JPH09288053A - 粒子分析装置 - Google Patents

粒子分析装置

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JPH09288053A
JPH09288053A JP9030555A JP3055597A JPH09288053A JP H09288053 A JPH09288053 A JP H09288053A JP 9030555 A JP9030555 A JP 9030555A JP 3055597 A JP3055597 A JP 3055597A JP H09288053 A JPH09288053 A JP H09288053A
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JP
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pump
liquid
flow cell
sample liquid
sheath
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Application number
JP9030555A
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English (en)
Inventor
Hideo Enoki
英雄 榎
Isao Yamazaki
功夫 山崎
Akira Miyake
亮 三宅
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume, or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Electro-optical investigation, e.g. flow cytometers
    • G01N15/1404Fluid conditioning in flow cytometers, e.g. flow cells; Supply; Control of flow

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプル液の補給が用意にでき、かつフロー
セルに連続的に安定してサンプル液の流れをつくること
ができる粒子分析装置を提供する。 【解決手段】 本装置は、上部が大気に開放され、分析
すべき粒子を含むサンプル液21を貯えるサンプル液容
器12と、サンプル液容器12の下端に接続するノズル
11と、ノズル11の先端が挿入されたフローセル3
と、シース液タンク13からフローセル3にシース液2
3を供給するギアポンプ51Aと、フローセル3下流部
の透明なガラス管31を流れる粒子を撮像するTVカメ
ラ63と、フローセル3の下流側からフローセル3内の
液体を吸引するモーノポンプ52とを備え、さらにサン
プル液容器12中に温度調節機695、温度センサ69
2及び撹拌機構123を、シース液タンク13中に温度
調節機698、温度センサ691及び撹拌機構138を
設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子を含むサンプ
ル液を連続して流路に流し、該流路で粒子を順次に検出
分析する粒子分析装置にかかり、特に粒子の径の分布範
囲が広くかつ粘性の高いサンプル液でも安定した流れを
つくり、分析できる信頼性の高い装置に関する。
【0002】
【従来の技術】海洋学や陸水学の分野では、海水や淡水
に含まれるプランクトンの数密度や種類を顕微鏡下で目
視分析することが一般に行われて来たが、大きさがμm
からmmにわたる広範囲のプランクトン試料に対する形
態学的特徴、状態、成長状況などを検討するには膨大な
時間が必要であり、観察者の主観が入ることを避けられ
なかった。これらの問題に対応するため、医学や細胞学
の分野で発達して来たフローサイトメトリー技術が適用
されてきている。フローサイトメトリーは分析対象とな
るの細胞などの微粒子を含むサンプル液をノズルを通し
てフローセル内に流す。このときノズルを包むフローセ
ルにも流体(シース液と呼ぶ)を流し、サンプル液の流
れを周囲からシース液の流れにより包み込むようにす
る。これにフローセルの下流側に設置したレーザからの
光をスポット状に照射する。サンプル液に含まれる粒子
はその種類により光の散乱、吸収の程度が異なる。ま
た、粒子に含まれる色素などが照射光により励起され蛍
光を発生する場合がある。これらの光をセンサにより光
電変換しそれらの信号の強度分布によりサンプル液に含
まれる粒子の大きさや種類を推定する。
【0003】通常、サンプル液をフローセル内に注入す
るためには注射器状のシリンジポンプを使用する。シリ
ンジ内に吸入したサンプル液はバルブを切り替えること
によりシリンジポンプ先端のノズルから吐出するが、サ
ンプル液に含まれるプランクトンが大きい場合や凝集し
ている場合、バルブやシリンジ内にプランクトンが停滞
し流路閉塞を生じたり、計測精度の低下を招く恐れがあ
った。動物プランクトンのなどの大形のプランクトンを
分類するため直接テレビカメラで粒子を撮像する装置で
は、これに対処するためサンプル液を貯えるサンプル液
容器の下端に細孔を設け、この容器を直接フローセルに
取り付けることによりサンプル導入の流路を極力短くし
ている。しかしながら、サンプル液容器からのサンプル
液流出量は、サンプル液容器内の水位とフローセルに接
続した管を通じて供給するシース液を貯えるシース液溜
の水位との差から生じる圧力差と、両者を接続する流路
の抵抗により決まるが、サンプル液容器の水位はサンプ
ル液の流出に従って低下するため、サンプル液の流量が
計測開始時から徐々に変化する、またサンプル液容器の
水面とシース液溜の水面は拘束されていないため、外部
の振動により容易に水面が上下し、圧力差が変化するこ
とによりサンプル流量が脈動する。この影響は、流路が
太く流路抵抗が小さいほど大きくなるのでサンプル液に
含まれるプランクトンのサイズが大きくなるほど振幅が
大きくなる。これによりフローセル内のサンプル液流が
不安定になったり、サンプル液流の断面積が変化しサン
プル流内のプランクトンの位置が不確定になり、テレビ
カメラで捉えられる粒子像がぼけるなどの影響が生じ
る。従って、計測中にサンプル液容器に新たにサンプル
液を追加することは困難である。
【0004】これらに関連する文献としては、Cytometr
y 10:522-528(1989)、Cytometry 17:109-118(1994)など
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであって、その目的はサンプル液の
補給が容易にでき、かつフローセル中に連続して安定し
たサンプル液の流れをもたらすことができる粒子分析装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の粒子分析装置は、分析すべき粒子を
含むサンプル液を貯留し底部に下方に延びるノズルを有
する容器と、ノズルの先端部が挿入されたフローセル
と、ノズルから流入したサンプル液流を囲って流すシー
ス液をフローセルに注入する第一のポンプと、フローセ
ルの下流側を構成する透明な管路を流れるシース液に囲
まれたサンプル液中の粒子を撮像する撮像手段と、を備
えた装置であって、サンプル液容器の上部が大気に開放
されており、かつフローセルの透明な管路の下流にフロ
ーセル内の液体を吸引する第二のポンプを設けたもので
ある。
【0007】この第1の粒子分析装置においては、第一
のポンプとしてギアポンプを、第二のポンプとしてモー
ノポンプを用いることが好ましい。ところで、モーノポ
ンプは、スラリのように高濃度の液体、または粉体を脈
動無しに搬送するのに適したポンプで、二条めねじのス
テータ内で一条おねじのロータが遊星運動しながら回転
してポンプ作用するもので、ステータとロータでポンプ
室を形成しており、ロータは駆動モータの回転軸に同軸
に結合している。モータ正回転では、液体はポンプに近
いポンプ室の部位に形成された開口から吸入され、ロー
タ先端の前方に形成された開口から送り出される。また
モータを逆回転すれば、正回転の場合と逆方向に液体を
搬送することができる(水力機械工学便覧 コロナ社(1
968)、P554)。モーノポンプを逆回転して用いる場合に
は、モータに近い側のポンプ室に通じる開口部を吐出側
としモータから遠い側のロータの先端側の開口部を吸引
側とし、吸引側の開口部をフローセルの下流側に接続す
る。このような接続により、フローセルから直線的に液
体がモーノポンプに流入し、正回転使用の場合のように
液体がポンプ室の流路方向に交差して流入するよりも、
流体の抵抗を減ずることができる。
【0008】また、上記第一の粒子分析装置において、
第一のポンプと第二のポンプを同一種のものとし、温度
変化による流量ドリフトをキャンセルする。
【0009】また、上記第1の粒子分析装置において、
第二のポンプとしてのモーノポンプの代わりにギアポン
プを用いることができる。この場合には、第二のポンプ
としてのギアポンプの吸入口側に粒子を捕捉する機構を
設けることが好ましく、この機構は大きな粒子を取り除
いて、下流のギアポンプの目詰まりを防止する。
【0010】また上記の各粒子分析装置においては、第
一のポンプの上流側に、上水を濾過してなるシース液を
貯留するタンクを設けることが好ましい。
【0011】また本発明の第2の粒子分析装置は、第1
の粒子分析装置にシース液の循環経路を設けたもので、
上部が開放したサンプル液の容器、フローセル、シース
液をフローセルに注入する第一のポンプ、撮像手段及び
フローセル内の液体を吸引する第二のポンプと、加えて
第一のポンプ吸入口に配管接続しシース液を貯留するタ
ンクを備えたものであり、さらにシース液を循環させる
ために、フローセルの透明な管路の下流にサンプル液中
の粒子を捕捉する機構を設け、該機構と第二のポンプ間
の配管から分岐し第1のポンプの吸入口側に一つのバル
ブを介して接続する戻し配管を設け、さらにタンクの出
口側に別のバルブを設けたものである。
【0012】第2の粒子分析装置においては、フローセ
ルから流出したサンプル液とシース液の混合液はそれに
含む粒子が粒子を捕捉する機構で除去されて浄化され、
浄化された液体は戻し配管を通じて第一のポンプの吸入
口側に搬送され、第一のポンプによりシース液としてフ
ローセルに注入される。かくしてシース液が循環するこ
とになる。なお、シース液を循環する際には、タンク出
口側の別のバルブを閉止し、戻り管に設けた一つのバル
ブを開く、また第二のポンプは、粒子を捕捉する機構で
浄化された液体の一部は流出させる。このシース液の循
環によりタンクに供給する上水を節約できる。
【0013】また、本発明の第3の粒子分析装置は、第
1の粒子分析装置と同様に、上部が開放したサンプル液
の容器、フローセル、シース液をフローセルに注入する
第一のポンプ、撮像手段及びフローセル内の液体を吸引
する第二のポンプを備えた装置であって、第一、第二の
ポンプとしてシリンジポンプを用い、各シリンジポンプ
の入口および出口にバルブを設けたものである。そして
第一のポンプとしてのシリンジポンプ吸入側のバルブの
上流側に、上水を濾過してなるシース液を貯留するタン
クを設けている。シリンジポンプの吸入時には吸入側の
バルブを開けるとともに吐出側のバルブを閉止し、一
方、吐出側には吸入側のバルブを閉止するとともに吐出
側のバルブを開く。シリンジポンプを用いることによ
り、正確な量の液を供給することができる。
【0014】上記第1〜第3の粒子分析装置において、
さらに次の(1)〜(5)に述べる構成の一つあるいは二つ
以上を加えて設けてもよい。
【0015】(1)ノズルにサンプル液の流量を計測する
流量センサを設けるとよい。この流量センサでサンプル
液の流量を直接計測することによりサンプル流量を正確
に計測できる。
【0016】(2)フローセルまたはノズルに分岐点を設
け、該分岐点に開閉バルブ及び流量センサを介し、清澄
な水を貯える容器を配管接続し、かつサンプル液の容器
出口に開閉バルブを設けるとよい。このように粒子を含
むサンプル液の代わりに清澄な水を用い、第一、第二の
ポンプを運転して清澄な水の流量を測定すれば、サンプ
ル液を用いる場合のように第二のポンプで粒子が詰まる
恐れもなく、サンプル液流量(ここでは代わりの清澄な
水)と各ポンプの回転数の関係を正確に把握することが
できる。
【0017】(3)サンプル容器近傍のノズル部位に、下
流に向かって順次に閉止バルブ及びコネクタを設けると
よい。これにより、コネクタ部分からサンプル容器を取
外して清掃等のメンテナンスを容易に行うことができ
る。
【0018】(4)サンプル液の温度を計測する温度セン
サと、シース液の温度を計測する温度センサと、第一、
第二のポンプの温度を計測する各温度センサとを設置す
るとよい。これにより、各温度センサの計測値により事
前に計測した温度−流量テーブルからサンプル流量を決
定する。
【0019】(5)上記のサンプル液、シース液の温度を
計測する各温度センサ及び第一、第二のポンプの温度を
計測する各温度センサと共に、サンプル液を加熱または
冷却する温度調節器と、サンプル液容器内のサンプル液
を撹拌する撹拌機構と、シース液を加熱または冷却する
温度調節器と、シース液容器内のシース液を撹拌する撹
拌機構と、第一、第二のポンプを加熱または冷却する各
温度調節器とを設置するとよい。これにより各部の温度
を一定にして、サンプル流量のドリフトを防止する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粒子分析装置を図
面により具体的に説明する。
【0021】本発明の実施の形態1の粒子分析装置を図
1に示す。この実施の形態1の装置では、サンプル液2
1がサンプル液容器12に保持されている。容器12の
下端には下方に延びるノズル11が設けられ、その先端
がフローセル3内に挿入されている。サンプル液容器1
2には図示しない配管によりサンプル液21が供給され
ていてもよいし、人手またはサンプリング機構(例え
ば、シリンジポンプなどによりサンプル液を容器からノ
ズルに一旦吸い込み、モータ等により駆動される搬送機
構によりノズルを移動してサンプル液容器に吐出する様
な機構)によりサンプル液21が供給される。サンプル
液容器12の外周には排水受け121を設ける。排水受
け121は容器12からあふれたサンプル液21を受
け、それを排水受け121に設けた排水管122から排
水溝などに排出する。なお、サンプル液21はサンプル
液容器12に供給される前に、適当な大きさのメッシュ
フィルタやトラップ等でフィルタリングし、サンプル液
21がサンプル液容器12から流出した後に進入する流
路よりも大きな径を有する粒子を除いておくのが望まし
い。
【0022】一方、フローセル3にシース液23を供給
するギアポンプ51Aの吸い込み側にはパイプ48を介
してシース液タンク13が接続されており、このタンク
13にはフィルタ133を通って微細な夾雑物を除去し
た上水がシース液23として補給される。シース液タン
ク13内の水位は水位センサ136、137により監視
され、水位が水位センサ137まで低下するとバルブ1
32を開いてシース液23を補給する。タンク13内の
シース液23はギアポンプ51Aによりパイプ40を通
じてフローセル3に供給される。なお、ギアポンプは連
続的に流体を吸引吐出するのに適しているので、本実施
例の形態ではシース液供給用として使用する。フローセ
ル3にはフローセル3内のシース液23に生じる泡を抜
くのに用いるパイプ491が設けられている。パイプ4
91の下流側にはバルブ74、水位センサ83があり、
バルブ74が開放状態でフローセル3内の空気や泡がパ
イプ491を介して抜けパイプ491内の水位が水位セ
ンサ83の位置まで達するとバルブ74を閉塞する。な
お、パイプ491にポンプ(例えば、しごきポンプ)な
どを設置し空気を強制的に吸引することとしてもよい。
また、フローセル3の下流側は上流側より絞り込まれ角
形の断面を有する透明なガラス管31となっている。ノ
ズル11からフローセル3内に入ったサンプル液21
は、シース液23により包まれ、いわゆるシースフロー
となってガラス管31の中央部分を流れる。フローセル
3の最下流側はパイプ41に接続し、モーノポンプ52
Aの吸入口529に接続している。
【0023】モーノポンプはスラリのように高濃度の液
体、または粉体を脈動無しに搬送するのに適したポンプ
で、二条めねじのステータ内で一条おねじのロータが遊
星運動しながら回転してポンプ作用するもので、ステー
タとロータでポンプ室を形成しており、ロータは駆動モ
ータ回転軸に同軸に結合している。モータ正回転では液
体はポンプに近いポンプ室の部位に形成された開口から
吸入され、ロータ先端の前方に形成された開口から送り
出される。
【0024】この実施の形態1で用いるモーノポンプ5
2Aは、モータ527により回転される軸の先端部の一
条おねじのロータ523が、ケーシング525の一端に
設けた二条めねじのステータ524と接触し、二つのね
じの隙間として形成される複数の個室がケーシング52
5側から吐出口側に繰り返し移動することによりケーシ
ング525内の流体を吐出口528に導くもので、個室
の大きさにより通過する粒子のサイズが決まる。また、
ロータの回転に比例した流量の流体を搬送できるポンプ
である。モーノポンプ52Aにより吸い込まれたシース
液23とサンプル液21の混合液は吐出口528から排
水管526を介して排水溝などに排出される。この方式
ではノズル11からフローセル3に入るサンプル液21
の流量Qsは、流路での漏れがなければ、ポンプ51の
流量Q1(すなわちシース液23の流量)とポンプ52
の流量Q2から、 Qs=Q2−Q1 となる。これによりサンプル液21の流量を決める。
【0025】なお、実施の形態1は、シース液23に包
まれてガラス管31の中央を流れるサンプル液21に含
まれる粒子を、粒子検出手段や粒子撮像手段により捉え
るフローサイトメトリーの技術を基礎としている。これ
らの検出および撮像方式についてはフローサイトメトリ
ーの分野で適用されている技術が転用できることは言う
までもない。
【0026】実施の形態1では、光学式の通過センサ6
0を主要部とする粒子検出部と、パルスランプ66とT
Vカメラ63を主要部とする粒子撮像部を用いる。通過
センサ60は例えば、本体601に内蔵したレーザやL
EDなどの光源から光ファイバにより光を導き一端から
光を照射する投光部602と、投光部602から発し、
ガラス管31を通過した光を一端から受けて光ファイバ
により本体に内蔵した光センサまで導く受光部603と
から構成される。投光部602と受光部603は対向
し、光がサンプル液21の流れの一部または全部を横切
る様にアラインメントする。ガラス管31を通過した光
はサンプル液21に含まれる粒子などにより吸収される
ので、光センサに達する光の量は粒子の通過により変化
する。光の量は、粒子が大きく吸収が大きいほど少なく
なる。また、粒子が大きいほど光の量の低下している時
間が長くなる。これを光電変換した光センサからの信号
(粒子信号61と呼ぶ)は検出器本体601に入力され
る。本体601は、粒子信号61の大きさや長さをパラ
メータとした適当なウインドウを設け、その範囲に入っ
た場合だけ粒子検出信号611を発生し、図示しないコ
ンピュータに入力する。なお、このときコンピュータに
は検出信号61の大きさや長さを同時にデータとして送
ってもよい。なお、粒子の撮像のみを目的とするなら
ば、粒子検出系は必ずしも必要ではない。
【0027】ガラス管31の流路において通過センサ6
0の位置より下流側にはパルスランプ66とTVカメラ
63からなる粒子撮像系がある。パルスランプ66の発
光部はガラス管31を挟んでTVカメラ63と対向し任
意の周期で発光するパルスランプ66からの光を受けて
ガラス管31内のサンプル液21の流れに含まれる粒子
の瞬間像を捉える。瞬間像はカメラインターフェース6
5でA/D変換されコンピュータに送られ画像処理され
粒子部分の抽出・形状認識され分類される。また、粒子
検出信号611から一定の遅延時間(粒子が粒子検出部
の検出領域から粒子撮像部の撮像領域に達するまでの時
間)後にパルスランプの発光指令を発する光源インター
フェース68を設けて、粒子検出部により検出された粒
子像をTVカメラ63で確実に捉えることとしてもよ
い。
【0028】次に、装置の運転例を順を追って説明す
る。まず、初期状態ではサンプル液容器12、シース液
タンク13にはサンプル液21、シース液23が入って
おらず、ポンプ51A、52Aを含む全流路は空である
とする。ただし、シース液タンク13入口側のバルブ1
32より上流側の流路は上水で満たされているとする。
また、各バルブは閉止、各ポンプは停止しているとす
る。この状態から、まず流体系の初期化を行う。図示し
ないコンピュータなどの制御手段により、シース液タン
ク13入口側のバルブ132、およびモーノポンプ52
Aの空気抜き用のバルブ521を開放状態にする。これ
により上水がフィルタ133、バルブ132を通ってシ
ース液23としてシース液タンク13に流入する。シー
ス液23の流入によりタンク13の水位が上昇する。タ
ンク13内の水位が水位センサ136のレベルまで達す
ると、水位センサ136から信号が制御手段に送出され
る。この信号を受けた制御手段はバルブ132を閉止す
る。なお、タンク13内の水位は、水位センサ137に
より下限が、また水位センサ136により上限が設定さ
れ、水位センサ137、136の信号でバルブ132を
開閉することにより、タンク13にシース液23が補給
されて所定範囲の水位が保たれる。
【0029】次に、制御手段はギアポンプ51Aを起動
し、タンク13からシース液23を吸引して、フローセ
ル3からモーノポンプ52A方向に流す。モーノポンプ
52Aの吐出口528はロータ523により塞がれてい
るので、ケーシング525内の空気は空気抜き用のパイ
プ492からバルブ521を通って抜けてゆく。パイプ
292内の水位が水位センサ522まで達すると、水位
センサ522から信号が制御手段に発せられ、制御手段
はバルブ521を閉止する。なお、空気抜き用のパイプ
492にポンプ(例えばしごきポンプ)を設け、空気を
吸引してもよいことは言うまでもない。次に、制御手段
はフローセル3内の空気抜き用のバルブ74を開放す
る。これによりシース液23がフローセル3を満たし、
空気抜き用のパイプ491に侵入してゆく。パイプ49
1側ではバルブ74の下流側の水位センサ83まで水位
が達した時に、水位センサ83から制御手段に信号が発
せられる。この信号を受けた制御手段はバルブ74を閉
止する。このとき、シース液23は、サンプル液容器1
2下端のノズル11の内部に侵入し、パイプ491内の
水位とほぼ同じ位置になる。この状態で一旦、ギアポン
プ51Aを停止する。なお、パイプ491にポンプ(例
えばしごきポンプ)を設け空気を吸引してもよいことは
言うまでもない。次に、サンプル液容器12にサンプル
液21を供給する。この状態から測定を開始する。測定
開始と同時に、ギアポンプ51Aの流量Q1とモーノポ
ンプ52Aの流量Q2を、 Q1<Q2 となるようにする。このとき、サンプル液21の流量Q
sは、 Qs=Q2−Q1 となり、サンプル液21がフローセル3内に吸い込まれ
ガラス管31に流れて、粒子検出部、粒子撮像部で観測
される。
【0030】この実施の形態1の装置によれば、サンプ
ル液容器12はサンプル液21の取り入れ側が開放して
いるので、サンプル液21を連続して供給でき、長時間
の連続測定が可能になる。また、サンプル液21の供給
が容易でサンプルの供給方法も他の容器からの継ぎ足し
やポンプによる供給など多様化する。また、サンプル液
21の流れる流路が短く、直線状であるのでサンプル液
21に含まれる固形物などによる閉塞が少なくなる。ま
た、モーノポンプ52Aによりシース液23、サンプル
液21の混合した液体を排出するので、サンプル液21
に含まれる粒子によるポンプの詰まりがなくなる。
【0031】本発明の実施の形態2の粒子分析装置を図
2に示す。なお、本実施の形態及び後述する各実施の形
態では、粒子の検出手段および撮像手段は上記実施の形
態1と同様であるので、これらについては図示および説
明を省略する。
【0032】実施の形態2では、実施の形態1で用いた
正回転使用のモーノポンプ52Aの代わりに逆回転使用
のモーノポンプ52Bを用いる。モーノポンプ52B
は、モーノポンプ52Aの回転方向または、ロータ52
3、ステータ524のねじ形状を逆方向とすることによ
り、モーノポンプ52Aの吸い込み側と、吐出側を逆転
させたものである。また、ロータ523中心軸を鉛直方
向とし、フローセル3と直線状に並べる。また、シース
液の供給側のポンプをフローセル3の下流側のポンプと
同一種のものとする。本実施の形態ではモーノポンプ5
2Aを使用する。モーノポンプ52Aは正回転使用で、
パイプ48を介してシース液タンク13に接続し、吸入
口529からシース液を吸引し、吐出口528からパイ
プ40を介してフローセル3にシース液23を供給す
る。サンプル液21の流量Qsは、モーノポンプ51
B、51Aの流量をそれぞれQ1、Q2とすると、実施
の形態1と同様に、 Qs=Q2−Q1 となる。ポンプの流量は通常、温度変化や通過する液体
の粘性などの使用条件により変化するが、ポンプの種
類、構造により変化の程度は一定ではない。本実施の形
態では2つのポンプを同一種とすることにより使用条件
による流量変化がほぼ同一となり、上式の関係からサン
プル液の流量変化はキャンセルしてごく小さなものとな
る。
【0033】実施の形態2の構成によれば、モータの吸
い込み側からフローセル3までの流路の体積が小さく曲
がりが少なくなるので、サンプル液21に含まれる不溶
成分が装置内に溜まりにくくなる。さらに、流路内の空
気はフローセル3に上昇する、またはモーノポンプ52
Bに吸入されるため空気抜き用のパイプ、バルブ(実施
の形態1におけるパイプ492、バルブ521)が不要
になる。また、吸い込み側のデッドボリュームが小さく
なり装置の初期設定が速やかにできる。また、ポンプが
同一種なので使用条件の変化が生じてもサンプル液流量
の変化が小さくフローセル3内のサンプル液流量が一定
するので時間当たりに流れるサンプル量を一定にでき、
サンプル液体積あたりの粒子数を正確に求めることがで
きる。
【0034】本発明の実施の形態3の粒子分析装置を図
3に示す。本実施の形態3の装置は、実施の形態1にお
けるモーノポンプ52Aをギアポンプ52Cに置き換え
たものである。ギアポンプはギアの歯とケーシングの間
に液を閉じこめギアの回転により液を入口から出口に導
くものである。ギアポンプは、通常、モーノポンプに比
較して消費電力、サイズが小さいが、ギアポンプを通過
する粒子サイズがモーノポンプに比較して小さいので、
サンプル液21に含まれる不溶物のサイズが通過可能な
粒子サイズより大きなものを含む場合は上流側にフィル
タ53を挿入し不溶物を除去する。本実施の形態によれ
ば装置が小形、低消費電力となる。
【0035】本発明の実施の形態4の粒子分析装置を図
4に示す。この実施の形態4では、実施の形態3におい
てフローセル3下流のフィルタ53に代えてトラップ5
31を設け、ギアポンプ52C上流側で液中に含まれる
不溶成分を除去する。トラップ531は上下に開口部を
有する中空体で液中に含まれる水と異なる比重を持つ不
溶物のうちサイズの大きなものや比較的比重の大きいも
の小さいものを除去するものである。トラップ531の
上下にはバルブ56、バルブ57が設置されている。バ
ルブ56の入口はパイプ55を介してシース液タンク1
3に連結している。粒子計測時にはバルブ56、バルブ
57が閉止している。トラップ531には徐々に不溶物
が溜まってくるので、適宜洗浄を行う。洗浄時はバルブ
56、バルブ57を開放する。これによりタンク13内
の清澄なシース液23がパイプ55を通じバルブ56を
経てトラップ531に入り、それからバルブ57を経由
し排水管などに排出される。このとき、トラップ531
内に溜まった不溶物は押し流されトラップ531内が洗
浄される。なお、パイプ55を介する洗浄用の清澄な液
体は、水道などの他の供給源から直接供給されてもよい
ことは言うまでもない。また、トラップ531の下流側
のパイプ44にフィルタを設けてさらに不溶物を除いて
もよいことは言うまでもない。
【0036】実施の形態4によれば、ギアポンプ52C
を通過しない大きな粒子を予めトラップ531により多
く捉えることができるので、フィルタやギアポンプの閉
塞が少なくなる。
【0037】本発明の実施の形態5の粒子分析装置を図
5に示す。この実施の形態では、図1に示すモーノポン
プ52Aの代わりにギアポンプ52Cを用い、フローセ
ル3から出たシース液23とサンプル液21の混合液
を、フィルタ53でフィルタリングし、サンプル液23
に含まれる粒子や色素を除去し、シース液23として再
循環させる。このため、シース液タンク13から流出し
たシース液23は、バルブ71、72、ギアポンプ51
A、フローセル3およびフィルタ53を経て、ギアポン
プ52Cの入口側で分岐するパイプ45からバルブ73
を通り、バルブ72の入口側に合流する。このようにシ
ース液23が循環しているため、シース液23の流量は
ギアポンプ51Aの流量Q1に一致する。また、サンプ
ル液容器12下端のノズル11から供給されるサンプル
液21の流量は下流側に設置したギアポンプ52Cの流
量Q2と一致する。
【0038】次に、実施の形態5の装置の運転例を説明
する。まず、初期状態ではサンプル液容器12、シース
液タンク13にはサンプル液21、シース液23が入っ
ておらず、ギアポンプ51A、52Cを含む全流路は空
である。ただし、シース液タンク13入口のバルブ13
2より上流側の流路は上水で満たされている。また、各
流路のバルブは閉止、ポンプは停止している。この状態
から、まず流体系の初期化を行う。図示しないコンピュ
ータなどの制御手段により、バルブ132を開放状態と
する。これによりバルブ132から上水231がフィル
タ133を通って微細な夾雑物が除去され、シース液2
3となってシース液タンク13に流入する。シース液2
3の流入によりシース液タンク13の水位が上昇する。
シース液タンク13内の水位が水位センサ136のレベ
ルまで達すると、水位センサ136から信号が制御手段
に送出される。この信号を受けた制御手段はバルブ13
2を閉止する(なお、シース液タンク13内の水位は、
水位センサ137により下限が、また水位センサ136
により上限が設定され、水位センサ137、136の信
号でバルブ132を開閉することにより、タンク13に
シース液23が補給され所定水位が維持される)。
【0039】それから、制御手段はタンク13出口のバ
ルブ71、72と、フローセル3の空気抜き用のバルブ
74とを開放し、ポンプ51Aを起動してシース液23
をパイプ48からパイプ47、パイプ40を通ってフロ
ーセル3内に送り込む。フローセル3内に入ったシース
液23はポンプ52が起動していないので、空気抜き用
のパイプ491側に流れ、バルブ74を通って液面が水
位センサ83まで達する。このとき水位センサ83から
信号が制御手段に発せられ、これをもとに制御手段はバ
ルブ74を閉止し、ギアポンプ52Cを起動する。この
ときポンプ51Aとポンプ52Cの流量を一致させ、パ
イプ41やフィルタ53、パイプ44に存在する空気を
ギアポンプ52C吐出側のパイプ46側から排出する。
これらの流路がシース液23で満たされる様に十分にシ
ース液23を流した後、シース液循環流路のバルブ7
3、72とフローセル3の空気抜き用のバルブ74を開
放し、シース液タンク13出口のバルブ71を閉止し、
ポンプ52Cを停止することにより、シース液循環流路
のパイプ45内の空気をパイプ47、パイプ40からフ
ローセル3の空気抜き用パイプ491を通って排出す
る。パイプ491内の水位が水位センサ83のレベルま
で回復すると、制御手段はポンプ51Aを停止し、フロ
ーセル3の空気抜き用のバルブ74、シース液タンク1
3出口のバルブ71を閉止し、シース液循環流路のバル
ブ72、73を開放する。以上で初期設定が完了する。
【0040】測定時は、この状態で、ギアポンプ51A
とギアポンプ52Cを起動する。このときのポンプ51
Aの流量Q1はシース液23の流量に一致し、ポンプ5
2Cの流量Q2はサンプル液21の流量に一致する。こ
の状態でシース液23は循環しており、シース液タンク
13からの供給はない。時間が経過し、循環しているシ
ース液23がサンプル液21により汚れてきた場合は、
バルブ73を閉止し、ポンプ51Aとポンプ52Cの流
量を一致させて運転することにより新鮮なシース液23
を供給し循環路内のシース液を新しくすることができ
る。実施の形態5の装置によれば、シース液を循環再利
用するのでシース液が節約できる。
【0041】本発明の実施の形態6の粒子分析装置を図
6に示す。実施の形態6の装置は、図1に示す実施の形
態1におけるギアポンプ51A、モーノポンプ52Aを
それぞれシリンジポンプ51B,52Dにより置き換え
たもので、シリンジポンプ51Bの入口、出口にそれぞ
れバルブ75、76を設け、シリンジポンプ52Dの入
口、出口にそれぞれバルブ77、78を設ける。計測時
は、まずシリンジポンプ51B入口のバルブ75とシリ
ンジポンプ52D出口のバルブ78とを開放し、バルブ
76、バルブ77を閉止し、ポンプ51Bはシース液2
3の吸引、ポンプ52Dはバルブ78を通して排水の吐
出を行う。次に、バルブ75、バルブ78を閉止し、シ
リンジポンプ51B出口のバルブ76、シリンジポンプ
52D入口のバルブ77を開放して、シリンジポンプ5
1Bを吐出、シリンジポンプ52Dを吸引する。このと
きの吐出、吸引量の差がノズル11からのサンプル液2
1の流入量となる。
【0042】実施の形態6の装置によれば、シリンジポ
ンプを用いるので計測するサンプル液の量を正確に決め
ることができる。
【0043】本発明の実施の形態7の粒子分析装置を図
7に示す。通常、モーノポンプ52Bやギアポンプ51
A自体の流量は駆動用のモータの回転数に比例して増減
するから、モータの回転数をモータに設けたエンコーダ
などの回転検知機構により検知し回転数を調整すること
により流量を設定する。しかしながら、モータの回転変
動以外の要因による流量変動は補正できないので、各ポ
ンプにそれぞれの流量範囲をカバーする流量センサを設
置し、それぞれ流量を計測して二つのポンプの流量差か
らサンプル流量(Qs=Q1−Q2)を求めることが考え
られる。ところが、二つのポンプの流量差が二つのポン
プそれぞれの流量に対して小さくなってくると、二つの
ポンプの流量自体を測定しても、流量センサの測定分解
能が大きくて流量差を正確に捉えられなくなる。そこ
で、実施の形態7の装置では、サンプル液容器12から
延びるノズル11に各ポンプの流量範囲よりもかなり狭
い範囲のサンプル液の流量範囲をカバーする流量センサ
495を設け、流量センサ495によりノズル11から
フローセル3内に吸入されるサンプル液21の流量を直
接計測する。
【0044】実施の形態7の装置によれば、サンプル液
の流量を流量センサにより直接計測し各ポンプの流量を
制御するので、サンプル液の流量を安定させることがで
きる。また、流量を細かく設定できる。
【0045】本発明の実施の形態8の粒子分析装置を図
8に示す。上記実施の形態7の装置は、サンプル液の流
量を流量センサにより直接計測し、その計測値が所定の
値になるように各ポンプを制御するようにしたが、サン
プル液に混在する粒子が流量センサに詰まって、サンプ
ル液の流量と各ポンプの流量との関係が乱れるおそれが
ある。そこで、実施の形態8の装置では、実施の形態7
におけるサンプル液容器12、流量センサ495及びノ
ズル11からなる流路のダミーを別に設け、サンプル液
の代わりに清澄な液あるいはシース液を流して流量セン
サによりその流量を測定し、各レベルの流量に対応する
各ポンプの回転数を予め求めるようにした。実際にサン
プル液容器12からサンプル液を流す時には、予め求め
た各ポンプの回転数を用いることになる。なお、実施の
形態7の装置においてサンプル液容器12の下流に設置
した流量センサ495は不要になり、この流量センサ4
95を実施の形態8の装置のダミーの流路に用いる。
【0046】実施の形態8の装置では、上記ダミーの流
路として、フローセル3上部の分岐点490に先端を接
続するパイプ499を設け、パイプ499に開閉バルブ
114、流量センサ495を設け、パイプ499の末端
に容器494を設ける。容器494にはシース液容器1
3または図示しない他の容器からシース液23(清澄な
液体であればシース液でなくともよい)をパイプ497
を通してポンプ498により供給する。容器に入ってい
るシース液23の量は、水位センサ496によりチェッ
クし水位が下がったときは、ポンプ498により補給す
る。また、パイプ497を図8のように2本とし、シー
ス液を環流することにより水位を一定に保ってもよい。
なお、前述のポンプ498、パイプ497による還流部
がなく、人手により容器494に清澄な液をシース液と
して供給してもよいことは言うまでもない。
【0047】また、パイプ499の先端をフローセル3
の上部に接続する代わりに、シース液容器13下流のノ
ズル11に分岐点を設け、ここにパイプ499の先端を
接続し、容器494からノズル11を通じてシース液を
流して、容器494出口に設けた流量センサで流量を測
定してもよい。あるいはパイプ499の先端を、シース
液タンク13出口側のギアポンプ51Aからフローセル
を経由してモーノポンプ52Bに至る流路のどこかに接
続してもよい。ただし、ノズルに分岐点を設けパイプ4
99と接続する場合は、ノズル11で分岐点より上流側
の部位に開閉バルブ111を設ける。
【0048】図8に示す構成の装置において、サンプル
流量を測定するときは、パイプ499上のバルブ114
を開き、ノズル11に設置したバルブ111を閉め、容
器494からパイプ499を通してシース液23をフロ
ーセル3内に吸引する。このとき、パイプ499に設置
した流量センサ495によりサンプル流量に相当する流
量を計測する。サンプル計測時には、サンプル液21が
ノズル11から吸入されるようにバルブ111を開き、
バルブ114を閉じる。
【0049】実施の形態8の装置には、その他、バルブ
111とサンプル液容器12の間にノズル11とサンプ
ル液容器12をつなぐコネクタ112およびサンプル液
21漏出防止用閉止バルブとしてのコック113を設け
ている。サンプル液容器12はコネクタ112部分でノ
ズル11と切り放せるようにしておく。サンプル液容器
12を脱着するときはコック113を閉じてサンプル液
21がサンプル液容器12から漏出するのを防ぐ。
【0050】また、サンプル液容器12内のサンプル液
21の温度を計測する温度センサ692とサンプル液を
加熱または冷却する温度調節器695を設置する。さら
に、サンプル液容器12内のサンプル液21を撹拌する
撹拌機構123を設ける。一方、シース液容器13内に
シース液23の温度を計測する温度センサ691とシー
ス液23を加熱または冷却する温度調節器698を設置
する。さらに、シース液容器13内のシース液23を撹
拌する撹拌機構138を設ける。また、ギアポンプ51
Aの温度を計測する温度センサ694を設置する。ま
た、ギアポンプ51Aにギアポンプ51Aを加熱または
冷却する温度調節器697を設置する。また、モーノポ
ンプ52Bのステータ524の温度を計測する温度セン
サ693を設置する。また、ステータ524の外周にス
テータ524を加熱または冷却する温度調節器696を
設置する。シース液23、サンプル液21、ステータ5
24の温度はそれぞれ温度センサ691、692、69
3の信号により温度調節器698、695、696を制
御して一定に保つ。なお、各ポンプの温度−流量特性を
事前に測定しテーブルとして持つことにより、温度調節
器無しに温度センサからのデータのみでサンプル液の流
量を制御してもよいことは言うまでもない。
【0051】実施の形態8によれば、シース液、サンプ
ル液の温度を一定にできノズル、フローセル内での液体
の温度変化を小さくできるので、温度による流れの変動
を小さくできる。また、シース液の温度、ギアポンプの
温度を一定にできるので、ギアポンプの周囲の温度変化
によるギアポンプ流量の温度ドリフトを防止できる。ま
た、シース液の温度、サンプル液の温度、モーノポンプ
のステータの温度を一定にできるのでモーノポンプの周
囲の温度変化によるモーノポンプ流量の温度ドリフトを
防止できる。また、流量センサ495用の容器494内
の液体の温度を計測、制御する温度センサ、温度調節器
(図示しない)を設けて、容器494内の温度を一定に
保ことにより、温度による流量センサのドリフトを防止
できる。
【0052】以上述べた各実施の形態におけるサンプル
液は、まずプランクトンなどの微生物を含む液体を対象
としたが、本方式では、粒子を含むもの例えば血液や
尿、細胞培養液などを含む液体を対象としてもよい。ま
た汚泥や食品などのスラリー状の液体を対象としてもよ
い。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、サンプル液の容器上部
が開放しているので、サンプル液の供給が容易で、サン
プルの供給方法も他の容器からの継ぎ足しやポンプによ
る供給など多様化でき、サンプル液中の粒子を長時間連
続測定でき、またフローセル下流に第二のポンプを設け
たので、フローセルに流入させるサンプル液の供給が脈
動もなく安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の粒子分析装置の構成図
である。
【図2】本発明の実施の形態2の粒子分析装置の構成図
である。
【図3】本発明の実施の形態3の粒子分析装置の構成図
である。
【図4】本発明の実施の形態4の粒子分析装置の構成図
である。
【図5】本発明の実施の形態5の粒子分析装置の構成図
である。
【図6】本発明の実施の形態6の粒子分析装置の構成図
である。
【図7】本発明の実施の形態7の粒子分析装置の構成図
である。
【図8】本発明の実施の形態8の粒子分析装置の構成図
である。
【符号の説明】
3 フローセル 11 ノズル 12 サンプル液容器 13 シース液タ
ンク 21 サンプル液 23 シース液 31 ガラス管 51A ギアポンプ 51B シリンジ
ポンプ 52A モーノポンプ(正回転) 52B モーノポ
ンプ(逆回転) 52C ギアポンプ 52D シリンジ
ポンプ 56、57 バルブ 63 TVカメラ 66 パルスランプ 71、72、7
3、74 バルブ 83 水位センサ 111 開閉バル
ブ 112 コネクタ 113 コック 114 開閉バルブ 121 排水受け 123 撹拌機構 132 バルブ 133 フィルタ 136、137
水位センサ 138 撹拌機構 490 分岐点 494 容器(清澄水/シース液) 495 流量セン
サ 521 バルブ 522 水位セン
サ 523 ロータ 524 ステータ 525 ケーシング 526 排水管 527 モータ 528 吐出口 529 吸入口 531 トラップ 601 本体 602 投光部 603 受光部 691、692、693、694 温度センサ 695、696、697、698 温度調節器

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分析すべき粒子を含むサンプル液を貯留
    し底部に下方に延びるノズルを有する容器と、ノズルの
    先端部が挿入されたフローセルと、ノズルから流入した
    サンプル液流を囲って流すシース液をフローセルに注入
    する第一のポンプと、該第一のポンプの吸入口に配管接
    続しシース液を貯留するタンクと、フローセルの下流部
    を構成する透明な管路を流れるシース液に囲まれたサン
    プル液中の粒子を撮像する手段と、を備えた粒子分析装
    置において、 サンプル液を貯留する容器の上部が大気に開放され、か
    つフローセルの透明な管路の下流にフローセル内の液体
    を吸引する第二のポンプを設けたことを特徴とする粒子
    分析装置。
  2. 【請求項2】 第一のポンプとしてギアポンプを、第二
    のポンプとしてモーノポンプを用いたことを特徴とする
    請求項1記載の粒子分析装置。
  3. 【請求項3】 第一のポンプと第二のポンプを同一種の
    ポンプとしたことを特徴とする請求項1記載の粒子分析
    装置。
  4. 【請求項4】 第二のポンプとしてモーノポンプを用い
    かつ該モーノポンプのロータを駆動するモータに近い側
    のポンプ室に通じる開口部を吐出側としモータから遠い
    側のロータの先端側の開口部を吸入側とし、吸入側の開
    口部をフローセルの下流側に接続したことを特徴とする
    請求項1記載の粒子分析装置。
  5. 【請求項5】 第二のポンプとしてギアポンプを用いた
    ことを特徴とする請求項1に記載の粒子分析装置。
  6. 【請求項6】 第二のポンプの吸入口側に粒子を捕捉す
    る機構を設けたことを特徴とする請求項5記載の粒子分
    析装置。
  7. 【請求項7】 タンクに上水を濾過してなるシース液を
    貯留することを特徴とする請求項1ないし6いずれかに
    記載の粒子分析装置。
  8. 【請求項8】 分析すべき粒子を含むサンプル液を貯留
    し底部に下方に延びるノズルを有する容器と、ノズルの
    先端部が挿入されたフローセルと、ノズルから流入した
    サンプル液流を囲って流すシース液をフローセルに注入
    する第一のポンプと、該第一のポンプ吸入口に配管接続
    しシース液を貯留するタンクと、フローセルの下流側を
    構成する透明な管路を流れるシース液に囲まれたサンプ
    ル液中の粒子を撮像する撮像手段と、を備えた粒子分析
    装置において、 サンプル液を貯留する容器の上部が大気に開放され、か
    つフローセルの透明な管路の下流にサンプル液中の粒子
    を捕捉する機構とフローセル内の液体を吸引する第二の
    ポンプとを配管を通じて順次に設け、そして第二のポン
    プの吸入口側から分岐し第一のポンプの吸入口側に一つ
    のバルブを介して接続する戻し配管を設け、さらにタン
    クの出口側に別のバルブを設けたことを特徴とする粒子
    分析装置。
  9. 【請求項9】 分析すべき粒子を含むサンプル液を貯留
    し底部に下方に延びるノズルを有する容器と、ノズルの
    先端部が挿入されたフローセルと、ノズルから流入した
    サンプル液流を囲って流すシース液をフローセルに注入
    する第一のポンプと、該第一のポンプ吸入口に配管接続
    しシース液を貯留するタンクと、フローセルの下流側を
    構成する透明な管路を流れるシース液に囲まれたサンプ
    ル液中の粒子を撮像する撮像手段と、を備えた粒子分析
    装置において、 サンプル液を貯留する容器の上部が大気に開放され、第
    一のポンプとしてシリンジポンプを用い、かつフローセ
    ルの透明な管路の下流にフローセル内の液体を吸引する
    第二のポンプとしてシリンジポンプを設け、各シリンジ
    ポンプの入口および出口それぞれにバルブを設けたこと
    を特徴とする粒子分析装置。
  10. 【請求項10】 タンクに上水を濾過してなるシース液
    を貯留することを特徴とする請求項9記載の粒子分析装
    置。
  11. 【請求項11】 ノズルにサンプル液の流量を計測する
    流量センサを設けたことを特徴とする請求項1から10
    のいずれかに記載の粒子分析装置。
  12. 【請求項12】 フローセルまたはノズルに分岐点を設
    け、該分岐点に開閉バルブ及び流量センサを介し、清澄
    な水を貯える容器を配管接続し、かつサンプル液の容器
    出口に開閉バルブを設けたことを特徴とする請求項1か
    ら10のいずれかに記載の粒子分析装置。
  13. 【請求項13】 サンプル容器近傍のノズル部位に、下
    流に向かって順次に閉止バルブ及びコネクタを設けたこ
    とを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の粒
    子分析装置。
  14. 【請求項14】 サンプル液の温度を計測する温度セン
    サと、シース液の温度を計測する温度センサと、第一の
    ポンプの温度を計測する温度センサと、第二のポンプの
    温度を計測する温度センサとを設置したことを特徴とす
    る請求項1から13のいずれかに記載の粒子分析装置。
  15. 【請求項15】 サンプル液の温度を計測する温度セン
    サと、サンプル液を加熱または冷却する温度調節器と、
    サンプル液容器内のサンプル液を撹拌する撹拌機構と、
    シース液の温度を計測する温度センサと、シース液を加
    熱または冷却する温度調節器と、シース液容器内のシー
    ス液を撹拌する撹拌機構と、第一のポンプの温度を計測
    する温度センサと、第一のポンプを加熱または冷却する
    温度調節器と、第二のポンプの温度を計測する温度セン
    サと、第二のポンプを加熱または冷却する温度調節器と
    を設置したことを特徴とする請求項1から13のいずれ
    かに記載の粒子分析装置。
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