JP2020152802A - 樹脂組成物、塗料組成物及び塗装物 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]末端が水酸基である分岐構造を有する化合物A、ポリカーボネートポリオールB、ポリイソシアネートC、及び無機粒子Dを含む樹脂組成物であって、前記無機粒子Dが、表面に水酸基又はイソシアネート基と反応可能な官能基を有する樹脂組成物。
[2]前記化合物Aが、樹状の分岐構造を有するポリマーである、[1]に記載の樹脂組成物。
[3]前記化合物Aが末端に水酸基を有するハイパーブランチポリマーである、[1]又は[2]に記載の樹脂組成物。
[4]前記化合物Aの含有量が、前記化合物A、ポリカーボネートポリオールB、ポリイソシアネートC、及び無機粒子Dの合計質量(100質量%)中の10質量%以上50質量%以下である、[1]〜[3]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[5]前記化合物Aの重量平均分子量が、550以上30000以下である、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[6]前記化合物Aの水酸基価が、20mg・KOH/g以上1000mg・KOH/g以下である、[1]〜[5]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[7]前記ポリカーボネートポリオールBが、分子中に環構造を有する化合物である、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[8]前記ポリイソシアネートCが、3官能以上のイソシアネートである、[1]〜[7]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[9]前記無機粒子Dの水酸基又はイソシアネート基と反応可能な官能基が、メルカプト基、イソシアネート基又はエポキシ基のいずれかである、[1]〜[8]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[10]前記無機粒子Dが、水酸基又はイソシアネート基と反応可能な官能基を有するシランカップリング剤で表面処理されたシリカ粒子である、[1]〜[9]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[11]前記化合物A、ポリカーボネートポリオールB、ポリイソシアネートC、及び無機粒子Dの合計質量(100質量%)中における前記無機粒子Dの含有量が、1質量%以上40質量%以下である、[1]〜[10]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[12]トリアジン系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリチル酸フェニル系及び安息香酸フェニル系化合物等から誘導された化合物のうちの少なくとも1つである紫外線吸収剤Eを含む、[1]〜[11]のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
[13][1]〜[12]のいずれか一項に記載の樹脂組成物を含む塗料組成物。
[14][13]に記載の塗料組成物の硬化膜を有する塗装物。
本発明の樹脂組成物は、末端が水酸基である分岐構造を有する化合物A、ポリカーボネートポリオールB、ポリイソシアネートC、及び無機粒子Dを含む。
本発明における化合物Aは分岐構造を有し、分岐構造の末端に2つ以上の水酸基を有する。
分岐構造の末端に複数の水酸基を有することにより、本発明の樹脂組成物により形成される硬化膜の架橋密度が増加し、硬化膜の耐摩耗性及び硬度が向上する。
化合物Aは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記化合物Aの分子量が前記下限値以上であれば、硬化膜と基材の密着性及び硬化膜の硬度が向上しやすい。前記化合物Aの重量平均分子量が前記上限値以下であれば、硬化膜の外観が良好となりやすい。
1分子当たり3つ以上の水酸基を有することで、硬化膜の架橋密度が増加し、耐摩耗性及び硬度が向上しやすい。
前記化合物Aの水酸基価が前記下限値以上であれば、硬化膜の硬度が向上しやすい。前記化合物Aの水酸基価が前記上限値以下であれば、化合物Aの樹脂組成物の非極性溶剤中への溶解性及びポリカーボネートポリオールB及び化合物D等の多成分との相溶性が良好となりやすい。
前記化合物Aの含有量が前記上限値以下であれば、得られる硬化膜の耐摩耗性及び硬度が向上しやすい。前記化合物Aの含有量が前記下限値以上であれば、得られる硬化膜の外観及び硬化膜を形成した後の乾燥性が向上しやすい。
本発明では、ポリカーボネートポリオールBを含むことにより、基材との密着性が向上する。
ポリカーボネートポリオールBは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ポリカーボネートポリオールBの重量平均分子量(Mw)が前記下限値以上であれば、長期間、高外観を維持しやすい。ポリカーボネートポリオールBの重量平均分子量(Mw)が前記上限値以下であれば、硬化膜の耐擦傷性が向上しやすい。
ポリカーボネートポリオールBの含有量が前記上限値以下であれば、得られる硬化膜の耐候性、耐薬品性、基材との密着性が向上しやすい。ポリカーボネートポリオールBの含有量が前記下限値以上であれば、得られる硬化膜の硬度が向上しやすい。
本発明におけるポリイソシアネートCは、化合物A及びポリカーボネートポリオールBの水酸基と反応することでウレタン結合を形成し、硬化膜の架橋密度を増加させ、耐候性、耐薬品性及び硬化膜の硬度を向上させる。
前記ポリイソシアネートCは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明における無機粒子Dは、表面に水酸基又はイソシアネート基と反応可能な官能基を有する。
前記無機粒子Dは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記無機粒子Dの平均粒子径が前記下限値以上であれば、耐摩耗性が向上しやすい。前記無機粒子Dの平均粒子径が前記上限値以下であれば、前記樹脂組成物の硬化膜の透明性を維持しやすい。
本発明における紫外線吸収剤Eは、前記樹脂組成物の硬化膜に太陽光に含まれる紫外線を吸収する効果を付与でき、硬化膜の耐候性を向上できる。
紫外線吸収剤の含有量が前記下限値以上であれば、硬化膜の耐候性が向上しやすい。紫外線吸収剤の含有量が前記上限値以下であれば、塗料組成物の硬化性、硬化膜の強靭性、耐熱性、及び耐摩耗性が向上しやすい。
本発明の樹脂組成物は、化合物A、ポリカーボネートポリオールB、ポリイソシアネートC、無機粒子D、紫外線吸収剤E以外に、本発明の効果を損なわない限り、その他の成分を含んでもよい。
ヒンダードアミン系光安定剤は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の樹脂組成物は、化合物A、ポリカーボネートポリオールB、ポリイソシアネートC、及び無機粒子Dを均一に混合することによって製造できる。必要に応じて、前述したその他の成分を加えてもよい。
混合方法は、各成分を均一に混合できる通常の攪拌機であれば限定されず、公知の攪拌機を採用できる。
本発明の塗料組成物は、本発明の樹脂組成物を含む。必要に応じて、硬化促進触媒、有機溶剤、酸化防止剤、黄変防止剤、ブルーイング剤、顔料、レベリング剤、消泡剤、増粘剤、沈降防止剤、帯電防止剤、及び防曇剤等が本発明の樹脂組成物に配合される。
本発明の塗料組成物は、室温又は加熱して硬化させることができるが、必要に応じて硬化促進触媒を含んでいてもよい。
これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
離型剤や流動調整剤、レベリング剤としては、特に限定されないが、例えば、シリコン、ワックス、ステアリン酸塩、BYK−300(BYKケミカル社製)のようなポリシロキサン、メガファックF−477(DIC社製)のようなフッ素系界面活性剤等が用いられる。
本発明の塗料組成物は、塗装時の作業性を調整するために、塗料組成物の質量(100質量%)に対して、有機溶剤を1重量%以上90重量%以下含有することが好ましい。有機溶剤の含有量は、20重量%以上80重量%以下がより好ましく、40重量%以上70重量%以下がさらに好ましい。
これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の塗装物は、本発明の塗料組成物の硬化膜を有する。
本発明の塗装物は、本発明の塗料組成物を公知の塗装方法で基材に塗布し、基材に塗布された本発明の塗料組成物を硬化させることにより得られる。
実施例において、特に記載がなければ、「部」は「質量部」を表す。
各評価は以下の方法で行った。
重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC法)により以下の条件で測定し、標準ポリスチレン換算により計算した。
装置:東ソー社製 高速GPC装置 HLC−8320GPC型
UV検出器:東ソー社製 UV−8320型
流速:0.35mL/min
注入口温度:40℃
オーブン温度:40℃
RI温度:40℃
UV波長:254nm
サンプル注入量:10μL
カラム:(1)〜(3)の順に3本連結。
(1)東ソー社製 TSKgel superHZM−M(4.6mmID×15cmL)
(2)東ソー社製 TSKgel superHZM−M(4.6mmID×15cmL)
(3)東ソー社製 TSKgel HZ2000(4.6mmID×15cmL)
ガードカラム:東ソー社製 TSKguardcolumn SuperHZ−L(4.6mmID×3.5cmL)
溶媒:THF(安定剤BHT)
サンプル濃度:樹脂分0.2質量%に調整
表1、2に記載の各塗料組成物を、厚さ3mmのポリカーボネート樹脂板(三菱エンジニアリングプラスチックス社製、商品名:「IUPILON ML−300」)に、硬化後の被膜が10μmになるようにスプレー塗装した。その後、120℃で、30分間加熱処理することによりポリカーボネート樹脂板上に塗膜を形成し評価を行った。
塗膜の外観は、JIS K7136:2000に準拠してヘイズメーター(HM−65W、株式会社村上色彩技術研究所製)にて拡散透過率(ヘイズ値)を測定することにより評価した。ヘイズが1%未満のものを○(良)、1%以上のものを×(不良)として判断した。
塗膜の耐密着性は、以下の手順で評価した。塗膜の表面にカッターで縦、横それぞれ1.5mm間隔で11本の基材に達する傷を入れて100個のます目をつくり、セロハン粘着テープ(巾25mm、ニチバン(株)製)をます目に圧着させて上方に急激にはがす。密着性の評価は、残存ます目数/全ます目数(100)と目視の観察による以下の基準で判定した。
○:100/100(剥離及び欠けなし)。
×:0/100〜99/100(剥離発生)。
塗膜の耐薬品性は、評価サンプルの上にブレーキフルードオイル(TOYOTA純正 DOT−3)を2mL滴下して23℃の環境下で24時間静置させた後、オイルを拭き取った後の塗膜の外観を目視で確認することで評価した。
○:薬品の跡が全く見えないもの(良)
△:薬品の跡が薄く見えるもの(やや不良)
×:薬品の跡が白化して見えるもの(不良)
塗膜の耐擦傷性は、平面摩耗試験機(KASAI社製スクラッチ試験機)を使用し、スチールウール#000を評価サンプル上に置き、250g/1.1cm2の荷重にてラビングテスターで50往復摩耗した後、ヘイズメーター(HM−65W、株式会社村上色彩技術研究所製)にて拡散透過率(ヘイズ値)を測定した。
測定したヘイズ値から、初期へイズ値を引いた値(Δヘイズ値)により耐擦傷性の判定を行った。
◎:増加ヘイズ値=1.0%未満
○:増加ヘイズ値=1.0%以上、2.0%未満
×:増加ヘイズ値=2.0%以上
塗膜の硬度は、ISO/DIS 15184に準拠し、鉛筆硬度で評価を行った。試験後、全く傷のつかない硬度のうち、最も高い硬度を塗膜の鉛筆硬度として採用した。
フラスコAに東京化成工業社製の3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン1.2g、蒸留水0.6g、テトラヒドロフラン2.1gを加え、30℃で3時間撹拌して、シラノール溶液を得た。
フラスコBに日産化学工業社製のメチルイソブチルケトン分散シリカゾル(商品名:「MIBK−ST」、溶剤:メチルイソブチルケトン、固形分濃度:30質量%、平均粒子径:15nm)100gを加え、70℃に昇温した。
フラスコBにフラスコAのシラノール溶液を滴下し、滴下終了後70℃で1時間攪拌し、メルカプト基を有する無機粒子の分散液D−1(固形分20%)を得た。
フラスコAに東京化成工業社製の3−メタクリロイルプロピルトリメトキシシラン1.2g、蒸留水0.6g、テトラヒドロフラン2.1gを加え、30℃で3時間撹拌して、シラノール溶液を得た。
フラスコBに日産化学工業社製のメチルイソブチルケトン分散シリカゾル(商品名:「MIBK−ST」、溶剤:メチルイソブチルケトン、固形分濃度:30質量%、平均粒子径:15nm)100gを加え、70℃に昇温した。
フラスコBにフラスコAのシラノール溶液を滴下し、滴下終了後70℃で1時間攪拌し、メタクリロイル基を有する無機粒子の分散液D−2(固形分20%)を得た。
水酸基を有する化合物AとしてBASF社製のBasonol(登録商標)HPE1170B(成分については後述する。以下同じ。)を100部、ポリカーボネートポリオールBとして株式会社クラレ製のクラレポリオールC−1090を30部、ポリイソシアネートCとして旭化成株式会社製のデュラネートMHG−80Bを159部、無機粒子Dとして無機粒子の分散液D−1を70部、紫外線吸収剤としてBASF社製のチヌビン405を30部、光安定剤としてBASF社製のチヌビン152を0.5部、硬化促進触媒としてジブチル錫ジラウレート(DBTDL)を0.05部、表面調整剤としてBYK社製のBYK−370を1部使用し、これらを均一に混合し、さらにシクロヘキサノンとMIBKを用い、固形分濃度が約32%となるように希釈した。
得られた塗料組成物の評価結果を表1に示す。
表1〜2に示す組成で、実施例1と同様に塗料組成物を調製した。
得られた塗料組成物の評価結果を、表1〜2に示す。
なお、表中の数値は質量部を示し、かっこ内の数値は固形分値(質量部)を示す。
・Basonol HPE 1170B:
BASF社製の末端に水酸基を有するハイパーブランチポリマー、固形分70%、水酸基価:280mg・KOH/g、重量平均分子量(Mw):1800。
・Basonol HPE 1265B:
BASF社製の末端に水酸基を有するハイパーブランチポリマー、固形分65%、水酸基価:190mg・KOH/g、重量平均分子量(Mw):2600。
・クラレポリオールC−1090:
株式会社クラレ製の両末端に水酸基を有するポリカーボネートジオール、固形分100%、水酸基価:112mg・KOH/g、数平均分子量(Mn):1000。
・デュラノールT−5651:
旭化成株式会社製の両末端に水酸基を有するポリカーボネートジオール、固形分100%、水酸基価:112mg・KOH/g、数平均分子量(Mn):1000。
・ベネビオールHS0840B:
三菱ケミカル株式会社製の両末端に水酸基を有するポリカーボネートジオール、固形分100%、水酸基価:140mg・KOH/g、数平均分子量(Mn):800。
・ETERNACOLL UM−90(3/1):
宇部興産株式会社製の両末端に水酸基を有するポリカーボネートジオール、固形分100%、水酸基価:125mg・KOH/g、数平均分子量(Mn):900。
・クラレポリオールP−1050:
株式会社クラレ製の両末端に水酸基を有するポリエステルジオール、固形分100%、水酸基価:112mg・KOH/g、数平均分子量(Mn):1000。
・NISSO‐PB G−1000:
日本曹達株式会社製の両末端に水酸基を有するポリブタジエンジオール、固形分100%、水酸基価:73mg・KOH/g、数平均分子量(Mn):1400。
・PTMG−1050:
三菱ケミカル株式会社製の両末端に水酸基を有するポリエーテルジオール、固形分100%、水酸基価:112mg・KOH/g、数平均分子量(Mn):1000。
・デュラネートMHG−80B:
旭化成株式会社製のヘキサメチレンジイソシアネート及びイソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート体、固形分80%、3.60mmol/g。
・Vestanate T−1890/100:
EVONIK社製のイソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート体、固形分100%、4.12mmol/g。
・デュラネート24A−100:
旭化成株式会社製のヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット体、固形分100%、5.60mmol/g。
・タケネートD−131N:
三井化学株式会社製のキシレンジイソシアネートのポリイソシアヌレート体、固形分75.6%、3.36mmol/g。
・MEK−ST:
日産化学工業社製のMEK分散シリカゾル(固形分30%、シリカ粒子の平均粒子径:10nm以上15nm以下、非反応性無機粒子)
・チヌビン405:
BASF社製の2−[4−(2−ヒドロキシ−3−(2’−エチル)ヘキシル)オキシ−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、固形分100%。
・チヌビン152:
BASF社製の2,4−ビス[N−ブチル−N−(1−シクロヘキシロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アミノ]−6−(2−ヒドロキシエチルアミン)−1,3,5−トリアジン、固形分100%
・BYK−370:
ビックケミー・ジャパン株式会社製のシリコン系表面調整剤。
比較例2〜5では、ポリカーボネートポリオールBを含有しないため、密着性が不十分となった。
比較例6〜8は、表面に水酸基又はイソシアネート基と反応可能な官能基を持たない無機粒子を用いたため、耐擦傷性が不十分となった。
Claims (14)
- 末端が水酸基である分岐構造を有する化合物A、ポリカーボネートポリオールB、ポリイソシアネートC、及び無機粒子Dを含む樹脂組成物であって、前記無機粒子Dが、表面に水酸基又はイソシアネート基と反応可能な官能基を有する樹脂組成物。
- 前記化合物Aが、樹状の分岐構造を有するポリマーである、請求項1に記載の樹脂組成物。
- 前記化合物Aが末端に水酸基を有するハイパーブランチポリマーである、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
- 前記化合物Aの含有量が、前記化合物A、ポリカーボネートポリオールB、ポリイソシアネートC、及び無機粒子Dの合計質量(100質量%)中の10質量%以上50質量%以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 前記化合物Aの重量平均分子量が、550以上30000以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 前記化合物Aの水酸基価が、20mg・KOH/g以上1000mg・KOH/g以下である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 前記ポリカーボネートポリオールBが、分子中に環構造を有する化合物である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 前記ポリイソシアネートCが、3官能以上のイソシアネートである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 前記無機粒子Dの水酸基又はイソシアネート基と反応可能な官能基が、メルカプト基、イソシアネート基又はエポキシ基のいずれかである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 前記無機粒子Dが、水酸基又はイソシアネート基と反応可能な官能基を有するシランカップリング剤で表面処理されたシリカ粒子である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 前記化合物A、ポリカーボネートポリオールB、ポリイソシアネートC、及び無機粒子Dの合計質量(100質量%)中における前記無機粒子Dの含有量が、1質量%以上40質量%以下である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- トリアジン系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリチル酸フェニル系及び安息香酸フェニル系化合物等から誘導された化合物のうちの少なくとも1つである紫外線吸収剤Eを含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 請求項1〜12のいずれか一項に記載の樹脂組成物を含む塗料組成物。
- 請求項13に記載の塗料組成物の硬化膜を有する塗装物。
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