JP2020148267A - 逆止弁と袋 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、表側フィルムと裏側フィルムがあり、これら表側フィルムと裏側フィルムが重ね合されていてその左右両側部が熱溶着されている。上記表側フィルムと上側フィルムの間であって上記左右の熱溶着部の間は空気注入路となっている。又、上記左右の熱溶着部には複数個の枝状熱溶着部が設けられている。
尚、最近では裏側フィルムの非溶着部に色を付けたものもある。
すなわち、逆止弁をフィルム状の緩衝袋、包装袋、梱包袋の開口部に熱溶着により取り付ける際、空気注入路が誤って閉塞されてしまうことがあるという問題があった。これは熱溶着時の熱溶着温度のバラツキ、非溶着部を提供するための印刷面の塗膜の厚さのバラツキ、等に起因する。
通常は熱溶着後に治具を使用した空気注入路貫通チェックが行われるので、空気注入路が閉塞された逆止弁を備えた緩衝袋、包装袋、梱包袋がそのまま出荷されることはないが、不良品として処理されることになり歩留まりが低下してしまう。
又、請求項2による逆止弁は、請求項1記載の逆止弁において、上記第1非溶着部と上記第2非溶着部には色が付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項3による逆止弁は、請求項2記載の逆止弁において、上記第1非溶着部と上記第2非溶着部には異なる色が付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項4による逆止弁は、請求項3記載の逆止弁において、上記第1非溶着部には青色が付けられていて、上記第2非溶着部には黄色が付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項5による逆止弁は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の逆止弁において、上記第2フィルムはその端を上記第1フィルムの端に対して長手方向にずらした状態で重ね合されていることを特徴とするものである。
又、請求項6による逆止弁は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の逆止弁において、逆止弁を袋の開口部にセットする際その位置を決める為の位置決め部が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項7による逆止弁は、請求項5記載の逆止弁において、上記位置決め部は2本のラインから構成されていて、一方のラインを上記袋の開口部の縁に合わせることにより位置決めし、上記二本のラインの間を熱溶着するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項8による逆止弁は、請求項1〜請求項7の何れかに記載の逆止弁において、上記第2非溶着部は上記第1非溶着部に対して幅狭に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項9による逆止弁は、請求項1〜請求項8の何れかに記載の逆止弁において、上記第1非溶着部と上記第2非溶着部は印刷により面状に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項10による袋は、請求項1〜請求項9の何れかに記載の逆止弁を備えたことを特徴とするものである。
又、請求項11による袋は、請求項10記載の袋において、緩衝用であることを特徴とするものである。
又、請求項12による袋は、請求項10記載の袋において、包装用あることを特徴とするものである。
又、請求項13による袋は、請求項10記載の袋において、緩衝・包装用であることを特徴とするものである。
又、請求項14による袋は、請求項10記載の袋において、梱包用であることを特徴とするものである。
又、請求項2に記載された逆止弁によると、請求項1記載の逆止弁において、上記第1非溶着部と上記第2非溶着部には色が付けられているので、第1非溶着部と第2非溶着部が確実に設けられていることを視認することができ、上記第1非溶着部と第2非溶着部が重ね合されていることを視認することができる。
又、請求項3に記載された逆止弁によると、請求項2記載の逆止弁において、上記第1非溶着部と上記第2非溶着部には異なる色が付けられているので、第1フィルムと第2フィルムの境目、すなわち、空気注入口を容易に特定することができる。
又、請求項4に記載された逆止弁によると、請求項3記載の逆止弁において、上記第1非溶着部には青色が付けられていて、上記第2非溶着部には黄色が付けられているので、上記効果をより高めることができる。
又、請求項5に記載された逆止弁によると、請求項1〜請求項4の何れかに記載の逆止弁において、上記第2フィルムはその端を上記第1フィルムの端に対してずらした状態で重ね合されているので、それによっても、第1フィルムと第2フィルムの境目、すなわち、空気注入口を容易に特定することができる。
を容易に視認することができる。
又、請求項6に記載された逆止弁によると、請求項1〜請求項5の何れかに記載の逆止弁において、逆止弁を袋の開口部にセットする際その位置を決める為の位置決部が設けられているので、逆止弁の袋の開口部に対する位置決作業の容易化を図ることができる。
又、請求項7に記載された逆止弁によると、請求項6記載の逆止弁において、上記位置決部は2本のラインから構成されていて、一方のラインを上記袋の開口部の縁に合わせることにより位置決めし、上記二本のラインの間を溶着するようにしたので、逆止弁の袋の開口部に対する位置決作業の容易化を図ることができるとともに熱溶着位置の特定も容易になる。
又、請求項8に記載された逆止弁によると、請求項1〜請求項7の何れかに記載の逆止弁において、上記第2非溶着部は上記第1非溶着部に対して幅狭に設けられているので、逆止弁製造時に第1フィルムと第2フィルムが幅方向に僅かにずれるようなことがあってもこれを吸収することができる。
又、請求項9に記載された逆止弁によると、請求項1〜請求項8の何れかに記載の逆止弁において、上記第1非溶着部と上記第2非溶着部は印刷により面状に設けられているので、第1非溶着部と上記第2非溶着部を設ける作業も容易である。
又、請求項10に記載された袋によると、請求項1〜請求項9の何れかに記載の逆止弁を具備した構成になっているので、逆止弁の空気注入路が閉塞された不良品になる確率は低く袋としての品質の向上を図ることができる。
又、請求項11に記載された袋によると、請求項10記載の袋において、緩衝用であるので緩衝用の袋としての品質の向上を図ることができる。
又、請求項12に記載された袋によると、請求項10記載の袋において、包装用あるので、包装用の袋としての品質の向上を図ることができる。
又、請求項13に記載された袋によると、請求項10記載の袋において、緩衝・包装用であるので、緩衝・包装用の袋としての品質の向上を図ることができる。
又、請求項14による袋によると、梱包用の袋としての品質の向上を図ることができる。
尚、上記第1非溶着部21と第2非溶着部23の何れか一方でも非溶着特性を発揮することはできるが、本実施の形態の場合にはそれをより確実なものとするべく二重に設けている。
まず、図3(a)に示すように、第1フィルム3があり、図3(b)に示すように、第2フィルム5がある。上記第1フィルム3の表面には第1非溶着部21が輪転機による印刷により所定のピッチで複数設けられている。又、上記第2フィルム5の裏面には第2非溶着部23が輪転機による印刷により所定のピッチで複数設けられている。
次に、図5に示すように、上記第1非溶着部21と第2非溶着部23が重なった部分の両側部を熱溶着する。
後は切断することにより既に説明した逆止弁1を得る。
まず、図6に示した緩衝袋41は、図7に示すように、段ボール箱61内にL字状に配置される。上記段ボール箱61内であって緩衝袋41の下には図示しない被搬送体が内装されている。
まず、逆止弁1を緩衝袋41に取り付ける際、逆止弁1の空気注入路11が熱溶着により誤って閉塞されてしまうことを防止することができる。これは、第1非溶着部21だけでなく第2非溶着部23を設けたからであり、それによって、熱溶着時における非溶着性能が向上したからである。
又、緩衝袋41としての品質も向上し、不良品として処理されるものも少なくなるので歩留まりも高くなる。
又、第1非溶着部21と第2非溶着部23には色が付けられているので、第1非溶着部21と第2非溶着部23が確実に設けられていることを視認できるとともに、第1非溶着部21と第2非溶着部23が確実に重ね合されていることをも視認することができる。
又、逆止弁1を緩衝袋41に熱溶着により取り付ける際、逆止弁1の第1フィルム3が熱溶着により緩衝袋41のフィルム45に溶着されたことを色の変化(青色が抜けたように視える)で視認できる。同様に、第2フィルム5が熱溶着により緩衝袋41のフィルム43に溶着されたことを色の変化(黄色が抜けたように視える)で視認できる。
又、第1非溶着部21と第2非溶着部23には異なる色が付けられているので、第1非溶着部21と第2非溶着部23の合わせ目、すなわち、空気注入口15の位置を容易に特定することができる。
又、第2フィルム5はその端を第1フィルム3の端に対して所定量ずらした状態で重ね合されているので、それによっても、第1非溶着部21と第2非溶着部23の合わせ目、すなわち、空気注入口15の位置を容易に特定することができる。本実施の形態の場合には既に述べたように第1非溶着部21と第2非溶着部23には異なる色が付けられているので、その構成とあいまって空気注入口15の特定は極めて容易である。
又、逆止弁1を緩衝袋41に取り付ける際その取付位置を容易に特定することができる。これは、逆止弁1にライン35、37が設けられていて、この内ライン37を緩衝袋41の開口部53の縁に合せれば良いからである。
又、逆止弁1を緩衝袋41に取り付ける際その溶着位置を容易に特定することができる。これは、逆止弁1にライン35、37が設けられていて、これらライン35、37の間で溶着すれば良いからである。
又、逆止弁1を製造する段階において、第2非溶着部23の幅が第1非溶着部21の幅に対して狭く設定されているので、幅方向に若干の位置ずれがあってもこれを吸収することができ、逆止弁1の製造時における位置合わせ作業が容易になる。
特に、第2の実施の形態の緩衝・包装袋101は、包装袋115と緩衝袋117を併設、兼備しているので別々に用意する必要はない上に、長尺の被搬送体の長手の全長に沿わせて緩衝袋117を、長尺の段ボール箱127内に、その側板を開いた口から挿入することができる。
前記第1の実施の形態の場合にはフィルム状の緩衝袋を例に挙げて説明し、第2の実施の形態の場合にはフィルム状の緩衝・包装袋を例に挙げて説明したが、フィルム状の包装袋、フィルム状の梱包袋に適用することも考えられ、その他様々な袋に適用することができる。
又、緩衝袋、包装袋、緩衝・包装袋、梱包袋の構成としては様々なものが考えられる。
又、逆止弁の第1非溶着部、第2非溶着部の構成も前記第1、第2の実施の形態に限定されず、例えば、印刷以外の方法により設けたものでも良い。
又、逆止弁の第1非溶着部、第2非溶着部の色について様々な色が考えられる。
又、前記第2の実施の形態の場合には二枚のフィルムを重ねあわせて適所を溶着することにより包装袋と緩衝袋を構成したがそれに限定されるものではない。例えば、包装袋と緩衝袋を二枚のフィルムを重ねあわせてそれぞれ別個に作成する。その際、片側のみ溶着し反対側を非溶着としておく。次に、包装袋の非溶着側の側部と緩衝袋の非溶着側の側部を重ねて溶着する。その溶着部は4枚のフィルムが重なった状態となる。このような方法により緩衝・包装袋を製造しても良い。
又、包装袋を構成するフィルムと緩衝袋を構成するフィルムの材質を変えても良い。
その他、図示した構成に限定されるものではない。
3 第1フィルム
5 第2フィルム
7 熱溶着部
9 熱溶着部
11 空気注入路
21 第1非溶着部
23 第2非溶着部
41 緩衝袋
101 緩衝・包装袋
Claims (14)
- 第1フィルムと、
上記第1フィルムに重合され左右両側部を溶着されることにより上記第1フィルムとの間に空気注入路を形成する第2フィルムと、
上記第1フィルムの上記第2フィルム側の面に設けられた第1非溶着部と、
上記第2フィルムの上記第1フィルム側の面に設けられ上記第1非溶着部に重ね合される第2非溶着部と、
を具備したことを特徴とする逆止弁。 - 請求項1記載の逆止弁において、
上記第1非溶着部と上記第2非溶着部には色が付けられていることを特徴とする逆止弁。 - 請求項2記載の逆止弁において、
上記第1非溶着部と上記第2非溶着部には異なる色が付けられていることを特徴とする逆止弁。 - 請求項3記載の逆止弁において、
上記第1非溶着部には青色が付けられていて、上記第2非溶着部には黄色が付けられていることを特徴とする逆止弁。 - 請求項1〜請求項4の何れかに記載の逆止弁において、
上記第2フィルムはその端を上記第1フィルムの端に対して長手方向にずらした状態で重ね合されていることを特徴とする逆止弁。 - 請求項1〜請求項5の何れかに記載の逆止弁において、
逆止弁を袋の開口部にセットする際その位置を決める為の位置決め部が設けられていることを特徴とする逆止弁。 - 請求項6記載の逆止弁において、
上記位置決め部は2本のラインから構成されていて、一方のラインを上記袋の開口部の縁に合わせることにより位置決めし、上記二本のラインの間を熱溶着するようにしたことを特徴とする逆止弁。 - 請求項1〜請求項7の何れかに記載の逆止弁において、
上記第2非溶着部は上記第1非溶着部に対して幅狭に設けられていることを特徴とする逆止弁。 - 請求項1〜請求項8の何れかに記載の逆止弁において、
上記第1非溶着部と上記第2非溶着部は印刷により面状に設けられていることを特徴とする逆止弁。 - 請求項1〜請求項9の何れかに記載の逆止弁を備えたことを特徴とする袋。
- 請求項10記載の袋において、
緩衝用であることを特徴とする袋。 - 請求項10記載の袋において、
包装用であることを特徴とする袋。 - 請求項10記載の袋において、
緩衝・包装用であることを特徴とする袋。 - 請求項10記載の袋において、
梱包用であることを特徴とする袋。
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