JP2020158128A - 無菌充填システム、無菌充填方法、無菌充填装置及び薬液充填済みバッグを製造する方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】アイソレータが無くても薬液を無菌的に充填することが可能な薬液充填システム、無菌充填方法、無菌充填装置及び薬液充填済みバッグを製造する方法を提供する。【解決手段】本開示に係る無菌充填システムは、薬液が充填されたリザーバー及び前記リザーバー内の前記薬液を送液するための第1チューブを有する薬液供給源と、前記薬液を充填可能なバッグ本体及び前記バッグ本体内と連通した第2チューブを有する充填バッグと、前記薬液供給源の前記第1チューブ及び前記充填バッグの前記第2チューブを無菌的に接合する無菌接合部と、前記無菌接合部によって接合された前記第1チューブと前記第2チューブを介して、前記薬液供給源から供給される前記薬液を規定量だけ前記充填バッグに充填する充填ポンプと、前記規定量の前記薬液が前記充填バッグに充填された後に、前記第1チューブ及び前記第2チューブから形成された流路を無菌的に封止する無菌封止部と、を備える。【選択図】図1
Description
本開示は無菌充填システム、無菌充填方法、無菌充填装置及び薬液充填済みバッグを製造する方法に関する。
病気の治療等を目的として、薬液を患者の体内に送液するためには一般に、充填バッグに薬液を無菌状態で収容する必要がある。ここで、例えば薬液がタンパク製剤である場合に薬液に蒸気滅菌処理を施すと、熱によってタンパク製剤の成分が破壊される。このような場合、無菌状態のタンパク製剤を、滅菌済みの充填バッグに無菌的に充填することで無菌状態を実現している。
特許文献1は、無菌環境を実現するアイソレータ内で薬液を充填バッグに充填することにより、薬液を無菌的に充填する技術を開示している。
しかしながら、アイソレータは大型であって、アイソレータを設置するコストも必要となる。また、アイソレータは無菌管理が煩雑である。
本開示は、アイソレータが無くても薬液を無菌的に充填することが可能な薬液充填システム、無菌充填方法及び無菌充填装置を提供することを目的とする。
本開示の第1の態様としての無菌充填システムは、薬液が充填されたリザーバー及び前記リザーバー内の前記薬液を送液するための第1チューブを有する薬液供給源と、前記薬液を充填可能なバッグ本体及び前記バッグ本体内と連通した第2チューブを有する充填バッグと、前記薬液供給源の前記第1チューブ及び前記充填バッグの前記第2チューブを無菌的に接合する無菌接合部と、前記無菌接合部によって接合された前記第1チューブと前記第2チューブを介して、前記薬液供給源から供給される前記薬液を規定量だけ前記充填バッグに充填する充填ポンプと、前記規定量の前記薬液が前記充填バッグに充填された後に、前記第1チューブ及び前記第2チューブから形成された流路を無菌的に封止する無菌封止部と、を備える。
本開示の1つの実施形態としての無菌充填システムは、前記充填ポンプが前記薬液を前記充填バッグに充填しているときに、前記充填バッグに充填された前記薬液の量を計量する計量装置を更に備え、前記充填ポンプは、前記計量装置が計量した前記薬液の量に基づいて充填量を調整する。
本開示の1つの実施形態として、前記充填ポンプは、前記薬液を前記充填バッグに充填するときに、単位時間当たりの充填量を、前記規定量に近づいたときに低減させる。
本開示の第2の態様としての無菌充填方法は、上記無菌充填システムを用いた無菌充填方法であり、前記無菌接合部が、前記薬液供給源の前記第1チューブ及び前記充填バッグの前記第2チューブを無菌的に接合するステップと、前記充填ポンプが、前記無菌接合部によって接合された前記第1チューブと前記第2チューブを介して、前記薬液供給源から供給される前記薬液を前記規定量だけ前記充填バッグに充填するステップと、前記無菌封止部が、前記規定量の前記薬液が前記充填バッグに充填された後に、前記第1チューブ及び前記第2チューブから形成された前記流路を無菌的に封止するステップと、を含む。
本開示の第3の態様としての無菌充填装置は、リザーバー及び前記リザーバー内と連通した第1チューブを有する薬液供給源から供給される薬液を、バッグ本体と、前記バッグ本体内と連通した第2チューブと、を有する充填バッグに無菌的に充填するための無菌充填装置であって、前記薬液供給源の前記第1チューブ及び前記充填バッグの前記第2チューブを無菌的に接合する無菌接合部と、前記無菌接合部によって接合された前記第1チューブと前記第2チューブを介して、前記薬液供給源から供給される前記薬液を規定量だけ前記充填バッグに充填する充填ポンプと、前記規定量の前記薬液が前記充填バッグに充填された後に、前記第1チューブと前記第2チューブとから形成された流路を無菌的に封止する無菌封止部と、を備える。
本開示の第4の態様としての薬液充填済みバッグを製造する方法は、上記無菌充填システムを用いて薬液充填済みバッグを製造する方法であって、前記無菌接合部が、前記薬液供給源の前記第1チューブ及び前記充填バッグの前記第2チューブを無菌的に接合するステップと、前記充填ポンプが、前記無菌接合部によって接合された前記第1チューブと前記第2チューブを介して、前記薬液供給源から供給される前記薬液を前記規定量だけ前記充填バッグに充填するステップと、前記無菌封止部が、前記規定量の前記薬液が前記充填バッグに充填された後に、前記第1チューブ及び前記第2チューブから形成された前記流路を無菌的に封止して薬液充填済みバッグを形成するステップと、を含む。
本開示によれば、アイソレータが無くても薬液を無菌的に充填することが可能な薬液充填システム、無菌充填方法、無菌充填装置及び薬液充填済みバッグを製造する方法を提供することができる。
以下、本開示に係る無菌充填システム及び無菌充填装置の実施形態について図面を参照して説明する。各図において共通する部材・部位には同一の符号を付している。
図1は、本開示に係る無菌充填システムの一実施形態としての無菌充填システム100を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の無菌充填システム100は、充填ポンプ10と、無菌接合部20と、無菌封止部25と、薬液供給源72と、充填バッグ40と、を備えている。薬液供給源72は、リザーバー72rと第1チューブ72aとを有する。充填バッグ40は、バッグ本体40cと第2チューブ40aとを有する。
図1に示すように、充填ポンプ10は、薬液供給源72のリザーバー72rから供給される薬液73を規定量だけ充填バッグ40に充填する。
薬液73は例えばタンパク製剤である。タンパク製剤に蒸気滅菌処理を施すと、熱によってタンパク製剤の成分が破壊される。そのため、一般に、充填バッグ40に薬液73を無菌状態で収容する必要がある。無菌充填システム100は、無菌状態のタンパク製剤を、例えば外部から放射線を照射することで滅菌された充填バッグ40に、無菌的に充填することで無菌状態を実現する。無菌的に充填する方法については後述する。なお、薬液73は、タンパク製剤に限らず、タンパク質や,哺乳類細胞,ウイルス,バクテリアなどの生物によって生産される物質に由来する、いわゆる生物学的製剤などでもよい。
以下、薬液73を薬液供給源72のリザーバー72rに充填する手順の一例について説明する。
濾過処理前の薬液31は、撹拌調製バッグ30で撹拌され調製される。撹拌調製バッグ30で調製された薬液31は、その後、第1送液ポンプ50により、第1フィルタ60へと送液される。第1フィルタ60で濾過された薬液71は、その後、濾過バッグ70に充填される。第1フィルタ60により、薬液中の不純物および微生物を除去することができる。
濾過バッグ70に充填されている薬液71は、第2送液ポンプ51により、第2フィルタ61へと送液される。第2フィルタ61で濾過された濾過処理後の薬液73は、その後、薬液供給源72のリザーバー72rに充填される。第2フィルタ61を設けることで、第1フィルタ60のみが設けられた構成と比較して、薬液中の不純物および微生物を、より除去することができる。本実施形態ではリザーバー72rは濾過バッグ70よりも大きい。
本実施形態では、第1送液ポンプ50と第2送液ポンプ51とは同じ構成を有する装置である。本実施形態では、第1送液ポンプ50及び第2送液ポンプ51の2つの送液ポンプを設けることで、薬液が2つのフィルタ60及び61を通過するのに十分な圧力を確保している。
本実施形態では、薬液を第1フィルタ60及び第2フィルタ61によって2回濾過しているが、この構成に限られず、濾過回数は任意である。したがって、濾過の回数を3回以上とすることもできる。
以上のように、本実施形態では、撹拌調製バッグ30から第1フィルタ60及び第2フィルタ61を通して2回濾過された薬液73が、薬液供給源72のリザーバー72rに充填されているが、リザーバー72rに充填される薬液73は、薬液の種類・用途等に応じて、リザーバー72rに充填される前に適宜処理されていればよく、本実施形態で示す処理に限られない。以下、充填バッグ40に充填される薬液を単に「薬液73」と記載する。
無菌接合部20は、薬液供給源72の第1チューブ72aと、充填バッグ40の第2チューブ40aと、を無菌的に接合する。無菌封止部25は、薬液供給源72の第1チューブ72a及び規定量の薬液73が充填された充填バッグ40の第2チューブ40aから形成された流路を無菌的に封止する。まず、無菌接合部20により無菌的に接合され、無菌封止部25により無菌的に封止される、薬液供給源72及び充填バッグ40の一例について説明する。
図2A、図2Bは、薬液供給源72の第1チューブ72aと、充填バッグ40の第2チューブ40aと、が無菌的に接合される概要を示す図である。具体的に、図2Aは、充填バッグ40の第2チューブ40aと薬液供給源72の第1チューブ72aとが接合される前の状態を示している。図2Bは、薬液供給源72の第1チューブ72aと充填バッグ40の第2チューブ40aとが接合された状態を示している。充填バッグ40は、例えば外部から放射線を照射することで滅菌されている。
図2A、図2Bに示すように、本実施形態の薬液供給源72は、薬液73を収容するリザーバー72rと、このリザーバー72rから突設されている第1チューブ72aと、を備える。第1チューブ72aの一端は、リザーバー72rの薬液収容空間に開口している。第1チューブ72aの他端は、リザーバー72rの外部に位置し、封止されている。本実施形態の第1チューブ72aの外径は、6〜8ミリメートルである。以下、説明の便宜上、第1チューブ72aの端部のうち封止されている側の端部を「第1チューブ72aの先端部」又は「第1チューブ72aの封止端部72b」と記載する。
図2A等に示すように、充填バッグ40は、バッグ本体40cと、このバッグ本体40cから突設されている第2チューブ40aと、を備える。バッグ本体40cは、輸液セットを接続可能なポート42を備える。第2チューブ40aの一端は、バッグ本体40cの薬液収容空間に開口している。第2チューブ40aの他端は、バッグ本体40cの外部に位置し、封止されている。本実施形態の第2チューブ40aの外径は、6〜8ミリメートルである。以下、説明の便宜上、第2チューブ40aの端部のうち封止されている側の端部を「第2チューブ40aの先端部」又は「第2チューブ40aの封止端部40b」と記載する。
本実施形態の第2チューブ40aは、バッグ本体40cのポート42側に設けられているが、第2チューブ40aを他の位置に設けてもよい。例えば、第2チューブ40aを、バッグ本体40cのポート42とは反対側、又は、バッグ本体40cの側方に設けることができる。このようにすることで、第2チューブ40a及びポート42の位置を遠ざけることができ、第1チューブ72aと第2チューブ40aとを無菌接合及び無菌封止する際に、ポート42が邪魔になり難い。
図3A〜図3Eは、無菌接合部20による、図2A及び図2Bに示す第1チューブ72a及び第2チューブ40aの無菌的な接合の詳細を示す説明図である。
まず、無菌接合部20の一例の概要について説明する。無菌接合部20は、図3Aに示すように、第1のチューブ保持具21と、第2のチューブ保持具22と、第1チューブ72a及び第2チューブ40aを加熱、溶解して切断する切断手段23と、第1のチューブ保持具21及び第2のチューブ保持具22を相対的に移動するチューブ保持具移動手段と、を有している。
第1のチューブ保持具21は、第1チューブ72a及び第2チューブ40aを保持するホルダー21aと、 該ホルダー21aの後端部にヒンジ21bにより回動自在に取り付けられ、開閉する蓋体21cと、で構成されている。ホルダー21aには、2本のチューブ40a及び72aがそれぞれ装填される一対の溝21d、21eが、互いに平行に形成されている。溝21d、21eの横断面形状は、U字状をなしている。
蓋体21cは、ホルダー21aに対して閉じた状態としたとき、溝21d、21eを覆うよう構成されている。また、第1のチューブ保持具21は、蓋体21cが閉じた状態を保持するロック機構を有している。これにより、溝21d、21e内に装填されたチューブ40a及び72aは、溝21d、21eから離脱しないように固定される。
一方、第2のチューブ保持具22は、第1のチューブ保持具21に対し、その側部に所定の間隔を隔てて設置されている。第2のチューブ保持具22も第1のチューブ保持具21と同様に、一対の溝22d、22eが形成されたホルダー22aと、該ホルダー22aに対しヒンジ22bを介して回動(開閉)自在に設置された蓋体22cと、で構成されている。また、第2のチューブ保持具22においても、第1のチューブ保持具21と同様、蓋体22cが閉じた状態を保持するロック機構が設けられている。
これらの第1のチューブ保持具21及び第2のチューブ保持具22は、通常は、溝21d、22d同士及び溝21e、22e同士がそれぞれ一致する(一直線上に並ぶ)ように配置されている。
切断手段23は、チューブ40a及び72aを溶融、切断する切断板(ウェハー)23aと、該切断板23aを第1及び第2のチューブ保持具21、22の間隙に挿入、退避させる切断板移動手段と、で構成されている。
切断板23aは、自己発熱型の加熱切断板である。切断板23aは、例えば銅板のような金属板を2つ折りにし、その内面に絶縁層を介して所望パターンの発熱用の抵抗体が形成された構成を有する。抵抗体の両端の端子23b及び23cそれぞれは、金属板の一端部に形成された開口より露出している。
所定の通電手段により両端子23b及び23cへ通電すると、切断板23aの内部の抵抗体が発熱して、切断板23aは、チューブ40a及び72aを溶融、切断可能な温度(例えば260〜320℃程度)に加熱する。なお、この切断板23aは、1回のチューブの接合毎に使い捨て(シングルユース)されるものであるのが好ましい。この場合、所定の切断板交換手段により、切断板保持部材に装填される切断板23aを、チューブ接合を行う毎に交換するような構成とすることができる。
次に、図3A〜図3Eを参照して、薬液供給源72の第1チューブ72aと充填バッグ40の第2チューブ40aとが、無菌接合部20により無菌的に接合される方法について説明する。まず、図3Aに示すように、チューブ40a及び72aを、それぞれ、両ホルダーの溝21d、22d及び21e、22eに装填する。本実施形態では、第1チューブ72aが、第1のチューブ保持具21の溝21e、及び、第2のチューブ保持具22の溝22e、に装填されている。また、本実施形態では、第2チューブ40aが、第1のチューブ保持具21の溝21d、及び、第2のチューブ保持具22の溝22d、に装填されている。両ホルダーの溝21d、22d及び21e、22eにチューブ40a及び72aを装填した後に、蓋体21c、22cを閉じ、さらにロック機構にてロックする。なお、第1チューブ72aの先端部である封止端部72b、及び、第2チューブ40aの先端部である封止端部40bは、それぞれ、融着により封止され、気密的に閉塞されている。
次に、図3Bに示すように、チューブ40a及び72aの切断及び接合工程へ移る。通電手段により切断板23aの端子23b、23c間に例えば15〜24Vの電圧を印加して切断板23aをチューブ40a及び72aの溶融温度以上の温度(例えば260〜320℃程度)に昇温するとともに、切断板移動手段の作動により切断板23aを図3B中の白抜き矢印方向に徐々に上昇させる。これにより、第1のチューブ保持具21及び第2のチューブ保持具22間において、チューブ40a及び72aが溶融、切断される。図示の構成では、チューブ40a及び72aは、表示(マーカ)Ml、M2の領域内で切断されている。チューブ40a及び72aの溶融及び切断時には、チューブ40a及び72aの切断端部は、樹脂が溶融または軟化した状態で高温であり、かつ外部と連通しないため、流路の無菌状態が維持される。
チューブ40a及び72aの溶融、切断の直後、図3Cに示すように、チューブ保持具移動手段の作動により第1のチューブ保持具21を白抜き矢印方向に移動する。この場合、第1のチューブ保持具21の移動距離は、第1チューブ72aの切り口と第2チューブ40aの切り口とが一致するような距離、すなわち、溝21d、21eの設置間隔に相当する距離とする。
続いて、図3Dに示すように、切断板移動手段の作動により切断板23aを退避位置まで下降させ(図3D中の白抜き矢印方向に移動し)、チューブ40a及び72aと干渉する位置から引き抜く。これとほぼ同時に、図3Eに示すように、チューブ保持具移動手段の作動により第1のチューブ保持具21及び第2のチューブ保持具22の一方が他方に接近するように相対的に移動する。これにより、チューブ40a及び72aの切り口同士が互いに接近するように圧着され、その接合部80が強固に接着され、気密性、無菌性が確保される。
このようにして第1チューブ72aと第2チューブ40aとが無菌的に接合された接合チューブ74が形成される。接合チューブ74が形成された後に、第1のチューブ保持具21及び第2のチューブ保持具22のロック機構によるロックを解除し、蓋体21c、22cを開き、接合チューブ74を溝21d、22eより取り出す(図3E参照)。また、封止端部40b及び72bを含む2本の短チューブも取り出し、廃棄する。
このようなチューブ40a及び72aの接合に際し、本発明では、チューブ40a及び72aの少なくとも一方に、それらの接合位置を示す表示(マーカ)が設けられている。図示の実施形態では、チューブ40a及び72aの接合すべき位置に、それぞれ、表示(マ一力)Ml、M2が付されている。そして、この表示Ml、M2に従って(表示Ml、M2を目安にして)、前述した無菌接合部20を用い、チューブ40a及び72a同士を図2Bに示すように無菌的に接合する。但し、薬液供給源72の第1チューブ72aは、薬液73を充填する充填バッグ40を変更する度に切断されるため、切断位置についてはM2から変更してもよい。このようにすることで、第1チューブ72aの表示M2の位置のみに過度な負担がかかることを抑制できる。
以上のように、図2A、図2Bに示す第1チューブ72a及び第2チューブ40aの無菌的な接合は、図3A〜図3Eに示す無菌接合部20により実行可能である。
このように薬液供給源72の第1チューブ72aと、充填バッグ40の第2チューブ40aとを接合した後、図2Cに示すように、薬液供給源72のリザーバー72r(図1参照)から供給される薬液73を、図1に示す充填ポンプ10により、規定量だけ充填バッグ40に充填する。
ここでいう「規定量」とは、例えば、充填バッグ40に充填された薬液73の重量で規定される量であってもよく、充填バッグ40に充填された薬液73の液面高さhで規定される量であってもよい。規定量は薬液73の種類及び被験者等によって変わり得る。
充填ポンプ10は、例えば第1チューブ72aを圧縮して送液する回転子の回転量に基づいて、薬液73を規定量だけ充填バッグ40に充填することができる。本実施形態の無菌充填システム100によれば、充填ポンプ10が薬液供給源72のリザーバー72rから供給される薬液73を規定量だけ充填バッグ40に充填することで、充填バッグ40への充填量を柔軟に変更することができる。
本実施形態では、薬液73を充填バッグ40に充填するときに、単位時間当たりの充填量を、規定量に近づいたときに低減させる。単位時間当たりの充填量は、例えば充填ポンプ10の回転子の回転数を下げることで低減可能である。これにより、充填当初は充填量を大きくし、充填終了直前は充填量を小さくできる。単位時間当たりの充填量は、薬液73が所定量(例えば規定量の90%)に到達したときに、低減させればよい。また、単位時間当たりの充填量は、充填開始から所定時間経過後に低減させてもよい。更に、単位時間当たりの充填量は、充填当初から漸減するように設定されていてもよい。このように、単位時間当たりの充填量を規定量に近づいたときに低減させることで、本実施形態の無菌充填システム100は、薬液73の充填を速やかに行いつつ、薬液73の充填量をより正確に制御することができる。単位時間当たりの充填量の調整は、例えば、充填ポンプ10の制御部により実行される。
さらに本実施形態では、無菌充填システム100は、充填ポンプ10が薬液73を充填バッグ40に充填しているときに、充填バッグ40に充填された薬液73の量を計量する計量装置としての重量計90を更に備える。充填ポンプ10は、計量装置としての重量計90が計量した薬液73の量(本実施形態では重量)に基づいて充填量を調整する。
本実施形態では、重量計90の上に充填バッグ40を配置した状態で、充填ポンプ10が薬液73を充填バッグ40に充填する。重量計90は、薬液73が充填バッグ40に充填されているときに、充填バッグ40の重量を逐次測定する。測定結果は、例えば重量計90の通信部により、充填ポンプ10にフィードバックされる。充填ポンプ10の制御部は、重量計90の測定結果に基づき、例えば、単位時間当たりの充填量を低減するように制御することができる。
計量装置は、本実施形態の重量計90に限られず、例えば、充填バッグ40内の薬液73の液面の高さを計測する液面計測装置などの、重量とは他の物理量を計測して充填量を計測する装置であってもよい。
充填バッグ40に薬液73が規定量だけ充填された後、無菌封止部25は、図2Dに示すように、薬液供給源72の第1チューブ72a及び充填バッグ40の第2チューブ40aから形成された経路を無菌的に封止して薬液充填済みバッグを形成する。以下、この封止工程の様子を、図4A〜図4Dに基づいて説明する。
図4Aに示すように、第1チューブ72aと第2チューブ40aとが接合されてなる接合チューブ74を、無菌封止部25が有する2つの台形柱状の加熱部材25aの間に配置する。本実施形態では、加熱部材25aに挟まれる接合チューブ74の部分は、上述した接合部80(図3E等参照)とは異なる部分とする。
次に、図4Bに示すように2つの加熱部材25aを互いに近づけることにより、接合チューブ74を扁平に潰す。この状態において、通電手段により加熱部材25aに電圧を印加して、加熱部材25aを接合チューブ74の溶融温度以上の温度に昇温する。これにより、2つの加熱部材25aの間において、接合チューブ74が加熱されて溶融して融着する。
接合チューブ74が溶融した後、図4Cに示すように2つの加熱部材25aを互いに離隔させる。その後、接合チューブ74の加熱された部分を冷却する。加熱された部分が冷却されて固化することで、接合チューブ74の流路を封止する封止部74aが形成される。なお、封止部74aは、扁平形状が維持される。ここまでの過程で接合チューブ74の内部は外部と接触しない。つまり、接合チューブ74内部の気密性、無菌性が確保されたまま、封止部74aは、接合チューブ74の流路を封止することができる。
接合チューブ74を冷却した後、接合チューブ74を無菌封止部25から取り外す。その後に、例えば図4Dに示すように接合チューブ74をその長手方向両側から引っ張ることで、接合チューブ74の封止部74aに応力が加わって破断する。これにより、図4Cに示す接合チューブ74が、図4Dに示す2つのチューブ40a及び72aに分離される。その結果、図2Dに示すように、チューブ40aも及びチューブ72aも、封止部74aによって封止される。
このようにして、無菌封止部25は、充填バッグ40に規定量の薬液73が充填された後、薬液供給源72の第1チューブ72a及び充填バッグ40の第2チューブ40aから形成された流路を無菌的に封止して薬液充填済みバッグを形成することができる。
ここまで、無菌充填システム100について説明したが、無菌充填システム100の充填ポンプ10、無菌接合部20及び無菌封止部25と同様の機能を有する無菌充填装置を提供することができる。
図5は、本開示に係る無菌充填装置の一実施形態としての無菌充填装置200を示す図である。
図5に示すように、本実施形態の無菌充填装置200は、充填ポンプ部210と、無菌接合部220と、無菌封止部230と、を備えている。
充填ポンプ部210は、薬液供給源72のリザーバー72rから供給される薬液73を規定量だけ充填バッグ40に充填する。充填ポンプ部210は、上述した無菌充填システム100の充填ポンプ10と同様の構成を有する。
無菌接合部220は、薬液供給源72の第1チューブ72a及び充填バッグ40の第2チューブ40aを無菌的に接合する。無菌封止部230は、規定量が充填された充填バッグ40において、薬液供給源72の第1チューブ72aと充填バッグ40の第2チューブ40aとから形成された流路を無菌的に封止する。本実施形態の無菌接合部220及び無菌封止部230は一体化されており、それぞれ上述した無菌充填システム100の無菌接合部20及び無菌封止部25と同様の構成を有する。他の実施形態では、無菌接合部220と無菌封止部230とを別個の部材とすることができる。
本実施形態の無菌充填システム、無菌充填方法又は無菌充填装置によれば、薬液供給源及び前記充填バッグを無菌的に接合するとともに、規定量が充填された充填バッグを無菌的に封止することができる。そのため、アイソレータが無くても薬液を無菌的に充填することができる。換言すれば、本実施形態の無菌充填システムは、周囲環境によらず、例えばグレードC環境下であっても使用することができる。
100:無菌充填システム
10:充填ポンプ
20:無菌接合部
21:第1のチューブ保持具
22:第2のチューブ保持具
21a:ホルダー
21b:ヒンジ
21c:蓋体
21d,21e:溝
22:第2のチューブ保持具
22a:ホルダー
22b:ヒンジ
22c:蓋体
22d,22e:溝
23:切断手段
230:無菌封止部
23a:切断板
23b,23c:端子
25:無菌封止部
25a:加熱部材
30:撹拌調製バッグ
40:充填バッグ
40a:第2チューブ
40b:封止端部
40c:バッグ本体
42:ポート
50:第1送液ポンプ
51:第2送液ポンプ
60:第1フィルタ
61:第2フィルタ
70:濾過バッグ
31,71,73:薬液
72:薬液供給源
72r:リザーバー
72a:第1チューブ
72b:封止端部
74:接合チューブ
74a:封止部
80:接合部
90:重量計(計量装置)
200:無菌充填装置
210:充填ポンプ部
220:無菌接合部
230:無菌封止部
Ml,M2:表示(マーカ)
h:液面高さ
10:充填ポンプ
20:無菌接合部
21:第1のチューブ保持具
22:第2のチューブ保持具
21a:ホルダー
21b:ヒンジ
21c:蓋体
21d,21e:溝
22:第2のチューブ保持具
22a:ホルダー
22b:ヒンジ
22c:蓋体
22d,22e:溝
23:切断手段
230:無菌封止部
23a:切断板
23b,23c:端子
25:無菌封止部
25a:加熱部材
30:撹拌調製バッグ
40:充填バッグ
40a:第2チューブ
40b:封止端部
40c:バッグ本体
42:ポート
50:第1送液ポンプ
51:第2送液ポンプ
60:第1フィルタ
61:第2フィルタ
70:濾過バッグ
31,71,73:薬液
72:薬液供給源
72r:リザーバー
72a:第1チューブ
72b:封止端部
74:接合チューブ
74a:封止部
80:接合部
90:重量計(計量装置)
200:無菌充填装置
210:充填ポンプ部
220:無菌接合部
230:無菌封止部
Ml,M2:表示(マーカ)
h:液面高さ
Claims (6)
- 薬液が充填されたリザーバー及び前記リザーバー内の前記薬液を送液するための第1チューブを有する薬液供給源と、
前記薬液を充填可能なバッグ本体及び前記バッグ本体内と連通した第2チューブを有する充填バッグと、
前記薬液供給源の前記第1チューブ及び前記充填バッグの前記第2チューブを無菌的に接合する無菌接合部と、
前記無菌接合部によって接合された前記第1チューブと前記第2チューブを介して、前記薬液供給源から供給される前記薬液を規定量だけ前記充填バッグに充填する充填ポンプと、
前記規定量の前記薬液が前記充填バッグに充填された後に、前記第1チューブ及び前記第2チューブから形成された流路を無菌的に封止する無菌封止部と、
を備える、無菌充填システム。 - 前記充填ポンプが前記薬液を前記充填バッグに充填しているときに、前記充填バッグに充填された前記薬液の量を計量する計量装置を更に備え、
前記充填ポンプは、前記計量装置が計量した前記薬液の量に基づいて充填量を調整する、請求項1に記載の無菌充填システム。 - 前記充填ポンプは、前記薬液を前記充填バッグに充填するときに、単位時間当たりの充填量を、前記規定量に近づいたときに低減させる、請求項1又は2に記載の無菌充填システム。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の無菌充填システムを用いた無菌充填方法であり、
前記無菌接合部が、前記薬液供給源の前記第1チューブ及び前記充填バッグの前記第2チューブを無菌的に接合するステップと、
前記充填ポンプが、前記無菌接合部によって接合された前記第1チューブと前記第2チューブを介して、前記薬液供給源から供給される前記薬液を前記規定量だけ前記充填バッグに充填するステップと、
前記無菌封止部が、前記規定量の前記薬液が前記充填バッグに充填された後に、前記第1チューブ及び前記第2チューブから形成された前記流路を無菌的に封止するステップと、
を含む、無菌充填方法。 - リザーバー及び前記リザーバー内と連通した第1チューブを有する薬液供給源から供給される薬液を、バッグ本体と、前記バッグ本体内と連通した第2チューブと、を有する充填バッグに無菌的に充填するための無菌充填装置であって、
前記薬液供給源の前記第1チューブ及び前記充填バッグの前記第2チューブを無菌的に接合する無菌接合部と、
前記無菌接合部によって接合された前記第1チューブと前記第2チューブを介して、前記薬液供給源から供給される前記薬液を規定量だけ前記充填バッグに充填する充填ポンプと、
前記規定量の前記薬液が前記充填バッグに充填された後に、前記第1チューブと前記第2チューブとから形成された流路を無菌的に封止する無菌封止部と、
を備える、無菌充填装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の無菌充填システムを用いて薬液充填済みバッグを製造する方法であって、
前記無菌接合部が、前記薬液供給源の前記第1チューブ及び前記充填バッグの前記第2チューブを無菌的に接合するステップと、
前記充填ポンプが、前記無菌接合部によって接合された前記第1チューブと前記第2チューブを介して、前記薬液供給源から供給される前記薬液を前記規定量だけ前記充填バッグに充填するステップと、
前記無菌封止部が、前記規定量の前記薬液が前記充填バッグに充填された後に、前記第1チューブ及び前記第2チューブから形成された前記流路を無菌的に封止して薬液充填済みバッグを形成するステップと、
を含む、薬液充填済みバッグを製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019056993A JP2020158128A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | 無菌充填システム、無菌充填方法、無菌充填装置及び薬液充填済みバッグを製造する方法 |
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JP2019056993A Pending JP2020158128A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | 無菌充填システム、無菌充填方法、無菌充填装置及び薬液充填済みバッグを製造する方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2019
- 2019-03-25 JP JP2019056993A patent/JP2020158128A/ja active Pending
Patent Citations (6)
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