JP2020149582A - 訪問ルート管理システム、モバイル機器、訪問ルート生成方法、表示制御方法、及びプログラム - Google Patents

訪問ルート管理システム、モバイル機器、訪問ルート生成方法、表示制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】外出時間を無駄なく顧客訪問に充てることが可能な訪問ルートを提供すること。【解決手段】面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先についての情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先についての情報とが格納される記憶部と、少なくとも1つの第1の訪問先の各々に対応する面談約束時刻及び事前設定された面談時間に基づいて第1の訪問ルートを作成し、面談約束時刻、面談時間、及び所定時間に基づいて、余剰時間で訪問できる第2の訪問先を第1の訪問ルートに追加した第2の訪問ルートを生成するルート生成部とを有する、訪問ルート管理システムが提供される。【選択図】図19

Description

本開示は、訪問ルート管理システム、モバイル機器、訪問ルート生成方法、表示制御方法、及びプログラムに関する。
営業担当者は、自らが担当する担当エリア内の顧客を訪問する。例えば、金融機関の営業担当者は、定期預金の満期時期や個人年金の受給開始時期が近い顧客と直に面談して、手続きの説明を行ったり、将来の運用計画についての相談に応じたりすることなどがある。また、顧客と面談はしないが、商品パンフレットなどの資料を顧客の住居に営業担当者が投函することもある。
面談を伴う訪問の場合、通常、営業担当者は、電話などを利用して訪問日時を顧客と約束する。また、営業担当者は、約束がない顧客や訪問時に不在の顧客に対して名刺だけを投函したり、資料に名刺を沿えて投函したりすることがある。訪問先の選定は、営業担当者の判断に委ねられる。そのため、馴染みの顧客に対しては訪問回数が多くなる傾向があり、より多くの顧客がサービスを受けられるように訪問機会の平準化が望まれる。
訪問先の選定方法に関し、営業担当者の行動予定及び行動実績に基づいて訪問可能な訪問先を抽出し、訪問先への経路及び地図を携帯端末に提供するシステムが提案されている(特許文献1を参照)。このシステムは、訪問時刻及び滞在予定時間に基づいてスケジュールの重複を判定し、重複がある場合に行動予定の修正を促すメッセージを表示する。また、このシステムは、新たな訪問先を追加するとき、滞在時間が所定時間より短い訪問先を追加対象から除外する。
特開2004-139587公報
上記の提案システムでは、滞在時間が短い訪問先をスケジュールから除外し、各訪問先の滞在時間が長くなるようにスケジュールを調整する。一般に、滞在時間の長い訪問先を隙間無くスケジュールに組み込むことは難しい。また、滞在時間が長くなるほど、実際の滞在時間が不確定になりやすく、そのような訪問予定をスケジュールに詰め込むと、滞在時間の延長により次の訪問に遅れるリスクが高まる。
上記の事情に鑑みて想到した本開示の1つの観点によれば、本開示の目的は、外出時間を無駄なく顧客訪問に充てることが可能な訪問ルートを提供できる訪問ルート管理システム、モバイル機器、訪問ルート生成方法、表示制御方法、及びプログラムを提供することにある。
本開示の第1の態様によれば、面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先についての情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先についての情報とが格納される記憶部と、少なくとも1つの第1の訪問先の各々に対応する面談約束時刻及び事前設定された面談時間に基づいて第1の訪問ルートを作成し、面談約束時刻、面談時間、及び所定時間に基づいて、余剰時間で訪問できる第2の訪問先を第1の訪問ルートに追加した第2の訪問ルートを生成するルート生成部とを有する、訪問ルート管理システムが提供される。
また、本開示の第2の態様によれば、面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先を含む訪問ルートの情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先の情報とが格納される記憶部と、次に訪問する第1の訪問先に対応する面談約束時刻及び場所と、現在時刻及び現在位置とに基づいて、次に訪問する第1の訪問先までの移動中に余剰時間で訪問できる第2の訪問先を訪問ルートへの追加候補として表示する表示制御部とを有する、モバイル機器が提供される。
また、本開示の第3の態様によれば、面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先についての情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先についての情報とを取得し、少なくとも1つの第1の訪問先の各々に対応する面談約束時刻及び事前設定された面談時間に基づいて第1の訪問ルートを作成し、面談約束時刻、面談時間、及び所定時間に基づいて、余剰時間で訪問できる第2の訪問先を第1の訪問ルートに追加した第2の訪問ルートを生成する処理をコンピュータが実行する、訪問ルート生成方法が提供される。
また、本開示の第4の態様によれば、面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先についての情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先についての情報とを取得し、少なくとも1つの第1の訪問先の各々に対応する面談約束時刻及び事前設定された面談時間に基づいて第1の訪問ルートを作成し、面談約束時刻、面談時間、及び所定時間に基づいて、余剰時間で訪問できる第2の訪問先を第1の訪問ルートに追加した第2の訪問ルートを生成する処理をコンピュータに実行させる、プログラムが提供される。また、本開示の第4の態様に係る可能な実装形態によれば、当該プログラムが格納される非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体(Non-transitory computer readable storage medium)が提供されうる。
また、本開示の第5の態様によれば、面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先を含む訪問ルートの情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先の情報とを取得し、次に訪問する第1の訪問先に対応する面談約束時刻及び場所と、現在時刻及び現在位置とに基づいて、次に訪問する第1の訪問先までの移動中に余剰時間で訪問できる第2の訪問先を訪問ルートへの追加候補として表示する処理をコンピュータが実行する、表示制御方法が提供される。
また、本開示の第6の態様によれば、面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先を含む訪問ルートの情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先の情報とを取得し、次に訪問する第1の訪問先に対応する面談約束時刻及び場所と、現在時刻及び現在位置とに基づいて、次に訪問する第1の訪問先までの移動中に余剰時間で訪問できる第2の訪問先を訪問ルートへの追加候補として表示する処理をコンピュータに実行させる、プログラムが提供される。また、本開示の第6の態様に係る可能な実装形態によれば、当該プログラムが格納される非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供されうる。
本開示によれば、外出時間を無駄なく顧客訪問に充てることが可能な訪問ルートを提供できる。
本実施形態に係るシステム構成の一例を示した模式図である。 本実施形態に係る訪問ルート管理システムの機能を実現可能なハードウェアの一例を示したブロック図である。 本実施形態に係る訪問ルート管理システムの機能について説明するためのブロック図である。 本実施形態に係るエリア情報について説明するための説明図である。 本実施形態に係る担当者情報について説明するための図表である。 本実施形態に係る商品情報について説明するための図表である。 本実施形態に係る取引情報について説明するための図表である。 本実施形態に係る属性情報について説明するための図表である。 本実施形態に係る履歴情報について説明するための図表である。 本実施形態に係る優先度情報について説明するための図表である。 本実施形態に係るルート情報について説明するための図表である。 本実施形態に係る投函先の追加方法について説明するための説明図である。 本実施形態に係るモバイル機器の機能について説明するためのブロック図である。 本実施形態に係る訪問ルート管理システムが実行する処理の流れを示す第1のフロー図である。 本実施形態に係る訪問ルート管理システムが実行する処理の流れを示す第2のフロー図である。 本実施形態に係るモバイル機器が実行する処理の流れを示す第1のフロー図である。 本実施形態に係るモバイル機器が実行する処理の流れを示す第2のフロー図である。 本実施形態に係るモバイル機器の表示制御方法(午前ルートの表示)について説明するための模式図である。 本実施形態に係るモバイル機器の表示制御方法(午後ルートの表示及び追加候補の推薦)について説明するための模式図である。 本実施形態に係るモバイル機器の表示制御方法(午前ルートの表示及び投函先の省略)について説明するための模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の実施形態(以下、本実施形態)について説明する。なお、本明細書及び図面において実質的に同一の機能を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する場合がある。
[1.システム]
まず、本実施形態に係るシステムのシステム構成について説明する。なお、以下で開示するシステム構成は一例であり、開示されたシステム構成は、本実施形態に係る技術的思想の範囲内で、実施の態様に応じて適宜変形することが可能である。また、以下の説明において、可能な変形例について言及する場合があるが、それら変形例についても当然に本実施形態に係る技術的思想の範囲内に含まれる。
(システム全体)
図1を参照しながら、本実施形態に係るシステムの全体的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係るシステム構成の一例を示した模式図である。
図1に示すように、本実施形態に係るシステムには、訪問ルート管理システム101、クライアント装置102、及びモバイル機器103が含まれる。
訪問ルート管理システム101は、例えば、サーバ、ワークステーション、及びPC(Personal Computer)などのコンピュータ、或いは、複数台のコンピュータを含むコンピューティングシステムである。クライアント装置102は、例えば、PC、タブレット端末、スマートフォン、シンクライアント端末、及び専用端末などのコンピュータである。モバイル機器103は、例えば、PC、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話などのコンピュータである。
図1の例では、説明の都合上、ノートPCを模したクライアント装置102、及びタブレット端末を模したモバイル機器103が記載されているが、上記の通り、クライアント装置102及びモバイル機器103の実装形態は適宜変形することが可能である。
また、図1の例では、1台のクライアント装置102、及び1台のモバイル機器103が記載されているが、本実施形態に係るシステムには、2台以上のクライアント装置及びモバイル機器が含まれてもよい。例えば、本実施形態に係るシステムには、複数の担当者のそれぞれに割り当てられるクライアント装置及びモバイル機器が含まれてもよいし、共用のクライアント装置及びモバイル機器が含まれてもよい。
訪問ルート管理システム101とクライアント装置102とは、ネットワークNWを介して接続される。ネットワークNWは、例えば、LAN(Local Area Network)又は社内専用の通信ネットワークなどである。変形例として、ネットワークNWに代えて、訪問ルート管理システム101とクライアント装置102とが有線又は無線により1対1で接続されてもよいし、共用のストレージシステムなどを介してクライアント装置102と訪問ルート管理システム101との間で情報共有する仕組みが利用されてもよい。
クライアント装置102は、訪問ルート管理システム101に担当者が訪問先についての情報を登録するために利用される。例えば、担当者は、クライアント装置102を利用して、訪問ルート管理システム101により提供される担当エリア内の顧客に関する情報を取得し、取得した情報に基づいて選定した本日の訪問先に関する情報を訪問ルート管理システム101に登録する。また、担当者は、クライアント装置102を利用して、訪問ルート管理システム101から訪問ルートの提供を受けてもよい。
モバイル機器103は、担当者が外出時に持ち出し可能な機器である。モバイル機器103には、訪問ルート管理システム101から訪問ルートに関する情報が提供される。担当者は、モバイル機器103に表示される担当エリアの地図及び訪問ルートを参照して訪問先を訪ねる。変形例として、担当者は、モバイル機器103に代えて、クライアント装置102を持ち出してもよい。この場合、後述するモバイル機器103の機能は、クライアント装置102により提供される。
(ハードウェア)
ここで、図2を参照しながら、訪問ルート管理システム101のハードウェアについて説明する。図2は、本実施形態に係る訪問ルート管理システムの機能を実現可能なハードウェアの一例を示したブロック図である。なお、図2に示したハードウェアの要素は一例であり、変形例として、一部の要素を省略したり、新たな要素を追加したりすることが可能である。
訪問ルート管理システム101の機能は、例えば、図2に示したハードウェア資源を用いて実現することが可能である。つまり、訪問ルート管理システム101が有する機能は、コンピュータプログラムにより図2に例示したハードウェアを制御することで実現されうる。このハードウェアは、図2に示すように、プロセッサ101a、メモリ101b、表示I/F(Interface)101c、通信I/F101d、及び接続I/F101eを有する。
プロセッサ101aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などである。プロセッサ101aの数は2以上であってもよい。メモリ101bは、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどの記憶装置である。
表示I/F101cは、LCD(Liquid Crystal Display)、ELD(Electro-Luminescence Display)などのディスプレイデバイスを接続するためのインターフェースである。例えば、表示I/F101cは、プロセッサ101aや表示I/F101cに搭載されたGPU(Graphic Processing Unit)を介して表示を制御してもよい。
通信I/F101dは、有線及び/又は無線のネットワークに接続するためのインターフェースである。例えば、通信I/F101dは、有線LAN、無線LAN、及び光通信ネットワークなどの通信ネットワークに接続されうる。なお、通信I/F101dは、社内専用の通信ネットワーク又は専用回線に接続するためのI/Fであってもよい。
接続I/F101eは、外部デバイスを接続するためのインターフェースである。接続I/F101eは、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)などである。接続I/F101eには、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、タッチパッドなどの入力インターフェース、プリンタなどの出力デバイス、磁気記録媒体、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどの可搬性記録媒体101fが接続されうる。
上述したプロセッサ101aは、可搬性記録媒体101fに格納されたプログラムを読み出してメモリ101bに格納し、メモリ101bから読み出したプログラムに従って訪問ルート管理システム101の動作を制御することができる。なお、訪問ルート管理システム101の動作を制御するプログラムは、メモリ101bに予め格納されていてもよいし、通信I/F101dを介してネットワークからダウンロードされてもよい。
なお、クライアント装置102及びモバイル機器103の機能も図2に示したハードウェアにより実現可能である。そのため、クライアント装置102及びモバイル機器103のハードウェアについては詳細な説明を省略する。
(訪問ルート管理システムの機能)
次に、図3を参照しながら、訪問ルート管理システム101の機能について説明する。図3は、本実施形態に係る訪問ルート管理システムの機能について説明するためのブロック図である。
図3に示すように、訪問ルート管理システム101は、記憶部111、登録処理部112、面談ルート作成部113、訪問ルート生成部114、表示制御部115、及びルート管理部116を有する。
記憶部111の機能は、主に、上述したメモリ101bにより実現されうる。変形例として、記憶部111の機能は、接続I/F101eに接続された記録媒体101f又はRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)装置、或いは、通信I/F101dに接続されたSAN(Storage Area Network)やNAS(Network Attached Storage)などのストレージ装置により実現されてもよい。
登録処理部112、面談ルート作成部113、訪問ルート生成部114、表示制御部115、及びルート管理部116の機能は、主に、上述したプロセッサ101aにより実現されうる。変形例として、プロセッサ101aと同様の処理回路要素(Processing circuitry)が複数ある場合、登録処理部112、面談ルート作成部113、訪問ルート生成部114、表示制御部115、及びルート管理部116のうち少なくとも一部は、異なる処理回路要素に割り当てられてもよい。
(記憶部111)
記憶部111には、エリア情報111a、担当者情報111b、商品情報111c、顧客情報111d、優先度情報111e、及びルート情報111fが格納される。以下、図4〜図11を参照しながら、記憶部111に格納される各種情報について説明する。
(エリア情報111a)
まず、図4を参照しながら、エリア情報111aについて説明する。図4は、本実施形態に係るエリア情報について説明するための説明図である。
図4に模式的に示したように、エリア情報111aには、訪問ルート管理システム101で管理するエリアを含む地図の情報(地図情報)と、担当者が担当するエリア(担当エリア)の情報とが含まれる。エリア情報111aは、訪問ルート管理システム101の管理者など(例えば、管理職にある行員、役員、システム管理者)によって予め設定されて記憶部111に格納される。
地図情報には、地図の画像データ、建造物の情報(住所、階数、エレベータ有無など)、行政区画、公共交通機関の情報(駅、バス停など)、道路の情報(道幅、速度制限、一方通行、踏切、信号機など)、商業施設の情報、及び訪問ルートのスタート・ゴール地点(例えば、営業店の住所)などが含まれる。担当エリアの情報には、担当エリアを区切る区分線(図4の例では太実線)の情報、担当エリアを識別するための識別情報(図4の例ではA1、…、C3)などが含まれる。
(担当者情報111b)
次に、図5を参照しながら、担当者情報111bについて説明する。図5は、本実施形態に係る担当者情報について説明するための図表である。
図5に示すように、担当者情報111bは、担当者ID(IDentifier)、氏名、担当エリア、訪問目標、移動手段、及び面談予定の情報を含む。
担当者IDの欄には、担当者を識別するための識別情報(担当者ID)が登録される。氏名の欄には、担当者IDに対応する担当者の氏名が登録される。担当エリアの欄には、対応する担当者に設定される担当エリアの識別情報が登録される。訪問目標の欄には、対応する担当者に設定される訪問目標件数が登録される。移動手段の欄には、対応する担当者が利用可能な移動手段(例えば、車、徒歩、自転車など)が登録される。面談予定の欄には、対応する担当者が予定している面談の情報が登録される。
担当者情報111bのうち、担当者ID、氏名、担当エリア、移動手段についての情報は、訪問ルート管理システム101の管理者などによって予め設定されてもよい。変形例として、担当者に設定される担当エリアは、設定日から所定期間(例えば、1日、1週間、1ヶ月、半年、1年など)が経過したタイミングで変更されてもよい。また、移動手段についての情報は担当者が自ら登録及び変更してもよい。変更方法としては、例えば、ランダムに担当エリアを変更する方法や、各担当者が各担当エリアを満遍なく担当できるように、所定の順序で担当エリアをローテーションする方法などが適用されうる。
訪問目標件数は、担当者が自ら設定してもよいし、訪問ルート管理システム101の管理者などが設定してもよい。例えば、訪問目標件数は、当日の外出時間(顧客訪問のために外出する時間又は時間帯)に応じて担当者により設定される。面談の情報は、担当者により登録される。例えば、担当者は、面談対象の顧客に電話などの連絡手段で面談約束を取り付け、約束時間帯及び面談時間を確定させる。そして、担当者は、顧客の識別情報(顧客ID)に対応付けて、確定した約束時間帯及び面談時間(滞在時間)を面談予定の欄に登録する。
上記のような担当者による情報の登録作業は、例えば、クライアント装置102を利用して行われる。図3に示すように、クライアント装置102は、操作部102a、及び表示部102bを有する。操作部102aは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、及びタッチパッドなどの入力インターフェースである。表示部102bは、ELD及びLCDなどのディスプレイ装置である。担当者は、表示部102bに表示される登録画面を見ながら、操作部102aを操作して情報を入力する。操作部102aに入力された情報は、訪問ルート管理システム101に伝送されて登録される。
(商品情報111c)
次に、図6を参照しながら、商品情報111cについて説明する。図6は、本実施形態に係る商品情報について説明するための図表である。
図6に示すように、商品情報111cは、商品名、掲載資料、担当者ID、及び得意度ランクの情報を含む。
商品名の欄には、金融商品の名称又は略称と、その金融商品を識別するための識別情報(商品ID)とが登録される。変形例として、商品名の欄に商品IDだけが登録されてもよい。掲載資料の欄には、対応する金融商品の情報が掲載されている資料の名称又は略称が登録される。
図6の例では、掲載資料の欄に総合資料の欄と個別資料の欄とが設けられている。総合資料は、同じグループに属する複数の金融商品に関する情報(総合的な内容)が掲載されている資料である。個別資料は、総合資料に掲載されている個々の金融商品又は類似の金融商品群について、より詳細な内容を掲載した資料である。
総合資料としては、例えば、投資信託などの投資商品のグループに属する金融商品の情報が掲載された投資商品カタログや、預金及びローンなどの個人向け商品のグループに属する金融商品の情報が掲載された個人向け総合カタログなどがある。個別資料としては、投資商品カタログ(総合資料)に掲載されている投資信託に特化した内容を含む投資信託パンフレットや、個人向け総合カタログ(総合資料)に掲載されている住宅ローンに特化した内容を含む住宅ローンパンフレットなどがある。
なお、図6に例示した総合資料及び個別資料の種類及び内容は一例であり、実施の態様に応じて適宜変形することができる。例えば、どの金融商品を総合資料に含めるか、個別資料に含める金融商品を何にするかは自由に設定することができる。
商品情報111cでは、商品名と、総合資料及び個別資料とが対応付けて登録される。総合資料の欄には、対応する商品名の金融商品に関する情報が掲載された総合資料の名称が登録される。個別資料の欄には、対応する商品名の金融商品に関する情報が掲載された個別資料の名称が登録される。なお、特定の金融商品に関心が集中していない顧客に対しては総合資料の提供が好適であり、総合資料を見て特定の金融商品に関心が集中してきている顧客に対しては、対応する個別資料の提供が好適でありうる。
商品情報111cには、各商品名に対応付けて担当者ID及び得意度ランクの欄が設けられている。変形例として、担当者ID及び得意度ランクの欄は省略されてもよい。担当者IDの欄には、各担当者の担当者IDが登録される。得意度ランクの欄には、対応する商品名の金融商品に対する担当者の得意度が登録される。例えば、投資信託に対応する得意度ランクがAの担当者は投資信託の営業を得意とし、得意度ランクがCの担当者は投資信託の営業を得意としない。
担当者は、通常、取り扱う可能性のある金融商品についての知識を持ち合わせている。しかし、取り扱い経験の多寡は担当者によって異なる。そのため、多くの担当者には自分が得意とする金融商品が少なからずあると考えられる。
資料を投函するとき、担当者は、自分の名刺を資料に沿えて投函することがある。投函資料の金融商品に興味を持った顧客は、その金融商品について名刺の連絡先に問合せを行うことがある。その金融商品を得意とする担当者が投函者であれば、顧客の問合せに対して、より有益な情報を顧客に提供できる可能性がある。商品情報111cで掲載資料と得意度ランクとを紐付けることで、投函者を選定する際に担当者の得意度を考慮して、より有益な情報提供ができる担当者を割り当てることが可能になり、サービス品質の向上に繋げることができる。
なお、商品名、掲載資料、及び担当者IDの欄に登録される情報は、訪問ルート管理システム101の管理者などによって事前に設定されうる。得意度ランクは、担当者が自ら登録する。変形例として、担当者の取り扱い経験(各金融商品についての問合せ応答回数、面談回数、投函回数などの履歴に基づく評価)に基づいて、訪問ルート管理システム101により自動的に得意度ランクが登録されてもよい。
(顧客情報111d)
次に、顧客情報111dについて説明する。図3に示すように、顧客情報111dは、取引情報D11、属性情報D12、及び履歴情報D13を含む。
まず、図7を参照しながら、取引情報D11について説明する。図7は、本実施形態に係る取引情報について説明するための図表である。なお、図7には、説明の都合上、顧客IDが1001001に対応する取引情報D11が例示されている。
図7に示すように、取引情報D11は、口座情報、及び取引内容を含む。口座情報は、顧客の銀行口座に関する情報である。取引内容は、顧客が銀行又は銀行の委託先との間で行っている金融取引に関する情報(口座情報を除く情報)である。
口座情報の欄には、種別、店舗、口座番号、及び残高の情報が登録される。種別の欄には、口座種別の情報が登録される。店舗の欄には、対応する店舗コードが登録される。口座番号の欄には、対応する口座番号が登録される。残高の欄には、対応する口座残高が登録される。複数の銀行口座を保有する顧客については、複数の銀行口座についての口座情報が取引情報D11に含まれる。
取引内容の欄には、商品、取引額、及び最終取引日時の情報が登録される。商品の欄には、取引のある金融商品の名称又は略称が登録される。変形例として、商品の欄には、商品IDが登録されてもよい。取引額の欄には、対応する金融商品の取引額が登録される。例えば、外貨預金に対応する取引額の欄には、外貨預金残高が登録される。最終取引日時の欄には、対応する金融商品に関する最終取引日時が登録される。
例えば、投資信託に対応する最終取引日時の欄には、契約日時又は直近の分配金支払日時が登録される。外貨預金に対応する最終取引日時の欄には、直近の入出金日時が登録される。預け入れ期間が7年の定期預金(定期(7))に対応する最終取引日時の欄には、預金金額の預け入れ日が登録される。変形例として、最終取引日時の欄には、対応する金融商品について最後に問合せを受けた日時が登録されてもよい。
なお、取引情報D11に登録される情報は、訪問ルート管理システム101により自動的に設定及び更新されてもよい。例えば、訪問ルート管理システム101は、顧客の口座を管理する銀行システムから口座残高などの情報を取得し、取得した情報に基づいて取引情報D11の口座情報及び取引内容を設定及び更新する。
次に、図8を参照しながら、属性情報D12について説明する。図8は、本実施形態に係る属性情報について説明するための図表である。
図8に示すように、属性情報D12は、顧客ID、氏名、住所、電話番号、年齢層(年齢)の情報、及び投函許否の情報(投函)を含む。
顧客IDの欄には、例えば、預金口座(普通/当座)を有する顧客の顧客IDが登録される。氏名の欄には、対応する顧客の氏名が登録される。住所の欄には、対応する顧客の住所が登録される。電話番号の欄には、対応する顧客の電話番号が登録される。年齢層(年齢)の欄には、対応する顧客の年齢及びその年齢に該当する年齢層が登録される。図8に示した年齢層の区分は一例であり、年齢層の幅及び区切り方は適宜変形してもよい。また、年齢層又は年齢の一方だけが登録されてもよい。
なお、属性情報D12に登録される情報は、訪問ルート管理システム101により自動的に設定及び更新されてもよい。例えば、訪問ルート管理システム101は、顧客の口座を管理する銀行システムから氏名及び住所などの情報を取得し、取得した情報に基づいて属性情報D12の氏名及び住所などの情報を設定及び更新する。また、訪問ルート管理システム101は、顧客の生年月日に基づいて属性情報D12の年齢及び年齢層を設定及び更新してもよい。
属性情報D12に含まれる投函の欄には、顧客から投函しないで欲しい旨の連絡(投函NGの連絡)を受けた場合に「NG」、それ以外の場合に「OK」と記載される。投函許否の情報は、顧客から連絡を受けた担当者又はその担当者から情報登録の指示を受けた管理者などが属性情報D12に登録する。投函NGの連絡は、例えば、電話、電子メール、Webフォーム、郵便によって受けることがありうるし、また、担当者が顧客を訪問した際に直接口頭で受けることがありうる。電子メールやWebフォームなどの電子的な方法で投函NGの連絡を受けた場合には、訪問ルート管理システム101が自動的に投函許否の情報を属性情報D12に登録するようにしてもよい。
次に、図9を参照しながら、履歴情報D13について説明する。図9は、本実施形態に係る履歴情報について説明するための図表である。
図9に示すように、履歴情報D13は、顧客ID、担当者ID、訪問日時、目的、詳細、及び訪問結果の情報を含む。顧客IDの欄には、担当者が訪問する顧客の顧客IDが登録される。担当者IDの欄には、対応する顧客IDの顧客を訪問した担当者の担当者IDが登録される。訪問日時の欄には、対応する顧客IDの顧客を、対応する担当者IDの担当者が訪問した日時が登録される。
目的の欄には、対応する顧客IDの顧客を、対応する担当者IDの担当者が訪問した際の訪問目的(面談/投函)が登録される。例えば、担当者が顧客と面談した場合、目的の欄には「面談」が登録される。一方、担当者が顧客と面談せず、資料の投函だけを行った場合、目的の欄には「投函」が登録される。
詳細の欄には、訪問目的の詳細内容が登録される。訪問目的が資料の投函である場合、詳細の欄には、担当者が投函した資料の情報(資料の名称又は略称など)が登録される。訪問目的が面談の場合、詳細の欄には、面談内容に関連する金融商品の情報(金融商品の名称又は略称など)、或いは、面談時に持参した資料の情報(資料の名称又は略称など)が登録される。
訪問結果の欄には、訪問結果に関する情報が登録される。例えば、訪問目的が資料の投函である場合、訪問結果の欄には、例えば、資料投函を行ったことや、資料投函後に顧客から問合せを受けたことなどの担当者メモが登録される。訪問目的が面談の場合、訪問結果の欄には、例えば、面談の際に電話で約束を取り付けたこと、顧客の自宅を訪問したこと、次回の訪問約束を取り付けたことなどの担当者メモが登録される。
履歴情報D13に登録される情報は各担当者により登録される。例えば、各担当者は、訪問後にクライアント装置102又はモバイル機器103を介して訪問ルート管理システム101にアクセスし、訪問した顧客の顧客ID及び自身の担当者IDに対応する欄(訪問日時、目的、詳細、訪問結果)に情報を登録する。変形例として、訪問日時、目的、詳細の欄に登録される情報については、モバイル機器103の情報に基づいて訪問ルート管理システム101が自動登録してもよい。
(優先度情報111e)
次に、図10を参照しながら、優先度情報111eについて説明する。図10は、本実施形態に係る優先度情報について説明するための図表である。
図10に示すように、優先度情報111eは、優先度種別、顧客ID、優先度ランク、及び訪問理由の情報を含む。
優先度種別の欄には、訪問先を選定する際に重視する事項についての情報が登録される。図10の例では、年齢重視、残高重視、及び訪問間隔重視という3つの重視事項が示されている。
年齢重視は、年齢層の高い顧客を重視することを意味する。顧客の年齢層は、上述した属性情報D12から得られる。残高重視は、預金残高の多い顧客を重視することを意味する。顧客の預金残高は、上述した取引情報D11から得られる。訪問間隔重視は、最終訪問日から現在までの期間(無訪問期間)が長い顧客を重視することを意味する。無訪問期間は、上述した履歴情報D13から得られる。
優先度ランクの欄には、上記の重視項目に基づいて顧客IDをソートしたときに上位に位置する顧客IDから順に割り振られる優先度が登録される。例えば、上位30%に位置する顧客IDに優先度Aが割り振られ、下位30%に位置する顧客IDに優先度Cが割り振られ、残りの顧客IDに優先度Bが割り振られる。優先度は、年齢重視、残高重視、及び訪問間隔重視のそれぞれについて各顧客IDに割り振られる。
訪問理由の欄には、訪問の理由が登録される。図10の例では、優先度情報111eに2つの訪問理由(理由#1、理由#2)を登録することができる。
訪問理由としては、例えば、個人年金の受取開始日が近づいていること、及び将来の資産運用方法として投資信託を勧めることなどがある。この場合、例えば、理由#1には「個人年金」が登録され、理由#2には「投資信託」が登録される。他にも、訪問理由としては、顧客から問合せを受けたこと(問合せ)、投函済み資料の金融商品について顧客の関心を探りたいこと(投函済み)などがある。また、敢えて訪問する理由として、顧客が大口顧客であること(大口顧客)などがある。このような訪問理由に関する情報が訪問理由の欄に登録される。
優先度ランクの欄に登録される優先度は、訪問ルート管理システム101により自動的に設定されうる。訪問理由の欄に登録される情報は、クライアント装置102又はモバイル機器103を介して各担当者により登録される。
(ルート情報111f)
次に、図11を参照しながら、ルート情報111fについて説明する。図11は、本実施形態に係るルート情報について説明するための図表である。なお、図11には、説明の都合上、担当者IDが0103の担当者が辿る訪問ルートについてのルート情報111fが示されている。
図11に示すように、ルート情報111fは、顧客ID、住所、訪問目的、訪問時刻(滞在時間)、及び付帯情報を含む。ルート情報111fの最上段に記載されている顧客IDの顧客が最初に訪問する顧客であり、最下段に記載されている顧客IDの顧客が最後に訪問する顧客である。顧客の住所は、上述した属性情報D12から得られる。訪問目的の目的欄には、訪問目的を示す情報(投函/面談)が登録される。
後述するように、訪問目的が「投函」の訪問先に関するルート情報111f内の情報は、エリア情報111a、担当者情報111b、商品情報111c、顧客情報111d、及び優先度情報111eに基づいて訪問ルート管理システム101により登録される。訪問目的が「面談」の訪問先については、訪問目的の詳細欄に担当者が情報を登録するが、訪問時刻(滞在時間)の欄に登録される情報は担当者情報111bの面談予定に基づいて訪問ルート管理システム101が登録する。
付帯情報の欄には、優先度及び担当者メモの少なくとも一方が登録される。投函先(訪問目的の目的欄が「投函」の訪問先)については付帯情報の欄に優先度が登録される。面談先(訪問目的の目的欄が「面談」)については付帯情報の欄に担当者メモが登録される。なお、面談先については、担当者メモと併せて優先度が登録されてもよい。
付帯情報の欄に登録される優先度は、優先度情報111eに基づいて訪問ルート管理システム101により登録される。付帯情報の欄に登録される優先度は、年齢重視、残高重視、及び訪問間隔重視のうち少なくとも1つの重視事項に関する優先度である。図11の例では、3つの優先度の組み合わせが付帯情報の欄に登録されている。例えば、ABCという優先度の記載は、年齢重視の優先度がA、残高重視の優先度がB、訪問間隔重視の優先度がCであることを示している。
他方、付帯情報の欄に登録される担当者メモは、担当者により登録される面談内容などの情報である。なお、担当者により担当者メモの登録が行われていない場合、優先度情報111eに含まれる訪問理由(例えば、理由#2)が付帯情報の欄に登録されるか、付帯情報の欄が空白の状態になる。
(登録処理部112)
再び図3を参照する。登録処理部112は、クライアント装置102を利用して担当者が入力した情報を上述した記憶部111内の各種情報に登録する処理を実行する。例えば、登録処理部112は、担当者の情報入力に応じて、担当者情報111bの面談予定、商品情報111cの得意度ランク、履歴情報D13、優先度情報111eの訪問理由、ルート情報111fの訪問目的(詳細欄)、及びルート情報111fの付帯情報などを登録する。
(面談ルート作成部113)
面談ルート作成部113は、担当者情報111bに登録された面談予定の情報に基づいて、訪問目的が面談の訪問先(面談先)をルート情報111fに登録する。つまり、面談ルート作成部113は、面談先のみを含む訪問ルート(以下、面談ルート)の情報をルート情報111fに登録する。
例えば、担当者IDが0103の担当者について面談ルートを作成する場合、面談ルート作成部113は、担当者情報111b(図5を参照)から、約束時間帯が早い順に面談予定の情報を順次取得し、取得した情報に基づいてルート情報111f(図11を参照)の顧客ID及び訪問時刻(滞在時間)に情報を登録する。このとき、訪問時刻は、約束時間帯の開始時刻に設定される。また、滞在時間は、約束時間帯の開始時刻から終了時刻までの時間に設定される。
また、面談ルート作成部113は、ルート情報111fに登録した顧客IDに対応する住所を属性情報D12(図8を参照)から取得し、取得した住所をルート情報111fに登録する。また、面談ルート作成部113は、ルート情報111fの訪問目的(目的欄)を「面談」に設定する。
また、面談ルート作成部113は、訪問目的の入力を促すメッセージを担当者に提示し、担当者による入力情報を訪問目的(詳細欄)に登録する。なお、優先度情報111eの訪問理由(理由#1)が登録されている場合、面談ルート作成部113は、訪問理由(理由#1)の情報を訪問目的(詳細欄)に登録してもよい。
また、面談ルート作成部113は、担当者メモの入力を促すメッセージを担当者に提示し、担当者による入力情報(担当者メモ)をルート情報111fの付帯情報欄に登録する。なお、優先度情報111eの訪問理由(理由#2)が登録されている場合、面談ルート作成部113は、訪問理由(理由#2)を付帯情報欄に登録してもよい。
(訪問ルート生成部114)
訪問ルート生成部114は、資料の投函を目的とする訪問先(投函先)を面談ルートに追加し、面談先と投函先とを含む訪問ルート(以下、推奨ルート)を生成する。
図3に示すように、訪問ルート生成部114は、投函先抽出機能114a、投函資料選択機能114b、及びルート生成機能114cを含む。
投函先抽出機能114aは、面談ルートに追加可能な投函先を抽出する機能である。投函資料選択機能114bは、投函先抽出機能114aにより抽出された投函先に投函する資料を選択する機能である。ルート生成機能114cは、担当者情報111bに登録されている訪問目標件数に基づいて、投函先抽出機能114aにより抽出された投函先の中から面談ルートに追加する投函先を決定し、決定した投函先を面談ルートに追加して推奨ルートを生成する機能である。
訪問ルート生成部114は、エリア情報111a(図4を参照)、担当者情報111b(図5を参照)、及び属性情報D12(図8を参照)に基づいて、対象となる担当者の担当エリアに含まれる顧客IDを抽出する。例えば、訪問ルート生成部114は、担当者情報111bに基づいて担当者の担当エリアを特定し、エリア情報111aに含まれる担当エリアの地図情報と、属性情報D12に含まれる顧客の住所とを照らし合わせて担当エリアに含まれる顧客IDを抽出する。
さらに、訪問ルート生成部114は、抽出した顧客IDのうち、面談ルートに追加可能な投函先(顧客ID)を特定する。このとき、訪問ルート生成部114は、属性情報D12(図8を参照)の投函欄を参照し、投函NGの顧客IDを、面談ルートに追加可能な投函先から除外する。これにより、投函NGの顧客に対して投函が行われなくなる。
ここで、図12を参照しながら、先に訪問する面談先(訪問先#1)と、次に訪問する面談先(訪問先#2)とを結ぶ面談ルート上の移動経路L1がある場合に、訪問先#1から訪問先#2へと移動する間に担当者が立ち寄れる投函先を特定する方法について具体的に説明する。この方法を各面談先へ向かう移動経路に適用することで、面談ルートに追加可能な投函先に対応する顧客IDが特定できる。図12は、本実施形態に係る投函先の追加方法について説明するための説明図である。
図12において、L1、…、L5は、移動経路の形状を表すものではなく、どの経由地を経て訪問先#2へと到達するかを示すための接続線である。訪問先#1の出発時刻は、訪問先#1の訪問時刻から滞在時間だけ経過した後の時刻に設定される。訪問先#2への必須到着時刻は、訪問先#2への訪問時刻に設定される。担当者が利用する移動手段は、担当者情報111bから得られる。ある地点から他の地点まで移動するのにかかる時間は、移動手段の種類及び地図情報に基づいて得られる。
訪問ルート生成部114は、訪問先#1を中心とする半径r1の半円に囲まれた範囲(探索範囲)に含まれる投函先の候補を探索する。この半円の底辺は、例えば、訪問先#1、#2を結ぶ直線L1に直交する線分に設定される。半径r1は、例えば、どこにも経由せずに訪問先#1から訪問先#2へと移動した場合の余剰時間の所定割合(例えば、約30%)に相当する距離(移動速度×時間)に設定される。
図12の例では、半径r1の探索範囲に候補#1が含まれている。この場合、訪問ルート生成部114は、訪問先#1から候補#1を経由して訪問先#2へと向かうルート(接続線L2、L3を辿るルート)を選択した場合に訪問先#2へと到着する時刻を計算する。このとき、訪問ルート生成部114は、候補#1での滞在時間を考慮して到着時刻を計算する。但し、投函先の滞在時間は固定値(例えば、5分)に事前設定される。計算した到着時刻が訪問先#2の訪問時刻より前の場合だけ、訪問ルート生成部114は、候補#1を追加可能な投函先として選択する。ここでは候補#1が追加可能な投函先として選択された場合を想定して説明を進める。
次に、訪問ルート生成部114は、候補#1を中心とする半径r2の半円に囲まれた範囲(探索範囲)に含まれる投函先の候補を探索する。この半円の底辺は、例えば、候補#1と訪問先#2とを結ぶ直線L3に直交する線分に設定される。半径r2は、例えば、どこにも経由せずに候補#1から訪問先#2へと移動した場合の余剰時間の所定割合(例えば、約10%)に相当する距離(移動速度×時間)に設定される。半径r2は、半径r1未満に設定される。
図12の例では、半径r2の探索範囲に候補#2が含まれている。この場合、訪問ルート生成部114は、候補#1から候補#2を経由して訪問先#2へと向かうルート(接続線L4、L5を辿るルート)を選択した場合に訪問先#2へと到着する時刻を計算する。このとき、訪問ルート生成部114は、候補#2での滞在時間(固定値)を考慮して到着時刻を計算する。計算した時刻が訪問先#2の訪問時刻より前の場合だけ、訪問ルート生成部114は、候補#2を追加可能な投函先として選択する。ここでは候補#2が追加可能な投函先として選択された場合を想定して説明を進める。
次に、訪問ルート生成部114は、候補#2を中心とする半径r3の半円に囲まれた範囲(探索範囲)に含まれる投函先の候補を探索する。この半円の底辺は、例えば、候補#3と訪問先#2とを結ぶ直線L5に直交する線分に設定される。半径r3は、例えば、どこにも経由せずに候補#2から訪問先#2へと移動した場合の余剰時間の所定割合(例えば、約5%)に相当する距離(移動速度×時間)に設定される。半径r3は、半径r2未満に設定される。
図12の例では、半径r3の探索範囲に投函先の候補が含まれていない。この場合、訪問ルート生成部114は、追加可能な投函先として候補#1、#2を決定する。
上述した追加可能な投函先の決定方法は一例である。例えば、変形例として、訪問先#1、#2を結ぶ実移動経路(道路の形状及び移動手段などを考慮した移動経路)からの距離が所定距離(例えば、車の場合500m、徒歩の場合100mなど)以内の投函先を候補として抽出し、その候補に立ち寄った場合に訪問先#2の訪問時刻に間に合うかを判断して追加可能な投函先を決定する方法が考えられる。
面談ルートに追加可能な投函先を決定すると、訪問ルート生成部114は、追加可能な投函先の中から、担当者情報111b(図5を参照)の訪問目標件数及び各投函先の優先度に基づいて実際に追加する投函先を選択する。例えば、推奨ルートに含まれる訪問先の総数を訪問目標件数に一致させる場合、面談ルートに追加可能な投函先の数は、訪問目標件数から面談先の数を減算した数(以下、追加数)になる。
上述した方法で決定された追加可能な投函先の数が追加数以下である場合、訪問ルート生成部114は、追加可能な投函先を全て選択し、選択した投函先を面談ルートに追加して推奨ルートを生成する。一方、追加可能な投函先の数が追加数を超えている場合、訪問ルート生成部114は、優先度情報111e(図10を参照)に基づいて、追加可能な投函先の優先度を評価し、評価が高い投函先から順に追加数と同数の投函先を選択し、選択した投函先を面談ルートに追加して推奨ルートを生成する。
例えば、3つの重視項目の優先度を組み合わせ、優先度の組み合わせに基づいて投函先の優先度を評価することができる。1つの評価方法として、Aを3点、Bを2点、Cを1点に設定し、優先度の組み合わせに対応する合計点数を評価値として利用する方法が考えられる。この場合、優先度BBBの投函先は6点と評価され、優先度ACCの投函先は5点と評価されるため、優先度BBBの投函先が優先度ACCの投函先よりも高く評価される。なお、投函先の評価方法はこの例に限定されない。
追加可能な投函先を決定する際、図12を参照しながら説明した方法を適用した場合、選択された投函先の訪問順が決定されている。また、訪問ルート生成部114は、エリア情報111a(図4を参照)の地図情報、担当者情報111b(図5を参照)の移動手段、各投函先の住所、及び訪問順に基づいて、各投函先の訪問時刻(到着時刻)を計算できる。また、各投函先での資料の投函にかかる時間(滞在時間)は固定である。また、各投函先の優先度は選択時に得られている。
訪問ルート生成部114は、計算した各投函先の訪問時刻に基づいて、ルート情報111fに各投函先の情報(顧客ID、住所、目的、訪問時刻、滞在時刻、優先度)を追加する。また、訪問ルート生成部114は、商品情報111c(図6を参照)、取引情報D11(図7を参照)、履歴情報D13(図9を参照)に基づいて、各投函先に投函する資料を決定し、決定した資料の情報をルート情報111fの訪問目的(詳細)に登録する。
投函資料を決定するとき、まず、訪問ルート生成部114は、投函先(顧客ID)に対応する取引情報D11の取引内容を参照し、投函先の顧客と既に取引がある金融商品を特定し、特定した金融商品を、その投函先の顧客に対する除外商品に設定する。また、訪問ルート生成部114は、履歴情報D13を参照し、投函先の顧客に対して既に投函済みの資料を特定する。既に投函済みの資料がある場合、訪問ルート生成部114は、投函先の顧客と取引がない金融商品に関する投函済みの資料(以下、特定投函済み資料)を特定する。
特定投函済み資料がある場合、訪問ルート生成部114は、特定投函済み資料のうち個別資料を抽出し、抽出した個別資料に対応する金融商品を除外商品に追加する。また、訪問ルート生成部114は、特定投函済み資料のうち総合資料を抽出し、商品情報111cに基づいて、抽出した総合資料に対応する個別資料を特定する。複数の個別資料が特定された場合、訪問ルート生成部114は、担当者の得意度ランクが高い個別資料を選択する。複数の個別資料が選択された場合、訪問ルート生成部114は、ランダムに所定数(例えば、2)の個別資料を選択する。
特定投函済み資料がない場合、訪問ルート生成部114は、商品情報111cを参照し、投函先の顧客と取引がない金融商品が掲載されている総合資料を抽出する。複数の総合資料が抽出された場合、訪問ルート生成部114は、担当者の得意度ランクが高い総合資料を選択する。複数の総合資料が選択された場合、訪問ルート生成部114は、ランダムに所定数(例えば、1)の総合資料を選択する。
訪問ルート生成部114は、最終的に選択された資料の情報をルート情報111fに含まれる訪問目的(詳細)の欄に登録する。これにより、ある担当者に提供される推奨ルートのルート情報111fが完成する。なお、面談ルートに追加可能な投函先のうち、推奨ルートに組み込まれなかった投函先の情報(以下、候補投函先情報)がルート情報111fに紐付けて記憶部111に格納されてもよい。
(表示制御部115、ルート管理部116)
表示制御部115は、クライアント装置102の表示部102bに表示される登録画面の表示を制御する。例えば、Webブラウザや専用アプリケーションプログラム(以下、アプリ)を利用して担当者が面談先の情報や訪問結果などの登録を行うシステムの場合、表示制御部115は、クライアント装置102における登録用Webページやアプリ画面の表示を制御する。
ルート管理部116は、担当者のログイン認証を含むモバイル機器103からのアクセス要求を処理し、担当者のモバイル機器103に訪問ルートの情報(ルート情報111f、候補投函先情報)を提供する。なお、訪問先の顧客に関する顧客情報111dの少なくとも一部が訪問ルートの情報と共にモバイル機器103に提供されてもよい。
また、ルート管理部116は、担当者が訪問目的の外出から戻った際に、訪問結果を履歴情報D13に登録するための処理を実行する。例えば、モバイル機器103がネットワークNWに接続されたとき、ルート管理部116は、担当者のログイン認証を含むモバイル機器103からのアクセス要求を処理し、モバイル機器103が保持する訪問履歴(後述する訪問履歴131d)を取得する。そして、ルート管理部116は、取得した訪問履歴の情報を履歴情報D13に登録する。
(モバイル機器の機能)
次に、図13を参照しながら、モバイル機器103の機能について説明する。図13は、本実施形態に係るモバイル機器の機能について説明するためのブロック図である。
図13に示すように、モバイル機器103は、記憶部131、表示部132、表示制御部133、ルート更新部134、及び計時部135を有する。
記憶部131の機能は、主に、上述したメモリ101bと同様のハードウェア要素により実現されうる。表示部132の機能は、主に、上述した表示I/F101c、表示I/F101cに接続されるディスプレイデバイス、及び接続I/F101eに接続される入力インターフェースと同様のハードウェア要素(例えば、タッチパネルなど)により実現されうる。表示制御部133、及びルート更新部134の機能は、主に、上述したプロセッサ101aと同様のハードウェア要素により実現されうる。計時部135は、モバイル機器103の時計機能により実現されうる。
(記憶部131)
記憶部131には、地図情報131a、ルート情報131b、周辺情報131c、及び訪問履歴131dが格納される。
地図情報131aは、担当エリアを含む地域について、地図の画像データ、建造物の情報(住所、階数、エレベータ有無など)、行政区画、公共交通機関の情報(駅、バス停など)、道路の情報(道幅、速度制限、一方通行、踏切、信号機など)、商業施設の情報、及び訪問ルートのスタート・ゴール地点(例えば、営業店の住所)などを含む。ルート情報131bは、訪問ルート管理システム101から提供されるルート情報111f(図11を参照)の内容(推奨ルートの情報)を含む。
周辺情報131cは、上述した候補投函先情報(面談ルートに追加可能な投函先のうち推奨ルートに含まれない投函先の情報)の内容を含む。以下では、説明の都合上、面談ルートに追加可能な投函先のうち推奨ルートに含まれない投函先を追加投函先C31、追加投函先C31に投函されるべき資料を投函資料C32、追加投函先C31の顧客IDに対応する優先度を優先度ランクC33と表記する場合がある。
訪問履歴131dは、担当者が実際に訪問した訪問先の情報を含む。通常、担当者は、推奨ルートに沿って各訪問先を訪問する。しかし、交通事情や顧客の不在などによって訪問目的が変更されたり、投函先の訪問が省略されたりする場合がある。そのため、訪問履歴131dには、担当者が実際に訪問した訪問先の顧客ID、実際の訪問時間及び滞在時間、及び実際の訪問目的(投函/面談)が記録される。
(表示部132、表示制御部133)
表示部132は、地図、訪問先、訪問ルート、及びその他の情報(例えば、現在時刻など)をモバイル機器103の画面に表示する。表示制御部133は、表示部132により画面に表示される内容を制御する。
例えば、表示制御部133は、ルート表示機能133a、表示切替機能133b、及び訪問先推薦機能133cを有する。
ルート表示機能133aは、ルート情報131bに基づいて、基点(スタート・ゴール地点)、現在地、面談先、投函先、移動経路、及び補足的な情報(例えば、面談時刻、投函資料、渋滞情報など)を含む訪問ルートを地図上に表示させる機能である。表示切替機能133bは、投函先の表示/非表示を切り替えたり、補足的な情報の表示/非表示を切り替えたりする機能である。なお、表示切替機能133bは、午前中に巡る訪問ルートと、午後に巡る訪問ルートと、全ての訪問ルートとを切り替える機能を含んでもよい。
訪問先推薦機能133cは、訪問が完了した時点で、次の訪問先の訪問時刻に基づいて余剰時間を計算し、計算した余剰時間で訪問できる追加投函先C31を担当者に推薦する機能である。変形例として、訪問先推薦機能133cは、面談先の訪問が完了した時点で、次の面談先の訪問時刻に基づいて余剰時間を計算し、計算した余剰時間で確実に訪問できる追加投函先C31を担当者に推薦してもよい。
(ルート更新部134、計時部135)
ルート更新部134は、基点を出た時点又は面談先の訪問が完了した時点で、推奨ルートに従って移動した場合に次の面談先の訪問時刻に間に合うかを判断する。例えば、ルート更新部134は、地図情報131a及びルート情報131bの推奨ルートに従って次の面談先に到着する時刻を計算し、計算した時刻が、次の面談先に設定されている訪問時刻より前である場合に、次の面談先の訪問時刻に間に合うと判断する。
次の面談先の訪問時刻に間に合わないと判断した場合、ルート更新部134は、推奨ルートにおいて、現在地と次の面談先との間に設定されている投函先を省略し、省略後の訪問ルート(以下、更新ルート)を生成する。さらに、ルート更新部134は、更新ルートに従って移動した場合に次の面談先の訪問時刻に間に合うかを判断する。この判断時に、ルート更新部134は、計時部135から現在時刻を取得する。
次の面談先に間に合うと判断した場合、更新ルートを新たな推奨ルートに設定する。そして、ルート更新部134は、省略した投函先の情報及び新たな推奨ルートの情報を表示制御部133に通知する。この通知を受けた表示制御部133は、省略対象の投函先を示すオブジェクトの表示及び推奨ルートの表示を変更し、省略対象の投函先が省略された旨のメッセージを表示する。例えば、省略対象の投函先を薄い色や破線で表示するなどの変更が行われる。
一方、次の面談先に間に合わないと判断した場合、ルート更新部134は、更新ルートを新たな推奨ルートに設定すると共に、次の面談先に間に合わない旨を表示制御部133に通知する。さらに、ルート更新部134は、省略した投函先の情報、新たな推奨ルートの情報、及び新たな推奨ルートに従って移動した場合に推定される次の面談先の訪問時刻を表示制御部133に通知する。この通知を受けた表示制御部133は、次の面談先への連絡を促すメッセージを表示し、省略対象の投函先を示すオブジェクトの表示及び推奨ルートの表示を変更する。
モバイル機器103による表示制御方法については、後段において詳述する。
[2.処理フロー]
次に、訪問ルート管理システム101による処理の流れ及びモバイル機器103による処理の流れについて説明する。
(訪問ルート管理システムによる処理の流れ)
まず、図14及び図15を参照しながら、訪問ルート管理システム101による処理の流れについて説明する。図14は、本実施形態に係る訪問ルート管理システムが実行する処理の流れを示す第1のフロー図である。図15は、本実施形態に係る訪問ルート管理システムが実行する処理の流れを示す第2のフロー図である。
(S101)登録処理部112は、クライアント装置102を介して入力される訪問目標件数を担当者情報111bに登録する。訪問目標件数の入力は、担当者が行ってもよいし、訪問ルート管理システム101の管理者など(例えば、管理職にある行員、役員、システム管理者)が行ってもよい。
(S102)登録処理部112は、クライアント装置102を介して入力される面談先の約束時間帯を担当者情報111bに登録する。面談先は、電話などの連絡手段を利用して担当者が既に面談の約束を取り付け、面談時間を確定した訪問先である。
(S103)登録処理部112は、担当者が登録した面談先を結ぶ移動経路を特定し、属性情報D12に基づいて、特定した移動経路の周辺に住所がある顧客を抽出する。また、登録処理部112は、優先度情報111eを参照し、抽出した顧客を優先度順にソートし、上位から順に所定数(例えば、5)の顧客を面談先候補として担当者に推薦する。
登録処理部112は、属性情報D12を参照し、推薦メッセージと共に面談先候補の氏名及び電話番号を担当者に提示してもよい。クライアント装置102に表示される推薦メッセージなどの情報に従って担当者が顧客に連絡を取り、面談の約束を取り付け、面談時間が確定した場合、担当者は、クライアント装置102を介して面談先の約束時間帯を担当者情報111bに追加登録する。
(S104)面談ルート作成部113は、担当者情報111bに登録された面談予定の情報に基づいて面談先の顧客IDをルート情報111fに登録する。
例えば、担当者IDが0103の担当者について面談ルートを作成する場合、面談ルート作成部113は、担当者情報111b(図5を参照)から、約束時間帯が早い順に面談予定の情報を順次取得し、取得した情報に基づいてルート情報111f(図11を参照)の顧客IDを登録する。
また、面談ルート作成部113は、登録した顧客IDに対応する訪問時刻(滞在時間)をルート情報111fに登録する。訪問時刻は、約束時間帯の開始時刻に設定される。滞在時間は、約束時間帯の開始時刻から終了時刻までの時間に設定される。
また、面談ルート作成部113は、ルート情報111fに登録した顧客IDに対応する住所を属性情報D12(図8を参照)から取得し、取得した住所をルート情報111fに登録する。また、面談ルート作成部113は、ルート情報111fの訪問目的(目的欄)を「面談」に設定する。
また、面談ルート作成部113は、訪問目的の入力を促すメッセージを担当者に提示し、担当者による入力情報を訪問目的(詳細欄)に登録する。なお、優先度情報111eの訪問理由(理由#1)が登録されている場合、面談ルート作成部113は、訪問理由(理由#1)の情報を訪問目的(詳細欄)に登録してもよい。
(S105)面談ルート作成部113は、担当者メモの入力を促すメッセージを担当者に提示し、担当者による入力情報(担当者メモ)をルート情報111fの付帯情報欄に登録する。優先度情報111eの訪問理由(理由#2)が登録されている場合、面談ルート作成部113は、訪問理由(理由#2)をルート情報111fの付帯情報欄に登録してもよい。
(S106)訪問ルート生成部114は、エリア情報111a(図4を参照)、担当者情報111b(図5を参照)、及び属性情報D12(図8を参照)に基づいて、対象となる担当者の担当エリアに住所が含まれる顧客を投函先の候補として抽出する。このとき、投函NGの顧客は、投函先の候補から除外される。また、訪問ルート生成部114は、抽出した候補のうち、担当者が余剰時間で辿れる候補(面談先に遅刻せず到着できる候補)を、面談ルートに追加可能な投函先として抽出する。
(S107)訪問ルート生成部114は、面談先の数と、S106で抽出された投函先の数との合計数(訪問先の総数)が訪問目標件数以上であるかを判定する。
訪問先の総数が訪問目標件数以上である場合、訪問ルート生成部114は、訪問先の総数が訪問目標件数と同数となるように、優先度情報111eの優先度に基づいて投函先を絞り込み、絞り込んだ投函先と全ての面談先とを含む推奨ルートを生成する。訪問先の総数が訪問目標件数未満である場合、訪問ルート生成部114は、S106で抽出された全ての投函先と全ての面談先とを含む推奨ルートを生成する。
(S108)訪問ルート生成部114は、エリア情報111a(図4を参照)の地図情報、担当者情報111b(図5を参照)の移動手段、各投函先の住所、及び訪問順に基づいて、各投函先の訪問時刻(到着時刻)を計算する。なお、各投函先での資料の投函にかかる時間(滞在時間)は固定である。訪問ルート生成部114は、投函先の顧客ID、住所、訪問目的(目的欄)、及び訪問時刻(滞在時間)をルート情報111fに登録する。また、訪問ルート生成部114は、ルート情報111fの付帯情報欄に優先度を登録する。
(S109)訪問ルート生成部114は、商品情報111c(図6を参照)、取引情報D11(図7を参照)、履歴情報D13(図9を参照)を参照し、顧客の取引状況及び投函済み資料の種類に基づいて、各投函先に投函する資料を決定し、決定した資料の情報をルート情報111fの訪問目的(詳細欄)に登録する。
(S110)訪問ルート生成部114は、ルート情報111fをモバイル機器103に転送する。また、訪問ルート生成部114は、推奨ルートの周辺に、推奨ルートに追加可能な投函先がある場合に、追加可能な投函先に関する情報(候補投函先情報)をモバイル機器103に転送する。S110の処理が完了すると、図14及び図15に示した一連の処理は終了する。
(モバイル機器による処理の流れ)
次に、図16及び図17を参照しながら、モバイル機器103による処理の流れについて説明する。図16は、本実施形態に係るモバイル機器が実行する処理の流れを示す第1のフロー図である。図17は、本実施形態に係るモバイル機器が実行する処理の流れを示す第2のフロー図である。
(S201)表示制御部133は、担当エリアを含む地図を表示部132に表示させ、ルート情報131b(推奨ルート)に基づいて地図上に訪問先(面談先、投函先)を表示させる。このとき、表示制御部133は、面談先と投函先とを異なる表現(例えば、異なる形状、異なる色、明滅の有無など)で表示部132に表示させてもよい。
(S202)表示制御部133は、現在位置及び現在時刻を取得し、表示部132により表示される地図上に現在位置を表示させ、さらに、画面内に現在時刻を表示させる。現在位置は、例えば、モバイル機器103に搭載されているGPS(Global Positioning System)、加速度センサ、ジャイロセンサなどのセンサ類により取得できる。現在時刻は、計時部135などの時計機能により取得できる。
(S203)表示制御部133は、ルート情報131bに基づいて、表示部132により表示される地図上に推奨ルートの移動経路を表示させる。このとき、表示制御部133は、現在時刻に基づいて午前中又は午後に訪問する訪問先及びその訪問先を辿る訪問ルートだけを表示部132に表示させてもよい。また、表示制御部133は、後述するように投函先を非表示にする表示モードで推奨ルートを表示させてもよい。
(S204)ルート更新部134は、面談の約束時刻(面談先への訪問時刻)及び現在時刻に基づいて次の面談に間に合うかを判定する。
例えば、ルート更新部134は、面談先への訪問が完了した時点で計時部135から現在時刻を取得し、ルート情報131bから次の面談先の訪問時刻を取得し、取得した現在時刻及び訪問時刻に基づいて、推奨ルートに従って移動した場合に次の面談に間に合うかを判定する。なお、推奨ルートに次の面談先がない場合、S204の処理はスキップされる。
(S205)投函先を含む推奨ルートに従って移動すれば次の面談に間に合う場合、或いは、次の面談先がない場合、処理はS210へと進む。一方、投函先を含む推奨ルートに従って移動しても次の面談に間に合わない場合、処理はS206へと進む。
(S206)ルート更新部134は、推奨ルートにおいて、現在位置と次の面談先との間にある投函先を省略した訪問ルート(更新ルート)を生成する。なお、ルート更新部134は、現在位置と次の面談先との間にある全ての投函先を省略してもよいし、省略可能な投函先の数に上限(例えば、3)を設けてもよい。
(S207、S208)ルート更新部134は、更新ルートに従って移動した場合に次の面談に間に合うかを判定する。更新ルートに従って移動すれば次の面談に間に合う場合、処理はS210へと進む。一方、更新ルートに従って移動しても次の面談に間に合わない場合、処理はS209へと進む。いずれの場合も、ルート更新部134は、更新ルートを新たな推奨ルートに設定する。
(S209)表示制御部133は、次の面談先への連絡を促すメッセージを表示させる。このとき、表示制御部133は、更新ルートに従って移動した場合に次の面談先へ到着する時刻、及び次の面談先の連絡先(電話番号など)をメッセージに沿えて表示させてもよい。
(S210)表示制御部133は、GPSなどのセンサ類により一定期間(例えば、数秒)毎に位置情報を取得し、取得した位置情報、地図情報131a、及びルート情報131bに基づいて訪問先に到着したか否かを判定する。訪問先に到着したと判定した場合、処理はS211へと進む。
(S211)表示制御部133は、現在時刻(到着時刻)と、到着した訪問先(顧客ID)とを対応付けて訪問履歴131dに追加する。
(S212)表示制御部133は、担当者による訪問完了操作が行われたか否かを判定する。訪問完了操作が行われると、処理はS213へと進む。
例えば、表示制御部133は、訪問先への到着時に、訪問完了ボタンと共に、訪問が完了したら訪問完了ボタンを押下するように促すメッセージを表示部132に表示させる。そして、表示制御部133は、訪問完了ボタンが押下されたとき、担当者による訪問完了操作が行われたと判定する。変形例として、訪問先が面談先のときだけS212の処理が実行されるようにしてもよい。
(S213、S214)表示制御部133は、次の訪問時刻及び住所、現在時刻、現在地に基づいて余剰時間を計算し、計算した余剰時間及び周辺情報131cに基づいて推奨ルートに追加可能な投函先(追加投函先C31)を検索する。追加投函先C31が見つかった場合、処理はS215へと進む。追加投函先C31が見つからなかった場合、処理はS218へと進む。
(S215)表示制御部133は、追加投函先C31がある旨のメッセージを表示部132に表示させ、担当者に投函先の追加を促す。例えば、表示制御部133は、追加投函先C31を示すオブジェクトを他の訪問先と区別可能な形式で地図上に表示させ、メッセージと共に追加投函先C31の情報(例えば、投函資料の種類や優先度など)を表示する。
(S216)表示制御部133は、表示開始から所定時間(例えば、30秒)内に担当者により追加投函先C31の追加操作が行われたかを判定する。例えば、担当者が追加投函先C31を示すオブジェクトにタッチした場合、表示制御部133は、追加投函先C31の追加操作が行われたと判定する。追加投函先C31の追加操作が行われた場合、処理はS217へと進む。一方、追加投函先C31の追加操作が行われずに所定時間(例えば、15秒、30秒、1分など)が経過した場合、処理はS218へと進む。
(S217)ルート更新部134は、追加投函先C31を推奨ルートに追加した更新ルートを生成し、更新ルートを新たな推奨ルートに設定する。
(S218)表示制御部133は、推奨ルートに未訪問の訪問先があるか否かを判定する。未訪問の訪問先がある場合、処理はS204へと進む。一方、推奨ルートに含まれる全ての訪問先に対する訪問が完了した場合、処理はS219へと進む。
(S219)表示制御部133は、現在位置からゴール地点に向かう最短経路を検索し、見つかった最短経路を表示部132に表示させる。最短経路は、例えば、移動時間が最短の経路や移動距離が最短の経路などである。最短経路の検索方法は事前に設定されうる。また、最短経路の検索方法は担当者が設定を変更できるようにしてもよい。また、検索の処理は、外部のナビゲーションシステムと連携して実行されてもよい。S219の処理が完了すると、図16及び図17に示した一連の処理は終了する。
[3.表示制御方法(GUI)]
ここで、図18〜図20を参照しながら、モバイル機器103による表示制御方法について説明する。なお、図18〜図20に示した画面表示は一例であり、本実施形態に係る技術の適用範囲はこれらに限定されない。
図18は、本実施形態に係るモバイル機器の表示制御方法(午前ルートの表示)について説明するための模式図である。図19は、本実施形態に係るモバイル機器の表示制御方法(午後ルートの表示及び追加候補の推薦)について説明するための模式図である。図20は、本実施形態に係るモバイル機器の表示制御方法(午前ルートの表示及び投函先の省略)について説明するための模式図である。
図18には、モバイル機器103の表示部132による表示画面が模式的に示されている。この表示画面には、地図情報131aに基づいて担当エリアの地図が表示され、地図上に訪問ルートR1が示されている。訪問ルートR1は、推奨ルートのうち、担当者(例えば、担当者IDが0103の担当者)が午前中に訪問する訪問先を巡るための移動経路(図11のルート情報131bを参照)を示している。
図18の例において、スタート地点及びゴール地点となる基点は、基点オブジェクトSTで表現されている。担当者の現在位置は、現在地オブジェクトMで表現されている。訪問ルートR1に含まれる投函先は、投函先オブジェクトP1、P2で表現されている。訪問ルートR1に含まれる面談先は、面談先オブジェクトP3、P4で表現されている。基点及び投函先は白抜きの丸印、面談先は斜線付きの矩形で表現されている。
また、図18の例では、現在時刻(NOW)及び次の訪問先の訪問時刻(NEXT)を表示する時刻表示オブジェクト132aが表示画面に含まれている。また、次の訪問先に関する情報(例えば、画面上で訪問先を特定するための番号、及び訪問先に対応する資料の種類など)が表示される行き先表示オブジェクト132bが表示画面に含まれている。
また、図18の例では、直近の面談先に関する情報(例えば、画面上で訪問先を特定するための番号、及び訪問時刻など)が表示される面談先表示オブジェクト132cが表示画面に含まれている。また、投函先オブジェクト(この例では投函先オブジェクトP1、P2)を非表示に切り替えるための投函先非表示ボタン132dが表示画面に含まれている。この例では、投函先非表示ボタン132dを操作することで、投函先オブジェクトP1、P2が非表示になる。
表示制御部133は、ルート情報131bに基づいて、上記のような各種オブジェクトを表示部132に表示させる。各種オブジェクトに対する操作が行われた場合、表示制御部133は、ルート情報131bに基づいて、各種オブジェクトの表示内容を変化させる処理や、操作に応じて補足的な情報を表示させる処理を実行する。
例えば、図18の状態で、行き先表示オブジェクト132bがタッチされたとき、表示制御部133は、行き先表示オブジェクト132bに表示されている次の訪問先に対応する投函先オブジェクトP1を強調表示し、その訪問先の顧客に関する付帯情報(例えば、優先度)をルート情報131bから取得して表示画面に表示させる。この表示により、担当者は、訪問を取り止めてもよい投函先を予め検討することが容易になる。
面談先表示オブジェクト132cがタッチされたとき、表示制御部133は、面談先表示オブジェクト132cに表示されている直近の面談先に対応する面談先オブジェクトP3を強調表示し、その面談先の顧客に関する付帯情報(例えば、訪問理由)をルート情報131bから取得して表示画面に表示させる。この表示により、担当者は、面談先で話す内容の事前検討や、面談時に参照する資料の準備が容易になる。
午後になると、表示制御部133は、画面表示を図19のように切り替える。図19には、午後に担当者が巡る訪問ルートR2が示されている。訪問ルートR2には、訪問先を示すオブジェクトとして、面談先オブジェクトP5、P6、P11、P12と、投函先オブジェクトP7、P8、P9、P10が示されている。一方、午前中に訪問が済んだ訪問先を示すオブジェクト(投函先オブジェクトP1、P2、及び面談先オブジェクトP3、P4)は非表示の状態にされている。
図19の例において、現在地オブジェクトMは、投函先オブジェクトP9、P10の間に位置している。この場合、直近の面談先は面談先オブジェクトP11の場所であり、直前の面談先は面談先オブジェクトP6の場所である。
面談先オブジェクトP6の場所を出発した時点で、訪問ルートR2に従って面談先オブジェクトP11の場所へ向かった場合に余剰時間があるとき、ルート更新部134は、追加投函先C31(図19の例では投函先オブジェクトP9、P10の間にある投函先)を追加候補として表示制御部133に通知する。
上記の通知を受けた表示制御部133は、追加投函先C31の場所に追加候補オブジェクトP13を地図上に表示させ、担当者に追加候補の存在を通知するための追加候補通知オブジェクト132eを表示画面に表示させる。追加候補通知オブジェクト132eには、例えば、ルート情報131bに含まれる付帯情報(優先度)及び訪問目的(投函資料の情報)が表示される。優先度及び訪問目的の情報があることで、担当者は、追加投函先C31を追加するかどうかの判断が容易になる。
追加候補通知オブジェクト132eがタッチされた場合(追加操作が行われた場合)、ルート更新部134は、追加投函先C31を訪問ルートR2に追加する。また、表示制御部133は、追加後の訪問ルートR2に基づいて表示を更新する。
図18及び図19の例では担当者が時間通りに訪問ルートR1、R2を辿っていたが、面談先での滞在時間が延びた場合、担当者が基点を出発する時間が遅れた場合、或いは、交通事情により移動に遅延が発生した場合、推奨ルートに従って移動すると面談先への訪問時刻に間に合わなくなることがある。
例えば、図18の例において担当者が基点を出発する時刻が遅くなった場合、ルート更新部134は、基点(基点オブジェクトST)と直近の面談先(面談先オブジェクトP3)との間にある投函先(投函先オブジェクトP1、P2)を省略する。この場合、表示制御部133は、図20に示すように、省略通知オブジェクト132fを表示し、投函先オブジェクトP1、P2の省略を担当者に通知する。
省略通知オブジェクト132fには、投函先オブジェクトP1、P2の投函先を省略する旨のメッセージが含まれる。また、省略通知オブジェクト132fには、面談約束時刻までの時間(面談先の訪問時刻と現在時刻との差)などが含まれる。また、省略通知オブジェクト132fには、面談先への到着予定時刻や面談先(顧客)の連絡先が含まれてもよい。これらの表示により、万が一担当者が面談に間に合わずに、顧客に迷惑を掛けてしまうリスクを抑制することができる。
上記のように、本実施形態に係るシステム及び表示制御方法によれば、事前に顧客との間で約束した面談時間に担当者が遅れるリスクを抑制しつつ、より多くの訪問先を訪問できる訪問ルートを担当者に提供することができる。さらに、投函先の顧客にとって有益な資料を訪問ルート管理システム101が自動選択して担当者に情報提供するため、担当者の負担を増大させることなく資料投函の効果を高めることができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属する。
101 訪問ルート管理システム
102 クライアント装置
102a 操作部
102b 表示部
103 モバイル機器
111 記憶部
111a エリア情報
111b 担当者情報
111c 商品情報
111d 顧客情報
111e 優先度情報
111f ルート情報
112 登録処理部
113 面談ルート作成部
114 訪問ルート生成部
114a 投函先抽出機能
114b 投函資料選択機能
114c ルート生成機能
115 表示制御部
116 ルート管理部
131 記憶部
131a 地図情報
131b ルート情報
131c 周辺情報
131d 訪問履歴
132 表示部
132a 時刻表示オブジェクト
132b 行き先表示オブジェクト
132c 面談先表示オブジェクト
132d 投函先非表示ボタン
132e 追加候補通知オブジェクト
132f 省略通知オブジェクト
133 表示制御部
133a ルート表示機能
133b 表示切替機能
133c 訪問先推薦機能
134 ルート更新部
135 計時部
C31 追加投函先
C32 投函資料
C33 優先度ランク
D11 取引情報
D12 属性情報
D13 履歴情報
L1、L2、L3、L4、L5 直線
M 現在地オブジェクト
P1、P2、P7、P8、P9、P10 投函先オブジェクト
P3、P4、P5、P6、P11、P12 面談先オブジェクト
P13 追加候補オブジェクト
R1、R2 訪問ルート
ST 基点オブジェクト

Claims (20)

  1. 面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先についての情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先についての情報とが格納される記憶部と、
    前記少なくとも1つの第1の訪問先の各々に対応する面談約束時刻及び事前設定された面談時間に基づいて第1の訪問ルートを作成し、前記面談約束時刻、前記面談時間、及び前記所定時間に基づいて、余剰時間で訪問できる前記第2の訪問先を前記第1の訪問ルートに追加した第2の訪問ルートを生成するルート生成部と
    を有する、訪問ルート管理システム。
  2. 前記記憶部には、訪問の目標件数を示す情報が格納され、
    前記ルート生成部は、
    前記第2の訪問ルートに含まれる訪問先が最大となるように前記第2の訪問ルートを生成し、前記訪問先の数が前記目標件数以上の場合には、前記訪問先の数が前記目標件数と同数となるように前記第2の訪問ルートから前記第2の訪問先を削除し、削除された前記第2の訪問先を追加候補として訪問担当者に提示する
    請求項1に記載の訪問ルート管理システム。
  3. 前記記憶部には、訪問先へ投函済みの資料についての情報が格納され、
    前記ルート生成部は、前記第2の訪問ルートに含まれる前記第2の訪問先に未投函の資料についての情報を訪問担当者に提示する
    請求項1又は2に記載の訪問ルート管理システム。
  4. 前記記憶部には、複数の商品についての情報が含まれる第1の資料と、前記複数の商品の一部についての詳細情報が含まれる第2の資料とが対応付けて格納され、
    前記ルート生成部は、前記第2の訪問ルートに含まれる前記第2の訪問先へ投函済みの資料が前記第1の資料であるとき、当該第1の資料に対応する前記第2の資料についての情報を前記未投函の資料についての情報として前記訪問担当者に提示する
    請求項3に記載の訪問ルート管理システム。
  5. 前記ルート生成部は、前記第2の訪問ルートに含まれる前記第2の訪問先への資料投函が初めての場合、前記未投函の資料についての情報として前記第1の資料についての情報を前記訪問担当者に提示する
    請求項4に記載の訪問ルート管理システム。
  6. 前記記憶部には、訪問先となる顧客の取引状況についての情報が格納され、
    前記ルート生成部は、前記第2の訪問ルートに含まれる前記第2の訪問先の顧客との間で取引がない商品の情報が含まれる前記第1の資料についての情報を、前記未投函の資料についての情報として前記訪問担当者に提示する
    請求項5に記載の訪問ルート管理システム。
  7. 前記記憶部には、訪問先となる顧客の口座残高についての情報と、前記口座残高が高い順に設定される第1の優先度についての情報とが格納され、
    前記ルート生成部は、前記第1の優先度に基づいて選択される前記第2の訪問先を前記第1の訪問ルートに追加する
    請求項1に記載の訪問ルート管理システム。
  8. 前記記憶部には、訪問先となる顧客の年齢層についての情報と、前記年齢層が高い順に設定される第2の優先度についての情報とが格納され、
    前記ルート生成部は、前記第1の優先度及び前記第2の優先度の少なくとも1つに基づいて選択される前記第2の訪問先を前記第1の訪問ルートに追加する
    請求項7に記載の訪問ルート管理システム。
  9. 前記記憶部には、訪問先となる顧客への最終訪問日についての情報と、前記最終訪問日からの経過時間が長い順に設定される第3の優先度についての情報とが格納され、
    前記ルート生成部は、前記第1の優先度、前記第2の優先度、及び前記第3の優先度の少なくとも1つに基づいて選択される前記第2の訪問先を前記第1の訪問ルートに追加する
    請求項8に記載の訪問ルート管理システム。
  10. 前記記憶部には、訪問先となる顧客の口座残高が高い順に設定される第1の優先度についての情報と、前記顧客の年齢層が高い順に設定される第2の優先度についての情報と、前記顧客への最終訪問日からの経過時間が長い順に設定される第3の優先度についての情報とが格納され、
    前記ルート生成部は、前記第1の訪問ルートを作成する前に、前記第1の優先度、前記第2の優先度、及び前記第3の優先度に基づいて選択される訪問先についての情報を、前記第1の訪問先の候補として訪問担当者に提示し、前記訪問担当者に前記第1の訪問先の候補に対する面談約束の取り付けを促すメッセージを表示する
    請求項1に記載の訪問ルート管理システム。
  11. 面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先を含む訪問ルートの情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先の情報とが格納される記憶部と、
    次に訪問する第1の訪問先に対応する面談約束時刻及び場所と、現在時刻及び現在位置とに基づいて、前記次に訪問する第1の訪問先までの移動中に余剰時間で訪問できる第2の訪問先を前記訪問ルートへの追加候補として表示する表示制御部と
    を有する、モバイル機器。
  12. 前記次に訪問する第1の訪問先と現在位置との間に前記第2の訪問先があり、当該第2の訪問先に訪問すると前記面談約束時刻に間に合わない場合、当該第2の訪問先を前記訪問ルートから削除するルート更新部をさらに有する、
    請求項11に記載のモバイル機器。
  13. 前記表示制御部は、前記訪問ルートに含まれる第1の訪問先で訪問完了の操作を受け付けたとき、前記操作を受け付けた時刻と、次に訪問する第1の訪問先に対応する面談約束時刻に基づいて、余剰時間で訪問できる第2の訪問先を前記訪問ルートへの追加候補として表示する
    請求項11又は12に記載のモバイル機器。
  14. 前記記憶部には、前記第2の訪問先に投函する資料についての情報が格納され、
    前記表示制御部は、前記訪問ルートへの追加候補として表示される前記第2の訪問先に関連付けて当該第2の訪問先に投函する資料の情報を表示する
    請求項11〜13のいずれか1項に記載のモバイル機器。
  15. 前記表示制御部は、前記訪問ルートに含まれる第2の訪問先への訪問完了を示す操作を受け付けたとき、訪問履歴として、前記第2の訪問先と、訪問担当者と、投函資料と、訪問日時とを対応付けて前記記憶部に格納し、
    前記訪問ルートを管理するシステムに前記モバイル機器が接続されたときに前記訪問履歴が前記システムに転送される
    請求項11に記載のモバイル機器。
  16. 前記記憶部には、訪問先となる顧客の口座残高が高い順に設定される第1の優先度についての情報と、前記顧客の年齢層が高い順に設定される第2の優先度についての情報と、前記顧客への最終訪問日からの経過時間が長い順に設定される第3の優先度についての情報とが格納され、
    前記表示制御部は、前記第1の優先度、前記第2の優先度、及び前記第3の優先度の情報を、前記訪問ルートへの追加候補として表示される前記第2の訪問先に関連付けて表示する
    請求項11に記載のモバイル機器。
  17. 面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先についての情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先についての情報とを取得し、
    前記少なくとも1つの第1の訪問先の各々に対応する面談約束時刻及び事前設定された面談時間に基づいて第1の訪問ルートを作成し、前記面談約束時刻、前記面談時間、及び前記所定時間に基づいて、余剰時間で訪問できる前記第2の訪問先を前記第1の訪問ルートに追加した第2の訪問ルートを生成する
    処理をコンピュータが実行する、訪問ルート生成方法。
  18. 面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先についての情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先についての情報とを取得し、
    前記少なくとも1つの第1の訪問先の各々に対応する面談約束時刻及び事前設定された面談時間に基づいて第1の訪問ルートを作成し、前記面談約束時刻、前記面談時間、及び前記所定時間に基づいて、余剰時間で訪問できる前記第2の訪問先を前記第1の訪問ルートに追加した第2の訪問ルートを生成する
    処理をコンピュータに実行させる、プログラム。
  19. 面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先を含む訪問ルートの情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先の情報とを取得し、
    次に訪問する第1の訪問先に対応する面談約束時刻及び場所と、現在時刻及び現在位置とに基づいて、前記次に訪問する第1の訪問先までの移動中に余剰時間で訪問できる第2の訪問先を前記訪問ルートへの追加候補として表示する
    処理をコンピュータが実行する、表示制御方法。
  20. 面談約束がある少なくとも1つの第1の訪問先を含む訪問ルートの情報と、所定時間内に完了する資料投函が目的の第2の訪問先の情報とを取得し、
    次に訪問する第1の訪問先に対応する面談約束時刻及び場所と、現在時刻及び現在位置とに基づいて、前記次に訪問する第1の訪問先までの移動中に余剰時間で訪問できる第2の訪問先を前記訪問ルートへの追加候補として表示する
    処理をコンピュータに実行させる、プログラム。
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