JP2024021242A - 作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス時の作業性を向上させた作業機械を提供する。【解決手段】 掘削作業機1は、旋回フレームの右側の側部機関室11aの上側を覆う上面カバー11と右側を覆う右外装カバー4の支持および開閉構造において、旋回フレームの前後方向に設けられた第1フレーム部91と、第1フレーム部91に直交して設けられ、基端が第1フレーム部91に接続され他端が右外装カバー14に接続される第2フレーム部92と、を備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、作業機械に関し、原動機および機器類を配置する機関室を覆う外装カバーの支持および開閉構造に関する。
従来、作業機械では、原動機を収容する機関室を外装カバーで覆っている。機関室には、原動機の他に、タンク類、エンジン冷却水等の流体を冷却する熱交換器およびバッテリ等の機器類が配置されており、これらのタンク類および機器類は、定期的なメンテナンスが必要である。このため、必要に応じて外装カバーを開放して保守技術者がメンテナンスを行うようにしている。
特許文献1には、フロント作業機の取付位置の左方に運転席が配置されるキャビンを設け、右方に機関室を設けた作業機械において、機関室の前側、上側および右側をそれぞれ覆う、前面部、上面部および右面部が一体形成された開閉カバーを設けた例が開示されている。このような開閉カバーは、上面部の左側縁部を支点として開閉揺動するように構成されている。
特開2008-279930号公報
特許文献1に開示された作業機械の開閉カバーでは、当該開閉カバーを開けることで、機関室の前側、上側および右側が外部に露出する。一方で、機関室に配置している機器類等のメンテナンスのタイミングは、機器類等のそれぞれの用途および仕様に応じて異なる。例えば、燃料タンクへの給油の頻度に比べて、バッテリの交換頻度は低く、燃料タンクへの給油作業のみを行うのであれば、燃料タンクの給油口を覆う面部のみを開放すればよく、機関室の前側、上側および右側の全ての面部を開放状態とする必要はない。開閉カバーを開けることにより、機関室内への水、虫、ゴミ等の異物の侵入を許し、場合によっては機器類の寿命を縮めることになる。また、特許文献1のように、機関室の3方向を覆う面部を一体化した開閉カバーでは重量が重くなり、保守技術者にとって開閉カバーの開閉作業にかかる負担が大きいという問題があった。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、メンテナンス時の作業性を向上させた作業機械を提供することを目的とする。
本発明に係る作業機械は、車体フレームと、前記車体フレーム上に設けられ原動機および機器類が収容された機関室と、前記機関室を覆う複数の外装カバーと、を備え、平面視で前記車体フレームの前後方向に沿って設けられた第1フレーム部と、基端が前記第1フレーム部に接続され他端が前記外装カバーのうち前記機関室の側面を覆う側面カバーに接続される第2フレーム部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記第2フレーム部は、第1ヒンジ部を介して回動自在に前記第1フレーム部に支持されている、ものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記複数の外装カバーのうち前記機関室の上面を覆う上面カバーは、第2ヒンジ部を介して回動自在に前記第1フレーム部に支持されている、ものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記第2フレーム部の基端を枢支する第1枢軸を有する第1ヒンジ部と、前記上面カバーを連結するカバー取付部と、前記カバー取付部を枢支する第2枢軸と、を有する第2ヒンジ部とを備えるものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記第1枢軸は、前記第1フレーム部に設けられ、前記第2枢軸は、前記第2フレーム部の基端側に設けられる、ものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記第1枢軸と前記第2枢軸は、前記第1フレーム部に設けられる、ものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記第1枢軸と前記第2枢軸は、同一軸線上に設けられる、ものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記第2フレーム部は、前記第2フレーム部の回動角度を所定の角度に保持する第1保持部を有する、ものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記第2フレーム部は、前記上面カバーの回動角度を所定の角度に保持する第2保持部を有する、ものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記第2フレーム部は、当該第2フレーム部の回動を付勢する付勢部を有する、ものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記第2フレーム部は、前記第1フレーム部に対して互いに離間して配置された第1リンク部および第2リンク部を有し、前記第1リンク部および前記第2リンク部のそれぞれが前記第1フレーム部と前記側面カバーとを接続する、ものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記第1フレーム部は、支柱を介して前記車体フレームに連結されている、ものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記支柱は、第1支柱と第2支柱を有し、前記第1支柱は、直線状の形状を有し下方から前記第1フレーム部を支持し、前記第2支柱は、屈曲した形状を有し側方から前記第1フレーム部を支持する、ものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記第1支柱と前記第2支柱との間に、前記機関室における空間を区画する区画部が設けられている、ものである。
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記第1フレーム部は、一端を屈曲して形成し、該一端を前記車体フレームに連結するとともに、他端が前記第1支柱を介して前記車体フレームに連結される、ものである。
本発明の他の実施形態に係る作業機械は、前記機関室には、液体を貯留可能な貯留タンクが配置され、前記第1フレーム部は、前記貯留タンクを取り付ける取付部を有する、ものである。
本発明によれば、原動機および機器類を配置した機関室を覆う外装カバーの支持および開閉構造において、メンテナンス時の作業性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る掘削作業機の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る掘削作業機の右側面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削作業機における旋回フレーム7の構成の配置を説明する平面概要図である。 本発明の一実施形態に係る掘削作業機における旋回フレーム7の側部機関室部分を示す斜視図である。 側部機関室を覆う上面カバーを開けた状態を示す斜視図である。 部機関室を覆う右外装カバーを上面カバーとともに開けた状態を示す斜視図である。 側部機関室を覆う外装カバーの支持構造を説明する斜視図である。 側部機関室を覆う外装カバーの支持構造を説明する平面図である。 側部機関室を覆う外装カバーを閉じた状態の第1リンク部を説明する断面概要図である。 第1リンク部を回動させて側部機関室を覆う外装カバーを開けた状態を説明する断面概要図である。 側部機関室を覆う外装カバーを閉じた状態の第2リンク部を説明する断面概要図である。 第2リンク部を回動させて側部機関室の上方を覆う上面カバーを開けた状態を説明する断面概要図である。 ヒンジ機構を説明する拡大斜視図である。 ヒンジ機構の変形例を説明する拡大斜視図である。 ヒンジ機構の他の変形例を説明する拡大斜視図である。
本発明は、機関室に対して開閉可能に設けられた外装カバーの構成において、外装カバーの支持および開閉構造を工夫してメンテナンス時の作業性の向上を図るものである。以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の実施の形態では、本発明に係る作業機械として、旋回作業車である掘削作業機(ショベル)を例にとって説明する。ただし、本発明に係る作業機械は、掘削作業機に限らず、例えば、ブルドーザ、クレーン作業機、コンパクトトラックローダ、スキッドステアローダ、ホイールローダ等の他の建設機械、もしくは、トラクタ、コンバイン等の農業機械にも広く適用可能である。
本実施形態に係る掘削作業機1の全体構成について、図1および図2を用いて説明する。なお、以下では、特に方向視を定めない限り、掘削作業機1の運転席に着座したオペレータの位置を基準に、「前側」、「後側」、「左右側」、「平面側」又は「上側」、「底面側」又は「下側」と称する。
図1および図2に示すように、掘削作業機1は、自走可能な走行車体(機体)2と、走行車体2に取り付けられた作業機としての掘削装置3および排土装置4とを備える。
走行車体2は、左右一対のクローラ式の走行部5,5と、左右の走行部5,5間に介設された基台としての機体フレーム6を有する。
走行部5は、機体フレーム6に支持されたスプロケット、アイドラおよび複数のローラに履帯を巻回した構成を有する。走行部5は、その後端部に、駆動輪である駆動スプロケット5aを有する。
機体フレーム6の前側には、排土装置4が取り付けられている。排土装置4は、支持フレーム40と、支持フレーム40に支持された排土板であるブレード41とを備える。これらの構成を含む排土装置4は、全体として略左右対称に構成されている。
支持フレーム40は、走行車体2に対して上下回動可能に支持され、左右の走行部5,5間において前後方向に延伸した左右のアーム43を含む。左右のアーム43は、その基端部を機体フレーム6の前部に設けられた支持ブラケット42に対して左右方向を回動軸方向として支持されている。支持フレーム40は、ブレードシリンダ44の伸縮によって上下回動する。つまり、ブレードシリンダ44が伸縮することにより、支持フレーム40を介してブレード41が上下回動する。
走行車体2は、走行部5に対して旋回可能に搭載された旋回フレーム7を有する。旋回フレーム7は、旋回ベアリング8を介して機体フレーム6に接続され、旋回モータ(図示せず)の駆動により、機体フレーム6に対して上下方向の軸回りに左右いずれの方向にも旋回可能に設けられている。
旋回フレーム7の前側には、掘削装置3が取り付けられている。掘削装置3は、その基部側の部分を構成するブーム32と、ブーム32の先端側に連結されたアーム33と、アーム33の先端部に取り付けられたバケット34とを有する。また、掘削装置3は、ブーム32を回動動作させるブームシリンダ35と、アーム33を回動動作させるアームシリンダ36と、バケット34を回動動作させるバケットシリンダ37とを有する。
ブーム32の基端部は、ブーム支持ブラケット31により支持されている。ブーム支持ブラケット31は、旋回フレーム7に突設されたブラケット取付部28に、上下方向を回動軸方向とするスイング軸を介して支持されている。
ブーム支持ブラケット31は、左右方向を回動軸方向としてブーム32の基端を回動可能に支持するブーム支持部22と、ブームシリンダ35の下端を支持するブームシリンダ支持部23と、スイングシリンダ38のロッドの先端を連結するスイングシリンダ連結部25と、を有する。スイングシリンダ38の動作によりスイング軸回りにブーム支持ブラケット31が回動することにより、掘削装置3が左右に回動する。
ブームシリンダ35、アームシリンダ36、バケットシリンダ37およびスイングシリンダ38は、いずれも油圧ポンプ(図示せず)が吐出する圧油によって動作する油圧シリンダである。なお、掘削装置3において、バケット34は、作業用アタッチメントとして着脱可能に装着されており、作業内容に応じてバケット34に替えて挟み機(フォーク)または破砕機(ブレーカ)等の他のアタッチメントが装着される。
旋回フレーム7には、オペレータが走行部5および作業機を運転・操作する運転部を収容したキャビン10と、エンジン53、バッテリ54、エンジン用の燃料タンク51および油圧シリンダ用の作動油タンク52を収容する機関室11が設けられている。
旋回フレーム7の右側の機関室11の上方は、上面カバー12により覆われている。機関室11の後方は、リアカバー13および掘削装置3との重量バランスをとるためのカウンタウエイト9により覆われている。旋回フレーム7の機関室11の右側面は右外装カバー14により覆われている。機関室11の右側下部は右下外装カバー15により覆われている。機関室11の前方は、右フロントカバー16により覆われている。キャビン10の左側下部は左下外装カバー17により覆われている。キャビン10の前側下部は左フロントカバー18により覆われている。
キャビン10内には、運転席が設けられており、運転席の周辺には、走行部5を走行させるための走行レバー、旋回フレーム7の旋回、作業機の操作を行うための複数の操作ペダル、作業操作レバー、および、操作パネル部等が設けられている。
以上のような構成を備えた掘削作業機1においては、キャビン10に搭乗したオペレータにより走行レバーおよび/または作業操作レバー等が適宜操作されることで、所望の動作・作業が行われる。例えば、走行レバーの操作により、走行部5の前後直進走行または左右旋回走行が行われ、作業操作レバーの操作により、掘削装置3による掘削作業、あるいは、排土装置4による排土作業および/または整地作業が行われる。
本実施形態に係る掘削作業機1において、旋回フレーム7上の構成の配置について、図3を参照しつつ説明する。なお、図3に示す平面視においては、旋回フレーム7に配置された主要な構成を簡略化して示している。
旋回フレーム7は、基板71と、基板71に固定された補強部材である右縦リブ72、左縦リブ73と、前横リブ74、および、後横リブ75と、を有する。各リブは、所定の厚みの厚鋼板から構成され、板厚方向を水平方向として基板71上に立設されている。基板71の前端には、ブラケット取付部28が固定されている。
基板71は、平面視において左右端部および後端部が略円弧状に形成された形状を有している。なお、ここでいう「略円弧状」とは、単なる円弧のみならず、中心角が異なる複数の円弧が連続する形状や一部直線が含まれた形状も含むものとする。
右縦リブ72は、基板71の右側の位置に、前後に亘って直線状に設けられている。すなわち、右縦リブ72は、平面視においてブラケット取付部28の右後端から前後方向に延在している。右縦リブ72は、後部に対して前部の高さが高く、後部と前部の中間は後方に向かうに従って高さが漸次低くなるように形成されている。
左縦リブ73は、基板71の左側の位置に、右縦リブ72と平行に設けられた後左縦リブ73aと、前端が右寄りとなるように斜めに設けられた前左縦リブ73bとを有する。前左縦リブ73bは、平面視においてブラケット取付部28の左後端から後方に向かって左斜め方向に傾斜して延在し、その後端は後左縦リブ73aの前端に連結されている。
前横リブ74は、板体を側面視において略90度の角度に屈曲させて構成され、その下端が基板71に固定され、前側を向く端部がブラケット取付部28の後端に接している。また、前横リブ74は、左端が前左縦リブ73bの側面に、右端が右縦リブ72の側面にそれぞれ固定されている。
後横リブ75は、基板71の後側の位置に設けられ、左端が後左縦リブ73aの側面に、右端が右縦リブ72の側面にそれぞれ固定されている。
機関室11は、キャビン10の右側から後方にかけて旋回フレーム7上に設けられている。旋回フレーム7上の左側前方に配置されたキャビン10の後方側の運転席下方も、機関室11の一部となっている。また、旋回フレーム7の左右方向について、キャビン10と機関室11との間には、ブラケット取付部28に取り付けた掘削装置3のブーム32の前後移動を可能とするスペースが設けられている。
機関室11は、旋回フレーム7の基板71を床として、右側面が右外装カバー14により覆われ、上部を上面カバー12、後部をリアカバー13により覆われた空間として形成されている。機関室11のうち、旋回フレーム7の右側の側部機関室11aには、燃料タンク51、作動油タンク52、バッテリ54、熱交換ユニット60が配置されている。旋回フレーム7の後方側の後部機関室11bにはエンジン53および冷却ファン66が配置されている。
エンジン53は、燃料タンク51から燃料の供給を受けるディーゼルエンジンであり、後部機関室11bに横置きに配置されている。エンジン53の燃焼室で発生した燃焼ガスは、図示しない排気装置およびマフラーを介して機関室11外に排出される。
熱交換ユニット60および冷却ファン66は、エンジン53の右側であって側部機関室11aの後方に配置されている。旋回フレーム7には、エンジン53、冷却ファン66、熱交換ユニット60が、この順に機関室11の内側から右側に向かって配置されている。すなわち、冷却ファン66の風の吸い込み側に熱交換ユニット60が配置され、冷却ファン66の風の吐き出し側にエンジン53が配置されている。
掘削作業機1に搭載された電装品に供給する電力を蓄えるバッテリ54は、側部機関室11aの熱交換ユニット60よりも右側に配置され、基板71に固定されている。
また、バッテリ54の上方であって熱交換ユニット60の右側には、エンジン53に供給する空気を清浄化するためのエアクリーナ55が配置されている。エアクリーナ55とエンジン53は、図示しない空気導入配管を介して接続されている。
熱交換ユニット60は、ラジエータ61と、オイルクーラ62と、コンデンサ63とから構成されている。
ラジエータ61は、エンジン冷却水を冷却するための熱交換器であり、冷却水が流通する流通路と放熱部を備える。ラジエータ61は、ラジエータ61内の流通路から一時的に溢れた冷却水を貯留するリザーブタンク64と接続されている。オイルクーラ62は、油圧シリンダ等を動作させる作動油を冷却するための熱交換器であり、作動油が流通する流通路と放熱部を備える。オイルクーラ62は、各油圧シリンダからの戻り油の熱を放熱部で放熱することにより作動油タンク52に戻る作動油を冷却する。また、コンデンサ63は、キャビン10内の空気を調和する空調装置(図示せず)の高圧冷媒を冷却するための熱交換器であり、図示しないコンプレッサーに接続されている。
ラジエータ61とオイルクーラ62とは、略前後方向に列設されている。コンデンサ63は、ラジエータ61およびオイルクーラ62よりも右側であって、ラジエータ61およびオイルクーラ62に対向する位置に配置されている。
冷却ファン66は、熱交換ユニット60に対面して配置され、熱交換ユニット60を構成する熱交換器に冷却風を供給するものである。冷却ファン66は、軸流式ファンであり、例えば、エンジン53のクランクシャフトの一端側に接続することにより、クランクシャフトの回転に伴って回転する。
右外装カバー14には、図示しない通気口が複数設けられており、冷却ファン66を回転させることより、通気口から冷却用の外気が機関室11内に取り込まれる。すなわち、冷却ファン66の回転により、機関室11内を右から左に風が流れる。
旋回フレーム7の側部機関室11aを覆う外装カバーについて、図4から図6を参照して説明する。これらの図においては、旋回フレーム7の右側の部分のみを示し、側部機関室11aに配置された機器類等の図示を省略している。
側部機関室11aには、図3を参照して説明したように、燃料タンク51、作動油タンク52、バッテリ54および熱交換ユニット60等が配置されている。これらの構成を覆う外装カバーのうち、上面カバー12はそれ単独で開閉可能に設けられ(図5参照)、右外装カバー14は上面カバー12とともに開閉可能に設けられている(図6参照)。
上面カバー12は、平面視において略矩形状の形状を有し、右端縁が旋回フレーム7の外形に沿った円弧状、左端縁が直線状となっている。上面カバー12の左端縁側は、後述するヒンジ機構140により回動可能に支持されている。右外装カバー14は、側面視において略矩形状の形状を有し、平面視において旋回フレーム7の外形に沿った円弧状の形状を有する。右外装カバー14の上端縁は、上面カバー12の右端縁に嵌り合うように形成されている。すなわち、上面カバー12の一端縁である右端縁は、機関室11を覆う側面カバーである右外装カバー14により支持されている。また、右外装カバー14の下端縁は右下外装カバー15に嵌り合うように形成され、右下外装カバー15に対して離接自在に構成されている。
右外装カバー14の下端縁と右下外装カバー15の上端縁との間には、右外装カバー用のロック機構80aが設けられている。右外装カバー用のロック機構80aは、右外装カバー14を右下外装カバー15に対して固定するものである。また、右外装カバー14の上端縁と上面カバー12の右側端縁との間には、上面カバー用のロック機構80bが設けられている。上面カバー用のロック機構80bは、上面カバー12を右下外装カバー15に対して固定するものである。右外装カバー用のロック機構80aと上面カバー用のロック機構80bとは、同様のものであり、以下にこれらを総称するときは、ロック機構80と呼称する。
ロック機構80は、鍵穴82を有する施錠装置81とハンドル84を有する係合装置83から構成される。施錠装置81は、例えばシリンダ錠方式のもので、鍵穴82にキーを挿入して回動操作することにより、シリンダ錠に連結された施錠部材を係止部材に対して係脱することで施錠状態と解錠状態とを切り替えるものである。係合装置83は、ハンドル84を操作することにより、ハンドル84に連結された係合爪を係止部材に対して係脱するものである。右外装カバー用のロック機構80aの場合、係止部材は右下外装カバー15側に設けられる。また、上面カバー用のロック機構80bの場合、係止部材は右外装カバー14側に設けられる。このロック機構80では、施錠装置81が解錠状態のときにハンドル84を操作すれば、所望の外装カバーを開くことができる。なお、ハンドル84としては、右外装カバー用のロック機構80aのように、フラップ型のハンドル84aであってもよく、上面カバー用のロック機構80bのように、レバー型のハンドル84bであってもよい。
保守技術者は、右外装カバー用のロック機構80aの施錠装置81を解錠状態として右外装カバー14側のハンドル84aを操作することにより、右外装カバー14を右下外装カバー15から分離し、上面カバー12の左端縁側を支点とした回動動作により右外装カバー14および上面カバー12を一体的に開くことができる。また、保守技術者は、上面カバー用のロック機構80bの施錠装置81を解錠状態として上面カバー12側のハンドル84bを操作することにより、上面カバー12を右外装カバー14から分離して、上面カバー12のみを開くことができる。
旋回フレーム7の右側の側部機関室11aを覆う外装カバーの支持構造および開閉構造について、図7から図13を参照して説明する。図7および図8においては、上面カバー12、右外装カバー14、右フロントカバー16を取り払った状態の側部機関室11aを示している。図9は、図8におけるA-A断面図であり、図10は、図9の状態から第1リンク部101を回動させて、上面カバー12および右外装カバー14を開けた状態を示す。図11は、図8におけるB-B断面図であり、図12は、図11の状態から第2リンク部102を回動させて、上面カバー12のみを開けた状態を示す。図9から図12では、上面カバー12および右外装カバー14を二点鎖線で示している。また、図13はヒンジ機構を説明する拡大斜視図である。なお、これらの図においては、説明の便宜上、側部機関室11aの内部構成の図示を省略している。
側部機関室11aには、右外装カバー14および上面カバー12を支持する枠体として、第1フレーム部91と、第1フレーム部91と右外装カバー14とを接続する第2フレーム部92とが設けられている。
第1フレーム部91は、平面視で旋回フレーム7の前後方向に沿って設けられ、側部機関室11aの上部を囲う構造を支える梁部である。第1フレーム部91は、断面略C字状の形状を有する前後方向に長尺な鋼材から構成される。第1フレーム91の前方側は、下方に向けて鈍角に屈曲し、右縦リブ72に取り付けられている。第1フレーム部91は、後方側が主支柱93により支持されている。主支柱93の下端は、右縦リブ72の後方側の上端縁に固定されている。第1フレーム部91は、後部に対して前部の高さが低く、前方に向かうに従って高さが漸次低くなるように設けられている。この実施形態では、第1フレーム部91の前端および主支柱93の下端は、右縦リブ72に固定されているが、基板71に直接固定されてもよい。
第1フレーム部91は、右側を補助支柱94によって支持されている。補助支柱94は、棒材を略90度の角度で屈曲させて形成されている。補助支柱94の一端は、第1フレーム部91の側面に固定され、他端は基板71にネジ締結により固定されている。
主支柱93と補助支柱94により囲まれた枠内には、側部機関室11aにおいて、タンク類を配置する領域と、熱交換ユニット60およびバッテリ等の機器類を配置する領域を区画する区画部としての仕切板95が設けられている。補助支柱94および仕切板95は、例えば、エアクリーナ55を所定の高さ位置に支持するための支持部材、あるいは、バッテリ54と機器類を接続するケーブル等を保持させるための保持部材としても機能する。なお、仕切板95は、主支柱93と補助支柱94により囲まれた枠内の全面を覆うものでなくともよく、下部や上部が開口するように部分的に覆うものであってもよい。
第1フレーム部91の上部は平坦面となっており、この平坦面には後述する一対のヒンジ機構140が所定の間隔で設けられている。
第1フレーム部91の下方側には、作動油タンク52を取り付けるためのタンク取付部96が設けられている。タンク取付部96は、いわゆるL字金具であり、基板71に対して平行に設けられ板面からなるタンク連結部98と、基板71に対して垂直に設けられた板面からなるフレーム連結部99を有する。タンク連結部98は作動油タンク52の上部にネジ締結に連結され、フレーム連結部99は、溶接またはネジ締結により第1フレーム部91に固定される。このような構成のタンク取付部96を介して、作動油タンク52が第1フレーム部91に固定される。なお、作動油タンク52は、板金により構成されており、底側は基板71に固定されている。基板71に載置した作動油タンク52等の液体貯留タンクの上側を第1フレーム部91に固定できることから、旋回フレーム7に液体貯留タンクを配置する際の安定性を向上させることができる。また、第1フレーム部91の前後方向の中間位置にタンク取付部96を設けたことで、作動油タンク52を介して第1フレーム部91が基板71に接続されることになる。第1フレーム部91が作動油タンク52およびタンク取付部96によって下から支えられるため、第1フレーム部91の剛性を高めることができる。
第2フレーム部92は、後側に配置される第1リンク部101と前側に配置される第2リンク部102とを有する。第1リンク部101および第2リンク部102は、第1フレーム91から右方向に向かって設けられ、第1フレーム部91に右外装カバー14を接続するものである。すなわち、平面視において第1フレーム部91の延伸方向を縦方向とし、第2フレーム部92の第1リンク部101および第2リンク部102の延伸方向を横方向とすると、第1フレーム部91と第2フレーム部92は、略直交する位置関係にある。第1リンク部101および第2リンク部102のそれぞれの左端部(基端部)は、ヒンジ機構140を介して第1フレーム部91に接続されている。第1リンク部101および第2リンク部102は、第1フレーム部91に離間して設けられた一対のヒンジ機構140のそれぞれに左端を回動可能に軸支されている。
第1リンク部101は、上下を板厚方向とし前後を幅方向として板金により形成されている。第1リンク部101は、水平部103と、傾斜部104と、連結部105を含む。第1リンク部101では、水平部103に対して略90度の角度となるように設けた連結部105を、傾斜部104を介して水平部103の右端側に連設したことで、右外装カバー14の内壁への接続を容易にしている。
また、連結部105には、第1リンク部101を右外装カバー14に取り付ける取付部88が設けられている。取付部88は、ネジ締結により連結部105に固定されている。第1リンク部101は取付部88を介して、右外装カバー14の内壁から突設されたブラケットに取り付けられる。また、第1リンク部101の基端となる左端(水平部103の左端)には、ヒンジ機構140の第1枢軸141(図13参照)を挿通する円筒状のボス部106が設けられている。
第1リンク部101の下面側には、ガススプリング111とステー板114が設けられている。
ガススプリング111は、左右方向を伸縮方向として設けられている。ガススプリング111は、第1リンク部101の回動を付勢する付勢部であり、シリンダ112内に封入した高圧ガスの反力を利用してシリンダ112に対してロッド113を移動させることにより伸縮するものである。ガススプリング111のロッド側となる左端は、第1フレーム部91の下方に突設されたロッド側ブラケット97に、軸119a回りに回動可能に支持されている。ガススプリング111のシリンダ側となる左端は、第1リンク部101の水平部の下面側に下向きに突設されたシリンダ側ブラケット107に、軸119b回りに回動可能に支持されている。ガススプリング111は、右外装カバー14を上面カバー12とともに開き方向に回動させる際に伸長し、閉じ方向に回動させる際に収縮する。なお、ガススプリング111に代えて、シリンダ内にシリコーンオイル等の粘性液体を封入したオイルシリンダが用いられてもよい。
ステー板114は、第1リンク部101の回動角度を所定の角度に保持する第1保持部である。ステー板114は、右外装カバー14を上面カバー12とともに開放したときに、上面カバー12および右外装カバー14を支えるともに、ガススプリング111の伸長状態を保持するものである。ステー板114は、前後方向を板厚方向としてガススプリング111の伸縮方向に沿って配設されている。ステー板114の右側には、シリンダ側ブラケット107に設けたピン108をスライド移動可能に挿入する長孔115が設けられている。長孔115の長さはガススプリング111のロッド113の伸縮長に相当する。長孔115の右端は、略V字状に屈曲した形状となっており、ピン108を嵌合させる嵌合部116を形成している。ステー板114の左端は、ガススプリング111と同様にロッド側ブラケット97に、軸119b回りに回動可能に支持されている。右外装カバー14が閉じた状態では、ステー板114の右上端は、第1リンク部101の傾斜部104に設けられた長孔109から上方に突出している。
右外装カバー14を上面カバー12とともに開き方向に回動させたときに、ガススプリング111およびステー板114はともにロッド側ブラケット97の軸119bを支点に水平状態から所定の角度(例えば、45~85度)傾斜した状態となる。このとき、伸長したガススプリング111のピン108がステー板114の嵌合部116に嵌り込むことで、右外装カバー14および上面カバー12の荷重がステー板114によって支えられる。ステー板114により右外装カバー14および上面カバー12の自重によるガススプリング111の収縮が規制され、側部機関室11aの開放状態が維持される。
第2リンク部102は、上下を板厚方向とし前後を幅方向として板金により形成されている。第2リンク部102は、第1リンク部101と同様に、水平部123と、傾斜部124と、連結部125を含む。一方で、水平部123は第1リンク部101と異なり、平面視において前方側に湾曲した形状を有する。第2リンク部102の下側には、図8に示すように、燃料タンク51が設けられている。このため、給油口51aやタンク液面計の取付部51bに対する作業スペースを燃料タンク51上方に確保するため、第2リンク部102の水平部123を屈曲させた形状としている。
また、連結部125には、第2リンク部102を右外装カバー14に取り付ける取付部89が設けられている。取付部89は、ネジ締結により連結部125に固定されている。第2リンク部102は取付部89を介して、右外装カバー14の内壁から溶接等により突設されたブラケットに取り付けられる。第2リンク部102の左端(水平部123の左端)には、ヒンジ機構140の第2枢軸151(図13参照)を挿通する円筒状のボス部126が設けられている。
水平部123の上面には、前後方向を板厚方向として配置され、左右方向に長尺な長孔135が形成された案内部134が設けられている。案内部134は、上面カバーの開閉時にステー131を案内するものである。ステー131は、上面カバー12を開き方向に回動させたときに、開状態を維持するためのものである。ステー131は、丸棒から成りステー131の一端は略90度の角度で前方に屈曲しており、その先端は上面カバー12の裏面に設けられたブラケット137に回動可能に連結されている。ステー131の他端は略90度の角度で前方に屈曲しており、その先端は案内部134の長孔135に摺動可能に挿入されている。長孔135の左端は略逆V字状に屈曲した形状となっており、ステー131の先端132を嵌合させる嵌合部136を形成している。上面カバー12を所定の角度(例えば、45~85度)だけ開き方向に回動させたときに、ステー131の右先端が嵌合部136に嵌り込むことで、該ステー131で上面カバー12の荷重を支えつつ開状態を維持する。案内部134とステー131は、上面カバー12の回動角度を所定の角度に保持する第2保持部である。
開状態の上面カバー12を閉じるときには、保守作業者がステー131の一端と嵌合部136との嵌合を手動により解除する。第1フレーム部91は前側の方が後側より高さが低くなっており、第2リンク部102は第1リンク部101よりも低い位置に設けられることになる。第2保持部としての案内部134とステー131は、第2リンク部102の水平部の上面に配置されるが、第1リンク部101よりも低い位置に設けられている。つまり、本実施形態のような、例えば機械質量が5~11t(トン)程度の掘削作業機であれば、保守作業者は何等かの台や履帯上に乗って作業しなくてもよい高さに第2保持部を設けることができる。これにより、保守作業者のステー131へのアクセスが容易となる。
次に、ヒンジ機構140について説明する。第1リンク部用のヒンジ機構および第2リンク部用のヒンジ機構は、いずれも同じものである。ここでは、第1リンク部用のヒンジ機構140を例に説明する。
図13に示すように、ヒンジ機構140は、第1フレーム部91に対して第1リンク部101を回動支持する第1ヒンジ部142と、第1フレーム部91に対して上面カバー12を回動可能に支持する第2ヒンジ部152と、を有する。
第1ヒンジ部142は、第1フレーム部91に取り付けられる固定板部143と、第1枢軸141を支持する軸支持部144とを有している。固定板部143は、平面視において略矩形状の形状を有し、前後方向に対称となる2か所に、ボルト145を挿通する孔部が設けられている。孔部に挿通されたボルト145はナット146と締結され、第1フレーム部91の上面に固定板部143を固定する。軸支持部144は、固定板部143の矩形の長辺側の長さに亘る第1枢軸141の両端を支持するものであり、第1枢軸141が挿通される孔部を有する。軸支持部144は、固定板部143の右側寄りの位置に前後方向に互いに向き合うように2か所設けられている。前後の軸支持部144は、固定板部143に溶接等により固定されている。
また、前後の軸支持部144の間であって、一方の軸支持部144から第1リンク部101の幅に相当する距離だけ離間した位置には、第1リンク部101の軸方向の移動を規制する規制部147が設けられている。規制部147は、前後の軸支持部144と同形状を有する。第1枢軸141は、略前後方向を回動軸方向として前後の軸支持部144および規制部147に支持される。第1リンク部101のボス部106を挿通させて前後の軸支持部144から突出した第1枢軸141の両端には、抜け止め部材148が取り付けられている。これにより、第1リンク部101が、第1枢軸141を介して第1フレーム部91に連結される。
第2ヒンジ部152は、上面カバー12を取り付けるカバー取付部153と、第2枢軸151を支持する軸支持部154とを有している。カバー取付部153は、平面視において略矩形状の形状を有し、基端側となる左端に第2枢軸151を挿通する孔部が設けられた円筒状のボス部155を有する。また、カバー取付部153は、左端側の前後方向に対称な位置にボルト156を挿通する孔部が設けられている。孔部に挿通されたボルト156は、上面カバー12の裏面の連結部(図示せず)を介装してナット157と締結される。軸支持部154は、第2枢軸151が挿通される孔部を有し、第1リンク部101のボス部106に隣接する水平部103の上面に、前後方向にカバー取付部153の幅に相当する距離だけ離間した2か所の位置に設けられている。第2枢軸151は、略前後方向を回動軸方向として前後の軸支持部154に支持されている。カバー取付部152は、第2枢軸151を介して第1リンク部101に連結される。第1リンク部101および第2リンク部102が回動するときには、カバー取付部153もともに第2枢軸151回りに回動する。
このような構成のヒンジ機構140により、右外装カバー14は、第1リンク部101および第2リンク部102とともに第1枢軸141回りに回動可能である。右外装カバー14が上方向に回動することで、上面カバー12が押し上げられ、右外装カバー14および上面カバー12がともに開く。これにより側部機関室11aの上方および左側面が大きく開放される。上面カバー12は、カバー取付部153とともに第2枢軸151回りに回動可能である。上面カバー12は、それのみで上方に回動して開く。これにより側部機関室11aの上方のみが開放される。
以上のような構成を備えた本実施形態の掘削作業機1は、次のような構成を備えていると言える。すなわち、掘削作業機1は、車体フレーム(旋回フレーム7)と、車体フレーム(旋回フレーム7)上に設けられ原動機および機器類が収容された機関室11と、機関室11を覆う複数の外装カバーと、を備え、平面視で車体フレーム(旋回フレーム7)の前後方向(縦方向)に沿って設けられた第1フレーム部91と、第1フレーム部91から横方向に設けられ、基端が第1フレーム部91に接続され他端が外装カバーのうち機関室11の側面を覆う側面カバー(右外装カバー14)に接続される第2フレーム部92と、を備えている。
以上のような構成を備えた本実施形態に係る掘削作業機1によれば、機関室11に第1フレーム部91と第2フレーム部92とを有する構造枠を設けたことで、右外装カバー14は、第1フレーム部91と第2フレーム部92により支持され、上面カバー12は第1フレーム部91により支持される。このため右外装カバー14に上面カバー12を着脱不能に取り付けなくとも、それぞれの外装カバーが独立して構造枠に支持されることになる。したがって、保守技術者は、機関室11の機器類等の配置と保守作業の性質に応じて、複数の外装カバーから上面カバー12のみを開けるか、あるいは、上面カバー12と右外装カバー14の両方を開けるかを選択して行うことが可能となる。例えば、掘削作業機1のユーザが燃料タンクに給油を行う場合、給油口が位置する上面に限定した必要最小限の広さで外装カバー(上面カバー12)を開くことできる。このため、機関室への異物の侵入を低減できる。また、保守技術者が、機器類の点検や部品の交換を行う場合、最大限の大きさで外装カバー(右外装カバー14および上面カバー12)を開くことができる。したがって、メンテナンス時の作業性が向上する。
また、上述した本実施形態に係る掘削作業機1では、第2フレーム部は、第1ヒンジ部を介して回動自在に前記第1フレーム部に支持されている。また、上面カバー12は、第2ヒンジ部を介して回動自在に第1フレーム部91に支持されている。
以上のような構成を備えた本実施形態に係る掘削作業機1によれば、第2フレーム部92の基端(左端)がヒンジ機構140により回動することから、保守技術者は、右外装カバー14および上面カバー12を同時に開閉する作業を容易に行うことが可能である。
また、上述した実施形態に係る掘削作業機1では、第1ヒンジ部は、前記第2フレーム部の基端を枢支する第1枢軸を有し、第2ヒンジ部は、上面カバーを連結するカバー取付部と、カバー取付部を枢支する第2枢軸と、を有している。
以上のような構成を備えた本実施形態に係る掘削作業機1によれば、第2フレーム部92の基端とカバー取付部153を別々の枢軸で枢支することにより、第2フレーム部92の回動とカバー取付部153を同時に回動させることによる右外装カバー14と上面カバー12の一体的な開閉と、カバー取付部153のみを回動させることによる上面カバー12のみの開閉を容易に実現できる。このように、側部機関室11aを覆う外装カバーを、上面カバーのみの開閉と、上面カバーおよび右側面カバーとを一体として開閉する開閉構造としたことによって、メンテナンス時の作業性を向上させることができる。
また、上述した実施形態に係る掘削作業機1では、第2ヒンジ部を第2フレーム部の上部に設けることで、第1フレーム部91に対して、第1ヒンジ部と第2ヒンジ部を上下方向に整列させて設けている。これにより、第1枢軸141および第2枢軸151が上下方向に互いに平行に設けられることになる。
以上のような構成を備えた本実施形態に係る掘削作業機1によれば、右外装カバー14を回動自在に支持する第1枢軸141と、上面カバー12を回動自在に支持する第2枢軸151の2つの軸を含むヒンジ機構140をコンパクトに構成することができる。
ヒンジ機構の変形例について説明する。図14は、変形例1に係るヒンジ機構160の説明図である。図13を参照して説明したヒンジ機構140と同様の部材には同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。また、ヒンジ機構140と同様に、第1リンク部用のヒンジ機構および第2リンク部用のヒンジ機構は、いずれも同じものであるため、第1リンク部用のヒンジ機構160を例に説明する。
変形例1に係るヒンジ機構160は、第1ヒンジ部142の第1リンク部101を枢支する枢軸と第2ヒンジ部172のカバー取付部173を枢支する枢軸が、単一の枢軸161として構成されている点において、先に説明したヒンジ機構140と異なる。
また、第1リンク部101の左端側には、一対の腕部165が形成され、各腕部165の先端に枢軸161を挿通する孔部を有する円筒状のボス部166が設けられている。なお、第2リンク部102の左端側も同様の変形がされている。
上面カバー12を取り付ける第2ヒンジ部172のカバー取付部173は、断面略L字状の形状を有し、その下向きの端部には、枢軸161を挿通する孔部を有する円筒状のボス部175が設けられている。第1リンク部101の一対のボス部166の間には、カバー取付部173のボス部175が配置される。これにより、第1リンク部101とカバー取付部173が共通の枢軸161を介して第1フレーム部91に連結される。第1リンク部101および第2リンク部102が回動するときには、カバー取付部173もともに枢軸161回りに回動する。
右外装カバー14は、第1リンク部101および第2リンク部102とともに枢軸161回りに回動可能である。右外装カバー14が上方に回動することにより、上面カバー12が押し上げられ、右外装カバー14と上面カバー12とがともに開く。これにより側部機関室11aの上方および左側面が大きく開放される。上面カバー12は、カバー取付部173とともに枢軸161回りに回動可能であり、上面カバー12のみが上方に回動して開く。これにより側部機関室11aの上方のみが開放される。
上述した変形例1に係る掘削作業機1では、カバー取付部173が第1リンク部101の上部に位置するように、第1リンク部101の左端の形状をおよびカバー取付部173の左端の形状を工夫し、第1ヒンジ部142と第2ヒンジ部172を上下方向に整列させて設けている。これにより、ヒンジ機構160をコンパクトに構成することができる。また、第1枢軸と第2枢軸とを単一の枢軸161により構成したことで、ヒンジ機構の構成を簡易化し、組立作業の効率化を図ることができる。
ヒンジ機構の他の変形例について説明する。図15は、変形例2に係るヒンジ機構180の説明図である。図13を参照して説明したヒンジ機構140および変形例2に係るヒンジ機構160と同様の部材には同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。また、ヒンジ機構140と同様に、第1リンク部用のヒンジ機構および第2リンク部用のヒンジ機構は、いずれも同じものであるため、第1リンク部用のヒンジ機構180を例に説明する。
変形例2に係るヒンジ機構180では、変形例1と同様に、第1ヒンジ部182の第1リンク部101を枢支する枢軸と、第2ヒンジ部172のカバー取付部173を枢支する枢軸が、単一の枢軸181として構成されている。また、第1リンク部101のボス部106と、カバー取付部173のボス部175とが略前後方向を回動軸方向とする枢軸に対して、前後方向に並列に配置されている点において、変形例1と異なる。したがって、軸支持部144が固定される固定板部183および枢軸181は、前後方向の長さが変形例1のものよりも長いものとなっている。
右外装カバー14は、第1リンク部101および第2リンク部102とともに枢軸181回りに回動可能である。右外装カバー14が上方に回動することにより、上面カバー12が押し上げられ、右外装カバー14と上面カバー12とがともに開く。これにより側部機関室11aの上方および左側面が大きく開放される。上面カバー12は、カバー取付部173とともに枢軸181回りに回動可能であり、上面カバー12のみが上方に回動して開く。これにより側部機関室11aの上方のみが開放される。
上述した変形例1に係るヒンジ機構160および変形例2に係るヒンジ機構180では、それぞれ単一の枢軸161,181を用いたが、これに限定されない。すなわち、第1リンク部101を枢支する枢軸とカバー取付部173を枢支する枢軸とを別体とし、それらを同一軸線上に配置するようにしてもよい。
上述した実施形態および変形例の説明は本発明の一例であり、本発明に係る作業機械は上述の実施形態に限定されることはない。このため、上述した実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。また、本開示に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
なお、本発明は以下の態様をとることができる。
(付記1)
車体フレームと、
前記車体フレーム上に設けられ原動機および機器類が収容された機関室と、
前記機関室を覆う複数の外装カバーと、
を備え、
平面視で前記車体フレームの前後方向に沿って設けられた第1フレーム部と、
基端が前記第1フレーム部に接続され他端が前記外装カバーのうち前記機関室の側面を覆う側面カバーに接続される第2フレーム部と、
を備えることを特徴とする作業機械。
(付記2)
前記第2フレーム部は、第1ヒンジ部を介して回動自在に前記第1フレーム部に支持されている、
(付記1)に記載の作業機械。
(付記3)
前記複数の外装カバーのうち前記機関室の上面を覆う上面カバーは、第2ヒンジ部を介して回動自在に前記第1フレーム部に支持されている、
(付記2)に記載の作業機械。
(付記4)
前記第2フレーム部の基端を枢支する第1枢軸を有しする第1ヒンジ部と、
前記上面カバーを連結するカバー取付部と、前記カバー取付部を枢支する第2枢軸と、を有する第2ヒンジ部と、
を備える(付記3)に記載の作業機械。
(付記5)
前記第1枢軸は、前記第1フレーム部に設けられ、
前記第2枢軸は、前記第2フレーム部の基端側に設けられる、
(付記4)に記載の作業機械。
(付記6)
前記第1枢軸と前記第2枢軸は、前記第1フレーム部に設けられる、
(付記4)に記載の作業機械。
(付記7)
前記第1枢軸と前記第2枢軸は、同一軸線上に設けられる、
(付記6)に記載の作業機械。
(付記8)
前記第2フレーム部は、前記第2フレーム部の回動角度を所定の角度に保持する第1保持部を有する、
(付記2)から(付記7)のいずれかに記載の作業機械。
(付記9)
前記第2フレーム部は、前記上面カバーの回動角度を所定の角度に保持する第2保持部を有する、
(付記3)から(付記7)のいずれかに記載の作業機械。
(付記10)
前記第2フレーム部は、当該第2フレーム部の回動を付勢する付勢部を有する、
(付記2)から(付記9)のいずれかに記載の作業機械。
(付記11)
前記第2フレーム部は、前記第1フレーム部に対して互いに離間して配置された第1リンク部および第2リンク部を有し、前記第1リンク部および前記第2リンク部のそれぞれが前記第1フレーム部と前記側面カバーとを接続する、
(付記1)から(付記10)のいずれかに記載の作業機械。
(付記12)
前記第1フレーム部は、支柱を介して前記車体フレームに連結されている、
(付記1)から(付記11)のいずれかに記載の作業機械。
(付記13)
前記支柱は、第1支柱と第2支柱を有し、
前記第1支柱は、直線状の形状を有し下方から前記第1フレーム部を支持し、
前記第2支柱は、屈曲した形状を有し側方から前記第1フレーム部を支持する、
(付記12)に記載の作業機械。
(付記14)
前記第1支柱と前記第2支柱との間に、前記機関室における空間を区画する区画部が設けられている、
(付記13)に記載の作業機械。
(付記15)
前記第1フレーム部は、一端を屈曲して形成し、該一端を前記車体フレームに連結するとともに、他端が前記第1支柱を介して前記車体フレームに連結される、
(付記13)または(付記14)に記載の作業機械。
(付記16)
前記機関室には、液体を貯留可能な貯留タンクが配置され、
前記第1フレーム部は、前記貯留タンクを取り付ける取付部を有する、
(付記1)から(付記15)のいずれかに記載の作業機械。
1 掘削作業機(作業機械)
2 走行車体
5 走行部
7 旋回フレーム(車体フレーム)
11 機関室
12 上面カバー
14 右外装カバー(側面カバー)
15 右下外装カバー
51 燃料タンク
52 作動油タンク
53 エンジン(原動機)
60 熱交換ユニット(熱交換器)
71 基板
72 右縦リブ
80 ロック機構
91 第1フレーム部
92 第2フレーム部
93 主支柱(第1支柱)
94 補助支柱(第2支柱)
95 仕切板(区画部)
96 タンク取付部
101 第1リンク部
102 第2リンク部
111 ガススプリング(付勢部)
114 ステー板(第1保持部)
131 ステー(第2保持部)
140 ヒンジ機構
160 ヒンジ機構
180 ヒンジ機構
142 第1ヒンジ部
152 第2ヒンジ部
172 第2ヒンジ部
182 第1ヒンジ部
本発明の他の実施形態に係る作業機械は、前記機関室には、液体を貯留可能な貯留タン
クが配置され、前記第1フレーム部は、前記貯留タンクを取り付ける取付部を有する、も
のである。
本発明の他の実施形態に係る作業機械は、旋回フレームと、前記旋回フレームの上部左側方に配置されたキャビンと、前記旋回フレームの上部右側方に配置された機関室と、を備える作業機械において、前記機関室の右側面を覆う右外装カバーと、前記機関室の上部を覆う上面カバーと、を備え、前記上面カバーは、前記右外装カバーの上方で前記上面カバーの左端縁側を支点として回動可能に設けられ、前記右外装カバーは、前記上面カバーの左端縁側を支点として前記上面カバーと一体として回動可能に設けられている、ものである。
本発明の他の実施形態に係る作業機械は、前記機関室は、前記キャビン側に前後方向に沿って設けられた第1フレーム部と、基端が前記第1フレーム部に回動可能に支持された第2フレーム部と、を備え、前記第2フレーム部の先端が、前記右外装カバーの内壁に取り付けられている、ものである。
本発明の他の実施形態に係る作業機械は、前記上面カバーは、前記第2フレーム部の上部に回動可能に設けられている、ものである。
なお、本発明は以下の態様をとることができる。
(付記1)
車体フレームと、
前記車体フレーム上に設けられ原動機および機器類が収容された機関室と、
前記機関室を覆う複数の外装カバーと、
を備え、
平面視で前記車体フレームの前後方向に沿って設けられた第1フレーム部と、
基端が前記第1フレーム部に接続され他端が前記外装カバーのうち前記機関室の側面を
覆う側面カバーに接続される第2フレーム部と、
を備えることを特徴とする作業機械。
(付記2)
前記第2フレーム部は、第1ヒンジ部を介して回動自在に前記第1フレーム部に支持さ
れている、
(付記1)に記載の作業機械。
(付記3)
前記複数の外装カバーのうち前記機関室の上面を覆う上面カバーは、第2ヒンジ部を介
して回動自在に前記第1フレーム部に支持されている、
(付記2)に記載の作業機械。
(付記4)
前記第2フレーム部の基端を枢支する第1枢軸を有しする第1ヒンジ部と、
前記上面カバーを連結するカバー取付部と、前記カバー取付部を枢支する第2枢軸と、
を有する第2ヒンジ部と、
を備える(付記3)に記載の作業機械。
(付記5)
前記第1枢軸は、前記第1フレーム部に設けられ、
前記第2枢軸は、前記第2フレーム部の基端側に設けられる、
(付記4)に記載の作業機械。
(付記6)
前記第1枢軸と前記第2枢軸は、前記第1フレーム部に設けられる、
(付記4)に記載の作業機械。
(付記7)
前記第1枢軸と前記第2枢軸は、同一軸線上に設けられる、
(付記6)に記載の作業機械。
(付記8)
前記第2フレーム部は、前記第2フレーム部の回動角度を所定の角度に保持する第1保
持部を有する、
(付記2)から(付記7)のいずれかに記載の作業機械。
(付記9)
前記第2フレーム部は、前記上面カバーの回動角度を所定の角度に保持する第2保持部
を有する、
(付記3)から(付記7)のいずれかに記載の作業機械。
(付記10)
前記第2フレーム部は、当該第2フレーム部の回動を付勢する付勢部を有する、
(付記2)から(付記9)のいずれかに記載の作業機械。
(付記11)
前記第2フレーム部は、前記第1フレーム部に対して互いに離間して配置された第1リ
ンク部および第2リンク部を有し、前記第1リンク部および前記第2リンク部のそれぞれ
が前記第1フレーム部と前記側面カバーとを接続する、
(付記1)から(付記10)のいずれかに記載の作業機械。
(付記12)
前記第1フレーム部は、支柱を介して前記車体フレームに連結されている、
(付記1)から(付記11)のいずれかに記載の作業機械。
(付記13)
前記支柱は、第1支柱と第2支柱を有し、
前記第1支柱は、直線状の形状を有し下方から前記第1フレーム部を支持し、
前記第2支柱は、屈曲した形状を有し側方から前記第1フレーム部を支持する、
(付記12)に記載の作業機械。
(付記14)
前記第1支柱と前記第2支柱との間に、前記機関室における空間を区画する区画部が設
けられている、
(付記13)に記載の作業機械。
(付記15)
前記第1フレーム部は、一端を屈曲して形成し、該一端を前記車体フレームに連結する
とともに、他端が前記第1支柱を介して前記車体フレームに連結される、
(付記13)または(付記14)に記載の作業機械。
(付記16)
前記機関室には、液体を貯留可能な貯留タンクが配置され、
前記第1フレーム部は、前記貯留タンクを取り付ける取付部を有する、
(付記1)から(付記15)のいずれかに記載の作業機械。
(付記17)
旋回フレームと、前記旋回フレームの上部左側方に配置されたキャビンと、前記旋回フレームの上部右側方に配置された機関室と、を備える作業機械において、
前記機関室の右側面を覆う右外装カバーと、前記機関室の上部を覆う上面カバーと、を備え、
前記上面カバーは、前記右外装カバーの上方で前記上面カバーの左端縁側を支点として回動可能に設けられ、
前記右外装カバーは、前記上面カバーの左端縁側を支点として前記上面カバーと一体として回動可能に設けられている、作業機械。
(付記18)
前記機関室は、前記キャビン側に前後方向に沿って設けられた第1フレーム部と、基端が前記第1フレーム部に回動可能に支持された第2フレーム部と、を備え、
前記第2フレーム部の先端が、前記右外装カバーの内壁に取り付けられている、
(付記17)に記載の作業機械。
(付記19)
前記上面カバーは、前記第2フレーム部の上部に回動可能に設けられている、
(付記18)に記載の作業機械。

Claims (16)

  1. 車体フレームと、
    前記車体フレーム上に設けられ原動機および機器類が収容された機関室と、
    前記機関室を覆う複数の外装カバーと、
    を備え、
    平面視で前記車体フレームの前後方向に沿って設けられた第1フレーム部と、
    基端が前記第1フレーム部に接続され他端が前記外装カバーのうち前記機関室の側面を覆う側面カバーに接続される第2フレーム部と、
    を備えることを特徴とする作業機械。
  2. 前記第2フレーム部は、回動自在に前記第1フレーム部に支持されている、
    請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記複数の外装カバーのうち前記機関室の上面を覆う上面カバーは、回動自在に前記第1フレーム部に支持されている、
    請求項2に記載の作業機械。
  4. 前記第2フレーム部の基端を枢支する第1枢軸を有する第1ヒンジ部と、
    前記上面カバーを連結するカバー取付部と、前記カバー取付部を枢支する第2枢軸と、
    を有する第2ヒンジ部と、
    を備える請求項3に記載の作業機械。
  5. 前記第1枢軸は、前記第1フレーム部に設けられ、
    前記第2枢軸は、前記第2フレーム部の基端側に設けられる、
    請求項4に記載の作業機械。
  6. 前記第1枢軸と前記第2枢軸は、前記第1フレーム部に設けられる、
    請求項4に記載の作業機械。
  7. 前記第1枢軸と前記第2枢軸は、同一軸線上に設けられる、
    請求項6に記載の作業機械。
  8. 前記第2フレーム部は、前記第2フレーム部の回動角度を所定の角度に保持する第1保持部を有する、
    請求項2に記載の作業機械。
  9. 前記第2フレーム部は、前記上面カバーの回動角度を所定の角度に保持する第2保持部を有する、
    請求項3に記載の作業機械。
  10. 前記第2フレーム部は、当該第2フレーム部の回動を付勢する付勢部を有する、
    請求項2に記載の作業機械。
  11. 前記第2フレーム部は、前記第1フレーム部に対して互いに離間して配置された第1リンク部および第2リンク部を有し、前記第1リンク部および前記第2リンク部のそれぞれが前記第1フレーム部と前記側面カバーとを接続する、
    請求項1に記載の作業機械。
  12. 前記第1フレーム部は、支柱を介して前記車体フレームに連結されている、
    請求項1に記載の作業機械。
  13. 前記支柱は、第1支柱と第2支柱を有し、
    前記第1支柱は、直線状の形状を有し下方から前記第1フレーム部を支持し、
    前記第2支柱は、屈曲した形状を有し側方から前記第1フレーム部を支持する、
    請求項12に記載の作業機械。
  14. 前記第1支柱と前記第2支柱との間に、前記機関室における空間を区画する区画部が設けられている、
    請求項13に記載の作業機械。
  15. 前記第1フレーム部は、一端を屈曲して形成し、該一端を前記車体フレームに連結するとともに、他端が前記第1支柱を介して前記車体フレームに連結される、
    請求項14に記載の作業機械。
  16. 前記機関室には、液体を貯留可能な貯留タンクが配置され、
    前記第1フレーム部は、前記貯留タンクを取り付ける取付部を有する、
    請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の作業機械。
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