JP2020164855A - 分岐型分解性ポリエチレングリコール誘導体 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]下式(1):
[2]Wのグルタミン酸を中心とした対称構造のオリゴペプチドが、以下のw1、w2またはw3の構造を有するオリゴペプチドである[1]記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
[3]Zの分解性オリゴペプチドが、C末端のアミノ酸としてグリシンを有するオリゴペプチドである[2]記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
[4]Zの分解性オリゴペプチドが、ハイドロパシー指標が2.5以上である疎水性の中性アミノ酸を少なくとも1つ有するオリゴペプチドである[2]または[3]のいずれかに記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
[5]総分子量が20,000以上である[1]〜[4]のいずれかに記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
[6]L1がカルボニル基、ウレタン結合、アミド結合、エーテル結合、チオエーテル結合、2級アミノ基、またはウレア結合;またはこれらの結合および/または基を含んでいてもよいアルキレン基である[1]〜[5]のいずれかに記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
[7]L2がアルキレン基;またはカルボニル基、ウレタン結合、アミド結合、エーテル結合、チオエーテル結合、2級アミノ基、およびウレア結合から選択される少なくとも一つの結合および/または基を含むアルキレン基である[1]〜[6]のいずれかに記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
[8]Xが活性エステル基、活性カーボネート基、アルデヒド基、イソシアネート基、イソチオシアネート基、エポキシド基、マレイミド基、置換マレイミド基、ビニルスルホニル基、アクリル基、置換スルホネート基、スルホニルオキシ基、カルボキシル基、メルカプト基、ピリジルジチオ基、α−ハロアセチル基、アルキルカルボニル基、ヨードアセトアミド基、アルケニル基、アルキニル基、置換アルキニル基、アミノ基、オキシアミノ基、ヒドラジド基およびアジド基からなる群より選択される、[1]〜[7]のいずれかに記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
ポリエチレングリコールによる細胞の空胞化は、ポリエチレングリコールの分子量が大きいほど発生する可能性が高くなるため、分解性ポリエチレングリコールは、細胞内でより小さい分子量に分解される分子設計が望ましい。しかし、分子量の小さいポリエチレングリコールを分解性オリゴペプチドで逐次的に繋ぎ合わせて高分子量の分解性ポリエチレングリコールを製造する場合、工程数が多くなる。また、2種類の異なる官能基を有したポリエチレングリコールを原料にする必要があり、副生する不純物も複雑になるため工業的な生産には不向きである。一方で、本発明の分岐型分解性ポリエチレングリコールは、安価で容易に入手可能なメトキシポリエチレングリコール誘導体を原料とし、それに分解性オリゴペプチドを結合させ、その後、グルタミン酸誘導体との反応で一度に2本のポリエチレングリコール鎖を構造に導入できることから、その製造において大きく工程数を削減することが可能である。また、オリゴペプチドのC末端のアミノ酸としてグリシンを用いることで、製造工程中で発生する不純物を低減させることができ、それにより、本発明の分岐型分解性ポリエチレングリコール誘導体を工業的に製造することが可能となる。
本発明に係る分解性ポリエチレングリコール誘導体は、下式(1)で示される。
また、L2は、好ましくはアルキレン基;またはアミド結合、エーテル結合、チオエーテル結合、ウレタン結合、2級アミノ基、カルボニル基、およびウレア結合から選択される少なくとも一つの結合および/または基を含むアルキレン基である。L2は、ポリエチレングリコールの繰り返しユニットに炭素原子で結合しているものが好ましい。
L1およびL2の特に好ましい態様は、下記の群(I)に示されるものである。また、群(I)のスペーサーを2つから5つ組み合わせても良い。2価のスペーサーとしてエステル結合とカーボネート結合は生体内の血中で徐々に分解するため適さない。
式(1)中のL2としては、群(I)の(z1)、(z2)、(z3)、(z4)、(z5)、(z6)、(z7)、(z8)または(z11)で示される基が好ましく、(z3)、(z5)または(z11)で示される基がより好ましい。
この不純物は通常の抽出や晶析などの精製工程で除去することは難しいため、純度よく目的物を得るためには、側鎖にアミノ基やカルボキシル基を持たないアミノ酸からなるオリゴペプチドを用いることが望ましい。Zを構成するアミノ酸は、α−アミノ酸であり、また基本的にはL型である。
Doolittle RF, 1982, J Mol Biol, 157:105−132.)。
Diego, CA, 2008」および「PEGylated Protein Drugs: Basic Science and Clinical Applications; Veronese, F. M., Ed.; Birkhauser:
Basel, Switzerland,2009」などに記載されている官能基が挙げられる。
具体的には、活性エステル基、活性カーボネート基、アルデヒド基、イソシアネート基、イソチオシアネート基、エポキシド基、カルボキシル基、メルカプト基、マレイミド基、置換マレイミド基、ヒドラジド基、ピリジルジチオ基、置換スルホネート基、ビニルスルホニル基、アミノ基、オキシアミノ基(H2N−O−基)、ヨードアセトアミド基、アルキルカルボニル基、アルケニル基(例えば、アリル基、ビニル基)、アルキニル基、置換アルキニル基(例えば、後記の炭素数1〜5の炭化水素基で置換されたアルキニル基)、アジド基、アクリル基、スルホニルオキシ基(例えば、アルキルスルホニルオキシ基)、α−ハロアセチル基などが挙げられ、好ましくは、活性エステル基、活性カーボネート基、アルデヒド基、イソシアネート基、イソチオシアネート基、エポキシド基、マレイミド基、置換マレイミド基、ビニルスルホニル基、アクリル基、スルホニルオキシ基(例えば、炭素数1〜5のアルキル−スルホニルオキシ基)、置換スルホネート基、カルボキシル基、メルカプト基、ピリジルジチオ基、α−ハロアセチル基、アルキニル基、置換アルキニル基(例えば、後記の炭素数1〜5の炭化水素基で置換された炭素数2〜5のアルキニル基)、アリル基、ビニル基、アミノ基、オキシアミノ基、ヒドラジド基およびアジド基であり、より好ましくは活性エステル基、活性カーボネート基、アルデヒド基、マレイミド基、オキシアミノ基およびアミノ基であり、特に好ましくはアルデヒド基、マレイミド基およびオキシアミノ基である。
下記の (a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(j)、または(k)で示される基が挙げられる。
下記の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)、または(l)で示される基が挙げられる。
下記の(h)、(m)、(n)、または(p)で示される基が挙げられる。
下記の(h)、(m)、(n)、または(p)で示される基が挙げられる。
下記の(h)、(m)、または(o)で示される基が挙げられる。
下記の(l)で示される基が挙げられる。
オリゴペプチドのN末端のアミノ基の保護基は、特に制限は無いが、例えばアシル系保護基およびカーバメート系保護基が挙げられ、具体的にはトリフルオロアセチル基、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル基(Fmoc)、tert−ブチルオキシカルボニル基などが挙げられる。
縮合反応としては、特に制限は無いが、縮合剤を用いる反応が望ましい。縮合剤としては、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDC)などのカルボジイミド系の縮合剤を単独で使用しても良く、N−ヒドロキシスクシンイミド(NHS)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(HOAt)などの試薬と併用しても良い。また、より反応性の高いHATUやHBTU、TATU,TBTU、COMU、4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリドn水和物(DMT−MM)などの縮合剤を使用しても良い。また反応を促進するため、トリエチルアミンやジメチルアミノピリジンなどの塩基を用いても良い。
反応で副生した不純物、または反応で消費されず残存したオリゴペプチドや縮合剤などは、精製除去を行うのが好ましい。精製は、特に制限されないが、抽出、再結晶、吸着処理、再沈殿、カラムクロマトグラフィー、超臨界抽出などで精製することができる。
脱保護反応で副生した不純物などは、精製除去を行うのが好ましい。精製は、特に制限されないが、抽出、再結晶、吸着処理、再沈殿、カラムクロマトグラフィー、超臨界抽出などで精製することができる。
前記反応Aと同様に、縮合剤を用いた反応が望ましく、反応を促進するため、トリエチルアミンやジメチルアミノピリジンなどの塩基を用いても良い。
グルタミン酸のアミノ基の保護基は、特に制限は無いが、例えばアシル系保護基およびカーバメート系保護基が挙げられ、具体的にはトリフルオロアセチル基、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル基(Fmoc)、tert−ブチルオキシカルボニル基などが挙げられる。
反応で副生した不純物、または反応で消費されず残存したポリエチレングリコール誘導体などは、精製除去を行うのが好ましい。精製は、特に制限されないが、抽出、再結晶、吸着処理、再沈殿、カラムクロマトグラフィー、超臨界抽出などで精製することができる。
脱保護反応で副生した不純物などは、精製除去を行うのが好ましい。精製は、特に制限されないが、抽出、再結晶、吸着処理、再沈殿、カラムクロマトグラフィー、超臨界抽出などで精製することができる。
前記反応Cと同条件で反応と精製が可能である。
ポリエチレングリコール誘導体(5)の中から、分子量や官能基の異なるポリエチレングリコール不純物を除去する手法としては、特開2014−208786号公報、または特開2011−79934号公報に記載の精製技術を用いることができる。
前記反応Cと同条件で反応と精製が可能である。
なお、これらの評価においてポリエチレングリコール誘導体が有する官能基の種類による影響を考慮し、評価試料はすべて、アミノ基を1つ有したポリエチレングリコール誘導体に統一して試験を実施した。
分解率 = (試験前のピーク面積% − 試験後のピーク面積%) ÷ 試験前のピーク面積% × 100
例えば、安定性試験前の分解性ポリエチレングリコール誘導体のGPCメインフラクションのピーク面積%が95%であり、試験後のGPCメインフラクションのピーク面積%が90%だったとすると、分解率は以下のように算出される。
分解率 = (95−90)÷95×100 = 5.26(%)
分解性ポリエチレングリコール誘導体は、血中で分解してしまうと、目的とする血中半減期を得ることができないため、安定性試験において、96時間後の分解率は、10%以下が好ましく、5%以下がさらに好ましい。
例えば、細胞を用いた分解性試験前の分解性ポリエチレングリコール誘導体のGPCメインフラクションのピーク面積%が95%であり、試験後のGPCメインフラクションのピーク面積%が5%だったとすると、分解率は以下のように算出される。
分解率 = (95−5)÷95×100 = 94.7(%)
分解性ポリエチレングリコール誘導体は、細胞内で効率よく分解されないと、目的とする細胞の空胞を抑制できないため、分解性試験において、96時間後の分解率は、90%以上が好ましく、95%以上がさらに好ましい。
ポリエチレングリコール誘導体に導入した分解性ペプチドは、ポリエチレングリコールに細胞内での分解性を付与するが、そのペプチド構造によってポリエチレングリコールの体内動態を変化させる可能性が考えられる。そこで、導入したペプチド構造の体内動態への影響を確認するため、血中半減期および、その体内分布について、分解性を持たない同分子量のポリエチレングリコール誘導体と比較する必要がある。具体的には、放射性同位体でラベル化した分解性を持たないポリエチレングリコール誘導体と、分解性ポリエチレングリコール誘導体を、マウスに投与し、複数のタイムポイントで、血液、各臓器の放射線量を測定し、定量測定を行うことができる。
具体的には、ポリエチレングリコール誘導体を10〜250mg/mLの濃度になるように生理食塩水に溶解し、マウス尾静脈より週3回、4週間以上、20〜100μL投与を続け、空胞が発生しやすいといわれている器官である脳脈絡叢や脾臓などのパラフィン切片を作製して染色後、切片画像を病理学的手法により確認し、空胞抑制の評価を行うことができる。
なお、本評価においてポリエチレングリコールの投与量は、当該技術分野における一般的なポリエチレングリコールの投与量と比べ、大過剰のポリエチレングリコールを投与する必要がある。
なお、本評価においてポリエチレングリコールの投与量は、当該技術分野における一般的なポリエチレングリコールの投与量と比べ、大過剰のポリエチレングリコールを投与する必要がある。
GPC分析(分子量測定)
標準ポリマー:分子量が、8,000、20,000、50,000および100,000のポリエチレングリコールを標準ポリマーとして使用してGPC分析による分子量測定を行った。
検出器:示差屈折計
カラム:ultrahydrogel500およびultrahydrogel250(WATERS製)
移動相:100mM Acetate buffer+0.02%NaN3(pH5.2)
流速:0.5mL/min
サンプル量:5mg/mL、20μL
カラム温度:30℃
HPLC分析(アミン純度測定)
検出器:示差屈折計
カラム:TSKgel SP−5PW(東ソー(株)製)
移動相:1mM Sodium phosphate buffer(pH6.5)
流速:0.5mL/min
注入量:5mg/mL、20μL
カラム温度:40℃
化合物(p3)(NH 2 ―E(FG−200ME) 2 )の合成
化合物(p4)(MA―E(FG−200ME) 2 )の合成
化合物(p8)(AL―E(FG−200ME) 2 )の合成
化合物(p5)(HO―E(FG−200ME) 2 )の合成
化合物(p6)(SC―E(FG−200ME) 2 )の合成
化合物(p7)(DE―E(FG−200ME) 2 )の合成
化合物(p8)(AL―E(FG−200ME) 2 )の合成
化合物(p9)(NH 2 O―E(FG−200ME) 2 )の合成
化合物(p13)(NH 2 ―E{E(FG−100ME) 2 } 2 )の合成
化合物(p10)(ME−100GF−Fmoc)の合成
化合物(p11)(ME−100GF−NH 2 )の合成
化合物(p12)(NH 2 ―E(FG−100ME) 2 )の合成
化合物(p13)(NH 2 ―E{E(FG−100ME) 2 } 2 )の合成
化合物(p14)(ME−200GLFG−Fmoc)の合成
化合物(p15)(ME−200GLFG−NH 2 )の合成
化合物(p16)(NH 2 ―E(GFLG−200ME) 2 )の合成
化合物(p17)(LY―400BO)の合成
化合物(p18)(LY−400NH 2 )の合成
血清中での安定性試験
1.5mLのエッペンドルフチューブに、マウスまたはヒト血清1mLを加え、各種ポリエチレングリコール誘導体を5.0mg/mLの濃度になるように添加した。37℃で96時間インキュベ−ション後、200μLをサンプリングし、そこにアセトニトリルを添加し、ボルテックスにて1分間攪拌し、血清中のたんぱく質を析出させ、遠心分離後、上清を回収した。次に脂肪酸などの疎水性物質を除去するため、回収液にヘキサンを添加し、ボルテックスにて1分間攪拌し、遠心分離後、下層を回収した。この溶液を真空条件にて濃縮し、血清中からポリエチレングリコール誘導体の回収を行った。その後、GPC分析を行い、分解性ポリエチレングリコール誘導体の分解率を算出した。
分解率は以下の式にて算出した。
分解率 = (試験前の40kDaのピーク面積% − 試験後の40kDaのピーク面積%) ÷ (試験前の40kDaのピーク面積%) × 100
結果を以下の表2に示す。
細胞を用いた分解性試験
培地RPMI−1640(10%FBS Pn/St)10mLを用いて、100mmディッシュにRAW264.7を10×106cell播種し、37℃で24時間培養後、各種ポリエチレングリコール誘導体を10mg/mLの濃度になるよう溶解した培地に交換し、37℃で96時間培養した。培養後、細胞を1%SDS溶液にて溶解し、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)にて希釈し、そこにアセトニトリルを添加し、ボルテックスにて1分間攪拌し、細胞溶解液中のたんぱく質を析出させ、遠心分離後、上清を回収した。次に脂肪酸などの疎水性物質を除去するため、回収液にヘキサンを添加し、ボルテックスにて1分間攪拌し、遠心分離後、下層を回収した。この溶液を真空条件にて濃縮し、細胞内からポリエチレングリコール誘導体の回収を行った。
また、細胞培養に使用した培地中での分解を確認するため、各種ポリエチレングリコール誘導体を10mg/mLの濃度になるよう溶解した培地のみで37℃で96時間培養し、上記と同操作にてポリエチレングリコール誘導体の回収を行った。
その後、回収した各種ポリエチレングリコール誘導体のGPC分析を行い、実施例7と同じ計算式にて分解性ポリエチレングリコール誘導体の分解率を算出した。
結果を以下の表3に示す。また、化合物(p3)、(p13)の細胞実験の前後のGPCチャートをそれぞれ図1と図2、および図3と図4に示す。
動物実験による空胞形成評価試験
末端にアミノ基を有する分子量4万である分解性ポリエチレングリコール誘導体である化合物(p3)NH2―E(FG−200ME)2と、非分解性であるメトキシPEGアミン40kDaを用いて、動物実験による空砲形成評価を行った。マウス種はBalb/c(8週齢、雄)、ポリエチレングリコール溶液は、生理食塩水を用いてポリエチレングリコール誘導体を100mg/mLの濃度になるように調製し、マウス尾静脈より20μL投与した。週3回、4週間連続投与を続け、投与終了後、マウスを4%パラホルムアルデヒド水溶液で灌流固定し、パラフィン切片を作製した。HE染色、および抗PEG抗体による免疫染色を行い、脳の脈絡叢上皮細胞における空胞形成を評価した。免疫染色としては、免疫染色キット(BOND Refine Polymer Detection
Kit、ライカ社製)と抗PEG抗体(B−47抗体、アブカム社製)を用いて実施した。抗PEG抗体による免疫染色を行った脳の脈絡叢切片の画像を図5(メトキシPEGアミン40kDa)と図6(NH2―E(FG−200ME)2)に示す。
その結果、分解性ポリエチレングリコールであるNH2―E(FG−200ME)2は、メトキシPEGアミン40kDaに比べ、有意に空胞の形成を抑制した。
なお、本実施例において投与したポリエチレングリコールの量は、あくまで空胞化を評価するために最適化した量であり、当該技術分野における一般的なポリエチレングリコールの投与量と比べ、極めて多量である。
動物実験によるポリエチレングリコールの蓄積性評価試験
末端にアミノ基を有した分子量4万である分解性ポリエチレングリコール誘導体である化合物(p3)NH2―E(FG−200ME)2と、非分解性であるメトキシPEGアミン20kDa、メトキシPEGアミン40kDa、およびコントロールであるPBSを用いて、動物実験によるポリエチレングリコールの蓄積性評価を行った。マウス種はBalb/c(8週齢、雄)、ポリエチレングリコール溶液は、生理食塩水を用いてポリエチレングリコール誘導体を62.5mg/mLの濃度になるように調製し、マウス尾静脈より100μL投与した。週3回、4週間連続投与を続け、投与終了後、マウスを4%パラホルムアルデヒド水溶液で灌流固定し、パラフィン切片を作製した。抗PEG抗体による免疫染色を行い、脳の脈絡叢上皮細胞における蓄積性を評価した。免疫染色を行ったそれぞれの脳の脈絡叢切片の画像を図7に示す。
図7によれば、ポリエチレングリコールが含まれないPBSを投与したマウスの脈絡叢切片では染色されないのに対し、非分解性であるメトキシPEGアミン40kDaでは、切片の広範囲で茶色に染色されることが確認された。この染色部分はPEGが蓄積していることを示す。一方、分解性ポリエチレングリコールであるNH2―E(FG−200ME)2の切片においては、茶色に染色された部分が少なく、分子量が半分のメトキシPEGアミン20kDaと同等の蓄積を示した。結果として、分解性ポリエチレングリコールは、その分解性により、同分子量の非分解性であるメトキシPEGアミン40kDaに比べ、有意に組織へのポリエチレングリコールの蓄積を抑制した。
なお、本実施例において投与したポリエチレングリコールの量は、あくまで蓄積性を評価するために最適化した量であり、当該技術分野における一般的なポリエチレングリコールの投与量と比べ、極めて多量である。
動物実験による体内動態試験(放射性同位体)
末端にアミノ基を有した分子量4万である分解性ポリエチレングリコール誘導体であるNH2―E(FG−200ME)2と、非分解性である2分岐型PEGアミン40kDa(平均分子量=約42,000、日油株式会社製「SUNBRIGHT GL2−400PA」)と、非分解性である2分岐型PEGアミン20kDa(平均分子量=約20,000、日油株式会社製「SUNBRIGHT GL2−200PA」)を、それぞれ10mg/mLの濃度になるように50mM炭酸水素ナトリウム水溶液に溶解し、そこにBolton−Hunter試薬(0.4625MBq)を添加し、ボルテックスにて攪拌後、室温で一晩反応させた。反応溶液をPD−10カラムにて分画し、各フラクションをポリエチレングリコール呈色試薬(チオシアン酸アンモニウムと硝酸コバルト)とガンマカウンターを用いて、125Iの含まれるフラクションを確認し、回収した。
得られた放射性同位体をラベル化したポリエチレングリコール誘導体を用いて、体内動態を動物実験にて評価した。マウス種はBalb/c(8週齢、雄)、ポリエチレングリコール溶液は、生理食塩水を用いてラベル化していないポリエチレングリコール誘導体を10mg/mLの濃度になるように調製し、放射性同位体をラベル化したポリエチレングリコール誘導体を微量添加し、マウス尾静脈より100μL投与した。その後、1、3、6、24、48、72時間でマウスから血液、各臓器を取り出し、ガンマカウンターを用いてラベル化したポリエチレングリコール誘導体の滞留量を測定した。
放射性同位体をラベル化した分解性ポリエチレングリコール誘導体であるNH2―E(FG−200ME)2と非分解性のポリエチレングリコール誘導体である2分岐型PEGアミン40kDa及び2分岐型PEGアミン20kDaの体内動態試験の結果として、図8に血中濃度を示す。
図8によれば、NH2―E(FG−200ME)2は、同分子量である非分解性の2分岐型PEGアミン40kDaと比較して、同程度の血中半減期を示した。一方で、NH2―E(FG−200ME)2は、分子量20kDaの非分解性の2分岐型PEGアミン20kDaと比較して、有意に長い血中半減期を示した。
Claims (8)
- 下式(1):
(式中、nは45〜950であり、Wはグルタミン酸を中心とした対称構造の5〜47残基のオリゴペプチドであり、aは2〜8であり、Xは生体関連物質と反応可能な官能基であり、ならびにL1およびL2はそれぞれ独立して、2価のスペーサーである。)で示される分解性ポリエチレングリコール誘導体。 - Wのグルタミン酸を中心とした対称構造のオリゴペプチドが、以下のw1、w2またはw3の構造を有するオリゴペプチドである請求項1に記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
(式中、Gluはグルタミン酸の残基であり、およびZはシステインを除く中性アミノ酸からなる2〜5残基の分解性オリゴペプチドである。) - Zの分解性オリゴペプチドが、C末端のアミノ酸としてグリシンを有するオリゴペプチドである請求項2に記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
- Zの分解性オリゴペプチドが、ハイドロパシー指標が2.5以上である疎水性の中性アミノ酸を少なくとも1つ有するオリゴペプチドである請求項2または3に記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
- 総分子量が20,000以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
- L1がカルボニル基、ウレタン結合、アミド結合、エーテル結合、チオエーテル結合、2級アミノ基、またはウレア結合;またはこれらの結合および/または基を含んでいてもよいアルキレン基である請求項1〜5のいずれか1項に記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
- L2がアルキレン基;またはカルボニル基、ウレタン結合、アミド結合、エーテル結合、チオエーテル結合、2級アミノ基、およびウレア結合から選択される少なくとも一つの結合および/または基を含むアルキレン基である請求項1〜6のいずれか1項に記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
- Xが活性エステル基、活性カーボネート基、アルデヒド基、イソシアネート基、イソチオシアネート基、エポキシド基、マレイミド基、置換マレイミド基、ビニルスルホニル基、アクリル基、置換スルホネート基、スルホニルオキシ基、カルボキシル基、メルカプト基、ピリジルジチオ基、α−ハロアセチル基、アルキルカルボニル基、ヨードアセトアミド基、アルケニル基、アルキニル基、置換アルキニル基、アミノ基、オキシアミノ基、ヒドラジド基およびアジド基からなる群より選択される請求項1〜7のいずれか1項に記載の分解性ポリエチレングリコール誘導体。
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