JP2020155678A - プラズマエッチング方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、凹部が有する形状の再現性を向上可能としたプラズマエッチング方法を提供することを目的とする。
図1を参照して、プラズマエッチング装置の構成を説明する。
図1が示すように、プラズマエッチング装置10は、有底の筒体形状を有したチャンバ本体11を備えている。チャンバ本体11の上側開口は、石英板12によって封止されている。チャンバ本体11と石英板12とによって区画される空間がチャンバ空間11Sである。チャンバ空間11Sには、エッチングの対象であるシリコン基板Sを保持するステージ13が配置されている。
図2から図6を参照して、プラズマエッチング方法を説明する。
プラズマエッチング方法は、フッ素含有ガスと酸素含有ガスとを用いてマスクが形成されたシリコン基板Sをエッチングする方法である。フッ素含有ガスと酸素含有ガスとの混合ガスを用いることによって、シリコン基板Sに保護膜を形成することが可能である。プラズマエッチング方法は、凹部をシリコン基板Sに形成することと、凹曲面を凹部の底に形成することとを含む。凹部をシリコン基板Sに形成することでは、高周波電力を第1デューティ比でバイアス電極13Pに供給することによって、シリコン基板Sの表面に開口した凹部をシリコン基板Sに形成する。凹曲面を凹部の底に形成することでは、高周波電力を第1デューティ比よりも小さい第2デューティ比でバイアス電極13Pに供給することによって、シリコン基板の裏面に向けて先細る凹曲面を凹部の底から形成する。以下、図面を参照して、プラズマエッチング方法をより詳しく説明する。
図3(a)が示すように、第1工程においてエッチングされるシリコン基板Sの表面には、マスクMが形成されている。マスクMは、シリコン基板Sに形成すべき凹部の形状および位置に応じた開口部Maを有している。マスクMは、複数の開口部Maを有している。
図7を参照して試験例を説明する。
[試験例1]
マスクが形成されたシリコン基板を準備した。シリコン基板に対して以下の条件で複数の凹部を形成した。これにより、試験例1のシリコン基板を得た。
・フッ素含有ガスの流量 300sccm
・酸素含有ガス O2ガス
・酸素含有ガスの流量 150sccm
・チャンバ空間の圧力 10Pa
・高周波電力の周波数 400kHz
・高周波電力の大きさ 20W
・第1工程の期間 2分
・第1デューティ比 100%
・第2工程の期間 1分
・第2デューティ比 10%
・第2工程の周波数 10Hz
第1工程の期間を3分に設定し、かつ、第2工程を行わずに凹部を形成した以外は、試験例1と同一の条件によってシリコン基板に凹部を形成した。これにより、試験例2のシリコン基板を得た。
試験例1のシリコン基板、および、試験例2のシリコン基板を、各シリコン基板の表面に直交する平面に沿って切断した。これにより、試験例1のシリコン基板、および、試験例2のシリコン基板の各々について、観察用の断面を形成した。走査型電子顕微鏡を用いて、各シリコン基板における観察用の断面を撮影した。試験例1のシリコン基板における観察用の断面を撮影することによって、図7(a)が示すSEM画像が得られた。また、試験例2のシリコン基板における観察用の断面を撮影することによって、図7(b)が示すSEM画像が得られた。
(1)凹曲面SCを形成するときの第2デューティ比が、凹部SRを形成するときの第1デューティ比よりも小さいため、エッチャントを凹部SR内へ能動的に引き込みながらも、凹曲面SCを形成することができる。
[プラズマエッチング方法]
・凹曲面SCを凹部SRの底に形成することは、高周波電力を第2デューティ比でバイアス電極に供給した後に、高周波電力を第2デューティ比よりも小さい第3デューティ比でバイアス電極に供給することを含んでもよい。
・フッ素含有ガスは、SF6ガスに限らず、例えば、CF4ガス、および、NF3ガスなどであってもよい。
・酸素含有ガスは、O2ガスに限らず、例えば、二酸化炭素ガス、および、二酸化窒素ガスなどであってもよい。
Claims (6)
- シリコン基板に保護膜を形成可能なガスであるフッ素含有ガスと酸素含有ガスとを用いてマスクが形成されたシリコン基板をエッチングする方法であって、
高周波電力を第1デューティ比でバイアス電極に供給することによって、前記シリコン基板の表面に開口した凹部を前記シリコン基板に形成することと、
前記高周波電力を前記第1デューティ比よりも小さい第2デューティ比で前記バイアス電極に供給することによって、前記シリコン基板の裏面に向けて先細る凹曲面を前記凹部の底に形成することと、を含む
プラズマエッチング方法。 - 前記第1デューティ比は、50%よりも大きく100%以下であり、
前記第2デューティ比は、50%以下である
請求項1に記載のプラズマエッチング方法。 - 前記凹曲面を前記凹部の底に形成することは、前記高周波電力の供給を1Hz以上100Hz以下の周波数で行うことを含む
請求項1または2に記載のプラズマエッチング方法。 - 前記凹曲面を前記凹部の底に形成することは、前記高周波電力を前記第2デューティ比で前記バイアス電極に供給した後に、前記高周波電力を前記第2デューティ比よりも小さい第3デューティ比で前記バイアス電極に供給することを含む
請求項1から3のいずれか一項に記載のプラズマエッチング方法。 - 前記凹部を前記シリコン基板に形成すること、および、前記凹曲面を前記凹部の底に形成することを経て形成された前記凹曲面を含む凹部において、当該凹部が有する開口の直径に対する当該凹部の深さの比が、1以上100以下である
請求項1から4のいずれか一項に記載のプラズマエッチング方法。 - 前記高周波電力の周波数は、100kHz以上40MHz以下である
請求項1から5のいずれか一項に記載のプラズマエッチング方法。
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