JP2020154581A - 画像処理装置および画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷設定が反映される前の画像データから印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出する場合に比べて、算出された材料の量と印刷により形成された画像を構成する材料の量とのずれを小さくする。【解決手段】印刷指示があった印刷の印刷設定が反映された画像データが格納される格納領域を有する格納手段と、格納領域に格納される画像データから、印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出する算出手段と、を備えた、画像処理装置。【選択図】図4
Description
本発明は、画像処理装置および画像形成システムに関する。
特許文献1には、プリントヘッドに送る画像データを生成すると同時に、画像データをカウントし、印刷ドット数を検出することが記載されている。
画像を処理する画像処理装置では、印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出することがある。
ここで、印刷設定が反映される前の画像データから、印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出することがある。この場合、例えば、印刷の設定において新たな画像の形成が追加されること等により、算出された材料の量と、印刷により形成された画像を構成する材料の量とのずれが大きくなる場合がある。
本発明は、印刷設定が反映される前の画像データから印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出する場合に比べて、算出された材料の量と印刷により形成された画像を構成する材料の量とのずれを小さくすることを目的とする。
ここで、印刷設定が反映される前の画像データから、印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出することがある。この場合、例えば、印刷の設定において新たな画像の形成が追加されること等により、算出された材料の量と、印刷により形成された画像を構成する材料の量とのずれが大きくなる場合がある。
本発明は、印刷設定が反映される前の画像データから印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出する場合に比べて、算出された材料の量と印刷により形成された画像を構成する材料の量とのずれを小さくすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、印刷指示があった印刷の印刷設定が反映された画像データが格納される格納領域を有する格納手段と、前記格納領域に格納される画像データから、前記印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出する算出手段と、を備えた、画像処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記印刷が連続用紙に対して実行されるものである場合であって、且つ、前記格納領域における格納容量よりも大きいデータ量である大画像データから形成される画像の印刷である場合、前記算出手段は、当該大画像データの一部のデータから、当該大画像データから形成される当該画像を構成する材料の量を算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記算出手段は、前記大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値を算出し、算出した当該値を、当該大画像データから形成される前記画像を構成する材料の量に換算することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記算出手段は、前記大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値に対する、当該大画像データの当該一部のデータとは異なる他の一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値の割合を算出し、算出した当該割合が予め定められた範囲である場合には、前記換算を行うことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記割合が前記予め定められた範囲外である場合に、前記算出手段に前記換算を行わせるか否かをユーザが選択可能な態様の情報を、ユーザに用いられる表示手段に表示させる制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記印刷は、印刷部数が複数部数である印刷であり、前記算出手段は、前記複数部数のうちの1部数の印刷により形成される画像を構成する材料の量に関する値を算出し、算出した当該値を、当該複数部数の前記印刷により形成される画像を構成する材料の量に換算することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記印刷が、前記格納領域における格納容量よりも大きいデータ量である大画像データから形成される画像の印刷である場合、当該大画像データは、区切られたデータごとに当該格納領域に格納されてから当該格納領域外に転送され、前記算出手段は、前記大画像データが前記区切られたデータごとに前記格納領域に格納されるたびに、格納されている当該区切られたデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値を算出し、算出した各値の累積値から、当該大画像データから形成される前記画像を構成する材料の量を算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記大画像データが前記区切られたデータごとに前記格納領域に格納されるたびに行われる前記算出手段の前記算出が予め定められた回数行われると、当該大画像データのうち当該算出が行われていない残りのデータについての当該算出に係る時間に関する情報、および当該残りのデータについて当該算出を行わせるか否かをユーザが選択可能な態様の情報を、ユーザに用いられる表示手段に表示させる制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置である。
請求項9に記載の発明は、印刷指示があった印刷の印刷設定が反映された画像データが格納される格納領域を有する格納手段と、前記格納領域に格納される画像データから、前記印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出する算出手段と、前記格納領域に格納される前記画像データを用いて、前記画像を記録材に形成する画像形成手段と、を備えた、画像形成システムである。
請求項2に記載の発明は、前記印刷が連続用紙に対して実行されるものである場合であって、且つ、前記格納領域における格納容量よりも大きいデータ量である大画像データから形成される画像の印刷である場合、前記算出手段は、当該大画像データの一部のデータから、当該大画像データから形成される当該画像を構成する材料の量を算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記算出手段は、前記大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値を算出し、算出した当該値を、当該大画像データから形成される前記画像を構成する材料の量に換算することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記算出手段は、前記大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値に対する、当該大画像データの当該一部のデータとは異なる他の一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値の割合を算出し、算出した当該割合が予め定められた範囲である場合には、前記換算を行うことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記割合が前記予め定められた範囲外である場合に、前記算出手段に前記換算を行わせるか否かをユーザが選択可能な態様の情報を、ユーザに用いられる表示手段に表示させる制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記印刷は、印刷部数が複数部数である印刷であり、前記算出手段は、前記複数部数のうちの1部数の印刷により形成される画像を構成する材料の量に関する値を算出し、算出した当該値を、当該複数部数の前記印刷により形成される画像を構成する材料の量に換算することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記印刷が、前記格納領域における格納容量よりも大きいデータ量である大画像データから形成される画像の印刷である場合、当該大画像データは、区切られたデータごとに当該格納領域に格納されてから当該格納領域外に転送され、前記算出手段は、前記大画像データが前記区切られたデータごとに前記格納領域に格納されるたびに、格納されている当該区切られたデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値を算出し、算出した各値の累積値から、当該大画像データから形成される前記画像を構成する材料の量を算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記大画像データが前記区切られたデータごとに前記格納領域に格納されるたびに行われる前記算出手段の前記算出が予め定められた回数行われると、当該大画像データのうち当該算出が行われていない残りのデータについての当該算出に係る時間に関する情報、および当該残りのデータについて当該算出を行わせるか否かをユーザが選択可能な態様の情報を、ユーザに用いられる表示手段に表示させる制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置である。
請求項9に記載の発明は、印刷指示があった印刷の印刷設定が反映された画像データが格納される格納領域を有する格納手段と、前記格納領域に格納される画像データから、前記印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出する算出手段と、前記格納領域に格納される前記画像データを用いて、前記画像を記録材に形成する画像形成手段と、を備えた、画像形成システムである。
請求項1の発明によれば、印刷設定が反映される前の画像データから印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出する場合に比べて、算出された材料の量と印刷により形成された画像を構成する材料の量とのずれを小さくすることができる。
請求項2の発明によれば、画像を構成する材料の量の算出に大画像データを全て用いなくても、印刷により連続用紙に形成される画像を構成する材料の量を算出することができる。
請求項3の発明によれば、大画像データを全て用いて大画像データから形成される画像を構成する材料の量を算出する場合に比べて、大画像データから形成される画像を構成する材料の量の算出に要する時間を短縮させることができる。
請求項4の発明によれば、大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値に対する他の一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値の割合に関わらず、大画像データから形成される画像を構成する材料の量の換算を行う場合に比べて、換算の精度を高めることができる。
請求項5の発明によれば、大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値に対する他の一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値の割合に応じて、大画像データから形成される画像を構成する材料の量の換算を行わせるか否かをユーザに選択させることができる。
請求項6の発明によれば、1部数に満たない数量の印刷により形成される画像を構成する材料の量に関して算出した値から複数部数の印刷により形成される画像を構成する材料の量を換算する場合に比べて、算出された材料の量と複数部数の印刷により形成された画像を構成する材料の量とのずれを小さくすることができる。
請求項7の発明によれば、大画像データの一部のデータから、大画像データから形成される画像を構成する材料の量を算出する場合に比べて、算出された材料の量と印刷により形成された画像を構成する材料の量とのずれを小さくすることができる。
請求項8の発明によれば、大画像データのうち算出が行われていない残りのデータについての算出に係る時間に応じて、残りのデータについて算出を行わせるか否かをユーザに選択させることができる。
請求項9の発明によれば、印刷設定が反映される前の画像データから印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出する場合に比べて、算出された材料の量と印刷により形成された画像を構成する材料の量とのずれを小さくすることができる。
請求項2の発明によれば、画像を構成する材料の量の算出に大画像データを全て用いなくても、印刷により連続用紙に形成される画像を構成する材料の量を算出することができる。
請求項3の発明によれば、大画像データを全て用いて大画像データから形成される画像を構成する材料の量を算出する場合に比べて、大画像データから形成される画像を構成する材料の量の算出に要する時間を短縮させることができる。
請求項4の発明によれば、大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値に対する他の一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値の割合に関わらず、大画像データから形成される画像を構成する材料の量の換算を行う場合に比べて、換算の精度を高めることができる。
請求項5の発明によれば、大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値に対する他の一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値の割合に応じて、大画像データから形成される画像を構成する材料の量の換算を行わせるか否かをユーザに選択させることができる。
請求項6の発明によれば、1部数に満たない数量の印刷により形成される画像を構成する材料の量に関して算出した値から複数部数の印刷により形成される画像を構成する材料の量を換算する場合に比べて、算出された材料の量と複数部数の印刷により形成された画像を構成する材料の量とのずれを小さくすることができる。
請求項7の発明によれば、大画像データの一部のデータから、大画像データから形成される画像を構成する材料の量を算出する場合に比べて、算出された材料の量と印刷により形成された画像を構成する材料の量とのずれを小さくすることができる。
請求項8の発明によれば、大画像データのうち算出が行われていない残りのデータについての算出に係る時間に応じて、残りのデータについて算出を行わせるか否かをユーザに選択させることができる。
請求項9の発明によれば、印刷設定が反映される前の画像データから印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出する場合に比べて、算出された材料の量と印刷により形成された画像を構成する材料の量とのずれを小さくすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<画像形成システムの構成>
図1は、本実施形態による画像形成システム1の全体構成例を示す図である。本実施形態の画像形成システム1は、サーバ装置10と、画像形成装置20と、端末装置30とを備える。サーバ装置10と、画像形成装置20および端末装置30とは、ネットワークを介して接続されている。
<画像形成システムの構成>
図1は、本実施形態による画像形成システム1の全体構成例を示す図である。本実施形態の画像形成システム1は、サーバ装置10と、画像形成装置20と、端末装置30とを備える。サーバ装置10と、画像形成装置20および端末装置30とは、ネットワークを介して接続されている。
画像処理装置の一例としてのサーバ装置10は、ネットワークを介して、画像形成装置20および端末装置30との間でデータを送受信するサーバである。サーバ装置10は、例えば、コンピュータにより実現される。サーバ装置10は、単一のコンピュータにより構成しても良いし、複数のコンピュータによる分散処理により実現しても良い。
本実施形態の画像形成装置20は、各ページが用紙搬送方向に連続して形成される連続用紙Pに対してインクを吐出して画像を形成するインクジェットプリンタである。連続用紙Pとしては、例えば、ロール紙や連続帳票等が挙げられる。また、連続用紙Pは、記録材の一例である。
表示手段の一例としての端末装置30は、ユーザが印刷指示を行うために操作するコンピュータ装置である。端末装置30は、ネットワークを介して、サーバ装置10に印刷等の指示を行う。また、端末装置30は、情報を表示する表示部31を有する。端末装置30は、例えば、コンピュータ、タブレット型情報端末、その他の情報処理装置により実現される。
サーバ装置10と画像形成装置20および端末装置30とを接続するネットワークは、データの送受信が可能であれば、その種類は特に限定されない。データの送受信に用いられる通信回線は、有線であっても無線であっても良い。
サーバ装置10と画像形成装置20および端末装置30とを接続するネットワークは、データの送受信が可能であれば、その種類は特に限定されない。データの送受信に用いられる通信回線は、有線であっても無線であっても良い。
<画像形成装置の構成>
図2は、画像形成装置20の構成を示す図である。
画像形成手段の一例としての画像形成装置20は、第1画像形成部201と、第2画像形成部204と、供給部207と、巻取部208と、バッファ装置209と、制御部210とを有する。
図2は、画像形成装置20の構成を示す図である。
画像形成手段の一例としての画像形成装置20は、第1画像形成部201と、第2画像形成部204と、供給部207と、巻取部208と、バッファ装置209と、制御部210とを有する。
第1画像形成部201は、画像データに基づき連続用紙Pの表面に画像を形成する。第1画像形成部201は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色のインクにそれぞれ対応するイエロー(Y)の第1インクジェットヘッド203Y、マゼンタ(M)の第1インクジェットヘッド203M、シアン(C)の第1インクジェットヘッド203C、および黒(K)の第1インクジェットヘッド203Kの4つの第1インクジェットヘッドを備える。なお、以下の説明において、各第1インクジェットヘッドを区別しないで説明する場合には、第1インクジェットヘッド203と称する。
また、第1画像形成部201は、4つの第1インクジェットヘッドを駆動する第1駆動部202を備える。
また、第1画像形成部201は、4つの第1インクジェットヘッドを駆動する第1駆動部202を備える。
第1インクジェットヘッド203は、インクの液滴を、サーマル方式や圧電方式等の公知の手段により吐出することで、連続用紙Pに対して画像を形成する。第1インクジェットヘッド203は、連続用紙Pに対して画像が形成される領域以上の幅に対応する長さを有する。また、第1インクジェットヘッド203には、連続用紙Pに対して画像が形成される領域の全幅にわたってインク吐出用のノズルが設けられている。
第1駆動部202は、画像形成装置20に設けられている第1インクジェットヘッド203の各々を個別に移動させられる。
第1駆動部202は、画像形成装置20に設けられている第1インクジェットヘッド203の各々を個別に移動させられる。
第2画像形成部204は、画像データに基づき連続用紙Pの裏面に画像を形成する。第2画像形成部204は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色のインクにそれぞれ対応するイエロー(Y)の第2インクジェットヘッド206Y、マゼンタ(M)の第2インクジェットヘッド206M、シアン(C)の第2インクジェットヘッド206C、および黒(K)の第2インクジェットヘッド206Kの4つの第2インクジェットヘッドを備える。また、第2画像形成部204は、4つの第2インクジェットヘッドを駆動する第2駆動部205を備える。なお、以下の説明において、各第2インクジェットヘッドを区別しないで説明する場合には、第2インクジェットヘッド206と称する。また、第1インクジェットヘッド203と第2インクジェットヘッド206とを区別しないで説明する場合には、単にインクジェットヘッドと称する。
第2画像形成部204は、第1画像形成部201と同様の構成を有する。
第2画像形成部204は、第1画像形成部201と同様の構成を有する。
供給部207は、連続用紙Pを収容する。また、供給部207は、用紙搬送方向の下流側へ連続用紙Pを供給する。
巻取部208は、第1画像形成部201や第2画像形成部204によって画像が形成された連続用紙Pを巻き取る。
バッファ装置209は、連続用紙Pの表面と裏面とを反転させる反転機構を有する。
制御部210は、サーバ装置10から印刷指示を受けると、この印刷指示と画像データとに基づいて第1画像形成部201や第2画像形成部204の動作を制御する。
巻取部208は、第1画像形成部201や第2画像形成部204によって画像が形成された連続用紙Pを巻き取る。
バッファ装置209は、連続用紙Pの表面と裏面とを反転させる反転機構を有する。
制御部210は、サーバ装置10から印刷指示を受けると、この印刷指示と画像データとに基づいて第1画像形成部201や第2画像形成部204の動作を制御する。
<サーバ装置の機能構成>
次に、サーバ装置10の機能構成について説明する。図3は、サーバ装置10の機能構成例を示したブロック図である。
サーバ装置10は、印刷データ取得部11と、ラスタライズ部12と、第1格納部13と、指示受付部14と、画像処理部15と、第2格納部16と、算出部17と、表示制御部18とを備える。
次に、サーバ装置10の機能構成について説明する。図3は、サーバ装置10の機能構成例を示したブロック図である。
サーバ装置10は、印刷データ取得部11と、ラスタライズ部12と、第1格納部13と、指示受付部14と、画像処理部15と、第2格納部16と、算出部17と、表示制御部18とを備える。
印刷データ取得部11は、印刷データを取得する。印刷データは、印刷により連続用紙Pに形成される画像に関するデータである。この印刷データは、例えば、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたPDLデータである。印刷データ取得部11は、例えば、端末装置30等の通信先から、印刷データを取得する。
ラスタライズ部12は、印刷データを用紙出力形式の画像データに変換する。この画像データは、例えば、ビットマップデータである。
第1格納部13は、ラスタライズ部12に変換された画像データを格納する。
第1格納部13は、ラスタライズ部12に変換された画像データを格納する。
指示受付部14は、ユーザからの指示を受け付ける。ユーザからの指示としては、印刷指示や、見積もり指示等が挙げられる。見積もり指示とは、印刷により形成される画像を構成するインクの量の見積もりをサーバ装置10に行わせる指示である。印刷により形成される画像を構成するインクの量とは、印刷により画像形成装置20のインクジェットヘッドにて消費されるインクの量である。見積もり指示は、印刷指示に含まれてもよい。指示受付部14は、例えば、端末装置30がユーザに操作されることにより見積もり指示を受け付ける。また、指示受付部14は、見積もり指示とともに、ユーザからの指示に関する指示情報を端末装置30から取得する。この指示情報には、指示受付部14が受け付けた印刷設定を示す情報が含まれる。
印刷設定としては、例えば、片面印刷および両面印刷の何れかの設定、白黒印刷およびカラー印刷の何れかの設定、カラー処理に関する設定、および、印刷により何れの色の画像を連続用紙Pの何れの領域に形成するかの設定等が挙げられる。カラー処理とは、連続用紙Pに形成される画像の色彩や、インクジェットヘッドによる1回のインクの吐出により吐出されるインクの量等を調整する処理である。また、印刷設定には、印刷データに示されていない新たな画像を連続用紙Pに形成する設定が含まれる。印刷設定にて連続用紙Pへの形成が設定されるこの新たな画像を、以下では、設定画像と称する。印刷設定には、設定画像を連続用紙Pの何れの領域に形成するかの設定が含まれる。
設定画像としては、例えば、レジストマーク、トンボ、検証ID、およびページ番号等が挙げられる。レジストマークは、連続用紙Pのうちの表面に形成される画像と裏面に形成される画像との位置合わせに用いられる画像である。トンボは、2本の直線が直交して形成される画像である。このトンボは、連続用紙Pに対して形成される画像の位置ずれ量の検出に用いられる画像である。検証IDは、連続用紙Pに形成された画像が改ざんされたか否かの検証に用いられる画像である。また、設定画像は、上記の画像とは異なる画像であってもよい。
指示受付部14は、指示情報を取得すると、取得した指示情報を、画像処理部15へ送信する。
指示受付部14は、指示情報を取得すると、取得した指示情報を、画像処理部15へ送信する。
画像処理部15は、第1格納部13に格納されている画像データを処理する。画像処理部15は、指示受付部14から指示情報を取得すると、取得した指示情報にて示された印刷に係る画像データを、第1格納部13から取り出す。そして、取り出した画像データに対して、設定画像に関する情報やカラー処理に関する情報等を書き込むことにより、指示情報にて示された印刷設定を画像データに反映させる。画像処理部15は、画像データの処理が完了すると、指示情報を算出部17へ送信する。
格納手段の一例としての第2格納部16は、画像処理部15に処理された画像データを格納する。
本実施形態では、サーバ装置10は、印刷指示を受けると、画像形成装置20に対して画像データをDMA(Direct Memory Access)転送する。第2格納部16は、一部が、画像形成装置20にDMA転送される画像データを格納する格納領域として割り当てられている。この格納領域に格納される画像データは、画像処理部15による処理が行われた画像データ、すなわち、印刷設定が反映された画像データである。DMA転送される画像データを格納する第2格納部16の格納領域を、以下では、画像データ格納領域と称する。
本実施形態では、サーバ装置10は、印刷指示を受けると、画像形成装置20に対して画像データをDMA(Direct Memory Access)転送する。第2格納部16は、一部が、画像形成装置20にDMA転送される画像データを格納する格納領域として割り当てられている。この格納領域に格納される画像データは、画像処理部15による処理が行われた画像データ、すなわち、印刷設定が反映された画像データである。DMA転送される画像データを格納する第2格納部16の格納領域を、以下では、画像データ格納領域と称する。
また、本実施形態では、印刷に用いられる画像データのデータ量が、第2格納部16の画像データ格納領域における格納容量よりも大きい場合がある。この場合、サーバ装置10は、印刷に用いられる画像データを、複数のデータに区切り、区切ったデータごとに画像データ格納領域に格納してから画像形成装置20に転送する。画像データ格納領域における格納領域よりもデータ量が大きい画像データを、以下では、大画像データと称する。
算出手段の一例としての算出部17は、印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する。算出部17は、画像処理部15から指示情報を取得すると、取得した指示情報に示された印刷設定、および、第2格納部16の画像データ格納領域に格納されている画像データに基づいて、印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する。なお、本実施形態では、算出部17は、インクの量の算出には、画像データ格納領域に格納されていない画像データを用いない。
算出部17は、画像形成装置20に設けられている個々のインクジェットヘッドごとに、インクの量を算出してもよい。また、算出部17は、全ての第1インクジェットヘッド203を合わせたインクの総量を算出してもよいし、全ての第2インクジェットヘッド206を合わせたインクの総量を算出してもよい。また、画像形成装置20に設けられている全てのインクジェットヘッドを合わせたインクの総量を算出してもよい。
制御手段の一例としての表示制御部18は、印刷により形成される画像を構成するインクの量に関する情報を、端末装置30の表示部31に表示させる。
制御手段の一例としての表示制御部18は、印刷により形成される画像を構成するインクの量に関する情報を、端末装置30の表示部31に表示させる。
<見積もり処理>
次に、サーバ装置10が行う見積もり処理の流れについて説明する。見積もり処理とは、サーバ装置10が、印刷により形成される画像を構成するインクの量の見積もりを行う処理である。この見積もり処理では、算出部17は、印刷に用いられる画像データの一部のデータから形成される画像を構成するインクの量を算出し、算出したインクの量を、印刷により形成される全ての画像を構成するインクの量に換算する。
図4は、見積もり処理の流れを示したフローチャートである。
次に、サーバ装置10が行う見積もり処理の流れについて説明する。見積もり処理とは、サーバ装置10が、印刷により形成される画像を構成するインクの量の見積もりを行う処理である。この見積もり処理では、算出部17は、印刷に用いられる画像データの一部のデータから形成される画像を構成するインクの量を算出し、算出したインクの量を、印刷により形成される全ての画像を構成するインクの量に換算する。
図4は、見積もり処理の流れを示したフローチャートである。
まず、指示受付部14は、ユーザから見積もり指示を受けたか否かを判定する(S101)。否定結果が継続している間、指示受付部14は、ステップ101の判定動作を繰り返す。一方、見積もり指示を受けた場合、肯定結果を得てステップ102へ進む。
画像処理部15は、画像データを処理する(S102)。より具体的には、画像処理部15は、指示受付部14から指示情報を取得すると、取得した指示情報に示された印刷設定を、画像データに反映させる。
画像処理部15は、処理した画像データが、第2格納部16の画像データ格納領域に納まるか否かを判定する。すなわち、画像処理部15は、処理した画像データが大画像データであるか否かを判定する(S103)。
画像処理部15は、処理した画像データが、第2格納部16の画像データ格納領域に納まるか否かを判定する。すなわち、画像処理部15は、処理した画像データが大画像データであるか否かを判定する(S103)。
画像データが大画像データではない場合(S103にてNO)、すなわち、画像データが全て画像データ格納領域に納まる場合、画像処理部15は、画像データを画像データ格納領域に格納する(S104)。
算出部17は、画像データ格納領域に格納されている画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出する(S105)。
算出部17は、画像データ格納領域に格納されている画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出する(S105)。
一方、画像データが大画像データである場合(S103にてYES)、画像処理部15は、大画像データのうちの一の区切られたデータを画像データ格納領域に格納する(S106)。以下では、一の区切られたデータが、連続用紙Pの1ページ目〜128ページ目の印刷に用いられる画像データであるものとする。
算出部17は、画像データ格納領域に格納されている一の区切られたデータに基づいて、連続用紙Pの1ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する(S107)。さらに、算出部17は、一の区切られたデータに基づいて、連続用紙Pの2ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する(S108)。
算出部17は、連続用紙Pの1ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量に対する、連続用紙Pの21ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量の割合を算出する。そして、算出した割合が、予め定められた範囲であるか否かを判定する(S109)。この予め定められた範囲は、連続用紙Pの2ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量と、連続用紙Pの1ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量との差が小さいと判定するために設定された範囲である。予め定められた範囲は、例えば、0.8〜1.2の範囲である。
算出した割合が予め定められた範囲である場合(S109にてYES)、算出部17は、画像データ格納領域に格納されている一の区切られたデータから形成される画像を構成するインクの量を算出する。すなわち、算出部17は、連続用紙Pの1ページ目〜128ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する。そして、算出部17は、算出したインクの量を、画像データ格納領域に格納されている一の区切られたデータを用いて印刷される連続用紙Pのページ数、すなわち「128」により除算する。これにより、一の区切られたデータから形成される画像を構成するインクの量の連続用紙Pのページ単位での平均値が算出される。さらに、算出部17は、算出した平均値に対して、大画像データを用いて印刷される連続用紙Pのページ数を乗算することにより、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出する(S110)。
一方、算出部17に算出された割合が予め定められた範囲外である場合(S109にてNO)、表示制御部18は、範囲外通知画面を端末装置30の表示部31に表示させる(S111)。範囲外通知画面は、算出部17に算出された割合が予め定められた範囲でないことをユーザに通知するための画面である。
図5は、範囲外通知画面40を示した図である。
範囲外通知画面40には、範囲外通知部41と、1ページ目通知部42と、2ページ目通知部43と、割合通知部44と、継続要否通知部45と、継続選択部46と、中止選択部47とが表示されている。
範囲外通知画面40には、範囲外通知部41と、1ページ目通知部42と、2ページ目通知部43と、割合通知部44と、継続要否通知部45と、継続選択部46と、中止選択部47とが表示されている。
範囲外通知部41は、連続用紙Pの2ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量に対する、連続用紙Pの1ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量の割合が予め定められた範囲でないことを通知するためのメッセージである。図示の例では、範囲外通知部41には、「2ページ目のインク量に対する1ページ目のインク量の割合が80%未満です。」というメッセージが表示されている。
1ページ目通知部42には、連続用紙Pの1ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量として算出部17に算出された値が表示されている。
2ページ目通知部43には、連続用紙Pの2ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量として算出部17に算出された値が表示されている。すなわち、1ページ目通知部42および2ページ目通知部43には、算出部17による割合の算出に用いられた、連続用紙Pのそれぞれ異なるページの「印刷により形成される画像を構成するインクの量」が示されている。
割合通知部44には、連続用紙Pの2ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量に対する、連続用紙Pの1ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量の割合として算出部17に算出された値が表示されている。
2ページ目通知部43には、連続用紙Pの2ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量として算出部17に算出された値が表示されている。すなわち、1ページ目通知部42および2ページ目通知部43には、算出部17による割合の算出に用いられた、連続用紙Pのそれぞれ異なるページの「印刷により形成される画像を構成するインクの量」が示されている。
割合通知部44には、連続用紙Pの2ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量に対する、連続用紙Pの1ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量の割合として算出部17に算出された値が表示されている。
継続要否通知部45は、大画像データから形成される画像を構成するインクの量の見積もりを継続してサーバ装置10に行わせるか否かを通知するための情報が表示されている。図示の例では、継続要否通知部45には、「見積もりを継続させますか?」というメッセージが表示されている。
継続選択部46は、見積もりの継続を選択するためのボタンである。ユーザが継続選択部46を選択した場合、大画像データから形成される画像を構成するインクの量の見積もりが継続して行われる。
中止選択部47は、見積もりを中止するためのボタンである。ユーザが中止選択部47を選択した場合、大画像データから形成される画像を構成するインクの量の見積もりが中止される。
継続選択部46は、見積もりの継続を選択するためのボタンである。ユーザが継続選択部46を選択した場合、大画像データから形成される画像を構成するインクの量の見積もりが継続して行われる。
中止選択部47は、見積もりを中止するためのボタンである。ユーザが中止選択部47を選択した場合、大画像データから形成される画像を構成するインクの量の見積もりが中止される。
見積もり処理の説明に戻る。表示制御部18は、印刷により形成される画像を構成するインクの量の見積もりを継続するか否かを判定する(S112)。算出部17は、範囲外通知画面40(図5参照)にて継続選択部46が選択されたか中止選択部47が選択されたかによって、インクの量の見積もりを継続するか否かを判定する。
範囲外通知画面40(図5参照)にて継続選択部46が選択された場合(S112にてYES)、ステップ110の処理が行われる。
また、範囲外通知画面40(図5参照)にて中止選択部47が選択された場合(S112にてNO)、見積もり処理が終了する。
ステップ105またはステップ110が完了すると、表示制御部18は、印刷により形成される画像を構成するインクの量として算出部17によって算出された見積もりの結果を、端末装置30の表示部31に表示させる(S113)。
また、範囲外通知画面40(図5参照)にて中止選択部47が選択された場合(S112にてNO)、見積もり処理が終了する。
ステップ105またはステップ110が完了すると、表示制御部18は、印刷により形成される画像を構成するインクの量として算出部17によって算出された見積もりの結果を、端末装置30の表示部31に表示させる(S113)。
以上のように、本実施形態では、算出部17は、画像データ格納領域に格納される画像データから、印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する。
例えば、印刷設定が反映される前の画像データから、印刷により形成される画像を構成するインクの量が算出されることがある。この場合、印刷設定において設定画像の形成が追加されること等により、算出されたインクの量と、印刷により形成された画像を構成するインクの量とのずれが大きくなる場合がある。
そこで、本実施形態では、印刷設定が反映された画像データから、印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出するようにしている。
そこで、本実施形態では、印刷設定が反映された画像データから、印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出するようにしている。
また、本実施形態では、印刷が連続用紙Pに対して実行されるものである場合であって、且つ、画像データ格納領域における格納容量よりも大きいデータ量である大画像データから形成される画像の印刷である場合、算出部17は、大画像データの一部のデータから、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出する。具体的には、算出部17は、大画像データの一部のデータから形成される画像を構成するインクの量を算出し、算出した値を、大画像データから形成される画像を構成するインクの量に換算する。
また、本実施形態では、算出部17は、大画像データの一部のデータから形成される画像を構成するインクの量に対する、大画像データの一部のデータとは異なる他の一部のデータから形成される画像を構成するインクの量の割合を算出し、算出した割合が予め定められた範囲である場合には、上記の換算を行う。そして、表示制御部18は、算出部17に算出された割合が予め定められた範囲外である場合に、算出部17に換算を行わせるか否かをユーザが選択可能な態様の情報を、ユーザに用いられる端末装置30に表示させる。
なお、上記の例では、連続用紙Pの1ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量と、連続用紙Pの2ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量とを比較しているが、これに限定されない。
例えば、連続用紙Pの1ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量と、連続用紙Pの10ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量とを比較してもよい。すなわち、印刷が行われる連続用紙Pの何れのページが比較の対象となってもよい。
例えば、連続用紙Pの1ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量と、連続用紙Pの10ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量とを比較してもよい。すなわち、印刷が行われる連続用紙Pの何れのページが比較の対象となってもよい。
また、例えば、算出部17は、連続用紙Pの1ページ目〜128ページ目の印刷に用いられる一の区切られたデータが画像データ格納領域に格納されると、連続用紙Pの1ページ目〜128ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する。次に、算出部17は、連続用紙Pの129ページ目〜256ページ目の印刷に用いられる他の一の区切られたデータが画像データ格納領域に格納されると、連続用紙Pの129ページ目〜256ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する。そして、連続用紙Pの129ページ目〜256ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量に対する、連続用紙Pの1ページ目〜128ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量の割合が予め定められた範囲か否かを判定してもよい。すなわち、算出部17がインクの量の比較を行うために用いる画像データは、画像データ格納領域に格納される一の区切られたデータに限定されない。
また、例えば、算出部17は、連続用紙Pの1ページ目〜128ページ目の印刷に用いられる一の区切られたデータが画像データ格納領域に格納されると、連続用紙Pの1ページ目〜128ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する。次に、算出部17は、連続用紙Pの129ページ目〜256ページ目の印刷に用いられる他の一の区切られたデータが画像データ格納領域に格納されると、連続用紙Pの129ページ目〜256ページ目の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する。そして、算出したインクの量の総量を、算出に用いたデータにより印刷される連続用紙Pのページ数である「256」で除算することで、連続用紙Pに形成される画像を構成するインクの量の連続用紙Pのページ単位での平均値を算出してもよい。すなわち、印刷により形成される画像を構成するインクの量の連続用紙Pのページ単位での平均値の算出に用いられる画像データは、印刷に用いられる画像データの一部であれば、何れの画像データが用いられてもよい。
<見積もり処理の変形例1>
次に、見積もり処理の変形例(変形例1)について説明する。変形例1における見積もり処理では、算出部17が、大画像データを構成する複数の区切られたデータを全て用いて、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出する。なお、上記の構成と同一の構成については、説明を省略する。
図6は、変形例1としての見積もり処理の流れを示したフローチャートである。
ステップ201〜ステップ206は、図4に示した見積もり処理におけるステップ101〜ステップ106と同じ処理である。
次に、見積もり処理の変形例(変形例1)について説明する。変形例1における見積もり処理では、算出部17が、大画像データを構成する複数の区切られたデータを全て用いて、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出する。なお、上記の構成と同一の構成については、説明を省略する。
図6は、変形例1としての見積もり処理の流れを示したフローチャートである。
ステップ201〜ステップ206は、図4に示した見積もり処理におけるステップ101〜ステップ106と同じ処理である。
算出部17は、画像データ格納領域に格納されている一の区切られたデータから形成される画像を構成するインクの量を算出する(S207)。
算出部17は、大画像データを構成する全ての区切られたデータについて、区切られたデータから形成される画像を構成するインクの量を算出したか否かを判定する(S208)。否定結果が得られた場合、算出部17は、区切られたデータに基づきインクの量を算出した回数、すなわち、一の見積もり処理にてステップ207を行った回数が、予め定められた回数に到達したか否かを判定する(S209)。この予め定められた回数は、全ての区切られたデータを用いて大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出するために要する時間の許容時間に対応する回数として設定された値である。予め定められた回数は、例えば、10回である。この予め定められた回数は、1回以上であればよく、回数は限定されない。この予め定められた回数は、例えばユーザが端末装置30を操作することにより予め設定されてもよい。また、予め定められた回数は、例えばサーバ装置10にて予め設定されてもよい。
算出部17は、大画像データを構成する全ての区切られたデータについて、区切られたデータから形成される画像を構成するインクの量を算出したか否かを判定する(S208)。否定結果が得られた場合、算出部17は、区切られたデータに基づきインクの量を算出した回数、すなわち、一の見積もり処理にてステップ207を行った回数が、予め定められた回数に到達したか否かを判定する(S209)。この予め定められた回数は、全ての区切られたデータを用いて大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出するために要する時間の許容時間に対応する回数として設定された値である。予め定められた回数は、例えば、10回である。この予め定められた回数は、1回以上であればよく、回数は限定されない。この予め定められた回数は、例えばユーザが端末装置30を操作することにより予め設定されてもよい。また、予め定められた回数は、例えばサーバ装置10にて予め設定されてもよい。
算出部17がインクの量を算出した回数が予め定められた回数に到達していない場合(S209にてNO)、画像処理部15は、画像データ格納領域に格納されている一の区切られたデータを画像データ格納領域から取り出す。そして、大画像データのうち画像データ格納領域に未だ格納されていない他の一の区切られたデータを、画像データ格納領域に格納させる(S206)。その後、ステップ207以降の処理が行われる。
一方、算出部17が、大画像データを構成する全ての区切られたデータについてインクの量を算出した場合(S208にてYES)、算出部17は、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出する。すなわち、算出部17は、大画像データを構成する区切られたデータごとに算出したインクの量を累積することで、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出する(S210)。
また、算出部17がインクの量を算出した回数が予め定められた回数に到達した場合(S209にてYES)、表示制御部18は、経過状況通知画面を端末装置30の表示部31に表示させる(S211)。経過状況通知画面は、インクの量の見積もりの経過状況をユーザに通知するための画面である。
図7は、経過状況通知画面50を示した図である。
経過状況通知画面50には、経過状況通知部51と、継続選択部52と、中止選択部53とが表示されている。
経過状況通知画面50には、経過状況通知部51と、継続選択部52と、中止選択部53とが表示されている。
経過状況通知部51には、インクの量の見積もりの経過状況が表示されている。より具体的には、経過状況通知部51には、印刷の対象となる連続用紙Pのページ範囲のうちの、算出部17によるインクの量の見積もりが完了した連続用紙Pのページ範囲が表示されている。図示の例では、経過状況通知部51には、「ページ範囲1〜1280の見積もりが完了しました。」というメッセージが表示されている。
また、経過状況通知部51には、算出部17によるインクの量の見積もりが完了していない連続用紙Pのページ範囲について、インクの量の見積もりに要する時間が表示されている。図示の例では、経過状況通知部51には、「以降のページを見積もりする場合、約20分の時間がかかります。」というメッセージが表示されている。
また、経過状況通知部51には、インクの量の見積もりを継続するか否かを通知するための情報が表示されている。図示の例では、経過状況通知部51には、「見積もりを継続しますか?」というメッセージが表示されている。
また、経過状況通知部51には、算出部17によるインクの量の見積もりが完了していない連続用紙Pのページ範囲について、インクの量の見積もりに要する時間が表示されている。図示の例では、経過状況通知部51には、「以降のページを見積もりする場合、約20分の時間がかかります。」というメッセージが表示されている。
また、経過状況通知部51には、インクの量の見積もりを継続するか否かを通知するための情報が表示されている。図示の例では、経過状況通知部51には、「見積もりを継続しますか?」というメッセージが表示されている。
継続選択部52は、大画像データを構成する複数の区切られたデータを全て用いて大画像データから形成される画像を構成するインクの量の見積もりをサーバ装置10に継続させるためのボタンである。ユーザが継続選択部52を選択すると、複数の区切られたデータを全て用いた見積もりが継続される。
中止選択部53は、複数の区切られたデータを全て用いた見積もりをサーバ装置10に中止させるためのボタンである。ユーザが中止選択部53を選択すると、複数の区切られたデータを全て用いた見積もりが中止される。
中止選択部53は、複数の区切られたデータを全て用いた見積もりをサーバ装置10に中止させるためのボタンである。ユーザが中止選択部53を選択すると、複数の区切られたデータを全て用いた見積もりが中止される。
見積もり処理の説明に戻る。算出部17は、複数の区切られたデータを全て用いた見積もりを継続するか否かを判定する(S212)。表示制御部18は、経過状況通知画面50(図7参照)にて継続選択部52が選択されたか中止選択部53が選択されたかにより、見積もりを継続するか否かを判定する。
経過状況通知画面50(図7参照)にて継続選択部52が選択された場合(S212にてYES)、画像処理部15は、画像データ格納領域に格納されている一の区切られた画像データを画像データ格納領域から取り出す。そして、大画像データのうち画像データ格納領域に未だ格納されていない他の一の区切られた画像データを、画像データ格納領域に格納させる(S206)。その後、ステップ207以降の処理が行われる。
なお、継続選択部52が選択された後に再びステップ209の処理が行われる場合において、このステップ209にて肯定結果が得られた場合、表示制御部18は、見積もりの最新の状況を反映した経過状況通知画面50を表示させてもよい。また、継続選択部52が選択された後にステップ208にて否定結果が得られた場合、ステップ209を省略して、ステップ206以降の処理が繰り返し行われてもよい。
なお、継続選択部52が選択された後に再びステップ209の処理が行われる場合において、このステップ209にて肯定結果が得られた場合、表示制御部18は、見積もりの最新の状況を反映した経過状況通知画面50を表示させてもよい。また、継続選択部52が選択された後にステップ208にて否定結果が得られた場合、ステップ209を省略して、ステップ206以降の処理が繰り返し行われてもよい。
一方、経過状況通知画面50(図7参照)にて中止選択部53が選択された場合(S212にてNO)、算出部17は、現時点で算出しているインクの量を累積する。さらに、算出部17は、算出した累積値を、見積もりが完了した連続用紙Pのページ数で除算することで、連続用紙Pに形成される画像を構成するインクの量の連続用紙Pのページ単位での平均値を算出する。そして、算出部17は、算出した平均値に対して、大画像データを用いて印刷される連続用紙Pのページ数を乗算することにより、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出する(S213)。
ステップ205、ステップ210またはステップ213が完了すると、表示制御部18は、大画像データから形成される画像を構成するインクの量として算出部17に算出された見積もりの結果を、端末装置30の表示部31に表示させる(S214)。
以上のように、本実施形態では、算出部17は、大画像データが区切られたデータごとに画像データ格納領域に格納されるたびに、格納されている区切られたデータから形成される画像を構成するインクの量を算出し、算出した各値の累積値から、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出する。
また、本実施形態では、表示制御部18は、大画像データが区切られたデータごとに画像データ格納領域に格納されるたびに行われる算出部17の算出が予め定められた回数行われると、大画像データのうち算出が行われていない残りのデータについての算出に係る時間に関する情報、および残りのデータについて算出を行わせるか否かをユーザが選択可能な態様の情報を、ユーザに用いられる端末装置30に表示させる。
<見積もり処理の変形例2>
次に、見積もり処理の他の変形例(変形例2)について説明する。変形例2における見積もり処理では、算出部17は、1部数の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出し、算出したインクの量を、複数部数の印刷により形成される画像を構成するインクの量に換算する。なお、上記の構成と同一の構成については、説明を省略する。
図8は、変形例2としての見積もり処理の流れを示したフローチャートである。
次に、見積もり処理の他の変形例(変形例2)について説明する。変形例2における見積もり処理では、算出部17は、1部数の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出し、算出したインクの量を、複数部数の印刷により形成される画像を構成するインクの量に換算する。なお、上記の構成と同一の構成については、説明を省略する。
図8は、変形例2としての見積もり処理の流れを示したフローチャートである。
まず、指示受付部14は、印刷部数が複数部数である印刷に係る見積もり指示を受けたか否かを判定する(S301)。指示受付部14は、見積もり指示に係る指示情報に示された印刷設定に基づいて、上記の判定を行う。否定結果が継続している間、指示受付部14は、ステップ301の判定動作を繰り返す。ステップ301にて肯定結果が得られた場合、ステップ302以降の処理が行われる。ステップ302〜ステップ306の処理は、図4に示した見積もり処理におけるステップ102〜ステップ106と同じ処理である。
算出部17は、第2格納部16の画像データ格納領域に、1部数分の印刷に用いられる画像データが格納されたか否かを判定する(S307)。
画像データ格納領域に1部数分の印刷に用いられる画像データが格納された場合(S307にてYES)、算出部17は、格納された画像データに基づいて、1部数分の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する(S308)。そして、算出部17は、算出したインクの量に対して、印刷設定にて設定された印刷部数を乗算することにより、設定された部数の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する(S309)。
画像データ格納領域に1部数分の印刷に用いられる画像データが格納された場合(S307にてYES)、算出部17は、格納された画像データに基づいて、1部数分の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する(S308)。そして、算出部17は、算出したインクの量に対して、印刷設定にて設定された印刷部数を乗算することにより、設定された部数の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する(S309)。
一方、画像データ格納領域に1部数分の印刷に用いられる画像データが格納されていない場合(S307にてNO)、算出部17は、画像データ格納領域に格納されている一の区切られたデータから形成される画像を構成するインクの量を算出する(S310)。画像処理部15は、画像データ格納領域に格納されている一の区切られたデータを画像データ格納領域から取り出す。そして、大画像データのうち画像データ格納領域に未だ格納されていない他の一の区切られたデータを、画像データ格納領域に格納させる(S306)。その後、1部数分の印刷に用いられる画像データが画像データ格納領域に格納されるまで、ステップ307以降の処理が行われる。
なお、二回目以降のステップ307の処理において肯定結果が得られた場合、ステップ308にて、算出部17は、区切られたデータごとに算出したインクの量を累積することで、1部数分の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する。
なお、二回目以降のステップ307の処理において肯定結果が得られた場合、ステップ308にて、算出部17は、区切られたデータごとに算出したインクの量を累積することで、1部数分の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出する。
ステップ305またはステップ309が完了すると、表示制御部18は、印刷により形成される画像を構成するインクの量として算出部17に算出された見積もりの結果を、端末装置30の表示部31に表示させる(S311)。
以上のように、本実施形態では、算出部17は、複数部数のうちの1部数の印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出し、算出した値を、複数部数の印刷により形成される画像を構成するインクの量に換算する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。上記の実施形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本実施形態では、範囲外通知画面40(図5参照)にて中止選択部47が選択された場合、印刷により形成される画像を構成するインクの量の見積もりが中止されることを説明したが、これに限定されない。
例えば、中止選択部47が選択された場合には、変形例1における見積もり処理のように、大画像データが区切られたデータごとに画像データ格納領域に格納されるたびに、格納されている区切られたデータから形成される画像を構成するインクの量を算出し、算出した各値の累積値から、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出してもよい。すなわち、大画像データの一部のデータから形成される画像を構成するインクの量に対する、大画像データの他の一部のデータから形成される画像を構成するインクの量の割合が予め定められた範囲外である場合に、大画像データを構成する複数の区切られたデータを全て用いて、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出してもよい。
例えば、中止選択部47が選択された場合には、変形例1における見積もり処理のように、大画像データが区切られたデータごとに画像データ格納領域に格納されるたびに、格納されている区切られたデータから形成される画像を構成するインクの量を算出し、算出した各値の累積値から、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出してもよい。すなわち、大画像データの一部のデータから形成される画像を構成するインクの量に対する、大画像データの他の一部のデータから形成される画像を構成するインクの量の割合が予め定められた範囲外である場合に、大画像データを構成する複数の区切られたデータを全て用いて、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出してもよい。
また、本実施形態では、経過状況通知画面50(図7参照)にて中止選択部53が選択された場合、連続用紙Pに形成される画像を構成するインクの量の平均値から、大画像データから形成される画像を構成するインクの量を算出しているが、これに限定されない。
例えば、中止選択部53が選択された場合には、算出部17によるインクの量の見積もりを行わないようにしてもよい。
例えば、中止選択部53が選択された場合には、算出部17によるインクの量の見積もりを行わないようにしてもよい。
また、例えば、見積もり指示を受けた場合において、見積もり指示に係る印刷が複数部数の印刷である場合には、変形例2における見積もり処理(図8参照)を行い、印刷が1部数の印刷である場合には、図4に示した見積もり処理または変形例1における見積もり処理(図6参照)が行われるようにしてもよい。
また、本実施形態では、印刷により形成される画像を構成するインクの量を算出することを説明したが、これに限定されない。
例えば、画像形成装置20として、電子写真方式によりトナー像を記録材に形成する画像形成装置が用いられてもよい。そして、サーバ装置10の機能部が、印刷により形成される画像を構成するトナーの量を算出してもよい。すなわち、算出手段は、印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出するものであればよい。
例えば、画像形成装置20として、電子写真方式によりトナー像を記録材に形成する画像形成装置が用いられてもよい。そして、サーバ装置10の機能部が、印刷により形成される画像を構成するトナーの量を算出してもよい。すなわち、算出手段は、印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出するものであればよい。
また、図4に示した見積もり処理、変形例1における見積もり処理、および変形例2における見積もり処理では、大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する材料の量を算出し、算出した量に基づいて、大画像データから形成される画像を構成する材料の量を算出しているが、これに限定されない。
例えば、大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する画素の数を算出し、算出した画素の数に基づいて、大画像データから形成される画像を構成する材料の量を算出してもよい。すなわち、大画像データから形成される画像を構成する材料の量を算出するために用いられる値は、印刷により形成される画像を構成する材料の量に関する値であればよい。
例えば、大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する画素の数を算出し、算出した画素の数に基づいて、大画像データから形成される画像を構成する材料の量を算出してもよい。すなわち、大画像データから形成される画像を構成する材料の量を算出するために用いられる値は、印刷により形成される画像を構成する材料の量に関する値であればよい。
また、本実施形態では、画像が形成される記録材として連続用紙Pが用いられる例を説明したが、これに限定されない。連続用紙Pを用いて画像が形成される場合は、繰り返し同じ画像が用いられるため、本発明が特に有効であることが期待されるものの、例えば、画像が形成される記録材としてカット紙が用いられてもよい。
1…画像形成システム、10…サーバ装置、20…画像形成装置、30…端末装置、11…印刷データ取得部、12…ラスタライズ部、13…第1格納部、14…指示受付部、15…画像処理部、16…第2格納部、17…算出部、18…表示制御部
Claims (9)
- 印刷指示があった印刷の印刷設定が反映された画像データが格納される格納領域を有する格納手段と、
前記格納領域に格納される画像データから、前記印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出する算出手段と、
を備えた、画像処理装置。 - 前記印刷が連続用紙に対して実行されるものである場合であって、且つ、前記格納領域における格納容量よりも大きいデータ量である大画像データから形成される画像の印刷である場合、前記算出手段は、当該大画像データの一部のデータから、当該大画像データから形成される当該画像を構成する材料の量を算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記算出手段は、前記大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値を算出し、算出した当該値を、当該大画像データから形成される前記画像を構成する材料の量に換算することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記算出手段は、前記大画像データの一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値に対する、当該大画像データの当該一部のデータとは異なる他の一部のデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値の割合を算出し、算出した当該割合が予め定められた範囲である場合には、前記換算を行うことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
- 前記割合が前記予め定められた範囲外である場合に、前記算出手段に前記換算を行わせるか否かをユーザが選択可能な態様の情報を、ユーザに用いられる表示手段に表示させる制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
- 前記印刷は、印刷部数が複数部数である印刷であり、
前記算出手段は、前記複数部数のうちの1部数の印刷により形成される画像を構成する材料の量に関する値を算出し、算出した当該値を、当該複数部数の前記印刷により形成される画像を構成する材料の量に換算することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 前記印刷が、前記格納領域における格納容量よりも大きいデータ量である大画像データから形成される画像の印刷である場合、当該大画像データは、区切られたデータごとに当該格納領域に格納されてから当該格納領域外に転送され、
前記算出手段は、前記大画像データが前記区切られたデータごとに前記格納領域に格納されるたびに、格納されている当該区切られたデータから形成される画像を構成する材料の量に関する値を算出し、算出した各値の累積値から、当該大画像データから形成される前記画像を構成する材料の量を算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記大画像データが前記区切られたデータごとに前記格納領域に格納されるたびに行われる前記算出手段の前記算出が予め定められた回数行われると、当該大画像データのうち当該算出が行われていない残りのデータについての当該算出に係る時間に関する情報、および当該残りのデータについて当該算出を行わせるか否かをユーザが選択可能な態様の情報を、ユーザに用いられる表示手段に表示させる制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
- 印刷指示があった印刷の印刷設定が反映された画像データが格納される格納領域を有する格納手段と、
前記格納領域に格納される画像データから、前記印刷により形成される画像を構成する材料の量を算出する算出手段と、
前記格納領域に格納される前記画像データを用いて、前記画像を記録材に形成する画像形成手段と、
を備えた、画像形成システム。
Priority Applications (1)
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2019
- 2019-03-19 JP JP2019051384A patent/JP2020154581A/ja active Pending
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