JP2020152259A - 電源装置、取り込み電圧値決定装置、および取り込み電圧値決定方法 - Google Patents

電源装置、取り込み電圧値決定装置、および取り込み電圧値決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取り込み電圧値を精度よく決定することができる電源装置、取り込み電圧値決定装置、および取り込み電圧値決定方法を得ること。【解決手段】電源装置10は、取り込み電圧値決定部23と、指令生成部24と、電力変換部12とを備える。取り込み電圧値決定部23は、架線2へ電力を各々供給する複数の変電所41〜4nの無負荷電圧値のうち最も高い無負荷電圧値を判定し、最も高い無負荷電圧値に基づいて、取り込み電圧値Vthを決定する。指令生成部24は、架線電圧値Vstが取り込み電圧値Vth以上である場合に、取り込み指令を生成する。電力変換部12は、指令生成部24によって取り込み指令が生成された場合に、架線2の回生電力を架線2の電圧よりも低い電圧の電力へ変換する。【選択図】図1

Description

本発明は、架線で発生した電気車の回生電力を利用する電源装置、取り込み電圧値決定装置、および取り込み電圧値決定方法に関する。
従来、架線に発生した電気車の回生電力を取り込む機能を有する電源装置が知られている。例えば、特許文献1には、架線へ電力を供給する変電所の整流器の電流および電圧に基づいて、基準充電電圧を算出し、架線の電圧が基準充電電圧を上回った場合に電気車の回生電力を取り込む技術が開示されている。
特開2009−241677号公報
しかしながら、架線は複数の変電所に接続されているため、特許文献1に記載の技術では、複数の変電所の状態によっては、電気車の回生電力を取り込むか否かを決定する際に用いられる取り込み電圧値を精度よく決定することができない場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、取り込み電圧値を精度よく決定することができる電源装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の電源装置は、取り込み電圧値決定部と、電圧測定部と、指令生成部と、電力変換部とを備える。取り込み電圧値決定部は、架線へ電力を各々供給する複数の変電所の無負荷電圧値のうち最も高い無負荷電圧値を判定し、最も高い無負荷電圧値に基づいて、架線から電気車の回生電力を取り込むか否かを決定する閾値である取り込み電圧値を決定する。電圧測定部は、架線の電圧値である架線電圧値を測定する。指令生成部は、電圧測定部によって測定された架線電圧値が取り込み電圧値決定部によって決定された取り込み電圧値以上である場合に、架線の回生電力の取り込みを要求する取り込み指令を生成する。電力変換部は、指令生成部によって取り込み指令が生成された場合に、架線の回生電力を架線の電圧よりも低い電圧の電力へ変換する。
本発明によれば、取り込み電圧値を精度よく決定することができる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる電源装置を含む電力システムの構成例を示す図 実施の形態1にかかる整流器の出力特性と受電側電圧との関係の一例を示す図 実施の形態1にかかる電源装置における調整値算出処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる電源装置における取り込み電圧値決定処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる電源装置における取り込み判定処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる電源装置の処理部のハードウェア構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる電源装置、取り込み電圧値決定装置、および取り込み電圧値決定方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる電源装置を含む電力システムの構成例を示す図である。実施の形態1にかかる電力システム100は、レール3を走行する電気車1のパンタグラフが接触する架線2へ電力を供給する複数の変電所4,4,・・・,4と、架線2に発生した電気車1の回生電力を交流電力に変換して駅舎7へ出力する電源装置10とを備える。なお、架線2は、き電線を含む。
電気車1は、例えば、減速操作が行われた場合に、モータを発電機として用いることによって回生電力を生成する。以下、複数の変電所4,4,・・・,4の各々を区別せずに示す場合、変電所4と記載する場合がある。なお、nは3以上の整数であるが、変電所4の数は2つであってもよい。
変電所4は、高圧配電系統5から送電線6を介して供給される6600V系の交流電圧から1500V系の直流電圧を生成し、生成した1500V系の直流電圧を架線2へ出力する。かかる変電所4は、高圧配電系統5から供給される6600V系の交流電圧を降圧する変圧器41と、変圧器41によって降圧された交流電圧を整流する整流器42とを備える。整流器42の出力は、架線2に接続されており、整流器42から1500V系の直流電圧が出力される。
また、変電所4は、整流器42から出力される電圧の値を測定する電圧測定部43と、整流器42から出力される電流の値を測定する電流測定部44と、電圧測定部43の測定結果および電流測定部44の測定結果を取得する変電所装置45とを備える。
電圧測定部43は、整流器42から架線2へ出力される電圧の値である出力電圧値の情報を変電所装置45へ出力する。電流測定部44は、整流器42から架線2へ出力される電流の値である出力電流値の情報を変電所装置45へ出力する。変電所装置45は、出力電圧値と出力電流値とに基づいて、変電所4の無負荷電圧値を算出することができる。無負荷電圧値とは、架線2を介して電気車1へ電力を供給していない状態の変電所4において整流器42から架線2へ出力される電圧の値である。
整流器42の出力特性は、変電所4が高圧配電系統5から送電線6を介して受電する電圧である受電側電圧の値が一定である場合、変圧器41および整流器42の特性によって一義的に決まる。受電側電圧の値は、例えば、高圧配電系統5の電圧変動、および送電線6に接続された需要家の消費電力によって変動する。したがって、受電側電圧の値毎の整流器42の出力特性を予め把握することで、変電所4から架線2へ電力を供給している状態で電圧測定部43および電流測定部44で測定される出力電圧値および出力電流値とから無負荷電圧値を推定することができる。
図2は、実施の形態1にかかる整流器の出力特性と受電側電圧との関係の一例を示す図である。図2に示す例では、3つの受電側電圧Vr1,Vr2,Vr3と整流器42の出力特性との関係を示す図である。出力電圧値が「Vm1」であり、出力電流値が「Im1」である場合、受電側電圧値は「Vr1」であり、無負荷電圧値は、「Vmo1」である。
出力電圧値が「Vm2」であり、出力電流値が「Im2」である場合、受電側電圧は「Vr2」であり、無負荷電圧値は、「Vmo2」である。また、出力電圧値が「Vm3」であり、出力電流値が「Im3」である場合、受電側電圧は「Vr3」であり、無負荷電圧値は、「Vmo3」である。なお、図2に示す整流器42の出力特性と受電側電圧との関係は一例であり、整流器42の出力特性と受電側電圧との関係は図2に示す例に限定されない。
図1に示す変電所装置45は、例えば、受電側電圧毎の整流器42の出力特性の情報を有しており、かかる情報から電圧測定部43の出力電圧値および電流測定部44の出力電流値に基づいて、変電所4の無負荷電圧値を推定することができる。なお、変電所装置45は、出力電圧値と出力電流値との組と無負荷電圧値とを関連付けた情報を出力電圧値と出力電流値との組毎に有する構成であってもよい。この場合、変電所装置45は、電圧測定部43の出力電圧値と電流測定部44の出力電流値との組に一致する組に関連付けられた無負荷電圧値を、変電所4の無負荷電圧値として推定することができる。
変電所装置45は、推定した無負荷電圧値の情報を不図示のネットワークを介して有線または無線によって電源装置10へ送信することができる。また、変電所装置45は、無負荷電圧値を推定しない構成であってもよい。この場合、変電所装置45は、電圧測定部43および電流測定部44によって測定された出力電圧値および出力電流値を含む測定情報を電源装置10へ送信することができる。
駅舎7は、高圧配電系統5から供給される6600V系の交流電圧を210V系の交流電圧へ変換する変圧器71と、駅負荷72とを備える。駅負荷72には、複数の電気設備73,73,・・・,73が含まれる。mは3以上の整数である。複数の電気設備73,73,・・・,73の各々は、例えば、駅に設置された空調機器、照明機器、または昇降機などである。
電源装置10は、変電所4から出力される情報に基づいて、架線2から回生電力を取り込む基準である取り込み電圧値Vthを決定し、架線2の電圧が取り込み電圧値Vth以上になった場合に、架線2に発生した回生電力を交流電力に変換して駅舎7へ出力する。電源装置10は、後述するように、取り込み電圧値Vthを精度よく決定することができ、これにより、架線2に発生した回生電力を効率的に取り込むことができる。
電源装置10は、通信部11と、電力変換部12と、電圧測定部13と、処理部14とを備える。通信部11は、不図示のネットワークに有線または無線によって接続されており、各変電所4から出力される情報を不図示のネットワークを介して受信する。処理部14は、取り込み電圧値決定装置の一例である。
電力変換部12は、架線2に発生した回生電力を210V系の交流電力に変換して駅舎7へ出力する。かかる電力変換部12は、例えば、ブリッジ接続された複数のスイッチング素子と、複数のスイッチング素子を駆動する駆動部を有しており、処理部14によって制御される。
電圧測定部13は、架線2の電圧の値である架線電圧値Vstを測定する。駅舎7は、変電所4と変電所4との間に配置されており、電圧測定部13は、架線2のうち駅舎7内または駅舎7の周囲に位置する測定点Pの電圧の値を架線電圧値Vstとして測定する。電圧測定部13は、測定した架線電圧値Vstの情報を処理部14へ出力する。
処理部14は、無負荷電圧値推定部21と、無負荷電圧情報取得部22と、取り込み電圧値決定部23と、指令生成部24とを備える。無負荷電圧値推定部21は、通信部11によって取得される情報が測定情報である場合、かかる測定情報に含まれる出力電圧値および出力電流値に基づいて、変電所4の変電所装置45と同様の処理によって、変電所4の無負荷電圧値を推定することができる。
無負荷電圧情報取得部22は、通信部11によって取得される情報が変電所4の無負荷電圧値の情報である場合、通信部11から変電所4の無負荷電圧値の情報を取得する。また、無負荷電圧情報取得部22は、通信部11によって取得される情報が測定情報である場合、無負荷電圧値推定部21によって推定された変電所4の無負荷電圧値の情報を無負荷電圧値推定部21から取得する。以下、変電所4,4,・・・,4の無負荷電圧値を無負荷電圧値Vo,Vo,・・・,Voと記載する場合がある。また、無負荷電圧値Vo,Vo,・・・,Voの各々を区別せずに示す場合、無負荷電圧値Voと記載する場合がある。
取り込み電圧値決定部23は、複数の変電所4,4,・・・,4の無負荷電圧値Vo,Vo,・・・,Voのうち最も高い無負荷電圧値Voを判定し、最も高い無負荷電圧値Voに基づいて、取り込み電圧値Vthを決定する。取り込み電圧値Vthは、上述したように、架線2の電圧の値の閾値であり、電力変換部12によって電気車1の回生電力を架線2から取り込むか否かを決定するために用いられる。以下、無負荷電圧値Vo,Vo,・・・,Voのうち最も高い無負荷電圧値Voに対応する変電所4を「調整値算出対象」と記載する場合がある。なお、最も高い無負荷電圧値Voが無負荷電圧値Voである場合、調整値算出対象は、変電所4である。
かかる取り込み電圧値決定部23は、調整値算出部31と、決定部32とを備える。調整値算出部31は、架線2が無負荷状態である場合における架線電圧値Vstと調整値算出対象の無負荷電圧値Voとの差に基づいて、調整値算出対象の無負荷電圧値Voの調整値Vadjを算出する。架線2が無負荷状態である期間は、例えば、各変電所4から架線2への送電が開始されてから架線2から電気車1への電力の供給が開始されるまでの期間であり、以下、架線無負荷期間と記載する場合がある。
調整値算出部31は、架線無負荷期間において電圧測定部43および電流測定部44で測定される出力電圧値および出力電流値に基づいて推定される各変電所4の無負荷電圧値Voの情報を無負荷電圧情報取得部22から取得する。また、調整値算出部31は、架線無負荷期間において電圧測定部13によって測定される架線電圧値Vstの情報を電圧測定部13から取得する。そして、取り込み電圧値決定部23は、取得した変電所4の無負荷電圧値Voの情報および架線電圧値Vstの情報に基づいて、調整値Vadjを算出する。
例えば、調整値算出部31は、架線無負荷期間における調整値算出対象の無負荷電圧値Voと架線無負荷期間における架線電圧値Vstとの差ΔVdを調整値Vadjとして算出する。かかる調整値Vadjは、架線無負荷期間で変電所4から出力された電圧が何らかの要因によって測定点Pまでの区間で低下して測定点Pに到達するような場合において、測定点Pまでの区間で低下すると推定される電圧の値である。なお、何らかの要因とは、例えば、架線2に接続された碍子による漏れ電流によって生じる電圧降下、または架線2と対地との間の容量成分による漏れ電流によって生じる電圧降下などである。また、調整値Vadjは、無負荷電圧値Voの推定誤差を含む場合がある。
例えば、調整値算出対象が変電所4であり、架線無負荷期間における変電所4の無負荷電圧値Voが1750Vであり、且つ架線無負荷期間における架線電圧値Vstが1740Vであるとする。この場合、調整値算出部31は、1750Vから1740Vを減算することで、差ΔVd「10V」を変電所4の無負荷電圧値Voに対する調整値Vadjとして算出する。
同様の処理によって、調整値算出部31は、変電所4〜4が各々調整値算出対象となった場合に、変電所4〜4の無負荷電圧値Vo〜Voの各々に対する調整値Vadjを算出することができる。以下、無負荷電圧値Vo〜Voに対する調整値Vadjを調整値Vadj〜Vadjと記載する場合がある。
調整値算出部31は、例えば、変電所4〜4の無負荷電圧値Vo〜Voのうち最も高い無負荷電圧値Voに対応する変電所4を予め設定された周期で判定し、最も高い無負荷電圧値Voに対する調整値Vadjを算出する。調整値算出部31は、変電所4〜4の無負荷電圧値Vo〜Voのいずれもが複数の判定タイミングのうちいずれかのタイミングで最も高い無負荷電圧値Voになることで、調整値Vadj〜Vadjを算出することができる。
なお、上述では、各変電所4から架線2への送電が開始されてから架線2から電気車1への電力の供給が開始されるまでの期間を架線無負荷期間としたが、架線無負荷期間は上述した期間に限定されない。例えば、各変電所4から架線2への送電が開始されてから予め設定された期間を架線無負荷期間としてもよい。予め設定された期間は、例えば、数分以内の期間である。
決定部32は、複数の変電所4の無負荷電圧値Voのうち最も高い無負荷電圧値Voを判定し、最も高い無負荷電圧値Voに基づいて、取り込み電圧値Vthを決定する処理を予め設定された周期で行う。決定部32は、決定した取り込み電圧値Vthの情報を指令生成部24へ出力する。
例えば、決定部32は、複数の変電所4の無負荷電圧値Voのうち最も高い無負荷電圧値Vo以上の電圧値を取り込み電圧値Vthに決定することができる。例えば、複数の変電所4の無負荷電圧値Voのうち最も高い無負荷電圧値Voが1780Vであるとする。この場合、決定部32は、例えば、1780Vを取り込み電圧値Vthに決定することができる。
また、決定部32は、最も高い無負荷電圧値Voが、調整値算出部31によって調整値Vadjが算出された無負荷電圧値Voである場合、最も高い無負荷電圧値Voと調整値Vadjとに基づいて、取り込み電圧値Vthを決定することができる。
例えば、複数の変電所4の無負荷電圧値Voのうち最も高い無負荷電圧値Voが変電所4の無負荷電圧値Voであり且つ1780Vであるとする。また、変電所4の調整値Vadjが10Vであるとする。この場合、決定部32は、無負荷電圧値「1780V」から調整値Vadj「10V」を減算した結果である「1770V」以上の電圧値を取り込み電圧値Vthとして決定することができる。
なお、決定部32は、例えば、最も高い無負荷電圧値Voに対応する変電所4が測定点Pから予め設定された距離内にある変電所4である場合に限り、最も高い無負荷電圧値Voから調整値Vadjを減算した値を取り込み電圧値Vthとして決定することもできる。また、決定部32は、例えば、最も高い無負荷電圧値Voに対応する変電所4が特定の変電所である場合に限り、最も高い無負荷電圧値Voから調整値Vadjを減算した値を取り込み電圧値Vthとして決定することもできる。特定の変電所は、例えば、測定点Pから上りと下りで各々最も近い変電所4,4である。
指令生成部24は、電圧測定部13で測定された架線電圧値Vstと取り込み電圧値決定部23によって決定された取り込み電圧値Vthとを比較する。指令生成部24は、架線電圧値Vstが取り込み電圧値Vth以上である場合に、電力変換部12へ取り込み指令を出力する処理を取り込み電圧値決定部23によって取り込み電圧値Vthが決定される毎に行う。
指令生成部24は、取り込み指令の出力を開始してから、取り込み電圧値決定部23によって次の取り込み電圧値Vthが決定されるまでの間、取り込み指令を継続して出力する。電力変換部12は、処理部14から取り込み指令の出力が開始された場合、架線2に発生した回生電力を交流電力に変換して駅舎7へ出力する電力変換処理を開始する。電力変換部12は、指令生成部24から取り込み指令が出力されなくなるまで、電力変換処理を継続し、指令生成部24から取り込み指令が出力されなくなると、電力変換処理を停止する。
なお、上述した例では、取り込み電圧値決定部23は、無負荷電圧値Voと調整値Vadjとに基づいて、取り込み電圧値Vthを決定するが、取り込み電圧値Vthの決定方法は上述した例に限定されない。例えば、取り込み電圧値決定部23は、各変電所4から測定点Pまでの距離である変電所距離に応じた補正値に基づいて、測定点Pでの各変電所4の無負荷電圧値Voである無負荷電圧値Vo’を算出することもできる。
例えば、取り込み電圧値決定部23は、変電所距離に係数kを乗じて得られた値を無負荷電圧値Voから減算する処理を変電所4の無負荷電圧値Vo毎に行うことで、補正後の各変電所4の無負荷電圧値Vo’を算出することができる。この場合も、取り込み電圧値決定部23は、複数の変電所4の無負荷電圧値Vo’のうち最も高い無負荷電圧値Vo’以上の電圧値を取り込み電圧値Vthとして決定することができる。
つづいて、電源装置10の動作を、フローチャートを用いて説明する。図3は、実施の形態1にかかる電源装置における調整値算出処理の一例を示すフローチャートである。かかる調整値算出処理は、上述した架線無負荷期間において行われる。
図3に示すように、処理部14の取り込み電圧値決定部23は、電圧測定部13から架線電圧値Vstの情報を取得する(ステップS11)。また、処理部14の無負荷電圧情報取得部22は、各変電所4の無負荷電圧値Voの情報を取得する(ステップS12)。
処理部14は、ステップS11で取得した架線電圧値Vstの情報と、ステップS12で取得した各変電所4の無負荷電圧値Voの情報に基づいて、各変電所4の無負荷電圧値Voに対応する調整値Vadjを演算し(ステップS13)、図3に示す処理を終了する。
図4は、実施の形態1にかかる電源装置における取り込み電圧値決定処理の一例を示すフローチャートである。かかる取り込み電圧値決定処理は、処理部14によって予め設定された周期で実行される。
図4に示すように、処理部14は、変電所4から情報を取得する(ステップS21)。処理部14は、ステップS21で取得した情報が測定情報であるか否かを判定する(ステップS22)。処理部14は、取得した情報が測定情報であると判定した場合(ステップS22:Yes)、測定情報に基づいて、変電所4の無負荷電圧値Voの情報を算出する(ステップS23)。
処理部14は、ステップS23の処理が終了した場合、または取得した情報が測定情報ではないと判定した場合(ステップS22:No)、すべての変電所4の情報を取得したか否かを判定する(ステップS24)。処理部14は、すべての変電所4の情報を取得していないと判定した場合(ステップS24:No)、処理をステップS21へ戻す。
処理部14は、ステップS24においてすべての変電所4の情報を取得したと判定した場合(ステップS24:Yes)、無負荷電圧値Voの情報に基づいて、取り込み電圧値Vthを決定する(ステップS25)。例えば、取り込み電圧値決定部23は、複数の変電所4〜4の無負荷電圧値Voのうち最も高い無負荷電圧値Voを判定し、最も高い無負荷電圧値Voを取り込み電圧値Vthに決定することができる。
また、取り込み電圧値決定部23は、無負荷電圧値Voの情報と調整値Vadjの情報に基づいて、取り込み電圧値Vthを決定することもできる。例えば、複数の変電所4〜4の無負荷電圧値Vo〜Voのうち最も高い無負荷電圧値Voが変電所4の無負荷電圧値Voであるとする。この場合、取り込み電圧値決定部23は、例えば、変電所4の無負荷電圧値Voから変電所4に対応する調整値Vadjを減算した値を取り込み電圧値Vthとして決定することができる。処理部14は、ステップS25に示す処理を終了した場合、図4に示す処理を終了する。
図5は、実施の形態1にかかる電源装置における取り込み判定処理の一例を示すフローチャートである。かかる取り込み判定処理は、処理部14によって予め設定された周期で実行される。
図5に示すように、処理部14の指令生成部24は、電圧測定部13から架線電圧値Vstの情報を取得し(ステップS31)、取り込み電圧値決定部23から取り込み電圧値Vthの情報を取得する(ステップS32)。そして、指令生成部24は、架線電圧値Vstが取り込み電圧値Vth以上であるか否かを判定する(ステップS33)。
指令生成部24は、架線電圧値Vstが取り込み電圧値Vth以上であると判定した場合(ステップS33:Yes)、電力変換部12へ取り込み指令を出力する(ステップS34)。これにより、電力変換部12によって架線2に発生した回生電力が架線2よりも低い電圧の電力に変換されて駅舎7へ出力される。指令生成部24は、ステップS34に示す処理を終了した場合、または架線電圧値Vstが取り込み電圧値Vth以上ではないと判定した場合(ステップS33:No)、図5に示す処理を終了する。
図6は、実施の形態1にかかる電源装置の処理部のハードウェア構成を示す図である。図6に示すように、電源装置10の処理部14は、プロセッサ101と、メモリ102と、入出力回路103とを備えるコンピュータを含む。
プロセッサ101、メモリ102、および入出力回路103は、例えば、バス104によって互いにデータの送受信が可能である。プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、無負荷電圧値推定部21、無負荷電圧情報取得部22、取り込み電圧値決定部23、および指令生成部24の機能を実行する。プロセッサ101は、例えば、処理回路の一例であり、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processer)、およびシステムLSI(Large Scale Integration)のうち一つ以上を含む。
メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、およびEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)のうち一つ以上を含む。また、メモリ102は、コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体を含む。かかる記録媒体は、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルメモリ、光ディスク、コンパクトディスク、およびDVD(Digital Versatile Disc)のうち一つ以上を含む。なお、処理部14は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路を含んでいてもよい。
なお、上述した例では、電源装置10は、架線2に発生した回生電力を210V系の交流電力に変換して駅舎7へ出力するが、架線2に発生した回生電力を直流電力へ変換して蓄電池へ出力する構成であってもよい。この場合、電源装置10の処理部14は、架線電圧値Vstが取り込み電圧値Vth以上になった場合に、取り込み指令を電力変換部12へ出力することができる。また、処理部14は、例えば、架線2に回生電力が発生していない状態で、電力変換部12を制御することで、蓄電池に蓄積した直流電力を1500V系の直流電圧として架線電圧値よりも大きな直流電圧へ変換させることができる。これにより、電源装置10から1500V系の直流電圧が架線2へ供給される。
以上のように、実施の形態1にかかる電源装置10は、電圧測定部13と、取り込み電圧値決定部23と、指令生成部24と、電力変換部12とを備える。取り込み電圧値決定部23は、架線2へ電力を各々供給する複数の変電所4の無負荷電圧値Voのうち最も高い無負荷電圧値Voを判定し、最も高い無負荷電圧値Voに基づいて、架線2から電気車1の回生電力を取り込むか否かを決定する閾値である取り込み電圧値Vthを決定する。電圧測定部13は、架線2の電圧値である架線電圧値Vstを測定する。指令生成部24は、電圧測定部13によって測定された架線電圧値Vstが取り込み電圧値決定部23によって決定された取り込み電圧値Vth以上である場合に、架線2の回生電力の取り込みを要求する取り込み指令を生成する。電力変換部12は、指令生成部24によって取り込み指令が生成された場合に、架線2の回生電力を予め設定された電圧の電力へ変換する。複数の変電所4の無負荷電圧値Voが異なる場合であっても、取り込み電圧値Vthを精度よく決定することができる。
また、電源装置10は、複数の変電所4における各々の整流器42から架線2へ出力される電流の値および電圧の値に基づいて、複数の変電所4の各々の無負荷電圧値Voを推定する無負荷電圧値推定部21を備える。これにより、例えば、変電所装置45が無負荷電圧値Voを推定する機能を有していない場合であっても、取り込み電圧値Vthを精度よく決定することができる。
また、取り込み電圧値決定部23は、架線2が無負荷状態である場合における架線2の電圧値と無負荷電圧値Voとの差に基づいて、無負荷電圧の調整値Vadjを算出し、最も高い無負荷電圧値Voと調整値Vadjとに基づいて、取り込み電圧値Vthを決定する。これにより、例えば、変電所4から出力された電圧が何らかの要因によって測定点Pまでの区間で低下して測定点Pに到達するような場合に、回生電力の取り込みを効率的に行うことができる取り込み電圧値Vthを決定することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 電気車、2 架線、3 レール、4,4〜4 変電所、5 高圧配電系統、6 送電線、7 駅舎、10 電源装置、11 通信部、12 電力変換部、13,43 電圧測定部、14 処理部、21 無負荷電圧値推定部、22 無負荷電圧情報取得部、23 取り込み電圧値決定部、24 指令生成部、31 調整値算出部、32 決定部、41,71 変圧器、42 整流器、44 電流測定部、45 変電所装置、72 駅負荷、73〜73 電気設備、100 電力システム、P 測定点、Vadj,Vadj〜Vadj 調整値、Vo,Vo〜Vo,Vo’ 無負荷電圧値、Vr1 受電側電圧、Vr2 受電側電圧、Vr3 受電側電圧、Vst 架線電圧値、Vth 取り込み電圧値。

Claims (5)

  1. 架線へ電力を各々供給する複数の変電所の無負荷電圧値のうち最も高い無負荷電圧値を判定し、最も高い無負荷電圧値に基づいて、前記架線から電気車の回生電力を取り込むか否かを決定する閾値である取り込み電圧値を決定する取り込み電圧値決定部と、
    前記架線の電圧値である架線電圧値を測定する電圧測定部と、
    前記電圧測定部によって測定された前記架線電圧値が前記取り込み電圧値決定部によって決定された前記取り込み電圧値以上である場合に、前記架線の回生電力の取り込みを要求する取り込み指令を生成する指令生成部と、
    前記指令生成部によって前記取り込み指令が生成された場合に、前記架線の回生電力を前記架線の電圧よりも低い電圧の電力へ変換する電力変換部と、を備える
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記複数の変電所における各々の整流器から前記架線へ出力される電流の値および電圧の値に基づいて、前記複数の変電所の各々の無負荷電圧値を推定する無負荷電圧値推定部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記取り込み電圧値決定部は、
    前記架線が無負荷状態である場合における前記架線の電圧値と前記無負荷電圧値との差に基づいて、前記無負荷電圧値の調整値を算出し、前記最も高い無負荷電圧値と前記調整値とに基づいて、前記取り込み電圧値を決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
  4. 架線へ電力を各々供給する複数の変電所の無負荷電圧値のうち最も高い無負荷電圧値を判定し、最も高い無負荷電圧値に基づいて、前記架線から電気車の回生電力を取り込むか否かを決定する前記架線の電圧の閾値である取り込み電圧値を決定する取り込み電圧値決定部を備える
    ことを特徴とする取り込み電圧値決定装置。
  5. 架線へ電力を各々供給する複数の変電所の無負荷電圧値のうち最も高い無負荷電圧値を判定する第1ステップと、
    前記最も高い無負荷電圧値に基づいて、前記架線から電気車の回生電力を取り込むか否かを決定する前記架線の電圧の閾値である取り込み電圧値を決定する第2ステップと、を含む
    ことを特徴とする取り込み電圧値決定方法。
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