JP2011106218A - 作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】副腕の作業性を保ちつつ、輸送時に全幅を通常の油圧ショベルと同等な車幅限界内に納めることができる作業機械を提供する。
【解決手段】走行体1と、走行体上に旋回可能に設けた上部旋回体2と、上部旋回体の前方左側に設けた運転室3と、上部旋回体の前方で前記運転室の右側方に俯仰可能に設けた多関節形式の第1の作業腕6と、上部旋回体の運転室の下方にその基端が装着され、その先端が上部旋回体2の左右方向に揺動可能に設けた第1の揺動装置と、第1の揺動装置の先端にその基端部が軸支され、その先端部が左右方向に揺動可能に設けた第2の揺動装置と、第2の揺動装置の先端部に、上部旋回体2の前後方向軸線回りに回動可能に設けた回動装置9と、回動装置の前方に俯仰可能に基端を装着した多関節形式の第2の作業腕7とを備え、第1の揺動装置は、回動装置9及び第2の作業腕7を走行体1の左右方向の全幅よりも内側に揺動可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建設廃材等の産業廃棄物の分別作業に用いる作業機械に関する。
近年、高度成長期に建設され耐用年数の近づいたビルや、耐震基準に適合しなくなったビルを解体するビル解体の需要が高まってきている。このようなコンクリート造のビルの解体作業においては、例えば、鉄筋が入り込んだコンクリート等が発生するが、このような少なくとも2つの部材が結合した建設系の産業廃棄物は、それらの部材を解体して分別し、リサイクル又は廃棄処理する必要がある。
このような、被解体物から1つの部材を引き離し分離する解体分別作業に使用する作業機械として、被解体物の一方の部材を保持可能な第1の作業腕と被解体物の他方の部材を把持可能な第2の作業腕とを備えた油圧ショベルをベースとした双腕の作業機械がある(例えば、非特許文献1参照。)。
後久卓哉、他5名「解体・スクラップ処理に適した双腕型作業機械の開発」 第26回日本ロボット学会学術講演会 2008年9月
上述した作業機械は、通常の油圧ショベルと同様に、大略、走行体とこの走行体上に載置した上部旋回体とから構成されている。上述した第1の作業腕は、通常の油圧ショベルが備える多関節型の作業腕(アーム)に該当し、主腕として上部旋回体の前方の略中央部に装設されている。一方、第2の作業腕は、副腕として第1の作業腕と協調作業を行う必要があるため、運転室左前方が副腕の揺動中心点となるように上部旋回体の前方左側の運転室の下方に装設されている。
また、主腕と副腕との間で協調作業を行うためには、主腕と副腕との間にある程度の距離を設ける必要があること、及び、副腕不使用時における運転室の良好な視界を確保することなどの理由から、第2の作業腕は、正面視で上部旋回体の左側面より外側に突出する形で装設されている。このため、作業機械の全幅は、通常の油圧ショベルの全幅より大きくなってしまう。
この結果、この作業機械を輸送するためには、機械の大きさによっては、例えば、道路管理者の発行する「特殊車両通行許可(認定)証」が必要になるなど、ベースとなる油圧ショベルより1ランク大きな油圧ショベルの輸送と同等な手間と機材及び大型の運搬車両が必要になるという問題がある。
本発明は、上述の事柄に基づいてなされたもので、その目的は、副腕の作業性を保ちつつ、輸送時に全幅を通常の油圧ショベルと同等な車幅限界内に納めることができる作業機械を提供するものである。
上記の目的を達成するために、第1の発明は、走行体と、前記走行体上に旋回可能に設けた上部旋回体と、前記上部旋回体の前方左側に設けた運転室と、前記上部旋回体の前方で前記運転室の右側方に俯仰可能に設けた多関節形式の第1の作業腕と、前記上部旋回体の前記運転室の下方にその基端が装着され、その先端が前記上部旋回体の左右方向に揺動可能に設けた第1の揺動装置と、前記第1の揺動装置の先端にその基端部が軸支され、その先端部が左右方向に揺動可能に設けた第2の揺動装置と、前記第2の揺動装置の先端部に、前記上部旋回体の前後方向軸線回りに回動可能に設けた回動装置と、前記回動装置の前方に俯仰可能に基端を装着した多関節形式の第2の作業腕とを備え、前記第1の揺動装置は、輸送に際して、前記回動装置及び前記第2の作業腕を前記走行体の左右方向の全幅よりも内側に揺動可能とすることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記第1の揺動装置は、リンク部材と、前記上部旋回体側に設けた運転室取付架台と、前記運転室取付架台と前記リンク部材とを回動自在に連結するピン軸と、前記運転室取付架台と前記リンク部材の基端部との間に設けた第1の揺動シリンダとを備え、前記第2の揺動装置は、前記回動装置に取り付けられた揺動連結用ブラケットと、前記リンク部材の先端部と前記揺動連結用ブラケットとを回動自在に連結するピン軸と、前記揺動連結用ブラケットと前記リンク部材の基端部との間に設けた第2の揺動シリンダとを備えたことを特徴とする。
更に、第3の発明は、第1の発明において、前記第1の揺動装置は、リンク部材と、前記上部旋回体側に設けた運転室取付架台と、前記運転室取付架台と前記リンク部材とを回動自在に連結するピン軸と、前記リンク部材の基端部を所定の部位で前記運転室取付架台に軸支する切換リンク機構とを備え、前記第2の揺動装置は、前記回動装置に取り付けられた揺動連結用ブラケットと、前記リンク部材の先端部と前記揺動連結用ブラケットとを回動自在に連結するピン軸と、前記揺動連結用ブラケットと前記リンク部材の基端部との間に設けた第2の揺動シリンダとを備えたことを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれかにおいて、前記回動装置は、前記第2の揺動装置側に固定した内筒と、前記第2の作業腕のブームの基部ブラケット側に固定した外筒と、この外筒と前記内筒との間に設けた軸受と、前記外筒の外周に設けたブラケットと、このブラケットと前記揺動装置側との間に設けられ、前記外筒を前記内筒に対して回動させる回動用のシリンダとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、作業機械の副腕の揺動動作を2段階揺動機構で行う構成としたので、輸送時に作業機械の全幅を狭めた状態にすることができる。この結果、輸送時の全幅を、通常の油圧ショベルと同等な車幅限界内に納めることが可能となり、副腕の作業性を保ちつつ容易に輸送することができる作業機械を提供することができる。
本発明の作業機械の一実施の形態を示す斜視図である。 図1に示す本発明の作業機械の一実施の形態を構成する第2の作業腕を拡大して示す斜視図である。 本発明の作業機械の一実施の形態における輸送時の第2の作業腕を拡大して示す斜視図である。 本発明の作業機械の一実施の形態における解体分別作業の一例を示す平面図である。 本発明の作業機械の一実施の形態における輸送時の一例を示す平面図である。 本発明の作業機械の他の実施の形態を構成する第2の作業腕を拡大して示す斜視図である。 本発明の作業機械の他の実施の形態における輸送時の第2の作業腕を拡大して示す斜視図である。
以下に、本発明の作業機械の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1及び図2は本発明の本発明の作業機械の一実施の形態を示すもので、図1は、本発明の作業機械の一実施の形態を示す斜視図、図2は図1に示す本発明の作業機械の一実施の形態を構成する第2の作業腕を拡大して示す斜視図である。
本発明の作業機械は、図1に示すように、走行体フレーム1aとこの走行体フレーム1aにそれぞれ設けた無限軌道履帯1bとからなる走行体1と、この走行体1上に旋回可能に取り付けた上部旋回体2とを備えている。上部旋回体2の前方左側には、運転室3が取り付けられている。上部旋回体2の後方には、エンジンおよび油圧ポンプを含む動力源装置4とカウンタウエイト5が設けられている。なお、以下の説明では、図1及び図2に示すように前後左右および上下の方向を規定して、これらの方向に基づいて説明する。
上部旋回体2の前方で運転室3の右側方には、第1の作業腕6が、また、上部旋回体2の前方左側には第2の作業腕7がそれぞれ装設されている。
まず、第1の作業腕6の構成を図1を用いて説明すると、第1の作業腕6は、上部旋回体2の前方右側にシリンダ61により俯仰動(上下動)可能に装着したブーム62と、このブーム62の先端にシリンダ63により回動(上下動)可能に設けたアーム64と、このアーム64の先端にシリンダ65により回動(上下動)可能に設けた旋回装置66と、この旋回装置66に旋回可能に設けた開閉爪を有する第1作業具67を備え、多関節形式の作業腕となっている。これにより、第1の作業腕6の先端の第1作業具67は、上下方向に移動可能であり、また前後方向軸線回りの旋回可能である。
この第1の作業腕6は、例えば、廃棄物を把持したり移送したり、部材の引き離し作業時に、部材が埋め込まれた一方の部材を把持し固定保持するために用いられる。
次に、第2の作業腕7部分の構成を、図1及び図2を用いて説明すると、第2の作業腕7の基部には、上部旋回体2の前方左側に設けられ、左右方向に揺動する揺動装置8と、この揺動装置8の前方側に設けられ、前後方向軸線回りに回動する回動装置9とが設けられている。
揺動装置8は、図2に示すように、リンク部材81と、上部旋回体2の運転室取付架台10と、運転室取付架台とリンク部材81とを回動自在に取り付けるピン軸Aと、そのピストンロッド82Aの先端部をリンク部材81の基端側に接続する第1揺動シリンダ82とを備える第1揺動装置と、揺動連結用ブラケット83と、リンク部材81の先端側と揺動連結用ブラケット83とを回動自在に取り付けるピン軸Bと、揺動連結用ブラケット83の内側側面に設けた第2揺動シリンダ連結用のブラケット84と、リンク部材81に設けられそのピストンロッド84Aの先端部を第2揺動シリンダ連結用のブラケット84に接続する第2揺動シリンダ85とを備える第2揺動装置とから構成される2段階揺動機構の揺動装置8となっている。
第2の作業腕7の基部は、回動装置9に装設されており、回動装置9の前方側にシリンダ71によって回動自在に設けた第1のブーム72と、この第1のブーム72の先端にシリンダ73によって回動可能に設けた第2のブーム74と、この第2のブーム74の先端にシリンダ75によって回動自在に設けたアーム76と、このアーム76の先端にシリンダ77によって回動自在に設けた旋回装置78と、この旋回装置78に旋回自在に設けた第2作業具79とを備え、多関節形式の作業腕となっている。
これにより、第2の作業腕7における第1のブーム72、第2のブーム74、アーム76及び第2作業具79は、揺動装置8によって上下方向の軸線回りに揺動自在であり、また回動装置9により前後方向の軸線回りに旋回自在である。更に、第2作業具79は、旋回装置78により、アーム76の先端で旋回自在である。
この第2の作業腕7は、例えば、部材の引き離し作業時に、部材内に埋め込まれた一方の部材を他方の部材内から引き離するために用いられる。
次に、前述した第2の作業腕7に設けた揺動装置8及び回動装置9の構成を、図2及び図3を用いて説明する。図3は本発明の作業機械の一実施の形態における輸送時の第2の作業腕を拡大して示す斜視図である。図3において、図1及び図2と同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
まず、第2の作業腕7が装設される上部旋回体2の前方左側の構成を説明すると、図2及び図3に示すように、運転室3が取り付けられる部分の下方には、フレーム形状の運転室取付架台10が設けられている。この運転室取付架台10には、後述するリンク部材を取り付けるリンク取付部材101が、上方から前方に突出する形態で設けられている。
次に、揺動装置8の詳細構成を説明すると、上方視屈曲レバー形状のリンク部材81は、その屈曲部が、垂直方向のピン軸Aによってリンク取付部材101に回動自在に連結されている。屈曲レバー形状のリンク部材81の短辺側先端部には、その基端部82Bを運転室取付架台10に取り付けた第1揺動シリンダ82のピストンロッド82Aの先端と、後述する第2揺動シリンダ85の基端部85Bが接続されている。この構成により、リンク部材81と、運転室取付架台10と、ピン軸Aと、第1揺動シリンダ82とを備える第1揺動装置は、リンク部材81の先端を上部旋回体2の左右方向に揺動させることができる。
また、屈曲レバー形状のリンク部材81の長辺側先端部には、垂直方向のピン軸Bによって回動装置9と連結する揺動連結用ブラケット83が回動自在に連結されている。揺動連結用ブラケット83の内側側面には、第2揺動シリンダ連結用のブラケット84が設けられ、このブラケット84には、揺動用の第2揺動シリンダ85のピストンロッド85Aの先端が連結されている。この構成により、揺動連結用ブラケット83と、ピン軸Bと、第2揺動シリンダ連結用のブラケット84と、第2揺動シリンダ85とを備える第2揺動装置は、揺動連結用ブラケット83を左右方向に揺動させることができる。この結果、例えば、第2の作業腕7が対向する方向を左右に揺動させることができる。
図2は、揺動装置8のリンク部材81を左方向一杯に揺動させた状態であって、第1の作業腕6との協調作業を行う場合や第2の作業腕7不使用時における運転室3の良好な視界を確保する場合の状態を示す。図3は、揺動装置8のリンク部材81を前方向に揺動させた状態であって、回動装置9及び第2の作業腕7を走行体1の左右方向の全幅よりも内側に揺動して作業機械を輸送する場合の状態を示す。
次に、回動装置9の詳細構成を説明すると、第2の揺動装置の揺動連結用ブラケット83の前方面に固定され、前後方向の軸線を有する円筒状の内筒91と、第2の作業腕7における第1のブーム72の基部ブラケット72Aに固定され、前後方向の軸線を有する円筒状の外筒92と、この外筒92の内周面と内筒91の外周面との間に設けた軸受93と、外筒92を内筒91に対して回動させる回動用のシリンダ94とを備えている。このシリンダ94は揺動装置8の揺動連結用ブラケット83の上面に設けたブラケット95に揺動可能に連結され、図示しないピストンロッドの先端は、第2の作業腕7における第1のブーム72の基部ブラケット72Aに設けたブラケット96に連結されている。このブラケット96には、外筒92が固定されている。この結果、シリンダ94におけるピストンロッドの伸縮により、第2の作業腕7の第1のブーム72、第2のブーム74、アーム76及び第2作業具79は、前後方向の軸線回りに旋回自在となる。
次に、上述した本発明の作業機械の一実施の形態による解体分別作業の一例を、図1乃至図5を用いて説明する。図4は本発明の作業機械の一実施の形態における解体分別作業の一例を示す平面図、図5は本発明の作業機械の一実施の形態における輸送時の一例を示す平面図である。図4及び図5において、図1乃至図3と同符号のものは同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図1及び図4は、本発明の作業機械の一実施の形態によって、コンクリート片C内の鉄筋Rを、コンクリート片Cから切り離す作業を行う例を示してある。
まず、第2の作業腕7を図5に示す輸送時の形態から図4に示す第1の作業腕6との協調作業実施の形態に変更する。具体的には、図3に示す揺動装置8のリンク部材81を前方向に揺動させた状態から、第1揺動シリンダ82のピストンロッド82Aを伸長させることによりピン軸Aを中心にリンク部材81を左方向一杯に揺動させて、第2の作業腕7を図2に示す状態に変更する。
次に、適当な長さに切断されたコンクリート片Cに対向するように、本発明の作業機械を位置決めする。その後、第1の作業腕6を操作し、その第1の作業具67によって、コンクリート片Cを把持する。これにより、鉄筋Rが組み込まれているコンクリート片Cは、固定状態になる。
次に、揺動装置8、回動装置9及び第2の作業腕7を駆動操作して、第2の作業具79の先端を、コンクリート片Cの切断部端部に略直角対向させたのち、更に、第2の作業具79の把持爪791を開き、第2の作業腕7を駆動操作して、第2の作業具79の把持爪791を閉じて、コンクリート片Cに組み込まれた鉄筋Rの切断部端部を把持する。
この状態で、図4に示す揺動装置8の第2揺動シリンダ85のピストンロッド85Aを伸長させることによりピン軸Bを中心に揺動連結用ブラケット83を左方向に揺動させる。この結果、第2の作業椀7が左方向に移動し、鉄筋Rには、鉄筋Rをコンクリート片Cから切り離すための引張り力が作用するので、コンクリート片Cに組み込まれた鉄筋Rを、コンクリート片Cから切り離すことができ、コンクリート片Cと鉄筋Rとをリサイクル物として分別することができる。
解体分別作業終了後に、作業機械を輸送する場合には、第2の作業腕7を図4に示す第1の作業腕6との協調作業実施の形態から図5に示す輸送時の形態に変更する。具体的には、図2に示す揺動装置8のリンク部材81を左方向一杯に揺動させた状態から、第1揺動シリンダ82のピストンロッド82Aを縮小させることによりピン軸Aを中心にリンク部材81を前方向に揺動させて、第2の作業腕7を図3に示す状態に変更する。この結果、作業機械の全幅は、図5に示すように走行体1の幅とすることができる。
上述した本発明の作業機械の一実施の形態によれば、作業機械の第2の作業腕7の揺動動作を2段階揺動機構で行う構成としたので、輸送時に作業機械の全幅を、狭めた状態にすることができる。この結果、輸送時に全幅を通常の油圧ショベルと同等な車幅限界内に納めることが可能となり、第2の作業腕7の作業性を保ちつつ容易に輸送することができる作業機械を提供することができる。
また、本発明の作業機械の一実施の形態によれば、第2の作業腕7は作業対象物に対して、鉛直方向の作業のみならず、斜め方向、又は横方向からの作業(例えば、引張り力を加える作業等)を行うことができる。この結果、第2の作業腕7先端の第2の作業具79を、作業し易い方向に位置決めして、作業することができるので、各種の解体処理作業性を向上させることができる。
次に、本発明の作業機械の他の実施の形態を図6及び図7を用いて説明する。図6は本発明の作業機械の他の実施の形態を構成する第2の作業腕を拡大して示す斜視図、図7は本発明の作業機械の他の実施の形態における輸送時の第2の作業腕を拡大して示す斜視図である。なお、図6及び図7において、図1乃至図5に示す符号と同符号のものは同一部分又は相当する部分であるので、その部分の説明を省略する。
本実施の形態においては、大略、一実施の形態の揺動装置8の第1揺動シリンダ82を省略し、リンク部材81の揺動位置を切り換える切換リンク機構86を設けたものである。つまり第1揺動装置は、リンク部材81と、運転室取付架台10と、運転室取付架台10とリンク部材81とを回動自在に連結するピン軸Aと、切換リンク機構86とを備える。
切換リンク機構86は、図6及び図7に示すように、屈曲レバー形状のリンク部材81の短辺側先端部に設けられたピン支持部材81Aと、運転室架台10の上方に設けられ、リンク部材81の揺動位置を前方向に切り換えるピン孔102aと同じく左方向一杯に切り換えるピン孔102bとが設けられたリンク取付部材102と、ピン孔102a又は102bのいずれかとピン支持部材81Aを垂直に貫通して軸支するピン軸87とを備えている。
この構成により、リンク部材81と、運転室取付架台10と、ピン軸Aと、切換リンク機構86とを備える第1揺動装置は、リンク部材81の先端を上部旋回体2の左右方向に揺動させることができる。図6は、揺動装置8のリンク部材81を左方向一杯に揺動させた状態であって、第1の作業腕6との協調作業を行う場合や第2の作業腕7不使用時における運転室3の良好な視界を確保する場合の状態を示す。図7は、揺動装置8のリンク部材81を前方向に揺動させた状態であって、回動装置9及び第2の作業腕7を走行体1の左右方向の全幅よりも内側に揺動して作業機械を輸送する場合の状態を示す。
本発明の作業機械の他の実施の形態によれば、上述した一実施の形態と同様な効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、運転室架台3の内部に設ける第1揺動シリンダ82を省略するので、製造コストの低減化が図れるとともに、運転室架台3の周辺部の構成が単純化されるので、生産性及び保守性が向上する。
1 走行体
2 上部旋回体
3 運転室
6 第1の作業腕
7 第2の作業腕
8 揺動装置
81 リンク部材
82 第1揺動シリンダ
83 揺動連結用ブラケット
84 第2揺動シリンダ連結用のブラケット
85 第2揺動シリンダ
86 切換リンク機構
9 回動装置
10 運転室取付架台
101 リンク取付部材

Claims (4)

  1. 走行体と、
    前記走行体上に旋回可能に設けた上部旋回体と、
    前記上部旋回体の前方左側に設けた運転室と、
    前記上部旋回体の前方で前記運転室の右側方に俯仰可能に設けた多関節形式の第1の作業腕と、
    前記上部旋回体の前記運転室の下方にその基端が装着され、その先端が前記上部旋回体の左右方向に揺動可能に設けた第1の揺動装置と、
    前記第1の揺動装置の先端にその基端部が軸支され、その先端部が左右方向に揺動可能に設けた第2の揺動装置と、
    前記第2の揺動装置の先端部に、前記上部旋回体の前後方向軸線回りに回動可能に設けた回動装置と、
    前記回動装置の前方に俯仰可能に基端を装着した多関節形式の第2の作業腕とを備え、
    前記第1の揺動装置は、輸送に際して、前記回動装置及び前記第2の作業腕を前記走行体の左右方向の全幅よりも内側に揺動可能とする
    ことを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記第1の揺動装置は、リンク部材と、前記上部旋回体側に設けた運転室取付架台と、前記運転室取付架台と前記リンク部材とを回動自在に連結するピン軸と、前記運転室取付架台と前記リンク部材の基端部との間に設けた第1の揺動シリンダとを備え、
    前記第2の揺動装置は、前記回動装置に取り付けられた揺動連結用ブラケットと、前記リンク部材の先端部と前記揺動連結用ブラケットとを回動自在に連結するピン軸と、前記揺動連結用ブラケットと前記リンク部材の基端部との間に設けた第2の揺動シリンダとを備えた
    ことを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記第1の揺動装置は、リンク部材と、前記上部旋回体側に設けた運転室取付架台と、前記運転室取付架台と前記リンク部材とを回動自在に連結するピン軸と、前記リンク部材の基端部を所定の部位で前記運転室取付架台に軸支する切換リンク機構とを備え、
    前記第2の揺動装置は、前記回動装置に取り付けられた揺動連結用ブラケットと、前記リンク部材の先端部と前記揺動連結用ブラケットとを回動自在に連結するピン軸と、前記揺動連結用ブラケットと前記リンク部材の基端部との間に設けた第2の揺動シリンダとを備えた
    ことを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作業機械において、
    前記回動装置は、前記第2の揺動装置側に固定した内筒と、前記第2の作業腕のブームの基部ブラケット側に固定した外筒と、この外筒と前記内筒との間に設けた軸受と、前記外筒の外周に設けたブラケットと、このブラケットと前記揺動装置側との間に設けられ、前記外筒を前記内筒に対して回動させる回動用のシリンダとを備えた
    ことを特徴とする作業機械。
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