JP2020154232A - 弦楽器及び音響調整システム - Google Patents
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Abstract
【課題】弦楽器の音色を簡単かつ様々に調整できるようにする。【解決手段】少なくとも表板11と裏板12を有する箱状のボディ4を備え、裏板12には、裏板12を板厚方向に貫通し、当該裏板12の周縁から内側に離れた領域に位置する貫通孔16を有する弦楽器2を提供する。【選択図】図1
Description
本発明は、弦楽器及び音響調整システムに関する。
従来、アコースティックギター等のように、板厚方向に互いに間隔をあけて配された表板及び裏板を含み、内部が空洞となっているボディを有する弦楽器がある。
特許文献1には、ギターの表板に形成されたサウンドホールに着脱可能に取り付けられるサウンドホールカバーが開示されている。特許文献1のサウンドホールカバーは、ギターの音量を抑制したりハウリングの発生を抑制したりするために、サウンドホールに装着される。
特許文献2,3には、折り畳み可能な弦楽器が開示されている。特許文献2,3の弦楽器では、ネックが、ボディに対して回転可能に取り付けられている。ネックはボディの裏板に形成された入口を通してボディに対して出入りする。
特許文献1には、ギターの表板に形成されたサウンドホールに着脱可能に取り付けられるサウンドホールカバーが開示されている。特許文献1のサウンドホールカバーは、ギターの音量を抑制したりハウリングの発生を抑制したりするために、サウンドホールに装着される。
特許文献2,3には、折り畳み可能な弦楽器が開示されている。特許文献2,3の弦楽器では、ネックが、ボディに対して回転可能に取り付けられている。ネックはボディの裏板に形成された入口を通してボディに対して出入りする。
この種の弦楽器においては、ユーザーが弦楽器の演奏をより楽しむことができるように、弦楽器の音色を簡単かつ様々に調整できることが求められている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、音色を簡単かつ様々に調整できる弦楽器及びこれを備える音響調整システムを提供することを目的とする。
本発明の弦楽器は、少なくとも表板と裏板を有する箱状のボディを備え、前記裏板には、当該裏板を板厚方向に貫通し、当該裏板の周縁から内側に離れた領域に位置する貫通孔を有する。
本発明の音響調整システムは、前記弦楽器と、前記貫通孔を開閉するキャップと、を備える。
本発明によれば、ボディを含む弦楽器の音色を簡単かつ様々に調整することができる。
以下、図1,2を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る音響調整システム1は、弦楽器2と、キャップ3と、を備える。本実施形態の弦楽器2は、アコースティックギター2(以下、ギター2と呼ぶ。)である。ギター2は、箱状のボディ4を備える。また、ギター2は、ネック5と、弦6と、振動伝達部7と、を備える。
図1に示すように、本実施形態に係る音響調整システム1は、弦楽器2と、キャップ3と、を備える。本実施形態の弦楽器2は、アコースティックギター2(以下、ギター2と呼ぶ。)である。ギター2は、箱状のボディ4を備える。また、ギター2は、ネック5と、弦6と、振動伝達部7と、を備える。
ボディ4は、表板11及び裏板12を含む。また、ボディ4は、側板13も含む。本実施形態において、表板11と裏板12とは、これらの板厚方向(Z軸方向)に互いに間隔をあけて配される。表板11、裏板12は、それぞれ平板状に形成されている。側板13は、裏板12の周縁から表板11の周縁まで延びる。これら表板11、裏板12及び側板13によって、内部に空洞Sを有する箱状のボディ4が構成される。
本実施形態では、表板11や裏板12の板厚方向(Z軸方向)を、ボディ4などの厚さ方向と呼ぶことがある。また、ボディ4の厚さ方向に直交する方向(表板11の外面に沿う方向)のうちネック5や弦6が延びる方向(Y軸方向)を、ボディ4などの長手方向と呼ぶ。また、ボディ4の板厚方向及び長手方向に直交する方向(X軸方向)を、ボディ4などの幅方向と呼ぶ。
表板11は、当該表板11を板厚方向に貫通する貫通孔15(以下、表側貫通孔15と呼ぶ。)を有する。表側貫通孔15は、ボディ4の空洞Sをボディ4の外側の空間につなぐ。ボディ4の厚さ方向から見た表側貫通孔15の形状は、円形状である。図1において、表側貫通孔15は、ボディ4の幅方向の中央に位置している。表側貫通孔15は、例えば一般的なアコースティックギターにおける響孔(サウンドホール)であってよい。
裏板12は、当該裏板12を板厚方向に貫通する貫通孔16(以下、裏側貫通孔16と呼ぶ。)を有する。裏側貫通孔16は、表側貫通孔15と同様に、ボディ4の空洞Sをボディ4の外側の空間につなぐ。
裏側貫通孔16は、裏板12のうち裏板12の周縁から内側に離れた領域に位置する。すなわち、裏側貫通孔16は、裏板12の周縁に接していない。
裏側貫通孔16は、裏板12のうち裏板12の周縁から内側に離れた領域に位置する。すなわち、裏側貫通孔16は、裏板12の周縁に接していない。
ボディ4の厚さ方向において、裏側貫通孔16の形状は、表側貫通孔15の形状と一致する。すなわち、裏側貫通孔16の形状は円形状である。また、ボディ4の厚さ方向から見た裏側貫通孔16の大きさは、表側貫通孔15の大きさと一致する。
ボディ4の厚さ方向において、表側貫通孔15と裏側貫通孔16とは互いに重なる。表側貫通孔15及び裏側貫通孔16は、例えば、これらの一部だけが互いに重なってもよい。本実施形態において、表側貫通孔15及び裏側貫通孔16は、これらの全体が互いに重なる。
ボディ4は、例えば樹脂材料などによって構成されてもよいが、本実施形態では、従来周知のアコースティックギター(以下、木製ギターと呼ぶ)と同じ木材によって構成されている。なお、ボディ4を構成する表板11、裏板12及び側板13のうち少なくとも一つが木材によって構成され、表板11、裏板12及び側板13の残りが樹脂材料によって構成されてもよい。
ネック5は、ボディ4から離れる方向に延びる。具体的に、ネック5は、ボディ4の長手方向に直線状に延びる。
弦6は、表板11の外面上において張られる。具体的に、弦6の一端は、表板11の外面に設けられたテールピース8に留められる。弦6の他端側は、ネック5の先端に設けられたヘッド9において巻き取られる。これにより、弦6は、テールピース8とヘッド9との間で張られる。
振動伝達部7(ブリッジ)は、弦6の振動を表板11に伝達する。振動伝達部7は、表板11の外面と弦6との間に挟まれる。
弦6は、表板11の外面上において張られる。具体的に、弦6の一端は、表板11の外面に設けられたテールピース8に留められる。弦6の他端側は、ネック5の先端に設けられたヘッド9において巻き取られる。これにより、弦6は、テールピース8とヘッド9との間で張られる。
振動伝達部7(ブリッジ)は、弦6の振動を表板11に伝達する。振動伝達部7は、表板11の外面と弦6との間に挟まれる。
以上のように構成される本実施形態のギター2では、弦6の振動が振動伝達部7によって表板11に伝達されることで、表板11が振動する。これにより、ボディ4内(空洞S)の空気が共鳴し、音がボディ4の外側に放射される。
キャップ3は、表側貫通孔15や裏側貫通孔16を開閉する。キャップ3は、表側貫通孔15及び裏側貫通孔16に対して一つずつ設けられる。本実施形態において、キャップ3はボディ4に対して着脱可能に取り付けられる。また、キャップ3は、平板状に形成されている。また、キャップ3は、表側貫通孔15や裏側貫通孔16に対応する形状、すなわち円形状に形成されている。キャップ3を表側貫通孔15や裏側貫通孔16に取り付けた状態において、キャップ3は、表側貫通孔15や裏側貫通孔16の全体を塞ぐ。
キャップ3には、例えば絵が描かれていてもよい。また、キャップ3は、例えば写真を保持するフォトフレームであってもよい。
キャップ3には、例えば絵が描かれていてもよい。また、キャップ3は、例えば写真を保持するフォトフレームであってもよい。
以上説明したように、本実施形態のギター2及び音響調整システム1によれば、ボディ4の裏板12は貫通孔16(裏側貫通孔16)を有する。これにより、裏板12に貫通孔がない従来周知の木製ギター(弦楽器)と比較して、異なる音色の音を出すことができる。そして、裏側貫通孔16をキャップ3等によって開閉するだけで、ボディ4を含むギター2の音色を簡単かつ様々に調整することができる。したがって、演奏者(ユーザー)は、ギター2の演奏をより楽しむことができる。
また、本実施形態のギター2では、裏板12の裏側貫通孔16が、裏板12の周縁に接していないため、従来周知の木製ギターと比較して、音質が低下することを抑制できる。
また、本実施形態のギター2では、演奏者(ユーザー)側に向く裏板12に裏側貫通孔16が形成されていることで、ギター2の音は、裏側貫通孔16を通して演奏者に向けて積極的に放射される。これにより、演奏者が聞くギター2の音量を大きくすることができ、その結果として、演奏者はギター2の演奏をより楽しむことができる。
また、本実施形態のギター2及び音響調整システム1では、表板11及び裏板12の両方に貫通孔15,16(表側貫通孔15、裏側貫通孔16)が形成されている。これにより、これら二つの貫通孔15,16の一方又は両方をキャップ3によって開閉することで、ギター2の音色をさらに様々に調整することができる。
また、本実施形態のギター2では、表板11の表側貫通孔15と裏板12の裏側貫通孔16とが、ボディ4の厚さ方向において互いに重なる。このため、これら表側貫通孔15と裏側貫通孔16とが重ならない場合と比較して、ギター2の音質を向上できる。
また、本実施形態のギター2では、表板11の表側貫通孔15と裏板12の裏側貫通孔16とが重なることで、裏側貫通孔16に取り付けたキャップ3を、表側貫通孔15を通してボディ4の外側に露出させることもできる。これにより、絵を描いたキャップ3や、写真を保持したキャップ3などを、裏側貫通孔16に取り付けるだけで、キャップ3に描かれた絵やキャップ3に取り付けられた写真などを、表側貫通孔15を通じて見ることができる。これにより、ギター2のデザイン性(外観意匠)を向上できる。
次に、本実施形態の音響調整システム1において、ボディ4の貫通孔15,16の開閉に伴ってギター2の音色を様々に調整できる点について、図2を参照して説明する。
図2は、ボディの周波数特性について、「木製ギター」、「実施例A」、「実施例B」、「実施例C」、「実施例D」を比較したグラフである。「木製ギター」は、ボディの表板のみに貫通孔(サウンドホール)を形成した従来周知のアコースティックギターである。「実施例A」〜「実施例D」は、ボディ4の表板11及び裏板12の両方に貫通孔15,16(表側貫通孔15、裏側貫通孔16)を形成した本実施形態のギター2である。
ただし、「実施例A」では、表側貫通孔15、裏側貫通孔16のいずれにもキャップ3を取り付けていない。また、「実施例B」では、裏側貫通孔16にのみキャップ3を取り付けている。また、「実施例C」では、表側貫通孔15にのみキャップ3を取り付けている。また、「実施例D」では、表側貫通孔15及び裏側貫通孔16の両方にキャップ3を取り付けている。
図2は、ボディの周波数特性について、「木製ギター」、「実施例A」、「実施例B」、「実施例C」、「実施例D」を比較したグラフである。「木製ギター」は、ボディの表板のみに貫通孔(サウンドホール)を形成した従来周知のアコースティックギターである。「実施例A」〜「実施例D」は、ボディ4の表板11及び裏板12の両方に貫通孔15,16(表側貫通孔15、裏側貫通孔16)を形成した本実施形態のギター2である。
ただし、「実施例A」では、表側貫通孔15、裏側貫通孔16のいずれにもキャップ3を取り付けていない。また、「実施例B」では、裏側貫通孔16にのみキャップ3を取り付けている。また、「実施例C」では、表側貫通孔15にのみキャップ3を取り付けている。また、「実施例D」では、表側貫通孔15及び裏側貫通孔16の両方にキャップ3を取り付けている。
図2では、低音域(特に、一次共鳴周波数F1、二次共鳴周波数F2を含む周波数領域)におけるボディの周波数特性を示している。図2に示すように、「木製ギター」、「実施例A」〜「実施例C」におけるボディの周波数特性は、全て互いに異なっている。
具体的に、一次共鳴周波数F1に関しては、「実施例C」の一次共鳴周波数FC1、「木製ギター」の一次共鳴周波数FW1、「実施例B」の一次共鳴周波数FB1、「実施例A」の一次共鳴周波数FA1の順で周波数が高くなっている。また、「木製ギター」、「実施例A」〜「実施例C」における一次共鳴周波数FW1,FA1,FB1,FC1の音圧も、互いに異なっている。なお、「実施例D」の一次共鳴周波数は、存在していない、又は、「木製ギター」、「実施例A」〜「実施例C」の一次共鳴周波数FW1,FA1,FB1,FC1に対して大幅に異なっている。
二次共鳴周波数F2に関しては、「実施例D」の二次共鳴周波数FD2、「木製ギター」の二次共鳴周波数FW2、「実施例C」の二次共鳴周波数FC2、「実施例B」の二次共鳴周波数FB2、「実施例A」の二次共鳴周波数FA2の順で周波数が高くなっている。また、「木製ギター」、「実施例A」〜「実施例D」における二次共鳴周波数FW2,FA2,FB2,FC2,FD2の音圧も、互いに異なっている。
以上のことから、表板11及び裏板12の両方に貫通孔15,16を形成したり、これら二つの貫通孔15,16を適宜開閉することで、ボディ4の共鳴周波数の周波数及び音圧が様々に変わる。ボディ4の共鳴周波数の周波数及び音圧が様々に変わることは、ボディ4を含むギター2の音色が様々に変わることを意味する。したがって、本実施形態のギター2及び音響調整システム1では、ボディ4の表板11及び裏板12の両方に貫通孔15,16を形成することで、また、これら貫通孔15,16を適宜開閉することで、ギター2の音色を様々に調整することができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
本発明の弦楽器において、ボディを構成する表板や裏板は、平板状ではなく、例えば湾曲した板状に形成されてもよい。表板や裏板は、例えばボディの外側に膨らむ椀状に形成されてもよい。
本発明の弦楽器において、箱状のボディは、少なくとも板厚方向に配列された表板及び裏板によって形成されればよい。例えば、裏板は、ボディの外側(特に板厚方向において表板から離れる方向)に膨らむラウンドバック形状(椀状)に形成されてよい。この場合、裏板の周縁を表板の周縁に接続することで、側板を用いることなく、箱状のボディを形成できる。
本発明の弦楽器において、ボディの厚さ方向から見た表側貫通孔や裏側貫通孔の形状は、例えば楕円形状や多角形状など、任意の形状であってよい。
本発明の弦楽器において、ボディの厚さ方向から見た表側貫通孔及び裏側貫通孔の形状や大きさは、例えば互いに異なってもよい。
本発明の弦楽器において、表側貫通孔と裏側貫通孔とは、ボディの厚さ方向において互いに重ならなくてもよい。すなわち、表側貫通孔と裏側貫通孔とは、例えばボディの長手方向や幅方向に互いにずれて位置してもよい。
本発明の弦楽器において、ボディの表板には、例えば貫通孔(表側貫通孔)が形成されなくてもよい。
本発明の音響調整システムにおいて、キャップは、例えば表側貫通孔や裏側貫通孔を開閉するように、ヒンジ等によってボディに取り付けられてもよい。この場合、キャップは、ボディの外側に開くようにボディに取り付けられてよいし、表板や裏板の外面に沿って回転移動するようにボディに取り付けられてもよい。
本発明の音響調整システムにおいて、キャップは、例えば表側貫通孔や裏側貫通孔の一部だけ塞いでもよい。キャップによって表側貫通孔や裏側貫通孔を塞ぐ領域の大きさに応じて、ギターの音色を連続的に変化させることができる。すなわち、ギターの音色を細かく調整することができる。
本発明の音響調整システムにおいて、キャップは、単純な平板状に限らず、例えば椀状やカップ状などに形成されてもよい。この場合、キャップが表側貫通孔や裏側貫通孔を閉じた状態では、例えばキャップがボディ内に入り込んでもよいし、例えばキャップがボディの外側に膨らんでいてもよい。また、キャップは、例えば通気性を有するスポンジによって構成されてもよい。このようにキャップの形状や特性を変えることでも、ギターの音色を様々に変えることができる。
本発明は、アコースティックギターに限らず、少なくとも表板及び裏板を含むボディを備える弦楽器に適用可能である。すなわち、本発明の弦楽器は、例えばヴァイオリン、ウクレレ、チェロなどであってもよい。
1…音響調整システム、2…ギター(弦楽器)、3…キャップ、4…ボディ、5…ネック、6…弦、7…振動伝達部、11…表板、12…裏板、13…側板、15…表側貫通孔(貫通孔)、16…裏側貫通孔(貫通孔)
Claims (4)
- 少なくとも表板と裏板を有する箱状のボディを備え、
前記裏板は、当該裏板を板厚方向に貫通し、当該裏板の周縁から内側に離れた領域に位置する貫通孔を有する弦楽器。 - 前記表板は、当該表板を板厚方向に貫通する貫通孔を有し、
前記板厚方向において、前記裏板の貫通孔と前記表板の貫通孔とが互いに重なる請求項1に記載の弦楽器。 - 前記板厚方向において、前記裏板の貫通孔の形状と前記表板の貫通孔の形状とが、互いに一致する請求項2に記載の弦楽器。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の弦楽器と、
前記貫通孔を開閉するキャップと、を備える音響調整システム。
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2019
- 2019-03-22 JP JP2019054917A patent/JP2020154232A/ja active Pending
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2020
- 2020-02-05 WO PCT/JP2020/004420 patent/WO2020195203A1/ja active Application Filing
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