JP2020157368A - プレス装置の冷却制御方法およびプレス装置 - Google Patents

プレス装置の冷却制御方法およびプレス装置 Download PDF

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【課題】 プレス装置の冷却時に熱板等の加圧部材の温度を過剰に冷却され過ぎないようコントロールして設定した温度または設定した温度に近似した温度で降温することができるプレス装置の冷却制御方法およびプレス装置を提供する。【解決手段】 加熱および冷却される加圧部材22,24,25の間で被加工材Pの加圧を行うプレス装置11の冷却制御方法において、前記加圧部材22,24,25を冷却する冷却媒体流路30と、前記加圧部材22,24,25を加熱するヒータ26と、前記加圧部材の温度を検出する温度センサ29とが備えられ、前記加圧部材22,24,25の冷却時に前記冷却媒体流路30に冷媒を流通させるとともに、前記温度センサ29の検出値が設定された温度となるか設定された温度を下回ったときに前記ヒータ26による加熱制御を行う。【選択図】図2

Description

本発明は 加熱および冷却される加圧部材の間で被加工材の加圧を行うプレス装置の冷却制御方法およびプレス装置に関するものである。
本発明は 加熱および冷却される加圧部材の間で被加工材の加圧を行うプレス装置としては、特許文献1、特許文献2に記載されたものが知られている。特許文献1には、熱板内に複数の温度制御可能な電熱ヒータと熱媒体通路を設ける。そして、熱媒体の一部を冷却用熱交換機に流入させ冷却された熱媒体が高温の熱媒体と混合させる。冷却された熱媒体の混合割合と温度センサにより検出した温度を3方調整弁指令装置にフィードバックさせ予め定めた冷却速度を達成させる、ことが記載されている。
また特許文献2には、ホットプレスにおける熱板を加熱するための複数のヒータを嵌入した加熱孔と熱板を冷却するための複数の冷却孔を設け、該冷却孔に冷却フィンを螺旋状に設けた可撓性冷却管を嵌入させ、熱板の側面に生じる複数の可撓性冷却管の撓折部を包囲する空所をそなえた側縁板を各熱板の長手方向の両側面に固定し、該冷却孔において、外周冷却水路と内周冷却水路とを構成したことを特長とするホットプレスにおける熱板加熱冷却装置が記載されている。
更に特許文献3には、冷却に関する記載は無いが、ホットプレスにおける熱板を複数の制御ゾーンに分割して、それぞれの制御ゾーンに電熱ヒータを配置し、それぞれの制御ゾーンが互いに独立して加熱され得るように為す一方、それら各制御ゾーン毎に温度検出手段を配し、且つそれら各温度検出手段にてそれぞれ検出される各制御ゾーンの温度に基づいて、各制御ゾーンに設定される目標加熱温度の近傍で、それよりも低い温度を下限とする所定の温度領域内において各制御ゾーンの電熱ヒータに供給される電力をそれぞれ別個に低下せしめる電力低下手段を設けると共に、各制御ゾーンの電熱ヒータへの給電をそれぞれ制御し、各制御ゾーンの温度が前記目標加熱温度となるように熱板の各制御ゾーンの加熱を行なわしめる加熱制御手段を設けたことを特徴とする電熱型ホットプレス装置、が記載されている。
特開平5−131473号公報(請求項1、第3頁右下欄、第1図、第4図) 特開平2−224899公報(請求項1、第2図) 特開昭62−234695号公報(請求項1、第2図、第4図)
しかしながら特許文献1ないし特許文献3については、プレス装置の冷却時に熱板等の加圧部材の温度をどのようにすれば望ましい温度に制御可能かについては示唆がされていない。従ってプレス装置の冷却時については、設定した温度で降温できなかったり熱板等の加圧部材の各部において温度が不均一になるなどの問題があった。そしてとりわけ加熱保持工程に続いて行われる徐冷工程において熱板等の加圧部材が設定した温度で降温できなかったり熱板等の加圧部材の各部において温度が不均一になると被加工材の状態に悪影響を与えることもあった。
本発明では上記の問題を鑑みて、プレス装置の冷却時に熱板等の加圧部材の温度を過剰に冷却され過ぎないようコントロールして設定した温度または設定した温度に近似した温度で降温することができるプレス装置の冷却制御方法およびプレス装置を提供することを目的とする。またはプレス装置の冷却時に熱板等の加圧部材の各部において温度を略均一またはなるべくバラつきが少なくなるように温度制御することができるプレス装置の冷却制御方法およびプレス装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のプレス装置の冷却制御方法は、加熱および冷却される加圧部材の間で被加工材の加圧を行うプレス装置の冷却制御方法において、前記加圧部材を冷却する冷却媒体流路と、前記加圧部材を加熱するヒータと、前記加圧部材の温度を検出する温度センサとが備えられ、前記加圧部材の冷却時に前記冷却媒体流路に冷媒を流通させるとともに、前記温度センサの検出値が設定された温度となるか設定された温度を下回ったときに前記ヒータによる加熱制御を行うことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のプレス装置の冷却制御方法は、加熱および冷却される加圧部材の間で被加工材の加圧を行うプレス装置の冷却制御方法において、前記加圧部材を冷却する冷却媒体流路と、各制御ゾーンに配置され前記加圧部材を加熱するヒータと、前記各制御ゾーンに配置され前記加圧部材の温度を検出する温度センサとが備えられ、前記加圧部材の冷却時に前記冷却媒体流路に冷媒を流通させるとともに、いずれかの制御ゾーンの温度センサの検出値が他の制御ゾーンの温度センサの検出値を下回ったときに前記いずれかの制御ゾーンのヒータによる加熱制御を行うことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載のプレス装置の冷却制御方法は、請求項1または請求項2において、前記ヒータはカートリッジヒータであり前記温度センサの検出値により通電制御されることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載のプレス装置は、加熱および冷却される加圧部材の間で被加工材の加圧を行うプレス装置において、前記加圧部材を冷却する冷却媒体流路と、前記加圧部材を加熱するヒータと、前記加圧部材の温度を検出する温度センサと、前記加圧部材の冷却時の温度を設定する設定部と、前記加圧部材の冷却時に冷却媒体流路に冷媒を流通させ、前記センサの検出値が設定された温度が温度となるか設定された温度を下回ったときに前記ヒータによる加熱制御を行う制御装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項5に記載のプレス装置は、請求項4において、前記加圧部材は熱板であり、前記ヒータと前記温度センサは、前記熱板の各制御ゾーンに設けられていることを特徴とする。
本発明のプレス装置の冷却制御方法は、加熱および冷却される加圧部材の間で被加工材の加圧を行うプレス装置の冷却制御方法において、前記加圧部材を冷却する冷却媒体流路と、前記加圧部材を加熱するヒータと、前記加圧部材の温度を検出する温度センサとが備えられ、前記加圧部材の冷却時に前記冷却媒体流路に冷媒を流通させるとともに、前記温度センサの検出値が設定された温度となるか設定された温度を下回ったときに前記ヒータによる加熱制御を行うので、前記加圧部材の温度を過剰に下げ過ぎないようコントロールした冷却制御を行うことができる。
本実施形態のプレス装置の概略図である。 本実施形態のプレス装置の中間の熱板の構造を示す概略平面図である。 本実施形態のプレス装置の冷却工程を示すグラフである。
本発明の一実施形態であるプレス装置11について、図1を参照して説明する。プレス装置11は、加熱および冷却される加圧部材である熱板22,24,25の間で被加工材Pの加圧を行うプレス装置である。プレス装置11は、下部側に加圧機構の加圧シリンダ12を備えている。加圧シリンダ12は図示しないベースに固定されるか工場のピットの中に載置されている。本実施形態では加圧シリンダ12は油室13を備えた単動のシリンダであり、シリンダ筒14に対して昇降する円柱状のラム15を備えている。油室13にはポンプ等の油圧機構16が接続されている。
加圧シリンダ12の基台部17は矩形形状で所定の厚みを備えており、その四隅近傍にはそれぞれ縦方向に向けてタイバ18が締結されている。タイバ18の上部は、矩形形状の上盤19の四隅近傍に締結されている。そしてラム15の前端面は、可動盤20の背面に固定されている。矩形形状の可動盤20は、四隅近傍にタイバ挿通孔が設けられ、前記タイバ挿通孔に前記タイバ18が挿通されている。従って可動盤20は、ラム15の昇降に伴いタイバ18にガイドされて昇降移動可能となっている。なおプレス装置は、タイバ18を用いない構造のものでもよい。
可動盤20の上面には断熱板21等を介して下側の加圧部材である矩形の熱板22の裏面が固定されている。熱板22は所定の厚みを備え、上面が平面の成形面からなる盤体である。上盤19の下面には断熱板23等を介して上側の加圧部材である矩形の熱板24の裏面が固定されている。熱板24は所定の厚みを備え、下面が平面の成形面からなる盤体である。前記熱板22と熱板24の間には中間の加圧部材である熱板25が配置されている。中間の熱板25は所定の厚みを備え、上面と下面が平面の成形面からなる盤体である。また熱板25は、可動盤20の下降時には図示しない載置部に両端が載置される。なお加圧部材である熱板の枚数は2枚以上であれば限定されず、中間の熱板25が無く上下2枚の熱板だけのものや、或いは中間の熱板25が2枚以上あるものでもよい。
次に加圧部材である熱板22,24,25の加熱機構および冷却機構について図1、図2を参照して説明する。熱板22,24,25においては加熱機構および冷却機構はほぼ共通するので、図2の中間の熱板25の例で説明する。熱板25は各制御ゾーンが個別に温度制御可能となっている。具体的には本実施形態では熱板25は9つの制御ゾーンZ1〜Z9に制御ブロックが分割されている。なお制御ゾーンZ(熱板25等の温度を制御するブロック)の数については限定されず、1制御ゾーンであってもよく、2以上の複数の複数の制御ゾーン(例えば4、6、12、16ゾーン等)であってもよい。
そして熱板25の各制御ゾーンZ1〜Z9に該当する部分の内部には単独で制御可能なヒータ26がそれぞれ埋め込まれている。本実施形態ではヒータ26は、抵抗加熱式の電気ヒータである9本のカートリッジヒータが使用されている。本実施形態のカートヒータは、3つのゾーン26a、26b、26cごとに個別に温度制御可能なカートリッジヒータが使用されている。しかしヒータ26の種類は限定されず、各制御ゾーンに個別に対応するヒータを設けてもよい。またヒータ26はシーズヒータやバンドヒータ等の板状ヒータ、赤外線ヒータ等であってもよい。ヒータ26はヒータ制御装置を含む制御装置27の出力部28に接続されている。熱板25の各制御ゾーンZ1〜Z9に該当する部分の内部には、温度センサである熱電対29がそれぞれ取付けられている。前記熱電対29は制御装置の入力部46に接続されている。従って本実施形態では、各制御ゾーンZ1〜Z9ごとに、ヒータ26のゾーン26a,26b、26cのいずれかのゾーンと熱電対29が対応して設けられている。なお温度センサは測温抵抗体等でもよく、温度センサによる測定場所も熱板25等の表面や被加工材Pの温度を直接測定するものでもよい。
また熱板25等の内部には熱板25等の各制御ゾーンZ1〜Z9全体を冷却可能な冷却媒体流路30が形成されている。本実施形態では冷却媒体流路30は、入口30aから出口30bまでの間で往路部30c、屈曲部30d、復路部30eが順に接続された1系統の流路が設けられている。しかしながら冷却媒体流路30は前記各制御ゾーンZ1〜Z9の各ゾーンを冷却可能なものであれば直線状や渦巻き状等の他の形状の流路でもよい。また熱板25等の冷却媒体流路30の系統数も1系統に限定されず複数であってもよく、複数の系統が設けられている場合は、それぞれが少なくとも一つの制御ゾーンZをカバーする。
熱板の冷却媒体流路30には冷却媒体を供給する媒体供給装置31,32が接続されている。本実施形態では、冷却媒体はエアと水が使用されるので、プレス装置11の熱板25等には冷却用エア供給装置31と冷却水供給装置32が接続されている。そして冷却用エア供給装置31(コンプレッサ)と冷却水供給装置32は、プレス装置11の制御装置27の出力部28に接続され、制御装置27からの信号により作動が制御される。なお本発明の冷却媒体流路に供給される媒体は、限定されず、エア、水、油等の流体が単独または組み合わせて供給される。本実施形態では冷却媒体流路30は、エアと水の双方が供給されるが、加圧部材には媒体ごとに専用の冷却媒体流路を設けてもよい。また媒体が油の場合は同じ流路に加熱用の油と冷却用の油が送られるようにしてもよい。
プレス装置11の冷却用エア供給装置31は、供給するエアの温度制御が可能なものでも温度制御が不可能なものでもよく、エアの供給量も可変のものでも変更不可能なものでもよい。冷却用エア供給装置31に接続される供給側管路33には開閉バルブ34が設けられている。また前記供給側管路33の開閉バルブ34の先は、マニホールドブロック等からなる分岐部35となっており、前記分岐部35を介して各熱板25等の冷却媒体流路30の入口30aに向けて供給側管路36が接続されている。また各熱板25等の冷却媒体流路30の出口30bに接続される排出側管路37はマニホールドブロック等からなる集束部38を介して合流され、排出側管路39を介してドレン装置40等に接続されている。そして排出側管路39には開閉バルブ41が設けられている。
プレス装置11の冷却水供給装置32は、冷却水の温度制御可能なものでも温度制御不可能なものでもよく、冷却水の供給量も可変のものでも変更不可能なものでもよい。冷却水供給装置32に接続される供給側管路42には開閉バルブ43が設けられている。また前記供給側管路42の開閉バルブ43の先は、前記エアの供給にも使用されるマニホールドブロック等からなる分岐部35となっており、前記分岐部35を介して各熱板25等の冷却媒体流路30の入口30aに向けて供給側管路36が接続されている。また各熱板25等の冷却媒体流路30の出口30bに接続される排出側管路37は前記エアの排出にも使用されるマニホールドブロック等からなる集束部38を介して合流され、循環管路44を介して冷却水供給装置32に接続されている。そして循環管路44には開閉バルブ45が設けられている。
冷却水供給装置32は、冷却水の温度制御可能なものでも温度制御不可能なものでもよく、冷却水の供給量も可変のものでも変更不可能なものでもよい。冷却水供給装置32に接続される供給側管路42には開閉バルブ43が設けられている。また前記供給側管路42の開閉バルブ43の先は、前記エアの供給にも使用されるマニホールドブロック等からなる分岐部35となっており、前記分岐部35を介して各熱板25等の冷却媒体流路30の入口30aに向けて供給側管路36が接続されている。また各熱板25等の冷却媒体流路30の出口30bに接続される排出側管路37は前記エアの排出にも使用されるマニホールドブロック等からなる集束部38を介して合流され、循環管路44を介して冷却水供給装置32に接続されている。そして循環管路44には開閉バルブ45が設けられている。
プレス装置11の制御装置27については、入力部46と出力部28を備える他、演算処理部47と記憶部48を備えている。演算処理部47は、プレス装置11の熱板25等の温度制御を含めたシーケンス制御を行う。また特に演算処理部47は、本発明の関連では、熱板25等の冷却制御時に、温度センサである熱電対29の検出値に基づき、冷却媒体であるエアや水の供給量や温度の制御、ヒータ26のON・OFF制御等の温度制御を行う。これら本実施形態では熱板25等のこれら温度制御はPID制御により行われる。
制御装置27の記憶部48は、各種の成形条件や成形データが記憶されている部分である。記憶部48は、本発明の関連ではプレス装置11の熱板25等の冷却制御時の設定温度が記憶されている。また冷却制御に関するPID制御のプログラム等が記憶されている。また制御装置27の入力部46には設定入力や表示を行う設定部49が接続されている。設定部49は本発明の関連ではプレス装置11の熱板25等の冷却制御時の温度などを設定する機能を備えている。
またプレス装置11は、必要に応じて扉の付いたチャンバを備え、前記熱板25等はチャンバ内に配置されている。そしてチャンバには、チャンバ内を真空状態にするための真空ポンプまたはチャンバ内を不活性ガスで満たすための不活性ガスの供給装置等が接続されている。またプレス装置11には、必要に応じて被加工材Pの搬入装置や搬出装置が備えられる。
次にプレス装置の制御方法、とりわけ冷却制御方法について図3を参照して説明する。プレス装置11のシーケンス制御の制御開始に際しては、予め設定部49からプレス制御時の昇温工程、温度保持工程、冷却工程の各工程の設定温度(昇温温度、保持温度、降温温度)が設定されており、記憶部48に保存されている。本実施形態では、そのうち昇温工程の昇温温度と、冷却工程の降温温度については、温度と経過時間の関係から図3にグラフ表示されるようなスロープや温度カーブで設定がなされている。
次に熱板22および熱板25の成形面の上に被加工材Pがそれぞれ載置されると、図示しないチャンバ内を真空状態とするタイプのプレス装置11では扉が閉鎖され、真空ポンプによりチャンバ内が真空化される。また制御装置27からの指令によりプレス装置11の加圧シリンダ12が作動されラム15が上昇して、熱板22と熱板25の間、熱板25と熱板24の間でそれぞれプリント基板等の被加工材Pの加圧が行われる。この際の熱板22および熱板25への被加工材Pの載置から加圧開始直後までのいずれかのタイミングで昇温工程を開始する。昇温工程における熱板25等の昇温制御は、各制御ゾーンZ1〜Z9の制御ブロックごとに行われる。
具体的には各制御ゾーンZ1〜Z9の熱電対29の検出値を検出し、各制御ゾーンZ1〜Z9ごとに予め設定した昇温工程の昇温スロープとなるように制御装置27によりヒータ26のクローズドループ制御(PID制御)が行われる。本実施形態ではヒータ26の加熱制御は、ON・OFF制御により行われるが、サイリスタ等を用いてヒータに供給される電圧を制御するものでもよい。またプレス装置11の昇温工程はヒータ26による昇温以外に図示しない加熱媒体供給装置から加熱媒体を流路に供給するものを除外するものではない。
そして予め設定した時間T1に熱板25等の各制御ゾーンZ1〜Z9の温度が予め設定した保持工程の設定温度a1にまで上昇されると昇温工程は終了し、次に温度保持工程(加熱工程)に移行する。温度保持工程のヒータ26の制御については、昇温工程と基本的には同じであり、各制御ゾーンZ1〜Z9ごとに熱電対29の温度を検出して、保持工程の設定温度a1が維持されるようにヒータ26の加熱制御(PID制御)が行われる。この際に公知のサーモスタットに類する機能を用いてもよい。なお昇温工程と比較して温度保持工程(加熱工程)ではヒータ26がOFFとなっている時間が長くオーバーシュートが抑制されていることは言うまでもない。
そして予め設定した時間T2が経過すると温度保持工程(加熱工程)は終了し、次に冷却工程に移行する。本実施形態では冷却工程は2段階に分かれている。冷却工程は、最初に時間あたりの降温比率の小さい徐冷工程が行われ、その後に、時間あたりの降温比率の大きい急冷工程が行われる。徐冷工程では、エア供給装置から熱板の冷却媒体流路にエアを供給して熱板の冷却を行う。この際に上記したようにエアの温度や圧力を制御してもよく、またエアに水分を混ぜて霧状にするなどしてもよい。エアに水分を混ぜて霧状にして供給する場合は、冷却水供給装置32を作動させるとともに開度の調整機能を備えた開閉バルブ43の開度を調整して開くなどする。
本実施形態において冷却工程の前半に徐冷工程を設ける理由は、次のうちの少なくとも一つの理由による。
(1)高温加熱状態から熱板25等を急冷すると被加工材Pに収縮等による反りやひび割れ等の変形異常等を引き起こす可能性があり最初は徐冷したほうが良好な成形品が得られる。
(2)温度保持工程の熱板25等の温度が一定以上の高温状態で、熱板25等内の冷却媒体流路30に冷却水を供給すると急激な蒸気の発生により、冷却媒体流路30内が高圧状態となり、その結果、冷却水の供給が不可能となったり、対策用の設備コストが増大したりする。
(3)温度保持工程(加熱工程)の熱板25等の温度が一定以上の温度の状態で、熱板25等内の冷却媒体流路30に冷却水を供給すると、対策により例え急激な蒸気の発生の問題が解決できたとしても冷却媒体流路30の入口30a側の制御ゾーンZ1と出口30b側の制御ゾーンZ9では熱板25等の温度ムラが激しくなる。その結果、熱板25等や、熱板25等と供給側管路36等の接続部、または被加工材Pに悪影響が及ぼされる。
これらの理由から本実施形態では徐冷工程を設け、徐冷工程では冷却媒体流路30に水よりも熱伝導率が低いエアを供給する。大気圧よりも高圧のエアの供給は、制御装置27からの信号により開閉バルブ34,41を開とし、開閉バルブ43,45を閉として冷却用エア供給装置31(コンプレッサ)から行われる。しかし熱板25等内の冷却媒体流路30をどのような形態や本数であっても熱板25の各部に温度差が発生することが多い。特に冷却媒体流路30内をエアが流通することより入口30a側の制御ゾーンZ1よりも出口30b側の制御ゾーンZ9のほうがエアの温度が昇温される結果、熱板25等の冷却媒体流路30の入口30aの制御Z1と出口30bの制御ソーンZ9では温度差が発生することがある。またエアによる熱板25等の冷却制御は、冷却時の降温スロープの設定温度a2に対する応答性が高いとは言えない。そのためエアの供給により熱板25等の温度を降温スロープの設定温度a2よりも一旦、低下させてしまうと、エアの供給を中止したとしても熱板25等の温度を上昇させることはできず、時間の経過により熱板温度(実測温度)が降温スロープの設定温度a2に沿うのを待つより他は無い。
本発明では、前記の問題に対応するものとして、プレス装置11の徐冷工程において熱板25等の徐冷を行う際に、冷却媒体流路30にエアを流通させるとともに、各制御ゾーンZ1〜Z9の温度センサ(熱電対29)の検出値が降温スロープの設定温度a2または降温カーブによる設定温度を下回ったときにヒータ26による加熱制御を行うようにする。この際のヒータ26による加熱制御は降温スロープ等の設定温度a2以下または設定温度を下回ったときにヒータ26が通電制御されるようにする。そして時間の経過とともに熱板25等の該当制御ゾーンZ1〜Z9の温度が降温スロープ等の設定温度a2に復帰(設定温度を超えた場合を含む)した場合にヒータ26への通電を停止することにより行われる。これらのヒータ26の通電制御は、制御装置27の演算処理部47において、熱電対29からの検出値(実測値)と記憶部に保存された降温スロープ等の設定温度a2を比較して行われる。なおこの際のヒータ26の加熱制御は一般的にはON・OFF制御がなされるが、サイリスタを使用して位相制御により電圧を制御するなどしてもよいことは上記の通りである。
またこの際、熱電対29の検出値が降温スロープの設定温度a2を下回るのを待たず、降温スロープの設定温度a2を検出した時点でヒータ26の加熱制御するものでもよい。更にはヒータ26による熱板25等の加熱制御は設定温度よりも下に所定幅の不感帯と該不感帯の下限の閾値を設け、熱電対29の検出温度が前記閾値以下となるか前記閾値を下回ったときにヒータ26が通電制御されるものでもよい。そして前記の降温スロープの設定温度a2を検出した時点でヒータ26の加熱制御する例、および検出値が前記閾値となったことによりヒータ26が通電制御される例のいずれも、本発明の「検出値が設定された温度となるか設定された温度を下回ったときヒータにより加熱制御を行う」の範囲に含まれるものである。
上記により徐冷工程において仮に熱板25の冷却媒体流路30の入口30a付近の制御ソーンZ1の温度のみが設定値よりも低下したとしても制御ソーンZ1のヒータ26aをONにして熱板全体の温度を略均一またはなるべくバラつきを少なく保つことができる。なお上記においてヒータ26をONにして熱板25等の制御ゾーンZ1〜Z9のいずれかの加熱を行うことにより、当該制御ゾーンZ1〜Z9の絶対的な温度が昇温される場合も、絶対的な温度の降温の比率を低下させるだけの場合のいずれの場合も本発明に含まれる。いずれにしても予め設定した冷却工程の設定温度(降温スロープの設定温度a2)に熱板25の各制御ゾーンZ1〜Z9の温度を追従させることが重要な目的となる。
なお本発明と引用文献の関係について特許文献3には、熱板を制御ゾーンに分割して加熱時に熱板を制御ゾーンごとに温度制御することが記載されている。しかし本発明のように冷却工程において設定温度を下回った場合にヒータ26を使用して加熱制御すること自体が容易に想起されることではない。何故なら冷却工程でヒータ26をONにすることはヒータ本来の加熱工程において使用するという使用方法から外れており誰もが容易に想起できることではないからである。またとりわけ降温比率の小さい徐冷工程が行われた後に、時間あたりの降温比率の大きい急冷工程を設け、徐冷工程においてはエアを冷却媒体流路に流通させながら設定温度を下回った場合にヒータ26により加熱制御することは、容易に想起されることではない。
そして図3に示されるように予め設定した時間T3が経過して熱板25等の各制御ゾーンZ1〜Z9の温度が全て設定温度a3まで降温されると冷却工程のうちの徐冷工程は終了し、次に冷却工程のうちの急冷工程に移行する。急冷工程は、被加工材Pを取出可能な温度まで降温スロープの設定温度a4に沿って冷却するものであり、開閉バルブ34,41を閉鎖して冷却用エア供給装置31からのエアの供給を停止し、開閉バルブ43,45を開放して冷却水供給装置32から熱板25等の冷却媒体流路30に冷却水を供給して行われる。この際に上記したように冷却水の温度や圧力を制御してもよい。また冷却水は図1のように冷却水供給装置32に循環するものでもよいが、廃棄するものでもよい。
本実施形態の急冷工程では次のような理由から、熱板25等の温度センサ(熱電対29)の検出値が設定された温度を下回ったときに熱電対29に対応する制御ゾーンZ1〜Z9のヒータ26による加熱制御を行うことは行っていない。
(1)急冷工程では熱板25等に多少の温度ムラがあったとしても被加工材Pには悪影響は殆ど発生しない。
(2)急冷工程においては熱板25等の冷却媒体流路30の入口30aなど一部の部分に設定温度と実測温度に一定以上の温度差が発生してからヒータ26を通電制御したとしても、冷却水が熱板25等から熱を奪う速度のほうが早く、熱板25等の温度を均等にできない。
しかしながら急冷工程においても徐冷工程と同様に温度センサ(熱電対29)の検出値が設定された温度を下回ったときに熱電対29に対応する制御ゾーンZ1〜Z9のヒータ26による加熱制御(温度制御)を行い、過剰な冷却部分を発生させることなく、少しでも熱板25等の温度分布を略均等またはなるべくバラつきを少なくするようにしてもよい。
そして図3に示されるように予め設定した時間T4が経過して熱板25等の各制御ゾーンZ1〜Z9の温度が全て設定温度a5まで降温されると冷却工程のうちの急冷工程が終了する。急冷工程の終了とともにプレス装置11の加圧シリンダ12のラム15および可動盤20を下降させ、それと前後して真空チャンバ内を常圧に戻し、扉を開放して被加工材Pの取出しを行う。
本発明のプレス装置11の熱板25等の制御温度については、これに限定されるものではないが、1つの目安として次の例を記載する。本実施形態では、温度保持工程(加熱工程)における保持工程の設定温度a1は、220℃ないし400℃としてもよい。そこから徐冷工程により降温させる温度は40℃ないし120℃としてもよく、徐冷工程終了時の設定温度a3は、150℃ないし280℃としてもよい。急冷工程により降温させる温度は50℃ないし180℃としてもよく、急冷工程終了時の設定温度a5は、常温(大気温度または冷却水温度)ないし100℃としてもよい。従って急冷工程では熱板25等の冷却媒体流路に冷却水を供給しても上記したような蒸気の過剰発生により冷却水が供給不能となる問題や熱板25等の温度ムラによる被加工材Pへの影響を非常に小さくするか無くすことができる。また加圧機構である加圧シリンダ12の加圧力は、昇温工程、温度保持工程(加熱工程)、徐冷工程と急冷工程からなる冷却工程の間で変化させてもよく、一定でもよい。
次に本発明の別の実施形態のプレス装置の冷却制御方法について説明する。上記の実施形態では、熱板25等の降温スロープa2の設定値がヒータ26により加熱制御を行うための設定温度である例について説明した。しかしながらヒータ26により加熱制御を行うために設定される温度は、熱板25等の設定温度ではなく、ヒータ26の加熱制御を開始するための専用の設定温度であってもよい。
具体的には、熱板25等における冷却媒体流路30の入口30a側の制御ゾーンZ1については、検出される温度が一端、降温温度スロープの設定温度a2よりも下回るとヒータ26による加熱を行っても回復できず、他の制御ゾーンZ1〜Z8の温度と一定にならない場合も想定される。その場合は、制御ソーンZ1のヒータ26を加熱するための設定温度を他のゾーンZ2〜Z9よりも高く設定しておいてもよい。そのためのヒータ26を加熱するための設定温度は、降温温度スロープの設定温度a2とは別に設定される。そして前記ヒータ26を加熱するための設定温度が検出されるとヒータ26による加熱を開始する。
ヒータ26の加熱制御を開始するための専用の設定温度を設定する別の実施例としては、AI(人工知能)を用いたものや制御装置27による修正演算を用いたものでもよい。具体的には、プレス装置の冷却制御方法の上記の各例において、ヒータ26を加熱するための設定温度は、設定部49から作業者が降温スロープの設定温度a2等の設定に伴い(他のプレス成形条件の複写も含む)、制御装置27においてAI等の機能を用いて自動的にヒータ26を加熱するための設定温度の最適値が設定されるようにする。その場合、成形開始前からヒータ26を加熱するための設定温度が降温温度スロープの設定温度a2とは別に設定されるものの他、プレス装置11の冷却工程において熱板25等の温度分布を検出してAI等がヒータ26を加熱制御する設定温度を変更するものでもよい。そして冷却制御時には、熱電対29の検出値がAI等により設定された温度となるか設定された温度を下回ったときにヒータ26の加熱制御を開始する。
本発明の加圧部材の制御ゾーンは1制御ゾーンしかないものを除外するものではない。即ち加圧部材に冷却媒体流路を設けるとともに1制御ゾーンにヒータと温度センサとを設ける。そして加圧部材の冷却時に冷却媒体流路に冷媒を流通させ、温度センサの検出値が設定された温度となるか設定された温度を下回ったときにヒータに通電するものでもよい。例えば冷却制御時に加圧部材のある部分の温度のみが他の部分よりも低下しやすく、被加工材が不良品となる場合などには、その部分にのみヒータを取付け、その部分をヒータによる加熱制御(温度制御)を行うことにより良好な加圧成形ができる。
またプレス装置の冷却制御方法については、冷却制御時に或る制御ゾーン(例えばZ1)の温度センサの検出値が設定された温度となるか設定された温度を下回ったとき当該制御ゾーンZ1のヒータによる加熱制御を行うのではなく、いずれかの制御ゾーン(例えばZ1)の温度センサの検出値が他の制御ゾーン(例えばZ2〜Z9)の温度センサの検出値を下回ったときに前記いずれかの制御ゾーンZ1のヒータ26による加熱制御を行うものでもよい。
具体的には熱板の各制御ゾーン(Z1〜Z9)の温度を温度センサ(熱電対)により測定し、その実測値の平均値を求める。そしていずれかの制御ゾーン(例えばZ1)の温度が前記平均値よりも所定の閾値以上下回った際に当該制御ゾーンZ1の温度が相対的に低下したとして、当該制御ゾーンZ1のヒータをONにするなどのヒータ26の加熱制御を行う。これらは全ての制御ゾーンZ1〜Z9の平均値を用いる以外に最高温度の制御ゾーンと最低温度の制御ソーンの温度差を比較するなど他の演算手法を用いてもよい。
また上記のプレス装置11の加圧部材が熱板25等の例では、熱板25等における各部の温度分布は均等またはなるべくバラつきが少ないことが望ましいことを前提に説明を行った。しかしながら加圧部材がキャビティを備えた金型等の複雑な形状の場合、制御ゾーンの設定温度が相違していることのほうが望ましい場合もある。一例を示すと、被加工材の肉厚の部分に当接する被加圧部材の制御ゾーンは被加工材の冷却を進行させる目的でより低温に制御し、被加工材の肉薄の部分に当接する被加圧部材の制御ゾーンは前記の冷却を進行させたい制御ゾーンよりも相対的に高温に制御するなどしてもよい。それらの加圧部材の場合も、加圧部材の冷却時には、前記冷却媒体流路に冷媒を流通させるとともに、制御ソーンごとに異なる温度センサの検出値が設定された温度を下回ったときに当該制御ソーンのヒータ26に通電して加熱制御を行うことにより、加圧部材の各部分の温度を最適温度として加圧成形を行うことができる。
本発明に用いられるプレス装置は、図1のものに限定されず、上部に加圧機構である加圧シリンダやサーボモータを備え、上側の可動の加圧部材と下側の固定の加圧部材の間で被加工材を加圧成形するものでもよい。または水平方向に加圧部材が開閉移動されるものでもよい。更にまた、プレス装置11の上加圧部材および下加圧部材の間で成形される被加工材Pも冷却時間が所定時間以上必要なものであれば限定されない。
また本発明に用いられるプレス装置は、射出を伴う射出プレス装置であってもよい。その場合射出プレス装置の2個の加圧部材(金型)の加熱状態のキャビティ内に被加工材である溶融樹脂を射出し、その後に冷却媒体流路に冷却媒体を供給して冷却工程を行うものでもよい。その場合でも加圧部材の一部の制御ゾーンのヒータを冷却工程で作動させることにより、加圧部材の一部または全体の温度を所望の温度にコントロールすることができる。
本発明については、一々列挙はしないが、上記した実施形態のものに限定されず、当業者が本発明の趣旨を踏まえて変更を加えたものや、上記の実施形態の各部を組み合わせたものについても、適用されることは言うまでもないことである。
11 プレス装置
12 加圧シリンダ
22,24,25 熱板(加圧部材)
26 ヒータ
27 制御装置
29 熱電対(温度センサ)
30 冷却媒体流路
49 設定部
a1〜a4 設定温度
P 被加工材
Z1〜Z9 制御ゾーン

Claims (5)

  1. 加熱および冷却される加圧部材の間で被加工材の加圧を行うプレス装置の冷却制御方法において、
    前記加圧部材を冷却する冷却媒体流路と、前記加圧部材を加熱するヒータと、前記加圧部材の温度を検出する温度センサとが備えられ、
    前記加圧部材の冷却時に前記冷却媒体流路に冷媒を流通させるとともに、前記温度センサの検出値が設定された温度となるか設定された温度を下回ったときに前記ヒータによる加熱制御を行うことを特徴とするプレス装置の冷却制御方法。
  2. 加熱および冷却される加圧部材の間で被加工材の加圧を行うプレス装置の冷却制御方法において、
    前記加圧部材を冷却する冷却媒体流路と、各制御ゾーンに配置され前記加圧部材を加熱するヒータと、前記各制御ゾーンに配置され前記加圧部材の温度を検出する温度センサとが備えられ、
    前記加圧部材の冷却時に前記冷却媒体流路に冷媒を流通させるとともに、いずれかの制御ゾーンの温度センサの検出値が他の制御ゾーンの温度センサの検出値を下回ったときに前記いずれかの制御ゾーンのヒータによる加熱制御を行うことを特徴とするプレス装置の冷却制御方法。
  3. 前記ヒータはカートリッジヒータであり前記温度センサの検出値により通電制御されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプレス装置の冷却制御方法。
  4. 加熱および冷却される加圧部材の間で被加工材の加圧を行うプレス装置において、
    前記加圧部材を冷却する冷却媒体流路と、
    前記加圧部材を加熱するヒータと、
    前記加圧部材の温度を検出する温度センサと、
    前記加圧部材の冷却時の温度を設定する設定部と、
    前記加圧部材の冷却時に冷却媒体流路に冷媒を流通させ、前記センサの検出値が設定された温度が設定された温度となるか設定された温度を下回ったときに前記ヒータによる加熱制御を行う制御装置と、
    を備えたことを特徴とするプレス装置。
  5. 前記加圧部材は熱板であり、
    前記ヒータと前記温度センサは、前記熱板の各制御ゾーンに設けられていることを特徴とする請求項4に記載のプレス装置。
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