両センサ40の出力を利用したINS(Inertial Navigation System)によって特定または補完されてもよい。ナビHMI52は、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キー等を含む。ナビHMI52は、前述したHMI30と一部または全部が共通化されてもよい。経路決定部53は、例えば、GNSS受信機51により特定された車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMI52を用いて利用者により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、第1地図情報54を参照して決定する。第1地図情報54は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。第1地図情報54は、道路の曲率やPOI(Point Of Interest)情報等を含んでもよい。地図上経路は、MPU60に出力される。ナビゲーション装置50は、地図上経路に基づいて、ナビHMI52を用いた経路案内を行ってもよい。ナビゲーション装置50は、例えば、利用者Uの端末装置300の機能によって実現されてもよい。ナビゲーション装置50は、通信装置20を介してナビゲーションサーバに現在位置と目的地を送信し、ナビゲーションサーバから地図上経路と同等の経路を取得してもよい。ナビゲーション装置50は、決定した地図上経路を、MPU60に出力する。
MPU60は、例えば、推奨車線決定部61を含み、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置に第2地図情報62を保持している。推奨車線決定部61は、ナビゲーション装置50から提供された地図上経路を複数のブロックに分割し(例えば、車両進行方向に関して100[m]毎に分割し)、第2地図情報62を参照してブロックごとに推奨車線を決定する。推奨車線決定部61は、左から何番目の車線を走行するといった決定を行う。推奨車線決定部61は、地図上経路に分岐箇所が存在する場合、車両Mが、分岐先に進行するための合理的な経路を走行できるように、推奨車線を決定する。
第2地図情報62は、第1地図情報54よりも高精度な地図情報である。第2地図情報62は、例えば、車線の中央の情報あるいは車線の境界の情報等を含んでいる。また、第2地図情報62には、道路情報、交通規制情報、住所情報(住所・郵便番号)、施設情報、駐車場情報、電話番号情報等が含まれてよい。駐車場情報とは、例えば、車両を駐車させる駐車スペースの位置や形状、駐車可能台数、有人走行の可否、無人走行の可否等である。第2地図情報62は、通信装置20が他装置と通信することにより、随時、アップデートされてよい。
運転操作子80は、例えば、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、ステアリングホイール、異形ステア、ジョイスティックその他の操作子を含む。運転操作子80には、操作量あるいは操作の有無を検出するセンサが取り付けられており、その検出結果は、自動運転制御装置100、もしくは、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220のうち一部または全部に出力される。
自動運転制御装置100は、例えば、第1制御部120と、第2制御部160と、HMI制御部180と、記憶部190とを備える。第1制御部120と、第2制御部160と、HMI制御部180とは、それぞれ、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め自動運転制御装置100のHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体(非一過性の記憶媒体)がドライブ装置に装着されることで自動運転制御装置100のHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。
図2は、第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。第1制御部120は、例えば、認識部130と、行動計画生成部140とを備える。第1制御部120は、例えば、AI(Artificial Intelligence;人工知能)による機能と、予め与えられたモデルによる機能とを並行して実現する。例えば、「交差点を認識する」機能は、ディープラーニング等による交差点の認識と、予め与えられた条件(パターンマッチング可能な信号、道路標示等がある)に基づく認識とが並行して実行され、双方に対してスコア付けして総合的に評価することで実現されてよい。これによって、自動運転の信頼性が担保される。
認識部130は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14から物体認識装置16を介して入力された情報に基づいて、車両Mの周辺にある物体の位置、および速度、加速度等の状態を認識する。物体の位置は、例えば、車両Mの代表点(重心や駆動軸中心等)を原点とした絶対座標上の位置として認識され、制御に使用される。物体の位置は、その物体の重心やコーナー等の代表点で表されてもよいし、表現された領域で表されてもよい。物体の「状態」とは、物体の加速度やジャーク、あるいは「行動状態」(例えば車線変更をしている、またはしようとしているか否か)を含んでもよい。
また、認識部130は、例えば、車両Mが走行している車線(走行車線)を認識する。例えば、認識部130は、第2地図情報62から得られる道路区画線のパターン(例えば実線と破線の配列)と、カメラ10によって撮像された画像から認識される車両Mの周辺の道路区画線のパターンとを比較することで、走行車線を認識する。なお、認識部130は、道路区画線に限らず、道路区画線や路肩、縁石、中央分離帯、ガードレール等を含む走路境界(道路境界)を認識することで、走行車線を認識してもよい。この認識において、ナビゲーション装置50から取得される車両Mの位置やINSによる処理結果が加味されてもよい。また、認識部130は、一時停止線、障害物、赤信号、料金所、駐車場の出入口ゲート、その他の道路事象を認識する。
認識部130は、走行車線を認識する際に、走行車線に対する車両Mの位置や姿勢を認識する。認識部130は、例えば、車両Mの基準点の車線中央からの乖離、および車両Mの進行方向の車線中央を連ねた線に対してなす角度を、走行車線に対する車両Mの相対位置および姿勢として認識してもよい。これに代えて、認識部130は、走行車線のいずれかの側端部(道路区画線または道路境界)に対する車両Mの基準点の位置等を、走行車線に対する車両Mの相対位置として認識してもよい。
認識部130は、後述する自走駐車イベントにおいて起動する駐車スペース認識部132を備える。駐車スペース認識部132の機能の詳細については後述する。
行動計画生成部140は、原則的には推奨車線決定部61により決定された推奨車線を走行し、更に、車両Mの周辺状況に対応できるように、車両Mが自動的に(運転者の操作に依らずに)将来走行する目標軌道を生成する。目標軌道は、例えば、速度要素を含んでいる。例えば、目標軌道は、車両Mの到達すべき地点(軌道点)を順に並べたものとして表現される。軌道点は、道なり距離で所定の走行距離(例えば数[m]程度)ごとの車両Mの到達すべき地点であり、それとは別に、所定のサンプリング時間(例えば0コンマ数[sec]程度)ごとの目標速度および目標加速度が、目標軌道の一部として生成される。また、軌道点は、所定のサンプリング時間ごとの、そのサンプリング時刻における車両Mの到達すべき位置であってもよい。この場合、目標速度や目標加速度の情報は軌道点の間隔で表現される。
行動計画生成部140は、目標軌道を生成するにあたり、自動運転のイベントを設定してよい。自動運転のイベントには、定速走行イベント、低速追従走行イベント、車線変更イベント、分岐イベント、合流イベント、テイクオーバーイベント、バレーパーキング等の駐車場において自動走行して駐車する自走駐車イベント等がある。自動走行は、例えば、自動運転によって走行することである。また、自動走行には、例えば、無人走行が含まれる。行動計画生成部140は、起動させたイベントに応じた目標軌道を生成する。行動計画生成部140は、自走駐車イベントを実行する場合に起動する自走駐車制御部142を備える。自走駐車制御部142の機能の詳細については後述する。
第2制御部160は、行動計画生成部140によって生成された目標軌道を、予定の時刻通りに車両Mが通過するように、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220を制御する。第2制御部160は、例えば、取得部162と、速度制御部164と、操舵制御部166とを備える。取得部162は、行動計画生成部140により生成された目標軌道(軌道点)の情報を取得し、メモリ(不図示)に記憶させる。速度制御部164は、メモリに記憶された目標軌道に付随する速度要素に基づいて、走行駆動力出力装置200またはブレーキ装置210を制御する。操舵制御部166は、メモリに記憶された目標軌道の曲がり具合に応じて、ステアリング装置220を制御する。速度制御部164および操舵制御部166の処理は、例えば、フィードフォワード制御とフィードバック制御との組み合わせにより実現される。一例として、操舵制御部166は、車両Mの前方の道路の曲率に応じたフィードフォワード制御と、目標軌道からの乖離に基づくフィードバック制御とを組み合わせて実行する。
図1に戻り、HMI制御部180は、HMI30により、利用者に所定の情報を通知させる。所定の情報とは、例えば、車両Mの状態に関する情報や運転制御に関する情報等の車両Mの走行に関連のある情報である。車両Mの状態に関する情報には、例えば、車両Mの速度、エンジン回転数、シフト位置等が含まれる。また、運転制御に関する情報には、例えば、自動運転の実行の有無や、自動運転による運転支援の度合に関する情報等が含まれる。また、所定の情報には、テレビ番組、DVD等の記憶媒体に記憶されたコンテンツ(例えば、映画)等の車両Mの走行に関連しない情報が含まれてもよい。また、HMI制御部180は、HMI30により受け付けられた情報を通信装置20、ナビゲーション装置50、第1制御部120等に出力してもよい。
また、HMI制御部180は、通信装置20を介して端末装置300と通信を行い、端末装置300から取得した情報をHMI30に出力させてもよい。また、HMI制御部180は、車両Mと通信する端末装置300を登録する登録画面をHMI30の表示装置に表示させ、登録画面から登録された端末装置に関する情報(例えば、アドレス情報)を端末情報192に記憶させる制御を行ってもよい。車両Mと通信を行う端末装置300とは、例えば、自走駐車イベントによって、自動運転により車両Mを駐車エリアに入庫または出庫させる場合(自走駐車させる場合)に、車両Mに入庫指示や出庫指示等を行う端末装置である。上述の端末装置300の登録は、例えば、利用者の乗車時または自走駐車が開始される手前の所定のタイミングで実行される。また、上述した端末装置300の登録は、端末装置300にインストールされたアプリケーションプログラム(後述の車両連携アプリ)によって行われてもよい。
記憶部190は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等により実現される。記憶部190には、例えば、端末情報192およびその他の情報が記憶される。
走行駆動力出力装置200は、例えば、自車両Mが内燃機関を動力源とした自動車である場合、エンジンおよびエンジンを制御するエンジンECU(Electronic Control Unit)を備える。エンジンECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従ってエンジンのスロットル開度やシフト段等を調整し、車両Mが走行するための走行駆動力(トルク)を出力する。
ブレーキ装置210は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUとを備える。ブレーキECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。ブレーキ装置210は、運転操作子80に含まれるブレーキペダルの操作によって発生させた油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置210は、上記説明した構成に限らず、第2制御部160から入力される情報に従ってアクチュエータを制御して、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
ステアリング装置220は、例えば、ステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更する。ステアリングECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、転舵輪の向きを変更させる。
次に、実施形態における車両Mの運転制御について具体的に説明する。以下では、車両Mの運転制御を実行する場面の一例として、訪問先施設のバレーパーキングに無人走行で自走駐車する場面について説明する。
図3は、実施形態における自走駐車イベントが実行される場面を模式的に示す図である。図3の例では、訪問先施設の駐車エリア(例えば、バレーパーキングエリア)PAが示されている。駐車エリアPAは、例えば、自動運転によって車両を走行させたり、駐車させることが可能なエリアである。また、駐車エリアPAは、例えば、無人走行および有人走行によって走行可能な領域であり、車両の利用者の通行が許可された領域であるものとする。有人走行には、例えば、手動運転による走行や、利用者が乗車している状態での自動運転による走行が含まれる。駐車エリアPAは、例えば、短期駐車向けの第1駐車エリアPA−1と、長期駐車向けの第2駐車エリアPA−2とを含む。
駐車エリアPAには、例えば、道路Rdから訪問先施設に至るまでの経路にゲート300−inおよび300−outと、乗車エリア310と、待機エリア320とが設けられている。また、図3の例には、駐車エリアPAの駐車状況を管理し、空き状況等を車両に送信する駐車管理装置400が設けられているものとする。
ここで、自走駐車イベントによる車両Mの入庫時および出庫時の処理について説明する。
[自走駐車イベント−入庫時]
自走駐車制御部142は、例えば、通信装置20によって駐車管理装置400から取得された情報に基づいて、車両Mを駐車エリアPAの駐車スペース内に駐車させる。この場合、車両Mは、手動運転または自動運転によって、ゲート300−inを通過して乗車エリア310まで進行する。乗車エリア310は、訪問先施設に接続されている待機エリア320に面している。待機エリア320には、雨や雪を避けるための庇が設けられていてもよい。
車両Mは、乗車エリア310で利用者Uが降車した後、自動運転を行い、駐車エリアPA内の駐車スペースPSまで移動する自走駐車イベントを開始する。自走駐車イベントの開始トリガは、例えば、利用者Uによる何らかの操作(例えば、端末装置300からの入庫指示)であってもよいし、駐車管理装置400から無線により所定の信号を受信したことであってもよい。自走駐車制御部142は、自走駐車イベントを開始する場合、通信装置20を制御して駐車リクエストを駐車管理装置400に向けて発信する。そして、車両Mは、乗車エリア310から駐車エリアPAまで、駐車管理装置400の誘導に従って、或いは自力でセンシングしながら移動する。
図4は、駐車管理装置400の構成の一例を示す図である。駐車管理装置400は、例えば、通信部410と、制御部420と、記憶部430とを備える。制御部420は、例えば、取得部422、出庫管理部424と、料金管理部426と、駐車管理部428とを備える。記憶部430には、駐車場地図情報432、駐車予約テーブル434、駐車料金テーブル436、駐車スペース状態テーブル438等の情報が格納されている。
通信部410は、車両M、その他の車両と無線により通信する。制御部420は、通信部410により取得された情報と、記憶部430に格納された情報とに基づいて、車両を駐車スペースPSに誘導する。駐車場地図情報432は、駐車エリアPAの構造を幾何的に表した情報である。また、駐車場地図情報432は、駐車スペースPSごとの座標を含む。
取得部422は、駐車場の利用者により入力される駐車場からの車両の出庫の予約情報と、移動手段の運行情報とを取得する。移動手段は、利用終了地点が駐車場に付随し、車両Mとは異なる移動手段であり、例えば、利用者が駐車場から車両を出庫する前に利用するものである。取得部422は、例えば、駐車場の利用者が端末装置300に入力する車両の出庫の予約情報を、通信部410を通じて取得する。また、取得部422は、例えば、各種サーバ装置が管理する移動手段の運行情報を、通信部410を通じて取得する。
出庫管理部424は、取得部422によって取得された駐車場からの車両の出庫の予約情報を記憶部430の駐車予約テーブル434に登録する。また、出庫管理部424は、取得部422によって取得された移動手段の運行情報に基づき、駐車場からの車両の出庫の予約情報を変更する。本実施形態では、移動手段とは、利用者が駐車場から車両を出庫する前の時点で利用する移動手段であり、例えば、電車、飛行機、船舶などを含む。出庫管理部424は、移動手段の運行が遅延した場合には、その遅延の度合いに応じて、駐車場からの車両の出庫時刻を繰り下げる。
料金管理部426は、駐車料金テーブル436を参照して、駐車場への車両の駐車時間に応じた駐車料金を算出する。料金管理部426は、移動手段の運行が遅延していない場合には、車両Mの駐車料金の算出基準を短期駐車向けの基準に設定する。一方、料金管理部426は、移動手段の運行が遅延している場合には、車両Mの駐車料金の算出基準を長期駐車向けの基準に設定する。そして、料金管理部426は、駐車料金に関する情報を、通信部410を通じて利用者Uが所持する端末装置300に送信する。
駐車管理部428は、駐車スペース状態テーブル438を参照して、駐車場における車両の駐車位置を管理する。駐車管理部428は、第1駐車エリアに駐車されている車両の駐車時間が所定の閾値を上回った場合に、車両の駐車位置を第2駐車エリアに変更する。そして、駐車管理部428は、変更後の駐車位置まで前記車両が自律走行するための情報を、通信部410を通じて車両Mに送信する。
図5に示すように、駐車予約テーブル434は、例えば、車両の識別情報である車両IDに対して、車両に関連付けられた移動手段の運行情報、利用終了地点への移動手段の想定到着時刻、駐車場への車両の入庫時刻、駐車場からの車両の出庫時刻、駐車場からの車両の時刻の変更の有無を示す変更フラグが対応付けられたものである。利用終了地点は、
利用者により利用される駐車場に付随する地点であり、例えば、駅、空港、港などを含む。移動手段の運行情報は、例えば、移動手段の運行の遅延に関する情報であり、移動手段の運行の遅延の有無や遅延の度合いに関する情報を含む。また、利用終了地点への移動手段の到着時刻は、利用者が移動手段を利用している間に、利用者により利用される移動手段の運行情報を参照して算出される。すなわち、移動手段の運行が遅延している場合、その遅延の度合いに応じて、利用終了地点への移動手段の到着時刻も繰り下がる。入庫時刻は、車両が駐車場に入庫した時点で、車両IDに関連付けて記憶部430に記録される。出庫時刻は、車両の駐車予約を受け付けた時点で、車両IDに関連付けて記憶部430に記録される。出庫時刻は、移動手段の運行情報に基づいて変更される。すなわち、移動手段の運行が遅延している場合、その遅延の度合いに応じて、出庫時刻も繰り下がる。そして、出庫管理部424は、移動手段の運行情報に基づいて出庫時刻を変更した場合、車両IDに関連付けられた変更フラグをオンに設定する。
図6に示すように、駐車料金テーブル436は、例えば、車両の駐車時間に対して駐車料金の加算テーブルが対応付けられたものである。駐車料金は、例えば、基本料金と延滞料金とを含み、車両の駐車時間に応じて基本料金と延滞料金とが加算される。
図7に示すように、駐車スペース状態テーブル438は、例えば、駐車スペースPSの識別情報である駐車スペースIDに対して、空き状態であるか、満(駐車中)状態であるかを示す状態と、満状態である場合の駐車中の車両の識別情報である車両IDとが対応付けられたものである。
駐車管理部428は、通信部410が車両から駐車リクエストを受信すると、駐車スペース状態テーブル438を参照して、状態が空き状態である駐車スペース(空きスペース)PSを抽出し、抽出した駐車スペースPSの位置を駐車場地図情報432から取得し、取得した駐車スペースPSの位置までの好適な経路を、通信部410を用いて車両に送信する。また、駐車管理部428は、複数の車両の位置関係に基づいて、同時に同じ位置に車両が進行しないように、必要に応じて特定の車両に停止・徐行等を指示する。
経路を受信した車両(以下、車両Mであるものとする)では、自走駐車制御部142が、経路に基づく目標軌道を生成する。また、目標となる駐車スペースPSが近づくと、駐車スペース認識部132が、駐車スペースPSを区画する駐車枠線等を認識し、駐車スペースPSの詳細な位置を認識して自走駐車制御部142に提供する。自走駐車制御部142は、これを受けて目標軌道を補正し、車両Mを駐車スペースPSに駐車させる。
なお、上記の説明に限らず、自走駐車制御部142は、通信に依らず、カメラ10、レーダ装置12、ファインダ14、または物体認識装置16による検出結果に基づいて空き状態の駐車スペースを自ら発見し、発見した駐車スペース内に車両Mを駐車させてもよい。
[自走駐車イベント−出庫時]
自走駐車制御部142および通信装置20は、車両Mが駐車中も動作状態を維持している。自走駐車制御部142は、例えば、通信装置20が駐車管理装置400から出庫指示の一例である迎車リクエスト(呼び出しリクエスト)を受信した場合、車両Mのシステムを起動させ、車両Mを乗車エリア310まで移動させる。この場合、駐車管理装置400は、駐車スペースPSから乗車エリア310までの好適な経路を、通信部410を用いて車両Mに送信する。駐車スペースPSから乗車エリア310までの好適な経路は、出庫が要求された車両Mが駐車場における駐車位置から乗車エリアまで自律走行するための情報の一例である。なお、車両Mが自律走行するための情報は、例えば、車両Mの操舵または加減速の制御に用いる制御パラメータに関する情報でもよいし、駐車場からの車両Mの出庫を指示するコマンドに関する情報でもよい。なお、自走駐車制御部142は、通信装置20を制御して駐車管理装置400に発進リクエストを送信する。駐車管理装置400は、入庫時と同様に、複数の車両の位置関係に基づいて、同時に同じ位置に車両が進行しないように、必要に応じて特定の車両に停止・徐行等を指示する。乗車エリア310まで車両Mを移動させて利用者Uを乗せると自走駐車制御部142は動作を停止し、以降は手動運転、或いは別の機能部による自動運転が開始される。
また、HMI制御部180は、自走駐車イベントが実行中である場合に、自走駐車(自動走行による駐車制御)による車両状況に関する情報を生成し、生成した情報を端末装置300に送信することで、降車した乗員Uに通知を行ってもよい。自走駐車による車両状況に関する情報には、例えば、車両Mの走行状態(入庫中、出庫中)、走行位置、乗車エリア310までの予想到着時刻、駐車位置から乗車エリア310までの走行予定経路、車室内の温度等が含まれる。
[HMI制御部による通知制御]
次に、HMI制御部180による通知制御の具体例について説明する。以下では、場面ごとの通知制御パターンについて説明するものとする。
<第1の通知制御パターン>
第1の通知制御パターンは、駐車場からの車両Mの出庫の予約状況が現在の状況と一致した場合の通知制御パターンである。第1の通知制御パターンにおいて、まず、駐車管理装置400の出庫管理部424が、記憶部430に記憶されている駐車予約テーブル434を参照して、駐車場からの車両Mの出庫の予約状況が現在の状況と一致したか否かを判定する。そして、出庫管理部424は、駐車場からの車両Mの出庫の予約状況が現在の状況と一致したと判定した場合、端末装置300により自走駐車イベントの実行指示がなされる可能性があると判定する。この場合、自走駐車制御部142は、例えば、記憶部190に記憶された端末情報192に含まれるアドレス情報に基づいて端末装置300にアクセスする処理を実行し、端末装置300にアクセスできた場合に、自走駐車イベントを実行させることが可能な端末であると判定する。そして、HMI制御部180は、出庫管理部424により自走駐車イベントの実行指示がなされると判定された場合、HMI30または端末装置300のうち一方または双方を用いて利用者Uに通知を行う。
図8は、利用者に通知される画像IM1の一例を示す図である。図8に示す画像は、端末装置300に表示される画像の一例を示している。後述する他の画像の例についても同様とする。画像IM1には、例えば、通知情報表示領域A11と、GUI(Graphical User Interface)スイッチ表示領域A12とが含まれる。図8の例において、通知情報表示領域A11には、駐車場から車両Mを出庫するか否かについての問い合わせに相当する、「車両を出庫してもよろしいですか?」というメッセージが表示されている。
GUIスイッチ表示領域A12には、例えば、利用者からの指示を受け付けるアイコンが表示される。アイコンは、例えば、「YES」の文字が描画された第1アイコンIC11と、「NO」の文字が描画された第2アイコンIC12とを含む。端末装置300は、利用者Uにより第1アイコンIC11または第2アイコンIC12が選択された場合に、選択されたアイコンIC11,IC12の種別を示す信号を駐車管理装置400に送信する。駐車管理装置400の駐車管理部428は、端末装置300から第1アイコンIC11が選択された旨を示す信号を受信した場合、通信部410を用いて迎車リクエストを車両Mの自走駐車制御部142に送信する。一方、駐車管理装置400の駐車管理部428は、端末装置300から第2アイコンIC12が選択された旨を示す信号を受信した場合、迎車リクエストを車両Mの自走駐車制御部142に送信することなく、端末装置300による画像IM1の表示を終了させる。
<第2の通知制御パターン>
第2の通知制御パターンは、利用者により利用される移動手段の運行が遅延した場合の通知制御パターンである。第2の通知制御パターンにおいて、まず、駐車管理装置400の取得部422は、各種サーバ装置が管理する移動手段の運行情報を、通信部410を通じて取得する。また、駐車管理装置400の取得部422は、取得した移動手段の運行情報のうち、利用者により利用される移動手段の運行情報に基づき、移動手段の運行が遅延しているか否かを判定する。取得部422は、移動手段の運行が遅延していると判定した場合、駐車場からの車両Mの出庫時刻の変更リクエストを出庫管理部424に出力する。出庫管理部424は、取得部422から出庫時刻の変更リクエストを取得した場合、HMI30または端末装置300のうち一方または双方を用いて利用者Uに通知を行う。
図9は、利用者Uに通知される画像IM2の一例を示す図である。画像IM2には、例えば、通知情報表示領域A21と、GUIスイッチ表示領域A22とが含まれる。図9に示す例において、通知情報表示領域A21には、移動手段の運行の遅延状況についての問い合わせに相当する、「移動手段は遅延が発生していますか?」というメッセージが表示されている。
GUIスイッチ表示領域A22には、例えば、利用者Uからの指示を受け付けるアイコンが表示される。アイコンは、例えば、「YES」の文字が描画された第1アイコンA21と、「NO」の文字が描画された第2アイコンA22とを含む。端末装置300は、利用者Uにより第1アイコンA21または第2アイコンA22が選択された場合に、選択されたアイコンA21,A22の種別を示す信号を駐車管理装置400に送信する。駐車管理装置400の出庫管理部424は、端末装置300から第1アイコンA21が選択された旨を示す信号を受信した場合、HMI30または端末装置300のうち一方または双方を用いて利用者Uに通知を行う。一方、駐車管理部428の出庫管理部424は、端末装置300から第2アイコンA22が選択された旨を示す信号を受信した場合、利用者Uへの通知を行うことなく、端末装置300による画像IM2の表示を終了させる。
図10は、利用者Uに通知される画像IM3の一例を示す図である。画像IM3には、例えば、通知情報表示領域A31と、GUIスイッチ表示領域A32とが含まれる。図10に示す例において、通知情報表示領域A31には、出庫時刻を繰り下げるか否かについての問い合わせに相当する、「出庫時刻を繰り下げますか?」というメッセージが表示されている。
GUIスイッチ表示領域A32には、例えば、利用者Uからの指示を受け付けるアイコンが表示される。アイコンは、例えば、「YES」の文字が描画された第1アイコンIC31と、「NO」の文字が描画された第2アイコンIC32とを含む。端末装置300は、利用者Uにより第1アイコンIC31または第2アイコンIC32が選択された場合に、選択されたアイコンIC31,IC32の種別を示す信号を駐車管理装置400に送信する。駐車管理装置400の出庫管理部424は、端末装置300から第1アイコンIC31が選択された旨を示す信号を受信した場合、記憶部430の駐車予約テーブル434に登録されている車両Mの出庫時刻に関する情報を変更する。一方、駐車管理装置400の出庫管理部424は、端末装置300から第2アイコンIC32が選択された旨を示す信号を受信した場合、記憶部430の駐車予約テーブル434に登録されている車両Mの出庫時刻に関する情報を変更することなく、端末装置300による画像IM3の表示を切り替える。
図11は、駐車料金の算出方法を説明するための図である。図11に示す例において、車両Mの駐車時間は、当初は5時間で予約されていたものの、実際には予約時間を2時間超過したものとする。この場合、料金管理部426は、駐車料金テーブル436を参照して、移動手段の遅延が発生していない場合には短期駐車向けの基準で駐車料金を算出し、移動手段の遅延が発生している場合には長期駐車向けの基準で駐車料金を算出する。この例では、駐車料金テーブル436は、駐車時間が6時間以内であるか、または、駐車時間が6時間を超過したかに応じて、駐車時間に応じた基本料金および延滞料金の加算テーブルを異ならせている。そして、この例では、料金管理部426は、移動手段の遅延が発生していない場合には、駐車時間が当初は5時間で予約されていたことから、駐車時間が6時間以内である場合の加算テーブルを用いて車両Mの駐車料金を算出する。一方、料金管理部426は、移動手段の遅延が発生している場合には、駐車時間が当初は5時間で予約されていたものの、駐車時間の延滞が移動手段の遅延に起因するものであることから、駐車時間が当初から6時間を超過して予約されていたものとして処理する。そして、料金管理部426は、駐車時間が6時間を超過した場合の加算テーブルを用いて車両Mの駐車料金を算出する。
[処理フロー]
図12は、実施形態に係る駐車管理装置400が移動手段の運行の遅延状況に応じて駐車場からの車両Mの出庫時刻を繰り下げる場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期或いは所定のタイミングで繰り返し実行されてよい。
まず、取得部422は、各種サーバ装置から通信部410を通じて移動手段の運行情報を取得する(ステップS10)。次に、取得部422は、各種サーバ装置から取得した移動手段の運行情報のうち、利用者により利用される移動手段の運行情報に遅延情報が含まれているか否かを判定する(ステップS12)。そして、出庫管理部424は、取得部422により移動手段の運行情報に遅延情報が含まれていないと判定された場合、本フローチャートの処理が終了する。一方、出庫管理部424は、取得部422により移動手段の運行情報に遅延情報が含まれていると判定された場合、利用者Uが所持する端末装置300にリクエスト信号を送信することにより、移動手段の運行の遅延状況について利用者Uに問い合わせる(ステップS14)。また、出庫管理部424は、端末装置300から移動手段の遅延状況について回答があったか否かを判定する(ステップS16)。そして、出庫管理部424は、端末装置300から移動手段の運行状況についての回答があったと判定した場合、端末装置300にリクエスト信号を送信することにより、出庫時刻を繰り下げるか否かについて利用者Uに問い合わせる(ステップS18)。また、出庫管理部424は、出庫時刻を繰り下げる旨の回答があったか否かを判定する(ステップS20)。そして、出庫管理部424は、端末装置300から出庫時刻を繰り下げる旨の回答があったと判定した場合、移動手段の運行の遅延度合いに応じて、記憶部430の駐車予約テーブル434に登録されている車両Mの出庫時刻を繰り下げる(ステップS22)。また、出庫管理部424は、記憶部430の駐車予約テーブル434に登録されている変更フラグをオンに設定する(ステップS24)。これによって、本フローチャートの処理が終了する。
図13は、実施形態に係る駐車管理装置400が駐車場から車両Mを出庫する場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期或いは所定のタイミングで繰り返し実行されてよい。
まず、取得部422は、利用者が所持する端末装置300から駐車場からの出庫の予約情報を取得したか否かを判定する(ステップS30)。出庫管理部424は、取得部422により出庫の予約情報を取得したと判定された場合には、取得した予約情報を記憶部430の駐車予約テーブル434に登録する(ステップS32)。次に、出庫管理部424は、駐車場からの車両Mの出庫の要求があったか否かを判定する(ステップS34)。この場合、出庫管理部424は、駐車場からの車両Mの出庫の予約状況が現在の状況と合致するか否かを判定する。駐車管理部428は、出庫管理部424により駐車場からの車両Mの出庫の要求があったと判定された場合、記憶部430に記憶された駐車予約テーブル434を参照して、出庫を要求した利用者Uにより利用される移動手段を特定する(ステップS36)。そして、駐車管理部428は、利用者Uにより利用される移動手段の運行情報を各種サーバ装置から取得する。また、駐車管理部428は、各種サーバ装置から取得した移動手段の運行情報に基づき、利用者により利用される移動手段が利用終了地点に到達したか否かを判定する(ステップS38)。そして、駐車管理部428は、移動手段が利用終了地点に到達したと判定した場合、利用者Uが所持する端末装置300に対してリクエスト信号を送信することにより、駐車場から車両Mを出庫するか否かについて利用者Uに問い合わせる(ステップS40)。また、駐車管理部428は、端末装置300から車両Mを出庫する旨の回答があったか否かを判定する(ステップS42)。そして、駐車管理部428は、端末装置300から車両Mを出庫する旨の回答があったと判定した場合、駐車スペースPSから乗車エリア310までの好適な経路を、通信部410を用いて車両Mに送信することにより、駐車場からの車両Mの出庫を実行する(ステップS44)。これによって、本フローチャートの処理が終了する。
図14は、実施形態に係る駐車管理装置400が車両Mの駐車料金を算出する場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期或いは所定のタイミングで繰り返し実行されてよい。
まず、料金管理部426は、駐車管理部428により駐車場からの車両Mの出庫が実行されたか否かを判定する(ステップS50)。料金管理部426は、駐車管理部428により駐車場からの車両Mの出庫が実行されたと判定した場合、駐車予約テーブル434を参照して、出庫が実行された車両Mに対応する変更フラグがオフに設定されているか否かについて判定する(ステップS52)。そして、料金管理部426は、変更フラグがオフに設定されていると判定した場合、駐車料金テーブル436を参照して、短期駐車向けの基準で車両Mの駐車料金を算出する(ステップS54)。一方、料金管理部426は、変更フラグがオンに設定されていると判定した場合、駐車料金テーブル436を参照して、長期駐車向けの基準で車両Mの駐車料金を算出する(ステップS56)。
図15は、実施形態に係る駐車管理装置400が駐車場における車両Mの駐車位置を変更する場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期或いは所定のタイミングで繰り返し実行されてよい。
まず、駐車管理部428は、駐車スペース状態テーブル438を参照して、第1駐車エリアにおける車両Mの駐車時間を取得する(ステップS60)。また、駐車管理部428は、第1駐車エリアに駐車している車両の中に、駐車時間が所定の閾値を上回った車両が含まれるか否かを判定する(ステップS62)。駐車管理部428は、駐車時間が所定の閾値を上回った車両が含まれると判定した場合には、該当する車両の駐車位置を第2駐車エリアに変更する(ステップS64)。そして、駐車管理部428は、変更後の駐車位置まで車両Mが自律走行するための情報を、通信部410を通じて車両Mに送信する(ステップS66)。これによって、本フローチャートの処理が終了する。
[ハードウェア構成]
図16は、実施形態の自動運転制御装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。図示するように、自動運転制御装置100は、通信コントローラ100−1、CPU100−2、ワーキングメモリとして使用されるRAM100−3、ブートプログラム等を格納するROM100−4、フラッシュメモリやHDD等の記憶装置100−5、ドライブ装置100−6等が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。通信コントローラ100−1は、自動運転制御装置100以外の構成要素との通信を行う。ドライブ装置100−6には、光ディスク等の可搬型記憶媒体(例えば、コンピュータ読み込み可能な非一時的記憶媒体)が装着される。記憶装置100−5には、CPU100−2が実行するプログラム100−5aが格納されている。このプログラムは、DMA(Direct Memory Access)コントローラ(不図示)等によってRAM100−3に展開されて、CPU100−2によって実行される。また、CPU100−2が参照するプログラム100−5aは、ドライブ装置100−6に装着された可搬型記憶媒体に格納されていてもよいし、ネットワークを介して他の装置からダウンロードされてもよい。これによって、自動運転制御装置100の機能のうち一部または全部が実現される。
上記説明した実施形態に係る駐車管理装置400によれば、駐車予約の利便性を高めることができる。例えば、移動手段の運行が遅延した場合、利用者は、端末装置300を操作して、移動手段の運行の遅延度合いに応じて、駐車場からの車両Mの出庫時刻を繰り下げる必要がある。これに対し、実施形態に係る駐車管理装置400は、移動手段の運行状況が遅延した場合、その遅延度合いに応じて、駐車場からの車両Mの出庫時刻を自動的に繰り下げる。そのため、駐車予約の利便性を高めることができる。
また、駐車管理装置400によれば、駐車予約の快適性を高めることができる。例えば、移動手段の運行状況の遅延が発生した場合、当初の予定に反して車両Mの駐車時間が延滞され、延滞時間に応じて延滞料金が加算される場合がある。これに対し、実施形態に係る駐車管理装置400は、移動手段の運行が遅延したことに起因して車両Mの駐車時間が延滞される場合、延滞時間に応じた延滞料金が緩和されるように、駐車料金テーブル436を参照した駐車料金の算出方法を変更する。そのため、駐車予約の快適性を高めることができる。
また、駐車管理装置400によれば、駐車場からの車両Mの出庫を効率よく行うことができる。例えば、駐車時間が比較的長い車両Mと駐車時間が比較的短い車両Mとが、駐車場における近接した駐車位置に駐車されている場合、駐車場からの車両Mの出庫を効率よく実行できない場合があった。これに対し、実施形態に係る駐車管理装置400は、駐車場に、短期駐車向けの第1駐車エリアと、長期駐車向けの第2駐車エリアとを設定し、第1駐車エリアに駐車している車両Mの駐車時間が所定の閾値を上回った場合には、車両Mの駐車位置を第2駐車エリアに変更する。これにより、駐車時間に応じて、駐車場における車両Mの駐車位置が管理されることとなり、駐車場からの車両Mの出庫を効率よく行うことができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1 車両システム
10 カメラ
12 レーダ装置
14 ファインダ
16 物体認識装置
20 通信装置
30 HMI
40 車両センサ
50 ナビゲーション装置
60 MPU
80 運転操作子
100 自動運転制御装置
120 第1制御部
130 認識部
132 駐車スペース認識部
140 行動計画生成部
142 自走駐車制御部
160 第2制御部
162 取得部
164 速度制御部
166 操舵制御部
180 HMI制御部
190 記憶部
200 走行駆動力出力装置
210 ブレーキ装置
220 ステアリング装置
300 端末装置
400 駐車管理装置
410 通信部
420 制御部
422 取得部
424 出庫管理部
426 料金管理部
428 駐車管理部
430 記憶部
432 駐車場地図情報
434 駐車予約テーブル
436 駐車料金テーブル
438 駐車スペース状態テーブル
M 車両

Claims (10)

  1. 駐車場の利用者により入力される前記駐車場からの車両の出庫の予約情報と、利用終了地点が前記駐車場に付随し、前記車両とは異なる移動手段の運行情報とを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を記憶部に記憶させて管理する出庫管理部と、
    出庫が要求された車両が前記駐車場から乗車エリアまで自律走行するための情報を前記車両に送信する駐車管理部と、
    を備え、
    前記出庫管理部は、前記利用者が前記駐車場に到着する前に、前記取得部により取得される前記移動手段の運行情報のうち、前記利用者により利用される前記移動手段の運行情報に基づき、前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を変更する、
    駐車管理装置。
  2. 前記出庫管理部は、前記利用者の利用する前記移動手段は前記利用終了地点に到着する到着時刻に基づき、前記駐車場からの車両の出庫を実行する、
    請求項1記載の駐車管理装置。
  3. 前記出庫管理部は、前記到着時刻に基づき、前記駐車場から車両を出庫するか否かについての問い合わせを前記利用者が所持する端末装置に通知する、
    請求項2記載の駐車管理装置。
  4. 前記出庫管理部は、前記移動手段の運行の遅延状況に基づき、前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を変更する、
    請求項1から3のうちいずれか1項記載の駐車管理装置。
  5. 前記出庫管理部は、前記移動手段の運行が遅延した場合、出庫時刻を繰り下げるか否かについての問い合わせを前記利用者が所持する端末装置に通知し、前記問い合わせに対する前記利用者からの回答に基づき、前記車両の出庫時刻を繰り下げる、
    請求項4記載の駐車管理装置。
  6. 前記出庫管理部は、前記移動手段の運行の遅延状況についての問い合わせを前記利用者が所持する端末装置に通知し、前記問い合わせに対する前記利用者からの回答に基づき、前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を変更する、
    請求項4または5記載の駐車管理装置。
  7. 前記車両の駐車料金を管理する料金管理部をさらに備え、
    前記料金管理部は、前記移動手段の運行の遅延状況に応じて前記車両の出庫の予約情報が変更された場合、前記車両の駐車料金の算出基準を長期駐車向けの基準に変更する、
    請求項1から6のうちいずれか1項記載の駐車管理装置。
  8. 前記駐車場は、短期駐車向けの第1駐車エリアと、長期駐車向けの第2駐車エリアとを含み、
    前記駐車管理部は、前記第1駐車エリアに駐車されている前記車両の駐車時間が所定の閾値を上回った場合に、前記車両の駐車位置を前記第2駐車エリアに変更し、変更後の駐車位置まで前記車両が自律走行するための情報を前記車両に送信する、
    請求項1から7のうちいずれか1項記載の駐車管理装置。
  9. コンピュータが、
    駐車場の利用者により入力される前記駐車場からの車両の出庫の予約情報と、前記車両とは異なる移動手段であって利用終了地点が前記駐車場に付随する移動手段の運行情報とを取得し、
    前記取得された前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を記憶部に記憶させて管理し、
    出庫が要求された車両が前記駐車場から乗車エリアまで自律走行するための情報を前記車両に送信し、
    前記利用者が前記駐車場に到着する前に、前記取得される前記移動手段の運行情報のうち、前記利用者により利用される前記移動手段の運行情報に基づき、前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を変更する、
    駐車管理装置の制御方法。
  10. コンピュータに、
    駐車場の利用者により入力される前記駐車場からの車両の出庫の予約情報と、前記車両とは異なる移動手段であって利用終了地点が前記駐車場に付随する移動手段の運行情報とを取得する処理と、
    前記取得された前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を記憶部に記憶させて管理する処理と、
    出庫が要求された車両が前記駐車場から乗車エリアまで自律走行するための情報を前記車両に送信する処理と、
    前記利用者が前記駐車場に到着する前に、前記取得される前記移動手段の運行情報のうち、前記利用者により利用される前記移動手段の運行情報に基づき、前記駐車場からの車両の出庫の予約情報を変更する処理と、
    を実行させるプログラム。
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