JP2020156064A - 車両用記録制御装置、車両用記録制御方法およびプログラム - Google Patents

車両用記録制御装置、車両用記録制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020156064A
JP2020156064A JP2019055721A JP2019055721A JP2020156064A JP 2020156064 A JP2020156064 A JP 2020156064A JP 2019055721 A JP2019055721 A JP 2019055721A JP 2019055721 A JP2019055721 A JP 2019055721A JP 2020156064 A JP2020156064 A JP 2020156064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
trigger
unit
video data
predetermined area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019055721A
Other languages
English (en)
Inventor
征輝 上杉
Masateru Uesugi
征輝 上杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2019055721A priority Critical patent/JP2020156064A/ja
Publication of JP2020156064A publication Critical patent/JP2020156064A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】車両の駐車中、適切な監視を行うこと。【解決手段】車両の現在位置の位置情報を取得する位置情報取得部128と、位置情報取得部128が取得した位置情報が、車両が所定領域内に位置することを示すか否かを判定する領域判定部130と、車両の周囲を撮影するカメラユニット210が撮影した映像データを取得する映像データ取得部120と、映像データを取得するトリガを制御するトリガ制御部132とを備える。トリガ制御部132は、領域判定部130によって車両が所定領域内に存在すると判定された場合、トリガを第一トリガとし、車両が所定領域内に存在すると判定されない場合、トリガを第一トリガと異なる第二トリガとする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用記録制御装置、車両用記録制御方法およびプログラムに関する。
録画不要場所に車両がいると判定された場合には、駐車中の録画を行わないように制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。車両の位置が、撮影が制限される制限領域である場合、イベントを検出する閾値を変更する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2018−200612号公報 特開2011−232858号公報
車両が、例えば、自宅または職場などに位置するときと、その他の場所に位置するときとでは、監視目的および監視対象が異なる。車両の駐車位置に応じて、監視目的および監視対象に合わせて、適切な監視を行うことが望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、適切な監視を行うことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用記録制御装置は、車両の現在位置の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部が取得した前記位置情報が、前記車両が所定領域内に位置することを示すか否かを判定する領域判定部と、前記車両の周囲を撮影する撮影部が撮影した映像データを取得する映像データ取得部と、前記映像データを取得するトリガを制御するトリガ制御部と、を備え、前記トリガ制御部は、前記領域判定部によって前記車両が所定領域内に存在すると判定された場合、前記トリガを第一トリガとし、前記車両が所定領域内に存在すると判定されない場合、前記トリガを前記第一トリガと異なる第二トリガとする、を備えることを特徴とする。
本発明に係る車両用記録制御方法は、車両の現在位置の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記位置情報取得ステップによって取得した前記位置情報が、前記車両が所定領域内に位置することを示すか否かを判定する領域判定ステップと、前記車両の周囲を撮影する撮影部が撮影した映像データを取得する映像データ取得ステップと、前記映像データを取得するトリガを制御するトリガ制御ステップとを含み、前記トリガ制御ステップは、前記領域判定ステップによって前記車両が所定領域内に存在すると判定する場合、前記トリガを第一トリガとし、前記車両が所定領域内に存在すると判定しない場合、前記トリガを前記第一トリガと異なる第二トリガとする。
本発明に係るプログラムは、車両の現在位置の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記位置情報取得ステップによって取得した前記位置情報が、前記車両が所定領域内に位置することを示すか否かを判定する領域判定ステップと、前記車両の周囲を撮影する撮影部が撮影した映像データを取得する映像データ取得ステップと、前記映像データを取得するトリガを制御するトリガ制御ステップとを含み、前記トリガ制御ステップは、前記領域判定ステップによって前記車両が所定領域内に存在すると判定する場合、前記トリガを第一トリガとし、前記車両が所定領域内に存在すると判定しない場合、前記トリガを前記第一トリガと異なる第二トリガとすることを車両用記録制御装置として動作するコンピュータに実行させる。
本発明によれば、適切な監視を行うことができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図3は、第二実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図4は、第二実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図5は、第三実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図6は、第三実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、第四実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図8は、第五実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図9は、第六実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図10は、第七実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図11は、第八実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両用記録制御装置、車両用記録制御方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。車両用記録装置10は、車両に発生したイベントを記録する、いわゆるドライブレコーダである。車両用記録装置10は、車両の現在位置が自宅などの所定の領域内である場合に、いわゆる防犯カメラおよび監視カメラとして機能させることができる。
車両用記録装置10は、車両に載置されているものに加えて、可搬型で車両において利用可能な装置であってもよい。また、車両用記録装置10は、車両に予め設置されている装置やナビゲーション装置等の機能または構成を含んで実現されてもよい。車両用記録装置10は、カメラユニット(撮影部)210と、記録部220と、操作部230と、表示部240と、加速度センサ250と、GPS(Global Positioning System)受信部260と、地図情報記憶部270と、人感センサ280と、車両用記録制御装置100とを有する。
カメラユニット210は、車両の周囲を撮影するカメラを有する。カメラは、360°の全天周を撮像可能なカメラであっても、複数が配置されていてもよい。本実施形態では、カメラユニット210は、前方カメラ211と、後方カメラ212と、右側方カメラ213と、左側方カメラ214と、赤外線カメラ215とを有する。
前方カメラ211は、車両の前方に配置され、車両の前方を中心とした周辺を撮影する。前方カメラ211は、広角、例えば、水平方向に190°程度の撮影範囲を撮影する。前方カメラ211は、撮影した映像データを車両用記録制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。
後方カメラ212は、車両の後方に配置され、車両の後方を中心とした周辺を撮影する。後方カメラ212は、広角、例えば、水平方向に190°程度の撮影範囲を撮影する。後方カメラ212は、撮影した映像データを車両用記録制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。
右側方カメラ213は、車両の右側方に配置され、車両の右側方を中心とした周辺を撮影する。右側方カメラ213は、広角、例えば、水平方向に190°程度の撮影範囲を撮影する。右側方カメラ213は、撮影した映像データを車両用記録制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。
左側方カメラ214は、車両の左側方に配置され、車両の左側方を中心とした周辺を撮影する。左側方カメラ214は、広角、例えば、水平方向に190°程度の撮影範囲を撮影する。左側方カメラ214は、撮影した映像データを車両用記録制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。
このような前方カメラ211と後方カメラ212と右側方カメラ213と左側方カメラ214とを含むカメラユニット210で、車両の全方位を撮影する。
赤外線カメラ215は、車両の周囲を赤外光で撮影する。赤外線カメラ215は、360°の全天周を撮像可能な赤外線カメラとして説明するが、これに限定されず、車両の周辺を撮像する複数の赤外線カメラ群であってもよい。赤外線カメラ215は、撮影した赤外光の映像データを車両用記録制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。
記録部220は、車両用記録装置10におけるデータの一時記憶などに用いられる。記録部220は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。記録部220は、車両用記録制御装置100の記録機能制御部123から出力された制御信号に基づいて、ループ記録映像データまたはイベント記録データを記録する。
操作部230は、車両用記録装置10に対する各種操作を受付可能である。例えば、操作部230は、撮影した映像データを記録部220にイベント記録データとして手動で保存する操作を受付可能である。例えば、操作部230は、記録部220に記録したループ記録映像データまたはイベント記録データを再生する操作を受付可能である。例えば、操作部230は、記録部220に記録したイベント記録データを消去する操作を受付可能である。例えば、操作部230は、ループ記録を終了する操作を受付可能である。操作部230は、操作情報を車両用記録制御装置100の操作制御部125に出力する。
表示部240は、一例としては、車両用記録装置10に固有の表示装置、または、ナビゲーションシステムを含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部240は、カメラユニット210と一体に形成されていてもよい。表示部240は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro−Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。本実施形態では、表示部240は、車両の運転者前方の、ダッシュボード、インストルメントパネル、センターコンソールなどに配置されている。表示部240は、車両用記録制御装置100の表示制御部126から出力された映像信号に基づいて、映像を表示する。表示部240は、カメラユニット210が撮影している映像、または、記録部220に記録された映像を表示する。
加速度センサ250は、車両に対して生じる加速度を検出するセンサである。加速度センサ250は、検出結果を車両用記録制御装置100のイベント検出部127に出力する。加速度センサ250は、例えば3軸方向の加速度を検出するセンサである。3軸方向とは、車両の前後方向、左右方向、および上下方向である。
GPS受信部260は、図示しないGPS衛星から電波を受信する。GPS受信部260は、受信した電波の信号を車両用記録制御装置100の位置情報取得部128へ出力する。
地図情報記憶部270は、地図情報を記憶する。地図情報は、例えば、自宅、職場、駐車場などを含む道路地図である。地図情報記憶部270は、記憶している地図情報を領域判定部130へ出力する。地図情報記憶部270は、図示しない通信機能を介して地図情報を取得する外部サーバ等の記憶装置であってもよい。
人感センサ280は、人物を検出するセンサである。人感センサ280は、検出結果を車両用記録制御装置100の物体検出部131へ出力する。
車両用記録制御装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。車両用記録制御装置100は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。車両用記録制御装置100には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは車両用記録制御装置100におけるデータの一時記憶などに用いられる。車両用記録制御装置100は、バス110に接続された、映像データ取得部120と、バッファメモリ121と、映像データ処理部122と、記録機能制御部123と、再生制御部124と、操作制御部125と、表示制御部126と、イベント検出部127と、位置情報取得部128と、領域判定部130と、物体検出部131と、トリガ制御部132とを有する。
映像データ取得部120は、車両の周囲を撮影した映像データを取得する。より詳しくは、映像データ取得部120は、カメラユニット210が出力した映像データを取得して、バッファメモリ121に出力する。
バッファメモリ121は、車両用記録制御装置100が備える内部メモリであり、映像データ取得部120が取得した一定時間分の映像データを、更新しながら一時的に記録するメモリである。
映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データを、例えばH.264やMPEG−4(Moving Picture Experts Group)などの任意の方式のコーデックで符号化された、例えばMP4形式などの任意のファイル形式に変換する。映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データから、一定時間分のファイルとした映像データを生成する。具体例として、映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データを、記録順に60秒間の映像データをファイルとして生成する。映像データ処理部122は、生成した映像データを記録機能制御部123へ出力する。また、映像データ処理部122は、生成した映像データを表示制御部126へ出力する。ファイルとして生成される映像データの期間は、一例として60秒としたが、これには限定されない。ここで言う映像データとは、カメラユニット210が撮影した映像に加えて音声が含まれたデータであってもよい。
記録機能制御部123は、映像データ処理部122でファイル化された映像データを、記録部220に記録させる制御を行う。記録機能制御部123は、車両のアクセサリ電源がONであるときなど、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部122でファイル化された映像データを、上書き可能な映像データとして、記録部220に記録する。より詳しくは、記録機能制御部123は、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部122が生成した映像データを記録部220に記録し続け、記録部220の容量が一杯になった場合、最も古い映像データに新しい映像データを上書きして記録する。
さらに、記録機能制御部123は、イベントを検出した場合、映像データ処理部122が生成した映像データにおける所定の期間の映像データを、上書きが禁止されたイベント記録データとして記録部220に保存する。
記録機能制御部123が記録部220に保存するイベント記録データは、例えば、イベントが検出された時点の前後10秒程度の所定の期間の映像データをバッファメモリ121からコピーし、イベント記録データとして保存する。
また、記録機能制御部123は、車両の現在位置が所定領域内である場合、車両用記録装置10を防犯カメラおよび監視カメラとして機能させる。記録機能制御部123は、トリガ制御部132によって映像データを取得するトリガが切り替えられることによって、車両用記録装置10を防犯カメラおよび監視カメラとして機能させるかドライブレコーダとして機能させるかを切り替え可能である。
所定領域とは、車両用記録装置10を防犯カメラおよび監視カメラとして機能させることが好ましい、監視目的および監視対象を有する領域である。所定領域とは、例えば、自宅および職場の周辺である。自宅および職場の周辺では、車両用記録装置10を、自宅および職場の周辺で発生した異常および不審者を監視目的および監視対象とする監視カメラとして機能させる。また、自宅および職場の周辺では、特定の人物以外が出入りする可能性が少ないので、例えば、車上荒らしおよび意図的な破損の被害を受ける可能性が低減される。そこで、車両に対する衝撃が検出されたことによって、撮影を開始して映像データを保存するよりも、車両の周辺に物体が検出されたことによって、撮影を開始して映像データを保存することが好ましい。言い換えると、自宅および職場の周辺などの所定領域内では、車上荒らしや車両への悪戯などに重点を置いた監視よりも、自宅への不審者の侵入や、建物を含めた所有物全般への悪戯などに重点を置いた監視を行う方が好ましい。所定領域とは、自宅や職場に限定されず、個人の宅地内であること、不特定多数の人物が出入りする領域でないこと、など、車両用記録装置10を防犯カメラおよび監視カメラとして機能させることが好ましい領域と判定される領域を含む。
所定領域外では、不特定多数の人物が出入りする可能性が高いので、例えば、車上荒らしおよび意図的な破損の被害を受ける可能性がある。また、不特定多数の人物が出入りする可能性が高いので、車両の周辺の物体が検出されたことによって、撮影を開始して映像データを保存すると、保存した映像データの記憶容量が膨大になるおそれがある。そこで、車両に対する衝撃が検出されたことによって、撮影を開始して映像データを保存する。
記録機能制御部123は、領域判定部130によって、車両の現在位置が所定領域内であると判定された場合、物体検出部131が物体を検出したことに基づいてイベントを検出したと判断して、カメラユニット210を起動して、映像データを保存する。
記録機能制御部123は、領域判定部130によって、車両の現在位置が所定領域内ではないと判断された場合、加速度データに基づいてイベントを検出したと判断して、カメラユニット210を起動して、映像データを保存する。
再生制御部124は、操作制御部125から出力された再生操作の制御信号に基づいて、記録部220に記録されたループ記録映像データまたはイベント記録データを再生するよう制御する。
操作制御部125は、操作部230が受け付けた操作の操作情報を取得する。例えば、操作制御部125は、映像データの手動保存操作を示す保存操作情報、再生操作を示す再生操作情報、または、映像データの消去操作を示す消去操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作制御部125は、ループ記録を終了する操作を示す終了操作情報を取得して制御信号を出力する。
表示制御部126は、表示部240における映像データの表示を制御する。表示制御部126は、映像データを表示部240に出力させる映像信号を出力する。より詳しくは、表示制御部126は、カメラユニット210が撮影している映像、または、記録部220に記録されたループ記録映像データまたはイベント記録データの再生によって表示する映像信号を出力する。
イベント検出部127は、車両に対して発生したイベントを検出する。本実施形態では、イベント検出部127は、第一トリガ、または、第一トリガと異なる第二トリガによって、イベントを検出する。第一トリガと第二トリガとの切り替えは、後述するトリガ制御部132によって実行される。
第一トリガは、車両の走行中にイベントとして検出するトリガとは異なるトリガの種類であり、例えば、人感センサの検出結果に基づいて、車両の周囲の物体が検出されたことをトリガとして、イベントとして検出する。より詳細には、第一トリガは、衝突や衝撃を検出するトリガ、たとえば、加速度センサによる、所定の閾値を超えた加速度を検出するトリガとは異なるトリガである第一トリガをイベント検出のトリガとする場合、イベント検出部127は、人感センサ280や、図示しない赤外線センサによる高温物体検出などの物体検出部131の検出結果に基づいて、の検出結果が物体を検出したことを示す場合、イベントとして検出する。第一トリガは、例えば、図示しないマイクによって集音された音を音声認識する、図示しない音声認識部による認識結果に基づいて、悲鳴、衝突音、足音などを認識した場合にイベントとして検出するトリガであってもよい。第一トリガは、例えば、図示しないマイクによって集音された音が、爆音とか超高音などの、一般的にはあり得ないような音が入ってきたことを適応フィルタ等により抽出したトリガであってもよい。
第二トリガは、例えば、加速度センサの検出結果に基づいて、車両に対して加わる加速度の閾値以上の加速度が検出されたこと、より詳しくは、衝突や交通事故、急ブレーキなどの異常や、車両の揺れ、車両への悪戯の発生などを検出し、これをトリガとして、イベントとして検出する。第二トリガをイベント検出のトリガとする場合、イベント検出部127は、加速度センサ250の検出結果に基づいて、加速度センサ250が検出した加速度における閾値以上の加速度が検出されると、イベントとして検出する。第二トリガは、加速度センサの検出結果に基づくものに限定されず、例えば、画像認識の認識結果に基づいて、他車両や歩行者、自転車などとの衝突が発生した可能性が高い場合にイベントとして検出するトリガであってもよい。
位置情報取得部128は、GPS受信部260が受信した電波に基づいて、車両の現在位置の位置情報を公知の方法によって算出する。
位置情報取得部128は、映像データに基づいて位置情報を取得してもよい。より詳しくは、位置情報取得部128は、映像データ取得部120が取得した映像データに画像処理を行って、位置情報を特定可能な物体、例えば、自宅または職場を識別可能な住所表記、表札、看板、建物、構造物などの物体を認識することによって車両の現在位置の位置情報を取得してもよい。位置情報取得部128は、位置情報を特定可能な風景や景色、例えば、自宅建物の一部と外壁、自宅前の道路などの景色を認識することによって車両の現在位置の位置情報を取得してもよい。
領域判定部130は、位置情報取得部128が取得した位置情報が、車両が所定領域内に位置することを示すか否かを判定する。本実施形態では、領域判定部130は、車両の位置情報および地図情報記憶部270が記憶した地図情報に基づき、車両の現在位置が所定領域内であるか否かを判断する。所定領域は、例えば、自宅または職場である。
領域判定部130は、映像データに所定の物体が撮影されているか否かに基づいて、車両が所定領域内に位置することを示すか否かを判定してもよい。領域判定部130は、位置情報取得部128によって所定の物体が認識された場合、車両の現在位置が所定領域内であると判断する。
物体検出部131は、人感センサ280や、図示しない赤外線センサによる高温物体検出などの検出結果に基づいて、車両の周囲の物体を検出する。物体検出部131は、人感センサ280の検出結果が物体を検出したことを示す場合、イベントとして検出する。
トリガ制御部132は、映像データを取得するトリガを制御する。トリガ制御部132は、車両が所定領域内に存在するか否かに応じて、イベント検出部127がイベントとして検出するトリガを制御する。本実施形態では、トリガ制御部132は、領域判定部130が車両が所定領域内に存在すると判定する場合、第一トリガをトリガとし、車両が所定領域内に存在すると判定しない場合、第一トリガと異なる第二トリガをトリガとする。
次に、図2を用いて、車両用記録制御装置100における処理の流れについて説明する。図2は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。図2に示す処理は、イベント検出に基づきカメラユニット210を起動させて、イベント検出後の所定期間の映像データをイベント記録データとして記録部220に保存する。車両用記録制御装置100は、位置情報取得部128によって、車両の現在の位置情報を取得する。
車両用記録制御装置100は、車両の現在位置が所定領域内であるか否かを判定する(ステップS101)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、領域判定部130によって、車両の位置情報および地図情報記憶部270が記憶した地図情報に基づき、車両の現在位置が所定領域内であるか否かを判断する。車両用記録制御装置100は領域判定部130によって、車両の現在位置が所定領域内であると判断した場合(ステップS101でYes)、ステップS102に進む。車両用記録制御装置100は、領域判定部130によって、車両の現在位置が所定領域内ではないと判断した場合(ステップS101でNo)、ステップS103に進む。
車両の現在位置が所定領域内であると判断した場合(ステップS101でYes)、車両用記録制御装置100は、トリガ制御部132によって、第一トリガをトリガとしてイベント検出を開始する(ステップS102)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、トリガ制御部132によって、物体検出部131の検出結果に基づいて、イベント検出部127によって、物体検出によるイベント検出を開始する。車両用記録制御装置100は、ステップS104に進む。
車両の現在位置が所定領域内ではないと判断した場合(ステップS101でNo)、車両用記録制御装置100は、トリガ制御部132によって、第二トリガをトリガとしてイベント検出を開始する(ステップS103)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、加速度センサ250の検出結果に基づいて、イベント検出部127によって、加速度によるイベント検出を開始する。車両用記録制御装置100は、ステップS104に進む。
車両用記録制御装置100は、イベント検出部127による検出結果に基づいて、イベントを検出したか否かを判定する(ステップS104)。
より詳しくは、車両用記録制御装置100は、第一トリガをトリガとする場合、イベント検出部127によって、物体検出部131で物体が検出されたと判定する場合、イベントを検出したと判定して(ステップS104でYes)、ステップS105に進む。または、車両用記録制御装置100は、イベント検出部127によって、物体検出部131で物体が検出されなかったと判定する場合、イベントを検出しないと判定して(ステップS104でNo)、ステップS107に進む。
または、車両用記録制御装置100は、第二トリガをトリガとする場合、イベント検出部127によって、加速度センサ250で閾値以上の加速度が検出されたと判定する場合、イベントを検出したと判定して(ステップS104でYes)、ステップS105に進む。車両用記録制御装置100は、イベント検出部127によって、加速度センサ250で閾値以上の加速度が検出されなかったと判定する場合、イベントを検出しないと判定して(ステップS104でNo)、ステップS107に進む。
イベントを検出したと判定した場合(ステップS104でYes)、車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラユニット210による撮影を開始させ(ステップS105)、ステップS106に進む。
車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、撮影された映像データをイベント記録データとして記録部220に保存させ(ステップS106)、ステップS107に進む。ステップS106で保存されるイベント記録データは、ステップS105で撮影を開始してから所定期間が経過して撮影が終了するまでの期間の映像データである。
車両用記録制御装置100は、監視機能が終了したか否かを判断する(ステップS107)。監視機能の終了とは、例えばアクセサリ電源がONとなったことや、操作部230の操作によって監視機能が停止されたことなどで判断される。
ステップS107において、監視機能が終了したと判断された場合(ステップS107でYes)、本処理を終了する。監視機能が終了していないと判断された場合(ステップS107でNo)、ステップS104に戻る。
このように、車両が所定領域内に存在するか否かに応じて、映像データを取得するトリガを制御する。より詳しくは、車両が所定領域内に存在すると判定する場合、第一トリガとし、車両が所定領域内に存在すると判定しない場合、第一トリガと異なる第二トリガとする。
上述したように、本実施形態では、車両が所定領域内に存在すると判定する場合、第一トリガによって映像データを取得し、車両が所定領域内に存在すると判定しない場合、第一トリガと異なる第二トリガによって映像データを取得することができる。
本実施形態では、監視目的および監視対象が異なる場所に存在する場合、監視目的および監視対象に応じたトリガによって、映像データを取得することができる。本実施形態によれば、車両の現在位置が所定領域内である場合、所定領域を監視する防犯カメラおよび監視カメラとして機能させることができる。このように、本実施形態によれば、適切な監視を行って、適切に映像を記録することができる。
[第二実施形態]
図3、図4を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10Aについて説明する。図3は、第二実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。図4は、第二実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。車両用記録装置10Aは、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。以下の説明においては、車両用記録装置10と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。車両用記録装置10Aは車両用記録制御装置100Aがカメラ選択部(選択部)133Aを有する点と、記録機能制御部123Aにおける処理とが第一実施形態と異なる。
カメラ選択部133Aは、カメラユニット210の複数のカメラのうち映像データを取得するカメラを選択する。カメラ選択部133Aは、領域判定部130によって車両が所定領域内に存在すると判定されたか否かに応じて、カメラユニット210の複数のカメラから映像データを取得するカメラを選択する。本実施形態では、カメラ選択部133Aは、領域判定部130が車両が所定領域内に存在すると判定する場合、複数のカメラのうち監視目的および監視対象に適したカメラ、例えば、自宅の玄関や職場の出入口を撮影する前方カメラ211が撮影した映像データを取得する。カメラ選択部133Aは、領域判定部130が車両が所定領域内に存在すると判定しない場合、複数のカメラのうち、例えば前方カメラ211および後方カメラ212が撮影した映像データを取得する。
カメラ選択部133Aは、カメラユニット210が全天周を撮像可能なカメラである場合、撮影された映像データから切出す範囲を選択する。カメラ選択部133Aは、領域判定部130によって車両が所定領域内に存在すると判定されたか否かに応じて、映像データから切出す範囲を選択する。本実施形態では、カメラ選択部133Aは、領域判定部130が車両が所定領域内に存在すると判定する場合、監視目的および監視対象が撮影された範囲、例えば、自宅の玄関や職場の出入口が撮影された範囲を切出し範囲として選択する。
記録機能制御部123Aは、領域判定部130によって、車両の現在位置が所定領域内であると判断され、イベントを検出したと判断した場合、カメラユニット210のうち、カメラ選択部133Aが選択したカメラを起動して、映像データを保存する。
記録機能制御部123Aは、領域判定部130によって、車両の現在位置が所定領域内であると判断され、イベントを検出したと判断した場合、全天周を撮影可能なカメラを起動して、撮影された映像データのうち所定の切出し範囲で切り出した映像データを保存する。
次に、図4を用いて、車両用記録制御装置100Aにおける処理の流れについて説明する。ステップS111ないしステップS114、ステップS116、ステップS117は、図2に示すフローチャートのステップS101ないしステップS104、ステップS106、ステップS107と同様の処理を行う。複数のカメラのうち映像データを取得するカメラを選択する場合について説明する。
車両用記録制御装置100Aは、車両の現在位置に応じたカメラで撮影を開始させる(ステップS115)。より詳しくは、車両用記録制御装置100Aは、記録機能制御部123Aによって、カメラユニット210のうち、カメラ選択部133Aが選択したカメラで撮影を開始させて、ステップS116に進む。
このように、車両が所定領域内に存在すると判定されたか否かに応じて、カメラユニット210の複数のカメラから映像データを取得するカメラを選択する。または、車両が所定領域内に存在すると判定されたか否かに応じて、映像データから切出す範囲を選択する。
上述したように、本実施形態では、車両が所定領域内に存在すると判定されたか否かに応じて、カメラユニット210の複数のカメラから映像データを取得するカメラを選択する。また、本実施形態では、車両が所定領域内に存在すると判定されたか否かに応じて、映像データから切出す範囲を選択することができる。本実施形態では、例えば、車両が自宅に駐車する際、駐車する車両の向きが決まっている場合などに、自宅の玄関などの監視対象が存在する方向に合わせて、カメラユニット210の複数のカメラからカメラを選択しておくことで、車両が自宅に駐車している間、自宅玄関付近を監視することができる。また、車両が自宅に駐車している間、自宅庭の奥など、監視対象としない方向を向くカメラを選択しないことで不要な監視を行わず、消費電力や記憶容量を抑制することができる。本実施形態によれば、車両が所定領域内に存在する場合、複数のカメラのうち監視目的および監視対象に適したカメラで撮影した映像データを取得することができる。
本実施形態では、全天周を撮影可能なカメラで撮影された映像データから切出す範囲を選択して保存するので、記憶容量を低減することができる。
[第三実施形態]
図5、図6を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10Bについて説明する。図5は、第三実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。図6は、第三実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。車両用記録装置10Bは、基本的な構成は第二実施形態の車両用記録装置10と同様である。車両用記録装置10Bは車両用記録制御装置100Bが車両向き情報取得部134Bを有する点と、カメラ選択部133Bにおける処理とが第二実施形態と異なる。複数のカメラのうち映像データを取得するカメラを選択する場合について説明するが、全天周カメラである場合は、第二実施形態と組み合わせて処理を行えばよい。
車両向き情報取得部134Bは、CAN(Controller Area Network)インターフェースなどを介して、車両の向きを示す車両向き情報を取得する。
カメラ選択部133Bは、車両が所定領域内に存在すると判定されるか否か、および、車両が所定の方向を向いていることを示すか否かに応じて、カメラユニット210の複数のカメラから映像データを取得するカメラを選択する。本実施形態では、カメラ選択部133Bは、領域判定部130が、車両が所定領域内に存在すると判定した場合、所望の撮像方向、例えば、自宅の玄関または職場の出入口の方向を撮像範囲とする、カメラユニット210のうちの所定のカメラを選択する。カメラ選択部133Bは、例えば、車両の向きが自宅の玄関から見て後ろ向きである場合、車両の後方を撮像する後方カメラ212を選択し、車両の向きが自宅の玄関から見て前向きである場合、車両の前方を撮像する前方カメラ211を選択することで、所望の撮像方向、つまり自宅の玄関を向いているカメラ、言い換えると、所望の撮像方向を撮像範囲とするカメラを選択する。映像データ取得部120は、カメラ選択部133Bが選択したカメラからの映像データを取得する。
次に、図6を用いて、車両用記録制御装置100Bにおける処理の流れについて説明する。ステップS121ないしステップS124、ステップS127、ステップS128は、図4に示すフローチャートのステップS111ないしステップS114、ステップS116、ステップS117と同様の処理を行う。
車両用記録制御装置100Bは、車両向き情報取得部134Bによって、車両の向きを示す車両向き情報を取得する(ステップS125)。車両用記録制御装置100Bは、ステップS126に進む。
車両用記録制御装置100Bは、車両の向きに応じたカメラで撮影を開始させる(ステップS126)。より詳しくは、車両用記録制御装置100Bは、記録機能制御部123Bによって、カメラユニット210のうち、カメラ選択部133Bが選択したカメラで撮影を開始させて、ステップS127に進む。
このように、車両が所定領域内に存在すると判定され、かつ、車両が所定の範囲内を向いていることを示す場合、車両の向きに応じて、カメラユニット210の複数のカメラのうち映像データを取得するカメラを選択する。
上述したように、本実施形態では、車両が所定領域内に存在すると判定され、かつ、車両が所定の範囲内を向いていることを示す場合、車両の向きに応じて、カメラユニット210の複数のカメラのうち映像データを取得するカメラを選択することができる。本実施形態では、車両の向きに応じて、適切に監視することができる。
[第四実施形態]
図7を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10Cについて説明する。図7は、第四実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。車両用記録装置10Cは、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。車両用記録装置10Cは車両用記録制御装置100Cが挙動情報取得部134Cを有する点と、トリガ制御部132Cにおける処理とが第一実施形態と異なる。
挙動情報取得部134Cは、CANインターフェースなどを介して、車両の挙動を示す挙動情報を取得する。本実施形態では、挙動情報取得部134Cは、車両から取得する情報に基づいて、車両が停止状態にあることを検出する。車両が停止状態にあるとは、シフトポジションが「パーキング」となったことやサイドブレーキが操作されたこと、例えば5秒以上の時間、速度がゼロとなったこと、エンジン停止などである。または、ユーザ操作など任意のトリガによって、車両が停止状態にあるとしてもよい。
トリガ制御部132Cは、領域判定部130が車両が所定領域内に存在すると判定し、かつ、挙動情報取得部134Cが取得した記挙動情報が車両の停止を示す場合、トリガを第一トリガとする。
上述したように、本実施形態では、車両が所定領域内に存在すると判定し、かつ、挙動情報取得部134Cが取得した記挙動情報が車両の停止を示す場合、トリガを切り替えることができる。本実施形態によれば、車両が停止している場合に限って、所定領域を監視する防犯カメラおよび監視カメラとして機能させることができる。
[第五実施形態]
図8を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10Dについて説明する。図8は、第五実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。車両用記録装置10Dは、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。車両用記録装置10Dは車両用記録制御装置100Dが照度センサ290Dと照度情報取得部135Dとを有する点と、トリガ制御部132Dにおける処理とが第一実施形態と異なる。
照度センサ290Dは、車両の周囲の照度を検出する照度センサである。照度センサ290Dは、検出した照度情報を照度情報取得部135Dへ出力する。
照度情報取得部135Dは、車両の周囲の照度を示す照度情報を取得する。照度情報取得部135Dは、照度センサ290Dの検出結果から照度情報を取得する。
トリガ制御部132Dは、領域判定部130が車両が所定領域内に存在すると判定し、かつ、照度情報取得部135Dが取得した照度情報が車両の周囲の照度が閾値以下であることを示す場合、トリガを第一トリガとする。照度の閾値は、例えば、日没後において該当が点灯していない状態の照度と同程度とする。
上述したように、本実施形態では、車両が所定領域内に存在すると判定し、かつ、照度情報取得部135Dが取得した照度情報が車両の周囲の照度が閾値以下であることを示す場合、トリガを切り替えることができる。本実施形態によれば、車両の周囲の照度が閾値以下である場合、例えば、自宅の庭の照明を落としている場合や、自宅の雨戸を閉めている場合、自宅内の照明を落としており車両に自宅内の光が洩れて来ない場合に限って、所定領域を監視する防犯カメラおよび監視カメラとして機能させることができる。
[第六実施形態]
図9を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10Eについて説明する。図9は、第六実施形態に係る車両用記録制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。車両用記録装置10Eは、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。車両用記録装置10Eは人感センサ280Eの構成と、車両用記録制御装置100Eがセンサ選択部(センサ選択制御部)136Eを有する点が第一実施形態と異なる。
人感センサ280Eは、前方センサ281Eと、後方センサ282Eと、右側方センサ283Eと、左側方センサ284Eと、赤外センサ285Eとを有する。
前方センサ281Eは、車両の前方に配置され、車両の前方を中心とした人物を検出する。前方センサ281Eは、検出結果を車両用記録制御装置100Eの物体検出部131へ出力する。
後方センサ282Eは、車両の後方に配置され、車両の後方を中心とした人物を検出する。後方センサ282Eは、検出結果を車両用記録制御装置100Eの物体検出部131へ出力する。
右側方センサ283Eは、車両の右側方に配置され、車両の右側方を中心とした人物を検出する。右側方センサ283Eは、検出結果を車両用記録制御装置100Eの物体検出部131へ出力する。
左側方センサ284Eは、車両の左側方に配置され、車両の左側方を中心とした人物を検出する。左側方センサ284Eは、検出結果を車両用記録制御装置100Eの物体検出部131へ出力する。
センサ選択部136Eは、人感センサ280Eの複数のセンサのうち物体を検出するセンサを選択する。センサ選択部136Eは、領域判定部130が車両が所定領域内に存在すると判定する場合と、車両が所定領域内に存在すると判定しない場合とにおいて、センサを変えて物体を検出する。本実施形態では、センサ選択部136Eは、領域判定部130が車両が所定領域内に存在すると判定する場合、複数のセンサのうち、例えば、自宅の玄関や職場の出入口の周辺の物体を検出するセンサの検出結果を取得し、車両が所定領域内に存在すると判定しない場合、複数のカメラのうち、例えば後方センサ282Eの検出結果を取得する。例えば、センサ選択部136Eは、領域判定部130が車両が所定領域内に存在すると判定する場合、複数のセンサのうち前方センサ281の検出結果を取得し、車両が所定領域内に存在すると判定しない場合、複数のセンサのうち後方センサ282の検出結果を取得する。
このように、車両が所定領域内に存在すると判定されたか否かに応じて、複数のセンサのうち物体を検出するセンサを選択する。
上述したように、本実施形態では、車両が所定領域内に存在すると判定されたか否かに応じて、物体を検出するセンサを選択することができる。本実施形態によれば、車両が所定領域内に存在する場合、例えば、自宅の駐車スペースに居る場合に、複数のセンサのうち監視目的および監視対象に適したセンサ、例えば、自宅玄関方向を向いた人感センサによって不審者などの物体を検出することができる。
本実施形態では、複数のセンサのうち、センサ選択部136Eが選択したセンサによって物体を検出するので、バッテリの消費電力を低減することができる。
[第七実施形態]
図10を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10について説明する。図10は、第七実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。車両用記録装置10は、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。車両用記録装置は記録機能制御部123とトリガ制御部132とにおける処理とが第一実施形態と異なる。
記録機能制御部123は、車両が所定領域内に存在すると判定されてから所定時間が経過するまで、トリガによらず映像データの取得を継続して、車両が所定領域内に存在すると判定されてから所定時間が経過した後、トリガを第一トリガとする。より詳しくは、記録機能制御部123は、領域判定部130によって、車両の現在位置が所定領域内であると判定された場合、所定時間が経過するまでは、イベントの検出の有無によらず、カメラユニット210を起動して、映像データを保存する。記録機能制御部123は、領域判定部130によって、車両の現在位置が所定領域内であると判定された場合、所定時間が経過した後は、イベントを検出したと判断した場合に、カメラユニット210を起動して、映像データを保存する。
車両の現在位置が所定領域内であると判定された場合、所定時間が経過するまでは、例えば、自宅および職場に到着した直後は、不審者がいた場合に、確実に撮影するために、カメラを起動して撮影を開始して、映像データを保存することが好ましい。
トリガ制御部132は、領域判定部130が車両が所定領域内に存在すると判定して、所定時間が経過した場合、第一トリガをトリガとする。
次に、図10を用いて、車両用記録制御装置100における処理の流れについて説明する。ステップS131、ステップS135ないしステップS140は、図2に示すフローチャートのステップS101、ステップS102ないしステップS107と同様の処理を行う。
車両用記録制御装置100は、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS132)。車両用記録制御装置100は、所定時間が経過したと判定する場合(ステップS132でYes)、ステップS135へ進む。車両用記録制御装置100は、所定時間が経過したと判定しない場合(ステップS132でNo)、ステップS133へ進む。
車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラの撮影を開始する(ステップS133)。車両用記録制御装置100は、ステップS134に進む。
車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、撮影した映像データを保存する(ステップS134)。車両用記録制御装置100は、ステップS132の処理を再度実行する。
このように、車両の現在位置が所定領域内であると判定された場合、所定時間が経過するまでは、イベントの検出の有無によらず、カメラユニット210を起動して、映像データを保存する。
上述したように、本実施形態では、領域判定部130によって、車両の現在位置が所定領域内であると判定された場合、所定時間が経過するまでは、イベントの検出の有無によらず、カメラユニット210を起動して、映像データを保存することができる。本実施形態によれば、例えば、帰宅時、または、職場への到着時に、周囲を撮影した映像データを保存することができる。
[第八実施形態]
図11を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10について説明する。図11は、第八実施形態に係る車両用記録制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。車両用記録装置10は、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。車両用記録装置は記録機能制御部123とトリガ制御部132とにおける処理とが第一実施形態と異なる。
記録機能制御部123は、領域判定部130によって、車両の現在位置がコインパーキングなどの所定領域内であると判定された場合、例えば、タイムラプス、インターバル撮影のようにカメラの撮影速度を遅くして撮影を行って、映像データを保存する。言い換えると、領域判定部130が第二所定領域内であると判定した場合に、記録機能制御部123は、カメラの撮影速度を遅くした撮影による映像データを、保存する。
トリガ制御部132は、車両が第一の所定領域、または、第二所定領域内に存在すると判定しない場合、第二トリガをトリガとする。
次に、図11を用いて、車両用記録制御装置100における処理の流れについて説明する。ステップS151、ステップS152、ステップS156ないしステップS160は、図2に示すフローチャートのステップS101、ステップS102、ステップS103ないしステップS107と同様の処理を行う。
車両用記録制御装置100は、車両の現在位置がコインパーキングなどの第二所定領域であるか否かを判定する(ステップS153)。車両用記録制御装置100は、車両の現在位置が第二所定領域であると判定する場合(ステップS153でYes)、ステップS154へ進む。車両用記録制御装置100は、車両の現在位置が第二所定領域であると判定しない場合(ステップS153でNo)、ステップS156へ進む。
車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、カメラの撮影速度を遅くして、撮影を開始する(ステップS154)。車両用記録制御装置100は、ステップS155に進む。
車両用記録制御装置100は、記録機能制御部123によって、撮影した映像データを保存する(ステップS155)。車両用記録制御装置100は、ステップS160に進む。
このように、車両の現在位置が第二所定領域内であると判定された場合、例えば、タイムラプス、インターバル撮影のようにカメラの撮影速度を遅くして撮影を行って、映像データを保存する。
上述したように、本実施形態では、車両の現在位置が第二所定領域内であると判定された場合、例えば、タイムラプス、インターバル撮影のようにカメラの撮影速度を遅くして撮影を行って、映像データを保存することができる。
本発明に係る車両用記録装置10は、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。
図示した車両用記録装置10の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
車両用記録装置10の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
10 車両用記録装置
100 車両用記録制御装置
110 バス
120 映像データ取得部
121 バッファメモリ
122 映像データ処理部
123 記録機能制御部
124 再生制御部
125 操作制御部
126 表示制御部
127 イベント検出部
128 位置情報取得部
130 領域判定部
131 物体検出部
132 トリガ制御部
210 カメラユニット(撮影部)
220 記録部
230 操作部
240 表示部
250 加速度センサ
260 GPS受信部
270 地図情報記憶部
280 人感センサ

Claims (10)

  1. 車両の現在位置の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部が取得した前記位置情報が、前記車両が所定領域内に位置することを示すか否かを判定する領域判定部と、
    前記車両の周囲を撮影する撮影部が撮影した映像データを取得する映像データ取得部と、
    前記映像データを取得するトリガを制御するトリガ制御部と、
    を備え、
    前記トリガ制御部は、前記領域判定部によって前記車両が所定領域内に存在すると判定された場合、前記トリガを第一トリガとし、前記車両が所定領域内に存在すると判定されない場合、前記トリガを前記第一トリガと異なる第二トリガとする、
    ことを特徴とする車両用記録制御装置。
  2. 前記第一トリガは、衝撃検出とは異なる種類のトリガである、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  3. 前記撮影部からの前記映像データを選択して取得する選択部、
    を備え、
    前記選択部は、前記領域判定部によって前記車両が所定領域内に存在すると判定されたか否かに応じて、前記映像データを選択する、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  4. 前記車両の向きを示す車両向き情報を取得する車両向き情報取得部、
    を備え、
    前記選択部は、前記領域判定部によって前記車両が所定領域内に存在すると判定されるか否か、および、前記車両向き情報取得部によって取得された車両向き情報が、前記車両が所定の方向を向いていることを示すか否かに応じて前記映像データを選択する、
    請求項3に記載の車両用記録制御装置。
  5. 前記車両の挙動を示す挙動情報を取得する挙動情報取得部、
    を備え、
    前記トリガ制御部は、前記領域判定部によって前記車両が所定領域内に存在すると判定され、かつ、前記挙動情報取得部によって取得された前記挙動情報が前記車両の停止を示す場合、前記トリガを前記第一トリガとする、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用記録制御装置。
  6. 前記車両の周囲の照度を示す照度情報を取得する照度情報取得部、
    を備え、
    前記トリガ制御部は、前記領域判定部によって前記車両が所定領域内に存在すると判定され、かつ、前記照度情報取得部によって取得された前記照度情報が前記車両の周囲の照度が閾値以下であることを示す場合、前記トリガを前記第一トリガとする、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用記録制御装置。
  7. 前記位置情報取得部は、前記映像データに基づいて前記位置情報を取得し、
    前記領域判定部は、前記映像データに所定の物体が撮影されているか否かに基づいて、前記車両が所定領域内に位置することを示すか否かを判定する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用記録制御装置。
  8. 前記トリガ制御部は、前記領域判定部によって前記車両が所定領域内に存在すると判定されてから所定時間が経過するまで、前記トリガによらず前記映像データの取得を継続して、前記領域判定部によって前記車両が所定領域内に存在すると判定されてから所定時間が経過した後、前記トリガを前記第一トリガとする、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用記録制御装置。
  9. 車両の現在位置の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報取得ステップによって取得した前記位置情報が、前記車両が所定領域内に位置することを示すか否かを判定する領域判定ステップと、
    前記車両の周囲を撮影する撮影部が撮影した映像データを取得する映像データ取得ステップと、
    前記映像データを取得するトリガを制御するトリガ制御ステップと、
    を含み、
    前記トリガ制御ステップは、前記領域判定ステップによって前記車両が所定領域内に存在すると判定する場合、前記トリガを第一トリガとし、前記車両が所定領域内に存在すると判定しない場合、前記トリガを前記第一トリガと異なる第二トリガとする、
    車両用記録制御方法。
  10. 車両の現在位置の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報取得ステップによって取得した前記位置情報が、前記車両が所定領域内に位置することを示すか否かを判定する領域判定ステップと、
    前記車両の周囲を撮影する撮影部が撮影した映像データを取得する映像データ取得ステップと、
    前記映像データを取得するトリガを制御するトリガ制御ステップと、
    を含み、
    前記トリガ制御ステップは、前記領域判定ステップによって前記車両が所定領域内に存在すると判定する場合、前記トリガを第一トリガとし、前記車両が所定領域内に存在すると判定しない場合、前記トリガを前記第一トリガと異なる第二トリガとする、
    ことを車両用記録制御装置として動作するコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2019055721A 2019-03-22 2019-03-22 車両用記録制御装置、車両用記録制御方法およびプログラム Pending JP2020156064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019055721A JP2020156064A (ja) 2019-03-22 2019-03-22 車両用記録制御装置、車両用記録制御方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019055721A JP2020156064A (ja) 2019-03-22 2019-03-22 車両用記録制御装置、車両用記録制御方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020156064A true JP2020156064A (ja) 2020-09-24

Family

ID=72560013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019055721A Pending JP2020156064A (ja) 2019-03-22 2019-03-22 車両用記録制御装置、車両用記録制御方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020156064A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3754618B1 (en) Recording control device, recording control system, recording control method, and recording control program
JP6705495B1 (ja) 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
JP6696558B1 (ja) 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
JP7259661B2 (ja) 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
EP3923249B1 (en) Vehicle-use recording control device, vehicle-use recording device, vehicle-use recording control method, and program
JP6769504B2 (ja) 車両用記録制御装置、車両用撮影装置、車両用記録制御方法およびプログラム
JP2020156064A (ja) 車両用記録制御装置、車両用記録制御方法およびプログラム
WO2022091666A1 (ja) 車両用記録制御装置および車両用記録制御方法
JP7255425B2 (ja) 記録制御装置、記録制御方法、およびプログラム
JP7447455B2 (ja) 車両用記録制御装置および車両用記録制御方法
WO2020144949A1 (ja) 記録制御装置、記録制御システム、記録制御方法、およびプログラム
JP2006200936A (ja) カメラ機能付きナビゲーションシステム
JP7452169B2 (ja) 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法及びプログラム
JP6959587B2 (ja) 車両用記録制御装置、および車両用記録制御方法
JP7367556B2 (ja) 記録制御装置、記録制御方法、およびプログラム
JP7208493B2 (ja) 記録制御装置、記録制御システム、記録制御方法、およびプログラム
JP2022158154A (ja) 車両用記録制御装置
JP2024047113A (ja) 車両用記録制御装置および車両用記録制御方法
JP2021040302A (ja) 記録制御装置、記録制御方法、およびプログラム
JP2022003460A (ja) 車両用記録装置および記録制御方法
JP2020113067A (ja) 記録制御装置、記録制御システム、記録制御方法、およびプログラム
JP2020113029A (ja) 記録制御装置、記録制御システム、記録制御方法、およびプログラム
JP2021044661A (ja) 車両用記録制御装置、車両用記録装置、車両用記録制御方法およびプログラム
JP2022053315A (ja) 車両用記録制御装置、車両用記録装置及び車両用記録制御方法
JP2022073132A (ja) 車両用記録制御装置および車両用記録制御方法