JP2020165417A - 吸気制御装置に用いられる流体弁構造 - Google Patents

吸気制御装置に用いられる流体弁構造 Download PDF

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Abstract

【課題】吸気制御装置に用いられる流体弁構造において回転力を付勢するためのスプリングの組付性を向上させつつ脱落をより確実に防止する。【解決手段】吸気制御装置10において、シャフト14に連結されたスロットルプレート18とスロットルボディ12との間にスプリング38が介装され、このスプリング38は、軸方向他端側に形成された第2端巻部48から延在した腕部54と、該腕部54に対して屈曲されたフック部56と、該フック部56に対してさらに屈曲して前記腕部54と略平行に延在する延長フック部58とを有した第2フック52を備える。一方、スロットルプレート18には、その外縁部からスロットルボディ12側へと突出した係止部72が設けられ、この係止部72は、第1高さH1を有した脱落防止片74と、該脱落防止片74に対して小さな第2高さH2で形成され第2本体部62と接続された接続片76とを備えている。そして、スプリング38の第2フック52が、係止部72における接続片76の三方を囲むように係合される。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関へ供給される吸気量を制御するための吸気制御装置に用いられる流体弁構造に関する。
従来から、車両に搭載される内燃機関に対して供給される空気の流量(吸気量)を制御する吸気制御装置が用いられている。例えば、特許文献1に開示される吸気制御装置は、スロットルボディと、該スロットルボディの吸気道に回動自在に設けられたスロットル弁とを有し、該スロットル弁に連結される弁軸の端部が、前記スロットルボディの外側に突出してスロットルレバーが設けられると共に、該スロットルレバーと前記スロットルボディとの間には弁軸の軸線を中心とした回転力を付勢する戻しばねが介装されている。
そして、戻しばねの弾発作用下にスロットルレバーを介して弁軸及びスロットル弁に対して回転力が付与されることで、前記スロットル弁が吸気道内で回動して全閉状態となる。
特開2015−172365号公報
上述したような吸気制御装置に用いられる流体弁構造の戻しばねは、スロットルボディ及びスロットルレバーに対して組み付けられた後に取り外しができないように構成されているが、その一方で、戻しばねの組付性が低下してしまうという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、回転力を付勢するためのスプリングの組付性を向上させつつ、より確実に脱落を防止することが可能な吸気制御装置に用いられる流体弁構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の態様は、内部に流体が通過する通路を有した弁ボディと、通路の断面積を調整することで流体の流量を調整する弁体と、弁ボディに回転自在に支持され弁体の固定される弁軸と、弁ボディ及び弁軸の双方に係合され弁軸に対して回転力を付勢するスプリングとを備え、
弁ボディは、弁軸を回転自在に支持する支持部と、支持部の外側に形成され弁軸の回転中心である回転軸線と略同軸状に設けられる円筒部とを備え、
弁軸には、回転軸線と略直交方向に延在するように設けられスプリングの回転軸線の方向への移動を規制する回転板が固定されており、
スプリングは、基準軸線を中心として素線が複数回にわたって巻回された巻回部を有したトーションスプリングであり、回転板と弁ボディとの間において基準軸線の方向に圧縮された状態で、巻回部の少なくとも一部が円筒部の外周側に配置され、
回転板が回転軸線の方向に立ち上がる内径ガイドを備え、内径ガイドによって巻回部の少なくとも一部の回転軸線側への移動を規制する流体弁構造において、
スプリングにおいて基準軸線の方向であり回転板側となる端部には、素線を略円形状に屈曲形成した端巻部と、端巻部の接線方向に延在する腕部と、腕部に対して屈曲して延在するフック部と、フック部に対してさらに屈曲して腕部の延在方向と略平行、且つ、腕部の延在する向きとは反対向きに延在する延長フック部とを備え、
弁軸には、フック部が係合されフック部と弁軸との回転軸線を中心とした相対回転を規制する回転係止部を備え、
回転係止部は、腕部の中心軸線である腕軸線の方向から見て回転軸線の方向と直交する向きに第1の高さを有した脱落防止片と、脱落防止片に対して回転板側に配置され第1の高さよりも小さな第2の高さを有した係止片とを備え、
第1の高さは腕部と延長フック部との最短距離よりも大きく設定され、第2の高さが最短距離よりも小さく設定される。
本発明によれば、吸気制御装置に用いられる流体弁構造において、弁体の連結された弁軸及び弁ボディの双方に係合され弁軸に対して回転力を付勢するスプリングを備え、このスプリングは、トーションスプリングからなり弁軸に連結された回転板と弁ボディとの間において弁軸の回転軸線の方向に圧縮され、弁軸の支持される円筒部の外周側に巻回部の少なくとも一部が配置されると共に、回転板に対して回転軸線の方向に立ち上がる内径ガイドによって回転軸線側への移動が規制されている。
また、スプリングには、その基準軸線の方向となる回転板側の端部に、端巻部の接線方向へ延在した腕部と、腕部から屈曲して延在するフック部と、フック部に対してさらに屈曲して腕部の延在方向と略平行、且つ、腕部とは反対向きに延在した延長フック部とを備える。一方、弁軸には、フック部が係合され相対回転を規制する回転係止部が設けられ、腕部の腕軸線の方向から見て回転軸線の方向と直交する向きに第1の高さを有した脱落防止片と、脱落防止片に対して回転板側に配置され第1の高さよりも小さな第2の高さを有した係止片とを備えている。そして、第1の高さが、腕部と延長フック部との最短距離に対して大きく、第2の高さが最短距離よりも小さく設定されている。
従って、弁軸に対して回転力を付勢するスプリングを、第1の高さを有した脱落防止片よりも低い第2の高さで形成された係止片に対して回転係止部のフック部を係合させた状態で、スプリングを軸方向に圧縮させ内径ガイドによって回転軸線側への移動を規制することで、フック部が回転係止部に対して係合され脱落の防止された状態で弁ボディと回転板との間に組み付けることができる。
その結果、スプリングの組付性を低下させることなく、弁ボディと弁軸の双方に対して係合させて組み付けることが可能となり、しかも、回転係止部に対して腕部、フック部及び延長フック部を係合させることで、係止部に対して高く形成された脱落防止片によって弁軸の回転軸線の方向への移動が規制されスプリングの脱落が確実に防止される。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、弁体の連結された弁軸及び弁ボディとの双方に対してスプリングを係合させ組み付ける際、弁軸に設けられた回転係止部の脱落防止片の第1の高さが、スプリングにおいて略平行に設けられる腕部と延長フック部との最短距離よりも大きく、且つ、脱落防止片に対して回転板側に形成された係止片の第2の高さよりも大きく形成されている。そのため、スプリングにおける腕部、フック部及び延長フック部を係止片へと係合させ、且つ、弁軸の回転軸線の方向に圧縮してスプリングを回転板の内径ガイドによって回転軸線側への移動を規制した状態で弁ボディと回転板との間に組み付けることができる。
その結果、吸気制御装置に用いられる流体弁構造において、スプリングの組付性を低下させることなく弁ボディと弁軸の双方に係合させ組み付けることが可能となり、しかも、回転係止部に対して腕部、フック部及び延長フック部を係合させることで、係止部に対して高く形成された脱落防止片によってフック部の回転軸線の方向への移動を規制してスプリングの脱落を確実に防止することができる。
本発明の実施の形態に係る流体弁構造の適用される吸気制御装置の全体正面図である。 図1に示す吸気制御装置のスロットルプレートの係止部近傍を、スプリングの腕部の軸線方向から見た拡大正面図である。 図3Aは、吸気制御装置に組み付けられた状態におけるスプリングの外観斜視図であり、図3Bは、吸気制御装置のスロットルプレートをスロットルボディ側から見た正面図である。 図4Aは、スロットルプレートの連結されたシャフトの外観斜視図であり、図4Bは、図3Bに示されるスプリングをスロットルプレートに対して組み付ける途中の状態を示す正面図である。
本発明に係る吸気制御装置に用いられる流体弁構造について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る流体弁構造の用いられた吸気制御装置を示す。
この吸気制御装置10は、図1に示されるように、例えば、スロットルボディ(弁ボディ)12と、該スロットルボディ12の内部に回転自在に支持されるシャフト(弁軸)14と、該シャフト14に連結され前記スロットルボディ12の内部に回転自在に設けられるバルブ(弁体)16と、前記シャフト14の一端部に連結され車両のアクセル操作部と連動して回転するスロットルプレート(回転板)18とを含む。なお、図1は、吸気制御装置10を上流側から見た正面図である。
スロットルボディ12は、例えば、金属製材料から形成され、その中央には断面円形状の吸気通路(通路)20が貫通し、該吸気通路20の下流側となる一端部には図示しないインレットパイプが連結され、該吸気通路20の上流側となる他端部には図示しないエアダクトが接続され外気が導入される。
吸気通路20には、その延在方向と直交するようにシャフト14が挿通され、該シャフト14の軸方向中央にねじ22を介して円盤状のバルブ16が連結される。そして、バルブ16が吸気通路20内で開閉することで該吸気通路20内を流れる空気(流体)の流量を制御している。また、吸気通路20には、バルブ16の上流側と下流側とをバイパスするバイパス通路26と、ソレノイドバルブ28の駆動作用下に空気の供給されるバルブ通路30とが連通している。
また、スロットルボディ12には、吸気通路20に対して直交した略水平方向(矢印A、B方向)に沿って外側へと延在するシャフト孔(支持部)32がそれぞれ形成され、前記シャフト孔32に対してシャフト14の両端部が挿通されることで回転自在に支持されている。
さらに、シャフト14の軸方向に沿ったスロットルボディ12の一側面には、吸気通路20の延在方向と直交する方向(矢印A方向)に円筒状に突出した円筒部34と、該円筒部34の上方(矢印C1方向)に離れて形成された係合部36とを有し、前記円筒部34の内部にはシャフト孔32が形成されシャフト14の一端部側(矢印A方向)が挿通されると共に、該円筒部34の外側にはスプリング38が挿通される。
そして、シャフト14の一端部及び他端部は、それぞれシャフト孔32を通じてスロットルボディ12の外側へと突出し、円筒部34から外部へと突出した一端部にはスロットルプレート18が連結されると共に、他端部には前記シャフト14の回転量を検出可能な検出センサ40が接続される。そして、検出センサ40によってシャフト14の回転量を検出することで、該シャフト14に連結されたバルブ16の開度を検知している。
スプリング38は、図1〜図3Bに示されるように、例えば、軸線(基準軸線)D1を中心として同一直径で素線42を複数回コイル状に巻回することで形成されたトーションスプリングである。
このスプリング38は、素線42の複数回巻回された巻回部44と、該巻回部44において軸方向一端側(矢印B方向)に形成された第1端巻部46と、前記巻回部44において軸方向他端側(矢印A方向)に形成された第2端巻部48とを備える。この第1端巻部46の端部には、スロットルボディ12の係合部36に係止される第1フック50が形成され、第2端巻部48の端部には、スロットルプレート18に係止される第2フック52が形成され、前記第1端巻部46と前記第2端巻部48とが、スプリング38の軸線D1を中心として互いに離れる方向に弾発力を有している。
第1フック50は、図2〜図3Bに示されるように、第1端巻部46から巻回部44の接線方向(矢印E1方向)に向かって直線状に延在した後に外側(矢印C1方向)に折り返したU字状に形成される。
第2フック52は、スプリング38の軸線D1を中心として第1フック50とは径方向で反対側(矢印A方向)となる位置に設けられ、該第1フック50の折り返し方向とは反対側となるように外側(矢印C2方向)へと折り返された略U字状に形成される。
この第2フック52は、巻回部44において軸方向他端側(矢印B方向)に形成された第2端巻部48から接線方向(矢印E1方向)に向かって所定長さで直線状に延在した腕部54と、該腕部54の先端に対して外側に向かって屈曲したフック部56と、該フック部56の下端から前記腕部54と平行となるように折り返され、該腕部54とは反対方向(矢印E2方向)に向かって延在した延長フック部58とから構成される。
すなわち、スプリング38は、図3Bに示されるシャフト14の軸線方向から見て、巻回部44を中心として第1フック50と第2フック52とが軸線D1に対して反対方向となるように屈曲して形成されている。
そして、スプリング38は、スロットルボディ12における円筒部34の外周側が挿通された状態で、第1及び第2フック50、52がそれぞれスロットルボディ12及び前記スロットルプレート18に対して係合されることで、該スロットルプレート18に対して回転力を付与可能に設けられる。
スロットルプレート18は、図1、図2、図3B〜図4Bに示されるように、略円盤状に形成された第1及び第2本体部60、62が軸方向(矢印A、B方向)に積層して接続されており、前記第2本体部62がスロットルボディ12側(矢印B方向)、前記第1本体部60が該第2本体部62に対して前記スロットルボディ12から離れる方向(矢印A方向)に設けられている。
第1本体部60は、その中央部に第2本体部62の中央部が嵌合されることで同軸上に連結されると共に、この中央部に対して径方向外側となる位置には、第2本体部62側(矢印B方向)に向かって軸方向に突出した第1内径ガイド64a、64b及び第2内径ガイド66が形成される。
この第1内径ガイド64a、64b及び第2内径ガイド66は、第1本体部60の軸中心に対して同一円周上、且つ、周方向に沿って互いに等間隔に離れて設けられると共に、前記第1内径ガイド64a、64bが2本、前記第2内径ガイド66が1本となる合計3本で構成される。すなわち、第1内径ガイド64a、64b及び第2内径ガイド66は、シャフト14、第1及び第2本体部60、62の軸中心に対して同心状となる円周上に配置されている。
また、第1内径ガイド64a、64bは、図3Bに示されるシャフト14の軸線方向から見て、該シャフト14の軸線(回転軸線)D3を通り、且つ、スプリング38における腕部54の軸線(腕軸線)D2と平行な面を第1基準面S1とした際、該第1基準面S1に対して直交方向となる上方(矢印C1方向)に配置される。
第2本体部62は、第1本体部60とスロットルボディ12との間に設けられ、その中央部にはシャフト14の一端部が連結されると共に、前記第1本体部60との間に設けられた径方向内側へ窪んだ溝部には、例えば、車両のアクセル操作部と連結されたケーブル68(図1及び図2参照)が接続される。そして、図示しない運転者がアクセル操作部を操作することでケーブル68が引っ張られ、第1及び第2本体部60、62からなるスロットルプレート18が回転し、それに伴って、シャフト14が一体的に回転する。
また、第2本体部62には、その軸中心に対して同一円周上、且つ、互いに等間隔に離れた3つの孔部70が形成され、該孔部70には第1本体部60の第1内径ガイド64a、64b及び第2内径ガイド66がそれぞれ挿通され、この第1内径ガイド64a、64b及び第2内径ガイド66は、該第2本体部62に対してスロットルボディ12側(矢印B方向)へとそれぞれ突出している。
この際、第2内径ガイド66の突出高さは、図4Aに示されるように、一対の第1内径ガイド64a、64bの突出高さよりも高くなると共に、前記第1内径ガイド64a、64bの軸方向に沿った突出高さ(突出量)がスプリング38を構成する素線42の線径(太さ)の2倍よりも小さく設定されている。
そして、図3Bに示されるように、第1内径ガイド64a、64b及び第2内径ガイド66は、スロットルプレート18とスロットルボディ12との間にスプリング38が配置された際、巻回部44(第2端巻部48)の内周面が第1内径ガイド64a、64b及び第2内径ガイド66の外側となるように配置される。
このスプリング38の内周面は、第1内径ガイド64a、64b及び第2内径ガイド66に接触することで径方向(回転軸線側)への移動が規制され、シャフト14及びスロットルプレート18に対してスプリング38が略同軸状に保持される。
さらに、図1、図2、図3B〜図4Bに示されるように、第2本体部62の外縁部にはスロットルボディ12側(矢印B方向)に向かって突出した係止部(回転係止部)72が形成される。この係止部72は、第2本体部62に対して直交するように突出した略長方形状の板片からなり、図2に示されるスプリング38における腕部54の軸線方向から見て、シャフト14の軸線D3と直交する方向(矢印C1、C2方向)に第1高さH1を有した脱落防止片74と、該第2本体部62の外縁部から屈曲され立設し該脱落防止片74と第2本体部62とを接続する接続片(係止片)76とを備える。
この接続片76は、図2に示される腕部54の軸線方向から見て、シャフト14の軸線D3と直交する方向(矢印C1、C2方向)に幅狭状となった第2高さH2で形成され、この第2高さH2は、脱落防止片74の第1高さH1よりも小さく形成される(H2<H1)。すなわち、接続片76は、脱落防止片74に対して上方(矢印C1方向)及び下方(矢印C2方向)にそれぞれ低くなるように形成されている。
また、脱落防止片74の第1高さH1は、図3Aに示されるスプリング38における腕部54と延長フック部58との最短距離L1よりも大きく設定され(H1>L1)、一方、接続片76の第2高さH2は、前記最短距離L1よりも小さく設定されている(H2<L1)。
さらに、係止部72は、図2に示されるスプリング38における腕部54の軸線方向から見て、シャフト14の軸線D3と直交方向となる接続片76の端縁である係止縁部78と、脱落防止片74における前記直交方向の端縁である脱落防止縁部80とを繋ぐ接続縁部82を備えている。この接続縁部82は、係止部72の上下方向(矢印C1、C2方向)にそれぞれ円弧部位と直線部位とからなる段付状に形成される。
さらにまた、図2に示される腕部54の軸線方向から見た場合、係止部72は、腕部54と延長フック部58との最短距離L1(図3A参照)と等しい半径Rの仮想円Fを接続縁部82を中心として描くと、この仮想円Fが前記脱落防止片74に対して必ず交差するように形成されている。
また、図3Bに示されるシャフト14の軸線方向から見て、スプリング38における腕部54の軸線D2によって上下に分割される領域をそれぞれ第1領域T1及び第2領域T2とした場合に、上方(矢印C1方向、第1の方向)となる第1領域T1にシャフト14が配置され、下方(矢印C2方向、第2の方向)となる第2領域T2に第2フック52が配置されている。
さらに、シャフト14の軸線方向から見て、該シャフト14の軸線D3(軸中心)を通り、且つ、スプリング38における腕部54の軸線D2と直交する面を第2基準面S2とし、該シャフト14の軸線D3を通り、且つ、スプリング38における腕部54の軸線D2と平行な第1基準面S1よりも上方側(矢印C1方向)において、第1端巻部46の内周面と前記第2基準面S2とが交差する端巻交点P1から延長フック部58の先端であるフック端部84までの距離をフック距離L2とすると共に、前記第2基準面S2が前記第1基準面S1よりも上方側(矢印C1方向)で前記シャフト14の外周面と第2基準面S2とが交差するシャフト交点P2から接続片76において前記シャフト交点P2から最も遠い点P3までの距離を係止距離L3とした場合に、前記フック距離L2に対して前記係止距離L3の方が小さくなるように形成される(L2>L3)。
本発明の実施の形態に係る流体弁構造の用いられる吸気制御装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にスロットルボディ12及びスロットルプレート18に対してスプリング38を組み付ける場合について説明する。
先ず、図4Aに示されるスロットルプレート18の連結されたシャフト14の外周側を、第2フック52(第2端巻部48)が前記スロットルプレート18側(矢印A方向)となるようにスプリング38に挿通させた後、前記第2フック52をスロットルプレート18の係止部72に対して係合させる。
具体的には、第2フック52における腕部54が係止部72における接続片76の上部側となるように配置すると共に、図4Bに示されるように、スプリング38をシャフト14の外周面に当たる位置まで係止部72側へと径方向へ偏心させ、且つ、前記係止部72に対して第2フック52を所定角度だけ傾斜させた状態とする。これにより、接続片76の第2高さH2に対し、第2フック52における腕部54と延長フック部58との上下方向(矢印C1、C2方向)の距離(最短距離L1)は差が小さいものであるが、前記腕部54と前記接続片76とのクリアランスと延長フック部58と前記接続片76とのクリアランスは、大きく確保することができる。
そして、腕部54が接続片76における係止縁部78に沿わされると共に、延長フック部58が下側の係止縁部78に沿わされて、前記腕部54と延長フック部58との間に接続片76が挿入されることで、該接続片76の外側を回るようにフック部56が配置され、第2フック52が前記接続片76に対して係合される。
すなわち、図3Bに示されるように、第2フック52は、スロットルプレート18の軸方向(矢印A、B方向)において、接続片76に対して高く形成された脱落防止片74に対して第1及び第2本体部60、62側(矢印A方向)となる接続片76の三方を回り込むように配置されている。
次に、スロットルボディ12における円筒部34のシャフト孔32へとシャフト14を他端部側から挿通させると共に、該円筒部34の外周側を覆うようにスプリング38に円筒部34を挿通させた後、第1フック50をスロットルボディ12の係合部36へと係合させる。
これにより、図3Bに示されるスロットルボディ12側から見て、シャフト14の軸線D2(軸中心)に対してスプリング38の時計回り方向(矢印G1方向)への回転が規制された状態となる。なお、この時点でスプリング38はまだ軸方向(矢印A、B方向)に圧縮されていない状態にある。
そして、シャフト14をスロットルプレート18と共に、スプリング38の弾発力に抗してバルブ16の開方向(時計回り方向、矢印G1方向)へと180°回転させた後に、図1及び図2に示されるように、前記シャフト14及びスロットルプレート18をスロットルボディ12側(矢印B方向)に向かって移動させ、スロットルボディ12に第1端巻部46を当接させながらスプリング38を軸方向(矢印B方向)に圧縮していく。
このとき、スプリング38の第2端巻部48はスロットルプレート18の第1内径ガイド64a、64b及び第2内径ガイド66に対してシャフト14を中心とする半径方向外側へ配置された状態となるため、前記スプリング38は、第1内径ガイド64a、64b及び第2内径ガイド66のガイド作用下にシャフト14及び円筒部34に対して略同軸状となるように保持され、径方向への移動が規制された状態で軸方向(矢印A、B方向)に圧縮される。
最後に、スロットルボディ12において、吸気通路20を通過して検出センサ40側(矢印B方向)へと突出したシャフト14の端部に図示しない係止リングを装着することで、シャフト14の挿入方向となる軸方向(矢印A方向)への移動を規制した後に、吸気通路20内に露呈しているシャフト14に対してバルブ16をねじ22で固定する。
これにより、スロットルボディ12及びスロットルプレート18に対するスプリング38の組み付けが完了し、前記スプリング38の弾発力は、図3Bに示されるシャフト14の軸方向から見て、スロットルプレート18を反時計回り方向(矢印G2方向)に付勢し、該スロットルプレート18に連結されるシャフト14を介してバルブ16を吸気通路20内において全閉状態とする。
次に、上述したようにスプリング38の組み付けられた吸気制御装置10の動作について説明する。
先ず、内燃機関が始動して車両におけるアクセル操作部が操作されていないアイドリング状態において、吸気通路20内でバルブ16と吸気通路20の内周面との隙間を最小とした全閉状態となり、図示しないエアダクトを通じて供給されたアイドル吸気が、前記隙間を通って流れると同時にバイパス通路26を通じてバルブ16の下流側へと流れた後に、図示しないインレットパイプを介して内燃機関のシリンダ室へと供給される。
次に、図示しない運転者によって車両のアクセル操作部が操作されることで、このアクセル操作部に接続されるケーブル68を通じてスロットルプレート18がスプリング38の弾発力に抗して回転し、このスロットルプレート18が所定回転量(回転角度)だけ回転することでシャフト14と共にバルブ16が吸気通路20内で回動する。このバルブ16が回動することで吸気通路20の内周面から離れて前記隙間が増加する。
そして、車両の外部から取り込まれた空気が、図示しないエアダクトを通じて吸気制御装置10の吸気通路20へと流通し、バルブ16の開度によって前記空気の流量が制御された後、下流側に接続されたインレットパイプから内燃機関のシリンダ室へと所望の吸気量で供給される。
また、運転者によるアクセル操作部を操作する力が減少すると、スプリング38の弾発力によってスロットルプレート18に回転力が付勢され、該スロットルプレート18と共にシャフト14及びバルブ16が前記とは反対方向(図3B中、矢印G2方向)に回転することで、初期状態である全閉状態へと復帰する。
以上のように、本実施の形態では、吸気制御装置10を構成するスロットルボディ12とバルブ16の連結されるシャフト14との間に介装されるスプリング38を有し、このスプリング38は、前記シャフト14の端部に連結されるスロットルプレート18とスロットルボディ12との間においてシャフト14の軸線方向(矢印A、B方向)に圧縮され、前記シャフト14の挿通される円筒部34の外周側に配置されると共に、前記スロットルプレート18側(矢印A方向)となる第2端巻部48には、接線方向に延在する腕部54と、該腕部54に対して屈曲して延在するフック部56と、該フック部56に対してさらに屈曲して前記腕部54の延在方向と略平行、且つ、該腕部54とは反対方向に略平行に延在する延長フック部58とを備えている。
一方、スロットルプレート18には、シャフト14の軸線方向に立設しスプリング38の径方向への移動を規制する第1内径ガイド64a、64b及び第2内径ガイド66と、第2フック52が係合されシャフト14に対する相対回転を規制する係止部72とを備える。
この係止部72は、腕部54の軸線方向から見て、シャフト14の軸線D3と直交する第1高さH1を有した脱落防止片74と、該脱落防止片74に対して前記スロットルプレート18側(矢印A方向)に形成され前記第1高さH1よりも小さな第2高さH2を有した接続片76とを有し、前記第1高さH1が、スプリング38における腕部54と延長フック部58との最短距離L1よりも大きく設定され、前記第2高さH2が前記最短距離L1よりも小さく設定されている。
従って、シャフト14に対して回転力を付勢するスプリング38を該シャフト14に挿通させ、脱落防止片74に対して高さ寸法が小さく形成された接続片76に対して第2フック52を係合させた状態とし、スプリング38を軸方向に圧縮して第1内径ガイド64a、64b及び第2内径ガイド66によって径方向への移動を規制することで、スロットルボディ12とスロットルプレート18との間に組み付けている。
その結果、吸気制御装置10においてスプリング38の組付性を低下させることなく、スロットルボディ12とスロットルプレート18に対して係合させ組み付けることが可能となり、しかも、第2フック52を接続片76に対して係合させることで脱落防止片74によって第2フック52の脱落を確実に防止することができる。
また、第2フック52は、スプリング38における腕部54の軸線方向から見て、接続片76においてシャフト14の軸線D3と直交する方向の端縁である係止縁部78から脱落防止片74の前記軸線D3に直交する方向の端縁である脱落防止縁部80まで続く接続縁部82を備え、前記腕部54と前記延長フック部58との最短距離L1と等しい半径Rを有し、前記接続縁部82を中心とした仮想円Fが前記脱落防止片74と交差するように形成している。
これにより、スプリング38に付与される力に起因し、第2フック52に対して腕部54の軸線D2を中心としたねじり方向の力が付与された場合でも、延長フック部58が脱落防止片74を乗り越えてしまうことがなく、前記第2フック52が係止部72に対して確実に保持され脱落が防止される。
さらに、図3Bに示されるシャフト14の軸方向から見て、スプリング38における腕部54の軸線D2によって分割され上方となる第1領域T1に前記シャフト14を配置し、前記軸線D2に対して下方となる第2領域T2にスプリング38の第2フック52を配置すると共に、前記シャフト14の軸線D3(軸中心)を通り前記軸線D2と平行な面を第1基準面S1とした場合、該第1基準面S1に対して上方に配置される前記第1内径ガイド64a、64bの軸方向に沿った突出量を、前記スプリング38における素線42の線径の2倍よりも小さく設定している。
さらにまた、図3Bに示されるシャフト14の軸方向から見て、スプリング38における腕部54の軸線D2と直交して前記シャフト14の軸線D3を通る面を第2基準面S2とした場合、第1領域T1において前記第2基準面S2がスプリング38の第1端巻部46の内周面と交差する端巻交点P1から延長フック部58の先端であるフック端部84までの距離をフック距離L2とし、前記第2基準面S2が前記第1領域T1において前記シャフト14の外周面と交差するシャフト交点P2から前記接続片76において前記シャフト交点P2から最も遠い点P3までの距離を係止距離L3とした場合、前記フック距離L2よりも前記係止距離L3の方が小さく形成されている。
これにより、スプリング38をシャフト14に挿通させた状態で、その第2フック52をスロットルプレート18の係止部72に対して係合させる際、図4Bに示されるように、前記スプリング38をシャフト14の外周面に当たる位置まで前記係止部72側へと移動させることで、延長フック部58のフック端部84を接続片76に対して容易且つ確実に係合させることが可能となる。
その結果、吸気制御装置10においてスロットルプレート18に対するスプリング38の組付性を向上させると同時に、該スロットルプレート18の係止部72に対する第2フック52の脱落を容易に防止することができる。
なお、本発明に係る吸気制御装置に用いられる流体弁構造は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…吸気制御装置 12…スロットルボディ
14…シャフト 16…バルブ
18…スロットルプレート 20…吸気通路
34…円筒部 38…スプリング
50…第1フック 52…第2フック
54…腕部 56…フック部
58…延長フック部 64a、64b…第1内径ガイド
66…第2内径ガイド 72…係止部
74…脱落防止片 76…接続片
H1…第1高さ H2…第2高さ
S1…第1基準面 S2…第2基準面
T1…第1領域 T2…第2領域
前記の目的を達成するために、本発明の態様は、内部に流体が通過する通路を有した弁ボディと、通路の断面積を調整することで流体の流量を調整する弁体と、弁ボディに回転自在に支持され弁体の固定される弁軸と、弁ボディ及び弁軸の双方に係合され弁軸に対して回転力を付勢するスプリングとを備え、
弁ボディは、弁軸を回転自在に支持する支持部と、支持部の外側に形成され弁軸の回転中心である回転軸線と略同軸状に設けられる円筒部とを備え、
弁軸には、回転軸線と略直交方向に延在するように設けられスプリングの回転軸線の方向への移動を規制する回転板が固定されており、
スプリングは、基準軸線を中心として素線が複数回にわたって巻回された巻回部を有したトーションスプリングであり、回転板と弁ボディとの間において基準軸線の方向に圧縮された状態で、巻回部の少なくとも一部が円筒部の外周側に配置され、
回転板が回転軸線の方向に立ち上がる内径ガイドを備え、内径ガイドによって巻回部の少なくとも一部の回転軸線側への移動を規制する流体弁構造において、
スプリングにおいて基準軸線の方向であり回転板側となる端部には、素線を略円形状に屈曲形成した端巻部と、端巻部の接線方向に延在する腕部と、腕部に対して屈曲して延在するフック部と、フック部に対してさらに屈曲して腕部の延在方向と略平行、且つ、腕部の延在する向きとは反対向きに延在する延長フック部とを備え、
回転板は、フック部が係合されフック部と弁軸との回転軸線を中心とした相対回転を規制する回転係止部を備え、
回転係止部は、腕部の中心軸線である腕軸線の方向から見て回転軸線の方向と直交する向きに第1の高さを有した脱落防止片と、脱落防止片に対して回転板側に配置され第1の高さよりも小さな第2の高さを有した係止片とを備え、
第1の高さは腕部と延長フック部との最短距離よりも大きく設定され、第2の高さが最短距離よりも小さく設定される。
また、スプリングには、その基準軸線の方向となる回転板側の端部に、端巻部の接線方向へ延在した腕部と、腕部から屈曲して延在するフック部と、フック部に対してさらに屈曲して腕部の延在方向と略平行、且つ、腕部とは反対向きに延在した延長フック部とを備える。一方、回転板には、フック部が係合され相対回転を規制する回転係止部が設けられ、腕部の腕軸線の方向から見て回転軸線の方向と直交する向きに第1の高さを有した脱落防止片と、脱落防止片に対して回転板側に配置され第1の高さよりも小さな第2の高さを有した係止片とを備えている。そして、第1の高さが、腕部と延長フック部との最短距離に対して大きく、第2の高さが最短距離よりも小さく設定されている。
すなわち、弁体の連結された弁軸及び弁ボディとの双方に対してスプリングを係合させ組み付ける際、回転板に設けられた回転係止部の脱落防止片の第1の高さが、スプリングにおいて略平行に設けられる腕部と延長フック部との最短距離よりも大きく、且つ、脱落防止片に対して回転板側に形成された係止片の第2の高さよりも大きく形成されている。そのため、スプリングにおける腕部、フック部及び延長フック部を係止片へと係合させ、且つ、弁軸の回転軸線の方向に圧縮してスプリングを回転板の内径ガイドによって回転軸線側への移動を規制した状態で弁ボディと回転板との間に組み付けることができる。

Claims (3)

  1. 内部に流体が通過する通路を有した弁ボディと、該通路の断面積を調整することで前記流体の流量を調整する弁体と、前記弁ボディに回転自在に支持され前記弁体の固定される弁軸と、前記弁ボディ及び前記弁軸の双方に係合され前記弁軸に対して回転力を付勢するスプリングとを備え、
    前記弁ボディは、前記弁軸を回転自在に支持する支持部と、該支持部の外側に形成され前記弁軸の回転中心である回転軸線と略同軸状に設けられる円筒部とを備え、
    前記弁軸には、前記回転軸線と略直交方向に延在するように設けられ前記スプリングの前記回転軸線の方向への移動を規制する回転板が固定されており、
    前記スプリングは、基準軸線を中心として素線が複数回にわたって巻回された巻回部を有したトーションスプリングであり、前記回転板と前記弁ボディとの間において前記基準軸線の方向に圧縮された状態で、前記巻回部の少なくとも一部が前記円筒部の外周側に配置され、
    前記回転板が前記回転軸線の方向に立ち上がる内径ガイドを備え、該内径ガイドによって前記巻回部の少なくとも一部の前記回転軸線側への移動を規制する流体弁構造において、
    前記スプリングにおいて前記基準軸線の方向であり前記回転板側となる端部には、前記素線を略円形状に屈曲形成した端巻部と、該端巻部の接線方向に延在する腕部と、該腕部に対して屈曲して延在するフック部と、該フック部に対してさらに屈曲して前記腕部の延在方向と略平行、且つ、該腕部の延在する向きとは反対向きに延在する延長フック部とを備え、
    前記弁軸には、前記フック部が係合され該フック部と前記弁軸との前記回転軸線を中心とした相対回転を規制する回転係止部を備え、
    前記回転係止部は、前記腕部の中心軸線である腕軸線の方向から見て前記回転軸線の方向と直交する向きに第1の高さを有した脱落防止片と、該脱落防止片に対して前記回転板側に配置され前記第1の高さよりも小さな第2の高さを有した係止片とを備え、
    前記第1の高さは前記腕部と前記延長フック部との最短距離よりも大きく設定され、前記第2の高さが前記最短距離よりも小さく設定される、吸気制御装置に用いられる流体弁構造。
  2. 請求項1記載の流体弁構造において、
    前記回転係止部は、前記腕軸線の方向から見て、前記係止片において前記回転軸線と直交する方向の端縁である係止縁部から前記脱落防止片の前記回転軸線に直交する方向の端縁である脱落防止縁部まで続く接続縁部を備え、
    前記腕軸線の方向から見て、前記接続縁部を基点とし前記腕部と前記延長フック部との最短距離と等しい半径を有した仮想円が前記脱落防止片に対して交差するように形成される、吸気制御装置に用いられる流体弁構造。
  3. 請求項1又は2記載の流体弁構造において、
    前記回転軸線の方向から見て、前記腕軸線によって分割され該腕軸線に対して直交方向となる第1の方向に設けられた第1領域に前記弁軸が配置され、前記第1の方向とは反対方向となる第2の方向に設けられた第2領域に前記フック部が配置され、
    前記回転軸線の方向から見て、該弁軸の中心を通り前記腕軸線と平行な面を第1基準面とすると、該第1基準面に対して前記第1の方向に配置される前記内径ガイドの前記弁軸の軸方向への突出量が、前記素線の線径の2倍よりも小さく設定され、
    前記回転軸線の方向から見て、前記腕軸線と直交し前記弁軸の軸中心を通る面を第2基準面とすると、前記回転軸線の方向から見て、前記第2基準面が前記第1領域において前記端巻部と交差する端巻交点から前記延長フック部が延在方向に沿った先端であるフック端部までの距離をフック距離とし、前記第2基準面が前記第1領域において前記弁軸の外周面と交差する軸交点から前記係止片における前記軸交点から最も遠い点までの距離を係止距離とした場合、前記フック距離よりも前記係止距離のほうが小さい、吸気制御装置に用いられる流体弁構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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