JP2020157239A - 反応容器の液面制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反応容器内における洗浄液の液面レベルが適切になるように制御することが可能な反応容器の液面制御装置を提供する。【解決手段】固相合成装置に設けられた反応容器11に洗浄液を供給して、反応容器11の内部を洗浄する際の、洗浄液の液面レベルを制御する液面制御装置であって、反応容器11の側部より反応容器を撮像するカメラ41を備える。更に、カメラ41で撮像された画像に基づいて、反応容器11内に供給された洗浄液の液面レベルを検出する液面検出部422を有する。液面検出部422で検出された洗浄液の液面レベルが、予め設定された基準レベル範囲内となるように、洗浄液の供給、及び排出を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、固相合成装置に設けられる反応容器内に洗浄液を送液して反応容器内を洗浄する際の、液面を制御する反応容器の液面制御装置に関する。
樹脂を利用して樹脂表面に合成反応を生じさせる固相合成装置(例えば、ペプチド合成装置)が知られている。このような固相合成装置では、樹脂(ビーズ、レジン)、及び、合成反応させるための物質としての種々の薬液を反応容器内に供給して合成反応を生じさせている。
このような固相合成装置においては、合成反応を実行する際には、薬液を供給する前に、反応容器内に投入されている樹脂を洗浄する必要がある。樹脂を洗浄する方法の従来例として、例えば、反応容器の上方から洗浄液を供給し、反応容器の下方からフィルタを介して排出する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−296832号公報
しかしながら、上述した従来技術では、洗浄液を供給する速度と洗浄液を排出する速度を適正に制御することが難しい。また、速度を適正に制御した場合でも、反応容器内で樹脂が膨潤(体積の増加)することや、減圧ろ過する際の速度のばらつきにより、反応容器内における洗浄液の液面レベルを適切に維持することが難しい。洗浄液の液面レベルが低い場合には、確実に樹脂の洗浄を行うことができない。一方、洗浄液の液面レベルが高い場合には、樹脂が洗浄液内にて拡散し、洗浄効果が低下し、洗浄液を過剰に使用するという問題が生じる。従って、何とか反応容器内における洗浄液の液面レベルが適切になるように制御することが望まれていた。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、反応容器内における洗浄液の液面レベルが適切になるように制御することが可能な反応容器の液面制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、固相合成装置に設けられた透明または半透明の反応容器に洗浄液を供給して、前記反応容器の内部を洗浄する際の、前記洗浄液の液面レベルを制御する液面制御装置であって、前記反応容器の側部より前記反応容器を撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像された画像に基づいて、前記反応容器内に供給された洗浄液の液面レベルを検出する液面検出部と、前記液面検出部で検出された前記洗浄液の液面レベルが、予め設定された基準レベル範囲内となるように、前記洗浄液の供給、及び排出を制御する液面制御部と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記液面検出部は、前記反応容器内に前記洗浄液を供給したときの、前記反応容器内に充填されている樹脂の上面レベルを基準として、前記基準レベル範囲を設定することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1において、前記液面検出部は、前記反応容器内に供給された洗浄液で洗浄中の、前記反応容器内に充填されている樹脂の上面レベルを基準として、前記基準レベル範囲を設定することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2または3において、前記撮像部は、カラー或いはモノクロ画像を撮像し、前記液面検出部は、前記反応容器の画像の色に基づいて、前記樹脂の上面レベル、及び、前記洗浄液の液面レベルを検出することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4において、前記液面制御部は、前記洗浄液の液面が前記基準レベル範囲の下限よりも低いときには、前記反応容器内への前記洗浄液の供給量が、前記反応容器内からの前記洗浄液の排出量よりも多くなるように制御し、前記洗浄液の液面が前記基準レベル範囲の上限よりも高いときには、前記反応容器内からの洗浄液の排出量が、前記反応容器内への前記洗浄液の供給量よりも多くなるように制御すること
を特徴とする。
本発明によれば、反応容器を洗浄する際に供給する洗浄液の上面レベルを適切なレベルに設定できるので、洗浄効率を向上させることが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る液面制御装置が採用される固相合成装置のフロー図である。 図2は、本発明の実施形態に係る液面制御装置が採用される固相合成装置の、容器ユニットのフロー図であり、(a)は第1容器ユニット、(b)は第2容器ユニットを示す。 図3は、本発明の実施形態に係る液面制御装置の、洗浄液制御部の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る液面制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、反応容器内の樹脂、洗浄液を示す説明図であり、(a)は洗浄液が少ない場合、(b)は洗浄液が多い場合、(c)は洗浄液が適量の場合を示す。 図6は、本発明の第2実施形態に係る液面制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 図7は、反応容器内の樹脂、洗浄液を示す説明図であり、(a)は樹脂の上面が適切な場合、(b)は樹脂の上面が高い場合、(c)は樹脂の上面が低い場合を示す。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態の説明]
図1、図2は、本発明の実施形態に係る液面制御装置が採用される固相合成装置の、フロー図である。図1、図2に示すように、固相合成装置100は、合成反応を行う容器である反応容器11と、この反応容器11内に供給する薬液(反応に必要な試薬が含まれる液体)を蓄積する2つの計量器、即ち、第1計量器12、及び第2計量器13を備えている。そして、反応容器11内の一定の高さまで粒状の樹脂を充填し、更に、薬液を投入して固相合成法により合成反応を行う。なお、本実施形態では、第1計量器12、及び第2計量器13の2つの計量器を記載しているが、計量器の個数は2個に限定されない。また、本発明で言う「樹脂」とは、天然樹脂、合成樹脂、プラスチックを含む概念である。
反応容器11は、透明或いは半透明の材質で構成されている。従って、反応容器11内に充填された樹脂、薬液、洗浄液などを外部に設けられるカメラ41で撮像することが可能である。
また、固相合成装置100は、図2(a)、図2(b)に示すように、各計量器12、13に所望の薬液を供給するための複数個の容器24を備えた第1容器ユニット21、及び複数の容器25を備えた第2容器ユニット22を備えている。
第1容器ユニット21に設けられる各容器24には、各種の薬液が充填されており、これらの容器24から第1計量器12に薬液を供給するための供給ラインとなる複数の配管h1は、独立して複数個設けられているチェック弁u1のうちの1つに接続される。なお、「チェック弁」とは一方側向けて薬液が流れることができ、反対側の流れが阻止される機能を有する弁である。チェック弁は逆止弁と称することもある。従って、各容器24内に充填されている薬液のうち所望の薬液を、配管h1及びチェック弁u1を経由して第1計量器12内に供給することができる。
図2に示す第2容器ユニット22に設けられる各容器25には、前述した第1容器ユニット21の容器24と同様に、各種の薬液が充填されている。各容器25から第2計量器13に薬液を供給するための供給ラインとなる複数の配管h2は、独立して複数個あるチェック弁u2の1つに接続される。従って、各容器25内に充填されている薬液は、全て独立した配管h2と、チェック弁u2を経由して第2計量器13に供給することができる。なお、容器24と容器25はほぼ同様の機能を有するが、容量が異なる場合がある。例えば、容器24の容量は50リットルであり、容器25の容量は15リットルである。
また、図1に示すように、反応容器11の内部には、該反応容器11内に供給された薬液を撹拌するための撹拌機31が設けられている。撹拌機31の出力軸は、モータM3に連結されており、図示省略の駆動装置により回転が制御される。具体的に、モータM3を例えば角度90°毎に正転、逆転を繰り返すことにより、撹拌機31が往復するように回転させて反応容器11内に充填された薬液を撹拌する。
反応容器11の下面には、不純物をろ過するためのフィルタ34が設けられている。更に、フィルタ34を介して、排出用の配管h3が接続されている。該配管h3はチェック弁u5、開閉弁v2を介して、ポンプP1に接続されている。ポンプP1は例えばダイヤフラム式のポンプであり、該ポンプP1を作動させて反応容器11の底部を減圧することにより、反応容器11内に充填された薬液、或いは反応容器11を洗浄するために充填した洗浄液を廃液として外部へ排出する。
なお、上述した開閉弁v2はノーマルクローズ型であり、開放時には黒で示す方向に流れるように開放される。以下に示す各開閉弁v1、v3、v4、v7〜v12、v21についても同様である。
反応容器11の上面には、該反応容器11内を陽圧(プラスの圧力)とするための圧縮ガス(例えば、窒素などの不活性ガス)を供給する配管h4が接続されている。該配管h4には開閉弁v11が設けられており、符号x3に示す方向から供給される圧縮ガスが、開閉弁v11を経由して反応容器11内に供給される。そして、反応容器11内を陽圧にすることができる。
更に、反応容器11の上面には、該反応容器11内に存在するガスを外部に排気するための配管h5が設けられており、該配管h5は開閉弁v12を介して外部に連通している。更に、開閉弁v12に対して並列的に安全弁s3が設けられている。反応容器11内に薬液が供給された後の、合成反応が行われる前、或いは、合成反応が行われている間に開閉弁v12を開放して、反応容器11内の液面上の空間に充満しているガスを排気する。また、反応容器11内の圧力が過多となった場合には、安全弁s3を開放して異常な圧力上昇を回避する。
また、反応容器11の上面には、開閉弁v1を備えた配管h10が接続されている。該配管h10の端部は、図示省略の洗浄液容器に接続されており、配管h10を介して反応容器11内に洗浄液が供給されるようになっている。即ち、開閉弁v1の開閉を制御することにより、反応容器11内への洗浄液の供給、停止を制御することができる。
また、第1計量器12には、該第1計量器12に供給された薬液を撹拌する撹拌機32が設けられている。撹拌機32は、この出力軸に連結されたモータM2により回転駆動可能とされている。撹拌機32は、一定の方向に回転させてもよいし、前述した撹拌機31と同様に角度90°毎に正転、反転を繰り返すようにしてもよい。
第1計量器12の底部には、該第1計量器12に導入されている薬液を放出するための開閉弁v3が設けられている。更に、開閉弁v3の出力側には、この出力側を2系統に分岐するための三方弁v5が設けられており、このうち一方の分岐路は反応容器11に接続され、他方の分岐路は、チェック弁u6を介して廃液用の配管に接続されている。即ち、三方弁v5の開閉を制御することにより、開閉弁v3を介して放出された薬液を、反応容器11に供給するか、或いは廃液として放出することができる。
また、第1計量器12の上面には、第1計量器12内を陽圧とするための圧縮ガス(例えば、窒素ガス)を供給する配管h6が接続されている。該配管h6には開閉弁v9が設けられており、符号x4に示す方向から圧縮ガスが供給され、開閉弁v9を経由して第1計量器12内に供給される。圧縮ガスを供給することにより、第1計量器12内を陽圧に維持することができる。
更に、第1計量器12の上面には、この第1計量器12内で発生したガスを外部に排気するための配管h7が設けられており、この配管h7は開閉弁v7を介して外部に連通している。更に、開閉弁v7に対して並列的に安全弁s1が設けられている。従って、開閉弁v7の開閉を制御することにより、第1計量器12内に充満したガスを外部に排出することができる。また、第1計量器12内の圧力が過多となった場合には、安全弁s1が開放されて第1計量器12内の異常な圧力上昇を回避する。
また、配管h1に接続されるチェック弁u1の入口側には、チェック弁u3が設けられている。チェック弁u3の出口側はチェック弁u1の入口側に接続されている。そして、チェック弁u3の入口側には、符号x5に示す方向から圧縮ガスが供給される。従って、符号x5に示す方向から圧縮ガスを供給することにより、配管h1に接続された容器(図2(a)に示す第1容器ユニット21に設けられた容器24)に充填されている薬液を吸引して第1計量器12内に供給することができる。
第2計量器13についても、上述した第1計量器12と同様に、第2計量器13に供給された薬液を撹拌する撹拌機33が設けられており、撹拌機33の出力軸に連結されたモータM1により回転駆動可能とされている。
第2計量器13の底部には、該第2計量器13に導入されている薬液を放出するための開閉弁v4が設けられている。更に、開閉弁v4の出力側には、この出力側を2系統に分岐するための三方弁v6が設けられている。このうち一方の分岐路は反応容器11に接続され、他方の分岐路は、チェック弁u7を介して廃液用の配管に接続されている。即ち、三方弁v6の開閉を制御することにより、開閉弁v4を経由して放出された薬液を、反応容器11に供給するか、或いは廃液として放出することができる。
また、第2計量器13の上面には、第2計量器13内を陽圧とするための圧縮ガス(例えば、窒素ガス)を供給する配管h8が接続されている。該配管h8には開閉弁v10が設けられており、符号x2に示す方向から圧縮ガスが供給され、開閉弁v10を経由して第2計量器13内に供給される。圧縮ガスを供給することにより、第2計量器13内を陽圧に維持することができる。
更に、第2計量器13の上面には、該計量器13内で発生したガスを外部に排気するための配管h9が設けられており、この配管h9は開閉弁v8を介して外部に連通している。更に、開閉弁v8に対して並列的に安全弁s2が設けられている。従って、開閉弁v8の開閉を制御することにより、第2計量器13内に充満したガスを外部に排出することができる。また、第2計量器13内の圧力が過多となった場合には、安全弁s2が開放されて第2計量器13内の異常な圧力上昇を回避する。
また、配管h2に接続されるチェック弁u2の入口側には、チェック弁u4が設けられている。チェック弁u4の出口側はチェック弁u2の入口側に接続されている。そして、チェック弁u4の入口側には、符号x1に示す方向から圧縮ガスが供給される。従って、符号x1に示す方向から圧縮ガスを供給することにより、配管h2に接続された容器(図2(b)に示す第2容器ユニット22に設けられた容器25)に充填されている薬液を吸引して第2計量器13内に供給することができる。
一方、図2(a)に示す第1容器ユニット21に設けられる複数の容器24は、全体が密閉された形状とされており、その内部には第1計量器12に供給する各種の薬液(合成反応を行うための薬液)が蓄積されている。
容器24の底部には、薬液の供給ラインとなる配管h1の先端が導入されている。また、容器24の上面には、開閉弁v21が設けられた配管h22が接続されており、開閉弁v21を開放することにより容器24内に充満しているガスを外部に放出することができる。
更に、容器24の上面には、配管h21が接続され、該配管h21の一端は三方弁v22の出力側に連結されている。三方弁v22の一方の入力側は、符号x11の方向から圧縮ガスが供給され、他方の入力側は、符号x12の方向から圧縮ガスが供給される。三方弁v22の出力側はチェック弁u21を介して容器24に接続されている。符号x12の方向から供給される圧縮ガスは、容器24内を陽圧に維持するためのガスであり、符号x11の方向から供給される圧縮ガスは、容器24内に充填されている薬液を加圧して配管h1より送出するためのガスである。即ち、三方弁v22の開閉を制御することにより、容器24内に充填されている薬液の送出、停止を切り替えることができる。
また、図2(b)に示す第2容器ユニット22に設けられる複数の容器25についても、図2(a)に示した容器24と同様の構成を有している。詳細な説明を省略する。但し、第1容器ユニット21に設けられる容器24と第2容器ユニット22に設けられる容器25は容量が異なっている場合がある。例えば、容器24は50リットル、容器25は15リットルである。
図1に戻って、反応容器11の側方には、該反応容器11の内部を撮像するカメラ41(撮像部)が設けられている。更に、反応容器11内の洗浄時において、カメラ41で撮像された画像を解析して、洗浄液の供給量、及び洗浄液の排出量のうちの少なくとも一方を制御する洗浄液制御部42が設けられている。更に、洗浄液制御部42より出力される制御信号、及びその他の制御信号に基づいて、本実施形態に係る固相合成装置の全体を制御する主制御装置51を備えている。
図3は、カメラ41及び洗浄液制御部42の詳細な構成を示すブロック図である。図3に示すように、洗浄液制御部42は、画像解析部421と、液面検出部422と、供給量制御部423と、排出量制御部424を備えている。
画像解析部421は、カメラ41で撮像された画像を解析して、反応容器11に充填されている樹脂の上面レベル、及び洗浄液の液面レベルを検出する。
液面検出部422は、画像解析部421で検出された樹脂の上面レベル、洗浄液の液面レベルを演算し、更に、洗浄液の液面レベルが所定の基準レベル範囲内であるか否かを判定する。また、液面検出部422は、樹脂の上面レベルと洗浄液の液面レベルとの差分を算出し、この差分が所定の閾値範囲内であるか否かを判定する。
第1実施形態においては、液面検出部422は、反応容器11内に洗浄液を供給したときの、反応容器11内に充填されている樹脂の上面レベルを基準として、基準レベル範囲を設定する。従って、反応容器11の洗浄中において、基準レベル範囲は一定の範囲となる。例えば、後述する図5(a)〜(c)に示すレベルq1〜q2に示す範囲が、基準レベル範囲(一定の範囲)として設定される。
また、後述する第2実施形態では、液面検出部422は、反応容器11内に供給された洗浄液で洗浄中の樹脂の上面レベルを基準として、基準レベル範囲を設定する。従って、反応容器11の洗浄中において、樹脂の上面レベルが変化すると、この変化に応じて基準レベル範囲は変化する。例えば、後述する図7に示すように、樹脂61の上面レベルp2が変化すると、これに伴って、基準レベル範囲が変化する。図7(a)に示す例ではq11〜q12の範囲、図7(b)に示す例ではq13〜q14の範囲、図7(c)に示す例では、q15〜q16の範囲が基準レベル範囲として設定される。
供給量制御部423は、洗浄液の液面レベルが基準レベル範囲内となるように、反応容器11内に供給する洗浄液の量を制御する。具体的に、図1に示した開閉弁v1の開閉を制御することにより、洗浄液の供給量を調整する。また、後述する第2実施形態では、樹脂の上面レベルと洗浄液の液面レベルとの差分が閾値範囲内となるように、反応容器11内に供給する洗浄液の量を制御する。
排出量制御部424は、洗浄液の液面レベルが基準レベル範囲内となるように、反応容器11から排出する洗浄液の量を制御する。具体的に、図1に示したポンプP1の駆動を制御して、洗浄液の排出量を制御する。また、後述する第2実施形態では、樹脂の上面レベルと洗浄液の液面レベルとの差分が閾値範囲内となるように、反応容器11内から排出する洗浄液の量を制御する。具体的に、ポンプP1の駆動を制御して、差分が閾値範囲内となるように洗浄液の排出量を制御する。
即ち、供給量制御部423、及び排出量制御部424は、液面検出部422で検出された洗浄液の液面レベルが、予め設定された基準レベル範囲内となるように、洗浄液の供給、及び排出を制御する液面制御部としての機能を備えている。
なお、洗浄液制御部42は、例えば、中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
次に、図4に示すフローチャート、及び図5に示す説明図を参照して、本実施形態に係る液面制御装置の処理手順について説明する。図4に示す各処理は、図1に示す洗浄液制御部42、或いは主制御装置51により実行される。
ステップS11において、洗浄液制御部42は、カメラ41を作動させて反応容器11内の画像(モノクロ、又はカラーの画像)を撮像する。上述したように、反応容器11は、透明、又は半透明の材質で形成されているので、反応容器11の側部に設置されたカメラ41により、反応容器11内部の画像を撮像することができる。
ステップS12において、反応容器11内に所望の液面レベルとなるまで洗浄液を供給する。即ち、主制御装置51の制御により、開閉弁v1の開閉を制御することにより、反応容器11内における所望の液面レベルまで洗浄液を供給する。反応容器11内に洗浄液を供給することにより、例えば、図5(c)に示すように、反応容器11内に充填されている樹脂61の上面レベルp2を超える高さに設定された基準レベル範囲(q1〜q2の範囲)となるように洗浄液62が供給される。
また、開閉弁v2を開放し、且つポンプP1を作動させて、反応容器11内の洗浄液を排出する。即ち、反応容器11内から排出される洗浄液の量と、反応容器11内に供給される洗浄液の量を適切に制御して、反応容器11内の洗浄液の液面レベルが基準レベル範囲内となるように制御する。
ステップS13において、画像解析部421は、カメラ41で撮像された画像に基づいて、反応容器11内における洗浄液の液面レベルを検出する。
ステップS14において、液面検出部422は、洗浄液の液面レベルp1が基準レベル範囲の下限である下限レベル(図5(c)に示すq1)よりも低いか否かを判定する。液面レベルp1が下限レベルq1よりも低い場合には(ステップS14でYES)、ステップS15において、反応容器11内に洗浄液を供給し、且つ、反応容器11からの洗浄液の排出を停止する。
例えば、図5(a)に示すように、洗浄液62の液面レベルp1が下限レベルq1よりも低い場合には、樹脂61の全体に洗浄液62が浸されないことがあるので、効果的な洗浄ができなくなる可能性がある。従って、ポンプP1を停止して洗浄液の排出を停止し、且つ開閉弁v1を開放して洗浄液を供給し、液面レベルp1を上昇させる。
一方、洗浄液62の液面レベルp1が下限レベルq1よりも高い場合には(ステップS14でNO)、ステップS16において、液面検出部422は、洗浄液の液面レベルが上限レベル(図5(c)に示すq2)よりも高いか否かを判定する。液面レベルが上限レベルq2よりも高い場合には(ステップS16でYES)、ステップS17において、主制御装置51は、開閉弁v1を閉鎖して洗浄液の供給を停止し、且つ開閉弁v2を開放し、ポンプP1を作動させて、反応容器11内の洗浄液を排出する。
例えば、図5(b)に示すように、洗浄液62の液面レベルp1が上限レベルq2よりも高い場合には、樹脂61が舞い上がって拡散され洗浄効果が低下する。従って、洗浄液62を排出して液面レベルp1を下降させる。
洗浄液62の液面レベルp1が上限レベルq2よりも低い場合には(ステップS16でNO)、ステップS18において、主制御装置51は、開閉弁v1を開放して洗浄液を供給し、且つ開閉弁v2を開放し、ポンプP1を作動させて、反応容器11内への洗浄液の供給、及び反応容器11内からの洗浄液の排出を実施して、反応容器11内の洗浄液の量が適正になるように維持する。
ステップS19において、主制御装置51は、洗浄を開始してから所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間が経過していない場合には(ステップS19でNO)、ステップS14に処理を戻す。
所定時間が経過した場合には(ステップS19でYES)、ステップS20において、反応容器11内への洗浄液の供給を停止する。
ステップS21において、主制御装置51は、開閉弁v2を開放し、且つポンプP1を作動させて、反応容器11内の洗浄液を外部へ排出する。そして、本処理を終了する。
このようにして、第1実施形態に係る反応容器の液面制御装置では、カメラ41を用いて反応容器11内の画像を撮像し、撮像した画像を解析して洗浄液の上面である液面レベルが基準レベル範囲内となるように制御している。
従って、反応容器11内における洗浄液の液面レベルが適切になるように制御することができ、洗浄効率を向上させることができる。また、多くの洗浄液を供給する必要がないので、使用する洗浄液の量を削減することができる。
更に、カメラ41はカラー或いはモノクロ画像を撮像する機能を備えており、画像中の色の差に基づいて図5(a)〜(c)に示す樹脂61の上面レベルp2、及び洗浄液62の液面レベルp1を検出するので、液面レベルの検出精度を向上させることができ、洗浄液62の液面レベルを高精度に適切な液面レベルに維持することが可能となる。
また、カメラ41で撮像されるリアルタイムの画像を用いて洗浄液の液面を検出するので、反応容器11内で樹脂が膨潤した場合や、ポンプP1によるろ過速度が変動した場合であっても、これらの変化に追従して確実に液面レベルを所望の基準レベル範囲内となるように制御することが可能となる。
[第2実施形態の説明]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。前述した第1実施形態では、カメラ41にて撮像された画像を解析して洗浄液の液面レベルが所定の範囲内(初期的に設定した範囲内)となるように、洗浄液の供給量、及び排出量を制御することについて説明した。
これに対して、第2実施形態では、樹脂の上面レベルと、洗浄液の液面レベルとの差分値が一定となるように制御する。装置構成は、前述した第1実施形態と同様であるので、構成説明を省略する。以下、第2実施形態に係る液面制御装置の処理手順を、図6に示すフローチャート、及び図7に示す説明図を参照して説明する。
図6のフローチャートに示す処理手順は、前述した図4と対比して、ステップS31、S32の処理がステップS11、S12の処理と同様であり、ステップS39〜S41の処理がステップS19〜S21の処理と同様である。従って、ステップS33〜S38の処理について、以下に説明する。
反応容器11内の所定のレベルまで洗浄液が供給されると(ステップS32)、ステップS33において、液面検出部422は反応容器11内の樹脂の上面と洗浄液の液面との高さの差分を検出する。
ステップS34において、液面検出部422は、樹脂の上面レベルと洗浄液の液面レベルとの差分が、予め設定した閾値範囲の下限値よりも小さいか否かを判定する。例えば、差分の閾値範囲の下限をPminとし、上限をPmaxとした場合に、上記の差分が下限Pminよりも小さいか否かを判定する。
具体的に、図7(a)に示すように、樹脂61の上面レベルp2から下限Pminだけ高いレベルq11、及び樹脂61の上面レベルp2から上限Pmaxだけ高いレベルq12を設定し、洗浄液62の液面レベルp1がレベルq11〜q12の範囲内であるか否かを判定する。樹脂61の上面レベルp2と洗浄液62の液面レベルp1との差分が、下限Pmin以上であり、上限Pmax以下である場合には、洗浄液62の液面レベルはq11〜q12の範囲内に収まることになる。この場合には、反応容器内への洗浄液の供給量、及び洗浄液の排出量を変化させず、洗浄液の供給量、及び排出量を維持する。
また、図7(b)に示すように、樹脂61の上面レベルp2が図7(a)と対比して高いレベルである場合においては、レベルq13、q14が設定され、洗浄液62の液面レベルp1がレベルq13〜q14の範囲内にあるか否かが判定される。
更に、図7(c)に示すように、樹脂61の上面レベルp2が図7(a)と対比して低いレベルである場合においては、レベルq15、q16が設定され、洗浄液62の液面レベルp1がレベルq15〜q16の範囲内にあるか否かが判定される。即ち、樹脂61の上面レベルp2が変化すると、これに伴って洗浄液62の液面レベルp1を正常と判定する範囲が変更される。
そして、差分が下限Pminよりも小さい場合(即ち、図7(a)ではp1がq11よりも低い場合、図7(b)ではp1がq13よりも低い場合、図7(c)ではp1がq15よりも低い場合)には(ステップS34でYES)、ステップS35において、主制御装置51はポンプP1を停止して洗浄液の排出を停止し、且つ開閉弁v1を開放して洗浄液を供給することにより、液面レベルp1を上昇させる。
一方、差分が下限Pminよりも大きい場合には(ステップS34でNO)、ステップS36において、液面検出部422は、樹脂の上面レベルと洗浄液の液面レベルとの差分が閾値範囲の上限Pmaxよりも大きいか否かを判定する。
差分が上限Pmaxよりも大きい場合(即ち、図7(a)ではp1がq12よりも高い場合、図7(b)ではp1がq14よりも高い場合、図7(c)ではp1がq16よりも高い場合)には(ステップS36でYES)、ステップS37において、主制御装置51は、開閉弁v1を閉鎖して洗浄液の供給を停止し、開閉弁v2を開放し、且つポンプP1を作動させて、反応容器11内の洗浄液を排出する。その後、ステップS39の処理に移行する。
また、差分が上限Pmaxよりも小さい場合には(ステップS36でNO)、ステップS38において、主制御装置51は、開閉弁v1を開放して洗浄液を供給し、且つ開閉弁v2を開放し、ポンプP1を作動させて、反応容器11内への洗浄液の供給、及び反応容器11内からの洗浄液の排出を実施して、反応容器11内の洗浄液の量が適正になるように維持する。その後、ステップS39に処理を移行する。
このようにして、第2実施形態に係る液面制御装置では、カメラ41で撮像された画像に基づいて、樹脂の上面レベルp2と洗浄液の液面レベルp1との差分を算出し、この差分が予め設定した閾値範囲内であるか否かを判定する。そして、閾値範囲の下限Pmin以下である場合には、反応容器11内に洗浄液を供給して、樹脂の上限レベルと洗浄液の液面レベルとの差分が閾値範囲内となるように制御する。一方、閾値範囲の上限Pmax以上である場合には、反応容器11内の洗浄液を排出して、樹脂の上限レベルと洗浄液の液面レベルとの差分が閾値範囲内となるように制御する。
また、上記の差分が閾値範囲内である場合(下限Pmin〜上限Pmaxの範囲内である場合)には洗浄液の供給量と排出量を維持して、反応容器11内の洗浄液の量を適正値に維持する。
従って、反応容器11内における洗浄液の液面レベルが適切になるように制御することができ、洗浄効率を向上させることができる。また、多くの洗浄液を供給する必要がないので、使用する洗浄液の量を削減することができる。
更に、カメラ41は画像に基づいて樹脂と洗浄液の境界、及び洗浄液の液面レベルを検出するので、樹脂の上面レベル、及び洗浄液の液面レベルの検出精度を向上させることができ、これらの差分が適切になるように維持することが可能となる。
また、カメラ41で撮像されるリアルタイムの画像を用いて、樹脂の上面レベル、及び洗浄液の液面レベルを検出するので、反応容器11内で樹脂が膨潤した場合や、ポンプP1によるろ過速度が変動した場合であっても、これらの変化に追従して確実に、上記差分が閾値範囲内となるように制御することが可能となる。
更に、第1、第2実施形態によれば、カメラ41を反応容器11の外部に設置する構成であるので、後付けや交換、校正を容易に行うことができる。また、カメラ41には薬液が付着しないので、薬品に対する耐性を考慮する必要がない。更に、反応容器11内において多少の波が発生しても、波の影響を大きく受けることなく、洗浄液の液面レベルを検出することができる。また、周囲の照明や光度に影響されずに洗浄液の液面レベルを2検出することができる。更に、反応容器11は透明であれば、二重構造、三重構造にすることも可能である。
以上、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
11 反応容器
12 第1計量器
13 第2計量器
21 第1容器ユニット
22 第2容器ユニット
24、25 容器
31、32、33 撹拌機
34 フィルタ
41 カメラ(撮像部)
42 洗浄液制御部
51 主制御装置
61 樹脂
62 洗浄液
100 固相合成装置
421 画像解析部
422 液面検出部
423 供給量制御部(液面制御部)
424 排出量制御部(液面制御部)
M1〜M3 モータ
P1 ポンプ
h1〜h10、h21、h22 配管
p1 洗浄液の液面レベル
p2 樹脂の上面レベル
s1〜s3 安全弁
u1〜u7、u21 チェック弁
v1〜v4、v7〜v12、v21 開閉弁
v5、v6、v22 三方弁
上記目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、固相合成装置に設けられた透明または半透明の反応容器に洗浄液を供給して、前記反応容器の内部を洗浄する際の、前記洗浄液の液面レベルを制御する液面制御装置であって、前記反応容器の側部より前記反応容器を撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像された画像に基づいて、前記反応容器内に供給された洗浄液の液面レベルを検出する液面検出部と、前記液面検出部で検出された前記洗浄液の液面レベルが、予め設定された下限レベルよりも高く、且つ上限レベルよりも低くなるように、前記洗浄液の供給、及び排出を制御する液面制御部と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記液面検出部は、前記反応容器内に前記洗浄液を供給したときの、前記反応容器内に充填されている樹脂の上面レベルを基準として、前記下限レベル及び上限レベルを設定することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1において、前記液面検出部は、前記反応容器内に供給された洗浄液で洗浄中の、前記反応容器内に充填されている樹脂の上面レベルを基準として、前記下限レベル及び上限レベルを設定することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4において、前記液面制御部は、前記洗浄液の液面が前記下限レベルよりも低いときには、前記反応容器内への前記洗浄液の供給量が、前記反応容器内からの前記洗浄液の排出量よりも多くなるように制御し、前記洗浄液の液面が前記上限レベルよりも高いときには、前記反応容器内からの洗浄液の排出量が、前記反応容器内への前記洗浄液の供給量よりも多くなるように制御することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、固相合成装置に設けられた透明または半透明の反応容器に洗浄液を供給して、前記反応容器の内部、及び反応容器内に投入され洗浄液内で膨潤する特性を有する樹脂、を洗浄する際の、前記洗浄液の液面レベルを制御する液面制御装置であって、前記反応容器の側部より前記反応容器を撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像された画像に基づいて、前記反応容器内に供給された洗浄液の液面レベルを検出する液面検出部と、前記液面検出部で検出された前記洗浄液の液面レベルが、予め設定された基準レベル範囲内となるように、前記洗浄液の供給、及び排出を制御する液面制御部と、を備えたことを特徴とする。
更に、第1、第2実施形態によれば、カメラ41を反応容器11の外部に設置する構成であるので、後付けや交換、校正を容易に行うことができる。また、カメラ41には薬液が付着しないので、薬品に対する耐性を考慮する必要がない。更に、反応容器11内において多少の波が発生しても、波の影響を大きく受けることなく、洗浄液の液面レベルを検出することができる。また、周囲の照明や光度に影響されずに洗浄液の液面レベルを検出することができる。更に、反応容器11は透明であれば、二重構造、三重構造にすることも可能である。
上記目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、固相合成装置に設けられた透明または半透明の反応容器に洗浄液を供給して、前記反応容器の内部、及び反応容器内に投入され洗浄液内で膨潤する特性を有する樹脂、を洗浄する際の、前記洗浄液の液面レベルを制御する液面制御装置であって、
前記反応容器の側部より前記反応容器を撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像された画像に基づいて、前記反応容器内に供給された洗浄液の液面レベルを検出する液面検出部と、前記樹脂の膨潤により変化する前記反応容器内における樹脂の上面レベルを基準として、所定の下限Pminだけ高いレベルである下限レベル、及び前記上面レベルを基準として所定の上限Pmaxだけ高いレベルである上限レベルを設定し、前記液面検出部で検出された前記洗浄液の液面レベルが、前記下限レベルよりも高く、且つ、前記上限レベルよりも低くなるように、前記洗浄液の供給、及び排出を制御する液面制御部と、を備えたことを特徴とする。

Claims (5)

  1. 固相合成装置に設けられた透明または半透明の反応容器に洗浄液を供給して、前記反応容器の内部を洗浄する際の、前記洗浄液の液面レベルを制御する液面制御装置であって、
    前記反応容器の側部より前記反応容器を撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像された画像に基づいて、前記反応容器内に供給された洗浄液の液面レベルを検出する液面検出部と、
    前記液面検出部で検出された前記洗浄液の液面レベルが、予め設定された基準レベル範囲内となるように、前記洗浄液の供給、及び排出を制御する液面制御部と、
    を備えたことを特徴とする反応容器の液面制御装置。
  2. 前記液面検出部は、前記反応容器内に前記洗浄液を供給したときの、前記反応容器内に充填されている樹脂の上面レベルを基準として、前記基準レベル範囲を設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の反応容器の液面制御装置。
  3. 前記液面検出部は、前記反応容器内に供給された洗浄液で洗浄中の、前記反応容器内に充填されている樹脂の上面レベルを基準として、前記基準レベル範囲を設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の反応容器の液面制御装置。
  4. 前記撮像部は、カラー画像を撮像し、前記液面検出部は、前記反応容器の画像の色に基づいて、前記樹脂の上面レベル、及び、前記洗浄液の液面レベルを検出すること
    を特徴とする請求項2または3に記載の反応容器の液面制御装置。
  5. 前記液面制御部は、前記洗浄液の液面が前記基準レベル範囲の下限よりも低いときには、前記反応容器内への前記洗浄液の供給量が、前記反応容器内からの前記洗浄液の排出量よりも多くなるように制御し、
    前記洗浄液の液面が前記基準レベル範囲の上限よりも高いときには、前記反応容器内からの洗浄液の排出量が、前記反応容器内への前記洗浄液の供給量よりも多くなるように制御すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の反応容器の液面制御装置。
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