JP2020155733A - 薄膜磁気デバイス - Google Patents

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一 天野
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Abstract

【課題】十分な定格電流値を持ち、しかも小型で製造しやすい薄膜磁気デバイスを提供する。【解決手段】薄膜インダクタ2において、磁心層10とバイアス印加層16とコイル部と、を有する。コイル部と磁心層10とバイアス印加層16とが、それぞれ電気的に切り離されて配置してある。コイル部は、磁心層10の一部または全部を取り巻くように巻回するパターンで形成してある。バイアス印加層16が、コイル部により磁心層10に発生する磁束を打ち消す方向の磁束を与えるように、形成してある。【選択図】図2A

Description

本発明は、薄膜インダクタなどの薄膜磁気デバイスに関する。
近年、電子部品の小型化、薄型化の要求が強まるなかで、薄膜コイルおよび磁性膜を含んでなる薄膜磁気デバイスの開発が進められている。たとえばコンバータ回路などで用いられるパワーインダクタとして、特許文献1および特許文献2に示すような薄膜インダクタが開示されている。
この種の薄膜インダクタは、銅などの導電材料で構成される薄膜コイルが、メッキ法で形成される。また、金属磁性材料で構成される磁心層は、メッキ法やスパッタ法、蒸着法などの薄膜工程によって形成される。このように磁心を薄膜工程で作製する場合には、低い成膜速度に起因するコストの問題から厚膜化するのが困難であり、磁心の断面積が制限されるため磁気飽和しやすくなる。したがって、このような薄膜インダクタは、インダクタンスを小さくするか、定格電流値を小さくするかしかなく、インダクタンスと定格電流値との両立が困難である。
すなわち、薄膜磁気デバイスにおいて、必要なインダクタンスを確保しながら十分な定格電流値を得るためには、磁心の膜厚をある程度確保する必要がある。実際に、特許文献1および2では、少なくとも10μm以上の膜厚を必要としている。しかしながら、磁心の膜厚を数十μm確保することは、実際の生産過程において困難な場合がある。
磁心をメッキ法で形成する場合には、成膜速度が比較的速いため、厚膜の形成が比較的容易ではあるが、形成可能な磁性材料の組成が限定される。そのうえメッキ膜は、多くの場合比抵抗値が小さいため、渦電流損失が大きくなり、電源用インダクタとしての実用化に適さない。これに対して、磁心をスパッタ法で形成する場合には、絶縁相などを介在させることで比抵抗値を上げることが可能である。しかし、スパッタ法は成膜速度が遅いため、特性の確保に必要な膜厚を形成することが、工業的に困難である。
このように成膜法に制約があることで、現実的に製造可能な膜厚の範囲では、求められているインダクタンスを確保しながら十分な定格電流値を満足できない。したがって、薄膜磁気デバイスの薄型化、大電流化を実現するためには、必要な磁性体の膜厚を大幅に削減する技術が要求されている。
特開1999−087155 特開2008−205179
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、十分な定格電流値を有し、しかも小型で製造しやすい薄膜磁気デバイスを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る薄膜磁気デバイスは、
磁心層とバイアス印加層とコイルとを有し、
前記コイルと前記磁心層と前記バイアス印加層とが、それぞれ電気的に切り離されて配置してあり、
前記コイルが、前記磁心層の一部または全部を取り巻くように巻回するパターンで形成してあり、
前記バイアス印加層が、前記コイルにより前記磁心層に発生する磁束を打ち消す方向に磁束を与えるように配置してある。
本発明に係る薄膜磁気デバイスでは、磁心層と電気的に切り離された状態でバイアス印加層が形成されており、このバイアス印加層は、コイルに流れる直流電流によって発生する直流磁界を打ち消す方向の磁束を、磁心に対して与える。このように直流磁界を打ち消すように磁束を生じさせることにより、定格電流値をたとえば約2倍まで上昇させることができる。定格電流値が増えるということは、必要な磁心層の厚み、または積層数を減少させることができる。
好ましくは、前記バイアス印加層が、絶縁層を介して前記磁心層に対向して形成してある。バイアス印加層と磁心層との間に、絶縁層を介在させることで、バイアス印加層と磁心層の電気的な接触を確実に防ぐことができる。また、コイルから発生した磁界を打ち消す方向の磁束を適切に与えることができるように、バイアス印加層は磁心層に対向して形成されていることが好ましい。
前記バイアス印加層は、反強磁性層と軟磁性層との積層膜であってもよく、
前記軟磁性層が前記磁心層側に配置され、前記反強磁性層が前記磁心層とは反対側に形成してあることが好ましい。
前記バイアス印加層は、着磁した強磁性体、または、反強磁性層と軟磁性層を含む積層膜であってもよい。反強磁性層と軟磁性層の積層構造とすることにより、反強磁性層と軟磁性層の界面には、交換結合が発現し、軟磁性層のヒステリシス曲線をシフトさせることができる。従って外部磁界で励起させなくても軟磁性層が磁束を発するようになり、この磁束を、コイルから発生する磁束を打ち消す方向で磁心に入れることにより、磁心のヒステリシス曲線をシフトさせ、薄膜の磁心であっても飽和電流値の向上、すなわち定格電流値の向上が図れる。
また、前記バイアス印加層を反強磁性層と軟磁性層の積層膜とした場合には、軟磁性層が磁心層側に形成され、反強磁性層が磁心層とは反対側に形成してあることが好ましい。軟磁性層が磁心層側に形成されることにより、軟磁性層と磁心層との距離が短くなるため、反強磁性層との接合により磁化された軟磁性層から発生する磁束が磁心に入りやすくなる。
前記磁心層は、強磁性体であればよいが、軟磁性薄膜と絶縁膜とが交互に複数積層された多層薄膜であってもよい。磁心を単一の金属膜で形成するよりも、このような多層薄膜とすることで、磁心の電気抵抗値を改善でき、渦電流損失を有効に抑制することができる。
本発明に係る薄膜磁気デバイスでは、前記磁心層と前記バイアス印加層が、前記コイルの内部において前記絶縁層を介して積層してあってもよい。このように構成することで、磁心層とバイアス印加層との距離を縮められるため、バイアス印加層で発生させた磁束を効率よく磁心に入れることができる。
好ましくは、前記磁心層と前記バイアス印加層の間の前記絶縁層の厚みが、500nm 以下であり、更に好ましくは100nm 以下である。これは、電気絶縁性は絶縁層が厚い方が好ましいが、バイアス印加層と磁心層との距離が近い方がより強い磁束を磁心に与えることができるためである。更に、バイアス印加層と磁心層との距離を交換結合長(100nm)以下に抑えることにより、より強い磁束を与えることができるからである。
好ましくは、前記バイアス印加層が、100(Oe)以上の保磁力を有する強磁性材料の層を含む。バイアス印加層が大きな保磁力を持つことにより、コイルから発生する磁界によるバイアス印加層の磁化反転を防ぐことが出来る。
なお、本発明は、磁心層や導体コイルをスパッタ法により形成する場合に限らず、CVD法や蒸着法、メッキ法といった他の成膜法で薄膜磁気デバイス製造する場合においても活用できる技術である。
上記のような構成によって、薄膜磁気デバイスの定格電流値が向上し、磁心層に必要な膜厚も半減させることが可能となる。さらに、磁心層の膜厚が減少することで、薄膜工程の容易化が図れ、薄膜磁気デバイスの製造コストを低減できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る薄膜磁気デバイスの要部平面図である。 図2Aは、図1のIIA−IIA線に沿う要部断面図である。 図2Bは、本発明の一実施形態に係る薄膜磁気デバイスであって、磁心層が多層薄膜として形成してある場合の要部断面図である。 図2Cは、本発明の一実施形態に係る薄膜磁気デバイスであって、バイアス印加層が反強磁性層と軟磁性層の2層からなる場合の要部断面図である。 図2Dは、本発明の一実施形態に係る薄膜磁気デバイスであって、バイアス印加層の積層位置が図2Cとは異なる場合の要部断面図である。 図3(A)は、従来の動作範囲(飽和電流値)の一例を示す図、図3(B)は、本発明の一実施形態に係るヒステリス曲線のシフトによる動作範囲(飽和電流値)の一例を示す図である 図4Aは、図1に示す薄膜磁気デバイスの製造例を示す要部平面図である。 図4Bは、図4AのIVB−IVB線に沿う要部断面図である。 図5Aは、図4Aの続きの工程を示す薄膜磁気デバイスの要部平面図である。 図5Bは、図5AのVB−VB線に沿う要部断面図である。 図6Aは、図5Aの続きの工程を示す薄膜磁気デバイスの要部平面図である。 図6Bは、図6AのVIB−VIB線に沿う要部断面図である。 図7Aは、図6Aの続きの工程を示す薄膜磁気デバイスの平面図である。 図7Bは、図7AのVIIB−VIIB線に沿う要部断面図である。 図8Aは、図1とは磁心の形態が異なる他の実施形態に係る薄膜磁気デバイスの平面図である。 図8Bは、図8AのVIIIB−VIIIB線に沿う要部断面図である。 図9Aは、図8Aとはバイアス印加層の配置が異なる他の実施形態に係る薄膜磁気デバイスの平面図である。 図9Bは、図9AのIXB−IXB線に沿う要部断面図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
本実施形態に係る薄膜磁気デバイスの一実施形態として、図1および図2Aに示す薄膜インダクタ2について説明する。
図1および図2Aに示すように、本実施形態に係る薄膜インダクタ2は、コイル部4と磁心パターン10とバイアス印加層16とを有する。これらコイル部4と磁心パターン10とバイアス印加層16とは、支持基板30の表面に絶縁層32〜36を介して、Z軸方向に積層されており、積層面は支持基板に対して実質的に平行である。
このような積層構造をとることで、支持基板30の上にコイル部4と磁心パターン10とバイアス印加層16とが、電気的に切り離されて積層される。なお、図面において、Z軸は薄膜インダクタ2の積層方向と一致し、X軸、Y軸、およびZ軸は相互に略垂直である。
本実施形態では、図1および図2Aに示すように、磁心パターン10は略矩形状の薄膜として形成してあり、磁心パターン10の一部である磁心中央部11がコイル部4の内部に位置している。なお、本実施形態では、磁心パターンのほぼ全部を取り巻くようにコイル部4が巻回して形成してあり、磁心パターン10と磁心中央部11とが同一の箇所を示している。
磁心パターン10は強磁性体で構成されていればよく、その材質は特に限定されないが、たとえば、コバルト系合金、鉄系合金、ニッケル系合金、各種アモルファス、各種ナノ結晶材などが考えられる。
本実施形態では、図1および図2Aに示すように、バイアス印加層16は略矩形状の薄膜であって、磁心パターン4と同様にコイル部4の内部に位置し、磁心パターン10のZ軸方向の下部に中間絶縁層34bを介して形成してある。また、本実施形態では、バイアス印加層16の積層面積が磁心パターン10よりも大きくなっているが、磁心パターン10のほうが大きくなってもよく、また等しくあってもよい。磁心パターン10とバイアス印加層16の積層面積は、特に限定されない。
磁心パターン10とバイアス印加層16とは、中間絶縁層34bが介在することで、電気的に絶縁されて積層してある。中間絶縁層34bの厚みは、500nm以下であることが好ましく、100nm以下がより好ましい。これは、バイアス印加層16と磁心パターン10との距離が近い方がより強い磁束を磁心に与えることができるためである。更に、バイアス印加層16と磁心パターン10との距離を交換結合長(100nm )以下に抑えることにより、より強い磁束を与えることができるからである。
バイアス印加層16は、コイルに流れる直流電流によって磁心パターン10に発生する直流磁界を打ち消す方向の磁束を、磁心に対して与える。このように直流磁界を打ち消す方向の磁束を与えることにより、磁心パターン10のヒステリシス曲線(図3(A)参照)を、図3(B)に示すように、一定方向にシフトさせることができる。ヒステリシス曲線がシフトすることで、定格電流値をたとえば2倍まで向上させることができ、または、必要な磁心層の厚み(積層数)をたとえば1/2に減らすことができる。
なお、直流磁界を打ち消す方向の磁束とは、完全に打ち消す必要は無く、少なくとも一部を打ち消す方向であればよい。
また、バイアス印加層16の保磁力は、100(Oe)以上であることが好ましい。バイアス印加層16が大きな保磁力を持つことにより、コイルから発生する磁界によるバイアス印加層の磁化反転を防ぐことが出来る。
バイアス印加層16は、たとえば着磁した硬磁性層であってもよい。着磁した硬磁性層としては、特に限定されないが、たとえば、サマリウムコバルト、ネオジム磁石などの希土類磁石や、Al−Ni−Co磁石、コバルトおよびコバルト合金、鉄および鉄系の合金などが考えられる。バイアス印加層16の厚みT2は、磁心パターンの厚みT1などとの関係で決定される。
図1および図2Aに示すように、コイル部4は、底面側導体層4aと表面側導体層4bと取出用ビアホール電極4cと接続用ビアホール電極4dと取出電極6とで構成される。本実施形態では、底面側導体層4aがそれぞれ分離した複数の電極パターンを有しており、底面側導体層4aのパターン数によって、コイル部4の巻回数が決定される。本実施形態では、巻回数は特に限定されない。
底面側導電層4aの分離した複数の電極パターンは、それぞれが略矩形状の薄膜であって、一定の間隔でX軸方向に並設してある。また複数の電極パターンは、その長辺がY軸方向と略平行に形成されている。これに対して、表面側導電層4bは、底面側導電層4aと対向して形成してあり、分離した複数の電極パターンを有している。
表面側導電層4bの分離した複数の電極パターンは、それぞれ略斜方形状の薄膜であり、一定の間隔でX軸方向に並設してある。その電極パターンの長辺は、Y軸方向と平行ではなく、X軸方向にずれるように斜めに形成してある。底面側電極層4aと表面側導電層4bの積層面積および層厚は特に限定されない。また、底面側電極層4aと表面側導電層4bの電極パターンのピッチ間隔も特に限定されない。
底面側導電層4aと表面側導電層4bとの間に、磁心パターン10とバイアス印加層16と中間絶縁層34とが積層されており、底面側導電層4aと表面側導電層4bとは、中間絶縁層34を貫通して形成してある複数の接続用ビアホール電極4dによって、直列に電気的に接続されている。また、接続用ビアホール電極4dが接続されていない底面側導電層4aの端部では、取出用ビアホール電極4cが中間絶縁層34および表面側絶縁層36を貫通するように形成してある。
本実施形態では、取出用ビアホール電極は、コイル部4の対角の2か所に形成してあり、Z軸上方の端部において取出電極6と接続してある。その取出電極6は、図1に示すように、表面側絶縁層36の表面に露出しており、この取出電極6を通してコイル部4に電流が供給される。
コイル部4の材質は、導電性材料であれば、特に限定されず、たとえば、Cu、Ni、Cu−Ni合金、Al、Cr、Au、Ag、およびそれらの合金や積層構造などが考えられる。底面側導体層4aと表面側導体層4bと取出用ビアホール電極4cと接続用ビアホール電極4dと取出電極6とで、すべて同質材を使用する必要はなく、必要に応じて適宜選択すればよい。たとえば、取出電極6は、ハンダや導電性接着剤と介して外部端子に接続されるものであるため、Cu、Ni、AuまたはCu−Ni合金が好ましく、CuもしくはAuが特に好ましい。
支持基板30としては、材質は特に限定されないが、たとえばシリコン基板、酸化アルミニウム、Ni箔、ガラス基板、ガラスエポキシ等の樹脂基板などが用いられる。支持基板の厚みは特に限定されない。また、支持基板30は、研磨して薄くしても良いし、除去しても構わない。
底面側絶縁層32、中間絶縁層34、表面側絶縁層36は、薄膜インダクタ2の各構成要素を電気的に絶縁するものであり、たとえば、酸化ケイ素、アルミナなど酸化物や、AlNなどの窒化物、ポリイミドなどの樹脂、硬化処理したフォトレジストなどが用いられる。
薄膜インダクタ2の形状やサイズは、目的や用途に応じて適宜決定すればよい。
本実施形態の薄膜インダクタ2の具体的な用途としては、たとえば、小型かつ大電流化が要求されるAC/DCコンバータ回路やDC/DCコンバータ回路、トランス、チョークコイル、フィルターなどの用途が例示させる。
次に、本発明の一実施形態としての薄膜インダクタ2の製造方法について具体的に説明する。
まず、図4Aおよび図4Bに示すように、支持基板30の全表面に、電極膜を、スパッタ法などにより形成する。なお、電極膜の形成前に、底面側絶縁層32を形成してもよい。電極膜の表面にレジストを塗布し、露光して現像することにより、レジストをパターニングし、底面側導電層4aとなる開口部を形成する。
底面側導電層4aとなるレジストの開口部に選択的にメッキ膜を析出させる。その後に、レジストを除去し、コイルパターン以外の電極膜をイオンミリングやエッチングなどにより除去することで、図4Aおよび図4Bに示すパターン化された底面側電極層4aが得られる。
次に、図5Aおよび図5Bに示すように、底面側導電層4aの表面に中間絶縁層34aを成膜する。本実施形態において中間絶縁層34aは、レジストを塗布し、その後に露光、現像、硬化処理を行うことにより形成している。他の方法として、アルミナなどのセラミックを成膜後にCMPなどで平坦化を行い、コイルの接続部などの開口部をフォトリソグラフィーによるレジストパターニング、RIEやウェットエッチング、レジスト剥離などの工程で作製することで、中間絶縁層34aを形成しても良い。
次に、中間絶縁層34aの表面に、バイアス印加層16をスパッタ法などの薄膜工程により形成し、エッチング(ドライエッチングまたはウェットエッチング)により所定パターンに形成する。なお、中間絶縁層34aは、底面側導電層4aとバイアス印加層16との間を電気的に絶縁するために形成される。
バイアス印加層16を硬磁性体で構成する場合には、成膜した後で、磁心層に発生する直流磁界とは逆方向の磁束を与えるように、バイアス印加層16を着磁する。この着磁の工程は、バイアス印加層16の作製後であれば、どの工程で実施してもよい。
次に、図6Aおよび図6Bに示すように、バイアス印加層16の表面に中間絶縁層34bをフォトレジストやスパッタ膜などで形成し、その表面に磁心パターン10をフォトリソグラフィーとスパッタ法などの薄膜形成法を組み合わせで形成する。中間絶縁層34bは、バイアス印加層16と磁芯パターン10との間を電気的に絶縁するために形成される。中間絶縁層34bにも、図7Aおよび図7Bに示すビアホール5c,5dを形成する。
ただし、中間絶縁層34bの厚みは、好ましくは500nm以下、さらに好ましくは100nm以下である。中間絶縁層34bの厚みが500nm以上となると、バイアス印加層16が磁心パターン10に与える磁束が小さなり、磁心のヒステリシス曲線のシフトが小さくなるので、定格電流値が小さくなる。
次に、図7Aおよび図7Bに示すように、磁心パターン10の表面に中間絶縁層34cを形成し、表面を平滑化する。中間絶縁層34cをフォトレジストで作製する場合、各ビアホール5c,5dは同時に形成される。中間層34cをスパッタ法やCVD法などによりアルミナ膜やSiO膜などで作製する場合には、フォトリソグラフィーとRIEやイオンミリング、ウェットエッチングなどを組み合わせてビアホール5c,5dを作製する必要がある。
次に、中間絶縁層34cの上面の全面に、たとえばスパッタ法などにより電極膜を形成する。電極膜の上には、レジストが形成され、フォトリソグラフィー法により、レジストをパターニングして、表面側導体層4bのパターンで開口部を形成する。その後に、メッキを行う。
メッキを行うことで、ビアホール5c,5d内部に、図8Aおよび図8Bに示す取出用ビアホール電極4cおよび接続用ビアホール電極4dが形成される。同時に、図7Bに示すように、接続用ビアホール電極4d同士を繋ぐように、表面側導体層4bを、所定パターンで形成する。その後に、レジストを除去する。このようにして表面側導体層4bを形成することで、底面側導体層4aと表面側導体層4bとが接続用ビアホール電極4dを介して、直列に接続され、ソレノイド型のコイル部4が形成される。
図8Aおよび図8Bに示すように、表面側導体層4bを形成した後は、その表面に表面側絶縁層36を形成し、前述と同様な方法により、表面側絶縁層36を貫通するビアホール5cを空け、そこに取出電極6を形成し、取出用ビアホール電極4cと接続する。取出電極6は、図1に示すように、表面側絶縁層36の表面に露出しており、当該箇所に導線ワイヤーなどの外部電極が接続される。
このようにして製造された本実施形態の薄膜インダクタ2は、回路基板の内部に埋め込まれても良く、あるいはプリンント基板上などに実装され、各種の電子機器などに使用される。また、薄膜インダクタ2は、CPUなどの半導体、センサーなどに形成してもよい。
バイアス印加層16を形成しない場合には、図3(A)のBI1に示すように、薄膜インダクタのヒステリシス曲線に基づく動作範囲(飽和電流値)はI1の範囲に限られる。これに対し、本実施形態の薄膜インダクタ2では、バイアス印加層16が、磁心パターン10に発生する磁束を打ち消す方向に磁束を与えることで、図3(B)のBI2に示すように、ヒステリシス曲線がシフトする。この場合、動作範囲(飽和電流値)I2は、従来の動作範囲(飽和電流値)I1よりも広くなる。すなわち、本実施形態では、図3(A)および図3(B)に示すように、飽和電流値が2倍に向上している。したがって、定格電流値も2倍に向上している。
図3(A)と図3(B)とを比較して分かるように、インダクタとして必要な動作範囲がI1であれば、バイアス印加層を形成することで、磁心パターンの厚みT1を1/2に低減することが可能となる。したがって、磁心パターンを形成するためのスパッタ工程に掛かる時間が短縮され、製造コストの低減に繋がる。
第2実施形態
図2Bに示すように、本実施形態に係る薄膜インダクタ2aでは、磁心パターン10の構成が異なること以外は、第1実施形態の薄膜インダクタ2と同様であり、同様な作用効果を奏する。
この薄膜インダクタ2aでは、磁心パターン10が、軟磁性薄膜12と絶縁膜14とを交互に積層した構造を有する。このように軟磁性薄膜12と絶縁膜14の積層構造とすることで、磁心層の電気抵抗値が高くなり、渦電流によるエネルギー損失を大幅に抑えることができる。このため、周波数が200MH以上の高周波領域においても、透磁率が低下しない薄膜インダクタを得ることができる。
軟磁性薄膜12と絶縁膜14との積層膜は、たとえばスパッタ法により形成され、その積層数は特に限定されない。軟磁性薄膜12には、たとえばFe−Ni、Co−Fe、Co、各種アモルファス、各種ナノ結晶材などが用いられる。
また、絶縁膜14は、アルミやシリコンの酸化物、窒化物、炭化物、ほう化物からなる絶縁性化合物などが用いられ、その一層当たりの厚みは、電気絶縁を確保できるのであれば薄い方が望ましい。
薄膜インダクタ2aの製造方法は、原則として薄膜インダクタ2の製造方法と相違はない。ただし、積層構造を有する磁心パターンを形成する場合、2種類以上の材料を切り替えて成膜するため、スパッタ法による成膜が好ましい。
第3実施形態
図2Cに示すように、本実施形態に係る薄膜インダクタ2bでは、バイアス印加層16の構成が異なること以外は、第1実施形態の薄膜インダクタ2と同様であり、同様な作用効果を奏する。
薄膜インダクタ2bでは、バイアス印加層16が、反強磁性層18と軟磁性層20の2層構造をとる。反強磁性層18と軟磁性層20は、反強磁性層18がZ軸方向下部の中間絶縁層34aの表面に位置し、軟磁性層20が反強磁性層18の表面に形成してあり、磁芯パターン10と中間絶縁層34bを介して向き合っている。
このように反強磁性層と軟磁性層の積層構造とすることにより、反強磁性層と軟磁性層の界面には、交換結合が発現し、外部磁界で励起させなくとも軟磁性層が磁束を発するようになる。この磁束を、コイルから発生する磁束を打ち消す方向で磁心に入れることにより、図3(A)から図3(B)に示すように、ヒステリシス曲線をシフトさせることができる。これによって、定格電流値の向上が図れ、必要な磁心層の厚みを減少させることができる。
反強磁性層18は、反強磁性を有していればよく材質は特に限定されないが、たとえばCr、MnO、NiOといった酸化物系や、Pt−Mn、Ir−Mn、Ru−Mn、Fe−MnといったMn合金、MnSなどの硫化物、MnFなどのフッ化物などが適用され得る。
軟磁性層20は、軟磁性体であればよく、その材質は特に限定されないが、たとえば、Ni−Fe、Co−Fe、各種Fe系合金、各種Co系合金、各種アモルファス、各種ナノ結晶材などが考えられる。
薄膜インダクタ2bの製造方法は、原則として薄膜インダクタ2の製造方法と相違はなく、反強磁性層18と軟磁性層20とはスパッタ法により形成される。
なお、図2Cでは、反強磁性層18と軟磁性層20とがそれぞれ一層ずつ積層されているが、第3実施形態および後述する第4実施形態において、バイアス印加層16は、反強磁性層18と軟磁性層20との組み合わせが絶縁層を介して複数積層される多層膜構造であっても良い。
第4実施形態
図2Dに示すように、本実施形態に係る薄膜インダクタ2cでは、バイアス印加層16aの位置が異なること以外は、第3実施形態の薄膜インダクタ2bと同様であり、同様な作用効果を奏する。
薄膜インダクタ2bでは、バイアス印加層16aが、磁心パターン10のZ軸方向上方に位置している。磁心パターン10とバイアス印加層16の位置を逆にしたとしても、第1〜第3実施形態と同様に、ヒステリシス曲線をシフトさせることができ、定格電流値の向上が図れる。
ただし、図2Dに示すように、軟磁性層20aは磁心パターン10側において、中間絶縁層34bの表面に形成してあり、反強磁性層18aは、磁心パターン10とは反対側で、軟磁性層20aの表面に形成してある。
薄膜インダクタ2cの製造方法は、積層の順番が異なるのみであり、薄膜インダクタ2の製造方法と同様の方法で製造される。
第5実施形態
図8Aおよび図8Bに示すように、本実施形態に係る薄膜インダクタ2dでは、磁心パターン10aの形態が異なること以外は、第1実施形態の薄膜インダクタ2と同様であり、同様な作用効果を奏する。
薄膜インダクタ2dの磁心パターン10aは、第1実施形態の磁心パターン10と同様に薄膜ではあるが、EEコアのギャップを埋めたような平面形状を有している。すなわち、コイル部4が巻回してある磁心中央部11aのY軸方向の両脇には、スリット部11eが形成してあり、その外側に磁心側方パターン11b、11cが形成してある。また、磁心中央部11aと磁心側方部11bと11cとを連結するように、Y軸方向と平行に、磁心連結パターン11dが2か所に形成してある。
図8Aに示すように、本実施形態におけるバイアス印加層16は、磁心中央部11aに対向して形成してあり、第1実施形態と同様にコイル部4の内部に位置している。また、図8Bに示すように、各構成要素の積層順は、第1実施形態と同様であり、バイアス印加層16が中間絶縁層34aの表面に形成してあり、その上方に中間絶縁層34bを介して、磁心パターン10aが積層してある。
薄膜インダクタ2dの製造方法は、第1実施形態の薄膜インダクタ2の製造方法と同様の方法で製造される。
第6実施形態
図9Aおよび図9Bに示すように、本実施形態に係る薄膜インダクタ2eでは、バイアス印加層の積層位置が異なること以外は、第5実施形態の薄膜インダクタ2dと同様であり、同様な作用効果を奏する。
薄膜インダクタ2eの磁心パターン10aは、第5実施形態の磁心パターンと同様の形態を有している。ただし、本実施形態のバイアス印加層は、磁心中央部11aに対向して形成されているのではなく、磁心側方パターン11b、11cに対向し、分離した2つのパターン16a、16bとして形成してある。
すなわち、バイアス印加層16a、16bは、コイル部4の外側に位置する。この場合であっても、バイアス印加層16a、16bは、磁心に発生する直流磁界を打ち消す方向の磁束を、磁心に対して与える。
図9Bに示すように、バイアス印加層16a、16bの積層位置は、磁心パターン10aのZ軸方向下部であり、中間絶縁層34aの表面に積層される。バイアス印加層16a、16bは、中間絶縁層34aの表面で、2つの分離したパターンを有するように成膜され、その製法は、第1実施形態と同様である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。たとえば、本発明の薄膜磁気デバイスは、薄膜インダクタに限らず、薄膜トランスにも適用することが可能である。
以下、本発明をさらに詳細な実施例に基づき説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
(実施例1)
図2Bに示す薄膜インダクタ2aを製造した。実施例1では、バイアス印加層16として、Fe50Co50からなる強磁性体を用いた。なお、実施例1のバイアス印加層16の厚みは、20μmであった。絶縁層34bとしては、スパッタ法により20nmで成膜されたAl膜を用いた。磁心パターン10としては、CoZrTaからなる軟磁性薄膜とSiOからなる絶縁膜との多層膜とした。また、軟磁性薄膜の一層当たりの厚みは1μm、絶縁膜の一層当たりの厚みは、100nmとし、軟磁性薄膜と絶縁膜とを20回積層することで、磁心パターン10の総厚を20μmとした。コイル部4のターン数(巻回数)は、5ターンであった。
実施例1で作製した試料に関して、測定周波数1MHzにおける各試料の定格電流値とインダクタンスの結果を表1に示す。定格電流値は、インダクタンスが初期値(1mA測定時)の60%以上を保てる電流値として測定した。また、インダクタンス(nH)は、電流1mA時のインダクタンスとした。
(実施例2)
実施例2では、図2Cに示す薄膜インダクタ2bを製造した。ただし、バイアス印加層16の働きを強くするために、バイアス印加層16は、多層膜構造とした。具体的には、スパッタ法によりPtMn(20nm)/CoFe(300nm)/SiO(100nm)の積層膜を3回積層し、その上にPtMn(20nm)/CoFe(300nm)を積層した。実施例1と同様に、定格電流値とインダクタンスとを測定した結果を表1に示す。
(比較例1)
比較例1では、バイアス印加層を形成しないこと以外は、実施例1と同様にして試料を作製し、同様な試験を行った。結果を表1に示す。なお、比較例1の磁心パターンの厚みは、実験例1と同じ20μm膜厚とした。
Figure 2020155733
評価
表1より、実施例1および2では、バイアス印加層を有することで、バイアス印加層を有しない比較例1よりも定格電流値が向上することが確認できた。
2,2a〜2e… 薄膜インダクタ
4… コイル部
4a… 底面側導体層
4b… 表面側導体層
4c… 取出用ビアホール電極
4d… 接続用ビアホール電極
5c,5d… ビアホール
6… 取出電極
10,10a… 磁心パターン
11,11a… 磁心中央部
11b,11c… 磁心側方パターン
11d… 磁心連結パターン
11e… スリット部
12… 軟磁性薄膜
14… 絶縁膜
16… バイアス印加層
16a,16b… 側方バイアス印加層
18,18a… 反強磁性層
20,20a… 軟磁性層
30… 支持基板
32… 底面側絶縁層
34,34a〜34c… 中間絶縁層
36… 表面側絶縁層

Claims (7)

  1. 磁心層とバイアス印加層とコイル部と、を有し、
    前記コイル部と前記磁心層と前記バイアス印加層とが、それぞれ電気的に切り離されて配置してあり、
    前記コイル部が、前記磁心層の一部または全部を取り巻くように巻回するパターンで形成してあり、
    前記バイアス印加層が、前記コイル部により前記磁心層に発生する磁束を打ち消す方向の磁束を与えるように配置してあることを特徴とする薄膜磁気デバイス。
  2. 前記バイアス印加層が、絶縁層を介して前記磁心層に対向して形成してあることを特徴とする請求項1に記載の薄膜磁気デバイス。
  3. 前記バイアス印加層が、反強磁性層と軟磁性層との積層膜であって、
    前記軟磁性層が前記磁心層側に配置され、前記反強磁性層が前記磁心層とは反対側に形成してあることを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜磁気デバイス。
  4. 前記磁心層が、軟磁性薄膜と絶縁膜とを有しており、
    前記軟磁性薄膜と前記絶縁膜とが交互に複数積層された多層薄膜であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の薄膜磁気デバイス。
  5. 前記磁心層と前記バイアス印加層が、前記コイル部の内部において前記絶縁層を介して積層してあることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の薄膜磁気デバイス。
  6. 前記磁心層と前記バイアス印加層の間の前記絶縁層の厚みが、500nm 以下であることを特徴とする請求項5に記載の薄膜磁気デバイス。
  7. 前記バイアス印加層が、100(Oe)以上の保磁力を有する強磁性材料の層を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の薄膜磁気デバイス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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