JP2018160965A - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過電圧保護素子を追加することなく、サージによる過大電圧に対する耐量を上げた電源装置を提供する。【解決手段】交流電源100から入力された電圧を整流する整流部302と、整流部302により整流された電圧を平滑する平滑部303と、平滑部303により平滑された電圧が入力され、スイッチング動作を行うことにより負荷に電力を供給する駆動部304と、駆動部304を制御するCPU201と、交流電源100から入力された電圧を検出する入力電圧検出部401と、を備える。CPU201は、駆動部304が停止している状態において、入力電圧検出部401により検出した電圧が所定の電圧を超えた場合に、駆動部304のスイッチング動作を開始させる。【選択図】図2

Description

本発明は、電源装置及び画像形成装置に関する。
近年、商用の交流電源から電力が供給されることにより動作する電子機器において、雷サージ等の高電圧から電子機器を保護する構成が求められている。雷サージ等の高電圧から電子機器を保護する保護手段として、例えばバリスタやサージアブソーバのように、印加電圧によって抵抗値が変化する対サージ用の保護素子を用いることが一般的である。また、雷サージを含む過大電圧が印加されたときの、機器の保護動作の構成として、例えば、次のような構成がある。誘導加熱調理器の電源回路において、過度に高い電圧を受けたとき、電源回路のインバータ回路を停止させ、かつ交流電源に接続されたライン上のリレーを遮断するものがある(例えば、特許文献1参照)。これにより、雷サージから電源回路のインバータ回路を保護している。
特開2008−135319号公報
従来の構成の場合、サージを受けた際にインバータ回路を停止させ、かつ整流器の前段を商用の交流電源から遮断することで、電源の構成部品を保護することを目的としている。しかしながら、サージによって整流器の後段に接続されているフィルタの容量成分に対して過大電圧が充電されてしまった場合、インバータ回路が停止状態になったとしても、この充電電圧によって整流素子が破壊されてしまうおそれがある。また、バリスタ等の過電圧保護素子を用いるという方法も存在するが、素子数が増加することによるコストアップという課題がある。1次側のライン間に放電抵抗を備える構成も考えられるが、過大電圧の放電時間を短縮するためには放電抵抗の抵抗値を小さくする必要があるため、通常動作における損失が増加するという課題がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、過電圧保護素子を追加することなく、サージによる過大電圧に対する耐量を上げることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)交流電源から入力された電圧を整流する整流部と、前記整流部により整流された電圧を平滑する平滑部と、前記平滑部により平滑された電圧が入力され、スイッチング動作を行うことにより負荷に電力を供給する駆動部と、前記駆動部を制御する制御手段と、前記交流電源から入力された電圧を検出する電圧検出部と、を備え、前記制御手段は、前記駆動部が停止している状態において、前記電圧検出部により検出した電圧が所定の電圧を超えた場合に、前記駆動部のスイッチング動作を開始させることを特徴とする電源装置。
(2)記録材上の未定着のトナーを定着させる定着器を備える画像形成装置であって、交流電源から入力された電圧を整流する整流部と、前記整流部により整流された電圧を平滑する平滑部と、前記平滑部により平滑された電圧が入力され、スイッチング動作を行うことにより前記定着器に電力を供給する駆動部と、前記駆動部を制御する制御手段と、前記交流電源から入力された電圧を検出する電圧検出部と、を備え、前記制御手段は、前記駆動部が停止している状態において、前記電圧検出部により検出した電圧が所定の電圧を超えた場合に、前記駆動部のスイッチング動作を開始させることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、過電圧保護素子を追加することなく、サージによる過大電圧に対する耐量を上げることができる。
実施の形態の画像形成装置の構成図 実施の形態のIH定着電源周辺のブロック図 実施の形態のサージ検出処理におけるタイミングチャート 実施の形態のサージ検出処理を示すフローチャート
(実施の形態)
[画像形成装置]
図1は実施の形態における画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置であるプリンタ本体900は、図中反時計回り方向に回転する感光ドラム901y、901m、901c、901kを備えている。ここで、符号の添え字y、m、c、kはそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色を表しており、特定の色を説明する場合を除き、以下、y、m、c、kを省略して説明する。感光ドラム901は、帯電ローラー902により表面が均一に帯電される。均一に帯電された感光ドラム901の表面に、レーザーユニット903からレーザー光が照射される。これにより、感光ドラム901の表面に画像データに応じた潜像画像が形成される。感光ドラム901の回転に伴って静電潜像が形成された面が現像スリーブ904の位置を通過すると、感光ドラム901上の潜像画像がトナーによって現像され、トナー像が形成される。感光ドラム901が更に回転すると、トナー像が形成された感光ドラム901の表面が中間転写ベルト906と接する。1次転写ローラー905に電圧が印加されることにより、感光ドラム901の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト906の表面に転写される。このような転写が、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に行われ、4色のトナー像が中間転写ベルト906の表面に重畳して転写される。
こうして中間転写ベルト906には、イエローとマゼンタとシアンとブラックのトナーで形成されたフルカラーの画像が形成される。そして、中間転写ベルト906が2次転写内ローラー907と2次転写外ローラー908とで形成されたニップ部を通過する。そのときに、中間転写ベルト906と2次転写外ローラー908との間を用紙カセット910から給紙された記録材である用紙913が挟まれて搬送され、中間転写ベルト906上のフルカラーのトナー像が、用紙913の表面に転写される。2次転写内ローラー907と2次転写外ローラー908とのニップ部を通過した用紙913は、定着器911に搬送され、用紙913上(記録材上)の未定着のトナー像が定着される。用紙913は、更に搬送されてプリンタ本体900外に排出され、積載される。中間転写ベルト906は、2次転写内ローラー907、2次転写外ローラー908のニップ部を通過した後、クリーナー909により中間転写ベルト906上を清掃される。
ここで、定着器911は誘導加熱定着器(以降、IH定着器とする)であり、IH定着電源200から電力を供給されることにより発熱する。IH定着電源200に対して商用の交流電源100から電力が供給され、CPU201は、IH定着電源200の制御を行っている。これにより、CPU201は、定着器911に対する電力の供給量の調整を行う。IH定着電源200の詳細は図2において後述する。
CPU201はプリンタ本体900全体を制御している。CPU201は、IH定着電源200から入力電圧、入力電流の検出信号を受信するとともに、スイッチング部404(図2参照)を制御する駆動信号1及び駆動信号2を出力し、IH定着電源200を制御する。これにより、CPU201は、定着器911に対して所定の電力を供給している。CPU201によるIH定着電源200の制御については、タイミングチャートを図3において後述し、フローチャートを図4において後述する。
[IH定着器]
図2に、実施の形態におけるIH定着電源200周辺の構成のブロック図を示す。IH定着電源200は、入力検出部301、整流部302、平滑部303、駆動部304、によって構成されている。ここで、入力検出部301は、電圧検出部である入力電圧検出部401と、電流検出部である入力電流検出部402と、で構成されている。駆動部304は、共振コンデンサ403と、スイッチング部404とで構成されており、スイッチング部404が高周波のスイッチング動作を行うことにより負荷としてのIHコイル202に電力を供給する。また、定着器911は、IHコイル202と、温度検知手段である温度検知部203とで構成されている。制御手段であるCPU201は、制御部501、判別部502、計測部であるカウンタ503で構成されている。
入力電圧検出部401は、検出した入力電圧検出値をCPU201に出力する。入力電流検出部402は、検出した入力電流検出値をCPU201に出力する。制御部501は、入力電圧検出値及び入力電流検出値に基づき、IH定着電源200の備える駆動部304のスイッチング部404に対して、電力供給を制御する駆動信号1、駆動信号2と、スイッチング動作のオン、オフ動作を制御するRMT信号とを出力する。判別部502は、入力電圧検出値に基づきサージの有無を判別する。また、判別部502は、制御部501から出力されたRMT信号に基づきIH定着電源200の動作状態を判別する。更に判別部502は、定着器911の備える温度検知部203により検知された温度検知値に基づき定着器911の温度状態を判別する。カウンタ503は、判別部502によってサージの発生を検知した回数をカウントし、カウントした結果を制御部501に出力する。カウンタ503は、例えば1回のサージであっても、1回のサージの間にサージと判断される電圧の変動が所定回数あれば、カウントした所定回数を制御部501に出力する。制御部501は、所定の時間内におけるサージを検知した回数に応じてスイッチング部404の動作を制御する。
入力電圧検出部401と入力電流検出部402は、交流電源100からIH定着電源200に対する入力電圧、入力電流をそれぞれ検出し、検出結果をCPU201に出力する。整流部302は、交流電源100によって交流電力が供給され、全波整流した波形を出力する。平滑部303は、インダクタL1と容量素子C1とで構成され、前述した整流部302によって全波整流された波形が入力され、全波整流波形を平滑し、直流の波形を出力する。
駆動部304は、スイッチング部404が、共振コンデンサ403と、IHコイル202の共振を制御し、IHコイル202に対する電力供給を制御する。CPU201が備える判別部502は、RMT信号がオフのときIH定着電源200が停止状態にあるものと判断し、かつ入力電圧検出値が所定の閾値を超えたときサージが入力されたものと判断して、制御部501に対し判別結果を出力する。判別部502による判別結果を受け取った制御部501は、RMT信号をオンにするとともに駆動部304の備えるスイッチング部404に対して駆動信号1、駆動信号2による高周波スイッチング動作を所定時間、行う。このときの駆動信号1、駆動信号2は、IH定着電源200が通常の動作を開始する際に電力供給を開始する場合と同様の動作をするものとする。
また、制御部501は、判別部502によりサージであることを判別した回数が、所定の時間内において予め定めた回数を超えた場合、前述のようなサージ判別時の動作を行わないものとする。制御部501は、判別部502により判別したサージの回数が、所定の時間内において予め定めた回数以内であった場合、雷等の瞬時的なサージであるものと判断できるため、上述したサージ判別時の動作を行う。しかし、判別部502により繰り返しサージを判別している場合は、例えば使用環境の電源事情等の何らかの原因によって不安定な状態となっていると考えられる。このため、本実施の形態では、制御部501は、判別部502により判別したサージの回数が所定の時間内に予め定めた回数を超えた場合には、サージ判別時の動作を行わないこととしている。
その後、判別部502が所定の時間内にサージを判別した回数が予め定めた回数以下となった場合、サージ判別時の制御部501の動作を再開するものとする。なお、上述した回数は少なくとも2回以上であり、上述した所定の時間は雷サージの間隔よりも十分長い時間とする。
[サージ入力時のタイミングチャート]
図3は、IH定着電源200に対しサージが入力されたときにおける、従来構成と実施の形態の構成のタイミングチャートである。図3で、(i)は交流電源100の電圧Vacの波形を示し、(ii)は入力電圧検出部401により交流電圧をモニタすることで得た入力電圧検出値V1を示す。(iii)は駆動部304を構成するスイッチング部404を駆動する駆動信号1(p1)の波形を示す。なお、駆動信号2は、駆動信号1がオンのときにオフとなり、駆動信号1がオンのときにオフとなる信号であり、図示を省略する。(iv)は従来構成における平滑部303の容量素子C1の両端電圧Vc1を示し、(v)は本実施の形態における平滑部303の容量素子C1の両端電圧Vc2を示す。横軸はいずれも時間を示し、t1〜t4は時刻を示している。
ここでは、IH定着電源200によるIHコイル202への電力供給が停止している状態とし、時刻t1においてサージによる過大電圧が印加されたもの(サージ入力)として説明を行う。CPU201は、入力電圧検出値V1に基づいて交流電源100の電圧Vacをモニタしている。時刻t1において電圧Vacにサージ電圧が印加されると、入力電圧検出部401から入力される入力電圧検出値V1が上昇を始める。CPU201は、時刻t2において入力電圧検出値V1が所定の閾値Vthを超えたと判断したとき(V1>Vth)、IH定着電源200に対してサージによる過大電圧が印加されているものと判断する。このとき、入力電圧検出値V1が閾値Vthを超えてから所定時間後の時刻t3において、制御部501は駆動信号1、駆動信号2の出力を開始し、駆動部304の制御を開始する。CPU201がサージを検知し、駆動信号1、駆動信号2による駆動部304の制御を開始してから所定時間Taが経過した後の時刻t4において、駆動信号1、駆動信号2を停止する。このとき、時刻t3から時刻t4までの所定時間Taは、サージ電圧によって平滑部303の容量素子C1に対し充電されていた過大電圧が放電されるまでに要する十分な時間であり、放電に要する時間に応じて決定される(図3(v)参照)。
本実施の形態の示す制御方式を用いることで、サージ入力時のIH定着電源200の平滑部303における容量素子C1は、次のようになる。すなわち、図3(iv)に示す従来構成おける容量素子C1の両端電圧Vc1の波形に対し、(v)に示す本実施の形態の構成における容量素子C1の両端電圧Vc2の波形となる。本実施の形態では、サージ電圧によって充電された容量素子C1を、従来の構成よりも早く放電することができる。本実施の形態では、サージによる過大電圧が維持される時間を従来に比較して短縮することが可能になる。これにより、サージに対する整流部302の耐量が増加するため、これまで保護素子に頼っていた耐量を削減することが可能になり、部品数削減に伴う実装面積の削減と、コストダウンが可能になる。
[サージ入力時の保護処理]
図4は、本実施の形態におけるサージに対する保護処理を示すフローチャートである。交流電源100による電力供給時において、ステップ(以下、STとする)1000でCPU201は、判別部502によりIH定着電源200のオン又はオフを制御するRMT信号の状態をモニタし、RMT信号がオフとなったか否かを判断する。ST1000でCPU201は、RMT信号がオンであると判断した場合、IH定着電源200が動作状態にあると判断して処理をST1000に戻す。ST1000でCPU201は、RMT信号がオフであると判断した場合、IH定着電源200が停止状態にあるものと判断し、処理をST1001に進める。ST1001でCPU201は、入力電圧検出部401により検出された入力電圧検出値V1が所定の閾値Vthを超えたか否かを判断する。
ST1001でCPU201は、入力電圧検出値V1が所定の閾値Vth以下であると判断した場合、IH定着電源200に対してサージ電圧は印加されていないものと判断して、処理をST1000に戻す。ST1001でCPU201は、入力電圧検出値V1が所定の閾値Vthを超えたと判断した場合、IH定着電源200に対してサージ電圧が印加されているものと判断し、処理をST1002に進める。
ST1002でCPU201は、カウンタ503によりカウントしたサージの発生回数が所定回数以下であるか否かを判断する。ST1002でCPU201は、カウンタ503によるサージのカウント回数が所定回数以下ではないと判断した場合、RMT信号をオンにすることなく、すなわち、駆動部304を駆動させることなく、処理をST1000に戻す。ST1002でCPU201は、カウンタ503によるサージのカウント回数が所定回数以下であると判断した場合、処理をST1003に進める。ST1003でCPU201は、IH定着電源200を動作可能とするためにRMT信号をオンにする。ST1004でCPU201は、サージにより平滑部303に印加された過大電圧を短時間で放電するために、駆動部304を制御する駆動信号1、駆動信号2の出力を開始し、駆動部304を動作状態にする(図3 時刻t3)。また、CPU201はタイマ(不図示)をリセットしてスタートさせる。このときの駆動信号1、駆動信号2は、IH定着電源200が通常時に動作する場合と同様のパルス幅で制御するものとする。
ST1005でCPU201は、タイマを参照することにより、判別部502によってサージを検知し、駆動信号1、駆動信号2の出力を開始してから所定時間Taが経過したか否かを判断する。ST1005でCPU201は、所定時間Taが経過していないと判断した場合、処理をST1004に戻し、駆動信号1、駆動信号2の出力を継続する。ST1005でCPU201は、所定時間Taが経過したと判断した場合、平滑部303の容量素子C1の両端電圧が十分に放電されたものと判断し、処理をST1006に進める。ST1006でCPU201は、駆動信号1、駆動信号2の出力を停止する。以降は、RMT信号の検出(ST1000)に戻り、同様の制御を繰り返す。
ここではIH定着電源200の駆動状態を判別するものとしてRMT信号を用いたが、入力電流検出部402の検出結果を用い、電流検出値によってIH定着電源200の動作状態を判別してもよい。また、CPU201内部にIH定着電源200の動作状態を判別する信号を備えてもよい。
また、IH定着電源200が停止状態のときにサージ電圧が印加されたと判断したとき、駆動部304の制御を、通常のIH定着電源200の制御と同様に行うものとして説明したが、これをある所定のパルス幅で固定するものとしてもよい。
また前述と同様に、IH定着電源200が停止状態のときにサージ電圧が印加されたと判断したとき、連続して所定時間駆動させずに、ある一定のオフ期間を持たせた繰り返しのパルスとしてもよい。
また、本実施の形態の説明では、判別部502によりサージを検知したときにおける、制御部501の駆動信号の出力時間を予め定めた所定時間Taとした。しかし、これを図2で示した定着器911の温度検知部203の検知結果に基づき、サージ検知時における制御部501の駆動信号の出力時間を定めてもよい。具体的には、所定時間Taを、温度検知部203の温度検知値が所定の温度を上回らない範囲に設定する。制御部501が駆動信号を出力してスイッチング部404を動作させると、定着器911の温度は上昇する。ここで、所定時間Taを設定する際に、温度検知部203の温度検知値が所定の温度を上回らないという制限を設けなかった場合、サージに対する制御によって定着器911の温度が上昇を続けることとなる。このため、定着器911の温度が所定温度以上の場合には、サージに対する制御よりも定着器911の温度を上昇させないようにする制御の方を優先させる。
また、ここではサージを検知した際に駆動信号1、駆動信号2の両方を出力するものとして説明した。しかし、どちらか一方の駆動信号を出力してもよい。このとき、駆動信号1、駆動信号2について、いずれか一方の駆動信号がRMT信号のオン/オフによって制御されるものとし、サージを検知したときにはもう一方の制御されない側の駆動信号を出力するものとする。このように構成することで、RMT信号のオン/オフを切り替えない構成を取ることも可能である。
また、本実施の形態ではサージ電圧の判別基準をある閾値(Vth)を上回った場合として説明していたが、サージの検知までに所定の時定数を設け、かつ所定の時間内に繰り返しサージを検知した場合は本制御を行わない構成を取ることも可能である。
以上説明したように、IH定着電源200は、停止状態においてサージを検知した際に、駆動部304を動作させることで、平滑部303の容量素子C1の両端電圧が即座に放電される。このため、整流部302や駆動部304といった1次側素子のサージ耐量を上げることができる。また、本実施の形態ではIH定着電源について説明したが、整流部を備え、駆動部を制御することで電力供給を行う構成を持つ電源であれば、同様にサージ耐量を上げる効果を得る。
従来、サージに対する保護機能として、バリスタやサージアブソーバといった保護素子によって、サージに対する耐量を確保する方法があった。しかし、この場合、素子数の増加によるコストアップと基板面積が増加してしまっていた。これに対し、本実施の形態では、従来の構成を変更することなく、サージに対する耐量を上げることが可能になるため、サージに対する保護素子の数を、必要最小限に抑えることが可能になる。以上より、保護素子で担っていたサージに対する耐量のうち、本実施の形態よって上げることのできる耐量分の保護素子を削減することが可能になり、保護構成の最適化を図ることができる。これにより、コストダウンと部品数削減に伴う回路規模縮小が可能となる。以上、実施の形態によれば、過電圧保護素子を追加することなく、サージによる過大電圧に対する耐量を上げることができる。

Claims (14)

  1. 交流電源から入力された電圧を整流する整流部と、
    前記整流部により整流された電圧を平滑する平滑部と、
    前記平滑部により平滑された電圧が入力され、スイッチング動作を行うことにより負荷に電力を供給する駆動部と、
    前記駆動部を制御する制御手段と、
    前記交流電源から入力された電圧を検出する電圧検出部と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記駆動部が停止している状態において、前記電圧検出部により検出した電圧が所定の電圧を超えた場合に、前記駆動部のスイッチング動作を開始させることを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御手段は、前記駆動部のスイッチング動作を開始させてから所定時間が経過した後に前記駆動部のスイッチング動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記平滑部は、容量素子を有し、
    前記所定時間は、前記容量素子に充電された電圧が放電されるために要する時間に応じて決定されることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記電圧検出部により検出した電圧が前記所定の電圧を超えた回数を計測する計測部を備え、
    前記制御手段は、所定の時間内に前記計測部によって計測された回数が、予め定めた回数を超えた場合には、前記駆動部のスイッチング動作を開始させず、前記所定の時間内に前記計測部により計測された回数が前記予め定めた回数以下となった場合には、前記駆動部のスイッチング動作を開始させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電源装置。
  5. 前記制御手段は、前記駆動部を動作可能とするための信号を前記駆動部に出力しており、前記信号に基づいて前記駆動部が停止しているか否かを判断することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電源装置。
  6. 前記交流電源から入力された電流を検出する電流検出部を備え、
    前記制御手段は、前記電流検出部による検出結果に基づいて、前記駆動部が停止しているか否かを判断することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電源装置。
  7. 記録材上の未定着のトナーを定着させる定着器を備える画像形成装置であって、
    交流電源から入力された電圧を整流する整流部と、
    前記整流部により整流された電圧を平滑する平滑部と、
    前記平滑部により平滑された電圧が入力され、スイッチング動作を行うことにより前記定着器に電力を供給する駆動部と、
    前記駆動部を制御する制御手段と、
    前記交流電源から入力された電圧を検出する電圧検出部と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記駆動部が停止している状態において、前記電圧検出部により検出した電圧が所定の電圧を超えた場合に、前記駆動部のスイッチング動作を開始させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記駆動部のスイッチング動作を開始させてから所定時間が経過した後に前記駆動部のスイッチング動作を停止させることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記平滑部は、容量素子を有し、
    前記所定時間は、前記容量素子に充電された電圧が放電されるために要する時間に応じて決定されることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記定着器は、温度検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度が所定の温度を超えないような範囲となるように前記所定時間を設定することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記電圧検出部により検出した電圧が前記所定の電圧を超えた回数を計測する計測部を備え、
    前記制御手段は、所定の時間内に前記計測部によって計測された回数が、予め定めた回数を超えた場合には、前記駆動部のスイッチング動作を開始させず、前記所定の時間内に前記計測部により計測された回数が前記予め定めた回数以下となった場合には、前記駆動部のスイッチング動作を開始させることを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記駆動部を動作可能とするための信号を前記駆動部に出力しており、前記信号に基づいて前記駆動部が停止しているか否かを判断することを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記交流電源から入力された電流を検出する電流検出部を備え、
    前記制御手段は、前記電流検出部による検出結果に基づいて、前記駆動部が停止しているか否かを判断することを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記定着器は、誘導加熱定着器であることを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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