JP2020148561A - センサシート - Google Patents

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隆憲 大原
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恭市 山本
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和彦 笹川
和弘 藤崎
Kazuhiro Fujisaki
和弘 藤崎
健司 森脇
Kenji Moriwaki
健司 森脇
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Abstract

【課題】センサの微細化などで樹脂層を薄くしても、力の入力方向に対し樹脂層の変形能力を確保出来るセンサを提供する。【解決手段】対向配置された第1電極3と第2電極4との間に樹脂層5が介挿されてなる検知部が、同一平面上に複数個配置され、上記複数の検知部として、押圧力を検出する接触圧力検知用検知部と、せん断応力を検出するずり力検知用検知部を有する。上記ずり力検知用検知部の上記樹脂層5に、空隙部10を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、触覚センサなどの、押圧力やずり力等を検知するセンサシートに関する。
例えば、本発明のセンサシートは、生体内に埋め込まれて人工関節間その他の生体内の圧力情報の取得、衣服が肌に触れるときの荷重やせん断応力の計測、歩行時の足裏の荷重及びせん断応力の分布計測、ゴルフや野球等スイング時などの特定の動作の際に、手のひらに掛かる荷重及びせん断応力の分布計測などに使用可能である。
センサシートは、例えば、対をなす2つの電極間に導電性樹脂層などの樹脂層を挟みこんだ構造を基本構成としている。このようなセンサシートでは、電極に加えられる荷重により樹脂層が変形することで発生する電極間の物理量を、圧力やずり力としてセンシング(検知)する。なお、電極には信号入出力を行うリードが接続している。
例えば特許文献1に記載のセンサシートは、対向する2つの電極間に導電性樹脂層が配置され、荷重によって導電性樹脂層が変形することによる電極間抵抗値の変化を利用して測定する。
また特許文献2に記載のセンサシートは、2枚の矩形の平行板電極間に、導電性樹脂層としての磁性ゴム体が配置された構成であり、物体に接触して接触面に平行(せん断方向)に動いた際に受けるずり力を検知する。
特許第3664622号公報 特開2013−232293号公報
ここで、センサシートは、小型化することで、生体内のモニタリングなどにも応用可能である。すなわち、生体内のセンシングでは、センサシートのサイズを小さくすることで、センサの埋め込みなどによる被測定対象への負担を軽減することができる。
また、一定面積当たりの力の測定精度を上げるためには、センシング部(検知部)を小型化し高集積とすることが有効である。
さらに、検知部を薄くすると、生体の曲げなどの動きに追従しやすくなりより高精度な測定が出来る。
以上のことから、センサシートに使用する電極の微細化が求められている。そして、センササイズを小さくする場合、一般に、電極及びリードは、金属ペーストをグラビアオフセットやスクリーン印刷などの印刷によって形成される。
ここで、特許文献1や2の方法で圧力やせん断を検知するためには、対向する電極間の導電層が荷重方向へ十分変形できる余地を持っていることが望ましい。
このとき、検知部は、対向する電極間に挟まれる導電層がもっとも厚く構成されるが、センサシートを薄くする場合、導電層を薄くする必要がある。
導電層を薄くすると、特にせん断方向に導電層が変形しづらくなって、センサとしての機能を制限するおそれがある。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたもので、検知部を薄型化するに伴い電極間の樹脂層が薄くなっても、樹脂層の変形性能を確保可能なセンサシートを提供することを目的としている。
課題を解決するために、本発明の一態様は、対向配置された第1電極と第2電極との間に樹脂層が介挿されてなる検知部が、同一平面上に複数個配置され、上記複数の検知部として、押圧力を検出する接触圧力検知用検知部と、せん断応力を検出するずり力検知用検知部を有し、上記ずり力検知用検知部の上記樹脂層に、空隙部を設けたことを要旨とする。
本発明の態様によれば、対向する電極間の樹脂層に空隙を設けることで検知部が力の入力方向に対して変形しやすくなる。このため、樹脂層を薄くしても樹脂層の変形性能が確保されて、変形によるセンシングが可能となる。
本発明に基づく実施形態に係るセンサシートを示す展開した断面図である。 対向電極のうちの第1電極のパターンを示す平面図である。 対向電極のうちの第2電極のパターンを示す平面図である。 ずり力検知用検知部の樹脂層を示す断面図である。 ずり力検知用検知部の樹脂層に設けるスリット(空隙)の並びを示す横断面図である。 センサシートの製造方法を説明する断面図である。 センサシートの製造方法を説明する平面図である。 接触圧力測定の方法を説明する図である。 せん断応力測定の方法を説明する図である。 従来のずり力検知用検知部にせん断を入力したときの図である。 本実施形態のずり力検知用検知部にせん断を入力したときの図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここで、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なる。
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。すなわち、以下に示す電極の形状やリードの引き回し、及び力の測定を行う電極の数は一例であり、本説明の内容に限定されるものではない。
本実施形態では、三組の検知部を備えるセンサシートを例に挙げて説明する。具体的には、本実施形態のセンサシートは、接触圧力を測定するための1つの対向電極と、互いに異なる二方向のせん断応力を測定するための2つの対向電極を備える。すなわち、本実施形態のセンサシートは、3対の対向電極を有して三種類の荷重情報を検出する検知部を三組備えるセンサである。本発明は、1つのセンサシートに設ける検知部の数が、二組でも、四組以上でも構わない。ただし、少なくとも一つが押圧力を検出する接触圧力検知用検知部であり、少なくとも1つがせん断応力を検出するずり力検知用検知部である。
<構成>
本実施形態のセンサシートは、図1に示すように、3対の対向電極、つまり三組の検知部を備え、三種類の荷重情報を検出する構成となっている。図1中、中央の検知部が接触圧力検知用検知部である。左右の2つの検知部が、それぞれせん断応力を検出するずり力検知用検知部である。
具体的には、本実施形態のセンサシート1は、基材2と、基材2上に設けられた3個の第1電極3と、各第1電極3とそれぞれ対向配置された3個の第2電極4と、各第1電極3と各第2電極4との間にそれぞれ形成された樹脂層5とを備える。
本実施形態のセンサシートの面積は、例えば、平面視で、矩形形状に換算して2mm×1mm以上10mm×10mm以下の寸法となっている。センサシートは、平面視での形状が矩形である必要はない。
なお、図1は、3つの検知部が一列に並ぶように展開した状態での断面図である。実際には、3つの検知部は、後述のように一列に並んでおらず、できるだけコンパクトとなるような配置構成となっている。
(第1電極3)
基材2上に、図2に示すパターンで、3組の検知部の各第1電極3が構成され、その3つの第1電極3a〜3cは、共通するリード11(配線)で接続されている。この例では、第1電極3をコモン電極としている。3つの第1電極3a〜3cやリード11の配置は、この例に限定されず、センシングするための回路によって自由に取り回しを変えることが出来る。
第1電極3aは、接触圧力を測定するための接触圧力検知用検知部用の電極であり、方形状をしている。第1電極3b、3cは、紙面横及び縦方向の各せん断応力を測定するためのずり力検知用検知部用の電極であり、長方形の形状をしている。第1電極3cが紙面横方向のせん断応力を、第1電極3bが紙面縦方向のせん断応力を、それぞれ測定する役割を持っている。図2では第1電極3b、3c内部にスリットが設けられているが、説明のための一例である。各第1電極3a〜3cの形状に特に制限はない。
なお、上記のスリットを設け、且つ、後述の空隙部10をスリット状の空間とした場合、平面視で、スリットとスリット状の空間とが同一位置に形成されることが好ましい。
各第1電極3及びリード11の配線厚みは、例えば2μm以上3μm以下である。
(第2電極4)
図3に示すように3個の第2電極4a〜4cが配置される。3個の第2電極4a〜4cは、検知部毎に、対応する第1電極3a〜3cと、それぞれ樹脂層5を介して対向するように配置される。また、各第2電極4a〜4cから個別にリード12(配線)が延びている。
第2電極4aは、第1電極3aと対向配置している。無負荷状態では、平面視において、第2電極4aは、第1電極3aからはみ出さない程度に第1電極3aよりも小さくなっている。これにより、対向する第1電極3aと第2電極4aの部分ではせん断力によってずれが生じても対向する部分の重なり面積が変わらず、抵抗値変化が生じないため、純粋に接触圧力のみを取り出すことが出来る。
第2電極4c及び第2電極4bは、それぞれ紙面横方向と紙面縦方向のせん断応力を測定するための電極である。第2電極4cは第1電極3cと、第2電極4bは第1電極3bとそれぞれ対向配置させる。第2電極4c及び第2電極4bは、正方形や長方形ではなく、図3に示すように、第1電極3c、3bのスリットと交差する方向(図3では直交する方向)に頂点を向けた三角形を二つ並べた形状(せん断検出方向に向けて幅が変化した形状)である。第2電極4c、4bの形状は、これに限定されない。平面視において、測定するせん断方向への変位では、変位方向及び変位量に応じて第1電極3c、3bとの重なりが変化し、測定するせん断方向と直交する方向への変位では、第1電極3c、3bとの重なりが変化しないか、その重なりの変化が小さい形状になっていればよい。
第2電極4及びリード12の配線厚みは、例えば2μm以上3μm以下である。
(樹脂層5)
本実施形態の樹脂層5のうち、ずり力検知用検知部の樹脂層5は、図4及び図5に示すように、空隙部10を設けて変形性能が向上した構成となっている。
空隙部10の体積は、空隙部10を設ける樹脂層5の体積の10%以上90%以下であることが好ましい。この場合、空隙部10を設ける場合に比べて、樹脂層5の変形率が1.1倍以上10倍以下まで大きくすることが可能となる。本実施形態では、空隙部10による変形率(変形性能)の制御により、樹脂層5の材料や厚みを設計変更することなく、使用荷重帯を使い分けることが可能となる。
本実施形態における、ずり力検知用検知部の樹脂層5は、第1樹脂層7と、一対の第2樹脂層6、8とを有する。一対の第2樹脂層6、8は、第1樹脂層7の厚さ方向両端部にそれぞれ形成される。すなわち、一対の第2樹脂層6、8は、第1樹脂層7を挟んで厚さ方向で対向して第1樹脂層7に形成されている。そして、一対の第2樹脂層6、8が第1電極3又は第2電極4と接触する。すなわち、第2樹脂層6、8の上に各電極が形成される構成となっている。
ここで、本実施形態では、上記の空隙部10を第1樹脂層7だけに設け、第2樹脂層6、8に空隙部10を形成しない構成としている。
空隙部10の構成については、特に限定はない。本実施形態では、空隙部10を、厚さ方向に延びる複数のスリット状の空間(以下、スリット空間とも呼ぶ。)から構成した。その複数のスリット空間は、所定方向に沿って並んでいる。スリット空間の並びの方向は、せん断応力を検出する方向と交差する方向であることが好ましい。特に、並びの方向は、せん断応力を検出する方向と直交又は略直交する方向であることが好ましい。
本実施形態では、上記の交差方向は、せん断応力を検出する方向と直交する方向とした。
第1樹脂層7及び第2樹脂層6、8を構成する材料は、検出方式によって、適宜公知の材料を選択する。
対向する2つの電極3、4の間に樹脂層5を挟む構成の場合、電極3、4間の抵抗値変化を検出する方式と、電極3、4間の静電容量の変化を検出する方式の2つがある。
電極間の電気抵抗値の変化を検出する方式を採用する場合は、対向電極3、4よりも抵抗が高く、負荷される力によって変形することで自身の抵抗値が低下する材料(導電性樹脂)を用いる。そのような材料として、導電性高分子や、バインダ樹脂に導電材料が分散された導電性樹脂を用いる。導電性高分子としては、ポリエチレンジオキシチオフェン、ポリアニリン、ポリピロールなどが例示出来る。導電性樹脂として、グラファイトやカーボンナノチューブを用いたカーボンペースト、などが好適に用いられる。具体的には、導電性樹脂のバインダ樹脂は、例えば熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂からなる。熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂は、例えばアクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などからなる。導電性樹脂の導電材料は、例えば金属粒子や、グラファイトやカーボンナノチューブなどの導電性のカーボン、又は導電性高分子からなる。導電性樹脂は導電ゴムであってもよい。
また、電極3、4間の静電容量の変化を検出する場合は、樹脂層5の樹脂は、可撓性をもち、かつ絶縁体であることが求められ、天然ゴム、IR(イソプレンゴム)、BR(ブタジエンゴム)、ポリウレタンゴム、シリコーンゴム等の反発弾性が高く圧縮永久歪の少ない材質が使用できる。さらに誘電率を上げるために、チタン酸バリウムなどを添加して用いても構わない。
第1樹脂層7と一対の第2樹脂層6、8の材料は同じ材料でも良いし、異なっていても良い。
ここで、本実施形態の接触圧検出用検知部の樹脂層5も、第1樹脂層7と、第1樹脂層7と一対の第2樹脂層6、8から構成される、ただし、第1樹脂層7に空隙部10を設けない。もっとも、本実施形態の接触圧検出用検知部の樹脂層5も、空隙部10を設けた、ずり力検知用検知部の樹脂層5と同じ構成としてもよい。
隣り合う樹脂層5の間の間隔は、例えば10μm以上1000μm以下である。
樹脂層5の厚みは、10μm以上が好ましい。10μmよりも層が薄いと、力による変形が起きづらくなる。また樹脂層5の厚みは例えば50μm以下である。
第2樹脂層6、8の厚みは1μm以上5μm以下であることが望ましい。厚すぎると、第2樹脂層6、8によって、樹脂層5全体の剛性が上がってしまい、第1樹脂層7に設けた空隙部10の効果が小さくなるためである。
図示しないが、空隙部10に別の樹脂を充填することが好ましい。その場合、せん断による変形を妨げないように第1樹脂層7に用いる材料より柔らかい樹脂を用いる。例えば、ジメチルポリシロキサンなどが用いられる。
空隙部10を設けた第1樹脂層7と電極3、4との間に、第2樹脂層6、8を設けることで、樹脂層5に空隙部10を形成しても、樹脂層5の表面に電極やリードが形成しやすくなる。
(基材2)
基材2は、可撓性を有することが好ましく、例えばプラスチックフィルムや紙からなる。プラスチックフィルムの材料としてはPETやPEN、ポリイミドなどが例示できる。基材2は、印刷用のインキの乾燥条件やセンサとしての用途に合わせて適宜選択できる。
<製造方法>
本実施形態のセンサシートの製造方法の一例について図6及び図7を参照しつつ説明する。図6は、3つの検知部が一列に並ぶように展開した状態での断面図である。図7は、基材2の厚み方向から見た各材料の積層順を示す平面図である。
基材2上に、3つの第1電極3a〜3cを形成する。第1電極3の形成は、印刷法やフォトリソグラフィー法などによって行う。印刷方法は特に制限はなく、スクリーン印刷やオフセット印刷等公知の印刷手段を用いることが出来る。
印刷に用いるインキは、導電性があるものが求められる。インキには、数マイクロメートルから数十ナノメートルの貴金属粉末を熱硬化性樹脂に混合したペーストを用いるのが一般的である。ただし、電極3の導電材料は、カーボンやアルミなどでも構わないし、合金や混合物であってもよい。第1電極3を、めっき、スパッタリングされた膜をエッチングして形成しても構わない
次に、各第1電極3a上に下側の第2樹脂層6を形成する。公知の印刷法などパターニング出来る方法での形成であればなんでもよい。また、第1樹脂層7と印刷される外形を同じにしておく。
次に、下側の第2樹脂層6上に第1樹脂層7を形成する。第1樹脂層7は、下側の第2樹脂層6と同様、公知の印刷法などパターニングできる方法であれば何でもよい。
このとき、ずり力検知用検知部の樹脂層5部分の第1樹脂層7には、上下に延びるスリット状の空間からなる空隙部10が複数列、形成されるように材料をパターニングして積層し、形成する。
ここで、空隙部10の形状は、上下に延びる複数のスリット空間である必要はない。例えば、空隙部10は、上下に延びる一又は二以上の柱状の空間や、横方向に貫通した貫通穴、球状の複数の空間などから構成されていても良い。
ただし、上下方向(対向電極3、4の対向方向)に延在するスリット空間や柱状空間など、上下に延在する空間で空隙部10を形成した方が好ましい。上下に延びる空間から空隙部10を形成する場合、第1樹脂層7をパターニングで形成しやすくなる。また、横断面における空隙率をほぼ同じ値に設定しやすくなる。なお、横断面における空隙率を同じ値に必ずしも設定する必要はない。
また、上下に延びるスリット空間の延在方向が、対向電極3、4の対向方向に対し傾いていてもよい。
また、第1樹脂層7において、各スリット空間の上下両端部が閉塞した形状に形成しても良い。この場合、上下の第2樹脂層6、8を省略しても構わない。
なお、各スリット空間の配列の間隔は均一にする必要はないが、均一にした方が好ましい。
空隙部10内に別の樹脂を設ける場合には、次に、空隙部10内に別の樹脂を塗布などによって充填する。別の樹脂は、第1樹脂層7を構成する樹脂よりも柔らかい樹脂を用いる。別の樹脂は、例えば、ジメチルポリシロキサンなどが用いられる。
次に、第1樹脂層7の上に、上側の第2樹脂層8を形成する。なお、第2樹脂層8を形成する際に、第2樹脂層8の樹脂材料の一部が、第1樹脂層7の空隙部10内に一部入り込んでも構わない。第2樹脂層8は、空隙部10によって形成された第1樹脂層7表面の凹凸を覆うフタの役割を有し、第2電極4を形成する平面を提供する。このため、上側の第2樹脂層8は、第2樹脂層8の剛性に応じて、上面が、第1樹脂層7表面の凹凸によって影響しないだけの厚さに設定することが好ましい。
次に、上側の第2樹脂層8の上に、第1電極3と同様にして、印刷などで、第2電極4を形成する。
以上で、本実施形態のセンサシートが作製される。
<動作その他>
次に、本実施形態のセンサシートで用いられる力測定(圧力やせん断力の測定)の仕組みについて説明する。
図8は接触圧力センシングモデルの概念図である。このモデルでは、上下の電極100及び101が樹脂層102を介して接続されている。図示しないが上下の電極は信号入出力のリード(配線)を備えている。図8(a)は電極101を指13で触り、電極100側に押圧17で押す状態を示している。電極101に押圧17を負荷すると、図8(b)のように樹脂層102が圧縮方向に変形し、電極100と電極101との距離が減少する。このときの電極間の電位や抵抗値、静電容量の変化を、接触圧力分に相当する信号値として出力することができる。このとき、接触圧力検知用検知部の樹脂層5に空隙部10を形成していないので、押圧方向に安定して変形することが可能となっている。
図9はせん断応力センシングモデルの概念図である。このモデルでは、図8と同様に上下の電極100、101が樹脂層102を介して接続されている。図9(a)は、指13が電極101を紙面左に向かってずらすことで、電極101にせん断応力18を与えた状態を示す。ここで、樹脂層102の内、上下で対応する電極100と電極101とに挟まれた重なり部分を重なり部分102Aとする。せん断応力18によって電極101が樹脂層102の変形を伴ってずれが生じ、図9(b)のようになる。このとき図9(a)の状態と比べて電極100と電極101の重なり部分102Aは減少する。そして、対向する電極100、101間の距離が広がるため変形前と比べて電極100、101間の電気抵抗値や電極100、101間に流れる電流量、あるいは電極100、101間の静電容量が減少する。この変化をせん断応力値に相当する信号値として出力することができる。
ここで、指13が電極101を紙面左に向かってずらすことで、電極101にせん断応力18を与える際に、電極101が下方に押圧された場合、上記のせん断応力値に相当する信号値には、接触圧力分も負荷される。しかし本実施形態では、接触圧力検知用検知部が検出した接触圧力分に相当する信号値で補正(較正)することで、精度良くせん断応力値に相当する信号値を出力できる。
以上のように、この構成のセンサにおいては、対抗する電極間に挟まれた樹脂層102の変形が重要となる。せん断方向へは、樹脂層102の厚みを増やすことで力を印加した電極と反対方向の電極を支点としたモーメントが増加するため、せん断方向への変形がしやすくなる。
しかし、単位面積当たりのセンサ数を増やして解像度を上げる、動体に貼り付けて使用するためにフレキシブル性を持たせるなどを想定した場合、検知部自体の小型化や薄型化が必要であり、樹脂層102の厚みも減少させる必要がある。
ここで、図10の(a)から(b)のように、単純に、電極100、101間に挟まれる樹脂層102の厚みを減少させると、せん断方向の樹脂層102の剛性が相対的に上がってしまい変形しづらくなる。
これに対し、本実施形態では、図11のように、変形を担う樹脂層5に空隙部10を設けることで、樹脂層5の材料や厚さに対する設計事項を変更することなく、樹脂層5の厚みを薄くしても、十分な変形性能が確実に確保可能となる。
<効果>
本実施形態においては、次のような効果を奏する。
(1)対向配置された第1電極3と第2電極4との間に樹脂層5が介挿されてなる検知部が、同一平面上に複数個配置され、複数の検知部として、押圧力を検出する接触圧力検知用検知部と、せん断応力を検出するずり力検知用検知部を有し、ずり力検知用検知部の樹脂層5に、空隙部10を設けた。
この構成によれば、対向する電極3、4間の樹脂層5に空隙部10を設けることで、検知部が力の入力方向に対して変形しやすくなる。このため、樹脂層5を薄くしても樹脂層5の変形性能が確保されて、変形によるセンシングが可能となる。すなわち、目的とするシートセンサを薄型化しても、樹脂層5の材料や厚さに対する設計事項を変更することなく、変形によるセンシングが可能となる。
なお、本実施形態の3つ検知部は、負荷される荷重によって同方向に同量だけ変形する構成と成っている。
押圧方向の変形量も稼ぐために、接触圧力検知用検知部の樹脂層5に対しても空隙部10を形成しても良い。
(2)空隙部10の体積は、空隙部10を設ける樹脂層5の体積の10%以上90%以下であることが好ましい。
この構成によれば、樹脂層5を薄くしても、変形能力(変形率)を確実に確保することが可能となる。
(3)本実施形態では、ずり力検知用検知部の樹脂層5は、厚さ方向において、第1樹脂層7と、第1樹脂層7の厚さ方向両端部にそれぞれ形成されて第1電極3又は第2電極4と接触する一対の第2樹脂層6、8とを有し、空隙部10は、第1樹脂層7に設ける。
この構成によれば、電極3、4を形成する樹脂層5の面に空隙部10がなく、樹脂層5に空隙部10を設けても、断線することなく電極を形成しやすくなる。
ここで、検知部を小さくする場合、電極やリードは、印刷によって形成することが一般的である。このため、電極を形成する面に所定以上の段差が存在する場合、断線する原因となるが、上記の構成では、樹脂層5に空隙部10を設けても電極の断線を抑えることが出来る。
(4)本実施形態では、空隙部10を、対向電極の対向方向である樹脂層5の厚さ方向(上下方向)に延びるスリット状や柱状の空間から形成する。
この構成によれば、検知部のサイズが小さくても、簡易に空隙部10を設けることが可能となる。
また、任意の横断面における空隙率をほぼ同じ値に設定しやすくなる。
(5)空隙部10を、厚さ方向に延びるスリット状の空間(スリット空間)の並びから構成し、スリット空間の並びの方向は、せん断応力を検出する方向と交差する方向(好ましくは直交方向若しくは略直交方向)とする。
この構成によれば、せん断応力を検出する方向により確実に変形しやすくことができる。
(6)空隙部10に樹脂層5を構成する材料よりも柔らかい材料を配置してもよい。
この場合、空隙部10を形成しても、樹脂層5が安定して変形しやすくなる。
次に、本実施形態に係る実施例について説明する。
なお、シートセンサの基本形状は、図1に示す形状とした。ただし、比較例においては図8のように空隙部を構成するスリットは設けていない。
<実施例1>
基材2として125μmのポリイミドフィルム(東レ:カプトン500V)を準備した。その基材2の上に、図2に示す第1電極3を印刷法で作製した。第1電極3を形成した基材2の寸法は7.5mm×7.5mmであり、配線部分は幅30μmで形成した。また、電極の厚みは3μmとした。
次いで、第1電極3の各小電極を個別に覆うようにして、十条ケミカル製のカーボンインキCH‐8を塗布して硬化させ第2樹脂層6とした。このとき乾燥後の厚みが3μmとなるように調整した。
次に、各第2樹脂層6の上に、同じく十条ケミカル製の導電性カーボンインキCH−Nを塗布し第1樹脂層7とした。このとき、ずり力検知用検知部となる第1樹脂層7については、上下に延びるスリット状の抜けが得られるようパターン形成した。また、スリットの幅と間隔は30μmと等間隔とした。このとき第1樹脂層7の厚みが15μmであった。
以上のように、実施例1では、樹脂層5は導電性樹脂層となっている。
次いで、各第1樹脂層7の上に、上側の第2樹脂層8を印刷法で形成した。このとき、事前の検証によれば、第1樹脂層7上に印刷した第2樹脂層8が一部スリット空間に入り込むが、スリット空間の厚み方向全てをふさぐことはないことを確認している。これは、インキ中の粒子の凝集状態やインキの持つ表面張力によるものと考えられる。上側の第2樹脂層8の厚みは3μmであった。
第2樹脂層8上に図3に示す第2電極4を形成し、実施例1のセンサシートとした。第2電極4の配線幅や電極厚みは第1電極3と同等とした。
このセンサシートをテスターにつなぎ、第1電極3と第2電極4間に5Vの直流電圧をかけた状態で第2電極4に対しせん断方向の力を加えると、流れる電流値の変化がみられた。すなわち、センサとしての正常な動作を確認した。
<実施例2>
基材2として125μmのポリイミドフィルム(東レ:カプトン500V)を準備した。その基材2の上に、図2に示す第1電極3を印刷法で作製した。第1電極3を形成した基材2の寸法は7.5mm×7.5mmであり、配線部分は幅30μmで形成した。また、電極の厚みは3μmとした。
次いで、第1電極3の各小電極を個別に覆うようにして、東レダウコーニング製のSILPOT184に加硫したものを塗布し硬化させ第2樹脂層6とした。このとき厚みは3μmとした。
次いで、各第2樹脂層6の上にアサヒ化研製の絶縁ペーストFR−1T−NSD9を、スリットパターンを含む形状に印刷し第1樹脂層7とした。このとき、ずり力検知用検知部となる第1樹脂層7については、スリット幅と間隔は75μmとして、上下に延びるスリット状の抜けが得られるようパターン形成した。第1樹脂層7の厚みは25μmとした。
次いで、各第1樹脂層7の上に、SILPOT184に加硫したものを印刷法で塗布し上側の第2樹脂層8とした。上側の第2樹脂層8の厚みは3μmであった。
上側の第2樹脂層8上に図3に示す第2電極4を形成し、実施例2のセンサシートとした。第2電極4の配線幅や電極厚みは第1電極3と同等とした。
このセンサシートをLCRメーターにつなぎ、第1電極3と第2電極4間に5Vの交流電圧をかけた状態で、第2電極4上から指で押したり、なでたりすると、静電容量値の変化が見られた。すなわち、センサとしての正常な動作を確認した。
<比較例1>
基材2として125μmのポリイミドフィルム(東レ:カプトン500V)を準備した。その基材2上に、図2に示す第1電極3を印刷法で作製した。第1電極3を形成した基材2の寸法は7.5mm×7.5mmであり、配線部分は幅30μmで形成した。また、電極3の厚みは3μmとした。
次いで、第1電極3の小電極を個別に覆うようにして、十条ケミカル製の導電性カーボンインキCH−Nを塗布して硬化させて、樹脂層5とした。このときの厚みは15μmとした。
各樹脂層5の上に図3に示す第2電極4を形成し、比較例1のセンサシートとした。第2電極4の配線幅や電極厚みは第1電極3と同等とした。
このセンサシートをテスターにつなぎ、第1電極3と第2電極4間に5Vの直流電圧をかけた状態で第2電極上から指で厚み方向に押したり、せん断方向に力を掛けたりした。厚み方向の力では電圧の変化がみられたが、せん断方向の力による電圧変化は起こらず、センサとして動作しなかった。
<比較例2>
基材2として125μmのポリイミドフィルム(東レ:カプトン500V)を準備した。基材2の上に、図2に示す第1電極3を印刷法で作製した。第1電極3を形成した基材2の寸法は7.5mm×7.5mmであり、配線部分は幅30μmで形成した。また、電極3の厚みは3μmとした。
次いで、第1電極3の小電極を個別に覆うようにして、アサヒ化研製の絶縁ペーストFR−1T−NSD9を印刷し樹脂層5とした。このとき樹脂層5は乾燥後の厚みが25μmだった。
各樹脂層5上に図3に示す第2電極4を形成し、比較例2のセンサシートとした。第2電極4の配線幅や電極厚みは第1電極3と同等とした。
このセンサシートをLCRメーターにつなぎ、第1電極3と第2電極4間に5Vの交流電圧をかけた状態で、第2電極4上から指で押したり、なでたりしたが、せん断方向の入力に対しては静電容量値の変化が見られず、センサとして動作しなかった。
本発明は、圧力とせん断力を共に検出可能なセンサに適用できる。
1 センサシート
2 基材
3 第1電極
4 第2電極
5 樹脂層
6、8 第2樹脂層
7 第1樹脂層
10 空隙部

Claims (5)

  1. 対向配置された第1電極と第2電極との間に樹脂層が介挿されてなる検知部が、同一平面上に複数個配置され、上記複数の検知部として、押圧力を検出する接触圧力検知用検知部と、せん断応力を検出するずり力検知用検知部を有し、
    上記ずり力検知用検知部の上記樹脂層に、空隙部を設けたことを特徴とするセンサシート。
  2. 上記空隙部の体積は、空隙部を設ける上記樹脂層の体積の10%以上90%以下であることを特徴とする請求項1に記載したセンサシート。
  3. 上記ずり力検知用検知部の上記樹脂層は、厚さ方向において、第1樹脂層と、上記第1樹脂層の厚さ方向両端部にそれぞれ形成されて上記第1電極又は第2電極と接触する一対の第2樹脂層とを有し、
    上記空隙部は、上記第1樹脂層に設けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したセンサシート。
  4. 上記空隙部は、対をなす電極の対向方向に延びるスリット状又は柱状の空間を複数有して構成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載したセンサシート。
  5. 上記空隙部は複数のスリット状の空間からなり、その複数のスリット状の空間は、せん断応力を検出する方向と直交又は略直交する方向に並んでいることを特徴とする請求項4に記載したセンサシート。
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