JP2020151617A - 膜分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開度調整弁を延命し、とりわけRO膜モジュールのフラッシング時において、各種PI制御を安定させることが可能な、膜分離装置を提供すること。【解決手段】膜分離装置1は、加圧ポンプ2の回転速度を制御するポンプ制御部31と、給水圧力調整弁14の開度を制御する給水圧力調整弁制御部32と、排水流量調整弁7の開度を制御する排水流量調整弁制御部33と、ポンプ制御部31、給水圧力調整弁制御部32、及び排水流量調整弁制御部33による制御のタイミングを調整するタイミング調整部34と、を備え、タイミング調整部34は、RO膜モジュール4のフラッシング時に、ポンプ制御部31による加圧ポンプ2の制御開始時と、給水圧力調整弁制御部32による給水圧力調整弁14の制御開始時と、排水流量調整弁制御部33による排水流量調整弁7の制御開始時との間にタイムラグを設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、膜分離装置に関する。
従来、半導体の製造工程、電子部品や医療器具の洗浄等においては、不純物を含まない高純度の純水が使用される。この種の純水は、一般に、地下水や水道水等の原水を、逆浸透膜モジュール(以下、「RO膜モジュール」ともいう)で逆浸透膜分離処理することにより製造される。
逆浸透膜モジュールを用いた逆浸透膜分離処理により、純水を製造するに伴い、逆浸透膜モジュールに対して、懸濁物質、フミン質、タンパク質等の汚染物質が付着していくため、定期的に又は不定期で、逆浸透膜モジュールを洗浄する必要が発生する。このような逆浸透膜モジュールの洗浄は、一般にフラッシングと呼ばれる。
例えば、特許文献1は、循環比を所定の範囲に設定した後、RO膜モジュールの一次側を洗浄するフラッシング運転を実行する技術を開示している。
特開2014−188438号公報
しかし、とりわけ給水比例制御弁と排水比例制御弁との双方を兼ね備えるような、逆浸透膜モジュールを有する水処理装置において、特許文献1で開示されるフラッシング方法を実行すると、比例制御弁の制御頻度が頻繁になることにより、比例制御弁の寿命が短くなる。また他のPI制御への追従が頻繁となり、ハンチングする可能性が高くなる。
本発明は、開度調整弁を延命し、とりわけRO膜モジュールのフラッシング時において、各種PI制御を安定させることが可能な、膜分離装置を提供することを目的とする。
本発明は、給水を含む供給水を透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜モジュールと、給水を吸入して供給水として前記逆浸透膜モジュールに向けて吐出する加圧ポンプと、前記加圧ポンプの回転速度を制御するポンプ制御部と、実質的に無段階で開度を調整することにより、前記加圧ポンプに供給される供給水の圧力を調整する給水圧力調整弁と、実質的に無段階で開度を調整することにより、装置外へ排出する濃縮水の排水流量を調整する排水流量調整弁と、前記給水圧力調整弁の開度を制御する給水圧力調整弁制御部と、前記排水流量調整弁の開度を制御する排水流量調整弁制御部と、前記ポンプ制御部、前記給水圧力調整弁制御部、及び前記排水流量調整弁制御部による制御のタイミングを調整するタイミング調整部と、を備える膜分離装置であって、前記タイミング調整部は、前記逆浸透膜モジュールのフラッシング時に、前記ポンプ制御部による前記加圧ポンプの制御開始時と、前記給水圧力調整弁制御部による前記給水圧力調整弁の制御開始時と、前記排水流量調整弁制御部による前記排水流量調整弁の制御開始時との間にタイムラグを設ける、膜分離装置に関する。
また、前記タイミング調整部は、前記逆浸透膜モジュールのフラッシング時において、前記加圧ポンプ制御部に前記加圧ポンプの制御を開始させた後に、前記給水圧力調整弁制御部に前記給水圧力調整弁の制御を開始させ、又は前記排水比例弁制御部に前記排水比例弁の制御を開始させることが好ましい。
また、前記タイミング調整部は、前記逆浸透膜モジュールのフラッシング時において、前記加圧ポンプ制御部に前記加圧ポンプの制御を開始させた後に、前記給水圧力調整弁制御部に前記給水圧力調整弁の制御を開始させ、給水圧力調整弁の制御の開始の後に、前記排水流量調整弁制御部に前記排水流量調整弁の制御を開始させることが好ましい。
また、前記加圧ポンプ制御部は、前記逆浸透膜モジュールのフラッシング時に、前記加圧ポンプを停止させることが好ましい。
また、前記加圧ポンプ制御部は、前記逆浸透膜モジュールのフラッシング時に、前記加圧ポンプを最低回転速度で駆動させることが好ましい。
本発明によれば、開度調整弁を延命し、とりわけRO膜モジュールのフラッシング時において、各種PI制御を安定させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る膜分離装置の全体構成図である。 本発明の第1実施形態で用いられる流量調整ユニットに係る圧力と流量の関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る膜分離装置の制御部の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る膜分離装置における各構成要素の制御順序の第1の例と、圧力、流量、回収率の変化を示す表である。 本発明の実施形態に係る膜分離装置における各構成要素の制御順序の第2の例と、圧力、流量、回収率の変化を示す表である。
〔1 膜分離装置の構成〕
本発明の実施形態に係る膜分離装置1について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る膜分離装置1の全体構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る膜分離装置1は、給水ポンプ12と、加圧ポンプ2と、加圧側インバータ3と、逆浸透膜モジュールとしてのRO膜モジュール4と、流量調整ユニット5と、逆止弁6と、排水流量調整手段としての排水流量調整弁7と、給水圧力調整弁14と、給水圧力センサPS1と、第1流量センサFM1と、第2流量センサFM2と、制御部30と、を備える。なお、制御部30と被制御対象機器との電気的接続線の図示については、省略している。
また、膜分離装置1は、給水ラインL1と、供給水ラインL2と、透過水ラインL3と、濃縮水ラインL4と、循環水ラインL5と、排水ラインL6と、を備える。本明細書における「ライン」とは、流路、経路、管路等の流体の流通が可能なラインの総称である。
給水ラインL1は、給水W1を、供給水ラインL2との合流部J2まで供給するラインである。給水ラインL1の上流側の端部は、給水W1の供給源(不図示)に接続されている。給水ラインL1には、上流側から下流側に向けて順に、給水ポンプ12、給水圧力調整弁14、給水圧力センサPS1と、合流部J2が設けられている。
なお、給水ラインL1を流通する給水W1には、給水W1の供給源(不図示)から直接供給される原水に限らず、例えば、原水を濾過処理装置(除鉄除マンガン装置、活性炭濾過装置等)、硬水軟化装置等の前処理装置により前処理された前処理水も含まれる。
給水ポンプ12は、給水ラインL1を流通する給水W1を吸入し、加圧ポンプ2へ向けて圧送(吐出)する装置である。給水ポンプ12は、供給(入力)された駆動電力の周波数(以下、「駆動周波数」ともいう)に応じた回転速度で駆動される。
給水圧力調整弁14は、給水ラインL1を流通する給水W1の圧力を調整する弁である。給水圧力調整弁14は、制御部30と電気的に接続されている。給水圧力調整弁14の開度は、制御部30により制御される。給水圧力調整弁14は、例えば電磁弁でもよい。
給水圧力センサPS1は、給水ラインL1を流通する給水W1の圧力を測定する。給水圧力センサPS1は、制御部30と電気的に接続されている。給水圧力センサPS1で測定された給水の圧力は、検出信号として制御部30に送信される。
供給水ラインL2は、給水W1を、供給水W2としてRO膜モジュール4に供給するラインである。供給水ラインL2の上流側の端部は、合流部J2に接続されている。供給水ラインL2の下流側の端部は、RO膜モジュール4の一次側入口ポートに接続されている。供給水ラインL2には、上流側から下流側に向けて順に、合流部J2、加圧ポンプ2、RO膜モジュール4が設けられている。
加圧ポンプ2は、供給水ラインL2に設けられる。加圧ポンプ2は、供給水ラインL2において、給水W1を吸入し、供給水W2として、RO膜モジュール4へ向けて圧送(吐出)する装置である。加圧ポンプ2には、加圧側インバータ3から周波数が変換された駆動電力が供給される。加圧ポンプ2は、供給(入力)された駆動電力の周波数(以下、「駆動周波数」ともいう)に応じた回転速度で駆動される。
加圧側インバータ3は、加圧ポンプ2に、周波数が変換された駆動電力を供給する電気回路(又はその回路を持つ装置)である。加圧側インバータ3は、制御部30と電気的に接続されている。加圧側インバータ3には、制御部30から指令信号が入力される。加圧側インバータ3は、制御部30により入力された指令信号(電流値信号又は電圧値信号)に対応する駆動周波数の駆動電力を加圧ポンプ2に出力する。
RO膜モジュール4は、加圧ポンプ2から吐出された供給水W2を、溶存塩類が除去された透過水W3と、溶存塩類が濃縮された濃縮水W4とに膜分離処理する設備である。RO膜モジュール4は、単一又は複数のRO膜エレメント(不図示)を備える。RO膜モジュール4は、これらRO膜エレメントにより供給水W2を膜分離処理し、透過水W3及び濃縮水W4を製造する。
透過水ラインL3は、RO膜モジュール4で分離された透過水W3を送出するラインである。透過水ラインL3の上流側の端部は、RO膜モジュール4の二次側ポートに接続されている。透過水ラインL3の下流側の端部は、需要箇所の装置等に接続されている。透過水ラインL3には、第1流量センサFM1(以下、「第1流量検出手段」とも呼称する)が設置される。
第1流量センサFM1は、透過水ラインL3を流通する透過水W3の流量を第1検出流量値として検出する機器である。第1流量センサFM1は、透過水ラインL3に接続されている。また、第1流量センサFM1は、制御部30と電気的に接続されている。第1流量センサFM1で検出された透過水W3の第1検出流量値は、制御部30へ検出信号として送信される。第1流量センサFM1として、例えば、流路ハウジング内に軸流羽根車又は接線羽根車(不図示)を配置したパルス発信式の流量センサを用いることができる。
第1濃縮水ラインL41は、RO膜モジュール4で分離された濃縮水W4を送出するラインである。第1濃縮水ラインL41の上流側の端部は、RO膜モジュール4の一次側出口ポートに接続されている。また、第1濃縮水ラインL41の下流側は、流量調整ユニット5の一次側に接続されている。
また、第2濃縮水ラインL42は、流量調整ユニット5で流量が調整された濃縮水W4を送出するラインである。第2濃縮水ラインL42の上流側の端部は、流量調整ユニット5の二次側に接続されている。また、第2濃縮水ラインL42の下流側は、接続部J1において、循環水ラインL5及び排水ラインL6に分岐している。
なお、以降では、第1濃縮水ラインL41と第2濃縮水ラインL42とをまとめて、「濃縮水ラインL4」と総称することがある。
流量調整ユニット5は、当該流量調整ユニット5における差圧によらず、実質的に定流量の濃縮水を流通させる定流量要素と、当該流量調整ユニット5における差圧に実質的に比例して濃縮水W4の流量が高くなる比例要素とを備える。流量調整ユニット5における差圧は、具体的には、第1濃縮水ラインL41の水圧と第2濃縮水ラインL42の水圧との差圧である。定流量要素は、補助動力や外部操作を必要とせずに一定流量値を保持し、例えば水ガバナの名称で呼ばれるものを用いてもよい。また、比例要素としては、例えばオリフィスの名称で呼ばれるものを用いてもよく、オリフィスから流れる濃縮水W4の流量が、当該流量調整ユニット5における差圧に比例する。
図2は、RO膜モジュール4の入口圧力と、流量調整ユニット5を流れる濃縮水の流量との関係の例を示すグラフである。流量調整ユニット5は、定流量要素を備えることから、入口圧力が発生すると、流量調整ユニット5を流れる濃縮水の流量は一気にA点まで上昇する。すなわち近似的には、入口圧力の発生と同時にA点の高さの流量が流量調整ユニット5に流れる。同時に、流量調整ユニット5は比例要素を備えることから、以降、入口圧力が上昇するに従い、流量調整ユニット5を流れる濃縮水の流量は、一次関数的に上昇する。
なお、流量調整ユニット5において、定流量要素と比例要素とは一体的に構成されていてもよく、別体として構成されていてもよい。一体的に構成されている場合には、例えば、比例要素の流れ方向が、流量調整ユニット5の長軸方向と一致し、定流量要素の流れ方向が流量調整ユニット5の長軸方向に直交するように構成してもよい。あるいは、比例要素の流れ方向が流量調整ユニット5の長軸方向に直交し、定流量要素の流れ方向が流量調整ユニット5の長軸方向と一致するように構成してもよい。あるいは、定流量要素の流れ方向と比例要素の流れ方向が、共に流量調整ユニット5の長軸方向と一致するように構成してもよい。
循環水ラインL5は、濃縮水ラインL4から分岐するラインであって、RO膜モジュール4で分離された濃縮水W4の一部である循環水W41を、合流部J2に返送するラインである。循環水ラインL5の上流側の端部は、接続部J1において、濃縮水ラインL4に接続されている。また、循環水ラインL5の下流側の端部は、合流部J2において、給水ラインL1に接続されている。循環水ラインL5には、逆止弁6が設けられている。
排水ラインL6は、接続部J1において濃縮水ラインL4から分岐され、RO膜モジュール4で分離された濃縮水W4の残部である排水W42を装置外(系外)に排出するラインである。排水ラインL6には、上流側から下流側に向かって、第2流量センサFM2(以下、「第2流量検出手段」とも呼称する)、排水流量調整手段としての排水流量調整弁7が設置される。
第2流量センサFM2は、排水ラインL6から装置外へ排出される排水W42の排水流量を第2検出流量値として検出する機器である。第2流量センサFM2は、排水ラインL6に接続されている。また、第2流量センサFM2は、制御部30と電気的に接続されている。第2流量センサFM2で検出された排水W42の第2検出流量値は、制御部30へ検出信号として送信される。第2流量センサFM2として、例えば、流路ハウジング内に軸流羽根車又は接線羽根車(不図示)を配置したパルス発信式の流量センサを用いることができる。
排水流量調整弁7は、排水ラインL6から装置外へ排出する排水W42の排水流量を調整可能な弁である。排水流量調整弁7は、制御部30と電気的に接続されている。排水流量調整弁7の弁開度は、制御部30から送信される駆動信号により制御される。制御部30から電流値信号(例えば、4〜20mA)を排水流量調整弁7に送信して、弁開度を制御することにより、排水W42の排水流量を調整することができる。排水流量調整弁7は、例えば電磁弁でもよい。
〔2 制御部の機能ブロック〕
制御部30は、CPU、ROM、RAM、CMOSメモリ等を有し、これらはバスを介して相互に通信可能に構成される、当業者にとって公知のものである。
CPUは膜分離装置1を全体的に制御するプロセッサである。該CPUは、ROMに格納された各種プログラムを、バスを介して読み出し、該各種プログラムに従って膜分離装置1全体を制御することで、図3の機能ブロック図に示すように、制御部30がポンプ制御部31、給水圧力調整弁制御部32、排水流量調整弁制御部33、及びタイミング調整部34の機能を実現するように構成される。RAMには一時的な計算データや表示データ等の各種データが格納される。CMOSメモリは図示しないバッテリでバックアップされ、膜分離装置1の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。
ポンプ制御部31は、加圧ポンプ2の回転速度を制御する。より詳細には、ポンプ制御部31は、加圧側インバータ3を介して加圧ポンプ2の周波数を制御することにより、加圧ポンプ2が吐出する供給水の流量を制御する。とりわけ、ポンプ制御部31は、RO膜モジュール4のフラッシング時に、加圧ポンプ2を停止させてもよい。あるいは、ポンプ制御部31は、RO膜モジュール4のフラッシング時に、加圧ポンプ2を最低回転速度で駆動させてもよい。
給水圧力調整弁制御部32は、給水圧力調整弁14の開度を制御する。とりわけ、給水圧力調整弁制御部32は、後述のタイミング調整部34によって調整されたタイミングに応じて、給水圧力調整弁14の開度を制御する。
排水流量調整弁制御部33は、排水流量調整弁7の開度を制御する。とりわけ、排水流量調整弁制御部33は、後述のタイミング調整部34によって調整されたタイミングに応じて、排水流量調整弁7の開度を制御する。
タイミング調整部34は、ポンプ制御部31、給水圧力調整弁制御部32、及び排水流量調整弁制御部33による制御のタイミングを調整する。とりわけ、RO膜モジュール4のフラッシング時に、加圧ポンプ2、給水圧力調整弁14、及び排水流量調整弁7を一度に同時に動かすと、これらが互いに影響を受けあって、例えばハンチングが発生したり、給水圧力調整弁14及び排水流量調整弁7の動作回数が増加したりする。そこで、ハンチングの防止と、給水圧力調整弁14及び排水流量調整弁7の動作回数の減少を目的として、タイミング調整部34は、膜分離装置1の給水時に、ポンプ制御部31による加圧ポンプ2の制御開始時と、給水圧力調整弁制御部32による給水圧力調整弁14の制御開始時と、排水流量調整弁制御部33による排水流量調整弁7の制御開始時との間にタイムラグを設ける。
とりわけ、タイミング調整部34は、RO膜モジュール4のフラッシング時において、ポンプ制御部31に加圧ポンプ2の制御を開始させた後に、給水圧力調整弁制御部32に給水圧力調整弁14の制御を開始させるか、又は、排水流量調整弁制御部33に排水流量調整弁7の制御を開始させてもよい。あるいは、タイミング調整部34は、RO膜モジュール4のフラッシング時において、ポンプ制御部31に加圧ポンプ2の制御を開始させた後に、給水圧力調整弁制御部32に給水圧力調整弁14の制御を開始させ、給水圧力調整弁14の制御の開始の後に、排水流量調整弁制御部33に排水流量調整弁7の制御を開始させてもよい。
〔3 実施例〕
〔3.1 第1の実施例〕
図4Aは、本実施形態に係る膜分離装置1の動作の第1の実施例を示す表である。より詳細には、図4Aの表は、給水圧力調整弁14の開度、排水流量調整弁7の開度、及び加圧ポンプ2の周波数の制御内容と、これに伴う、給水圧力、膜入口圧力、排水流量、処理水流量(透過水W3の流量)、実回収率の変化を示す。矢印が右上がり、真右、右下がりであることは、それぞれ、増加、一定、減少を示す。なお、ここで「実回収率」は、排水流量と処理水流量(透過水W3の流量)との合計から算出される給水W1の流量と、処理水流量(透過水W3の流量)の比率のことである。また、図4Aの表においては、時間の経過に従って上の行から下の行へと移行する。
図4Aに示すように、第1の実施例においては、時刻T1において、加圧ポンプ2の動作を開始した後、時刻T3において、給水圧力調整弁14の制御を開始し、最後に時刻T5において、排水流量調整弁7の制御を開始する。
まず時刻T1において、加圧ポンプ2の制御を開始する。より具体的には、フラッシングのため、加圧ポンプ2の周波数を減少させる。一方で、給水圧力調整弁14の開度、及び排水流量調整弁7の開度は変化させない。これにより、時刻T1〜時刻T2の間において、給水圧力は上昇し、膜入口圧力は下降する。また、排水流量、処理水流量、給水流量、実回収率は全て減少する。
時刻T2において、加圧ポンプ2の周波数を固定する。また、給水圧力調整弁14の開度、及び排水流量調整弁7の開度は、これまで同様変化させない。これにより、時刻T2〜時刻T3の間において、給水圧力、膜入口圧力、排水流量、処理水流量、給水流量、実回収率は全て一定値となる。
時刻T3において、給水圧力調整弁14の制御を開始する。より具体的には、給水圧力調整弁14の開度を下げる。一方で、排水流量調整弁7の開度、及び加圧ポンプ2の周波数は変化させない。これにより、時刻T3〜時刻T4の間において、給水圧力、及び膜入口圧力は共に下降する。また、排水流量、処理水流量、給水流量は全て減少し、実回収率は大きく変わらない。
時刻T4において、給水圧力調整弁14の開度を固定する。また、排水流量調整弁7の開度、及び加圧ポンプ2の周波数は、これまで同様変化させない。これにより、時刻T4〜時刻T5の間において、給水圧力、膜入口圧力、排水流量、処理水流量、給水流量、実回収率は全て一定値となる。
時刻T5において、排水流量調整弁7の制御を開始する。より具体的には、排水流量調整弁7の開度を上げる。また、給水圧力調整弁14の開度も上げる。一方で、加圧ポンプ2の周波数は、これまで同様変化させない。これにより、給水圧力、及び膜入口圧力は共に変化しない。また、排水流量は増加し、処理水流量には変化がなく、給水流量は増加し、実回収率は減少する。
〔3.2 第2の実施例〕
図4Bは、本実施形態に係る膜分離装置1の動作の第2の実施例を示す表である。また、図4Bの表においては、図4Aの表と同様に、時間の経過に従って上の行から下の行へと移行する。
図4Bに示すように、第2の実施例においては、時刻T1において、加圧ポンプ2の制御及び給水圧力調整弁14の制御を開始した後、時刻T3において、加圧ポンプ2を停止させ、最後に時刻T4において、排水流量調整弁7の制御を開始する。
まず時刻T1において、加圧ポンプ2及び給水圧力調整弁14の制御を開始する。より具体的には、フラッシングのため、加圧ポンプ2の周波数を減少させると共に、給水圧力調整弁14の開度を下げる。一方で、排水流量調整弁7の開度は変化させない。これにより、時刻T1〜時刻T2の間において、給水圧力は一定のまま、膜入口圧力は減少する。また、排水流量、処理水流量、給水流量、実回収率は全て減少する。
続く時刻T2〜時刻T3において、引き続き、加圧ポンプ2の周波数を減少させると共に、給水圧力調整弁14の開度を下げ続ける。これにより、給水圧力及び膜入口圧力は一定値となるが、時刻T1〜時刻T2と同様に、排水流量、処理水流量、給水流量、実回収率は全て減少する。
時刻T3において、加圧ポンプ2を停止する。また、給水圧力調整弁14の開度、及び排水流量調整弁7の開度は、変化させない。これにより、時刻T2〜時刻T3の間において、給水圧力、膜入口圧力、排水流量、処理水流量、給水流量、実回収率は全て一定値となる。
時刻T4において、排水流量調整弁7の制御を開始する。より具体的には、排水流量調整弁7の開度を上げる。また、給水圧力調整弁14の開度も上げる。一方で、加圧ポンプ2は、これまで同様停止させる。これにより、給水圧力、及び膜入口圧力は共に変化しない。また、排水流量は増加し、処理水流量には変化がなく、給水流量は増加し、実回収率は減少する。
〔4 本実施形態の効果〕
上述した実施形態に係る膜分離装置1によれば、例えば、以下のような効果が得られる。
膜分離装置1は、加圧ポンプ2の回転速度を制御するポンプ制御部31と、実質的に無段階で開度を調整することにより、加圧ポンプ2に供給される給水W1の圧力を調整する給水圧力調整弁14と、実質的に無段階で開度を調整することにより、装置外へ排出する濃縮水W4の排水流量を調整する排水流量調整弁7と、給水圧力調整弁14の開度を制御する給水圧力調整弁制御部32と、排水流量調整弁7の開度を制御する排水流量調整弁制御部33と、ポンプ制御部31、給水圧力調整弁制御部32、及び排水流量調整弁制御部33による制御のタイミングを調整するタイミング調整部34と、を備え、タイミング調整部34は、RO膜モジュール4のフラッシング時に、ポンプ制御部31による加圧ポンプ2の制御開始時と、給水圧力調整弁制御部32による給水圧力調整弁14の制御開始時と、排水流量調整弁制御部33による排水流量調整弁7の制御開始時との間にタイムラグを設ける。
加圧ポンプ2、給水圧力調整弁14、排水流量調整弁7の制御開始時点を互いにずらすことにより、ハンチングの可能性を減少させることが可能となる。
また、タイミング調整部34は、RO膜モジュール4のフラッシング時において、ポンプ制御部31に加圧ポンプ2の制御を開始させた後に、給水圧力調整弁制御部32に給水圧力調整弁14の制御を開始させ、又は排水流量調整弁制御部33に排水流量調整弁7の制御を開始させる。
最初に給水圧力調整弁14を制御してから加圧ポンプ2を制御する場合、給水圧力調整弁14が、給水圧力を目標給水圧力に再度高める制御が必須となる。加圧ポンプ2の制御を最初に開始することにより、このような繁雑な処理を避けることが可能となる。
また、タイミング調整部34は、RO膜モジュール4のフラッシング時において、ポンプ制御部31に加圧ポンプ2の制御を開始させた後に、給水圧力調整弁制御部32に給水圧力調整弁14の制御を開始させ、給水圧力調整弁14の制御の開始の後に、排水流量調整弁制御部33に排水流量調整弁7の制御を開始させる。
排水流量調整弁7が動作した後に、給水圧力調整弁14が動作した場合、ハンチングの要因となったり、動作が安定するまでに時間を要したりする事象が発生する。排水流量調整弁7よりも前に給水圧力調整弁14を動作させることにより、このような事象の発生を抑制することが可能となる。
また、ポンプ制御部31は、RO膜モジュール4のフラッシング時に、加圧ポンプ2を停止させる。
加圧ポンプ2の動作に伴い、給水圧力調整弁14が給水圧力を目標給水圧力に調整する。その後、排水流量調整弁7が動作することで段階的に各制御対象が動作するため、不安定動作となりにくい。
また、ポンプ制御部31は、RO膜モジュール4のフラッシング時に、加圧ポンプ2を最低回転速度で駆動させる。
加圧ポンプ2の動作に伴い、給水圧力調整弁14が給水圧力を目標給水圧力に調整する。その後、排水流量調整弁7が動作することで段階的に各制御対象が動作するため、不安定動作となりにくい。加圧ポンプ2が稼動している場合、処理水量が増加するため、加圧ポンプ2を停止し原水押し出し方式とすることで、処理水量を抑制することが可能となる。
〔5 変形例〕
上記の実施形態において、膜分離装置1はRO膜モジュール4を備えるRO膜装置であるが、これには限定されない。例えば、膜分離装置1は、NF(ルーズRO)膜装置であってもよい。
1 膜分離装置
2 加圧ポンプ
4 RO膜モジュール
5 流量調整ユニット
7 排水流量調整弁
12 給水ポンプ
14 給水圧力調整弁
30 制御部
31 ポンプ制御部
32 給水圧力調整弁制御部
33 排水流量調整弁制御部
34 タイミング調整部
L1 給水ライン
L2 供給水ライン
L3 透過水ライン
L4 濃縮水ライン
L5 循環水ライン
L6 排水ライン
W1 給水
W2 供給水
W3 透過水
W4 濃縮水
W41 循環水
W42 排水

Claims (5)

  1. 給水を含む供給水を透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜モジュールと、
    給水を吸入して供給水として前記逆浸透膜モジュールに向けて吐出する加圧ポンプと、
    前記加圧ポンプの回転速度を制御するポンプ制御部と、
    実質的に無段階で開度を調整することにより、前記加圧ポンプに供給される給水の圧力を調整する給水圧力調整弁と、
    実質的に無段階で開度を調整することにより、装置外へ排出する濃縮水の排水流量を調整する排水流量調整弁と、
    前記給水圧力調整弁の開度を制御する給水圧力調整弁制御部と、
    前記排水流量調整弁の開度を制御する排水流量調整弁制御部と、
    前記ポンプ制御部、前記給水圧力調整弁制御部、及び前記排水流量調整弁制御部による制御のタイミングを調整するタイミング調整部と、を備える膜分離装置であって、
    前記タイミング調整部は、前記逆浸透膜モジュールのフラッシング時に、前記ポンプ制御部による前記加圧ポンプの制御開始時と、前記給水圧力調整弁制御部による前記給水圧力調整弁の制御開始時と、前記排水流量調整弁制御部による前記排水流量調整弁の制御開始時との間にタイムラグを設ける、膜分離装置。
  2. 前記タイミング調整部は、前記逆浸透膜モジュールのフラッシング時において、前記ポンプ制御部に前記加圧ポンプの制御を開始させた後に、前記給水圧力調整弁制御部に前記給水圧力調整弁の制御を開始させ、又は前記排水流量調整弁制御部に前記排水流量調整弁の制御を開始させる、請求項1に記載の膜分離装置。
  3. 前記タイミング調整部は、前記逆浸透膜モジュールのフラッシング時において、前記ポンプ制御部に前記加圧ポンプの制御を開始させた後に、前記給水圧力調整弁制御部に前記給水圧力調整弁の制御を開始させ、給水圧力調整弁の制御の開始の後に、前記排水流量調整弁制御部に前記排水流量調整弁の制御を開始させる、請求項2に記載の膜分離装置。
  4. 前記ポンプ制御部は、前記逆浸透膜モジュールのフラッシング時に、前記加圧ポンプを停止させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の膜分離装置。
  5. 前記ポンプ制御部は、前記逆浸透膜モジュールのフラッシング時に、前記加圧ポンプを最低回転速度で駆動させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の膜分離装置。
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