JP2020159066A - 掘削ビット - Google Patents

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Abstract

【課題】軟岩層を効率的に削ることができる掘削ビットを提供すること。【解決手段】二つ以上の板状の切れ刃チップ20と、切れ刃チップ20を固定するための略円筒形状の本体部10と、を備え、各切れ刃チップ20に対して工具回転方向前方に空間を形成するための第1の窪み12と、第1の窪み12に連続する第2の窪み13と、先端視したとき、切れ刃チップ20の一つは、本体部10の回転中心軸線を越えて配置されており、第1の窪み12は各切れ刃チップ20のすくい面の一部に隣接し、なおかつ本体部10の先端に向って開放されて形成され、第2の窪み13は本体部10の先端に向って開放されて形成され、先端視したとき、第1の窪み12および第2の窪み13が占める割合が、工具径によって規定される領域に対して65%以上75%以下である掘削ビット100。【選択図】 図2

Description

本発明は掘削工具に用いられるビット、特に二重管式掘削工具に用いられるビットに関する。
従来掘削に用いられる工具として、特許文献1に開示されているような二重管式掘削工具が知られている。二重管式掘削工具は、前面に掘削刃を備えるインナービットと、前面または側面に掘削刃を備える筒状のアウタービットとによって掘削ビットを構成し、インナービットをアウタービットに挿入して着脱自在に一体化し、一体化された掘削ビットに回転および打撃を加えながら掘削する。
特開2010−14450号公報
ビットの形状によらず軟岩層では硬岩層に比べて1回転当たりの排出土砂が多くそれらを取り込む必要がある。しかしながら特許文献1に開示されているような形状のビットでは、点当たりで仕事をするため排出土砂を取り込むことが困難である。取り込むことができなかった土砂は詰まりの原因となり、掘削作業を中断しなければならなかったり、機械自体が破損したりする。本発明は上述した課題に鑑みて、軟岩層を効率的に削ることができ、取り込みやすい土砂を形成する掘削ビットを提供することを目的とする。
本発明にかかる掘削ビットは、二つ以上の板状の切れ刃チップと、前記切れ刃チップを固定するための略円筒形状の本体部と、を備え、前記本体部は前記切れ刃チップを取り付けるためのチップ取り付け部と、各前記切れ刃チップに対して工具回転方向前方に空間を形成するための第1の窪みと、前記第1の窪みに連続する第2の窪みと、前記第1の窪みに形成された開口部から流体を噴射させるための流路と、を備え、先端視したとき、前記切れ刃チップの一つは、前記本体部の回転中心軸線を越えて配置されており、前記第1の窪みは各前記切れ刃チップのすくい面の一部に隣接し、なおかつ前記本体部の先端に向って開放されて形成され、前記第2の窪みは前記本体部の先端に向って開放されて形成され、
前記流路は前記本体部の内部に形成され、先端視したとき、前記第1の窪みおよび前記第2の窪みが占める割合が、工具径によって規定される領域に対して65%以上75%以下である。
本発明の掘削ビットによれば、複数の板状の切れ刃チップを用いるため、切れ刃が線(面)当たりで仕事をすることになり、効果的に軟岩層を掘削することができる。また、切れ刃チップが工具の回転軸線を越えて配置されるため効率的に掘削が可能になる。さらに、切れ刃チップのすくい面に隣接して大きく窪みが形成され、その窪みの表面に形成された開口部から水が噴射されるため、生じた土砂を効率的に地上へ押し流すことができる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る掘削ビットの斜視図である。 図2は図1の掘削ビットを先端視した図である。 図3は図2のIII−III断面図である。 図4は図1の掘削ビットの側面図である。 図5は図1の掘削ビットの側面図である。 図6は図1の掘削ビットの本体部だけを示す斜視図である。 図7は図1の掘削ビットの切れ刃チップだけを示す斜視図である。 図8は本発明の第2の実施形態に係る掘削ビットの斜視図である。 図9は図8の掘削ビットを先端視した図である。 図10は図8の掘削ビットの側面図である。 図11は図8の掘削ビットの側面図である。
本発明の掘削ビットの一実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態の掘削ビット100は、二重管掘削工具に用いられるビットであり、いわゆるルーフ型と呼称される形状に類似している。具体的には、掘削ビット100は全体的に略円筒形状の本体部10と、本体部10の先端に二つ取り付けられた板状の切れ刃チップ20と、を備える。
図7に示すように、切れ刃チップ20のすくい面21は、最も長い第1の辺稜部21aと、第1の辺稜部21aから垂直に延びる第2の辺稜部21bおよび第3の辺稜部21cと、互いに鈍角に交差し第2の辺稜部21bおよび第3の辺稜部21cに接続する第4の辺稜部21dおよび第5の辺稜部21eと、で構成された五角形状になっている。第4の辺稜部21dおよび第5の辺稜部21eが切れ刃として作用し、第5の辺稜部21eが第4の辺稜部21dよりも長くなっている。第1の辺稜部21aに接続する側面は本体部10に形成されるチップ取り付け部との当接面となり、切れ刃チップ20の工具回転軸方向への移動を拘束する。
図1から図6に示すように、本体部10はその先端に形成された溝状のチップ取り付け部11と、各切れ刃チップ20の工具回転方向前方に設けられた第1の窪み12と、第1の窪み12に隣接して形成される第2の窪み13と、本体部10の内部に形成される一本の大流路14と、大流路14から分岐して第1の窪み12に開口部を形成する小流路15と、を備える。
チップ取り付け部11は四つの面で構成されており、一つは切れ刃チップ20の第1の辺稜部21aに接続する側面と当接し、一つは切れ刃チップ20のすくい面21に対向する側面と当接し、一つは切れ刃チップ20の第2の辺稜部21bに接続する側面と当接し、一つは切れ刃チップ20のすくい面21に当接する。
第1の窪み12は切れ刃チップ20のすくい面21に隣接して形成されている。そのため、すくい面21の一部は露出した状態になっている。また、第1の窪み12は曲面で構成され、本体部10の先端に向って開放されている。言いかえると、第1の窪み12は本体部10をその先端から抉ったような形状に形成されている。そのため、掘削により生成された土砂が円滑に移動できるようにするための空間が十分に確保されている。同じく第2の窪み13も曲面で構成され、本体部10の先端に向って開放されている。
本体部10を先端視したとき、図2に示すように、二つずつある第1の窪み12および第2の窪み13が工具径Dによって規定される領域Sに占める割合は65%以上75%以下になっている。
図2に示すように、各切れ刃チップ20は工具回転中心軸付近に極力隙間が形成されないように隣接し、なおかつ領域Sを二等分する仮想線Lを跨ぐように配置される。
次に掘削ビット100が奏する効果について説明する。掘削ビット100が備える切れ刃チップ20はその一方端が掘削ビット100の回転中心軸線を越えるように配置されており、それに伴って切れ刃も回転中心軸線を越えるように配置される。さらに、第1の窪み12に加えて第2の窪み13も形成されており、小流路15の開口部が第2の窪み13に形成されている。このことにより、小流路15の開口部から噴射される水によって効率よく土砂を後方に押し流すことができるようになる。また掘削ビット100を先端視したとき、第1の窪み12および第2の窪み13が領域Sに対して65%以上75%以下であるため、掘削ビット100は十分な強度があるにもかかわらず、噴射された水が通過するのに十分な大きさの空間が確保され、なおかつ軽量化も実現している。
次に第2の実施形態について説明する。第2実施形態については上述した第1の実施形態と同じ機能の部分には第1実施形態の説明で用いた符号と同じ符号を使用して説明を省略し、第1の実施形態とは異なる部分についてのみ説明する。
第2の実施形態の掘削工具200は、切れ刃チップ20を三つ備えており、そのうちの一つが掘削工具200の回転中心軸線を越えて配置されている。各切れ刃チップ20に隣接して第1の窪み12が形成され、第1の窪み12に隣接して第2の窪み13が形成される。
このように、切れ刃チップ20を三つ以上備える場合には少なくともその一つが掘削工具200の回転中心軸線を越えて配置されれば第1の実施形態と同様の効率的な掘削が可能になる。
以上、本発明についてその一実施形態を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。例えば、切れ刃チップ20は四つ以上用いてもよい。
10…本体部、11…チップ取り付け部、12…第1の窪み、13…第2の窪み、14…大流路、15…小流路、20…切れ刃チップ、21…すくい面、100…掘削ビット、S…工具径によって規定される領域

Claims (1)

  1. 二つ以上の板状の切れ刃チップと、
    前記切れ刃チップを固定するための略円筒形状の本体部と、を備え、
    前記本体部は前記切れ刃チップを取り付けるためのチップ取り付け部と、
    各前記切れ刃チップに対して工具回転方向前方に空間を形成するための第1の窪みと、
    前記第1の窪みに連続して形成される第2の窪みと、
    前記第1の窪みに形成された開口部から流体を噴射させるための流路と、を備え、
    先端視したとき、前記切れ刃チップの一つは、前記本体部の回転中心軸線を越えて配置されており、
    前記第1の窪みは各前記切れ刃チップのすくい面の一部に隣接し、なおかつ前記本体部の先端に向って開放されて形成され、
    前記第2の窪みは前記本体部の先端に向って開放されて形成され、
    前記流路は前記本体部の内部に形成され、
    先端視したとき、前記第1の窪みおよび前記第2の窪みが占める割合が、工具径によって規定される領域に対して65%以上75%以下である
    掘削ビット
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