JP2020146109A - 中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用天板及び中性子捕捉療法施設 - Google Patents

中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用天板及び中性子捕捉療法施設 Download PDF

Info

Publication number
JP2020146109A
JP2020146109A JP2019043835A JP2019043835A JP2020146109A JP 2020146109 A JP2020146109 A JP 2020146109A JP 2019043835 A JP2019043835 A JP 2019043835A JP 2019043835 A JP2019043835 A JP 2019043835A JP 2020146109 A JP2020146109 A JP 2020146109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patient
capture therapy
neutron capture
neck
traveling device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019043835A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020146109A5 (ja
Inventor
辰雄 馬場
Tatsuo Baba
辰雄 馬場
公二 小野
Koji Ono
公二 小野
晃 丸橋
Akira Maruhashi
晃 丸橋
慎一郎 増永
Shinichiro Masunaga
慎一郎 増永
友子 木梨
Yuko Kinashi
友子 木梨
鈴木 実
Minoru Suzuki
実 鈴木
夏子 近藤
Natsuko Kondo
夏子 近藤
翼 渡邊
Tsubasa Watanabe
翼 渡邊
良憲 櫻井
Yoshinori Sakurai
良憲 櫻井
浩基 田中
Hiroki Tanaka
浩基 田中
卓志 高田
Takuji Takada
卓志 高田
由佳 山本
Yuka Yamamoto
由佳 山本
尚生 吉永
Hisao Yoshinaga
尚生 吉永
孝太 栗原
Kota Kurihara
孝太 栗原
泰史 吉野
Yasushi Yoshino
泰史 吉野
勇樹 玉利
Yuki Tamari
勇樹 玉利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Kyoto University NUC
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Kyoto University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd, Kyoto University NUC filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2019043835A priority Critical patent/JP2020146109A/ja
Publication of JP2020146109A publication Critical patent/JP2020146109A/ja
Publication of JP2020146109A5 publication Critical patent/JP2020146109A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Abstract

【課題】患者が姿勢を決めた後にCT装置へ移動する際に、患者の姿勢が崩れることを抑制できる中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用天板及び中性子捕捉療法施設を提供する。【解決手段】中性子捕捉療法用の固定装置70は、患者Sの肩と首との間の相対的な位置関係の変動を抑制する位置変動抑制部71を備える。従って、固定装置70の位置変動抑制部71が患者Sの肩と首との間の相対的な位置関係の変動を抑制することで、患者Sは、決めた姿勢を維持しながらCT装置へ移動することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用天板及び中性子捕捉療法施設に関する。
放射線を用いた治療方法として、中性子線を照射してがん細胞を死滅させる中性子捕捉療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT:Boron Neutron Capture Therapy)が知られている。ホウ素中性子捕捉療法では、がん細胞に予め取り込ませておいたホウ素に中性子線を照射し、これにより生じる重荷電粒子の飛散によってがん細胞を選択的に破壊する。このような中性子捕捉療法装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に示す中性子捕捉療法装置は、治療計画を予め作成し、治療計画に基づいて中性子線の照射を行っている。
特開2016−077812号
ここで、治療計画において仮決めした患者の姿勢にて、実際に中性子線を照射可能であるかを確認するには、治療台上で患者を仮決めした姿勢にする必要がある。そして、患者の姿勢を仮決めしたものから修正した場合には、修正した姿勢での治療計画を再度作成するために、修正した姿勢にて患者のCT撮影を行う必要がある。ここで、治療台は大きくてCT装置内に入れることができないため、治療台で姿勢を決めた後に患者をCT装置へ移動させる必要がある。しかしながら、当該移動の際に患者の姿勢が崩れてしまうという問題が生じる。
従って、本発明は、患者が姿勢を決めた後にCT装置へ移動する際に、患者の姿勢が崩れることを抑制できる中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用天板及び中性子捕捉療法施設を提供することを目的とする。
本発明に係る中性子捕捉療法用の固定装置は、患者に中性子線を照射する中性子捕捉療法において患者を固定する中性子捕捉療法用の固定装置であって、患者の肩と首との間の相対的な位置関係の変動を抑制する位置変動抑制部を備える。
中性子捕捉療法において、患者の頭部に対して中性子線を照射する場合、患者の首と肩との間の位置関係を正確に調整しておくことが重要となる。すなわち、患者が姿勢を決めた後にCT装置へ移動する時は、首と肩の位置関係が変動しないようにする必要がある。これに対し、中性子捕捉療法用の固定装置は、患者の肩と首との間の相対的な位置関係の変動を抑制する位置変動抑制部を備える。従って、固定装置の位置変動抑制部が患者の肩と首との間の相対的な位置関係の変動を抑制することで、患者は、決めた姿勢を維持しながらCT装置へ移動することができる。以上により、患者が姿勢を決めた後にCT装置へ移動する際に、患者の姿勢が崩れることを抑制できる。
中性子捕捉療法用の固定装置において、位置変動抑制部は、患者の背中側の部位を支持する背中支持部と、背中支持部に取り付けられ、患者の首を一方から押さえつける第1の首押さえ部と、背中支持部に取り付けられ、患者の首を第1の首押さえ部とは反対側の他方から押さえつける第2の首押さえ部と、を備えてよい。この場合、背中支持部が患者の背中側の部位を支持しながら、第1の首押さえ部及び第2の首押さえ部が両側から患者の首を押さえ付けることができる。これにより、位置変動抑制部は、患者の肩と首との位置関係の変動をより確実に抑制する事ができる。
中性子捕捉療法用の固定装置において、第1の首押さえ部、及び第2の首押さえ部は、エアーバッグによって形成されてよい。この場合、エアーバッグを用いて容易に患者の首を押さえる事ができる。
本発明に係る走行装置用天板は、患者に中性子線を照射するための中性子捕捉療法施設内にて走行可能な走行装置に対して着脱可能な、走行装置用天板であって、患者の下半身を載置させる下半身載置部と、下半身載置部の一端側に接続され、患者の上半身を載置させる上半身載置部と、を備え、上半身載置部は、患者の頭部側の端部が起伏可能に構成された起伏部を有し、上述の固定装置は、起伏部に対して着脱可能である。
走行装置用天板において、固定装置は、起伏部に対して着脱可能である。従って、患者を走行装置に載せる時に、走行装置用天板の起伏部に固定装置を取り付けることができる。この場合、患者を走行装置で搬送する時に、患者の姿勢を固定装置で維持し、且つ、患者にとって起伏部で支持された楽な状態で搬送を行うことができる。また、起伏部は、患者の頭部側の端部が起伏可能に構成されている。従って、起伏部は、固定装置が取り付けられたままの状態で、患者の頭部側を寝かせることができる。この場合、固定装置で患者の姿勢を固定したままで、水平方向に走査されるCT撮影部で患者の撮影を行うことができる。
中性子捕捉療法施設は、患者に中性子線を照射するための中性子捕捉療法施設であって、中性子線の照射時における患者の姿勢をシミュレーションするための姿勢シミュレーション室に設けられ、患者を配置する治療台と、患者のCT画像を取得するCT装置と、走行装置と、を備え、走行装置は、上述の走行装置用天板を治療台とCT装置との間で搬送可能である。
中性子捕捉療法施設において、走行装置は、上述の走行装置用天板を治療台とCT装置との間で搬送可能である。従って、治療台上で患者の姿勢を決定した後は、患者を走行装置用天板を介して走行装置に載せることができる。そして、走行装置は、固定装置で姿勢を維持したままで患者をCT装置へ移動させることができる。これにより、CT装置では、治療台で決定された姿勢にて、患者のCT画像を取得することができる。
本発明によれば、患者が姿勢を決めた後にCT装置へ移動する際に、患者の姿勢が崩れることを抑制できる中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用天板及び中性子捕捉療法施設を提供することができる。
本発明の実施形態の中性子捕捉療法施設の中性子捕捉療法システムを示す概略図である。 図1の中性子捕捉療法システムにおける中性子線照射部近傍を示す図である。 中性子捕捉療法施設におけるCT撮影室及び姿勢シミュレーション室を示す概略図である。 姿勢シミュレーション室での患者の姿勢のシミュレーションの様子を示す図である。 姿勢シミュレーション室での患者の姿勢のシミュレーションの様子を示す図である。 本発明の実施形態の固定装置を示す図である。 本発明の実施形態の走行装置用天板を示す平面図である。 走行装置用天板の動作を説明するための図である。 走行装置用天板の動作を説明するための図である。 走行装置用天板の動作を説明するための図である。 走行装置用天板の動作を説明するための図である。 CT装置の載置台に乗せられた状態の走行装置用天板の様子を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用天板、及び中性子捕捉療法施設について説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
まず、図1及び図2を用いて、本実施形態に係る中性子捕捉療法施設100の中性子捕捉療法システム1の概要を説明する。図1に示すように、中性子捕捉療法施設100内は、中性子捕捉療法システム1を備えている。図1及び図2に示すように、ホウ素中性子捕捉療法を用いたがん治療を行う中性子捕捉療法システム1は、ホウ素(10B)を含む薬剤が投与された患者S(被照射体)のホウ素が集積した部位に中性子線を照射してがん治療を行うシステムである。中性子捕捉療法施設100は、治療台3に拘束された患者Sに中性子線Nを照射して患者Sのがん治療を行う照射室2を有している。
患者Sを治療台3に拘束する等の準備作業は、照射室2外の姿勢シミュレーション室101(図3参照)で実施され、患者Sが拘束された治療台3が姿勢シミュレーション室101又はCT撮影室(図3参照)から照射室2に移動される。その後、治療台3は、照射室2の出射口の前の所定の位置に設置される。また、中性子捕捉療法システム1は、患者Sが載置される治療台3と、治療用の中性子線Nを発生させる中性子線発生部10と、照射室2内で治療台3に載置されている患者Sに対して中性子線Nを照射する中性子線照射部20と、を備えている。なお、照射室2は遮蔽壁Wに覆われているが、患者や作業者等が通過するために通路及び扉45が設けられている。
中性子線発生部10は、荷電粒子を加速して荷電粒子線Lを出射する加速器11と、加速器11が出射した荷電粒子線Lを輸送するビーム輸送路12と、荷電粒子線Lを走査してターゲット8に対する荷電粒子線Lの照射位置の制御を行う荷電粒子線走査部13と、荷電粒子線Lが照射されることで核反応を起こして中性子線Nを発生させるターゲット8と、荷電粒子線Lの電流を測定する電流モニタ16と、を備えている。加速器11及びビーム輸送路12は、略長方形状を成す荷電粒子線生成室14の室内に配置されており、この荷電粒子線生成室14は、コンクリート製の遮蔽壁Wで覆われた空間である。なお、荷電粒子線生成室14には、メンテナンスのための作業者が通過するための通路及び扉49が設けられている。なお、荷電粒子線生成室14は略長方形状に限定されず、他の形状であってもよい。例えば、加速器からターゲットまでの経路がL字状の場合には、荷電粒子線生成室14もL字状にしてよい。また、荷電粒子線走査部13は例えば荷電粒子線Lのターゲット8に対する照射位置を制御し、電流モニタ16はターゲット8に照射される荷電粒子線Lの電流を測定する。
加速器11は、陽子等の荷電粒子を加速して陽子線等の荷電粒子線Lを生成するものである。本実施形態では、加速器11としてサイクロトロンが採用されている。なお、加速器11として、サイクロトロンに代えて、他の円形加速器(例えば、シンクロトロン)、線形加速器、又は静電加速器等の他の加速器を用いてもよい。
ビーム輸送路12の一端(上流側の端部)は、加速器11に接続されている。ビーム輸送路12は、荷電粒子線Lを調整するビーム調整部15を備えている。ビーム調整部15は、荷電粒子線Lの軸を調整する水平型ステアリング電磁石及び水平垂直型ステアリング電磁石と、荷電粒子線Lの発散を抑制する四重極電磁石と、荷電粒子線Lを整形する四方スリット等を有している。なお、ビーム輸送路12は荷電粒子線Lを輸送する機能を有していればよく、ビーム調整部15は無くてもよい。
ビーム輸送路12によって輸送された荷電粒子線Lは、荷電粒子線走査部13によって照射位置を制御されてターゲット8に照射される。なお、荷電粒子線走査部13を省略して、常にターゲット8の同じ箇所に荷電粒子線Lを照射するようにしてもよい。
ターゲット8は、荷電粒子線Lが照射されることによって中性子線Nを発生させる。ターゲット8は、例えば、ベリリウム(Be)、リチウム(Li)、タンタル(Ta)又はタングステン(W)で構成されており、板状を成している。ただし、ターゲットは板状に限らず、液状等であってもよい。ターゲット8が発生させた中性子線Nは、中性子線照射部20によって照射室2内の患者Sに向かって照射される。
中性子線照射部20は、ターゲット8から出射された中性子線Nを減速させる減速材21と、中性子線N及びガンマ線等の放射線が外部に放出されないように遮蔽する遮蔽体22とを備えており、この減速材21と遮蔽体22とでモデレータが構成されている。
減速材21は例えば異なる複数の材料から成る積層構造とされており、減速材21の材料は荷電粒子線Lのエネルギー等の諸条件によって適宜選択される。具体的には、例えば加速器11からの出力が30MeVの陽子線でありターゲット8としてベリリウムターゲットを用いる場合には、減速材21の材料は鉛、鉄、アルミニウム又はフッ化カルシウムとすることができる。
遮蔽体22は、減速材21を囲むように設けられており、中性子線N、及び中性子線Nの発生に伴って生じたガンマ線等の放射線が遮蔽体22の外部に放出されないように遮蔽する機能を有する。遮蔽体22は、荷電粒子線生成室14と照射室2とを隔てる壁W1に少なくともその一部が埋め込まれていてもよく、埋め込まれていなくてもよい。また、照射室2と遮蔽体22との間には、照射室2の側壁面の一部を成す壁体23が設けられている。壁体23には、中性子線Nの出力口となるコリメータ取付部23aが設けられている。このコリメータ取付部23aには、中性子線Nの照射野を規定するためのコリメータ31が固定されている。なお、コリメータ取付部23aを壁体23に設けずに、後述する治療台3にコリメータ31を取り付けてもよい。
以上の中性子線照射部20では、荷電粒子線Lがターゲット8に照射され、これに伴いターゲット8が中性子線Nを発生させる。ターゲット8によって発生した中性子線Nは、減速材21内を通過している際に減速され、減速材21から出射された中性子線Nは、コリメータ31を通過して治療台3に載置されている患者Sに対して照射される。ここで、中性子線Nとしては、比較的エネルギーが低い熱中性子線又は熱外中性子線を用いることができる。
図3は、中性子捕捉療法施設100の一部を示す平面図である。中性子捕捉療法施設100は、上述の中性子捕捉療法システム1に加えて、姿勢シミュレーション室101と、CT撮影室102と、通路103と、を備える。姿勢シミュレーション室101及びCT撮影室102は、壁で区切られた空間である。通路103は、姿勢シミュレーション室101及びCT撮影室102の外側に設けられている。通路103と姿勢シミュレーション室101及びCT撮影室102はそれぞれ出入口で連通されている。
姿勢シミュレーション室101は、中性子線Nの照射時における患者Sの姿勢をシミュレーションするための区画である。姿勢シミュレーション室101には、患者を配置する治療台50が設けられている。姿勢シミュレーション室101では、治療台50上に配置された患者Sと、コリメータとの位置合わせを予め行う。治療台50の詳細な構成については後述する。
CT撮影室102は、患者SのCT画像の撮影を行うための区画である。CT撮影室102には、CT画像を取得するCT装置51が設けられている。CT装置51は、患者Sを載置する載置台52と、載置台52上に載置された患者SのCT撮影を行うCT撮影部53と、を備える。患者Sは、患者Sは水平方向に寝た状態で載置台52上に載置される。撮影部53は、当該姿勢の患者Sを水平方向にスキャンして撮影する。
中性子捕捉療法施設100は、治療台50とCT装置51との間で患者Sを搬送する走行装置54を備えている。走行装置54は、後述の走行装置用天板60が取り付けられた状態で、患者Sを搬送する。走行装置54は、治療台50で姿勢の位置決めがなされた患者Sを走行装置用天板60を介して載置する。走行装置54は、姿勢シミュレーション室101から通路103へ出て、通路103を走行してCT撮影室102へ入る。そして、走行装置54は、患者Sを走行装置用天板60の一部ごと載置台52へ載せ替える。
次に、姿勢シミュレーション室101での患者Sの姿勢のシミュレーションについて図4及び図5を参照して詳細に説明する。治療台50は、中性子捕捉療法システム1の治療台3(図2参照)を模擬したものである。図4及び図5に示すように、治療台50に隣り合う位置には、コリメータ57を取り付けるための取付部58が設けられている。取付部58は、上下方向に延びる壁部であり、所定の高さ位置にてコリメータ57を支持している。治療台50とコリメータ57との位置関係は、中性子捕捉療法システム1での治療台3とコリメータ31との位置関係と等しい。
治療台50は、患者Sが座るための座椅子61を備える。また、治療台50は、座椅子61の上下方向の位置調整を行う調整部62と、コリメータ57に対する前後(紙面の左右)の位置調整を行う調整部63と、コリメータ57に対する左右(紙面の表裏)の位置調整を行う調整部64と、を備える。調整部62は、座椅子61を上下方向に移動させる複数のピストンによって構成される。座椅子61は、調整部62の各ピストンの突出量の調整により、傾斜することも可能である。調整部63,64は、ガイド及びスライダの組み合わせによって構成される。また、座椅子61には、患者Sの背中を支持する背もたれ部66が設けられている(図4参照)。
ここで、姿勢が決められたら、患者Sは、固定装置70によって固定される。固定装置70は、患者Sに中性子線を照射する中性子捕捉療法において患者Sを固定する装置である。図6に示すように、固定装置70は、患者Sの肩と首との間の相対的な位置関係の変動を抑制する位置変動抑制部71を備える。位置変動抑制部71は、背中支持部72と、体位固定部73と、を備える。
背中支持部72は、患者Sの背中側の部位を支持する板状部材である。背中支持部72は、背中側の部位のうち、患者Sの頭、首、肩、肩甲骨に対応する位置を覆うような形状・大きさに形成される。体位固定部73は、背中支持部27に取り付けられ、少なくとも患者Sの首と肩の位置を固定するための部材である。体位固定部73は、少なくとも、患者Sの首を一方から押さえつける第1の首押さえ部73aと、患者Sの首を第1の首押さえ部73aとは反対側の他方から押さえつける第2の首押さえ部73bと、を備える。首押さえ部73a,73bは、患者Sの首を左右から挟むように押さえつける。その他、体位固定部73は、患者Sの頭頂を押さえつける頭頂押さえ部73cと、患者Sの側頭を押さえつける側頭押さえ部73dと、患者Sの肩甲骨付近を押さえつける肩甲骨押さえ部73eと、を備える。
本実施形態では、体位固定部73は、頭頂部から肩甲骨下部の全体を固定するような大きさ・形状に設けられている。体位固定部73は、エアーバッグによって形成される。すなわち、各押さえ部73a〜73eは、エアーバッグによって形成される。体位固定部73は、患者Sの背中側の各部位に密着するような形状に変形した状態で、患者Sを固定することができる。具体的には、空気が入っていないエアーバッグを患者Sの背中側の部分に密着させる。その後、エアーバッグに空気を入れることで、患者Sの形状に追従させながら、エアーバッグを膨らませる。これにより、患者Sの形状に対応した体位固定部73が形成される。体位固定部73は、背中支持部72に対して両面テープなどを介して取り付けられる。
次に、患者Sが図4に示す姿勢を取る際の位置決め、及び位置決め後の動作について説明する。まず、事前の診断情報(CT、MRIなどによる診断情報)に基づいて、患者Sの頭の後側がコリメータ57の開口部の位置に配置されるように、座椅子61の位置を調整する。これにより、患者Sは、コリメータ57の反対側を向くと共に、後頭部がコリメータ57に近づくように背もたれ部66にもたれかかった姿勢をとる。患者Sの頭の位置は更に微調整される。この状態で、患者Sの背中側に体位固定部73を形成し、背中支持部72で患者Sの背中を支持しながら、体位固定部73を背中支持部72に取り付ける。なお、このとき、背中支持部72は、背もたれ部66に取り付けられる。背中支持部72の背もたれ部66に対する取付方法は特に限定されず、ネジなどで固定してもよく、治具で挟んでもよく、テープなどで固定してもよい。また、背中支持部72のうち、コリメータ57の貫通孔と対向する部分には、照射領域に対応する形状の貫通孔が形成される。
このように、背中支持部72で患者Sの背中を支持し、体位固定部73で患者Sの背中側の部位を固定することで、患者Sの肩と首との間の相対的な位置関係の変動が抑制された状態となる。固定装置70で患者Sの肩及び首の位置が固定されたら、当該状態のまま、患者Sを走行装置54(図3参照)に載せるための動作が行われる。まず、座椅子61をコリメータ57から遠ざかるように移動させた後、座椅子61を180°回転させて、患者Sの顔がコリメータ57を向くような状態とする。その後、座椅子61を水平な状態にして、背もたれ部66を患者Sの背中から取り外す。このとき、固定装置70は、患者Sを固定したままである。そして、患者Sは、座椅子61に載せられたまま、走行装置54に載せ替えられる(詳細は後述)。
次に、患者Sが図5に示す姿勢を取る際の位置決め、及び位置決め後の動作について説明する。まず、事前の診断情報(CT、MRIなどによる診断情報)に基づいて、患者Sの頭の前側がコリメータ57の開口部の位置に配置されるように、座椅子61の位置を調整する。これにより、患者Sは、コリメータ57側を向くと共に、額部分がコリメータ57に近づくような姿勢をとる。患者Sの頭の位置は更に微調整される。この状態で、患者Sの背中側に体位固定部73を形成し、背中支持部72で患者Sの背中を支持しながら、体位固定部73を背中支持部72に取り付ける。また、患者Sの腹部付近は、エアーバッグ76を介して取付部58に押し当てられる。患者Sの額部付近は、エアーバッグ77を介してコリメータ57に押し当てられる。
このように、背中支持部72で患者Sの背中を支持し、体位固定部73で患者Sの背中側の部位を固定することで、患者Sの肩と首との間の相対的な位置関係の変動が抑制された状態となる。固定装置70で患者Sの肩及び首の位置が固定されたら、当該状態のまま、患者Sを走行装置54(図3参照)に載せるための動作が行われる。まず、座椅子61をコリメータ57から遠ざかるように移動させた後、座椅子61を水平な状態とする。患者Sは、座椅子61に載せられたまま、走行装置54に載せ替えられる(詳細は後述)。
次に、図7及び図8を参照して、本実施形態に係る走行装置用天板80の構成について説明する。走行装置用天板80は、中性子捕捉療法施設100内にて走行可能な走行装置54に対して着脱可能な部材である。走行装置用天板80は、走行装置54の上面に設けられる。走行装置用天板80は、患者Sの下半身を載置させる下半身載置部81と、患者Sの上半身を載置させる上半身載置部82と、を備える。なお、走行装置用天板80の長手方向をY軸方向とし、幅方向をX軸方向として以降の説明を行う。X軸方向における一方側(仰向けに載置された患者Sの右手側)を正とし、他方側(仰向けに載置された患者Sの左手側)を負とする。Y軸方向における上半身側を正とし、下半身側を負とする。
下半身載置部81は、上面に患者Sの下半身を載置させる略矩形状の板状部材である。下半身載置部81は、Y軸方向に延びる一対のレール83に沿って、Y軸方向にスライド可能な部材である。レール83は、走行装置54の上面に固定されている(図8参照)。下半身載置部81の下面側には、それぞれのレール83の両側面を挟み込むように配置されたローラ84が設けられている。下半身載置部81のY軸方向の正側の端部81aは、X軸方向に真っ直ぐ延びている。下半身載置部81のY軸方向の負側の端部81bには、切欠部81cが形成されている。切欠部81cは、後述の搬送部91と下半身載置部81との間の位置決めを行うための部分である。
上半身載置部82は、下半身載置部81のY軸方向の正側の端部81aに接続される部材である。上半身載置部82は、下半身載置部81と連結されるベース部86と、ベース部86に対して起伏可能に構成された起伏部87と、を備える。
ベース部86は、上面側に患者Sの上半身を載置させる矩形状の板状部材である。ベース部86は、X軸方向に延びる一対のレール88に沿って、X軸方向にスライド可能な部材である。レール88は、走行装置54の上面に固定されている(図8参照)。ベース部86の下面側には、それぞれのレール88の両側面を挟み込むように配置されたローラ89が設けられている。なお、レール88は、CT装置51の載置台52上の一対のレール56と連結される。従って、上半身載置部82は、レール88に沿ってX軸方向へ移動し、レール56に載せ替えられることで、載置台52へ移動することができる。ベース部86のY軸方向の負側の端部86aは、X軸方向に真っ直ぐ延びている。ベース部86のY軸方向の負側の端部86aは、下半身載置部81のY軸方向の正側の端部81aに対して接続される。端部86aと端部81aとは、隙間無く連結されるため、下半身載置部81の上面を移動する座椅子61は、スムーズにベース部86の上面へ載せ替えられる。
起伏部87は、患者Sの頭部側である、Y軸方向正側の端部87aが起伏可能に構成された、矩形状の板状部材である。起伏部87のY軸方向負側の端部87bは、ヒンジ部92(図8参照)を介してベース部86に回動可能に取り付けられている。起伏部87は、走行装置用天板80に載置された患者Sが背もたれとして用いる部分である。起伏部87の上面には、固定装置70を取り付けるためのスペースが確保されている。従って、固定装置70は、起伏部87に対して着脱可能である。固定装置70を起伏部87に取り付ける際の取付方法は特に限定されず、ネジなどで固定してもよく、治具で挟んでもよく、テープなどで固定してもよい。
次に、図8〜図11を参照して、シミュレーション室の治療台50から走行装置54へ患者Sを移し替える際の動作について説明する。図8に示す状態では、患者Sは座椅子61に載せられ、且つ、固定装置70で首及び肩を固定されている。また、座椅子61は、治療台50から搬送部91によって走行装置用天板80側へ搬送される。座椅子61の下面側には転がり部が設けられているため、座椅子61は、搬送部91、下半身載置部81、及びベース部86の上面を転がって移動することができる。図8に示す状態では、下半身載置部81は、レール83のY軸方向の負側の端部から一部がはみ出るように配置されている。搬送部91は、座椅子61を支持した状態で、下半身載置部81のY軸方向の負側の端部へ向かって移動する。図9に示すように、搬送部91のY軸方向の正側の端部の突出部91a(図7参照)が、下半身載置部81のY軸方向の負側の端部81bの切欠部81c(図7参照)に嵌め込まれる。これにより、座椅子61は、搬送部91から下半身載置部81に載せ替えられる。
次に、図10に示すように、下半身載置部81は、座椅子61を載せたままで、レール83に沿ってY軸方向の正側へ移動する。下半身載置部81は、Y軸方向の正側の端部がベース部86のY軸方向の負側の端部と接続される位置まで、移動する。そして、図11に示すように、座椅子61は、患者Sを載せたままで、下半身載置部81及びベース部86の上面を移動する。座椅子61は、患者Sの背中が起伏部87に達するまで移動する。固定装置70は、起伏部87に取り付けられる。また、このとき、下半身載置部81には患者Sの下半身が載置され、ベース部86には座椅子61が載置される。
走行装置用天板80に患者Sが載せられたら、走行装置54は、姿勢シミュレーション室101から通路103を通過して、CT撮影室102まで移動する(図3参照)。このとき、走行装置54は、起伏部87が起伏したままの状態(図11の状態)で移動してもよく、起伏部87が水平となった状態(図12の状態)で移動してもよい。
走行装置54は、CT撮影室102へ到着したら、載置台52の隣まで移動し、走行装置54のレール88と載置台52のレール56とを連結する。そして、走行装置用天板80の上半身載置部82は、患者S及び座椅子61を載せたままの状態で、レール88,56上を移動し、図12に示すように、載置台52上に載せられる。これにより、患者Sは、載置台52上に仰向けになった状態で載置される。従って、撮影部53は、載置台52上の患者Sの撮影を行うことができる。
次に、本実施形態に係る固定装置70、走行装置用天板80、中性子捕捉療法施設100の作用・効果について説明する。
中性子捕捉療法において、患者Sの頭部に対して中性子線Nを照射する場合、患者Sの首と肩との間の位置関係を正確に調整しておくことが重要となる。すなわち、患者Sが姿勢を決めた後にCT装置へ移動する時は、首と肩の位置関係が変動しないようにする必要がある。これに対し、中性子捕捉療法用の固定装置70は、患者Sの肩と首との間の相対的な位置関係の変動を抑制する位置変動抑制部71を備える。従って、固定装置70の位置変動抑制部71が患者Sの肩と首との間の相対的な位置関係の変動を抑制することで、患者Sは、決めた姿勢を維持しながらCT装置51へ移動することができる。以上により、患者Sが姿勢を決めた後にCT装置51へ移動する際に、患者Sの姿勢が崩れることを抑制できる。
中性子捕捉療法用の固定装置70において、位置変動抑制部71は、患者Sの背中側の部位を支持する背中支持部72と、背中支持部72に取り付けられ、患者Sの首を一方から押さえつける第1の首押さえ部73aと、背中支持部72に取り付けられ、患者Sの首を第1の首押さえ部73aとは反対側の他方から押さえつける第2の首押さえ部73bと、を備える。この場合、背中支持部72が患者Sの背中側の部位を支持しながら、第1の首押さえ部73a及び第2の首押さえ部73bが両側から患者Sの首を押さえ付けることができる。これにより、位置変動抑制部71は、患者Sの肩と首との位置関係の変動をより確実に抑制する事ができる。
中性子捕捉療法用の固定装置70は、第1の首押さえ部73a、及び第2の首押さえ部73bは、エアーバッグによって形成されている。この場合、エアーバッグを用いて容易に患者の首を押さえる事ができる。
走行装置用天板80は、患者Sに中性子線Nを照射するための中性子捕捉療法施設100内にて走行可能な走行装置54に対して着脱可能な、走行装置用天板80であって、患者の下半身を載置させる下半身載置部81と、下半身載置部81の一端側に接続され、患者の上半身を載置させる上半身載置部82と、を備え、上半身載置部82は、患者Sの頭部側の端部が起伏可能に構成された起伏部87を有し、上述の固定装置70は、起伏部87に対して着脱可能である。
走行装置用天板80において、固定装置70は、起伏部87に対して着脱可能である。従って、患者Sを走行装置54に載せる時に、走行装置用天板80の起伏部87に固定装置70を取り付けることができる。この場合、患者Sを走行装置54で搬送する時に、患者Sの姿勢を固定装置70で維持し、且つ、患者Sにとって起伏部で支持された楽な状態で搬送を行うことができる。また、起伏部87は、患者Sの頭部側の端部が起伏可能に構成されている。従って、起伏部87は、固定装置70が取り付けられたままの状態で、患者Sの頭部側を寝かせることができる。この場合、固定装置70で患者Sの姿勢を固定したままで、水平方向に走査されるCT撮影部53で患者Sの撮影を行うことができる。
中性子捕捉療法施設100は、患者Sに中性子線Nを照射するための中性子捕捉療法施設であって、中性子線Nの照射時における患者Sの姿勢をシミュレーションするための姿勢シミュレーション室101に設けられ、患者Sを配置する治療台50と、患者SのCT画像を取得するCT装置51と、走行装置54と、を備え、走行装置54は、上述の走行装置用天板80を治療台50とCT装置51との間で搬送可能である。
中性子捕捉療法施設100において、走行装置54は、上述の走行装置用天板80を治療台50とCT装置51との間で搬送可能である。従って、治療台50上で患者Sの姿勢を決定した後は、患者Sを走行装置用天板80を介して走行装置54に載せることができる。そして、走行装置54は、固定装置70で姿勢を維持したままで患者SをCT装置51へ移動させることができる。これにより、CT装置51では、治療台50で決定された姿勢にて、患者SのCT画像を取得することができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、固定装置の位置変動抑制部として、肩と首との間の相対的な位置関係の変動を抑制できるものであれば、あらゆる構造の固定装置を採用してよい。例えば、背中支持部の形状は、上述の実施形態(図6参照)以外の形状を採用してもよい。その他、頭部、脇下等をバンド固定するような構成を採用してもよい。
また、走行装置用天板の構成も上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、座椅子ごと患者Sを走行装置用天板に載せていたが、患者Sを座椅子から降ろした状態で走行装置用天板に載せてもよい。また、走行装置用天板は、レールを用いてスムーズに患者Sの載せ替えが可能な構成を有していたが、レールを用いなくともよく、作業者が走行装置用天板ごと、患者Sを運んで載せ替えを行ってもよい。
また、上述の実施形態では、CT装置は、CT撮影部が水平に動くタイプのものであった。これに代えて、CT撮影部が上下方向に動くタイプのCT装置を採用してもよい。この場合、患者Sは座ったままでCT画像の取得がなされる。
50…治療台、51…CT装置、54…走行装置、70…固定装置、71…位置変動抑制部、72…背中支持部、73a…第1の首押さえ部、73b…第2の首押さえ部、80…走行装置用天板、81…下半身載置部、82…上半身載置部、87…起伏部、100…中性子捕捉療法施設、N…中性子線。

Claims (5)

  1. 患者に中性子線を照射する中性子捕捉療法において前記患者を固定する中性子捕捉療法用の固定装置であって、
    前記患者の肩と首との間の相対的な位置関係の変動を抑制する位置変動抑制部を備える、中性子捕捉療法用の固定装置。
  2. 前記位置変動抑制部は、
    前記患者の背中側の部位を支持する背中支持部と、
    前記背中支持部に取り付けられ、前記患者の首を一方から押さえつける第1の首押さえ部と、
    前記背中支持部に取り付けられ、前記患者の首を前記第1の首押さえ部とは反対側の他方から押さえつける第2の首押さえ部と、を備える、請求項1に記載の中性子捕捉療法用の固定装置。
  3. 前記第1の首押さえ部、及び前記第2の首押さえ部は、エアーバッグによって形成される、請求項2に記載の中性子捕捉療法用の固定装置。
  4. 患者に中性子線を照射するための中性子捕捉療法施設内にて走行可能な走行装置に対して着脱可能な、走行装置用天板であって、
    前記患者の下半身を載置させる下半身載置部と、
    前記下半身載置部の一端側に接続され、前記患者の上半身を載置させる上半身載置部と、を備え、
    前記上半身載置部は、前記患者の頭部側の端部が起伏可能に構成された起伏部を有し、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の固定装置は、前記起伏部に対して着脱可能である、走行装置用天板。
  5. 患者に中性子線を照射するための中性子捕捉療法施設であって、
    前記中性子線の照射時における前記患者の姿勢をシミュレーションするための姿勢シミュレーション室に設けられ、前記患者を配置する治療台と、
    前記患者のCT画像を取得するCT装置と、
    前記走行装置と、を備え、
    前記走行装置は、請求項4に記載の走行装置用天板を前記治療台と前記CT装置との間で搬送可能である、中性子捕捉療法施設。
JP2019043835A 2019-03-11 2019-03-11 中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用天板及び中性子捕捉療法施設 Pending JP2020146109A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019043835A JP2020146109A (ja) 2019-03-11 2019-03-11 中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用天板及び中性子捕捉療法施設

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019043835A JP2020146109A (ja) 2019-03-11 2019-03-11 中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用天板及び中性子捕捉療法施設

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020146109A true JP2020146109A (ja) 2020-09-17
JP2020146109A5 JP2020146109A5 (ja) 2022-02-07

Family

ID=72431276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019043835A Pending JP2020146109A (ja) 2019-03-11 2019-03-11 中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用天板及び中性子捕捉療法施設

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020146109A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024125619A1 (zh) * 2022-12-17 2024-06-20 中硼(厦门)医疗器械有限公司 支撑装置、支撑装置定位方法及放射治疗系统

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009112380A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Japan Health Science Foundation 保形バッグならびにこれを用いた補装具および身体採型具
JP2009189725A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Sumitomo Heavy Ind Ltd 中性子線照射装置
JP2016083351A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 住友重機械工業株式会社 中性子捕捉療法用治療台及び中性子捕捉療法システム
JP2017074172A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 エンジニアリングシステム株式会社 医療用体位保持マット
JP2017080005A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 住友重機械工業株式会社 中性子捕捉療法シミュレーションシステム及び中性子捕捉療法シミュレーション方法
WO2017126052A1 (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 フジデノロ株式会社 ホウ素中性子捕捉療法用システム
WO2018181773A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 住友重機械工業株式会社 中性子捕捉療法用寝台、及び中性子捕捉療法システム
WO2018192600A1 (de) * 2017-04-20 2018-10-25 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Wälzgewindetrieb
WO2019034935A1 (en) * 2017-08-15 2019-02-21 Pro Med Instruments Gmbh SYSTEM AND METHOD FOR STABILIZING THE HEAD WITH ARC CHARACTERISTICS

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009112380A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Japan Health Science Foundation 保形バッグならびにこれを用いた補装具および身体採型具
JP2009189725A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Sumitomo Heavy Ind Ltd 中性子線照射装置
JP2016083351A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 住友重機械工業株式会社 中性子捕捉療法用治療台及び中性子捕捉療法システム
JP2017074172A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 エンジニアリングシステム株式会社 医療用体位保持マット
JP2017080005A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 住友重機械工業株式会社 中性子捕捉療法シミュレーションシステム及び中性子捕捉療法シミュレーション方法
WO2017126052A1 (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 フジデノロ株式会社 ホウ素中性子捕捉療法用システム
WO2018181773A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 住友重機械工業株式会社 中性子捕捉療法用寝台、及び中性子捕捉療法システム
WO2018192600A1 (de) * 2017-04-20 2018-10-25 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Wälzgewindetrieb
WO2019034935A1 (en) * 2017-08-15 2019-02-21 Pro Med Instruments Gmbh SYSTEM AND METHOD FOR STABILIZING THE HEAD WITH ARC CHARACTERISTICS

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024125619A1 (zh) * 2022-12-17 2024-06-20 中硼(厦门)医疗器械有限公司 支撑装置、支撑装置定位方法及放射治疗系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101731436B1 (ko) 중성자 포착요법 시스템
US9061143B2 (en) Charged particle beam irradiation system and charged particle beam irradiation planning method
US10688318B2 (en) Radiographic imaging apparatus and particle beam therapy system
JP7018054B2 (ja) 中性子捕捉療法システム及び制御装置
JP2019524357A (ja) 医用画像に基づく放射シールド装置および方法
CN103170067A (zh) 跟踪用于照射运动目标体积的射线的方法和射线治疗设备
JPWO2017170909A1 (ja) 中性子捕捉療法用治療計画システム
WO2021082846A1 (zh) 辐射线治疗系统及其定位装置的工作步骤
JP2016083351A (ja) 中性子捕捉療法用治療台及び中性子捕捉療法システム
US20100138997A1 (en) Patient transport unit and method for transporting a patient
JP2020146109A (ja) 中性子捕捉療法用の固定装置、走行装置用天板及び中性子捕捉療法施設
JPWO2014162396A1 (ja) 粒子線照射室及び粒子線治療装置
JP4203208B2 (ja) 放射線のエネルギ分布調整機構、並びに、これを用いた放射線の照射装置
TWI683682B (zh) 中子捕獲療法用床及中子捕獲療法系統
WO1998048898A1 (en) Dynamic table/shield apparatus and method of using same in moving-table total body irradiation treatment
Dong et al. Clinical utility of a new immobilization method in image-guided intensity-modulated radiotherapy for breast cancer patients after radical mastectomy
JP7036601B2 (ja) 治療計画システム
JP6510794B2 (ja) 中性子捕捉療法システム及び中性子捕捉療法用治療台
JPH05161720A (ja) 放射線治療装置
JP2015084808A (ja) 中性子捕捉療法装置
JP2021027849A (ja) 中性子捕捉療法用患者載置台、患者姿勢確認システム、および患者姿勢確認方法
JP7479176B2 (ja) 位置決め支援装置及び位置決め方法
KR20210016118A (ko) 환자 치료위치를 고려한 감속집합체
JP2024095196A (ja) 中性子捕捉療法装置、及び治療寝台
US20220310244A1 (en) Treatment preparation apparatus and treatment equipment

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220111

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230313

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230711