JP2020150683A - ステータ及び電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁紙が後から挿入されるコイルによってずらされてしまうような事を防ぐ絶縁紙を搭載したステータを提供する。【解決手段】ステータコア1と、複数のスロットに挿入される第1コイル及び第2コイルと、第1コイルと第2コイルとの間に配置される絶縁紙20とを備えるステータである。第1コイルは第1のスロットに収容される第1部分を有し、第2コイルは第1のスロットに収容される第2部分を有する。絶縁紙20は、ステータコア1の端面からそれぞれ突き出るシート状絶縁部201、202と、複数の脚部とを備える。シート状絶縁部の各々は、第1部分から端面の各々の外方へ延長される第1コイルの第1コイルエンドと、第2部分から端面の各々の外方へ延長される第2コイルの第2コイルエンドとの間に配置され、複数の脚部は、第1のスロットに挿入されて第1部分と第2部分との間に配置される第1脚部211を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ステータ及び電動機に関する。
一般に、電動機、例えば三相交流電動機では、異なる相のコイル間の絶縁性を確保するために絶縁紙が用いられる。特許文献1は、「ステータコアの各端面から突出して配置される面状絶縁部と、各端面側における面状絶縁部同士を互いに一体に連結してスロットに挿入される第1の脚部及び第2の脚部と、各端面側における面状絶縁部からステータコアの半径方向内側に突出した絶縁凸部と、各端面側における絶縁凸部同士を一体に連結してスロットに挿入される第3の脚部とを有する相間絶縁紙が搭載される電動機」を記載している。
特許文献2は、「一対の環状シート形状の第1相間絶縁部と、一対の第1相間絶縁部を連結する所定のブリッジ幅を持った複数のブリッジとを有する第1相間絶縁シート」を記載している。特許文献3は、「層間絶縁を有した電動機において、層間絶縁は、コイルエンド部を絶縁する第1の絶縁部と、第1の絶縁部とは反対側のコイルエンド部を絶縁する第2の絶縁部とを繋ぐ脚部とを備え、第1の絶縁部及び第2の絶縁部の周方向両端部は、両端部同士が重なるように装着され、各層の内側に挿入される次層の巻線の分かれ目両端部に位置するスロットには層間絶縁の脚部を挿入した電動機」を記載している。
特開2018−098995号公報 特開2015−116086号公報 特開2008−172878号公報
例えば、三相交流電動機の製造において三相のコイルを複数回に分けてステータコアのスロットに挿入する場合、ある相のコイルを電動機のステータコアのスロットに挿入した後、そのコイルのコイルエンドに隣接して絶縁紙を挿入し、その後異なる相のコイルを絶縁紙の反対側に隣接してスロットに挿入することが行われる。この場合、後から挿入されるコイルが先に挿入された絶縁紙をずらしてしまう恐れがある。
本開示の一態様は、複数のスロットを有するステータコアと、前記複数のスロットに分布巻きで挿入される第1コイル及び第2コイルと、前記第1コイルと前記第2コイルとの間に配置される絶縁紙とを備え、前記第1コイルは、第1のスロットに収容される第1部分を有し、前記第2コイルは、前記第1のスロットに収容される第2部分を有し、前記絶縁紙は、前記ステータコアの軸線方向の一対の端面からそれぞれ突き出る一対のシート状絶縁部と、前記一対のシート状絶縁部を互いに連結する複数の脚部とを備え、前記一対のシート状絶縁部の各々は、前記第1部分から前記一対の端面の各々の外方へ延長される前記第1コイルの第1コイルエンドと、前記第2部分から前記一対の端面の各々の外方へ延長される前記第2コイルの第2コイルエンドとの間に配置され、前記複数の脚部は、前記第1のスロットに挿入されて前記第1部分と前記第2部分との間に配置される第1脚部を有するステータである。
上記構成によれば、先に挿入された絶縁紙が後から挿入されるコイルによってずらされてしまうような事態が生じるのを防ぐことができる。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれらの目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明確になるであろう。
一実施形態に係る電動機のステータを示す斜視図である。 一実施形態に係る電動機のステータを示す斜視図である。 第1コイルと第2コイルとの間に配置される絶縁紙の斜視図である。 ステータコアの端面における第1コイルが配置されている部分の上面図である。 一つのスロットを軸線方向に垂直な平面で切断した場合の断面図である。 実施形態に係る絶縁紙に対して、一対のシート状絶縁部を離間させるに方向に引っ張る力を加えた場合の状態を示す図である。 比較例の絶縁紙に対して、一対のシート状絶縁部を離間させるに方向に引っ張る力を加えた場合の状態を示す図である。 ステータコアのスロットの展開図である。 第2コイルと第3コイルとの間に配置される絶縁紙の斜視図である。 第1コイル及び絶縁紙のステータコアへの実装状態を示す図である。 第1コイル、第2コイル及び絶縁紙のステータコアへの実装状態を示す図である。 絶縁紙の変形例を示す斜視図である。 第1コイルと第2コイルとの間に図12の絶縁紙が挿入されている状態を示す図である。 第1コイルと第2コイルとの間に図12の絶縁紙が実装された状態における突起部近辺の拡大図である。
次に、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面において、同様の構成部分または機能部分には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これらの図面は縮尺を適宜変更している。また、図面に示される形態は本発明を実施するための一つの例であり、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図1及び図2は一実施形態に係る電動機90のステータ10を示す斜視図である。図1及び図2に示されるように、ステータ10は、複数のスロット31を有するステータコア1と、複数のスロット31に分布巻きで挿入される第1コイル51a及び第2コイル51bを含む複数のコイル51と、絶縁紙20とを備える。一例として、電動機90は三相交流電動機であり、スロット31には三相(U相、V相、W相)のコイル51が分布巻きで挿入されものとする。U相のコイルを第1コイル51a、V相のコイルを第2コイル51b、W相のコイルを第3コイル51c(図8参照)と記載する。絶縁紙20は、第1コイル51aと第2コイル51bとの間に配置される絶縁紙20aと、第2コイル51bと第3コイル51cとの間に配置される絶縁紙20bとを含む。ステータコア1は、電磁鋼板を積層して構成される。ステータ10と、不図示のロータ、ベアリング、ブラケット、ハウジング等を組み合わせて電動機90が構成される。
説明の便宜のため、図1には4つのU相の第1コイル51aと、一つの絶縁紙20aとを図示し、図2には4つのU相の第1コイル51aと、一つの絶縁紙20aと、一つのV相の第2コイル51bとを図示する。実際には、ステータコア1には、4つの第1コイル51aがステータコア1の周方向(以下、単に周方向とも記す)に90度間隔で4つ配置され、4つの第2コイル51bが周方向に90度間隔で4つ配置され、4つの第3コイル51cが周方向に90度間隔で4つ配置される。また、4つの第1コイル51aと4つの第2コイル51bの間には、4つの絶縁紙20aがそれぞれ配置され、4つの第2コイル51bと4つの第3コイル51cの間には、4つの絶縁紙20bがそれぞれ配置される。図1及び図2では、ステータコア1の円筒状の内周面にはその周方向に沿って36個のスロット31が形成され、コイル51は3相の分布巻きでスロット31に挿入される構成例を示すが、本発明はこのような構成例に限定されるものではない。
第1コイル51aは、第1コイル51aと第2コイル51bの双方が挿入されるスロットである第1のスロット31aに収容される第1部分51a1を有する。第2コイル51bは、第1のスロット31aに収容される第2部分51b1を有する。絶縁紙20aは、ステータコア1の軸線方向の一対の端面1a、1bからそれぞれ突き出る一対のシート状絶縁部201−202と、一対のシート状絶縁部201−202を互いに連結する複数の脚部211−215とを備える(図3参照)。一対のシート状絶縁部201−202の各々は、第1部分51a1から一対の端面1a、1bの各々の外方へ延長される第1コイルエンド51a2と、第2部分51b1から一対の端面1a、1bの各々の外方へ延長される第2コイルエンド51b2との間に配置される。複数の脚部211−215は、第1のスロット31aに挿入されて第1部分51a1と第2部分51b1との間に配置される第1脚部211を有する。
ステータ10を組み立てる場合、最初に第1コイル51aをスロット31に挿入し、それによりステータコア1の軸線方向(中心軸AX方向)の端面1a、1bから突き出た第1コイル51aのコイルエンドの、ステータコア1の径方向(中心軸AXの位置を中心とした半径方向)内側に絶縁紙20aを装着する。次に、第2コイル51bをスロット31に挿入し、それによりステータコア1の軸線方向の端面1a、1bから突き出た第2コイル51bのコイルエンドの、ステータコア1の径方向内側に絶縁紙20bを装着する。次に、第3コイル51cをスロット31に挿入する。一例として、コイル51のスロット31への実装は、同時に挿入する分のコイルをインサータ装置のインサータブレードに装着し、各コイルを端面1a側から端面1b側に向けて挿入するように行うことができる。
図1に示すように、第1コイル51aは、5スロットピッチの大コイル551と、周方向において大コイル551の内側に配置される3スロットピッチの小コイル552とからなる。大コイル551は一スロット分の分量の巻線材を巻回して構成され、小コイル552は半スロット分の分量の巻線材を巻回して構成される(後述の図8参照)。すなわち、第1コイル51aは、1.5スロットの分量の巻線材を巻回して構成される。第2コイル51bも、同様に、5スロットピッチの大コイル561と、周方向における大コイル561の内側に配置される小コイル562とを備える(後述の図8参照)。大コイル561は一スロット分の分量の巻線材を巻回して構成され、小コイル562は半スロット分の分量の巻線材を巻回して構成される(後述の図8参照)。すなわち、第2コイル51bは、1.5スロットの分量の巻線材を巻回して構成される。第3コイル51cも、第1コイル51a及び第2コイル51bと同様な構成を有する。
図2は、第1コイル51aに対してステータコア1の径方向内側に、絶縁紙20aを挟んで、1つの第2コイル51bが装着された状態を図示している。図1及び図2に示す通り、ステータコア1の周方向における第1コイル51aの幅の範囲内にある6つのスロットのうち右端から3つ分のスロットの範囲において、第1コイル51aと第2コイル51bとは互いに重なり合うように配置されている。
絶縁紙20は、電気絶縁性に優れた材料(例えば、プラスチック材料)から作られる。絶縁紙20は、1枚のシート(フィルム)から打ち抜き工程によりブランク材料を切り出し、得られたブランク材をプレス工程により曲げ加工することにより作成することができる。図3は、絶縁紙20aの斜視図である。なお、説明の便宜上、図3では、軸線方向に対応する方向を上下方向とし、また、左右方向を図示の通り定義する。図3に示すように、絶縁紙20aは、ステータコア1の一方の端面1a(図1参照)から突出するように配置されるシート状絶縁部201と、ステータコア1の他方の端面1b(図1参照)から突出するように配置されるシート状絶縁部202とを備える。絶縁紙20aは、更に、シート状絶縁部201とシート状絶縁部202とを連結するようにステータコア1の軸線方向に延長された複数の脚部211−215を備える。
シート状絶縁部201は、第1脚部211と接続され、第1コイルエンド51a2と第2コイルエンド51b2との間に介在する凸状の主部分201cと、主部分201cから延長された副部分201a、201bを有する。副部分201bは、第1コイルエンド51a2から離れて、第2コイルエンド51b2に対してステータコア1の径方向外側に配置される。主部分201cは、ステータコア1の端面1aから突出する第1コイル51aのコイルエンドの径方向内側を覆う。同様に、シート状絶縁部202は、第1脚部211と接続され、第1コイルエンド51a2と第2コイルエンド51b2との間に介在する凸状の主部分202cと、主部分202cから延長された副部分202a、202bを有する。副部分202bは、第1コイルエンド51a2から離れて、第2コイルエンド51b2に対してステータコア1の径方向外側に配置される。主部分202cは、ステータコア1の端面1bから突出する第1コイル51aのコイルエンドの径方向内側を覆う。
主部分201cと主部分202cとは、2つの脚部211−212で連結されている。2つの脚部211−212は、図2に示されるように、主部分201c、202c上の、第1コイル51aと第2コイル51bとが重なり合う範囲に配置されている。具体的には、第2脚部212は、第1コイル51aが収容されておらず第2コイル51bが収容されるスロット31b(以下、第2のスロット31bとも記載する)に収容される。第2脚部212は、第2コイル51bと第2のスロット31bの内面との間に配置される。第1脚部211は、上述の通り第1のスロット31aに収容される。なお、脚部215も、第2脚部212と同様に、第1コイル51aが収容されておらず第2コイル51bが収容されるスロット31に収容される。絶縁紙20aの主部分201c(202c)の第1コイル51aと第2コイル51bとが重なり合う範囲に複数の脚部を設けることにより、図1に示す状態から第2コイル51bをスロット31内に上方から挿入して装着する際に、絶縁紙20aの特に下側のシート状絶縁部202が第2コイル51bに引きずられて、絶縁紙20aが歪んで位置がずれたり巻き込まれたりすることを防ぐことができる。本実施形態では、第1脚部211を、シート状絶縁部201、202の、第2コイル51bを上方から挿入する際に引きずる力が強く作用し易いと考えられる第1のスロット31aの位置に配置しているため、絶縁紙20aが歪んで位置がずれたり巻き込まれたりすることを、いっそう確実に防ぐことができる。また、第1脚部211を、第1コイル51a及び第2コイル51bの双方が挿入される第1のスロット31aに配置することは、第1コイル51aと第2コイル51bとの絶縁性を高めることにも寄与する。
図4は、ステータコア1の端面1a側における第1コイル51aが配置されている部分を上方から見た図である。図4に示すように、絶縁紙20aの主部分201c(202c)の周方向の幅Aは、第1コイル51aのコイルエンドの幅Bよりも大きい。図3に戻り、主部分201cの左端部と副部分201aの右端部は、連結面201fを介して連結されている。主部分201cの右端部と副部分201bの左端部は、連結面201gを介して連結されている。主部分202cの左端部と副部分202aの右端部は、連結面202fを介して連結されている。主部分202cの右端部と副部分202bの左端部は、連結面202gを介して連結されている。
主部分201cと連結面201fとの境界の折り曲げ部の尖った上端部は切り取られて、切り欠き部205が形成されている。同様に、主部分201cと連結面201gとの境界の折り曲げ部の尖った上端部は切り取られて、切り欠き部206が形成されている。このように、シート状絶縁部201に切り欠き部205、206を設けることで、第2コイル51bをスロット31に図1中上方から下方に向けて挿入する際に、第2コイル51bが折り曲げ部の尖った先端に引っ掛かり絶縁紙20aを巻き込んでしまうような事態を回避することができる。
複数の脚部211−215の各々は、スロット31の内面に当接して変形した状態で弾性復元力により自己位置を保持する形状を有する。例えば、図3中右側に円で囲った部分に示すように、脚部211−215の各々を、上下方向に沿って見た場合、断面形状がハの字状になるように形成する。脚部211−215は同様の構成を有するため、以下では、代表して第1脚部211について説明を行う。第1脚部211は、主部分201cと実質的に平行な主脚面211aと、主脚面211aの左右方向両側縁からステータコア1の径方向内側に向けて斜めに突出する左側面211bと右側面211cとを有する。左側面211bと右側面211cとの間隔は、主脚面211aから中心軸AX側に向かうにしたがって大きくなる。
図3に示されるように、脚部211−215の各々において、主脚面211aと左側面211b及び右側面211cとからなる部分は、脚部211−215とシート状絶縁部201との連結部分、及び、脚部211−215とシート状絶縁部202との連結部分を除いて形成される。
図5は、ステータコア1おける一つのスロットを中心軸AXに垂直な平面で切断した場合の断面図であって、第1脚部211とスロット31の幅との関係を説明する図である。第1脚部211において主脚面211aの幅、すなわち、ステータコア1の周方向に沿った幅Cは、スロット31における、ステータコア1の径方向内側端部の開口部32における幅Dを通過するサイズである(D≧C)。したがって、左側面211b及び右側面211cを主脚面211aに対して少なくとも90°屈曲させることで、第1脚部211を、スロット31の開口部32を通過させてスロット31の奥に押し込むことができる。
第1脚部211の左側面211b及び右側面211cは、スロット31の開口部32を通過すると弾性復元力が働いて、主脚面211aから離れるにしたがって互いの間隔が広がる形状に戻る。第1脚部211の自然状態における左側面211b及び右側面211c間の全幅(最大幅)Eは、ステータコア1の周方向に沿ったスロット31の内部空間の幅F、すなわち、スロット31の内面の周方向の間隔よりも大きいサイズである(E>F)。スロット31は、開口部32の幅Dを除き、ステータコア1の径方向に沿って一定の幅Fを有する。上記構成により、第1脚部211は、スロット31の内面に当接して変形した状態で弾性復元力により自己位置を保持する。
次に、絶縁紙20aの装着方法について説明する。図1に示すように、ステータコア1の所定のスロット31に第1コイル51aを挿入して配置する。それにより、ステータコア1の端面1a、1bから飛び出すように第1コイル51aのコイルエンド56が形成される。次に、絶縁紙20aを、ステータコア1に対し径方向内側から装着する。詳細には、装着は次のように行う。シート状絶縁部201が端面1a側のコイルエンド56をステータコア1の径方向内側から覆い、シート状絶縁部202が端面1b側のコイルエンド56をステータコア1の径方向内側から覆うようにステータコア1に装着する。このとき、第1脚部211は第1のスロット31aに挿入され、第2脚部212は第2のスロット31bに挿入される。脚部213は、周方向における第1コイル51aの一端の外側(図1中左側)にあるスロット31に挿入される。脚部214及び215は、周方向における第1コイル51aの他端の外側(図1中右側)にある2つのスロット31にそれぞれ挿入される。このとき、脚部211−215の各々は、スロット31に押し込むように奥側に挿入される。
図10に、ステータコア1に4つの第1コイル51aを実装し、その内側に4つの絶縁紙20aを実装した状態を上方側からみた図を示す。図10に示されるように、4つの絶縁紙20aは、周方向に90度間隔で、隣接するシート状絶縁部201の周方向の端部同士が折り重なるように配置される。これにより、4つの第1コイル51aの、ステータコア1の径方向内側が、4つの絶縁紙20aにより完全に覆われている。また、4つの絶縁紙20aの径方向内側には、第2コイル51b等を実装するためのスペースが確保されている。
図6に、絶縁紙20aに対して主部分201cと主部分202cとを互いに離間させるに方向に引っ張る力を加えた場合の状態を示す。図7は、比較例として、主部分の中央に1つの脚部しか有しない絶縁紙400に対して、主部分401cと主部分402cとを互いに離間させるに方向に引っ張る力を加えた場合の状態を示す。図6及び図7では、シート状絶縁部201−202及びシート状絶縁部401−402に対して、第2コイル51bがステータコア1に挿入される際に引きずる力が強く作用すると考えられる位置に、同程度の力を作用させている。図6と図7とを対比すると、図6の両矢印X0部分の歪みは、図7の両矢印X1部分の歪みよりも小さいことが分かる。したがって、第2コイル51bの挿入時における、絶縁紙20aのシート状絶縁部201−202の間隔のずれは、比較例の絶縁紙400のシート状絶縁部401−402の間隔のずれよりも小さい。その結果、本実施形態による絶縁紙20aでは、先に挿入された絶縁紙が後から挿入される巻線によって引きずられて歪み、位置がずれたりするような事態をいっそう確実に防ぐことができる。
図8に、ステータコア1の内周面の円周方向に配列された36個のスロット31を直線状に展開した展開図を示す。なお、図8は、36個のスロットを軸線方向に垂直な面で切断した断面を示している。これら展開図は、各スロット31へのコイルの充填具合及び絶縁紙の配置の様子を示す。なお、図8では各相のコイルを「+U」、「−U」、「+V」、「−V」、「+W」、「−W」の記号で表している。ここで、「+」、「−」は、図8の紙面に垂直な方向での電流の向きを示す。図8(a)は、36個のスロット31に、第1コイル51aと、絶縁紙20aとを配置した状態を示す。図8(b)は、図8(a)の状態からさらに第2コイル51bと、絶縁紙20bとを配置した状態を示す。図8(c)は、図8(b)の状態からさらに、第3コイル51cを配置した状態を示している。また、図8では、図中左端にあるスロットをスロット番号1とし図中左から右に向かって番号が増加するようにスロット番号を割り当てる。
図8(a)では、4つの第1コイル51aのうち、代表して一つの第1コイル51aに符号を付す。また、図8(a)では、4つの絶縁紙20aを実線で表すと共に、代表して一つの絶縁紙20aを太い実線で表し符号を付す。図8(a)において丸印6(一部のみに符号を付す)は、絶縁紙20aの脚部211−215の位置を示す。なお、図8(a)に示す絶縁紙20aが実装された状態で空きスロット又は半スロット分が空いているスロットに、絶縁紙20aの脚部を配置可能である。図8(a)を参照すると、36個のスロット31に対し、5スロットピッチの第1コイル51aが90度間隔で4つ配置されている。第1コイル51aは、1.5スロット分の分量の巻線材を巻回して構成されている。図8(a)中で符号を付した絶縁紙20aは、13−14番目のスロットS13−S14に脚部212、211がそれぞれ挿入され、9番目のスロットS9に脚部213が挿入され、16−17番目のスロットS16−S17に、脚部214、215がそれぞれ挿入されている。
図8(b)では、4つの第2コイル51bのうち代表して一つの第2コイル51bに符号を付している。また、図8(b)では、4つの絶縁紙20bを実線で表すと共に、代表して一つの絶縁紙20bを太い実線で表し符号を付している。図8(b)において丸印6(一部のみに符号を付している)は、絶縁紙20bの脚部の位置を示す。絶縁紙20a及び絶縁紙20bが実装された状態で、空きスロット又は半スロット分が空いているスロットに、絶縁紙20bの脚部を配置可能である。図8(b)に示される通り、第2コイル51bは、第1コイル51aが収容されていないスロット(第2のスロット)に収容される第3部分51b3を有する。図8(b)を参照すると、36個のスロット31に対し、5スロットピッチの第2コイル51bが90度間隔で4つ配置されている。第2コイル51bは、1.5スロット分の巻線材を巻回して構成されている。
図8(c)に示すように、第3コイル51cは、第2コイル51bと互いに重なり合うように配置される。図8(c)では、代表して一つの第3コイル51cに符号を付している。第3コイル51cは、1.5スロット分の巻線材を巻回して構成されている。第1から第3コイル51a−51cの各々は、1.5スロット分の巻線材を巻回して構成されているため、第1から第3コイル51a−51cを全てスロット31に装着することで、36個のスロットが全て充填された状態となる。
第2コイル51bは、第2コイル51bと第3コイル51cの双方が挿入されるスロットであるスロットS17に収容される第4部分(図8(c)では符号68aを付している)を有する。第3コイル51cは、スロットS17に収容される第5部分69aを有する。
第2コイル51bと第3コイル51cとの間に絶縁紙20bが装着される。図9に、絶縁紙20bの斜視図を示す。説明の便宜上、図9では、軸線方向に対応する方向を上下方向とし、また、左右方向を図示の通り定義する。絶縁紙20bは、ステータコア1の軸線方向の一対の端面1a、1bからそれぞれ突き出る一対のシート状絶縁部501−502と、一対のシート状絶縁部501−502を互いに連結する複数の脚部511−514とを備える。一対のシート状絶縁部501−502の各々は、第4部分68aから一対の端面1a、1bの各々の外方へ延長される第2コイル51bのコイルエンドと、第5部分69aから一対の端面1a、1bの各々の外方へ延長される第3コイル51cのコイルエンドとの間に配置される。複数の脚部511−514は、スロットS17に挿入されて第4部分68aと第5部分69aとの間に配置される第1脚部511を有する。
図9に示すように、シート状絶縁部501は、ステータコア1の一方の端面1aから突出するように配置される。シート状絶縁部502は、ステータコア1の他方の端面1bから突出するように配置される。複数の脚部211−215は、シート状絶縁部201とシート状絶縁部202とを連結するようにステータコア1の軸線方向に延長される。
シート状絶縁部501は、第1脚部511と接続され、第2コイル51bのコイルエンドと第3コイル51cのコイルエンドとの間に介在する主部分501cと、主部分501cから延長された副部分501a、501bを有する。副部分501bは、第2コイル51bのコイルエンドから離れて、第3コイル51cのコイルエンドに対してステータコア1の径方向外側に配置される。主部分501cは、ステータコア1の端面1aから突出する第2コイル51bのコイルエンドの径方向内側を覆う。同様に、シート状絶縁部502は、第1脚部511と接続され、第2コイル51bのコイルエンドと第3コイル51cのコイルエンドとの間に介在する主部分502cと、主部分501cから延長された副部分502a、502bを有する。副部分502bは、第2コイル51bのコイルエンドから離れて、第3コイル51cのコイルエンドに対してステータコア1の径方向外側に配置される。主部分502cは、ステータコア1の端面1bから突出する第2コイル51bのコイルエンドの径方向内側を覆う。
主部分501cと主部分502cとは、2つの脚部511−512で連結されている。2つの脚部511−512は、図8に示されるように、主部分501c、502c上の、第2コイル51bと第3コイル51cとが重なり合う範囲に配置されている。具体的には、第2脚部512は、第1コイル51a及び第2コイル51bが収容されていないスロットS16に収容される。第1脚部511は、第2コイル51b及び第3コイル51cが収容されるスロットS17に収容される。絶縁紙20bの主部分501c(502c)に複数の脚部を設けることにより、第1コイル51a、絶縁紙20a、第2コイル51b及び絶縁紙20bが装着された状態から、第3コイル51cをスロット31に上方から挿入して装着する際に、絶縁紙20bの特に下側のシート状絶縁部502が第3コイル51cに引きずられて、絶縁紙20bが歪んで位置がずれたり巻き込まれたりすることを防ぐことができる。本実施形態では、第1脚部511を、シート状絶縁部501、502の、第3コイル51cを上方から挿入する際に引きずる力が強く作用し易いと考えられるスロットS17の位置に配置しているため、絶縁紙20bが歪んで位置がずれたり巻き込まれたりすることを、いっそう確実に防ぐことができる。また、第1脚部511を、第2コイル51b及び第3コイル51cの双方が挿入されるスロットS17に配置することは、第2コイル51bと第3コイル51cとの絶縁性を高めることにも寄与する。絶縁紙20bの脚部511−514の各々は、絶縁紙20aの脚部211−215と同様の、軸線方向に沿った断面視でハの字状の形状を有する。
絶縁紙20bの4つの脚部511−514のうち中央にある2つの脚部511−512は、第2コイル51bの周方向の6スロット分の範囲のうち、第2コイル51bと第3コイル51cとが重なる範囲にある2つのスロット31に挿入される。詳細には、脚部511−512は、第2コイル51bの6スロット分の範囲のうち、第3コイル51cが挿入される16番目及び17番目のスロットS16−S17に装着される。脚部513は、周方向において第2コイル51bの外側(図8(b)において左側)にある12番目のスロットS12に挿入される。脚部514は、周方向において第2コイル51bの外側(図8(b)において右側)にある20番目のスロットS20に挿入される。
図11に、図10の状態からさらに、ステータコア1に4つの第2コイル51bが実装され、その内側に4つの絶縁紙20bが実装された状態を示す。絶縁紙20bの場合にも、第2コイル51bと第3コイル51cとが重なる範囲に2つの脚部511、512が形成されているため、第3コイル51cがスロット31に挿入される際に絶縁紙20bが歪んで位置がずれたり巻き込まれたりすることを防ぐことができる。図11に示されるように、4つの絶縁紙20bは、周方向に90度間隔で配置され、隣接するシート状絶縁部501の周方向の端部同士が折り重なるように配置されている。これにより、4つの第2コイル51bのステータコア1の径方向内側が、4つの絶縁紙20bにより完全に覆われている。また、4つの絶縁紙20bの径方向内側には、第3コイル51cを実装するためのスペースが確保されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、先に挿入された絶縁紙が後から挿入される巻線によってずらされてしまうような事態が生じるのを防ぐことができる。
以上、典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、上述の各実施形態に変更及び種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
図3に示した絶縁紙20aの構成は一例であり、絶縁紙20aに対して各種変形例を構成することができる。図12に、絶縁紙20aの変形例として、絶縁紙20aに対して突起部207、208を追加して構成された絶縁紙20eの斜視図を示す。絶縁紙20eは、突起部207、208が追加されている点を除き、図3に示した絶縁紙20aと同じ構造を有する。絶縁紙20eは、一対のシート状絶縁部201、202の各々から脚部211−212と同じ方向に突設された突起部207、208であって、一対の端面1a、1bの各々の外側において第2コイル51bのコイルエンドの根元部を被覆する突起部207、208を有する。詳細には、突起部207は、主部分201cのステータコア1と隣接する側辺201eのうち、第1コイル51aと第2コイル51bが重なり合う範囲内の脚部が形成されていない位置に形成されている。主部分202cのステータコア1と隣接する側辺202eのうち、突起部207と向かい合う位置に突起部208が形成されている。一例として、突起部207、208は、第1コイル51aが挿入されているスロット(図8(a)において15番目のスロットS15)の位置に形成しても良い。突起部207、208は、1ストット幅を有する平面状に形成されていても良い。
図13に、第1コイル51aと第2コイル51bとの間に絶縁紙20eが挿入されている状態を示す。突起部207、208は、先にスロット31に挿入された第1コイル51aのコイルエンドの根元部と、後からスロット31に挿入される第2コイル51bのコイルエンドの根元部とが重なる位置に配置される。この構成により、突起部207、208が、第1コイル51aのコイルエンドの根元部と、第2コイル51bのコイルエンドの根元部との間に介在して、それらの間の絶縁をいっそう確実にする。
図14は、第1コイル51aと第2コイル51bとの間に絶縁紙20eが実装された状態における突起部207近辺の拡大図である。図14から、突起部207が、第1コイル51aのコイルエンドの根元部と第2コイル51bのコイルエンドの根元部との間に介在していることが理解できる。
上述した実施形態に係る絶縁紙は、三相交流電動機の異なる相のコイル間に用いられるものとして説明したが、上述した実施形態に係る絶縁紙は、ステータコアのスロットに複数のコイルが分布巻きで重なり合うように配置される各種タイプの電動機のコイル間の絶縁に用いることができる。
1 ステータコア
10 ステータ
31 スロット
31a 第1のスロット
31b 第2のスロット
20a、20b、20e 絶縁紙
51a 第1コイル
51b 第2コイル
51c 第3コイル
90 電動機
201、202 シート状絶縁部
201a、201b、202a、202b 副部分
201c、202c 主部分
207、208 突起部
211 第1脚部
212 第2脚部
213−215 脚部
501、502 シート状絶縁部
501a、501b、502a、502b 副部分
501c、502c 主部分
511−514 脚部

Claims (7)

  1. 複数のスロットを有するステータコアと、
    前記複数のスロットに分布巻きで挿入される第1コイル及び第2コイルと、
    前記第1コイルと前記第2コイルとの間に配置される絶縁紙とを備え、
    前記第1コイルは、第1のスロットに収容される第1部分を有し、
    前記第2コイルは、前記第1のスロットに収容される第2部分を有し、
    前記絶縁紙は、前記ステータコアの軸線方向の一対の端面からそれぞれ突き出る一対のシート状絶縁部と、前記一対のシート状絶縁部を互いに連結する複数の脚部とを備え、
    前記一対のシート状絶縁部の各々は、前記第1部分から前記一対の端面の各々の外方へ延長される前記第1コイルの第1コイルエンドと、前記第2部分から前記一対の端面の各々の外方へ延長される前記第2コイルの第2コイルエンドとの間に配置され、
    前記複数の脚部は、前記第1のスロットに挿入されて前記第1部分と前記第2部分との間に配置される第1脚部を有する、ステータ。
  2. 前記一対のシート状絶縁部の各々は、
    前記第1脚部と接続され、前記第1コイルエンドと前記第2コイルエンドとの間に介在する主部分と、
    前記主部分から延長された副部分であって、前記第1コイルエンドから離れて、前記第2コイルエンドに対して前記ステータコアの径方向外側に配置される副部分とを有する、請求項1に記載のステータ。
  3. 前記第2コイルは、前記第1コイルが収容されていない第2のスロットに収容される第3部分を有し、
    前記複数の脚部は、前記第3部分と前記第2のスロットの内面との間に配置される第2脚部を有する、請求項2に記載のステータ。
  4. 前記複数の脚部は、前記主部分に接続される1つの前記第2脚部と、前記副部分に接続される他の1つの前記第2脚部とを有する、請求項3に記載のステータ。
  5. 前記絶縁紙は、前記一対のシート状絶縁部の各々から前記第1脚部と同じ方向に突設された突起部であって、前記第1部分につながる前記第1コイルエンドの根元部を前記一対の端面の各々の外側において被覆する突起部を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載のステータ。
  6. 前記複数の脚部の各々は、前記スロットの内面に当接して変形した状態で弾性復元力により自己位置を保持する形状を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載のステータ。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のステータを備える電動機。
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