JP2020164186A - ヒンジキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】スリット弁を備えていても、部品点数の増大を防ぐ。【解決手段】内容物が収容される容器本体Wの口部W1に装着される有頂筒状のキャップ本体11と、キャップ本体の天壁部12を開閉する蓋体13と、キャップ本体と蓋体とを連結するヒンジ部14と、を備えるとともに、キャップ本体、蓋体、およびヒンジ部が一体に形成されたヒンジキャップ1であって、天壁部に、破断可能な弱化ライン21が形成されるとともに、弱化ラインの破断により、天壁部を上下方向に貫き拡開可能なスリットが形成され、蓋体において、弱化ラインと上下方向で対向する対向部分に、下方に向けて変形し、弱化ラインを押下可能な押下部23が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ヒンジキャップに関するものである。
ヒンジキャップは一般に、内容物が収容される容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、キャップ本体の天壁部を開閉する蓋体と、キャップ本体と蓋体とを連結するヒンジ部と、を備えるとともに、キャップ本体、蓋体、およびヒンジ部が一体に形成されている。この種のヒンジキャップとして、例えば下記特許文献1に示されるような、キャップ本体の天壁部に、天壁部を上下方向に貫く筒体が形成され、この筒体のうち、天壁部より下方に位置する部分に、有頂筒状のスリット弁が嵌合された構成が知られている。
特許第4145523号公報
しかしながら、前記従来のヒンジキャップでは、部品点数を削減することに改善の余地があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、スリット弁を備えていても、部品点数の増大を防ぐことができるヒンジキャップを提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のヒンジキャップは、内容物が収容される容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、前記キャップ本体の天壁部を開閉する蓋体と、前記キャップ本体と前記蓋体とを連結するヒンジ部と、を備えるとともに、前記キャップ本体、前記蓋体、および前記ヒンジ部が一体に形成されたヒンジキャップであって、前記天壁部に、破断可能な弱化ラインが形成されるとともに、前記弱化ラインの破断により、前記天壁部を上下方向に貫く開閉可能なスリットが形成され、前記蓋体において、前記弱化ラインと上下方向で対向する対向部分に、下方に向けて変形し、前記弱化ラインを押下可能な押下部が形成されている。
この発明によれば、キャップ本体の天壁部に、破断可能な弱化ラインが形成され、蓋体において、弱化ラインと上下方向で対向する対向部分に、下方に向けて変形し、弱化ラインを押下可能な押下部が形成されている。これにより、蓋体の前記対向部分を押下して押下部を下方に向けて変形させ、押下部により弱化ラインを押下すると、弱化ラインが破断され、天壁部を上下方向に貫く開閉可能なスリットが形成される。そして、キャップ本体の天壁部の下面に、容器本体の内圧、若しくは内容物の流動圧が及ぼされると、スリットが拡開して内容物が吐出される。
以上より、キャップ本体、蓋体、およびヒンジ部が一体に形成されていて、キャップ本体の天壁部に形成された弱化ラインを破断することによって、キャップ本体にスリット弁が備えられることとなるので、スリット弁を備えたヒンジキャップを、部品点数を増大させずに得ることができる。
キャップ本体の天壁部に、破断可能な弱化ラインが形成されていて、弱化ラインが破断されて初めてスリットが形成され、容器本体内が外部に開放可能となるので、例えば口部の上端開口縁にシール材等を貼着しなくても、容器本体内の密封性を流通段階で確保することができる。
蓋体の前記対向部分に、弱化ラインを押下可能な押下部が形成されているので、ヒンジキャップを口部から分離せず、キャップ本体を口部に装着したままの状態で、弱化ラインを破断しスリットを形成して開封することができる。
以上より、部品点数を確実に削減することができるばかりでなく、例えば、使用者が、購入後はじめて内容物を吐出するのに開封する際に、ヒンジキャップを口部から分離した状態で、口部の上端開口縁に貼着されているシール材を剥がした後に、再度、キャップ本体を口部に装着するなどといった操作が不要になることから、開封の前後で、キャップ本体と口部との間のシール状態が変化するのを防ぐことが可能になり、開封後に、キャップ本体と口部との間のシール性が確保されていない場合が生ずるのを無くすことができる。
ここで、前記押下部は、下方に向けて弾性変形可能に形成されてもよい。
この場合、押下部が、下方に向けて弾性変形可能に形成されているので、蓋体の前記対向部分を押下して押下部により弱化ラインを破断した後、この押下を解除したときに、押下部が上方に復元変形することとなり、開封後の待機状態で、押下部によりスリットが拡開状態に維持されるのを抑制することができる。
また、前記蓋体の前記対向部分に、下方に向けて窪む窪み部が形成され、前記押下部は、前記窪み部の底壁に形成されてもよい。
この場合、押下部が、蓋体の前記対向部分に形成された窪み部の底壁に形成されているので、押下部に不意の外力が及ぼされにくくなり、未開封状態で、不意の外力により、押下部が下方に向けて変形して弱化ラインが破断するのを抑制することができる。
また、前記押下部に、下方に向けて尖る刃部が形成されてもよい。
この場合、押下部に、下方に向けて尖る刃部が形成されているので、蓋体の前記対向部分を押下して押下部を下方に向けて変形させたときに、弱化ラインを確実に破断することができる。
また、前記刃部は、前記弱化ラインと上下方向で対向するとともに、上下方向から見て、前記弱化ラインが延びる方向に沿って延びてもよい。
この場合、刃部が、弱化ラインと上下方向で対向するとともに、上下方向から見て、弱化ラインが延びる方向に沿って延びているので、蓋体の前記対向部分を押下して押下部を下方に向けて変形させたときに、弱化ラインをより一層確実に破断することができる。
また、前記弱化ラインは、前記天壁部のうち、他の部分より薄肉に形成されて弾性変形可能な薄肉部に形成されてもよい。
この場合、弱化ラインが、天壁部のうち、他の部分より薄肉に形成されて弾性変形可能な薄肉部に形成されているので、容器本体の内圧、若しくは内容物の流動圧の変動に応じて、薄肉部が弾性変形することとなり、弱化ラインが破断されて形成されたスリットを、容器本体の内圧、若しくは内容物の流動圧の変動に応じて応答性よく円滑に開閉させることができる。
本発明によれば、スリット弁を備えていても、部品点数の増大を防ぐことができる。
本発明に係る一実施形態として示したヒンジキャップの縦断面図である。 図1のヒンジキャップの蓋体を開いた状態を示す上面図である。 図1のヒンジキャップにおいて、蓋体の押下部を下方に向けて変形させ、弱化ラインを破断した状態を示す縦断面図である。 図3のヒンジキャップにおいて、蓋体を開いて内容物を吐出している状態を示す縦断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るヒンジキャップ1について説明する。
本実施形態のヒンジキャップ1は、図1から図4に示されるように、内容物が収容される容器本体Wの口部W1に装着される有頂筒状のキャップ本体11と、キャップ本体11の天壁部12を開閉する蓋体13と、キャップ本体11と蓋体13とを連結するヒンジ部14と、を備えるとともに、キャップ本体11、蓋体13、およびヒンジ部14が一体に形成されている。
図示の例では、蓋体13は有頂筒状に形成されており、蓋体13およびキャップ本体11は共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を中心軸線Oといい、中心軸線Oに沿う軸方向から見て、中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。軸方向のうち、蓋体13の頂壁部15側を上側といい、キャップ本体11の周壁部16の開放端側を下側という。
キャップ本体11の周壁部16の内周面に、口部W1に螺着される雌ねじ部が形成されている。なお、キャップ本体11は、口部W1に打栓により嵌合されてもよい。
キャップ本体11の天壁部12の下面は、口部W1の上端開口縁に周方向の全域にわたって連続して密に当接している。キャップ本体11の天壁部12に下方に向けて突出し、口部W1内に密に嵌合するシール筒17が形成されている。このように、キャップ本体11と口部W1とが密に当接することにより、キャップ本体11と口部W1との間のシール性が確保されている。
天壁部12のうち、シール筒17に径方向の内側から連なる部分は、上方に向けて隆起した有頂筒状の隆起部18となっている。隆起部18は、中心軸線Oと同軸に配設され、円筒状に形成されている。隆起部18の頂壁19の外周縁部に、上方に向けて突出し、周方向の全域にわたって連続して延びる環状突起19aが形成されている。隆起部18の頂壁19のうち、環状突起19aより径方向の内側に位置する部分は、天壁部12の中で最も薄肉に形成されて弾性変形可能な薄肉部19bとなっている。薄肉部19bは、下方に向けて突となるように湾曲している。薄肉部19bは、上下方向に反転変形可能に形成されている。
天壁部12に、破断可能な弱化ライン21が形成されている。弱化ライン21は、薄肉に形成され、その全長にわたって連続して閉塞しており、弱化ライン21を通した容器本体W内と外部との連通が遮断され、容器本体W内の密封性が確保されている。弱化ライン21の破断により、図3および図4に示されるように、天壁部12を上下方向に貫く開閉可能なスリットSが形成される。弱化ライン21は、天壁部12の下面に形成された凹溝となっている。
弱化ライン21は、天壁部12の薄肉部19bに形成されている。図2に示されるように、弱化ライン21の少なくとも一部は、上下方向から見て、径方向のうち、中心軸線Oとヒンジ部14の周方向の中央部とを通る直線が延びる延在方向に延びている。この延在方向のうち、ヒンジ部14の周方向の中央部から中心軸線Oに向かう向きは、内容物を吐出する際に、容器本体Wを傾ける向き(以下、吐出向きという。)と一致する。
図示の例では、弱化ライン21は、上下方向から見て中心軸線Oで交差する十字形状を呈する。なお、弱化ライン21を上下方向から見た形状は、例えば1本の直線状等であってもよく、適宜変更してもよい。
蓋体13の頂壁部15の下面に、下方に向けて突出し、隆起部18の周壁に着脱可能に嵌合した嵌合筒24が形成されている。嵌合筒24の内周面は、周方向の全域にわたって隆起部18の周壁の外周面に密に当接している。
蓋体13において、弱化ライン21と上下方向で対向する対向部分に、下方に向けて窪む窪み部13aが形成されている。蓋体13の頂壁部15の下面のうち、窪み部13aの内周面の直下に位置する部分に、周方向の全域にわたって連続して延びる環状突起13cが形成されている。この環状突起13cは、隆起部18の環状突起19aに対して、近接した状態で径方向の内側に位置している。なお、蓋体13の環状突起13cは、隆起部18の環状突起19aに当接してもよい。
蓋体13の前記対向部分に、下方に向けて変形し、弱化ライン21を押下可能な押下部23が形成されている。押下部23は、下方に向けて弾性変形可能に形成されている。押下部23は、窪み部13aの底壁に形成されている。押下部23は、窪み部13aの底壁における全域にわたって形成されている。
押下部23は、天壁部12の薄肉部19bと上下方向で対向している。押下部23および薄肉部19bそれぞれの外径は互いに同等とされ、押下部23および薄肉部19bは、中心軸線Oと同軸に配設されている。
押下部23は、剛体部25および弾性部26を備えている。
剛体部25は、中心軸線Oと同軸に配設され、上下方向から見て円形状を呈する板状に形成されている。
弾性部26は、窪み部13aの内周面と剛体部25の外周縁部とを連結し、弾性変形可能に形成されている。弾性部26は、径方向の外側から内側に向かうに従い、上方に向けて延びている。弾性部26は、径方向の外側に向けて突の曲面状に形成されている。弾性部26が下方に向けて弾性変形することで、剛体部25が下方に向けて弾性変位する。図示の例では、弾性部26は、上下方向に反転変形可能に形成されている。なお、弾性部26は、例えば蛇腹状に形成する等適宜変更してもよい。
剛体部25の上面、および蓋体13の頂壁部15の上面それぞれの上下方向の位置は互いに同等になっている。剛体部25の上面に、一方向に延びる突リブ25aが、この一方向に直交する他方向に間隔をあけて複数形成されている。この他方向は、前述の延在方向と一致している。
蓋体13の頂壁部15の上面において、窪み部13aより径方向の外側に位置する部分に、周方向の全域にわたって連続して延びる環状の貼着突起13bが設けられている。貼着突起13bは、蓋体13と一体に形成されている。貼着突起13bの上面は、剛体部25の上面より上方に位置している。貼着突起13bの上面に、保護フィルムFが剥離可能に貼着されている。保護フィルムFは、窪み部13aを閉塞し、押下部23の全体を上方から覆っている。保護フィルムFの外周縁部は、容器本体W、キャップ本体11の周壁部16、および蓋体13の周壁部を一体に覆うシュリンクフィルムLにより覆われている。
押下部23に、下方に向けて尖る刃部27が形成されている。刃部27は、弱化ライン21と上下方向で対向するとともに、上下方向から見て、弱化ライン21が延びる方向に沿って延びている。図示の例では、刃部27は、上下方向から見て、弱化ライン21と同じ形状で、かつ同じ大きさに形成されるとともに、刃部27の全体が、上下方向から見て、弱化ライン21と同じ位置に配設されている。刃部27は、剛体部25の下面に形成され、剛体部25における径方向の全域にわたって連続して延びている。
以上の構成において、シュリンクフィルムLを除去して保護フィルムFを引き上げ、貼着突起13bの上面から剥離して、押下部23を露呈させた状態で、図3に示されるように、押下部23を押下し、刃部27により弱化ライン21を押下すると、弱化ライン21が破断され、キャップ本体11の天壁部12を上下方向に貫く開閉可能なスリットSが形成される。押下部23の押下を解除すると、弾性部26が上方に向けて復元変形し、剛体部25が上昇して刃部27がキャップ本体11の天壁部12から上方に離間する。これにより、スリットSが閉じ、容器本体W内と外部との連通が遮断される。そして、図4に示されるように、容器本体Wを前述の吐出向きに傾けた状態で、キャップ本体11の天壁部12の下面に、容器本体Wの内圧、若しくは内容物の流動圧が及ぼされると、スリットSが拡開して内容物が吐出される。
この際、弱化ライン21の少なくとも一部が、上下方向から見て、前述の吐出向きに沿って延びていることから、この吐出向きに対して交差する方向に延びている場合と比べて、スリットSを拡開させるのに要する、天壁部12の下面側からの押上力が高められることとなる。これにより、良好な液切れ性を具備させることが可能になり、吐出後に内容物が天壁部12の上面に付着するのを抑制することができるとともに、容器本体Wを前述の吐出向きに単に傾けただけでは、スリットSを拡開しにくくすることが可能になり、内容物が意図せず吐出されてしまうのを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態によるヒンジキャップ1によれば、キャップ本体11、蓋体13、およびヒンジ部14が一体に形成されていて、天壁部12に形成された弱化ライン21を破断することによって、キャップ本体11にスリット弁が備えられることとなるので、スリット弁を備えたヒンジキャップ1を、部品点数を増大させずに得ることができる。
キャップ本体11の天壁部12に、破断可能な弱化ライン21が形成されていて、弱化ライン21が破断されて初めてスリットSが形成され、容器本体W内が外部に開放可能となるので、例えば口部W1の上端開口縁にシール材等を貼着しなくても、容器本体W内の密封性を流通段階で確保することができる。
蓋体13の前記対向部分に、弱化ライン21を押下可能な押下部23が形成されているので、ヒンジキャップ1を口部W1から分離せず、キャップ本体11を口部W1に装着したままの状態で、弱化ライン21を破断しスリットSを形成して開封することができる。
以上より、部品点数を確実に削減することができるばかりでなく、例えば、使用者が、購入後はじめて内容物を吐出するのに開封する際に、ヒンジキャップ1を口部W1から分離した状態で、口部W1の上端開口縁に貼着されているシール材を剥がした後に、再度、キャップ本体11を口部W1に装着するなどといった操作が不要になることから、開封の前後で、キャップ本体11と口部W1との間のシール状態が変化するのを防ぐことが可能になり、開封後に、キャップ本体11と口部W1との間のシール性が確保されていない場合が生ずるのを無くすことができる。
押下部23が、下方に向けて弾性変形可能に形成されているので、蓋体13の前記対向部分を押下して押下部23により弱化ライン21を破断した後、この押下を解除したときに、押下部23が上方に復元変形することとなり、開封後の待機状態で、押下部23によりスリットSが拡開状態に維持されるのを抑制することができる。
押下部23が、蓋体13の前記対向部分に形成された窪み部13aの底壁に形成されているので、押下部23に不意の外力が及ぼされにくくなり、未開封状態で、不意の外力により、押下部23が下方に向けて変形して弱化ライン21が破断するのを抑制することができる。
押下部23に、下方に向けて尖る刃部27が形成されているので、蓋体13の前記対向部分を押下して押下部23を下方に向けて変形させたときに、弱化ライン21を確実に破断することができる。
刃部27が、弱化ライン21と上下方向で対向するとともに、上下方向から見て、弱化ライン21が延びる方向に沿って延びているので、蓋体13の前記対向部分を押下して押下部23を下方に向けて変形させたときに、弱化ライン21をより一層確実に破断することができる。
弱化ライン21が、天壁部12のうち、他の部分より薄肉に形成されて弾性変形可能な薄肉部19bに形成されているので、容器本体Wの内圧、若しくは内容物の流動圧の変動に応じて、薄肉部19bが弾性変形することとなり、弱化ライン21が破断されて形成されたスリットSを、容器本体Wの内圧、若しくは内容物の流動圧の変動に応じて応答性よく円滑に開閉させることができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば 前記実施形態では、押下部23として、下方に向けて弾性変形可能に形成された構成を示したが、弾性変形せず、単に下方に向けて変形する構成を採用してもよい。
弱化ライン21を破断してスリットSを形成した後に、押下部23をキャップ本体11の天壁部12の上面に当接させたままにしてもよい。
前記実施形態では、押下部23が、窪み部13aの底壁における全域にわたって形成された構成を示したが、窪み部13aの底壁における一部にのみ形成された構成を採用してもよい。
蓋体13の頂壁部15に窪み部13aを形成しなくてもよい。
押下部23に刃部27を形成しなくてもよい。
刃部27の少なくとも一部は、上下方向から見て、弱化ライン21から離れた位置に配設されてもよい。
弱化ライン21、および刃部27それぞれの形状、大きさ、および配設位置の少なくとも1つを、互いに異ならせてもよい。
天壁部12に薄肉部19bを形成しなくてもよい。
隆起部18を有さず、全域にわたって平坦な天壁部12を採用してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 ヒンジキャップ
11 キャップ本体
12 天壁部
13 蓋体
13a 窪み部
14 ヒンジ部
19b 薄肉部
21 弱化ライン
23 押下部
27 刃部
S スリット
W 容器本体
W1 口部

Claims (6)

  1. 内容物が収容される容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、
    前記キャップ本体の天壁部を開閉する蓋体と、
    前記キャップ本体と前記蓋体とを連結するヒンジ部と、を備えるとともに、前記キャップ本体、前記蓋体、および前記ヒンジ部が一体に形成されたヒンジキャップであって、
    前記天壁部に、破断可能な弱化ラインが形成されるとともに、前記弱化ラインの破断により、前記天壁部を上下方向に貫く開閉可能なスリットが形成され、
    前記蓋体において、前記弱化ラインと上下方向で対向する対向部分に、下方に向けて変形し、前記弱化ラインを押下可能な押下部が形成されている、ヒンジキャップ。
  2. 前記押下部は、下方に向けて弾性変形可能に形成されている、請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 前記蓋体の前記対向部分に、下方に向けて窪む窪み部が形成され、
    前記押下部は、前記窪み部の底壁に形成されている、請求項1または2に記載のヒンジキャップ。
  4. 前記押下部に、下方に向けて尖る刃部が形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のヒンジキャップ。
  5. 前記刃部は、前記弱化ラインと上下方向で対向するとともに、上下方向から見て、前記弱化ラインが延びる方向に沿って延びている、請求項4に記載のヒンジキャップ。
  6. 前記弱化ラインは、前記天壁部のうち、他の部分より薄肉に形成されて弾性変形可能な薄肉部に形成されている、請求項1から5のいずれか1項に記載のヒンジキャップ。
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