JP2020157508A - 複数潜像を有する画像形成体 - Google Patents

複数潜像を有する画像形成体 Download PDF

Info

Publication number
JP2020157508A
JP2020157508A JP2019057118A JP2019057118A JP2020157508A JP 2020157508 A JP2020157508 A JP 2020157508A JP 2019057118 A JP2019057118 A JP 2019057118A JP 2019057118 A JP2019057118 A JP 2019057118A JP 2020157508 A JP2020157508 A JP 2020157508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
fine
line
latent
latent image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019057118A
Other languages
English (en)
Inventor
毅之 兵頭
Tsuyoshi Hyodo
毅之 兵頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Printing Bureau
Original Assignee
National Printing Bureau
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Printing Bureau filed Critical National Printing Bureau
Priority to JP2019057118A priority Critical patent/JP2020157508A/ja
Publication of JP2020157508A publication Critical patent/JP2020157508A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)

Abstract

【課題】観察角度を変えることによって複数の潜像が視認できる画像形成体において、ルーペ等で拡大して観察した際に有意情報が視認できるといった更なる偽造防止効果を備えた複数潜像を有する画像形成体を提供する。【解決手段】基材2’上の少なくとも一部に、基材2’を傾けた際に視認できる複数の潜像模様が形成された画像領域3’を有し、画像領域3’は、互いに異なる方向に配列される凹及び/又は凸形状の第nの微細画線群(nは2以上の自然数)から成り、第nの微細画線群は、同一の方向性を持って配列される凹及び/又は凸形状の断面形状の異なる複数の第nの潜像微細画線と第nの背景微細画線により第nの潜像模様を形成し、第1〜第nの微細画線群によって少なくとも一つ以上の有意情報16が形成している。【選択図】図11

Description

本発明は、光反射性又は光透過性基材を用いた複数潜像を有する画像形成体に関する。特に、銀行券、硬貨、メダル、株券、有価証券、通行券、パスポート、商品券、カード等の偽造や複写を防止する必要性のある貴重製品に適用される。
セキュリティ製品における真偽判別は、基材の表面に回折格子やホログラムを記録したシール等の貼付又は埋め込み等により、その真正性の保証をしている。しばらく、これらはセキュリティ製品の真贋を判別するのに有効であったが、この技術は回折光による視覚効果によるものであるため、近年の微細構造の解析技術の向上や微細加工技術の普及に伴い偽造防止効果が低下しつつある。
一方、近頃は偽造や模造に対する防止効果が高いとされる、回折格子の断面形状にブレーズド格子を利用することが種々提案されている。この技術は鋸歯状断面の各表面で反射が起こるため、技術的に偽造や模造が困難で、偽造品や類似品に対しても有効であり、一般的な技術で施された回折格子やホログラムに比べて高い精度で判別することができる。その一例として、回折格子の配置により、表示画像を構成する回折格子パターンにおいて、少なくとも一部分の回折格子が左右対称でない断面形状であるブレーズド格子を含む物品が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、本出願人は、光反射性層の上に積層された光透過性層に、深度を変化させた線群又は点群の深度を背景部と潜像部とで変化させ、真上から観察した際には深い部分は暗くなり、潜像が観察され、また、傾けた際には深い部分の反射面積が大きくなることで明るくなり、コントラストの差によって潜像が観察される画像形成体を提案している(例えば、特許文献2参照)。
また、本出願人は、基材にエンボス加工又は凹版印刷による凸部を形成し、その凸部の断面形状の一部を変形させることで、凸部の画線に当たる光の反射状態により生じる明暗の差による潜像を特定の方向のみから視認する、印刷又は表示画像の作製方法及び該作製方法により作製された画像表示体を提案している(例えば、特許文献3参照)。
さらに、本出願人は、同一の方向性を有する凹及び/又は凸形状の画線の断面形状の傾斜角度を変化させることで複数の潜像模様を形成し、正反射光下で観察すると凹及び/又は凸形状の画線の断面形状の傾斜角度の違いにより、凹及び/又は凸形状の画線に当たる光の反射状態により生じる明暗の差で複数の潜像模様が視認できる複数潜像を有する画像形成体を提案している。(例えば、特許文献4参照)
特許第4774687号公報 特許第4604206号公報 特許第3718742号公報 特許第5975256号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、2種類のブレーズド格子を用いるか、又は2種類のブレーズド格子を複数組用いて、2種類の絵柄や文字を表現するものであり、限られた情報パターンの表現しかできないという課題があった。
また、特許文献2の技術は、潜像を付与するために深度差をつける必要があり、鮮明な潜像を付与するためには深度を相当深くする必要があるため、基材の強度が低下するという課題があった。また、潜像の観察についても、正対での観察は濃度差があるものの、複数の潜像が同時に観察されるため視認性が著しく低下することになるし、また、傾けた際の反射光による観察においても同様に視認性が低下するという課題があった。
また、特許文献3の技術は、基材にエンボス加工又は凹版印刷による凸部の形成、その凸部の断面形状を変形させることで反射光の明暗差を生じさせ潜像を視認するものであるが、潜像が単体でしか付与できないという課題があった。
さらに、特許文献4の技術は、特許文献1から特許文献3までの課題を解決することを目的とした技術であり、基材の強度を低下させることなく複数の潜像を形成することができるものの、あくまで複数の潜像画像が切り替わって視認されるものであり、偽造防止効果が向上するものではなかった。
上記課題を解決するために、基材上の少なくとも一部に、基材を傾けた際に視認できる複数の潜像模様が形成された画像領域を有し、画像領域は、互いに異なる方向に配列される凹及び/又は凸形状の第1の微細画線群、第2の微細画線群、・・・、第nの微細画線群(nは2以上の自然数)から成り、第1の微細画線群は、同一の方向性を持って配列される凹及び/又は凸形状の断面形状の異なる複数の第1の潜像微細画線と第1の背景微細画線により第1の潜像模様を形成し、第2の微細画線群は、同一の方向性を持って配列される凹及び/又は凸形状の断面形状の異なる複数の第2の潜像微細画線と第2の背景微細画線により第2の潜像模様を形成し、第nの微細画線群は、同一の方向性を持って配列される凹及び/又は凸形状の断面形状の異なる複数の第nの潜像微細画線と第nの背景微細画線により第nの潜像模様を形成し、第1〜nの微細画線群によって少なくとも一つの有意情報が形成された複数潜像を有する画像形成体とした。
また、第1〜nの潜像微細画線及び第1〜nの背景微細画線の幅が5μm〜500μm、凹形状の深さ及び/又は凸形状の高さが0.5μm〜500μmである複数潜像を有する画像形成体とした。
さらに、画像領域に有意情報が複数形成され、有意情報の少なくとも一つが、配置角度、配置される位相又は形状のいずれかが異なる複数潜像を有する画像形成体とした。
本発明の複数潜像を有する画像形成体は、基材の強度を低下させることなく複数の潜像模様が形成できることに加え、潜像を形成する画線をルーペ等の拡大鏡にて観察すると有意情報が視認できるという効果を奏する。
また、本発明の複数潜像を有する画像形成体は、有意情報の中に配置角度や位相、形状の異なるものを含むことで、更なる偽造防止効果を付与することができるといった効果を奏する。
さらに、本発明の複数潜像を有する画像形成体は、画線の形状としては凹又は凸形状のどちらでもよく、加えて、潜像模様を形成するための画線の配列状態が同一の方向性を有していればよいので画線構成に限定されることがなく、自由度の高い画線を設計することができるという効果を奏する。
本発明における画像形成体の構成を示す概略図 画像形成体における第1の画線群の構成を示す概略図 画像形成体における第1の潜像微細画線と第1の背景微細画線の配置を示す概略図 画像形成体における第1の潜像微細画線と第1の背景微細画線の断面形状を示す概略図 画像形成体における第1の画線群の効果を示す図 画像形成体における第2の画線群の構成を示す概略図 画像形成体における第2の潜像微細画線と第2の背景微細画線の配置を示す概略図 画像形成体における第2の潜像微細画線と第2の背景微細画線の断面形状を示す概略図 画像形成体における第2の画線群の効果を示す図 画像形成体の効果を示す図 実施の形態1における画像形成体の構成を示す概略図 実施の形態1における第1の画線群の構成を示す概略図 実施の形態1における画像形成体の第1の潜像微細画線と第1の背景微細画線の配置を示す概略図 実施の形態1における画像形成体の第1の潜像微細画線と第1の背景微細画線の断面形状を示す概略図 実施の形態1における第2の画線群の構成を示す概略図 実施の形態1における画像形成体の第2の潜像微細画線と第2の背景微細画線の配置を示す概略図 実施の形態1における画像形成体の第2の潜像微細画線と第2の背景微細画線の断面形状を示す概略図 実施の形態1における画像形成体の効果を示す図 実施の形態1における画像形成体の別の例を示す図 実施の形態1における有意情報の別の形成例を示す図 実施の形態2における有意情報の形成例と画線群の配置を示す概略図 実施の形態2における有意情報の向きを変化させた画線群の配置を示す概略図 実施の形態2における有意情報の位相を変化させた画線群の配置を示す概略図 実施の形態2における有意情報の一部形態を変化させた画線群の配置を示す概略図 実施の形態2における有意情報の形態を変化させた画線群の配置を示す概略図
本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。しかしながら、本発明は以下に述べる発明を実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている技術の範囲内であれば、その他様々な実施の形態が含まれる。なお、全ての図面を通じて、同様の機能となる構成要素には同一の符号を付している。また、重複する説明は省略している。本明細書では凹形状画線を用いて説明するが、当然、凸形状画線についても同様である。
本発明の基本となる構成及び原理は特許文献4の技術と同様であることから、それらについて簡単に説明する。
図1(a)に特許文献4の技術に記載される一つの複数潜像を有する画像形成体(1)を示す。複数潜像を有する画像形成体(1)は、基材(2)上の少なくとも一部の領域に、複数の潜像模様が形成された画像領域(3)を備えている。
画像領域(3)は、図1(b)に示す第1の微細画線群(4)と、図1(c)に示す第2の微細画線群(5)から成り、第1の微細画線群(4)と第2の微細画線群(5)は異なる方向に配置される。
ここで、第1の微細画線群(4)について、図2を用いて説明する。図2(a)は第1の微細画線群(4)を示した図であり、第1の微細画線群(4)は、図2(b)に示す複数の第1の潜像微細画線(6)と、図2(c)に示す複数の第1の背景微細画線(7)から成る。
第1の潜像微細画線(6)及び第1の背景微細画線(7)は、同一の方向性を持って配置された凹及び/又は凸形状の画線であり、ここでいう同一の方向性とは第1の潜像微細画線(6)及び第1の背景微細画線(7)の始点から終点へ向かう方向が全て同じ方向であることを指し、図2(b)及び図2(c)においてはS1方向のことを指す。
図2(b)に示すように第1の潜像微細画線(6)は、S1方向という同一の方向性を持ってS1方向及びS2方向に複数配置され、点線で囲まれている第1の潜像部(8)を形成している。なお、点線は説明の便宜上示しているものであり、実際に形成されているものではない。
同様に図2(c)に示すように第1の背景微細画線(7)は、点線で囲まれている第1の背景部(9)を形成している。
また、第1の潜像部(8)と第1の背景部(9)にて第1の潜像模様(図示せず)を形成しており、ここでいう第1の潜像模様はアラビア数字の1である。
図3(a)及び図3(b)は、第1の潜像微細画線(6)及び第1の背景微細画線(7)のそれぞれの配列状態を示したものである。
第1の潜像微細画線(6)及び第1の背景微細画線(7)の画線幅は、ともにW1であり、始点から終点へ向かってS1方向に伸びている。また、第1の潜像微細画線(6)及び第1の背景微細画線(7)ともにS1方向にピッチがP1、S2方向にピッチがP2で複数配列されている。
ここでは第1の潜像微細画線(6)及び第1の背景微細画線(7)の画線幅を全て同じとした例で説明したが、第1の潜像微細画線(6)及び第1の背景微細画線(7)の中に画線幅が異なるものがあってもよい。
ただし、画線幅が異なると画線からの反射光量及び/又は透過光量に差が発生し、観察される第1の潜像部(8)及び第1の背景部(9)の中で明暗差が生じるため、全て同じ画線幅であることが好ましい。
また、画線幅は5〜500μm、画線深さ又は高さは0.5〜500μmが望ましい。本発明における複数潜像を有する画像形成体(1)は、画線に当たる光の反射光量により生じる明暗の差により潜像模様を出現させるものであるので、画線の傾斜角度、画線幅及び/又は画線深さを変化させると、画線に入射する光に対して反射及び/又は透過する光の方向が変化することになり、観察者(11)が入射する光に対して反射及び/又は透過する光を捉えることができる限界として、画線幅は5μm、画線深さは0.5μmとしている。
また、画線幅の上限については、肉眼にて画線が視認できない範囲を500μmとしているが、最適な範囲は複数潜像を有する画像形成体(1)を付与できる面積の大きさによって変動する。銀行券や商品券といった人が手に持って観察する製品に複数潜像を有する画像形成体(1)を付与する場合であれば、付与できる面積がある程度制限されることから画線幅は100μm以下とすることが好ましい。一方、ポスターなど付与できる面積が大きなものであれば、画線幅は500μm以下とすることが好ましい。
第1の微細画線群(4)の断面形状と視認原理について図4及び図5を用いて説明する。図4は第1の潜像微細画線(6)と第1の背景微細画線(7)の断面形状を示した図である。ここで、図4(a)は第1の潜像微細画線(6)を示した図であり、図4(a)中のX−X’線の断面図を示したものが図4(b)であり、図4(b)における第1の潜像微細画線(6)は、断面形状の傾斜角度としてαを有している。また、図4(c)は第1の背景微細画線(7)を示した図であり、図4(c)中のY−Y’線の断面図を示したものが図4(d)であり、図4(d)における第1の背景微細画線(7)は、断面形状の傾斜角度としてβを有している。
第1の潜像微細画線(6)と第1の背景微細画線(7)は、画線が微細であるため、拡散反射光下では反射光量及び/又は透過光量に大きな差は生じない。しかし、前述のとおり断面の傾斜角度が異なることから、反射光下及び/又は透過光下で観察した際には、第1の潜像微細画線(6)と第1の背景微細画線(7)にて光を反射及び/又は透過する面積及び方向が異なり、反射光量及び/又は透過光量に差が生じる。なお、ここでは断面形状が直線の例で示したが、断面形状の傾斜角度の違いにより反射光量及び/又は透過光量に差が生じる構成であれば、断面形状を曲線とすることも可能である。
次に、図5(a)に示す第1の微細画線群(4)を、図5(b)に示すように光源(10)からの拡散反射光が支配的な角度で観察者(11)が観察すると、第1の潜像微細画線(6)と第1の背景微細画線(7)からの反射光量に大きな差はないため、図5(c)に示すように特に模様は視認されない。
一方、第1の微細画線群(4)が有する同一の方向性であるS1方向と直行するS2方向にて、光源(10)からの正反射光が支配的な角度及び/又は透過光下にて観察者(11)が観察すると、第1の潜像微細画線(6)と第1の背景微細画線(7)からの反射光量及び/又は透過光量に差が生じるため、第1の潜像部(8)と第1の背景部(9)にて明暗差が生じ、図5(d)に示すように第1の潜像模様(100)が視認される。
第1の潜像微細画線(6)は、断面形状の傾斜角度が全て同じであることが好ましい。前述のとおり断面形状の傾斜角度が異なると、反射光量及び/又は透過光量に差が生じるため、第1の潜像微細画線(6)中に断面形状の傾斜角度が異なるものがあると、第1の潜像部(8)内にて明暗差が生じるためである。画線幅を同じとすることが好ましい理由も同様であり、断面形状の傾斜角度が同じでも画線幅が異なると観察角度によって反射面積に差が生じ、結果として反射光量及び/又は透過光量に差が生じるためである。同様の理由にて、第1の背景微細画線(7)は、断面形状の傾斜角度が全て同じであることが好ましい。
また、画線の断面形状の傾斜角度の違いにより生じる反射光量及び/又は透過光量の差を利用していることから、第1の潜像微細画線(6)と第1の背景微細画線(7)は、互いに重ならないように配置する必要がある。
次に、第2の微細画線群(5)について、図6を用いて説明する。図6(a)は第2の微細画線群(5)を示した図であり、図6(b)に示す複数の第2の潜像微細画線(12)と、図6(c)に示す複数の第2の背景微細画線(13)から成る。
第2の潜像微細画線(12)及び第2の背景微細画線(13)は、同一の方向性を有して配置された凹及び/又は凸形状の画線であり、図6(b)及び図6(c)ではS2方向のことを指す。図6(b)に示すように第2の潜像微細画線(12)は、S2方向という同一の方向性を有して、S1方向及びS2方向に複数配置され、第2の潜像部(14)を形成している。同様に、図6(c)に示すように第2の背景微細画線(13)は、第2の背景部(15)を形成している。
また、第2の潜像部(14)と第2の背景部(15)で第2の潜像模様(図示せず)を形成しており、ここでいう第2の潜像模様は、アラビア数字の2である。
図7(a)及び図7(b)は、それぞれ第2の潜像微細画線(12)及び第2の背景微細画線(13)の配列状態を示したものである。第2の潜像微細画線(12)及び第2の背景微細画線(13)ともに幅はW1であり、始点から終点へ向かってS2方向に伸びている。また、第2の潜像微細画線(12)及び第2の背景微細画線(13)ともにS2方向にピッチがP3、S1方向にピッチがP4で複数配列されている。第2の潜像微細画線(12)及び第2の背景微細画線(13)の画線幅については、第1の潜像微細画線(6)及び第1の背景微細画線(7)と同様であるので説明は省略する。
図8は、第2の潜像微細画線(12)及び第2の背景微細画線(13)の断面形状の傾斜角度を示した図である。また、図9は、第2の潜像模様(200)の視認原理を示した図であるが、原理は第1の潜像模様(100)と同様であるので省略する。
なお、ここで第2の潜像微細画線(12)の断面形状の傾斜角度は、第1の潜像微細画線(6)の断面形状の傾斜角度と同じα、第2の背景微細画線(13)の断面形状の傾斜角度は、第1の背景微細画線(7)の断面形状の傾斜角度と同じβとしたが、第2の潜像微細画線(12)と第2の背景微細画線(13)の断面形状の傾斜角度が異なっていれば第1の潜像微細画線(6)と第2の潜像微細画線(12)の断面形状の傾斜角度は同じであっても異なっていてもよい。第1の背景微細画線(7)と第2の背景微細画線(13)の断面形状の傾斜角度も同様に同じであっても異なっていてもよい。
図10(a)に第1の微細画線群(4)と第2の微細画線群(5)を基材(2)上に形成した複数潜像を有する画像形成体(1)を示す。この複数潜像を有する画像形成体(1)をS1方向から反射光が支配的な角度及び/又は透過光下で観察すると、第1の潜像模様(100)が視認できる。また、S2方向から反射光が支配的な角度及び/又は透過光下で観察すると、第2の潜像模様(200)が視認できる。
ここでは、第1の潜像模様(100)がアラビア数字の1、第2の潜像模様(200)がアラビア数字の2として説明したが、あくまで一例であり、これに限定されるものではなく、潜像として表現したい図柄に合わせて画線の配置を適宜設計すればよい。
また、画線群の方向についても2方向に配置される例について説明したが、3方向以上の画線群を用いて形成することも可能である。画線群の数が増えるとそれに伴い潜像模様の数も増加する。
特許文献4の複数潜像を有する画像形成体(1)を構成する基材(2)としては、少なくとも光反射性を有する必要があり、光反射性を有していない場合は、画線の断面の傾斜角度の差を保持するように基材(2)上に光反射層を付与する必要がある。また、基材が光透過性をも有している場合は前述した透過光下での観察も可能となる。
特許文献4の複数潜像を有する画像形成体(1)において、第1の微細画線群(4)及び第2の微細画線群(5)の作成方法としては、直接加工する方法、加工した物を原版として型取り(転写)する方法、印刷による方法、他の工程で形成した画線部を基材に貼り付ける方法などがあり、画線を形成できるものであれば形成方法は特に限定されない。直接加工する方法としては、機械彫刻、レーザ彫刻といった各種彫刻方法又はエンボスによるものがあり、転写方法としては、射出成型、ナノインプリントといった各種型取り方法により成型される。また、成型物が光反射性を有していない場合、加工前及び/又は加工後に断面の傾斜角度の差を保持するように、オフセット印刷方式、スパッタリング法などにより、光反射層を付与する。
以上が本発明の基本となる構成及び原理である。続いて、本発明の複数潜像を有する画像形成体(1’)について説明する。
(実施の形態1)
前述の基本となる構成に加え、さらに、画像領域(3’)を形成する第1の微細画線群(4’)及び第2の微細画線群(5’)によって有意情報(16)を形成したものである。
図11に有意情報(16)を形成した画像形成体を示す。図11(a)に示す画像形成体(1’)は、図11(b)に示す第1の微細画線群(4’)と第2の微細画線群(5’)から成る。
図11(d)は画像領域(3’)の一部を拡大した図であり、第1の微細画線群(4’)と第2の微細画線群(5’)により有意情報(16)であるアルファベットのHが形成されており、詳細には第1の潜像微細画線(6’)及び/又は第1の背景微細画線(7’)と第2の潜像微細画線(12’)と第2の背景微細画線(13’)にて有意情報(16)を形成している。この有意情報(16)を形成する第1の潜像微細画線(6’)、第1の背景微細画線(7’)、第2の潜像微細画線(12’)及び第2の背景微細画線(13’)はいずれも微細な画線幅であることから肉眼では視認し難く、形成される有意情報(16)も肉眼では視認し難いものとなっている。
また、有意情報(16)は肉眼では視認し難く、ルーペなど拡大鏡を使用した時に視認できることで真偽判別要素として活用できるため、有意情報(16)の大きさは小さい方が効果は高まる。銀行券や商品券といった人が手に持って観察する製品に複数潜像を有する画像形成体(1’)を付与する場合、少なくとも有意情報(16)の大きさは、垂直方向の最大長さ(T1)及び水平方向の最大長さ(L1)を1,200μm以下とすることが真偽判別要素として活用するためには好ましい。
次に、図12(a)に第1の微細画線群(4’)の配列状態を示し、図12(b)に第1の潜像微細画線(6’)の配列状態、そして、図12(c)に第1の背景微細画線(7’)の配列状態を示す。ここで、第1の微細画線群(4’)で形成される第1の潜像模様はアルファベットのTとした。
図13(a)及び図13(b)は、第1の潜像微細画線(6’)及び第1の背景微細画線(7’)の配列状態を示したものである。
第1の潜像微細画線(6’)及び第1の背景微細画線(7’)ともに、画線幅はW10であり、始点から終点へ向かってS10方向に伸びている。また、第1の潜像微細画線(6’)及び第1の背景微細画線(7’)ともにS10方向にピッチがP10、S20方向にピッチがP20で複数配列されている。
図14は、第1の潜像微細画線(6’)と第1の背景微細画線(7’)の断面形状を示した図である。ここで、図14(a)は第1の潜像微細画線(6’)を示した図であり、図14(a)中のX−X’線の断面図を示したものが図14(b)であり、図14(b)における第1の潜像微細画線(6’)は、断面形状の傾斜角度としてα’を有している。また、図14(c)は第1の背景微細画線(7’)を示した図であり、図14(c)中のY−Y’線の断面図を示したものが図14(d)であり、図14(d)における第1の背景微細画線(7’)は、断面形状の傾斜角度としてβ’を有している。
次に、図15(a)に第2の微細画線群(5’)の配列状態を示し、図15(b)に第2の潜像微細画線(12’)の配列状態、そして、図15(c)に第1の背景微細画線(13’)の配列状態を示す。ここで、第2の微細画線群(5’)で形成される第2の潜像模様はアルファベットのEとした。
図16(a)及び図16(b)は、第2の潜像微細画線(12’)及び第2の背景微細画線(13’)の配列状態を示したものである。
第2の潜像微細画線(12’)及び第2の背景微細画線(13’)ともに画線幅はW10であり、始点から終点へ向かってS20方向に伸びている。また、第2の潜像微細画線(12’)及び第2の背景微細画線(13’)ともにS20方向にピッチがP30、S10方向にピッチがP40で複数配列されている。ここで、図17は第2の潜像微細画線(12’)と第2の背景微細画線(13’)の断面形状を示した図である。
図17(a)は第2の潜像微細画線(12’)を示した図であり、図17(a)中のX−X’線の断面図を示したものが図17(b)であり、図17(b)における第2の潜像微細画線(12’)は、断面形状の傾斜角度としてα’を有している。また、図17(c)は第2の背景微細画線(13’)を示した図であり、図17(c)中のY−Y’線の断面図を示したものが図17(d)であり、図17(d)における第2の背景微細画線(13’)は、断面形状の傾斜角度としてβ’を有している。
次に、図18は複数潜像を有する画像形成体(1’)を観察した時の図であり、この複数潜像を有する画像形成体(1’)をS10方向から反射光が支配的な角度及び/又は透過光下で観察すると、第1の潜像模様(100’)であるアルファベットのTが視認できる。また、S20方向から反射光が支配的な角度及び/又は透過光下で観察すると、第2の潜像模様(200’)であるアルファベットのEが視認できる。
本実施の形態では、第1の微細画線群(4’)と第2の微細画線群(5’)により、複数の有意情報(16)が形成される例で説明したが、必ずしも複数の有意情報(16)を形成する必要はなく、例えば、図19に示すように画像領域(3’)中に一つだけ有意情報(16)を形成した場合においても真偽判別要素として機能するため、少なくとも一つ以上の有意情報(16)が形成されていればよい。
ここまで、本実施例では2方向の微細画線群にて構成する例を説明してきたが、当然、3方向以上の微細画線群にて構成することも可能である。
図20に3方向以上の微細画線群にて形成される有意情報(16)の例を示す。図20(a)に示す四角の中にバツ印といった有意情報(16)は、4方向の微細画線群にて形成されている。また、図20(b)に示す星型の有意情報(16)は、5方向の微細画線群にて形成されている。これらは有意情報(16)の一例であり、形成したい有意情報(16)に応じて微細画線群の数及び配列される方向を適宜設計すればよい。
また、3方向以上の微細画線群で有意情報(16)を形成する時に、微細画線群の中に有意情報(16)を形成しない微細画線群を備える構成も可能である。
実施の形態1の複数潜像を有する画像形成体(1’)を構成する基材は、段落(0049)に記載の特許文献4の基材と同様の基材を用いればよい。
また、実施の形態1の複数潜像を有する画像形成体(1’)の第1の微細画線群(4)及び第2の微細画線群(5)の作成方法としては、段落(0050)に記載の特許文献4と同様の作成方法を用いればよい。
(実施の形態2)
実施の形態1は同じ有意情報(16)を少なくとも一つ形成する形態であるが、別の実施の形態として、微細画線群で構成される有意情報(16)を複数形成した中に、他の有意情報(16)とは向きや位相などが異なるものを含む形態について以下に説明する。
図21(a)は前述した第1の実施の形態の複数潜像を有する画像形成体(1’)であり、5つの微細画線群で複数の星型の有意情報(16)を規則的に形成した例である。この星型の有意情報(16)は、図21(b)に示すS13方向に同一の方向性を有して配列される第1の微細画線群(4’)、図21(c)に示すS23方向に同一の方向性を有して配列される第2の微細画線群(5’)、図21(d)に示すS33方向に同一の方向性を有して配列される第3の微細画線群(17)、図21(e)に示すS43方向に同一の方向性を有して配列される第4の微細画線群(18)及び図21(f)に示すS53方向に同一の方向性を有して配列される第5の微細画線群(19)にて構成される。
ここでは、第1から第5までの微細画線群における第1から第5までの潜像部及び第1から第5までの背景部について記載していないが、視認させたい潜像模様に応じて第1から第5までの潜像微細画線と第1から第5までの背景微細画線の位置を適宜設計すればよいため説明は省略し、第1から第5までの画線群は各々第1から第5までの潜像模様を形成しているものとする。
図22(a)は、第2の実施の形態の一例であり、図21(a)と同じように第1から第5までの微細画線群により複数の星型の有意情報(16)を規則的に形成しているが、図中の点線で示す部分に形成されている有意情報(16)は、他の有意情報を180度回転した配列となっている。これを第1から第5までの微細画線群ごとに示した図が図22(b)から図22(f)までであり、各々、図中点線で示した画線が図22(a)において180度反転した星型の有意情報(16)を形成している画線である。
図22(b)から図22(f)までの点線で囲まれる画線は、他の画線と異なる位相で配列しているが、同一の方向性を有している。本発明において重要なことは、一つの微細画線群内に配置される画線が全て同一の方向性を有して配列されることであり、その点加味した配列設計とすると十分な効果が得られる。ただし、位相をずらした画線を含んだ場合には潜像模様を視認する時に、模様内での明暗差が生じることから、その点、考慮した画線構成とする必要がある。
図23(a)は、規則的に形成された複数の有意情報の中に配列されるピッチが異なる有意情報(16)を形成した例であり、図23(b)から図23(f)までに示すように、第1から第5までの微細画線群は、各々の微細画線群内において同一の方向性を有して画線が配列される。
図24(a)は、規則的に形成された複数の有意情報の中に一部形状の異なる有意情報(16)を形成した例であり、点線で囲まれた有意情報(16)は、他の有意情報とは一部形状が異なっているが、図24(b)から図24(f)までに示すように第1から第5までの微細画線群は、各々の微細画線群内において同一の方向性を有して画線が配列されている。
図25(a)は、規則的に形成された複数の有意情報の中に形状の異なる有意情報(16)を形成した例であり、点線で囲まれた有意情報(16)は丸型となっており、他の星型の有意情報とは形状が異なっているが、図25(b)から図25(f)までに示すように第1から第5までの微細画線群は、各々の微細画線群内において同一の方向性を有して画線が配列されている。このように有意情報を形成する各々の微細画線群の配列される方向性が同じであれば、それらの配置を組み替えることで異なる有意情報を形成することも可能となる。
ここまで、星型と丸型といった形状の異なる例で説明したが、大きさの異なる相似形状の形で構成することも可能である。また、本実施の形態では星型の有意情報(16)を基本としてその一部を回転させることや、変形させる例で説明したが、有意情報(16)を形成する各々の微細画線群内で同一の方向性を有して画線が配列されれば、有意情報(16)は星型以外の形状にて形成してもよく、変形や回転等も適宜設計の範囲内である。また、それぞれを組み合わせることも可能である。
本実施の形態の複数潜像を有する画像形成体は、実施の形態1の複数潜像を有する画像形成体のように拡大鏡などで観察した時に有意情報が視認できるといった効果に加え、有意情報の中に配置の角度や位相又は形状等の異なるものが含まれることで、更なる偽造防止効果及び真偽判別効果を付与することが可能となる。
1、1’ 複数潜像を有する画像形成体
2、2’ 基材
3、3’ 画像領域
4、4’ 第1の微細画線群
5、5’ 第2の微細画線群
6、6’ 第1の潜像微細画線
7、7’ 第1の背景微細画線
8、8’ 第1の潜像部
9、9’ 第1の背景部
10 光源
11 観察者
12、12’ 第2の潜像微細画線
13、13’ 第2の背景微細画線
14、14’ 第2の潜像部
15、15’ 第2の背景部
16 有意情報
17 第3の微細画線群
18 第4の微細画線群
19 第5の微細画線群
100、100’ 第1の潜像模様
200、200’ 第2の潜像模様
P1、P2、P3、P4、P10、P20、P30、P40 ピッチ
W1、W10 画線幅
L1 水平方向の最大長さ
T1 垂直方向の最大長さ
α、β、α’、β’ 傾斜角度
S1、S10、S11、S12、S13、S2、S20、S21、S22、S23、S31、S32、S33、S41、S42、S43、S52、S53 方向

Claims (3)

  1. 基材上の少なくとも一部に、前記基材を傾けた際に視認できる複数の潜像模様が形成された画像領域を有し、前記画像領域は、互いに異なる方向に配列される凹及び/又は凸形状の第1の微細画線群、第2の微細画線群、・・・、第nの微細画線群(nは2以上の自然数)から成り、前記第1の微細画線群は、同一の方向性を持って配列される凹及び/又は凸形状の断面形状の異なる複数の第1の潜像微細画線と第1の背景微細画線により第1の潜像模様を形成し、前記第2の微細画線群は、同一の方向性を持って配列される凹及び/又は凸形状の断面形状の異なる複数の第2の潜像微細画線と第2の背景微細画線により第2の潜像模様を形成し、前記第nの微細画線群は、同一の方向性を持って配列される凹及び/又は凸形状の断面形状の異なる複数の第nの潜像微細画線と第nの背景微細画線により第nの潜像模様を形成し、前記第1〜nの微細画線群によって少なくとも一つの有意情報が形成されたことを特徴とする複数潜像を有する画像形成体。
  2. 前記第1〜nの潜像微細画線及び前記第1〜nの背景微細画線の幅が5μm〜500μm、凹形状の深さ及び/又は凸形状の高さが0.5μm〜500μmであることを特徴とする請求項1記載の複数潜像を有する画像形成体。
  3. 前記画像領域に前記有意情報が複数形成され、前記有意情報の少なくとも一つが、配置角度、配置される位相又は形状のいずれかが異なることを特徴とする請求項1又は2記載の複数潜像を有する画像形成体。
JP2019057118A 2019-03-25 2019-03-25 複数潜像を有する画像形成体 Pending JP2020157508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019057118A JP2020157508A (ja) 2019-03-25 2019-03-25 複数潜像を有する画像形成体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019057118A JP2020157508A (ja) 2019-03-25 2019-03-25 複数潜像を有する画像形成体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020157508A true JP2020157508A (ja) 2020-10-01

Family

ID=72641150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019057118A Pending JP2020157508A (ja) 2019-03-25 2019-03-25 複数潜像を有する画像形成体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020157508A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6976527B1 (ja) * 2021-05-12 2021-12-08 独立行政法人 国立印刷局 潜像印刷物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6976527B1 (ja) * 2021-05-12 2021-12-08 独立行政法人 国立印刷局 潜像印刷物
JP2022174860A (ja) * 2021-05-12 2022-11-25 独立行政法人 国立印刷局 潜像印刷物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI725172B (zh) 光開關裝置
JP5157115B2 (ja) 回折格子から成る表示体およびそれを応用した印刷物
EP3299854B1 (en) Display and labeled article
JP6068145B2 (ja) モアレ拡大素子
RU2060167C1 (ru) Удостоверяемый предмет, защитная метка, способ создания защитной метки и тонкая пленка для использования при производстве дифрагирующих защитных меток
EP3455083B1 (en) Security device and method of manufacture
JP4831320B2 (ja) 真贋識別構造
EP3872557A1 (en) A micro-optic film structure that alone or together with a security document or label projects images spatially coordinated with static images and/or other projected images
AU2016256954B2 (en) Optically variable security element
CN103068526A (zh) 防伪元件及具有这种防伪元件的有价文件
CN1646328B (zh) 具有宏观结构的安全元件
CZ200496A3 (cs) Název neuveden
RU2136508C1 (ru) Визуально идентифицируемый оптический элемент
EP2600332A1 (en) Multilayered security element with variable optical effect and a counterfeit-proof document
CN108790469B (zh) 光学防伪元件与防伪产品
JPWO2017068769A1 (ja) 表示体、および表示体付き物品、ならびに表示体の観察方法
JP4831321B2 (ja) 凹凸構造による隠し情報
JP4844822B2 (ja) 真贋識別構造
JP5481953B2 (ja) 表示体及びラベル付き物品
JP2009168928A (ja) 表示体及び表示体付き物品
JP2020157508A (ja) 複数潜像を有する画像形成体
JP5500548B2 (ja) 潜像画像形成体
JP4528933B2 (ja) 真偽判別可能な形成体及び作製方法
JP4734614B2 (ja) 線画を利用した真偽判別可能な印刷物
JP2021020403A (ja) 複数潜像を有する画像形成体