JP2020162247A - 電動車両用の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動車両用の制御装置において、次回走行途中で走行不可能な状況に陥らないようにしながら、プレ空調運転により車室内環境を可及的に改善可能とする。【解決手段】制御装置10は、ユーザにより乗車前にプレ空調運転の実行が要求された場合、次回走行時の目的地が設定されているか否かを判定する第1判定手段と、この第1判定手段で前記目的地が設定されていないと判定した場合、現在地の周囲に走行用のバッテリへの充電設備が配置されているか否かを判定する第2判定手段と、この第2判定手段で前記充電設備が配置されていると判定した場合、プレ空調運転の実行条件が成立しているか否かを判定する第3判定手段と、この第3判定手段で成立していると判定した場合、現在地から前記充電設備の所在地まで走行するのに必要な電力量を残すように空調装置6の能力を制御することによりプレ空調運転を実行する対処手段と、を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザが乗車前に空調装置を作動させるプレ空調運転を実行可能とする構成の電動車両用の制御装置に関する。
特許文献1には、電気自動車またはハイブリッド自動車等において、ユーザが携帯電話、スマートフォン等の無線端末機を操作することによってプレ空調運転の実行が要求されると、次回走行の目的地が設定されている場合には、次回走行時の走行距離において車両が消費する予測電力量とプレ空調運転により消費する予測電力量との合計値が走行用のバッテリの残容量を上回らない範囲でプレ空調運転を実行する一方、次回走行の目的地が設定されていない場合には、プレ空調運転を禁止するということが記載されている。
特開2017−159691号公報
上記特許文献1では、次回走行の目的地が設定されていない場合、前記プレ空調運転を禁止するようにしているが、本願発明者は改良の余地があると考えた。
本発明は、ユーザが乗車前に空調装置を作動させるプレ空調運転を実行可能とする構成の電動車両用の制御装置において、次回走行の目的地が設定されていない場合でも、次回の走行途中で走行不可能な状況に陥らないようにしながら、乗車時の車室内環境を可及的に改善可能とすることを目的としている。
本発明は、ユーザが乗車前に空調装置を作動させるプレ空調運転を実行可能とする構成の電動車両用の制御装置であって、ユーザにより乗車前に前記プレ空調運転の実行が要求された場合、次回走行時の目的地が設定されているか否かを判定する第1判定手段と、この第1判定手段で前記目的地が設定されていないと判定した場合、現在地の周囲に前記電動車両に装備している走行用のバッテリへの充電設備が配置されているか否かを判定する第2判定手段と、この第2判定手段で前記充電設備が配置されていると判定した場合、プレ空調運転の実行条件が成立しているか否かを判定する第3判定手段と、この第3判定手段で成立していると判定した場合、現在地から前記充電設備の所在地まで走行するのに必要な電力量を残すように前記空調装置の能力を制御することにより前記プレ空調運転を実行する対処手段と、を有していることを特徴としている。
この構成では、要するに、ユーザによりプレ空調運転の実行が要求された場合、次回走行時の目的地が設定されていなくても、現在地の周囲に充電設備が配置されていることと、当該充電設備の配置場所までの走行を可能にすることを条件に、プレ空調運転を実行させるようにしている。
これにより、次回の走行途中で走行不可能な状況に陥らないようにしながら、プレ空調運転により乗車時の車室内環境を可及的に改善することが可能になる。その結果、本発明の制御装置を電動車両に装備した場合、電動車両の使い勝手の向上に貢献できるようになる。
ところで、上記第3判定手段は、前記バッテリの残容量および現在地から前記目的地まで走行するのに必要な電力量に基づいて使用可能な電力量を推定し、この推定結果が所定の閾値以上である場合にプレ空調運転の実行条件が成立していると判定する一方、前記推定結果が前記閾値未満である場合にプレ空調運転の実行条件が成立していないと判定する、構成とすることができる。
また、上記制御装置は、前記第1判定手段で前記目的地が設定されていると判定した場合、前記バッテリが充電中であるか否かを判定する第4判定手段と、この第4判定手段で充電中でないと判定した場合、プレ空調運転の実行条件が成立しているか否かを判定する第5判定手段と、この第5判定手段で成立していると判定した場合、現在地から前記目的地まで走行するのに必要な電力量を残すように前記空調装置の能力を制御することにより前記プレ空調運転を実行する第2の対処手段と、をさらに有している構成とすることができる。
この構成では、要するに、プレ空調運転の実行要求時に、次回走行時の目的地が設定されている場合でかつ前記バッテリの充電中でない場合に、前記目的地までの走行途中で走行不可能な状況に陥らないようにプレ空調運転を実行させるようにしている。
これにより、前記目的地までの走行を可能にしたうえで、プレ空調運転により車室内環境を可及的に改善することが可能になる。その結果、本発明の制御装置を電動車両に装備した場合、電動車両の使い勝手の向上に貢献できるようになる。
本発明によれば、次回の走行途中で走行不可能な状況に陥らないようにしながら、プレ空調運転により乗車時の車室内環境を可及的に改善することが可能になる。
本発明に係る電動車両用の制御装置の一実施形態の概略構成を示す図である。 図1の制御装置による制御手順の一例を説明するためのフローチャートを示す図である。 図1の制御装置による制御手順の他例を説明するためのフローチャートを示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1および図2に本発明の一実施形態を示している。本発明に係る電動車両としては、モータのみで走行用駆動力を発生する電気自動車や、エンジンおよびモータの少なくともいずれか一方で走行用駆動力を発生するプラグインハイブリッド車両等が挙げられる。
これらの電動車両は、走行用のバッテリに外部電源の電力を充電することが可能な構成になっている。ちなみに、前記外部電源については、充電設備とも呼ばれるが、近年において、電動車両のユーザの自宅に設置することができる他、いろいろな場所に設置されるようになっている。この自宅を除く外部電源の設置場所(充電設備の所在地)が、一般に、充電スポット等と呼ばれている。
この実施形態に示す電動車両は、図1に示すように、操作部1、受信部2、走行用駆動力を発生するモータ3、走行用のバッテリ4、ナビゲーション装置5、空調装置6、制御装置10等を少なくとも備えている。
操作部1は、受信部2との間で無線通信が可能に構成されている。この操作部1は、人的操作に応答して、電動車両のドアをロックするための信号、ドアをアンロックするための信号、電動車両を走行開始のスタンバイ状態にするための信号、プレ空調運転を実行要求するための信号等を出力する。
この操作部1は、例えば電動車両に付属される電子キーとされるが、スマートフォン等の携帯通信端末とすることが可能である。
受信部2は、操作部1から無線送信される信号を受信して制御装置10に入力するものであって、一般に公知の構成とされる。
モータ3は、電動車両の走行用駆動力を発生するものであって、走行用のバッテリ4を電源として作動される。
走行用のバッテリ4は、モータ3により発生される電力を蓄電することが可能になっているとともに、不図示の電動車両と別体の外部電源によって充電することが可能になっている。このバッテリ4は、前記外部電源に接続可能な充電プラグ7を有している。
ナビゲーション装置5は、GPS(Global Positioning System)機能などにより自車位置情報、地図情報(道路、各種の公的機関、バッテリ4の充電スポット等の情報)を取得して画面に表示する公知の構成である。
このナビゲーション装置5は、いわゆるコネクティッドクラウドにより最新の地図情報や天候情報等を取得することが可能な構成とすることができる。
空調装置6は、温風を車室内に送る暖房運転、冷風を車室内に送る冷房運転、車室外の空気を車室内に送る送風運転等を実行することにより車室内を空調するものであって、基本的にバッテリ4からの電力によって作動する。
制御装置10は、一般に公知のECU(Electronic Control Unit)であって、詳細に図示していないが、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)、不揮発性記憶装置(Read Only Memory:ROM)、一時記憶装置(Random Access Memory:RAM)等を備えている。
前記ROMは、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。前記CPUは、前記ROMに記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。前記RAMは、前記CPUでの演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリである。
この制御装置10は、少なくとも、ユーザが不図示の車室内に設置される操作盤を操作することにより空調運転の実行要求がされたときに空調装置6を作動させる空調運転と、ユーザが車室外で操作部1を操作することによりプレ空調運転の実行要求がされたときに空調装置6を作動させるプレ空調運転とを実行する。
前記空調運転とは、車室内温度や湿度等を自動調節または要求に応じて調節するような通常の空調形態である。前記プレ空調運転とは、ユーザが電動車両に乗車する前に車室内温度や湿度等を自動調節するような形態である。
次に、図2を参照して、前記プレ空調運転を詳細に説明する。
ユーザが車室外で操作部1を操作することによりプレ空調運転の実行が要求されると、制御装置10は、図2に示すフローチャートにエントリーし、ステップS1を実行する。
ステップS1では、次回走行時の目的地が設定されているか否かを判定する。ここでは、制御装置10は、ナビゲーション装置5に次回走行時の目的地が記憶されているか否かを調べるのである。
まず、前記ステップS1で肯定判定した場合つまり次回走行時の目的地が設定されている場合について説明する。
前記ステップS1で肯定判定すると、ステップS2〜S7において前記目的地が設定されている場合でのプレ空調運転の実行条件が成立しているか否かを調べる。
具体的に、ステップS2において、走行用のバッテリ4が充電中であるか否かを判定する。ここでは、制御装置10は、充電プラグ7が不図示の外部電源に接続されているか否かを調べるのである。
このステップS2で肯定判定した場合つまり充電中である場合には、ステップS3においてプレ空調運転を実行してから、このフローチャートを終了する。
一方、ステップS2で否定判定した場合つまり充電中でない場合には、ステップS4においてバッテリ4の残容量(SOC)を取得し、ステップS5において現在地から前記次回走行時の目的地まで走行可能とする電力値E1を推定し、ステップS6において、バッテリ4の残容量(SOC)から前記電力値E1を減算した結果(バッテリ4の使用可能な電力量)が、所定の閾値X以上であるか否かを判定する。
この閾値Xは、プレ空調運転により現在の車室内温度を現時期における快適温度にまで上昇させるのに必要な空調装置6の消費電力量に基づいて設定される。そのため、この閾値Xは、ステップS6を実行する際に制御装置10が推定することが好ましい。
このステップS6で否定判定した場合つまりプレ空調運転の実行条件が成立していない場合にはステップS9においてプレ空調運転の実行を禁止して、このフローチャートを終了する。
一方、前記ステップS6で肯定判定した場合つまりプレ空調運転の実行条件が成立している場合にはステップS7において、前記ステップS5で推定した電力値E1を残すように空調装置6の能力を制御することによりプレ空調運転を実行してから、このフローチャートを終了する。
次に、前記ステップS1で否定判定した場合つまり次回走行時の目的地が設定されていない場合について説明する。
前記ステップS1で否定判定すると、ステップS8〜S13において前記目的地が設定されていない場合でのプレ空調運転の実行条件が成立しているか否かを調べる。
具体的に、ステップS8において、現在地の周囲に外部電源(充電設備)が配置されているか否かを判定する。この外部電源(充電設備)の所在地が充電スポットと呼ばれる。
このステップS8で否定判定した場合つまり現在地の周囲に充電スポットが配置されていない場合には、ステップS9においてプレ空調運転の実行を禁止して、このフローチャートを終了する。
一方、前記ステップS8で肯定判定した場合つまり現在地の周囲に充電スポットが配置されている場合には、ステップS10においてバッテリ4の残容量(SOC)を取得し、ステップS11において現在地から充電スポット(充電設備の所在地)まで走行可能とする電力値E2を推定し、ステップS12において、バッテリ4の残容量(SOC)から前記電力値E2を減算した結果(バッテリ4の使用可能な電力量)が、所定の閾値Y以上であるか否かを判定する。
この閾値Yは、プレ空調運転により現在の車室内温度を現時期における快適温度にまで上昇させるのに必要な空調装置6の消費電力量に基づいて設定される。そのため、この閾値Yは、ステップS12を実行する際に制御装置10が推定することが好ましい。
このステップS12で否定判定した場合つまりプレ空調運転の実行条件が成立していない場合にはステップS9においてプレ空調運転の実行を禁止して、このフローチャートを終了する。
一方、前記ステップS12で肯定判定した場合つまりプレ空調運転の実行条件が成立している場合にはステップS13において、前記ステップS11で推定した電力値E2を残すように空調装置6の能力を制御することによりプレ空調運転を実行してから、このフローチャートを終了する。
ところで、上記ステップS1が特許請求の範囲に記載の第1判定手段に相当し、上記ステップS8が特許請求の範囲に記載の第2判定手段に相当し、上記ステップS10〜S12が特許請求の範囲に記載の第3判定手段に相当し、上記ステップS13が特許請求の範囲に記載の対処手段に相当している。
以上説明したように本発明を適用した実施形態によれば、ユーザによりプレ空調運転の実行が要求された場合、次回走行時の目的地が設定されていなくても、現在地の周囲に外部電源(充電設備)が配置されていることと、当該外部電源(充電設備)の配置場所までの走行を可能にすることを条件に、プレ空調運転を実行させるようにしている。
これにより、次回の走行途中で走行不可能な状況に陥らないようにしながら、プレ空調運転により乗車時の車室内環境を可及的に改善することが可能になる。その結果、本発明の一実施形態の制御装置10を電動車両に装備した場合、電動車両の使い勝手の向上に貢献できるようになる。
なお、本発明は、前記実施形態および前記変形例に限定されるものではなく、特許請求の範囲および該範囲と均等の範囲で包含される全ての変形や応用が可能である。
図3を参照して図1の制御装置による制御手順の他例を説明する。この実施形態では、図2に示すフローチャートのステップS2の処理、つまりプレ空調運転の実行要求時に走行用のバッテリ4が充電中であるか否かを判定する処理を無くしている。
具体的に、ユーザが車室外で操作部1を操作することによりプレ空調運転の実行が要求されると、制御装置10は、図3に示すフローチャートにエントリーし、ステップS21を実行する。
ステップS21では、次回走行時の目的地が設定されているか否かを判定する。ここでは、制御装置10は、ナビゲーション装置5に次回走行時の目的地が記憶されているか否かを調べるのである。
まず、前記ステップS21で肯定判定した場合つまり次回走行時の目的地が設定されている場合について説明する。
前記ステップS21で肯定判定すると、ステップS22〜S25において前記目的地が設定されている場合でのプレ空調運転の実行条件が成立しているか否かを調べる。
具体的に、ステップS22においてバッテリ4の残容量(SOC)を取得し、ステップS23において現在地から前記次回走行時の目的地まで走行可能とする電力値E1を推定し、ステップS24において、バッテリ4の残容量(SOC)から前記電力値E1を減算した結果(バッテリ4の使用可能な電力量)が、所定の閾値X以上であるか否かを判定する。
この閾値Xは、プレ空調運転により現在の車室内温度を現時期における快適温度にまで上昇させるのに必要な空調装置6の消費電力量に基づいて設定される。そのため、この閾値Xは、ステップS24を実行する際に制御装置10が推定することが好ましい。
このステップS24で否定判定した場合つまりプレ空調運転の実行条件が成立していない場合にはステップS27においてプレ空調運転の実行を禁止して、このフローチャートを終了する。
一方、前記ステップS24で肯定判定した場合つまりプレ空調運転の実行条件が成立している場合にはステップS25において、前記ステップS23で推定した電力値E1を残すように空調装置6の能力を制御することによりプレ空調運転を実行してから、このフローチャートを終了する。
次に、前記ステップS21で否定判定した場合つまり次回走行時の目的地が設定されていない場合について説明する。
前記ステップS21で否定判定すると、ステップS26〜S31において前記目的地が設定されていない場合でのプレ空調運転の実行条件が成立しているか否かを調べる。
具体的に、ステップS26において、現在地の周囲に充電スポットが配置されているか否かを判定する。充電スポットとは、バッテリ4を充電可能とする外部電源を設置した場所のことである。
このステップS26で否定判定した場合つまり現在地の周囲に充電スポットが配置されていない場合には、ステップS27においてプレ空調運転の実行を禁止して、このフローチャートを終了する。
一方、前記ステップS26で肯定判定した場合つまり現在地の周囲に充電スポットが配置されている場合には、ステップS28においてバッテリ4の残容量(SOC)を取得し、ステップS29において現在地から外部電源の配置場所まで走行可能とする電力値E2を推定し、ステップS30において、バッテリ4の残容量(SOC)から前記電力値E2を減算した結果(バッテリ4の使用可能な電力量)が、所定の閾値Y以上であるか否かを判定する。
この閾値Yは、プレ空調運転により現在の車室内温度を現時期における快適温度にまで上昇させるのに必要な空調装置6の消費電力量に基づいて設定される。そのため、この閾値Yは、ステップS30を実行する際に制御装置10が推定することが好ましい。
このステップS30で否定判定した場合つまりプレ空調運転の実行条件が成立していない場合にはステップS27においてプレ空調運転の実行を禁止して、このフローチャートを終了する。
一方、前記ステップS30で肯定判定した場合つまりプレ空調運転の実行条件が成立している場合にはステップS31において、前記ステップS29で推定した電力値E2を残すように空調装置6の能力を制御することによりプレ空調運転を実行してから、このフローチャートを終了する。
ところで、上記ステップS21が特許請求の範囲に記載の第1判定手段に相当し、上記ステップS26が特許請求の範囲に記載の第2判定手段に相当し、上記ステップS28〜S30が特許請求の範囲に記載の第3判定手段に相当し、上記ステップS31が特許請求の範囲に記載の対処手段に相当している。
この実施形態によれば、上記実施形態と同様、ユーザによりプレ空調運転の実行が要求された場合、次回走行時の目的地が設定されていなくても、現在地の周囲に外部電源(充電設備)が配置されていることと、当該外部電源(充電設備)の配置場所までの走行を可能にすることを条件に、プレ空調運転を実行させることができる。
これにより、次回の走行途中で走行不可能な状況に陥らないようにしながら、プレ空調運転により乗車時の車室内環境を可及的に改善することが可能になる。その結果、本発明の一実施形態の制御装置10を電動車両に装備した場合、電動車両の使い勝手の向上に貢献できるようになる。
しかも、この実施形態では、プレ空調運転の実行要求時に、次回走行時の目的地が設定されている場合でかつバッテリ4の充電中でない場合に、前記目的地までの走行途中で走行不可能な状況に陥らないようにプレ空調運転を実行させるようにしている。
これにより、前記目的地までの走行を可能にしたうえで、プレ空調運転により車室内環境を可及的に改善することが可能になる。その結果、本発明の一実施形態の制御装置10を電動車両に装備した場合、電動車両の使い勝手の向上に貢献できるようになる。
本発明は、ユーザが乗車前に空調装置を作動させるプレ空調運転を実行可能とする構成の電動車両用の制御装置に適用可能である。
1 操作部
2 受信部
3 モータ
4 走行用のバッテリ
5 ナビゲーション装置
6 空調装置
7 充電プラグ
10 制御装置

Claims (1)

  1. ユーザが乗車前に空調装置を作動させるプレ空調運転を実行可能とする構成の電動車両用の制御装置であって、
    ユーザにより乗車前に前記プレ空調運転の実行が要求された場合、次回走行時の目的地が設定されているか否かを判定する第1判定手段と、
    この第1判定手段で前記目的地が設定されていないと判定した場合、現在地の周囲に前記電動車両に装備している走行用のバッテリへの充電設備が配置されているか否かを判定する第2判定手段と、
    この第2判定手段で前記充電設備が配置されていると判定した場合、プレ空調運転の実行条件が成立しているか否かを判定する第3判定手段と、
    この第3判定手段で成立していると判定した場合、現在地から前記充電設備の所在地まで走行するのに必要な電力量を残すように前記空調装置の能力を制御することにより前記プレ空調運転を実行する対処手段と、を有していることを特徴とする電動車両用の制御装置。
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