JP2020148963A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モノクロモードとカラーモードとで、中間転写ベルトに向け照射した光の反射光に差が生じないように、光学センサにより照射する光の光量を調整する。【解決手段】モノクロモードである場合(S3のYes)、制御部は中間転写ベルトにブラックの感光ドラムのみを当接させた状態で、濃度センサの光量調整を行う(S4)。モノクロモードでない場合(S3のNo)、制御部は中間転写ベルトに全ての感光ドラムを当接させた状態で、濃度センサの光量調整を行う(S5)。即ち、画像形成ジョブの印刷モードに応じて中間転写ベルトと複数の感光ドラムとの当接状態を異ならせ、濃度センサの光量調整が行われる。これにより、モノクロモードとカラーモードとで、中間転写ベルトに向け光学センサに照射させる光の光量を調整でき、もってカラーモード時だけでなくモノクロモード時にも濃度むらなどの画像不良を生じ難くすることが容易に実現できる。【選択図】図10

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機など、電子写真技術を用いた画像形成装置に関する。
従来から、感光ドラムや現像装置等を有する画像形成部が中間転写ベルトの移動方向に沿って複数並べられて配置された、中間転写タンデム方式の画像形成装置が提案されている。この画像形成装置では、中間転写ベルト上に濃度検出用のパッチトナー像を形成して、濃度センサによるパッチトナー像の検出結果に基づいて、各色間のずれ量(色ずれ量)や濃度むらを補正することができるようにしている(特許文献1)。濃度センサは、中間転写ベルトの表面に向けて光を照射し、照射した光に対する中間転写ベルトの反射光とパッチトナー像の反射光とを検出可能な光学センサであって、中間転写ベルトと間隔を空けて配設されている。
上記した構成の画像形成装置では、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部を用いて画像形成するカラーモードと、ブラックの画像形成部のみを用いて画像形成するモノクロモードとが選択的に実行可能である。その場合、カラーモードでは全ての感光ドラムが中間転写ベルトに当接される一方で、モノクロモードではブラックの感光ドラムのみが中間転写ベルトに当接されて、他の感光ドラムは中間転写ベルトから離間されている。
特開2007−33571号公報
ところで、中間転写ベルトは劣化すると、劣化していない場合に比べて、光学センサにより照射される光に対する反射光が低下する。こうした中間転写ベルトの反射光の低下は、光学センサの検出結果に影響する。そこで、従来では、中間転写ベルトの反射光が低下しても光学センサの検出結果に影響しないように、全ての感光ドラムが中間転写ベルトに当接された状態で(カラーモード)、光学センサにより照射される光の光量を調整できるようにしている。
しかしながら、上記したように、モノクロモードではブラックの感光ドラムのみが中間転写ベルトに当接された状態となり、この状態では中間転写ベルトと光学センサとの間隔がカラーモードのときの間隔と異なる。中間転写ベルトと光学センサとの間隔が同じでなければ、同じ光量の光が中間転写ベルトに照射されたとしても、光学センサにより検出される中間転写ベルトの反射光には強弱が生じ得る。つまりは、実際のパッチトナー像の濃度が同じであっても、光学センサの検出結果に基づくパッチトナー像の濃度は異なり得る。そうなる虞があるにも関わらず、従来では全ての感光ドラムが中間転写ベルトに当接された状態で、光学センサにより照射する光の光量が調整されていたことから、特にモノクロモード時に濃度むらなどの画像不良が生じやすかった。
本発明は上記問題に鑑み、モノクロモード時にも濃度むらなどの画像不良が生じないように、光学センサにより照射する光の光量を調整可能な画像形成装置の提供を目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、それぞれがトナー像を担持し回転する第一像担持体及び第二像担持体と、回転する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトを張架する複数の張架部材と、前記第一像担持体のトナー像を前記中間転写ベルトに転写する第一転写部材と、前記第二像担持体のトナー像を前記中間転写ベルトに転写する第二転写部材と、前記中間転写ベルトに向け光を照射し、照射した光の反射光を受光可能に、前記中間転写ベルトと間隔を空けて配置された光学センサと、前記第一転写部材を移動させて、前記中間転写ベルトを前記第一像担持体に対し接離させる接離機構と、前記第一像担持体及び前記第二像担持体を前記中間転写ベルトに当接させた状態で、前記光学センサに照射させる光の光量を調整する第一光量調整モードと、前記第二像担持体のみを前記中間転写ベルトに当接させた状態で、前記光学センサに照射させる光の光量を調整する第二光量調整モードと、を実行可能な制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、第一像担持体及び第二像担持体を中間転写ベルトに当接させた状態と、第二像担持体のみを中間転写ベルトに当接させた状態で光学センサに照射させる光の光量を調整することで、濃度むらなどの画像不良を生じ難くすることが容易に実現できる。
本実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図。 中間転写ユニットを示す斜視図であり、(a)は中間転写ベルトが装着されている状態、(b)は中間転写ベルトが取り外された状態。 濃度センサについて説明する模式図。 離間機構について説明する概略図であり、(a)はカラーモード時、(b)はモノクロモード時。 離間スライダーを示す概略図。 制御部について説明する制御ブロック図。 濃度センサの光量調整について説明する図であり、(a)はセンサ出力の時間変化を示すグラフ、(b)はセンサ出力に基づき決定される光量との関係を示すグラフ。 中間転写ユニットを示す模式図であり、(a)はカラーモード時、(b)はモノクロモード時。 カラーモード時とモノクロモード時とにおける、中間転写ベルトの表面と光学センサとの間隔について説明するための図。 本実施形態の光量調整処理を示すフローチャート。
<画像形成装置>
まず、本実施形態の画像形成装置の概要について、図1を用いて説明する。図1に示す画像形成装置100は、装置本体内に4色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)の画像形成部PY、PM、PC、PKを中間転写ベルト101に対向させて配置した、中間転写タンデム方式のカラー画像形成装置である。本実施形態では、詳しくは後述する中間転写ベルトユニット200(図2(a)及び図2(b)参照)が不図示の支持フレームによって装置本体100aに挿抜自在に支持されている。
画像形成装置100の記録材の搬送プロセスについて説明する。記録材Sは、カセット120内に積載される形で収納されており、給紙ローラ121により画像形成タイミングに合わせて1枚ずつ搬送パスに給紙される。また、不図示の手差しトレイや積載装置に積載された記録材Sが1枚ずつ搬送パスに給紙されてもよい。記録材Sは搬送パスの途中に配置されたレジストローラ122へ搬送されると、レジストローラ122により記録材Sの斜行補正やタイミング補正が行われた後に二次転写部T2へと送られる。二次転写部T2は、対向する二次転写内ローラ110及び二次転写外ローラ111により形成される転写ニップ部である。二次転写内ローラ110は、記録材Sに対するトナー像の転写部を形成するために中間転写ベルト101を内側から圧接する。二次転写部T2では、二次転写外ローラ111に対し電源(不図示)により二次転写電圧が印加され、二次転写外ローラ111と二次転写内ローラ110との間に電流が流れることにより、トナー像が中間転写ベルト101から記録材Sへ二次転写される。
上記した二次転写部T2までの記録材Sの搬送プロセスに対して、同様のタイミングで二次転写部T2まで送られて来る画像の形成プロセスについて説明する。まず、画像形成部PY〜PKについて説明する。ただし、画像形成部PY〜PKは、現像装置106Y、106M、106C、106Kで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外、ほぼ同一に構成される。そこで、以下では代表してイエローの画像形成部PYを例に説明し、その他の画像形成部PM、PC、PKについては説明を省略する。
画像形成部PYは、主に感光ドラム103Y、帯電装置104Y、露光装置105Y、現像装置106Y、及びドラムクリーナ108Y等から構成される。図中矢印R1方向に回転駆動される感光ドラム103Yの表面は、帯電装置104Yにより予め表面を一様に帯電され、その後、画像情報の信号に基づいて駆動される露光装置105Y(レーザスキャナユニット)によって静電潜像が形成される。次に、感光ドラム103Y上に形成された静電潜像は、現像装置106Yによる現像剤を用いたトナー現像を経て可視像化される。その後、画像形成部PYと中間転写ベルト101を挟んで対向配置される一次転写ローラ107Yにより所定の加圧力及び一次転写電圧が与えられ、感光ドラム103Y上に形成されたトナー像が中間転写ベルト101上に一次転写される。一次転写後の感光ドラム103Y上に残るトナーは、ドラムクリーナ108Yにより回収されて、再び次の作像プロセスに用いられる。
無端状の中間転写ベルト101は、テンションローラ112、二次転写内ローラ110、及び張架部材としての張架ローラ(アイドラローラとも呼ばれる)113、114によって張架され、図中矢印R2方向へと移動するように駆動される。本実施形態の場合、二次転写内ローラ110は中間転写ベルト101を駆動する駆動ローラを兼ねている。上述の画像形成部PY〜PKにより処理される各色の作像プロセスは、中間転写ベルト101上に一次転写された移動方向上流の色のトナー像上に順次重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト101上に形成され、二次転写部T2へと搬送される。なお、二次転写部T2を通過した後に中間転写ベルト101上に残るトナーは、ベルトクリーニング装置102によって中間転写ベルト101から除去される。
以上、それぞれ説明した搬送プロセス及び作像プロセスをもって、二次転写部T2において記録材Sとフルカラートナー像のタイミングが一致し、中間転写ベルト101から記録材Sにトナー像が二次転写される。その後、記録材Sは定着装置130へと搬送され、定着装置130により記録材Sが加圧及び加熱されることにより、トナー像が記録材S上に定着される。こうしてトナー像が定着された記録材Sは、排紙ローラ123により排紙トレイ124上に排出される。
上記の一次転写ローラ107Y〜107K、中間転写ベルト101、テンションローラ112、張架ローラ113、114、二次転写内ローラ110等は、中間転写ベルトユニット200(以下、単にベルトユニットと呼ぶ)として一体的に設けられている。このベルトユニット200は、装置本体100aに挿抜自在に設けられている。即ち、中間転写ベルト101や二次転写内ローラ110は使用により劣化しやすく他に比べ耐久寿命が短いために交換が必要であり、それらの交換性を向上すべくベルトユニット200として装置本体100aから取り外しできるようにしている。図示を省略したが、装置本体100aには、ベルトユニット200を挿抜自在な開口した挿入口が設けられている。本実施形態の場合、ベルトユニット200の装置本体100aへの挿入方向は、二次転写内ローラ110の回転軸線方向に交差する方向である。
<ベルトユニット>
図2(a)及び図2(b)に、ベルトユニット200を示す。図2(a)は中間転写ベルト101が装着されている状態を示し、図2(b)は中間転写ベルト101が装着されていない状態を示す。ベルトユニット200において、テンションローラ112、張架ローラ113、114、二次転写内ローラ110は、それぞれ前フレーム21Fと後フレーム21Rとに挟まれる形で、回転軸線方向両端で回転可能に軸支されている。前フレーム21Fは図1に示す画像形成装置100の図中手前側、後フレーム21Rは図1に示す画像形成装置100の図中奥側に配置されている。テンションローラ112は、前フレーム21F及び後フレーム21Rの一端部に設けられたテンション軸受け23に回転可能に支持されている。
二次転写内ローラ110には、その回転軸線方向の一端部に、駆動カップリング22が取り付けられている。駆動カップリング22には、装置本体100aに設けられた不図示のベルト駆動ユニットの出力軸に連結されることで駆動力が伝達され得る。二次転写内ローラ110は、表面が導電性で且つ比較的に摩擦係数の高い例えば導電性ゴム等で形成されており、装置本体100aから駆動力が伝達されることに応じて回転して中間転写ベルト101を駆動し得る。なお、本実施形態では装置本体100aとの駆動伝達手段として駆動カップリング22を用いたが、ギアを用いても構わない。
テンション軸受け23と前フレーム21F及び後フレーム21Rとの間には、圧縮バネであるテンションバネ25が配設されている。テンションバネ25は図2(a)に示す状態で縮められることにより、中間転写ベルト101が装着されている状態でテンションローラ112を介して中間転写ベルト101に張力を付与する。一次転写ローラ107Y〜107K(図1参照)は、例えば体積抵抗率が「600Ωcm」以下の金属によって形成された金属ローラである。この一次転写ローラ107Y〜107Kに対し、中間転写ベルト101上にトナー像を一次転写するための一次転写電圧が、それぞれに対応する給電部HVa〜HVdにより印加される。
<濃度センサ>
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100には、濃度センサ141が中間転写ベルト101の移動方向に関し、ブラックの画像形成部PKの一次転写部T1と二次転写部T2との間に、中間転写ベルト101の外周面に対向して設けられている。濃度センサ141は、中間転写ベルト101に向け光を照射し、照射した光の反射光を受光可能に、中間転写ベルト101と間隔を空けて配置されている。本実施形態の場合、濃度センサ141は中間転写ベルト101の移動方向(図中矢印R2方向)に関し、感光ドラム103Kよりも下流側且つ張架ローラ114よりも上流側に配置されている。それ故、後述するように、カラーモードとモノクロモードとで異なる中間転写ベルト101の張架状態によって、濃度センサ141は影響を受けやすい、と言える。
上記の濃度センサ141について、図3を用いて説明する。濃度センサ141は反射型の光学センサであって、図3に示すように、中間転写ベルト101に形成されたパッチトナー像307(制御用トナー像)の反射光を検出可能に配置される。濃度センサ141は、LEDなどの発光部301、フォトダイオードなどの第一受光部302と第二受光部303、発光部301の発光光量を制御する光量制御基板304を有する。
発光部301は中間転写ベルト101に向けて、例えば中間転写ベルト101の法線に対し45度の角度で赤外光などの光を照射する。第一受光部302は発光部301によって光が照射されることにより得られる、パッチトナー像307が形成されていない中間転写ベルト101の表面やパッチトナー像307から正反射光を受光する。これに対し、第二受光部303は発光部301によって光が照射されることにより得られる、パッチトナー像307が形成されていない中間転写ベルト101の表面やパッチトナー像307により散乱される乱反射光を受光する。なお、濃度センサ141には、発光部301により照射される光の経路と、第一受光部302、第二受光部303に受光される光の経路を作り出すために、例えばエポキシ樹脂から成形されたレンズ306が中間転写ベルト101側に設けられている。
第一受光部302には主に中間転写ベルト101からの正反射光が入るため、パッチトナー像307が中間転写ベルト101に形成されている場合、第一受光部302が受光する反射光量は低下する。これに対し、中間転写ベルト101の表面やブラックのパッチトナー像307からの乱反射光は、イエロー、マゼンダ、シアンのパッチトナー像307からの乱反射光よりも光量が小さい。そして、カラートナーの面積密度が高くなると、乱反射光の光量が増すため、第二受光部303の受光量が増加する。濃度センサ141の出力レベル(電流値)は第一受光部302や第二受光部303の受光量に比例するので、濃度センサ141の出力レベルに基づいてパッチトナー像307の濃度を把握し得る。
光量制御基板304は、発光部301に印加する電圧を調整して発光部301の発光光量を制御する回路である。また、光量制御基板304には第一受光部302、第二受光部303の受光量に応じて流れる電流を電圧変換するIV変換機能を有する受光回路が実装されている。光量制御基板304により発光部301の発光光量が変えられることに従って、光を照射した同一の対象物の反射光量を異ならせることができる。即ち、発光部301の発光光量を大きくした場合、それに比例して中間転写ベルト101の表面やパッチトナー像307の反射光量を大きくし得る。光量制御基板304は、パッチトナー像307の濃度を検出するのに適した発光光量で発光部301を動作させ得る。
また、濃度センサ141には発光部301により発光された光が、直接的に第一受光部302や第二受光部303に受光されることを防止するために、例えば黒い樹脂で形成された遮蔽部材305が設けられている。そして、濃度センサ141と中間転写ベルト101とを遮ることができるように、シャッター308が設けられている。即ち、シャッター308は、濃度センサ141により検出を行う場合に実線で示した位置に移動され開いた状態とされる。他方、シャッター308は、濃度センサ141により検出を行わない場合に点線で示す濃度センサ141の前に移動され閉じた状態とされる。これにより、発光部301、第一受光部302、第二受光部303がトナー等により汚れないようにすることができ、もって濃度センサ141により適正にパッチトナー像307の濃度を検出できるようにしている。
<接離機構>
本実施形態の画像形成装置100では画像形成モードとして、画像形成部PY〜PKの全てを用いて画像形成を行うカラーモードと、ブラックの画像形成部PKのみを用いて画像形成を行うモノクロモードとを選択的に実行可能としている。既に述べたように、一般的にはモノクロモード時に、ブラック以外の画像形成を行わない画像形成部PY、PM、PCの感光ドラム103Y、103M、103C(第一像担持体)を中間転写ベルト101から離間させている。この場合、複数の感光ドラム103Y〜103Kのうち、ブラックの画像形成部PKの感光ドラム103K(第二像担持体)の一個のみを中間転写ベルト101に当接させて画像形成を行う。そうするために、画像形成装置100は、図4(a)及び図4(b)に示すように、感光ドラム103Y、103M、103Cと中間転写ベルト101とを接離させるための接離機構50を備えている。
接離機構50の一例について、図2を参照しながら図4(a)乃至図5を用いて説明する。図4(a)及び図4(b)に示すように、接離機構50は一次転写軸受け29Y〜29K、離間スライダー26、離間カム27、離間シャフト28を有する。一次転写軸受け29Y〜29Kは、一次転写ローラ107Y〜107Kの両端を回動可能に軸支する。一次転写軸受け29Y〜29Kは、前フレーム21F、後フレーム21Rのそれぞれに、中間転写ベルト101の移動方向(図中矢印R2方向)への往復動を規制しながらも、移動方向に交差する方向に昇降自在に保持されている。そして、一次転写軸受け29Y〜29Kは、一端が前フレーム21F、後フレーム21Rに固定された一次転写バネSPY〜SPKの他端に接続されている。一次転写バネSPY〜SPKは、中間転写ベルト101に向かう方向に一次転写軸受け29Y〜29Kを付勢している。
なお、一次転写ローラ107Yよりも中間転写ベルト101の移動方向上流に配置された張架ローラ113は、一次転写ローラ107Y〜107Kと同様の構成であってよい。即ち、張架ローラ113は張架ローラ軸受け29aに回転可能に軸支され、張架ローラ軸受け29aは張架ローラバネSPaによって中間転写ベルト101に向かう方向に付勢されている。
離間シャフト28の軸方向の一端には、離間カップリング24(図2参照)が取り付けられている。離間カップリング24は、不図示の駆動源に連結されることで駆動力が伝達される。離間シャフト28には、前フレーム21F及び後フレーム21R内にそれぞれ設けられた離間スライダー26のスライド付勢面26dを付勢して、離間スライダー26をスライド動作させるための離間カム27が設けられている。そして、図5に示すように、離間スライダー26は一次転写ローラ昇降面26Y〜26C、張架ローラ昇降面26a、スライド付勢面26dを有している。
図4(a)に示したカラーモードから、図4(b)に示したモノクロモードに切り替える場合には、不図示の駆動源の駆動力が離間カップリング24(図2参照)に伝達される。この駆動力により離間カップリング24が回転することに連動して、離間カム27が図4(a)の矢印R3方向へ回転する。この際に、離間カップリング24が離間スライダー26のスライド付勢面26d(図5参照)を付勢することで、離間スライダー26は中間転写ベルト101の移動方向(図中矢印R2方向)にスライド移動する。離間スライダー26のスライド移動に伴い、一次転写軸受け29Y、29M、29Cの突起29Y1、29M1、29C1が、離間スライダー26の一次転写ローラ昇降面26Y、26M、26Cによって押し上げられる。即ち、一次転写軸受け29Y、29M、29Cが中間転写ベルト101から離れる方向に移動する。こうして、第一転写部材としての一次転写ローラ107Y、107M、107Cが中間転写ベルト101から離間される。第二転写部材としての一次転写ローラ107Kは、中間転写ベルト101への当接が維持される。
同様に、離間スライダー26のスライド移動に伴い、張架ローラ軸受け29aの突起29a1が、離間スライダー26の張架ローラ昇降面26aによって押し上げられる。ただし、張架ローラ113の離間量は、一次転写ローラ107Y、107M、107Cの離間量よりも小さく構成されている(図5参照)。そのため、中間転写ベルト101は張架ローラ113に張架された状態に維持される(図4(b))。こうして、一次転写ローラ107Y、107M、107Cが中間転写ベルト101から離間され、張架ローラ113が中間転写ベルト101から離間しない程度に中間転写ベルト101から離れる向きに動かされて、中間転写ベルト101の張架状態が変わる。これにより、中間転写ベルト101が感光ドラム103Y、103M、103Cから離間し得る。
他方、モノクロモード(図4(b))からカラーモード(図4(a))への切り替えは、離間カム27が図4(a)の矢印R3方向の反対方向へ回転することで行われる。それにより、上記した離間動作と逆の手順を辿る動作が行われて、一次転写ローラ107Y、107M、107Cが中間転写ベルト101に接近する接近動作が実現される。ここでは接近動作については説明を省略するが、この接近動作により一次転写ローラ107Y〜107Kが全て中間転写ベルト101に当接する。こうして、中間転写ベルト101の張架状態がモノクロモードからカラーモードに切り替えられることにより、中間転写ベルト101が感光ドラム103Y〜103Kの全てと当接し得る。
<制御部>
また、図1に示すように、画像形成装置100は制御部500を備えている。制御部500について、図6を用いて説明する。なお、制御部500は、図示した以外にも例えば感光ドラム103Y〜103Kや二次転写内ローラ110などを駆動する各種モータ、一次転写ローラ107Y〜107Kや二次転写外ローラ111に電圧を印加する各種電源、定着装置130などが接続される。しかし、ここでは発明の本旨でないので、それらの図示及び説明を省略している。
制御手段としての制御部500は、画像形成動作などの画像形成装置100の各種制御を行うものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)501と、メモリ502とを有する。メモリ502はROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などにより構成され、画像形成装置100を制御するための各種プログラムや各種データ等が記憶されている。CPU501はメモリ502に記憶されている画像形成ジョブ(プログラム)を実行して、画像形成を行うよう画像形成装置100を動作させ得る。本実施形態の場合、CPU501はメモリ502に記憶されている「光量調整処理」(後述する図10参照)を実行可能である。なお、メモリ502は各種プログラムの実行に伴う演算処理結果などを一時的に記憶し得る。
制御部500には入出力インタフェースを介して、操作部400が接続されている。操作部400は、ユーザによる画像形成ジョブなどの各種プログラムの開始指示や各種データ入力などを受け付ける、例えばスキャナやパーソナルコンピュータ等の外部端末あるいは操作パネルなどである。本実施形態において、ユーザは操作部400を用いて、記録材Sにカラー画像を形成可能なカラーモード、記録材Sにブラックのモノクロ画像を形成可能なモノクロモードのいずれかの印刷モードを指示可能である。操作部400から上記いずれかの印刷モードでの画像形成ジョブの開始指示がなされた場合、制御部500は操作部400から入力された画像データに基づいて、メモリ502に記憶されている画像形成処理(プログラム)を実行する。制御部500は、画像形成処理の実行に基づいて画像形成装置100を制御する。
画像形成ジョブとは、記録材Sに画像形成するプリント信号に基づいて、画像形成開始してから画像形成動作が完了するまでの一連の動作のことである。即ち、画像形成を行うにあたり必要となる予備動作(所謂、前回転)を開始してから、画像形成工程を経て、画像形成を終了するにあたり必要となる予備動作(所謂、後回転)が完了するまでの一連の動作のことである。具体的には、プリント信号を受けた後の前回転時(画像形成前の準備動作)から、後回転(画像形成後の動作)までのことを指し、画像形成期間、紙間を含む。
また、制御部500には、入出力インタフェースを介して上述した濃度センサ141が接続されている。濃度センサ141は、上述の通り、中間転写ベルト101に形成されたパッチトナー像の反射光、またパッチトナー像が形成されていない中間転写ベルト101表面の反射光を検出する。制御部500は反射光の反射光量が所定の光量レベルに達するように、濃度センサ141の光量制御基板304(図3参照)に対し発光光量信号(電流値)を送信する。それに伴い、制御部500は、光の照射によって得られる反射光量信号(電流値)を濃度センサ141から受信し、これに基づきパッチトナー像の濃度を検出する。本実施形態の場合、メモリ502にはカラーモード用の発光光量信号とモノクロモード用の発光光量信号とが記憶されており、制御部500は選択された印刷モードに応じた発光光量信号を用いる。これらカラーモード用の発光光量信号とモノクロモード用の発光光量信号は、後述する「光量調整処理」(後述する図10参照)の実行に伴いメモリ502に記憶される。
さらに、制御部500には入出力インタフェースを介して、上述した接離機構50が接続されている。制御部500は、上述したように接離機構50の離間スライダー26(図4(a)参照)をスライド移動させることにより、選択された印刷モードに応じて中間転写ベルト101と感光ドラム103Y〜103Cとを離間させたり当接させたりし得る。
次に、濃度センサ141の光量調整(つまりは発光光量信号の調整)について、説明する。中間転写ベルト101の劣化やその他の要因によって、濃度センサ141が受光する反射光量が低下すると、濃度センサ141の出力が下がりトナー濃度を計測する際のダイナミックレンジが小さくなる。その場合、濃度センサ141は適正にパッチトナー像307の濃度を検出できなくなる虞がある。そこで、濃度センサ141の光量調整を実行して、濃度センサ141の出力を所定出力に戻す必要がある。以下、公知であるが、濃度センサ141の光量調整方法について、図3を参照しながら図7(a)及び図7(b)を用いて説明する。
濃度センサ141の光量調整では、まず濃度センサ141の発光部301に流す電流を3段階の大きさに分けて、発光部301により中間転写ベルト101の表面に光を所定時間ずつ順に照射させる。そうした場合に出力される濃度センサ141の出力波形を、図7(a)に示した。図7(a)に示すように、電流を3段階に分けて光を照射した結果、電流の大きさに応じて濃度センサ141の出力波形も3段階の大きさの波形が得られる。
そして、濃度センサ141の出力波形に基づき、各段階毎に8ポイント(P11〜P18、P21〜P28、P31〜P38)の出力レベルを検出し、それらの平均値を算出する。そして、算出した平均レベル(P1ave、P2ave、P3ave)に基づき、濃度センサ141の出力レベルが目標値(図7(b)の目標センサ出力)となる光量を決定する。具体的には図7(b)に示すように、算出した平均レベルを線形補間して、濃度センサ141の出力レベルが目標値となる光量を決定すればよい。なお、発光部301に流す電流を最大にしても目標の出力レベルに達しない場合には、濃度センサ141の正反射出力ゲインを切り換え、再度、発光部301に流す電流を3段階の大きさに分けて光を順に照射させればよい。
<濃度センサへの影響>
次に、カラーモードとモノクロモードとにおける中間転写ベルト101の張架状態の相違による濃度センサ141への影響について、図3を参照しながら図8(a)乃至図9を用いて説明する。上述したように、カラーモードからモノクロモードへの切り替えにより、中間転写ベルト101の張架状態は図8(a)に示す張架状態から図8(b)に示す張架状態に変わる。図8(b)に示す張架状態の場合、図8(a)に示す張架状態からの変化に伴い中間転写ベルト101に生じる余長Lは、テンションローラ112による張力の付与によって吸収される。ただし、そうした場合には、テンションバネ25が伸長した状態となり、テンションバネ25の中間転写ベルト101に対する付勢力は低下する。その結果、中間転写ベルト101の移動方向最下流に形成される一次転写部T1における中間転写ベルト101の張力が低下する。
こうして、カラーモード(図8(a))とモノクロモード(図8(b))とでは一次転写ローラ107Y〜107Kによる中間転写ベルト101の張架状態が異なり、中間転写ベルト101に付与される張力や張架ローラ113、114の変形量に差が生じ得る。その場合、カラーモードとモノクロモードでは、中間転写ベルト101の面位置が異なってくる。具体的に、カラーモードではモノクロモードよりも中間転写ベルト101に付与される張力が高まることから、張架ローラ114の変形量が大きくなる。また、図9に示すように、濃度センサ141は中間転写ベルト(101CL、101Bk)の移動方向(図中矢印R2方向)に関し、感光ドラム103Kよりも下流側且つ張架ローラ114よりも上流側に配置されている。それ故、カラーモード時の中間転写ベルト101CLの面位置(実線)は、モノクロモード時の中間転写ベルト101Bkの面位置(点線)から、図中矢印Z2方向からZ1方向へオフセットした位置となる。つまり、カラーモードとモノクロモードとでは、中間転写ベルト101の表面と濃度センサ141(詳しくは発光部301、第一受光部302、第二受光部303)との間隔が異なる。この場合、濃度センサ141から同じ光量の光が照射されたとしても、その間隔により中間転写ベルト101の反射光に強弱が生じ得て、濃度センサ141の出力が影響される虞がある。
それにも関わらず、従来ではモノクロ画像の濃度むらを補正するために、カラーモードで濃度センサ141の光量調整を行った後に、中間転写ベルト101上にトナーパッチ像を形成し、その濃度を濃度センサ141により検出させていた(濃度補正)。このように、従来では全ての感光ドラム103Y〜103Kが中間転写ベルト101に当接された状態(カラーモード)で、濃度センサ141の光量調整を行っていたことから、モノクロモード時に濃度むらが生じやすかった。特には、一次転写ローラ107Y〜107Kが金属ローラであって、上述したように、モノクロモードにおいて一次転写ローラ107Y〜107Cが中間転写ベルト101から離間される構成(図4(b))の場合に顕著であった。
<光量調整処理>
そこで、本実施形態では、モノクロモードとカラーモードとで同じ光量の光が照射された場合に、濃度センサ141により検出される中間転写ベルト101の反射光に影響が生じないように、濃度センサ141により照射される光の光量を調整可能としている。以下、本実施形態の光量調整処理について、図6を参照しながら図10を用いて説明する。本実施形態の光量調整処理は、操作部400から画像形成ジョブの開始指示が入力されることにより、制御部500によって開始される。
図10に示すように、制御部500は、操作部400から送信されるプリント信号を受信する(S1)。ここで、制御部500は、印刷モードがモノクロモードであり、中間転写ベルト101と感光ドラム103Y〜103Cとが当接した状態にあれば、中間転写ベルト101から感光ドラム103Y〜103Cを離間させる。即ち、中間転写ベルト101にブラックの感光ドラム103Kのみを当接させた状態とする。他方、印刷モードがフルカラーモードであり、中間転写ベルト101と感光ドラム103Y〜103Cとが離間した状態にあれば、中間転写ベルト101に感光ドラム103Y〜103Cを当接させる。即ち、中間転写ベルト101に全ての感光ドラム103Y〜103Kを当接させた状態とする。
その後、制御部500は、濃度補正情報に基づき濃度補正モードを実行するタイミングであるか否かを判断する(S2)。濃度補正モードは、中間転写ベルト101上に濃度検出用のパッチトナー像を形成して、濃度センサ141によるパッチトナー像の検出結果に基づいて、各色間のずれ量(色ずれ量)や濃度むらを補正するための処理である。ここで、濃度補正情報としては、例えば機外温度やレーザスキャナユニット(露光装置)の温度、前回の画像形成ジョブ終了からの経過時間、前回の濃度補正モードの実行後から画像形成した累計の記録材Sの枚数などが挙げられる。濃度補正モードを実行するタイミングでない場合(S2のNo)、制御部500はステップS7の処理へジャンプする。他方、濃度補正モードを実行するタイミングである場合(S2のYes)、制御部500はプリント信号に基づいて、印刷モードがモノクロモードであるか否かを判定する(S3)。
印刷モードがモノクロモードである場合(S3のYes)、制御部500は中間転写ベルト101にブラックの感光ドラム103Kのみを当接させた状態で、濃度センサ141の光量調整(第二光量調整モード)を行う(S4)。その後、制御部500はトナーパッチ像を用いた濃度補正を行う(S6)。ここでの光量調整によって得られる発光光量信号は、モノクロモード用の発光光量信号としてメモリ502に記憶され参照される。
印刷モードがモノクロモードでない場合(S3のNo)、制御部500は中間転写ベルト101に全ての感光ドラム103Y〜103Kを当接させた状態で、濃度センサ141の光量調整(第一光量調整モード)を行う(S5)。その後、制御部500はトナーパッチ像を用いた濃度補正モードを実行する(S6)。ここでの光量調整によって得られる発光光量信号は、カラーモード用の発光光量信号としてメモリ502に記憶され参照される。このように、本実施形態では画像形成ジョブの前回転時あるいは画像形成ジョブ中の紙間で、印刷モードに応じて中間転写ベルト101と感光ドラム103Y〜103Kとの当接状態を異ならせて、濃度センサ141の光量調整が行われる。そして、濃度センサ141の光量調整が行われたうえで、濃度補正モードが行われるようにしている。
上記した光量調整(S4、S5)と濃度補正(S6)の実行後、制御部500は画像形成を実行する(S7)。そして、制御部500は画像形成ジョブを終了するか否かを判定する(S8)。画像形成ジョブを終了しない場合(S8のNo)、制御部500はステップS2の処理に戻って上記したS2〜S7の処理を繰り返す。画像形成ジョブを終了する場合(S8のYes)、制御部500は画像形成ジョブ中に濃度センサ141の光量調整を行ったか否かを判定する(S9)。画像形成ジョブ中に濃度センサ141の光量調整を行っていない場合(S9のNo)、制御部500は本光量調整処理を終了する。
他方、画像形成ジョブ中に濃度センサ141の光量調整を行った場合(S9のYes)、制御部500は終了した画像形成ジョブの印刷モードがモノクロモードで実行したか否かを判定する(S10)。モノクロモードである場合(S10のYes)、制御部500は接離機構50を動作して中間転写ベルト101に感光ドラム103Y〜103Cを当接させてから、当接状態で濃度センサ141の光量調整(第一光量調整モード)を行う(S11)。即ち、制御部500は、中間転写ベルト101にブラックの感光ドラム103Kのみを当接させた状態から、中間転写ベルト101に全ての感光ドラム103Y〜103Kを当接させた状態とする。そして、制御部500は中間転写ベルト101に全ての感光ドラム103Y〜103Kを当接させた状態で(カラーモードで画像形成可能な状態)、濃度センサ141の光量調整を行う。ここでは、濃度センサ141の光量調整後に、トナーパッチ像を用いた濃度補正モードを実行しなくてよい。なお、ここでの光量調整によって得られる発光光量信号は、カラーモード用の発光光量信号としてメモリ502に記憶され、次回のカラーモードでの画像形成ジョブ時に参照される。
他方、モノクロモードでなくカラーモードである場合(S10のNo)、制御部500は接離機構50を動作して中間転写ベルト101から感光ドラム103Y〜103Cを離間させてから、離間状態で濃度センサ141の光量調整を行う(S12)。即ち、制御部500は、中間転写ベルト101に全ての感光ドラム103Y〜103Kが当接した状態から、中間転写ベルト101にブラックの感光ドラム103Kのみを当接させた状態とする。そして、制御部500は中間転写ベルト101にブラックの感光ドラム103Kのみを当接させた状態(モノクロモードで画像形成可能な状態)で、濃度センサ141の光量調整を行う(第二光量調整モード)。ここでは、濃度センサ141の光量調整後に、トナーパッチ像を用いた濃度補正モードを実行しなくてよい。なお、ここでの光量調整によって得られる発光光量信号は、モノクロモード用の発光光量信号としてメモリ502に記憶され、次回のモノクロモードでの画像形成ジョブ時に参照される。制御部500は、上記した濃度センサ141の光量調整(S11、S12)の実行後、本光量調整処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、モノクロモード時(第二画像形成ジョブ時)には、中間転写ベルト101にブラックの感光ドラム103Kのみを当接させた状態で濃度センサ141の光量調整が行われるようにした。カラーモード時(第一画像形成ジョブ時)には、中間転写ベルト101に全ての感光ドラム103Y〜103Kを当接させた状態で濃度センサ141の光量調整が行われるようにした。即ち、画像形成ジョブ時と同じ中間転写ベルト101と感光ドラム103Y〜103Kとの当接状態で、光量調整モードが実行される。これにより、モノクロモードとカラーモードとで、中間転写ベルト101に向け照射した光の反射光に差が生じないように、濃度センサ141(光学センサ)により中間転写ベルト101に向けて照射させる光の光量を調整することができるようになる。したがって、カラーモード時だけでなくモノクロモード時にも、濃度むらなどの画像不良を生じ難くすることが容易に実現できる。
また、カラーモード時に光量調整モードを実行した場合に、画像形成ジョブ(第一画像形成ジョブ)の終了時にモノクロモードでの光量調整モードを実行する。そして、モノクロモード時に光量調整モードを実行した場合に、画像形成ジョブ(第二画像形成ジョブ)の終了時にカラーモードでの光量調整モードを実行する。こうすると、次回の画像形成ジョブの前回転時やスタンバイ状態からの復帰時などに、前回の画像形成ジョブとは異なる画像形成モードの画像形成ジョブを行うような場合であっても、当該モードでの光量調整モードを実行しなくて済む。したがって、画像形成装置100の効率的な運用を実現することができるようになる。
50…接離機構、100…画像形成装置、101…中間転写ベルト、103Y、103M、103C…第一像担持体(感光ドラム)、103K…第二像担持体(感光ドラム)、107Y、107M、107C、107K…転写部材(一次転写ローラ)、113、114…張架部材(張架ローラ)、141…光学センサ(濃度センサ)、307…制御用トナー像(パッチトナー像)、500…制御手段(制御部)

Claims (4)

  1. それぞれがトナー像を担持し回転する第一像担持体及び第二像担持体と、
    回転する中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトを張架する複数の張架部材と、
    前記第一像担持体のトナー像を前記中間転写ベルトに転写する第一転写部材と、
    前記第二像担持体のトナー像を前記中間転写ベルトに転写する第二転写部材と、
    前記中間転写ベルトに向け光を照射し、照射した光の反射光を受光可能に、前記中間転写ベルトと間隔を空けて配置された光学センサと、
    前記第一転写部材を移動させて、前記中間転写ベルトを前記第一像担持体に対し接離させる接離機構と、
    前記第一像担持体及び前記第二像担持体を前記中間転写ベルトに当接させた状態で、前記光学センサに照射させる光の光量を調整する第一光量調整モードと、前記第二像担持体のみを前記中間転写ベルトに当接させた状態で、前記光学センサに照射させる光の光量を調整する第二光量調整モードと、を実行可能な制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記第一光量調整モードと第二光量調整モードとにおいて、前記光学センサが同じ光量の反射光を受光するように前記光学センサに照射させる光の光量を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記第一像担持体及び前記第二像担持体を前記中間転写ベルトに当接させた状態で画像形成する第一画像形成ジョブの終了時に、前記第一転写部材を移動させ前記中間転写ベルトを前記第一像担持体から離間させて前記第二光量調整モードを実行し、前記第二像担持体のみを前記中間転写ベルトに当接させた状態で画像形成する第二画像形成ジョブの終了時に、前記第一転写部材を移動させ前記中間転写ベルトを前記第一像担持体に当接させて前記第一光量調整モードを実行する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記中間転写ベルトに制御用トナー像を形成した場合の前記光学センサの検出結果に基づいて、画像形成ジョブ時に形成するトナー像の濃度を調整する濃度補正モードを実行可能であり、
    前記第一像担持体及び前記第二像担持体を前記中間転写ベルトに当接させた状態で画像形成する第一画像形成ジョブ時に前記濃度補正モードを実行するときに、前記第一光量調整モードを実行し、
    前記第二像担持体のみを前記中間転写ベルトに当接させた状態で画像形成する第二画像形成ジョブ時に前記濃度補正モードを実行するときに、前記第二光量調整モードを実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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