JP2020163643A - 液体消費装置及び濾過装置 - Google Patents

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俊也 稲田
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【課題】フィルタの交換作業の煩雑化や装置内のスペースの増加を抑制できる液体消費装置を提供することにある。【解決手段】プリンタ部11は、インクが注入される注入口112Aを区画する注入口部112を有するタンク111と、濾過装置130と、を備えている。濾過装置130は、内部空間131Aを外部に連通する流入口131Bを有し且つ注入口部112に装着可能な液体受け部131と、注入口部112と係合して流入口131Eが注入口112より上方に位置する装着姿勢で液体受け部131を位置決める位置決め部132と、液体受け部131の内部空間131Aと外部とを連通する流路133Aを区画しており、上記装着姿勢において下端が貯留室111に位置する管部133と、液体受け部131の内部空間131A又は管部133の流路133Aに位置するフィルタ部134と、を有している。【選択図】図6

Description

本発明は、液体を補充可能なタンク内の液体を消費する液体消費装置、及びそれに用いられる濾過装置に関する。
インクジェット記録装置では、記録ヘッドが、タンクから供給されるインクを記録媒体に吐出することで、記録媒体に画像が記録される。タンクは、インク補充用の注入口を有している(特許文献1参照)。
特開2019−14266号公報
タンクに補充されるインクには、本来は除去されているべき細かな固体が含まれることがある。インクに含まれる固体が記録ヘッドへ流れ込むと、記録ヘッドの目詰まりなどの故障の原因となり得る。このようなインクに含まれる固体を除去するために、タンクからインクチューブを介して記録ヘッドに至るインクの流路にフィルタが設けられることがある。しかし、フィルタが目詰まりすると、フィルタの交換のために、記録ヘッドやインクチューブなどをユニット交換する必要がある。
また、インクに固体が含まれる可能性や、固体の量などは、インクの品質によって異なる。したがって、固体が含まれる可能性が高いインクや含まれる固体の量が多いインクを使用しているユーザや、インクの消費量が多いユーザに使用されるインクジェット記録装置においては、装置内に設けられたフィルタの目詰まりが生じ易くなり頻繁にフィルタを交換する必要がある。また、インクに含まれる固体を十分に除去できない虞がある。装置内に設けるフィルタの数を増やすとフィルタの交換作業が煩雑になり、また、装置内のスペースも増大する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インクの補充においてタンクに固体が流入することを抑制できる手段であって、フィルタの交換作業の煩雑化や装置内のスペースの増加を抑制できる液体消費装置及び濾過装置を提供することにある。
本発明に係る液体消費装置は、貯留室を区画する外壁、及び当該外壁の一部であって、液体が注入される注入口を区画する注入口部を有するタンクと、上記注入口部を閉止する閉止部と、上記貯留室と液体を流通可能に接続された液体消費部と、上記注入口部に着脱可能な濾過装置と、を備えている。上記濾過装置は、内部空間を外部に連通する流入口を有しており、上記注入口部に装着可能な液体受け部と、上記注入口部と係合することにより、上記流入口が上記注入口より上方に位置する装着姿勢で上記液体受け部を位置決める位置決め部と、上記液体受け部から延出して、上記液体受け部の内部空間と外部とを連通する流路を区画しており、上記装着姿勢において下端が上記貯留室に位置する管部と、上記液体受け部の内部空間又は上記管部の流路に位置するフィルタ部と、を有している。
本発明の濾過装置は、貯留室を区画する外壁、及び当該外壁の一部であって、液体が注入される注入口を区画する注入口部を有するタンクと、上記貯留室と液体を流通可能に接続された液体消費部とを備える液体消費装置に着脱可能である。濾過装置は、内部空間を外部に連通する流入口を有しており、上記注入口部に装着可能な液体受け部と、上記注入口部と係合することにより、上記流入口が上記注入口より上方に位置する装着姿勢で上記液体受け部を位置決める位置決め部と、上記液体受け部から延出して、上記液体受け部の内部空間と外部とを連通する流路を区画しており、上記装着姿勢において下端が上記貯留室に位置する管部と、上記液体受け部の内部空間又は上記管部の流路に位置するフィルタ部と、を備える。
上記構成によれば、フィルタ部が、貯留室に注入される液体に含まれる固体を捕捉するので、貯留室や液体消費部に固体が流入することが抑制される。また、フィルタ部を有する濾過装置がタンクに着脱可能であるので、装置内にフィルタを設ける場合に比べてフィルタの交換が容易になり、装置内にフィルタを設ける必要がないため、装置内のスペースの増加を抑制できる。
本発明によれば、濾過装置により、インクの補充においてタンクに固体が流入することを抑制することができる。また、フィルタの交換作業の煩雑化や装置内のスペースの増加を抑制できる液体消費装置及び濾過装置を提供することができる。
図1は、複合機10の外観斜視図であって、(A)はカバー70が閉塞位置にある状態、(B)はカバー70が開放位置にある状態を示す。 図2は、プリンタ部11の内部構造を示す模式図である。 図3は、貯留部99の前方分解斜視図である。 図4は、濾過装置130が取り付けられたタンク100周辺の外観斜視図である。 図5は、タンク100の左側面図であり、(A)は、濾過装置130の不使用時のインク補充、(B)は、濾過装置130の使用時のインク補充を示す。 図6は、濾過装置130の詳細な構成を示す図であり、(A)は、図4の線IV−IVに沿う濾過装置130、タンク100及び保持部材120の断面を右方から視たときの図であり、(B)は、濾過装置130を第1向き5の逆向き側から視たときの図である。 図7は、装着状態において、内部空間131A及び流路133Aを満たすインクの量V1を示す模式図である。 図8は、液体受け部131の変形例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。換言すれば、向きは方向の一成分である。さらに、複合機10及び複合機10に据え付けられたタンク100が使用可能に水平面に設置された姿勢(図1の姿勢であって、「使用姿勢」と表記することがある。)を基準として上下方向7が定義され、複合機10の開口13が設けられている面を前面として前後方向8が定義され、複合機10を前面から見て左右方向9が定義される。本実施形態では、使用姿勢において、上下方向7が鉛直方向に相当し、前後方向8及び左右方向9が水平方向に相当する。上下方向7、前後方向8及び左右方向9は互いに直交している。
[複合機10の全体構成]
図1に示されるように、複合機10(液体消費装置の一例)は、概ね直方体形状である。複合機10は、図1に示される使用姿勢で水平面に設置される。複合機10は、インクジェット記録方式でシート12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を有している。プリンタ部11は、前面14Aに開口13が形成された筐体14を有している。開口13は、具体的には、左右方向9において前面14Aの中央部に配置され、上下方向7において前面14Aの中央部から前面14Aの下端部に及ぶ範囲に配置されている。
図2に示されるように、プリンタ部11は、筐体14(図1参照)の内部に、給送部15、給送トレイ20、排出トレイ21、搬送ローラ部54、記録部24、排出ローラ部55、プラテン42、貯留部99(図1(B)参照)及び4個の濾過装置130(図4参照)を備えている。
[給送トレイ20、排出トレイ21]
図1に示されるように、給送トレイ20は、開口13を通じて前後方向8に沿って作業者によって複合機10に対して挿抜される。図2に示されるように、給送トレイ20は、積載された複数のシート12を支持可能である。シート12は、用紙、OHPフィルム、封筒等である。排出トレイ21は、給送トレイ20の上方に位置する。排出トレイ21は、排出ローラ部55によって排出されたシート12を支持する。
[給送部15]
図2に示されるように、給送部15は、給送トレイ20に支持されたシート12を搬送経路65へ給送する。給送部15は、給送ローラ25、給送アーム26、及びシャフト27を備える。給送ローラ25は、給送アーム26の先端に、左右方向9に平行な軸心周りに回転可能に支持されている。給送ローラ25は、搬送モータ(不図示)から伝達される駆動力により回転して、シート12を給送トレイ20から送り出す。シャフト27は、筐体14(図1参照)に左右方向9に沿って配置されている。給送アーム26は、シャフト27の軸心周りに回転可能にシャフト27に支持されている。給送アーム26は、バネ等による弾性力によって給送トレイ20に向かって付勢されている。
[搬送経路65]
図2に示されるように、搬送経路65では、給送部15により送り出されたシート12が搬送される。図2中、搬送経路65は一点鎖線で示される。搬送経路65は、湾曲部65A及び直線部65Bを有している。湾曲部65Aは、外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって区画される空間である。外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19は、筐体14内で間隔を空けて対向する。湾曲部65Aは、給送トレイ20の後端よりも上方に離れた位置から上方に向かいつつ湾曲して前方にUターンする。直線部65Bは、湾曲部65Aの下流端と連続している。直線部65Bは、湾曲部65Aの下流端から、排出トレイ21の後端よりも上方に離れた位置まで概ね直線状に延びる。
[搬送ローラ部54]
図2に示されるように、搬送ローラ部54は、湾曲部65Aの下流端に配置されている。搬送ローラ部54は、搬送ローラ60及びピンチローラ61を有する。搬送ローラ60及びピンチローラ61は、上下方向7において互いに対向する。搬送ローラ60は、搬送モータから伝達されてくる駆動力により回転する。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。搬送ローラ60及びピンチローラ61は、シート12を挟み込み、回転することでシート12を直線部65Bへと送り出す。
[排出ローラ部55]
図2に示されるように、排出ローラ部55は、直線部65Bの下流端付近に配置されている。排出ローラ部55は、排出ローラ62及び拍車63を有している。排出ローラ62及び拍車63は、上下方向7において互いに対向している。排出ローラ62は、搬送モータから伝達されてくる駆動力により回転する。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。排出ローラ62及び拍車63は、シート12を挟み込み、回転することでシート12を排出トレイ21に排出する。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、液体消費部の一例である。記録部24は、直線部65Bにおいて搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に位置する。記録部24は、直線部65Bを挟んでプラテン42よりも上方でプラテン42と対向する。
図2において、複数のチューブ32は、複数のタンク100(図1(B)参照)に対応している。複数のチューブ32は、それらが束ねられた状態で複数のタンク100と記録部24とを流体連通可能に接続する。複数のチューブ32は、複数のタンク100内のインク(液体の一例)を記録部24に供給する。
記録部24は、吐出面24Aを有している。吐出面24Aは、記録部24においてプラテン42と対向する下面である。吐出面24Aには、複数のノズル24Bが配置されている。記録部24は、プラテン42に支持されているシート12に向けて、各タンク100により供給されるインクを各ノズル24Bから吐出する。すなわち、記録部24は、各タンク100に貯留されたインクを消費して、シート12に画像を記録する。
[プラテン42]
図2に示されるように、プラテン42は、搬送ローラ部54により直線部65Bにおいて搬送されるシート12を下方から支持する。
[カバー70]
図1(B)に示されるように、筐体14には開口22が形成されている。開口22は、の前面14Aにおいて開口13よりも右方の部分に位置する。筐体14には、カバー70が開口22を覆うように取り付けられている(図1(A)参照)。カバー70は、開口22を閉塞する閉塞位置(図1(A)に示される位置)と、開口22を開放する開放位置(図1(B)に示される位置)との間を回動可能である。
図1(A)に示されるように、カバー70には、貫通孔97が形成されている。筐体14の内部には、開口22よりも後方に空間が拡がっている。この空間には貯留部99が据え置かれる。カバー70が閉塞位置にあるとき、貫通孔97を通じて、各タンク100及び保持部材120(図1(B)参照)が外部から視認可能である。
[貯留部99]
貯留部99は、記録部24に供給されるインクを貯留する。図3に示されるように、貯留部99は、4個のタンク100、保持部材120、及び4個のキャップ(閉止部の一例)113を備えている。4個のタンク100は、左右方向9に並んでいる。4個のタンク100は、互いに異なる色(例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のインクをそれぞれ貯留する。
以下の説明では、上下方向7、前後方向8及び左右方向9におけるサイズを、高さ、奥行き及び幅とそれぞれ称する。
[タンク100]
図3に示されるように、各タンク100の外形は、扁平の略直方体である。各タンク100において、幅は高さ及び奥行きよりも小さい。奥行きは、高さよりも大きい。なお、右端のタンク100の幅は、残りの3個のタンク100の幅よりも大きい。
タンク100は、インクの貯留室111及び大気連通路170(後述)を区画する外壁111Aを有している。外壁111Aは、樹脂により形成される。樹脂は、貯留室111に貯留されるインクがタンク100の外部から視認可能な程度の透光性を有する。外壁111Aは、前壁101、右壁103、左壁108、上壁104、下壁105、及び後壁110を有している。
図5に示されるように、前壁101は、タンク100の前端に位置する。前壁101は、貯留室111の前端をタンク100の外部から区画する。前壁101は、立壁102及び傾斜壁106を有している。立壁102は、上下方向7及び左右方向9に拡がっている。傾斜壁106は、立壁102の上端及び上壁104の前端を連結する。傾斜壁106は、鉛直上向きの成分及び水平前向きの成分を含む第1向き5を向いている。第1向き5は、傾斜壁106の外表面106Aに対する法線の向きである。外表面106Aは、第1向き5からの平面視で矩形形状を有している。傾斜壁106及び外表面106Aは、第1向き5に直交する第2方向6に拡がっている。
タンク100において、立壁102の外表面102Aは、カバー70が閉塞位置にあるとき(図1(A)参照)、カバー70に形成されている貫通孔97、及び保持部材120の貫通孔81を介して、複合機10の外部に露出している。外表面106Aもまた、貫通孔81、97を介して複合機10の外部に露出している。すなわち、外表面102A、106Aは、複合機10の前方から視認可能である。これにより、作業者はタンク100に貯留されたインクの残量を確認できる。
図5に示されるように、後壁110は、タンク100の後端に位置する。後壁110は、前後方向8において前壁101と対向している。後壁110は、上下方向7及び左右方向9に拡がっている。後壁110は、貯留室111の後端をタンク100の外部から区画する。
右壁103は、前壁101の右端から後方へ延びる。右壁103は、上壁104の右端及び下壁105の右端のそれぞれと繋がっている。右壁103は、上下方向7及び前後方向8に拡がっている。右壁103は、貯留室111の右端をタンク100の外部から区画する。
なお、右端のタンク100において、右壁103の上端は、上壁104における概ね前半分の部分と繋がっており、右壁103の下端は、下壁105における概ね前半分の部分と繋がっている。右端のタンク100については、貯留室111の概ね後半分の部分が右側部から外部に露出している。この右側部には、不図示のフィルムが溶着又は接着される。これにより、右端のタンク100において貯留室111の右側部は封止される。一方、残り3個のタンク100において、右壁103は、前壁101の右端全域及び後壁110の右端全域のそれぞれと繋がっている。
左壁108は、前壁101の左端から後方へ延びる。左壁108は、上壁104の左端及び下壁105の左端のそれぞれに繋がっている。左壁108は、貯留室111の左端をタンク100の外部から区画する。
なお、右端を除く3個のタンク100において、左壁108の上端は、上壁104における概ね前半分の部分と繋がっている。左壁108の下端は、下壁105における概ね前半分の部分と繋がっている。これら3個のタンク100については、貯留室111の概ね後半分の部分が左側部から外部に露出している。この左側部には、不図示のフィルムが溶着又は接着される。これにより、3個のタンク100において貯留室111の左側部は封止される。一方、右端のタンク100において、左壁108は、前壁101の左端全域及び後壁110の左端全域と繋がっている。
上壁104は、タンク100の上端において、貯留室111の上端をタンク100の外部から区画する。下壁105は、タンク100の下端において、貯留室111の下端をタンク100の外部から区画する。
図5に示されるように、各タンク100は、突出部157を有している。突出部157は、後壁110から後方へ向けて、すなわち、タンク100の外方へ向けて突出している。突出部157には、液体流路157Aが形成されている。液体流路157Aの一方端は、貯留室111と連通している。液体流路157Aの他方端は、チューブ32(図2参照)と流体連通可能に繋がっている。これにより、貯留室111内のインクは、液体流路157Aを通じてチューブ32へ流出する。
図5に示されるように、各タンク100は、大気連通路170を有している。大気連通路170は、貯留室111とタンク100の外部とを連通するための気体流路である。
各タンク100は、傾斜壁106に注入口部112を有している。注入口部112は、傾斜壁106の外表面106Aから第1向き5に突出する。注入口部112の形状は、第1向き5からの平面視で円筒である。注入口部112は、図6に示されるように、端面112B、外周面112C、及び内周面112Dを有している。端面112Bの形状は、第1向き5からの平面視で環状である。外周面112Cは、端面112Bの外周から傾斜壁106の外表面106Aに至る円柱面である。内周面112Dは、端面112Bの内周から傾斜壁106を貫通して貯留室111に至る円柱面である。
注入口部112には、注入口112Aが形成されている。注入口112Aは、内周面112Dにより区画される空間である。注入口112Aにおいて、第1向き5の端は、タンク100の外部に向かって開放される開口である。注入口112Aにおいて、第1向き5の逆向きにおける端は、貯留室111に向かって開放される開口である。注入口112Aは、貯留室111にインクを供給する際に使用される。
図3に示されるように、各タンク100は、立壁102の外表面102Aに、第1マーク46及び第2マーク47を有している。第1マーク46及び第2マーク47は、左右方向9に長い形状を有している。
第1マーク46は、第2マーク47よりも上方に位置する。第1マーク46は、外表面102Aの上端から僅かに下方に位置する。第1マーク46は、貯留室111内のインク量が満量時におけるインクの液面位置を示す。
第2マーク47は、外表面102Aの下端から僅かに上方に位置する。第2マーク47は、貯留室111へのインク補充が必要となる場合におけるインクの液面位置を示す。
[隔壁92]
図5に示されるように、各タンク100は、貯留室111内に複数の隔壁107を有している。複数の隔壁107のそれぞれは、タンク100の左壁108の内表面108Aから、左右方向9においてタンク100の右側部と同じ位置まで延びている。貯留室111は、複数の隔壁107により、複数の小さい貯留室111B〜111Fに区画されている。各隔壁107は、貯留室111B〜111Fが互いに流体連通可能になるように形成されている。
複数の隔壁107は、隔壁92を含んでいる。隔壁92は、貯留室111において、立壁102から後方に離れている。隔壁92は、上部隔壁92A、及び下部隔壁92Bを有している。
上部隔壁92Aは、上端位置P11及び下端位置P12の間で第1向き5と平行に拡がっている。上端位置P11は、上下方向7において第1マーク46及び注入口112Aの間にある。上端位置P11は、第2方向6において立壁102及び注入口112Aの間にある。上端位置P11は、立壁102及び傾斜壁106から離れている。下端位置P12は、上下方向7において上端位置P11から下方に離れている。下端位置P12は、前後方向8において上端位置P11よりも後方に離れている。
下部隔壁92Bは、上部隔壁92Aの下端と連続している。下部隔壁92Bは、上端位置P21及び下端位置P22の間で上下方向7に沿って拡がっている。上端位置P21は、下端位置P12と同じである。下端位置P22は、上下方向7において下壁105の内表面105Aから上方に離れている。下端位置P22は、立壁102の下端よりも下方にある。下端位置P22は、前後方向8において上端位置P21と同じである。
[保持部材120]
図3に示されるように、保持部材120は、左右方向9に並ぶ4個のタンク100を前方から覆う。保持部材120は、4個のタンク100が左右方向9に一列に並んだ状態で4個のタンク100を保持する。保持部材120は、前壁71、右壁72、左壁73、上壁74、及び下壁75を有している。
前壁71は、立壁76及び傾斜壁77を有している。立壁76は、上下方向7及び左右方向9に拡がっている。傾斜壁77は、立壁76の上端及び上壁74の前端を連結する壁である。傾斜壁77は、第2方向6に拡がっている。
右壁72は、前壁71の右端から後方へ延びる。左壁73は、前壁71の左端から後方へ延びる。上壁74は、傾斜壁77の上端から後方へ延びる。上壁74の右端は右壁72の上端と、上壁74の左端は左壁73の上端と繋がっている。下壁75は、前壁71の下端から後方へ延びている。下壁75の右端は右壁72の下端と、下壁75の左端は左壁73の下端と繋がっている。
立壁76には、4個の貫通孔81が形成されている。各貫通孔81は、立壁76を前後方向8に貫通する。4個の貫通孔81は左右方向9に並んでいる。4個の貫通孔81は、4個のタンク100に対向している。具体的には、保持部材120が4個のタンク100を保持した状態で、各タンク100の第1マーク46及び第2マーク47は、対応する貫通孔81を通じて保持部材120の外部に露出する。
傾斜壁77には、4個の貫通孔82が形成されている。各貫通孔82は、傾斜壁77を第1向き5に貫通する。4個の貫通孔81は、左右方向9に並んでいる。4個の貫通孔82は、4個のタンク100に対応している。保持部材120が4個のタンク100を保持した状態で、各タンク100の注入口部112は、対応する貫通孔82を通じて傾斜壁77から第1向き5に離れた位置まで突出する。
保持部材120は、上壁74の前端に4個のレセプタクル部121を有している。4個のレセプタクル部121は、左右方向9に並んでいる。具体的には、4個のレセプタクル部121は、4個の貫通孔82の後方に位置している。4個のレセプタクル部121には、キャップ113が一つずつ取り付けられる。
[キャップ113]
各キャップ113は、ゴムやエラストマーのように弾性変形可能な素材によって成型されている。各キャップ113は、紐部113Aによりコネクタ部113Bと連結されている。4個のコネクタ部113Bは、4個のレセプタクル部121に一つずつ差し込まれる。各キャップ113は、前方の貫通孔82から突出する注入口部112に着脱可能である。キャップ113は、注入口部112に取り付けられたとき、注入口112Aを閉止する。キャップ113は、注入口部112から外されたとき、注入口112Aを開放する。
[濾過装置130]
図4及び図6に示されるように、各濾過装置130は、各タンク100の注入口部112に独立して取付け可能である。4個の濾過装置130の一つが注入口部112に取り付けられている場合には、濾過装置130の液体受け部131は、カバー70が閉じる向きへ移動するときにカバー70と当接してカバー70の移動を制止する。その結果、カバー70は閉塞位置にまで回動できない。
また、図5に示されるように、各濾過装置130は、各注入口部112から独立して取り外し可能である。すなわち、各濾過装置130は、注入口部112に着脱可能である。以下、図4及び図6に示す濾過装置130の姿勢であり且つ濾過装置130が注入口部112に装着されているときの姿勢を装着姿勢と称する。また、以下の説明では、特に断らない限りは、濾過装置130は装着姿勢である。
図6に示されるように、各濾過装置130において、第1向き5に沿ったサイズは約30mmであり、第2方向6に沿ったサイズは約25mmであり、左右方向9に沿ったサイズは約20mmである。各濾過装置130は、樹脂等の成型品である。各濾過装置130は、液体受け部131、位置決め部132、管部133、及びフィルタ部134を備えている。
各液体受け部131の表面は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのいずれかに着色されている。すなわち、液体受け部131は、複数の注入口部112に対応する貯留室111に貯留されるインクの色に着色されている。
各液体受け部131は、底壁141、及び4個の側壁142〜145を有している。なお、側壁143は、図4には示されているが、図6には示されていない。底壁141は、傾斜壁106の外表面106Aから第1向き5に離間する。底壁141は、第1向き5からの平面視で概ね矩形形状を有している。底壁141は、左右方向9及び第2方向6に拡がっている。
4個の側壁142〜145は、底壁141の4辺から第1向き5へ延びている。側壁142、144は第2方向6において互いに対向する。側壁143、145は左右方向9において互いに対向する。側壁142は、上下方向7において第1マーク46よりも上方に位置する。底壁141から側壁142〜145の第1向き5における各端までの距離は互いに概ね同じである。側壁142の右端及び左端は、第1向き5の一方端から他方端にわたって側壁143、145と繋がっている。側壁144の右端及び左端は、第1向き5の一方端から他方端にわたって側壁143、145と繋がっている。底壁141及び4個の側壁142〜145は、液体受け部131の内部空間131Aを画定する。
液体受け部131は、表示部146を有している。表示部146は、側壁142、143及び145が有する第1向き5の端に繋がる壁である。表示部146は、側壁142の第1向き5における端142Aから、側壁144の第1向き5の端144Aに向かって中間位置P31(図6(A)参照)まで延びている。中間位置P31は、端142A、144Aの間において端142A寄りの位置である。内部空間131Aの第1向き5における端は開口になっている。開口は、側壁143〜145の第1向き5における各端と、表示部146の周縁146Aにより包囲される。この開口は、タンク100へのインク補充時にインクが流入する流入口131Bである。装着姿勢では流入口131Bは、注入口112Aより上方に位置する(図6(A)参照)。
図4に示されるように、表示部146において第1向き5の向いている表面146Bには、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(BK)のいずれかを示す表記であるアルファベット文字Y,M,C,BKのいずれかが記されている。各表面146Bに記された各表記は、各濾過装置130が装着される注入口部112に対応する貯留室111に貯留されるインクの色を示している。
各位置決め部132は、注入口部112と係合することにより、流入口131Bが注入口112Aより上方に位置する装着姿勢で液体受け部131を位置決める(図6(A)参照)。各位置決め部132は、各液体受け部131の底壁141から、第1向き5と逆向きに突出する。各位置決め部132は、図6(B)に示されるように、端面132A、外周面132B及び内周面132Cを有している。
端面132Aは、位置決め部132において第1向き5の逆向きの端を画定する面である。端面132Aは、第2方向6に平行である。端面132Aは、図6(B)に示されるように、第1向き5からの平面視で底壁141よりも若干小さい形状を有している。端面132Aの概ね中央部には円形状の孔が形成される。外周面132Bは、端面132Aの外周から底壁141に至る面である。内周面132Cは、端面132Aにおいて円形状の孔の周縁から底壁141に至る円柱面である。内周面132Cの径は、注入口部112の外径(すなわち、外周面112Cの径)と同じである。
図6に示されるように、管部133は、液体受け部131の底壁141から、第1向き5と逆向きに突出する。管部133は、位置決め部132の内周面132Cよりも内側に位置している。装着姿勢において、管部133は注入口112Aに挿入され、管部133の下端は、タンク100の貯留室111に位置する。管部133の下端は、第1マーク46よりも上方に位置する。管部133の内部空間は、液体受け部131の内部空間131Aと外部とを連通する流路133Aを区画する。
管部133は、端面133B、外周面133C及び内周面133Dを有している。端面133Bは、管部133において第1向き5の逆向きの端を画定する面である。端面133Bの形状は、図6(B)に示されるように、第1向き5からの平面視で環状である。端面133Bの概ね中央部には円形状の孔が形成される。外周面133Cは、端面133Bの外周から内周面133Dの内側の空間を通じて底壁141に至る面である。外周面133Cの径は、注入口112Aの径(すなわち、内周面112Dの径)と同じである。内周面133Dは、端面133Bの内周から底壁141に至る円柱面である。
流路133Aは、内周面133Dにより区画される空間である。流路133Aにおいて第1向き5の端133Eは、液体受け部131の内部空間131Aに向かって開放される開口である。端133Eは、内部空間131Aの下端寄りの位置で内部空間131Aと連通している。端133Eと内部空間131Aの下端とは、より好ましくは、段差無く連続している。流路133Aにおいて第1向き5の逆向きの先端は、端面133Bから外部に向かって開放される開口である。
図7に示されるように、装着状態において、液体受け部131の内部空間131A及び管部133の流路133Aを満たすインクの量V1は、貯留室111において第1マーク46より上方であって注入口112Aの最下位置より下方の範囲の容積を満たすインク量(以下、所定のインク量と称する)V2よりも少ない。
フィルタ部134は、例えば、所定の内径の孔を複数有するメッシュタイプのフィルタであり、液体受け部131の内部空間131A及び管部133の流路133Aに位置する。フィルタ部134は、流路133Aの端133Eを塞いでいる。液体受け部131の内部空間131Aに存在するインクは、重力によって、フィルタ部134を通過して、流路133Aに流入する。そして、流路133Aの先端から、貯留室111にインクが流入する。このようなインクの流れにおいて、インクがフィルタ部134を通過するときに、インクに含まれる固体であって、フィルタ部134の孔の内径よりも大きなものが、フィルタ部134に捕捉される。
[タンク100へのインクの供給]
図1に示されるように、4個のタンク100のいずれかに貯留されるインクの液面位置が第2マーク47(図3参照)よりも下方になったことを作業者が貫通孔81を通じて視認する。この場合、図1(B)に示されるように、カバー70は閉塞位置から開放位置へと作業者により変位させられる。これにより、複合機10の貯留部99(すなわち、4個のタンク100、保持部材120)が複合機10の外部に露出する。
インク補充が必要なタンク(以下、補充対象のタンクと称する)100の注入口部112からキャップ133が外される。次に、濾過装置130が注入口部112に取り付けられる。具体的には、濾過装置130の管部133が注入口112Aに挿入される。濾過装置130の位置決め部132の内周面132Cが注入口部112の外周面112Cに嵌め込まれる(図6(A)参照)。位置決め部132の端面132Aは、保持部120の傾斜壁77に突き当る。これにより、位置決め部132は、注入口部112と係合して、液体受け部131を注入口部112に対し位置決めし、濾過装置130は装着姿勢となる。装着姿勢において、液体受け部130の流入口131Bは、注入口112Aよりも上方に位置する(図6(A)参照)。
次に、図5(B)に示されるように、補充用のインクが貯留されたボトル270のノズル273が作業者により流入口131Bに挿入される。次に、ボトル270の側面が作業者により押し込まれることで、ボトル270内のインクはノズル部273から内部空間131Aへと排出される。インクは、重力によって、内部空間内131Aから流出し流路133Aへと流入する。仮にインクに固体が含まれている場合、フィルタ部134が固体を捕捉する。インクは、流路133Aを流通し、流路133Aの先端から貯留室111へと排出される。
必要な量のインクが貯留室111に補充されると、作業者は上記と逆の操作を行う。これにより、インク補充が終了する。
なお、濾過装置130を使わない場合には、補充用のインクが貯留されたボトル270のノズル273が作業者により注入口112Aに挿入される。次に、ボトル270の側面が作業者により押し込まれることで、ボトル270内のインクは貯留室111へと排出される。
[実施形態の作用・効果]
濾過装置130では、フィルタ部134を有する濾過装置130がタンク100に着脱可能であるので、複合機10内にフィルタを設ける場合に比べてフィルタの交換が容易になる。また、複合機10内にフィルタを設ける必要がないため、複合機10内のスペースの増加を抑制できる。また、フィルタ部134は、液体受け部131又は管部133内に位置する。そのため、作業者は、フィルタ部134が目詰まりなどした場合でも、フィルタ部134に直接触れることなく濾過装置130を交換することができる。また、フィルタ部134が、貯留室111に注入される液体に含まれる固体を捕捉するので、貯留室111や記録部24に固体が流入することが抑制される。濾過装置が注入口に着脱可能であるため、濾過装置の使用をユーザが任意に選択できる。また、注入口部112に濾過装置130を装着した状態では、注入口部112にキャップ113を装着できないので、濾過装置を注入口部112から取り外さずに、プリンタ部11を使用することが抑制される。また、位置決め部132により濾過装置130のタンク100に対する装着姿勢が安定する。
濾過装置130を注入口部112に装着せずに、ボトル270を注入口112Aに挿入して貯留室111へインクを注入する向きと、濾過装置130を注入口部112に装着して、濾過装置130を通じて貯留室111へインクを注入する向きとが、同様になるので、操作性がよい。
上記装着姿勢において内部空間131A及び流路133Aを満たすインク量は、所定のインク量V2(図7参照)よりも少ないため、濾過装置130を介して貯留室111に第1マーク46の位置(満量の液面位置)までインクを注入した後、内部空間131A及び流路133Aに存在するインクが貯留室111へ流入しても、注入口112Aからインクがあふれ出すことが抑制される。
上記装着姿勢において、液体受け部131は第1マーク46よりも上方に位置するため、タンク100の前壁102を通じて貯留室111内のインクの液面を視認し易い。
上記装着姿勢において、管部133の下端は、第1マーク46よりも上方に位置するため、貯留室111内のインクが濾過装置130に付着する可能性を低減できる。これにより、濾過装置130をタンク100から取り外す際に貯留室111内のインクが外部へ漏れることが抑制される。
液体受け部131の各表面は、対応するタンク100に貯留されるインクの色である。もしくは、液体受け部131の各表示面146Eには、インクの色を示す表記が記されている。これにより、濾過装置130が装着された状態において、各液体受け部131へ注入すべきインクの色を理解しやすい。
上記装着姿勢において、液体受け部131は、カバー70の閉塞位置への移動を制止するため、濾過装置130が装着された状態でカバー70を閉じることができない。
[変形例]
液体受け部131は、図8に示されるように、複数の凸部135を有していてもよい。凸部135は、内部空間131Aにおいてフィルタ部134よりも流入口131Bに近い位置で、内部空間131Aを区画する側壁142〜145の少なくとも1つから内部空間131Aに向かって突出してフィルタ部134の一部を覆う。
凸部135は、例えば、底壁141から第1向き5に向かって延出する平板である。複数の凸部135は、第1方向5及び第2方向6と直交する方向に間隔を空けて並んでいる。隣り合う凸部135の間隔は、ボトル270のノズル273の外径よりも狭い。
液体受け部131が凸部135を有することによって、液体受け部131にインクが注入されるときに、ボトル270のノズル273がフィルタ部134と当接することがない。なお、凸部135は、必ずしも内部空間131Aにおいて、第1方向5及び第2方向6と直交する方向の全域に亘って延出されている必要はない。例えば、底壁141においてフィルタ部134が位置する領域においてのみ存在してもよい。また、凸部135が延出する方向は第2方向6であってもよいし、その他の方向であってもよい。また、凸部135の形状は、平板形状でなくてもよい。
11・・・プリンタ部(液体消費装置)
14・・・筐体
70・・・カバー
24・・・記録部(液体消費部)
110・・・タンク
111A・・・外壁
101・・・前壁
102・・・立壁
106・・・傾斜壁
46・・・第1マーク(マーク)
112・・・注入口部
113・・・キャップ
130・・・濾過装置
131・・・液体受け部
132・・・位置決め部
133・・・管部
134・・・フィルタ部

Claims (10)

  1. 貯留室を区画する外壁、及び当該外壁の一部であって、液体が注入される注入口を区画する注入口部を有するタンクと、
    上記注入口部を閉止する閉止部と、
    上記貯留室と液体を流通可能に接続された液体消費部と、
    上記注入口部に着脱可能な濾過装置と、を備え、
    上記濾過装置は、
    内部空間を外部に連通する流入口を有しており、上記注入口部に装着可能な液体受け部と、
    上記注入口部と係合することにより、上記流入口が上記注入口より上方に位置する装着姿勢で上記液体受け部を位置決める位置決め部と、
    上記液体受け部から延出して、上記液体受け部の内部空間と外部とを連通する流路を区画しており、上記装着姿勢において下端が上記貯留室に位置する管部と、
    上記液体受け部の内部空間又は上記管部の流路に位置するフィルタ部と、を有する液体消費装置。
  2. 上記外壁は、上記注入口が貫通する傾斜壁と、当該傾斜壁と連続しており、水平前向きを法線とする前面を有する前壁と、を有しており、
    上記傾斜壁の面の法線は、鉛直上向きの成分と水平前向きの成分とを有しており、
    上記液体受け部は、上記装着姿勢において、上記傾斜壁より上記法線に沿った方向へ突出している請求項1に記載の液体消費装置。
  3. 上記前壁は、上記貯留室に貯留された液体の液面を視認可能な透光性を有しており、
    上記前壁には、上記貯留室における満量の液面位置を示すマークが記されており、
    上記装着姿勢において上記液体受け部の内部空間及び上記管部の流路を満たす液体量は、上記貯留室において、上記マークより上方であって上記注入口の最下位置より下方の範囲の容積を満たす液体量よりも少ない請求項2に記載の液体消費装置。
  4. 上記装着姿勢において、上記液体受け部は、上記前壁のマークよりも上方に位置する請求項3に記載の液体消費装置。
  5. 上記装着姿勢において、上記管部の下端は、上記マークよりも上方に位置する請求項3又は4に記載の液体消費装置。
  6. 上記液体受け部は、上記内部空間であって上記フィルタ部より上記流入口に近い位置において、当該内部空間を区画する内面から突出して上記フィルタ部の一部を覆う凸部を更に有する請求項1から5のいずれかに記載の液体消費装置。
  7. 上記タンクは、色の異なる液体をそれぞれ貯留する複数の上記貯留室と、当該複数の貯留室それぞれに対応する複数の上記注入口部を有しており、
    上記液体受け部は、上記複数の注入口部に対応した複数であり、
    上記複数の液体受け部の各表面は、装着される上記複数の注入口部に対応する各貯留室に貯留される液体の色である請求項1から6のいずれかに記載の液体消費装置。
  8. 上記液体受け部の表面に、装着される上記複数の注入口部に対応する各貯留室に貯留される液体の色を示す標記が記されている請求項7に記載の液体消費装置。
  9. 内部空間を外部に連通する開口を有する筐体と、
    上記筐体の開口を開閉するカバーと、を更に備え、
    上記装着姿勢において、上記液体受け部は、閉じる向きへ移動する上記カバーと当接して上記カバーの移動を制止する請求項1から8のいずれかに記載の液体消費装置。
  10. 貯留室を区画する外壁、及び当該外壁の一部であって、液体が注入される注入口を区画する注入口部を有するタンクと、上記貯留室と液体を流通可能に接続された液体消費部とを備える液体消費装置に着脱可能な濾過装置であって、
    内部空間を外部に連通する流入口を有しており、上記注入口部に装着可能な液体受け部と、
    上記注入口部と係合することにより、上記流入口が上記注入口より上方に位置する装着姿勢で上記液体受け部を位置決める位置決め部と、
    上記液体受け部から延出して、上記液体受け部の内部空間と外部とを連通する流路を区画しており、上記装着姿勢において下端が上記貯留室に位置する管部と、
    上記液体受け部の内部空間又は上記管部の流路に位置するフィルタ部と、を備える濾過装置。
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