JP2020157216A - タンクの洗浄方法 - Google Patents

タンクの洗浄方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020157216A
JP2020157216A JP2019058386A JP2019058386A JP2020157216A JP 2020157216 A JP2020157216 A JP 2020157216A JP 2019058386 A JP2019058386 A JP 2019058386A JP 2019058386 A JP2019058386 A JP 2019058386A JP 2020157216 A JP2020157216 A JP 2020157216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
cleaning
cleaning liquid
pcb
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019058386A
Other languages
English (en)
Inventor
安基 伊達
Yasuki Date
安基 伊達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Research Institute of Electric Power Industry
Original Assignee
Central Research Institute of Electric Power Industry
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Research Institute of Electric Power Industry filed Critical Central Research Institute of Electric Power Industry
Priority to JP2019058386A priority Critical patent/JP2020157216A/ja
Publication of JP2020157216A publication Critical patent/JP2020157216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

【課題】タンク内を少量の洗浄液であっても効率的に洗浄することができ、PCBをポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法で定められている国内基準値以下に無害化できるタンクの洗浄方法の提供。【解決手段】ポリ塩化ビフェニル(PCB)を含む油が付着しているタンクの洗浄方法であって、前記タンクの全体積に対して、0.05体積%以上50体積%以下の液量である洗浄液を前記タンクの内面に噴射する。【選択図】図3

Description

本発明は、PCBで汚染されているタンクの洗浄方法に関する。
現在、ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、国際条約であるPOPs条約に基づき、2027年度末までの全面的な処理が進められている。PCBは、新たな製造と使用が禁止され、使用中のものについても、適正な処理が定められている。PCBの含有量が5,000ppm以上である高濃度PCB汚染物は、JESCOが処理し、PCBの含有量が5,000ppm未満である低濃度PCB汚染物は、環境大臣及び自治体から認定されている、一般の処理事業者が処理している。
PCB汚染物のうち、内容量が大きいタンク状構造物(以下、タンクとする)の洗浄方法としては、タンク内を洗浄液で充填し、加温して循環洗浄を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、タンク内を充填するには、多量の洗浄液が必要となり、多くの費用がかかるという問題がある。また、多量の有機溶剤を洗浄液として用いる場合は、消防法などに適合した厳密な管理が求められるため、現場管理に多くの費用がかかるという問題がある。
特許第5907776号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、タンク内を少量の洗浄液であっても効率的に洗浄することができ、PCBをポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法で定められている国内基準値以下に無害化できるタンクの洗浄方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下のとおりである。即ち、本発明のタンクの洗浄方法は、ポリ塩化ビフェニル(PCB)を含む油が付着しているタンクの洗浄方法であって、前記タンクの全体積に対して、0.05体積%以上50体積%以下の液量である洗浄液を前記タンクの内面に噴射する。
本発明によると、従来における諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、タンク内を少量の洗浄液であっても効率的に洗浄することができ、PCBをポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法で定められている国内基準値以下に無害化できるタンクの洗浄方法を提供することができる。
図1は、本発明のタンクの洗浄方法における、洗浄液を繰り返し使用する方法を示す概略説明図である。 図2Aは、本発明で使用されるノズルの一例を示す概略図である。 図2Bは、本発明で使用されるノズルの他の一例を示す概略図である。 図2Cは、本発明で使用されるノズルの他の一例を示す概略図である。 図3は、本発明のタンクの洗浄方法のフロー図である。 図4は、本発明の実施例の概略図である。 図5は、本発明の噴射工程における、10分毎の洗浄液のPCB濃度を示した図である。
(タンクの洗浄方法)
本発明のタンクの洗浄方法は、タンクの全体積に対して、0.05体積%以上50体積%以下の液量である洗浄液をタンクの内面に噴射すること(以下、噴射工程と称することがある)、更に必要に応じて、その他の工程を含む。
<噴射工程>
前記噴射工程は、前記タンクの全体積に対して、0.05体積%以上50体積%以下の液量である洗浄液を前記タンクの内面に噴射する工程である。
前記液量は、前記タンクの全体積に対して、0.05体積%以上50体積%以下であり、0.1体積%以上10体積%以下が好ましく、0.5体積%以上5体積%以下がより好ましい。前記液量が、0.05体積%以上であるとPCBの洗い残しを防ぐことができる。前記液量が、50体積%以下であると洗浄液の消費量を抑えることができ、また消防法上における洗浄後の廃液の取り扱いが容易となる。
前記液量を算出する方法としては、例えば、前例に基づき算出する方法、後述する式(1)を用いて算出する方法、後述する式(2)を用いて算出する方法などが挙げられる。
前例に基づき算出する方法では、簡便に洗浄液の液量を求めることができる。式(1)を用いて算出する方法では、洗浄液量が適切であるため、洗浄中に洗浄液を注ぎ足す必要がなく、また、廃液の量も減らすことができる。式(2)を用いて算出する方法では、式(1)を用いて算出する方法よりも簡便に洗浄液の液量を求めることができる。
−タンク−
前記タンクは、PCBを取り扱う設備であり、例えば、貯油タンク、変圧器筐体タンク、変圧器コンサベーターなどが挙げられる。
前記タンクの形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、円筒型、小判型、角型などが挙げられる。
前記タンクは、タンクの内面に洗浄液を噴射するためのノズルを有し、更に必要に応じて、その他の付属部品を有する。
前記その他の付属部品としては、例えば、採油コック、高圧絶縁キャップ、基礎ボルト、接地端子、排油栓、油面計、防振ゴム、耐震防振架台、車輪、呼吸器などが挙げられる。
−洗浄液−
前記洗浄液としては、例えば、油、界面活性剤を含む溶媒などが挙げられる。これらの中でも、洗浄液がタンク内のPCBを含む油と馴染み、高効率でPCBを洗浄することができる点から、油が好ましい。また、洗浄液として界面活性剤を含む溶媒を用いることで、洗浄後のタンク内の油残りを防ぐことができ、消防法上の取扱いが容易となる。
前記油としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、鉱油、合成油などが挙げられる。
前記鉱油としては、例えば、絶縁油、重油、軽油、灯油、ガソリン、ナフサ、機械油、切削油などが挙げられる。
前記絶縁油としては、例えば、JIS C2320−1999(電気絶縁油)に規定された絶縁油Aの1種(鉱油)2号などが挙げられる。
前記合成油としては、例えば、炭化水素系溶媒であるNSクリーン(JXTGエネルギー株式会社製)、ダフニークリーナ(出光興産株式会社製)、HC−UV45(東ソー株式会社製)などが挙げられる。
前記界面活性剤を含む溶媒に用いられる溶媒としては、例えば、水、有機溶剤などが挙げられる。
前記有機溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、アセトン、テトラヒドロフラン、酢酸エチルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記界面活性剤を含む溶媒としては、アルカリ性が好ましい。
前記洗浄液の温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、0℃以上150℃以下が好ましく、10℃以上80℃以下がより好ましく、25℃以上60℃以下が更に好ましい。前記温度が25℃以上であると、タンクの内面に付着している油の流動性を上げることができ、付着している油と洗浄液が馴染みやすくなり、洗浄作用が向上する。前記温度が80℃以下であると、洗浄液の取扱いが容易となる。
前記洗浄液は、タンク内に設置したノズルから、タンクの内面に噴射する。
前記ノズルとしては、洗浄液を噴射させるための噴射口を有していれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シャワーノズル、スプレーノズル、ジェットノズルなどが挙げられる。
前記ノズルを設置する位置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、タンクの天井部、壁面部、底面部などが挙げられる。
前記ノズルは、タンクに対して、上下方向、左右方向、前後方向に移動可能であることが好ましい。
前記洗浄液を噴射する圧力としては、0.01MPa以上20MPa以下が好ましい。
前記ノズルの数としては、タンクの容量に応じて適宜選択することができるが、少なくとも1つ設置されていればよい。タンクの容量が大きい場合は、2つ以上設置されていることが好ましい。
前記ノズルは、回転軸を有し、回転軸を軸として、タンクに対して平行方向又は垂直方向に360℃回転できるものが好ましい。これにより、洗浄液の噴射方向を制御し、タンクの内面に満遍なく洗浄液を接触させることができる。
前記ノズルが360℃回転して元の位置に戻るまでを1回転とし、ノズルの回転数としては、1回転以上100回転以下であり、8回転以上100回転以下が好ましい。前記回転数が1回転以上であると、タンクのすべての内面に洗浄液を接触させることができる。前記回転数が100回転以下であると、洗浄時間を短縮することができる。前記ノズルが1回転する時間としては、10時間以下であり、1時間以下が好ましい。
前記ノズルを回転させる方法としては、例えば、洗浄液を噴射するときの噴射圧によりノズルを回転させる方法、外部モーターをノズルに接続し、モーターの力によってノズルを回転させる方法などが挙げられる。
前記ノズルの噴射口は、回転軸を有していてもよく、回転軸を軸として、タンクに対して平行方向又は垂直方向に360℃回転できるものが好ましい。これにより、洗浄液の噴射方向を制御し、タンクの内面に満遍なく洗浄液を接触させることができる。
前記噴射口を回転させる方法としては、例えば、洗浄液を噴射するときの噴射圧により噴射口を回転させる方法、外部モーターを噴射口に接続し、モーターの力によって噴射口を回転させる方法などが挙げられる。
前記噴射口の数としては、例えば、1つの噴射口を有していてもよいし、2つ以上の噴射口を有していてもよい。2つ以上の噴射口を有する場合は、それぞれの噴射口が異なる噴射方向を向いていることが好ましい。これにより、効率よくタンクの内面に洗浄液を接触させることができる。
前記ノズルは、ノズル本体と噴射口が回転軸を有し、独立して回転をすることにより、すべての方向に洗浄液を噴射させることができる。これにより、ノズルが1回転して元の位置に戻ることで、洗浄液の軌跡が一周し、タンクのすべての内面に洗浄液を接触させることができる。
前記洗浄液は、繰り返しタンクの内面に噴射されることが好ましい。繰り返して洗浄液を洗浄に使用することで、タンクの内面に残留している油を洗浄することができる。前記繰り返して洗浄する方法としては、タンクの内面に噴射された後の洗浄液を、ポンプを用いて回収し、再度ノズルから噴射させることが挙げられる。
洗浄液の噴射後から、再度ノズルから噴射されるまでを1サイクルとし、1サイクルの時間は、10時間以下であり、1時間以下が好ましい。
繰り返し洗浄の時間としては、タンクの容量、洗浄液量、洗浄液の噴射方法によって、適宜選択することができるが、1時間以上400時間以下が好ましい。
前記洗浄液は、繰り返しタンクの内面に噴射される前に、加熱することが好ましい。洗浄液を加熱する方法としては、ヒーターを用いて加熱する方法が挙げられる。洗浄液を加熱することで、付着している油と洗浄液が馴染みやすくなり、高い洗浄作用を保つことができる。
前記洗浄液は、繰り返しタンクの内面に噴射される前に、濾過することが好ましい。洗浄液を濾過する方法としては、濾過フィルターを用いて濾過する方法が挙げられる。洗浄液を濾過することで、洗浄液中の不純物を除くことができ、ノズルの詰まりなどを防ぐことができる。濾過フィルターとしては、例えば、サイクロンフィルター、金属フィルターなどが挙げられる。
<算出工程>
前記算出工程は、洗浄液の液量を算出する工程である。算出工程により、洗浄後の洗浄液のPCB濃度を確実に国内基準値(0.5ppm)以下とすることができる量の洗浄液を使用することができる。
前記洗浄液の液量は、下記式(1)を用いて算出することができる。
V=α×(PCB/CPCB)×S×M×(1/ρ)・・・式(1)
前記式(1)中、Vは、使用する洗浄液の液量を示す。
前記式(1)中、PCBは、タンクの内面に付着しているPCBの濃度を示す。前記PCBを測定する方法としては、タンクの内面に付着している油を採取できる場合は、例えば、高分解能ガスクロマトグラフィー/高分解能質量分析計を用いた公定法、簡易定量法(洗浄油中の微量PCBの測定に関する簡易測定法マニュアル(第3版) 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課参照)などが挙げられる。タンクの内面に付着している油を採取できない場合は、例えば、拭取り試験によりタンクの内面に付着しているPCBの量及び油の量の測定を行い、タンクの内面に付着しているPCBの濃度を求める方法が挙げられる。前記拭取り試験としては、例えば、平成4年厚生労働省告示192号に記載される拭き取り試験法、低濃度PCB含有廃棄物に関する測定方法などが挙げられる。具体的な拭取り試験としては、適量のヘキサンを含む脱脂綿を用いて、任意の面を拭き取り、拭取り後の脱脂綿からヘキサンを用いて抽出液を抽出後、抽出液からタンクの内面に付着しているPCBの量及び油の量を測定することができる。
前記拭取り試験によって抽出された抽出液は、高分解能ガスクロマトグラフィー/高分解能質量分析計を用いた公定法、簡易定量法などを用いて、PCBの量を測定することができ、ガスクロマトグラフィー/水素イオン化検出器(GC−FID)を用いて、油の量を測定することができる。
前記式(1)中、CPCBは、タンク洗浄後における洗浄液の目標PCB濃度を示す。前記CPCBとしては、例えば、50ppm以下(米国などの諸外国の基準値)であり、0.5ppm以下(環境省の低濃度PCB廃棄物 収集・運搬ガイドラインで定められている基準値。以下、国内基準値と称することがある。)が好ましく、0.3ppm以下がより好ましい。
前記式(1)中、Sは、洗浄対象のタンク及び配管の内面の総面積を示す。前記Sを測定する方法としては、例えば、実測する方法、製作図面に記載の寸法から計算により求める方法などが挙げられる。
前記式(1)中、Mは、タンクの内面に付着している油の平均付着量を示す。前記Mを測定する方法としては、例えば、拭取り試験、前例から予測する方法などが挙げられる。
前記拭取り試験としては、適量のヘキサンを含む脱脂綿を用いて、任意の面を拭き取り、拭取り後の脱脂綿からヘキサンを用いて抽出液を抽出後、抽出液から油の量を測定することができる。前記測定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ガスクロマトグラフィー/水素炎イオン化検出器(GC−FID)を用いた方法などが挙げられる。
前記式(1)中、ρは、油の密度を示す。
前記式(1)中、αは、安全係数を示す。安全係数とは、洗浄前後のPCB測定の誤差、タンクの内面の平均付着量Mの誤差、タンク及び配管の内面の面積Sの誤差を考慮した裕度である。前記αは、1以上である。
また、前記洗浄液の液量は、下記式(2)を用いて算出することができる。
V=α×(PCB/CPCB)×T×(β/100)×(1/ρ)・・・式(2)
前記式(2)中、V、α、PCB、CPCB、ρは、前記式(1)と同じ値を示す。
前記式(2)中、Tは、洗浄対象のタンクの全体積を示す。前記Tを測定する方法としては、例えば、実測する方法、製作図面に記載の寸法から計算により求める方法などが挙げられる。
前記式(2)中、βは、タンクの内面に付着している油の付着量を示す。前記βは、一般的な方法でタンクから油を抜いたときの、タンク内面に付着している油の付着量であり、タンクの全体積に対して、1.0体積%以上5.0体積%以下が好ましい。
前記タンクから油を抜く一般的な方法としては、例えば、タンクの排油栓を開けてタンク内の油をタンクの外に出す方法などが挙げられる。
<その他の工程>
前記その他の工程としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、
例えば、パージ工程、排油工程、洗浄終了判定工程、無害化確認工程などが挙げられる。
前記パージ工程は、洗浄前にタンク内のガスをパージする工程である。パージ工程としては、例えば、不活性ガスでパージする方法などが挙げられる。これにより、タンク内の酸素濃度を低下させ、火災の発生を防止することができる。
前記タンク内の酸素濃度としては、15%以下が好ましく、10%以下がより好ましい。
前記不活性ガスとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、窒素、アルゴン、ヘリウムなどが挙げられる。
前記排油工程は、洗浄後に洗浄液を排油する工程である。排油工程としては、例えば、タンクの排油栓から排油する方法などが挙げられる。
前記洗浄終了判定工程は、タンクの洗浄が終了しているかを判定する工程である。洗浄終了判定工程としては、例えば、洗浄液のPCB濃度を測定する方法などが挙げられる。なお、前記算出工程を行う場合は、洗浄終了後の洗浄液のPCB濃度が国内基準値以下となるように、洗浄液量が最適化されているため、前記洗浄判定工程を行わなくてもよい。
前記洗浄によりタンクが無害化されていることを確認する工程である。無害化確認工程としては、環境省告示192号で定める拭取り試験などが挙げられる。
図1は、本発明のタンクの洗浄方法における、洗浄液を繰り返し使用する方法の概略説明図である。図1に示すように、タンク100は、内部にノズル110が設置されており、洗浄液輸送ポンプ120a、及び洗浄液回収ポンプ120bを介して、洗浄液140を収容した洗浄液収容容器130に接続されている。洗浄液輸送ポンプ120aは、ノズル110に接続されている。また、ノズル110と洗浄液輸送ポンプ120aの間には、ヒーター、濾過フィルターなどを配置することもできる。
前記ヒーターを配置することで、洗浄液が加熱され、付着している油と洗浄液が馴染みやすくなり、高い洗浄作用を保つことができる。
前記濾過フィルターを配置することで、洗浄液中の不純物を除くことができ、ノズルの詰まりなどを防ぐことができる。濾過フィルターとしては、例えば、サイクロンフィルター、金属フィルターなどが挙げられる。
前記洗浄液輸送ポンプ120a及び前記洗浄液回収ポンプ120bにより、洗浄液140が、タンク100と洗浄液収容容器130を循環することができ、繰り返して洗浄に使用される。
洗浄液140が、ノズル110からの噴射後から、再度ノズル110から噴射されるまでを1サイクルとする。前記1サイクルの時間は、10時間以下であり、1時間以下が好ましい。
前記洗浄液輸送ポンプ120aは、ノズル110及び洗浄液収容容器130に接続されており、洗浄液収容容器130に収容されている洗浄液140を、ノズル130に輸送する。
前記洗浄液輸送ポンプ120aと前記ノズル110の間には、圧力計、流量計、温度計などを接続することができる。
前記洗浄液輸送ポンプ120aによる、洗浄液の輸送時の圧力としては、0.01MPa以上20MPa以下が好ましい。
前記洗浄液回収ポンプ120bは、タンク100及び洗浄液収容容器130に接続されており、タンク100内の洗浄液140を洗浄液収容容器130に回収する。
前記洗浄液回収ポンプ120bと前記洗浄液収容容器130の間には、洗浄液140中の固体成分を取り除くためのストレーナーを接続することができる。
前記洗浄液回収ポンプ120bによる、洗浄液の回収時の圧力としては、特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができ、洗浄液回収容器130に洗浄液を回収することができる圧力であればよい。
図2Aは、本発明のタンクの洗浄方法に用いられるノズルの一例を示す概略図である。図2Aのノズル150は、配管160に接続され、噴射口180aと噴射口180bの2つの噴射口を有しており、噴射口180aは上方に洗浄液190を噴射し、噴射口180bは、下方に洗浄液190を噴射する。洗浄液190は、噴射口180a及び180bからタンクの内面に線状に接触するように噴射され、また、ノズル150が回転軸170を軸として、タンクに対して平行方向に回転することにより、タンクのすべての内面に接触することができる。
図2Bは、本発明のタンクの洗浄方法に用いられるノズルの他の一例を示す概略図である。図2Bのノズル150は、配管160に接続され、噴射口180を有しており、噴射口180から洗浄液190を噴射する。洗浄液190は、噴射口180からタンクの内面に点で接触するように噴射され、また、噴射口180が回転軸170bを軸として、タンクに対して垂直方向に回転することにより、洗浄液190は、タンクの上方と下方の内面に線状に接触するように噴射される。さらに、ノズル150が回転軸170aを軸として、タンクに対して平行方向に回転することにより、洗浄液190は、タンクのすべての内面に接触することができる。
図2Cは、本願発明のタンクの洗浄方法に用いられるノズルの他の一例を示す概略図である。図2Cのノズルは、図2Bのノズルが、噴射口180aと噴射口180bの2つの噴射口を有しているものである。
図3は、本発明のタンクの洗浄方法のフロー図である。図3を用いて、本発明のタンクの洗浄方法の実施形態について説明する。
まず、タンク内部を清掃することが好ましい。これにより、タンク内に残留するPCB量を減らすことで、使用する洗浄液の量を削減することができ、また、スラッジなどによる洗浄配管の閉塞リスクを低減することができる。
前記清掃の方法としては、例えば、タンクの排油栓を開放し、タンク内に残留する油やスラッジを排出する方法が挙げられる。前記排出としては、PCBを含まない油を適量導入し、タンク内に残留しているPCBの濃度を希釈させる、また残留しているPCBを油に浮遊させてから排出することが好ましい。
次に、下記式(1)によって、使用する洗浄液量(V)を求める。
V=α×(PCB/CPCB)×S×M×(1/ρ)・・・式(1)
次に、火災の発生を防止するために、不活性ガスでパージを行う。
次に、洗浄液輸送ポンプと洗浄液回収ポンプを稼働させ、タンクの内面に付着しているPCBの洗浄を行う。洗浄液は、洗浄液輸送ポンプ及び洗浄液回収ポンプによって、タンクと洗浄液収容容器を循環する。
洗浄液としては、例えば、油、有機溶剤、洗剤を使用することができる。また、油又は有機溶剤でタンクの内面を洗浄した後に、洗剤でタンクの内面を洗浄することもできる。これにより、洗浄後のタンク内の油残りを防ぐことができる。
洗浄時間としては、タンクの容量、洗浄液量、洗浄液の噴射方法によって、適宜選択することができるが、1時間以上400時間以下が好ましい。洗浄中は、一定時間毎にタンクの採油コックから洗浄液を採取し、洗浄液のPCB濃度の測定を行う。洗浄液のPCBの濃度が国内基準値(環境省の低濃度PCB廃棄物 収集・運搬ガイドラインで定められている0.5ppm)以下で飽和状態となると、洗浄終了と判定する。
前記PCB濃度を測定する測定機器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜公定法を選択することができ、例えば、高分解能ガスクロマトグラフィー/マススペクトロメトリー(HRGC/HRMS)、ガスクロマトグラフィー/電子捕獲型検出器(GC−ECD)などが挙げられる。これらの中でも、ガスクロマトグラフィー/電子捕獲型検出器(GC−ECD)が好ましい。
次に、タンクの内面に付着しているPCBが、無害化されているかを確認するために、環境省告示192号で定める拭取り試験を行う。前記タンク内面に付着しているPCBの濃度が、国内基準値以下であると、法令に基づき無害化されたと判断する。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例では、設備の関係からタンクとして、オープンドラム缶(ステンレス製、容量:200L、底面の直径:0.6m、高さ:0.9m、以下タンクと称することがある)で実験を行ったが、実際に使用が想定されるタンクにおいても同様の効果が得られるものである。
−汚染タンクの作製−
前記タンクの全内面に、PCB油(カネクロール500、ジーエルサイエンス株式会社製、PCB濃度:50ppm)を塗布した。
ヘキサンを含む脱脂綿を用いて、任意の面を拭取り、前記脱脂綿からヘキサンを用いて抽出液を抽出した。その後、ガスクロマトグラフィー/電子捕獲型検出器(GC−ECD)を用いた簡易定量法によって、タンクの内面に付着している油の平均付着量(M)とタンクの内面に付着している油に含まれるPCBの濃度(PCB)を測定したところ、タンクの内面に付着している油の平均付着量(M)が20g/m、タンクの内面に付着している油に含まれるPCBの濃度(PCB)が50ppmであった。
次に、図4に示すように、タンク200の蓋部にシャワーノズル210(MiniRokon、スプレーイングシステムスジャパン合同会社製)を設置し、底面部に洗浄液回収口220を設け、洗浄液回収口220とポンプ230を耐油ホース240で接続した。また、ポンプとシャワーノズルを耐油ホース240で接続した。これにより、シャワーノズル210からタンク200内に噴射された洗浄液は、ポンプ230によって、再度シャワーノズル210まで汲み上げられる。また、タンク200に、洗浄液250を採油するための採油コック260を設置した。
次に、窒素ガスを用いて、タンク内のパージを行った。
−洗浄液の量の設定−
以下のパラメータと下記式(1)に基づき、洗浄に使用する洗浄液(バーレルトランスM、松村石油株式会社製、油種:鉱油)の量(V)を、10L(タンクの全体積に対して5体積%)とした。
V=α×(PCB/CPCB)×S×M×(1/ρ)・・・式(1)
[パラメータ]
安全係数(α) :115%
タンクの内面に付着しているPCBの濃度(PCB) :50ppm
タンクの洗浄後における洗浄液の目標PCB濃度(CPCB) :0.3ppm
タンク及び配管の内面の総面積(S) :2.26m
タンクの内面に付着している油の平均付着量(M) :20g/m
油の密度(ρ) :0.87g/cm
−タンクの洗浄−
前記洗浄液10Lをタンク内に導入した後、シャワーノズルからの噴射圧0.3MPa、かつ洗浄液10Lが1回循環(1サイクル)する時間が0.67分の条件で、1時間洗浄を行った。
洗浄中は、10分毎に採油コックから洗浄液を約5mL採取した。
<洗浄液のPCB濃度の測定>
洗浄中に採取した洗浄液のPCB濃度を、ガスクロマトグラフィー/電子捕獲型検出器(GC−ECD)を用いた簡易定量法によって測定した。結果を図5に示す。なお、洗浄時間が0分の時点では、洗浄液のPCB濃度は、0.15mg−PCB/kg未満であった。
洗浄開始から10分後の洗浄液のPCB濃度が増加していることから、タンク内のPCBが洗浄液で洗い流されていることが確認できる。その後、洗浄液の濃度が、国内基準値の0.5mg/kg以下で飽和状態となっていることから、洗浄終了と判断した。
タンクの洗浄を開始してから1時間後、タンク内の洗浄液を排油した。
<拭取り試験>
洗浄後のタンクを開放し、タンクの内面5箇所(蓋部を1箇所、底面部を1箇所、側面部を3箇所:1箇所あたり500cm)の拭取り試験を行った。廃掃法で定められている基準値である0.1μg−PCB/100cm以下を非汚染として評価した。結果を表1に示す。
表1の結果から、拭取り試験を行った5箇所すべてが非汚染であることが確認された。
本発明の態様としては、例えば、以下のとおりである。
<1> ポリ塩化ビフェニル(PCB)を含む油が付着しているタンクの洗浄方法であって、前記タンクの全体積に対して、0.05体積%以上50体積%以下の液量である洗浄液を前記タンクの内面に噴射することを特徴とするタンクの洗浄方法である。
<2> シャワーノズル、スプレーノズル及びジェットノズルの少なくともいずれかのノズルを用いて、前記タンクの内面に前記洗浄液を噴射する前記<1>に記載のタンクの洗浄方法である。
<3> 前記洗浄液が、油、有機溶剤、及び界面活性剤の少なくともいずれかである前記<1>から<2>のいずれかに記載のタンクの洗浄方法である。
<4> 前記油が、鉱油及び合成油の少なくともいずれかである前記<3>に記載のタンクの洗浄方法である。
<5> 温度が25℃以上100℃以下である洗浄液を前記タンクの内面に噴射する前記<1>から<4>のいずれかに記載のタンクの洗浄方法である。
<6> 前記ノズルの回転数が1回転以上100回転以下で洗浄液を前記タンクの内面に噴射する前記<2>から<5>のいずれかに記載のタンクの洗浄方法である。
<7> 前記液量の前記洗浄液を繰り返し前記タンクの内面に噴射する前記<1>から<6>のいずれかに記載のタンクの洗浄方法である。
<8> 1時間以上400時間以下の洗浄時間で、前記液量の前記洗浄液を繰り返し前記タンクの内面に噴射する前記<7>に記載のタンクの洗浄方法である。
<9> 前記液量の前記洗浄液を繰り返し前記タンクの内面に噴射する前に、濾過フィルターを用いて、前記洗浄液を濾過する前記<7>から<8>のいずれかに記載のタンクの洗浄方法である。
<10> 前記液量の前記洗浄液を繰り返し前記タンクの内面に噴射する前に、ヒーターを用いて、前記洗浄液を加熱する前記<7>から<9>のいずれかに記載のタンクの洗浄方法である。
<11> 下記式(1)を用いて、前記タンクの内面に噴射する前記洗浄液の液量を算出する前記<1>から<10>のいずれかに記載のタンクの洗浄方法である。
V=α(PCB/CPCB)×S×M×(1/ρ)・・・式(1)
ただし、前記式(1)中、Vは、前記洗浄液の液量であり、αは、安全係数であり、PCBは、前記タンク内の油のPCB濃度であり、CPCBは、洗浄後の洗浄液の目標PCB濃度であり、Sは、前記タンク及び配管の内面の総面積であり、Mは前記タンクの内面に付着している油の平均付着量である。
100 タンク
110 ノズル
120a 洗浄液輸送ポンプ
120b 洗浄液回収ポンプ
130 洗浄液収容容器
140 洗浄液
150 ノズル
160 配管
170a 回転軸
170b 回転軸
180a 噴射口
180b 噴射口
190 洗浄液
200 タンク
210 シャワーノズル
220 洗浄液回収口
230 ポンプ
240 耐油ホース
250 洗浄液
260 採油コック

Claims (11)

  1. ポリ塩化ビフェニル(PCB)を含む油が付着しているタンクの洗浄方法であって、前記タンクの全体積に対して、0.05体積%以上50体積%以下の液量である洗浄液を前記タンクの内面に噴射することを特徴とするタンクの洗浄方法。
  2. シャワーノズル、スプレーノズル及びジェットノズルの少なくともいずれかのノズルを用いて、前記タンクの内面に前記洗浄液を噴射する請求項1に記載のタンクの洗浄方法。
  3. 前記洗浄液が、油、有機溶剤、及び界面活性剤の少なくともいずれかである請求項1から2のいずれかに記載のタンクの洗浄方法。
  4. 前記油が、鉱油及び合成油の少なくともいずれかである請求項3に記載のタンクの洗浄方法。
  5. 温度が25℃以上100℃以下である洗浄液を前記タンクの内面に噴射する請求項1から4のいずれかに記載のタンクの洗浄方法。
  6. 前記ノズルの回転数が1回転以上100回転以下で洗浄液を前記タンクの内面に噴射する請求項2から5のいずれかに記載のタンクの洗浄方法。
  7. 前記液量の前記洗浄液を繰り返し前記タンクの内面に噴射する請求項1から6のいずれかに記載のタンクの洗浄方法。
  8. 1時間以上400時間以下の洗浄時間で、前記液量の前記洗浄液を繰り返し前記タンクの内面に噴射する請求項7に記載のタンクの洗浄方法。
  9. 前記液量の前記洗浄液を繰り返し前記タンクの内面に噴射する前に、濾過フィルターを用いて、前記洗浄液を濾過する請求項7から8のいずれかに記載のタンクの洗浄方法。
  10. 前記液量の前記洗浄液を繰り返し前記タンクの内面に噴射する前に、ヒーターを用いて、前記洗浄液を加熱する請求項7から9のいずれかに記載のタンクの洗浄方法。
  11. 下記式(1)を用いて、前記タンクの内面に噴射する前記洗浄液の液量を算出する請求項1から10のいずれかに記載のタンクの洗浄方法である。
    V=α×(PCB/CPCB)×S×M×(1/ρ)・・・式(1)
    ただし、前記式(1)中、Vは、前記洗浄液の液量であり、αは、安全係数であり、PCBは、前記タンク内の油のPCB濃度であり、CPCBは、洗浄後の洗浄液の目標PCB濃度であり、Sは、前記タンク及び配管の内面の総面積であり、Mは前記タンクの内面に付着している油の平均付着量である。
JP2019058386A 2019-03-26 2019-03-26 タンクの洗浄方法 Pending JP2020157216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019058386A JP2020157216A (ja) 2019-03-26 2019-03-26 タンクの洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019058386A JP2020157216A (ja) 2019-03-26 2019-03-26 タンクの洗浄方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020157216A true JP2020157216A (ja) 2020-10-01

Family

ID=72640891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019058386A Pending JP2020157216A (ja) 2019-03-26 2019-03-26 タンクの洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020157216A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60202781A (ja) * 1984-03-24 1985-10-14 鹿島エンジニアリング株式会社 原油タンク内のスラツジ堆積防止及び除去方法
JP2005288420A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Toshiba Plant Systems & Services Corp タンク構造及びタンクの洗浄方法
JP2015100744A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 東京電力株式会社 汚染機器の洗浄方法
JP2015202455A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 一般財団法人電力中央研究所 Pcb汚染機器の洗浄処理の終了判定方法、及び洗浄によるpcb無害化処理の完了判定方法、並びに洗浄後の洗浄液のpcb濃度の予測方法
JP2016140778A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 中間貯蔵・環境安全事業株式会社 Pcb除去方法およびpcb除去装置
JP2016168532A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 Jfeエンジニアリング株式会社 Pcbで汚染された電気機器の浄化方法
JP2017131860A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 有限会社加藤創研 ポリ塩化ビフェニル汚染変圧器の洗浄方法
JP2017144355A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 中国電力株式会社 Pcb汚染物の洗浄方法及び洗浄装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60202781A (ja) * 1984-03-24 1985-10-14 鹿島エンジニアリング株式会社 原油タンク内のスラツジ堆積防止及び除去方法
JP2005288420A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Toshiba Plant Systems & Services Corp タンク構造及びタンクの洗浄方法
JP2015100744A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 東京電力株式会社 汚染機器の洗浄方法
JP2015202455A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 一般財団法人電力中央研究所 Pcb汚染機器の洗浄処理の終了判定方法、及び洗浄によるpcb無害化処理の完了判定方法、並びに洗浄後の洗浄液のpcb濃度の予測方法
JP2016140778A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 中間貯蔵・環境安全事業株式会社 Pcb除去方法およびpcb除去装置
JP2016168532A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 Jfeエンジニアリング株式会社 Pcbで汚染された電気機器の浄化方法
JP2017131860A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 有限会社加藤創研 ポリ塩化ビフェニル汚染変圧器の洗浄方法
JP2017144355A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 中国電力株式会社 Pcb汚染物の洗浄方法及び洗浄装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4443269A (en) Tool decontamination method
JP2009233654A (ja) 汚染機器の洗浄方法および洗浄システム
KR100958292B1 (ko) 오염토양 정화장치
JP4694793B2 (ja) タンク構造
JP2020157216A (ja) タンクの洗浄方法
CA2978544C (en) Decontamination and cleaning process for hydrocarbon contaminated equipment
JP6213186B2 (ja) 汚染機器の洗浄方法
CN113336386A (zh) 一种用于带钢碱洗脱脂工序中废碱液的净化装置
JP4898507B2 (ja) 微量pcb汚染電気機器のpcb除去方法
JP2011036738A (ja) 地下タンクの洗浄方法
JP2009095809A (ja) 貯蔵タンク内堆積スラッジの除去方法および除去装置
CN212792268U (zh) 一种油罐清洗系统
JP2012232277A (ja) Pcb汚染廃電気機器の処理装置
CN103782348A (zh) 被放射性物质污染的尘垢、沙土及土壤的清洗去污染方法
JP5165600B2 (ja) 電気集塵機の洗浄方法およびその装置
RU2338691C1 (ru) Способ переработки промышленных нефтяных отходов, установка для его осуществления
EP2390013A2 (en) Equipment and method for the rapid decontamination of underground tanks used for the storage of liquid fuels
JPH0686960A (ja) 洗浄装置
CN108526207A (zh) 一种土壤清洗设备
CN211679174U (zh) 撬装式加油装置油罐清洗系统
CN116511155A (zh) 一种导管除油清洗系统及方法
JP2766186B2 (ja) 容器の除染方法
CN213530156U (zh) 一种重金属污染土壤异位淋洗装置
CN220538848U (zh) 一种水利工程排水管道用自动清洁装置
KR101191924B1 (ko) 방사성 오염 금속 표면 도료 제거 및 도료제거제 재생장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211227

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20220523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230418