JP2020145949A - 乗用型田植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗用型田植機において、苗植付装置が田面から設定高さに維持されるようにする為の高さ検出部、及び、フロート位置検出部が適切に配置されるようにする。【解決手段】フロート12の揺動に基づいて苗植付装置6の田面Gからの高さを検出する高さ検出部40と、苗植付装置6におけるフロート12の支持軸芯の上下位置を検出するフロート位置検出部82とが備えられる。高さ検出部40が、正面視でリンク機構4の後部4aに対して右側又は左側に位置し、且つ、機体の後輪に対して機体左右内側のリンク機構4側に位置するように、フロート12に設けられる。フロート位置検出部82が、正面視でリンク機構4の後部4aと高さ検出部40との間に設けられる。【選択図】図7

Description

本発明は、乗用型田植機において、苗植付装置の昇降操作の構成に関する。
乗用型田植機では、特許文献1に開示されているように、苗植付装置を機体に対して昇降操作する油圧シリンダと、苗植付装置の下部に支持されて田面に接地追従するフロートとが備えられて、フロートに対する苗植付装置の昇降に基づいて、苗植付装置が田面から設定高さに維持されるように、油圧シリンダが作動操作されるものがある。苗植付装置が田面から設定高さに維持されることにより、苗植付装置による苗の植付深さが設定植付深さに維持される。
特許文献1では、植付深さレバーにより、苗植付装置におけるフロートの支持位置を上下方向に変更して、苗植付装置の設定高さを変更することができる。苗植付装置の設定高さが高くなると、苗植付装置の設定植付深さが浅くなるのであり、苗植付装置の設定高さが低くなると、苗植付装置の設定植付深さが深くなる。
特開2017−35034号公報
特許文献1では、苗植付装置におけるフロートの支持位置を検出するフロート位置検出部が備えられている。
本発明は、乗用型田植機において、苗植付装置が田面から設定高さに維持されるようにする為の高さ検出部、及び、苗植付装置におけるフロートの支持位置を検出するフロート位置検出部が、適切に配置されるように構成することを目的としている。
本発明の乗用型田植機は、機体の後部に上下に揺動可能に支持されて後側に延出されたリンク機構と、前記リンク機構の後部に支持された苗植付装置と、前記リンク機構を前記機体に対して揺動操作可能な油圧シリンダと、前記苗植付装置の左右方向の支持軸芯周りに上下に揺動可能に支持されて、田面に接地追従するフロートと、前記フロートの揺動に基づいて、前記苗植付装置の田面からの高さを検出する高さ検出部と、前記高さ検出部の検出に基づいて、前記苗植付装置が田面から設定高さに維持されるように、前記油圧シリンダを作動させることにより、前記苗植付装置による苗の植付深さが設定植付深さに維持されるようにする植付昇降制御部とが備えられ、前記苗植付装置における前記支持軸芯の位置を上下に変更することにより、前記設定高さを変更して、前記設定植付深さを設定する植付深さ設定部と、前記苗植付装置における前記支持軸芯の上下位置を検出するフロート位置検出部とが備えられて、前記高さ検出部が、正面視で前記リンク機構の後部に対して右側又は左側に位置し、且つ、前記機体の後輪に対して機体左右内側の前記リンク機構側に位置するように、前記フロートに設けられ、前記フロート位置検出部が、正面視で前記リンク機構の後部と前記高さ検出部との間に設けられている。
本発明によると、フロートが田面に接地追従する状態において、苗植付装置の田面からの高さが変化して、フロートが苗植付装置の支持軸芯周りに揺動すると、高さ検出部により苗植付装置の田面からの高さの検出に基づいて、植付昇降制御部により油圧シリンダが作動操作され、油圧シリンダによりリンク機構が揺動操作される。これにより、苗植付装置が田面から設定高さに維持されて、苗植付装置による苗の植付深さが設定植付深さに維持される。
本発明によると、植付深さ設定部によって、苗植付装置における支持軸芯の位置を上下に変更することにより、苗植付装置の設定高さを変更して、苗植付装置の設定植付深さを設定(変更)することができる。
この場合、苗植付装置における支持軸芯の上下位置を検出するフロート位置検出部が備えられている。
本発明によると、リンク機構が機体の後部に上下に揺動可能に支持されて後側に延出され、苗植付装置がリンク機構の後部に支持された構成において、高さ検出部が、正面視でリンク機構の後部に対して右側又は左側に位置し、且つ、機体の後輪に対して機体左右内側のリンク機構側に位置するように、フロートに設けられており、フロート位置検出部が、正面視でリンク機構の後部と高さ検出部との間に設けられている。
一般に、リンク機構の後部に、苗植付装置の左右中央部が支持されることが多い。従って、高さ検出部とリンク機構の後部との干渉を避ける為に、高さ検出部が正面視でリンク機構の後部に対して右側又は左側に配置された場合、高さ検出部が、正面視で機体の後輪に対して機体左右内側のリンク機構側に配置されて、苗植付装置の左右中央部に近い位置に配置される。
これにより、苗植付装置が田面に対して左右方向に傾斜しても、高さ検出部による苗植付装置の田面からの高さの検出は、苗植付装置の左右方向の傾斜の影響を受け難いのであり、高さ検出部による苗植付装置の田面からの高さの検出の誤差は、小さなものに抑えられる。
前述のように、高さ検出部がフロートに設けられた場合、正面視で高さ検出部とリンク機構の後部との間が、フロート位置検出部の配置に有効に利用されることになるので、高さ検出部及びフロート位置検出部が、リンク機構の後部の近くにコンパクトに配置されるようになる。
本発明において、側面視で、前記機体の後輪と前記苗植付装置との間に位置するように、前記苗植付装置又は前記リンク機構に昇降可能に支持された整地装置と、前記整地装置を前記苗植付装置又は前記リンク機構に対して昇降操作可能な整地昇降機構と、前記苗植付装置に対する前記整地装置の上下位置を検出する整地位置検出部と、前記フロート位置検出部及び前記整地位置検出部の検出に基づいて、前記整地装置の整地深さが設定整地深さに維持されるように、前記整地昇降機構を作動させる整地昇降制御部とが備えられていると好適である。
本発明によると、整地装置が、側面視で機体の後輪と苗植付装置との間に位置するように、苗植付装置又はリンク機構に昇降可能に支持されている。
この場合、整地装置が苗植付装置又はリンク機構に支持されているので、苗植付装置の設定高さが高くなると(苗植付装置の設定植付深さが浅くなると)、苗植付装置と一緒に整地装置の位置も高くなり、整地装置の整地深さが浅くなる。逆に、苗植付装置の設定高さが低くなると(苗植付装置の設定植付深さが深くなると)、苗植付装置と一緒に整地装置の位置も低くなり、整地装置の整地深さが深くなる。
本発明によれば、苗植付装置の設定高さが高くなると(苗植付装置の設定植付深さが浅くなると)、フロート位置検出部及び整地位置検出部の検出に基づいて、整地昇降制御部により整地昇降機構が作動して、整地装置が下降操作される。
苗植付装置の設定高さが低くなると(苗植付装置の設定植付深さが深くなると)、フロート位置検出部及び整地位置検出部の検出に基づいて、整地昇降制御部により整地昇降機構が作動して、整地装置が上昇操作される。
これにより、苗植付装置の設定高さ(苗植付装置の設定植付深さ)の変更に関係なく、整地装置の整地深さが設定整地深さに維持される。
本発明において、前記苗植付装置に左右方向に沿って設けられた支持フレームが、前記リンク機構の後部に支持されて、前記苗植付装置が前記リンク機構の後部に支持され、前記フロート位置検出部が、前記支持フレームの上部に支持されていると好適である。
本発明によると、苗植付装置に左右方向に沿って設けられた支持フレームが、リンク機構の後部に支持されて、苗植付装置がリンク機構の後部に支持されるので、支持フレームは、苗植付装置を支持する為の剛性を備えることになり、比較的大きいものとなる。
本発明によると、フロート位置検出部が支持フレームの上部に支持されているので、田面から飛散する泥や水がフロート位置検出部に向かおうとしても、田面から飛散する泥や水が支持フレームにより止められ易くなる。これにより、フロート位置検出部への泥や水の付着を少なくすることができて、フロート位置検出部の作動の信頼性を向上させることができる。
本発明において、支持部材が、前記支持フレームの上部に設けられて、前記支持フレームの上部から上側に延出され、前記フロート位置検出部が、前記支持部材に支持されていると好適である。
本発明によると、フロート位置検出部が、支持フレームの上部から上側に離れて支持フレームの上部に支持されるので、田面から飛散する泥や水がフロート位置検出部に届き難くなるのであり、フロート位置検出部への泥や水の付着を少なくすることができて、フロート位置検出部の作動の信頼性を向上させることができる。
本発明において、左右方向に沿って前記苗植付装置に配置されて、前記苗植付装置の左右方向の軸芯周りに回転可能に支持されたフロートフレームと、前記フロートフレームに連結されて前記フロートフレームから後側に延出されたアームとが備えられて、前記支持軸芯が、前記アームの後部に設けられ、前記植付深さ設定部が、前記フロートフレームに連結され、正面視で前記リンク機構の後部に対して右側又は左側における前記高さ検出部の反対側に位置するように、前記フロートフレームから前側に延出されて、前記植付深さ設定部が人為的に操作されることにより、前記フロートフレーム及び前記アームの前記軸芯周りでの角度が変更されて、前記苗植付装置における前記支持軸芯の位置が上下に変更されると好適である。
本発明によると、苗植付装置にフロートを支持させる場合、左右方向に沿って苗植付装置に配置されて苗植付装置の左右方向の軸芯周りに回転可能に支持されたフロートフレームと、フロートフレームに連結されてフロートフレームから後側に延出されたアームとが備えられて、フロートがアームの後部の支持軸芯周りに上下に揺動可能に支持される。
植付深さ設定部が、フロートフレームに連結されて、フロートフレームから前側に延出されている。植付深さ設定部が人為的に操作され、フロートフレーム及びアームの角度が変更されることにより、苗植付装置における支持軸芯の位置が上下に変更されて、苗植付装置の設定高さが変更され、苗植付装置の設定植付深さを設定(変更)される。
本発明によると、植付深さ設定部が、正面視でリンク機構の後部に対して右側又は左側における高さ検出部の反対側に位置するように配置されている。
これにより、植付深さ設定部が高さ検出部及びフロート位置検出部の配置に影響を与えることが少なくなるので、高さ検出部及びフロート位置検出部をリンク機構の後部の近くにコンパクトに配置するという面で、有利になる。
本発明において、前記フロートフレームに連結された検出アームが、前記フロート位置検出部に接続されて、前記フロート位置検出部は、前記検出アームの位置に基づいて、前記苗植付装置に対する前記支持軸芯の上下位置を検出すると好適である。
前述のように、フロートフレーム及びアームが備えられて、フロートがアームの後部の支持軸芯周りに上下に揺動可能に支持された場合に、フロートフレーム及びアームの角度が、苗植付装置に対する支持軸芯の上下位置となり、苗植付装置の設定高さとなる。
本発明によると、フロートフレームに連結された検出アームが、フロート位置検出部に接続されている。これにより、フロート位置検出部とフロートフレームとが少し離れていても、フロートフレーム及びアームの角度が、フロートフレームの検出アームによりフロート位置検出部に伝達されて、フロート位置検出部により苗植付装置に対する支持軸芯の上下位置が無理なく検出される。
本発明において、前記植付昇降制御部に、前記油圧シリンダに作動油を給排操作して前記油圧シリンダを作動させる制御弁と、前記制御弁と前記高さ検出部とに亘って設けられて、前記高さ検出部の検出を前記制御弁に伝達して前記制御弁を操作する連係機構とが設けられ、前記検出アームと前記連係機構とに亘って設けられて、前記植付深さ設定部による前記設定高さの変更を前記連係機構に伝達して、前記苗植付装置が田面から前記設定高さに位置すると、前記連係機構により前記制御弁が中立位置に操作されるように、前記制御弁と前記連係機構との連係状態を補正する補正部が備えられていると好適である。
本発明によると、油圧シリンダに作動油を給排操作して油圧シリンダを作動させる制御弁が設けられ、高さ検出部の検出を制御弁に伝達して制御弁を操作する連係機構が、制御弁と高さ検出部とに亘って設けられている。
これにより、フロートが田面に接地追従する状態において、苗植付装置の田面からの高さが変化して、フロートが苗植付装置の支持軸芯周りに揺動すると、高さ検出部の検出が連係機構を介して制御弁に機械的に伝達され、制御弁が操作されて、油圧シリンダが作動操作される。苗植付装置が田面から設定高さに位置すると、制御弁が中立位置に操作されて、油圧シリンダが停止する。
前述の構成において、植付深さ設定部により、苗植付装置における支持軸芯の位置が上下に変更されて、苗植付装置の設定高さが変更されると、連係機構と制御弁の中立位置との位置関係が変化して、苗植付装置が田面から設定高さに位置しても、制御弁が中立位置に操作されない状態の生じることがある。
本発明によると、フロートフレームの検出アームと連係機構とに亘って、補正部が設けられており、植付深さ設定部により苗植付装置における支持軸芯の位置が上下に変更されると、苗植付装置の設定高さの変更が、フロートフレームの検出アームから、補正部を介して連係機構に伝達されて、制御弁と連係機構との連係状態が補正される。これにより、苗植付装置の設定高さが変更されても、苗植付装置が田面から設定高さに位置すると、連係機構により制御弁が中立位置に操作される状態が、適切に維持される。
本発明によると、フロートフレームの検出アームは、前述のように、フロートフレーム及びアームの角度をフロート位置検出部に伝達する機能に加えて、苗植付装置の設定高さの変更を連係機構に伝達する機能を有することになり、フロートフレームの検出アームが2つの機能に兼用されることになるので、構造の簡素化の面で有利になる。
本発明において、前記苗植付装置に、平面視で前記リンク機構の後部に対して後側に設けられ、前記機体からの動力が伝動軸を介して伝達されるフィードケースと、前記フィードケースから、正面視で前記リンク機構の後部に対して右側又は左側における前記高さ検出部と同じ側に延出されて、苗のせ台を左右方向に横送り駆動する横送り軸とが設けられていると好適である。
本発明によると、フィードケース及び横送り軸が設けられた苗植付装置において、横送り軸が、フィードケースから、正面視でリンク機構の後部に対して右側又は左側における高さ検出部と同じ側に延出されており、正面視でリンク機構の後部に対して右側又は左側における植付深さ設定部とは反対側に配置される。
植付深さ設定部は比較的大きなものになることが多いので、本発明によると、横送り軸と植付深さ設定部との干渉が避けられながら、横送り軸が無理なく配置される。
本発明によると、正面視でリンク機構の後部に対して右側又は左側の一方側に、高さ検出部、フロート位置検出部及び横送り軸が配置され、正面視でリンク機構の後部に対して右側又は左側の他方側に、植付深さ設定部が配置される。これにより、植付深さ設定部が比較的大きなものになる場合において、苗植付装置の左右方向での重量バランスが良いものとなる。
本発明において、前記横送り軸の回転速度を変速して、前記苗のせ台の横送り速度を変速可能な横送り変速機構が、前記フィードケースに設けられ、人為的に操作されることにより前記横送り変速機構を操作可能な横送り変速具が、平面視で前記フロート位置検出部と前記フィードケースとの間に設けられていると好適である。
本発明によると、フィードケースに設けられた横送り変速機構を操作する横送り変速具を設ける場合、平面視でフロート位置検出部とフィードケースとの間が、横送り変速具の配置に有効に利用されることになって、高さ検出部及びフロート位置検出部、横送り変速具が、リンク機構の後部の近くにコンパクトに配置されるようになる。
乗用型田植機の左側面図である。 苗植付装置及び整地装置の付近の左側面図である。 苗植付装置及び整地装置の正面図である。 苗植付装置及び整地装置の概略の平面図である。 フロートの付近の左側面図である。 苗植付装置におけるフィードケースの付近の平面図である。 苗植付装置におけるフィードケースの付近の正面図である。 苗植付装置におけるフィードケースの付近の斜視図である。 苗植付装置における高さ検出部及びフロート位置センサーの付近の分解斜視図である。 制御装置と各部の連係状態を示す概略図である。 発明の実施の第3別形態におけるフロートの底面図である。
図1〜図11に、整地装置23が装備された乗用型田植機が示されており、図1〜図11において、Fは前方向を示し、Bは後方向を示し、Uは上方向を示し、Dは下方向を示し、Rは右方向を示し、Lは左方向を示している。
(乗用型田植機の全体構成)
図1に示すように、乗用型田植機は、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2が設けられた機体3の後部に、リンク機構4が上下に揺動可能に支持されて後側に延出されており、リンク機構4を機体3に対して揺動操作可能な油圧シリンダ5が設けられている。
4条植え型式の苗植付装置6が、がリンク機構4の後部の縦リンク4a(後部に相当)に支持されており、油圧シリンダ5によりリンク機構4が上下に揺動操作されて、苗植付装置6が昇降操作される。
苗植付装置6の前側の下部に、田面Gを整地する整地装置23が支持されており、整地装置23が、側面視で、後輪2と苗植付装置6との間に配置されている。機体3の後部及び苗植付装置6に亘って、田面Gに肥料を供給する施肥装置7が設けられている。
(苗植付装置の全体構成)
図1,2,4に示すように、苗植付装置6に、支持フレーム8、フィードケース14、植付伝動ケース9、回転ケース10、植付アーム11、フロート12、苗のせ台13等が設けられている。
支持フレーム8は、アルミの引き抜き工法によって製作されており、台形状の断面形状を備えている(図5参照)。苗植付装置6において、支持フレーム8が左右方向に沿って配置されており、支持フレーム8の左右中央部にフィードケース14が連結され、2個の植付伝動ケース9が支持フレーム8の右部及び左部に連結されて後側に延出されている。
植付伝動ケース9の後部の右部及び左部に、回転ケース10が回転可能に支持され、回転ケース10の両端部に、植付アーム11が支持されている。苗のせ台13が、左右方向に往復移動可能に支持されている。
フィードケース14が、リンク機構4の縦リンク4aの下部の前後方向の軸芯P1周りに、ローリング可能に支持されている。支持フレーム8が、フィードケース14を介してリンク機構4の縦リンク4aに支持されており、苗植付装置6が軸芯P1周りにローリング可能にリンク機構4の縦リンク4aに支持されている。
エンジン(図示せず)の動力が、植付クラッチ(図示せず)から伝動軸35を介して、フィードケース14の内部の伝動機構(図示せず)に伝達されて、後述の(苗植付装置の苗のせ台の支持構造)に記載のように、フィードケース14に設けられた横送り軸68により、苗のせ台13が所定のストロークで左右方向に往復横送り駆動される。
図4に示すように、フィードケース14の伝動機構に伝達された動力が、伝動軸36、植付伝動ケース9の内部のトルクリミッター37、伝動チェーン38及び少数条クラッチ39を介して、回転ケース10に伝達される。苗のせ台13が左右方向に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース10が回転駆動され、植付アーム11が苗のせ台13の下部から交互に苗を取り出して田面Gに植え付ける。
(施肥装置の全体構成)
図1,2,4に示すように、施肥装置7に、ホッパー15、繰り出し部16、ブロア17、作溝器18及びホース19等が設けられている。
機体3における運転座席20の後側の部分に、肥料を貯留するホッパー15及び繰り出し部16が支持されており、繰り出し部16の左の横外側部にブロア17が設けられている。フロート12に作溝器18が取り付けられて、4個の作溝器18が設けられており、繰り出し部16と作溝器18とに亘って4本のホース19が接続されている。
エンジン(図示せず)の動力が、施肥クラッチ(図示せず)を介して繰り出し部16に伝達されて、ホッパー15の肥料が繰り出し部16により繰り出され、ブロア17の搬送風によりホース19を通って作溝器18に供給される。作溝器18により田面Gに溝が形成されながら、作溝器18から田面Gの溝に肥料が供給される。
(苗植付装置の苗のせ台の支持構造)
図2,3,4に示すように、植付伝動ケース9の上部に、支持レール21が左右方向に沿って支持されている。苗のせ台13の下部が、左右方向に沿って往復移動可能に支持レール21に支持されており、側面視で、苗のせ台13が、植付伝動ケース9から斜め前側の上側に延出されている。
支持フレーム8の右部及び左部に、支持フレーム22が連結されて上側に延出されており、支持フレーム22の上部に亘って支持フレーム24が連結されている。苗のせ台13の上部に、支持レール25が左右方向に沿って連結されており、支持フレーム22の上部に支持されたローラー26が、支持レール25に挿入されている。
苗のせ台13の下部が、植付伝動ケース9及び支持レール21により左右方向に移動可能に支持され、苗のせ台13の上部(支持レール25)が、支持フレーム22及びローラー26により左右方向に移動可能に支持されている。
(苗のせ台の横送り構造及び縦送り構造)
図6,7,8に示すように、横送り軸68が、フィードケース14から高さ検出部40(後述の(苗植付装置の昇降制御に関する構成)参照)と同じ側である左側に延出されており、横送り軸68の左部が、支持フレーム8の上部8aに連結されたブラケット69に回転可能に支持されている。
横送り軸68の外面に螺旋溝(図示せず)が設けられており、送り部材70が横送り軸68の外面に取り付けられ、送り部材70と苗のせ台13とに亘って連結部材71が連結されている。ジャバラ形状で伸縮可能なゴム製のカバー72が、横送り軸68を覆うように、フィードケース14と送り部材70とに亘って取り付けられ、ブラケット69と送り部材70とに亘って取り付けられている。
縦送り軸83が、フィードケース14から右側に延出されて、縦送り軸83の右部が、支持フレーム8の上部8aに連結されたブラケット84に回転可能に支持されている。縦送り軸83の右部及び左部に、駆動アーム83aが設けられている。
図1及び図2に示すように、縦送りベルト85が苗のせ台13に設けられており、縦送りベルト85の駆動部(図示せず)が、苗のせ台13に設けられて、縦送り軸83の右及び左の駆動アーム83aの間に配置されている。
図6,7,8に示すように、フィードケース14の内部の伝動機構(前述の(苗植付装置の全体構成)参照)に伝達された動力が分岐して、横送り軸68及び縦送り軸83に伝達されており、横送り軸68の回転速度を変速して苗のせ台13の横送り速度を変速可能な横送り変速機構86が、フィードケース14の内部に設けられている。縦送り軸83の回転速度を変速する変速機構は設けられておらず、縦送り軸83は一定の回転速度で回転駆動される。
以上の構成により、横送り軸68が回転駆動されることにより、送り部材70が、横送り軸68の螺旋溝に案内されながら、横送り軸68に沿って所定のストロークで左右方向に往復横送り駆動されるのであり、送り部材70及び連結部材71を介して、苗のせ台13が所定のストロークで左右方向に往復横送り駆動される。
縦送りベルト85の駆動部も苗のせ台13と一緒に移動するのであり、苗のせ台13が右(左)のストロークエンドに達すると、縦送りベルト85の駆動部が、縦送り軸83の右(左)の駆動アーム83aの位置に達する。これによって、縦送りベルト85の駆動部が、縦送り軸83の右(左)の駆動アーム83aにより駆動され、縦送りベルト85が回転駆動されて、苗のせ台13の苗が支持レール21側に送られる。
(植付アームが苗のせ台の下部から取り出す苗の苗取り量の変更)
図6,7,8に示すように、フィードケース14の右部に、レバーガイド30が連結されている。支持レール21の位置を上下方向に変更可能な苗取り量レバー87が設けられおり、苗取り量レバー87がレバーガイド30に挿入されている。苗取り量レバー87は人為的に操作可能であり、苗取り量レバー87がレバーガイド30に係合されることにより、支持レール21の位置が固定される。
支持フレーム8の上部8aにおいて、正面視でリンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して左側の部分に、人為的に操作可能な横送り変速レバー88(横送り変速具に相当)が、上下方向の軸芯P9周りに揺動操作可能に支持されている。
変速軸89がフィードケース14から左側に延出されており、横送り変速レバー88が変速軸89に接続されている。横送り変速レバー88が揺動操作されることにより、変速軸89が左右方向にスライド操作されて、変速軸89により横送り変速機構86が操作される。
図1及び図2に示すように、回転ケース10及び植付アーム11は一定の移動軌跡に沿って移動しながら、一定の回転速度で回転駆動される。
これにより、苗取り量レバー87により支持レール21の位置が下側に変更されて、回転ケース10及び植付アーム11の移動軌跡への支持レール21の入り込み量が大きくなると、植付アーム11により取り出される苗の上下方向での苗取り量が大きくなる。
苗取り量レバー87により支持レール21の位置が上側に変更されて、回転ケース10及び植付アーム11の移動軌跡への支持レール21の入り込み量が小さくなると、植付アーム11により取り出される苗の上下方向での苗取り量が小さくなる。
横送り変速レバー88により横送り変速機構86が高速側に操作されて、苗のせ台13の横送り速度が高速になると、回転ケース10の一方の植付アーム11が苗のせ台13の下部から苗を取り出してから、回転ケース10の他方の植付アーム11が苗のせ台13の下部から苗を取り出すまでにおいて、苗のせ台13の左右方向の移動量が大きくなる。これにより、植付アーム11により取り出される苗の左右方向での苗取り量が大きくなる。
横送り変速レバー88により横送り変速機構86が低速側に操作されて、苗のせ台13の横送り速度が低速になると、回転ケース10の一方の植付アーム11が苗のせ台13の下部から苗を取り出してから、回転ケース10の他方の植付アーム11が苗のせ台13の下部から苗を取り出すまでにおいて、苗のせ台13の左右方向の移動量が小さくなる。これにより、植付アーム11により取り出される苗の左右方向での苗取り量が小さくなる。
以上のように、苗取り量レバー87及び横送り変速レバー88(横送り変速機構86)により、植付アーム11により取り出される苗の苗取り量が、上下方向及び左右方向で変更される。
(苗植付装置のフロートの支持構造)
図2,5,6,9に示すように、2個のフロート12が、平面視で右及び左の後輪2の後側に配置され、側面視で植付伝動ケース9の下側に配置されている。
支持フレーム8の後部8bにブラケット27が連結されており、丸パイプで構成されたフロートフレーム28が、苗植付装置6の左右方向の軸芯P2周りに回転可能にブラケット27に支持されている。
合成樹脂製の支点部材93が設けられており、ナット94が支点部材93に埋め込まれて取り付けられている。支点部材93がフロート12の後部の上部に載せられ、ボルト95がフロート12の下部から上部に通され、支点部材93のナット94に挿入され締め付けられて、支点部材93がフロート12の後部の上部に連結されている。
アーム28aが、フロートフレーム28に連結されて、フロートフレーム28から後側に延出されている。フロートフレーム28のアーム28aの後部と、支点部材93とに亘って、支点軸96が左右方向に取り付けられている。フロートフレーム28のアーム28aの後部に設けられた左右方向の支点軸96の支持軸芯P3周りに、フロート12の後部が上下に揺動可能に支持されている。
植付深さレバー29(植付深さ設定部に相当)が、フロートフレーム28の右部に連結されて、フロートフレーム28から前側の斜め上側に延出されており、植付深さレバー29がレバーガイド30に挿入されている。植付深さレバー29が、リンク機構4の縦リンク4aに対して右側又は左側における高さ検出部40(後述の(苗植付装置の昇降制御に関する構成)参照)の反対側である右側に位置するように、フロートフレーム28から前側に延出されている。
植付深さレバー29が人為的に上下に操作されることにより、フロートフレーム28及びアーム28aの軸芯P2周りでの角度が変更されて、苗植付装置6における支持軸芯P3の位置が上下に変更される。植付深さレバー29をレバーガイド30に係合させることより、支持軸芯P3(フロート12の後部)の位置を固定することができる。
図5,6,7,9に示すように、2個のフロート12の前部に亘って、フレーム31が連結されており、2個のフロート12が一体で支持軸芯P3周りに上下に揺動する。ブラケット32が、フレーム31の左右中央部に連結されて後側に延出され、レーキ状の整地部材33がブラケット32の後部に連結されており、整地部材33が苗植付装置6の左右中央部に配置されている。
(苗植付装置の昇降制御に関する構成)
図5〜図9に示すように、正面視でチャンネル状の高さ検出部40が、フレーム31の左部に連結されたブラケット31aの左右方向の軸芯P4周りに、揺動可能に支持されている。
高さ検出部40が、左のフロート12の左の前部に設けられて、支持フレーム8と整地装置23との間を通って上側に延出されており、リンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して左側に配置され、且つ、機体3の左の後輪2に対して機体左右内側のリンク機構4側(右側)に配置されている。
丸棒材を折り曲げて構成された補正部41が設けられている。支持フレーム8の上部8aにおいて、リンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して左側の部分にブラケット42が連結されており、補正部41の中間部が、ブラケット42の左右方向の軸芯P5周りに揺動可能に支持されている。
上下方向に沿った長孔40aが高さ検出部40に開口されており、補正部41の一方の端部41aが、高さ検出部40の長孔40aに挿入されている。検出アーム34がフロートフレーム28の左部に連結されて上側に延出されており、補正部41の他方の端部41bが、検出アーム34の長孔34aに挿入されている。
図10に示すように、油圧シリンダ5に作動油を給排操作する制御弁65が、機体3に設けられている。制御弁65は、油圧シリンダ5に作動油を供給して油圧シリンダ5を上昇作動(収縮作動)させる上昇位置、油圧シリンダ5から作動油を排出して油圧シリンダ5を下降作動(伸長作動)させる下降位置、及び油圧シリンダ5を停止させる中立位置に操作可能である。
図10の左右方向にスライド操作可能なスプール65aが、制御弁65に設けられており、制御弁65のスプール65aがバネ(図示せず)により下降位置に付勢されている。揺動可能な操作アーム66が設けられて、操作アーム66により制御弁65のスプール65aを上昇位置側に押し操作可能である。
図5〜図10に示すように、ワイヤ43(連係機構に相当)のインナー43aの一方の端部が、操作アーム66に接続されている。ワイヤ43の他方の端部において、ワイヤ43のインナー43aが、補正部41の端部41aに接続され、ワイヤ43のアウター43bが、高さ検出部40の上部に接続されている。
前述の(苗植付装置のフロートの支持構造)に記載のように、植付深さレバー29がレバーガイド30に係合されて、支持軸芯P3(フロート12の後部)の位置が固定されると、補正部41の姿勢も検出アーム34により固定される。
高さ検出部40のから上側に、接続部40bが延出されており、接続部40bに多数の接続孔が上下方向に沿って並ぶように開口されている。バネ92が、高さ検出部40の接続部40b(接続孔)と、補正部41の端部41aとに亘って接続されている。バネ92により、高さ検出部40が補正部41に対して下側に付勢されており、フロート12の前部が下側に付勢されている。高さ検出部40の接続部40bにおいて、バネ92が接続される接続孔を変更することにより、バネ92の付勢力を変更することができる。
以上のように、補正部41が検出アーム34とワイヤ43とに亘って設けられている。制御弁65、制御弁65と高さ検出部40とに亘って設けられたワイヤ43等を有する植付昇降制御部90が設けられている。
(苗植付装置の昇降制御の作動状態)
図5及び図10に示すように、機体3の進行に伴ってフロート12は田面Gに接地追従するのであり、田面G(フロート12)に対して苗植付装置6が上下動すると、苗植付装置6に対してフロート12が支持軸芯P3周りに上下に揺動し、苗植付装置6(補正部41)に対して高さ検出部40が上下動する状態となる。
図5及び図10に示す状態は、苗植付装置6が田面Gから設定高さH1に位置した状態であり、制御弁65のスプール65aが中立位置に操作されて、油圧シリンダ5が停止している状態である。
図5及び図10に示す状態から苗植付装置6が下降して田面Gに接近すると、苗植付装置6に対してフロート12が上昇し、補正部41に対して高さ検出部40が上昇する状態となり、ワイヤ43のインナー43aが苗植付装置6側に引き操作される。操作アーム66によって制御弁65のスプール65aが上昇位置に押し操作されて、油圧シリンダ5が上昇作動し、苗植付装置6が上昇操作される。
図5及び図10に示す状態から苗植付装置6が上昇して田面Gから離れると、苗植付装置6に対してフロート12が下降し、補正部41に対して高さ検出部40が下降する状態となり、ワイヤ43のインナー43aが操作アーム66側に押し操作される。操作アーム66が制御弁65のスプール65aから離れ、制御弁65のスプール65aが下降位置に移動して、油圧シリンダ5が下降作動し、苗植付装置6が下降操作される。
以上のように、フロート12の揺動に基づいて、苗植付装置6の田面Gからの高さ(苗植付装置6に対するフロート12の上下位置)が、高さ検出部40により検出され、ワイヤ43を介して制御弁65に伝達されて、ワイヤ43及び操作アーム66により、制御弁65のスプール65aが操作され、油圧シリンダ5が作動操作される。
高さ検出部40の上部と補正部41の端部41aとの位置関係(ワイヤ43のアウター43bから出るインナー43aの長さ)が、図5に示す状態に戻ると、操作アーム66により制御弁65のスプール65aが中立位置に押し操作されて、油圧シリンダ5が停止する。
これにより、高さ検出部40の上部と補正部41の端部41aとの位置関係(ワイヤ43のアウター43bから出るインナー43aの長さ)が、図5に示す状態に維持されるように、制御弁65のスプール65aが操作され、油圧シリンダ5により苗植付装置6が自動的に昇降操作されて、苗植付装置6が田面Gから設定高さH1に維持されるのであり、苗植付装置6(植付アーム11)による苗の植付深さが、設定植付深さに維持される。
(苗植付装置の設定植付深さの変更)
図5に示す状態は、支持軸芯P3(フロート12の後部)の位置が、苗植付装置6に最も接近した状態であり、設定高さH1が、最も低い状態(設定植付深さが最も深い状態)である。
前述の(苗植付装置のフロートの支持構造)に記載のように、植付深さレバー29が図5に示す状態から操作され、フロートフレーム28及びアーム28aの軸芯P2周りでの角度が変更されて、苗植付装置6における支持軸芯P3(フロート12の後部)の位置が下側に変更されていくと、設定高さH1が高くなっていき、設定植付深さが浅くなる。
前述のように、植付深さレバー29によって設定高さH1(設定植付深さ)が変更されると、苗植付装置6におけるフロート12及び高さ検出部40の位置が上下に変化する。
植付深さレバー29によって設定高さH1(設定植付深さ)が変更されると、フロートフレーム28及びアーム28aの軸芯P2周りでの角度変化により、検出アーム34を介して、補正部41が軸芯P5周りに揺動操作されるのであり、補正部41の端部41aの位置が、以下の説明のように上下に変更(補正)される。
植付深さレバー29によって設定高さH1が低側(設定植付深さが深側)に変更されると、苗植付装置6に対して高さ検出部40の位置が上昇し、高さ検出部40とワイヤ43のインナー43aとの連係状態が、図5及び図10に示す状態(苗植付装置6が田面Gから設定高さH1に位置し、制御弁65のスプール65aが中立位置に操作されて、油圧シリンダ5が停止する状態)から変化しようとする。
これに対して、検出アーム34により、ワイヤ43のインナー43a(補正部41の端部41a)の位置も上側に変更(補正)される。
植付深さレバー29によって設定高さH1が高側(設定植付深さが浅側)に変更されると、苗植付装置6に対して高さ検出部40の位置が下降し、高さ検出部40とワイヤ43のインナー43aとの連係状態が、図5及び図10に示す状態から変化しようとする。
これに対して、検出アーム34により、ワイヤ43のインナー43a(補正部41の端部41a)の位置も下側に変更(補正)される。
以上のように、植付深さレバー29によって設定高さH1(設定植付深さ)が変更されて、高さ検出部40の位置が上下に変化し、高さ検出部40とワイヤ43のインナー43aとの連係状態が、図5及び図10に示す状態から変化しようとしても、高さ検出部40の上部と補正部41の端部41aとの位置関係(ワイヤ43のアウター43bから出るインナー43aの長さ)が、補正部41により図5及び図10に示す状態に維持(補正)される。
植付深さレバー29によって設定高さH1(設定植付深さ)が変更されても、前述の(苗植付装置の昇降制御の作動状態)に記載のように、苗植付装置6が田面Gから設定高さH1に位置すると、制御弁65のスプール65aが中立位置に操作されて、油圧シリンダ5が停止する状態が維持されるのであり、苗植付装置6(植付アーム11)による苗の植付深さが、設定植付深さに維持される。
(苗植付装置のローリング制御に関する構成)
図2及び図3に示すように、支持部材75が、リンク機構4の縦リンク4aに連結されて上側に延出されており、支持部材75の上部にローリング機構76が連結されている。ローリング機構76に、電動モータ77、電動モータ77により前後方向の軸芯周りに正逆に回転駆動されるプーリー(図示せず)、プーリーに巻き付けられてローリング機構76から右側及び左側に延出された右及び左のワイヤ78が設けられている。
苗のせ台13において、支持レール25の右部及び左部に、ブラケット25aが連結されている。右のワイヤ78と支持レール25の右のブラケット25aとに亘って、右のバネ79が接続されており、左のワイヤ78と支持レール25の左のブラケット25aとに亘って、左のバネ79が接続されている。
図10に示すように、苗植付装置6の水平面に対する左右方向の傾斜角度を検出する傾斜センサー80が、フィードケース14に取り付けられており、傾斜センサー80の検出値が、機体3に設けられた制御装置100に入力されている。
ダイヤル操作型式の傾斜設定スイッチ81が、機体3に設けられており、傾斜設定スイッチ81の操作信号が制御装置100に入力されている。傾斜設定スイッチ81は、設定傾斜角度を設定するものであり、水平位置及び水平位置から右下りの位置及び左下りの位置に亘って、設定傾斜角度を任意に設定することができる。
(苗植付装置のローリング制御の作動状態)
図10に示すように、ローリング制御部101が制御装置100にソフトウェアとして設けられており、傾斜設定スイッチ81の操作位置及び傾斜センサー80の検出値に基づいて、ローリング制御部101(制御装置100)により、ローリング機構76の電動モータ77が以下の説明のように操作される。
例えば、傾斜設定スイッチ81により設定傾斜角度が水平位置に設定された状態において、苗植付装置6(傾斜センサー80の検出値)が水平位置であり、機体3が左右方向で水平位置であると、電動モータ77(ワイヤ78)は、図3に示す状態で停止している。
図3に示す状態で、前述の(苗のせ台の横送り構造及び縦送り構造)に記載のように、苗のせ台13が右に横送り駆動されると、苗のせ台13及び苗のせ台13の苗の重量により、苗植付装置6が水平位置から右下り姿勢に傾斜しようとする。
この場合、苗のせ台13(支持レール25)の右への横送り駆動により、右のバネ79が引き伸ばされて、右のバネ79の付勢力により、苗植付装置6が水平位置から右下り姿勢に傾斜しようとする状態が防止されて、苗植付装置6が水平位置に維持される。
右のバネ79の付勢力だけでは苗植付装置6を水平位置に維持できないと、傾斜センサー80の検出値に基づいて、電動モータ77により、右のワイヤ78がローリング機構76に引き操作され、左のワイヤ78がローリング機構76から出し操作されて、右及び左のバネ79を介して、苗植付装置6が水平位置に操作される。
図3に示す状態で、苗のせ台13が左に横送り駆動されると、左のバネ79が引き伸ばされて、前述と同様に、左のバネ79の付勢力により、苗植付装置6が水平位置から左下り姿勢に傾斜しようとする状態が防止されて、苗植付装置6が水平位置に維持される。
左のバネ79の付勢力だけでは苗植付装置6を水平位置に維持できないと、傾斜センサー80の検出値に基づいて、電動モータ77により、右のワイヤ78がローリング機構76から出し操作され、左のワイヤ78がローリング機構76に引き操作されて、右及び左のバネ79を介して、苗植付装置6が水平位置に操作される。
図3に示す状態で、例えば機体3が水平位置から右下り姿勢に傾斜すると、これに伴なって苗植付装置6も水平位置から右下り姿勢に傾斜する。
この場合、傾斜センサー80の検出値に基づいて、電動モータ77により、右のワイヤ78がローリング機構76に引き操作され、左のワイヤ78がローリング機構76から出し操作されて、右及び左のバネ79を介して、苗植付装置6が水平位置に操作される。
図3に示す状態で、例えば機体3が水平位置から左下り姿勢に傾斜し、苗植付装置6が水平位置から左下り姿勢に傾斜すると、傾斜センサー80の検出値に基づいて、電動モータ77により、右のワイヤ78がローリング機構76から出し操作され、左のワイヤ78がローリング機構76に引き操作されて、右及び左のバネ79を介して、苗植付装置6が水平位置に操作される。
傾斜設定スイッチ81により、設定傾斜角度を水平位置から別の値に変更すると、傾斜センサー80の検出値が、傾斜設定スイッチ81による設定傾斜角度となるように、電動モータ77により、右及び左のワイヤ78が前述と同様に引き操作及び出し操作される。
(整地装置の全体構成)
図2,3,4に示すように、支持フレーム8の左の端部及び右の端部に連結された支持部材50に、支持部材44,45が連結されている。伝動軸36と同一の左右方向の軸芯P6周りに、伝動ケース46が上下に揺動可能に支持部材44に支持され、支持アーム47が上下に揺動可能に支持部材45に支持されている。
伝動ケース46及び支持アーム47の前部に亘って、駆動軸48が回転可能に支持されており、多数の整地体53及びスペーサ67が、駆動軸48と一体で回転可能に駆動軸48に取り付けられている。
伝動軸36の動力が、植付伝動ケース9と伝動ケース46とに亘って架設された伝動軸49から、伝動ケース46の内部のトルクリミッター51、及び伝動チェーン52を介して、駆動軸48に伝達され、駆動軸48及び整地体53が、図2の反時計方向に回転駆動されて、整地体53により田面Gの整地が行われる。
支持部材50が支持フレーム8から前側に延出されて、整地体53から苗植付装置6への泥水の飛散を防止するカバー55が、支持部材50の前部に亘って連結されている。カバー55の右部及び左部の間の中間部と支持フレーム8とに亘って、支持部材54が連結されている。
(整地装置の昇降の構成)
図3及び図10に示すように、左の支持フレーム22に、板材の支持部材56が連結されている。支持部材56の後側部において、支持部材56の前後方向の軸芯P7周りに、扇形の操作ギヤ57が揺動可能に支持されており、電動モータ58及びギヤ機構59が、支持部材56の後側部に連結されて、ギヤ機構59のピニオンギヤ59aが、操作ギヤ57に咬合している。
操作ギヤ57に連係部材60が連結されて、連係部材60と伝動ケース46とに亘って連係ロッド61が接続されている。右の支持フレーム22の前後方向の軸芯P8周りに、連係部材62が揺動可能に支持されて、連係部材60,62に亘って連係ロッド63が接続されており、連係部材62と支持アーム47とに亘って連係ロッド64が接続されている。
電動モータ58によりギヤ機構59のピニオンギヤ59aが正逆に回転駆動されるのであり、操作ギヤ57が正逆に揺動操作される。
操作ギヤ57により、連係ロッド61が操作ギヤ57側に引き操作され、連係ロッド63が右の支持フレーム22側に押し操作されると、連係ロッド61,64により、整地装置23(伝動ケース46及び支持アーム47)が軸芯P6周りに上昇操作される。
操作ギヤ57により、連係ロッド61が伝動ケース46側に押し操作され、連係ロッド63が操作ギヤ57側に引き操作されると、連係ロッド61,64により、整地装置23(伝動ケース46及び支持アーム47)が軸芯P6周りに下降操作される。
以上のように、整地装置23を苗植付装置6に対して昇降操作可能な整地昇降機構91が設けられており、整地昇降機構91は、操作ギヤ57、電動モータ58及びギヤ機構59、連係部材60,62、連係ロッド61,63,64等を有している。
(整地装置の高さ制御に関する構成)
図10に示すように、ダイヤル操作型式の整地スイッチ73が、機体3に設けられており、整地スイッチ73の操作信号が制御装置100に入力されている。整地スイッチ73に作業位置及び格納位置が設けられており、作業位置の範囲において、整地スイッチ73により整地装置23の設定整地深さが任意に設定される。
整地位置センサー74(整地位置検出部に相当)が、操作ギヤ57における軸芯P7の部分に接続されて、整地位置センサー74により苗植付装置6に対する整地装置23の上下位置が検出されており、整地位置センサー74の検出値が制御装置100に入力されている。
図5〜図9に示すように、板材がアングル状に折り曲げられて構成された支持部材97が設けられている。支持フレーム8の上部8aにおいて、リンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して左側の部分に、支持部材97の横向き部97bが連結されて、支持部材97の縦向き部97aが、支持フレーム8の上部8aから上側に延出されている。
フロート位置センサー82(フロート位置検出部に相当)が、支持部材97の縦向き部97aの上部に支持されており、フロート位置センサー82が支持部材97を介して支持フレーム8の上部8aに支持されている。
検出アーム34が支持フレーム8の上部8aを越えて上側に延出されて、フロート位置センサー82の位置まで延出されている。フロート位置センサー82の検出アーム82aが、左右方向の軸芯P10周りに揺動可能に構成され、フロート位置センサー82の検出アーム82aの左右方向のピン82bが、検出アーム34の上部の長孔34bに挿入されている。
前述の(苗植付装置の設定植付深さの変更)に記載のように、植付深さレバー29によって設定高さH1(設定植付深さ)が変更されると、フロートフレーム28及びアーム28aの軸芯P2周りでの角度変化が、検出アーム34を介して、フロート位置センサー82の検出アーム82aに伝達されて、フロート位置センサー82の検出アーム82aが揺動操作される。
これにより、植付深さレバー29の操作位置、言い換えると、苗植付装置6における支持軸芯P3の上下位置が、検出アーム34の位置に基づいて、フロート位置センサー82により検出されており、図10に示すように、フロート位置センサー82の検出値が制御装置100に入力されている。
(各構成における位置関係)
図2,6,7に示すように、フィードケース14が、平面視及び側面視でリンク機構4の縦リンク4aに対して後側(真後ろ)に配置されている。
図2及び図5〜図9に示すように、高さ検出部40が、正面視及び平面視でリンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して左側に位置し、且つ、機体3の左の後輪2に対して機体左右内側のリンク機構4側(右側)に位置するようにフロート12に設けられ、側面視及び平面視で支持フレーム8と整地装置23との間(支持フレーム8に対して前側)に配置され、側面視で後輪2とフロート位置センサー82との間に配置されている。
図6〜図9に示すように、フロート位置センサー82及び補正部41が、正面視及び平面視でリンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して高さ検出部40と同じ左側に配置されており、正面視及び平面視でリンク機構の縦リンク4a及びフィードケース14と、高さ検出部40との間に配置され、平面視で支持フレーム8と重複するように配置され、平面視及び側面視で高さ検出部40の後側に配置されている。
図6〜図9に示すように、フロート位置センサー82が、正面視及び平面視で高さ検出部40と、支持部材97の縦向き部97a及び検出アーム34との間に配置されており、正面視及び平面視でリンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14と、高さ検出部40との間に配置されている。
図5〜図9に示すように、フロートフレーム28が、側面視及び正面視で支持フレーム8及び植付伝動ケース9に対して下側に配置され、平面視で支持フレーム8に対して後側に配置されており、正面視及び平面視でリンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して右側及び左側に亘って配置されている。
図6,7,8に示すように、横送り軸68が、正面視及び平面視でリンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して高さ検出部40と同じ左側に配置されており、側面視及び正面視で支持フレーム8に対して上側に配置され、平面視で支持フレーム8に対して後側に配置されている。
図6,7,8に示すように、横送り変速レバー88が、正面視及び平面視でリンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して高さ検出部40と同じ左側に配置されており、平面視及び正面視でフロート位置センサー82及び支持部材97と、リンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14との間に配置され、平面視及び側面視で支持フレーム8から前側に延出されている。
図6,7,8に示すように、植付深さレバー29及び苗取り量レバー87、レバーガイド30、縦送り軸83が、正面視及び平面視でリンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して、高さ検出部40の反対側である右側に配置され、正面視及び側面視で支持フレーム8に対して上側に配置されている。
(整地装置の高さ制御)
図10に示すように、整地昇降制御部102が制御装置100にソフトウェアとして設けられており、整地スイッチ73の操作位置、整地位置センサー74及びフロート位置センサー82の検出値に基づいて、整地昇降制御部102(制御装置100)により、電動モータ58が以下の説明のように操作される。
フロート位置センサー82により植付深さレバー29の操作位置が検出されることによって、設定高さH1(設定植付深さ)が検出される。設定高さH1(設定植付深さ)と、整地位置センサー74の検出値(苗植付装置6に対する整地装置23の上下位置)とに基づいて、田面Gからの整地装置23の高さが検出されるのであり、整地装置23の整地深さH2が検出される。
設定高さH1が高くなると(設定植付深さが浅くなると)、フロート位置センサー82及び整地位置センサー74の検出値に基づいて、整地装置23の整地深さH2が、整地スイッチ73の設定整地深さとなるように、電動モータ58が作動して、整地装置23が下降操作される。
設定高さH1が低くなると(設定植付深さが深くなると)、フロート位置センサー82及び整地位置センサーの74検出値に基づいて、整地装置23の整地深さH2が、整地スイッチ73の設定整地深さとなるように、電動モータ58が作動して、整地装置23が上昇操作される。
整地スイッチ73の設定整地深さが変更されると、整地装置23の整地深さH2が、変更された整地スイッチ73の設定整地深さとなるように、電動モータ58が作動して、整地装置23が昇降操作される。
整地スイッチ73が格納位置に操作されると、電動モータ58により整地装置23が上限位置に上昇操作される。整地装置23の上限位置は、整地装置23が田面Gから大きく上側に上昇操作されて、整地装置23が田面Gに接地しない位置である。
(発明の実施の第1別形態)
高さ検出部40、フロート位置センサー82及び補正部41、支持部材97、検出アーム34、横送り軸68、横送り変速レバー88が、正面視及び平面視でリンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して右側に配置されてもよい。
この場合、高さ検出部40は、正面視及び平面視でリンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して右側に配置され、且つ、機体3の右の後輪2に対して機体左右内側のリンク機構4側(左側)に配置される。
前述の構成により、植付深さレバー29及び苗取り量レバー87、レバーガイド30、縦送り軸83が、正面視及び平面視でリンク機構4の縦リンク4a及びフィードケース14に対して、高さ検出部40の反対側である左側に配置されるとよい。
(発明の実施の第2別形態)
整地装置23が、苗植付装置6の前側の下部に支持されるのではなく、リンク機構4から下側に延出されたリンク機構(図示せず)に支持されて、整地装置23が、側面視で、苗植付装置6と後輪2との間に配置されるように構成してもよい。
(発明の実施の第3別形態)
図11に示すように、5条植え型式の苗植付装置6において、2条に対応する2個のフロート12の間に、1条に対応する小さなフロート98が配置されており、2個のフロート12の前部及びフロート98の前部に亘って、フレーム31がボルト99により連結されている。
フロート12の底面部において、ボルト99が連結される固定面12aの外周部に、フロート12の底面部から固定面12aにつながる傾斜面12bが設けられている。フロート98の底面部において、ボルト99が連結される固定面98aの外周部に、フロート98の底面部から固定面98aにつながる傾斜面98bが設けられている。
フロート98の傾斜面98bが、フロート12の傾斜面12bよりも傾斜角度の大きな急傾斜の面に形成されている。
本発明は、施肥装置7を装備した乗用型田植機ばかりではなく、施肥装置7を装備しない乗用型田植機にも適用できる。
2 後輪
3 機体
4 リンク機構
4a 縦リンク(後部)
5 油圧シリンダ
6 苗植付装置
8 支持フレーム
8a 上部
12 フロート
13 苗のせ台
14 フィードケース
23 整地装置
28 フロートフレーム
28a アーム
29 植付深さレバー(植付深さ設定部)
34 検出アーム
35 伝動軸
40 高さ検出部
41 補正部
43 ワイヤ(連係機構)
65 制御弁
68 横送り軸
74 整地位置センサー(整地位置検出部)
82 フロート位置センサー(フロート位置検出部)
86 横送り変速機構
88 横送り変速レバー(横送り変速具)
90 植付昇降制御部
91 整地昇降機構
97 支持部材
102 整地昇降制御部
G 田面
H1 設定高さ
H2 整地深さ
P2 軸芯
P3 支持軸芯

Claims (9)

  1. 機体の後部に上下に揺動可能に支持されて後側に延出されたリンク機構と、前記リンク機構の後部に支持された苗植付装置と、前記リンク機構を前記機体に対して揺動操作可能な油圧シリンダと、
    前記苗植付装置の左右方向の支持軸芯周りに上下に揺動可能に支持されて、田面に接地追従するフロートと、
    前記フロートの揺動に基づいて、前記苗植付装置の田面からの高さを検出する高さ検出部と、
    前記高さ検出部の検出に基づいて、前記苗植付装置が田面から設定高さに維持されるように、前記油圧シリンダを作動させることにより、前記苗植付装置による苗の植付深さが設定植付深さに維持されるようにする植付昇降制御部とが備えられ、
    前記苗植付装置における前記支持軸芯の位置を上下に変更することにより、前記設定高さを変更して、前記設定植付深さを設定する植付深さ設定部と、
    前記苗植付装置における前記支持軸芯の上下位置を検出するフロート位置検出部とが備えられて、
    前記高さ検出部が、正面視で前記リンク機構の後部に対して右側又は左側に位置し、且つ、前記機体の後輪に対して機体左右内側の前記リンク機構側に位置するように、前記フロートに設けられ、
    前記フロート位置検出部が、正面視で前記リンク機構の後部と前記高さ検出部との間に設けられている乗用型田植機。
  2. 側面視で、前記機体の後輪と前記苗植付装置との間に位置するように、前記苗植付装置又は前記リンク機構に昇降可能に支持された整地装置と、
    前記整地装置を前記苗植付装置又は前記リンク機構に対して昇降操作可能な整地昇降機構と、
    前記苗植付装置に対する前記整地装置の上下位置を検出する整地位置検出部と、
    前記フロート位置検出部及び前記整地位置検出部の検出に基づいて、前記整地装置の整地深さが設定整地深さに維持されるように、前記整地昇降機構を作動させる整地昇降制御部とが備えられている請求項1に記載の乗用型田植機。
  3. 前記苗植付装置に左右方向に沿って設けられた支持フレームが、前記リンク機構の後部に支持されて、前記苗植付装置が前記リンク機構の後部に支持され、
    前記フロート位置検出部が、前記支持フレームの上部に支持されている請求項1又は2に記載の乗用型田植機。
  4. 支持部材が、前記支持フレームの上部に設けられて、前記支持フレームの上部から上側に延出され、
    前記フロート位置検出部が、前記支持部材に支持されている請求項3に記載の乗用型田植機。
  5. 左右方向に沿って前記苗植付装置に配置されて、前記苗植付装置の左右方向の軸芯周りに回転可能に支持されたフロートフレームと、
    前記フロートフレームに連結されて前記フロートフレームから後側に延出されたアームとが備えられて、
    前記支持軸芯が、前記アームの後部に設けられ、
    前記植付深さ設定部が、前記フロートフレームに連結され、正面視で前記リンク機構の後部に対して右側又は左側における前記高さ検出部の反対側に位置するように、前記フロートフレームから前側に延出されて、
    前記植付深さ設定部が人為的に操作されることにより、前記フロートフレーム及び前記アームの前記軸芯周りでの角度が変更されて、前記苗植付装置における前記支持軸芯の位置が上下に変更される請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の乗用型田植機。
  6. 前記フロートフレームに連結された検出アームが、前記フロート位置検出部に接続されて、
    前記フロート位置検出部は、前記検出アームの位置に基づいて、前記苗植付装置に対する前記支持軸芯の上下位置を検出する請求項5に記載の乗用型田植機。
  7. 前記植付昇降制御部に、
    前記油圧シリンダに作動油を給排操作して前記油圧シリンダを作動させる制御弁と、
    前記制御弁と前記高さ検出部とに亘って設けられて、前記高さ検出部の検出を前記制御弁に伝達して前記制御弁を操作する連係機構とが設けられ、
    前記検出アームと前記連係機構とに亘って設けられて、前記植付深さ設定部による前記設定高さの変更を前記連係機構に伝達して、前記苗植付装置が田面から前記設定高さに位置すると、前記連係機構により前記制御弁が中立位置に操作されるように、前記制御弁と前記連係機構との連係状態を補正する補正部が備えられている請求項6に記載の乗用型田植機。
  8. 前記苗植付装置に、
    平面視で前記リンク機構の後部に対して後側に設けられ、前記機体からの動力が伝動軸を介して伝達されるフィードケースと、
    前記フィードケースから、正面視で前記リンク機構の後部に対して右側又は左側における前記高さ検出部と同じ側に延出されて、苗のせ台を左右方向に横送り駆動する横送り軸とが設けられている請求項5〜7のうちのいずれか一項に記載の乗用型田植機。
  9. 前記横送り軸の回転速度を変速して、前記苗のせ台の横送り速度を変速可能な横送り変速機構が、前記フィードケースに設けられ、
    人為的に操作されることにより前記横送り変速機構を操作可能な横送り変速具が、平面視で前記フロート位置検出部と前記フィードケースとの間に設けられている請求項8に記載の乗用型田植機。
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