JP2020152181A - ホイルハウス構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホイルハウスインナと前板部材とが互いに接合されたサブアッシー状態にあるときに前板部材の変形を抑制できるホイルハウス構造の提供。【解決手段】 ホイルハウスインナ20と、ホイルハウスインナ20の車体前側の下端部にある接続部22に接合される接合面部31と該接合面部31から下方に延びる下方延設部32とを備える前板部材30と、を有する。前板部材30には、接合面部31と下方延設部32とにわたって車体上下方向に延びるビード35が設けられており、前板部材30の剛性が高められている。よって、接合面部31と下方延設部32との境部を支点に前板部材30が折れ曲がり変形することを抑制できる。【選択図】 図2

Description

本発明は、車体のホイルハウス構造に関する。
特開2007−1374号公報は、ホイルハウスインナの車体前側の下端部に前板部材を接合する構造を開示している。前板部材は、上部でホイルハウスインナと接合されており、車体内側部でリアサイドメンバおよびブラケットと接合されており、車体外側部でホイルハウスアウタと接合されており、さらに下部でもホイルハウスアウタと接合されている。
しかし、上記公報開示の技術にはつぎの問題点がある。
車体製造時において、前板部材とホイルハウスインナを接合させた後他部位への接合工程に進む際、前板部材は上部でホイルハウスインナと接合されているだけであり外部からの入力に比較的弱い状態にあるため、搬送時に冶具等にぶつけて前板部材が折れ曲がるように変形してしまうおそれがある。前板部材が変形してしまうと、その後の工程で前板部材を車体の他部位と接合させて部品間をシーラーでシールすることが困難になる。
特開2007−1374号公報
本発明の目的は、ホイルハウスインナと前板部材とが互いに接合されたサブアッシー状態にあるときに前板部材の変形を抑制できるホイルハウス構造を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) (a)ホイルハウスインナと、
(b)前記ホイルハウスインナの車体前側の下端部にある接続部に接合される接合面部と、該接合面部から下方に延びる下方延設部と、を備える前板部材と、
を有し、
前記前板部材には、前記接合面部と前記下方延設部とにわたって車体上下方向に延びるビードが設けられている、ホイルハウス構造。
上記(1)のホイルハウス構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
前板部材がホイルハウスインナの接続部に接合される接合面部と該接合面部から下方に延びる下方延設部を有するため、ホイルハウスインナと前板部材とが互いに接合されたサブアッシー状態では、前板部材は、工程の搬送時に冶具等にぶつける等して下方延設部に外力が加わったときに、接合面部と下方延設部との境部、すなわちホイルハウスインナから離れる箇所を支点に折れ曲がり変形が生じやすい状態にある。そこで、上記(1)のホイルハウス構造では、前板部材に、接合面部と下方延設部とにわたって車体上下方向に延びるビードが設けられている。そのため、ビードが設けられていない場合に比べて、前板部材の折れ曲がり変形が生じやすい箇所における剛性が向上する。よって、接合面部と下方延設部との境部を支点に前板部材が折れ曲がり変形することを抑制できる。
本発明実施例のホイルハウス構造の、ホイルハウスインナと前板部材とのサブアッシー状態を示す斜視図である。 図1のA部拡大図である。 図2のB−B線拡大断面図である。 本発明実施例のホイルハウス構造が適用される車体(右側のリアホイルハウス部位)の部分斜視図である。 本発明実施例のホイルハウス構造が適用される車体にねじり変形が生じた際の、車体の模式背面図である。 本発明実施例とは異なる比較例を示す、ホイルハウスインナと前板部材とのサブアッシー状態を示す斜視図である。 図6のC部拡大図である。
以下に、図面を参照して、本発明実施例のホイルハウス構造を説明する。なお、図中、FRは前方(車体前方)を示し、UPは上方(車体上方)を示し、OUTは車体幅方向外側を示す。
本発明実施例のホイルハウス構造10は、図4に示すように、車体のリアホイルハウスHに適用されるものである。ただし、ホイルハウス構造10は車体のフロントホイルハウスに適用されていてもよい。
ホイルハウス構造10において、ホイルハウスインナ20は、リアホイルハウスHの車体幅方向内側部を構成する。リアホイルハウスHの車体幅方向外側部はホイルハウスアウタ40にて構成されている。車体幅方向から見たとき、ホイルハウスアウタ40はリアホイルハウスHの略全範囲にわたる円弧状に構成されているのに対して、ホイルハウスインナ20は車体前側の下部がホイルハウスアウタ40に比べて短くなっている。ホイルハウスインナ20とホイルハウスアウタ30とは、ホイルハウスインナ20の車体幅方向外側端部に設けられるフランジ21(図1参照)とホイルハウスアウタ40の車体幅方向内側端部に設けられる図示略のフランジとをスポット溶接等で接合することで、互いに接合されている。
図4に示すように、リアホイルハウスHの車体前側には、ロッカ50が設けられている。ロッカ50は、車体の幅方向端部の下部で車体前後方向に延びて設けられる骨格部材である。ロッカ50は、ロッカ50の車体幅方向外側部を構成するロッカアウタ51と、ロッカ50の車体幅方向内側部を構成する図示略のロッカインナと、を有し、ロッカアウタ51とロッカインナとを互いに接合させた閉断面構造となっている。
ロッカアウタ51の車体後部にはロッカアウタリア53が設けられている。ロッカアウタリア53は、ロッカアウタ51と接合されるとともに、ホイルハウスアウタ40とも接合されている。一方、図示略のロッカインナの車体後部にはロッカインナリア54が設けられている。ロッカインナリア54は、図示略のロッカインナと接合されるとともに、後述する前板部材30とも接合されている。
図1、図2に示すように、ホイルハウスインナ20の車体前側の下端部にある接続部22には、前板部材30が接合されている。前板部材30は、一部品構成であり、板金をプレス成形して作製されている。前板部材30は、上端部にありホイルハウスインナ20の接続部22に接合される接合面部31と、接合面部31から下方に延びる下方延設部32と、を備えている。
接合面部31は、ホイルハウスインナ20の接続部22より車体後側に配置されており、車体後側から接続部22に接合されている。接合面部31は、ホイルハウスインナ20の接続部22と車体幅方向に間隔をおいて複数個所(点)Pでスポット溶接等にて接合されている。なお、本発明図示例では、接合面部31が接続部22と車体幅方向に間隔をおいて2箇所Pで(点)でスポット溶接にて接合される場合を示している。
下方延設部32は、ホイルハウスインナ20の接続部22(車体前側の下端部)より下方に延びている。下方延設部32は、図4に示すように、接合面部31の下側に位置しておりロッカインナリア54の車体後側に位置する内側部33と、内側部33より車体幅方向外側にありホイルハウスアウタ40の車体後側に位置する外側部34と、を有する。内側部33はロッカインナリア54とスポット溶接等にて接合されており、外側部34はホイルハウスアウタ40とスポット溶接等にて接合されている。
前板部材30は、上端部にある接合面部31でホイルハウスインナ20に車体後側から接合されており、下方延設部32の内側部33でロッカインナリア54に車体後側から接合されており、下方延設部32の外側部34でホイルハウスアウタ40に車体後側から接合されている。
下方延設部32の内側部33とロッカインナリア54との間(繋ぎ目)は、図示略のシーラーにてシールされている。また、接合面部31とホイルハウスインナ20との間(繋ぎ目)、下方延設部32の外側部34とホイルハウスアウタ40との間(繋ぎ目)も、図示略のシーラーにてシールされていてもよい。
図2に示すように、前板部材30には、接合面部31と下方延設部32の内側部33とにわたって車体上下方向に延びるビード35が設けられている。ビード35は、接合面部31の上下方向中間部から下方延設部32の上下方向中間部まで連続して設けられている。より詳しくは、ビード35は、接合面部31の上下方向中央よりも上側に位置する部分から下方延設部32内で下方延設部32の上端部近傍まで連続して設けられている。
ビード35は、上下方向に直線状に延びて設けられている。ビード35は、1個のみ設けられていてもよく、複数設けられていてもよい。ビード35が複数設けられる場合、各ビード35は、車体幅方向に間隔をおいて並列に設けられている。なお、図示例では、ビード35が2個設けられる場合を示している。ビード35は、車体幅方向で、前板部材30の接合面部31とホイルハウスインナ20の接続部22との複数(2つ)の接合箇所Pの間に設けられている。
ビード35は、前板部材30に車体後方(ホイルハウスインナ20から離れる方向)に隆起するようにして設けられている。これは、ビード35を設けることにより前板部材30の接合面部31とホイルハウスインナ20の接続部22との間に隙間(面間隙)が生じ、前板部材30の接合面部31とホイルハウスインナ20の接続部22との接合(溶接)が困難になることを抑制するためである。ビード35の横断面形状は、とくに限定されるものではないがたとえば、図3に示すような半円弧形状である。
前板部材30と、周囲の車体の他部材(ホイルハウスインナ20、ロッカインナリア54、ホイルハウスアウタ40)とは、つぎの順序で接合される。
まず、図1に示すように、前板部材30の接合面部31をホイルハウスインナ20の接続部22に接合させて、前板部材30とホイルハウスインナ20が互いに接合されたサブアッシー(ホイルハウスインナサブアッシー、WHインナサブといってもよい)SAにする。
ついで、図4に示すように前板部材30とホイルハウスインナ20のサブアッシーSAを次工程に搬送して、ロッカインナリア54やホイルハウスアウタ40と接合する。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
(A)前板部材30がホイルハウスインナ20の接続部22に接合される接合面部31と該接合面部31から下方に延びる下方延設部32を有するため、車体製造時においてホイルハウスインナ20と前板部材30とが互いに接合されただけのサブアッシーSA(図1)では、前板部材30は、工程の搬送時に図示略の冶具等にぶつける等して下方延設部32に外力が加わったときに、接合面部31と下方延設部32との境部、すなわちホイルハウスインナ20から離れる箇所(その近傍を含む)を支点に折れ曲がり変形が生じやすい状態にある。
そこで、本発明明実施例では、前板部材30に、接合面部31と下方延設部32とにわたって車体上下方向に延びるビード35が設けられている。
そのため、ビード35が設けられていない場合に比べて、前板部材30の折れ曲がり変形が生じやすい箇所における剛性が向上する。よって、接合面部31と下方延設部32との境部を支点に前板部材30が折れ曲がり変形することを抑制できる。
(B)車体製造完了後においても、車両走行中に車体にねじり変形が生じるときにつぎの効果を得ることができる。
車体製造完了後にあっては、図4に示すように、前板部材30は接合面部31でホイルハウスインナ20と接合されるだけでなく、下方延設部32でホイルハウスアウタ40やロッカインナリア54とも接合されている。この下で、図5に示すように車両走行中に車体100にねじり変形が生じるとき、ホイルハウスインナ20と前板部材30には主に車体上下方向の力が加わる。
そこで、本発明実施例では、ビード35により前板部材30の剛性が高められているため、前板部材30の変形が抑制され、下方延設部32がロッカインナリア54やホイルハウスアウタ40から離れる方向に変形することが抑制される。よって、下方延設部32とロッカインナリア54やホイルハウスアウタ40との間(繋ぎ目)が図示略のシーラーにてシールされていても、シール剥れが生じることを抑制できる。
(C)(i)図6,図7は、本発明実施例とは異なる比較例を示している。比較例においても説明の都合上本発明実施例と同じ符号を付してある。比較例は、前板部材30の接合面部31がホイルハウスインナ20の接続部22より車体前側に配置されており車体前側からホイルハウスインナ20の接続部22に接合される場合を示している。
この比較例において、前板部材30にビード35を設ける場合、ビード35は、前板部材30とホイルハウスインナ20との接合(溶接)を容易にするために、前板部材30に車体前方に隆起するようにして設けられることになる。その結果、ビード35により、前板部材30が該前板部材30が接合されるロッカインナリア54やホイルハウスアウタ40から浮き上がる方向(車体後方)に離れてしまい、前板部材30をロッカインナリア54やホイルハウスアウタ40と接合させてシーラーでシールすることが困難になる。
(ii)それに対して、本発明実施例では、図1〜図4に示すように、前板部材30の接合面部31がホイルハウスインナ20の接続部22より車体後側に配置されており車体後側からホイルハウスインナ20の接続部22に接合されている。そして、ビード35は、前板部材30に車体後方に隆起するようにして設けられている。よって、ビード35が設けられていても前板部材30の接合面部31とホイルハウスインナ20の接続部22との接合(溶接)が困難になることを抑制できるだけでなく、ビード35により前板部材30が該前板部材30が接合されるロッカインナリア54やホイルハウスアウタ40から浮き上がる方向に離れてしまうことも抑制できる。よって、前板部材30に設けられるビード35が前板部材30とホイルハウスインナ20、ロッカインナリア54、ホイルハウスアウタ40との接合およびシール作業を阻害することを抑制できる。
(D)ビード35が、車体幅方向で複数の接合箇所P間に設けられているため、前板部材30とホイルハウスインナ20との複数の接合箇所P間の剛性を向上させることができ、前板部材30とホイルハウスインナ20との接合剥れが発生することを効率よく抑制できる。
(E)ビード35を設けることで前板部材30の剛性を向上させているため、別部品を用いて前板部材30の剛性を向上させる場合に比べて、部品点数低減、軽量化を図ることができる。
10 ホイルハウス構造
20 ホイルハウスインナ
21 ホイルハウスインナのフランジ
22 ホイルハウスインナの接続部
30 前板部材
31 接合面部
32 下方延設部
33 内側部
34 外側部
35 ビード
40 ホイルハウスアウタ
50 ロッカ
51 ロッカアウタ
53 ロッカアウタリア
54 ロッカインナリア
H リアホイルハウス
P 溶接箇所
SA サブアッシー

Claims (1)

  1. (a)ホイルハウスインナと、
    (b)前記ホイルハウスインナの車体前側の下端部にある接続部に接合される接合面部と、該接合面部から下方に延びる下方延設部と、を備える前板部材と、
    を有し、
    前記前板部材には、前記接合面部と前記下方延設部とにわたって車体上下方向に延びるビードが設けられている、ホイルハウス構造。
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