JP2020155307A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】個別シールド部材と一括シールド部材との位置ずれの発生を抑制することができるワイヤハーネスを提供すること。【解決手段】ワイヤハーネス1において、複数の電線10を個別に覆い電磁シールドする複数の個別シールド部材31が備えられ、また複数の電線10を一括して覆い電磁シールドする筒状の一括シールド部材32が備えられる。個別シールド部材31と一括シールド部材32とは互いに重ねた状態で接続部材60による締付けにて電気的に接続される。接続部材60は、一括シールド部材32における個別シールド部材31と重なる部分の外周に設けられ、互いに隣り合う電線10同士の間に向かって突出する突出部62を有する。【選択図】図3

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関する。
従来、例えば車両用のワイヤハーネスにおいては、電線への通電に伴い発生する電磁ノイズを遮蔽するために、シールド部材によって電線が覆われている。シールド部材は、例えば、アルミニウム合金などの導電性の素線が筒状に編み込まれた編組線からなり、可撓性を有している。こうしたシールド部材としては、電線の絶縁被覆の外周をシールド部材で個別に覆う個別シールド部材が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、複数の電線を1つのシールド部材で一括して覆う一括シールド部材が知られている(例えば、特許文献2参照)。なお、個別シールド部材や一括シールド部材の端部は、ワイヤハーネスのコネクタに電気的に接続される。そして、コネクタが車両の機器の筐体などに接続されることで個別シールド部材及び一括シールド部材がアース接続される。
ところで、個別シールド部材と一括シールド部材とがワイヤハーネスの長さ方向の異なる位置に設けられる場合、個別シールド部材と一括シールド部材とを電気的に接続する必要がある。
例えば、特許文献3には、個別シールド部材と一括シールド部材とを接続する以下の接続構造が記載されている。すなわち、図5に示すように、一対の電線510において、芯線511の外周を覆う絶縁被覆512の外周に金属製の筒状部材520が設けられ、更にその外周が個別シールド部材530に覆われている。各個別シールド部材530の外周は、相互にまたがるようにして一括シールド部材540にて覆われている。そして、一括シールド部材540の外周にてバンド部材550が締付けられることで、バンド部材550と筒状部材520との間で各個別シールド部材530と一括シールド部材540とが圧接し、相互が電気的に接続される接続構造を採っている。
特開2010−165512号公報 特開2010−113910号公報 特開2018−137134号公報
しかしながら、上記接続構造では、隣接の電線510の個別シールド部材530にまたがるように装着される一括シールド部材540は、各個別シールド部材530同士の対向する側とは反対側の半周部分が接触する部分である。言い換えると、各個別シールド部材530同士が対向する残りの半周部分は、一括シールド部材540と個別シールド部材530とが接触しない隙間560となっている。そのため、各個別シールド部材530と一括シールド部材540との接触範囲が狭く互いの固着力が低いため、個別シールド部材530と一括シールド部材540との長さ方向における位置ずれが生じるおそれがある。
そこで、個別シールド部材と一括シールド部材との位置ずれの発生を抑制することができるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本開示のワイヤハーネスは、複数の電線と、導電性の素線が筒状に編み込まれた編組線からなり、複数の前記電線を個別に覆うことで電磁シールドする複数の個別シールド部材と、導電性の素線が筒状に編み込まれた編組線からなり、複数の前記電線を一括して覆うことで電磁シールドする筒状の一括シールド部材と、前記個別シールド部材と前記一括シールド部材とを重ねた状態で電気的に接続する接続部材と、を備え、前記接続部材は、前記一括シールド部材における前記個別シールド部材との重なる部分の外周に設けられ、互いに隣り合う前記電線同士の間に向かって突出する突出部を有するワイヤハーネスである。
本開示によれば、個別シールド部材と一括シールド部材との位置ずれの発生を抑制することができるワイヤハーネスを提供することが可能となる。
図1は、実施形態にかかるワイヤハーネスの代表的な構成例を説明する概略構成図である。 図2は、図1のA部を拡大して説明する拡大断面図である。 図3は、図2の3−3線に沿った断面図である。 図4は、接続部材を説明する斜視図である。 図5は、参考例のワイヤハーネスを説明する断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]複数の電線と、導電性の素線が筒状に編み込まれた編組線からなり、複数の前記電線を個別に覆うことで電磁シールドする複数の個別シールド部材と、導電性の素線が筒状に編み込まれた編組線からなり、複数の前記電線を一括して覆うことで電磁シールドする筒状の一括シールド部材と、前記個別シールド部材と前記一括シールド部材とを重ねた状態で電気的に接続する接続部材と、を備え、前記接続部材は、前記一括シールド部材における前記個別シールド部材と重なる部分の外周に設けられ、互いに隣り合う前記電線同士の間に向かって突出する突出部を有するワイヤハーネスである。
各電線の個別シールド部材にまたがって装着される一括シールド部材を含め、接続部材はその一部が互いに隣り合う電線同士の間に向かって押し込まれる突出部を有する。すなわち、隣接の電線の個別シールド部材同士の間に生じる隙間に接続部材の突出部が存在するため、各個別シールド部材それぞれに一括シールド部材が回り込んで半周を超えるような範囲まで接触範囲を広くすることが可能となる。また、接続部材のかしめ等の締付け時に電線及び個別シールド部材が隙間側に変形して逃げることも抑制でき、締付け力の低下も抑制できる。よって、個別シールド部材と一括シールド部材との固着力を強くすることができ、個別シールド部材と一括シールド部材との位置ずれの発生を抑制することが可能となる。
[2]前記突出部は、第1突出部と第2突出部とを有し、前記第1突出部と前記第2突出部とは、複数の前記電線の並び方向と直交する方向に対向していると良い。一括シールド部材は、互いに対向する第1突出部と第2突出部との両側から押し込まれる。すなわち、隣接の電線の個別シールド部材同士の間に生じる隙間それぞれに接続部材の第1突出部と第2突出部とが存在するため、各個別シールド部材それぞれと一括シールド部材との接触範囲を十分広くすることが可能となる。また、接続部材のかしめ等の締付け時に電線及び個別シールド部材が隙間側に変形して逃げることも各突出部にて抑制でき、締付け力の低下もより確実に抑制できる。よって、個別シールド部材と一括シールド部材との固着力をより強いものとすることができるからである。
[3]前記第1突出部と前記第2突出部との各対向面は、複数の前記電線の並び方向と平行な平面をなしていると良い。第1突出部と第2突出部とが一括シールド部材をそれぞれ押し込む互いの対向面が複数の電線の並び方向と平行な平面、すなわちその押し込み方向と直交する平面となっている。このため、第1突出部と第2突出部とが一括シールド部材を押し込む際、一括シールド部材の損傷を抑制することができるからである。
[4]前記第1突出部と前記第2突出部との各対向面は、その間に対をなして介在する前記一括シールド部材の部位同士が接触しない間隔で離隔していると良い。第1対向面と第2対向面との間に対をなして介在する一括シールド部材の部位同士に互いに適度なスペースが得られ、一括シールド部材の損傷を抑制することができるからである。
[5]前記接続部材は、前記個別シールド部材の各々に対応する複数の多角形筒状部を有し、複数の前記電線の並び方向に沿って複数の前記多角形筒状部が前記突出部を介して連接された形状であると良い。接続部材の多角形筒状部にて一括シールド部材と各個別シールド部材とのかしめ等による締付けが行われると、電線及び個別シールド部材、更には一括シールド部材が円筒状から多角形筒状に倣った若干の変形を伴うため、部分的に相互間の圧接力を高めることができる。よって、個別シールド部材と一括シールド部材との固着力を高めることができるからである。
[6]複数の前記電線に個別に挿通させるための複数の筒状部材を備え、前記筒状部材は、前記接続部材を設ける位置の前記電線と前記個別シールド部材との間に介在されていると良い。筒状部材により電線を保護できることに加え、一括シールド部材を含めた接続部材によるかしめ等の締付けを筒状部材を土台にして行えることで、個別シールド部材と一括シールド部材との固着力を高めることができるからである。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際と異なる場合がある。
図1に示すワイヤハーネス1は、例えばハイブリッド車や電気自動車などの車両の床下を含む経路に配索されるとともに、複数の機器同士を電気的に接続する。
図1及び図2に示すように、ワイヤハーネス1は、複数の電線10と、各電線10の一端側(図1の左端側)に設けられ、各電線10を個別に機器に取り付けるための複数の個別コネクタ21と、各電線10の他端側(図1の右端側)に設けられ、各電線10を一括して機器に取り付けるための1つの一括コネクタ22とを備えている。
図2の右側に示すように、電線10は、芯線11と芯線11の外周を覆う筒状の絶縁被覆12とを有している。芯線11は、例えば、銅合金からなる複数の金属素線を撚り合わせて形成される撚り線である。絶縁被覆12は、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)などの絶縁材料を押出成形することにより形成されている。
<個別シールド部材31>
図2に示すように、ワイヤハーネス1には、複数の電線10を個別に覆うことで電磁シールドする複数の個別シールド部材31が設けられている。個別シールド部材31は、例えば、アルミニウム合金などからなる導電性の素線が筒状に編み込まれた編組線からなり、可撓性を有している。個別シールド部材31の一端部は、個別コネクタ21に電気的に接続されている。個別シールド部材31の他端部31bは、電線10の長さ方向における途中の部分まで延びている。
また、各電線10には、個別シールド部材31を個別に被覆するシース13が設けられている。シース13は、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)などの絶縁材料からなる。シース13の一端部は、個別コネクタ21に接続されている。シース13の他端部13bは、電線10の長さ方向における途中の部分まで延びている。
シース13は、可撓性を有する筒状の第1外装部材41により覆われている。第1外装部材41は、例えば、蛇腹筒状のコルゲートチューブである。
個別シールド部材31の他端部31bは、シース13の他端部13b及び第1外装部材41の端部から露出している。
<一括シールド部材32>
図1及び図2に示すように、ワイヤハーネス1には、複数の電線10を一括して覆うことで電磁シールドする1つの一括シールド部材32が設けられている。一括シールド部材32は、例えば、アルミニウム合金などからなる導電性の素線が筒状に編み込まれた編組線からなり、可撓性を有している。一括シールド部材32の一端部32aは、一括コネクタ22に電気的に接続されている(図1参照)。また、一括シールド部材32の他端部32bは、電線10の長さ方向における途中の部分まで延びている。
一括シールド部材32は、可撓性を有する筒状の第2外装部材42により覆われている。第2外装部材42は、例えば、蛇腹筒状のコルゲートチューブである。ただし、第2外装部材42の外径及び内径は、第1外装部材41の外径及び内径よりもそれぞれ小さい。
一括シールド部材32の他端部32bは、第2外装部材42の端部から露出している。
図2に示すように、一括シールド部材32のうち第2外装部材42から露出した部分は、各個別シールド部材31のうちシース13から露出した部分を覆っている。以下、一括シールド部材32のうち各個別シールド部材31を覆うことで各個別シールド部材31に電気的に接続される部分を接続部32cと称する。
ここで、各個別シールド部材31の他端部31bは、第2外装部材42の外部に位置している。また、一括シールド部材32の他端部32bは、第1外装部材41の内部に位置している。
<筒状部材50>
図2及び図3に示すように、ワイヤハーネス1には、複数の電線10が個別に挿通される複数の筒状部材50が設けられている。各筒状部材50は、各電線10のうち個別シールド部材31が一括シールド部材32により覆われる部分に設けられている。すなわち、各筒状部材50は、電線10の長さ方向における一括シールド部材32の接続部32cに対応する位置に設けられている。個別シールド部材31は、接続部32cに対応する位置において、折返し部31cを有している。筒状部材50は、折返し部31cによって包み込まれるように、電線10と個別シールド部材31との間に介在している。筒状部材50は、剛性を有する金属材料であることが好ましく、例えば真鍮により形成されている。
<接続部材60>
図2〜図4に示すように、ワイヤハーネス1には、各個別シールド部材31と一括シールド部材32とを重ねた状態で電気的に接続する接続部材60が設けられている。接続部材60は、一括シールド部材32のうち個別シールド部材31の各々を覆う部分の外周に設けられている。すなわち、接続部材60は、一括シールド部材32の接続部32cの外周面を全周にわたって覆っている。接続部材60は、剛性を有する金属材料であることが好ましく、例えばアルミニウムの板材が板金加工されることによって形成されている。接続部材60は、個別シールド部材31の各々に対応する複数の多角形筒状部(例えば、六角形筒状部61)を有し、複数の電線10の並び方向に沿って2つの六角形筒状部61が一対の突出部62を介して連接された中空形状である。
各突出部62は、互いに隣り合う電線10同士の間に向かって突出している。一対の突出部62は、第1突出部63と、複数の電線10の並び方向と直交する方向において第1突出部63と対向する第2突出部64と、を有している。第1突出部63は、複数の電線10の並び方向と平行な平面の第1対向面63aを有している。第2突出部64は、複数の電線10の並び方向と平行な平面の第2対向面64aを有している。第1突出部63と第2突出部64との各対向面63a、64aは、その間に対をなして介在する一括シールド部材32の部位同士が接触しない間隔Lにて離隔している。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)各電線10の個別シールド部材31にまたがって装着される一括シールド部材32を含め、接続部材60はその一部が互いに隣り合う電線10同士の間に向かって押し込まれる突出部62を有する。すなわち、隣接の電線10の個別シールド部材31同士の間に生じる隙間(図5の隙間560に相当)に接続部材60の突出部62が存在するため、各個別シールド部材31それぞれに一括シールド部材32が回り込んで半周を超えるような範囲まで接触範囲を広くすることが可能となる。また、接続部材60のかしめによる締付け時に電線10及び個別シールド部材31が隙間側に変形して逃げることも抑制でき、締付け力の低下も抑制できる。よって、個別シールド部材31と一括シールド部材32との固着力を強くすることができ、個別シールド部材31と一括シールド部材32との位置ずれの発生を抑制することができる。
(2)一括シールド部材32は、複数の電線10の並び方向と直交する方向に対向する第1突出部63と第2突出部64との両側から押し込まれる。すなわち、隣接の電線10の個別シールド部材31同士の間に生じる隙間それぞれに接続部材60の第1突出部63と第2突出部64とが存在するため、各個別シールド部材31それぞれと一括シールド部材32との接触範囲を十分広くすることが可能となる。また、接続部材60のかしめによる締付け時に電線10及び個別シールド部材31が隙間側に変形して逃げることも各突出部63、64にて抑制でき、締付け力の低下もより確実に抑制できる。よって、個別シールド部材31と一括シールド部材32との固着力をより強いものとすることができる。
(3)第1突出部63と第2突出部64とが一括シールド部材32をそれぞれ押し込む互いの対向面63a、64aは、複数の電線10の並び方向と平行な平面、すなわちその押し込み方向と直交する平面をなしている。このため、第1突出部63と第2突出部64とが一括シールド部材32を押し込む際、一括シールド部材32の損傷を抑制することができる。
(4)第1突出部63と第2突出部64との各対向面63a、64aは、その間に対をなして介在する一括シールド部材32の部位同士が接触しない間隔Lを有する。このため、一括シールド部材32のその部位同士に互いに適度なスペースが得られ、一括シールド部材32の損傷を抑制することができる。
(5)接続部材60の六角形筒状部61にて一括シールド部材32と各個別シールド部材31とのかしめによる締付けが行われる。すると、電線10及び個別シールド部材31、更には一括シールド部材32が円筒状から六角形筒状に倣った若干の変形を伴うため、部分的に相互間の圧接力を高めることができる。よって、個別シールド部材31と一括シールド部材32との固着力を高めることができる。
(6)筒状部材50により電線10を保護できることに加え、一括シールド部材32を含めた接続部材60のかしめによる締付けを筒状部材50を土台にして行えることで、個別シールド部材31と一括シールド部材32との固着力を高めることができる。
(7)剛性を有する金属製(板金製)の接続部材60により一括シールド部材32をかしめることで、結束バンドのような締付け部材を割愛することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は技術的に矛盾しない範囲で組み合わせて実施することができる。
・筒状部材50は、個別シールド部材31の下にもぐり込ませるように、絶縁被覆12と個別シールド部材31との間に介在されていてもよい。
・3本以上の電線10を有するワイヤハーネス1に適用してもよい。
1…ワイヤハーネス
10…電線
11…芯線
12…絶縁被覆
13…シース
13b…他端部
21…個別コネクタ
22…一括コネクタ
31…個別シールド部材
31b…他端部
31c…折返し部
32…一括シールド部材
32a…一端部
32b…他端部
32c…接続部
41…第1外装部材
42…第2外装部材
50…筒状部材
60…接続部材
61…多角形筒状部としての六角形筒状部
62…突出部
63…第1突出部
63a…第1対向面
64…第2突出部
64a…第2対向面
L…間隔

Claims (6)

  1. 複数の電線と、
    導電性の素線が筒状に編み込まれた編組線からなり、複数の前記電線を個別に覆うことで電磁シールドする複数の個別シールド部材と、
    導電性の素線が筒状に編み込まれた編組線からなり、複数の前記電線を一括して覆うことで電磁シールドする筒状の一括シールド部材と、
    前記個別シールド部材と前記一括シールド部材とを重ねた状態で電気的に接続する接続部材と、を備え、
    前記接続部材は、前記一括シールド部材における前記個別シールド部材と重なる部分の外周に設けられ、互いに隣り合う前記電線同士の間に向かって突出する突出部を有するワイヤハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスであって、
    前記突出部は、第1突出部と第2突出部とを有し、
    前記第1突出部と前記第2突出部とは、複数の前記電線の並び方向と直交する方向に対向しているワイヤハーネス。
  3. 請求項2に記載のワイヤハーネスであって、
    前記第1突出部と前記第2突出部との各対向面は、複数の前記電線の並び方向と平行な平面をなしているワイヤハーネス。
  4. 請求項3に記載のワイヤハーネスであって、
    前記第1突出部と前記第2突出部との各対向面は、その間に対をなして介在する前記一括シールド部材の部位同士が接触しない間隔で離隔しているワイヤハーネス。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載のワイヤハーネスであって、
    前記接続部材は、前記個別シールド部材の各々に対応する複数の多角形筒状部を有し、複数の前記電線の並び方向に沿って複数の前記多角形筒状部が前記突出部を介して連接された形状であるワイヤハーネス。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1項に記載のワイヤハーネスであって、
    複数の前記電線に個別に挿通させるための複数の筒状部材を備え、
    前記筒状部材は、前記接続部材を設ける位置の前記電線と前記個別シールド部材との間に介在されているワイヤハーネス。
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