JP2020149157A - 情報処理システム、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の設問が複数のページに分けられている場合に、一覧表における複数の設問点の表示を予め意図した並び順にする。【解決手段】情報処理システムは、複数の原稿のページ順に関するページ順情報をそれぞれ有するとともに解答者によって解答された設問の採点が行われた複数の原稿から、各々の原稿上の画像の画像情報を取得する取得手段と、取得した画像情報により、解答者に関する解答者情報、設問ごとの点数である設問点に関する設問点情報、およびページ情報を少なくとも特定する特定手段と、解答者ごとにページ情報に基づいて複数の設問点が並べられた一覧表を作成する作成手段と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置およびプログラムに関する。
例えば特許文献1には、読取データと、当該読取データに対して文字認識処理が行われることで得られるユーザ識別情報とを表示し、当該表示された読取データとユーザ識別情報と確認するユーザによる確認結果の入力を受け付け、当該ユーザ識別情報の修正を受け付ける修正画面であって、所定の複数のユーザを個々に識別するユーザ識別情報群のうち、当該確認結果の入力を受け付けていない未確認のユーザ識別情報を、未確認の修正候補のユーザ識別情報として選択可能に表示することが開示されている。
特開2018−195022号公報
採点が行われたテスト用紙などの複数の原稿から、原稿ごとに記入された解答者と点数とを読取り、少なくとも解答者と点数とをまとめた一覧表を作成する技術がある。ここで、例えば、複数の設問で構成されているテストの場合、複数の設問が複数のページに分けられることがある。そして、このような場合においても、設問ごとの点数である設問点が解答者ごとにまとめられた一覧表の作成が要求される。しかしながら、複数の設問が複数のページに分けられている場合、例えば、読取りの際におけるページの読取り順序が前後していたり、読取りができない原稿があったりすると、一覧表における複数の設問点の表示が予め意図した並び順にならなくなるおそれがあった。
本発明は、複数の設問が複数のページに分けられている場合に、一覧表における複数の設問点の表示を予め意図した並び順にすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数の原稿のページ順に関するページ情報をそれぞれ有するとともに解答者によって解答された設問の採点が行われた当該複数の原稿から、各々の原稿上の画像の画像情報を取得する取得手段と、取得した前記画像情報により、前記解答者に関する解答者情報、前記設問ごとの点数である設問点に関する設問点情報、および前記ページ情報を少なくとも特定する特定手段と、前記解答者ごとに前記ページ情報に基づいて複数の前記設問点が並べられた一覧表を作成する作成手段と、を備える情報処理システムである。
請求項2に記載の発明は、前記作成手段は、前記ページ情報に基づいて特定された異常に関する異常情報を表示した前記一覧表を作成する請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記作成手段は、正常に特定された情報とは異なる行または列に前記異常情報を表示した前記一覧表を作成する請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記作成手段は、一の前記解答者が解答する前記原稿の総ページ数に対して当該原稿から特定したページ番号が整合していない場合に、前記異常情報を表示した前記一覧表を作成する請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記作成手段は、正常に特定された情報に対して、正常である旨の表示を付した前記一覧表を作成する請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載の発明は、前記作成手段は、複数の前記設問点に対し、各々の前記原稿の前記ページ情報に応じた設問番号を付した前記一覧表を作成する請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載の発明は、前記作成手段は、前記ページ情報に基づく異常が特定された場合、当該異常に係わる前記設問点に対しては前記設問番号を付さずに当該設問点を表示した前記一覧表を作成する請求項6に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、前記特定手段は、前記画像情報から前記解答者が記入した解答を文字認識したテキスト情報を特定し、前記作成手段は、前記設問ごとに、前記解答の画像と前記テキスト情報とを並べた前記一覧表を作成する請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、前記特定手段は、前記設問に係わる前記原稿の種類を特定し、前記作成手段は、前記原稿の種類に関する種類情報を含む前記一覧表を作成する請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、複数の原稿のページ順に関するページ情報をそれぞれ有するとともに解答者によって解答された設問の採点が行われた当該複数の原稿から、各々の原稿上の画像の画像情報を取得する取得手段と、取得した前記画像情報により、前記解答者に関する解答者情報、前記設問ごとの点数である設問点に関する設問点情報、および前記ページ情報を少なくとも特定する特定手段と、前記解答者ごとに前記ページ情報に基づいて複数の前記設問点が並べられた一覧表を作成するための情報を送信する送信手段と、を備える情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、情報処理装置として機能するコンピュータに、複数の原稿のページ順に関するページ情報をそれぞれ有するとともに解答者によって解答された設問の採点が行われた当該複数の原稿から、各々の原稿上の画像の画像情報を取得する機能と、取得した前記画像情報により、前記解答者に関する解答者情報、前記設問ごとの点数である設問点に関する設問点情報、および前記ページ情報を少なくとも特定する機能と、前記解答者ごとに前記ページ情報に基づいて複数の前記設問点が並べられた一覧表を作成するための情報を送信する機能と、を実現させるプログラムである。
請求項1、10および11の発明によれば、複数の設問が複数のページに分けられている場合に、一覧表における複数の設問点の表示を予め意図した並び順にすることができる。
請求項2の発明によれば、例えば異常情報が表示されない場合と比較して、異常が生じていることを一覧表において容易に認識することができる。
請求項3の発明によれば、例えば正常に特定された情報と同じ行または列に異常情報を記載する場合と比較して、異常情報の表示を差別化できる。
請求項4の発明によれば、原稿の総ページ数とページ番号との情報を用いて特定した異常情報を一覧表にて容易に認識することができる。
請求項5の発明によれば、画像情報からの情報の特定が正常に行われたことを一覧表にて確認することができる。
請求項6の発明によれば、原稿における実際の設問の番号と、一覧表に記載される設問の番号とを対応させることが可能になる。
請求項7の発明によれば、異常が生じている設問点に設問番号を付する場合と比較して、異常が生じている設問点と正常に特定した設問点とを一覧表において分けて表示することができる。
請求項8の発明によれば、文字認識で得られた解答のテキスト情報と、文字認識の対象となった解答の画像とを容易に比較することができる。
請求項9の発明によれば、例えば異なる試験など異なる種類の原稿が混在する原稿の束の画像情報から一括して情報を特定した場合でも、原稿の種類に応じた一覧表の表示が可能になる。
本実施形態の情報処理システムの全体構成を示す図である。 (A)および(B)は、本実施形態で用いられる解答用紙の説明図である。 本実施形態の学習支援端末の機能構成の一例である。 本実施形態の情報処理システムにおける採点結果の集計についての動作フロー図である。 (A)および(B)は、本実施形態の情報処理システムで作成される採点一覧表の説明図である。 変形例1が適用される採点一覧表の説明図である。 変形例2が適用される採点一覧表の説明図である。 変形例3における読取り結果の一覧の説明図である。 (A)、(B)および(C)は、読取り結果の一覧から作成される変形例3の採点一覧表である。 コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本実施形態について詳細に説明する。
<情報処理システム1の全体構成>
図1は、本実施形態の情報処理システム1の全体構成を示す図である。
本実施形態の情報処理システム1は、試験などの解答用紙(原稿の一例)を読取って、解答用紙における採点結果を収集するためのシステムである。図1に示すように、情報処理システム1は、画像に関する処理を行う画像処理装置10と、解答者が用いる解答者用端末20と、採点者が用いる採点者用端末30と、授業に係わる各種の情報を処理する学習支援端末40と、を有する。そして、画像処理装置10、解答者用端末20、採点者用端末30および学習支援端末40は、ネットワーク50を介して相互にデータ通信が可能になっている。
画像処理装置10は、スキャン機能を有している。すなわち、画像処理装置10は、解答用紙上の画像の画像情報を読取る。そして、画像処理装置10は、読取った画像を示す画像データを生成し、生成した画像データに対して処理を行う。本実施形態では、画像処理装置10は、解答用紙から読取った画像情報を、学習支援端末40に送る。
なお、画像処理装置10は、スキャン機能に加えて、例えば、プリント機能、コピー機能およびファクシミリ機能等を備えても良い。
解答者用端末20は、例えば大学の学生などの、設問に対して解答を行う解答者が操作するものとして設けられたコンピュータ装置である。解答者用端末20には、パーソナル・コンピュータなどの固定型端末装置や、タブレット端末やスマートフォンなどの携帯型情報端末を用いることができる。
採点者用端末30は、例えば大学の教員などの、解答用紙の採点を行う採点者が操作するものとして設けられたコンピュータ装置である。採点者用端末30には、パーソナル・コンピュータなどの固定型端末装置や、タブレット端末やスマートフォンなどの携帯型情報端末を用いることができる。
学習支援端末40は、ネットワーク50を介してやり取りされるデータを記憶して管理するサーバ装置である。学習支援端末40は、例えば、一般にLMS(Learning Management System)と呼ばれるシステムで用いられる装置である。ここで、LMSとは、学習教材の配信や試験の成績などを統合して管理する学習管理システムである。例えば、解答者は、解答者用端末20を用いて、学習支援端末40から送信される学習教材や成績を閲覧することができる。また、例えば、採点者は、採点者用端末30を用いて、学習支援端末40に採点結果を含む成績を登録したり、学習支援端末40から送信される成績を閲覧したり、学習支援端末40に学習教材をアップロードしたりすることができる。
ネットワーク50は、各種情報の交換に用いる通信手段である。ネットワーク50は、データの送受信が可能であれば、その種類は特に限定されず、例えばインターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等として良い。データ通信に用いられる通信回線は、有線であっても無線であっても良い。また、複数のネットワークや通信回線を介して各装置を接続するように構成しても良い。
ここで、本実施形態の情報処理システム1の利用形態の一例について説明する。
本実施形態において、解答者は、試験を構成する設問に対して、解答用紙に例えば手書きによって解答を書き込む。そして、解答が書き込まれた解答用紙は、採点者により採点される。
採点済みの解答用紙の束は、画像処理装置10にセットされる。画像処理装置10は、セットされた解答用紙束のうち各々の解答用紙上に形成されている画像を読取る。そして、画像処理装置10は、読取った画像情報を学習支援端末40に送信する。
学習支援端末40は、画像情報に基づいて採点結果を収集する。詳細には、学習支援端末40は、解答用紙における設問ごとの点数(以下、設問点と呼ぶ)を収集する。そして、学習支援端末40は、解答者ごとであって、設問ごとの設問点がまとめられた一覧表を表示するためのデータを作成する。
そして、採点者は、採点者用端末30を介して学習支援端末40に要求することで、採点結果である一覧表を閲覧したり、一覧表をダウンロードしたりする。
続いて、本実施形態で用いられる解答用紙について具体的に説明する。
図2は、本実施形態で用いられる解答用紙の説明図である。
そして、本実施形態では、一の試験が2枚の解答用紙を用いて行われる例を用いる。また、一の試験では複数の設問が設けられており、複数の設問は、2枚の解答用紙に分けて記載されている。すなわち、本実施形態では、複数の設問は、第1ページ目と第2ページ目の2ページに分けられている。
ここで、本実施形態の説明においては、便宜上、解答用紙の片面側のみに設問が設けられ、解答用紙に対する読取りも片面側に対してのみ行う例を用いる。従って、本実施形態の説明において、1枚目の解答用紙は第1ページ目となり、2枚目の解答用紙は第2ページ目となる。
図2(A)に示すように、第1ページ目の解答用紙P1には、合計点記入欄101、番号記入欄102、氏名記入欄103、日付記入欄104、科目記入欄105、第1解答記入欄106、第2解答記入欄107、第1設問点記入欄108、第2設問点記入欄109およびページ情報記入欄110が設けられている。
また、図2(B)に示すように、第2ページ目の解答用紙P2には、番号記入欄102、第1解答記入欄106、第2解答記入欄107、第1設問点記入欄108、第2設問点記入欄109およびページ情報記入欄110が設けられている。
なお、本実施形態における説明において、第1ページ目の解答用紙P1および第2ページ目の解答用紙P2など、何ページ目の解答用紙であるかということを特に区別しない場合には、「解答用紙」と総称する。
合計点記入欄101は、一の試験における全ての設問の設問点の合計点を記入する欄である。合計点記入欄101には、例えば採点者の手書きによって数字が記入される。本実施形態における例では、合計点記入欄101には、第1ページ目の解答用紙P1の2つの設問点と、第2ページ目の解答用紙P2の2つの設問点との合計点が記入される。また、本実施形態の第1ページ目の解答用紙P1には、合計点記入欄101に隣接する箇所に、合計点の記入欄であることを示す記入欄名として「合計点」が印刷される。
番号記入欄102は、例えば学籍番号など、解答者を一意に特定可能な英数字等を記入する欄である。番号記入欄102には、例えば解答者の手書きによって英数字などが記入される。また、本実施形態の解答用紙は、番号記入欄102に隣接する箇所に、番号の記入欄であることを示す記入欄名として「学籍番号」が印刷される。
なお、本実施形態においては、学籍番号が解答者情報の一例である。
氏名記入欄103は、解答者の氏名を記入する欄である。氏名記入欄103には、例えば解答者の手書きによって文字が記入される。また、本実施形態の解答用紙は、氏名記入欄103に隣接する箇所に、氏名の記入欄であることを示す記入欄名として「氏名」が印刷される。
日付記入欄104は、解答が行われた日付を記入する欄である。日付記入欄104には、例えば解答者の手書きによって数字が記入される。また、本実施形態の解答用紙は、日付記入欄104に隣接する箇所に、日付の記入欄であることを示す記入欄名として「日付」が印刷される。
科目記入欄105は、試験の種類を特定可能な科目を記入する欄である。科目記入欄105には、例えば科目A、科目B、期末試験・数学Iなどの科目を特定可能な文字が印刷される。なお、科目記入欄105は、解答者が手書きによって文字を記入しても良い。また、本実施形態の解答用紙には、科目記入欄105に隣接する箇所に、科目の記入欄であることを示す記入欄名として「科目」が印刷される。
なお、科目記入欄105に記入される科目が種類情報の一例である。
第1解答記入欄106および第2解答記入欄107は、それぞれ、設問に対する解答を記入する欄である。なお、本実施形態において、第1解答記入欄106は、解答用紙における上側に設けられ、第2解答記入欄107は、解答用紙における下側に設けられる。従って、第1解答記入欄106および第2解答記入欄107の解答用紙の同じページ内における順序は、第1解答記入欄106が先であり、第2解答記入欄107が後となる。そして、第1解答記入欄106および第2解答記入欄107には、例えば解答者の手書きによって文字や数字や図形などが記入される。また、本実施形態の解答用紙には、第1解答記入欄106に隣接する箇所と、第2解答記入欄107に隣接する箇所とに、解答の記入欄であることを示す記入欄名として「設問N」(Nは整数)がそれぞれ印刷される。
ここで、本実施形態の解答用紙の例では、第1ページ目の解答用紙P1に2つの設問が設けられ、第2ページ目の解答用紙P2に2つの設問が設けられる。そして、図2(A)に示すように、本実施形態の第1ページ目の解答用紙P1では、第1解答記入欄106に隣接して「設問1」の記入欄名が印刷され、第2解答記入欄107に隣接して「設問2」の記入欄名が印刷される。また、図2(B)に示すように、第2ページ目の解答用紙P2では、第1解答記入欄106に隣接して「設問3」の記入欄名が印刷され、第2解答記入欄107に隣接して「設問4」の記入欄名が印刷される。
第1設問点記入欄108および第2設問点記入欄109は、設問点ごとの点数を記入する欄である。また、第1設問点記入欄108および第2設問点記入欄109の解答用紙の同じページ内における順序は、第1設問点記入欄108が先であり、第2設問点記入欄109が後となる。そして、第1設問点記入欄108および第2設問点記入欄109には、例えば採点者の手書きによって数字が記入される。また、本実施形態の解答用紙には、第1設問点記入欄108に隣接する箇所と、第2設問点記入欄109に隣接する箇所とに、設問点の記入欄であることを示す記入欄名として「設問Nの点数」(Nは整数)がそれぞれ印刷される。
そして、図2(A)に示すように、第1ページ目の解答用紙P1では、第1設問点記入欄108に隣接して「設問1の点数」の記入欄名が印刷され、第2設問点記入欄109に隣接して「設問2の点数」の記入欄名が印刷される。また、図2(B)に示すように、本実施形態の第2ページ目の解答用紙P2では、第1設問点記入欄108に隣接して「設問3の点数」の記入欄名が印刷され、第2設問点記入欄109に隣接して「設問4の点数」の記入欄名が印刷される。
なお、本実施形態の説明において、第1解答記入欄106および第2解答記入欄107を特に区別しない場合には、「解答記入欄」と総称する。また、第1設問点記入欄108および第2設問点記入欄109を特に区別しない場合には、「設問点記入欄」と総称する。
また、本実施形態においては、設問点記入欄に記入される点数が設問点情報の一例である。
ページ情報記入欄110は、総ページ数とページ番号とを含むページ情報を記入する欄である。総ページ数は、一の解答者が解答する一の試験を構成する解答用紙の合計のページ数である。ページ番号は、一の試験が複数のページによって構成されている場合に、複数のページの順序であるページ順を示すものである。ページ番号は、小さいものから大きいものに向けて並ぶ数字(すなわち、昇順)で表示される。なお、本実施形態では、上述のとおり、解答用紙の片面のみを用いる。従って、本実施形態において、ページ順は、複数の解答用紙の順序に対応する。
そして、ページ情報記入欄110には、ページ番号を示す数字と、総ページ数を示す数字とが、この順に、「/(すなわち、スラッシュ記号)」を間に挟んで記入される。
本実施形態における一の試験の例では、図2(A)に示すように、第1ページ目の解答用紙P1のページ情報記入欄110には、「1/2」が印刷される。また、図2(B)に示すように、第2ページ目の解答用紙P2のページ情報記入欄110には、「2/2」が印刷される。
さらに、図2(A)および図2(B)に示すように、本実施形態の解答用紙には、例えばQRコード(登録商標)などの識別情報100が予め印刷されている。この識別情報100には、解答用紙のフォーマット情報が含まれている。フォーマット情報は、解答用紙における、合計点記入欄101、番号記入欄102、氏名記入欄103、日付記入欄104、科目記入欄105、第1解答記入欄106、第2解答記入欄107、第1設問点記入欄108、第2設問点記入欄109およびページ情報記入欄110の各々の記入欄の位置の情報を含む。
また、フォーマット情報は、各々の記入欄の種別の情報を含む。例えば、合計点記入欄101には、「合計点」という種別が対応付けられている。番号記入欄102には、「学籍番号」という種別が対応付けられている。氏名記入欄103には、「氏名」という種別が対応付けられている。日付記入欄104には、「日付」という種別が対応付けられている。科目記入欄105には、「科目」という種別が対応付けられている。そして、ページ情報記入欄110には、「ページ番号」および「総ページ数」という2つの種別が対応付けられている。
また、第1解答記入欄106には、「1番目解答」という種別が対応付けられている。第2解答記入欄107には、「2番目解答」という種別が対応付けられている。第1設問点記入欄108には、「1番目設問点」という種別が対応付けられている。第2設問点記入欄109には、「2番目設問点」という種別が対応付けられている。
そして、本実施形態での情報処理システム1では、フォーマット情報を作成するに際して、各々のページにおける複数(本実施形態では、例えば2つ)の設問の順番は区別するが、一の試験を構成する全ての複数の設問の順番を区別しないようにしている。
すなわち、本実施形態のフォーマット情報は、第1ページ目の解答用紙P1に設けられる第1解答記入欄106および第2解答記入欄107に対して、「1番目解答」および「2番目解答」の種別が対応付けられ、第2ページ目の解答用紙P2に設けられる第1解答記入欄106および第2解答記入欄107に対しても、「1番目解答」および「2番目解答」の種別が対応付けられる。つまり、本実施形態では、第1ページ目の解答用紙P1と第2ページ目の解答用紙P2とで解答記入欄の種別に区別がない。
また、本実施形態のフォーマット情報は、第1ページ目の解答用紙P1に設けられる第1設問点記入欄108および第2設問点記入欄109に対して、「1番目設問点」および「2番目設問点」の種別が対応付けられ、第2ページ目の解答用紙P2に設けられる第1設問点記入欄108および第2設問点記入欄109に対しても、「1番目設問点」および「2番目設問点」の種別が対応付けられる。つまり、本実施形態では、第1ページ目の解答用紙P1と第2ページ目の解答用紙P2とで設問点記入欄の種別に区別がない。
ここで、フォーマット情報において、一の試験を構成する複数の設問の全ての順番を区別しない理由について、「設問点」を例に用いて具体的に説明する。
本実施形態では、「設問点」を読取るために、解答用紙における設問点記入欄の読取り位置、設問記入欄の種別を特定するために、フォーマット情報を用いる。このフォーマット情報は、解答用紙の作成者が、解答用紙における設問点の記入欄の配置や記入欄の種別などの構成に応じて、予め作成する必要がある。従って、設問点の記入欄の配置や、記入欄の種別が、既に作成されていた解答用紙とは異なる内容であれば、フォーマット情報を改めて作成することになる。
より具体的に説明する。例えば試験ごとに、設問の数が異なる場合を考える。例えば、設問の総数が2つである場合、本実施形態の例では、解答用紙ごとに2つの設問が設けられるため、1ページ分(本実施形態では、1枚)の解答用紙を用いることになる。また、例えば、設問の総数が4つである場合、本実施形態の例では、2ページ分(本実施形態では、2枚)の解答用紙を用いることになる。同様に、設問の総数を更に増やす場合には、解答用紙のページ数を更に増やすことになる。
そして、フォーマット情報を作成するに際して、例えば、一の試験における複数の設問の全てに対して設問順に設問番号を設定する例を用いて説明する。
設問の総数が2つの場合には、第1ページ目の解答用紙における第1問目の設問点の記入欄には「設問1点数」の項目名を設定し、第2問目の設問点の記入欄には「設問2点数」の項目名を設定する。
一方、設問の総数が4つの場合には、第1ページ目の解答用紙における第1問目の設問点の記入欄には「設問1点数」の項目名を設定し、第2問目の設問点の記入欄には「設問2点数」の項目名を設定する。また、第2ページ目の解答用紙における第3問目の設問点の記入欄には「設問3点数」の項目名を設定し、第4問目の設問点の記入欄については「設問4点数」の項目名を設定する。ここで、第2ページ目の解答用紙に対するフォーマット情報は、第1ページ目の解答用紙に対するフォーマット情報とは項目名の内容が異なる。そのため、上記の例の場合は、2ページ分の解答用紙のためのそれぞれ異なるフォーマット情報を2つ作成する必要がある。そして、上記の例の場合は、設問の総数が更に増え、解答用紙のページ数が追加されるごとに、さらに別のフォーマット情報を作成することになる。
以上説明したとおり、一の試験を構成する全ての複数の設問の順番を区別してフォーマット情報を作成するように構成すると、設問の総数に応じて、複数の解答用紙ごとにフォーマット情報を作成する必要があり、フォーマット情報を含めて解答用紙の汎用性が著しく低下するおそれがあった。
これに対して、本実施形態では、図2(A)に示す第1ページ目の解答用紙P1と、図2(B)に示す第2ページ目の解答用紙P2とについては、それぞれ異なるフォーマット情報が作成される。しかしながら、本実施形態では、例えば設問の数が更に増えた場合には、解答用紙P2および解答用紙P2のために作成されたフォーマット情報を流用できるようになっている。
図3は、本実施形態の学習支援端末40の機能構成の一例である。
続いて、本実施形態における解答用紙の採点結果の収集に関する機能ブロックについて説明する。
図3に示すように、学習支援端末40は、解答用紙から読取った画像情報を取得する画像情報取得部41と、画像情報から文字情報を認識する文字認識部42と、解答用紙のフォーマット情報を管理するフォーマット情報管理部43と、を有する。また、学習支援端末40は、採点結果をまとめた一覧表を作成するための一覧情報を生成する一覧情報生成部44と、採点結果を含む解答者の成績情報を管理する成績管理部45と、要求に応じて学習支援に関する各種の情報を表示画面に表示させる表示制御部46と、を有する。
なお、本実施形態において、画像情報取得部41が取得手段の一例であり、一覧情報生成部44が特定手段および作成手段の一例である。
画像情報取得部41は、画像処理装置10にセットされた採点済みの複数の解答用紙について解答用紙上に形成された画像を読取った画像情報を、画像処理装置10から取得する。
なお、本実施形態において、一の試験は、複数の解答者によって受けられている。さらに、各解答者は、複数の解答用紙に分けられた設問に対してそれぞれ解答を書き込む。そして、これらの複数の解答用紙は、解答者の単位で設問の順に束ねられる場合もあったり、解答者の単位が崩れていたり、同じ解答者であっても設問順が前後していたりする場合もある。いずれの場合であっても、本実施形態の画像処理装置10は、束ねられた複数の解答用紙の重ね順で、各々の解答用紙の画面情報の読取りを行って、画像情報取得部41に送る。
文字認識部42は、画像情報取得部41から画像情報を取得する。そして、文字認識部42が、OCR(Optical Character Recognition)技術を用いて、取得した画像情報に含まれる文字や数字などの文字認識を行う。なお、以下の説明において、文字認識部42が画像情報から認識した文字や数字などの情報のことを認識情報と呼ぶ。
また、文字認識部42は、フォーマット情報管理部43から文字認識の対象となっている解答用紙のフォーマット情報を取得する。そして、文字認識部42は、フォーマット情報に含まれる記入欄の単位で文字認識を行う。そして、文字認識部42は、各記入欄の認識情報と、対応する記入欄の種別とを紐付けて、一覧情報生成部44に送る。
例えば、文字認識部42は、図2(A)に示す第1ページ目の解答用紙P1の第1解答記入欄106に対して文字認識を行う場合、解答用紙P1における第1解答記入欄106としてフォーマット情報が指定する部分の文字認識を行う。そして、文字認識部42は、認識情報(例えば、「・・・・aaa」)に、第1解答記入欄106に対応する「1番目解答」の種別を紐付ける。
また、例えば、文字認識部42は、第1ページ目の解答用紙P1の第1設問点記入欄108に対して文字認識を行う場合、解答用紙P1における第1設問点記入欄108としてフォーマット情報が指定する部分の文字認識を行う。そして、文字認識部42は、認識情報(例えば、「30」)に、第1設問点記入欄108に対応する「1番目設問点」の種別を紐付ける。
同様に、文字認識部42は、フォーマット情報が指定する各記入欄の部分の画像情報から認識した認識情報に、対応する種別をそれぞれ紐付ける。そして、文字認識部42は、解答用紙の1ページの単位で、認識情報と種別とを対応づけた読取り結果を、一覧情報生成部44に送る。なお、本実施形態において、上述のとおり、解答用紙の1ページの単位は、解答用紙1枚分に相当する。
フォーマット情報管理部43は、採点者用端末30などを介して解答用紙のフォーマット情報の作成を受け付ける。例えば、図2(A)および図2(B)に示す解答用紙が作成されると、フォーマット情報管理部43は、その解答用紙において文字認識の対象となる位置の指定と、文字認識の対象となる記入欄の種別の登録とを受け付ける。
そして、フォーマット情報管理部43は、受け付けた位置の指定および種別の登録に基づくフォーマット情報を含む識別情報100を作成する。作成した識別情報100は、作成対象となった解答用紙の印刷画像に埋め込まれる(図2(A)および図2(B)参照)。
また、フォーマット情報管理部43は、既に作成された解答用紙ごとの複数のフォーマット情報を管理する。
そして、フォーマット情報管理部43は、文字認識部42によって一の解答用紙の画像情報に対する文字認識が行われる際に、その画像情報に含まれる識別情報100からフォーマット情報を特定する。そして、フォーマット情報管理部43は、文字認識部42からの要求に応じて、特定したフォーマット情報を文字認識部42に送る。
一覧情報生成部44は、ページ毎にまとめられた認識情報と種別とが紐付けられた読取り結果を文字認識部42から取得する。そして、一覧情報生成部44は、文字認識部42から取得した読取り結果に基づいて、解答者ごとに、認識情報をまとめた採点一覧表510(後述する図5(B)参照)を作成する。そして、本実施形態の採点一覧表510には、解答者ごとであって、複数の設問点が設問順に並べて表示される。
まず、一覧情報生成部44は、読取った画像情報の解答用紙に解答した解答者を特定するために、本実施形態では学籍番号の情報を用いる。学籍番号は、番号記入欄102の認識情報に基づいて特定する。そして、一覧情報生成部44は、同じ学籍番号の複数ページの解答用紙から読取った設問点の数とページ情報とに基づいて特定される順序で並べる。つまり、一覧情報生成部44は、複数ページの解答用紙から読取った複数の設問点を、ページ情報に応じて並べた一覧表を作成する。
具体的には、一覧情報生成部44は、ページ順に従って、複数の設問点の認識情報を並べる。また、一覧情報生成部44は、同じページ内に複数の設問点が設けられている場合、同じページ内における複数の設問点の認識情報を、予め定められた順序で並べる。本実施形態において、予め定められた順序は、第1設問点が先で、第2設問点が後となっている。
例えば、一覧情報生成部44は、複数の設問点を、第1ページ目の解答用紙P1から読取った複数の設問点(第1設問点、第2設問点)、第2ページ目の解答用紙P2から読取った複数の設問点(第1設問点、第2設問点)の順であって、同じページ内においては、第1設問点、第2設問点の順に並べる。
なお、実施形態の採点一覧表510において、解答者ごとであって、複数の解答を設問順に並べて表示する際も、上述した設問点の並びと同様に行う。
また、一覧情報生成部44は、採点一覧表を作成する際、各々の記入欄に対応した項目を作成する。本実施形態の一覧情報生成部44は、フォーマット情報により特定される、各々の記入欄の種別を項目として用いる。ただし、解答記入欄および設問点記入欄については、各々の種別をそのまま用いずに、ページ情報により特定される順序に従って作成した項目を用いる。
本実施形態の一覧情報生成部44は、合計点記入欄101の種別である「合計点」、番号記入欄102の種別である「学籍番号」、ページ情報記入欄110の種別である「ページ番号」および「総ページ数」を、それぞれ項目として用いる。
また、本実施形態の一覧情報生成部44は、解答記入欄および設問点記入欄については、上述したページ情報に基づく並びに従った「設問番号」を付与した項目を用いる。ここで、設問番号は、解答入力欄および設問点入力欄の項目を「設問N解答」や「設問N点数」と表示する際、N(Nは整数)に相当する数字である。
また、一覧情報生成部44は、上記のとおり特定した複数の解答や設問点の順に従って、各々の設問点に対して「設問番号」を付す。本実施形態の一覧情報生成部44は、ページ番号が小さい順であって、同一ページにおいて予め定められた設問順で、番号を「1」から付す。
例えば、一覧情報生成部44は、設問点記入欄の項目として、第1ページ目の解答用紙P1から読取った第1設問点を「設問1点数」、第1ページ目の解答用紙P1から読取った第2設問点を「設問2点数」、2ページ目の解答用紙P2から読取った第1設問点を「設問3点数」、2ページ目の解答用紙P2から読取った第2設問点を「設問4点数」の項目をそれぞれ作成する。
同様に、一覧情報生成部44は、解答記入欄の項目として、「設問1解答」、「設問2解答」、「設問3解答」、「設問4解答」の項目をそれぞれ作成する。
なお、本実施形態において、一覧情報生成部44が設定した設問番号に基づく解答記入欄および設問点記入欄の項目は、結果的に、予め解答用紙に記入欄名として印刷されている「設問1」、「設問2」、「設問3」および「設問4」に対応することになる。
また、一覧情報生成部44は、複数の解答用紙の読取りに関して異常が発生した場合に、異常処理を行う。ここで、異常の事象としては、例えば、フォーマット情報が特定できないことによって、画像情報に対して記入欄の読取り箇所と記入欄の種別とが特定できないという事象を例示できる。また、異常の事象としては、識別情報100の読取りは成功しているものの、例えばページ情報におけるページ番号を誤って読取った場合や、部分的な読取りの失敗を例示できる。
そして、一覧情報生成部44は、異常が発生した場合に実行する異常処理として、「異常表示処理」と、「分別表示処理」と、を行う。
まず、「異常表示処理」について説明する。異常表示処理は、「フォーマット情報の特定の失敗」と、総ページ数に対してページ番号が整合しない「ページ過剰」および「ページ不足」という事象の発生に基づいて行われる。
(フォーマット情報の特定の失敗)
一覧情報生成部44は、フォーマット情報の特定が失敗したページに対しては、フォーマット情報の特定に失敗した旨の表示を行うための情報を紐付ける。そして、一覧情報生成部44は、後述する採点一覧表510(後述する図5(B)参照)において、フォーマット情報の特定が失敗したページについて、「特定失敗」のテキスト情報を表示するようにしている。
なお、フォーマット情報の特定が失敗する場合の具体例としては、解答用紙における識別情報100が汚れていたり、解答用紙の束の中に関係のない白紙が挟み込まれていたり、解答用紙の裏表が間違っていたりすることが挙げられる。
(ページ過剰)
一覧情報生成部44は、ページが過剰であると判断した場合に、対象となるページに対して、ページが過剰である旨の表示を行うための情報を紐付ける。そして、一覧情報生成部44は、後述する採点一覧表510において、ページが過剰であるページについて、「ページ過剰」のテキスト情報を表示するようにしている。
ここで、ページが過剰であるという判断は、ページ情報記入欄110に対して文字認識を行うことで得られた、総ページ数とページ番号との情報に基づいて行う。一覧情報生成部44は、例えば、総ページ数がXページであると認識している場合に、当該ページ数を示すページ番号としてXよりも大きい数字が文字認識された場合、ページが過剰であると判断する。
(ページ不足)
一覧情報生成部44は、ページが不足していると判断した場合に、対象となる解答者の試験に対して、ページが不足している旨の表示を行うための情報を紐付ける。そして、一覧情報生成部44は、後述する採点一覧表510において、ページが不足している解答者の試験について、「ページ不足」のテキスト情報を表示するようにしている。
ここで、ページが不足しているという判断は、ページ情報記入欄110に対して文字認識を行うことで得られた総ページ数の情報に基づいて行う。一覧情報生成部44は、例えば、総ページ数がYページであると認識している場合、解答用紙の読取りによって得られた複数のページ番号が総ページ数であるYページに対して足りないときに、ページ不足であると判断する。
なお、一覧情報生成部44は、ある解答者の一の試験における複数ページ全ての解答用紙が正常に読取られた場合、正常に読取りが終了した旨の情報を後述する採点一覧表510に表示する。本実施形態の一覧情報生成部44は、採点一覧表510において、読取りが正常に終了した解答者の試験について、「正常終了」のテキスト情報を表示する。
次に、「分別表示処理」について説明する。
一覧情報生成部44は、一の解答者が解答した一の試験を構成する複数の解答用紙を正常に読取った場合、採点一覧表510(後述する図5(B)参照)において「行」を設けて、一の解答者の一の試験の複数の設問点をその1つの行に並べて表示する。また、一覧情報生成部44は、上述したとおり、ページ情報に基づいて複数の設問点を1つの行内に並べて表示する。
そして、一覧情報生成部44は、上述した一の解答者とは異なる他の解答者が解答した一の試験を構成する複数の解答用紙を正常に読取った場合、採点一覧表510において他の「行」を設けて、他の解答者の一の試験の複数の設問点を、他の行に並べて表示する。また、採点一覧表510において、例えば、学籍番号は、一の解答者と他の解答者とで列方向において揃えて並べられる。同様に、各々の設問点は、設問番号ごとに、一の解答者と他の解答者とで列方向において揃えて並べられる。このように、一覧情報生成部44は、採点一覧表510において、同じ種別の項目を列方向において揃えて表示する。
一方で、一覧情報生成部44は、一の解答者が解答した一の試験を構成する複数の解答用紙の読取りに異常が生じた場合、採点一覧表510において、正常に読取った場合とは異なる列または行に、異常に係わる情報を表示する。
例えば、一覧情報生成部44は、フォーマット情報の特定が失敗したページについては、1つの行を設け、その1つの行に対して「特定失敗」のテキスト表示を行う。
また、一覧情報生成部44は、ページが過剰であると判断した場合には、過剰と判断されたページについて、1つの行を設け、その1つの行に対して「ページ過剰」のテキスト表示を行う。さらに、一覧情報生成部44は、ページが過剰であると判断した場合に、過剰であると判断されたページから認識された設問点については、読取りが正常に行われた設問点とは異なる列に表示する。
さらに、一覧情報生成部44は、ページが不足していると判断した場合には、不足と判断されたページについて、1つの行を設け、その1つの行に対して「ページ不足」のテキスト表示を行う。さらに、一覧情報生成部44は、ページが不足していると判断した場合に、不足していると判断されたページから認識された設問点については、読取りが正常に行われた設問点の設問番号に揃えて表示する。
成績管理部45は、一覧情報生成部44が採点一覧表510を作成すると、採点一覧表510を一覧情報生成部44から取得する。そして、成績管理部45は、一覧情報生成部44によって作成された採点一覧表510を記憶する。成績管理部45は、過去に作成された複数の採点一覧表510を管理している。
成績管理部45は、採点一覧表510とは別に、解答者が閲覧する閲覧情報の管理も行う。なお、解答者が閲覧する情報は、採点一覧表510に基づいて作成される。閲覧情報としては、例えば、解答者が解答した採点済みの解答用紙の読取りデータや、一の解答者だけでまとめられた採点一覧表などを例示することができる。
表示制御部46は、学習支援端末40にアクセスする画像処理装置10、解答者用端末20および採点者用端末30にて、学習支援端末40の利用に係わる情報を表示するための画像を作成し、作成した画像を各々の装置に送信する。
表示制御部46は、画像処理装置10を用いて解答用紙の束に対する読取りを行う場合に、読取り操作に係わる指示画像を画像処理装置10の表示画面に表示させる。
また、表示制御部46は、採点者用端末30から成績管理部45が作成した採点一覧表510の閲覧要求を受け付けた場合、採点一覧表510を採点者用端末30に表示させるための表示情報を作成し、採点者用端末30に送信する。また、表示制御部46は、採点者用端末30から成績管理部45が作成した採点一覧表510のダウンロード要求を受け付けた場合、採点一覧表510をダウンロードさせるためのファイルを作成し、採点者用端末30に送信する。
さらに、表示制御部46は、解答者用端末20から成績管理部45が作成した閲覧情報の閲覧要求を受け付けた場合、閲覧情報を採点者用端末30に表示させるための表示情報を作成し、解答者用端末20に送信する。
なお、本実施形態において表示制御部46が送信手段の一例である。
続いて、本実施形態の情報処理システム1における採点結果の集計についての動作例を説明する。
図4は、本実施形態の情報処理システム1における採点結果の集計についての動作フロー図である。
図4に示すように、採点者は、採点済みの複数の解答用紙の束を、画像処理装置10にセットする。そして、画像処理装置10は、複数の解答用紙のうち各々の解答用紙上の画像の画像情報を読取る(ステップ101)。
そして、学習支援端末40は、画像処理装置10から各々の解答用紙を読取った画像情報を取得する。また、学習支援端末40は、各々の解答用紙に設けられた識別情報100を読取る。そして、学習支援端末40は、解答用紙のフォーマット情報の特定を行う(ステップ102)。さらに、学習支援端末40は、フォーマット情報が示す記入欄の位置の情報に基づいて、画像情報における各記入欄に対する文字認識を行う(ステップ103)。なお、学習支援端末40は、上記の画像情報に対する文字認識を、解答用紙のページ毎に行う。そして、学習支援端末40は、各々の記入欄の認識情報に、各記入欄の種別を紐付ける(ステップ104)。
なお、ステップ101〜ステップ104は、画像処理装置10にセットされた複数の解答用紙に対してそれぞれ行われる。
その後、学習支援端末40は、種別が紐付けられた認識情報を用いて、採点一覧表510を作成する(ステップ105)。ここで、学習支援端末40は、解答者ごとにまとめられるとともに、ページ情報に基づいて複数の設問が設問順に並べられた採点一覧表510を作成する。
そして、学習支援端末40は、採点結果を集計した採点一覧表510を、採点者用端末30の表示画面にて表示させる(ステップ106)。また、学習支援端末40は、要求に応じて、採点者用端末30に採点結果を集計した採点一覧表510をダウンロードさせる。
続いて、本実施形態の情報処理システム1が行う採点一覧表510の作成について具体的に説明する。
図5は、本実施形態の情報処理システム1で作成される採点一覧表510の説明図である。
図5(A)は、画像処理装置10によって読取った解答用紙のページ(以下、読取りページと呼ぶ)の単位で、複数の認識情報を並べた読取り結果の一覧500である。なお、図5(A)に示す読取り結果の一覧500は、例えば採点者が閲覧するものではなく、学習支援端末40が採点一覧表510を作成するために用いるものである。また、図5(B)は、図5(A)に示す読取り結果の一覧500から作成される採点一覧表510である。
図5(A)に示すように、解答用紙の束に対して読取りが行われることで、ページごとに、読取り結果が得られる。
ここで、図5(A)に示す読取り結果の一覧は、フォーマット情報の特定の成功または失敗の結果を示す「フォーマット情報の特定」の項目を有している。
また、読取り結果の一覧は、番号記入欄102の認識情報である「学籍番号」と、ページ情報記入欄110の認識情報である「ページ番号」と、ページ情報記入欄110の認識情報である「総ページ数」との項目を有している。さらに、読取り結果の一覧は、合計点記入欄101の認識情報である「合計点」と、第1解答記入欄106の認識情報である「1番目解答」と、第1設問点記入欄108の認識情報である「1番目設問点」と、第2解答記入欄107の認識情報である「2番目解答」と、第2設問点記入欄109の認識情報である「2番目設問点」との項目を備えている。
そして、図5(B)に示すように、読取り結果の一覧に基づいて、採点一覧表510が作成される。
ここで、採点一覧表510には、「見出し番号」の項目と、読取り処理の結果を示す「処理結果」の項目とが設けられる。さらに、採点一覧表510には、「学籍番号」、「合計点」、「設問1解答」、「設問1点数」、「設問2解答」、「設問2点数」、「設問3解答」、「設問3点数」、「設問4解答」、および「設問4点数」の項目がそれぞれ設けられる。
図5(A)に示すように、読取りページ1および読取りページ2は、学籍番号:1812010の解答者が解答した2ページ分の解答用紙の画像情報を読取ったものである。ただし、この例では、第1ページ目の解答用紙P1の読取りは成功しているが、第2ページ目の解答用紙P2の読取りに失敗している。
そして、図5(A)に示す読取りページ1および読取りページ2に基づいて作成される採点一覧表510は、図5(B)の見出し番号1および見出し番号2として表示される。学習支援端末40は、読取りページ1の認識情報のうちページ情報に基づいて、総ページ数が2ページであると認識する。しかしながら、今回読取りを行った解答用紙の束から得られた同じ学籍番号については、ページ番号が第1ページの読取りページしか存在しない。これらの結果から、学習支援端末40は、読取りページ1については、ページ不足であると判断する。
なお、読取りページ1からは、第1ページ目の第1解答および第2解答の認識情報と、第1ページ目の第1設問点および第2設問点の認識情報とが得られる。
以上より、採点一覧表510の見出し番号1の行には、「処理結果」の項目に「ページ不足」が表示され、「学籍番号」、「合計点」、「設問1解答」、「設問1点数」、「設問2解答」、「設問2点数」の項目にはそれぞれ認識情報が表示される。しかしながら、採点一覧表510の見出し番号1の行において、「設問3解答」、「設問3点数」、「設問4解答」、「設問4点数」の項目は、それぞれ空欄となる。
また、採点一覧表510の見出し番号2の行には、処理結果の項目に「特定失敗」が表示される。
図5(A)に示すように、読取りページ3および読取りページ4は、学籍番号:1812020の解答者が解答した2ページ分の解答用紙の画像情報を読取ったものである。この例では、第1ページ目の解答用紙P1および第2ページ目の解答用紙P2の両方の読取りに成功している。
そして、図5(A)に示す読取りページ3および読取りページ4に基づいて作成される採点一覧表510は、図5(B)の見出し番号3の行に表示される。学習支援端末40は、読取りページ1の認識情報のうちページ情報に基づいて、総ページ数が2ページであることを特定する。そして、学習支援端末40は、同じ学籍番号であって、第1ページおよび第2ページのページ番号の存在を認識する。従って、学習支援端末40は、読取りページ3および読取りページ4ついては、読取りが正常であると判断する。
なお、読取りページ3からは、第1ページ目の第1解答および第2解答、第1ページ目の第1設問点および第2設問点が認識情報として得られる。同様に、読取りページ4からは、第2ページ目の第1解答および第2解答、第2ページ目の第1設問点および第2設問点が認識情報として得られる。
以上より、採点一覧表510の見出し番号3の行には、「処理結果」の項目に「正常終了」が表示され、「学籍番号」、「合計点」、「設問1解答」、「設問1点数」、「設問2解答」、「設問2点数」、「設問3解答」、「設問3点数」、「設問4解答」および「設問4点数」の項目に、それぞれ認識情報が表示される。
図5(A)に示すように、読取りページ5および読取りページ6は、学籍番号:1812001の解答者が解答した2ページ分の解答用紙の画像情報を読取ったものである。この例では、第1ページ目の解答用紙P1および第2ページ目の解答用紙P2の両方の読取りとしては成功している。ただし、第2ページ目の解答用紙P2のページ番号が誤認識されている。すなわち、第2ページ目の解答用紙P2のページ番号は、本来であれば「2」と認識されるべきところ、「7」と認識されてしまっている。
そして、図5(A)に示す読取りページ5および読取りページ6に基づいて作成される採点一覧表510は、図5(B)の見出し番号4および見出し番号5として表示される。
まず、学習支援端末40は、読取りページ5の認識情報のうちページ情報に基づいて、総ページ数が2ページであること認識する。しかしながら、実際には、ページ番号が第7ページである読取りページが存在している。この結果から、学習支援端末40は、読取りページ5については、ページ過剰であると判断する。
なお、読取りページ5については、第7ページ目の第1解答および第2解答、第7ページ目の第1設問点および第2設問点が認識情報として得られる。
また、学習支援端末40は、読取りページ6の認識情報のうちページ情報に基づいて、総ページ数が2ページであることが特定される。しかしながら、今回セットされていた解答用紙の束から得られた同じ学籍番号については、ページ番号が第2ページのものが存在しない。この結果から、学習支援端末40は、読取りページ6については、ページ不足であると判断する。
なお、読取りページ6からは、第1ページ目の第1解答および第2解答、第1ページ目の第1設問点および第2設問点が認識情報として得られる。
以上より、採点一覧表510の見出し番号4の行には、読取りページ6に対応して、「処理結果」の項目に「ページ不足」が表示され、「学籍番号」、「合計点」、「設問1解答」、「設問1点数」、「設問2解答」、「設問2点数」の項目にはそれぞれ認識情報が表示される。しかしながら、採点一覧表510の見出し番号4の行において、「設問3解答」、「設問3点数」、「設問4解答」、「設問4点数」の項目は、それぞれ空欄となる。
また、採点一覧表510の見出し番号5の行には、読取りページ5に対応して、「処理結果」の項目に「ページ過剰」が表示され、「学籍番号」の認識情報が表示される。また、「合計点」、「設問1解答」、「設問1点数」、「設問2解答」、「設問2点数」、「設問3解答」、「設問3点数」、「設問4解答」、「設問4点数」の項目は、それぞれ空欄となる。そして、採点一覧表510の見出し番号5の行において、第7ページ目の第1解答および第2解答、第7ページ目の第1設問点および第2設問点の認識情報は、正常に読取られた設問の項目や解答の項目とは別の項目に表示される。なお、本実施形態において、これらの認識情報は、項目名を付さずに表示する。
図5(A)に示すように、読取りページ7および読取りページ8は、学籍番号:1812005の解答者が解答した2ページ分の解答用紙の画像情報を読取ったものである。この例では、第1ページ目の解答用紙P1および第2ページ目の解答用紙P2の両方の読取りに成功している。ただし、この例では、読取りの際に画像処理装置10にセットされた解答用紙の束において、学籍番号:1812005の解答者が解答した2ページ分の解答用紙の順番は前後していたものとなっている。
そして、図5(A)に示す読取りページ7および読取りページ8に基づいて作成される採点一覧表510は、図5(B)の見出し番号6の行に表示される。学習支援端末40は、読取りページ1の認識情報のうちページ情報に基づいて、総ページ数が2ページであることを特定する。そして、学習支援端末40は、同じ学籍番号であって、第1ページおよび第2ページのページ番号の存在を認識する。従って、学習支援端末40は、読取りページ7および読取りページ8ついては、読取りが正常であると判断する。
なお、読取りページ7からは、第2ページ目の第1解答および第2解答、第2ページ目の第1設問点および第2設問点が認識情報として得られる。同様に、読取りページ8からは、第1ページ目の第1解答および第2解答、第1ページ目の第1設問点および第2設問点が認識情報として得られる。
以上より、採点一覧表510の見出し番号6の行には、「処理結果」の項目に「正常終了」が表示され、「学籍番号」、「合計点」、「設問1解答」、「設問1点数」、「設問2解答」、「設問2点数」、「設問3解答」、「設問3点数」、「設問4解答」および「設問4点数」の項目に、それぞれ認識情報が表示される。特に、この例では、画像処理装置10での読取りの際に、同じ学籍番号の解答者の解答用紙の順番が前後していたが、採点一覧表510では、各々の解答や設問点の設問番号が設問順に従って並べられる。
続けて、変形例1の情報処理システム1について説明する。
図6は、変形例1が適用される採点一覧表520の説明図である。
変形例1の採点一覧表520は、図5(A)に示す読取り結果の一覧から作成される。変形例1の採点一覧表520は、ページ過剰と判断された読取りページ5の解答記入欄および設問点記入欄の認識情報の項目に付与する設問番号が、上述した実施形態とは異なる。
図6に示す変形例1の採点一覧表520おいて、正常終了した読取りページや、ページ不足と判断された読取りページに関する表示は、図5(B)に示す採点一覧表510と同様である。
ただし、変形例1の採点一覧表520では、ページ過剰と判断されたページの設問番号を、例えば正常と判断されたページに付する設問番号とは異なるものを付与する。この例では、見出し番号5の行において、ページ過剰と判断された読取りページ5(図5(A)参照)から読取られた「1番目解答」および「1番目設問点」に対しては、「設問5解答」および「設問5点数」の項目名を付与する。また、ページ過剰と判断されたページ5から読取られた「2番目解答」および「2番目設問点」に対しては、「設問6解答」および「設問6点数」の項目名を付与する。
続けて、変形例2の情報処理システム1について説明する。
図7は、変形例2が適用される採点一覧表530の説明図である。
変形例2の採点一覧表530は、図5(A)に示す読取り結果の一覧から作成される。そして、図7に示すように、変形例2の採点一覧表530は、解答用紙における解答記入欄の部分の画像を、対応する解答記入欄と隣接して表示する。例えば、変形例2の採点一覧表530では、見出し番号1の行において、設問1解答である「・・・aaa」という認識情報の元となった解答記入欄の画像51Gを、解答記入欄の認識情報の隣の列に並べる。この画像51Gは、解答用紙を読取った画像情報から解答記入欄の部分を切り出した画像である。なお、解答記入欄の画像51Gは、「設問N解答画像」(Nは整数)の項目に表示される。
また、変形例2の採点一覧表530では、解答用紙における設問点記入欄の部分の画像を、対応する設問点記入欄と隣接して表示する。例えば、変形例2の採点一覧表530では、見出し番号1の行において、設問1点数である「30」という認識情報の元となった設問点記入欄の画像52Gを、設問点記入欄の識別情報の隣の列に並べる。この画像52Gは、解答用紙を読取った画像情報から設問点記入欄の部分を切り出した画像である。なお、設問点記入欄の画像52Gは、「設問N点数画像」(Nは整数)の項目に表示される。
続いて、変形例3が適用される情報処理システム1について説明する。
図8は、変形例3における読取り結果の一覧600の説明図である。
図9は、図8に示す読取り結果の一覧600から作成される変形例3の採点一覧表(採点一覧表610、採点一覧表620および採点一覧表630)である。
図8に示すように、解答用紙の束に対して読取りが行われることで、読取りページごとに、読取り結果が得られる。ここで、変形例3の解答用紙の束には、科目Aという試験の解答用紙と、科目Bという試験の解答用紙との2種類の試験の解答用紙が混在している。
図8に示す読取り結果の一覧は、「フォーマット情報の特定」、「学籍番号」、「ページ番号」、「総ページ数」、「合計点」、「1番目解答」、「1番目設問点」、「2番目解答」および「2番目設問点」の認識情報に加えて、科目記入欄105の認識情報である「科目」を備えている。科目は、図8に示す例では、科目Aと科目Bとの2種類が認識されている。
そして、変形例3では、科目ごとにまとめられた採点一覧表を作成する。変形例3では、図9(A)に示すように、科目Aの試験については、科目Aについてまとめられた採点一覧表610を作成する。なお、科目Aの採点結果をまとめた採点一覧表610のタイトルは、「科目A」と表示する。
また、図9(B)に示すように、科目Bの試験については、科目Bについてまとめられた採点一覧表620を作成する。なお、科目Bの採点結果をまとめた採点一覧表620のタイトルは、「科目B」と表示する。
さらに、変形例3においては、図9(C)に示すように、フォーマット情報の特定に失敗したページをまとめた採点一覧表630を作成する。なお、フォーマット情報の特定に失敗したページをまとめた採点一覧表630のタイトルは、「不明」と表示する。
<各装置のハードウェア構成>
図10は、画像処理装置10、解答者用端末20、採点者用端末30および学習支援端末40を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
図10に示すコンピュータは、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)201と、記憶手段である主記憶装置(メイン・メモリ)202および外部記憶装置203を備える。CPU201は、外部記憶装置203に格納されたプログラムを主記憶装置202に読込んで実行する。主記憶装置202としては、例えばRAM(Random Access Memory)が用いられる。外部記憶装置203としては、例えば磁気ディスク装置やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。また、コンピュータは、画像を表示する表示部(ディスプレイ)204と、コンピュータの操作者による入力操作が行われる、例えばキーボードやマウス等の入力デバイス205とを備える。また、コンピュータは、ネットワーク50に接続するためのネットワーク・インターフェイス206を備える。
また、図10に示すコンピュータの構成は一例に過ぎず、図10の構成例に限定されるものではない。例えば、記憶装置としてフラッシュ・メモリ等の不揮発性メモリやROM(Read Only Memory)を備える構成としても良い。
さらにまた、画像処理装置10、解答者用端末20、採点者用端末30および学習支援端末40等の適用対象に応じて、具体的な構成は異なる場合がある。例えば、画像処理装置10、解答者用端末20、採点者用端末30および学習支援端末40は、コンピュータの単体で構成しても良いし、複数のコンピュータによる分散処理にて実現するように構成しても良い。
また、学習支援端末40の機能は、全て学習支援端末40が実現することに限定されない。例えば、学習支援端末40の機能は、画像処理装置10、解答者用端末20、採点者用端末30が一部または全部を実行しても良い。
なお、本実施形態の情報処理システム1における一連の動作を、画像処理装置10、解答者用端末20、採点者用端末30および学習支援端末40にてそれぞれ実現させるプログラムは、例えば通信手段により提供することはもちろん、各種の記録媒体に格納して提供しても良い。
なお、本実施形態における各々の採点一覧表の行と列との関係は、上述した例に限定されない。例えば、本実施形態では、解答者ごとの各々の記入欄の認識情報が採点一覧表における行方向に並べられるが、解答者ごとの各々の記入欄の認識情報は、列方向に並べられていても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態には限定されない。本発明の技術思想の範囲から逸脱しない様々な変更や構成の代替は、本発明に含まれる。
1…情報処理システム、10…画像処理装置、20…解答者用端末、30…採点者用端末、40…学習支援端末、41…画像情報取得部、42…文字認識部、43…フォーマット情報管理部、44…一覧情報生成部、45…成績管理部、46…表示制御部

Claims (11)

  1. 複数の原稿のページ順に関するページ情報をそれぞれ有するとともに解答者によって解答された設問の採点が行われた当該複数の原稿から、各々の原稿上の画像の画像情報を取得する取得手段と、
    取得した前記画像情報により、前記解答者に関する解答者情報、前記設問ごとの点数である設問点に関する設問点情報、および前記ページ情報を少なくとも特定する特定手段と、
    前記解答者ごとに前記ページ情報に基づいて複数の前記設問点が並べられた一覧表を作成する作成手段と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記作成手段は、前記ページ情報に基づいて特定された異常に関する異常情報を表示した前記一覧表を作成する請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記作成手段は、正常に特定された情報とは異なる行または列に前記異常情報を表示した前記一覧表を作成する請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記作成手段は、一の前記解答者が解答する前記原稿の総ページ数に対して当該原稿から特定したページ番号が整合していない場合に、前記異常情報を表示した前記一覧表を作成する請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 前記作成手段は、正常に特定された情報に対して、正常である旨の表示を付した前記一覧表を作成する請求項2に記載の情報処理システム。
  6. 前記作成手段は、複数の前記設問点に対し、各々の前記原稿の前記ページ情報に応じた設問番号を付した前記一覧表を作成する請求項1に記載の情報処理システム。
  7. 前記作成手段は、前記ページ情報に基づく異常が特定された場合、当該異常に係わる前記設問点に対しては前記設問番号を付さずに当該設問点を表示した前記一覧表を作成する請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記特定手段は、前記画像情報から前記解答者が記入した解答を文字認識したテキスト情報を特定し、
    前記作成手段は、前記設問ごとに、前記解答の画像と前記テキスト情報とを並べた前記一覧表を作成する請求項1に記載の情報処理システム。
  9. 前記特定手段は、前記設問に係わる前記原稿の種類を特定し、
    前記作成手段は、前記原稿の種類に関する種類情報を含む前記一覧表を作成する請求項1に記載の情報処理システム。
  10. 複数の原稿のページ順に関するページ情報をそれぞれ有するとともに解答者によって解答された設問の採点が行われた当該複数の原稿から、各々の原稿上の画像の画像情報を取得する取得手段と、
    取得した前記画像情報により、前記解答者に関する解答者情報、前記設問ごとの点数である設問点に関する設問点情報、および前記ページ情報を少なくとも特定する特定手段と、
    前記解答者ごとに前記ページ情報に基づいて複数の前記設問点が並べられた一覧表を作成するための情報を送信する送信手段と、
    を備える情報処理装置。
  11. 情報処理装置として機能するコンピュータに、
    複数の原稿のページ順に関するページ情報をそれぞれ有するとともに解答者によって解答された設問の採点が行われた当該複数の原稿から、各々の原稿上の画像の画像情報を取得する機能と、
    取得した前記画像情報により、前記解答者に関する解答者情報、前記設問ごとの点数である設問点に関する設問点情報、および前記ページ情報を少なくとも特定する機能と、
    前記解答者ごとに前記ページ情報に基づいて複数の前記設問点が並べられた一覧表を作成するための情報を送信する機能と、
    を実現させるプログラム。
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