JP2020147142A - 車両の走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】この車両の走行制御装置は、障害物センサにより取得された障害物検出情報に基づいて車両と障害物との相対距離を算出し、相対距離が所定の第1閾値距離以下であるとの条件が成立している場合において、アクセルペダル操作量が所定の閾値操作量以上であるとの条件が成立したとき、駆動装置が発生する駆動力を制限するとともに、相対距離が所定の第1閾値距離以下の所定の第2閾値距離以下であるとの条件が成立したとき、制動装置が複数の車輪に付与する制動力を増加させるように構成される。【効果】車両が停止又は極く低速にて走行しており且つ障害物が検出されているときにアクセルペダルが大きく踏み込まれた場合であっても、遅延なく車両の駆動力を制限する制御を開始することができ、車両と障害物との衝突可能性を低減することができる。【選択図】図7

Description

本発明は、低車速において急なアクセル操作があったとき、車両の進行方向に存在する障害物との衝突を回避する車両の走行制御装置に関する。
従来から、レーダセンサ、超音波センサ及びカメラセンサ等の障害物センサにより車両の進行方向の障害物を検出し、障害物との衝突可能性がある場合に、衝突を回避するための衝突前制御(PCS制御)を実行する車両の走行制御装置が知られている。従来の車両の走行制御装置の一つ(以下、「従来装置」と称呼する。)は、車両が停止又は極めて低速で走行している場合、単眼カメラセンサによる障害物の検出が困難な状況であっても、超音波センサにより検出された障害物情報及び過去に単眼カメラセンサにより検出された障害物に関する情報に基づいて衝突前制御の実行有無を判定するようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2017−43173号公報
ところで、車両が停止又は極めて低速で走行しており且つ障害物も停止又は極めて低速で移動している状況においては、車両と障害物との間の相対速度がゼロ又は極めて低くなっている。このような状況において障害物が検出された場合、衝突余裕時間(TTC;Time To Collision) は極めて大きい値となる。更に、このような状況において、アクセルペダルが誤って大きく踏み込まれた場合、車両が加速してTTCが所定の閾値を下回るまでPCS制御は実行されない。そのため、アクセルペダルが操作されてからPCS制御による駆動力の制限が開始されるまで遅延が発生してしまう。
本発明は上記問題に対処するために為されたものである。即ち、本発明の目的の一つは、車両が停止又は極く低速にて走行しており且つ障害物が検出されているときにアクセルペダルが大きく踏み込まれた場合であっても、遅延なく車両の駆動力を制限する制御を開始することができ、以て、車両と障害物との接触可能性を低減可能な車両の走行制御装置を提供することにある。
本発明の走行制御装置(以下、「本発明装置」とも称呼する。)は、複数の車輪(WFL、WFR、WRL、WRR)と、前記複数の車輪のうち少なくとも前輪(WFL、WFR)及び/又は後輪(WRL、WRR)に駆動力を与える駆動装置(64)と、前記複数の車輪に制動力を与える制動装置(73)と、を備えた車両(SV)に適用される。
本発明装置は、障害物センサ(20、30)と、アクセルペダル操作量センサ(51)と、車速センサ(53)と、制御部(50)と、を備える。前記障害物センサは、前記車両の周囲の所定の検出領域に存在する障害物を検出するとともに、当該検出された障害物に関する情報である障害物検出情報を取得する。前記アクセルペダル操作量センサは、アクセルペダル操作量(AP)を検出する。前記車速センサは、前記車両の車速(SPD)を検出する。
前記制御部は、前記取得された障害物検出情報に基づいて前記車両と前記障害物との相対距離(Drel)を算出し、前記相対距離が所定の第1閾値距離(Dth1)以下であるとの条件が成立している場合において、前記検出された車速が所定の閾値速度(SPDth)以下であり且つ前記アクセルペダル操作量(AP)が所定の閾値操作量(APth)以上であるとの条件が成立したとき、前記駆動力を制限するとともに、前記相対距離が、前記所定の第1閾値距離以下である所定の第2閾値距離(Dth2)以下、であるとの条件が成立したとき、前記制動力を増加させるように構成される。
本発明装置によれば、障害物が検出されているときに車両が停止又は極く低速にて走行しており且つアクセルペダル操作量が所定の閾値操作量以上であるとの条件が成立したとき、車両と障害物との間の相対速度ではなく相対距離に基づいて駆動装置が発生する駆動力を制限する。従って、本発明装置によれば、車両と障害物との間の相対速度に基づいて制御する場合に比べて、遅延なく車両の駆動力を制限することができ、以て、車両と障害物との接触可能性を低減可能な車両の走行制御装置を提供することができる。
上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要件は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。本発明の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の走行制御装置の概略システム構成図である。 図2は、図1に示したレーダセンサ及びカメラセンサの取付位置及び各センサのx−y平面上の検出可能領域の説明図である。 図3は、図1に示したレーダセンサ及びカメラセンサのx−z平面上の検出可能領域の説明図である。 図4は、車両と物標との相対距離に対する車両の車速、アクセルカット制御実行フラグ、低加速度ブレーキ制御実行フラグ及びブレーキホールド制御実行フラグの変化を示した図である。 図5は、相対速度とアクセルカット制御開始の相対距離との関係を規定したルックアップテーブルである。 図6は、相対速度と低加速度ブレーキ制御開始の相対距離との関係を規定したルックアップテーブルである。 図7は、図1に示した衝突前制御ECUのCPUが実行する「低速時衝突前制御ルーチン」を示したフローチャートである。
(構成)
図1は、本発明の実施形態に係る走行制御装置(以下、「本制御装置」とも称呼される。)10の概略システム構成図である。本制御装置10は、車両SVに搭載される。
本制御装置10は、レーダセンサ20、カメラセンサ30、物標検出ECU40、衝突前制御ECU50、エンジンECU60、ブレーキECU70及び警報ECU80を備える。
レーダセンサ20は、レーダ波送受信部21及び情報処理部22を備えている。レーダ波送受信部21は、ミリ波帯の電磁波(以下、「ミリ波」とも称呼される。)を放射し、放射範囲内に存在する立体物(以下、「物標」とも称呼される。)によって反射されたミリ波(反射波)を受信する。なお、レーダ波送受信部21は、ミリ波帯以外の周波数帯の電磁波を用いるレーダ波送受信部(レーザレーダを含む。)であってもよい。
情報処理部22は、放射(送信)したミリ波と受信した反射波との位相差、反射波の減衰レベル及びミリ波を送信してから受信するまでの時間を含む反射点情報に基づいて、車両SVと物標(概ね、物標の中心位置)との間の距離、物標の車両SVに対する方向(方位)及び物標の車両SVに対する速度等を検出する。情報処理部22は、互いに近接している「複数の反射点」をグルーピングし、グルーピングできた反射点の群(以下、「反射点群」と称呼する。)を一つの物標として認識する。情報処理部22は、認識された物標に対して物標を特定/識別するための識別情報として物標IDを付与する。情報処理部22は、反射点群の中の任意の一点(特定反射点)を利用して、レーダセンサ検出情報を演算する。レーダセンサ検出情報は、物標の縦距離Dfx、車両SVに対する物標の方位θp及び車両SVと物標との相対速度Vfx等を含む。更に、レーダセンサ20(情報処理部22)は、レーザセンサ検出情報を一定時間が経過する毎に物標検出ECU40に出力する。
レーダセンサ20は、車両SVの主として前方の領域に存在する物標に関する情報を取得するために車両SVの前方に備えられる。より具体的に述べると、図2に示したように、レーダセンサ20は、車両SVのフロントバンパFBの車幅方向中心位置に配設される。レーダセンサ20が物標を検出できる領域(検出可能領域)は、図2に示したように、「車両SVの前端部の車幅方向中心位置から前方へ延びる検出軸CL1」を中心として右方向に右境界線RBL1まで、左方向に左境界線LBL1までの扇形の領域である。
検出軸CL1は車両前後軸FRと一致する。「検出軸CL1と右境界線RBL1とのなす角の大きさ」及び「検出軸CL1と左境界線LBL1とのなす角の大きさ」はそれぞれθ1である。従って、レーダセンサ20の検出可能領域である扇形の中心角は(2・θ1)である。なお、レーダセンサ20は、車両SVのそれぞれ異なる位置(例えば、車両SVの前方、右前方及び左前方)に配設される複数のレーダセンサにより構成されていてもよい。
カメラセンサ30は、車両SVの前方を撮影するステレオカメラ31及びステレオカメラ31によって撮影された画像を処理する画像処理装置32を備えている。ステレオカメラ31は、図2に示したように、フロントウィンドウの車室内側に配設される。カメラセンサ30の検出可能領域は、「車両SVのフロントウィンドウの車幅方向中心位置から前方へ延びる検出軸CSL」を中心として右方向に右境界線RCBLまで、左方向に左境界線LCBLまでの扇形の領域である。検出軸CSLは車両SVの車両前後軸FRと一致する。「検出軸CSLと右境界線RCBLとのなす角の大きさ」及び「検出軸CSLと左境界線LCBLとのなす角の大きさ」はそれぞれθ2である。よって、カメラセンサ30の画角は(2・θ2)である。
図3に示したように、レーダセンサ20の上下方向の検出可能領域は、上境界線UBL1から下境界線DBL1までの扇形の領域である。更に、カメラセンサ30の上下方向の検出可能領域は、上境界線UCBLから下境界線DCBLまでの扇形の領域である。
ステレオカメラ31は、一定時間が経過する毎に撮影した画像を表す画像信号を画像処理装置32に送信する。画像処理装置32は、受信した画像信号に基づき、撮影領域(検出可能領域)に存在する物標の有無を判定する。画像処理装置32は、物標が撮影領域に存在すると判定した場合、その物標の位置を算出するとともに、物標の種類(自動車、二輪車及び歩行者等)を周知のパターンマッチングにより識別する。なお、物標の位置は、物標の車両SVに対する方向(方位)及び物標と車両SVとの間の距離によって特定される。更に、画像処理装置32は、物標の左側の端点(左端点)と、右端点とを抽出(特定)し、これら端点の車両SVに対する位置についての情報を取得する。
カメラセンサ30は、物標の位置(概ね、物標の中心位置であり、例えば、物標の左端点と右端点との中心)を示す情報及び物標の種類を示す情報を一定時間が経過する毎に物標検出ECU40に出力する。更に、カメラセンサ30は、物標の左端点及び右端点の車両SVに対する位置(相対位置)についての情報及び特定した物標の位置の推移に基づいて得られる物標の車両SVに対する速度(相対速度)を一定時間が経過する毎に物標検出ECU40に出力する。
レーダセンサ20及びカメラセンサ30によって検出された物標の情報(物標の略中心位置と車両SVとの距離、物標の略中心位置の車両SVに対する方向(方位)、物標の車両SVに対する相対速度及び物標の種類を示す情報を含む。)は、以下、「物標情報」と称呼される。なお、物標と車両SVとの相対距離Drel及び相対速度Vrelについては、レーダセンサ20により検出された情報が優先して用いられ、物標の方位についてはカメラセンサ30により検出された情報が優先して用いられる。
物標検出ECU40は、レーダセンサ20及びカメラセンサ30と電気的に接続されている。物標検出ECU40は、レーダセンサ20及びカメラセンサ30から取得された物標情報を物標検出ECU40内のメモリ(RAM)に格納する。ECUは、エレクトロニックコントロールユニットの略称であり、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM(又は不揮発性メモリ)及びインタフェースI/F等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクション(ルーチン)を実行することにより後述する各種機能を実現する。
衝突前制御ECU(以下、「PCSECU」とも称呼する。)50は、物標検出ECU40、エンジンECU60、ブレーキECU70及び警報ECU80とCAN(Controller Area Network) 通信により相互にデータ交換可能に電気的に接続されている。従って、PCSECU50は、物標検出ECU40内のメモリ(RAM)に記録された物標情報を参照しながらエンジンECU60及びブレーキECU70と連携して車両SVの運動状態を制御することができる。
PCSECU50は、以下のセンサとそれぞれ電気的に接続され、それらのセンサの検出信号又は出力信号を受信するようになっている。なお、各センサは、PCSECU50以外のECUに接続されていてもよい。その場合、PCSECU50は、センサが接続されたECUからCANを介してそのセンサの検出信号または出力信号を受信する。
アクセルペダル操作量センサ51は、車両SVのアクセルペダル51aの操作量(アクセル開度)を検出し、アクセルペダル操作量APを表す信号を出力するようになっている。ブレーキペダル操作量センサ52は、車両SVのブレーキペダル52aの操作量を検出し、ブレーキペダル操作量BPを表す信号を出力するようになっている。車速センサ53は、車両SVの走行速度(車速)を検出し、車速SPDを表す信号を出力するようになっている。
エンジンECU60は、エンジンアクチュエータ61に接続されている。エンジンアクチュエータ61は、火花点火・ガソリン燃料噴射式内燃機関(E/G)62のスロットル弁の開度を変更するスロットル弁アクチュエータを含む。エンジンECU60は、エンジンアクチュエータ61を駆動することにより内燃機関62が発生する駆動トルクを変更することができる。内燃機関62が発生する駆動トルクは、変速機63を介して左前輪WFL及び右前輪WFR(以下、「前輪WF」とも称呼する。)に伝達されるようになっている。従って、エンジンECU60は、エンジンアクチュエータ61を制御することにより車両SVの駆動力を制御し、加速状態(加速度)を変更することができる。以下、エンジンアクチュエータ61、内燃機関62及び変速機63は、「駆動装置64」とも称呼される。
なお、内燃機関62が発生する駆動トルクは、左後輪WRL及び右後輪WRR(以下、「後輪WR」とも称呼する。)に伝達されるように構成されていてもよいし、前輪WF及び後輪WRに伝達されるように構成されていてもよい。車両SVがハイブリッド車両である場合、エンジンECU60は、駆動源としての「内燃機関及び電動機」の何れか一方又は両方によって発生する駆動力を制御することができる。更に、車両SVが電気自動車である場合、エンジンECU60は、駆動源としての電動機によって発生する駆動力を制御することができる。
ブレーキECU70は、ブレーキアクチュエータ71に電気的に接続されている。ブレーキアクチュエータ71は、ブレーキペダル52aの踏力によって作動油を加圧する図示しないマスタシリンダと、左前輪WFL、右前輪WFR、左後輪WRL及び右後輪WRRに設けられる摩擦ブレーキ機構72との間の油圧回路に設けられている。ブレーキアクチュエータ71は、ブレーキECU70からの指示に応じて、摩擦ブレーキ機構72のブレーキキャリパ72bに内蔵されたホイールシリンダに供給する油圧を調整する。その油圧によってホイールシリンダが作動することによりブレーキパッドがブレーキディスク72aに押し付けられる。その結果、摩擦制動力が発生する。従って、ブレーキECU70は、ブレーキアクチュエータ71を制御することにより車両SVの制動力を制御し、加速状態(減速度、即ち、負の加速度)を変更することができる。
警報ECU80は、ブザー81及び表示器82に電気的に接続されている。警報ECU80は、PCSECU50からの指示に応じて、ブザー81に「車両SVと衝突する可能性が高い物標に対する運転者の注意を喚起する警報音」を出力させる。更に、警報ECU80は、PCSECU50からの指示に応じて、表示器82に注意喚起のマーク(例えば、ウォーニングランプ)を表示させる。
(作動の概要)
本制御装置10は、車両SVの車速がゼロ又は極めて低い速度においてアクセルペダル51aが操作されて車両SVが急加速したとき、車両SVの前方に物標が検出される場合には、車両SVの駆動力及び制動力を制御することにより、車両SVと物標との接触・衝突を回避する。以下、その手順について説明する。
図4において、横軸は車両SVと車両SV前方に存在する物標(この例では、歩行者)との間の距離(相対距離)Drelである。図4には、上から順に、車両SVの車速SPD、アクセルカット制御実行フラグ、低加速度ブレーキ制御実行フラグ及びブレーキホールド制御実行フラグが示されている。上記の各実行フラグは、その値が「1」であるとき、対応する制御が実行されていることを表しており、その値が「0」であるとき、対応する制御が実行されていないことを表している。言い換えると、図4には、本制御装置10による車両SVの走行制御の実行状態の相対距離Drelに対する変化が示されている。
図4に示したように、車両SVと物標との相対距離Drelが5mであるとき、車速SPDは0km/hである。つまり、車両SVは停止している。このとき、車両SVの運転者がアクセルペダル51aを操作すると、車両SVが歩行者に近付く。更に、相対距離DrelがD1となった時点において、運転者がアクセルペダル51aを大きく踏み込んだ場合(アクセルペダル操作量APが所定の閾値操作量APth以上となった場合)、PCSECU50は、アクセルカット制御を実行する。アクセルカット制御は、内燃機関62が発生する駆動力を駆動輪に伝達させない制御である。
より具体的に述べると、相対距離DrelがD1となったとき、アクセルカット制御実行フラグが「0」から「1」に変更されると、エンジンECU60はPCSECU50の指示に応じて変速機63の状態をニュートラル状態に変更する。これにより、アクセルペダル操作量APにかかわらず、内燃機関62が発生する駆動力は駆動輪WFに伝達されなくなる。
アクセルペダル51aが大きく踏み込まれると、アクセルペダル操作量APが増加する(加速要求が生じる)。従って、エンジンECU60はPCSECU50の指示に応じて内燃機関62の駆動トルクを増加させる。従って、車速SPDは一旦増加する。その後、エンジンECU60はアクセルペダル操作量APが所定の閾値操作量APth以上となると、直ちにアクセルカット制御を実行する。従って、車速SPDは急激に増加することなく、比較的緩やかに増加していく。
なお、アクセルカット制御は、相対距離Drelが所定の第1閾値距離Dth1以下であるという条件が成立し且つアクセルペダル操作量APが所定の閾値操作量APth以上という条件が成立したとき実行される。第1閾値距離Dth1は、車両SVと物標との相対速度Vrelと第1閾値距離Dth1との関係を規定したルックアップテーブルMapDth1(Vrel)に、実際に取得された相対速度Vrelを適用することにより演算される。
図5に示したように、第1閾値距離Dth1は、相対速度Vrelに対して一定の値(例えば、5m)となるように定められている。アクセルカット制御は、車両SVの前方に物標が存在しているにもかかわらず、車両SVが急発進又は急加速することを防止するための制御である。そこで、第1閾値距離Dth1は、車両SVと物標との衝突を回避するのに十分な距離を確保するため、相対速度Vrelによらず一定の値に設定される。
本例において、アクセルペダル操作量APが所定の閾値操作量APth以上となったときの相対距離D1は5m以下であったので、このとき、アクセルカット制御の実行条件が成立し、アクセルカット制御実行フラグが「0」から「1」に変更される。なお、ルックアップテーブルMapDth1(Vrel)及び後述のルックアップテーブルは、予め、シミュレーション及び実験等により定められ、PCSECU50内のROMに格納されている。
その後、相対距離DrelがD2となったとき、ブレーキECU70はPCSECU50の指示に応じて、所定の比較的低い加速度(減速度)にて車両SVを制動する。より具体的に述べると、ブレーキECU70は、低加速度ブレーキ制御実行フラグが「0」から「1」に変更されると、車両SVの減速度が所定の比較的低い減速度となるようにブレーキアクチュエータ71を制御する。所定の比較的低い減速度は、例えば、0.1〜0.2重力加速度(m/s2) の間の任意の値に設定される。なお、アクセルカット制御は、相対距離DrelがD2以下となっても継続される。
ところで、低加速度ブレーキ制御実行フラグが「0」から「1」に変更されるときの相対距離である第2閾値距離Dth2(=D2)は、相対速度Vrelと第2閾値距離Dth2との関係を規定したルックアップテーブルMapDth2(Vrel)に、実際に取得された相対速度Vrelを適用することにより演算される。図6に示したように、第2閾値距離Dth2は、相対速度Vrelが極めて低い場合(0km/h〜7km/h)、2mに設定され、相対速度Vrelが低い場合(10km/h〜15km/h)、3mに設定される。更に、相対速度Vrelが7km/hから10km/hの間は、第2閾値距離Dth2は、2mと3mの間で相対速度Vrelが高いほど長くなるように設定される(線形的に補間される)。
つまり、図4に示した例においては、相対距離D2(=Dth2)となった時点において、相対速度Vrelは7km/h以上15km/h未満である。なお、相対速度Vrelが15km/h以上となる状況においては、PCSECU50によって当業者に公知のプリクラッシュ(衝突前)制御が実行されるようになっている。「公知の衝突前制御」とは、車両SVと物標との間の衝突余裕時間TTCに基づいてなされる衝突回避制御であり、例えば、特開2018−154285号公報及び特開2019−3459号公報等に開示されている。
その後、相対距離DrelがD3となったとき、ブレーキECU70はPCSECU50の指示に応じて、低加速度ブレーキ制御を終了し且つブレーキホールド制御を開始する。
ブレーキホールド制御は、車両SVを停止させるための制動制御であり、低加速度ブレーキ制御の目標減速度である0.1重力加速度〜0.2重力加速度よりも大きく且つ急ブレーキ(例えば、1重力加速度)よりも小さい減速度(例えば、0.6重力加速度)にて車両SVを制動する制御である。ブレーキホールド制御の実行条件は、車速SPDが所定の閾値速度SPDthより高い状態から所定の閾値速度SPDth以下の状態に移行した後、所定時間telの間、車速SPDが所定の閾値速度SPDth以下の状態であったときに成立するようになっている。例えば、所定の閾値速度SPDthは4km/hに設定され、所定時間telは0.7secに設定される。
ブレーキホールド制御の実行条件が成立すると、ブレーキECU70はPCSECU50の指示に応じて、ブレーキホールド制御を開始する。ブレーキホールド制御の実行条件から、ブレーキホールド制御が開始されるときの車両SVの車速SPDは4km/h以下である。例えば、4km/hにて走行している車両SVに0.6重力加速度の減速度を与えると、車両SVは、そのときから1.85秒後に約1m進んで停止する(車速SPDがゼロとなる)。従って、図4において、相対距離DrelがD4となったとき車両SVの車速SPDはゼロとなる。つまり、車両SVは、ブレーキホールド制御によって歩行者の手前D4の距離にて停止する。これにより、車両SVと歩行者との接触・衝突が回避される。なお、第1閾値距離Dth1、第2閾値距離Dth2、閾値速度SPDth、所定時間tel等の値は、あくまで例示であり、本制御装置がこれらの数値により限定されることはない。
(実際の作動)
次に、本制御装置10の実際の作動について説明する。
PCSECU50のCPU(以下、単に「CPU」とも称呼される。)は、一定時間(例えば、20ms)が経過する毎に図7にフローチャートにより示した「低速時衝突前制御ルーチン」を実行するようになっている。
CPUは所定のタイミングにてステップ700から処理を開始してステップ710に進み、物標情報及び車両状態情報を取得する。車両状態情報とは、例えば、自車速(車両SVの車速SPD)及びアクセルペダル操作量AP等である。
次いで、CPUは、ステップ720に進み、車速SPDが所定の閾値速度SPDth以下であるか否かを判定する。車速SPDが所定の閾値速度SPDthより大きい場合、CPUはステップ720にて「No」と判定してステップ795に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。つまり、この場合、低速時の衝突前制御は実行されない。
一方、車速SPDが所定の閾値速度SPDth以下である場合、CPUはステップ720にて「Yes」と判定してステップ730に進み、アクセルペダル操作量APが所定の閾値操作量APth以上であるか否かを判定する。所定の閾値操作量APthは、車両SVが急発進又は急加速するような比較的大きい操作量である。アクセルペダル操作量APが所定の閾値操作量APth未満である場合、CPUはステップ730にて「No」と判定してステップ795に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。つまり、この場合、物標への衝突の可能性は低いと判断され(更に言えば、運転者の誤操作ではないと判断され)低速時の衝突前制御は実行されない。
一方、アクセルペダル操作量APが所定の閾値操作量APth以上である場合、CPUはステップ730にて「Yes」と判定してステップ740に進み、制御対象となる物標が第1閾値距離Dth1以内に存在するか否かを判定する。言い換えると、物標との相対距離Drelが第1閾値距離Dth1以下であるか否かを判定する。
制御対象となる物標が演算された第1閾値距離Dth1以内に存在する場合、CPUはステップ740にて「Yes」と判定してステップ750に進み、アクセルカット制御を実行する。このとき、アクセルカット制御フラグの値が「0」から「1」に変更される。
次いで、CPUはステップ760に進み、制御対象となる物標との相対距離Drelが第2閾値距離Dth2以内にあるか否かを判定する。制御対象となる物標との相対距離が第2閾値距離Dth2以内である場合、CPUは、ステップ760にて「Yes」と判定してステップ770に進み、低加速度ブレーキ制御を実行する。このとき、低加速度ブレーキ制御フラグの値が「0」から「1」に変更される。
次いで、CPUはステップ780に進み、ブレーキホールド制御の開始条件が成立するか否かを判定する。ブレーキホールド制御の開始条件が成立していない場合、CPUはステップ780にて「No」と判定してステップ795に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。即ち、この場合、CPUは、低加速度ブレーキ制御を継続する。
一方、ブレーキホールド制御の開始条件が成立した場合、CPUはステップ780にて「Yes」と判定してステップ790に進み、低加速度ブレーキ制御を終了するとともにブレーキホールド制御を開始する。つまり、この場合、CPUは、車両SVの減速度が増加する。なお、このとき、低加速度ブレーキ制御フラグの値が「1」から「0」に変更されるとともにブレーキホールド制御フラグの値が「0」から「1」に変更される。次いで、CPUはステップ795に進んで本ルーチンを一旦終了する。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る車両の走行制御装置は、障害物センサ(レーダセンサ20及びカメラセンサ30)と、アクセルペダル操作量センサ51と、車速センサ53と、制御部(PCSECU)50と、を備える。障害物センサ20及び30は、車両SVの周囲の所定の検出領域に存在する障害物を検出するとともに、当該検出された障害物に関する情報である障害物検出情報を取得する。アクセルペダル操作量センサ51は、アクセルペダル操作量APを検出する。車速センサ53は、車両SVの車速SPDを検出する。
制御部50は、取得された障害物検出情報に基づいて車両SVと障害物との相対距離Drelを算出し、相対距離Drelが所定の第1閾値距離Dth1以下であるとの条件が成立している場合において、検出された車速SPDが所定の閾値速度SPDth以下であり且つアクセルペダル操作量APが所定の閾値操作量APth以上であるとの条件が成立したとき、駆動力を制限するとともに、相対距離Drelが、所定の第1閾値距離以下である所定の第2閾値距離Dth2以下、であるとの条件が成立したとき、制動力を増加させるように構成される。
これによれば、車両SVが停止又は極く低速にて走行している場合において運転者によってアクセルペダル51aが大きく踏み込まれたときに、車両SVの進行方向に障害物が存在していれば、車両SVと障害物との間の相対距離Drelに基づいて車両SVの駆動力及び制動力を制御する。従って、本制御装置によれば、車両SVと障害物との間の相対速度Vrelに基づく制御と比較して遅延なく車両の駆動力を制限する制御を開始することができる。
<変形例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
本実施形態において、レーダセンサ20及びカメラセンサ30は車両SVの前方に存在する障害物を検出するように配設されていた。しかし、更に車両SVの後方にもレーダセンサ及び/又はカメラセンサが配設され、車両SVの後退時にもアクセルカット制御、低加速度ブレーキ制御及びブレーキホールド制御が実行されてもよい。これにより、車両SVが後方に急発進又は急加速した場合においても、車両SVと車両SVの後方に存在する障害物との衝突・接触を回避することができる。
上記実施形態において、アクセルカット制御が実行される所定の第1閾値距離Dth1は、相対速度Vrelに対して一定となるように定められていたが、所定の第1閾値距離Dth1は、相対速度Vrelが高いほど大きくなるように定められてもよい。
上記実施形態において、先ずアクセルカット制御が実行され、次に低加速度ブレーキ制御が実行されていたが、アクセルカット制御と低加速度ブレーキ制御は同時に実行されてもよい。即ち、所定の第1閾値距離Dth1と所定の第2閾値距離Dth2が同じ値に設定されてもよい。
上記実施形態において、レーダセンサ20には、ミリ波帯の電磁波を送受するレーダが採用されていたが、物標との距離、物標と車両SVとの相対速度が検出できれば、他のレーダ(例えば、レーザレーダ)であってもよい。
更に、上記実施形態において、物標と車両SVとの距離及び相対速度については、レーダセンサ20により検出された情報が優先され、物標の方位についてはカメラセンサ30により検出された情報が優先されていた。しかし、これらの相対距離、相対速度及び物標の方位は、レーダセンサ20及びカメラセンサ30の何れかにより検出されてもよいし、レーダセンサ20及びカメラセンサ30の何れか一方のみが備えられていてもよい。
上記実施形態においては、障害物センサの一つとしてレーダセンサ20が用いられていたが、これに代えて超音波センサが用いられてもよい。
10…走行制御装置、20…レーダセンサ、30…カメラセンサ、40…物標検出ECU、50…衝突前制御ECU(PCSECU)、51…アクセルペダル操作量センサ、51a…アクセルペダル、53…車速センサ、60…エンジンECU、64…駆動装置、70…ブレーキECU、73…制動装置、SV…車両、WFL、WFR、WRL、WRR…車輪。

Claims (1)

  1. 複数の車輪と、
    前記複数の車輪のうち少なくとも前輪及び/又は後輪に駆動力を与える駆動装置と、
    前記複数の車輪に制動力を与える制動装置と、
    を備えた車両に適用され、
    前記車両の周囲の所定の検出領域に存在する障害物を検出するとともに、当該検出された障害物に関する情報である障害物検出情報を取得する障害物センサと、
    アクセルペダル操作量を検出するアクセルペダル操作量センサと、
    前記車両の車速を検出する車速センサと、
    前記取得された障害物検出情報に基づいて前記車両と前記障害物との相対距離を算出し、
    前記相対距離が所定の第1閾値距離以下であるとの条件が成立している場合において、前記検出された車速が所定の閾値速度以下であり且つ前記アクセルペダル操作量が所定の閾値操作量以上であるとの条件が成立したとき、前記駆動力を制限するとともに、前記相対距離が、前記所定の第1閾値距離以下である所定の第2閾値距離以下、であるとの条件が成立したとき、前記制動力を増加させるように構成された制御部と、
    を備えた、車両の走行制御装置。
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