JP2020165226A - 排気構造と、当該排気構造を備えている作業機 - Google Patents

排気構造と、当該排気構造を備えている作業機 Download PDF

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輝夫 国沢
Teruo Kunisawa
輝夫 国沢
聖司 松井
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聖司 松井
準起 伊藤
Junki Ito
準起 伊藤
治人 池田
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治人 池田
正光 伊達
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Abstract

【課題】排気温度及び騒音の低減効果に優れ、且つ限られた設置スペースに設置することのできる排気構造を提供する。【解決手段】作業機の排気構造は、原動機から排出される排ガスが導入される第1マフラと、第1マフラから吐出された排ガスを受け入れる第1受入部と、第1受入部から受け入れた排ガスを通過させるマフラ本体部と、マフラ本体部から排ガスを吐出する吐出部と、を有する第2マフラと、第2マフラから吐出された排ガスが導入される第3マフラと、第3マフラから吐出された排ガスを排出するテールパイプと、を備え、第1受入部及び吐出部は、マフラ本体部に対して同一方向側に配置されており、原動機から第1マフラを介して第1受入部に至る排ガス経路の少なくとも一部と、吐出部から第3マフラを介してテールパイプに至る排ガス経路の少なくとも一部とが互いに対向する位置に配置されている。【選択図】図12A

Description

本発明は、排気構造と、当該排気構造を備えている作業機に関する。
従来、特許文献1に開示された作業機の排気構造が知られている。
特許文献1には、エンジンに接続されたマフラと、エンジンを覆うボンネットと、マフラに接続された排気パイプと、を備え、排気パイプをボンネットの後上部を貫通させて上方に突出させた排気構造が開示されている。
特開2006−266040号公報
ところで、排気の温度や騒音を十分に低減するためには大型のマフラを搭載すること、或いは複数のマフラを搭載することが考えられるが、作業機のサイズによっては十分なマフラの設置スペースを確保することが困難な場合があった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、排気温度及び騒音の低減効果に優れ、且つ限られた設置スペースに設置することができる排気構造の提供を目的とする。
本発明の一態様に係る作業機の排気構造は、原動機から排出される排ガスが導入される第1マフラと、第1マフラから吐出された排ガスを受け入れる第1受入部と、第1受入部から受け入れた排ガスを通過させるマフラ本体部と、マフラ本体部から排ガスを吐出する吐出部と、を有する第2マフラと、第2マフラから吐出された排ガスが導入される第3マフラと、第3マフラから吐出された排ガスを排出するテールパイプと、を備え、第1受入部及び吐出部は、マフラ本体部に対して同一方向側に配置されており、原動機から第1マフラを介して第1受入部に至る排ガス経路の少なくとも一部と、吐出部から第3マフラを介してテールパイプに至る排ガス経路の少なくとも一部とが互いに対向する位置に配置されている。
上記作業機の排気構造によれば、第1〜第3マフラを備えることにより、排気温度及び騒音の低減効果を向上させることができる。また、排ガス経路を第2マフラで反転させる構成とし、原動機から第1マフラを介して第1受入部に至る排ガス経路の少なくとも一部と、吐出部から第3マフラを介してテールパイプに至る排ガス経路の少なくとも一部とを対向配置することで、第1〜第3マフラを限られた設置スペースに効率よく配置することができる。
旋回台、ボンネット、及び保護機構を示す左後方斜視図である。 旋回台、ボンネット、及び保護機構を示す右後方斜視図である。 旋回フレームを示す右後方斜視図である。 旋回フレームを示す平面図である。 ボンネットを示す平面図である。 ボンネットの開閉を示す旋回台の左後方斜視図である。 保護機構の取り付けを示す右後方斜視図である。 運転席、コンソールボックス、操作装置、及びアームレストを示す右前方斜視図である。 支持体を示す右後方斜視図である。 支持体を示す左前方斜視図である。 支持体へのカバーの着脱を示す図である。 収容部及び設置部を示す左後方斜視図である。 基部、第1枢支ブラケット、第1枢支軸、第2枢支ブラケット、及び第2枢支軸を示す右後方斜視図である。 基部、第1枢支ブラケット、第1枢支軸、第2枢支ブラケット、及び第2枢支軸の取り付けを示す分解図である。 係止機構の動作を示す左側面図である。 支持機構が設置位置K1である場合の旋回台及び支持機構を示す右後方斜視図である。 支持機構が設置位置K1である場合のボンネット及び支持機構を示す平面図である。 支持機構が退避位置K2である場合の旋回台及び支持機構を示す左後方斜視図である。 支持機構が退避位置K2である場合のボンネット及び支持機構を示す平面図である。 支持機構が垂下位置K3である場合の旋回台及び支持機構を示す左後方斜視図である。 支持機構が垂下位置K3である場合のボンネット及び支持機構を示す平面図である。 旋回作業機のシステムを示す概略図である。 操作具及び複数のインジケータを示す平面図である。 排気構造を示す右後方斜視図である。 排気構造の取り付けを示す右前方斜視図である。 排気構造の平面図である。 排気構造の取り付けを示す右前方斜視図である。 排気構造の平面断面図である。 変形例における排気構造を示す右後方斜視図である。 変形例における排気構造の取り付けを示す右前方斜視図である。 旋回作業機を示す概略側面図である。 旋回作業機を示す概略平面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図14は、本実施形態に係る旋回作業機(作業機)1であるバックホーの全体構成を示す概略側面図である。図15は、旋回作業機1の全体構成を示す概略平面図である。
図14に示すように、旋回作業機1は、旋回台(機体)2と、走行装置10と、作業装置20と、を備えている。旋回台2上には運転席8が設けられており、当該運転席8の周囲は、保護機構60によって覆われている。本実施形態においては、旋回作業機1の運転席8に着座した作業者の前側(図14、図15の矢印A1方向)を前方、作業者の後側(図14、図15の矢印A2方向)を後方、作業者の左側(図14の手前側、図15の矢印B1方向)を左方、作業者の右側(図14の奥側、図15の矢印B2方向)を右方として説明する。
また、前後方向に直交する方向である水平方向を機体幅方向(図15参照)として説明する。旋回台2の機体幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を外方として説明する。言い換えれば、外方とは、機体幅方向であって旋回台2の機体幅方向の中心から離れる方向のことである。外方とは反対の方向を、内方(内側)として説明する。言い換えれば、内方とは、機体幅方向であって旋回台2の機体幅方向の中心に近づく方向である。
図14に示すように、旋回台2は、走行フレーム11上に旋回ベアリング3を介して縦軸(上下の方向に延伸する軸心)廻りに回転可能(左側及び右側に旋回可能)に支持されている。旋回ベアリング3の中心は、旋回軸心(旋回中心)である。旋回台2には、油圧モータからなる旋回モータ(図示略)が取り付けられている。この旋回モータは、旋回台2を旋回軸心廻りに回転駆動するモータである。旋回モータは、保護機構60の下方であって、運転席8の前部の下方に設けられており、後述の旋回基板32に取り付けられている。
図15に示すように、旋回台2には、原動機4、油圧ポンプ5が設けられている。即ち、原動機4は、旋回台2に搭載され、詳しくは、旋回台2の後部に形成されたエンジンルームEに配置されている。原動機4は、燃料によって駆動可能する火花点火式のエンジンである。原動機4の機体幅方向の他方側の部分(右部)は、フライホイール4cであり、当該フライホイール4cの右側には、油圧ポンプ5が設けられている。油圧ポンプ5は、原動機4の駆動力で駆動され、旋回作業機1に装備された油圧モータ及び油圧シリンダ等の油圧アクチュエータを駆動させる作動油(油圧)を吐出する。
図14に示すように、走行装置10は、走行フレーム11と、走行機構12と、を有する。走行機構12は、例えば、クローラ式である。図15に示すように、走行機構12は、走行フレーム11の機体幅方向の一方側(左側)と他方側(右側)とにそれぞれ設けられている。図14に示すように、走行機構12は、アイドラ13と、駆動輪14と、複数の転輪15と、エンドレスのクローラベルト16と、油圧モータからなる走行モータ17と、を有する。アイドラ13は、走行フレーム11の前部に配置され、駆動輪14は、走行フレーム11の後部に配置されている。複数の転輪15は、アイドラ13と駆動輪14との間に設けられている。クローラベルト16は、アイドラ13、駆動輪14、及び転輪15に亘って巻掛けられている。走行モータ17は、駆動輪14を駆動することでクローラベルト16を周方向に循環回走させる。走行装置10の前部には、ドーザ装置18が装着されている。
作業装置20は、旋回台2に設けられており、詳しくは、当該旋回台2の前部に設けられ、且つ原動機4の駆動によって作動する。図14、図15に示すように、作業装置20は、ブーム23と、アーム25と、バケット(作業具)27とを有する。ブーム23の基端側は、スイングブラケット21に横軸(機体幅方向に延伸する軸心)廻りに回動可能に枢着されている。これによって、ブーム23が上下方向(鉛直方向)に揺動可能とされている。アーム25は、ブーム23の先端側に横軸廻りに回動可能に枢着されている。これによって、アーム25が前後方向或いは上下方向に揺動可能とされている。バケット27は、アーム25の先端側にスクイ動作及びダンプ動作可能に設けられている。旋回作業機1は、バケット27に代えて、或いは加えて、油圧アクチュエータにより駆動可能な他の作業具(油圧アタッチメント)を装着することが可能である。この他の作業具としては、油圧ブレーカ、油圧圧砕機、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノーブロア等が例示できる。
図14に示すように、スイングブラケット21は、旋回台2の右側に備えられたスイングシリンダ22の伸縮によって揺動可能とされている。ブーム23は、ブームシリンダ24の伸縮によって揺動可能とされている。アーム25は、アームシリンダ26の伸縮によって揺動可能とされている。バケット27は、バケットシリンダ(作業具シリンダ)28の伸縮によってスクイ動作及びダンプ動作可能とされている。スイングシリンダ22、ブームシリンダ24、アームシリンダ26、及びバケットシリンダ28は、油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)によって構成されており、油圧ポンプ5が吐出した作動油、即ち原動機4の駆動によって駆動する。
以下、旋回台2について説明する。旋回台2は、旋回フレーム31と、旋回フレーム31の後部に取り付けられたウエイト38と、を有する。図2A、図2Bに示すように、旋回フレーム31は、旋回基板(基板)32と、複数の縦リブ(第1縦リブ33及び第2縦リブ34)と、支持ブラケット35と、仕切り板36と、支持フレーム37と、を有する。また、旋回フレーム31には、旋回台2に搭載される機器、タンク類、その他の部品等を取り付けるためのブラケットやステー等が設けられている。
旋回基板32は、厚板鋼板等から形成され、板面が上下方向を向くように配置されている。旋回基板32は、旋回ベアリング3を介して走行装置10上に旋回軸心廻りに回転可能に支持される。
図2A、図2Bに示すように、第1縦リブ33及び第2縦リブ34は、旋回基板32を補強する部材であって、旋回基板32の前部から後部へと延伸して設けられている。第1縦リブ33及び第2縦リブ34は、旋回基板32上に立設され、機体幅方向に離反して並設されている。第1縦リブ33は、旋回基板32の左側に配置されており、第2縦リブ34は、旋回基板32の右側に配置されている。
図2A、図2Bに示すように、支持ブラケット35は、第1縦リブ33及び第2縦リブ34の前部に設けられている。支持ブラケット35と第1縦リブ33及び第2縦リブ34の前部とは、旋回基板32の機体幅方向の中央から右方に偏倚した位置に設けられている。図14に示すように、支持ブラケット35には、スイングブラケット21が、縦軸(上下の方向に延伸する軸心)廻りに揺動可能に取り付けられており、スイングブラケット21には、作業装置20が取り付けられている。
仕切り板36は、エンジンルームEの前面下部を仕切る部材である。図2A、図2Bに示すように、仕切り板36は、板面が前後方向に向いており、旋回基板32の後部において機体幅方向の一方側(左側)から他方側(右側)に亘って配置されている。
図2A、図2Bに示すように、支持フレーム37は、旋回基板32の後部であって、仕切り板36の後方に立設されている。支持フレーム37は、ボンネット40(エンジンルームE)内に配置されていて、ボンネット40及び原動機4の周辺部品を支持する。支持フレーム37は、旋回基板32に立設された複数の脚部材(第1脚37a、第2脚37b、及び第3脚37c)と、これら複数の脚部材の上部に固定された杆部材37dと、を有する。
第1脚37aは、第1支柱部37a1と、第1延出部37a2と、を有する。図2A、図2Bに示すように、第1支柱部37a1は、エンジンルームEの前部左側に立設されており、上下方向に延びている。具体的には、第1支柱部37a1の下端は、仕切り板36の後面左側に取り付けられている。第1延出部37a2は、第1支柱部37a1の上端から後上方に延出されており、中途部で屈曲し、略上方に延びている。
第2脚37bは、第2支柱部37b1と、第2延出部37b2と、を有する。図2A、図2Bに示すように、第2支柱部37b1は、エンジンルームEの前部右側に立設されており、上下方向に延びている。具体的には、第2支柱部37b1の下端は、仕切り板36の後面右側に取り付けられている。第2延出部37b2は、第2支柱部37b1の上端から後上方に延出されており、中途部で屈曲し、略上方に延びている。
第3脚37cは、第3支柱部37c1と、第3延出部37c2と、を有する。図2A、図2Bに示すように、第3支柱部37c1は、エンジンルームEの後部に立設されており、上下方向に延びている。第3延出部37c2は、第3支柱部37c1の上端から前上方に延出されており、中途部で屈曲し、前方に延びている。
図2Aに示すように、杆部材37dは、板面が上下方向を向くように、機体幅方向に延びて配置されており、第1延出部37a2の上端、第2延出部37b2の上端、及び第3延出部37c2の上端に亘って載置され、且つこれら各延出部に固定されている。
図1A、図1Bに示すように、ウエイト38は、エンジンルームEの左側面下部、右側面下部及び背面下部を形成する。
以下、旋回台2の後部に搭載された機器について説明する。図3A等に示すように、旋回台2には、燃料タンク50、ラジエータ52、オイルクーラ53、及び排気構造54が搭載されている。燃料タンク50は、原動機4に供給する燃料(本実施形態ではガソリン、第1燃料)を貯留するタンクである。燃料タンク50は、旋回台2の機体幅方向の他方側(右側)に配置され、詳しくは、運転席8の右側に配置されている。燃料タンク50は、タンク本体50aと、タンク本体50aに連通する給油口50bと、を含んでいる。燃料タンク50は、ブロー成形や回転成形等によって形成された中空構造の樹脂製品である。なお、燃料タンク50は、樹脂製品に限らず金属製であってもよい。給油口50bは、例えばタンク本体50aの上部から、右上方に延びている。給油口50bは、右上方に向かって開口しており、端部が、燃料キャップによって開閉可能となっている。
ラジエータ52は、原動機4の冷却液を冷却する機器である。オイルクーラ53は、作動油タンクに戻る作動油を冷却する機器である。図3Aに示すように、ラジエータ52及びオイルクーラ53は、原動機4の左方に配置されており、且つ機体幅方向に沿って並べて配置されている。詳しくは、ラジエータ52は、オイルクーラ53より原動機4に近い側に配置されている。即ち、原動機4の左側方にラジエータ52が配置され、ラジエータ52の左方にオイルクーラ53が配置されている。オイルクーラ53は、ラジエータ52に対向して配置されている。なお、ラジエータ52と原動機4との間には、原動機4の駆動力で駆動される冷却ファンが設けられる。この冷却ファンは、吸い込み式のファンであり、オイルクーラ53の左方から空気を吸い込んで原動機4側へと流す。
図3Aに示すように、排気構造54は、旋回台2の機体幅方向の他方側に配置されており、原動機4のエキゾーストマニホールド(図示略)と接続されている。原動機4が排出した排気(排ガス)の温度、及び騒音の低減と有害物質の除去を行い外部に排出する。
以下、旋回台2に設けられ、且つ原動機4、油圧ポンプ5、燃料タンク50、バッテリ、作動油タンク、ラジエータ52、及びオイルクーラ53を覆う外装カバーについて説明する。外装カバーは、ボンネット40を有している。図3A、図3Bに示すように、ボンネット40は、主に原動機4を覆うカバーであり、当該原動機4を収容するエンジンルームEを形成する。ボンネット40は、ボンネットセンタ41と、後部ボンネット42と、第1側部ボンネット43と、第2側部ボンネット44と、を含んでいる。
図3Aに示すように、ボンネットセンタ41は、原動機4の上方及び前方を覆うカバー部材であり、保護機構60の室内とエンジンルームEとを遮断している。ボンネットセンタ41は、杆部材37dの上部にボルト等の締結部材により締結されており、ボンネットセンタ41の下部は、仕切り板36の上部に取り付けられている。
後部ボンネット42は、原動機4の後方を覆うカバー部材であり、支持フレーム37に揺動可能に連結されており、図3Bに示すように、開閉可能とされている。詳しくは、後部ボンネット42の前部は、ヒンジ構造体45によって支持フレーム37に揺動可能に連結されており、当該ヒンジの揺動軸廻りに開閉可能となっている。言い換えると、ボンネット40は、開閉可能である。
図3Bに示すように、第1側部ボンネット43は、原動機4及び油圧ポンプ5の左方を覆うカバー部材である。第2側部ボンネット44は、原動機4、ラジエータ52及びオイルクーラ53の右方を覆うカバー部材である。第2側部ボンネット44には、エンジンルームE(ボンネット40)内に空気を取り入れるための開口が形成される。
次に、後部ボンネット42を支持するヒンジ構造体45について説明する。ヒンジ構造体45は、後部ボンネット42の機体幅方向の内側に配置されており、ヒンジ構造体45は、固定ヒンジ45aを含んでいる。図2Aに示すように、固定ヒンジ45aは、杆部材37dの上部に固定された支持フレーム37に固定されている。固定ヒンジ45aは、厚板鋼板によって形成されており、支持フレーム37の機体幅方向の内側であって、且つ一方側(左側)と他方側(右側)とに固定されている。固定ヒンジ45aは、支持フレーム37の下部から後方に延びている。固定ヒンジ45aの先端側(後側)には、機体幅方向に延びるヒンジ軸(図示略)が設けられており、固定ヒンジ45aは、当該ヒンジ軸を介して後部ボンネット42を揺動可能に支持している。即ち、後部ボンネット42は、ヒンジ軸廻りに上方へ揺動させてエンジンルームEの内部と外部とを連通させる開放状態と、ヒンジ軸廻りに下方へ揺動させてエンジンルームEの内部と外部とを遮断する閉鎖状態とに切り換えることができる。
図1A、図1B、図3Bに示すように、後部ボンネット42には、ロックレバー45bが設けられている。具体的には、例えばロックレバー45bは、後部ボンネット42の下部に設けられており、当該後部ボンネット42の閉鎖状態を維持する部材である。ロックレバー45bは、上下方向に揺動操作可能であり、エンジンルームEの内部に設けられたストライカー等の被係止部材(図示略)と係止、又は当該係止の解除を切換操作することができる。即ち、後部ボンネット42を開放状態にする場合、作業者は、ロックレバー45bを引き上げ、当該ロックレバー45bと被係止部材との係止を解除し、後部ボンネット42を引き上げる。なお、ヒンジ構造体45は、後部ボンネット42を開閉状態と閉鎖状態とに切換可能に支持できればよく、従来技術を適用可能であり、上記構成に限定されない。
以下、旋回台2に設けられ、且つ運転席8を覆う保護機構60について説明する。図1A、図1B、図14、図15に示すように、保護機構60は、旋回台2の後部寄りに搭載されており、運転席8を保護している。図1A、図1Bに示すように、保護機構60は、支柱61と、ルーフ62と、を有している。支柱61は、少なくともボンネット40の上方に配置されており、機体幅方向に間隔を隔てて配置されている。本実施形態において、保護機構60は、旋回台2の前部に配置され設けられた一対の支柱61と、ボンネット40の上方に設けられた一対の支柱61と、を有している4柱構造のキャノピである。つまり、保護機構60は、少なくとも後述する第1後支柱61b1及び第2後支柱61b2を有する構成であればよく、2柱構造或いは3柱構造のキャノピであってもよく、キャビンであってもよい。支柱61は、ルーフ62の前部を支持する一対の前支柱61aと、ルーフ62の後部を支持する一対の後支柱61bと、を含んでいる。
図1A、図1Bに示すように、一対の前支柱61aは、旋回台2の機体幅方向の一方側(左側)に配置された第1前支柱61a1と、他方側(右側)に配置された第2前支柱61a2と、を含んでいる。第1前支柱61a1及び第2前支柱61a2は、旋回台2の前部において機体幅方向に互いに間隔を隔てて設けられ、上下方向に延びている。また、第1前支柱61a1及び第2前支柱61a2は、保護機構60の前側のコーナ部に位置し、ルーフ62の前側のコーナ部を支持している。
図1A、図1Bに示すように、一対の後支柱61bは、旋回台2の機体幅方向の一方側(左側)に配置された第1後支柱61b1と、他方側(右側)に配置された第2後支柱61b2と、を含んでいる。第1後支柱61b1及び第2後支柱61b2は、旋回台2の後部において機体幅方向に互いに間隔を隔てて設けられ、上下方向に延びている。また、第1後支柱61b1及び第2後支柱61b2は、保護機構60の後側のコーナ部に位置し、ルーフ62の後側のコーナ部を支持している。
図1A、図1B、図14、図15に示すように、ルーフ62は、運転席8の上部を覆う略板状の構造体であり、板面が上下方向を向くように、支柱61の上部に支持されている。ルーフ62は、旋回台2の前部から後部に亘って延び、且つ旋回台2の機体幅方向の一方側(左側)から他方側(右側)に亘って延びている。
図1A、図1B、図4Aに示すように、保護機構60の前部の下端部には、前下枠63が設けられている。前下枠63は、第1前支柱61a1の下端部と、第2前支柱61a2の下端部との間に亘って設けられている。即ち、前下枠63は、機体幅方向に延びており、第1前支柱61a1、第2前支柱61a2、ルーフ62、及び前下枠63は、保護機構60の内部と当該保護機構60の前方とを連通する保護機構60の前部の窓を形成している。
また、図1A、図1B、図4Aに示すように、保護機構60の後部の下端部には、後下枠64が設けられている。後下枠64は、第1後支柱61b1の下端部と第2後支柱61b2の下端部との間に亘って設けられている。後下枠64は、前下枠63よりも高い位置に設けられている。後下枠64は、機体幅方向に延びており、第1後支柱61b1、第2後支柱61b2、ルーフ62、及び後下枠64は、保護機構60の内部と当該保護機構60の後方とを連通する保護機構60の後部の窓を形成している。
以下、保護機構60の前側の支持について説明する。図4Aに示すように、旋回台2は、前下枠63を支持するフロントマウント部材39(第1フロントマウント39a及び第2フロントマウント39b)を備えている。第1フロントマウント39aは、旋回台2の前部における機体幅方向の一方側(左側)に設けられ、詳しくは、スイングブラケット21の左側に配置されている。第1フロントマウント39aは、ボルト等の締結部材により前下枠63の左側と組み付けられる。
一方、第2フロントマウント39bは、旋回台2の前部における機体幅方向の他方側(右側)に設けられ、詳しくは、スイングブラケット21の右側に配置されている。第2フロントマウント39bは、ボルト等の締結部材により前下枠63の右側と組み付けられる。
なお、保護機構60の前側の支持は、従来技術を適用可能であり、第1フロントマウント39a及び第2フロントマウント39bが防振ゴムを有し、旋回台2に対して保護機構60の前側を支持して防振するような構成であってもよく、上記構成に限定されない。
以下、保護機構60内部の運転席8の周辺について説明する。図4Bに示すように、運転席8の周囲には、コンソールボックス(操作台)70と、旋回作業機1を操作する操作装置71と、アームレスト75と、が設けられている。コンソールボックス70は、運転席8の側方、つまり機体幅方向両側に一対配置されており、運転席8の前部から運転席8の後方に亘って延びている。機体幅方向の他方側(右側)に配置されたコンソールボックス70の後部は、前後方向において運転席8の背もたれ部8aと重複(オーバーラップ)している。
操作装置71は、作業者が操作することで旋回作業機1を操作可能な装置である。図4Bに示すように、操作装置71は、第1操縦レバー72と、第2操縦レバー73と、設定ダイヤル74と、を含んでいる。第1操縦レバー72、第2操縦レバー73、及び設定ダイヤル74は、コンソールボックス70の上部に設けられている。
第1操縦レバー72は、機体幅方向の一方側(左側)のコンソールボックス70の前側上部に配置されており、ブーム23及びバケット27を操作可能な装置である。
第2操縦レバー73は、機体幅方向の他方側(右側)のコンソールボックス70の上部に配置されており、旋回及びアーム25を操作可能な装置である。
設定ダイヤル74は、例えば運転席8の他方側(右側)のコンソールボックス70の後側上部に配置されている。設定ダイヤル74は、複数の切換位置を有したセレクタスイッチ等のダイヤル状のスイッチであり、原動機4の回転数を設定可能である。
図4Bに示すように、アームレスト75は、運転席8の側方、即ち運転席8の機体幅方向の一方側(左側)と、他方側(右側)と、にそれぞれ設けられている。アームレスト75は、運転席8の着座した作業者が操縦レバーを握っている状態で肘や腕を置く部材である。例えば、機体幅方向の一方側(左側)のアームレスト75は、コンソールボックス70の上部であって、第1操縦レバー72の後方に配置されている。また、機体幅方向の他方側(右側)のアームレスト75は、コンソールボックス70の上部であって、第2操縦レバー73と、設定ダイヤル74と、の間に配置されている。
アームレスト75は、立設部75aと、載置部75bと、を有している。立設部75aは、コンソールボックス70の上部から上方に立設している部分であり、載置部75bを支持する。載置部75bは、作業者が肘や腕を置く部分であり、立設部75aの上部から後方に延設されている。
図1、図2、図10、図14等に示すように、旋回作業機1は、燃料(気体燃料、第2燃料)を収容する燃料ボンベ130(収容物)を備えている。燃料ボンベ130は、例えば有底の円柱状の容器であり、内部に圧縮した第2燃料を圧縮気体又は液体の状態で収容する。即ち、燃料ボンベ130は、高圧ガス容器である。第2燃料は、原動機4を駆動させる燃料であり、例えば、圧縮天然ガス(CNG)、液化天然ガス(LNG)、圧縮石油ガス(CPG)、及び液化石油ガス(LPG)である。燃料ボンベ130に収容された第2燃料は、当該燃料ボンベ130に接続されたホースを介して原動機4に供給される。
図1A、図1B、図4A等に示すように、旋回作業機1は、ボンネット40と支柱61との間に形成され、燃料ボンベ130(収容物)を収容する収容部81を備えている。これによって、旋回作業機1は、ボンネット40と支柱61との間の空間を有効利用して、燃料ボンベ130を収容する空間を確保することができる。また、旋回作業機1は、支柱61を支持するとともに収容部81を形成する支持体80を備えている。支持体80は、旋回台2に設けられており、保護機構60の支柱61のうち、ボンネット40の上方に配置された支柱61を支持する。例えば、支持体80は、旋回台2の後部に配置され、後支柱61bを支持する。
図5Aに示すように、支持体80は、底部材82と、フレーム体83と、縦部材84と、上部材85と、を有している。底部材82は、支持体80の下部を構成する部分であり、板面が上下方向に向くように配置され、且つ機体幅方向の長さ及び前後方向の長さが上下方向の長さよりも長い板状部分である。底部材82は、ボンネットセンタ41(ボンネット40)の上方に位置しており、ボンネットセンタ41を介して、杆部材37d(支持フレーム37)の上部にボルト等の締結部材により締結されている。
図5A、図5B、図6Aに示すように、フレーム体83は、底部材82の上部に設けられており、後述する取付部86を旋回台2に対して支持する。フレーム体83は、例えば中空のパイプ部材を曲げ加工することで形成されており、第1柱部83aと、第2柱部83bと、連結杆83cと、を含んでいる。第1柱部83aは、フレーム体83の一方側(左側)を構成し、第2柱部83bは、フレーム体83の他方側(右側)を構成する。第1柱部83a及び第2柱部83bは、底部材82の上部に機体幅方向に離反して立設されている。
図5B、図6Aに示すように、第1柱部83aは、ボンネット40の前側から上方に延伸する第1部分83a1と、第1部分83a1の上端部から後方に湾曲している第2部分83a2と、を有している。第1部分83a1は、底部材82の左端の上部から上方に延びている。第2部分83a2の後端側は、右方に湾曲している。第2柱部83bは、ボンネット40の前側から上方に延伸する第1部分83b1と、第1部分83b1の上端部から後方に湾曲している第2部分83b2と、を有している。第1部分83b1は、底部材82の左端の上部から上方に延びている。第2部分83b2の後端側は、左方に湾曲している。即ち、ボンネット40(後部ボンネット42)と、第1部分83a1,83b1と、第2部分83a2,83b2と、は、ボンネット40の上方の空間を囲むことで収容部81を形成する。
図5A、図5B、図6Aに示すように、連結杆83cは、第1柱部83aの上端と第2柱部83bの上端との間に亘って延びており、第1柱部83aと第2柱部83bとを連結している。
図5A、図5B、図6Aに示すように、縦部材84は、ボンネット40の前側から上方に延伸している。即ち、縦部材84は、ボンネット40の前側と、運転席8の背もたれ部8aの後側との間に配置されており、運転席8と燃料ボンベ130との間を区切る。縦部材84は、フレーム体83の第1柱部83aの下端側の前部及び第2柱部83bの下端側の前部を連結しており、上下方向の長さ及び機体幅方向の長さが前後方向の長さよりも長く、板面が前後方向に向くように配置された板状部材である。
図5A、図5B、図6Aに示すように、縦部材84は、中央部に前方に向かって凹んでいる凹部84aを含んでいる。凹部84aは、一対の側部84a1と傾斜部84a2とを有している。側部84a1は、機体幅方向に離反して配置されており、前後方向の長さ及び上下方向の長さが機体幅方向の長さよりも長く、例えば側方視で略台形形状の板状部である。
図5Bに示すように、傾斜部84a2は、一対の側部84a1の前側の縁に沿って屈曲している。詳しくは、傾斜部84a2の一方側(左側)の縁は、左側の側部84a1の縁と連結されており、他方側(右側)の縁は、右側の側部84a1の縁と連結されている。
上部材85は、縦部材84の上部から後方に延設され、且つ、機体幅方向の一方側(左側)から他方側(右側)に延伸しており、ボンネット40の上方に位置している。図5Bに示すように、上部材85は、第1柱部83aの上端側及び第2柱部83bの上端側を連結し、連結杆83cに延び、縦部材84の上端部から第1柱部83aの中途部及び第2柱部83bの中途部に沿って、後上方に向かって湾曲している。また、上部材85は、縦部材84とともにボンネット40の上方を覆っている。これによって、ボンネット40と、縦部材84と、上部材85と、は、ボンネット40の上方の空間を囲むことで収容部81を形成している。
取付部86は、保護機構60の支柱61bが取り付けられる部分である。図5A、図5Bに示すように、取付部86は、支持体80の上部、詳しくは、フレーム体83と連結されており、上部材85の機体幅方向の一方側(左側)と、他方側(右側)と、に板面が上下方向を向くように設けられた板状部材である。つまり、取付部86は、保護機構60の後下枠64と連結されることで後支柱61bを支持しており、後支柱61b(支柱61)は、取付部86を介して、第1柱部83aと、第2柱部83bと、上部材85の機体幅方向の一方側(左側)及び他方側(右側)と、に取り付けられている。取付部86及び後下枠64は、ボルト等の締結部材により締結されている。このため、保護機構60は、取付部86、つまり支持体80を介して旋回台2に支持されている。これによって、ルーフ62による加重を上部材85の機体幅方向の一方側(左側)と他方側(右側)とで分散することができる。なお、取付部86は、防振ゴムを有し、旋回台2に対して保護機構60の後部を支持して防振するような構成であってもよいし、その支持構造は、従来技術を適用可能であり、上記構成に限定されない。
なお、上述した実施形態においては、後支柱61b(支柱61)は、支持体80の第1柱部83a及び第2柱部83bに支持されているが、収容部81は、ボンネット40と支柱61との間に形成されていればよく、第1柱部83aと支柱61(第1後支柱61b1)とが一体として形成され、第2柱部83bと支柱61(第2後支柱61b2)とが一体として形成され、ボンネット40と、支柱61の第1部分83a1,83b1と、支柱61の第2部分83a2,83b2と、が空間を囲むことで収容部81を形成するような構成であってもよい。斯かる場合、支柱61は、ボンネット40の前側から上方に延伸する第1部分83a1,83b1と、第1部分83a1,83b1の上端部から後方に湾曲してボンネット40の上方に配置される第2部分83a2,83b2と、第2部分83a2,83b2の上部から上方に延伸する第3部分(後支柱)61bと、を有している。
図1B、図5C、図14に示すように、収容部81は、収容空間の後方側を覆うカバー87を含んでいてもよい。図5Cに示すように、カバー87は、後壁部87aと、周壁部87bと、を有している。後壁部87aは、板面が前後方向に向くように配置され、機体幅方向の長さが上下方向の長さよりも長く、前後方向の長さが機体幅方向の長さ及び上下方向の長さよりも短い略長方形状の板状部である。周壁部87bは、後壁部87aの外周の少なくとも一部から前方に延設されており、後壁部87aの前方の空間を囲む。例えば、周壁部87bは、後壁部87aの一方側(左側)と他方側(右側)との側部から延設されている。なお、カバー87は、ボルト等の締結部材によりフレーム体83に取り付けられてもよいし、フレーム体83と嵌合して取り付けてもよいし、その取付方法は限定されない。また、カバー87を支持体80に対して開閉可能に取り付けてもよい。例えば、後述する延設部114、或いは連結杆83cに設けたヒンジにカバー87を取り付けてもよい。
図1A、図1B、図5A等に示すように、支持体80は、燃料ボンベ130を支持する支持機構90を備えている。言い換えると、旋回作業機1は、支持機構90を備えている。支持機構90は、燃料ボンベ130をボンネット40の上方で支持することができる。以下、支持機構90がボンネット40(後部ボンネット42)の上方に燃料ボンベ130を支持している状態、即ち燃料ボンベ130が収容部81に収容されている状態を設置位置(収容位置)K1として説明し、支持機構90が設置位置K1である状態を例に、当該支持機構90について説明する。
図6A、図6B、図6Cに示すように、支持機構90は、基部91と、第1枢支軸94と、第1枢支ブラケット95と、第2枢支軸101と、第2枢支ブラケット102と、設置部106と、を備えている。基部91は、第1枢支軸94を支持する。第1枢支軸94は、上下方向に延びる軸部であり、燃料ボンベ130を水平方向に回動可能に枢支する。第1枢支ブラケット95は、第1枢支軸94と第2枢支軸101とを連結し、第1枢支軸94廻りに回動する。第2枢支軸101は、燃料ボンベ130を上下方向に回動可能に枢支し、詳しくは第1枢支軸94と直交する方向に延びる軸部である。第2枢支ブラケット102は、第2枢支軸101と設置部106とを連結し、第2枢支軸101廻りに回動する。設置部106は、燃料ボンベ130を設置する部分である。以下、基部91、第1枢支軸94、第1枢支ブラケット95、第2枢支軸101、及び設置部106について詳しく説明する。
図6Bに示すように、基部91は、第1枢支軸94における上下方向の一方側の端部(上端)と、他方側の端部(下端)と、のそれぞれと連結して、当該第1枢支軸94を支持している。図6B、図6Cに示すように、基部91は、第1枢支軸94の上端を支持する上枢支部92と、第1枢支軸94の下端を支持する下枢支部93と、を含んでいる。
図6Bに示すように、上枢支部92は、第2柱部83bの上下方向の中途部から後方に突出している。上枢支部92は、板面が上下方向に向くように配置され、前後方向の長さが機体幅方向の長さよりも長く、上下方向の長さが機体幅方向及び前後方向の長さよりも短い板状部である。上枢支部92の後部には、上下方向に貫通する孔92aが形成されており、当該孔92aは、第1枢支軸94が挿通され、第1枢支軸94の上端と溶接等により固定される。図6Cに示すように、上枢支部92における第1枢支軸94の一方側(左側)には、上下方向に貫通する第1ロック孔92bが形成されている。
図6B、図6Cに示すように、下枢支部93は、底部材82の機体幅方向の他方側(右側)の端部から後方に延設された部分である。下枢支部93は、板面が上下方向に向くように配置され、前後方向の長さが機体幅方向の長さよりも長く、上下方向の長さが機体幅方向の長さ及び機体幅方向の長さよりも短い板状部である。図6Cに示すように、下枢支部93には、上下方向に貫通する孔93aが形成されており、当該孔93aの中心は、上枢支部92の孔92aの中心と水平方向において一致する。下枢支部93の孔93aは、第1枢支軸94が挿通され、第1枢支軸94の下端と溶接等により固定される。下枢支部93の後側の縁(後縁部)は、平面視において孔93aの中心と同心円状の略円弧が形成されている。また、下枢支部93の後縁部の他方側(右側)には、切欠き93bが形成されている。切欠き93bは、第1端面93b1と第2端面93b2とを含んでいる。第1端面93b1は、切欠き93bの右方に向いた面であり、第2端面93b2は、切欠き93bの後方に向いた面である。
図6Cに示すように、第1枢支軸94は、基部91の上枢支部92と下枢支部93とに支持され、且つ第1枢支ブラケット95を軸心廻りに回動可能に枢支する。これにより、第1枢支軸94は、設置部106に設置された燃料ボンベ130を水平方向に回動可能に枢支する。
図6B、図6Cに示すように、第1枢支ブラケット95は、第1筒部96と、上枢支片97と、下枢支片98と、第2筒部99と、縦枢支部100と、を含んでいる。第1筒部96は、内径が第1枢支軸94の外径よりも小さく、第1枢支軸94が挿通される筒状の部分である。第1筒部96は、上枢支部92の下端から下枢支部93の上端に延びている。第1筒部96の上下方向の長さは、第1枢支軸94の上下方向の長さよりも短く、第1筒部96の上端から第1枢支軸94の上端が突出し、且つ第1筒部96の下端から第1枢支軸94の下端が突出する。
図6B、図6Cに示すように、上枢支片97は、第1筒部96の上部から当該第1筒部96の径外方に延設された板状部である。上枢支片97は、板面が上下方向を向くように配置されている。図6Cに示すように、上枢支片97の前部には、上下方向に貫通する第1被ロック孔97aが形成されている。第1被ロック孔97aは、第1枢支軸94の軸心と同心円状の仮想円の周上に配置されている。
図6B、図6Cに示すように、下枢支片98は、板面が前後方向に向くように配置され、且つ上枢支片97の下面から第1筒部96の下部に亘って当該第1筒部96の径外方に延設された板状部である。下枢支片98の上端と上枢支片97の下面とは連結されており、下枢支片98の下側には、前後方向に貫通し、第2筒部99が挿入され、且つ当該第2筒部99を支持する孔98aが形成されている。図6Cに示すように、下枢支片98の孔98aの上方には、第2枢支軸101と直交する方向(前後方向)に貫通する複数の第2被ロック孔98bが形成されている。複数の第2被ロック孔98bは、第2枢支軸101の軸心と同心円状の仮想円の周上に並んでいる。本実施形態において、第2被ロック孔98bは、下枢支片98に2つ形成されている。
第2筒部99は、前後方向に向くように配置され、下枢支片98の孔98aに支持されており、且つ第2枢支軸101が挿通される筒状の部分である。第2筒部99の内径は、第2枢支軸101の外径よりも小さい。第2筒部99の前端は、下枢支片98の孔98aの後側と連結されており、当該孔98aから後方に延びている。
図6B、図6Cに示すように、縦枢支部100は、上枢支片97の右部から上方に延びており、板面が前後方向を向くように配置された上下方向に長尺の部分である。縦枢支部100の上部は、ガスダンパー115の上側(例えばボトム側)を揺動可能に支持している。
図6Bに示すように、第2枢支軸101は、第1枢支ブラケット95の第2筒部99に支持され、且つ設置部106を軸心廻りに回動可能に枢支する、即ち第2枢支軸101は、設置部106に設置された燃料ボンベ130を上下方向に回動可能に枢支する。第2枢支軸101の前後方向の長さは、第2筒部99の前後方向の長さよりも長く、第2枢支軸101の前端は、第2筒部99の前端から突出し、且つ第2枢支軸101の後端は、第2筒部99の後端から突出する。
図6A、図6Cに示すように、第2枢支ブラケット102は、第1連結板103と、第2連結板104と、第3連結板105と、を含んでいる。第1連結板103、第2連結板104、及び第3連結板105は、前後方向にそれぞれ離反して設置部106の機体幅方向の他方側(右側)と連結されており、当該設置部106の右側を支持する。第1連結板103は、設置部106の右側の後部から右方に突出し、且つ右下方に延びる板状部である。図6Cに示すように、第1連結板103の下部には、前後方向に貫通する孔103aが形成されており、当該孔103aと第2枢支軸101の後端部とが連結されている。
図6A、図6Cに示すように、第2連結板104は、設置部106の右側の前部から右方に突出し、且つ右下方に延びる板状部である。第2連結板104の下部には、前後方向に貫通する孔104aが形成されており、当該孔104aと第2枢支軸101の前端部とが連結されている。これによって、設置部106は、第1連結板103及び第2連結板104によって、第2枢支軸101の軸心廻りに揺動可能に支持される。また、図6Cに示すように、第2連結板104の上部には、第2枢支軸101と直交する方向(前後方向)に貫通する第2ロック孔104bが形成されている。
図6A、図6Cに示すように、第3連結板105は、設置部106の右側の前後方向の中途部から右方に突出し、右下方に延びる板状部である。第3連結板105の先端側には、ガスダンパー115の下側(たとえばロッド側)が接続されている。このため、第1枢支ブラケット95と第2枢支ブラケット102とはガスダンパー115を介して連結されている。
図6Aに示すように、設置部106は、燃料ボンベ130を着脱可能に支持する。設置部106は、第1設置杆107と、第2設置杆108と、右側部連結壁109と、左側部連結壁110と、複数の連結部111と、を有している。第1設置杆107及び第2設置杆108は、機体幅方向に延びる棒状の部分であり、前後方向に離反して配置されている。具体的には、第1設置杆107は、設置部106の前部を構成し、第2設置杆108は、設置部106の後部を構成している。第1設置杆107及び第2設置杆108は、その上方で燃料ボンベ130を支持する。
図6Aに示すように、右側部連結壁109及び左側部連結壁110は、板面が機体幅方向に向くように配置され、前後方向の長さが上下方向の長さよりも長く、機体幅方向の長さが前後方向の長さ及び上下方向の長さよりも短い板状部であり、第1設置杆107及び第2設置杆108を連結する。具体的には、右側部連結壁109は、設置部106の右側を構成する部分であり、第1設置杆107の右端と第2設置杆108の右端とを連結する。一方、左側部連結壁110は、設置部106の左側を構成する部分であり、第1設置杆107の左端と第2設置杆108の左端とを連結する。
図6Aに示すように、複数の連結部111は、右側部連結壁109及び左側部連結壁110とは別に、第1設置杆107及び第2設置杆108を連結する部分である。複数の連結部111は、例えば前後方向に延びる棒状部材であり、前側が第1設置杆107の後部と連結され、後側が第2設置杆108の前部と連結されている。複数の連結部111は、機体幅方向に離反して配置されており、例えば、第1設置杆107及び第2設置杆108の機体幅方向の他方側(右側)に一対配置されている。
また、図5Cに示すように、設置部106は、締め具112を有している。締め具112は、設置部106に設置された燃料ボンベ130を固定する部材である。これによって、支持機構90は、締め具112によって燃料ボンベ130を強固に支持固定することができる。締め具112は、例えば、燃料ボンベ130の後部から前部に亘って巻き掛けることで、当該燃料ボンベ130を第1設置杆107及び第2設置杆108に固定するベルトである。締め具112の一方の端部には、フックが設けられており、他方の端部は、後述する軸部113b1が挿入されるよう無端状の輪が形成されている。締め具112の中途部には、バックル等が設けられており、長さを調整可能である。
図6Aに示すように、設置部106は、複数のベルト取付部113を有している。ベルト取付部113は、締め具112を取り付ける部分である。ベルト取付部113は、第1設置杆107の前側及び第2設置杆108の後側にそれぞれ機体幅方向に離反して2つずつ設けられている。前側のベルト取付部113aは、第1設置杆107の前側から前上方に延設されており、締め具112の端部が固定される軸部113a1を有している。軸部113a1は、例えば締め具112の一方の端部に設けられたフックが係止される。一方、後側のベルト取付部113bは、第2設置杆108の後側から後上方に延設されており、締め具112の他方の端部の輪が取り付けられる軸部113b1を有している。
図5C、図6A、図6B等に示すように、設置部106は、延設部114を有している。延設部114は、設置位置K1に配置された燃料ボンベ130の下部に対して機体外側方向(前後方向)に対向する。詳しくは、延設部114は、左側部連結壁110の後縁部、及び右側部連結壁109の後縁部からベルト取付部113の後方を亘って、後上方に向かって延設されている。延設部114は、板面が前上方及び後下方に向くように配置され、機体幅方向の長さが上下方向及び前後方向の長さよりも長い機体幅方向に長尺の板状部である。延設部114は、支持機構90が設置位置K1である場合において上部材85とともに燃料ボンベ130を囲む。具体的には、図14に示すように、上部材85と延設部114との間の長さL2は、燃料ボンベ130の直径L1よりも小さい。これによって、上部材85と延設部114とで燃料ボンベ130を囲むことで、燃料ボンベ130をボンネット40の上方にとどめることができる。
支持機構90は、第1枢支軸94及び第2枢支軸101廻りの回動を規制する構造体を含んでいる。具体的には、支持機構90は、被ロック部120と、ロック機構121と、複数のピン機構127と、を含んでいる。図6D、図8A、図9Aに示すように、被ロック部120は、収容部81の機体幅方向の一方側(左側)に設けられている。具体的には、被ロック部120は、第1柱部83a及び後壁部87aの上下方向の中途部の後部から後方に突出して設けられており、ロック機構121が係止する部分である。被ロック部120の左側は、第1柱部83aの後部から後方に突出し、中途部で右方に屈折しており、被ロック部120の右側は、前方に向けて屈折し、縦部材84の後部に連結されており、平面視で略門形状である。
図6Dに示すように、ロック機構121は、被ロック部120との係止及び係止の解除が可能な機構である。ロック機構121は、設置部106の機体幅方向の一方側(左側)に設けられており、筐体122、回動支持板123、回動レバー124、係止爪125、及び把手126を有している。筐体122は、厚板鋼板を折り曲げ加工することで形成されており、回動支持板123、回動レバー124、及び係止爪125を覆うカバー体である。
図6Dに示すように、回動支持板123は、回動支持板123は、回動レバー124、及び係止爪125を回動可能に支持する。回動支持板123は、板面が機体幅方向を向いて配置され、上下方向に延びて配置されており、前後方向の長さ及び上下方向の長さが機体幅方向の長さよりも長い板状部である。
図6Dに示すように、回動レバー124は、回動操作可能な部材である。係止爪125は、板面が機体幅方向を向いて配置され、上下方向の中途部が被ロック部120と係止する爪部材であり、当該係止爪125の下部は、バネ等の弾性部材124aにより回動レバー124と連結されている。係止爪125の上部は、バネ等の弾性部材125aにより係止方向(左側方視で反時計回り)に回動するよう力を付与されており、下方に回動することで、被ロック部120と係止する。また、係止爪125は、回動レバー124を操作する係止方向と反対方向(左側方視で時計回り、解除方向)に回動することで上方へ回動し、被ロック部120との係止を解除可能である。
図6Aに示すように、把手126は、筐体122の上部に設けられた略門形状の部材である。把手126は、筐体122の上部から上方に延び、中途部で機体幅方向の外方、即ち左方に向かって屈曲している。なお、ロック機構121は、燃料ボンベ130(設置部106)の第1枢支軸94廻りの回動を規制することができればよく、既存の技術を適用可能である。
複数のピン機構127は、孔にピン127aを挿入することで回転軸廻りの回動を規制、又は孔から当該ピン127aを抜去することで回動を許容する機構であり、例えばインデックスプランジャである。ピン機構127は、ピン127aの基端側にあるノブ127bを操作することで当該ピン127aの出し入れが可能である。詳しくは、ピン機構127は、内蔵されたバネ等の弾性部材によってピン127aが飛び出し、ノブ127bを引くことでピン127aが収納される。複数のピン機構127は、第1ロック孔92bと第2ロック孔104bとのそれぞれに設けられている。
第1ロック孔92bに設けられたピン機構127は、上枢支片97に形成された第1被ロック孔97aにピン127aを挿入又は抜去する。これによって、ピン機構127が第1被ロック孔97aにピン127aを挿入することで、燃料ボンベ130(設置部106)の第1枢支軸94廻りの回動を規制する。
一方、第2ロック孔104bに設けられたピン機構127は、下枢支片98に形成された第2被ロック孔98bにピン127aを挿入又は抜去する。これによって、ピン機構127が複数の第2被ロック孔98bのうち、いずれかの第2被ロック孔98bにピン127aを挿入することで、燃料ボンベ130(設置部106)の第2枢支軸101廻りの回動を規制する。言い換えると、ピン機構127のピン127aを別の第2被ロック孔98bに挿入して、燃料ボンベ130を異なる位置に切り換えることができる。
図7A〜図9Bに示すように、支持機構90は、設置部106を第1枢支軸94廻り、及び第2枢支軸101廻りに回動させることで、燃料ボンベ130をボンネット40の上方の設置位置K1とは異なる位置に移動することができる。具体的には、支持機構90は、設置位置K1とは別に退避位置K2及び垂下位置K3に切換(移動)可能である。以下、支持機構90が、設置位置K1、退避位置K2、及び垂下位置K3である場合の燃料ボンベ130の位置、並びに設置位置K1、退避位置K2、及び垂下位置K3の切換について説明する。
図7A、図7Bに示すように、支持機構90が設置位置K1である場合、燃料ボンベ130(設置部106)は、ボンネット40(後部ボンネット42)の上方に配置、つまり燃料ボンベ130が収容部81に収容されている。このため、燃料ボンベ130をボンネット40の上方に配置することで、当該ボンネット40の上方の空間を有効利用することができる。また、図15に示すように、支持機構90は、設置位置K1において、燃料ボンベ130を旋回台2の旋回軌跡C2よりも内側で支持することができ、燃料ボンベ130の旋回軸心廻りの旋回軌跡C1は、旋回台2の旋回軌跡C2よりも内側である。このため、旋回台2の旋回する際に、燃料ボンベ130は、旋回台2の旋回軌跡内にあって、燃料ボンベ130と周囲の障害物と接触することを回避できる。また、支持機構90が設置位置K1である場合において、燃料ボンベ130の前方は、縦部材84によって覆われており、燃料ボンベ130の上方は、上部材85によって覆われている。図7Bに示すように、燃料ボンベ130は、当該ボンネット40の開閉時の移動範囲Sに位置しており、即ち、支持機構90が設置位置K1である場合、設置部106は、ボンネット40の開動作を制限する。支持機構90は、設置位置K1から退避位置K2に切換可能である。さらに、図14に示すように、前後方向においてクローラベルト16の後端の上方に燃料ボンベ130が位置している。
図8Bに示すように、退避位置K2は、ボンネット40(後部ボンネット42)の開閉時に当該ボンネット40と干渉しない位置である。詳しくは、退避位置K2は、燃料ボンベ130をボンネット40の開閉時の移動範囲Sから水平方向に退避させる位置であり、燃料ボンベ130は、機体幅方向の他方側(右側)に退避される。つまり、支持機構90は、設置位置K1の燃料ボンベ130を、設置位置K1から燃料タンク50の給油口50bが配置された側と同一側に設定された退避位置K2に退避させる。斯かる場合において、燃料ボンベ130は、平面視において右後方に傾斜して支持される。このため、ボンネット40の上方の空間の有効利用と、ボンネット40の開閉の利便性と、を両立することができる。また、支持機構90は、設置位置K1の燃料ボンベ130を、設置位置K1から燃料タンク50の給油口50bが配置された側と同一側に設定された退避位置K2に退避させるため、燃料ボンベ130の交換作業と燃料タンク50への給油作業とを連続して行うことができ、交換作業と給油作業とに応じて、旋回台2や旋回作業機1自体を旋回させたり、作業者が充填済の燃料ボンベ130や、燃料を収容するポリタンク等を運搬したりする必要がなく、作業効率を向上させることができる。支持機構90は、設置部106(第1枢支ブラケット95)を第1枢支軸94廻りに回動させることで、設置位置K1から退避位置K2に切り換える。以下、支持機構90の設置位置K1から退避位置K2への切換動作について説明する。
作業者が回動レバー124を引くと、係止爪125が被ロック部120との係止を解除する。係止爪125と被ロック部120との係止が解除された状態で、作業者が把手126を持って、当該把手126を第1枢支軸94廻りに後方へ引くと、図8A、図8Bに示すように、第1枢支ブラケット95が第1枢支軸94廻りに回動する。第1枢支ブラケット95は、下枢支片98の下端と下枢支部93の上面とが摺動し、燃料ボンベ130(設置部106)が水平方向(後方)に回動する。
第1枢支ブラケット95が第1枢支軸94廻りに回動すると、ピン機構127が第1被ロック孔97aにピン127aを挿入し、ピン機構127は、第1枢支ブラケット95の第1枢支軸94廻りの回動を規制する。ピン機構127が第1枢支ブラケット95の第1枢支軸94廻りの回動を規制すると、設置部106が第2枢支軸101廻りに下方へ回動し、第2枢支ブラケット102(第2連結板104)の下端が下枢支部93の切欠き93bと係止する。詳しくは、第2連結板104の下端が第1端面93b1と係止する。これによって、燃料ボンベ130を設置部106から降ろす又は設置する際に、設置部106が回動して燃料ボンベ130が設置部106からずれることを抑制できる。
第2連結板104の下端が下枢支部93の切欠き93bと係止すると、当該係止とともにピン機構127が第2被ロック孔98bにピン127aを挿入し、ピン機構127及び切欠き93bは、設置部106の第2枢支軸101廻りの回動を規制する。これにより、ピン機構127と切欠き93bによって、第1枢支ブラケット95の第1枢支軸94廻りの回動が規制され、且つピン機構127によって、設置部106の第2枢支軸101廻りの回動が規制され、支持機構90は、退避位置K2に切り換えられる。
図8Bに示すように、支持機構90を退避位置K2にした場合、支持機構90が設置位置K1であるときの空間(後部ボンネット42の上方の空間)が開放される。即ち、後部ボンネット42の機体幅方向の長さL3よりも長い領域が開放されることになり、支持機構90を退避位置K2にした場合において、後部ボンネット42の一部が当該領域に入り込むことができるため、後部ボンネット42を大きく開放することができる。
なお、退避位置K2から設置位置K1への切換動作は、上述した手順と逆の動作で行う。即ち、作業者は、ピン機構127のノブ127bを引いて、第2被ロック孔98bからピン127aを抜去して、設置部106の第2枢支軸101廻りの回動の規制を解除し、且つ把手126を把持して設置部106を上方へ回動する。設置部106を上方へ回動することで、第2連結板104と切欠き93bとの係止が解除される。第2連結板104と切欠き93bとの係止が解除された状態で、作業者がピン機構127のノブ127bを引いて、第1被ロック孔97aからピン127aを抜去して、第1枢支ブラケット95の第1枢支軸94廻りの回動の規制を解除すると、作業者は、設置部106を第1枢支軸94廻りに水平方向(前方)へ回動する。作業者が設置部106を第1枢支軸94廻りに前方へ回動すると、係止爪125が被ロック部120と係止し、支持機構90が設置位置K1に切り換わる。
また、支持機構90は、退避位置K2から垂下位置K3に切換可能である。図9A、図9Bに示すように、垂下位置K3は、燃料ボンベ130(設置部106)を退避位置K2よりも下方に配置させ、且つ設置部106を垂下させる位置であり、支持機構90は、設置部106をボンネット40の上方よりも下方に垂下させることができる。支持機構90が垂下位置K3である場合、設置部106に設置された燃料ボンベ130は、前上方から後下方に向かって傾斜する。つまり、燃料ボンベ130は、上部よりも下部が外側に位置する。これによって、燃料ボンベ130が設置された設置部106がボンネット40よりも下方に配置されているため、作業者は、設置部106から燃料ボンベ130を容易に降ろすことができる。また、作業者は、第2燃料が充填された別の燃料ボンベ130を設置部106に容易に設置することができる。さらに、支持機構90を垂下位置K3に切り換えた際に、傾斜した燃料ボンベ130を設置部106から起こし、当該燃料ボンベ130を容易に降ろすことができる。
支持機構90の退避位置K2から垂下位置K3への切換は、燃料ボンベ130を退避位置K2から第2枢支軸101廻りに下方へ回動させることで行う。以下、支持機構90の退避位置K2から垂下位置K3への切換動作について説明する。
作業者がピン機構127のノブ127bを引くと、第2被ロック孔98bからピン127aが抜去され、設置部106の第2枢支軸101廻りの回動の規制が解除される。第2被ロック孔98bからピン127aが抜去された状態で、作業者が把手126を把持して設置部106を下方に移動し、当該設置部106を第2枢支軸101廻りに下方へ回動する。設置部106を第2枢支軸101廻りに回動すると、ガスダンパー115が収縮し、第2枢支ブラケット102(設置部106)は、比較的緩やかに第2枢支軸101廻りに回動する。設置部106が第2枢支軸101廻りに下方へ回動すると、第2連結板104の下端と切欠き93bの第2端面93b2とが係止し、且つピン機構127のピン127aが第2被ロック孔98bに挿入することで、設置部106の第2枢支軸101廻りの回動が規制され、支持機構90は、垂下位置K3に切り換えられる。
なお、垂下位置K3から退避位置K2への切換は、上述した手順と逆の動作で行う。即ち、作業者は、ピン機構127のノブ127bを引いて、第2被ロック孔98bからピン127aを抜去して、設置部106の第2枢支軸101廻りの回動の規制を解除し、且つ、把手126を把持して設置部106を第2枢支軸101廻りに上方へ回動する。設置部106を上方へ回動させると、ガスダンパー115が伸長し、設置部106は、比較的緩やかに第2枢支軸101廻りに上方へ回動する。設置部106が第2枢支軸101廻りに上方へ回動すると、ピン機構127のピン127aが第2被ロック孔98bに挿入することで、設置部106の第2枢支軸101廻りの回動が規制され、支持機構90は、退避位置K2に切り換えられる。
原動機4は、第1燃料と第2燃料とのいずれかを選択的に用いて駆動するバイフューエルエンジン(マルチフューエルエンジン)であり、旋回作業機1は、原動機4を駆動させる燃料を第1燃料と第2燃料とのいずれかに切換可能である。このため、一般的に、冬季や極寒地域のように比較的気温が低い環境下において、液化石油ガス等の第2燃料は、ガソリン等の第1燃料に比べて原動力の始動性が低いが、ガソリンを用いて原動機4を始動させることで始動性を確保することができる。また、燃料タンク50の残量、及び燃料ボンベ130の残量に応じて、燃料を選択することができる。
図10に示すように、旋回作業機1が備える原動機4は、当該原動機4のシリンダ(図示略)に第1燃料を噴出する第1燃料インジェクター4aと、シリンダに第2燃料を噴出させる第2燃料インジェクター4bと、を有している。また、旋回作業機1は、フューエルポンプ131と、制御弁132aと、を備えている。第1燃料インジェクター4aは、フューエルポンプ131を介して燃料タンク50と接続されている。
図10に示すように、フューエルポンプ131は、第1燃料インジェクター4aと燃料タンク50とを接続し、燃料タンク50内の第1燃料を第1燃料インジェクター4aに供給する。例えば、フューエルポンプ131は、電気モータ等の駆動部を有しており、駆動することで、燃料タンク50に収容されている第1燃料を第1燃料インジェクター4aに供給する。
図10に示すように、制御弁132aは、第2燃料インジェクター4bと燃料ボンベ130とを接続し、燃料ボンベ130内の第2燃料を第2燃料インジェクター4bに供給する。制御弁132aは、開度を変更可能であり、燃料ボンベ130から第2燃料インジェクター4bに供給する第2燃料を調整可能である。なお、燃料ボンベ130に収容されている第2燃料を圧縮することで液化している場合、即ち天然ガスを圧縮して液化天然ガスとして燃料ボンベ130に収容している場合や、石油ガスを圧縮して液化石油ガスとして燃料ボンベ130に収容している場合には、旋回作業機1は、液化した第2燃料を気体に相転移させるベーパライザを備える。ベーパライザは、制御弁132aと第2燃料インジェクター4bの間に設けられている。ベーパライザは、液化された第2燃料を減圧気化することで、当該気化された第2燃料を第2燃料インジェクター4bに供給する。
また、旋回作業機1は、燃料ボンベ130内の燃料残量が所定量以下に低下した場合に、原動機4に燃料を供給する予備ボンベ132bを備えていてもよい。予備ボンベ132bは、例えば燃料ボンベ130と制御弁132aとの間に、第2燃料を貯留するリザーブタンクである。予備ボンベ132bは、燃料ボンベ130から供給された第2燃料を内部に貯留し、当該貯留した第2燃料を制御弁132aに供給する。即ち、燃料ボンベ130内の第2燃料が空になった場合、旋回作業機1は、予備ボンベ132b内の第2燃料を用いて駆動を継続する。旋回作業機1が予備ボンベ132bを備えている場合、予備ボンベ132bは、収容部81に収容され、例えば、縦部材84の後面に取り付けられる。これによって、燃料ボンベ130内の燃料残量が少なくなった場合であっても、旋回作業機1は、即時に作業を停止することなく、作業を継続することができる。
図10に示すように、旋回作業機1は、燃料切換部133を備えている。燃料切換部133は、例えばCPUや電子回路等から構成され、原動機4に供給する燃料を第1燃料と第2燃料とのいずれかに切り換え制御を行う。なお、本実施形態では、燃料切換部133は、電気・電子制御によって原動機4に供給する燃料を第1燃料と第2燃料とのいずれかに切り換え制御を行うが、燃料切換部133は、原動機4に供給する燃料の切り換えができればよく、燃料切換部133は、機械的に原動機4に供給する燃料の切り換えを行うようなものであってもよいし、上記構成に限定されない。
燃料切換部133は、記憶部134と、第1燃料制御部135と、第2燃料制御部136と、を有している。記憶部134は、不揮発性のメモリ等であって、様々な情報を記憶する。記憶部134は、例えば、様々なアプリケーションソフト(Application software)を記憶している。
第1燃料制御部135は、CPU等から構成され、原動機4への第1燃料の供給に関する様々な制御を行う。第1燃料制御部135は、第1燃料インジェクター4a及びフューエルポンプ131と接続されており、操作装置71の操作と、記憶部134に記憶されている情報に基づいて当該第1燃料インジェクター4a及びフューエルポンプ131を制御可能である。
第2燃料制御部136は、CPU等から構成され、原動機4への第2燃料の供給に関する様々な制御を行う。第2燃料制御部136は、第2燃料インジェクター4b及び制御弁132aと接続されており、操作装置71の操作と、記憶部134に記憶されている情報に基づいて当該第2燃料インジェクター4b及び制御弁132aを制御可能である。
図10に示すように、操作装置71は、操作具141を含んでいる。言い換えると、旋回作業機1は、操作具141を備えており、当該操作具141は、原動機4に供給する燃料の切換操作を行う切換スイッチであり、例えば第1位置と第2位置とに操作可能である。操作具141の操作信号は、燃料切換部133に入力され、燃料切換部133は、当該操作信号に基づいて、第1燃料と第2燃料とのいずれかを原動機4に供給する切換制御する。詳しくは、操作具141が第1位置である場合、燃料切換部133の第1燃料制御部135は、第1燃料インジェクター4a及びフューエルポンプ131を制御して、原動機4に第1燃料を供給させる。一方、操作具141が第2位置である場合、燃料切換部133の第2燃料制御部136は、第2燃料インジェクター4b及び制御弁132aを制御して、原動機4に第2燃料を供給させる。これによって、燃料タンク50及び燃料ボンベ130のうち一方の残量が少なくなった場合は、他方の燃料を用いて原動機4を駆動させることができ、作業を継続することができる。また、作業者は、原動機4を駆動させる燃料を作業場面や環境等に応じて簡単に切り換えることができる。
図10に示すように、旋回作業機1は、当該旋回作業機1の情報を取得する情報取得部142と、当該情報取得部142が取得した情報を表示する複数のインジケータ143と、を備えている。情報取得部142は、各種信号(検出信号、スイッチ信号、指令信号等)を用いて、電装品の故障や異常、作業装置20の故障や異常、並びに燃料タンク50及び燃料ボンベ130の残量等の情報を検出する。情報取得部142は、吸気温度を検出する吸気温センサ142aと、電装品の故障や異常を診断する故障診断部142bと、燃料タンク50が収容する第1燃料の残量を検出する第1残量センサ142cと、燃料ボンベ130が収容する第2燃料の残量を検出する第2残量センサ142dを含んでいる。
吸気温センサ142aは、例えば原動機4のインテークマニホールドに装着されたサーミスタである。故障診断部142bは、例えば電装品や作業装置20の動作状況に基づいて、電装品の故障や異常を診断する。
第1残量センサ142cは、例えば、燃料タンク50内に設けられたフロートの上下移動量を検出するポテンショメータである。
第2残量センサ142dは、例えば燃料ボンベ130から供給される第2燃料の圧力を検出する圧力センサであり、燃料ボンベ130と制御弁132aとの間に設けられている。なお、旋回作業機1が予備ボンベ132bを備えている場合、第2残量センサ142dは、燃料ボンベ130と制御弁132aとの間に設けられていてもよいし、予備ボンベ132bに設けられて当該予備ボンベ132b内の第2燃料の圧力を検出してもよいし、その両方に設けられていてもよい。第2残量センサ142dが燃料ボンベ130と制御弁132aとの間に設けられている場合、当該第2残量センサ142dは、燃料ボンベ130から供給される第2燃料の圧力、即ち燃料ボンベ130の内部の第2燃料の残量を検出する。一方、第2残量センサ142dが予備ボンベ132bに設けられている場合、当該第2残量センサ142dは、予備ボンベ132bから供給される第2燃料の圧力、即ち予備ボンベ132bの内部の第2燃料の残量を検出する。
情報取得部142は、燃料の残量、電装品の故障や異常、及び作業装置20の故障や異常等の情報を、信号として燃料切換部133に出力する。
図10に示すように、複数のインジケータ143は、燃料切換部133と接続されており、燃料切換部133から出力された信号に基づいて表示形態を変更し、作業者に報知を行う。複数のインジケータ143は、例えば、点灯と消灯とを切り換えることで表示形態を変更可能なランプである。なお、本実施形態において、複数のインジケータ143は、ランプであるが、入力された信号に基づいて表示画像を変更する表示装置(モニター)であってよいし、その表示方法は上記構成に限定されない。
複数のインジケータ143は、吸気温インジケータ143a、故障インジケータ143b、第1インジケータ143c、第2インジケータ143d、及び第3インジケータ(表示機構)143eを含んでいる。吸気温インジケータ143aは、吸気温インジケータ143aは、吸気温が所定の値以上である場合に点灯し、吸気温が所定の値未満である場合に消灯する。
故障インジケータ143bは、電装品の故障や異常、作業装置20の故障や異常等を示すインジケータ143であり、故障診断部142bが電装品の故障や異常、作業装置20の故障や異常等があると診断した場合に点灯し、故障診断部142bが電装品の故障や異常、作業装置20の故障や異常等がないと診断した場合には消灯する。
第1インジケータ143cは、第1燃料の残量を示すインジケータ143であり、第1燃料の残量が所定の値未満である場合に点灯し、第1燃料の残量が所定の値以上である場合に消灯する。
第2インジケータ143dは、第2燃料の残量を示すインジケータ143であり、第2燃料の残量が所定の値未満である場合に点灯し、第2燃料の残量が所定の値以上である場合に消灯する。即ち、第2残量センサ142dが、燃料ボンベ130と制御弁132aとの間に設けられている場合、第2インジケータ143dは、燃料ボンベ130の内部の第2燃料の残量を表示する。
また、旋回作業機1が予備ボンベ132bを備え、第2残量センサ142dが、燃料ボンベ130と制御弁132aとの間に設けられている場合、第2インジケータ143dは、燃料ボンベ130の内部の第2燃料の残量を表示する。このため、第2インジケータ143dが点灯している場合、旋回作業機1が予備ボンベ132b内の第2燃料で駆動している旨を認識することができる。
さらに、旋回作業機1が予備ボンベ132bを備え、第2残量センサ142dが、予備ボンベ132bと制御弁132aとの間に設けられている場合、第2インジケータ143dは、予備ボンベ132bの内部の第2燃料の残量を表示する。このため、第2インジケータ143dが点灯している場合、旋回作業機1が予備ボンベ132b内の第2燃料で駆動している旨、及び/又は予備ボンベ132b内の第2燃料の残量を認識することができる。
第3インジケータ143eは、原動機4に供給している燃料が第1燃料であるか、又は第2燃料であるかを示すインジケータ143であり、原動機4に第1燃料を供給する場合に消灯し、原動機4に第2燃料を供給する場合に点灯する。言い換えると、第3インジケータ143eは、操作具141が第1位置にある場合に消灯し、第2位置にある場合に点灯する。
図11に示すように、操作具141及び複数のインジケータ143は、旋回台2において、当該旋回台2の旋回中心に対する給油口50bの位置と同一方向に設けられ、運転席8の側方、且つアームレスト75の後方に配置されている。これによって、作業者は、燃料タンク50の確認、及び燃料タンク50への第1燃料の供給作業後にすぐ操作具141を操作することができる。このため、操作具141の操作の利便性を向上させることができる。また、作業者は、第1インジケータ143c及び第2インジケータ143dを確認しつつ、燃料ボンベ130の交換作業、及び燃料タンク50への給油作業を連続して行うことができる、このため、作業者は、交換作業及び給油作業の完了を容易に認識することができる。
具体的には、操作具141及び複数のインジケータ143は、コンソールボックス70の上後部から後方に延設され、且つアームレスト75の後方の操作部140に設けられている。このため、運転席8に着座した作業者が右方に向くと、当該作業者は、操作具141を操作可能であり、操作具141は、運転席8に着座した作業者が操作可能な位置に配置されている。一方、運転席8に着座した作業者がアームレスト75に肘を置いて作業を行っている場合、操作具141は、作業者の腕と異なる高さにあり、当該腕と接触、干渉しないため、操作具141の誤操作を抑制することができる。このため、作業者が意図せず、原動機4を駆動させる燃料を切り換えることを抑止できる。
吸気温インジケータ143a及び故障インジケータ143bは、操作部140の機体幅方向の一方側(左側)に設けられており、前側から順に、吸気温インジケータ143a、故障インジケータ143bが配置されている。また、操作具141、第1インジケータ143c、第2インジケータ143d、及び第3インジケータ143eは、操作部140の機体幅方向の他方側(右側)に設けられている。また、操作具141、第1インジケータ143c、第2インジケータ143d、及び第3インジケータ143eは、前側から操作具141、第3インジケータ143e、第2インジケータ143d、及び第1インジケータ143cの順に配置されている。
以下、旋回作業機1の排気構造54について詳しく説明する。図12Aに示すように、排気構造54は、ボンネット40内部のエンジンルームE内に配置されており、原動機4のエキゾーストマニホールドと接続され、当該エキゾーストマニホールドから吐出された排ガスを通過させ、外部に排出する。旋回作業機1の排気構造54は、複数のマフラを含んでおり、原動機4が排出した排ガスを当該複数のマフラに通過させることで、排ガスの温度、及び騒音の低減と有害物質の除去を行い外部に排出する。具体的には、旋回作業機1の排気構造54は、排出管150と、第1マフラ151と、第1排気管(排気管)151cと、第2マフラ152と、第2受入部153bと、第2排気管153aと、第3マフラ153と、テールパイプ154と、を有している。
図12Aに示すように、排出管150は、内部が中空の管材であり、原動機4のエキゾーストマニホールドと接続され、原動機4が排出した排ガスを通過させる。本実施形態において、排出管150は、エキゾーストマニホールドから上方に延び、中途部で湾曲して、前方に延びている。
図12A、図12C、図12Eに示すように、第1マフラ151は、原動機4と第1排気管151cとの間に接続されている。一端側(後側)が排出管150の他端側(前側)と接続されており、他端側に向かって延びている。第1マフラ151は、排気路151aと、第1マフラボディ151bと、を有している。排気路151aは、内部が中空の筒状の部分であり、他端側から一端側に向かって延びている。排気路151aは、一端側が排出管150の内部と連通、即ち当該排出管150を介して原動機4と接続され、且つ原動機4が排出した排ガスを他端側に向かって通過させる。図12Eに示すように、排気路151aの一端側の外周には、当該排気路151aの内部と外部とを連通する連通孔151a1が複数形成されている。また、排気路151aの他端側の外周には、径外方に突出したフランジが形成されている。なお、本実施形態において、排気路151aは、排出管150を介して原動機4と接続されているが、排気路151aは、原動機4と接続され、原動機4が排出した排ガスを他端側に向かって通過させることができればよく、原動機4のエキゾーストマニホールドと直接接続されていてもよいし、排出管150とは別の部材を介してエキゾーストマニホールドと接続されていてもよい。
図12Eに示すように、第1マフラボディ151bは、排気路151aの外側を覆い、当該排気路151aとで二重管を形成する。即ち、第1マフラ151は、二重管構造を形成している。第1マフラボディ151bは、排気路151aに形成された複数の連通孔151a1を覆うように配置されている。なお、第1マフラボディ151bと排気路151aとの間には、グラスウール等の消音材が充填されていてもよいし、第1マフラ151の構造は、従来技術を適用可能であり、上記構成に限定されない。また、第1マフラ151は、三元触媒コンバータ(三元触媒装置)と一体的に形成されていてもよい。すなわち、第1マフラ151は、三元触媒機能と消音機能とを備えていてもよい。
第1排気管(排気管)151cは、原動機4からの排ガスを通過させる。具体的には、図12A、図12C、図12Eに示すように、第1排気管151cは、一端側(後側)が第1マフラ151(排気路151a)の他端側(前側)と接続されており、他端側に向かって延びている。第1排気管151cの一端側の外周には、径外方に突出したフランジが形成されており、排気路151aのフランジとボルト等の締結部材により締結されている。なお、本実施形態において、第1排気管151cは、排気路151aと接続されているが、第1排気管151cは、原動機4からの排ガスを通過させればよく、原動機4のエキゾーストマニホールドと直接接続されていてもよいし、排出管150とは別の部材を介してエキゾーストマニホールドと接続されていてもよい。
図12A、図12C、図12Eに示すように、第2マフラ152は、一端側(後側)が第1排気管151cの他端側(前側)と接続されており、第1排気管151cの他端側に配置されている。第2マフラ152は、第1受入部152aと、第2マフラボディ(マフラ本体部)152bと、吐出管(吐出部)152cと、を有している。第1受入部152aは、第1排気管151cから吐出される排ガスを受け入れる。第1受入部152aは、マフラ本体部152bの一端側(後側)に設けられており、マフラ本体部152bの内部と連通している。第1受入部152aは、マフラ本体部152b側から第1排気管151cを流れる排ガスの上流側に向かうほど拡径した拡管構造を有している。言い換えると、第1受入部152aは、上流側(一端側)が下流側(他端側)よりも内径が大きいテーパー形状の部分である。第1受入部152aの上流側の内径は、少なくとも第1排気管151cの他端側の外径よりも大きい。
図12Eに示すように、第1受入部152aは、第1排気管151cの端部が挿入されることで二重管構造を形成している。具体的には、第1受入部152aの上流側には、第1排気管151cの他端側が挿入されている。第1受入部152aは、第1排気管151cと排気方向に重複している。具体的には、第1受入部152aの一端側(後側)の端部は、第1排気管151cの他端側(前側)と重複している。
また、図12Eに示すように、第1受入部152aは、第1排気管151cから排出される排ガスと外気とをマフラ本体部152bに導入する。詳しくは、第1受入部152aと第1排気管151cとの間には、吐出管152cの内部に外気を導入する第1導入路152b1が形成されている。第1導入路152b1は、第1受入部152aの内面と第1排気管151cの外面との間に形成された間隙であり、第1排気管151cから第1受入部152aに向かって通過する排ガスにより、第1受入部152aの外方にある空気が第1導入路152b1を通過して、第1受入部152aの内部に導入される。これによって、排気温度及び騒音を簡易な構成で効率よく低減できる。
マフラ本体部152bは、第1受入部152aから受け入れた排ガスを通過させる。具体的には、図12Eに示すように、マフラ本体部152bは、一端側(後側)から他端側(前側)に向かって延びる中空の円筒形状であり、第1受入部152aと吐出管152cとを連通する。即ち、マフラ本体部152bは、第1受入部152aから受け入れた排ガスを吐出管152cに通過させる。マフラ本体部152bは、第1受入部152aの他端側の外側を覆い、当該第1受入部152aの他端側とで二重管を形成する。また、マフラ本体部152bは、吐出管152cの他端側の外側を覆い、当該吐出管152cの他端側とで二重管を形成する。
吐出管152cは、マフラ本体部152bから排ガスを吐出する。吐出管152cは、内部が中空の部分であり、図12Eに示すように、一端側から他端側に延びており、吐出管152c及び第1受入部152aは、マフラ本体部152bに対して同一方向側に配置されており、マフラ本体部152bから略平行な方向に突出して互いに対向する位置に配置されている。即ち、第1受入部152aから受け入れた排ガスは、マフラ本体部152bの内部を通過し、平面視において、略U字状の経路を通って、吐出管152cから排出される。このため、第1受入部152aから受け入れられた排ガスは、第1受入部152aで受け入れられた排気方向とは逆方向に向かって、吐出管152cから配出される。これによって、排気構造54をコンパクトにでき、より狭小な空間にも当該排気構造54を配置することができる。なお、第2マフラ152の内部には、グラスウール等の消音材が充填されていてもよいし、第2マフラ152の構造は、従来技術を適用可能であり、上記構成に限定されない。
なお、本実施形態では、第1受入部152aが第1排気管151cから排出される排ガスと外気とをマフラ本体部152bに導入する構成としているが、これに限らず、例えば、第1排気管151cと第2マフラ152(マフラ本体部152b、或いは第1受入部152a)とを溶接或いはフランジ接続等により接続し、外気を導入せずに第1マフラ151から排出される排ガスのみを第2マフラ152に導入するようにしてもよい。
図12Eに示すように、第2受入部153bは、吐出管152cから吐出される排ガスを受け入れる。第2受入部153bは、後述の第2排気管153aと接続されており、第2排気管153a側(マフラ本体部152b側)に向かうほど拡径した拡管構造を有している。言い換えると、第2受入部153bは、上流側(他端側)が下流側(一端側)よりも内径が大きいテーパー形状の部分である。第2受入部153bの上流側の内径は、少なくとも吐出管152cの一端側の外径よりも大きい。
図12Eに示すように、第2受入部153bは、内部に吐出管152cの端部が挿入されることで二重管構造を形成している。具体的には、第2受入部153bの上流側には、吐出管152cの一端側が挿入されている。第2受入部153bは、吐出管152cと排気方向に重複している。具体的には、第2受入部153bの他端側(前側)の端部は、吐出管152cの一端側(後側)と重複している。
また、図12Eに示すように、第2受入部153bは、吐出管152cから排出される排ガスと外気とを第2排気管153aに導入する。詳しくは、第2受入部153bと吐出管152cとの間には、第2排気管153aの内部に外気を導入する第2導入路153b1が形成されている。第2導入路153b1は、第2受入部153bの内面と吐出管152cの外面との間に形成された間隙であり、吐出管152cから第2受入部153bに向かって通過する排ガスにより、第2受入部153bの外方にある空気が第2導入路153b1を通過して、第2受入部153bの内部に導入される。これによって、排気温度及び騒音を簡易な構成で効率よく低減できる。
第2排気管153aは、第2受入部153bから受け入れた排ガスを通過させる。第2排気管153aは、一端側から他端側に向かって延びている。第2排気管153aは、内部が中空の筒状の部分であり、吐出管152cを通過した排気を通過させる。第2排気管153aの外周には、当該第2排気管153aの内部と外部とを連通する連通孔153a1が複数形成されている。
図12A、図12C、図12Eに示すように、第3マフラ153は、他端側(前側)が第2排気管153aと接続されており、第1マフラ151の機体幅方向外方、且つ第2マフラ152の一端側に配置されている。即ち、第1マフラ151と第3マフラ153とは互いに対向する一に配置されている。図12Eに示すように、第3マフラ153は、第3マフラボディ153cを有している。
図12Eに示すように、第3マフラボディ153cの内部には、第2排気管153aが挿入されており、第3マフラボディ153cの内部と第2排気管153aとは、連通している。言い換えると、第3マフラボディ153cは、第2排気管153aの外側を覆い、当該第2排気管153aとで二重管を形成する。即ち、第3マフラ153は、二重管構造を形成している。第3マフラボディ153cは、第2排気管153aに形成された複数の連通孔153a1を覆うように配置されている。
なお、本実施形態において、第3マフラ153は、第3マフラボディ153cの内部に第2排気管153aが挿入されているが、第3マフラ153は、第2排気管153aと接続されていればよく、第2排気管153aとは別に、第3マフラボディ153cの内部に配置され、且つ第3マフラボディ153cの内部と第2排気管153aとを連通し、当該第2排気管153aから吐出された排ガスを流す管部材を有していてもよい。また、第3マフラボディ153cと第2排気管153aとの間には、グラスウール等の消音材が充填されていてもよいし、第3マフラ153の構造は、従来技術を適用可能であり、上記構成に限定されない。
図12A、図12B、図12C等に示すように、テールパイプ154は、第3マフラ153から吐出された排ガスを放出する。テールパイプ154は、内部が中空の管材であり、他端側から一端側に向かって延びている。テールパイプ154の他端側は、第3マフラ153の一端側と接続されており、テールパイプ154の内部と第2排気管153aとが連通している。このため、図12Eに示すように、原動機4から第1マフラ151を介して第1受入部152aに至る排ガス経路の少なくとも一部と、吐出部152cから第3マフラ153を介してテールパイプ154に至る排ガス経路の少なくとも一部とが互いに対向する位置に配置されている。図1A、図1B、図12A等に示すように、テールパイプ154の一端側は、ウエイト38の後部から後方に延びている。
以下、第1受入部152aと第2受入部153bとの位置関係について説明する。図12C、図12Eに示すように、第1受入部152aと第2受入部153bは、第1マフラ151及び第3マフラ153が延びる方向と直交する方向、即ち機体幅方向に隣接して配置されている。より詳しくは、第1受入部152aの開口方向、即ち内径が大きくなる方向と、第2受入部153bの開口方向とは、対面する方向に向いており、第1受入部152aの一端側の端部と、第2受入部153bの他端側の端部とは、前後方向に離反しており、第1受入部152aの右端部と、第2受入部153bの左端部とは、機体幅方向に離反している。これによって、第1受入部152aと第2受入部153bとを隣接して配置することで、第1導入路152b1と第2導入路153b1とが接近する。このため、外気を導入する空間をコンパクトにすることができる。
以下、第1マフラ151、第2マフラ152、及び第3マフラ153の取付について詳しく説明する。図12A、図12B、図12Dに示すように、旋回作業機1の排気構造54は、第1固定ブラケット155を備えている。第1固定ブラケット155は、第1マフラ151、第2マフラ152、及び第3マフラ153を原動機4に固定する。これによって、第1マフラ151、第2マフラ152、及び第3マフラ153の相対位置を固定することができる。このため、第1マフラ151、第2マフラ152、及び第3マフラ153が相互に接触することを抑制することができる。
図12B、図12Dに示すように、第1固定ブラケット155は、マフラ取付部156と、延長部157と、締結部158と、上部カバー159と、を有している。マフラ取付部156、延長部157、締結部158、及び上部カバー159は、例えば厚板鋼板を曲げ加工して形成されている。マフラ取付部156は、上板156aと、側板156bと、後板156cと、前板156dと、を含んでいる。上板156aは、板面が上下方向を向いて配置され、機体幅方向及び前後方向の長さが上下方向の長さよりも長く、マフラ取付部156の上部を構成する板状部分である。
図12B、図12Dに示すように、上板156aの上面には、第1マフラ151及び第3マフラ153がボルト等の締結具により取り付けられる。詳しくは、上板156aの一方側(左側)に第1マフラ151が取り付けられ、上板156aの他方側(右側)に第2マフラ152が取り付けられる。
図12Bに示すように、側板156bは、上板156aの機体幅方向の内側(左側)の端部から下方に延設されている部分であり、原動機4の機体幅方向の外側(右側)、即ちフライホイール4cとボルト等の締結具により固定される。
図12Bに示すように、後板156cは、上板156aの後端部から下方に延設されている部分であり、当該上板156aと側板156bとを連結するリブである。前板156dは、上板156aの前端部から下方に延設されている部分であり、当該上板156aと側板156bとを連結するリブである。
図12B、図12Dに示すように、延長部157は、マフラ取付部156の他端側(前側)に設けられた部分であり、ボルト等の締結具により、前側上部に第3マフラ153が取り付けられる。延長部157は、左側方視で略逆L字状の部材であり、一端側(後側)がボルト等の締結具により前板156dと締結されている。
図12C、図12Dに示すように、締結部158は、マフラ取付部156とともに第1マフラ151を挟み込むことで、当該第1マフラ151をマフラ取付部156に締結する部分である。締結部158は、第1被取付部158aと、第2被取付部158bと、湾曲部158cと、を含んでいる。第1被取付部158a及び第2被取付部158bは、ボルト等の締結具によりマフラ取付部156の上部に締結される部分である。湾曲部158cは、機体幅方向の一方側(左側)が第1被取付部158aと接続され、機体幅方向の他方側(右側)が第2被取付部158bと接続されており、中途部が上方に向かって凸状に湾曲している。即ち、湾曲部158cは、当該湾曲部158cの凹面(下側の面)に第1マフラ151の上部を嵌め込み、当該凹部84aと、マフラ取付部156の上部とで第1マフラ151を挟み込む。
図12B、図12Dに示すように、上部カバー159は、第1マフラ151の上部を覆う部材であり、板面が上下方向を向き、且つマフラ取付部156の上部に配置されている。上部カバー159は、ボルト等の締結具により、マフラ取付部156に取り付けられる。
なお、上述した第1固定ブラケット155は、第1マフラ151、第2マフラ152、及び第3マフラ153を原動機4に固定するが、第1マフラ151、第2マフラ152、及び第3マフラ153を別々の構造体に固定するような構成であってもよい。例えば、図13A、図13Bに示すように、旋回作業機1の排気構造54は、第2固定ブラケット160と、第3固定ブラケット164と、を備えている。第2固定ブラケット160は、第1マフラ151及び第3マフラ153を原動機4に固定し、第3固定ブラケット164は、第2マフラ152を旋回台(機体)2に固定する。これによって、第1マフラ151及び第3マフラ153を原動機4に取り付け、別途第2マフラ152を旋回台2に取り付けることができるため、排気構造54を取り付ける空間が比較的狭小な場合であっても、第2マフラ152を容易に取り付けることができる。
図13Bに示すように、第2固定ブラケット160は、マフラ取付部161と、締結部162と、上部カバー163と、を有している。マフラ取付部161、締結部162、及び上部カバー163は、例えば厚板鋼板を曲げ加工して形成されている。マフラ取付部161は、上板161aと、側板161bと、後板161cと、前板161dと、を含んでいる。
図13Bに示すように、上板161aは、板面が上下方向を向くように配置され、機体幅方向及び前後方向の長さが上下方向の長さよりも長く、マフラ取付部161の上部を構成する板状部分である。上板161aの上面には、第1マフラ151及び第3マフラ153がボルト等の締結具により取り付けられる。詳しくは、上板161aの一方側(左側)に第1マフラ151が取り付けられ、上板161aの他方側(右側)に第2マフラ152が取り付けられる。側板161bは、上板161aの機体幅方向の内側(左側)の端部から下方に延設されている部分であり、原動機4の機体幅方向の外側(右側)、即ちフライホイール4cとボルト等の締結具により固定される。
図13Bに示すように、後板161cは、上板161aの後端部から下方に延設されている部分であり、当該上板161aと側板161bとを連結するリブである。
図13Bに示すように、前板161dは、上板161aの前端部から下方に延設されている部分であり、当該上板161aと側板161bとを連結するリブである。
図13Bに示すように、締結部162は、マフラ取付部161とともに第1マフラ151を挟み込むことで、当該第1マフラ151をマフラ取付部161に締結する部分である。締結部162は、第1被取付部162aと、第2被取付部162bと、湾曲部162cと、を含んでいる。第1被取付部162a及び第2被取付部162bは、ボルト等の締結具によりマフラ取付部161の上部に締結される部分である。湾曲部162cは、機体幅方向の一方側が第1被取付部162aと接続され、機体幅方向の他方側が第2被取付部162bと接続されており、中途部が上方に向かって凸状に湾曲している。即ち、湾曲部162cは、当該湾曲部162cの凹面(下側の面)に第1マフラ151の上部を嵌め込み、当該凹部84aと、マフラ取付部161の上部とで第1マフラ151を挟み込む。
図13Bに示すように、上部カバー163は、第1マフラ151の上部を覆う部材であり、マフラ取付部161の上部に配置されている。上部カバー163は、ボルト等の締結具により、マフラ取付部161に取り付けられる。
図13A、図13Bに示すように、第3固定ブラケット164は、車体に第2マフラ152を取り付ける部材である。例えば、第3固定ブラケット164は、仕切り板36に取り付けられ、当該仕切り板36を介して、第2マフラ152を車体に対して支持する。第3固定ブラケット164は、例えば厚板鋼板を曲げ加工して形成されている。第3固定ブラケット164は、取付片164aと、支持部164bと、を有している。取付片164aは、機体幅方向の長さ及び上下方向の長さが前後方向の長さよりも長い板状の部分であり、仕切り板36に取り付けられる。詳しくは、取付片164aは、仕切り板36の前面の他方側(右側)にボルト等の締結具により締結される。
図13Bに示すように、支持部164bは、第2マフラ152を支持する部分である。取付片164aの前側上部から前方に延設されており、前後方向の長さ及び機体幅方向の長さが上下方向の長さよりも長い板状の部分である。第2マフラ152は、支持部164bの前側の上面にボルト等の締結具により締結される。
上述した旋回作業機1は、旋回台2と、旋回台2に搭載された原動機4と、旋回台2に設けられた作業装置20と、原動機4の燃料を収容する燃料ボンベ130を支持する支持機構90と、を備えている。上記構成によれば、旋回作業機1は、燃料ボンベ130に収容された燃料によって駆動することができる。
また、旋回作業機1は、原動機4を収容するエンジンルームEを形成するボンネット40を備え、支持機構90は、燃料ボンベ130をボンネット40の上方で支持する。上記構成によれば、燃料ボンベ130をボンネット40の上方に配置することで、当該ボンネット40の上方の空間を有効利用することができる。
また、ボンネット40は、開閉可能であり、支持機構90は、燃料ボンベ130をボンネット40の上方の設置位置K1と、ボンネット40の開閉時にボンネット40と干渉しない退避位置K2と、に移動可能に支持する。上記構成によれば、燃料ボンベ130をボンネット40の上方に配置し、燃料ボンベ130とボンネット40が干渉することにより、燃料ボンベ130がボンネット40の開閉を妨げることを回避できる。このため、ボンネット40の上方の空間の有効利用と、ボンネット40の開閉の利便性と、を両立することができる。
また、支持機構90は、燃料ボンベ130を水平方向に回動可能に枢支する第1枢支軸94を有している。上記構成によれば、燃料ボンベ130を第1枢支軸94廻りに回動させるという簡単な操作で、当該燃料ボンベ130の配置を設置位置K1と退避位置K2とに容易に変更することができる。
また、支持機構90は、設置位置K1において、燃料ボンベ130を旋回台2の旋回軌跡C2よりも内側で支持する。上記構成によれば、旋回台2が旋回する際に、燃料ボンベ130は、旋回台2の旋回軌跡C2内にあって、燃料ボンベ130と周囲の障害物と接触することを回避できる。
また、支持機構90は、燃料ボンベ130を退避位置K2から下方に回動可能に枢支する第2枢支軸101を有している。上記構成によれば、燃料ボンベ130を第2枢支軸101廻りに下方へ回動させるという簡単な動作で、当該燃料ボンベ130を退避位置K2より下方に配置することができる。
また、支持機構90は、第1枢支軸94を支持する基部91と、第1枢支軸94と第2枢支軸101とを連結し、第1枢支軸94廻りに回動する第1枢支ブラケット95と、第2枢支軸101と設置部106とを連結し、第2枢支軸101廻りに回動する第2枢支ブラケット102と、を有し、基部91は、第1枢支ブラケット95を第1枢支軸94廻りに回動させると第2枢支ブラケット102が係止され、当該第1枢支ブラケット95の回動範囲を制限する切欠き93bが形成されている。上記構成によれば、燃料ボンベ130が意図せず第1枢支軸94廻りに回動することを抑制することができる。
また、ボンネット40の上方において設置位置K1に配置された燃料ボンベ130の上方を覆う上部材85を備え、支持機構90は、設置位置K1に配置された燃料ボンベ130の下部に対して機体外側方向に対向する延設部114を備え、延設部114と上部材85との間隔が燃料ボンベ130の直径よりも狭い。上記構成によれば、燃料ボンベ130の上部が外部と接触することを抑止するとともに、上部材85と延設部114とで燃料ボンベ130を囲むことで、燃料ボンベ130をボンネット40の上部にとどめることができる。
また、支持機構90は、燃料ボンベ130を固定する締め具112を有している。上記構成によれば、支持機構90は、締め具112によって燃料ボンベ130を強固に支持固定することができる。
また、燃料は、天然ガス又は石油ガスであり、圧縮気体又は液体の状態で燃料ボンベ130に収容されている。上記構成によれば、第2燃料が天然ガスである場合は、従来のガソリンエンジンやディーゼルエンジンのようにガソリンや軽油により駆動する場合に比べ、原動機4から排出されるガスに黒煙、NOx、SOxなどが少ない。また、第2燃料が石油ガスである場合は、煤煙がほとんど排出されず、PMやNOxが少ない。このため、旋回作業機1は、作業効率を維持しつつ、環境に対する影響を少なくできる。
また、燃料ボンベ130内の燃料残量が所定量以下に低下した場合に原動機4に燃料を供給する予備ボンベ(リザーブタンク)132bを備えている。上記構成によれば、燃料ボンベ130内の燃料残量が少なくなった場合であっても、旋回作業機1は、即時に作業を停止することなく、作業を継続することができる。
また、旋回作業機(作業機)1は、運転席8が設けられた旋回台2と、旋回台2の前部に設けられた作業装置20と、旋回台2の後部に設けられ、エンジンルームEを形成するボンネット40と、ボンネット40の上方に配置された支柱61を有し、運転席8を保護する保護機構60と、を備え、ボンネット40と支柱61との間に収容物を収容する収容部81が形成されている。上記構成によれば、ボンネット40と支柱61との間の空間を有効利用して、収容物を収容する空間を確保することができる。
また、旋回作業機1は、支柱61を支持するとともに収容部81を形成する支持体80を備え、支持体80は、ボンネット40の前側から上方に延伸する縦部材84と、縦部材84の上部から後方に延設され、且つボンネット40の上方に位置する上部材85と、を有し、支柱61は、上部材85に取り付けられており、収容部81は、ボンネット40と、縦部材84と、上部材85と、に囲まれる空間に形成されている。上記構成によれば、収容部81は、収容物を収容する部分を簡単に構成できるだけでなく、支柱61を強固に支持できる。
また、保護機構60は、機体幅方向に間隔を隔てて配置された一対の支柱61を有し、上部材85は、機体幅方向の一方側から他方側に延伸しており、一対の支柱61は、上部材85の機体幅方向の一方側と他方側とに取り付けられている。上記構成によれば、ルーフ62による加重を上部材85の機体幅方向の一方側と他方側とで分散することができる。
また、支柱61は、ボンネット40の前側から上方に延伸する第1部分83a1,83b1と、第1部分83a1,83b1の上端部から後方に湾曲してボンネット40の上方に配置される第2部分83a2,83b2と、第2部分83a2,83b2の上部から上方に延伸する第3部分61bと、を有し、収容部81は、ボンネット40と、第1部分83a1,83b1と、第2部分83a2,83b2と、に囲まれる空間に形成されている。上記構成によれば、収容部81は、支柱61とボンネット40との間に簡単に構成できるだけでなく、収容部81を強固に構成できる。
また、縦部材84は、収容部81と、収容部81よりも運転席8側の空間と、を仕切っている。上記構成によれば、運転席8側と、収容物を収容する部分とを区切ることができる。
また、旋回作業機1は、収容空間の後方側を覆うカバー87を備えている。上記構成によれば、収容物が外部環境に晒されることを防止することができ、例えば旋回をしながら作業を行う場合に収容物が何等かの物と直接接触することを防止することができる。
また、旋回作業機1は、収容物を支持する支持機構90を備え、ボンネット40は、開閉可能であり、支持機構90は、収容物を、収容部81内に収容する収容位置K1とボンネット40の開閉時にボンネット40と干渉しない退避位置K2とに移動可能に支持する。上記構成によれば、収容位置K1においては、収容物をボンネット40の上方に配置し、退避位置K2においては、収容物とボンネット40が干渉することを回避できる。このため、ボンネット40の開閉を妨げることなく、収容部81とボンネット40とを上下方向に並べることによる作業性の向上や、空間の有効利用が可能となる。
また、旋回作業機1は、旋回台2に搭載された原動機4を備え、収容物は、原動機4の燃料を収容する燃料ボンベ130である。上記構成によれば、旋回作業機1は、燃料ボンベ130に収容された燃料によって駆動することができる。
また、旋回作業機1は、旋回台2と、旋回台2に設けられた作業装置20と、第1燃料及び第2燃料のいずれかを選択的に用いて駆動する原動機4と、第1燃料を収容する燃料タンク50と、第2燃料を収容する燃料ボンベ130を支持する支持機構90と、原動機4に供給する燃料を第1燃料と第2燃料とのいずれかに切り換える燃料切換部133と、を備えている。上記構成によれば、燃料タンク50及び燃料ボンベ130のうち一方の残量が少なくなった場合は、他方の燃料を用いて原動機4を駆動させることができ、作業を継続することができる。
また、旋回作業機1は、原動機4に供給する燃料の切換操作を行う操作具141を備えている。上記構成によれば、作業者は、原動機4を駆動させる燃料を作業場面や環境等に応じて簡単に切り換えることができる。
また、支持機構90は、燃料ボンベ130を着脱可能に支持する。上記構成によれば、旋回作業機1が燃料タンク50に収容された第1燃料で駆動する場合には、燃料ボンベ130を取り外して駆動することができる。これによって、燃料ボンベ130の残量が少ない場合に、当該燃料ボンベ130を交換する際にも作業を続行するなど一層柔軟に作業を行うことができる。
また、旋回作業機1は、燃料タンク50が収容している第1燃料の残量を示す第1インジケータ143cと、燃料ボンベ130が収容している第2燃料の残量を示す第2インジケータ143dと、を備えている。上記構成によれば、作業者は、第1インジケータ143cと第2インジケータ143dとを確認することで、容易に第1燃料の残量及び第2燃料の残量を認識することができる。
また、旋回作業機1は、旋回台2に設けられた運転席8を備え、操作具141は、運転席8に着座した作業者が操作可能な位置に配置されている。上記構成によれば、旋回作業機1の作業中に、燃料タンク50及び燃料ボンベ130のうち一方の残量が少なくなった場合、作業者は、旋回作業機1から降車することなく、容易に原動機4に供給する燃料を第1燃料と第2燃料とのいずれかに切り換えることができる。
また、旋回作業機1は、原動機4に供給している燃料が第1燃料であるか、又は第2燃料であるかを示す表示機構(第3インジケータ)143eを備えている。上記構成によれば、作業者は、原動機4に供給している燃料が第1燃料であるか、又は第2燃料であるかを容易に把握することができる。
また、第2燃料は、圧縮気体又は液体の状態で燃料ボンベ130に収容されている。上記構成によれば、旋回作業機1は、燃料ボンベ130に収容された燃料によって駆動することができる。
また、旋回作業機(作業機)1の排気構造54は、原動機4から排出される排ガスが導入される第1マフラ151と、第1マフラ151から吐出された排ガスを受け入れる第1受入部152aと、第1受入部152aから受け入れた排ガスを通過させるマフラ本体部152bと、マフラ本体部152bから排ガスを吐出する吐出部(吐出管)152cとを有する第2マフラ152と、第2マフラ152から吐出された排ガスが導入される第3マフラ153と、第3マフラ153から吐出された排ガスを排出するテールパイプ154と、を備え、第1受入部152a及び吐出部152cは、マフラ本体部152bに対して同一方向側に配置されており、原動機4から第1マフラ151を介して第1受入部152aに至る排ガス経路の少なくとも一部と、吐出部152cから第3マフラ153を介してテールパイプ154に至る排ガス経路の少なくとも一部とが互いに対向する位置に配置されている。上記構成によれば、第1受入部152aから第2マフラ152に受け入れられた排ガスは、第1受入部152aで受け入れられた排気方向とは逆方向に向かって、吐出部152cから排出される。これにより、原動機4から第1マフラ151を介して第1受入部152aに至る排ガス経路の少なくとも一部と、吐出部152cから第3マフラ153を介してテールパイプ154に至る排ガス経路の少なくとも一部とを対向配置することができるので、排気構造54をコンパクトにでき、より狭小な空間にも当該排気構造54を配置することができる。
また、第1マフラ151、第2マフラ152、及び第3マフラ153を原動機4に固定する第1固定ブラケット155を備えている。上記構成によれば、第1マフラ151、第2マフラ152、及び第3マフラ153を同一の振動系に固定することができる。
また、第1マフラ151及び第3マフラ153を原動機4に固定する第2固定ブラケット160と、第2マフラ152を旋回台に固定する第3固定ブラケット164とを備えていてもよい。上記構成によれば、第1マフラ151及び第3マフラ153を原動機4に取り付け、第2マフラ152を旋回台2に取り付けることができるため、排気構造54を設置する空間が比較的狭小な場合であっても、第1〜第3マフラ151〜153を容易に取り付けることができる。
また、第1マフラ151は、三元触媒コンバータと一体化されている。上記構成によれば、排ガス中の有害成分を浄化することができる。
また、吐出部152cは、マフラ本体部152bから吐出される排ガスを通過させる吐出管を有し、第3マフラ153には、吐出管152cから吐出される排ガスを受け入れて第3マフラ153に導入する第2受入部153bが接続されており、第2受入部153bは、吐出管152cから排出される排ガスと外気とを第3マフラ153に導入する。例えば、第2受入部153bは、マフラ本体部152b側に向かうほど拡径した拡管構造を有しており、拡管構造内に吐出管152cの端部が挿入されている。上記構成によれば、排気温度及び騒音を簡易な構成で効率よく低減できる。
また、第1マフラ151から排出される排ガスを通過させる第1排気管(排気管)151cを備え、第1受入部152aは、第1排気管151cから排出される排ガスと外気とをマフラ本体部152bに導入する。例えば、第1受入部152aは、マフラ本体部152bから遠ざかる側に向かうほど拡径した拡管構造を有し、拡管構造内に第1排気管151cの端部が挿入されている。上記構成によれば、排気温度及び騒音を簡易な構成で効率よく低減できる。
また、旋回作業機1は、排気構造54を備えている。上記構成によれば、上述した優れた効果を有する旋回作業機1を実現することができる。
また、原動機4は、火花点火方式のエンジンである。上記構成によれば、燃料を燃焼させることにより排出される排ガスの排気温度及び騒音を一層低減することができる。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上述した実施形態において、収容部81には、燃料ボンベ130が収容されているが、収容部81には、燃料ボンベ130に加えて、或いは代えて、工具やメンテナンス部品等の各種収容物を収容してもよい。
また、上述した実施形態では本発明を旋回作業機であるバックホーに適用する例について説明したが、本発明の適用対象はこれに限らず、各種の建設機械、土木機械、農業機械等、多様な作業機に適用できる。
また、上述した実施形態では、燃料タンク50と燃料ボンベ130とを備え、原動機4に供給する燃料を切り換え可能な構成としたが、これに限るものではない。例えば、燃料タンク50を省略し、燃料ボンベ130から供給する燃料のみを原動機に供給する構成としてもよい。この場合、給油口50bについても省略し、給油口50bが配置されていた部分を外装カバーで覆うようにしてもよい。斯かる場合、当該外装カバーは、ボンネット40の外部とエンジンルームE内とを連通する例えばメッシュ状のカバーであってもよいし、その形状や構造は限定されない。
1 旋回作業機(作業機、バックホー)
2 旋回台(機体)
4 原動機
54 排気構造
151 第1マフラ
151c 排気管(第1排気管)
152 第2マフラ
152a 第1受入部
152b マフラ本体部
152c 吐出管(吐出部)
153 第3マフラ
153b 第2受入部
154 テールパイプ
155 第1固定ブラケット
160 第2固定ブラケット
164 第3固定ブラケット

Claims (10)

  1. 原動機から排出される排ガスが導入される第1マフラと、
    前記第1マフラから吐出された排ガスを受け入れる第1受入部と、前記第1受入部から受け入れた排ガスを通過させるマフラ本体部と、前記マフラ本体部から排ガスを吐出する吐出部と、を有する第2マフラと、
    前記第2マフラから吐出された排ガスが導入される第3マフラと、
    前記第3マフラから吐出された排ガスを排出するテールパイプと、
    を備え、
    前記第1受入部及び前記吐出部は、前記マフラ本体部に対して同一方向側に配置されており、
    前記原動機から前記第1マフラを介して前記第1受入部に至る排ガス経路の少なくとも一部と、前記吐出部から前記第3マフラを介して前記テールパイプに至る排ガス経路の少なくとも一部とが互いに対向する位置に配置されている作業機の排気構造。
  2. 前記第1マフラ、前記第2マフラ、及び前記第3マフラを前記原動機に固定する第1固定ブラケットを備えている請求項1に記載の作業機の排気構造。
  3. 前記第1マフラ及び前記第3マフラを前記原動機に固定する第2固定ブラケットと、前記第2マフラを旋回台に固定する第3固定ブラケットとを備えている請求項1に記載の作業機の排気構造。
  4. 前記第1マフラは、三元触媒コンバータと一体化されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機の排気構造。
  5. 前記吐出部は、前記マフラ本体部から吐出される排ガスを通過させる吐出管を有し、
    前記第3マフラには、前記吐出管から吐出される排ガスを受け入れて前記第3マフラに導入する第2受入部が接続されており、
    前記第2受入部は、前記吐出管から排出される排ガスと外気とを前記第3マフラに導入する請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機の排気構造。
  6. 前記第2受入部は、前記マフラ本体部側に向かうほど拡径した拡管構造を有しており、
    前記拡管構造内に前記吐出管の端部が挿入されている請求項5に記載の作業機の排気構造。
  7. 前記第1マフラから排出される排ガスを通過させる排気管を備え、
    前記第1受入部は、前記排気管から排出される排ガスと外気とを前記マフラ本体部に導入する請求項1〜6のいずれか1項に記載の作業機の排気構造。
  8. 前記第1受入部は、前記マフラ本体部から遠ざかる側に向かうほど拡径した拡管構造を有し、
    前記拡管構造内に前記排気管の端部が挿入されている請求項7に記載の作業機の排気構造。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の排気構造を備えている作業機。
  10. 前記原動機は、火花点火方式のエンジンである請求項9に記載の作業機。
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