JP2020159109A - 解体装置のアタッチメント - Google Patents

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Abstract

【課題】1個のアタッチメントの中に、各々が解体作業で使用することができる少なくとも2個のユニットを有する解体装置のアタッチメントを提供することを課題の一つとする。また、解体装置のアタッチメントの交換作業を不要とし、作業効率を向上させるアタッチメントを提供すること。【解決手段】解体装置のアタッチメントは、アームの一端に設けられた固定軸に取り付けられ、固定軸を中心軸として回動する回動制御装置と、回動制御装置に連結される第1構造物解体ユニットと、回動制御装置に連結される第2構造物解体ユニットと、を含み、第1構造物解体ユニットと第2構造物解体ユニットとは、固定軸に対して対称の位置に設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、構造物の解体で使用される解体装置のアタッチメントに関する。
従来より、アパートや高層ビルといった構造物の解体作業は、重機のような解体装置を用いて行われる。構造物の種類や作業場所によって解体作業が異なるが、そのような場合、解体装置のアームに取り付けられるアタッチメントを交換して、異なる解体作業が行われる場合も多い。しかし、アタッチメントの交換作業にはそれなりの時間を要するため、解体作業が中断される。また、解体工事の作業エリアに対して解体装置の数が限られていることもあり、そのような場合には、解体作業自体を行うことができない場合がある。
また、構造物は様々な材質で構成されているため、構造物の解体後の粉砕物は分別が難しく、混合廃棄物として回収、処分されることが多い。主要構造部が鉄筋コンクリート造である場合,解体後にコンクリートと鉄筋を分別して産業廃棄物として処分しなくてはならない。例えば、塔状建物のコンクリートと鉄筋の解体作業を別々に行う解体装置も提案されているが(例えば、特許文献1)、複数のアームを有する解体装置が必要になり、作業場所によって使用することが難しい場合もある。そのため、現場のスペースや工期により鉄筋コンクリートのまま処理施設に送り分別処理を行うことがあるが引受単価が高くなる。一方、外壁に含まれる断熱材(例えば、発泡ウレタンなど)については、手作業で行うことが一般的である。
特許3686634号明細書
本発明は、1個のアタッチメントの中に、各々が解体作業で使用することができる少なくとも2個のユニットを有する解体装置のアタッチメントを提供することを課題の一つとする。また、解体装置のアタッチメントの交換作業を不要とし、作業効率を向上させるアタッチメントを提供することを課題の一つとする。
本発明の一実施形態に係る解体装置のアタッチメントは、アームの一端に設けられた固定軸に取り付けられ、固定軸を中心軸として回動する回動制御装置と、回動制御装置に連結される第1構造物解体ユニットと、回動制御装置に連結される第2構造物解体ユニットと、を含み、第1構造物解体ユニットと第2構造物解体ユニットとは、固定軸に対して対称の位置に設けられる。
第1構造物解体ユニットと第2構造物解体ユニットは同じ機能を有していてもよい。
第1構造物解体ユニットと第2構造物解体ユニットは異なる機能を有していてもよい。
第1構造物解体ユニットはフォークアームを有し、第2構造物解体ユニットは圧砕アームを有してもよい。
回動制御装置は、少なくとも、第1構造物解体ユニット及び第2構造物解体ユニットのいずれか一を回動させる手段を有してもよい。
アームの先端に第1構造物解体ユニットが配置されるとき、第2構造物解体ユニットはアームの先端とは反対側に配置されてもよい。
また、本発明の一実施形態に係るアタッチメントは、第1アーム回動軸と、第2アーム回動軸と、第1アーム回動軸及び第2アーム回動軸に連結される第1構造物解体ユニットと、第1回動軸に連結される第1部品と、第1構造物解体ユニットの第2部品とを組み合わせる第2構造物解体ユニットと、を含む。
第1部品と第2部品とは形状が非対称であってもよい。
第1構造物解体ユニットと第2構造物解体ユニットは異なる機能を有してもよい。
第1構造物解体ユニットはフォークアームを有し、第2構造物解体ユニットは圧砕アームを有してもよい。
本発明によれば、アタッチメントの交換作業が不要となり、解体作業の作業効率が向上する。
本発明の一実施形態に係る解体装置の概略図である。 本発明の一実施形態に係るアタッチメントの概略図である。 本発明の一実施形態に係るアタッチメントの概略図である。 本発明の一実施形態に係るアタッチメントの概略図である。 本発明の一実施形態に係る解体装置及びアタッチメントの概略図である。 本発明の一実施形態に係る解体装置の概略図である。 本発明の一実施形態に係るアタッチメントの概略図である。 本発明の一実施形態に係るアタッチメントの概略図である。 本発明の一実施形態に係るアタッチメントの概略図である。 本発明の一実施形態に係るアタッチメントの概略図である。 本発明の一実施形態に係るアタッチメントの拡大概略図である。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書に記載する実施形態はあくまで一例示にすぎず、当業者が、発明の主旨を保ちつつ適宜変更することによって容易に想到し得るものについても、当然に本発明の範囲に含まれる。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合がある。しかし、図示された形状はあくまで一例示であって、本発明の解釈を限定するものではない。
本明細書では、アタッチメントに含まれる複数の構造物解体ユニットを、便宜上、第1構造物解体ユニット又は第2構造物解体ユニットと区別して記載するが、一方の実施形態の中で第1構造物解体ユニットとして用いられるものが、他方の実施形態の中では第2構造物解体ユニットとして用いられる場合がある。
<第1実施形態>
本発明の一実施形態は、第1構造物解体ユニット及び第2構造物解体ユニットを含む解体装置のアタッチメントである。
図1を用いて、解体装置1について説明する。
図1に示す解体装置1は、上部旋回部10、下部走行部20、アーム30、及びアタッチメント40を具備する。上部旋回部10は、アーム30とともに旋回することができ、運転席及び動力源が設けられている。運転席には、操作レバー及び操作ペダルが設けられている。作業者は、操作レバー及び操作ペダルを操作して、下部走行部20を移動させ、また、アーム30及びアタッチメント40を動かして、家屋やビルなどの構造物の解体を行うことができる。
アタッチメント40は、アーム30の一端に取り付けられている。アーム30には油圧配管や油圧ホースなどが設けられており、それらは、アタッチメント40の油圧システムと連結される。なお、アタッチメント40は、解体装置1に直接固定されていてもよく、交換することができるように固定されていてもよい。
図2(A)〜図2(C)を用いて、アタッチメント40を具体的に説明する。
図2(A)に示すアタッチメント40は、解体装置1のアーム30の一端に設けられた固定軸31に取り付けられ、第1構造物解体ユニット400及び第2構造物解体ユニット410を含む。第1構造物解体ユニット400及び第2構造物解体ユニット410は、回動制御装置500に連結されている。また、回動制御装置500は、固定軸31を中心軸として回動するとともに、第1回動軸510を回動させる機構を有する。すなわち、アタッチメント40は、固定軸31を中心軸として回動し、第1構造物解体ユニット400は、第1回動軸510を中心軸として回動する。
図2(A)には、第1構造物解体ユニット400の例示として、圧砕ユニットを示す。第1構造物解体ユニット400は、フレーム401及び圧砕アーム部品を含む。圧砕アーム部品は、第1圧砕アーム402、第2圧砕アーム403、第1アーム回動軸404、及び第2アーム回動軸405を含む。第1圧砕アーム402及び第2圧砕アーム403の各々は、第1アーム回動軸404及び第2アーム回動軸405と連結されている。第1圧砕アーム402は、第1アーム回動軸404を中心軸として回動し、第2圧砕アーム403は、第2アーム回動軸405を中心軸として回動する。
フレーム401には、シリンダー及び油圧システムが具備されており、シリンダー及び油圧システムを用いて第1圧砕アーム402及び第2圧砕アーム403の開閉を制御する。第1圧砕アーム402及び第2圧砕アーム403を開閉することによって、構造物に含まれるコンクリートや鉄筋を破砕することができる。
また、図2(A)には、第2構造物解体ユニット410の例示として、ブレーカーユニットを示す。第2構造物解体ユニット410は、フレーム411及びブレーカー部品を含む。ブレーカー部品は、チゼル412を含む。フレーム411にはシリンダー及び油圧システムが具備されており、チゼル412を振動させる。チゼル412を振動させることにって、構造物に含まれるコンクリートを破砕することができる。
図2(A)に示す状態では、アーム30の一部に空間32が設けられ、第2構造物解体ユニット410が収容されている。この状態では、アタッチメント40は、アーム30の外に配置される第1構造物解体ユニット400を用いて構造物を解体することができる。一方、構造物の解体に使用しない第2構造物解体ユニット410を空間32に収容しておくことができる。
図2(B)は、図2(A)に示すアタッチメント40において、第1回動軸510を中心軸として第1構造物解体ユニット400を90°回動させた状態を示す。図2(A)に示した第1構造物解体ユニット400は、第1圧砕アーム402及び第2圧砕アーム403が閉じた状態でもアーム30の空間32の幅より大きいため、第1構造物解体ユニット400を空間32に収容することは難しい。一方、図2(B)に示すように、第1構造物解体ユニット400は、90°回動させることによって、空間32の幅よりも小さくすることができる。
図2(C)は、図2(B)に示すアタッチメント40において、固定軸31を中心軸として第1構造物解体ユニット400及び第2構造物解体ユニット410を180°回動させた状態を示す。第1構造物解体ユニット400は、空間32の幅よりも小さくなっているため、第1構造物解体ユニット400を空間32に収容しておくことができる。この状態では、アタッチメント40は、アーム30の外に配置される第2構造物解体ユニット410を用いて構造物を解体することができる。
本実施形態では、第1構造物解体ユニット400と第2構造物解体ユニット410とは異なる構造物解体ユニットを例示して説明したが、同じ構造物解体ユニットをアタッチメント40に設けることも可能である。同じ構造物解体ユニットが設けられたアタッチメント40においては、一方の構造物解体ユニットが破壊、損傷、又は摩耗などにより構造物を破砕できなくなった場合に、固定軸31を中心軸として回動させることで、他方の構造物解体ユニットを用いて構造物の解体を続けることができる。すなわち、アタッチメントの交換に要する作業が必要なくなる。
本実施形態によれば、アタッチメント40に少なくとも2個の第1構造物解体ユニット400及び第2構造物解体ユニット410が設けられているため、アタッチメント40を交換する作業時間を削減することができる。
さらに、図3及び図4を用いて、解体装置のアタッチメントの変形例について説明する。
図3(A)に示すアタッチメント41は、解体装置1のアーム30の一端に取り付けられ、第1構造物解体ユニット400及び第2構造物解体ユニット420を含む。すなわち、図3(A)に示すアタッチメント41は、図2(A)に示したアタッチメント40の第2構造物解体ユニット410の代わりに、第2構造物解体ユニット420が設けられている。第1構造物解体ユニット400及び第2構造物解体ユニット420は、回動制御装置500に連結されている。また、回動制御装置500は、固定軸31を中心軸として回動するとともに、第1回動軸510、及び第2回動軸520を回動させる機構を有する。すなわち、アタッチメント41は、固定軸31を中心軸として回動し、第1構造物解体ユニット400は、第1回動軸510を中心軸として回動し、第2構造物解体ユニット420は、第2回動軸520を中心軸として回動する。
本実施形態では、アタッチメント41について、アタッチメント40と同様の構成については説明を省略し、主に、アタッチメント40と異なる構成について説明する。
図3(A)には、第2構造物解体ユニット420の例示として、フォークユニットを示す。第2構造物解体ユニット420は、フレーム421及びフォークアーム部品を含む。フォークアーム部品は、第1フォークアーム422、第2フォークアーム423、及び第3アーム回動軸424を含む。第1フォークアーム422及び第2フォークアーム423は、第3アーム回動軸424と連結され、第3アーム回動軸424を中心軸として回動する。
フレーム421には、シリンダー及び油圧システムが具備されており、シリンダー及び油圧システムを用いて第1フォークアーム422及び第2フォークアーム423の開閉を制御する。第1フォークアーム402及び第2フォークアーム423を開閉することによって、構造物の破砕した後のコンクリートや鉄筋(粉砕物)を掴むことができる。
図3(B)は、図3(A)に示すアタッチメント41において、第1回動軸510を中心軸として第1構造物解体ユニット400を90°回動させた状態を示す。この状態においては、上述したように、第1構造物解体ユニット400は、アーム30の空間32に収容できる幅となる。
図4(A)は、図3(B)に示すアタッチメント41において、固定軸31を中心軸として第1構造物解体ユニット400及び第2構造物解体ユニット420を180°回動させた状態を示す。この状態では、アタッチメント40は、アームの外に配置される第2構造物解体ユニット420を用いて構造物を解体することができる。
図4(B)は、図4(A)に示すアタッチメント41において、さらに、第2回動軸520を中心軸として第2構造物解体ユニット420を90°回動させた状態を示す。第1フォークアーム422と第2フォークアーム423とは交互に配置されている。
図4(A)に示す状態においても、第2構造物解体ユニット420の第1フォークアーム422及び第2フォークアーム423の開閉によって粉砕物を掴むことは可能であるが、粉砕物を掴む場合にはフォークアームの開閉方向も重要となる。そのため、第2回動軸520を回動させてフォークアームの開閉方向を調整してもよい。
本実施形態の変形例によれば、第2構造物解体ユニット420に対して第2回動軸520を設けることで、第1構造物解体ユニット400だけでなく、第2構造物解体ユニット420においてもアーム部品の方向を調整することができる。
以上、変形例を含め、本実施形態においては、アタッチメントに複数の構造物解体ユニットが設けられており、アタッチメントを交換する作業を必要としない。そのため、アタッチメントの交換に要する作業時間を削減することができる。特に、アタッチメントに異なる機能を有する構造物解体ユニットを設けることで、1台の解体装置で、アタッチメントを交換することなく異なる解体作業を行うことができる。そのため、構造物の解体において、多様な解体方法を提供することが可能である。
<第2実施形態>
本発明の一実施形態は、第1構造物解体ユニット及び第2構造物解体ユニットを含む解体装置のアタッチメントである。第1実施形態では1個の回動制御装置が設けられる構成であるのに対し、本実施形態では2個の回動制御装置が設けられる構成である。
図5を用いて、解体装置2及びアタッチメント42について説明する。。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図5(A)は解体装置2を示す。解体装置2のアーム30には、第2回動軸530及び第2回動制御装置500Bが設けられている。第2回動制御装置500Bは、第2回動軸530を回動させる機構を有する。図5(B)は解体装置2に取り付けられたアタッチメント42を示す。アタッチメント42は解体装置2のアーム30の一端に取り付けられているが、第2回動軸530に固定されている。すなわち、アタッチメント42は、第2回動制御装置500Bの制御により、第2回動軸530を中心軸として回動する。なお、第2回動軸530は、アーム30の一部としてもよく、アタッチメント42の一部としてもよい。
アタッチメント42は、第1構造物解体ユニット400及び第2構造物解体ユニット410を含む。第1構造物解体ユニット400及び第2構造物解体ユニット410は第1回動制御装置500Aに連結されている。また、第1回動制御装置500Aは、第1構造物解体ユニット400の第1回動軸510を回動させる機構を有する。すなわち、アタッチメント42の第1構造物解体ユニット400は、第1回動軸510を中心軸として回動する。第1実施形態では、回動制御装置500が第1構造物解体ユニット400の第1回動軸510を回動させるとともに、回動制御装置500自体も固定軸31を回動する機構である。一方、本実施形態では、第1回動制御装置500Aが第1構造物解体ユニット400の第1回動軸510を回動させ、第2回動制御装置500Bがアーム30の第2回動軸530を回動させる機構である。すなわち、各回動制御装置が一つの回動軸のみを回動する。
本実施形態においては、一個の回動制御装置が、一つの回動軸のみを回動する機構であるため、回動制御装置の機構を単純化することができる。そのため、回動制御装置の部品数を少なくし、小型化することができる。また、アタッチメントのコストを抑制することができる。
<第3実施形態>
本発明の一実施形態は、第1構造物解体ユニット及び第2構造物解体ユニットを含む解体装置のアタッチメントである。第1実施形態及び第2実施形態では、第1構造物解体ユニット又は第2構造物解体ユニットが回動軸を有し、アタッチメントに設けられた回動制御装置によって第1構造物解体ユニット又は第2構造物解体ユニットが回動する構成であるのに対し、本実施形態では、第1構造物解体ユニット及び第2構造物解体ユニットが回動軸を有しない構成である。
図6及び図7を用いて、解体装置3及びアタッチメント43について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態又は第2実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図6(A)は解体装置3を示す。解体装置3のアームは、アーム30Aとアーム30Bとに分割され、アーム30Aとアーム30Bは第2回動軸540を介して連結している。アーム30Bは第2回動軸540を中心軸として回動する。なお、第2回動軸540を回動させるための制御装置は、図示しないが、アーム30A内に設けれらていてもよく、解体装置3の上部旋回部10内に設けられていてもよい。図6(B)は、第2回動軸540を中心軸としてアーム30Bを90°回動した状態である。アーム30Bの一端にはアタッチメント43が設けられている。なお、アーム30Bは、便宜上、解体装置3のアームの一部として説明するが、アタッチメント43の一部とすることもできる。
図7(A)に示すアタッチメント43は、第1構造物解体ユニット400B及び第2構造物解体ユニット410を含む。第1構造物解体ユニット400B及び第2構造物解体ユニット410は、回動制御装置500Cに連結されている。また、回動制御装置500Cは、固定軸31を中心軸として回動する。すなわち、アタッチメント43は、固定軸31を中心軸として回動する。しかしながら、第1実施形態の第1構造物解体ユニット400と異なり、第1構造物解体ユニット400Bは、第2回動軸520を有しない。そのため、回動制御装置500Cは固定軸31を中心軸として回動できる機構のみを有していればよい。したがって、回動制御装置500Cの機構をより単純化することができる。図7(B)は、固定軸31を中心軸としてアタッチメント43を180°回動させた状態を示す。第1構造物解体ユニット400Bは、アーム30Bの空間32に収容できる幅を有する。そのため、第1構造物解体ユニット400Bを回動させることなく、アタッチメント43を回動させるだけで、第1構造物解体ユニット400Bを空間32に収容することができる。
本実施形態においては、構造物解体ユニットを回動しない状態でアーム内に収容できる場合に特に有効である。アタッチメントの回動制御装置の機構を単純化することができるため、回動制御装置の部品数を少なくし、小型化することができる。また、アタッチメントのコストを抑制することができる。さらに、解体装置3のアームにも回動軸が設けられているため、構造物解体ユニットのアーム部品の方向を調整することができる。
<第4実施形態>
本発明の一実施形態は、第1構造物解体ユニット及び第2構造物解体ユニットとして機能することができる解体装置のアタッチメントである。
図8及び図9を用いて、アタッチメント44を具体的に説明する。
図8を用いて、第1構造物解体ユニット430Aについて説明する。図8(A)はアタッチメント44の正面図であり、図8(B)はアタッチメント44の左側面図である。アタッチメント44は、解体装置1のアーム30の一端に固定軸34により取り付けられている。なお、図8(B)では固定軸34を2箇所に設ける構成を示したが、固定軸34は1箇所であっても、3箇所以上であってもよい。また、アタッチメント44を交換することができるように、固定軸34はアーム30から取り外すことができる構成であることが好ましい。
アタッチメント44は、フレーム431及び構造物解体アーム部品を含む。構造物解体アーム部品は、第1アーム回動軸432、第2アーム回動軸433、第1フォークアーム434、第2フォークアーム435、第1圧砕アーム436、及び第2圧砕アーム437を含む。2個の第1フォークアーム434及び1個の第1圧砕アーム436が第1アーム回動軸432に連結されている。また、2個の第2フォークアーム435及び1個の第2圧砕アーム437が第2アーム回動軸433に連結されている。第1圧砕アーム436と第2圧砕アーム437は、お互いの作業面(圧砕アームの内側の面)が対面する位置で、それぞれ第1アーム回動軸432及び第2アーム回動軸433に連結されている。なお、フォークアーム及び圧砕アームの数は、特に限定されることなく、解体装置1の大きさやアーム30の対荷重などを考慮して決定することができる。
フレーム431内には、シリンダー及び油圧システムが具備されており、シリンダー及び油圧システムを用いて、第1フォークアーム434、第2フォークアーム435、第1圧砕アーム436、及び第2圧砕アーム437の開閉を制御する。また、フレーム431内には、第1フォークアーム434、第2フォークアーム435、第1圧砕アーム436、及び第2圧砕アーム437を個別に制御できる機構も含む。
図8(A)及び図8(B)に示すアタッチメント44は、第2圧砕アーム437がアーム30の近くまで持ち上げられた状態である。この状態において、アタッチメント44は、第1構造物解体ユニット430Aとして機能することができる。第1構造物解体ユニット430Aでは、第1フォークアーム434及び第1圧砕アーム436が、第1アーム回動軸432を中心軸として回動する。また、第2圧砕アーム437は固定され、第2フォークアーム435が、第2アーム回動軸433を中心軸として回動する。第1フォークアーム434及び第1圧砕アーム436並びに第2フォークアーム435を開閉することによって、粉砕物を掴むことができる。すなわち、第1構造物解体ユニット430Aは、フォークユニットとして機能することができる。
次に、図9を用いて、第2構造物解体ユニット430Bについて説明する。図9(A)はアタッチメント44の正面図であり、図9(B)はアタッチメント44の左側面図である。
図9(A)及び図9(B)に示すアタッチメント44は、第2圧砕アーム437が下げられ、第1フォークアーム434及び第2フォークアーム435がアーム30の近くまで持ち上げられた状態である。この状態において、アタッチメント44は、第2構造物解体ユニット430Bとして機能することができる。第2構造物解体ユニット430Bでは、第1フォークアーム434が固定され、第1圧砕アーム436が、第1アーム回動軸432を中心軸として回動する。また、第2フォークアーム435が固定され、第2圧砕アーム437が、第2アーム回動軸433を中心軸として回動する。言い換えれば、第2構造物解体ユニット430Bでは、第1部品である第1圧砕アーム436及び第2部品である第2圧砕アーム437を開閉することによって、構造物に含まれるコンクリートや鉄筋を破砕することができる。すなわち、第2構造物解体ユニット430Bは、圧砕ユニットとして機能することができる。
第1圧砕アーム436は、圧砕アームの形状を有しながらフォークアームとして機能する。そのため、第1圧砕アーム436がフォークアームとして機能するためには、図8(B)に示すように、第1フォークアーム434、第2フォークアーム435及び第1圧砕アーム436が閉じた状態において、フォークアーム内にスペースを形成する必要がある。一方、第1圧砕アーム436が圧砕アームとして機能するためには、図9(B)に示すように、第1圧砕アーム436の作業面と第2圧砕アーム437の作業面とが閉じる必要がある。そのため、第1圧砕アーム436の形状と第2圧砕アーム437の形状とを非対称とし、第1圧砕アーム436よりも第2圧砕アーム437の方が大きくなるようにする。すなわち、第1圧砕アーム436が圧砕アームとして機能する場合に、第2圧砕アーム437が第1圧砕アーム436の作業面側のスペースを塞ぐことができる形状であることが好ましい。
以上の説明では、第1構造物解体ユニット430Aがフォークユニットとして、第2構造物解体ユニット430Bが圧砕ユニットとして機能することができることを説明したが、アタッチメント44の構造物解体ユニットの機能はこれに限定されない。アタッチメント44は複数の機能を有する構造物解体ユニットを含むことができ、例えば、フォークユニットとカッターユニット、又は圧砕ユニットとカッターユニットなど、様々な組み合わせが可能である。
本実施形態によれば、第1構造物解体ユニットと第2構造物解体ユニットの部品の一部を共有化することで、1つのアタッチメントに複数の構造物解体ユニットを持たせることができる。そのため、アタッチメントを交換する作業を必要とせず、アタッチメントの交換に要する作業時間を削減することができる。また、1台の解体装置で、アタッチメントを交換することなく異なる解体作業を行うことができる。そのため、構造物の解体において、多様な解体方法を提供することが可能である。
<第5実施形態>
本発明の一実施形態は、解体装置のアタッチメントに含まれる構造物解体ユニットである。
図10を用いて、アタッチメント45に含まれる第1構造物解体ユニット440を具体的に説明する。
図10に示すアタッチメント45は、第1構造物解体ユニット440及び第2構造物解体ユニット410を含む。本実施形態では、第1実施形態で説明した第2構造物解体ユニット410については説明を省略し、第1構造物解体ユニット440について詳細に説明する。なお、本実施形態では、第1構造物解体ユニット440をアタッチメント45の一部として説明するが、第1構造物解体ユニット440のみ、すなわち、第1構造物解体ユニットをアタッチメント45として解体装置1に取り付けることも可能である。
第1構造物解体ユニット440は、フレーム441及びカッター442を含む。フレーム441は、カッター442を支持するとともに、超音波発生部(例えば、振動子など)及び超音波制御部(例えば、発信器など)を含む。すなわち、第1構造物解体ユニット440は、フレーム441で発生させた超音波をカッター442に伝搬し、超音波カッターとして機能することができる。超音波の周波数は、好ましくは20〜40kHzであるが、解体する構造物の材質に合わせて周波数を選択すればよい。
解体する構造物と接するカッター442の先端は、可能な限り幅広いことが好ましい。カッター442の先端の幅を広くすることで、一度に作業できる領域が増えるため、作業効率が向上する。また、カッター442の先端形状は平坦でなくてもよい。例えば、図11(A)に示すように、カッター442の先端形状に凹凸が設けられていてもよく、図11(B)に示すように、カッター442の両端の長さを変えてカッター442の先端を斜めに設けてもよい。さらに、図11(C)に示すように、カッター442の先端が直線ではなく、曲線となっていてもよい。図11(A)〜図11(C)に示すカッター442では、解体する構造物と接する面積が増えるため、一度に作業できる領域が増え、作業効率が向上する。
超音波カッターは、振動、発熱又は摩擦熱により、内装材で用いる発泡ウレタン、ポリウレタン,ポリスチレン等のプラスチック、および、ガラス、紙等を切断することに優れている。そのため、従来、手作業で行っていた内装材の解体を、第1構造物解体ユニット440を有する解体装置1を用いて解体することが可能である。なお、超音波カッターを用いてコンクリート、鉄筋、鉄骨等を粉砕してもよい。
本実施形態によれば、1台の解体装置を用いて外壁に含まれる鉄筋コンクリートだけでなく、発泡ウレタンなどの内装材も解体することができる。そのため、解体作業の作業効率が向上する。また、超音波カッターとして機能させることで内装材のみを解体することができ、粉砕物の分別も容易となる。
本発明の実施形態として上述した各実施形態は、相互に矛盾しない限りにおいて、適宜組み合わせて実施することができる。また、各実施形態を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除もしくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略もしくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
上述した各実施形態によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、又は、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
1、2、3:解体装置、 10:上部旋回部、 20:下部走行部、 30、30A、30B:アーム、 31:固定軸、 32:空間、34:固定軸、 40、41、42、43、44、45:アタッチメント、 400:第1構造物解体ユニット、 401:フレーム、 402:第1圧砕アーム、 403:第2圧砕アーム、 404:第1アーム回動軸、 405:第2アーム回動軸、 410:第2構造物解体ユニット、 411:フレーム、 412:チゼル、 420:第2構造物解体ユニット、 421:フレーム、 422:第1フォークアーム、 423:第2フォークアーム、 424:第3アーム回動軸、 430A:第1構造物解体ユニット、 430B:第2構造物解体ユニット、 431:フレーム、 432:第1アーム回動軸、 433:第2アーム回動軸、 434:第1フォークアーム、 435:第2フォークアーム、 436:第1圧砕アーム、 437:第2圧砕アーム、 440:第1構造物解体ユニット、 441:フレーム、 442:カッター、 500、500C:回動制御装置、 第1回動制御装置:500A、 第2回動制御装置:500B、 510:第1回動軸、 520、530、540:第2回動軸

Claims (10)

  1. アームの一端に設けられた固定軸に取り付けられ、前記固定軸を中心軸として回動する回動制御装置と、
    前記回動制御装置に連結される第1構造物解体ユニットと、
    前記回動制御装置に連結される第2構造物解体ユニットと、を含み、
    前記第1構造物解体ユニットと前記第2構造物解体ユニットとは、前記固定軸に対して対称の位置に設けられる解体装置のアタッチメント。
  2. 前記第1構造物解体ユニットと前記第2構造物解体ユニットは同じ機能を有する、請求項1に記載の解体装置のアタッチメント。
  3. 前記第1構造物解体ユニットと前記第2構造物解体ユニットは異なる機能を有する、請求項1に記載の解体装置のアタッチメント。
  4. 前記第1構造物解体ユニットは超音波カッターを有する、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の解体装置のアタッチメント。
  5. 前記回動制御装置は、少なくとも、前記第1構造物解体ユニット及び前記第2構造物解体ユニットのいずれか一を回動させる手段を有する、請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の解体装置のアタッチメント。
  6. 前記アームの先端に前記第1構造物解体ユニットが配置されるとき、前記第2構造物解体ユニットは前記アームの先端とは反対側に配置される、請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の解体装置のアタッチメント。
  7. 第1アーム回動軸と、
    第2アーム回動軸と、
    前記第1アーム回動軸及び前記第2アーム回動軸に連結される第1構造物解体ユニットと、
    前記第1アーム回動軸に連結される第1部品と、前記第1構造物解体ユニットの第2部品とを組み合わせる第2構造物解体ユニットと、を含む解体装置のアタッチメント。
  8. 前記第1部品と前記第2部品とは形状が非対称である、請求項7に記載の解体装置のアタッチメント。
  9. 前記第1構造物解体ユニットと前記第2構造物解体ユニットは異なる機能を有する、請求項7又は請求項8のいずれか一に記載の解体装置のアタッチメント。
  10. 前記第1構造物解体ユニットはフォークアームを有し、前記第2構造物解体ユニットは圧砕アームを有する、請求項1又は請求項7のいずれか一に記載の解体装置のアタッチメント。
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