JP2020163013A - 眼科装置 - Google Patents
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Description
本発明に係る眼科装置によれば、第2軸機構部分は、第1軸機構部分の収容空間部の中に収容されている。そのため、機構部の高さ方向の寸法をさらに小さくでき、眼科装置の高さ方向の寸法を抑えて、眼科装置の剛性の低下を防ぎ、測定時における眼科装置の揺れや振動を抑えることができる。
本発明に係る眼科装置によれば、第1軸機構部分および第2軸機構部分は、手動により操作され、第3軸機構部分は、電動アクチュエータにより駆動される。このような機構であっても、第1軸機構部分、第2軸機構部分、および前記第3軸機構部分の共通化を図ることができるとともに、機構部の高さ方向の寸法をさらに小さくでき、眼科装置の高さ方向の寸法を抑えて、眼科装置の剛性の低下を防ぎ、測定時における眼科装置の揺れや振動を抑えることができる。
本発明に係る眼科装置によれば、機構部は、第1電動アクチュエータをさらに有する。第1電動アクチュエータは、第3軸方向に沿って第3軸機構部分の上に積み重ねられ、電動により本体部をベースに対して第1軸方向および第2軸方向に移動させる。また、第1軸機構部分および第2軸機構部分は、手動により操作可能とされるとともに第1電動アクチュエータにより駆動可能とされ、第3軸機構部分は、第2電動アクチュエータにより駆動される。このような機構のように、第1電動アクチュエータが第3軸方向に沿って第3軸機構部分の上に積み重ねられた場合であっても、第3軸機構部分の少なくとも一部が第1軸機構部分および第2軸機構部分の少なくともいずれかの収容空間部内に収容されているため、第1軸機構部分、第2軸機構部分、および前記第3軸機構部分の共通化を図ることができるとともに、機構部の高さ方向の寸法をさらに小さくでき、眼科装置の高さ方向の寸法を抑えて、眼科装置の剛性の低下を防ぎ、測定時における眼科装置の揺れや振動を抑えることができる。
本発明に係る眼科装置によれば、第1軸機構部分と前記第2軸機構部分と前記第3軸機構部分とは、電動アクチュエータにより駆動される。このような機構であっても、第1軸機構部分、第2軸機構部分、および前記第3軸機構部分の共通化を図ることができるとともに、機構部の高さ方向の寸法をさらに小さくでき、眼科装置の高さ方向の寸法を抑えて、眼科装置の剛性の低下を防ぎ、測定時における眼科装置の揺れや振動を抑えることができる。
本発明に係る眼科装置によれば、第1軸機構部分と第2軸機構部分と第3軸機構部分とは、手動により操作される。このような機構であっても、第1軸機構部分、第2軸機構部分、および前記第3軸機構部分の共通化を図ることができるとともに、機構部の高さ方向の寸法をさらに小さくでき、眼科装置の高さ方向の寸法を抑えて、眼科装置の剛性の低下を防ぎ、測定時における眼科装置の揺れや振動を抑えることができる。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る眼科装置の全体を示す側面図である。
図1に示す眼科装置1は、1つの眼科装置において、被検眼Eの眼圧や被検眼Eのその他の光学特性(眼特性)を測定できるようにするために、複数の測定機能を有する複合型の眼科装置である。眼科装置1は、被検眼Eの眼圧を測定する眼圧測定部20と、被検眼Eのその他の光学特性を測定する眼特性測定部40と、を備える。
図2は、図1に示す眼科装置1の機構部12の好ましい構成例を示す分解斜視図である。図2に示す機構部12は、本体部13を、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向に関して直線移動して位置決め可能である。第1実施形態では、X軸方向とZ軸方向については、本体部13は、検査者による手動スライド操作により直線移動して位置決めされる。Y軸方向については、本体部13は、電動モータを用いた電動スライド操作により直線移動して位置決めされる。
まず、機構部12のうちY軸機構部分80について説明する。
Y軸機構部分80は、直方体状の箱型のケース81と、Y軸駆動モータ82と、送りねじ83と、取付用基板84と、を有している。ケース81は、例えば金属製であり、ケース81の内部空間には、Y軸駆動モータ82および送りねじ83等を収容している。ケース81の上部には、開口部85が形成されている。開口部85には、取付用基板84が配置されている。
次に、機構部12のうちX軸機構部分50を説明する。X軸機構部分50は、一対のX軸レール51,52と、X軸スライダ53と、を有する。X軸レール51,52は、ベース11の上面において、X軸方向に平行に互いに間隔をおいて固定されている。X軸スライダ53は、側面部54,55と底面部56とを有しているほぼ断面U字型の部材である。すなわち、X軸スライダ53は、側面部54,55と底面部56との間において収容空間部SXを有する。側面部54,55は、Z軸方向に沿って平行であり、底面部56の両側において、互いに間隔を離して形成されている。X軸スライダ53は、X軸レール51,52の間に配置されており、X軸レール51,52の内面に沿って、ベース11上をX軸方向に手動スライド操作によりスライド可能である。
次に、機構部12のうちZ軸機構部分60を説明する。Z軸機構部分60は、Z軸スライダ61と、X軸スライダ53の側面部54,55と、底面部56と、から構成されている。Z軸機構部分60は、X軸機構部分50の収容空間部SXの中に入れ子構造になるように配置されている。これにより、Z軸機構部分60およびX軸機構部分50は、入れ子構造ではなく互いに積み重ねられた場合と比較して、Y軸方向に関する上下寸法(厚み寸法)を抑えられている。このため、Z軸機構部分60とX軸機構部分50とが設けられていても、Y軸方向に関する上下寸法(高さ寸法)を極力小さくすることができる。
次に、図3を参照して、眼科装置1の眼圧測定部20が、被検眼Eの眼圧を測定する場合の位置決めの例と、眼特性測定部40が、被検眼Eのその他の光学特性を測定する場合の位置決めの例と、を説明する。
図3(A)は、眼圧測定モードであり、眼圧測定部20が、被検眼Eの眼圧を測定する場合の位置決めの例を示す。図3(B)は、眼特性測定モードであり、眼特性測定部40が、被検眼Eのその他の光学特性を測定する場合の位置決めの例を示している。
次に、本発明の第2実施形態から第4実施形態について、図5から図7を参照して説明する。第2実施形態から第4実施形態の眼科装置では、図4に示す第1実施形態と比較して実質的に同じ箇所には、同じ符号を記す。また、第2実施形態から第4実施形態の眼科装置の構成要素が第1実施形態の眼科装置の構成要素と同様である場合には、重複する説明は適宜省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図5から図7は、第2実施形態から第4実施形態の機構部12A〜12Cの構成の違いを模式的に示している。
図5に示す本発明の第2実施形態の機構部12Aでは、図4の第1実施形態の機構部12に対して、XZ軸電動アクチュエータ70が追加されている。すなわち、第2実施形態の機構部12Aは、X軸機構部分50と、Z軸機構部分60と、Y軸機構部分80と、XZ軸電動アクチュエータ70と、を有する。第2実施形態の機構部12Aにおいて、XZ軸電動アクチュエータ70は、本発明の「第1電動アクチュエータ」の一例に相当する。また、Y軸機構部分80のY軸駆動モータ82は、本発明の「第2電動アクチュエータ」の一例に相当する。機構部12Aは、手動操作と自動操作の両方の機能を組み合わせた、いわゆるセミオート形式の架台である。XZ軸電動アクチュエータ70は、Y軸方向に沿ってY軸機構部分80の上に積み重ねられている。図5に表した機構部12Aでは、XZ軸電動アクチュエータ70は、Y軸機構部分80と眼特性測定部40との間に設けられている。XZ軸電動アクチュエータ70は、X軸駆動モータ71と、Z軸駆動モータ72と、を有する。X軸駆動モータ71は、X軸スライダ53を、制御部100の制御指令に基づいて電動スライド操作することにより、本体部13をX軸方向に直線移動して位置決めできる。同様にして、Z軸駆動モータ72は、Z軸スライダ61を、制御部100の制御指令に基づいて電動スライド操作することにより、本体部13をZ軸方向に直線移動して位置決めできる。
図6に示す本発明の第3実施形態の機構部12Bでは、図5に示す第2実施形態の機構部12Aに対して、X軸方向とZ軸方向との手動操作部110が取り除かれている。機構部12Bは、X軸方向、Z軸方向に沿って手動操作を行うことができずに、X軸方向、Z軸方向、Y軸方向の全てにおいて自動操作を行う、いわゆるフルオート形式の架台である。これにより、第3実施形態の機構部12Bの構造は、第2実施形態の構造に比べてX軸方向、Z軸方向、Y軸方向の全てにおいて高い精度のアライメントを行うことができる。この機構であっても、機構部12Bの高さ方向の寸法をさらに小さくでき、眼科装置1の高さ方向の寸法を抑えて、眼科装置1の剛性の低下を防ぎ、測定時における眼科装置1の揺れや振動を抑えることができる。
図7に示す本発明の第4実施形態の機構部12Cでは、図5の第2実施形態の機構部12Aに対して、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の全てのスライド操作が、手動操作部110Aにより行われる。機構部12Cは、いわゆるマニュアル形式の架台である。これにより、第4実施形態の機構部12Cの構造では、電動モータが設けられないため、第1実施形態から第3実施形態の構造に比べて、さらに簡単化および軽量化を図ることができる。この機構であっても、機構部12Cの高さ方向の寸法を小さくでき、眼科装置1の高さ方向の寸法を抑えて、眼科装置1の剛性の低下を防ぎ、測定時における眼科装置1の揺れや振動を抑えることができる。
Claims (6)
- ベースと、
被検者の被検眼を測定する複数の測定部を有する本体部と、
前記本体部を前記ベースに対して移動させる機構部と、
を備え、
前記機構部は、
前記本体部を前記ベースに対して第1軸方向に移動させる第1軸機構部分と、
前記本体部を前記ベースに対して前記第1軸方向に直交する第2軸方向に移動させる第2軸機構部分と、
前記本体部を前記ベースに対して前記第1軸方向および前記第2軸方向に直交し上下方向に相当する第3軸方向に移動させる第3軸機構部分と、
を有し、
前記第1軸機構部分および前記第2軸機構部分には、収容空間部が設けられ、前記第3軸機構部分の少なくとも一部は、前記第1軸機構部分および前記第2軸機構部分の少なくともいずれかの前記収容空間部内に収容されていることを特徴とする眼科装置。 - 前記第2軸機構部分は、前記第1軸機構部分の前記収容空間部の中に収容されていることを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
- 前記第1軸機構部分および前記第2軸機構部分は、手動により操作され、
前記第3軸機構部分は、電動アクチュエータにより駆動されることを特徴とする請求項1または2に記載の眼科装置。 - 前記機構部は、前記第3軸方向に沿って前記第3軸機構部分の上に積み重ねられ電動により前記本体部を前記ベースに対して前記第1軸方向および前記第2軸方向に移動させる第1電動アクチュエータをさらに有し、
前記第1軸機構部分および前記第2軸機構部分は、手動により操作可能とされるとともに前記第1電動アクチュエータにより駆動可能とされ、
前記第3軸機構部分は、第2電動アクチュエータにより駆動されることを特徴とする請求項1または2に記載の眼科装置。 - 前記第1軸機構部分と前記第2軸機構部分と前記第3軸機構部分とは、電動アクチュエータにより駆動されることを特徴とする請求項1または2に記載の眼科装置。
- 前記第1軸機構部分と前記第2軸機構部分と前記第3軸機構部分とは、手動により操作されることを特徴とする請求項1または2に記載の眼科装置。
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JP2006239249A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Nidek Co Ltd | 眼科装置 |
JP2015177880A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | キヤノン株式会社 | 眼科装置及び制御方法 |
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