JP2020145828A - 電源制御装置、画像形成装置および電源制御方法 - Google Patents

電源制御装置、画像形成装置および電源制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電源装置が生成する電圧により動作する装置の状態に関わらず、交流電源の過電圧の発生時に電解コンデンサが開弁することを確実に防止する。【解決手段】電源制御装置は、交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換する、電解コンデンサを含む整流部と、前記整流部が出力する直流電圧を所定の電圧に変換して第1負荷装置に供給する電圧生成部と、交流電源端子と前記整流部の間に並列に配置されたヒューズ内蔵抵抗およびスイッチ素子を含む保護部とを有する電源装置を制御する電源制御装置であって、前記交流電圧を検出する検出部と、前記検出部が検出した電圧値が第1閾値電圧を超えた場合であって、前記第1負荷装置が動作を停止している場合、前記第1負荷装置を動作させた後、前記スイッチ素子を遮断状態に設定する制御部と、を有する。【選択図】 図2

Description

本発明は、電源制御装置、画像形成装置および電源制御方法に関する。
電源装置は、電源装置内部の回路および電源装置に接続される装置等の負荷を保護するために入力過電圧保護回路を有している。この種の入力過電圧保護回路は、入力過電圧を検出する検出回路と、アルミ電解コンデンサへの突入電流を防止する防止回路と、検出回路による検出に基づいて防止回路を動作させる制御回路とを有している。防止回路は、負荷への電圧の供給経路に並列に接続された温度ヒューズ付き抵抗と、通常動作時に導通される半導体スイッチ素子とを有している。制御回路は、検出回路による入力過電圧の検出に基づいて半導体スイッチ素子を開放し、温度ヒューズ付き抵抗に流れる電流を増加して温度ヒューズを溶断させることで電源装置を停止させる。これにより、アルミ電解コンデンサに突入電流が流れることが防止されるとともに、電圧の平滑用のアルミ電解コンデンサの開弁が防止される(特許文献1)。
しかしながら、電源装置が生成する電圧により動作する装置が、消費電力が異なる複数の状態を取り得る場合、消費電力が少ない状態中に半導体スイッチ素子が開放されても、温度ヒューズ付き抵抗に流れる電流は増加しにくい。電流が増加せずに温度ヒューズ付き抵抗が溶断されないと、アルミ電解コンデンサは過電圧を受けて開弁するおそれがある。
本発明は、電源装置が生成する電圧により動作する装置の状態に関わらず、交流電源の過電圧の発生時に電解コンデンサが開弁することを確実に防止することを目的とする。
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態の電源制御装置は、交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換する、電解コンデンサを含む整流部と、前記整流部が出力する直流電圧を所定の電圧に変換して第1負荷装置に供給する電圧生成部と、交流電源端子と前記整流部の間に並列に配置されたヒューズ内蔵抵抗およびスイッチ素子を含む保護部とを有する電源装置を制御する電源制御装置であって、前記交流電圧を検出する検出部と、前記検出部が検出した電圧値が第1閾値電圧を超えた場合であって、前記第1負荷装置が動作を停止している場合、前記第1負荷装置を動作させた後、前記スイッチ素子を遮断状態に設定する制御部と、を有することを特徴とする。
電源装置が生成する電圧により動作する装置の状態に関わらず、交流電源の過電圧の発生時に電解コンデンサが開弁することを確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。 図1に示した画像形成装置の例を示すブロック図である。 図2で説明した画像形成装置において、スリープ状態中に過電圧が発生した場合の動作の例を示すタイミング図である。 図2で説明した電源制御装置において、待機状態中に過電圧が発生した場合の動作の例を示すタイミング図である。 図2で説明した電源制御装置において、動作状態中に過電圧が発生した場合の動作の例を示すタイミング図である。 図2で説明した電源制御装置の動作の例を示すフローチャートである。 図6の動作の続きを示すフローチャートである。 この実施形態の効果を示す説明図である。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。以下では、信号を示す符号は、信号値を示す符号または信号線を示す符号としても使用される。電圧を示す符号は、電圧値を示す符号または電圧が供給される電圧線を示す符号としても使用される。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。図1に示す画像形成装置1は、例えば、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能等を有するデジタル複合機である。画像形成装置1は、図示しない操作部のアプリケーション切り替えキー等により、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能をそれぞれ実現する動作モードを切り替えることが可能である。画像形成装置1は、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、スキャナ機能の選択時にはスキャナモードとなり、ファクシミリ機能の選択時にはファクシミリモードとなる。なお、画像形成装置1は、複写機能のみを有する複写機またはプリンタ機能のみを有するプリンタでもよい。
また、画像形成装置1は、内部回路の状態に応じて、内部状態が動作状態(動作している状態)、待機状態、スリープ状態等に切り替わる。例えば、動作状態は、複写モード、プリンタモードまたはファクシミリモードにおいて、画像またはテキストデータ等を紙媒体等に印刷する画像形成状態(印刷状態)である。あるいは、動作状態は、スキャナモードまたはファクシミリモードにおいて、原稿等をスキャンする画像形成状態(スキャン状態)である。内部回路の状態は、ユーザによる操作部の操作または画像形成装置1内での制御により切り替わる。
例えば、画像形成装置1は、自動原稿送り装置2(ADF;Auto Document Feeder)、画像読み取り装置3、書き込みユニット4、プリンタユニット5および電源装置20を有する。プリンタユニット5は、感光体ドラム6、現像装置7、搬送ベルト8および定着装置9と、給紙トレイ10が収納される収納空間等を有する。プリンタユニット5は、画像情報に基づいて紙媒体等に転写するトナー像を作成する。以下、画像形成装置1での画像形成の流れの一例として、動作モードが複写モードに設定されている場合について簡単に説明する。
複写モードでは、複写の対象である複数枚の原稿が自動原稿送り装置2にセットされる。図示しない操作部のスタートボタンが押されると、自動原稿送り装置2は、原稿を1枚ずつ画像読み取り装置3に給送する。画像読み取り装置3は、自動原稿送り装置2から順に送られる各原稿の画像情報を読み取る。読み取られた画像情報は、図示しない画像処理部により処理される。
書き込みユニット4は、画像処理部により処理された画像情報を光情報に変換する。感光体ドラム6は、図示しない帯電器により一様に帯電された後、書き込みユニット4により変換された光情報を含むレーザ光により露光される。露光により、感光体ドラム6上には静電潜像が形成される。現像装置7は、感光体ドラム6上の静電潜像を現像し、感光体ドラム6上にトナー像を形成する。搬送ベルト8は、トナー像を紙媒体等に転写する。定着装置9は、トナー像を紙媒体等に定着させる。そして、原稿の画像が複写された転写紙は、排出部から排出される。
例えば、上述した待機状態は、複写モードにおいて、スタートボタンが押されるまでの状態であり、動作状態は、スタートボタンが押されてから紙媒体等が排出されるまでの状態であり、モータ等の負荷が動作している状態である。動作状態の終了後、画像形成装置1の状態は待機状態に戻り、待機状態が所定時間継続するとスリープ状態になる。そして、スリープ状態中に、操作部が操作されると画像形成装置1の状態は待機状態に復帰する。
電源装置20は、商用電源等の交流電源30から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、変換した直流電圧を画像形成装置1のプリンタユニット5等の各種負荷に供給する。例えば、負荷として、各種モータ、感光体ドラム6を帯電させる帯電器および現像装置7の現像ローラ等がある。画像形成装置1は、帯電器と現像ローラのそれぞれに対応する複数の電源装置20を有してもよい。
図2は、図1に示した画像形成装置の例を示すブロック図である。交流電源30の一対の電源ラインL1、L2に接続される交流電源端子から交流電圧を受けて動作する電源装置20は、リレー21、温度ヒューズ内蔵抵抗22、整流部23およびコンバータ部24を有している。リレー21は、スイッチ素子の一例であり、リレー21および温度ヒューズ内蔵抵抗22は、保護部の一例である。
リレー21および温度ヒューズ内蔵抵抗22は、交流電源30の一対の電源ラインL1、L2の一方L1と内部電圧線Vacとの間に並列に接続されている。一対の電源ラインL1、L2は、電源装置20の交流電源端子に接続されている。すなわち、リレー21および温度ヒューズ内蔵抵抗22は、交流電源端子と整流部23との間に並列に配置されている。
整流部23は、内部電圧線Vacと電源ラインL2とを介して供給される交流電圧を全波整流するダイオードブリッジ23aと、ダイオードブリッジ23aにより全波整流された電圧を平滑化する大型のアルミ電解コンデンサ23bとを有している。コンバータ部24は、整流部23により生成される直流電圧に基づいて、例えば、5Vの直流電圧を生成する電圧生成部24aと、24Vの直流電圧を生成する電圧生成部24bとを有している。なお、電圧生成部24a、24bが生成する直流電圧の値は、5Vまたは24V以外でもよい。
画像形成装置1は、負荷装置11a、11b、11c、切替部12、検出部13、CPU(Central Processing unit)14、通信インターフェース(I/F)部15、表示部16、メモリ17および記録装置18を有している。負荷装置11b、11c、切替部12、検出部13およびCPU14は、電源装置20を制御する電源制御装置として機能する。切替部12、CPU14および負荷装置11cは、過電圧が入力された場合に電源装置20を制御する制御部の一例である。負荷装置11bは、第1負荷装置の一例であり、負荷装置11cは、第2負荷装置の一例である。
例えば、CPU14、通信インターフェース部15、表示部16、メモリ17および記録装置18等は、負荷装置11aに含まれるが、図面および説明を分かりやすくするため、負荷装置11aとしても記載している。負荷装置11aに含まれる各回路は、電圧生成部24aから出力されるDC5Vを受けて動作する。電圧生成部24aが出力するDC5Vは、CPU14等の常に動作する回路ブロックに供給されるため、電圧生成部24aは、交流電源端子で交流電圧30を受けている間であって、電源スイッチがオンされている間、DC5Vを常に生成する。
負荷装置11bは、例えば、図1に示した感光体ドラム6を帯電させる帯電器と、現像装置7と、プリンタユニット5内の各種モータ等とを含み、電圧生成部24bから出力されるDC24Vを受け、CPU14による制御に基づいて動作する。そして、負荷装置11bは、画層の形成動作を行う。
負荷装置11cは、例えば、電圧生成部24bの出力端子と接地線との間に直列に接続されたスイッチおよび抵抗を含む。負荷装置11cは、CPU14による制御に基づいてスイッチを導通し、抵抗を介して電圧生成部24bの出力端子を接地線に接続することで、急峻に負荷を増加させる。
切替部12は、CPU14による制御に基づいて動作し、リレー21を制御する制御信号Vrlyおよび電圧生成部24bを制御する制御信号Vecoを出力する。
検出部13は、内部電圧線Vacの電圧に基づいて交流電源から供給される電圧(例えば、最大値)を検出し、検出した電圧値をCPU14に通知する。なお、検出部13がCPU14に電圧値を通知する代わりに、CPU14が、検出部13が検出した電圧値を取得してもよい。
CPU14は、例えば、プログラムを実行することで画像形成装置1の全体を制御する。なお、CPU14の代わりに他のプロセッサが使用されてもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のロジック回路が使用されてもよい。CPU14は、検出部13から通知させる電圧値に基づいて、交流電圧の実効電圧を算出する。CPU14は、算出した実効電圧と後述する第1閾値電圧VT1との比較結果に基づいて過電圧の入力を判断した場合、負荷装置11b、11c、切替部12、通信インターフェース部15、表示部16、メモリ17および記録装置18を制御する。
例えば、CPU14は、検出部13からの通知に基づいて過電圧の入力を判断した場合、電圧生成部24bを起動させる制御信号Vecoや、リレー21を開放させる制御信号Vrlyを出力させるために制御信号ctl1を切替部12に発行する。また、CPU14は、制御信号ctl2を出力して負荷装置11bを制御し、制御信号ctl3を出力して負荷装置11cを制御する。CPU14による電源装置20の制御方法は、図3から図8で詳細に説明する。以下では、交流電源30からの過電圧の入力は、過電圧の発生とも称する。
通信インターフェース部15は、CPU14からの指示に基づいて、ネットワーク等を介して画像形成装置1に接続される外部の装置との通信を制御する。例えば、CPUは、過電圧の発生を判断した場合、通信インターフェース部15を介して、画像形成装置1のメンテナンス拠点等に設定されたサーバ等に過電圧の発生を通知する。これにより、例えば、後述する温度ヒューズの溶断をメンテナンス拠点で事前に把握することが可能になり、画像形成装置1の修理等に迅速に対応することができる。
表示部16は、図示しない操作部等に設けられる液晶表示装置等であり、画像形成装置1の動作状況等、画像形成装置1を使用するユーザに必要な情報を表示する。CPU14は、過電圧が発生するおそれがある場合、表示部16に警告を表示させる。画像形成装置1を使用するユーザは、警告に基づいて電源ケーブルをコンセントから外す等の処置をすることで、過電圧が実際に発生した場合にも電源装置20および画像形成装置1へのダメージを最小限に抑えることができる。
メモリ17は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等であり、CPU14が実行するプログラムやワークデータを記憶し、画像形成装置1が取得した画像データ等を記憶する。例えば、記録装置18は、ハードディスク装置であり、メモリ17に展開するプログラムや、画像形成装置1の動作に必要な各種パラメータ等を記憶する。
切替部12は、CPU14から制御信号Vrlyを出力させる制御信号ctl1を受けた場合、制御信号Vrlyを出力する。リレー21は、制御信号Vrlyに応答して電源ラインL1と内部電圧線Vacとの接続を開放するスイッチ素子として機能する。リレー21が開放された場合、温度ヒューズ内蔵抵抗22のみを介して電源ラインL1と整流部23間に電流が流れる。後述するように、所定値以上の電流が温度ヒューズ内蔵抵抗22に流れた場合、温度ヒューズが溶断するため、アルミ電解コンデンサ23bを開弁させることなく保護することができる。
なお、CPU14は、検出部13からの通知に基づいて、内部電圧Vacが第2閾値電圧VT2(図8)を超えた場合、過電圧の発生に対する警告を表示部16に表示させてもよい。これにより、画像形成装置1を使用するユーザに、交流電圧から画像形成装置1を物理的に分離させることができ、電源装置20へのダメージ(破損)を最小限に抑えることができる。
さらに、CPU14は、過電圧の入力を検出してから温度ヒューズが溶断されるまでの時間を短縮する場合、負荷装置11cを強制的に動作させる制御信号ctl3を負荷装置11cに出力する。負荷装置11cは、制御信号ctl3に基づいて、電圧生成部24bから接地線に電源電流を流すことで、画像形成装置1の画像形成機能とは無関係に電力を消費する。負荷装置11bとともに負荷装置11cを動作させることで、温度ヒューズ内蔵抵抗22に流れる電流量を増加させることができ、温度ヒューズが溶断するまでの時間を短縮することができる。この結果、アルミ電解コンデンサ23bが開弁する確率を下げることができる。
図3は、図2で説明した電源制御装置において、スリープ状態中に過電圧が発生した場合の動作の例を示すタイミング図である。なお、図3は、画像形成装置1の動作も示している。
図3のタイミングの初期状態において、内部電圧Vacは0Vより高い所定値V1に設定されているが、負荷装置11bが動作を停止しているため、24V負荷による電流値はほぼゼロである。所定値V1は、画像形成装置1を動作させるために必要な標準的な実効電圧である。
制御信号Vrlyは、スリープ状態中、活性レベル(例えば、ハイレベル"H")に維持されており、制御信号Veco、ctl2、ctl3は、初期状態で非活性レベル(例えば、ロウレベル)である。スリープ状態では、リレー21は、活性レベルの制御信号Vrlyを受けて開放状態(すなわち、遮断状態)に設定されている。電圧制御部14bは、非活性レベルの制御信号Vecoを受けて動作を停止している。負荷装置11bは、非活性レベルの制御信号ctl2を受けて動作を停止しており、負荷装置11cは、非活性レベルの制御信号ctl3を受けて動作を停止している。
この後、過電圧が発生し、内部電圧Vacが上昇していく(図3(a))。過電圧により交流電圧30に対応する内部電圧Vacが第1閾値電圧VT1を超えた場合、CPU14は、過電圧が発生したと判断する(図3(b))。ここで、第1閾値電圧VT1は、アルミ電解コンデンサ23bの開弁耐圧より所定のマージン値だけ低い値である。第1閾値電圧VT1は、表示部16に警告を表示するトリガ電圧である第2閾値電圧VT2よりも高い。
CPU14は、過電圧の検出に基づいて、メモリ17および記録装置18に対する情報の読み書きを停止する(図3(c))。これにより、メモリ17および記録装置18のアクセス中に、後述する温度ヒューズ内蔵抵抗22の温度ヒューズが溶断されて、DC5Vが遮断された場合にも、データ破壊を防止することができる。また、メモリ17および記録装置18の故障を防止することができる。この結果、溶断した温度ヒューズを交換した後に、画像形成装置1の起動を正常に行うことができる。
また、CPU14は、過電圧の検出に基づいて、切替部12に制御信号Vecoを出力させるための制御信号ctl1を出力する。切替部12は、CPU14からの制御信号ctl1に基づいて、活性レベルの制御信号Vecoを、動作を停止中の電圧生成部24bに出力する(図3(d))。電圧生成部24bは、制御信号Vecoに基づいて起動され、DC24Vを出力可能な状態になる。電圧生成部24bがDC24Vを出力可能な状態になった後、CPU14は、負荷装置11bを動作させる制御信号ctl2を負荷装置11bに出力する。これにより、負荷装置11b(モータ等)が動作して電力を消費するため、DC24Vの負荷が増加し、電流が増加する(図3(e))。
スリープ状態では、制御信号Vrlyは活性レベルに維持されるため、リレー21は開放状態に維持される(図3(f))。なお、CPU14は、切替部12に制御信号Vrlyを出力させるための制御信号ctl1を出力してもよいが、この場合、すでに活性レベルの制御信号Vrlyを出力している切替部12は、制御信号Vrlyを活性レベルに維持し続ける。このため、CPU14は、スリープ状態において、リレー21を開放状態に設定する制御信号ctl1を出力してもよい。
リレー21の開放状態では、リレー21を介して整流部23に電流が流れないため、負荷装置11b動作により発生する電流は、温度ヒューズ内蔵抵抗22に流れる。これにより、温度ヒューズ内蔵抵抗22に流れる電流量が増加し、温度ヒューズが溶断される。温度ヒューズの溶断により、交流電源30からの内部電圧線Vacへの電圧の供給が停止し、内部電圧Vacは低下するため、アルミ電解コンデンサ23bを開弁させることなく保護することができる(図3(g))。なお、コンバータ部24への電力の供給が停止するため、電圧生成部24a、24bは電圧の生成動作を停止する。これにより、電圧生成部24a、24bから負荷装置11a、11bへの電圧の供給は停止し、図3に示す24V負荷に流れる電流はなくなる(図3(h))。
温度ヒューズが溶断した場合、画像形成装置1の動作は停止する。画像形成装置1を再起動するためには、温度ヒューズを交換するメンテナンスが必要となる。しかしながら、温度ヒューズの溶断により、アルミ電解コンデンサ23bを開弁することなく保護できるため、画像形成装置1に致命的なダメージを与えることなく、簡易なメンテナンスで画像形成装置1を再起動することができる。さらに、温度ヒューズが溶断される前にメモリ17および記録装置18の読み書きを停止するため、データ破壊やプログラム破壊の発生を防止することができる。このため、ソフトウェアの再インストールを不要にでき、さらには、メモリ17および記録装置18の破壊を防止することができる。
なお、CPU14は、破線の波形で示すように、負荷装置11bを動作させる制御信号ctl2とともに、負荷装置11cを動作させる制御信号ctl3を負荷装置11cに出力してもよい。負荷装置11bと負荷装置11cとの両方を動作させることにより、24V負荷の波形(電流)は、破線で示すように急激に上昇する(図3(i))。これにより、温度ヒューズ内蔵抵抗22に流れる電流量を、負荷装置11bのみを動作させる場合に比べて増加させることができる。したがって、負荷装置11bのみを動作させる場合に比べて、温度ヒューズを早く溶断させることができ、交流電源30からの内部電圧線Vacへの電圧の供給を早く停止することができる(図3(j))。この結果、アルミ電解コンデンサ23bが開弁する可能性を更に低くすることができる。
図4は、図2で説明した電源制御装置において、待機状態中に過電圧が発生した場合の動作の例を示すタイミング図である。なお、図4は、画像形成装置1の動作も示している。図3と同様の動作については、図3と同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
待機状態では、制御信号Vecoが活性レベル(ハイレベル"H")に維持され、制御信号Vrlyが非活性レベル(ロウレベル)から活性レベル(ハイレベル)に変化される点が、スリープ状態と異なる。その他の動作は、スリープ状態と同様である。
制御信号Vecoが活性レベルに維持されるため、電圧生成部24bは動作しており、DC24Vを出力可能な状態に維持されている。このため、CPU14は、内部電圧Vacが第1閾値電圧VT1を超えたことを判定した場合にも、切替部12に制御信号Vecoを出力させるための制御信号ctl1を出力しない。なお、CPU14は、切替部12に制御信号Vecoを出力させるための制御信号ctl1を出力してもよいが、この場合、切替部12は、制御信号Vecoを活性レベルに維持し続ける。
待機状態では、電圧生成部24bが動作しており、制御信号Vecoの生成が不要なため、制御信号Vrlyの活性化タイミングを図3に比べて早くすることができる。これにより、温度ヒューズの溶断タイミングを図3に比べて早くすることができるため、アルミ電解コンデンサ23bが開弁する可能性を、図3に比べて低くすることができる。待機状態における電源制御装置および画像形成装置1のその他の効果は、図3と同様である。
図5は、図2で説明した電源制御装置において、動作状態中に過電圧が発生した場合の動作の例を示すタイミング図である。なお、図5は、画像形成装置1の動作も示している。図3と同様の動作については、図3と同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
印刷状態、スキャン状態等の動作している状態では、図4と同様に、制御信号Vecoが活性レベル(ハイレベル)に設定され、電圧生成部24bが動作している。また、制御信号ctl2が活性レベル(ハイレベル)に維持されるため、負荷装置11bが動作しており、24V負荷が発生している。このため、電圧生成部24bから負荷装置11bに所定の電流が流れる(図5(A))。その他の動作は、待機状態と同様である。
活性レベルに維持される制御信号Vecoに関係する回路の動作は、図4と同様である。このため、図5では、図4と同様に、制御信号Vrlyの活性化タイミングを図3に比べて早くすることができる。これにより、温度ヒューズの溶断タイミングを図3に比べて早くすることができるため、アルミ電解コンデンサ23bが開弁する可能性を、図3に比べて低くすることができる。
なお、動作状態では、24V負荷の動作による電流が発生しているため、負荷装置11cを動作させる制御信号ctl3は、出力されなくてもよい。しかしながら、温度ヒューズ内蔵抵抗22の温度ヒューズを少しでも早く溶断するために、制御信号ctl2とともに制御信号ctl3を出力してもよい。
図6および図7は、図2で説明した電源制御装置の動作の例を示すフローチャートである。すなわち、図6および図7は、電源制御装置による電源制御方法の例を示している。また、図6および図7は、画像形成装置1の動作フローも示している。
図6および図7に示す動作は、例えば、CPU14がメモリ17に記憶された制御プログラムを実行することによりハードウェアを制御することで実現されるが、FPGA等のハードウェアのみによる制御で実現されてもよい。なお、CPU14は、図6および図7に示す動作と並列に、例えば、印刷動作、スキャン動作またはファクシミリ動作等を行うことが可能である。
まず、ステップS10において、CPU14は、検出部13が検出した内部電圧Vacに基づいて、内部電圧Vacが第2閾値電圧VT2を超えたか否かを判定する。CPU14は、内部電圧Vacが第2閾値電圧VT2を超えた場合、動作をステップS12に移行し、内部電圧Vacが第2閾値電圧VT2を超えていない場合、ステップS10の動作を繰り返す。
ステップS12において、CPU14は、表示部16に交流電源30の異常電圧(過電圧)の発生の警告を表示させる。例えば、CPU14は、「異常な電源電圧が入力されているため、電源ケーブルをコンセントから抜いて下さい。」等、交流電源30からの電源の供給をユーザに遮断させるメッセージを表示部16に表示させる。
次に、ステップS14において、CPU14は、検出部13が検出した内部電圧Vacに基づいて、内部電圧Vacが第1閾値電圧VT1を超えたか否かを判定する。CPU14は、内部電圧Vacが第1閾値電圧VT1を超えた場合、動作を図7のステップS20に移行し、内部電圧Vacが第1閾値電圧VT1を超えていない場合、動作をステップS16に移行する。
ステップS16において、CPU14は、検出部13が検出した内部電圧Vacに基づいて、内部電圧Vacが第2閾値電圧VT2以下になったか否かを判定する。CPU14は、内部電圧Vacが第2閾値電圧VT2以下になった場合、動作をステップS18に移行し、内部電圧Vacが第2閾値電圧VT2を超えている場合、動作をステップS14に戻す。ステップS18において、CPU14は、内部電圧Vacが第2閾値電圧VT2以下になり、過電圧の発生のおそれがなくなったため、表示部16に警告の表示を停止させる。
内部電圧Vacが第1閾値電圧VT1を超えた場合、CPU14は、図7のステップS20、S22において、画像形成装置1の動作モードを判定する。CPU14は、印刷状態、スキャン状態等の動作状態(動作している状態)である場合、動作をステップS30に移行し、待機状態である場合、動作をステップS40に移行し、スリープ状態である場合、動作をステップS50に移行する。
ステップS30において、CPU14は、メモリ17および記録装置18への読み書きを停止し、動作をステップS39に移行する。ステップS39において、CPU14は、切替部12に制御信号Vrlyを出力させ、動作を終了する。制御信号Vrlyの出力により、リレー21が開放され、温度ヒューズ内蔵抵抗22に流れる電流量が増加し、温度ヒューズが溶断する。これにより、内部電圧Vacに基づいて、交流電源30から第1閾値電圧VT1を超える過電圧の入力を検出した場合、電源装置20を安全に停止させることができる。
待機状態では、ステップS40において、CPU14は、メモリ17および記録装置18への読み書きを停止する。次に、ステップS44において、CPU14は、温度ヒューズ内蔵抵抗22を流れる電流を増加させるために制御信号ctl2を出力して負荷装置11bを動作させ、電圧生成部24bの負荷を増加させる。
次に、ステップS46において、CPU14は、温度ヒューズ内蔵抵抗22を流れる電流を急増させる場合、動作をステップS48に移行し、温度ヒューズ内蔵抵抗22を流れる電流を急増させない場合、動作をステップS49に移行する。
ステップS48において、CPU14は、制御信号ctl3を出力して負荷装置11cを動作させ、動作をステップS49に移行する。負荷装置11bと負荷装置11cとを同時に動作させることで、図3(i)、(j)および図4(i)、(j)に示したように、24V負荷が急増し、電流が増加するため、温度ヒューズ内蔵抵抗22の温度ヒューズを溶断するタイミングを早くすることができる。なお、ステップS46、S48は、ステップS44の前に行われてもよく、ステップS44とステップS48とは、同時に行われてもよい。
次に、ステップS49において、CPU14は、切替部12に制御信号Vrlyを出力させ、リレー21を開放して、温度ヒューズ内蔵抵抗22に流れる電流量を増加させ、温度ヒューズを溶断し、動作を終了する。
スリープ状態では、ステップS50において、CPU14は、メモリ17および記録装置18への読み書きを停止する。次に、ステップS52において、CPU14は、切替部12に制御信号Vecoを出力する。制御信号Vecoの出力により、電圧生成部24bが起動され、DC24Vを出力可能な状態になる。
次に、ステップS54において、CPU14は、温度ヒューズ内蔵抵抗22を流れる電流を増加させるために制御信号ctl2を出力して負荷装置11bを動作させ、電圧生成部24bの負荷を増加させる。
次に、ステップS56において、CPU14は、温度ヒューズ内蔵抵抗22を流れる電流を急増させる場合、動作をステップS58に移行し、温度ヒューズ内蔵抵抗22を流れる電流を急増させない場合、動作を終了する。ステップS58において、CPU14は、制御信号ctl3を出力して負荷装置11cを動作させ、動作を終了する。
なお、ステップS56、S58は、ステップS54の前に行われてもよく、ステップS54とステップS58とは、同時に行われてもよい。また、スリープ状態では、リレー21が開放状態であるため、制御信号Vrlyの出力が不要である。しかしながら、CPU14は、電源制御プログラム等の制御フローを簡易にするために、ステップS58の後、ステップS39、S49と同様に、制御信号Vrlyを出力してもよい。
以上の動作により、画像形成装置1の動作モードや状態によらず、内部電圧線Vac(すなわち、交流電源30)に第1閾値電圧VT1を超える過電圧が発生した場合、温度ヒューズを確実に溶断することができる。この結果、アルミ電解コンデンサ23bの開弁を防止することができ、電源装置20および画像形成装置1を安全に停止させることができる。
図8は、この実施形態の効果を示す説明図である。図8に示す例では、アルミ電解コンデンサ23bが開弁しない上限電圧(耐圧)は、実効値で200Vであるとする。この場合、例えば、第1閾値電圧VT1は、耐圧に対して余裕値ΔV(この例では10V)を持たせて190V(実効値)に設定され、第2閾値電圧VT2は140V(実効値)に設定される。
なお、第1閾値電圧VT1は、アルミ電解コンデンサ23bの耐圧以下であって、第2閾値電圧VT2より高い任意の電圧値に設定可能である。第2閾値電圧VT2は、アルミ電解コンデンサ23bの耐圧より小さい値であって、第1閾値電圧VT1より低い任意の電圧値に設定可能である。
例えば、第1閾値電圧VT1および第2閾値電圧VT2を示す情報は、CPU14に含まれる内蔵ROM、内蔵RAM、レジスタまたはメモリ17等に割り当てられる閾値電圧記憶部に記憶される。これにより、電源装置20に搭載されるアルミ電解コンデンサ23bの耐圧仕様に合わせて、第1閾値電圧VT1および第2閾値電圧VT2を様々な値に設定できる。したがって、どのような耐圧のアルミ電解コンデンサ23bが電源装置20に搭載される場合にも、開弁を防止することができる。
また、図3から図7で説明したように、交流電源30に過電圧が発生するおそれがある場合、警告を表示することで、画像形成装置1を安全に停止させることができる。また、交流電源30に過電圧が発生した場合、動作モードや状態に関わらず、温度ヒューズを溶断させて、画像形成装置1を安全に停止させることができる。なお、図中の「通常動作」は、画像形成装置1による正常時の動作を示し、動作状態(印刷動作状態、スキャン動作状態およびファクシミリ動作状態)や、待機状態、スリープ状態等を示す。
これに対して、図3から図7に示した機能を持たない画像形成装置においても、交流電源30に過電圧が発生した場合、温度ヒューズに電流を流す制御を行う。しかしながら、24V負荷が小さいスリープ状態および待機状態では、温度ヒューズに十分な電流を流すことができず、温度ヒューズを溶断させることができない。
例えば、スリープ状態では、電圧生成部24bは、DC24Vを生成していないため、リレー21が開放状態であっても、温度ヒューズを溶断する電流を温度ヒューズに流すことができない。待機状態では、電圧生成部24bはDC24Vを出力しているが、負荷装置11bが動作していないため、リレー21が開放状態になっても、温度ヒューズを溶断する電流を温度ヒューズに流すことができない。
この結果、スリープ状態または待機状態において、交流電源30に過電圧が発生した場合、アルミ電解コンデンサ23bに耐圧を超える電圧が印可され、アルミ電解コンデンサ23bが開弁するおそれがある。アルミ電解コンデンサ23bが開弁した場合、画像形成装置の破損等、致命的な不良が発生するおそれがある。
以上、この実施形態では、負荷装置11bが動作しないスリープ状態または待機状態であっても、負荷装置11bを強制的に動作させて温度ヒューズに電流を流し、温度ヒューズを溶断することができる。したがって、アルミ電解コンデンサ23bを開弁することなく保護でき、画像形成装置1に致命的なダメージを与えることなく、簡易なメンテナンスで画像形成装置1を再起動することができる。すなわち、電源装置20が生成する電圧により動作する負荷装置11bの状態に関わらず、交流電源30の過電圧の発生時にアルミ電解コンデンサ23bが開弁することを確実に防止することができる。
スリープ状態または待機状態において過電圧の発生を検出した場合に負荷装置11bとともに負荷装置11cを動作させることで、温度ヒューズ内蔵抵抗22に流れる電流量を増加させることができ、温度ヒューズが溶断するまでの時間を短縮することができる。この結果、アルミ電解コンデンサ23bが開弁する確率を下げることができる。
第1閾値電圧VT1および第2閾値電圧VT2の値を、書き換え可能に閾値電圧記憶部に記憶することで、電源装置20に搭載されるアルミ電解コンデンサ23bの耐圧仕様に合わせて第1閾値電圧VT1および第2閾値電圧VT2を設定できる。したがって、どのような耐圧のアルミ電解コンデンサ23bが電源装置20に搭載される場合にも、開弁を防止することができる。
CPU14は、過電圧が発生したことに基づいて、メモリ17および記録装置18に対する情報の読み書きを停止する。これにより、メモリ17および記録装置18のアクセス中に、温度ヒューズが溶断され、電源電圧が遮断された場合にも、データ破壊を防止することができ、メモリ17および記録装置18の故障を防止することができる。
CPU14は、過電圧が発生するおそれがある場合、表示部16に警告を表示させる。これにより、画像形成装置1を使用するユーザは、警告に基づいて電源ケーブルをコンセントから外す等の処置をすることができる。したがって、過電圧が発生する前に画像形成装置1を安全に停止させることが可能になり、電源装置20および画像形成装置1へのダメージを最小限に抑えることができる。
交流電源30に過電圧が発生するおそれがある場合などに、通信インターフェース部15を介して、画像形成装置1のメンテナンス拠点等に過電圧の発生を通知することで、画像形成装置1の修理等に迅速に対応することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 画像形成装置
2 自動原稿送り装置
3 画像読み取り装置
4 書き込みユニット
5 プリンタユニット
11a、11b、11c 負荷装置
12 切替部
13 検出部
14 CPU
15 通信インタフェース部
16 表示部
17 メモリ
18 記録装置
20 電源装置
21 リレー
22 温度ヒューズ内蔵抵抗
23 整流部
23a ダイオードブリッジ
23b アルミ電解コンデンサ
24 コンバータ部
24a、24b 電圧生成部
30 交流電源
ctl1、ctl2、ctl3 制御信号
L1、L2 電源ライン
Vac 内部電圧線
Vctl、Veco、Vrly 制御信号
特開2004−088857号公報

Claims (11)

  1. 交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換する、電解コンデンサを含む整流部と、前記整流部が出力する直流電圧を所定の電圧に変換して第1負荷装置に供給する電圧生成部と、交流電源端子と前記整流部の間に並列に配置されたヒューズ内蔵抵抗およびスイッチ素子を含む保護部とを有する電源装置を制御する電源制御装置であって、
    前記交流電圧を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した電圧値が第1閾値電圧を超えた場合であって、前記第1負荷装置が動作を停止している場合、前記第1負荷装置を動作させた後、前記スイッチ素子を遮断状態に設定する制御部と、を有することを特徴とする電源制御装置。
  2. 前記制御部は、前記検出部が検出した電圧値が前記第1閾値電圧を超えた場合であって、前記電圧生成部が動作を停止している場合、前記第1負荷装置を動作させる前に、前記電圧生成部を動作させることを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記制御部は、前記電圧生成部が動作を停止中に前記スイッチ素子が遮断状態に維持される場合、前記第1負荷装置を動作させた後、前記スイッチ素子の遮断状態の維持を継続することを特徴とする請求項2に記載の電源制御装置。
  4. 前記電圧生成部の出力に接続される第2負荷装置を有し、
    前記制御部は、前記検出部が検出した電圧値が前記第1閾値電圧を超えた場合であって、前記第1負荷装置が動作を停止している場合、前記第1負荷装置とともに前記第2負荷装置を動作させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電源制御装置。
  5. 前記電源装置に搭載される前記電解コンデンサの耐圧仕様に応じて前記第1閾値電圧を書き換え可能に記憶する閾値電圧記憶部を有し、
    前記制御部は、前記閾値電圧記憶部に記憶された前記第1閾値電圧と、前記検出部が検出した電圧値との比較結果に基づいて前記第1負荷装置および前記スイッチ素子を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電源制御装置。
  6. 交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換する、電解コンデンサを含む整流部と、前記整流部が出力する直流電圧を所定の電圧に変換する電圧生成部と、交流電源端子と前記整流部の間に並列に配置されたヒューズ内蔵抵抗およびスイッチ素子を含む保護部とを有する電源装置と、前記電源装置から電圧を受けて画像の形成動作を行う第1負荷装置とを有する画像形成装置であって、
    前記交流電圧を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した電圧値が第1閾値電圧を超えた場合であって、前記第1負荷装置が動作を停止している場合、前記第1負荷装置を動作させた後、前記スイッチ素子を遮断状態に設定する制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置が使用するデータまたはプログラムの少なくともいずれかを記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記検出部が検出した電圧値が前記第1閾値電圧を超えた場合、前記記憶部の読み書きを停止させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置の動作状態を表示する表示装置を有し、
    前記制御部は、前記検出部が検出した電圧値が前記第1閾値電圧より低い第2閾値電圧より高くなった場合、前記表示装置に警告を表示させることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置の外部と通信する通信インターフェース部を有し、
    前記制御部は、前記検出部が検出した電圧値が前記第1閾値電圧を超えた場合、前記通信インターフェース部を介して前記交流電圧の電圧値が前記第1閾値電圧を超えたことを前記外部に通知することを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成装置の状態は、前記電圧生成部および前記第1負荷装置を動作させないスリープ状態と、前記電圧生成部を動作させ、前記第1負荷装置を動作させない待機状態と、前記電圧生成部および前記第1負荷装置を動作させる動作状態とを含み、
    前記制御部は、前記検出部が検出した電圧値が第1閾値電圧を超えた場合、
    前記スリープ状態では、前記電圧生成部を動作させ、前記第1負荷装置を動作させた後、前記スイッチ素子を遮断状態に設定し、
    前記待機状態では、前記第1負荷装置を動作させた後、前記スイッチ素子を遮断状態に設定し、
    前記動作状態では、前記スイッチ素子を遮断状態に設定することを特徴とする請求項6ないし請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換する、電解コンデンサを含む整流部と、前記整流部が出力する直流電圧を所定の電圧に変換して第1負荷装置に供給する電圧生成部と、交流電源端子と前記整流部の間に並列に配置されたヒューズ内蔵抵抗およびスイッチ素子を含む保護部とを有する電源装置を制御する電源制御方法であって、
    前記交流電圧を検出し、
    検出した電圧値が第1閾値電圧を超えた場合であって、前記第1負荷装置が動作を停止している場合、前記第1負荷装置を動作させた後、前記スイッチ素子を遮断状態に設定することを特徴とする電源制御方法。
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