JP2020163139A - 歯科用ポスト - Google Patents

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隆典 宮田
恵逸 佐々木
Shigetoshi Sasaki
恵逸 佐々木
悦男 荻野
Etsuo Ogino
悦男 荻野
小林 裕幸
Hiroyuki Kobayashi
裕幸 小林
俊介 宮田
Shunsuke Miyata
俊介 宮田
博之 塩井
Hiroyuki Shioi
博之 塩井
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稔之 中塚
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Abstract

【課題】十分な強度が得られ、未重合単量体による組織の炎症を防ぎ、またレジン支台の十分な強度や耐久性が得られる歯科用ポストを提供する。【解決手段】ガラスポスト(A)とコーティングレジン(B)とを含む歯科用ポストであって、該ガラスポストが単芯構造であることを特徴とする、歯科用ポスト。【選択図】なし

Description

本発明は、歯科用光硬化性組成物に埋入することにより、光が到達しにくい深部における組成物の硬化性を向上させるとともに、硬化した組成物の機械的強度を増大することができる歯科用ポスト、及び該歯科用ポストを含むレジン支台築造キットに関する。
レジン支台築造は機能と審美性の回復を目的とした歯冠補綴装置を接着するための適正な支台歯形態を構築すること、すなわち、う蝕や外傷などにより失った歯質の欠損を人工材料で補う臨床術式である。このレジン支台築造のうち、ポストを併用したレジン支台築造ではレジンコア用コンポジットレジンやファイバーポストの弾性係数が象牙質の弾性係数に近似しているため、支台歯の残存歯質に発生する応力集中が既製金属ポスト併用レジン支台築造や鋳造支台築造に比べると起こりにくい。そのため、過大な力が支台歯に加わった場合でも歯根破折、特に垂直性の歯根破折が起こりにくく、たとえ破折が生じても水平的な破折に留まり、歯を保存できるケースが多いことが報告されている。
また、レジンコア用のコンポジットレジン及びファイバーポストの色調面からも金属ポストの存在で生じる歯根部の影や支台歯形成時のメタル削片によるメタルタトゥが生じないため歯肉部の審美性も損なわれない。
このような背景から、ポストを併用したレジン支台築造を利用した歯冠補綴術は今後ますます発展が期待されている。
上述したポストを併用したレジン支台築造を利用した歯冠補綴術においては、ポスト孔にポストを填入してから光硬化性樹脂を充填し、ポスト上方から光を照射させて光硬化性樹脂を硬化させて支台歯形成が行われる。
従来、このポストとしては複数のファイバーを樹脂によって束ねて成形したものが使用されている(特許文献1)。
特開2016−214342号公報
しかしながら、複数のファイバーを束ねた従来のポストでは、ポスト自体に十分な強度が得られなかったり、ポスト孔底部の樹脂まで十分な光が届かないために樹脂モノマーの重合が不完全となり、またレジン支台の十分な強度や耐久性が得られないという問題があった。また、残存する未重合の低分子量モノマーが歯肉組織に刺激を与えて炎症を起こしたり、ポストテーパー面で断面露出したポスト構成樹脂の加水分解により個々のガラス繊維の分離が生じてポストが裂けてささくれを生じて強度/耐久性を損じるという問題があった。
本発明者らは、かかる課題に鑑みて鋭意検討した結果、ガラスポストとして単芯構造を採用し、またその単芯構造ガラスポストをコーティングするコーティングレジンからなる歯科用ポストにより解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ガラスポスト(A)とコーティングレジン(B)とを含む歯科用ポストであって、該ガラスポスト(A)が単芯構造であることを特徴とする歯科用ポストを提供するものである。
本発明の歯科用ポストを構成するガラスポスト(A)は、単芯構造からなることを特徴とし、表面がコーティングレジン(B)によってコーティングされている。この単芯構造のガラスポストとコーティングレジンとにより、より強度/耐久性にすぐれ、ガラスポストが裂けてささくれを生じ難い。更に歯科用ポストの上方から照射された光の減衰がより抑制されてポストの先端部まで導光され、孔底部の光硬化性樹脂までより十分な光量が導光され易い。これにより、従来の複数芯(ファイバータイプ)構造のポストよりもより深部まで光硬化性樹脂を硬化させることができ、深部までより均一に硬化したレジン支台を築造することができる。
先端部をテーパー形状に成形した1つの実施形態の歯科用ポストの側面図である。 本発明の1つの実施形態の歯科用ポスト(先端テーパー面粗化)の光の発散を示す図である。 本発明の別の実施形態の歯科用ポスト(先端テーパー面粗化)の光の発散を示す図である。 本発明のさらに別の実施形態の歯科用ポスト(先端テーパー面粗化)の光の発散を示す図である。 従来の歯科用ポスト(ファイバータイプ)の光の発散を示す図である。 歯科用ポスト(従来品:ビューティコアファイバーポスト)の光の発散を示す図である。
本発明の実施形態において、このガラスポスト(A)は、本発明が目的とする歯科用ポストを得られる限り特に制限されることはないが、例えば石英ガラス、結晶化ガラス、アルカリ含有ガラス、フッ化物含有ガラス及びシリカ系多成分ガラス(バリウムガラス、ストロンチウムガラス、ジルコニウムガラス、アルミノ珪酸ガラスなどの金属元素を含有した歯科用ガラス)などの透明性の高い材質から構成される材料であって、単芯構造を有するものであり、好ましくはシリカ系多成分ガラスから構成される。
ガラスポスト(A)の25℃における屈折率は、1.46〜1.80であることが好ましく、1.46〜1.70であることがより好ましく、1.46〜1.60であることが最も好ましい。ガラスポストは、断面が例えば、円形、楕円形、瓢箪形、多角形など種々の形状を有する柱状のものとすることができる。
また、ガラスポスト(A)の太さ(最長径)は、0.4〜1.8mmであることが好ましく、0.45〜1.7mmであることがより好ましく、0.5〜1.6mmであることが特に好ましい。
さらに、レジン支台築造に用いるポストとして、本発明の実施形態の歯科用ポストについて、ガラスポスト(A)は、X線造影性を有することが好ましく、好ましくはX線造影性がアルミニウム当量厚さの1mm以上、より好ましくは2mm以上、さらに好ましくは3mm以上示すことが術後のX線撮影による診断時、ポストの位置を的確に判断するために有用である。
また、ガラスポストをコーティングするレジン(B)は、(メタ)アクリレート基及びエポキシ基、等の歯科分野で一般に用いられる公知の単官能性及び/または多官能性の重合性単量体を好適に用いることができる。それらの代表的な重合性単量体を例示すれば、アクリロイル基及び/またはメタクリロイル基を有する重合性単量体が挙げられる。なお、本発明においては、(メタ)アクリレートまたは(メタ)アクリロイルをもってアクリロイル基含有重合性単量体とメタクリロイル基含有重合性単量体の両者を包括的に表記する。一般に歯科用硬化性組成物に用いられている単官能性及び/または多官能性の重合性単量体からなり、特に制限はなく公知のものが使用でき、それらからなるポリマー/オリゴマー/プレポリマーなども含み得る。
コーティングレジン(B)は、溶材に溶解、分散または乳化したレジンをガラスポストに塗布し、塗膜を均一にしながら光を照射させて硬化させることによりコーティングすることができる。コーティングレジン(B)の25℃における屈折率は、1.46〜1.80であることが好ましく、1.46〜1.70であることがより好ましく、1.46〜1.60であることが最も好ましい。
また、ガラスポスト(A)及びコーティングレジン(B)からなる歯科用ポストは、例えば曲げ強度700MPa以上であることが好ましい。また、歯科用ポストの長さ(L2)は約15mm〜30mmであることが好ましく、16mm〜26mmであることがより好ましく、17mm〜22mmであることが最も好ましい。また、歯科用ポストの太さ(最長径、D2)は約0.6〜1.8mmであることが好ましく、0.6mm〜1.7mmであることがより好ましく、0.6mm〜1.6mmであることが最も好ましい。そのうちガラスポストの表面をコーティングしているコーティングレジンの膜厚は約0.02mm〜0.4mmであることが好ましく、0.03mm〜0.3mmであることがより好ましく、0.04mm〜0.2mmであることが最も好ましい。
本発明の実施形態の歯科用ポストは、ガラスポスト(A)の形態に応じて種々の形態を有することができるが、有芯(又は単芯)円柱構造を有することが好ましい。
また、本発明の1つの実施形態において、歯科用ポストは、先端(孔底部に接する部位)をテーパー状(例えば、円錐台形状など)に成形することもできる。なお、テーパー状の形状とは、ガラスポストの先端が先細りになっていることをいい、本発明の実施形態の歯科用ポストが得られる限り、特に限定されることはない。テーパー状に成形することで、ポスト孔先端部が先細りになっている場合にポスト孔と歯科用ポストの適合性を向上することができる。また、歯科用ポストの先端部から光が放出される際、テーパー状に成形することでテーパー面(S、例えば、円錐台の側面)からの光の発散角が広がり、ポスト孔深部に充填された光硬化性樹脂をより均一に硬化させることができる。テーパー形状のテーパー角(a)は特に制限されるものではないが、好ましくは0〜80度、さらに好ましくは0〜70度である。本発明の歯科用ポストは、単芯構造のガラスポストとその周囲に存在するレジンとから構成されるため、レジンの加水分解に伴って複数のガラスファイバーがレジンから剥離してテーパー面からささくれたり、歯科用ポストの強度が低下するという問題が起こらない。
さらに、歯科用ポストのテーパー面(S)は粗化処理することもできる。テーパー面の粗化処理は、例えば、柱状のガラスポストの先端を切削してテーパー面を製作する時に同時に行ってもよく、またはテーパー面を製作した後に研磨若しくは粗面化剤などによって製作することができる。テーパー面の表面粗さは粗造であるほど、ポスト先端部から光が照射される際にテーパー面から放出される光の発散が広範囲に拡大する。その結果、ポスト孔深部においてより広範囲の光硬化性樹脂をより均一に硬化させることができる。また、テーパー面の表面粗さが大きいことで、光硬化性樹脂との界面において機械的嵌合が生じるため、光硬化性樹脂と歯科用ポストとの結合力が向上し、外部応力に対しより高い耐久性を発現することができる。テーパー面の表面粗さは特に限定されるものではないが、好ましくは表面粗さ(Ra)が0.1〜500μmであり、より好ましくは0.5〜100μmである。表面粗さが0.1μm以上の場合、テーパー面からより適度の散乱強度が得られる。表面粗さが500μm以上の場合、テーパー部に極端に薄い部分が生じるため、ファイバーポストの強度が低下する恐れがある。
さらに、本発明の実施形態の歯科用ポストは、X線造影性を有することが好ましく、1mm以上のアルミニウム当量厚さのX線造影性を示すことがより好ましい。具体的には、ガラスの成分として金属元素を含有することで、X線造影性を向上させることができる。
ここで、ガラスポスト(A)及びコーティングレジン(B)をそれぞれ構成する材料は、下記式(1):
(nF−nP)≧−0.1
(式中、nFはガラスポスト(A)の25℃における屈折率を表し、nPはコーティングレジン(B)重合体の25℃における屈折率を表す)
で表される条件を満たすことが好ましい。光の振る舞いとして、屈折率が異なる二つの媒質の境界面において、屈折率の高い媒質側に屈折するという性質と当該境界面に入射する角度がある一定の角度以上になると境界面を透過することなく全て反射するという性質がある。光通信等に広く利用されている光ファイバーは、この原理を利用しており、光を伝播させる部分に透明な高屈折率材料を用い、その外周に伝播させる部材の屈折率よりやや低い屈折率を有する材料を被覆した構造を有する。光の伝播部分に入射した光の大部分は、2つの部材の境界面で全反射を繰り返しながら、伝播する。本発明における歯科用ポストを構成する2つの材料(A)、(B)の屈折率の大小関係は、光ファイバーと概略同じであることが好ましく、ガラスポスト(A)に入射した光は、好ましくは、減衰することなく伝播することができる。ガラスポストの屈折率に対してコーティングレジンの屈折率が高すぎない場合、ポストの胴体部から抜ける光をより抑制しながら、歯科用ポストの先端部により多くの光を到達させることができる。
本発明において、上記の式を満たすガラスポスト(A)及びコーティングレジン(B)からなる歯科用ポストが上方から照射された光を深度方向に対する減衰をより抑制してポスト孔底部の硬化性樹脂まで導光し得、また、歯肉組織に炎症を起こし得る未重合の低分子量モノマーの残存をより抑制し得、さらに優れた強度/耐久性を発揮し得ることを見出した。
コーティングレジン(B)に使用される重合性単量体としては、本発明が目的とする歯科用ポストを得られる限り特に限定されることなく、歯科用に認められ得ている種々の材料を使用し得るが、炭素数1〜20の(メタ)アクリル酸のアルキルまたは芳香族エステル、炭素数2〜20のポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート、2〜30量体のエチレングリコールオリゴマー(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、2,2−ビス[4−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]プロパン、N,N−(2,2,4−トリメチルヘキサメチレン)ビス[2−(アミノカルボキシ)エタノール]メタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチルメタクリレート、フェノキシベンジルアクリレート、1分子中にエトキシ基2〜10個を含む2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシポリエトキシフェニル)プロパン、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等の単官能性あるいは多官能性の(メタ)アクリル酸エステル類;ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレート2モルとジイソシアネート1モルとの反応生成物であるウレタン(メタ)アクリル酸エステル類、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン等を挙げることができる。また、それらを具体的に例示すれば次の通りである
(I)単官能性重合性単量体:メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、グリセリン(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート等。
(II)芳香族系二官能性重合性単量体:2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(3−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシテトラエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシジプロポキシフェニル)プロパン、2(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシフェニル)−2(4−(メタ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル)プロパン、2(4−(メタ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル)−2(4−(メタ)アクリロイルオキシトリエトキシフェニル)プロパン、2(4−(メタ)アクリロイルオキシジプロポキシフェニル)−2(4−(メタ)アクリロイルオキシトリエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシジプロポキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシイソプロポキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシポリエトキシフェニル)プロパン等。
(III)脂肪族系二官能性重合性単量体:
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等。
(IV)三官能性重合性単量体:
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールメタントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等。
(V)四官能性重合性単量体:
ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート等。
また、ウレタン系重合性単量体として具体的に例示すると、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ハイドロキシプロピル(メタ)アクリレートのような水酸基を有する重合性単量体とメチルシクロヘキサンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジイソシアネートメチルメチルベンゼン、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネートのようなジイソシアネート化合物との付加物から誘導される二官能性または三官能性以上のウレタン結合を有するジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
コーティングレジン(B)は、エポキシ基を有する重合性単量体を含むことが好ましい。そのようなエポキシ基を有する重合性単量体として、例えば、3−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル(メタ)アクリレート、2−[4−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]−2−(4−(メタ)アクリロイルオキシ−フェニル)プロパン、4−(2,3−エポキシプロポキシ)シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2,3−エポキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、ビスフェノールAエポキシジ(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−2−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−2−メチルシクロヘキサンカルボキシレート及びビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート等を例示することができる。
更に、コーティングレジン(B)は、上記の(メタ)アクリロイル基含有重合性単量体及びエポキシ基含有単量体以外に、リン酸基、ホスホン酸基、カルボン酸基、スルホン酸基等の酸性基を有する重合性単量体、硫黄原子を分子内に有する重合性単量体、フルオロ基を有する重合性単量体、(メタ)アクリルアミド誘導体、少なくとも1個以上の重合性基を有するオリゴマーまたはポリマーまたはプレポリマーを用いても良い。
本発明の実施形態において、コーティングレジン(B)は、これら重合性単量体を単独で或いは必要に応じて複数を混合して調製することができる。
コーティングレジン(B)は、(メタ)アクリレート基及びエポキシ基のいずれかの官能基を含有する重合性単量体、及びそれらからなるポリマー/オリゴマー/プレポリマーからなる群から選択される光硬化性樹脂組成物であることが好ましい。更に、本発明の実施形態の歯科用ポストは、そのような光硬化性樹脂組成物の硬化物から構成されることが好ましい。
コーティングレジン(B)に使用される重合開始材としては、α−ジケトンと3級アミンからなるもの、α−ジケトンと過酸化物、フェニルホスフィンオキシド化合物等、従来公知の開始材が挙げられる。光重合開始材としては、光増感材からなるもの、光増感材/光重合促進材等が挙げられる。光増感材を具体的に例示すると、ベンジル、カンファーキノン、α−ナフチル、アセトナフセン、p,p'−ジメトキシベンジル、p,p'−ジクロロベンジルアセチル、ペンタンジオン、1,2−フェナントレンキノン、1,4−フェナントレンキノン、3,4−フェナントレンキノン、9,10−フェナントレンキノン、ナフトキノン等のα−ジケトン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル等のベンゾインアルキルエーテル類、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−メトキシチオキサントン、2−ヒドロキシチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン等のチオキサントン類、ベンゾフェノン、p−クロロベンゾフェノン、p−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン類、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド等のアシルフォスフィンオキサイド類、2−ベンジル−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、2−ベンジル−ジエチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−プロパノン−1等のα−アミノアセトフェノン類、ベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチルケタール、ベンジル(2−メトキシエチルケタール)等のケタール類、ビス(シクロペンタジエニル)−ビス〔2,6−ジフルオロ−3−(1−ピロリル)フェニル〕−チタン、ビス(シクペンタジエニル)−ビス(ペンタンフルオロフェニル)−チタン、ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−ジシロキシフェニル)−チタン等のチタノセン類等が挙げられる。
光重合促進材を具体的に例示すると、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジ−n−ブチルアニリン、N,N−ジベンジルアニリン、p−N,N−ジメチル−トルイジン、m−N,N−ジメチル−トルイジン、p−N,N−ジエチル−トルイジン、p−ブロモ−N,N−ジメチルアニリン、m−クロロ−N,N−ジメチルアニリン、p−ジメチルアミノベンズアルデヒド、p−ジメチルアミノアセトフェノン、p−ジメチルアミノベンゾイックアシッド、p−ジメチルアミノベンゾイックアシッドエチルエステル、p−ジメチルアミノベンゾイックアシッドアミノエステル、N,N−ジメチルアンスラニリックアシッドメチルエステル、N,N−ジヒドロキシエチルアニリン、p−N,N−ジヒドロキシエチル−トルイジン、p−ジメチルアミノフェニルアルコール、p−ジメチルアミノスチレン、N,N−ジメチル−3,5−キシリジン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチル−α−ナフチルアミン、N,N−ジメチル−β−ナフチルアミン、トリブチルアミン、トリプロピルアミン、トリエチルアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N,N−ジメチルヘキシルアミン、N,N−ジメチルドデシルアミン、N,N−ジメチルステアリルアミン、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、2,2'−(n−ブチルイミノ)ジエタノール等の第三級アミン類、N−フェニルグリシン等の第二級アミン類、5−ブチルバルビツール酸、1−ベンジル−5−フェニルバルビツール酸等のバルビツール酸類、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズジラウレート、ジオクチルスズジバーサテート、ジオクチルスズビス(メルカプト酢酸イソオクチルエステル)塩、テトラメチル−1,3−ジアセトキシジスタノキサン等のスズ化合物類、ラウリルアルデヒド、テレフタルアルデヒド等のアルデヒド化合物類、ドデシルメルカプタン、2−メルカプトベンゾオキサゾール、1−デカンチオール、チオサルチル酸等の含イオウ化合物等が挙げられる。
さらに、光重合促進能の向上のために、上記光重合促進材に加えて、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、グリコール酸、グルコン酸、α−オキシイソ酪酸、2−ヒドロキシプロパン酸、3−ヒドロキシプロパン酸、3−ヒドロキシブタン酸、4−ヒドロキシブタン酸、ジメチロールプロピオン酸等のオキシカルボン酸類の添加が効果的である。
また、コーティングレジン(B)には発明の効果を損じない限りにおいて、例えば充填材や他の添加材を含むことができる。配合する充填材の例としては、従来から使用されている各種の無機、有機、または無機・有機複合型の充填材を使用でき、二酸化珪素(例えば石英、石英ガラス、シリカゲル、ヒュームドシリカ)、アルミナ等を挙げることができる。珪素を主成分とし各種重金属とともにホウ素及び/またはアルミニウムを含有する各種ガラス類、各種セラミックス類、フッ化カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化ジルコニウム、二酸化チタン等も使用できる。フィラーの表面処理には、通常使用されるシランカップリング材、例えば、ω−メタクリロキシアルキルトリメトキシシラン、ω−メタクリロキシアルキルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン等の有機珪素化合物を使用できる。さらに、必要に応じて、有機溶材、水、安定材、連鎖移動材、顔料、染料等の一般的な添加物を使用できる。
コーティングレジン(B)は溶媒に溶解、分散または乳化した上記の硬化性成分をガラスポスト表面に塗布した後、膜厚を均一化にし、十分な光照射を行うことで硬化させて歯科用ポストが得られる。
本発明は、上記の歯科用ポスト及び歯科用ポストの周囲にレジン支台を築造する光硬化性組成物を含むレジン支台築造キットにも関する。前記光硬化性組成物は、レジン支台築造に使用できる限り、特に制限されることはなく、通常使用される組成物であってよく、重合性単量体、重合開始材、無機/有機充填材、さらに必要に応じて他の添加材を含むことができる。かかる光硬化性組成物としては、光重合型あるいはデュアル重合型のコンポジットレジンを使用できる。さらに、レジン支台築造キットは、任意にボンディング材、コーティング材、コア用レジン、ポスト用レジン、シーラー材、裏層材などを含むことができる。
また、本発明の歯科用ポスト及びレジン支台築造キットには、例えばプライマー類、歯科用接着材、歯科用歯台築造材、歯科用修復材、その他歯科臨床で使用される材料等を同梱しキットとしうる。これらは発明の効果を損じない限り(例えば遮光性のプライマー類や歯科用接着材)において、その構成に何ら制限は無い。
歯科用ポストの作製
以下の表1に記載のガラス成分及び表2に記載のコーティングレジン組成に従い、歯科用ポスト(実施例1〜13及び比較例1〜3)をそれぞれ作製した。
ガラスのレジンコーティング
ガラスポストのレジンコーティングは、単芯のガラスポストへコーティングレジンを塗布後、コーティングレジンの膜厚を均一化させ、十分な光照射を行うことで硬化させた。
比較例2及び3の歯科用ポスト(ファイバータイプ)は、ガラスを細くファイバー状に形成させた後に束ね、レジンを含侵及び硬化させ、その硬化体を削ることで成形した。
Bis-GMA:2,2−ビス(4−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル)プロパン
UDMA:N,N−(2,2,4−トリメチルヘキサメチレン)ビス[2−(アミノカルボキシ)エタノール]メタクリレート
3G:トリエチレングリコールジメタクリレート
PEMA:ポリエチルメタクリレート
PBA:フェノキシベンジルアクリレート
Bis-MPEPP:2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシポリエトキシフェニル)プロパン
γ-MPS:γ-メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン
MAPO:モノアシルフォスフィンオキサイド
試験方法
(1)曲げ強度
歯科用ポストの曲げ強度は、インストロン万能試験機(形式5567:インストロン社製)を用い、クロスヘッドスピード1mm/min、支点間距離10mmの3点曲げ試験により求めた。なお、試験は試験体数5個で行い、その平均値をもって評価した。
(2)X線造影性
歯科用ポストのアルミニウム当量厚さは、ISO4049を参考にしてステップ状アルミニウム板(厚み1〜6mm)と歯科用ポストを並べ、X線撮影装置(SMX-31M:SHIMADZU)にて撮影した画像のグレイ値から、歯科用ポストのアルミニウム当量厚さを求めた。
(3)光透過性
歯科用ポストの光透過性は、歯科用ポストと同じ径の孔を有する遮光板に歯科用ポストを固定し、歯科用ポストの後端部のみに光が当たる様に歯科用光照射器(ペンブライト:松風社製)にて光照射を行い、歯科用ポストの胴体部及び先端部から放出された光量を目視で確認した。基準は以下の通り。
ビューティコアファイバーポスト(φ1.0mm:松風社製)から放出された光量と比較して、試験品における光量が
上回る:◎、同等:〇、わずかに下回るが許容範囲である:△、明らかに下回る:×、のいずれかと評価した。
(4)屈折率測定
アッベ屈折率計(2T型:アタゴ社製)を用いてガラス及びレジン成分の屈折率(25℃)を測定した。
(5)ポストささくれの有無
歯科用ポストにおけるささくれの有無は、歯科臨床における長さ調整を想定し、歯科用ポストをその長辺に対して垂直に切断した際におけるささくれの発生有無を、目視にて確認した。なお、切断にはダイヤモンドディスク(松風社製)を用い、ディスクを一方向からのみ一回の接触で切断した。
各種のガラスポストF1〜F5及びレジンP1〜P7から製造した歯科用ポストについて測定した試験の結果を以下の表3に示す。
単芯構造のガラスポストとコーティングレジンとを含む実施例1〜13の歯科用ポストは、高い曲げ強度を示し、しかもポストのささくれが発生しないことが示された。
一方、コーティングレジンを有しない比較例1の歯科用ポストでは強度が著しく低かった。ファイバータイプのガラスを有する比較例2及び3の歯科用ポストではポストのささくれが発生した。
歯科用ポストのテーパー加工
実施例1及び比較例2の歯科用ポストを加工し、図1に示すようにテーパー形状を付与した。具体的には、番手の異なる耐水研磨紙(#60〜3000、WTCC-S日本研紙株式会社)を用いて円柱状の歯科用ポスト(直径(D2):1.0mm)の一端を研磨し、ポスト長(L2):20mm、テーパー長(L1):4.0mm、テーパー角(a):4°、先端部直径(D1):0.6mmのテーパーを付与した歯科用ポストを得た。
試験方法
(6)テーパー面の表面粗さ
非接触三次元表面粗さ測定器(タリサーフCCI HD-XL、テーラーホブソン社)を用いて、歯科用ポストのテーパー面の表面粗さ(Ra)を測定した。
表面粗さ(Ra)とは、テーパー部長手方向の中心付近の表面粗さを測定し、基準長さLが335μmにおいて下記式によって求められる値である。
(7)テーパー部からの光の発散性
テーパー部からの光の発散性は、上記(3)光透過性と同様の試験条件により評価した。評価基準は以下の通り。
試験品のテーパー部及び胴体部から発散された光量が、ビューティコアファイバーポスト(φ1.0mm:松風社製)から発散された光量と比較して、
顕著に上回る:AA、上回る:A、同等:B、わずかに下回る:C、明らかに下回る:D、のいずれかと評価した。
テーパー加工した歯科用ポスト(実施例14〜19及び比較例4〜6)について測定した試験の結果を以下の表4に示す。
本発明の単芯構造を有する歯科用ポストにおいて、テーパー面の表面粗さが0.1μm以上の実施例14〜18の歯科用ポスト、特に表面粗さが0.5μm以上の実施例14〜17の歯科用ポストは、テーパー部から発散される光量がより大きいことが示された。
一方、ファイバータイプの比較例4〜6の歯科用ポストでは、テーパー形状を付与することによる光の発散性に変化は認められなかった。
実施例1、18及び15、ならびに比較例5の歯科用ポスト及びビューティコアファイバーポストの光の発散の様子をそれぞれ図2〜6に示す。
本発明の実施形態の歯科用ポストは、ガラスポスト(A)とコーティングレジン(B)とを含み、該ガラスポスト(A)が単芯構造であるので、多数の細いファイバーを用いる歯科用ポストと比較して強度/耐久性に優れ、更にガラスポストが裂けてささくれを生じ難い。従って、歯科用ポストとして好適に使用することができる。
更に、本発明の実施形態の歯科用ポストは、単芯構造のガラスポスト(A)がコーティングレジン(B)によってコーティングされているので、上方から照射された光の減衰がより抑制されてポストの先端部まで導光され易く、歯科用ポストの孔底部の光硬化性樹脂までより十分な光量が導光され易い。従って、従来の複数芯構造のポストよりもより深部まで光硬化性樹脂を硬化させることができ、深部までより均一に硬化したレジン支台を築造することができる。
L1:テーパー長
L2:ポスト長
a:テーパー角
D2:ポスト直径
D1:ポスト先端部直径
S:テーパー面

Claims (9)

  1. ガラスポスト(A)とコーティングレジン(B)とを含む歯科用ポストであって、該ガラスポストが単芯構造であることを特徴とする、歯科用ポスト。
  2. コーティングレジン(B)がガラスポスト(A)をコーティングするレジン成分からなり、該ガラスポスト(A)を構成する成分の25℃における屈折率(nF)と該コーティングレジン(B)を構成する成分の25℃における屈折率(nP)とは下記式(1): (nF−nP)≧−0.1
    で示される条件を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の歯科用ポスト。
  3. ガラスポスト(A)が、X線造影性を有するガラスを含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の歯科用ポスト。
  4. コーティングレジン(B)が、(メタ)アクリレート基及びエポキシ基のいずれかの官能基を含有する重合性単量体、及びそれらからなるポリマー/オリゴマー/プレポリマーからなる群から選択される光硬化性樹脂組成物の硬化物から構成されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の歯科用ポスト。
  5. 有芯円柱構造を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の歯科用ポスト。
  6. 先端の形状にテーパーが付与されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の歯科用ポスト。
  7. テーパー部の表面粗さ(Ra)が0.1〜500μmであることを特徴とする、請求項6に記載の歯科用ポスト。
  8. 約15〜30mmの全長及び約0.6〜1.8mmの直径を有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の歯科用ポスト。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の歯科用ポストを含む、レジン支台築造キット。
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